いま、世界で 3秒にひとりの子どもが 貧困で命を落としていることを 知っていますか? いま、3秒にひとりの子どもが命を落としています。 極度の貧困により命を落とす子どもの数は 1 日 3 万人、 1 日 1 ドル以下の生活をしている人は 12 億人、 きれいな水を飲めない人は 10 億人以上、 読み書きのできないおとなは 8 億 6000 万人、 これまでエイズにより命を落とした人の数は 2000 万人。 グローバリゼーションが進む今日、世界の貧富の差はこれまでにないレベルで拡大しています。同じ星にすみながら、 片方で 3 秒に1人が死に、片方で残飯を大量に捨てている社会があります。これは、モノをつくっても公平に取り引きし てもらえなかったり、返済不可能なほどの借金を背負わされていたり、援助が足りず、しかも貧困を終わらせるためにき ちんと使われていないことなどが主な原因です。 そして、これらの原因が組み合わさって、貧困が人為的に作り出されているのです。この貧困は人災です。克服すること ができます。そのために必要なのは「貧困を世界の優先課題とすること」です。 貧困とは、「お金がない」状態だけをさすものではありません。食べ物、水、教育、保健など、人が生きるために必要な最 低限の要素が満たされていない状態のことです。また、自由に意見が言えなかったり、不当な差別をうけることや、戦争 や、環境破壊も、貧困と密接にかかわっています。 20 年前、アフリカ救済イベントで 280 億円の寄付を集め、喜んだのもつかの間、それがアフリカでは先進国への債務返 済に一週間で消える額でした。寄付だけでは、貧困のスピードに追いつけないのです。みんなの意向を集めて、政策を 引き寄せなければ。 世界の貧困をなくすために、日本にできることは、 援助をふやす、援助をよくする、最貧国の高すぎる返済金利を少なくする、 そして貿易をフェアにする、この 4 つです。 2005 年は G8 サミット、国連総会、WTO と大きな会議が 3 つもあります。 日本が世界にむけ「貧困の克服を日本の優先課題にする」とはっきり言うチャンスです。 今、世界が本気になって、構造を変えようとしています。 あなたも、ホワイトバンドを身につけてください。 貧困をなくすために、できることをしてください。私たちひとりひとりは、じつは大きな力をもっています。 私たちの思いの表明で、マスコミや世論も動きます。政策を変えることもできます。 大切なのは「貧困をなくしたい」という意思表示をすることです。お金ではなく、あなたの声が必要なのです。 貧困をなくそう、という声を表すホワイトバンドを身につけてください。 ホワイトバンドに刻印された***には「3秒にひとり」失われていく 小さな命を、もう失わせない、という意味が込められています。 あなたの意思で、小さな命を救ってください。 「ほっとけない世界のまずしさ」は、グローバルな貧困根絶キャンペーン(Global Call to Action Against Poverty -- G-CAP) の日本キャンペーンで、 世界のキャンペーンと連携を取りながら活動しています。 ほっとけない世界のまずしさ WHITEBAND DAY IN AICHI < 協賛:ヒューマンアカデミー名古屋栄校>
© Copyright 2024 Paperzz