五所川原市 公共施設等総合管理計画

五所川原市
公共施設等総合管理計画
平成27年10月
― 青森県五所川原市 ―
目
次
1.五所川原市公共施設等総合管理計画について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
(1)策定の目的
(2)対象施設及び計画期間
2.市の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
(1)市の概況
(2)市の人口の推移
3.市の財政状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
(1)歳入決算額の推移と現状
(2)歳出決算額の推移と現状
(3)今後の財政状況
4.公共施設等の現状と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
(1)公共施設等の現状
(2)公共施設等の今後の課題
5.適正管理に関する基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
(1)既存施設の統合や廃止等による総資産量の適正化
(2)長寿命化及び耐震化の推進
(3)民間活力の活用
6.実行体制の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
(1)本計画と個別施設計画の関係
(2)固定資産台帳及び施設カルテの整備
(3)個別施設計画の策定
(4)個別施設計画に記載する内容
(5)フォローアップの実施
(6)職員の意識改革の実施
(7)広域的な連携事業の推進
用語説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
1.五 所 川 原 市 公 共 施 設 等 総 合 管 理 計 画 について
(1)策 定 の目 的
財 政 状 況 が厳 しさを増 す中 、公 共 施 設 等 ※1の老 朽 化 が進 んでいます。老 朽
化 が進 むと倒 壊 等 の人 命 に関 わる被 害 につながる危 険 性 が高 まるため、適 切 な
タイミングで改 修 、更 新 を行 うことは市 民 に安 全 ・安 心 な施 設 サービスを提 供 す
る う え で 最 優 先 と す べき 課 題 で す 。
昭 和 30 年 代 から 40 年 代 後 半 にかけて、わが国 は高 度 経 済 成 長 期 が続 き、
本 市 においても、この時 期 から多 くの公 共 施 設 等 が整 備 されてきました。しかし、
これらの時 期 に整 備 された公 共 施 設 等 は、順 次 、更 新 の時 期 を迎 えていくことに
なり、その経 費 は膨 大 な財 政 負 担 として本 市 の今 後 の行 財 政 運 営 に極 めて 大
きな影 響 を及 ぼすことが見 込 まれます。
本 市 の財 政 状 況 に目 を向 けると、人 口 減 少 などによる市 税 収 入 の伸 び悩 み
や少 子 高 齢 化 などに伴 う社 会 保 障 費 の増 加 など、厳 しい財 政 状 況 が見 込 まれ
ており、その中 で公 共 施 設 等 の維 持 更 新 費 を適 正 な水 準 にすることは、健 全 な
財 政 運 営 の た め に 避 け て 通 る こ と の で き な い取 り 組 み で す 。
今 後 、人 口 減 少 などにより公 共 施 設 等 の利 用 需 要 が変 化 していく中 、単 に
公 共 施 設 等 の廃 止 、縮 小 を推 進 するのではなく、公 共 施 設 等 をできるだけ長 持
ちさせ、中 長 期 的 な視 点 で効 果 的 ・効 率 的 に整 備 ・ 管 理 運 営 を行 うことで、市
民 が安 心 ・安 全 で持 続 的 に公 共 施 設 等 を利 用 できるよう、財 政 負 担 の軽 減 ・平
準 化 などを通 じて、公 共 施 設 等 の最 適 な量 と質 、配 置 を実 現 するために本 計 画
を策 定 します。
(2)対 象 施 設 及 び計 画 期 間
本 計 画 の対 象 施 設 は、庁 舎 や小 中 学 校 、公 営 住 宅 などの公 共 施 設 のみな
ら ず 、 道 路 や 橋 梁 、 上 下 水 道 施 設 な ど の イ ン フ ラ 施 設 も 対 象 と し ます 。
また、計 画 期 間 は、本 市 の状 況 や更 新 ・統 廃 合 ・長 寿 命 化 の対 象 とする施 設
の特 性 などを考 慮 した結 果 、平 成 27 年 度 (2015 年 度 )から平 成 56 年 度 (2044
年 度 )までの 30 年 間 とします。
ただし、計 画 期 間 内 であっても必 要 に応 じ適 宜 見 直 すものとします 。
-1-
2.市 の概 要
(1)市 の概 況
本 市 は、五 所 川 原 地 域 、金 木 地 域 及 び市 浦 地 域 の 3 地 域 で構 成 され、総
