環境問題の懐疑論者 七人の侍 他 : 2008.1.30 「暴走する 地球温暖化論」: (著書&Web から作成‘08.02.25 渡邊) 洗脳・煽動・歪曲の数々 著者 : 環境問題の懐疑論者 七人の侍 などから 武田邦彦:中部大教授 1943 生 池田清彦:早大教授 1947 生 薬師院仁志:帝塚山大教授 1961 生、 伊藤公紀:横浜国大教授 岩瀬正則:京大教授 渡辺正:東大教授 1948 生 山形浩生:評論家・翻訳家1964生 ◆ 冒頭: 錦の御旗と化した【地球にやさしい環境活動】が科学的な議論を斥け、人々を欺き、あらぬ方向に世界 をリードしている。 国益誘導、外交問題、経済問題、資源エネルギー紛争、産官学の不揃な足並み、政治 利益の道具、と国庫助成金に群がる無数の環境団体創設 など、むしろ環境を悪化させている。 京都議定書の政治的意味合いとカラクリ、環境省の内実、危機をあおるメディア・バイアスに問題がある。 実態に即した環境論争を展開して、エコ常識のウソを実証、リサイクル問題に反論、史上最悪の猛毒(ダイ オキシン)を仕立て上げたシナリオ、官製リサイクル運動の非効率性と利益誘導の実態、を明かしている。 ◆ 間違いだらけの環境問題: 「環境バブル」「エコの空騒ぎ」に「NO」を突きつける!! ① 温室効果ガス(CO2)が気温上昇の犯人ではない。 因果関係は逆で! 地球歴史データでは、温度上昇の結果 CO2 が増加している。 太古からの自然環境は、サイクル、波動、揺らぎ ② 「今後 100 年間で地球の平均気温は 6.4℃も上昇?」「まず、ありえない!」 最も悲観的シナリオ(IPCC 報告)の最悪の数値。日本報道は行過ぎ、英 BBC は 1.8∼4℃と報道。 海面上昇は 11cm(30 年後)が根拠ある研究データ。日常の干満より小さな数値である。 ③ 京都議定書では地球温暖化は食い止められない 米国(最大排出国)は脱退、急増の中国、インドは削減義務ない、ロシアは±0、欧州連合は実質0 「現代の不平等条約」! CO2 削減義務を真に受け取組んでいるのは日本だけ? 排出権の国際取引(京都メカニズム)は、地球環境と別物。国際政治・経済の駆け引きでしかない。 日本の得意な省エネ技術輸出、環境ビジネスは、何故か認証されない! ④ バイオ燃料は誰にとって好都合な燃料か? 石油枯渇危機を煽り、原油価格・穀物価格上昇を誘導して、環境保護に成らない資源開発。 ⑤ リサイクルは「資源のムダ使い」「利権の温床」! レジ袋削減とエコバッグ推奨運動の真意は! ペットポトルのリサイクルは、単なる焼却の7倍程のエネルギーが必要。資源の無駄使い。 ◆ 地球環境にやさしい生活: 地球の自然(変遷・還流・サイクル・波動・揺らぎ)に従い、地球環境を人為的に破壊しない生活が肝要である。 産業界では、市場経済原則に従い、技術開発で環境問題を解決している。 個人家庭では、短期的に 効果発揮する取組(建替え、家電の買換え)は難しい。議定書の約束期間:3年に出来る事は限られる。 一人ひとりが地道な、継続的な環境にやさしい生活を身に着け、行動に移すことが大事である。 最近の官邸、政治家、官僚が主導する環境問題フィーバは些か常道を外れる。 冷静な対応が必要。 どこの環境サイトを見ても、同じデータ・言葉の羅列である。 プロパガンダのみでなく、マスコミを含め、 政治家、中央省庁、自治体の自らの環境行動が最重要である。補助金を積んでも CO2 削減は出来ない! 【 効率化・スリム化・絞込み・人員組織の削減・省エネ・無駄の削減・生活様式のリストラ 1 】 1. 温室効果ガスが 気温上昇の犯人ではない。 ・CO2 は気温の上昇より遅れて変化している 地球温暖化の専らの原因は、大気中の温室効果ガス(CO2 など)濃度の増大で気温が上昇したという。 