PRESS RELEASE 別添 1 2014 年 5 月 13 日 原発立地自治体住民連合 再質問主意書に対する日本政府答弁書に 原発立地自治体住民連合議員から怒りの声 ○「原発再稼働に 原発再稼働に関する再質問主意書 する再質問主意書」 再質問主意書」を提出した 提出した参議院議員 した参議院議員・ 参議院議員・山本太郎 私たちが提出した「原発再稼働に関する質問主意書」に政府から回答が来た。 一言で言えば、「呆れてモノも言えない」ほど、お粗末でやる気の欠片(かけら)もないショウモナイ回答であ った。 「呆れてモノも言えない」と放り投げてしまえば、この国に生きる人々の命を危険に晒してしまうので言わせて 戴く。 13もの原発立地自治体の住民代理人である地元議員147名が作成した「原発再稼働に関する質問主 意書」に政府がマトモに答えられる訳はない。 原因究明もできず、地震、火山対策もテキトウ、廃炉などバックエンド問題にも蓋をして避難計画も地元に 丸投げ、どこを切り取っても全く筋の通らない、再稼働が必要と微塵も思えない現状を政府がもっともらしく回 答など出来るはずない。 電力会社、三菱、東芝、日立、大手ゼネコン、メガバンク、保険会社、鉄鋼など原子力に関わる大企業た ちに対して、この国に生きる人々から集めた「電気料金と税金」を好き放題使わせアコギな金儲けを続けさせ る為だけに「再稼働が必要」と政府が本当の事を回答出来るはずはない。 この主意書を通して、「国」の姿をした強盗団が又しても、この国に生きる者達に「毒をバラマキ、毒を喰ら わし、この先も搾取を続ける」と、やる気のない回答が全力で教えてくれている。 一人でも多くの人々に、この素晴らしい主意書と答弁書を読んで戴き、とんでもない連中に自分の未来の 舵取りを任せている状況を理解して貰うのが、再稼働阻止、政権交代への近道だ。 ○東海村議会議員・ 東海村議会議員・相沢一正 福島第一原発事故によって生活を破壊された人たちは、引き続く困難な日々を送っています。電力会社 も国も本当の責任をとろうとしていません。事故自体も収束する見通しが立っていません。 私たち原発立地自治体の住民はこの現実を踏まえ、夫々の地域の原発が重大事故を起こした時のことを 考え、国に切実な質問をしたのです。 本当に事故は起きないし、起こさないと保証できるのかと。ところが質問の意図をはぐらかし、御託を並べた 末結果としては、無事故は保証できない、しかし再稼働の方針は変わらないと、事実上回答したのです。 私たち住民の生きる権利を一顧だにしない、この態度に強い怒りを感じます。福島の人たちは、先の戦争 中に中国東北地方に送りこまれた人々が国によって棄民にされたように、棄民にされつつあります。この福島 の人たちの悔しさと苦しみに私たちは気持ちを同じにしながら、これから先に棄民を作ってはならない、棄民に されるのは断固拒否する、というのが私たちの立場です。 原発再稼働の国の方針は、この国土に住む人々の幸せのためにあるという国本来のあり方を忘れた暴挙 であり、到底認めることはできません。 1 ○福島県いわき 福島県いわき市議会議員 いわき市議会議員・ 市議会議員・佐藤和良 わたくしたち福島県民をはじめ福島第一原発事故の被害者は、福島県の震災関連死で 1600 名を超え、 今なお 14 万人が避難生活を強いられている。 小児甲状腺がんはじめ健康被害の恐怖にさいなまれながら、放射能汚染地域で暮らす多くの国民がいる のだ。 放射能の低線量被曝を強制する政府は、国民の生命財産を果たして守っているのか? 原発に賛成であれ反対であれ、原発立地自治体住民の共通の願いは、「原発の百パーセント無事故の保 証」に尽きる。 安全確保は事業者に、防災・避難計画は自治体に押し付けて、政府が再稼動を推進するのは、無責任極 まりない職務放棄であり、亡国の道だ。 「原発の百パーセント無事故の保証」ができるまで稼動を認めないのが、福島第一原発事故を経験した政 府の責任である。 ○新潟県柏崎市議会議員・ 新潟県柏崎市議会議員・矢部忠夫 今回の答弁も全く何も答えておらず、故意に質問をはぐらかし、こちら側をあきらめさせる?やり方は 国側(たぶん官僚の)常套手段であり断じて許されないものですが、反原発運動に長くかかわってきた経験 からは(残念ですが)この種の対応は敵側の常套手段だとも思っています。 