面 積 は 404.18k㎡となっています。五 所 川 原 地 域 及 び金 木 地 域 は、青 森 県 津
軽 平 野 のほぼ中 央 に位 置 し、東 は津 軽 山 地 の稜 線 を境 に県 都 青 森 市 と蓬 田
村 、西 は岩 木 川 を挟 んでつがる市 、南 は鶴 田 町 と板 柳 町 、北 は中 泊 町 中 里 地
域 に接 しています。また、市 浦 地 域 は、中 泊 町 中 里 地 域 を挟 んで北 西 部 に位
置 し、東 は今 別 町 と外 ヶ浜 町 蟹 田 地 域 、南 はつがる市 と中 泊 町 中 里 地 域 、北
は中 泊 町 小 泊 地 域 と外 ヶ浜 町 三 厩 地 域 に接 しており、西 側 には日 本 海 が広 が
っています。
本 市 の 五 所 川 原 地 域 及 び 金 木 地 域 は 、 東 側 の 標 高 約 400 ~ 600 m 級 の
山 々が連 なる津 軽 山 地 の稜 線 部 から西 側 へ向 かい、市 域 中 央 部 付 近 の平 野
部 に至 るまで山 地 、丘 陵 地 と続 き、さらに本 市 の西 側 を南 北 に貫 流 する岩 木 川
まで平 野 部 が続 いています。
また、市 浦 地 域 は、北 側 から東 側 にかけて大 部 分 が山 地 で、西 側 は日 本 海
に面 し、南 側 には十 三 湖 を擁 した自 然 豊 かな地 域 です。
本 市 の気 候 は、日 本 海 の影 響 を受 ける典 型 的 な日 本 海 型 気 候 です。夏 は
比 較 的 温 暖 で す が 、 最 高 気 温 が 3 5 度 を 超 え る こ と も あ り ま す 。冬 は 平 均 気 温 が
マイナスとなり、強 い北 西 季 節 風 と降 雪 による地 吹 雪 が特 徴 となっています。
(2)市 の人 口 の推 移
総 務 省 統 計 局 における「人 口 の推 移 と将 来 人 口 」によると、 全 国 では、昭 和
45 年 の国 勢 調 査 時 に 1 億 人 を突 破 し、その後 上 昇 を続 け、平 成 20 年 に 1 億
2,808 万 人 に達 しました。しかしその後 は減 少 に転 じ、平 成 57 年 には再 び 1 億
人 程 度 へ減 少 するものと予 測 されます。
本 市 においては平 成 17 年 には 6 万 2,181 人 の人 口 でしたが、平 成 52 年 に
は 3 万 6 , 0 0 0 人 程 度 ま で 減 少 す る も の と見 込 ま れ て お り 、 そ の 後 も 減 少 傾 向 が
続 くものと思 われます。
また、年 齢 構 成 割 合 を平 成 17 年 と平 成 52 年 とで比 較 すると、年 少 人 口
(0 歳 ~14 歳 )は 13.8%から 8.0%へ、生 産 年 齢 人 口 (15 歳 から 64 歳 )は 61.1%
か ら 48.9 % へ 減 少 し て い る の に 対 し 、 老 年 人 口 ( 65 歳 以 上 ) は 25.0 % か ら
43.1%へ増 加 しており、少 子 高 齢 化 がますます進 んでいくものと推 測 されます。
-2-
【図 1 市 の人 口 の推 移 】
(単 位 :人 )
70,000
老年人口
62,181
生産年齢人口
58,421
60,000
年少人口
54,592
15,557
50,903
47,102
16,226
50,000
16,992
43,378
39,808
17,478
40,000
36,356
17,300
16,934
30,000
16,332
15,669
38,014
34,861
31,638
20,000
28,577
25,652
22,863
20,281
10,000
8,610
7,334
5,962
4,848
4,150
3,581
3,195
2,902
2010年
H22
2015年
H27
2020年
H32
2025年
H37
2030年
H42
2035年
H47
2040年
H52
0
2005年
H17
17,785
【図 2 市 の年 齢 構 成 割 合 の推 移 】
(単 位 :%)
70.0
61.1
59.7
60.0
58.0
56.1
54.5
生産年齢人口割合
52.7
50.9
48.9
50.0
40.0
老年人口割合
30.0
20.0
10.0
25.0
13.8
34.3
36.7
39.0
41.0
43.1
31.1
27.8
12.6
10.9
9.5
8.8
8.3
8.0
8.0
2020年
H32
2025年
H37
2030年
H42
2035年
H47
2040年
H52
年少人口割合
0.0
2005年
H17
2010年
H22
2015年
H27
※出 典 :図 1、図 2 ともに、平 成 17 年 、平 成 22 年 は国 勢 調 査 、平 成 27 年 以 降 は国 立 社 会 保 障 ・