しかし、事実は逆!? C.D.Keeling グループ(ハワイ.マウナロア観測所:CO2 濃度長期観測)の研究によれば, 次図に示すように、気温が上昇した後の半年∼1年後にCO2 が増えている。 気温の変化と CO2 濃度の変化の対応.:CO2 は気温の上昇より遅れて変化している 過去2万5千年間の北半球の気温の変化 左図は、過去2万年の花粉、樹相、氷河か ら解析した気温変化(連邦研究協議会 1975 年) である。 これによれば、7千年前に高温期が あり、以後は長期低下傾向。 特記すべきは、その間に約2千年間隔で、 約2℃温度降下した小氷期があった。 前回の最高気温期が2千年前なので,現在 が最高気温である。 1970年頃、気温降下を予見した気象学者 の予想はやはり正しかった。 著者は、世論に迎合して寒くなると寒冷化説を主張し、暖かくなれば変更の理由も示さず温暖化説を唱える 最近の安易な気象学者の考えに、異を唱えている。 ・温暖化を信じている人へ 地球は温暖化しているのではないか?と考えている人が多い。 しかし、現在のところ日本では、確たるデータを駆使して批判する研究者が表に出てこない。 テレビ報道、環境保護学者などがメディア、著書を使い、地球温暖化を叫んでいることは確かである。 「本当に地球は温暖化しているのか?」 本当のところはどうなのか?将来の姿が証明することになる。 今そうだとしても、それは自然の揺らぎなのか、人為的な原因によるものなのか、正しいデータを駆使して 深い議論の展開が必要である。 日本の著名な地球科学者に、地球温暖化を[太陽の黒点活動による説]を取っている例もある。 いずれにしても,気象庁、気象協会の『お天気予報』精度では意味がない。 2 2. 『今後 100 年間で地球の平均気温は 6.4℃も上昇?』『まず、ありえない』 『何でこの数年東京はクソ暑いのだ!』という実感は、安易に地球温暖化論に逃げたい気持ちになる。 しかし、マスコミは単にそれだけで 『地球温暖化をきちんと検証もせずに持ち出すな!』 と云う気がする。 毎日々、古舘伊知郎などの煽りコメントを聞いて洗脳されている人は、冷静な判断力を持つ必要がある。 見栄えのする映像を繋いだ危機報道も度が過ぎている。エネルギー枯渇・転換を真剣に考える時期である。 ・エキセントリックな温暖化の影響は? ◎IPCC 第4次報告書の[中間的シナリオ]によるシミュレーション(30年後)は、それ程エキセントリックに書いてない。 6.4℃上昇は、IPCC が発表した[最も悲観的シナリオ]でのしかも予測幅があるうちの最悪の数値。 イギリスの BBC は、1.8℃∼4℃の上昇と報道している。 ◎「不都合な真実:ゴア氏」は、地球温暖化でメキシコ湾流が止まりヨーロッパは寒帯になる、と主張しただけ。 海面の水位が上昇するとは言ってない。 ◎「全体的に言うと科学的には良く解らない」が正解。 IPCCの予測は、大幅に開きの数字を提示している。 正確な地球気候モデルがない、コンピューターの未来の予測は不可能。 週間天気予報の正解率が然り! ◎個別の異常気象と地球温暖化の関係はさらに全く良く解らない。このためアル・ゴアの映画が間違いだらけ となってしまった。ゴア氏があげている地球温暖化の証拠、事例には、吟味や補足が必要なものが多い。 (キリマンジャロの雪の消失、ハリケーンの増加、チャド湖の消失は自然が原因?) ◎ツバルの海面水位上昇は温暖化による影響ではない!? この 10 年程は上昇していない! ◎日本人は地球温暖化について正確な情報を得ていない! 有名な海面上昇は30年後に11cm、京都議定書を履行しても、10.8cmになるに過ぎないが単純な結論。 いわゆる誤差の範囲内、日常的な海の干満(20cm)よりはるかに低い値。 ◎北極の氷が溶けてもアルキメデスの原理から、海面上昇はない。