経営革新センター 経営革新計画承認企業の事例紹介

経営革新センター
経営革新計画承認企業の事例紹介
これまでに経営革新計画の承認を得られた中小企業の方々の事例をご紹介します。
企業名
With Life
○代表者:代表 藏谷 俊一
○所在地:遠賀郡水巻町
経営革新のテーマ
○業 種:建築工事業
分譲マンション向けベランダガーデニング
施工事業の本格展開
○計画承認日:平成27年5月29日
経営革新の概要
当事業所は外構工事をメインとしながら、住宅に関
する水回りやバリアフリーなどのリフォーム工事、戸
建て住宅向けのガーデニング、店舗改装など幅広い
工事を行っている。近年、分譲マンションにおけるベ
ランダのリフォームは老朽化による補修・交換だけ
でなく、住環境の機能性とともに快適で豊かな生活
を彩る寛ぎの空間を創出することを目的としてガー
デニング施工を求めるニーズが増加している。また、
個人で施工されたものの中には、排水処理などの不
備により問題が生じるケースが多々見受けられる。
経営革新計画では、既存事業での実績を活かし、
分譲マンションのお客様をメインターゲットとし、
「メ
ンテナンスしやすいベランダガーデニング」を提案
していく。
「花を育てること」
「手入れのしやすさ」と
いった日常的なメンテナンスにおける利便性や、見落
としがちな集合住宅の規約などにも目を向けた、専門
家ならではのベランダガーデニングのプランを提案・
施 工 することによ
り、施工依頼者だけ
でなく、近隣の方々
にも迷惑をかけない
快適な住空間創出
のお手伝いをしてい
く計画である。
ベランダガーデニング施工準備過程
企業名
株式会社 輪人
○所在地:福岡市中央区
経営革新のテーマ
○業 種:教養・技能教授業
移動型パソコンスクール「学~Move~」
○計画承認日:平成27年3月31日
サービスの提供
経営革新の概要
当社は福岡市中央区のパソコン教室であり、提携店舗でのセミナー
開催や個人宅への出張教授、および企業への出張研修を業としている。
しかし当社既存事業においては、十分な機材・空間が用意できない、
あるいは自宅内でのレッスンに負担感・抵抗感を持つなど、パソコン
スキルへの習得意欲がありながら需要を潜在させている層が多くみら
れた。
そこで当社ではトレーラーを改装して太陽電池と教室設備を設け、
移動式パソコン教室を展開する。他県でバス等を改装した事例はある
ものの、九州において同様の試みはない。
在来のパソコンスクールにおいてはカリキュラムの編纂過程で時間
を要するため、新しい機器やソフトへ迅速に対応できない。しかし当社
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○代表者:代表取締役 久我 浩介
BUSINESS SUPPORT FUKUOKA 2015.7
では実務経験のある講師陣と当社代表のパソコンスクール運営経験を
もって機動的に対応する一方、通学・機材などにハンデを持つ層に対
しては、教室そのものを車両で牽引することにより対応する。
本事業では提携店舗・施設などへの定期巡回を想定するほか、他業
種との共催イベントにおいても運用する予定である。
旧来の教室型パソコンスクールは求職支援事業の登場により大きな
打撃を受けており、業界は
変革の必要に迫られてい
る。当社では移動型スクー
ルの提供を通じて潜在需
要を掘り起こし、他社との
差別化を図る。
当社移動教室車内
企業名
株式会社 CREA
○代表者:代表取締役 冨山 博史
○所在地:大牟田市
経営革新のテーマ
○業 種:不動産業
DIYリノベーション手法を活用した賃貸物件
の有効利用による地域活性化への積極的貢献
○計画承認日:平成27年2月27日
経営革新の概要
当社は大牟田市の本町・大正町を中心に飲食系
テナントビル・ワンルームマンションを管理してい
る不動産賃貸会社である。当社では、入居時に生活
者や出店希望者と地域有志との共創でカスタマイ
ズされた空間づくりを行うDIYリノベーション手法
を取り入れ、地域貢献活動ポイントに応じて変動型
賃料とする賃料設定等により、入居者の満足度向上
と不動産の有効活用を図る取組を始めている。
利用者側では、従来型の室内空間ではなく自分好
みの空間利用が可能になると共に新たなネットワー
ク形成から地域貢献活動への参加がスムーズにで
きる。当社側では、入居者との空間共創や地域貢献
活動により接点が増え信頼関係が醸成でき、SNSや
イベント実施等で主体的に利用者、見込み客の確
保を進めることができる。
事業実施に向けてNPO法人、まちづくり会社、
DIYを指導できる建築・内装事業者、不動産会社
等 と 連 携、SNSで
の情 報 発 信やDIY
リノベーションイベ
ントの実施による口
コミ誘発、見込み客
の確保の仕組みづ
くりを進めていく。
DIYリノベーション
企業名
株式会社 九州BTS
○代表者:代表取締役 小城雄一郎
○所在地:北九州市若松区
経営革新のテーマ
○業 種:機械修理業
新製品「BMCS装置」の生産及び販売展開
○計画承認日:平成27年2月27日
経営革新の概要
当社は鉛蓄電池の再生サービス事業を行っており、外
部専門家の協力により電極に付着した硫酸塩の95%を除
去可能とする技術を開発、特許申請中である。
経営革新計画では、一般ユーザー自身が再生作業を行
うことができる小型の鉛蓄電池再生機を開発、生産・販
売体制を確立し積極的に販路を拡大していく。
従来、鉛蓄電池の再生は特殊な装置とノウハウが
必要なため専門業者のみが行っていたが、当社新商品
「BMCS」
(バッテリー メンテナンス コンパクト システム)
装置は、特別な知識なしに操作でき、導入教育や保守サー
ビスにより一般ユーザーへの販売を可能とした。BMCS
お問い合わせ
経営革新課 TEL:092-622-5432
装置は、従来機の重量が約500Kgに対して300Kgと小型
で、再生の作業期間を14日から7日に短縮できるのが特
長。
多くのフォークリフトを所有し、月に1回程度バッテ
リーの再生を行う必要があるユーザーにとっては、再生
サービスを利用すると1年で300万
円(25万円×12カ月)の費用が必要
であるが、再生装置は1台600万円で
あるため、2年で費用回収ができる。
再生しなければバッテリーは4年で
寿命となるが、1年毎に再生を行う
と2倍以上寿命が延びるため、再生 バッテリー メンテナンス
装置を購入した方がメリットがある。 コンパクト システム装置
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