第2章 いのち輝く ぬくもりのあるまち(健康・医療・福祉)

序
-第1節- 健康・医療の充実
第2章 いのち輝く ぬくもりのあるまち
論
第1節 健康・医療の充実
第
1
章
第1項
健康づくりの推進
基本方針
すべての市民が健康で安心して暮らせる「健康都市」を目指し、市民病院をはじめ地域の医療機関
や保健福祉機関等と連携し、保健、医療、福祉など生活基盤の充実したまちづくりを推進します。
また、一般健康診査や各種がん検診の受診率向上と健康相談の充実を図るとともに、市民の健康な
※1
体づくりや生活改善による生活習慣病の予防、食育 の推進など、市民一人ひとりの健康づくりを支援
します。
乳幼児と母親の健康保持を目的に、乳幼児健診など母子保健の充実に努めるとともに、感染症予防
※2
対策や精神保健 対策の充実に努めます。
第
2
章
現況と課題
健康づくり施策は、疾病の早期発見と早期治療を中心とする二次予防対策とともに、健康寿命の延
※3
伸を図る上で主要な課題となっている食育を含め、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム) に
着目した一次予防対策が重要であることから、各種健康診査や保健指導の計画的な取組みを進めて
きました。
本市においても、二次予防対策とともに、
「第二次北茨城市健康づくり推進計画」、
「北茨城市食育
推進計画」に基づき、子どもの頃からの生活習慣病予防対策の推進、食生活の改善を含めた食育の推
進、歯科保健の推進、健康運動の推進など、総合的な生活習慣病対策の各種施策を展開しています。
しかし、一般健康診査や各種がん検診等の重要性が浸透せず、受診者の固定化が進むなど受診率
の低さが課題となっており、今後もその重要性について一層の周知を図るとともに、対象者に個別通知
を行うなど受診率の向上を図る必要があります。
※4
母子保健については、プレママ・パパ 教室や妊婦健康診査医療費助成、新生児訪問、乳児家庭全
※5
戸訪問(こんにちは赤ちゃん訪問)、乳幼児健診、2歳児歯科健診、早期療育相談システム事業 など
を実施しており、今後も誰もが安心して子育てができるような支援を講じていく必要があります。また、
東京電力福島第一原子力発電所事故後の子どもの健康不安に対応していく必要があります。
感染症対策については、予防接種率の向上を図るとともに、新型インフルエンザなど緊急の感染症
が発生した場合に、迅速に対応できる体制整備が必要となっています。
精神保健については、疾病に関する現状を的確に把握し、相談体制の充実に努める必要がありま
す。
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
※1 食育:心身の健康の基本となる食生活に関する様々な教育。
※2 精神保健:精神的健康に関する公衆衛生であり、精神障害の予防・治療・リハビリテーションから、精神的健康の維持・増進を図
るための諸活動までも含んでいる。
※3 内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム):内臓脂肪が蓄積することによって、血圧、血糖が高くなったり、血中の脂質異常を起
こしたりして、食事や運動などの生活習慣を改善しなければ、心筋梗塞や脳卒中などが起こりやすくなる状態のこと。
※4 プレママ・パパ:妊娠している女性とその配偶者。
※5 早期療育相談システム事業:乳幼児健康診査等において発達の障害が疑われる子どもに対して、早期に療育指導(言語指導、運動・
動作訓練、各種適応訓練など)を行い、教育診断・相談等を通し、就学まで子どもの成長を見守るとともに子育てを支援する。
68
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節- 健康・医療の充実
<目標指標の達成状況>
現況
平成20年度
指標名
目標
平成26年度
目標の
考え方
到達点
平成25年度
策定
積極的な食育を推進するた
め、「(仮称)北茨城市食
育推進基本計画」の策定を
目指す。
策定
30.6%
65%
特定健康診査の必要性につ
いて周知を図り、受診率の
向上を目指す。
34.8%
6.0%
45%
内臓脂肪症候群該当者の減
少を目指し、指導実施率の
向上を目指す。
37.6%
92.6%
100%
乳幼児健康診査(4か月
児・1歳6か月児・2歳
児・3歳児)の受診率向上
を目指す。
96.4%
「(仮称)北茨城
市食育推進基本
計画」の策定 特定健康診査
受診率
特定保健指導
実施率
―
※1
※2
乳幼児健康診査
受診率
BCG、ポリオ、
三種混合、二種混
合、麻しん風しん
(MR1期、2
期)の予防接種率
94.1%
予防接種法に基づく、Ⅰ類
疾病の定期予防接種率の向
上を目指す。
100%
●各種がん検診等受診者数の推移
胃
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
679
619
654
611
658
子宮
1,364
1,297
1,306
1,212
1,205
乳
1,572
1,524
1,425
1,375
1,394
●健康診査実施状況
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
一般健康診査 (39 歳以下 )
受診者
376
350
341
311
287
論
備考
第
1
章
BCG、四種
混 合 、 日 本
脳炎、肺炎球
菌、子宮頸が
ん 予 防 を 含
む。不活化ポ
リオ単独接種
を除く。
大腸
840
1,010
1,366
1,291
1,314
胸部
腹部
前立腺
骨粗しょう症
CT
超音波
261
766
246
350
260
844
263
339
287
839
549
339
370
810
560
181
348
793
473
362
第
2
章
第
3
章
( 単位:人 )
肺
胸部X線 喀痰
5,120
320
4,872
333
4,731
294
4,592
321
4,657
249
77.0%
序
第
4
章
【資料:健康づくり支援課】
( 単位:人 )
基本健康診査 (40 歳以上 ) 受診者
特定健康診査
後期高齢者健康診査
2,812
1,066
2,786
1,064
3,133
923
3,077
979
3,210
999
第
5
章
【資料:健康づくり支援課】
第
6
章
※1 特定健康診査:平成20年度から、高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて開始された新しい健診制度。40~74歳までを対象に
国民健康保険、政府管掌保険、共済組合などの医療保険者に実施が義務付けられた。
※2 特定保健指導:医療保険者が特定健康診査において「健康保持の必要がある」と判定した人を対象に行う健康指導。動機付け支
援、積極的支援の2段階がある。
69
資
料
編
序 -第1節-
健康・医療の充実
●乳幼児健診実施の推移
論
対象者数
305
335
295
288
254
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
第
1
章
4か月健診
受診者数
303
327
292
285
252
2歳児健診
対象者数
受診者数
337
296
359
310
331
294
315
275
281
260
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
第
2
章
( 単位:人 )
受診率 (% )
99.3
97.5
99.0
99.0
99.2
受診率 (% )
87.8
86.4
88.8
87.3
92.5
対象者数
354
305
355
293
293
対象者数
360
341
360
342
338
1歳6か月健診
受診者数
受診率 (% )
328
92.7
293
96.1
340
95.8
274
93.5
282
96.2
3歳児健診
受診者数
受診率 (% )
322
89.4
308
90.3
345
95.8
323
94.4
317
93.8
【資料:健康づくり支援課】
具体的施策
第
3
章
1 健康づくり運動の推進
「北茨城市食育推進計画」の見直し
策定
目標
現状
平成 25 年度
平成 31 年度
見直し
「北茨城市食育推進計画」の計画期間が平
成27年度で終了することに伴い、平成27年
度計画の見直しを目指す。
第
4
章
市民の健康づくり意識を高めるため、健康カレン
ダーや保健センターだよりなどによる意識啓発に努
※1
めるとともに、食生活改善推進員や愛育班 などの
育成を図ります。
食生活改善推進員などと連携し、食事バランスガ
イドなどを活用した食習慣の改善運動を推進しま
す。
メタボリックシンドローム予防教室の開催やシル
※2
バーリハビリ体操 指導士の育成を図るとともに、市
民が自主的にウォーキングなどの体力づくりに取り
組むことができる環境整備を行います。
● 歯や口の健康に関する正しい知識の普及に努めると
ともに、歯科健診や歯科相談の充実を図ります。
第
5
章
● 飲酒や喫煙による健康への影響と違法薬物の危険
性について正しい知識の普及を図るとともに、禁煙
サポートや禁煙相談、公共施設等の禁煙・分煙の周
知徹底を図ります。
食生活における減塩や野菜摂取の必要性、朝食の
※3
摂取や「共食 」の重要性などを啓発するとともに、
学校や保育所・園との連携を図り食育を推進しま
す。
第
6
章
資
料
編
※1 愛育班:地域の健康づくりを目的に、声かけ訪問、見守り、健康問題の解決方法の話し合いなどを行う。
※2 シルバーリハビリ体操:関節の運動範囲を維持拡大するとともに筋肉を伸ばすことを主眼とする体操。立つ、座る、歩くなど日常の
生活を営むための動作の訓練にもなる。
※3 共食:一人で食べるのではなく、家族や友人、職場の人や地域の人など、誰かと共に食事をすること。
70
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節- 健康・医療の充実
2 一般健康診査やがん検診の推進
3 母子保健の充実
乳幼児健康診査受診率
目 標
現 状
平成 25 年度
96.4%
平成 31 年度
100%
乳幼児健康診査(4か月児・1歳 6 か月
児・2歳児・3歳児)の受診率向上を目指
す。
論
● 広報紙やホームページ、市の各種イベント等を通して
一般健康診査やがん検診の必要性、メタボリックシ
ンドロームの危険性・予防法、がん予防等について啓
発を行います。
● 各種がん検診を実施するとともに、特定の年齢に達
した市民に対して検診無料クーポン券や健康手帳を
配布するなど、受診率の向上に努めます。
第
1
章
● 乳幼児の健全な子育てを支援するため、乳幼児健康
診査(4か月児・1歳6か月児・2歳児・3歳児)
や育児相談の充実を図るとともに、育児不安の解消
及び疾病等の早期発見に努めます。また、発達等
に不安のある乳幼児の保護者等に対し、乳幼児健
康診査二次検診の受診を勧めるとともに早期療育指
導などを実施し、適切な援助支援を行います。
第
2
章
※1
● 未熟児養育医療 事業などにより、入院治療の支援
を行うとともに、退院後の母子保健サービス利用の
円滑化を図ります。
第
3
章
● 妊娠による母体や胎児の健康を保持するため、妊産
婦医療費助成事業や妊婦一般健康診査、乳児一般
健康診査の充実に努めます。また、母親の出産・育児
不安を解消するため、保健師、助産師等による新生
児訪問及び生後4か月までの乳児全戸訪問を実施し
ます。
第
4
章
● 東京電力福島第一原子力発電所事故後の子どもの
健康不安に対応するため、平成25・26年度に実施し
た甲状腺超音波検査について、定期的な追跡調査の
実施を検討します。
【東日本大震災関連】
● 感染症対策の強化を図るため、感染症の特性や予防
方法についての啓発に努めるとともに、医療機関と
BCG、四種混合、二種混合、日本脳炎、ヒブ、
連携し、定期予防接種率の向上を目指します。また、
小児肺炎球菌、麻しん風しん(MR1期、2期)
予防接種の適切な接種を図るため、個人通知や健康
の予防接種率
カレンダー、健康診査等を通じて市民に周知します。
4 感染症予防対策の強化
77.0%
目標
現状
平成 25 年度
第
5
章
平成 31 年度
100%
序
● 新型インフルエンザ等の対策については、
「北茨城市
新型インフルエンザ等対策行動計画」に基づき、迅
速な対応による拡大防止に努めます。
第
6
章
予防接種法に基づく、Ⅰ類疾病の定期予防
接種率の向上を目指す。
※1 未熟児養育医療:身体の発育が未熟なまま生まれ、入院を必要とする子どもに対して、その治療に必要な医療費を公費で負担する
制度。
71
資
料
編
序
-第1節- 健康・医療の充実
論
5 精神保健対策の推進
第
1
章
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
72
● 心の健康に関する情報提供や相談体制の充実を図る
とともに、心の健康や悩みごとに関し、精神科医師
等の協力を得ながら医療、福祉、地域とのつながりを
持つ機会の提供に努めるなど、深刻化する自殺に対
する予防活動を推進します。
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節- 健康・医療の充実