氷が無くなり水温変化、海流変動、日光が 海面下に届く事による生態系への影響などが、環境問題の大きな側面である。 シロクマ(陸上の最強動物)が、氷の減少でアザラシを捕獲できなく餓死する例が、現地で問題になっている。 ◎地球は本当に温暖化しているのか? (20年ほど前は寒冷化と皆で言っていた? 今冬も寒いが!) 温暖化なら、人為的現象か/自然現象か(太陽活動の関係)/CO2 が原因か/因果関係が逆、解明が必要。 現在、地球上の気候データが加速度的に集まっているが、故意の誤報(温暖化騒ぎ元凶、仮想記事)もある。 ◎「南極の氷が溶け出し世界の大都市が水没」 気象学者はこう主張し温暖化の脅威を警告しているが、どん な科学的根拠?危険の程度? 判断知識・材料が示されない。 南極大陸の気温はむしろ低下している。 ◎今世紀の温度上昇データを偽りとは思わないが、氷河期の平均気温は現在よりたった 6℃低かっただけ。 一日の変動よりも小さな値。 だが、地球規模の大変動であったのは間違いない。温暖化が起こっても 大したことはないとするのはきわめて主観的、危険でもある。 ◎「森林は二酸化炭素をほとんど吸収しない?」、林野庁は杉が自然に枯れるまで見届けている? 地球の急速な温暖化(地球暦軸のスパン)は、数千年∼数億年の流れで地球が経験する大自然の『ゆらぎ』に 過ぎないのか? この数世紀の急激な人間活動が原因なのか? 気象学者のひとつの科学的予測から政治 問題へと発展してしまった『地球温暖化論争』を再度、正しく検証する必要がある。 豊かな自然に恵まれ、節約・質素を尊ぶ日本民族は、『環境トラウマ』に陥りやすい。最近は、環境テロリスト、 環境原理主義者、環境問題を弄ぶ人(石油枯渇を含め)、生計を立てている人、一攫千金の起業、政治問題を背景 にしたエセ科学、国家補助金にぶら下がる御用団体、も出没している。 世界規模で環境を論じる場合、“木を見て森を見ず”では、問題解決にはならない 3 3.京都議定書では地球温暖化は食い止められない 長期的にみれば、京都議定書に決められた 6 パーセント削減では済まない。経済産業省は、CO2 排出 量を現在の1/4 倍(12050 年)、そして 1/10 倍(2100 年)にする長期目標を掲げ検討を開始。 インドの CO2 排出量は 2 年先に日本に並び、中国は 2030 年頃に米国を抜き世界トップになると予想される。 こうした途上国と、最大排出の米国の CO2 削減がない限り、温暖化防止の道程は厳しい。 ・地球温暖化を食止める策は? 温室効果ガスを排出しないエネルギーゼロハウス、太陽電池などで、50 年後には超省エネ生活も実現で きているかもしれない。消費者の環境コスト負担意識、政府の補助金設置も必要。日本は世界にさきがけ、 環境技術とライフスタイルの改革で、これだけ地球環境の改善に貢献したと胸を張って言うべし。 環境ビジネス企業が、世界の中心的な企業になるように育てる産業界、一般市民、政府の後押しがあれば、 長期的には目標を達成する可能性は十分あると思われる。 ・CO2 削減義務を真に受け削減取組むのは日本だけ? 日本の温室効果ガス総排出量(2006年:CO2 換算)は前年度比 1.3%減の 13 億 4 千百万トン:環境省(07/11) 暖冬、原油高を反映し、家庭部門や業務、運輸部門で排出量が減少。しかし、京都議定書の基準年(1990 年) に比べると、6.4%増加。業務他部門が 41.7%、家庭部門が 30.4%と大幅に増加している。 削減約束値:6%を達成には、総計:12.4%が削減総量。省エネ先進国にとって目標達成は厳しい。 