平成27年度事業報告書 - 一般法人・公益法人等情報公開共同サイト

平成27年度
事
業
報
告
書
一般財団法人オートレース振興協会
平成27年度事業報告書
当協会は、オートレース運営の一翼を担う機関として、現在業界一丸となって進めてい
る「オートレースの構造改革」への取り組みを踏まえつつ、オートレースの健全な発展に
寄与するため、競走車等に関する調査研究事業、競走車部品の安定供給に関する事業、オ
ートレース広報関連事業、モーターサイクルスポーツの普及促進事業及び構造改革関連事
業をオートレース運営支援関連事業として実施した。
また、その他事業として、オートレース運営に係るリース事業及びオートレース電話投
票の発売等に関する事業を実施した。
1.オートレース運営支援関連事業
(1)競走車等に関する調査研究事業
昨年度完成した、
市販車とほぼ同等の消音効果が得られる集合型マフラーの試作品
について、今年度は製品として量産化(121セット)するとともに、選手・関係者
へ技術指導(取付方法等)を行い、都市部隣接場では初となる川口オートレース場で
のナイターレース及び業界では初となる飯塚オートレース場でのミッドナイトレー
スの開催に寄与した。
(2)競走車部品の安定供給に関する事業
①備蓄事業
競走車部品で、
その特性から特定のメーカーに一括発注しなければ生産の引き受け
先がない部品(233品目)について、当会が最少限の生産ロット数を発注して在庫
保管(備蓄)し、必要数量を選手会支部の部品庫に供給する備蓄事業を行い、安定供
給に努めた。備蓄部品の販売額は252,458千円でメーカーからの購入額(仕入
額)は241,129千円であった。
②割賦販売事業
選手が、
競走車のエンジン又はフレームを購入する場合に初期経費の軽減化を図る
ための割賦販売事業であり、本年度も引き続き割賦代金の回収を実施した。
③取次事業
ア.競走車のエンジン・同部品に関する取次事業
選手が、
競走車のエンジンを現金で購入する場合及び各レース場の部品庫から競走
車のエンジン部品を購入する場合に当会がメーカーに注文を取次ぐ事業を実施した。
取次内容は、部品の取次額が186,352千円であった。
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イ.オイルフォーク等の整備に関する取次事業
選手から、
オイルフォークの整備依頼及び消音器の補修依頼を受けてメーカーに取
次ぐ事業を行った。取次内容は、オイルフォークは3件でその額は120千円、消音
器は14件で74千円であった。
④苦情処理に関する事業
競走車及び同部品等の供給に係る苦情を受け付け、その内容を調査(目視検査等)
し、その状況に応じてメーカーに取次ぎ苦情処理に努めた。受け付けた件数は20件
で、14件の処理を実施した。
(3)オートレース広報関連事業
①オートレースの広報・宣伝事業
・オートレースの来場促進及び売上の拡大ならびにイメージアップ・認知度向上を図
るため、オートレースCMの放映及びBS放送でのSGレース優勝戦の実況中継や
スポーツ紙への開催告知等のPR活動を実施した。
・払戻率の可変化に関する広報として、公益財団法人JKA及び各施行者と連携し、
スポーツ紙広告、ポスター・のぼり等の製作、電話投票会員向けのメール配信やD
Mハガキを送付した。
・パブリシティ活動として女子選手や話題性のある選手を起用し、マスメディアや各
イベント会場等でオートレースのPRを展開した。
②各オートレース場の活性化事業
各オートレース場の活性化を図るため、各場の施行者と連携のもと公益財団法人J
KAと各場活性化プロジェクトチームを編成し、各オートレース場の地域特性を考慮
したイベント及び広報を実施した。
③ファン動向に関する調査事業
オートレースファンの実態把握及び今後の施策の参考資料とするため、各オート
レース場(6ヶ所)及び各専用オートレース場外車券売場(14ヶ所)の来場者に対
しアンケートを行なった。また、オートレースオフィシャルサイト利用者に対しWE
Bアンケートを実施した。
a. オートレース場来場者
b. 場外車券売場来場者
:
2,568サンプル
: 701サンプル
c. オートレースオフィシャルサイト利用者 : 1,702サンプル
(4)モーターサイクルスポーツの普及促進事業
モーターサイクルスポーツの普及促進を通じて、広く一般にオートレースのイメー
