2.2.1 JTAG ケーブルの接続

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2.2.1
JTAG ケーブルの
ケーブルの接続
本製品付属の JTAG ケーブルでターゲ ッ ト ボード 上の JTAG コネ ク タ と PARTNER-Jet の
JTAG コネ ク タ を接続し ます。
JTAG 機能を使ったデバッ グを行 う 場合はターゲ ッ ト ボード 上に、 JTAG ケーブルを接続
する ための回路やコネ ク タが必要にな り ます。 次の図を参考にし て ターゲ ッ ト 上に回路
を用意し ておいて く ださ い。 また、 必ずご使用の CPU のユーザーズマニ ュ アルも合わせ
てご確認 く だ さ い。
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タ ーゲ ッ ト シ ス テム と の接続
本製品付属の JTAG(H-UDI) ケーブルでターゲ ッ ト ボード 上の JTAG コネ ク タ と PARTNERJet の JTAG コネ ク タ を接続し ます。SH では 3 6 ピン コネ ク タ (AUD 対応 ) と 14 ピン コネ
ク タ (AUD 未対応 ) が定義されています。
36 ピ ン コ ネ ク タ (AUD 対応 )
AUD ト レース ( ヒ ス ト リ ) 機能に対応し た、 36 ピ ン高密度コネ ク タです。 こ のコネ ク タ
では、 CPU の持つ AUD 機能を利用し た リ アルタ イ ム ト レース ( ヒ ス ト リ ) をサポー ト し
ます。AUD ト レースは、ツールに内蔵された ト レース メ モ リ に情報を取 り 込みますので、
非常に多 く の分岐情報をサンプ リ ングする こ と で大容量の ( 深い )PC ト レースが実現さ
れます。
付属の36ピン JTAG(H-UDI)ケーブル と RESETプローブを ターゲ ッ ト に接続し て く ださ い。
RESET プローブを ターゲ ッ ト ボード に接続し なかった場合には、 ターゲ ッ ト の リ セ ッ ト
を要求するダ イ ア ロ グが表示されます。
AUD 内蔵の CPU の リ アルイ ム ト レース ( ヒ ス ト リ ) 機能には、 AUD ト レース と 内蔵 ト
レースのモード ( 『3.3 ハード ウ ェ アブレーク と リ アルタ イ ム ト レース』 (100 頁) を参照
) があ り ます。 さ ら に、 AUD ト レースの場合、 ト レースモード と し て リ アルタ イムモー
ド と ノ ン リ アルタ イムモー ド の2種類の ト レースモード が用意されています。AUD ト レー
スは、 36 ピ ン コネ ク タで接続し ている場合にのみ利用でき ます。
リ アルタ イム ト レースモー ド
リ アル タ イ ム ト レース モー ド では、 ユーザプ ロ グ ラ ム を リ アル タ イ ムに動作さ せて ト
レース情報を CPU の AUD 端子から 出力し ます。 ト レース情報と し て出力されるのは、分
岐先および分岐元のア ド レ スです。 こ のモード では、 ト レース情報の出力中に新たな分
岐が発生し た場合、 出力中の ト レース情報は新たな ト レース情報で上書き さ れます。 し
たがって、 ユーザプ ロ グ ラ ムの リ アルタ イ ム性は保証されますが、 ト レース情報の一部
が失われる可能性があ り ます。
ノ ン リ アルタ イム ト レースモー ド
ノ ン リ アルタ イ ム ト レースモード では、 ト レース情報の出力中に新たな分岐が発生し た
場合、 出力中の ト ーレ ス情報が完全に出力される まで CPU を一時的に停止し ます。 し た
がって、 新たな ト レース情報で古い ト レース情報が上書き されて失われる こ と はあ り ま
せん。 つま り 、 完全な ト レース情報を取得でき ますが、 ユーザプ ロ グ ラ ムの リ アルタ イ
ム性は保証されません。
ト レースモード の設定は、 リ アルタ イ ム ト レース設定コマン ド (RTM) または ヒ ス ト リ 設
定のダ イ ア ロ グで設定でき ます。
14 ピ ン コ ネ ク タ (AUD 未対応 )
AUD ト レース ( ヒ ス ト リ ) 機能には未対応の、 14 ピンの 2.54mm ピ ッ チコネ ク タです。 こ
のコネ ク タでは、 H-UDI 機能のみをサポー ト し てお り 、 AUD 機能を利用し た リ アルタ イ
ム ト レース ( ヒ ス ト リ ) 機能は利用でき ません。 ヒ ス ト リ 機能は CPU 内蔵 ト レースだけ
をサポー ト し ます。 内蔵 ト レースでは、 8 段の分岐 PC ト レースが可能です。
付属の14ピ ン JTAG(H-UDI)ケーブル と RESETプローブを ターゲ ッ ト に接続し て く ださ い。
RESET プローブを ターゲ ッ ト ボード に接続し なかった場合には、 ターゲ ッ ト の リ セ ッ ト
を要求するダ イ ア ロ グが表示されます。
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ユーザのターゲ ッ ト には、 上記 2 種類のコネ ク タの う ちどち らかを実装する必要があ り
ます。 スペース的に可能な ら 36 ピン コネ ク タのターゲ ッ ト への実装を推奨し ます。
JTAG 機能を、ソ フ ト ウ ェ アデバ ッ グ以外にボード の配線接続テス ト などの目的で利用さ
れる場合、 CPU 以外のデバイ ス も ス キ ャ ンチェ イ ンで接続する必要があ り ますが、 本デ
バ ッ ガではそのよ う な接続をサポー ト し ていません。 ソ フ ト ウ ェ アデバ ッ グに使用する
場合は、 ジャ ンパやス イ ッチを利用し て必ず次項で解説する よ う な CPU 単体での接続と
なる よ う にし て く ださい。
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SH7047/SH7144/SH7145 の場合
(1) タ ーゲ ッ ト ボー ド 上に用意する JTAG コ ネ ク タ (36 ピ ン タ イ プ )
以下の図を参考にし て ターゲ ッ ト 上に回路を用意し て置いて く だ さ い。 また、 必ずご使
用の CPU のユーザーズマニ ュ アルも あわせてご確認 く ださ い。
+3.3V
4.7KΩ X 6
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TDI
TCK
TMS
TDO
TRST
17
19
25
TDI
TCK
TMS
TDO
1,13,15,29
N.C.