【政府閣議決定:削減目標 2005/4】 ・温室効果ガス 0.6% ・森林吸収 3.8% ・排出権取得 1.6%(1億トン・5 年間) 海外排出権取引:CDMによりインド製鉄所 に省エネ技術 ODA 提供、鉄鋼業界が 中国に省エネ、CO2 削減施設設置 合計 + 【追加削減(3007百万トン相当)を対策中:2007/12】 基準年比 2002∼3006 百万トン(CO2 換算)増加 ・産業界自主規制 1900 万トン ・事業所省エネ 300 万トン ・国民(クールビズなど) 100 万トン 環境省キャンペーン:1人、1日、1kg の CO2 削減 (現在の平均排出量 6kg/日・人) :6%削減 来春、経産省は省エネ法を改正して、これまでの大規模企業毎の規制を工場単位に細分化して省エネ規制 の強化をはかる。 また、規制対象範囲をコンビニストア、外食ストア、オフィスビルまで拡大する予定。 ・環境先進国(低炭素社会の形成)にむけた活動 福田政権は「低炭素社会への転換戦略」を、ダボス会議(08/1)に続き、洞爺湖サミット(08/7)で表明する。 2012 年までは、各業界企業へ半強制的に目標値を定め達成目処を付けたが、一層の削減は業界・企業 努力にも限界がある。ポスト京都議定書の枠組み作り(2013 年∼)で、業界・業種毎に実現可能性な削減量 の積上げ方式による、国別総量規制)を提唱する。 有識者会議、各政党内の勉強会が盛んである。 経済界は CO2 排出量を、売上高、自己資本利益率と同じ経営指標に位置付け経営改革を推進。 企業側も独自に、環境保全を加味した CSR 活動(社会的責任)で、更なる省エネ活動の高揚に取組んでいる。 経産省は、これまで排出量取引制度の導入に否定的だったが、欧州の前向き取組と、米次期政権の 動向から国内の具体化検討を始めた。4,5年先に排出権自由取引場が創設予定。 先の電力自由化取引で設立された取引所がその任に当たる構想もある。 排出権取引の抵抗勢力となる 電力、鉄鋼業界は、国内・国際間取引の競争条件に生ずる歪み、排出枠購入で省エネ、CO2 削減の開発 資金が失われることを危惧する。 ・クリーン開発メカニズムの問題点 日本が得意な高効率発電技術、省エネ技術を、削減枠に利用したいが、CDMの規則が厳しく、未だに 一件も実現していない。日本政府承認は数百件に及ぶが、CDM 認証はフロン回収に関するもののみ。 ビジネスベースで可能ものをCDMは認めず、プロジェクトで追加的に削減できる範囲のみが認められる。 この「追加性」の証明が非常に難しい。 4 ・海外諸国の取り組み? 欧州(EU)は、排出権取引活動が活発化し、2007 年の排出権取引は、前年比倍増(22億トン超)になった。 取引高は世界全体の 75%(金額ベース)に達する。大企業は排出量目標(キップ)が割当てられ、目標値を超えると その差額を排出権として売却できる。目標をクリア出来ないと罰金。さらに、環境保護の観点で化学物質規制 (薬品公害物質)の運用も始まり EU 域へ輸出する日本企業の対策が急務となっている。 米国(ブッシュ政権)は、京都議定書の締結を離脱したままだが、次期大統領候補はそろって、排出量取引制 度導入、温暖化対策の加速化に前向き表明をしている。民主党両候補は、80%(2050年)、20%(2020年)の大 幅削減(基準年比) の数値目標を掲げている。 ・京都議定書は日本にとって『現代の不平等条約』だ! 地球温暖化の進展は止まらないが、世界各国の京都議定書の執行も既に始まってしまった。 しかし、CO2 削減を実施するのは、業界、企業、市民個人であるが、その実情が正確に伝えられていない。 以下のような、多くの疑問・矛盾を残したまま、膨大な税金で温暖化防止キャンペーン展開されている。 ◎京都議定書は、売国不平等なインチキ条約である。そのインチキに引っ掛ったのは世界中で日本だけ。 発展途上国は免除された。欧州はマイナスからスタート。米国は国内法で議定書に批准できない。 ◎日本はオイル・ショック以後、省エネが進み、更なる削減は大困難な状態。なのに、環境省は大前提が怪し く誤っている将来予測に、マスコミを駆り立て、『チームマイナス6%』という官製国民運動を創りあげた。 ◎NHK、テレビ朝日が悲観的シナリオを採用しても、石油が先に枯渇するからそのシナリオはありえない。 ◎ICCP報告の理論でも、他の化学的な議論でも地球温暖化を肯定・否定する論旨は存在しない。 ◎環境問題を利益追求の手段としている業種や、それに対する税金(補助金)の使い方に大問題がある。 ◎米国元ゴア副大統領の自宅は、温水プールを持ち、毎月 16 万円の電気料金を支払っている。 自身の環境対策が急務である。米国のエネルギー肥満大国の陰謀が見え隠れする。 ◎温暖化対策も結局は、自然保護・有機農法・リサイクル問題、と同じで兎も角お金を動かすこと。 使わせること。最終的にその流れに穴を開けて金を懐に入れる人がいる。 ◎環境問題は人をだましやすい!「故意の誤報」を正すべし。安易なリサイクル推進運動に警鐘を鳴らす。 何が分かっていて、何が分かっていないのか。論争が何か。をはっきり提示すべきである。 そして一番お人よしで組敷やすし日本を狙い、ご丁寧にも「京都」で議定書を締結して。 ◎国から研究費を貰っているは全て御用研究者の指摘もある。持論を押し通す品格の無い発言もある。 面白可笑しければ良いメディアの『国民あるいは地球人のための環境』という論調は信憑性がない。 市民は、温暖化で何が問題、本当に悪いのか、科学で対処出来るもの、出来ないものが知りたい。 ◎究極のところ、市場経済優先をやめ、消費は美徳と言う考えを捨てる事が CO2 排出の削減になる。 ◎個人の日常の活動の積み重ね(ポイント制など)が、京都議定書の約束を遵守するためにきわめて重要。 「自分も関わっている」と思える仕組み作りが、市民参加に必要。それが地球環境の改善に貢献する ことを、誰にでもわかりやすい形で周知徹底させる必要がある。 ◎排出削減枠が大量に余っているロシアから安価(ただ同然)で購入して、日本やEUが京都議定書を遵守 しても、地球環境の改善にならない。安く済んで良いが、世界中からの非難を浴びるだけ。 ◎「Green Investment Scheme:環境調和型の投資計画」:を、日本政府や金融機関が提唱している。 ロシアに植林、後進国の製鉄所・製油所の省エネに協力するなど環境貢献と投資をパッケージにする。 地球環境の改善と、排出権を同時に獲得することが出来る。 5 4.バイオ燃料は誰にとって好都合な燃料か? ・バイオ燃料は温暖化を促進 CO2 排出削減につながると、世界中で温暖化対策の有力な柱になっているバイオ燃料だが、穀物からバ イオ燃料を作るため、森林や草地を開拓してトウモロコシ畑にすると、温室効果ガスの排出量が数 10∼数 100 年に渡り増えて地球温暖化を促進するとの研究結果がある。 (焼き払う樹木、耕す土壌の放出 CO2 を勘案したバイオ燃料と、同量の化石燃料から排出される CO2 量を比較) トウモロコシ原料のエタノールの場合、30 年間はバイオ燃料の方がガソリンより2倍の CO2 を放出。 ガソリンの排出量を上回るのは 167 年間も続く。新規開拓せずに生産した場合は、20%削減になった。 また、インドネシアの泥炭地の森林をディーゼル燃料向けのアブラヤシ畑にすると 423 年間、ブラジルの熱 帯雨林をディーゼル燃料用の大豆畑にすると 319 年間、バイオ燃料の方が化石燃料よりも排出量が多い。 ・バイオ燃料が新たに引き起こす問題 ( 世界的な原料争奪戦 ) ガソリンスタンドなど既存インフラを全面的に活用できるバイオ燃料 は、自動車 CO2 排出削減に有効な手段として、日本でも普及を急ぐ。 しかし国産で必要量を賄うのは不可能で、海外からの輸入にたよる ことなる。