温暖化に関するテレビ報道の特性と変化 ○三瓶由紀(国立環境研究所), 青柳みどり(国立環境研究所) 1.はじめに 温暖化問題では,温暖化リスクに関する研究成果に基づき,社会あるいは個人がそのリス クを判断し,意思決定を行うことが求められている.温暖化リスクに関する研究成果につい て,分かりやすくかつ誤解無く一般社会に伝達されるための手法を検討することは,早急に 対応すべき重要な課題といえる.一般市民は環境問題に関する知識,特に科学的知見を,マ スメディアを通じて得ており(例えば Wilson, 1995; Slovic,2000),マスメディアを媒介と した情報伝達が社会に与える影響は大きいと考えられ,マスメディアを活用した普及啓発が 期待される.しかし,我が国においては,温暖化のリスクに関して,マスメディアでどのよ うな報道がされているのか,その実態はこれまで十分に明らかにされてこなかった.本研究 では,マスメディアの中でも重要な情報源であるテレビを取り上げ,温暖化に関する報道の 特性と変化を,量・質の両面から把握し,その中で温暖化のリスクがどのように位置づけら れていたかを検証することを目的として分析をおこなう. 2.分析の方法 テレビ報道量については,(株)エム・データの検索サービスを利用した.2007 年 1 月 1 日 から 2007 年 12 月 31 日までに,NHK 並びに主要局 5 局において放送された番組のうち, 「温 暖化」または「気候変動」について報道したセクション(まとまった部分)を抽出し,局, 番組名,番組タイプ,報道時間,セッションの開始・終了時刻をデータベース化した. 温暖化に関するテレビ報道の量の変化については,調調査前月 11 日から調査月 10 日を調 査月のデータとして,報道件数・報道時間を集計した.内容分析では,まず全サンプリング 数のうち 5%にあたる 149 件をインターバル抽出により抽出した.抽出されたセクションで 報道された内容を確認し,温暖化との関連性が極めて低い 14 件を除く 135 件について,分野 カテゴリ(7 項目),空間カテゴリ(5 項目),時間カテゴリ(3 項目),番組カテゴリ(5 項目), リスクカテゴリ(2 項目)についてコーディングを行った.また上述した 22 項目のうち,出 現頻度が 5%を超える 16 項目を使用して, 数量化Ⅲ類を用いてパタン分類を行った. その際, Sampei and Aoyagi-Usui (2008)は,温暖化に対する市民の関心から,2007 年 1 月から 6 月 (上昇期),2007 年7月以降(安定期)の異なる性質をもつ時期として区分できるとしてお り,本研究でもこれを参考として分析を行った. 3.結果 報道量の変化を把握した結果,報道件数・報道時間は同調的に変動していることが分かっ た.2007 年 1 月以降,両者ともに徐々に増大しており,温暖化について重点的に議論が行わ れたハイリゲンダムサミットが開催された 2007 年 6 月には大きなピークが確認された.7 月 から 11 月にかけては減少したものの,1 月から 3 月の 2 倍近い報道件数を維持していた.ま た COP13(バリ会議)が開催された 2007 年 12 月には再び急増が確認されている. 報道内容について把握した結果,上昇期・安定期ともに政治に関する話題が多くを占めて いること,安定期には生活やイベントなどの話題が増大しており,様々な観点から取り上げ られるよう変化したと考えられる.さらに,パタン分類の結果から,テレビ報道の内容は上 昇期・安定期共に,a)科学に関連する話題について報道するもの(科学クラスタ) ,b)政治 の話題を報道するもの(政治クラスタ),c)社会・経済や生活等暮らしに関連する話題につ いて報道するもの(暮らしクラスタ),の大きく3つに区分されると考えられた.これらの3 つのクラスタは,上昇期には近接していたが,安定期には,より離れた位置に移動していた. 「政治」 「科学」 「暮らし」は互いに関連づけられず報道されていた可能性がある. またリスクについては,上昇期には科学クラスタの近傍に位置していたが,安定期には暮 らしクラスタの近傍へ移動しており, 「科学」よりも「暮らし」に結びついた形で報道される ように変化したと考えられる. 4.