人 口 問 題 研 究 所 「日 本 の地 域 別 将 来 推 計 人 口 (平 成 25 年 3 月 推 計 )」を参 照
-3-
3.市 の財 政 状 況
(1)歳 入 決 算 額 の推 移 と現 状
主 な自 主 財 源 ※2 である市 税 収 入 については、直 近 5 年 間 は 52 億 円 程 度 と
なっていますが、先 に触 れたとおり、本 市 の人 口 は減 少 傾 向 にあるため、個 人 市
民 税 などの減 少 が懸 念 されます。
市 債 については、つがる総 合 病 院 建 設 など、大 型 建 設 事 業 がここ数 年 続 い
ており、伸 びが大 きくなっています。
本 市 の歳 入 の約 3 割 強 を占 める地 方 交 付 税 は、合 併 算 定 替 ※3 により旧 3 市
町 村 の合 算 額 を措 置 されていましたが、平 成 27 年 度 以 降 段 階 的 に縮 減 されま
す。
市 税 などの自 主 財 源 の比 率 は、平 成 26 年 度 決 算 では約 25%となっており、
地 方 交 付 税 など国 の施 策 等 の影 響 を受 けやすく、財 政 運 営 の自 主 性 が低 い状
態 にあります。
【図 3 普 通 会 計 における決 算 の推 移 (歳 入 )】
(単 位 :百 万 円 )
40,000
35,000
30,000
36,051
32,991
33,475
968
887
5,237
6,340
6,593
31,160
1,040
895
30,741
9,715
969
3,889
6,876
6,326
6,849
12,278
12,016
11,646
11,490
1,485
2,694
2,217
2,206
2,389
5,145
5,221
5,139
5,263
5,155
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
4,800
25,000
6,755
20,000
15,000
11,935
10,000
5,000
0
市税
その他自主財源
地方交付税
-4-
国県支出金
市債
その他依存財源
(2)歳 出 決 算 額 の推 移 と現 状
人 件 費 については、定 員 適 正 化 計 画 を策 定 し、計 画 的 に人 員 の削 減 を進 め
ているため減 少 傾 向 にありますが、障 害 福 祉 サービス費 や生 活 保 護 費 などの扶
助 費 は、増 加 傾 向 に歯 止 めがかからない状 態 で増 え続 けており、今 後 もこの傾
向 は変 わらないものと予 測 されます。
人 件 費 、扶 助 費 、公 債 費 を合 わせた義 務 的 経 費 の割 合 は 平 成 26 年 度 決 算
において 5 割 台 となっており、財 政 の硬 直 化 の度 合 いが高 い状 況 にあります。
【図 4 普 通 会 計 における決 算 の推 移 (歳 出 )】
(単 位 :百 万 円 )
40,000
35,000
35,376
30,462
32,734
31,991
30,251
30,000
25,000
17,296
13,846
10,782
11,260
14,299
3,886
2,291
3,523
3,064
5,038
4,854
4,815
4,642
4,799
6,314
6,621
6,777
6,778
7,268
3,964
3,926
3,773
3,596
3,620
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
20,000
15,000
3,782
10,000
5,000
0
人件費
扶助費
公債費
投資的経費
その他の歳出
(3)今 後 の財 政 状 況
市 税 収 入 は人 口 減 少 の影 響 もあり、引 き続 き減 少 傾 向 が見 込 まれます。地
方 交 付 税 についても合 併 算 定 替 の段 階 的 な縮 減 等 により減 少 傾 向 となってい
る一 方 、市 債 は建 設 事 業 の増 により増 加 傾 向 となっています。
人 件 費 については、定 員 適 正 化 計 画 を策 定 し、計 画 的 に人 員 減 を図 ることと
していますが、扶 助 費 、公 債 費 が増 加 しており、義 務 的 経 費 全 体 としては、増 加
す る も の と 見 込 ま れ ます 。
地 方 公 共 団 体 の財 政 の健 全 化 に関 する法 律 による財 務 指 標 については、実
質 公 債 費 比 率 、将 来 負 担 比 率 ともに平 成 30 年 度 前 後 をピークに引 き上 がる見
込 みですが、早 期 健 全 化 基 準 は下 回 る見 込 みです。
こうした状 況 を見 据 え、公 共 施 設 等 の維 持 更 新 費 を適 正 な水 準 とすることを
始 めとした各 種 の取 り組 みが必 要 です。
-5-
4.公 共 施 設 等 の現 状 と課 題