関税優遇などの手立てを打たないと世界的な原料争奪戦 に出遅れる可能性が危惧されている。 ( 穀物相場の急騰 ) バイオ燃料の原料は貴重な食糧である。人口増加と途上国の食生活向上で穀物需要が急増する中で、 バイオ燃料計画が最大の食糧輸出国の米国を直撃し、穀物相場が高騰(トウモロコシ価格:07 年は前年比約 2 倍)。 メキシコでは、主食のトウモロコシ価格急騰で、貧困層が食糧を買えなくなり、大規模なデモが発生。 中国も、食糧価格の高騰を受け、穀物によるバイオエタノール生産を抑制する見通しである。 価格問題以外に、効率的生産のために農業の大規模化が進み、小規模農家を圧迫する恐れがある。 解決の糸口は、食糧と競合せずに再生可能な生物由来の有機性エネルギー資源(稲藁、建築廃棄物の木材など) を利用するエタノール生産が研究されている。すでに日本でも、バイオエタノール・ジャパン・関西(本社大 阪府堺市)が、2007 年 1 月に、廃木材を利用する生産プラントを実稼働させ始めた。またホンダは、財団法 人・地球環境産業技術研究機構とセルロースを利用する新技術の共同開発を進めている。 環境問題に関わっている人は「環境の仕事は儲からない」を先刻承知。 それでも続けるのは「気付いたら手遅れ」「元に戻すには莫大な費用がかかる」ためである。 世界で環境問題の最先端で研究活躍する人達が多数いるが、国内の著名学者は特定著名人ばかり。 最近のキーワードの「リデュース・リユース・リサイクル」「BDF・バイオエタノール」が地球環境に問題であるこ との議論を正確に展開する必要がある。 6 5.リサイクルは『資源のムダ使い』『利権の温床』! エコロジー活動にいちゃもんをつけるのは感情的、非科学になりがちだが、あえて科学の真理を述べる。 高度物質(プラスチック、セルロース)を、単純物質に転換再利用すると、焼却より数倍大きなエネルギーが必要。 考えれば当たり前!バイオマスも例外ではなく、作物を燃料にする方がはるかに文明にとって問題がある。 ・無理のある、紙、プラスチック類のリサイクル活動のうそ! 鉄,銅,アルミの金属リサイクルと異なり、紙,ペットボトルの再生は、石油など天然資源の利用を増幅する結 果となり,最終的には地球環境に悪い影響を与えている。 ペットボトルのリサイクル回収コスト:¥26/本=¥60万トン換算(行政の単価、破砕業者に聞くと、¥4∼5万程)+ ペットボトルのリサイクルは環境を汚す(資源7倍)、分別回収で塵が増える(7倍)。リサイクルは税金のムダ使い、 大切な石油資源の浪費である。ペットボトルは水洗いして5回使用すれば経済的と言うが、水筒を使うのが 化石燃料の無駄遣いにならない。リフューズ(使わない)がベスト。 資源云々よりも行政がリサイクルを進める最大理由は、このまま一律に焼却したら廃棄物施設のキャパシティ を超えてしまう。分別で量を減らすのが目的。自分地域の焼却炉や廃棄物処理場の現状を調べるべき。 東京23区は分別回収を簡素化して一括焼却にする。(プラスチック/ゴム/革/発泡スチロール/弁当容器など) 真実を知り、誤った取組は、正して行くことで、日本を変えなければならない。 森林保護観点から紙(パルプ)リサイクル、割箸は使用自粛、が広まっている。日本の緑豊かな森林を育てる には伐採が大事である。 温暖化防止の観点から、森の見直し(=林野庁の再生)が始まった。 ・ダイオキシンの毒性については目からウロコ! 猛毒に仕立て上げられたダイオキシンの発生メカニズムは、低温燃焼(300∼500℃)。 (ロウソク炎:1400℃) おそらく、ゴミの焼却施設で生ゴミはがブスブス燻って燃えて発生する。 施設を改良して高温燃焼、燃え易い添物(薪、重油、ペットボトルも理想燃料)を混ぜて解決できる。 