( 地 歴 )科( 世界史A )学習指導 11月27日 日 時 第 2 校時 北海道函館稜北高等学校 男 13名 1年3組 女 27名 計 40名 教諭名 藤 島 尚 子 単 元 名 5.諸地域世界の接触と交流 単元目標 8世紀以降の諸地域世界間の交流の活性化、多様化、恒常化により内陸アジアやユーラシア南縁部の海 教科書 要説世界史A(山川出版社) 域を中心に大交流圏が成熟し、それに付随するかたちでいくつかの交流圏が成長をとげたことを把握する。 指導計画 本時目標 ・地中海海域世界の接触と交流・・・・1時間(本時) ・内陸世界の接触と交流・・・・1時間(次回) ①ムスリムの海、十字軍とイタリア商人 ①遊牧騎馬民族 ②サハラ砂漠と地中海世界 ②モンゴル帝国のはたした役割 ・イスラーム勢力により地中海の交易ネットワークが再編されたことを把握させ、それが同時代のヨーロッパ 文化にも大きな影響を与えたことを理解させる。 ・十字軍などをきっかけに盛んとなった東方貿易によって、イタリア諸都市が繁栄したことを理解させ、東方貿 易にあわせて流入した富と文化が、ルネサンスとつながっていくことに気付かせる。 学 習 内 容 分 指導上の留意点・使用教材等 ・鉄道や航空機のない時代の交通手段の利点と不便なところ は何だろうか。 ・口絵「イドリーシーの世界地図」 (12世紀)を見て、当時 のムスリムが持っていた地理の知識を確認する。 ・ 『シンドバットの冒険』の紹介 ・船の利点と不便を考えさせる。 導 ・12 世紀のムスリムは意外と広い範囲 10 の地理知識をもっていたことに気づ 入 かせる。 ・ 『シンドバットの冒険』を紙芝居で紹 介し、ムスリム商人の交易について 考える導入とする。 1.ムスリム商人の活動と文化の伝播 ・ムスリム商人の活躍と各地の結びつ →『シンドバットの冒険』に出てくる地名とそこから得られ きを確認させる。 たであろう交易品を地図からさがす。 (ワークシート) =交易品が贅沢品であること、イスラ 35 ーム教とイスラーム文化の伝播に注 展 目させる。 2.コンスタンティノープルとカイロの繁栄 ・コンスタンティノープルとカイロの 繁栄を確認させる。 3.十字軍とイタリア商人 =立地条件と交易品に注目させる。 開 →マルコ=ポーロの足跡をたどる (ワークシート) ・マルコ=ポーロの足跡を地図で確認 し、彼が”実在しない説”を考えさ 4.イタリア諸都市の繁栄 せる。 (ワークシート) →イタリア諸都市に富と文化が蓄積=ルネサンスの背景 =イタリア商人たちの情報網 ・ジェノヴァ、ヴェネチアの繁栄 =イタリア諸都市の富と文化の蓄積 がルネサンスの背景になったこと に気付かせる。 ・地中海交易の広がり ・モンゴル帝国とユーラシアの交流 ま モンゴル帝国、サハラ砂漠縦断交易路 5 (次回予告) と ・サハラ砂漠と地中海世界の結びつき め を確認し、交流圏のひろがりを確認 する。 *ワークシート作業に取り組むことができたか。【関心・意欲・態度】【技能・表現】 評価の観点 *地中海海域世界の接触と交流について考察を深めることができたか。【思考・判断】 (評価項目) *十字軍遠征やモンゴル帝国などすでに学習した知識を生かし、東方貿易によるイタリア諸都市の繁栄が のちのルネサンスや大航海時代につながる背景を理解できたか。 【思考・判断】【知識・理解】
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