(1)公 共 施 設 等 の現 状
①公 共 施 設
本 市 が 保 有 す る 公 共 施 設 の 総 延 床 面 積 は 、 平 成 2 7 年 3 月 31 日 現 在 で
383,560 ㎡です。
分 野 別 では、学 校 教 育 施 設 が 119,604 ㎡、公 営 住 宅 が 110,253 ㎡、文 化 ス
ポ ー ツ 施 設 が 4 5 , 9 2 9 ㎡ 、 集 会 施 設 が 3 2 , 2 4 9 ㎡ な ど と な っ て お り、 延 床 面 積 の
割 合 は学 校 教 育 施 設 が 31%、公 営 住 宅 が 29%、文 化 スポーツ施 設 が 12%、集 会
施 設 が 8%などとなっています。
【表 1 公 共 施 設 分 類 】
施設名
一般施設
内
訳
庁舎等
本 庁 舎 、支 所 など
消防防災施設
消 防 屯 所 、水 防 ・防 災 倉 庫 など
保健福祉施設
保 育 所 、老 人 福 祉 施 設 、保 健 センター、診 療 所 など
集会施設
公 民 館 、集 会 所 、コミュニティ施 設 など
公営住宅
公営住宅
教育文化施設
学校教育施設
小 学 校 、中 学 校 、高 等 学 校 、学 校 給 食 センター
文 化 スポーツ施 設
文 化 会 館 、図 書 館 、体 育 館 、野 球 場 など
その他 の施 設
一 般 廃 棄 物 最 終 処 分 場 、火 葬 場 、倉 庫 、公 衆 トイレなど
【図 5 公 共 施 設 の分 野 別 延 床 面 積 及 び割 合 】
庁舎等
15,305㎡ 4%
消防施設
2,995㎡ 1%
保健福祉施設
19,045㎡ 5%
文化スポーツ施設
45,929㎡ 12%
その他の
施設
38,180㎡
10%
集会施設
32,249㎡ 8%
総延床面積
383,560㎡
公営住宅
110,253㎡ 29%
学校教育施設
119,604㎡ 31%
-6-
これらの施 設 を建 設 年 別 延 床 面 積 でみると、昭 和 50 年 代 から平 成 6 年 頃 にか
けて集 中 的 に整 備 されており、大 規 模 改 修 の目 安 とされる建 設 後 30 年 を経 過 した
公 共 施 設 は、全 体 の 39%を占 めており、老 朽 化 に伴 い、大 規 模 改 修 等 の更 新 時
期 が集 中 し大 きな財 政 負 担 が予 想 されます。
【図 6 建 設 年 別 公 共 施 設 延 床 面 積 】
(単 位 :㎡)
庁舎等
25,000
消防防災施設
保健福祉施設
集会施設
20,000
公営住宅
学校教育施設
文化スポーツ施設
その他
15,000
10,000
5,000
0
S29以前
S34
S39
S44
S49
S54
S59
H1
H6
【図 7 建 設 年 別 延 床 面 積 の割 合 】
10年未満
12%
10年以上
25%
40年以上
14%
30年以上
25%
20年以上
24%
-7-
H11
H16
H21
②インフラ施 設
【表 2 インフラ施 設 分 類 】
施設名
道 路 ・橋 梁
公園施設
上下水道施設
内
訳
市道
市 道 延 長 639,677m, 市 道 面 積 3,751,673 ㎡
橋梁
191 橋 (15m 未 満 129 橋 、15m 以 上 62 橋 )、
農道
農道延長
48,179m
林道
林道延長
61,250m
都市公園
22 か所 (総 面 積 1,362,625.4 ㎡)
その他 の公 園
38 か所 (総 面 積 494,783.41 ㎡)
上水道
総 延 長 469,041m(導 入 管 2,908m、送 水 管 11,833m、配 水 管
454,300m)、浄 水 場 (2 か所 )、取 水 塔 (1 か所 )、配 水 池 (6 か
所 )、調 整 池 (2 か所 )、取 水 ポンプ(5 か所 )
下水道
総 延 長 170,251m(コンクリート管 22,520m、塩 ビ管 138,889m、
その他 8,842m)、浄 化 センター(2 か所 )、農 業 集 落 排 水 処 理
施 設 (3 か所 )、漁 業 集 落 排 水 処 理 施 設 (1 か所 )
○市 道 、橋 梁 、農 道 、林 道
市 道 延 長 は 639,677m、農 道 延 長 は 48,179m、林 道 延 長 は 61,250mと
なっています。
橋 梁 については、15m 未 満 が 129 橋 、15m 以 上 が 62 橋 であり、そのうち
約 7 割 が昭 和 56 年 以 前 に整 備 されています。
【図 8 年 別 橋 梁 整 備 数 】
(単 位 :橋 )
35
15m以上
30
15m未満
25
20
15
10
5
0
S30以前
S35
S40
S45
S50
S55
※年 度 不 明 分 (15m未 満 4 橋 、15m以 上 1 橋 )を除 く
-8-
S60
H2
H7
H12
H17
○公 園 施 設
都 市 公 園 は 22 か所 (総 面 積 約 136.3 万 ㎡)、その他 の公 園 は 38 か所