第2項 地域医療の充実
基本方針
序
論
市民がいつでも安心して、必要な地域医療を安定的に受けられる環境を整えるため、地域の中核病
院としての市民病院における医師や看護師等医療従事者の確保に努め、経営の健全化を図ります。ま
た、新たに整備する市民病院の附属診療所とともに在宅診療を推進するなど地域医療の向上に努めま
す。
さらに、地区医師会や近隣の医療機関との役割分担・連携や救急医療体制の充実に努めるととも
に、将来にわたり山間地においても適切な医療を受けられる環境を維持するため、地域の実情を踏ま
※1
えたへき地医療 の充実に努めます。
現況と課題
全国的な医師不足、地域・診療科目両面における医師の偏在などにより、本市を取り巻く地域医療
の現状は依然として厳しい状況にあります。本市の医師数の状況は、平成24年12月31日現在38人、人口
10万人当たり83.6人と、全国平均の237.8人、茨城県平均の175.7人を大きく下回る低い水準となってい
ます。
市では、
「北茨城市立総合病院改革プラン」に基づき、経営の健全化や医師、看護師等医療従事者
の確保、へき地医療拠点病院としての機能強化に努めるとともに、施設の老朽化に伴い、平成26年に
※2
新病院を建設し、新たに療養病床 を設けるなど地域の実情に応じた診療体制の充実に努めていま
す。
しかし、市民意識調査によると、
「夜間・休日の救急医療体制に満足している市民の割合」は、平成
20年調査の21.4%に対し平成26年調査は22.0%とほぼ横ばいであり、
「休日当番医制度」や市民病院
の医療体制の一層の充実が望まれています。
また、子ども・子育てに関する市民アンケートで、
「小児救急医療など小児医療の充実」や「妊娠・出
産医療体制の整備」を望む声が多く出されていることから、産科や小児科などの医療体制や救急医療
※3
体制の充実に努めるとともに、地域の限られた医師数で最適な医療活動を行うため、病病連携 ・病
※4
診連携 の推進や地域の保健福祉活動との連携などが必要となっています。
へき地医療については、広範な行政区域を有し中山間地域に集落が存在する本市においては、その
地域特性から極めて重要な施策です。現在は、市民病院に勤務する医師により、へき地巡回診療及び
水沼診療所で週1回の診療を実施しています。交通の不便な地域には患者輸送車を運行し、市中心部
にある医療機関の受診確保に努めており、今後も重要な施策となっています。
第
1
章
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
※1 へき地医療:山村や過疎地域など地理的な条件等に恵まれず、医療サービスの確保が困難な地域における医療。
※2 療養病床:主として長期にわたり療養を必要とする患者のための病床。
※3 病病連携:患者の治療に関して、地域の病院同士で行う連携のこと。異なる機能を持つ病院が連携し、高度かつ効率的な治療体制
を組むもの。
※4 病診連携:患者の治療に関して、地域の病院と診療所との間で行う連携のこと。初診・通院治療・往診などを診療所(かかりつけ
医)で、入院・特殊検査・高度医療などを病院で連携的に行い、地域全体で患者に対する効率的な治療体制を組むもの。
73
資
料
編
序
論
-第1節- 健康・医療の充実
<目標指標の達成状況>
現況
平成20年度
指標名
新病院の建設
第
1
章
医師修学資金の
貸与者数
(延べ人数)
2名
修学資金貸与者で
市立総合病院に
勤務する医師数
他医療機関からの
患者受け入れ件数
第
2
章
1,436件
夜間・休日の
救急医療体制に
満足している
市民の割合
第
3
章
21.4%
へき地における
巡回診療の回数
週1回
目標
平成26年度
目標の
考え方
開院
平成25年度開院を目指す。
12名
医師の育成につながる医師
修学資金の貸与者数の増加
を目指す。
2名以上
医師修学資金の貸与を受
け、実際に、市立総合病院
に勤務する医師数2名以上
を目指す。
2,000件
病病連携及び病診連携を積
極的に推進し、他医療機関
から市立総合病院に受け入
れる患者数の増加を目指
す。
1,219件
32%
平成20年2月実施市民アン
ケート問20「市民生活やま
ちづくりに対する評価につ
いて-健康、医療、福祉に
ついて(夜間・休日などの
救急医療体制)」の結果を
受け10%の増加を目指す。
22.0%
週1回
本市の中山間地域における
へき地医療を今後も継続し
て実施していくため、週1
回の巡回診療の維持を目指
す。
週1回
●医療施設の現況
第
4
章
第
5
章
第
6
章
到達点
平成25年度
開院
(平成26年度)
備考
平成26年11月
開院
7名
(平成26年4月)
1名
(平成26年4月)
( 各年度4月1日現在、単位:所・人 )
病院
施設数
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
病床数
4
4
4
4
4
4
659
659
648
639
639
639
一般診療所
施設数
病床数
15
16
17
18
18
19
34
34
34
25
25
25
歯科診療所
施設数
15
15
14
14
14
14
【資料:日立保健所】
●市民病院の診療科目
( 平成 26 年 11 月1日現在 )
・内科
・消化器内科
・循環器内科
・外科
・消化器外科
・脳神経外科
・整形外科
・小児科
・皮膚科
・泌尿器科
・産婦人科
・眼科
・歯科口腔外科
・麻酔科
・耳鼻いんこう科 ・放射線科
【資料:病院総務課】
資
料
編
74
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節- 健康・医療の充実
序
論
医療施設分布図
第
1
章
第
2
章
関本 P.A
第
3
章
①
大津港駅
常磐自動
車道
2
⑭
④
国道
6号
線
JR
常磐
線
保健センター
北茨城 I.C
病院
1
2
3
市民病院
廣橋第二病院
瀧病院
⑦
⑩
⑥⑧ ⑬
⑮
③⑪
中郷 S.A
医院・クリニック
① 市立水沼診療所
② かもめ・大津港クリニック
③ あおぞらクリニック
④ 大津町クリニック
⑤ 平川耳鼻咽喉科内科医院
⑥ 北茨城中央クリニック
⑦ 荒川内科医院
⑧ いそはらクリニック
⑨ 北茨城クリニック
⑩ 友愛クリニック
⑪ なかの循環器科内科クリニック
⑫ 高林眼科クリニック
⑬ にいさと眼科クリニック
⑭ 廣橋クリニック
⑮ 市民病院附属診療所(平成 27 年開院予定)
②⑨
1
第
4
章
磯原駅
3
⑫
⑤
南中郷駅
第
5
章
第
6
章
資
料
編
75
序 -第1節-
健康・医療の充実
論
具体的施策
第
1
章
1 市民病院の充実
● 病院事業の効率化を図り、経営の健全化に努めま
す。
市民病院に対する患者の満足度
50%
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
60%
( 平成 26 年度)
患者満足度調査における点数評価の10%増
加を目指す。
第
2
章
● 高度化・多様化する医療ニーズに対応することがで
きる医療機器設備等の整備を推進します。
● 学識経験者や市民の意向を踏まえながら、利用者の
利便性や医療従事者の働きやすさに配慮した病院
経営に努めます。
新病院と保健、医療、福祉サービスが一体的に提
供できるような体制整備を検討します。
● 産科、小児科、心療内科など地域からの要望の高い
医療体制の充実を目指します。
● 市民病院の附属診療所において、外来・在宅医療、保
健予防事業を行い、地域に不足する医療サービスを
実施します。
第
3
章
● 医師と医療従事者の協働・連携によるチーム医療を
推進します。
2 医療従事者の確保・定着
医師修学資金の貸与者数(延べ人数)
平成 25 年度
7名
目標
現状
第
4
章
平成 31 年度
※1
12 名
( 平成 26 年4月)
● 市民がいつでも安心して必要な医療を受けられるよ
うに、医師の招へいや看護師等医療従事者の確保に
努めます。特に、少子化対策の観点から、地域に不足
している産科医や小児科医の招へいに努めます。
医師の育成につながる医師修学資金の貸与
者数の毎年度1名の増加を目指す。
※2
● 地域医療を担う家庭医 ・総合診療医 を養成する
ため、筑波大学・自治医科大学・茨城県等と連携した
教育プログラムを実施します。
現 状
第
5
章
目 標
●「医師修学資金貸与制度」を積極的に推進し、地域
医療に貢献しようとする医師の育成に取り組みます。
また、これにより市民病院の常勤医師の確保を図り
ます。
修学資金貸与者で市民病院に勤務する医師数
● 医療大学機関と連携し医師の定着を図るとともに、
平成 25 年度
平成 31 年度
医療技術の向上に努めます。
1名
5名
( 平成 26 年4月)
医師修学資金の貸与を受け、実際に市民病
院に勤務する医師数5名を目指す。
第
6
章
資
料
編
※1 家庭医:普段から家族の健康状態をよく知っており、一家の健康管理に責任を持つ「かかりつけの医師」のこと。
※2 総合診療医:「総合的な診療能力を有する医師」を指す。身体の状態だけでなく患者の社会生活なども含めた全体を継続的に診つ
つ、必要に応じて臓器や疾病に特化した専門医への橋渡しをする、いわゆるプライマリ・ケア(身近にあって、何でも相談に
乗ってくれる総合的な医療)を行う。
76
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節- 健康・医療の充実
3 医療連携の推進
他医療機関からの患者受入れ件数
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
2,000 件
1,219 件
他医療機関からの患者受入れ件数の毎年
10%の増加を目指す。
論
近隣医療機関との役割分担を明確にし、地域の医
療連携体制を構築するため、日立保健所管内におけ
る医療連携体制を強化します。
第
1
章
地域住民への医療提供体制の充実を図るため、県
北地域の中核病院として地域医療水準の向上を担う
市民病院を中心に、医療機関相互の連携を強化し、
病病連携及び病診連携を推進します。
効果的で効率的な医療サービスを提供するため、
医師をはじめとして、保健師や薬剤師、理学療法士、
※1
作業療法士、管理栄養士などによる多職種連携 体
制の確立を目指します。
夜間・休日の救急医療体制に対する満足度
目 標
現 状
平成 25 年度
32%
平成26年2月実施市民意識調査問15「市民
生活やまちづくりに対する評価について-健
康、医療、福祉について(夜間・休日などの
救急医療体制)」の結果を受け10%の増加
を目指す。
5 へき地医療の充実
へき地における巡回診療の回数
目標
現状
週1回
● 市民病院においては、二次救急医療 体制を担う病
院としての役割を引き続き果たすため、休日や夜間に
おける診療体制の充実を図ります。
平成 31 年度
22.0%
平成 25 年度
第
2
章
※2
4 救急医療の充実
序
平成 31 年度
週1回
市内の病院や診療所との連携により、休日診療
(在宅当番)による休日の救急医療体制の充実に努
めます。
第
3
章
※3
● 市民病院に救急ワークステーション を設置し、市消
防本部との連携を強化します。
※4
● 茨城県救急医療情報コントロールセンター への診
療情報の提供を行います。
第
4
章
● 中山間地域において実施しているへき地医療の充実
を図るとともに、医師の安定的確保に努めます。ま
た、施設・設備、巡回診療車の適正な管理更新を行
います。
● 交通の不便な地域で運行している患者輸送車の維
持確保に努めます。
第
5
章
週1回の巡回診療の維持を目指す。
第
6
章
※1 多職種連携:患者を看るために、多くの職種がそれぞれの専門性を生かして連携を取り合っていくこと。
※2 二次救急医療:入院治療を必要とする重症患者に対応する医療。都道府県が定めた医療圏域(二次医療圏)ごとに整備される。
※3 救急ワークステーション:医療機関と消防機関が連携し、救急隊員の知識・技術の向上を目的とした「教育」の拠点であり、また、
応急手当普及啓発推進活動の拠点としての役割も果たす、市民の救命・安心のための研修施設。
※4 茨城県救急医療情報コントロールセンター:県内の医療機関・消防本部・市町村からインターネットで情報を収集し、県民の誰も
が、いつでも、どこでも救急医療が受けられるよう、救急医療機関の案内を行う拠点的施設。
77
資
料
編
序
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
第2節 地域福祉の充実
論
第1項
地域福祉の充実
基本方針
第
1
章
住み慣れた地域において、市民が互いに支え合い、助けあえる、ぬくもりのあるまちを築いていくた
※1
め、地域福祉推進体制の充実を図るとともに、関係機関との連携により、地域ケアシステム の充実強
化に努めます。
また、福祉サービスに関する情報提供や普及啓発を推進するとともに、地域福祉の理念の醸成など
地域ぐるみの福祉を目指します。
福祉ボランティア活動の育成支援に努め、市民参加による地域福祉を推進します。
第
2
章
現況と課題
都市化の進展や個人の価値観の多様化から、本市においても地域における相互扶助機能の低下や
地域住民同士の支えあい意識の希薄化などが課題になっており、少子高齢化や核家族の進行などが
状況を一層深刻化させています。
