言語遊戯の研究

研究テーマ
言語遊戯の研究
担当者名
石毛 雅章
2 年英語(A)Ⅰ・Ⅱ、上級英語 I、
募集人数
14名
時事英語、リーディング(1) (2) (3) (4)
研究ⅠA・B
・・・ 研究基礎 A・B
先修科目 研究ⅡA・B
・・・ 研究 IA・B
卒業研究 A・B
・・・ 研究ⅡA・B
言葉遊びは単に言語の表層のたわむれにすぎないのだろうか。秀逸な「しゃれ」や「なぞ」に思わず笑
みをもらすとき、人は愉快を感じるがその愉快とはどのような性質のものなのだろうか。まずは驚きそ
して感嘆であろう。日ごろは意思の疎通や情報の伝達といった実用に供される言葉が、ふと我々の予期
に反した働きを見せるその意外さに驚かされ、また、それに着目した人の感性や洞察力に感心するのだ。
このゼミでは「しゃれ」や「なぞ」を始めとするさまざまな言葉遊びを実例をふまえて検討し、言語
の本質とのかかわりを探る。研究の材料としては言葉遊びを多用した小説、戯曲などの文学作品や漫才、
落語、コマーシャルなど様々なものが考えられるだろう。また、言葉遊びは当然笑いをよぶ。笑いのセ
ンスは国によって違うだろうからそれぞれのお国柄といったものを探るのも面白いだろう。さらには文
字通り言葉を使ったゲームも研究の対象となる。
担当科目
講
義 内 容
講 義 の
到達目標
準備学習
等の指示
言語遊戯の調査・研究を通じ言語の本質にせまる。また、毎回各自が研究成果を発表することで、
プレゼンテーションのスキルを向上させる。プレゼンのスキルは授業だけでなく就職活動やその後
の社会活動にも大いに役立つことであろう。
下記の教科書をゼミ開始前に入手し,必ず目を通しておいてください。
【研究ⅠA・B】
研 究 の 概 要 ・ 授 業 計 画
下記教科書『ことば遊びの楽しみ』を精読しつつ、各自が言語遊戯に関する調査・研究をまとめ毎
回全員の前でプレゼンをする。その後発表について全員で討論をする。発表のテーマは教科書にと
りあげられているトピックでもよいし、ゼミのテーマから外れたものでなければ各自が常日頃興味
を持っているものでもかまわない。この段階ではまだテーマを一つにしぼらずに、広く、新たなも
のにチャレンジし、未知の物事を知っていく楽しみを味わってほしい。
【研究ⅡA・B】
毎回各自が調査・研究をまとめたものをプレゼンする。当然その内容は研究Iの段階のものよりも
深いものになっているであろう。卒業論文につながるよう、深く掘り下げていってほしい。
【卒業研究 A・B】
卒業論文を書くために最終的に文献や各種情報を集め、いよいよ論文を執筆する。ゼミでは途中経
過を報告し、他の学生から意見を聞き、参考とする。
評価方法
履修上
の注意
教科書
参考文献
成績は報告の内容,討論への参加の様子,ゼミへの貢献度,提出されたレポートなどにより総合的
に判断します。
何事に対しても強い好奇心を持ち,かつ言語感覚の鋭い学生を歓迎します。
阿刀田高著『ことば遊びの楽しみ』
(岩波新書)
授業開始時に指示します。