(総 面 積 約 49.5 万 ㎡)となっています。
○上 水 道 施 設
上 水 道 の管 路 については、総 延 長 が 469,041m(導 入 管 2,908m、送 水
管 11,833m、配 水 管 454,300m)となっており、また、施 設 については浄 水
場 が 2 か 所 、 取 水 塔 が 1 か 所 な ど と な っ てい ま す 。
【図 9 年 別 上 水 道 管 路 整 備 延 長 】
(単 位 :m)
200,000
配水管
送水管
150,000
導入管
100,000
50,000
0
S62以前
H2
H5
H8
H11
H14
H17
H20
H23
○下 水 道 施 設
下 水 道 の管 路 については、総 延 長 が 170,251m(コンクリート管 22,520m、
塩 ビ管 138,889m、その他 8,842m)で、施 設 については、浄 化 センターが 2
か所 、農 業 集 落 排 水 処 理 施 設 が 3 か所 、漁 業 集 落 排 水 処 理 施 設 が 1 か
所 となっています。
【図 10 年 別 下 水 道 管 路 整 備 延 長 】
(単 位 :m)
14000
コンクリート管
12000
塩ビ管
その他
10000
8000
6000
4000
2000
0
S50
S53
S56
S59
S62
※年 度 不 明 分 (24,643m)は除 く
-9-
H2
H5
H8
H11
H14
H17
H20
(2)公 共 施 設 等 の今 後 の課 題
①公 共 施 設
公 共 施 設 の老 朽 化 は全 国 的 な問 題 となっており、本 市 においても 急 速 に老
朽 化 が進 行 しています。財 政 状 況 が厳 しい中 、老 朽 化 に対 応 するため、公 共 施
設 をどのように維 持 管 理 していくのかが課 題 となります。
公 共 施 設 について、以 下 の前 提 条 件 で試 算 すると、向 こう 30 年 間 で総 額 約
892 億 円 (年 平 均 約 30 億 円 )の維 持 更 新 費 が必 要 となります。
一 方 で、本 市 の公 共 施 設 に対 する過 去 5 年 間 の維 持 更 新 費 は年 平 均 で約
11 億 円 となっており、現 状 では全 ての施 設 の改 修 や更 新 の実 施 は困 難 で す。
【図 11 今 後 30 年 間 に要 する将 来 の維 持 更 新 費 用 】
(単 位 :百 万 円 )
8,000
7,000
今後30年間で約892億円が必要
(年間約30億円)
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
H27 H29 H31 H33 H35 H37 H39 H41 H43 H45 H47 H49 H51 H53 H55
※図 11 の青 線 は今 後 30 年 間 で必 要 な維 持 更 新 費 の年 平 均 、赤 線 は過 去 5 年 間 の維 持 更 新 費 の年 平 均
<図 11 の前 提 条 件 >
①現 在 保 有 する公 共 施 設 を全 て保 有 し続 けたとする。
②建 替 え更 新 周 期 は 50 年 とする。
③新 たな施 設 は建 設 しないものとする。
- 10 -
②インフラ施 設
道 路 事 業 のうち特 に橋 梁 などの構 造 物 の中 には、建 設 後 50 年 以 上 経 過 して
いるものもあり、急 速 に老 朽 化 が進 行 しています。
開 設 から相 当 な年 数 を経 過 している公 園 については、遊 具 など の園 内 施 設
の老 朽 化 による損 傷 が目 立 っており、今 後 、地 域 ニーズに合 わせた公 園 整 備 が
必 要 です。
上 下 水 道 施 設 に お い て は 、 管 路 布 設 後 3 0 年 を 経 過 し て い る も のも 多 く み ら れ 、
今 後 、維 持 更 新 が必 要 となります。
これらのインフラ施 設 は、社 会 経 済 活 動 や地 域 生 活 を支 える社 会 基 盤 として
の役 割 が大 きく、防 災 対 策 としても重 要 な役 割 を担 っていることから 、毎 年 一 定
規 模 の維 持 更 新 費 用 がどうしても必 要 です。厳 しい財 政 状 況 の下 、いかに計 画
的 かつ効 率 的 に維 持 管 理 していくかが課 題 となります 。
【図 12 今 後 30 年 間 に要 する将 来 の維 持 更 新 費 用 (橋 梁 )】
(単 位 :百 万 円 )
1,400
1,200
今後30年間で約66億円が必要
(年間約2.2億円)
1,000
800
600
400
200
0
H27 H29 H31 H33 H35 H37 H39 H41 H43 H45 H47 H49 H51 H53 H55