こうした状況の中、本市では、平成26年度に「北茨城市地域福祉計画【第2期】」を見直し、新たに
「安心して快適にくらしていけるまち みんなでつくるきたいばらき」を理念とする「北茨城市地域福
祉計画【第3期】」を策定し、
「福祉サービスの総合化」や「福祉活動への市民参加・地域の交流促進」
などについて重点的に取り組むことにしました。
「北茨城市地域福祉計画【第3期】」を策定するにあたって実施した市民意識調査によると、市民
※2
「聞いたこともあり、意味も知っている」人は10%にとど
の「ノーマライゼーション 」に対する理解は、
まっており、さらにボランティア活動を「現在活動している」人は13%、
「活動した事は無い」人は67%
という結果になりました。これらのことから、今後も、市民の福祉に対する意識を高めるとともに、市民
主体の福祉活動の重要性を啓発していくことが必要となっています。
今後は、この計画を基に、市と市民、団体、事業者などが連携し、地域社会において相互扶助の仕組
みが効果的に発揮されるよう、地域福祉団体の育成やボランティア活動の推進、学校、社会における
福祉教育の充実などを通して、地域福祉に対する市民意識の一層の高揚を図るとともに、福祉コミュニ
ティの充実により地域に根ざした福祉の推進体制を整えていく必要があります。
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
※1 地域ケアシステム:在宅の介護や生活支援を必要とする方々に対して、一人ひとりに最も適するように保健・医療・福祉サービスを
組み合わせて提供する仕組み。
※2 ノーマライゼーション:障害者と健常者が分け隔てなく共存できる社会こそが通常の状態であるという考え方。
78
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
<目標指標の達成状況>
指標名
現況
平成20年度
目標
平成26年度
「北茨城市地域
福祉計画」の策定
(見直し)
策定
策定
(第1次計画)
(見直し)
190世帯/人
福祉ボランティア
講座の開催
2回/年
福祉活動への参加
促進
第1次計画の見直しを行
い、第2次計画(平成22年
~26年)の策定を目指す。
(第3次計画)
(平成26年度)
190世帯/人
4回/年
福祉ボランティア活動に興
味がある市民に対し、参加
のきっかけとなるようなボ
ランティア講座を実施し、
開催回数の増加を目指す。
2回/年
4,600人
福祉ボランティア活動に参
加している市民の数10%の
増加を目指す。
4,193人
4箇所
市の社会福祉施設のうち地
域に開放している施設の拡
大を目指す。
3箇所
論
備考
策定
190世帯/人
4,168人
地域住民との交流
促進のため地域に
開放している施設
の数 到達点
平成25年度
民生委員1人当たりの世帯
数(190世帯)を維持し、
活動の強化を目指す。(民
生委員数92人)
※1
民生委員 の活動
強化
目標の
考え方
4箇所
第
1
章
心障センター
(2)
、地域 福
祉 交 流 セ ン
ター、老人福
祉センター
1 地域福祉の増進
「北茨城市地域福祉計画」の策定(見直し)
目標
現状
策定
平成 31 年度
策定
(第3次計画)
( 平成 26 年度)
(第4次計画)
第3次計画の見直しを行い、第4次計画(平
成32年~36年)の策定を目指す。
民生委員の活動強化
190 世帯/人
目 標
現 状
平成 25 年度
第
2
章
第
3
章
具体的施策
平成 25 年度
序
平成 31 年度
190 世帯/人
●「北茨城市地域福祉計画【第3期】」に基づき、地域
における総合的な地域ケアシステムの充実を図ると
ともに、計画の着実な推進に努めます。
第
4
章
● 市民の福祉意識の向上を図るため、福祉に関する情
報提供や啓発活動の充実に努めます。
各地域におけるふれあいや支えあいの機能を再構
築するため、地域福祉推進体制を強化し、市民を交
えた地域活動を展開します。
第
5
章
● 地域福祉を支える社会福祉協議会については、福祉
サービスの担い手から、地域福祉のコーディネーター
としての役割に重点を置いた体制に転換するととも
に、機能の強化を図ります。
※2
民生委員1人当たりの世帯数(190世帯)を
維持し、活動の強化を目指す。
(民生委員数92人)
● 民生委員・児童委員 の活動に対し、積極的に支援
するとともに、委員の安定的な確保に努めます。
第
6
章
※1 民生委員:厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域において、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会
福祉の増進に努める者であり、児童委員を兼ねる。
※2 児童委員:厚生労働大臣から委嘱され、児童の生活環境の改善・福祉・保健など、児童福祉に関する援助・指導を行う者であり、
民生委員がこれを兼ねる。
79
資
料
編
-第1節- 健康・医療の充実
地域福祉の充実
序 -第2節-
論
2 市民参加による地域福祉の推進
福祉活動への参加促進
平成 25 年度
目 標
現 状
第
1
章
平成 31 年度
4,600 人
4,193 人
福祉ボランティア活動に参加している市民の数
10%の増加を目指す。
福祉ボランティア講座の開催
平成 25 年度
目 標
現 状
第
2
章
学校教育、広報活動、各種講演会や研修会など、
あらゆる機会を活用し、地域福祉の意義や重要性に
ついて普及・啓発を図ります。また、幅広い層の市民
が福祉活動に参加できるように、参加機会の拡大に
努めます。
福祉サービスの担い手として重要な役割を持つ、
市民ボランティア、NPO法人、民生委員などが、行
政との協働によるまちづくりに積極的に取り組むこと
ができるように、環境の整備を進めます。
平成 31 年度
4回/年
2回/年
福祉活動への市民の参加促進を図るため、
そのきっかけとなるボランティア講座の開
催回数の増加を目指す。
第
3
章
3 社会福祉施設の整備・運用
地域住民との交流促進のため地域に開放
している施設の数
4箇所
第
4
章
目標
現状
平成 25 年度
平成 31 年度
6箇所
市の社会福祉施設のうち地域に開放する施
設数の増加を目指す。
第
5
章
第
6
章
資
料
編
80
● 社会福祉施設の一体的な利用を図るため、保健セン
ター、老人福祉センター、心身障害者福祉センターな
ど、既存の施設に不足している機能を見極めるととも
に、必要な施設整備について検討し、市民病院と連
携した地域福祉の向上に努めます。
● 利用者本位のサービス提供に努めるとともに、ふれ
あいの場として施設を地域に開放し、地域住民との
ふれあい活動を促進します。
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
第2項
児童福祉の充実
基本方針
序
論
少子化による地域社会の変化に対応し、次代を担う児童の減少を抑制するため、児童福祉施設の充
実に努めるとともに、地域ぐるみでの子育て支援を推進します。
また、多様なニーズに対応した保育サービスの充実や、放課後における児童の健全育成の充実、地
※1
域子育て支援センター を核にした子育て家庭の不安感や孤独感を解消するための相談体制の充
実、児童虐待の防止対策など、総合的に少子化対策・子育て支援に取り組み、すべての子どもたちが
健やかに明るく成長することができる環境づくりを目指します。
現況と課題
我が国の人口は平成18年をピークに減少傾向に転じており、その原因の一つである少子化は、今後
の社会経済状況や社会保障制度に大きな影響を及ぼすものと考えられます。
また、少子化に加え、共働き家庭の増加、核家族化の進行、さらにはひとり親家庭の増加などにより
児童を取り巻く環境は大きく変化しています。
このため、家庭や地域における子育て機能の低下や、子育て中の親の不安感・孤独感の拡大と
いった問題も生じており、平成24年8月に、子ども・子育てをめぐる様々な課題を解決するため、
「子ど
※2
「北茨城市子ども・子育て支援プラン」に基づく認定こども
も・子育て支援法 」が成立し、本市では、
※3
※4
園 などの「教育・保育施設」の提供体制の整備、放課後児童クラブ や地域子育て支援センターな
どの「地域子ども・子育て支援事業」の充実を図ることになりました。
本市の幼稚園や保育所・園、認定こども園の状況をみると、既に市立幼稚園は廃止され、私立幼稚
園4園はすべて「認定こども園」に移行するなど時代の変化に対応した事業を推進しています。
また、平成20年度からは第3子以降の出産に対する祝金の支給や平成25年度からは不妊治療の助
成事業を行うなど、少子化対策にも力を入れています。
市の地域子育て支援センターの利用者数は、平成20年度の約4,100人から、平成25年度には目標の
5,000人を大幅に上回る11,065人となっていますが、
「北茨城市子ども・子育て支援プラン」策定のため
のアンケートからは、子育てに不安や負担を感じる人(「非常に感じる」と「なんとなく感じる」の合計)
は未就学児の保護者で51.9%、就学時の保護者では42.9%となっており、今後も、保護者に対する相
談支援や交流の場の提供の充実を図っていく必要があります。
※5
さらに、児童虐待の防止を目指し、
「北茨城市要保護児童対策地域協議会 」を定期的に開催し、早
期発見に向けた取組みや連携支援体制を検討しており、今後も、関係機関の密接な連携が求められて
います。
今後は、
「北茨城市子ども・子育て支援プラン」に基づき着実にサービスを提供していくとともに、市
民や利用者への新制度の普及啓発を図り、新制度を円滑に実施することが必要です。
※1 地域子育て支援センター:乳幼児及びその保護者の相互交流の場で子育て不安に関する相談や情報提供・助言等を行う施設。
※2 子ども・子育て支援法:すべての子どもに良質な生育環境を保障する等のため、子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びに
これに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等を定めた法律。2012年(平成24年)8月成立。
※3 認定こども園:保育所と幼稚園の機能を統合させた施設。就学前の子どもに幼児教育・保育を提供し、地域における子育て支援を
行うため、都道府県知事の認定を受けて運営される施設。2006年(平成18年)10月から導入。
※4 放課後児童クラブ:保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している子どもたち(放課後児童)に対し、授業の終了
後に余裕教室等を利用して適切な遊び及び生活の場を提供して、健全な育成を図るもの。放課後児童健全育成事業、児童クラ
ブ、学童クラブ、学童保育に同じ。
※5 北茨城市要保護児童対策地域協議会:要保護児童の早期発見及びその適切な保護又は要支援児童若しくは特定妊婦への適切な支援
を図るため、情報交換、支援に関する協議、関係機関等との連携を行う。
81
第
1
章
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
序
論
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
<目標指標の達成状況>
現況
平成20年度
目標
平成26年度
目標の
考え方
到達点
平成25年度
備考
延長保育実施園
4園
5園
公立・私立をあわせ、すべ
ての保育園において、延長
保育の実施を目指す。
4園
公立保育所未
実施
待機児童数
(0歳児)
0人
0人
待機児童数(0歳児)ゼロ
の維持を目指す。
0人
50人
指標名
第
1
章
学童クラブ
受入児童数
(年間月平均)
40人
50人
学童クラブの受入れ体制の
拡充を目指す。(平成17年
度~平成20年度までの年間
月平均入所児童数は4施設
平均で約40名)
地域子育て支援
センターの年間
利用者数
約4,100人
5,000人
地域子育て支援センターの
利用者の増加を目指す。
11,065人
年5回
子育てに関する相談機能、
情報交換の場の充実を図る
ため、子育て講演の開催回
数の増加を目指す。
年4回
80件/年
第3子以降の出産に対し祝
金を支給する事業におい
て、支給件数の増を目指
す。
43件/年
1回/月
本市の関係8機関による対
策協議会を定期的に開催
し、要保護児童について情
報を共有することにより的
確な支援を目指す。
1回/月
※1
第
2
章
子育て講演等の
開催回数
出産祝金の
支給者数
第
3
章
第
4
章
第
5
章
61件/年
「北茨城市要保護
児童対策地域
協議会」の開催
資
料
編
1回/月
●保育所・幼稚園(認定こども園)の現状
区分
保育所
定員
幼稚園
(認定こども園)
保育所
園児数
幼稚園
公私計
(認定こども園)
保育所・幼稚園
(認定こども園)
計
第
6
章
年4回
(単位:人)
平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度
公立(2園)
120
120
120
120
120
私立(4園)
430
430
430
460
460
計 (6園)
550
550
550
580
580
私立(4園)
1,070
1,000
1,000
1,000
