科目名 Subject name システムズバイオロジⅡ【130039】 Topics in Systems Biology and Bioinformatics Ⅱ【130039】 科目区分(Course type) 単位数(Credits) 選択・必修(Elective/Compulsory) 授業形態(Course format) 専門 選択 講義 1 (Specialized courses) (Elective) (Lecture) 開講時期(Course start) 講義室(Room) 情報科学研究科 L3 秋学期 (L3 Information Science) 1.科目の概要(Course outline) 【担当教員(Teacher)】 担当教員筆頭者名(Supervising teacher) 金谷 重彦 (Shigehiko Kanaya) Md. Altaf-Ul-Amin 【教育目的/授業科目(Course objectives)】 バ イ オ イ ン フ ォ マ テ ィ ク ス は、 ゲ ノ ム の 情 報 解 析 か ら は じ ま り、 ゲ ノ ム 全 体 の 遺 伝 子 の 発 現 解 析 (Transcriptomics)、タンパク質の機能解析(Proteomics)、さらには代謝物解析(Metabolomics)へと発展した。 これらの大量情報としての分子生物学としてBig Data Biologyという分野が急速に発展し、ヒトの医薬 情報さらには健康情報を分子メカニズムで解明が進んでいる。そこで、本講義では、これらのオミク ス研究ならびにヒトと有用生物の相互作用間の相互作用についての研究の進展について情報科学と分 子生物学の両方向から紹介する。 【指導方針(Course methodology)】 [1]ゲノム ゲノムの塩基配列を決定する技術の進歩により、バクテリアから直物、動物、ヒトに至る様々な生物 のゲノム解析が、世界的に猛烈な勢いで進んでいる。そこで、実験装置ならびに情報科学によりこれ らの最新のデータ解析技術を紹介する。さらにこれらのゲノム配列をもとにしたマイニング(ゲノム マイニング)について紹介する。さらに、ゲノムを中心としたオーム解析を含めたビッグデータバイ オロジーとしての新たな展開を紹介する。 [2]トランスクリプトーム ゲノム全体の遺伝子を対象とした実験法を概説し、得られたデータを体系化することを目的とした 情報科学技術を概説する。 [3]プロテオーム・インタラクトーム 現在、タンパク質相互作用などの二項関係のある大量のデータが創出される時代となっており、そ こで、これらのデータから得られる体系的知見について紹介する。 [4]メタボローム 生物が合成できる代謝物は非常に多様であり、植物に限っても100万種を超えると推定されている。こ れらの多様性創出のメカニズムを分子生物学ならびに情報科学による体系化技術により解明すること が期待されている。これらの最新の知見を紹介する。さらに、代謝を中心とした細胞動態のシュミレー ションについての最新知見を紹介する。 [5]オーム統合 ヒトと有用生物を中心に、ゲノム、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボロームを統合した 解析例を紹介するとともに、これらのオミックスデータにもとづいたヒトの健康、医用、食用への活 用法について検討する。 2.授業計画等(Course plan) 【テーマ(Topic)】 【内 容(Content)】 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 1 【テキスト(Textbook)】 特に指定しない。 【参考書(Reference book)】 特に指定しない。 3.その他(Other information) 【履修条件(Eligibility for this course)】 情報生命学特論Iとバイオインフォマティクス特論Iを履修していることを前提する。 【オフィスアワー(Consultation times)】 在室しているときは原則的にいつでも可(B511金谷) 【成績評価の方法と基準(Grades/Evaluation)】 レポートと試験(50%)、出席(50%)の内容により成績を評価する。 【関連科目(Ralated courses)】 【注意事項(Important inforamtion)】 この講義は情報科学研究科の開講講義「システムズバイオロジーⅡ」である。内容や講義日程の変更に ついては情報科学研究科のシラバスも参照すること。 http://is-education.naist.jp/plans/preview_semesters 2
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