※図 12 の青 線 は今 後 30 年 間 で必 要 な維 持 更 新 費 の年 平 均 、赤 線 は過 去 5 年 間 の維 持 更 新 費 の年 平 均
耐 用 年 数 50 年 、更 新 費 用 40 万 円 /㎡で算 出 すると、今 後 30 年 間 に約
66 億 円 (年 2.2 億 円 )の更 新 費 用 が必 要 となります。過 去 5 年 間 の平 均 更 新
費 用 は 1.1 億 円 ですので、約 2 倍 の費 用 が必 要 となります。
- 11 -
【図 13 今 後 30 年 間 に要 する将 来 の維 持 更 新 費 用 (上 水 道 )】 (単 位 :百 万 円 )
800
今後30年間で約140億円が必要
(年間約4.7億円)
700
600
500
400
300
200
100
0
H27 H29 H31 H33 H35 H37 H39 H41 H43 H45 H47 H49 H51 H53 H55
※図 13 の青 線 は今 後 30 年 間 で必 要 な維 持 更 新 費 の年 平 均 、赤 線 は過 去 5 年 間 の維 持 更 新 費 の年 平 均
耐 用 年 数 40 年 、更 新 費 用 4 万 円 /mで算 出 すると、今 後 30 年 間 に約
140 億 円 (年 4.7 億 円 )の更 新 費 用 が必 要 となります。過 去 5 年 間 の平 均 更
新 費 用 は 3.2 億 円 ですので、約 1.5 倍 の費 用 が必 要 となります。
【図 14 今 後 30 年 間 に要 する将 来 の維 持 更 新 費 用 (下 水 道 )】 (単 位 :百 万 円 )
1,400
1,200
今後30年間で約131億円が必要
(年間約4.4億円)
1,000
800
600
400
200
0
H27 H29 H31 H33 H35 H37 H39 H41 H43 H45 H47 H49 H51 H53 H55
※図 14 の青 線 は今 後 30 年 間 で必 要 な維 持 更 新 費 の年 平 均 、赤 線 は過 去 5 年 間 の維 持 更 新 費 の年 平 均
耐 用 年 数 40 年 、更 新 費 用 10 万 円 /mで算 出 すると、今 後 30 年 間 に約
131 億 円 (年 4.4 億 円 )の更 新 費 用 が必 要 となります。過 去 5 年 間 の平 均 更
新 費 用 は 2.4 億 円 ですので、約 1.8 倍 の費 用 が必 要 となります。
- 12 -
5 . 適 正 管 理 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方
これまでみてきたように、すべての施 設 等 を維 持 しつつ改 修 や更 新 を行 うことは、
本 市 の財 政 状 況 からみても非 常 に困 難 です。
公 共 施 設 については、本 市 が合 併 により新 設 されたこともあり、比 較 的 多 くの施
設 を保 有 している現 状 にありますが、今 後 、利 用 状 況 や老 朽 度 など を考 慮 し、類
似 団 体 程 度 まで施 設 群 ごとに施 設 数 及 び保 有 総 面 積 を縮 減 し、維 持 更 新 費 の
削 減 を図 り、持 続 可 能 な施 設 管 理 を行 っていきます。
インフラ施 設 については、転 用 や施 設 そのものの廃 止 は適 さないものです が、施
設 の重 要 度 や利 用 状 況 、老 朽 度 などを勘 案 し、代 替 機 能 のある施 設 であれば廃
止 、代 替 機 能 のない施 設 であれば計 画 的 ・効 率 的 な維 持 管 理 をしていくものとし、
必 要 に応 じて適 正 な料 金 の負 担 を求 めていくものとします。
以 下 に、適 正 な施 設 管 理 に関 する基 本 的 な考 え方 を示 します。
(1)既 存 施 設 の統 合 や廃 止 等 による総 資 産 量 の適 正 化
人 口 動 向 や施 設 の利 用 状 況 、類 似 施 設 の配 置 状 況 、類 似 団 体 の状 況 等 を
勘 案 し、アセットマネジメント※4 を取 り入 れた将 来 的 な必 要 性 や地 域 での役 割 な
どを検 討 することで、施 設 の見 直 しや統 廃 合 を進 めていきます。
見 直 し等 により余 剰 施 設 となったものは、住 民 ニーズやパブリックコメントによる
意 見 集 約 、議 会 との協 議 などさまざまな検 討 を行 い、人 口 減 少 や人 口 構 造 の変
化 を見 据 え、将 来 的 に利 用 が見 込 めない施 設 については貸 付 や売 却 等 を進 め、
財 源 の確 保 に努 めていくとともに、貸 付 や売 却 等 が見 込 めない場 合 は、リスク評
価 を 行 い 、 危 険 除 去 の 優 先 順 位 を 設 け 早 急 に 対 応 し て い き ま す。
また、施 設 の新 設 にあたっては、既 存 施 設 との複 合 化 ・多 目 的 化 を検 討 し、ど