リサイクル、分別回収を辞め、紙もペットボトルも全て焼却、灰は埋め立てるのが環境に優しい。 環境先進国;ドイツでは過ちを但し、焼却方式に切り替えている。 ・環境問題は人を騙しやすい、だまされ易い! 環境問題と政治の問題が結びつき、正さねばならないものが沢山でてきた。 現在環境保全のために広く行われている無用なリサイクル活動をやめ、工業製品(=モノ)を可能な限り 長期間使用することが資源有効活用になる。 そして最終的に地球環境保全につながる。 根本的な考えで、ゴミの減量は賛同するが、分別回収による偽リサイクルは正す必要がある。 まして、エネルギー無駄使いは言語道断である。 将来の気象予測が困難でも、人為的な温暖化が間違いでも,科学が温暖化の可能性を示唆するなら、 それだけで化石燃料を使い続けることは回避すべきである。化石エネルギーが無限でないから温暖化を阻 止するための活動は無駄ではないはずです。 「安全神話の崩壊」前段までの話と何か関係が 「昔の日本は良かった」という定番の締めくくり方は、経済成長はマイナスにして今の生活水準を半分に 落とさないと無理である。 こんな覚悟もしないと達成できない難解な温暖化防止問題である。 安易に全面的に賛成とは、とても言えない。 7 ◆ 地球環境にやさしい生活 「ローマクラブ報告:1972」で「2009 年の地球環境危機」をいかにして回避すべきなのかを論じている。 テーマ自体は重たく深いが、誰でも手軽に読める,一貫して平易な文章で議論を展開している。 《 安定化した生活、安定化した世界 》 ①荒廃土地の再生 ②資本投資=資本減耗 ③汚染防除技術 ④資源再利用 ⑤工業生産→サービス ⑥価値観の変化 ⑦出生数=死亡数 地球温暖化問題に先行して供給エネルギーの枯渇が議論されている。 《 世界エネルギー会議の予測:1989 》 内部委員会の公表結果 『2020 年まで問題無し!』。 有限の化石燃料が枯渇して自ら再生可能なエネルギーが普及。CO2 排出量も飽和、減少傾向になろう。 「石油が枯渇すれば地球温暖化は自動的に解消する」 しかし、こんな見方もある 《C.J.キャンベルの予測 》安い石油がなくなる。高い石油を大量供給する技術開発も間に合わない。 石油資源が枯渇する 2050 年(想定)よりずっと以前、2004 年に生産ピークを迎える。 最近の原油価格高騰の様相を鑑みると、地球上で使用するエネルギー転換を真剣に考える時期である。 《 当面(数十年∼)の問題解決に向けどうすればよいか?》 1) 化石燃料エネルギー消費の大幅削減を急ぐ ・実績のある古いエネルギーの復活 ・経済性のある未利用エネルギーの発掘と利用 ・化石燃料を使わない新しい社会システムの構築 ・情報システムの利用 →より早い変化の社会へ ライフスタイルの変更 →ゆっくりした変化の社会へ ・長寿命化を目指すリサイクルシステム →作ったら長く使う 2) 新しいエネルギーの大量導入を急ぐ ・再生可能エネルギーは高い伸び率が不可欠できるが、全てを賄うことは困難 ・原子力エネルギーは早く大きな供給量を達成 3) 実効性の高い地域エネルギーの活用 前提:技術があっても経済性がなければ使われない ◆ 所 新しいエネルギーが役立つには数十年が必要 感 新/TV/著作本は地球環境フィーバだが、個人の具体行動?どんな成果?達成レベル? 皆目解らない! 政府官公庁の環境保護宣伝を繰返す展示・講演会、セミナで、関連省庁の法人・役人が環境太りしている。 未来世代のためにも、地球環境にやさしい過し方には大いに賛同。 省エネ、省資源、塵減量は必須。 『京都議定書の枠組み』は国家間の政争道具であり、真の地球環境改善ツールとは考え難い気がする。 以上 8
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