考察 温暖化に関するテレビ報道の件数は,2007 年 1 月以降,IPCC 第 4 次報告書の公表やハイリ ゲンダムサミットの開催と連動的に増大しており,国際会議等の政治的なイベントがテレビ 報道量の大きな変化をもたらすトリガーであることが示唆された.また,安定期にはいると, 国際的なイベントの開催がない月でも報道件数は上昇期よりも高い値を維持し続けていたこ とが示された.内容分析の結果においても,政治以外の話題に言及する報道の増大が確認さ れており,マスメディアの関心が国際的なイベントだけではなく,それ以外の話題にも向け られるように変化したと考えられる.ただし,パタン分類の結果が示すように,「政治」「科 学」 「暮らし」は互いに関連づけられず報道されている可能性があり,必ずしも多様あるいは 包括的な観点から報道されるように変化しているとは限らない. また,温暖化のリスクに関しては,上昇期には科学と結びついて報道されていたのに対し て,安定期は,より生活に結びついた報道へと変化している傾向が伺われた.これは IPCC 第 4 次報告書の公表までは,主に科学の観点から扱われていたリスクが,報告書の公表により 温暖化が「事実的」であるという見解が普及し,暮らしで起こる様々な事象が温暖化と結び つけられて報道され始めたためではないかと考えられる.一方で,温暖化のリスクと「政治」 との結びつきは,上昇期・安定期ともに弱い.温暖化のリスクが政策とどのように関連づけ られるかについての情報が不足している可能性があり,温暖化に関するリスクコミュニケーショ ンのあり方を検討する上では,このような報道特性を踏まえた議論が求められる. 引用文献 Sampei, Y. and Aoyagi-Usui, M. (2009): Mass-media coverage, its influence on public awareness of climate-change issues, and implications for Japan's national campaign to reduce greenhouse gas emissions. Global Environment Change, 19, 203–212. Slovic, P. (2000): Informing and educating the public about risk. In P. Slovic (Ed.), The Perception of Risk (pp. 182–198). Earthscan, London and Sterling, VA. Wilkins L. (1993): Between facts and values: print media coverage of the greenhouse effect, 1987–1990. Public Understanding of Science 2, 71–84. 日本における地球温暖化問題に関する新聞記事の計量的分析 福田 寛之(一橋大学) 1. はじめに 地球温暖化問題は科学的な専門性が高く、被害や影響を実感することが難しいため、一般のオーデ ィエンスにとっては理解に困難が付きまとう。そこでマスメディアは、問題をどのように理解するか という解釈の枠組み(メディア・フレーム)を提供することで、オーディエンスにそのフレームに沿 って情報を理解することを促している。地球温暖化問題報道のメディア・フレームについての従来の 研究は、定性的な分析が中心であった(例えば、環境問題とメディア研究会, 1996;三上他, 2001) 。 しかし、定性的分析では、分析者の仮説や理論に都合の良いコーディング基準が採用されてしまう可 能性は否定できない。そこで本研究では、大規模なテータを一括して扱うことができ、分析者の恣意 性の影響を受けにくいと考えられる計量学的分析によって、新聞記事(社説)を対象に地球温暖化問 題に関するメディア・フレームの特徴とその時系列的な変遷を明らかにした。 2. 分析対象 記事の収集には、新聞社のオンライン記事データベースを利用した。1988 年 1 月 1 日から 2008 年 12 月 31 日の期間に、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞の全国版に掲載された記事を対象に、 「温暖 化」をキーワードとして検索し、朝日新聞 6,067 件、読売新聞 5,529 件、毎日新聞 6,079 件の合計 17,675 件の記事を収集した。