1,000
0歳
1-2歳
3歳未満計
3歳以上
計
64
162
226
335
561
65
168
233
327
560
55
179
234
290
524
57
180
237
275
512
64
177
241
298
539
計
759
710
737
761
746
64
162
1,094
1,320
65
168
1,037
1,270
55
179
1,027
1,261
57
180
1,036
1,273
64
177
1,044
1,285
0歳
1-2歳
3歳以上
計
※ 保育所は12月1日現在。幼稚園( 認定こども園 )は5月1日現在。平成 21年度幼稚園定員には公立2箇所定員70 人含む。
※ 幼稚園は平成 25 年度に2箇所、平成 26 年度に2箇所が幼稚園型認定こども園に移行
【資料:社会福祉課】
※1 学童クラブ:放課後児童クラブに同じ。
82
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
●保育所(園)施設
施設名
関本保育所
木皿保育所
磯原保育園
大津保育園
中郷保育園
みなみ保育園
設置主体
北茨城市
北茨城市
( 福 ) 慶陽会
( 福 ) 清和会
( 福 ) 丸昌会
( 福 ) 清和会
所在地
関本町八反 184-5
磯原町木皿 723-5
磯原町磯原 798
大津町 1353
中郷町日棚 1806-2
中郷町足洗 911-15
定員(人)
60
60
150
120
120
70
論
認可年月
昭和 29 年4月
昭和 45 年4月
昭和 39 年6月
昭和 46 年4月
昭和 48 年4月
昭和 52 年4月
第
1
章
【資料:社会福祉課】
●認定こども園
施設名
杉の子幼稚園
旭幼稚園
いそはら幼稚園
誠之会幼稚園
設置主体
(学)杉本学園
(学)豊田学園
(学)大平学園
(学)誠之会学園
所在地
磯原町磯原 826-4
大津町北町1丁目 7-3
磯原町豊田 920
関本町関本下 974
定員(人)
240
140
420
100
第
2
章
【資料:社会福祉課】
●放課後児童クラブ施設
施設名
中郷フレンドリークラブ
学童・風の子クラブ
大津保育園学童クラブ
いそはら幼稚園学童クラブ
設置主体
( 福 ) 丸昌会
( 福 ) 慶陽会
( 福 ) 清和会
( 学 ) 大平学園
所在地
中郷町日棚 1806-2
磯原町磯原 798
大津町 1353
磯原町豊田 920
定員(人)
35
70
50
70
認可年月
平成 11 年6月
平成 12 年4月
平成 15 年4月
平成 17 年4月
第
3
章
【資料:社会福祉課】
●放課後児童クラブの利用状況
区分
1~3年生(人)
4~6年生(人)
合計(人)
実施箇所数 ( 所)
平成 21 年度
183
10
193
4
平成 22 年度
187
13
200
4
平成 23 年度
169
30
199
4
平成 24 年度
187
19
206
4
平成 25 年度
175
25
200
4
第
4
章
※ 人数は年間利用延べ人数を 12 か月で除したもの
【資料:社会福祉課】
●地域子育て支援センター等
施設名
大津保育園
磯原保育園
中郷子どもの家
大津子どもの家(※)
設置主体
( 福 ) 清和会
( 福 ) 慶陽会
北茨城市
北茨城市
所在地
大津町 1353
磯原町1丁目 5
中郷町石岡 814-1
大津町北町4丁目 8-4
開所年月
平成 17 年5月
平成 19 年4月
平成 22 年4月
平成 16 年7月
第
5
章
※ 大津子どもの家は「多目的施設」として活用
【資料:社会福祉課】
●地域子育て支援センター利用者数
区分
平成 21 年度
年間延べ利用者数(人)
4,175
3歳未満年間延べ
2,401
利用者数(人)
実施箇所数 ( 所)
2
平成 22 年度
7,878
平成 23 年度
9,277
平成 24 年度
11,031
平成 25 年度
11,065
4,530
5,334
6,343
6,362
3
3
3
3
第
6
章
【資料:社会福祉課】
●母子・父子世帯の推移
区分
女親と子ども
男親と子ども
計
平成7年
1,116
229
1,345
( 単位:世帯 )
平成 12 年
1,270
274
1,544
平成 17 年
1,446
301
1,747
序
平成 22 年
1,528
326
1,854
資
料
編
【資料:国勢調査】
83
序
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
論
福祉施設分布図(児童福祉)
第
1
章
第
2
章
関本 P.A
常磐自動
車道
第
3
章
2
4
2⑦
1
5③
国道
6号
線
JR
常磐
線
北茨城 I.C
第
4
章
1
3
④
1
⑥4
②
磯原駅
2
3⑤
中郷 S.A
6①
保健センター
第
5
章
南中郷駅
社会福祉協議会
保育所・保育園
4
木皿保育所(平成26年度をもって閉所)
関本保育所
みなみ保育園
磯原保育園(地域子育て支援センター)
5
大津保育園(地域子育て支援センター)
6
中郷保育園
1
2
3
第
6
章
放課後児童クラブ
① 中郷フレンドリー
② 磯原風の子クラブ
③ 大津保育園学童クラブ
④ いそはら幼稚園学童クラブ
⑤ みなみ保育園学童クラブ(平成27年度開設予定)
⑥ 杉の子ワンダールーム(平成 27 年度開設予定)
⑦ 旭幼稚園学童クラブ(平成 27 年度開設予定)
認定こども園
1
2
3
4
資
料
編
84
杉の子幼稚園
旭幼稚園
いそはら幼稚園
誠之会幼稚園
多目的施設
1
2
北茨城市大津子どもの家
北茨城市中郷子どもの家(地域子育て支援センター)
大津港駅
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
序
論
具体的施策
1 教育・保育施設の充実
待機児童数(0歳児)
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
0人
0人
● 認定こども園の整備・充実を図り、保育機能と教育機
能を備えた教育・保育施設として市民ニーズの多様
化・高度化に対応します。
※1
待機児童数(0歳児)ゼロの維持を目指
す。
第
1
章
● 保育所・園の整備・充実を図り、保育を必要とするす
べての子どもの入所希望に対応します。
※2
● 小規模保育事業 、家庭的保育事業 、居宅訪問型
※3
※4
保育事業 、事業所内保育事業 の4類型ある地域
型保育事業についても、市民ニーズを勘案して、適宜
整備を検討します。
第
2
章
● 幼児期における教育・保育の重要性を踏まえ、スムー
ズに就学できるよう認定こども園、保育所・園、小学
校の連携を強化します。
第
3
章
目標
現状
2 地域子ども・子育て支援事業の充実●「北茨城市子ども・子育て支援プラン」に基づき、放
課後児童健全育成事業をはじめとし、地域子育て支
時間外保育実施園
援拠点事業(地域子育て支援センター)や時間外保
育事業など、多様なサービスの提供と充実に努めま
平成 25 年度
平成 31 年度
す。
8園
4園
すべての私立保育園において、引き続き時
間外保育を実施する。
● 悩みや不安を持つ子どもや保護者に対して、児童相
談所等の関係機関との連携のもと、相談体制の充実
に努めます。
第
4
章
40 人定員の児童クラブ数
4クラブ
目標
現状
平成 25 年度
平成 31 年度
10 クラブ
第
5
章
私立保育園・幼稚園8園すべての設置を目
指す。
※大型定員(70人)の児童クラブ2箇所は、
40人定員のクラブに分割し4クラブとするた
め、全部で10クラブとなる予定。
第
6
章
※1 小規模保育:0~3歳未満児を対象とした、定員が6人以上19人以下の少人数で行う保育。一人の保育スタッフが担当する子ども
の数が少ないため、手厚く子どもの発達に応じた質の高い保育を行うことができる。
※2 家庭的保育:保育者の居宅、その他の場所で行われる利用定員5人以下の少人数で行われる0~3歳未満児を対象にした異年齢保
育。家庭的な雰囲気の下で、少人数を対象にしたきめ細かな保育を行うことができる。
※3 居宅型保育事業:保育を必要とする子どもの居宅において、0~3歳未満児に1対1を基本とするきめ細かな保育を実施する。
※4 事業所内保育事業:主として自社の従業員の子どもの他、地域において保育を必要とする子どもに保育を提供する。
85
資
料
編
-第1節- 健康・医療の充実
地域福祉の充実
序 -第2節-
論
地域子育て支援センターの年間利用者数
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
11,269 人
11,065 人
第
1
章
地域子育て支援センターの利用者の増加を
目指す。
子育て講演等の開催回数
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
年4回
年4回
第
2
章
子育て講演等の開催回数の維持を目指す。
3 児童の健全育成
子ども同士が遊びを通じてそれぞれの個性や能
力、社会性を身につけることができる子育て環境づ
くりに取り組むとともに、母親や保護者の子育てへの
不安解消や親子のスキンシップを目的に活動する母
親クラブの充実を図ります。
第
3
章
運動会や夏祭りなど様々な行事を通じて、子ども
と地域の人や高齢者が交流できる機会を創出し、人
や地域とのふれあいにより児童の豊かな心を育みま
す。
第
4
章
4 少子化対策の強化
出産祝金の支給者数
43 件/年
第
5
章
目標
現状
平成 25 年度
平成 31 年度
52 件/年
第3子以降の出産に対する祝金の支給件数
の増を目指す。
● 本市の少子化対策として、第3子以降の出産に対し、
引き続き祝金を支給します。これにより、次世代の地
域社会を担う子どもの出産を支援するとともに、児
童の健全な育成及び福祉の増進につなげます。
● 次代を担う子どもの出産を支援するため、市が実施
する様々な制度についてPRを行います。
市内企業のうち、育児と仕事の両立支援に積極的
に取り組む企業に対し、表彰や優遇措置などの支援
を検討します。
● 不妊に悩む夫婦に対し不妊治療費の一部助成を行
い、対象者の経済的負担の軽減を図ります。
第
6
章
資
料
編
86
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
論
● 児童虐待防止ネットワークを強化し、より速やかな支
援と対応を図るため、
「北茨城市要保護児童対策地
「北茨城市要保護児童対策地域協議会」の開催
域協議会」の機能強化に努め、切れ目のない総合的
支援を行うための体制の充実に努めます。
平成 25 年度
平成 31 年度
5 児童虐待防止対策
目 標
現 状
1回/月
本市の関係8機関による対策地域協議会
を定期的に開催し、要保護児童について情
報を共有することにより的確な支援を目指
す。
6 ひとり親家庭支援
第
1
章
「北茨城市要保護児童対策地域協議会」を定期
的に開催し、要保護児童等に関する情報の共有化を
図るとともに、虐待リスクの高い児童・家庭の早期発
見に努めます。また、緊急時には関係機関が連携して
対応できる支援体制を整備します。
1回/月
序
● 児童虐待の発生予防と早期発見を目指し、児童相談
所等関係機関と連携を図りながら啓発活動を推進し
ます。
第
2
章
● ひとり親家庭などの子育て支援、相談体制の充実に
努めます。
● 関係機関と連携を強化し、就労支援やキャリアアッ
※1
プ を支援します。また、ひとり親家庭の就労支援の
ため、市が指定した資格の取得を目指し養成機関で
2年以上修学する場合に、給付金を支給します。
第
3
章
● 児童扶養手当等の経済的支援を図ります。
● ひとり親世帯の自立支援のため、ハローワークと連携
し、就労支援を行います。
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
※1キャリアアップ:より高い専門的知識や能力を身につけること。
87
序
論
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
第3項
高齢者福祉の充実
基本方針
※1
地域包括ケアシステム 構築の実現を目指し、高齢者が地域社会とのかかわりを持ちながら、安心
※2
して生き生きと暮らすことができるように、地域包括支援センター を核として、医療サービス、介護
サービス、介護予防サービス、見守り等の生活支援、住環境の改善・整備支援を総合的に推進しま
す。
また、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯、認知症高齢者に対する地域の支え合い事業や生
きがいづくり、施設サービスの充実に努めます。
第
1
章
現況と課題
第
2
章
本市における平成26年4月1日現在の65歳以上の人口は12,624人で、総人口に占める割合は28.4%
に達しており、人口の4人に1人以上が高齢者となっています。この傾向は今後もさらに進み、国立社
会保障・人口問題研究所の推計によると、平成32年(2020年)には高齢化率は33.9%と人口の3人に1
人以上となることが予想されています。
ひとり暮らしの高齢 者数は平成 21年には1,2 9 9人(10.8%)でしたが、平成 2 6 年には1,5 3 9人
