Vol.2 H20年1月発行 「ストレス」ってなに? 「ストレス」は悪いもの? 良

Vol.2
H20年1月発行
こんにちは。もうすぐ、後期試験もはじまり、春休みになりますね。
今回は、みなさんが一度は耳にしたことがある『ストレス』について知って
もらいたいと思います。
☆ 「ストレス」ってなに?
「ストレス」とは、こころをボールに例えると、ボールに圧力がかかって、ひずんだような状態のことをいい
ます。このとき、ストレス状態を引き起こす要因を「ストレッサー」といいます。
●ストレスのない状態
●ストレスのある状態
(綺麗な丸)
(歪んだ丸)
「人間関係」や「仕事の忙しさ」や「気温の変化」などが「ストレッサー」に当たります。
「ストレス」とは、「ストレッサー」が加わって、「心身に負荷がかかった状態」と考えられます。
☆ 「ストレス」は悪いもの?
ストレスは悪いモノと思われがちですが、「良いストレス」もあるのです。
■良いストレス (eustress)
「良いストレス」とは、例えば、目標、夢、スポーツ、良い人間関係など、自分を奮い立たせてくれたり、勇気
づけてくれたり、元気にしてくれたりする刺激とその状態です。
こうした「良いストレス」が多いと、人生は豊かにはなるでしょう。
■ 悪いストレス (distress)
「悪いストレス」とは、例えば、過労、悪い人間関係、不安など、自分のからだやこころが苦しくなったり、嫌
な気分になったり、やる気をなくしたりするような刺激とその状態のことをいいます。
☆ 「ストレス」をためやすい人ってどんな人?
●
気まじめ
まじめで几帳面な人。がんばり屋。完全主義で融通がきかないため、適当な
ところで妥協できず、ストレスを背負い込んでしまう
●
神経質
小さなことも気にする人。短気で時間に追われている人、
頑固で厳格な人は、小さなことでもすぐカッカして、その怒りがス
トレスとなる。
●取り越し苦労が多い
いつも心が不安な状態にあるため、心が休まる暇がない。周囲に
対してひどく気を配る人。自信がない劣等感型の人もこのタイプ。
●意欲的、精力的
競争心がひと一倍旺盛で精力的な人、社会から認められたい欲求が強い
人は、思い通りにならなかったときの精神的な打撃も大きい。
☆ 「ストレス」発散はどうすればいいの?
自分にとって最適なストレス水準を知ることが大切です。そのためには、まずは自分の長所、短所をよく認識し
ておくことで、ストレスと上手に付き合い、「溜めすぎ」の予防をしましょう。参考として例をあげます。
● 気分転換をはかる
深呼吸、散歩、趣味、旅行、温泉、運動、ショッピングなどを楽しむ。
● おしゃべりをする
友だちとの本音のおしゃべりや愚痴は嫌なことを忘れるのに最適。
● 早起きする
出勤・登校までに時間があれば、心身に余裕ができる。
● 夜更かししない
ストレス耐性をつくる副腎皮質ホルモンは朝、多く分泌され、深夜は最も少ないので、遅くとも夜 11 時
には寝る。
● ぬるいお風呂にゆっくり入る
入浴は血行をよくし、体内にたまった乳酸を減少させる。
● 生活環境を整える
騒音や暑さ、寒さ、風通しが悪い、などの環境によっても悪化するので注意。
自分にあった方法がわからない、上手に発散できないと思っている人は学生相談室に来てみてください。
カウンセラーと一緒に考えて、自分にあう方法を探してみましょう。
<連絡先>
学生支援:097-524-2706
メール:[email protected]