21
TRST
ASEBRKAK
27
ASEBRK/BRKACK
RES
31
RESET
3
AUDATA0
5
AUDATA1
AUDATA2
AUDATA3
AUDATA1
AUDATA2
9
AUDATA3
1
AUDCK
AUDMD
AUDRST
CK
AUDATA0
7
11
AUDSYNC
GND
15
13
29
2,4,6,8,10,12,14,16
18,20,22,24,26,28,
30,32,33,34,36
AUDSYNC
AUDCK
AUDMD
AUDRST
CK
Buf.
DBGMD
1KΩ
CPU
+3.3V
2KΩ
JTAG Connector(H-UDI36Pin)
4.7KΩ X 7
JTAG Connector(H-UDI36Pin)
DX10M-36S/HIROSE ELECTRIC
RESET SIGNAL
4.7KΩ
+3.3V
Jumper
2
1
4
3
34
33
36
35
Viewed From Connector SIDE
図 2-13 JTAG 接続 コ ネ ク タ 推奨回路例 (36 ピ ン タ イ プ )
注 1. パターン長はでき るだけ短 く し て く だ さ い。 ( パターン長は 100mm を超えないよ う
にし て く だ さ い )
注 2. SH7047 では、 JTAG モー ド でデバッ グする場合は、 ジ ャ ンパプ ラグ (Jumper) を
シ ョ ー ト し ます。 JTAG デバッ ガを使用し ない場合はジ ャ ンパプ ラグ (Jumper) を
オープンに し ます。
SH7144/7145 では、 JTAG モー ド でデバッ グする場合は、 ジ ャ ンパプ ラグ (Jumper)
をオープンにし ます。 JTAG デバッ ガを使用し ない場合はジ ャ ンパプ ラグ (Jumper)
をシ ョ ー ト し ます。
注 3. 各信号は、 CPU から JTAG コネク タ に直接配線し て く だ さ い。
注 4. TCK の周波数は周辺ク ロ ッ ク よ り 低 く なるよ う に設定し て く だ さ い。
注 5. AUDCK の周波数は 200MHz 以下なるよ う に設定し て く だ さい。
注 6. 29 番ピ ン (NC ピン ) は未接続または電源 (3.3V) に接続し て く だ さ い。
注 7. CK 信号のバッ フ ァ は、 74LVC125 を推奨し ます。
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タ ーゲ ッ ト シ ス テム と の接続
プ ローブのジ ャ ンパ設定
SH7047 で使用する場合は、 CPU 選択 JP(AUDCK) を 1Pin 側に設定し て く ださ い。
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JTAG コ ネ ク タ ピ ン配列 (36 ピ ン タ イ プ )
使用コネ ク タ型番 DX10M-36S/DX10M-36SE/DX10GM-36SE ( ヒ ロセ電機株式会社製 )
表 2-10 SH7047 36 ピ ン
コ ネク タ
ピ ン 番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
CP U
信号 名
AUDCK
GND
AUDATA0
GND
AUDATA1
GND
AUDATA2
GND
AUDATA3
GND
/AUDSYNC
GND
/AUDRST
GND
AUDMD
GND
TCK
GND
S H7 0 4 7
ピ ン 番号
79
92
90
88
86
78
81
80
63
コ ネク タ
ピ ン 番号
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
C PU
信 号名
TMS
GND
/TRST
GND
TDI
GND
TDO
GND
/ASEBRKAK
GND
CK
GND
/RES
GND
GND
GND
未接続 (NC)
GND
SH7047
ピ ン 番号
59
C PU
信 号名
TMS
GND
/TRST
GND
TDI
GND
TDO
GND
/ASEBRKAK
GND
CK
GND
/RES
GND
GND
GND
未接続 (NC)
GND
SH7144
ピ ン 番号
85
58
61
60
11
51
87
表 2-11 SH7144 36 ピ ン
コ ネク タ
ピ ン 番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
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CP U
信号 名
AUDCK
GND
AUDATA0
GND
AUDATA1
GND
AUDATA2
GND
AUDATA3
GND
/AUDSYNC
GND
/AUDRST
GND
AUDMD
GND
TCK
GND
S H7 1 4 4
ピ ン 番号
53
60
59
58
57
52
56
54
89
コ ネク タ
ピ ン 番号
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
86
87