(12.2%)と増加しており、生活介助、安全管理の充実が課題となっています。
本市では、高齢者の総合的な相談・支援を行う、地域包括支援センターを市役所高齢福祉課内に設
※3
けるとともに、市内3ケ所に在宅介護支援センター を設置して身近な支援体制を整備しています。
また、ボランティアと連携した配食サービスや各種生活支援サービス、ふれあい生き生きサロン事
業をはじめとする生きがいづくり事業を推進するとともに、高齢者の就労支援などにも力を入れていま
す。
今後重要な課題となる認知症高齢者への取組みについても積極的に進めており、認知症サポー
※4
ター 養成講座の年間延べ受講者数は平成20年度の385人から、平成25年度には目標の500人を上回
る601人に増加しました。
一方、平成26年度に「北茨城市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(平成27年度~平成29年度)」
を策定するために65歳以上の方を対象に実施した「北茨城市日常生活圏域ニーズ調査」によると、
「趣
味がある人」は7割以上、
「生きがいがある人」は8割と多いものの、会やグループ等に「参加していな
い」人は半数以上で、社会参加活動や仕事を「していない」人も約7割以上となっていることがわかりま
した。
「北茨城市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(平成27年度~平成29年度)」においては、今後高
※5
齢者人口の急速な増加を踏まえ、団塊の世代が後期高齢者 となる2025年(平成37年)に向け、量的
側面及び質的側面の双方から適切な支援を行うことが求められることから、高齢者の尊厳の保持と自
立した生活の支援を目的に、可能な限り住み慣れた地域で生活を継続することができるよう包括的な
支援やサービスの提供、認知症支援、高齢者の社会参加の機会の拡大が必要だと考えています。
本市の高齢者福祉サービスの拠点である老人福祉センター及びデイサービスセンター「ライト」に
ついては、築後25年を経過し老朽化への対応として大幅な改築又は新築等が必要となっていることか
ら、今後の社会情勢を見極めながら、そのあり方について検討する必要があります。
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
※1 地域包括ケアシステム:団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮
らしを最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステム。
※2 地域包括支援センター:地域住民の福祉の増進を包括的に支援することを目的として、介護予防事業マネジメントや高齢者の総合
的な相談・支援などを一体的に実施する中核拠点。
※3 在宅介護支援センター:概ね65歳以上で介護を要する在宅者とその家族を対象に、市町村の福祉サービスや専門家による相談・指
導が常時受けられる施設。1990年(平成2年)から、特別養護老人ホーム・病院などに併設された。
※4 認知症サポーター:認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族を自分のできる範囲で暖かく見守り支えていく人。認知症サ
ポーター養成講座を受講すれば誰でもなることができる。
※5 後期高齢者:高齢者のうち75歳以上の人。
88
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
論
<目標指標の達成状況>
指標名
現況
平成20年度
目標
平成26年度
目標の
考え方
到達点
平成25年度
在宅介護支援
センター、地域
包括支援センター
の相談件数
2,725件
3,000件
在宅介護支援センター、地
域包括支援センターの相談
件数の増加を目指す。
2,940件
備考
第
1
章
在介2,576件
包括 364件
65歳以上の高齢者に対し、
65歳以上の要介護
及び要支援者の
割合
各種介護予防事業
の評価(利用者の
満足度)
福祉ボランティア
の育成や福祉教育
に対する満足度
※1
13%
60%
32.5%
序
10%以下を
目指す
各種のケアマネジメント
※2
や介護予防事業 を実施
し、要介護及び要支援者割
合の抑制を目指す。
16%
平成20年度の
指 標 は 「 男
性介護者のた
めの支援研究
報告書」作成
時にとったア
ンケートであ
り、その後こ
のアンケート
は実施してい
ないため達成
度は不明
80%
リハビリ体操や介護教室な
どの介護予防事業を実施
し、アンケートを通して成
果の有無を分析する。満足
度向上を目指す。
43%
平成20年2月実施市民アン
ケート問20「市民生活やま
ちづくりに対する評価につ
いて-健康、医療、福祉に
ついて(福祉ボランティア
の育成や福祉教育)」の結
果を受け10%の増加を目指
す。
35.2%
601人
8箇所で実施
(中学校含む)
38事業311回開
催
―
認知症サポーター
の養成(講座受講
年間延べ人数)
385人
500人
地域ぐるみで認知症の方や
その家族を支えるため、一
般市民、中学生などを対象
に認知症サポーターを養成
し、サポーターの増加を目
指す。
生きがい対策事業
利用者数
8,275人
9,100人
生きがい対策事業利用者数
10%増を目指す。
9,103人
老人福祉センター
の利用者数
11,276人
12,400人
老人福祉センターの利用者
数10%増を目指す。
9,628人
デイサービス
センター
「ライト」の
利用者数
4,342人
4,800人
デイサービスセンターの利
用者数10%増を目指す。
3,687人
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
※1 ケアマネジメント:個々人の多様な要求に対応し、各種サービスを調整して適切で効果的なケアを提供すること。
※2 介護予防事業:65歳以上の方を対象に、介護が必要となる状態になることを予防するために行う事業。
89
序
-第2節- 健康・医療の充実
-第1節-
地域福祉の充実
2-2-3 65 歳以上の人口と高齢化率の推移
論
■ 65 歳以上の人口と高齢化率の推移(各年4月1日)
第
1
章
(人 )
16,000
人口
高齢化率
25.7
25.3
25.8
27.5
28.4
1,156
1,030
12,365
12,624
(%)
30
26.3
24
12,000
1,335
12,048
12,133
12,017
12,032
18
8,000
第
2
章
12
4,000
6
0
0
H21
H22
H23
H24
H25
H26 ( 年 )
【資料:常住人口調査】
第
3
章
2-2-3 一人暮らし高齢者 ・ 認知症高齢者の推移
■ひとり暮らし高齢者・認知症高齢者の推移(各年4月1日)
(人 )
2,500
第
4
章
2,000
ひとり暮らし高齢者
認知症高齢者
93
73
63
66
1,299
1,362
1,353
1,000
75
67
1,500
第
5
章
(人 )
100
1,386
1,472
1,539
50
43
25
500
0
0
H21
H22
H23
H24
H25
H26 ( 年 )
【資料:高齢福祉課】
第
6
章
資
料
編
90
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
序
論
福祉施設分布図(高齢者福祉、介護保険関連)
(介予)介護予防支援
(居宅)居宅介護支援
(訪介)訪問介護
(訪入)訪問入浴
(訪看)訪問看護
(訪リ)訪問リハビリ
(居療)居宅療養管理指導
(通介)通所介護(デイサービス)
(通リ)通所リハビリステーション
(短生)短期入所生活介護
(短療)短期入所療養介護
第
1
章
(福用)福祉用具貸与・購入
(介福)介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
(介保)介護老人保健施設
(介医)介護療養型医療施設
(認通)認知症対応型通所介護
(小規模)小規模多機能型居宅介護
(認共)認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
(軽費)軽費老人ホーム
第
2
章
関本 P.A
13
常磐自動
車道
33
12
34
保健センター
社会福祉協議会
11
介護保険関連施設
1 北茨城市地域包括支援センター(介予)
「のぞみ」
(居宅)
2 北茨城市社協ケアプランナー
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
26
29
北茨城市社協介護センター「のぞみ」
(訪介・訪入)
北茨城市社会福祉協議会 指定通所介護事業所(通介)
介護老人保健施設 おはよう館(通リ・短療・介保)
ケアプランセンター おはよう館(居宅)
訪問リハビリステーション おはよう館(訪リ)
ライフサポート平賀(居宅・訪介)
医療法人芳医会瀧病院(居宅・訪リ・居療・介医)
介護老人保健施設 ひだまり倶楽部(通リ・短療・介保)
訪問介護ステーション きぼう(訪介)
訪問看護ステーション みらい(訪看)
グループホーム あとむ(認共)
ニチイケアセンター磯原(認共)
颯爽と(小規模)
にこやかセンター(通介)
特別養護老人ホーム エスコート磯原(介福)
17
居宅介護支援事業所 エスコート磯原(居宅)
18
デイサービスセンター エスコート磯原(通介)
ショートステイ エスコート磯原(短生)
19
居宅介護支援事業所 あやとり(居宅)
ウィラブ北茨城訪問介護事業所 あやとり(訪介)
あじさいの杜 あやとり(通介)
ケアハウスマイホーム五浦(軽費)
指定居宅介護支援事業所 あかね(居宅)
ヘルパーステーション あかね(訪介)
デイサービスセンターあかね園(通介)
スマイルあかね(認通)
特別養護老人ホーム ときわの杜(短生・介福)
ときわの杜指定居宅介護支援事業所(居宅)
ケアプランセンター きずな(居宅)
ヘルパーステーション 虹(訪介)
デイサービスセンターきずな(通介)
デイドリーム(居宅・訪介)
高齢者グループホーム アテン中郷(認共)
①3
25
20
21
22
23
24
25
26
14
第
4
章
23
磯原駅
8 24
6
18
32
22 31
30
国道
6号
線
JR
常磐
線
北茨城 I.C
① 老人福祉センター「ライト」
3
4
10
7 4
9 20
1 5
21
高齢者福祉施設
第
3
章
大津港駅
2
17
中郷 S.A
19
27
16
15
南中郷駅
28
日立ライフ中郷介護ステーション(居宅・訪介・訪入・福用)
レスパイトあとむ中郷(小規模)
デイサービスあとむ中郷倶楽部(通介)
在宅介護プランこごみ(居宅)
訪問介護こごみ(訪介)
デイサービスこごみ(通介)
デイサービスなずな(通介)
トレーニングルーム輝き(通介)
デイサービスそれぞれ(通介)
介護じゃんけんぽん北茨城(居宅・訪介)
ケアマネ事務所 海風(居宅)
デイサービス 海風(通介)
訪問看護ステーションはんどはぁと(訪看)
ワンポとポンタのおうち(通介)
夢なかま運動倶楽部リハビリ特定型デイサービス(通介)
27 夢なかま居宅介護支援事業所(居宅)
夢なかま訪問看護ステーション(訪看)
夢なかま 通所介護(通介)
28 合同会社 こころケアサービス(福用)
29 デイサービスセンターまんまる(通介)
30 ケアプランセンター つきあかり(居宅)
デイサービス つきあかり(通介)
31 にこにこ介護(訪介)
32 樹楽 団らんの家 大津(居療)
33 デイサービス やまに郷作(通介)
34 ケアプランセンター 大津おはよう館(居宅)
元気の郷 あおば(通介)
デイサービス あさひ(認通)
グループホーム しおさい(認共)
ぬくもりの家 大津(小規模)
第
5
章
第
6
章
資
料
編
91
-第1節- 健康・医療の充実
地域福祉の充実
序 -第2節-
論
具体的施策
● 介護保険認定をされていない高齢者で、日常の生活
に支障がある方を対象とした、家事支援・指導、日常
在宅介護支援センター、地域包括支援センター
動作訓練などといった生活支援サービスの提供を行
の相談件数
います。
1 生活支援・福祉サービスの充実
平成 25 年度
目 標
現 状
第
1
章
2,940 件
平成 31 年度
3,300 件
平成31年推計高齢者人口の25%を目指す。
第
2
章
● 高齢者のみの世帯を対象にした自宅周りの修繕・手
入れのサービス提供等を行い、高齢者の生活・自立
援助を推進します。また、老人福祉電話の設置や寝
たきり高齢者に対する火災報知器、自動消火器など
の給付を行い、災害時の安全性を確保します。
● 要介護高齢者を介護する家族の方などに対象とする
介護用具、慰労金を支給し、介護者の身体的、経済
的負担の軽減を図ります。
保健センター、医療機関及び福祉サービス事業
提供機関との連携強化に努め、総合的かつ質の高い
サービスを提供します。
第
3
章
2 地域包括支援センターの充実
(地域包括ケアシステムの構築)
65 歳以上の要介護及び要支援者の割合
16%
目標
現状
第
4
章
平成 25 年度
平成 31 年度
現況値(16%)
以下
平成31年推計高齢者人口に占める推計要介
護及び要支援者の割合の現況値(16%)以
下を目指す。
第
5
章