その中から「社説」をキーワードに検索を行い、地球温暖化問題に関 連する社説を抽出した。社説は問題の背景や考え方を反映させたアジェンダ・セッティングの役割を 果たして (新聞報道協会, 1995)おり、メディア・フレームと密接な関連があると考えられる。抽出し た社説は、朝日新聞 343 件、読売新聞 320 件、毎日新聞 342 件の合計 1,005 件である。 3. 分析方法 まず、イシュー・アテンション・サイクル(Downs, 1972)に基づき、地球温暖化問題の記事を 5 つの時期に区分けした(区分けしたものを時期区分とよぶ) 。時期区分は、Ⅰ期(1988 年-1992 年) 、 Ⅱ期(1993 年-1997 年) 、Ⅲ期(1998 年-2002 年) 、Ⅳ期(2003 年-2005 年) 、Ⅴ期(2006 年-2008 年)である。続いて、社説の見出しと本文をテキストデータ化し、時期区分ごとに頻出語句を抽出し た1。語句の抽出は、テキス 表 1:頻出語句上位 10 のキーワード ト分析における統合アプロ 順位 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅴ期 ーチ(樋口, 2003)に倣い、 1 環境 環境 温暖化 温暖化 温暖化 分析者の主観をできるだけ 2 地球 地球 環境 環境 排出 排除しつつも、問題意識の 3 世界 温暖化 米国 排出 削減 操作化を行なった2。 そして、 4 経済 二酸化炭素 原子力 対策 世界 頻出語句の時期区分ごとの 5 エネルギー 削減 削減 削減 米国 変化と特徴をみる頻度分析 6 温暖化 会議 京都議定書 京都議定書 目標 と、 「語」同士の相関関係を 7 地球環境 排出 排出 米国 対策 みるために、頻出語句のう 8 開発 米国 対策 原子力 経済 ち上位 50 語を変数として、 9 技術 政府 地球 地球 地球 コレスポンデンス分析をお 10 国際 途上国 会議 世界 中国 こなった。 4. 結果 語句の抽出はテキスト型データを計量的に分析するための日本語形態素解析ソフト KH coder を用いた。 KH coder により選別された語句から、①上位 100 語を抽出。②地球温暖化問題に関連すると考えられ る語句を任意で 170 語選び、その上位 50 語を抽出。①、②を合わせた 150 語のうち、上位 50 語を地球 温暖化問題の社説における頻出キーワード(以下キーワードとよぶ)として抽出した。 1 2 表 1 に各時期の頻出語句上位 10 のキーワードを示す。顕著な変化として、Ⅰ期で上位を占めてい た「環境」 、 「地球環境」 、 「開発」といった環境問題に関連するキーワードが徐々に減少しており、代 わって「温暖化」 「排出」 「削減」といった温室効果ガスの削減に関連するキーワードの増加が見てと れる。とりわけ、Ⅴ期では、 「環境」が大きく順位を落とし、温暖化の排出量削減の国際交渉に関連 するキーワードが上位を占めている。また、 「中国」 、 「インド」といった新興国に関するキーワード も新たに登場した(11 位以下) 。 コレスポンデンス分析の結果を図 1 に示す。Ⅰ期からⅡ期にかけては「環境破壊」 、 「地球環境」 、 「森林」 、 「開発」といった地球規模の環境問題に関連する語が支配的で、Ⅲ期、Ⅳ期では、 「企業」 、 「政府」 、 「国民」など、一般的なアクター示す語が多く、地球温暖化問題が主要な社会問題として議 論されていることをうかがわせる。Ⅴ期では、 「排出量」 、 「目標」 、 「枠組み」といった、温室効果ガ スの削減という、より具体的な対策に関連する語が支配的となっている。 5. 考察 図 2:コレスポンデンス分析の結果 日本の新聞における地 球温暖化問題の記事では、 ここ 20 年間で二度、支配 的な話題の転換がおきて いる。報道量が一度目の ピークをむかえる 1992 年にかけては、地球温暖 化問題がマスメディアに 登場した萌芽期であるた め、先行する地球環境問 題とセットで語られるこ とが多く、地球温暖化問 題は環境問題である、と いうフレームが強調され ている。その後、京都議 定書が策定された 1997 年頃に支配的な話題の最初の転換が起こる。