88
27
83
84
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タ ーゲ ッ ト シ ス テム と の接続
表 2-12 SH7145 36 ピ ン
コ ネク タ
ピ ン 番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
CP U
信号 名
AUDCK
GND
AUDATA0
GND
AUDATA1
GND
AUDATA2
GND
AUDATA3
GND
/AUDSYNC
GND
/AUDRST
GND
AUDMD
GND
TCK
GND
S H7 1 4 5
ピ ン 番号
109/65
116/72
115/70
114/69
113/68
100/64
111/67
110/66
143
コ ネク タ
ピ ン 番号
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
C PU
信 号名
TMS
GND
/TRST
GND
TDI
GND
TDO
GND
/ASEBRKAK
GND
CK
GND
/RES
GND
GND
GND
未接続 (NC)
GND
SH7145
ピ ン 番号
138
139
140
142
35
107
108
SH7145 で AUD を使用される場合に、 AUDCK,AUDATA0,AUDATA1,AUDATA2,AUDATA3,
AUDSYNC,AUDRST,AUDMD の各信号の割 り 当ては、 ピ ン フ ァ ン ク シ ョ ン コ ン ト ロ ーラ に
よ って決ま り ます。AUD ト レース を される場合には、指定し た コネ ク タのピンに AUD 信号
が接続されよ う にピン フ ァ ン ク シ ョ ン コ ン ト ローラ の設定を環境フ ァ イルの 『 ターゲ ッ ト
ボード の初期化 (INIT)』 (66 頁) の部分に記述し て く ださ い。
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(1) タ ーゲ ッ ト ボー ド 上に用意する JTAG コ ネ ク タ (14 ピ ン タ イ プ )
JTAG 機能を使ったデバッ グを行 う 場合は、 ターゲ ッ ト ボード 上に JTAG ケーブルを接続
する ための回路やコネ ク タが必要にな り ます。 14 ピン タ イプの JTAG コネ ク タは、 AUD
機能を使った リ アルタ イ ム ト レースはサポー ト し ていません。
以下の図を参考にし て ターゲ ッ ト 上に回路を用意し ておいて く だ さ い。 また、 必ずご使
用の CPU のユーザーズマニ ュ アルも あわせてご確認 く ださ い。
図 2-14 JTAG 接続 コ ネ ク タ 推奨回路例 (14 ピ ン タ イ プ )
注 1. パターン長はでき るだけ短 く し て く だ さ い。 ( パターン長は 100mm を超えないよ う
にし て く だ さ い )
注 2. SH7047 では、 JTAG モー ド でデバッ グする場合は、 ジ ャ ンパプ ラグ (Jumper) を
シ ョ ー ト し ます。 JTAG デバッ ガを使用し ない場合はジ ャ ンパプ ラグ (Jumper) を
オープンに し ます。
SH7144/7145 では、 JTAG モー ド でデバッ グする場合は、 ジ ャ ンパプ ラグ (Jumper)
をオープンにし ます。 JTAG デバッ ガを使用し ない場合はジ ャ ンパプ ラグ (Jumper)
をシ ョ ー ト し ます。
注 3. JTAG コネク タ実装時、 周囲 3mm 四方に他の部品を配置し ないで く だ さ い。
注 4. 各信号は、 CPU から JTAG コネク タ に直接配線し て く だ さ い。
注 5. TCK の周波数は CPU のコ ア ク ロ ッ クの 1/2 よ り 低 く なるよ う に設定し て く だ さ い。
注 6. 11 番ピ ン (NC ピン ) は未接続または電源 (3.3V) に接続し て く だ さ い。
注 7. DBGMD 端子は jumper を接続する替わり に 9 ピンに接続する と、 デバッ ガ接続時に
自動的にデバッ グモー ド にする こ とが可能です。
KDOC060804
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タ ーゲ ッ ト シ ス テム と の接続
JTAG コ ネ ク タ ピ ン配列 (14 ピ ン タ イ プ )
使用コネ ク タ型番 7614-6002 (住友ス リ ーエム株式会社製)
表 2-13 SH7047/SH714/SH7145
コネク タ ピン番
ピン 番
号
1
2
3
4
5
6
7
8
11
9 ~ 10
12 ~ 14
CPU 信号名
SH7047F
SH7144
SH7145
TCK
/TRST
TDO
/ASEBRKAK
TMS
TDI
/RES
未接続
未接続または
3.3V
63
58
60
11
59
61
87
89
86
88
27
85
87
84
143
139
142
35
138
140
108
GND
KDOC060804