ジアップを図るため、一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会と連携し、主
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に年少者を対象としたポケットバイク・ミニバイクのキッズバイク初心者教室やポケ
バイレース、ソーラーバイクレースをオートレース場等で開催した。
また、モーターサイクルスポーツイベントにブース出展し、モーターサイクルスポ
ーツ及びオートレースのPR活動を実施した。
(5)構造改革関連事業
・払戻率の可変化に関する広報支援事業
2連勝単式車券の払戻率を70%から80%へ引上げた可変化対象レースである
SGオートレース(5開催)及び特別GⅠプレミアムカップ(2開催)の計7開催に
おいて、各施行者が実施したレース場周辺地域への一般紙及びスポーツ紙(地方版)
への開催告知、駅貼りポスター等の交通広告やタレントを起用した集客イベント等の
広報活動の支援を実施した。
2.その他事業
(1)オートレース運営に係るリース事業
小型自動車競走施行者、オートレース場等が開催運営に係わる設備(投票関連機器、
映像装置、ナイター設備等)を導入する際に、初期費用軽減化のため、当会がその機
器等をリースする事業を行っている。
本年度は、
公益財団法人JKAが進めているオートレース場外車券売場設置の拡大
に寄与するため、リース利用対象者に「オートレースの場外車券売場を新たに設置・
運営しようとする法人」等を新たに追加するオートレース運営用設備機器リース要領
の改正を行った。また、新規案件としては、川口オートレース場競走路照明機器に係
わるリース契約を締結した。
(2)オートレース電話投票の発売等に関する事業
①オートレース電話投票運用業務に関する事業
ア.オートレース電話投票車券発売等に関する事業
小型自動車競走施行者7施行者より電話投票業務の委託を受け、基幹システムの運
営管理を行うとともに、オートレース電話投票の車券発売に関する事業を行った。売
上拡大策として、
臨時のキャッシュバックキャンペーン等を広報部門と連携して実施
し、当協会の電話投票売上額は16,814,222,700円(対前年比98.8%、
1日平均電投売上額は対前年比98.8%)であった。
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車券売上総額が、67,849,594,800円(対前年比101.5%、1日平均
売上額は対前年比101.5%)と前年売上額を超え、ようやく売り上げの低迷から
脱却の兆候が見られてきた中で、電話投票売上の総車券売上額における構成比は、民
間ポータルによる発売を含め38.8%(対前年度比109.0%)と過去最高とな
った。
イ.船橋オートレース場廃止に伴う基幹システムの改修に関する事業
船橋オートレース場については、平成28年3月末での事業廃止が決定されたこと
から、
電話投票の音声応答システム等お客様対応上必要となる部分に係る基幹システ
ムの改修を実施した。
②オートレース電話投票加入者に関する事業
ア.加入者募集
平成27年度の加入者募集については、一般銀行において300名(一斉募集13
4名、常時募集166名)の新規会員を登録した。ネットバンク会員については、新
規加入促進キャンペーン等を実施し、楽天銀行2,584名、ジャパンネット銀行2,
322名、合計4,906名の新規会員を登録した。その結果、平成27年度末の電
話投票会員数は3,712名増の108,518名となり、対前年比103.5%となっ
た。(一般銀行会員14,238名、ネットバンク会員94,280名)
イ.加入者へのPR
電話投票会員に対し、オートレース開催日程ハガキを年間4回送付した他、広報部
門と連携しモーターサイクルスポーツイベント会場において、ネット投票会員の新規
加入のPRに努めた。
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附
属
明
細
書
平成27年度事業報告には、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則」
第34条第3項に規定する附属明細書「事業報告の内容を補足する重要な事項」が存在し
ないので作成しない。
平成28年
6月
一般財団法人オートレース振興協会
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