地球温暖化問題がエネルギー問 題、南北問題、国際問題などと結び付けられて語られることが多くなり、主要な社会問題であるとい うフレームが優勢となって、環境問題というフレームは背面に後退している。二度目の話題の転換は 京都議定書が発効した 2005 年に訪れる。 地球温暖化問題は、 温室効果ガス削減の国家間協議である、 というフレームが支配的になり、他の社会問題と関連して語られることが少なくなっている。この時 期には地球温暖化問題の記事数が急増しているが、フレームの画一的により、本来複雑な事象である 地球温暖化問題の一つの側面のみがクローズアップされ、南北問題や環境問題などの他の側面が捨象 されている傾向がみられる。 参考文献 Downs, A, ” Up and down with ecology-the issue attention cycle” The Public Interest, vol.28, 1972, pp.38-50. 樋口耕一「テキスト型データの計量的分析-2 つのアプローチの峻別と統合」 『理論と方法』2004, vol.19, No.1: pp101-115 環境問題とメディア研究会編, 『環境問題をめぐる市民意識とマスコミ報道に関する実証研究』, 1996, 東洋大学社会学研究所 三上俊治他, 「地球環境問題のニュース報道におけるフレーム変化に関する日英共同研究」, 『放送 文化基金「研究報告」 』2001, pp.1-4. 新聞報道協会編『いま 新聞を考える』, 1995, 日本新聞協会研究所 地球温暖化問題の構築 ○永井 -新聞記事の内容分析から- 健太郎 (早稲田大学), 友成 真一(早稲田大学) 1.はじめに 地球温暖化が世界的に注目を集めるようになったのが,1988 年の NASA のハンセンの証言 である.それから,20 年以上が経過し,温暖化は地球環境問題の代名詞になった. しかし,近年日本を始めとして,世界各地で地球温暖化や環境問題に対する懐疑的な議論 が活発化,または再発している.特に日本では,1990 年代には見られなかった懐疑論が一部 で注目を集めている.日本社会は地球温暖化に対して,納得のいく議論を交わしてきたのだ ろうか. ある問題に対する社会の反応・応答が映し出されるといわれるのが,マスメディアである. 本発表では,地球温暖化問題に関する新聞記事の内容分析から,地球温暖化問題が社会に表 出し,議論され,構築されていく過程を,再検討した結果を示す.そして,日本社会全体に おいて,科学的な議論が不十分なまま変遷していったことを示唆する. 2.調査方法 まず,調査対象は,マスメディア媒体のひとつである新聞を選択した.対象の新聞社は,朝 日新聞である.対象とする記事は,地球温暖化に関連する記事とし,期間を 1988 年 1 月 1 日 から 1995 年 12 月 31 日までに掲載された記事とした.抽出方法としては,朝日新聞の新聞 データベースである『聞蔵Ⅱビジュアル』を用い, 「地球温暖化」をキーワードとして検索を かけた.得られた記事数は,1582 件であった.それらの記事を,海外メディアの地球温暖化・ 気候変動問題の報道傾向を分析した先行研究のレビューをもとに,日本のメディアが地球温 暖化問題を構築していった過程とその構造を調査した.海外の先行研究を基に,社会問題が 構築される過程において重要であるとされるクレームズ・メーカーを記事のソース(情報源) としカウント,分類した.記事内容は,社会問題として構築される過程を4つのフレームで, 分類した.両者の相関関係や変動傾向の相違などを,海外のものと比較し考察する. 3.先行研究のレビュー:海外メディアによる温暖化報道 Downs(1972)は,社会問題に対する報道や世論の注目が,正規曲線状に増減していく “Issues-attention cycle”モデルを提唱した.社会に問題が提示されると一時的に大きく 注目が高まるが,やがて低下してしまう.それを,5 段階からのサイクルと考え,1) Pre-problem:問題は潜在的に存在しているが,まだ大衆の注目を集めていない状態,2) Alarmed discovery, euphoric enthusiasm:いくつかの一連の劇的な出来事の結果として, 公衆が突然特定の問題に気がつく,3)Realizing the cost:問題を解決するためにコストが 掛かることを認識する段階,4)Gradual decline of interest:社会の関心が減少していく, 5)Post-problem:忘却された状態になり,発作的に注意の増加が起こる段階へと移行すると いうもの.