トレンド1 伝統 vs 革新 消費者はすべてを望んでいます:伝統と革新 「Taste Tomorrow」の調査では、世界中の消費者はなじみのある風味・香りを大事 にしていると同時に、新しいコンセプトやイノベーションのアイデアを求めている ことがはっきりと示されました。パンの将来を歴史や伝統と切り離して考えること はできません。バリエーションを与えることがカギです。 バリエーションを通したイノベーション 消費者は古いものを残しつつも、新しいものを受け入れ たいと考えています。この難解な問題の主な要因となって いるのが、自由に商品を選びたいという今日の消費者 傾向です:消費者は新しい風味・香りと昔ながらの風味・ 香りのバランスを楽しみます。そのためムードや特定の 状況によって、独特な風味・香りのコンビネーションを 作りだすのです。消費者は革新と伝統、双方の一番良い ところを探しながら、欲求のバランスを取っています。 それでは、どのようにして消費者は新しい食品を 受け入れているのでしょうか? 本質的には、食品の バリエーションという結果に至ります。 親しみやすい おばあちゃんのレシピか、新しい料理か 「Taste Tomorrow」のリサーチでは、 新商品を発売する時には、その地域や 伝統の食文化を考慮することの重要性が 示されています: ブラジルでは、 46%の消費者が新しい風味・ ブラジル イギリス 新しい 香りを試すというアイデアを受け入れている 一方で、47%の消費者が「おばあちゃんの 手料理」を新しい料理よりも好んでいます。 イギリスでは「おばあちゃんの手料理」を好む 消費者は20%しかおらず、広くヨーロッパ地域の 他国の消費者と比較しても、伝統的な食習慣への 執着がほとんどないことがわかります。 アメリカでは、伝統的なレシピに基づいて アメリカ 調理すること(38%)は消費者にとってまったく 新しいレシピを試すこと(38%)と同じくらい 重要です。 伝統的な食品や風味・香りを取り入れる3つの方法: 製パン、製菓、そしてチョコレートに関する革新性の未来はバリエーションに かかっています。消費者は様々な味、様々な素材、もしくは様々な食の FAMILIAR 組み合わせに大変興味を持っております。食文化、伝統、そしてその国や地域の 歴史によって、食品はローカルのニーズに適応、その国独自のレシピに統合、 もしくは変化することなく同化されるのです。 1 食品の適応: 1 外国の製品、もしくは新しい製品を個別に カスタマイズされたバージョンで作ること • そのアイデアは人々が驚きを楽しみ、発見に 喜びを感じることにあります。人々は見覚えの あるようで実はどこか違う食品を好みます。 2 • 料理や食品の大部分がこのプロセスを経ている ブラジルやメキシコの市場において、新たな 食品・食材を導入する最も適切な方法は NEW 「適応」です。つまり、地元の素材が適応された 外国の食品アイテムということです。 食品の統合: 他の文化と組み合わせたり、適応させることにより 創作イノベーションを導くこと • それは人々の興味を引き、食事において バラエティを楽しみたいという欲求にアピールする 新しい素材のコンビネーションです。 3 ピーナッツバターのマカロンXXL 創作レシピ • 例えば、イタリア、フランスそして中国では、 既存の食習慣に新しい、もしくは異なる食品が 統合される傾向にあります。豊かで伝統的な 食文化を持つこれらの国では、同化させること よりも、統合させることの方が適している ようです。 食品の同化: 他の料理文化から相当量を受け入れたり、 その食品本来の形にできる限り近い状態で 維持すること。 • それは新しいタイプの製品をほとんど変えること なく、同化させることです。例えばトルコでは、 まったく新しい製品を消費者に提供することは、 新しく異なるタイプの食品への消費者の好奇心を 煽り、関心を高めることにもなりえます。 • もう1つ例としては日本が挙げられます: 国際的な食品は、既存の料理に統合されるのでは なく、本来の状態で完全に同化されます。日本の 消費者はできる限り本物に近い外国の食品を 求めているようです。 同データの所有権はPuratos N.V.にあります。 このデータはお客様のビジネス向上のためにシェアさせていただいております。もっと詳しくお知りになりたい方は、 www.tastetomorrow.com (英語のみ)にアクセスいただくか、弊社までご連絡ください
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