うしても必 要 な場 合 のみ適 正 規 模 を考 慮 しながら新 設 することとし、可 能 な限 り
新 設 の抑 制 を図 っていきます。
(2)長 寿 命 化 及 び耐 震 化 の推 進
長 期 的 に継 続 して利 用 する施 設 については、施 設 の維 持 管 理 を 事 後 的 ・対
症 療 法 的 なものから計 画 的 ・予 防 的 なものに転 換 し、適 宜 、点 検 ・診 断 等 を行
い、施 設 の劣 化 が進 行 する前 に施 設 の性 能 を維 持 するとともに、長 寿 命 化 を図
りライフサイクルコスト※5 を縮 減 します。
また、耐 震 化 の推 進 については、既 に「五 所 川 原 市 耐 震 改 修 促 進 計 画 」を
策 定 しており、耐 震 性 がないと認 められた施 設 は、順 次 耐 震 改 修 または統 廃 合
していくものとし、未 だ耐 震 診 断 を行 っていない施 設 に対 しては今 後 早 急 に行 っ
ていきます。
(3)民 間 活 力 の活 用
指 定 管 理 者 制 度 や PFI などの PPP※6 手 法 の導 入 により、施 設 の整 備 、更 新 、
維 持 管 理 、運 営 において、民 間 事 業 者 の資 金 やノウハ ウを活 用 し、より効 果 的 、
効 率 的 なサービスの提 供 に引 き続 き努 めます 。
- 13 -
6.実 行 体 制 の整 備
(1)本 計 画 と個 別 施 設 計 画 の関 係
本 計 画 を実 効 性 のあるものとするため、予 算 編 成 部 局 である財 政 課 を総 合 窓
口 とし、庁 内 の各 種 調 整 の他 、施 設 担 当 部 局 との連 携 や支 援 体 制 を構 築 しま
す。
各 施 設 担 当 部 局 においては、本 計 画 を基 に「個 別 施 設 計 画 」を策 定 し、人
口 減 少 等 を踏 まえた今 後 の公 共 施 設 等 のあり方 を検 討 します 。なお、既 存 の計
画 がある場 合 は、各 計 画 を基 本 としつつ本 計 画 との整 合 性 を図 り、必 要 に応 じ
て更 新 をしていくものとします。
【図 15 本 計 画 と個 別 施 設 計 画 との関 係 】
五所川原市公共施設等総合管理計画
固定資産台帳及び施設カルテ作成
個別施設計画
個別施設計画
個別施設計画
個別施設計画
個別施設計画
(2)固 定 資 産 台 帳 及 び施 設 カルテの整 備
管 財 課 において平 成 28 年 度 までに固 定 資 産 台 帳 及 び施 設 カルテを整 備 し
ます。その上 で、公 共 施 設 等 の点 検 、診 断 等 の履 歴 を集 積 ・蓄 積 し、本 計 画 の
見 直 しや、個 別 施 設 計 画 の策 定 に反 映 していきます。
(3)個 別 施 設 計 画 の策 定
本 計 画 策 定 後 の早 い時 期 に、各 施 設 担 当 部 局 において、今 後 の財 政 推 計
を踏 まえた上 で施 設 カルテ等 を活 用 し個 別 施 設 計 画 を策 定 します。なお、策 定
は一 般 施 設 (庁 舎 等 、消 防 防 災 施 設 、保 健 福 祉 施 設 、集 会 施 設 )、公 営 住 宅 、
教 育 文 化 施 設 (学 校 教 育 施 設 、文 化 スポーツ施 設 )、その他 の施 設 と いった施
設 群 ( イ ン フ ラ 施 設 も 同 様 ) ご と と し 、 少 な く とも 1 0 か 年 以 上 の 期 間 を 持 つ 計 画 と
します。
(4)個 別 施 設 計 画 に記 載 する内 容
各 施 設 の利 用 状 況 、老 朽 化 の状 況 、域 内 の配 置 状 況 などの現 状 を把 握 し、
施 設 用 途 に応 じて方 向 性 (統 廃 合 を含 めた保 有 の見 直 しを行 うのか、または長
寿 命 化 を図 るのか)を示 すとともに、それに関 する実 施 計 画 (工 事 の内 容 や工 事
費 用 なども含 む)を策 定 し、より具 体 的 な方 針 を示 すものと します。
- 14 -
【図 16 施 設 用 途 に応 じた方 向 性 のイメージ】
(5)フォローアップの実 施
財 政 部 門 及 び五 所 川 原 市 行 政 改 革 推 進 本 部 において、本 計 画 においては
5 年 ごと、個 別 施 設 計 画 においては単 年 ごとに、PDCA サイクル※7 による評 価 を
行 い 、 進 捗 状 況 の 管 理 等 を 実 施 し 、 計 画 の 逐 次 見 直 し を 行 っ て いき ま す 。
議 会 や市 民 に対 しては随 時 情 報 提 供 を行 い、市 全 体 での認 識 の共 有 化 に
努 めます。
(6)職 員 の意 識 改 革 の実 施
全 庁 的 にアセットマネジメントを推 進 していくには、職 員 一 人 ひとりが意 識 を持