地域の総合的なケアマネジメント支援の拠点とし
て、地域包括支援センターの機能拡充を図るととも
に、医療・介護・保健等の多職種や各種サービス提
供事業者、地域ごとに設置されている在宅介護支援
センターなどと連携を強化し、地域包括ケアシステム
の構築に努めます。
高齢者の病状や健康状態を把握する地域のかか
りつけ医を中心として、在宅医療と訪問介護・看護
サービスの協力・連携を強化し、24時間体制で必要
に応じたサービスが随時提供できる体制の構築を図
ります。
医療と介護が一体となり、状況の変化に合わせた
提供サービスの段階的な移行が可能となる体制整
備に取り組みます。
※1
介護保険における要支援者、二次予防事業対象者
※2
を対象に、介護予防事業や予防給付 が効果的かつ
効率的に提供されるように、適切なケアマネジメント
を行います。
第
6
章
資
料
編
※1 二次予防事業対象者:65歳以上の高齢者で現在は自立して暮らしているが、要支援・要介護になる可能性がある人。基本健康診査
(基本健診)や生活機能を調べる問診表の結果により市町村が認定する。
※2 予防給付:介護保険制度で、要支援状態にある被保険者になされる保険給付。
92
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
論
● 高齢者に対し、包括的・継続的なサービスが提供さ
れるように、地域の多様な社会資源を活用したケア
マネジメント体制の構築を目指します。
● 高齢者の相談を総合的に受け止め、適切な助言及び
サービスの提供に努めます。
第
1
章
在宅介護の悩みや問題などについての相談業務の
充実を図るとともに、保健・福祉・医療の各関係機関
との連絡調整を図り、地域ケア体制の機能強化を推
進します。
● 高齢者に対する虐待の防止に努めるとともに、成年
※1
後見制度 など、高齢者の権利擁護に取り組みま
す。
第
2
章
●「基本チェックリスト」を用いて介護が必要な状態に
なる恐れがある二次予防事業対象者の存在を確認・
把握するとともに、介護予防の必要性や知識につい
て普及・啓発を行います。
3 介護予防事業の推進
第
3
章
二次予防事業対象者と認定された高齢者に対して
は、介護予防教室の開催や保健師等の訪問指導・相
談を行い生活機能の低下防止を図ります。また、新た
に住民運営による「通いの場」の設置を推進し、すべ
ての高齢者を対象とした介護予防運動の活性化に努
めます。
● 介護予防についての基礎的な知識の習得や技術の
向上を目指し、介護相談や介護教室を開催するとと
もに、介護予防と生きがいづくりを目的に、リハビリ
体操や地域リハビリ教室を開催します。
第
4
章
● 介護予防事業等への外出支援サービスを実施しま
す。
4 地域支えあい事業の拡大
福祉ボランティアの育成や福祉教育に
対する満足度
35.2%
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
46%
第
5
章
ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯を地域
ぐるみでサポートするため、配食ボランティアを活用
した本市独自の配食サービス事業を実施し、地域で
の見守り体制を確立します。
● 高齢者世帯の日常生活上の緊急事態に対応するた
め、緊急通報体制の整備を推進します。
※2
平成26年2月実施市民意識調査問15「市民
生活やまちづくりに対する評価について-健
康、医療、福祉について(福祉ボランティア
の育成や福祉教育)」の結果を受け10%の
増加を目指す。
序
第
6
章
● 国・県の制度を活用し、軽度生活援助事業 、訪問
理美容サービス事業など、各種生活支援事業を推進
します。
※1 成年後見制度:判断力が衰えたり、認知症高齢者・知的障害者など自分自身の権利を守ることが十分でない人の財産管理や身上監
護を支援する制度。
※2 軽度生活援助事業:ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯など日常生活に援助が必要な方の自宅を生活援助員が訪問し、家
事、家周りの軽微な手入れや修繕等を行う。
93
資
料
編
-第1節- 健康・医療の充実
地域福祉の充実
序 -第2節-
論
5 認知症高齢者等支援対策の推進
認知症サポーターの養成(講座受講延べ人数)
平成 25 年度
目 標
現 状
第
1
章
平成 31 年度
601 人
600 人
平成22~25年度の平均受講者数571人の
5%増加を目指す。
認知症の高齢者に対して、行政と地域が一丸と
※1
なった支援体制を確立するため、SOSネットワーク
体制を推進するとともに、位置検索システムを活用
し、徘徊高齢者の早期発見・早期保護に努めます。
● 介護者の精神的な負担を軽減するため、認知症の高
齢者とその家族の集いを開催するなど、介護者相互
間の情報交換の場を創出します。
市民を対象に茨城県等が実施する講座を通して、
認知症についての正しい理解の醸成に努めるとと
もに、認知症の方やその家族を支援する「認知症サ
ポーター」を養成します。また、中学生を対象に、同
様の講座を毎年実施し啓発を図ります。
第
2
章
● 高齢者虐待の実態を把握するとともに、その防止に
努めます。
6 生きがいづくり・
健康づくり対策の推進
第
3
章
生きがい対策事業利用者数
目標
現状
平成 25 年度
9,103 人/年
平成 31 年度
9,500 人/年
● 高齢者が生き生きとした生活を送るため、敬老祝金
の給付や温泉施設への招待などで生活に潤いを感
じられるように努めるとともに、高齢者クラブ等のグ
ループ活動の支援、生きがいづくりや健康づくりのた
めの各種講座を開催し、社会参加や交流を促進しま
す。
● スポーツ大会や各種催しなど交流の場を設け、ひと
平成25年度利用者数から5%の増加を目指
す。
第
4
章
り暮らしの高齢者の社会参加を促し、社会的孤立を
防止して、高齢者が生き生きとした豊かな生活を送る
ことができる社会づくりを目指します。
● シルバー人材センターとの協力により、働く意欲のあ
る高齢者に対して積極的な職業訓練及び就労支援
に努めます。
● 高齢者が進んで運動に取り組めるよう、健康体操教
室の開催等、健康づくりの取組みを支援し、高齢者
が健康維持のために体を動かす機会の増加に努めま
す。
第
5
章
7 施設サービスの充実
老人福祉センターの利用者数
平成 25 年度
9,628 人/年
目標
資
料
編
現状
第
6
章
平成 31 年度
12,400 人/年
● 老人福祉センター及びデイサービスセンター「ライ
ト」の設備、機能の充実を図るとともに、積極的な利
用促進に努めます。
● 施設の運営については、市民サービスの向上に努め
るとともに、より効率的、経済的な運営を目指しま
す。
施設定員の40%の利用を目指す。
※1 SOSネットワーク:高齢者が行方不明になった時に、警察だけでなく地域の生活関連団体等が捜索に協力して、速やかに行方不明
者を発見、保護する仕組み。
94
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
序
論
デイサービスセンター「ライト」の利用者数
3,687 人/年
目 標
現 状
平成 25 年度
● 施設の老朽化に対応し、改築・新築については、今後
の社会情勢を見極めながら検討していきます。
平成 31 年度
第
1
章
4,800 人/年
施設定員の60%の利用を目指す。
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
95
序
論
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
第4項
介護保険の充実
基本方針
介護を必要とする高齢者やその家族が、適正なサービスを受けられるように、サービス内容の周知
に努めるとともに、介護サービス施設の配置を促進します。
また、適正な介護認定と効率的な事務処理により、介護保険事業の適正な運用に努めるとともに、
※1
制度改正に対応した介護予防・日常生活支援総合事業を推進し、本市独自の地域支援事業 を実施す
るなど、介護予防サービスの充実に努めます。
第
1
章
現況と課題
※2
平成26年度に成立した「地域医療・介護総合確保推進法 」により、平成27年度からの介護保険制
度は大きく変更になります。従来の要支援者に対する訪問介護や通所介護は、地域支援事業に移行
となり、NPOやボランティアなどを含めた多様な主体がサービスを提供することも可能となる一方、
市が地域の実情にあった独自のサービスのあり方を決めることになりました。また、今回の制度改正で
※3
は、介護老人福祉施設 への入所者の適正化や高所得者に対する利用料負担の増加などが求められ
ています。
本市では、これまでさまざまな介護予防事業を推進してきましたが、要介護認定率(65歳以上人口
に対する要支援・要介護認定者の割合)は、平成20年の13%から平成26年3月には16%へと増加してお
り、介護予防への取組みは重要になっています。
これらのことから、
「北茨城市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(平成27年度~平成29年度)」に
おいては、団塊の世代が後期高齢者となる2025年(平成37年)を展望し、医療、介護、介護予防、生活
支援、住まい、認知症支援などを総合的に推進するため、地域包括ケアシステムの構築に向けて取組
みを強化することとなりました。
また、介護施設・サービスの充実を図るとともに、本市の独自性に配慮したサービス提供体制の構
築を進め、介護保険制度の適正な運営に努めていく必要があります。
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
※1 地域支援事業:要支援・要介護状態となる前からの介護予防を推進するとともに、地域における包括的・継続的なケアマネジメン
ト機能を強化する観点から実施する事業。
※2 地域医療・介護総合確保支援法:「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」。
高齢化が進行する中で、社会保障制度を将来も維持していくために、医療・介護提供体制の構築や、医療・介護を対象とした新
たな税制支援制度の確立、地域包括ケアシステムの構築などを行い、地域における医療と介護の総合的な確保を推進するもの。
※3 介護老人福祉施設:特別養護老人ホーム。常時介護が必要な65歳以上の高齢者で、寝たきりや認知症など自宅では適切な介護がで
きない人が入る施設。
96
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
<目標指標の達成状況>
指標名
現況
平成20年度
広報紙等への掲載
目標
平成26年度
目標の
考え方
4回/年
制度の内容を広報紙、パン
フレット、ホームページに
より周知する。広報紙掲載
は年4回を目指す。
3回/年
論
到達点
平成25年度
備考
1回/年
広報掲載は平
成2 4 年 度 の 制
度改正時に実
施 。 ホーム
ページにより周
知。
5回/年
事業所向け情
報 は 北 茨 城
市 ケ ア マ ネ
ジャー会定例
会で周知。
10.4%
※1
介護事業所への
周知
6回/年
8回/年
市のケアマネジャー で
構成するケアマネジメント
会議等において周知する。
制度改正に伴う説明につい
ては、必要に応じて追加会
議を開催し、周知回数の増
を目指す。
口座振替の奨励
11.7%
13%
保険料納付書の発送時に案
内文を同封し、口座振替に
よる納付の増加を目指す。
新規策定
要介護者数やそのニーズ、
サービスの供給量を勘案
し、「老人福祉計画」と一
体的に策定する「介護保険
事業計画」の策定を目指
す。
7事業
要介護、要支援にならない
ように、介護予防や引きこ
もりの防止、社会参加の促
進等に取り組む任意の地域
支援事業の事業実施数の増
加を目指す。
「介護保険事業
計画」の策定
地域支援事業の
実施数
現計画
6事業
●介護保険の被保険者、要介護認定者数
第
2
章
新計画策定
第
3
章
8事業
(各年3月末、単位:人)
第
4
章
合計
1,757
1,818
1,858
1,937
2,079
2,088
【資料:高齢福祉課】
第
5
章
具体的施策
1 介護保険制度の周知徹底
広報紙等への掲載
1回/年
目標
現状
平成 25 年度
平成 31 年度
4回/年
第
1
章
(平成26年度)
第1号
要支援・要介護認定者数
被保険者数
(65 歳以上) 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
平成 21 年
12,073
121
300
260
313
305
220
238
平成 22 年
12,151
192
259
284
305
255
249
274
平成 23 年
12,017
215
238
305
325
238
278
259
平成 24 年
12,127
239
295
302
307
246
283
265
平成 25 年
12,469
228
346
271
326
274
360
274
平成 26 年
12,735
257
334
256
341
284
372
244
序
● 制度改正に合わせて、
「介護保険制度」を市民が正し
