香港への輸出に係る留意事項

香港への輸出に係る留意事項
1 栄養成分表示の規制
・栄養成分表示が8項目義務化されました。
・日本では、5項目(①エネルギー②たんぱく質③炭水化物④糖⑤ナトリウム)の表示ですが、
香港では、2010年7月の法改正により、8項目(①エネルギー②たんぱく質③炭水化物④糖⑤ナ
トリウム⑥総脂質⑦飽和脂肪酸⑧トランス脂肪酸)の表示が義務化されています。
・ただし、年間30,000個以内の輸入の場合は、香港行政当局に、Small Volume Exemption(SVE)
申請し、ライセンス番号を取得できます。ライセンス番号を商品ラベルに記載することにより栄養
成分8品目の表示義務は免除されます。
・ただし、申請・認可には、期間が約6週間かかるとともに、1品目につき毎年約5千円の申請料が
必要です。
・また、商品内容に変更がなくても、包装を変更した場合には新たに申請する必要があります。
2 香港で規制されている添加物等
・香港では、甘草(カンゾウ)、紅麹(ベニコウジ)を使用している場合、輸入できません。
・ステビアは、以前は輸入禁止されていた添加物ですが、現在は規制が緩和され、輸入が認めら
れています。
3 肉(ポーク)エキス等
・日本の動物検疫を受ける必要があります。基本的には、日本で取引する輸出元が申請をします
が、申請に当たり、製造工程表、商品規格書、流通仕入伝票、香港における輸入受け入れ確認
書等の資料を作成・提供する必要があります。
4 卵を含む家きん肉類の輸出について
・以前は鳥インフルエンザなどの影響で、輸出は禁止されておりましたが、2011年7月4日より輸出
が再開されております。