って取 り組 んでいく必 要 があります。公 共 施 設 等 の現 状 やアセットマネジメントの
導 入 意 義 などを十 分 理 解 し、経 営 的 視 点 に立 った総 量 適 正 化 、維 持 管 理 へと
方 向 転 換 を図 っていくとともに、社 会 経 済 状 況 や市 民 ニーズの変 化 に対 応 でき
るよう、市 民 サービスの向 上 のため、自 らが創 意 工 夫 を実 践 していくことが重 要 で
す。
そのため、研 修 会 等 を通 じて職 員 の啓 発 に努 め、アセットマネジメントのあり方
や コ ス ト 意 識 の 向 上 に 努 め て い く も の と し ま す。
(7)広 域 的 な連 携 事 業 の推 進
市 町 村 が住 民 の日 常 生 活 経 済 圏 の拡 大 に伴 う広 域 的 行 政 需 要 に応 え、さ
らに、地 方 分 権 の進 展 や少 子 高 齢 化 、情 報 化 などの社 会 的 な課 題 に的 確 に対
応 していくためには、広 域 連 合 や市 町 村 の自 主 的 な事 務 の共 同 処 理 など、それ
ぞれの地 域 に適 した広 域 行 政 制 度 の活 用 を図 ることが重 要 となっています。
また、市 町 村 財 政 が厳 しい状 況 にある中 で、より効 率 的 な行 財 政 運 営 も求 め
られています。
圏 域 住 民 が圏 域 の公 共 施 設 を共 同 利 用 できるようにし、公 共 施 設 の利 用 の
促 進 を図 るとともに、公 共 施 設 の建 設 にあたっては、隣 接 市 町 村 での役 割 分 担
や共 同 利 用 を図 るなど広 域 的 な視 点 での工 夫 を検 討 し ます。
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用語説明
※1 公 共 施 設 等
本 計 画 における公 共 施 設 等 とは、公 共 施 設 (庁 舎 や学 校 などの建 築 物 )とインフラ
施 設 (道 路 や橋 りょう、上 下 水 道 施 設 など公 共 施 設 以 外 の施 設 )を併 せた施 設 をいう。
※2 自 主 財 源
「自 主 財 源 」とは、地 方 公 共 団 体 が自 主 的 に収 入 できる財 源 のこと。地 方 税 、使 用
料 及 び手 数 料 、財 産 収 入 など。これに対 し、国 庫 支 出 金 、県 支 出 金 、地 方 交 付 税 、
地 方 債 など国 や県 の意 思 決 定 に基 づき収 入 されるものを「依 存 財 源 」という。
※3 合 併 算 定 替
「合 併 算 定 替 」とは、合 併 して一 つの市 になっても、合 併 前 の旧 市 町 村 がそれぞれ
存 続 しているものとみなして、旧 市 町 村 ごとに普 通 交 付 税 を算 定 し、合 算 された普 通 交
付 税 が交 付 される仕 組 み。これに対 し、「一 本 算 定 」とは、合 併 11 年 目 から普 通 交 付
税 が段 階 的 に減 らされ、16 年 目 には純 粋 に一 つの自 治 体 として算 定 される仕 組 み。
【 普 通 交 付 税 合 併 算 定 替 の イメ ー ジ 図 】
0.9
旧市浦村
0.7
0.5
差額
(合併算定替による増額分)
0.3
0.1
旧金木町
旧五所川原市
合併算定替
(新)五所川原市
(本来の普通交付税額)
一本算定
H17~26
H27 H28 H29 H30 H31
H32~
合併算定替対象期間 合併
10年後
15年後
※4 アセットマネジメント
アセット(資 産 )を効 率 よくマネジメント(管 理 ・運 用 )するという意 味 。公 共 施 設 等 の
安 全 性 や利 便 性 などのサービスレベルを確 保 するとともに、長 寿 命 化 や維 持 管 理 費 の
縮 減 を図 り、次 世 代 への財 政 負 担 を軽 減 することを目 的 とする。
※5 ライフサイクルコスト
施 設 建 設 から維 持 管 理 、解 体 撤 去 に至 るまでの生 涯 費 用 。
※6 PPP・PFI
「PPP」とは、パブリック・プライベート・パートナーシップの略 で、地 方 公 共 団 体 と民 間
が連 携 して公 共 サービスの提 供 を行 い、効 率 化 を図 ることをいう。
「PFI」とは、プライベート・ファイナンス・イニシアティブの略 で、公 共 サービスに民 間 の
資 金 とノウハウを導 入 し、地 方 公 共 団 体 が直 接 実 施 する よりも効 率 的 かつ効 果 的 に公
共 サービスの提 供 を図 る考 え方 。「PPP」の実 施 手 段 の一 つ。
※7 PDCA サイクル
Plan(計 画 )、Do(実 行 )、Check(確 認 )、Action(行 動 )の 4 つで構 成 された行 動 プロセ
ス。
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