く理解するため、広報紙やホームページを活用し、周
知徹底に努めます。
第
6
章
● 福祉の担い手である介護事業提供者が、介護保険
制度を正しく理解するよう周知を図ります。
高齢者への周知を図るため広報紙の活用を
目指す。
資
料
編
※1 ケアマネジャー:介護支援専門員。介護保険利用者の相談に応じて、介護サービス計画(ケアプラン)を作る専門職。
97
序
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
論
介護事業所への周知
目 標
現 状
第
1
章
平成 25 年度
5回/年
平成 31 年度
5回/年
インターネットでの情報発信を活用し、現状
維持を目指す。
2 介護保険の適切な運用
第
2
章
保険料の口座振替の奨励
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
10.4%
13%
● 介護保険制度の利用を希望する高齢者に対し、介護
認定の適正化に努めます。
● 保険料の普通徴収については、被保険者の意向を踏
まえ、口座振替の奨励により効率的な事務処理を推
進します。
保険料納付書の発送時に案内文を同封し、
口座振替による納付の増加を目指す。
第
3
章
3 介護サービスの充実
「北茨城市介護保険事業計画」の策定
第6期計画
(平成 27 ~ 29 年度)
(平成 26 年度)
目標
現状
第
4
章
平成 25 年度
平成 31 年度
第7期計画
( 平成 29 年度 )
第7期計画(平成30~32年度)を策定す
る。
●「北茨城市介護保険事業計画」に基づき、地域ニー
ズに対応した適正な施設基盤の整備を図ります。
● 制度の運用状況を見極めながら、市民のニーズに対
応した独自の介護サービスの導入を進めます。
● 利用者の利便性の向上を目指し、良質なサービスを
提供する介護サービス施設の立地を促進します。
※1
● 地域密着型サービス の周知を図り、利用を促進す
るとともに、地域の現状に合わせたサービス提供に
努めます。
● 夜間対応訪問看護・介護や24時間対応の定期巡回・
随時対応型訪問介護看護、複合型サービスといった
サービスの導入、充実によって利用者の利便性の更
なる向上を図ります。
第
5
章
※2
● 小規模通所介護事業所 の一部については、地域密
※3
着型通所介護 に移行し、地域高齢者のニーズに合
わせたより密接なサービスを展開します。
第
6
章
資
料
編
※1 地域密着型サービス:高齢者が身近な地域での生活を継続できるようにするためのサービス体系。
※2 小規模通所介護事業所:一日利用定員が10名以下の通所介護事業所。
※3 地域密着型通所介護:高齢者の日常生活に関する世話や相談など、より地域に密着したサービスを提供する。施設当たり利用定員
18人以下。
98
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
4 地域支援事業の充実
地域支援事業の実施数
8事業
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
16 事業
地域支援事業の推進及び充実を図る。
序
論
要支援者及び二次予防事業対象者に対しては、地
域医療機関やボランティア、NPOなどと協力し、地
域のニーズに合わせたより利便性の高い在宅サービ
スの提供を図ります。
第
1
章
● 本市の実状にふさわしい支援を行うため、地域ケア
※1
※2
会議 の開催や認知症ケアパス の作成、在宅医療
※3
と介護の連携、生活支援コーディネーター 等の確
保等を検討します。
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
※1 地域ケア会議:高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備とを同時に進めていく、地域包括ケアの実現に向
けた手法。地域包括支援センター等が主催し、医療、介護等の多職種が連携して高齢者の個別課題の解決を図る。
※2 認知症ケアパス:認知症の人とその家族が地域の中で本来の生活を営むために、認知症の人とその家族及び地域・医療・介護の
人々が目標を共有し、それを達成するための連携の仕組み。
※3 生活支援コーディネーター:生活支援サービスの充実及び高齢者の社会参加に向けて、ボランティア等の生活支援・介護予防の担い
手の養成・発掘など地域資源の開発や地域のニーズと地域資源のマッチングなどを行う地域支え合い推進員。
99
資
料
編
序
論
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
第5項
障害者福祉の充実
基本方針
すべての障害者が住み慣れた地域や家庭の中で、生きがいのある自立した生活を営むことができ
※1
※2
るよう、ケースワーカー の強化や訪問系サービス の充実など、福祉サービスの向上に努めるととも
に、就労の場の確保や職業訓練など、障害者に対する生活支援の充実に努め、生涯を通じたサービス
提供体制の構築を図ります。
また、市民が障害に対する理解を深めるために、各種啓発活動を推進します。
第
1
章
現況と課題
平成26年4月現在、本市の障害者の状況を見ると、身体障害者手帳交付者が1,998名、療育手帳交
付者が364名、精神障害者保健福祉手帳交付者が212名となっています。
※3
本市では、
「障害者基本法 」に基づく「障害者計画」については「北茨城市地域福祉計画」の中に
※4
包括し、平成17年度に制定された「障害者自立支援法 」に基づく「第3期北茨城市障害福祉計画」を
策定し、障害者の自立の支援に向けた各種施策を推進してきました。
しかし、高齢化の進展や生活習慣病の増加を背景に、障害の程度の重度化・重複化が進むととも
に、核家族化や介護者の高齢化の進行等により介護する家族の負担や不安は大きくなっており、障害
者やその家族が安心して地域で生活していくための継続的な支援が求められています。
※5
このような状況の中、平成24年度に「障害者虐待防止法 」、平成25年度には「障害者自立支援法」
※6
を改正した「障害者総合支援法 」が施行され、社会全体での共生を目指した日常生活、社会生活の
支援が総合的かつ計画的に行われることになりました。
これらの法律に基づき、本市では平成26年度に「北茨城市地域福祉計画【第3期】」及び「第4期北
茨城市障害福祉計画」を策定し、障害者が地域において自立して生活していけるよう、障害者に対する
情報提供や相談体制の強化、ニーズの把握、福祉サービス提供の充実を図ることとしています。
「第4期北茨城市障害福祉計画」を策定するための障害者を対象としたアンケート調査では、
「サービス提供や内容に関する情報が少ない」ことや「サービス利用の手続が大変」という意見が多く
なっています。特に、利用したサービスにおいては「相談支援」を利用したいとする障害者が多くなって
おり、障害者に対する情報提供や相談体制のより一層の充実が望まれています。
また、障害者が地域で自立した生活を送るためには、様々な分野における社会基盤づくりが重要な
ことから、市民への啓発活動により偏見のない地域社会を形成していくことはもとより、ノーマライ
ゼーションの理念に基づき、すべての人が不自由なく生活できるような都市基盤の整備や生活支援の
充実を図る必要があります。
さらに、障害児への支援については、サービス提供事業者等がまだ少ないことから、今後はサービ
ス提供体制の充実に努めていくことが重要です。
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
※1 ケースワーカー:社会生活を送る上で、様々な困難や問題を抱えている人に対して、相談や助言、支援をする仕事。
「生活相談員」、
「生活支
援員」、
「児童指導員」など。
※2 訪問系サービス:居宅介護、重度訪問介護、行動援護、重度障害者等包括支援などのサービス。
※3 障害者基本法:障害者の自立や社会参加を支援するための施策について基本事項を定めた法律。すべての障害者は、その尊厳にふ
さわしい生活を保障される権利を有し、社会を構成する一員として、社会、経済、文化、その他あらゆる分野の活動に参加する
機会が与えられ、障害を理由として差別されないことを基本理念とする。
※4 障害者自立支援法:障害の種類にかかわらずサービスを一元的に提供するとともに、障害者支援を施設保護中心から地域生活や就
労中心に転換する。平成17年度制定。
※5 障害者虐待防止法:障害者の虐待の予防と早期発見及び養護者への支援を講じるための法律。障害者に対する虐待の禁止や障害者
虐待の定義が明確化され、発見者に対する通報義務や市町村の立入調査権限などが定められた。
※6 障害者総合支援法:障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律。地域社会における共生の実現に向けて障害福
祉サービスの充実等、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するため、障害者自立支援法を改正したもの。
100
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
論
<目標指標の達成状況>
指標名
現況
平成20年度
目標
平成26年度
目標の
考え方
到達点
平成25年度
障害福祉サービス
の利用者数
189人
220人
障害福祉サービスの利用向
上を図り、利用者数20%増
を目指す。
209人
40%
平成20年2月実施市民アン
ケート問20「市民生活やま
ちづくりに対する評価につ
いて-健康、医療、福祉に
ついて(障害者のための
サービス、福祉施設、環境
整備)」の結果を受け10%
の増加を目指す。
34.8%
障害者のための
サービス、福祉
施設、環境整備に
対する満足度
29.6%
●身体障害者手帳交付状況
年度
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
視覚
障
聴覚
害
別
音声
内
肢体
訳
内部
備考
第
1
章
第
2
章
(各年度3月 31 日現在、単位:人)
総数
1,805
1,867
1,905
1,956
1,998
113
131
26
1,044
684
1級
665
669
695
705
716
51
2
0
222
441
2級
281
289
284
284
284
37
26
1
219
1
3級
287
297
313
320
330
4
18
18
195
95
4級
390
424
423
453
466
7
28
7
277
147
5級
101
97
98
100
101
9
0
0
92
0
6級
81
91
92
94
101
5
57
0
39
0
第
3
章
【資料:社会福祉課】
●療育手帳交付状況
年度
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
第
4
章
(各年度3月 31 日現在、単位:人)
総数
A
320
336
340
354
364
A
64
67
67
68
71
B
109
106
105
108
109
C
94
101
101
102
104
53
62
67
76
80
第
5
章
【資料:社会福祉課】
●精神障害者保健福祉手帳交付状況
年度
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
序
総数
(各年度3月 31 日現在、単位:人)
1級
102
113
160
178
212
2級
22
23
37
33
39
3級
49
62
79
86
106
31
28
44
59
67
第
6
章
【資料:社会福祉課】
資
料
編
101
序
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
論
福祉施設分布図(障害者福祉)
第
1
章
第
2
章
関本 P.A
8
13 12
4
北茨城 I.C
1
9
保健センター
磯原駅
11
10
社会福祉協議会
国道
6号
線
JR
常磐
線
5
第
4
章
大津港駅
7 6
常磐自動
車道
第
3
章
2
3
障害者福祉施設及び事業所
第
5
章
第
6
章
資
料
編
102
1
心身障害者第一福祉センター
2
北茨城市社協介護センター「のぞみ」
3
アーシャ
4
ライフサポート平賀
5
心身障害者第二福祉センター
6
ひまわり荘
7
はまなす荘
8
介護じゃんけんぽん北茨城
9
西明寺事業所ステップ
10
タンポポ畑
11
すいとぴー介護ステーション北茨城
12
にこにこ北茨城
13
グループホームひろはし
中郷 S.A
南中郷駅
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
論
具体的施策
1 障害者福祉サービスの充実
障害福祉サービスの利用者数
目 標
現 状
平成 25 年度
序
209 人
平成 31 年度
240 人
障害福祉サービスの利用向上を図り、利用
者数の増加を目指す。
※1
● 北茨城市地域自立支援協議会 において、障害福祉
サービスのあり方や就労支援、相談体制の整備など
について積極的に検討します。
第
1
章
● 障害者サービスの内容やサービスの利用方法の周知
に努めるとともに、相談窓口などにおける体制の強
化を図ります。