この“Issues-attention cycle”の観点から,地球温暖化の報道を特徴で区切っ て分析を行ったのが,Trumbo(1996)である.Trumbo は,Downs のモデルを基に,記事内容と そのソース(クレームズ・メーカー)との間に相関関係があることを指摘し,さらに,科学的な フレーム(温暖化の問題性・原因や結果)から,政治・政策的なフレーム(行動の決断や具体 的な対策・行動)へと変化していくことを指摘している. Ungar(1992)は米国での報道を分析し,人が身近で感じられる現象,たとえば,1988 年の 猛暑が,米国議会における気候科学者のクーイムズ・メイキングと結びつくことで,地球温暖 化を社会問題として構築する要因となったと主張している. ま た 、 Boykoff and Boykoff(2004・2007)は,米国で地球温暖化問題が構築される過程に,ジャーナリストの規範 が大きく影響を与えると指摘し,とくに, 「バランス」報道の規範が,人為的地球温暖化論と 懐疑論を両論併記し,大衆の地球温暖化問題への認識を歪める結果となったと指摘し,さら に,権威追従型の報道がそのバイアスを助長することになったことも指摘している. 4.考察 集計した記事データを分析した結果,Trumbo が明らかにした科学的なフレームから政策的 なフレームへの明確な移行は観察できなかった.つまり,日本社会に地球温暖化が社会問題 として表出した段階では,その科学的側面は議題にはあまり上がっていない.その後は,政 策的・政治的内容が増加し,Trumbo の調査と同様に記事数の減少へと移行する.その中で, 科学者が米国でのソース中を占める割合が急激な減少傾向を示すのとは対照的に,日本では 記事数の減少とともに政策・政治関係の記事・ソース数の減少が顕著に見られた. 三瓶・青柳(2008)が示すように,温暖化に関連する科学技術の記事は,この時期では記事 の一定の割合を常に保っていた.社会的な注目のピークを過ぎたあとのほうがむしろ,温暖 化の問題性に対する科学的見地や対策技術に関する報道が割合を高めている. 全体としてみれば,新聞記事の内容から日本社会は地球温暖化問題を前提となる科学的な 側面を議題に乗せずに,構築していったことが確認できる.そのために,政治的・政策的な 部分のみに注目が集まり,一つの区切りがつくと社会の注目は一気に収束している.この時 期の朝日新聞だけに限れば,日本の新聞メディアには,地球温暖化を社会問題とする前提の 科学的見地やその対策としての科学技術に関して議題設定能力を有していない可能性がある と考えられる. 参考文献 Boykoff & Boykoff, 2004, Balance as bias: global warming and the US prestige press, Global environmental change, 14, 125-136 Boykoff & Boykoff, 2007, Climate change and journalistic norms: A case-study of US mass-media coverage, Geographies of Generosity, 38(6), 1190-1204 Craig Trumbo, 1996, Constructing climate change: claims and frames in US news coverage of an environmental issue, Public Understanding of Science, 5( 3), 269-283 三瓶由紀, 青柳みどり,2008,科学技術社会論学会 第7回年次研究大会予稿集 Ungar, 1992, The rise and (relative) decline of global warming as a social problem, Sociological quarterly, 33(4), 483-501
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