経営革新センター 経営革新計画承認企業の事例紹介

経営革新センター
経営革新計画承認企業の事例紹介
これまでに経営革新計画の承認を得られた中小企業の方々の事例をご紹介します。
企業名
クワトロデザイン㈱
○代表者:代表取締役 山下 陵
○所在地:太宰府市
経営革新のテーマ
○業種:広告制作業
結婚式に特化したライブエンドモザイク
アート事業の展開
○計画承認日:平成26年5月30日
経営革新の概要
きるため、より精緻で再現性の高いモザイクアー
トを作成することが可能となる。また、当日の披
当社は、内装、屋内外看板製作・施工、ウエディ
露宴終了直前の動画までを素材として使用でき
ングでの動画撮影・編集・DVD作成などのサービ
るため、披露宴終了後に新郎新婦によるお見送り
スを行っており、デザインの提案、製作、施行まで
スペース等に展示することで招待客にさらなる
一貫して行うことができることを強みとしている。
感動を与えること
今回の経営革新計画では、結婚式を挙げる20
も可能となる。
~30代の新郎新婦をメインターゲットとするラ
まずは、既存の
イブエンドモザイクアート事業を展開する。自社
取引先から受注
開発したシステムにより、撮影している動画から
を受ける形で開始
短時間で静止画を取り込むことで、モザイクアー
し、販路を広げて
トの素材となる写真を大量に確保することがで
いく計画である。
ライブエンドモザイクアート
企業名
㈱ダイキ・ジャパン
○代表者:代表取締役 坂田 春男
○所在地:福岡市博多区
経営革新のテーマ
○業種:その他の製造業
食肉等の細胞破壊抑制技術を用いた長期鮮度
保持能力を有する急速凍結機の製造と販売
○計画承認日:平成26年5月30日
基礎に現行機種を改良、外部への販売とレンタル
による収益拡大を志向する。
当社既存事業は九州のみならず地域外へも出
当社は印鑑販売店として創業し、現在は印鑑・
店を続けており、新規事業による食材の保存期間
軽印刷のFC事業と関連会社を通じて運営する焼
延長は既存事業とのシナジーを発生させうる。今
肉チェーンを主な事業としている。今回の経営革
後は見本市出展や外部機関との連携を進めると
新では、焼肉事業における食材の品質向上を企図
ともに、セントラ
し、超音波とマイナスイオンを併用した冷凍手法
ルキッチン拡 充・
及び負の高電圧とマイナスイオンを併用した解凍
HACCP取 得を 通
保存庫を考案。機械メーカー2社の協力を得て、
して更なる出店拡
急速凍結機・解凍鮮度保持庫の製造販売・レン
大を目指す。平成
タルを企図した。
26年5月システム
本手法は関連会社本部において供用されてお
特許取得。
り、取り扱いが難しかったホルモン等の食材につ
いて大幅な廃棄率軽減を果たした。かかる実績を
急速凍結機 解凍鮮度保持庫
経営革新の概要
6
BUSINESS SUPPORT FUKUOKA 2014.7
企業名
㈱串ざんまい
○代表者:代表取締役 木場 高明
○所在地:糟屋郡志免町
経営革新のテーマ
○業種:飲食業(持帰り焼き鳥店)
自動販売機による本格焼き鳥の販売展開
○計画承認日:平成26年5月30日
経営革新の概要
ビジネスホテル等に酒類自動販売機を設置し
ているのは施設近隣の酒店が多く、すでに数か
当社では昨年11月、袋を破かずにそのままレ
所のビジネスホテル内の自動販売機での販売
ンジで調理でき、ジューシーで焼きたてを味わ
が決定した。酒店側からの新商品の評価が高い
える「真空包装した焼き鳥」を開発した。現在、
ことから、更に新規酒店への営業強化をすると
市内の酒店や居酒屋などに業務用として販売
共に、県外のビジ
し、「簡単かつ美味しい」と高い評価を頂いて
ネスホテルやレ
いる。
ジャー施設などの
経営革新計画では、特注のプラスチックの円
自動販売機での販
筒ケースに新商品を入れ、飲料自動販売機で販
売も視野に入れ、
売する。(商標登録済「串侍」
:実用新案登録を
販路拡大を図る計
申請中)。
画である。
自販機本格焼き鳥「串侍」
企業名
㈱ロビンズ
○代表者:代表取締役 池浦 博文
○所在地:北九州市小倉北区
経営革新のテーマ
○業種:婦人・子供服小売業
ファッション性の高い綿・麻バックの企画、
製造販売の一貫体制の構築
○計画承認日:平成26年4月30日
経営革新の概要
投入が可能。約20年間、海外直接取引を行って
きた当社の強味により、商社マージンも削減で
当社は、昭和51年創業の婦人服小売店であ
きる。
る。ヨーロッパからの直輸入により他社と差別
試験的な販売も好調で引き合いも増えてき
化してきたが、近年の海外ファストファッショ
た。今後は、感性豊かな女性の雇用を増やし、
ンの進出もあり競争が激化している。
既存の婦人服販売
今回の経営革新では、不織布・綿・麻を素材
との相乗効果を図
としたバッグや雑貨のオリジナル製品を製造・
る。上海や北京で
販売する。自社で商品を企画し、世界有数の綿・
の販売展開の可能
麻生産地であり、人件費も安いインドで加工、
性もある。
日本国内で販売する。トレンドサイクルの早い
ファッション業界において、タイムリーな市場
お問い合わせ
経営革新センター TEL:092-622-5432
展示会での様子
BUSINESS SUPPORT FUKUOKA 2014.7
7