しかし、3.11以降今に至っても”原発”に関してもこのありさまかと、国民をなめきっていることに怒り心頭で す。 この国はここまでダメになったのか! と改めて思うのですが、嘆いてばかりでは、脱原発社会は勝ち取れま せん。 「小泉、細川脱原発社団法人」も出る時代になったことも事実であり、このことも内外に広め、国民の一大 結集に力を入れ、完全脱原発社会実現勝利のためさらに頑張る決意を新たにしました。勝利は近い! ○鹿児島県鹿児島市議会議員・ 鹿児島県鹿児島市議会議員・小川美沙子 酷いですね~!こんないい加減な人たちが私腹を肥やすために、田舎の人たち~日本中に命の危険を押 し付ける。むかつきます! 安全確保は電力会社に任せ! 防災、避難計画は自治体任せ! 原発100%無事故の保証を求められても無視! 責任逃れを前提に再稼働にゴーサイン!? 原発回帰の安倍政権! そんなのあり!? 許しません! 安倍政権のこの政治姿勢は誰が見てもおかし過ぎます! 国民を見殺しにする命軽視がこの安倍最高責任者の政治姿勢!? 私たち川内原発を抱える鹿児島では、1970 年代に川内原発の地質調査の際、地質サンプル(ボーリングコ ア)の差し替えを行った事実が国会で問題にされたこと、1997 年の震度 6 弱の北西部地震で川内原発を止 めず、点検も行わず、地震計の生データも未だに公開されていないこと、2014 年 2 月、炉心から東 800m の 2 至近距離に新たな 3 本の断層と破砕帯が発見されたことなど、九電のごまかし体質を許せないと同時に、恐 怖心を持ちながら暮らしているのが現実です。 加えて、2010 年から年 1000 回を超える桜島の異常噴火が続いて、いつ何時、大事故が発生するかと大 きな不安を抱いています。 火砕流の件、耐震性についても、危険性についての第三者チェックもせず原因究明も手抜かりだらけ、更に 核の最終処分場の確保もなく、火力発電の燃料費代で電気代高騰が免れぬような事実無根!根拠なき嘘 の理由を自ら作りたてて、国民を脅かしてまでの再稼働ありきの姿勢に対し、強い怒りを表明します。 再稼働一番手の鹿児島では、再稼働反対が 59%という地元新聞社の世論調査があります。先の鹿児島 2 区衆院補欠選挙の NHK の出口調査でも 60%が再稼働反対。残念ながら再稼働反対であっても推進派の 自民、無所属(元民主)に 90%投票という結果がでましたが、争点として浸透しきれなかっただけでのことで、 約 6 割は再稼働に反対しているという鹿児島の民意を切り捨て、再稼働にゴーサインを出すようであれば、民 主主義は崩壊したとしか思えない。 安倍総理、あなたが、このまま再稼働ありき路線を突っ走るのであれば世界の笑い者です。 ○愛媛県議会議員・ 愛媛県議会議員・阿部悦子 安倍晋三殿 私は、伊方原発の現地、愛媛県議会議員です。さる3月24日に、原発により市民・県民の命・財産のの危 機を実感する全国の原発立地議員から、安倍総理に対して、「公開質問状」を送らせていただきましたが、何 の回答もなかったことに、強く抗議をいたします。 国の在り方は、まず全国の自治体が決める、これが「地方自治」でしょう。総理もこれを否定できないはずで す。にも関わらず、原発をこれからの「重要なロード電源」とし、原発の再稼働を国是とするかのような施策を 公表しながら、立地自治体議員の疑問に答えず、「地方自治」をないがしろにする現政権に、私たちの命を託 する事はできません。 さらに、これら各地の自治体議員の思いを、山本太郎議員が、「質問主意書」の形で、提出したにも関わら ず、何ら内容のある回答をせず、不誠実と無責任を決め込んでいます。 一方、四国電力管内の世論調査では、6割の人が、「再稼働反対」の意思表示をしています。この人々の 声を、総理はどのように理解されるのでしょうか。ましてや総理は、女性政策の充実を謳っておられますが、四 国四県の女性の9割以上が「伊方原発の再稼働に不安」を訴えています。総理はこのような世論を、真摯に 受け止めて、国民に納得のいく回答をされるべきだと思います。 このことを抜きに、この国の原発は一基たりとも、再稼働はありえません。 強く抗議するとともに、申し入れを致します。 以上 3
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