● 計画相談事業所の充実を図り、サービス利用者が計
画的で効果的なサービスを選択できる体制づくりを
進めます。
第
2
章
● ケースワーカーの強化に努めるとともに、地域ケアシ
ステム等のネットワークの活用により、保健、医療、福
祉機関の相互連携を深め、障害福祉サービスの充実
を図ります。
● 訪問系サービスの充実を図るとともに、希望する障
※2
害者には、日中活動系サービス を提供していきま
す。
第
3
章
● これまで整備が遅れていた精神障害者や難病患者
に対する生活支援について、サービスの充実を図りま
す。
※3
● グループホーム の充実に取り組み、地域における
居住の促進に努めます。
2 地域生活支援事業の推進
障害者のためのサービス、福祉施設、
環境整備に対する満足度
34.8%
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
45%
平成26年2月実施市民意識調査問15「市民
生活やまちづくりに対する評価について-
健康、医療、福祉について(障害者のための
サービス、福祉施設、環境整備)」の結果を
受け10%の増加を目指す。
第
4
章
● 住み慣れた地域や家庭の中で自立した生活を営むた
めに必要な居宅環境の整備や外出のための支援を
行うとともに、日中の居場所確保に努めます。
ノーマライゼーションの理念に基づき、誰もが明る
く伸び伸びと生活できる環境づくりを進めるため、そ
の一環として、市民の意識啓発に努めるとともに、理
解と協力を要請します。
第
5
章
地域住民とのふれあいや各種行事活動への参加
を促し、社会的自立の支援に努めます。
第
6
章
※1 地域自立支援協議会:地域における障害福祉に関する関係者による連携及び支援の体制に関する協議を行うための会議。事業者、
雇用、教育、医療等の関連する分野の関係者からなるネットワーク。
※2 日中活動系サービス:生活介護、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援、療養介護、児童デイサービス、短期入所などのサービス。
※3 グループホーム:障害者が地域で生活するために、相談や日常生活の援助を行い障害者の自立生活を促進する施設。
103
資
料
編
序
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
論
3 就労支援
● 障害者の自立にとって、就労は決定的な役割を果た
※1
※2
すことから、就労移行支援 や就労継続支援 、地
※3
域活動支援センター などの充実を図ります。
※4
第
1
章
● 障害者就業・生活支援センター や事業所と連携
し、新たな雇用の場の開拓に努めます。
● 地域の社会資源を最大限に活用するため、ハロー
ワークなど関係機関との連携を強化します。
第
2
章
4 障害児等施策の推進
● 健康づくり支援課等と連携し、早期療育に努めま
す。
第
3
章
5 障害者の虐待防止と障害者の
差別解消
※6
6 公共施設のバリアフリー※ 7 化
● 既存公共施設の大規模な改修に合わせて、バリアフ
リー化を推進します。
● 道路、公園、駅などの整備にあたっては、施設のバリ
アフリー化を図り、障害者を含めたすべての市民に
とって外出しやすい環境づくりを目指します。
第
5
章
資
料
編
※5
●「北茨城市障害者虐待防止センター 」や「北茨城市
地域自立支援協議会」において、虐待の未然防止や
早期発見、対応に努めます。
●「障害者差別解消法 」の市民への啓発活動に努め
るとともに、市が率先して差別の解消に取り組みま
す。
第
4
章
第
6
章
● 障害児福祉サービス(児童発達支援、医療型児童
発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支
援)の提供体制の充実を図ります。
※1 就労移行支援:企業などへの一般就労を希望し、知識・能力の向上、実習、職場探し等を通じて適性に合った職場への就労が見込
まれる65歳未満の障害者に対して、事業所内での作業訓練や企業等での職場実習、就職後の職場定着支援などを行う。
※2 就労継続支援:企業などでの就労は困難な障害者に対して就労の機会を提供し、作業を通じて知識・能力の向上を図る。利用者と
事業所が雇用契約を結ぶ就労継続支援A型(雇用型)と、雇用契約を結ばない就労継続支援B型(非雇用型)がある。
※3 地域活動支援センター:障害者に創作的活動・生産活動の機会を提供することにより、社会との交流を促進し、自立した生活を支
援する施設。
※4 障害者就業・生活支援センター:障害者の身近な地域において、雇用、保健福祉、教育等の関係機関の拠点として、就業面及び生活
面における一体的な相談支援を実施する。
※5障害者虐待防止センター:虐待の通報・届出を受理、相談・指導・助言、広報・啓発を行う。
※6 障害者差別解消法:障害を理由とする差別の解消を推進することにより、すべての国民が障害の有無によって分け隔てられること
なく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指す。2013年(平成25年)公布。
※7 バリアフリー:高齢者・障害者等が社会生活をしていく上での物理的、社会的、制度的、心理的及び情報面での障害を除去すると
いう考え方。
104
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第2節-健康・医療の充実
地域福祉の充実
第6項 生活支援の充実
序
論
基本方針
支援を必要とする市民の健康で文化的な生活を保障するため、自立に向けた生活相談・指導、就労
支援など生活指導体制の確立に努めるとともに、適切な生活保護の運用を図ります。
現況と課題
平成26年4月1日現在の本市の生活保護者数は、256世帯323人となっています。人口1,000人当たり
の被保護人員の割合を示す保護率は7.3‰(パーミル)となっており、茨城県の保護率8.9‰を下回って
いますが、平成21年度には4.9‰であったことから、保護率が上昇していることがわかります。
保護世帯人員については、高齢者や傷病者、障害者の占める割合が高く、今後の自立が難しい実態
があり、受給期間についても長期化する傾向があります。
※1
平成25年度に生活保護に至る前の段階の自立を支援することを目指し、
「生活困窮者自立支援法 」
が成立しました。この法律に基づき、生活保護基準の見直しを行うとともに、平成27年度から「生活困
窮者」に対して「自立相談支援事業」や「住宅確保給付金」などの事業が開始されます。
今後は、関係機関との連携のもと、
「生活困窮者」に対する支援を充実するとともに、生活保護の相
談・申請者に対しては制度の趣旨を十分に説明し、受給者に対しては生活保護の義務指導を徹底し、
適切な保護の実施を図っていく必要があります。
また、自立支援については、受給者個々の生活実態やニーズを踏まえ、特に稼動能力のある受給者
に対しては、自立支援プログラムに基づき積極的な支援を図っていくことが必要です。
<目標指標の達成状況>
指標名
現況
平成20年度
目標
平成26年度
目標の
考え方
到達点
平成25年度
備考
生活保護対象者の
的確な把握
実施
実施
適切な保護を実施するた
め、生活保護対象世帯の把
握を引き続き実施する。
実施
生活保護面接
記録票の作成
民生委員の全体
研修会実施回数
(相談・指導体制
の充実)
1回/年
2回/年
民生委員の全体研修会の実
施回数の増加を目指す。
2回/年
●生活保護の種類別被保護世帯数 ( 月平均 )
実世帯
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
191
226
234
231
240
千人
実人員 当たりの
保護率
(人)
(‰ )
230
4.9
277
5.9
288
6.2
293
6.4
302
6.7
生活
扶助
178
224
236
235
237
( 単位:世帯 )
住宅
扶助
115
149
154
157
157
教育
扶助
10
11
11
15
13
医療
扶助
185
231
245
258
267
生業
扶助
8.0
6.0
4.0
6.0
1.3
葬祭
扶助
0.3
1.0
1.0
0.3
0.6
出産
扶助
0.1
-
介護
扶助
32
32
35
39
37
【資料:社会福祉課】
※1 生活困窮者自立支援法:経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなる恐れのある人に対して、自立の促進を図
るための措置を講ずることを定めた法律。
105
第
1
章
第
2
章
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
序
論
-第1節- 健康・医療の充実
-第2節-
地域福祉の充実
●生活保護法による種類別保護費
総額
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
第
1
章
445,051
546,798
548,646
566,875
563,236
生活
扶助
住宅
扶助
103,875 28,517
131,896 39,272
139,718 42,566
139,970 39,692
142,857 38,508
( 単位:千円 )
教育
扶助
1,342
1,598
1,516
2,052
1,656
医療
扶助
289,222
346,706
335,073
349,796
346,306
生業
扶助
751
1,833
565
998
242
葬祭
扶助
609
1,257
1,439
673
1,584
出産
扶助
介護
扶助
施設
事務費
- 10,344 10,391
- 10,389 13,847
- 12,973 14,796
- 17,631 16,063
215 15,110 16,758
【資料:社会福祉課】
第
2
章
具体的施策
● 生活困窮者が困窮状態から早期に脱却することを支
援するため、本人の状態に応じた包括的かつ継続的
な相談支援事業を実施します。
1 低所得者福祉の充実
生活保護対象者の的確な把握
目 標
現 状
第
3
章
平成 25 年度
実施
平成 31 年度
実施
生活保護対象世帯の把握を引き続き実施す
る。
● 生活困窮者に対する支援を推進するため、支援体制
の整備を検討します。
● 計画的な訪問活動を推進するとともに、関係機関や
民生委員との連携により、困窮の程度に応じた適正
な保護の実施に努めます。
● 生活保護対象者に対しては、受給者個々の生活実態
やニーズを踏まえながら、生活相談、指導、就労支援
などきめ細かな対策を講じることにより、着実な自立
支援につなげます。特に、稼動能力のある受給者に
対しては、自立支援プログラムに基づき積極的な支
援を図り、早期の自立を目指します。
第
4
章
2 生活保護の効率的運用
民生委員の全体研修会実施回数
(相談・指導体制の充実)
平成 25 年度
2回/年
目標
現状
第
5
章
平成 31 年度
2回/年
引き続き、北部地区・南部地区各年1回実
施する。
第
6
章
資
料
編
106
● 生活保護対象者に対する相談や助言の充実に努める
とともに、必要な援助を行う民生委員については、研
修等を通じ資質の向上を目指します。
● 適切な助言・指導を迅速に行えるよう、関係機関と
の連携を深め体制の強化に努めます。
● 生活保護の効率的な運用を目指し、生活保護制度の
意義について正しい理解を深めるとともに、要保護
世帯のニーズに適切に対応しつつ、積極的に資産、能
力等の活用を促します。
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第3節-健康・医療の充実
社会保障の充実
第3節 社会保障の充実
第1項
序
論
社会保障の充実
基本方針
「国民健康保険制度」の趣旨を踏まえ、国民健康保険事業の充実強化を図るとともに、市民の理解
と協力のもと、国民健康保険税の徴収率の向上に努め、国民健康保険財政の安定的運営を目指しま
す。また、疾病の早期治療の実現や、医療費の増大を抑制するため、特定健康診査の受診率の向上を
目指します。
「医療費助成制度」については、妊産婦・小児・ひとり親家庭・重度障害者に対する医療費助成制
度の周知と拡充に努めます。
「後期高齢者医療制度」については、茨城県後期高齢者医療広域連合と連携し高齢者医療の充実
に努めます。
「国民年金制度」については、市民が正しく理解し、安心して老後の生活を送ることができるよう
に、年金相談などを実施し、制度の啓発に努めます。
第
1
章
第
2
章
現況と課題
◇国民健康保険
「国民健康保険制度」は医療保険の中核として、市民の健康と医療の確保に重要な役割を果たして
います。
本市の国民健康保険の状況を見ると、平成25年度の加入世帯数は7,333世帯(全世帯の38.6%)で、
被保険者数は12,365人(全人口の27.8%)となっています。
国民健康保険財政の状況については、疾病構造の変化や医療技術の進展などによる医療費の高額
化と高齢化の進行による医療費の増大、さらには低所得者等の比率の高まりによる保険料負担能力の
低下が、国民健康保険財政の健全化と円滑な制度運営にとって大きな課題となっています。
このようなことから、増え続ける医療費の増大を抑制するため、生活習慣病の予防対策など疾病の
早期発見、早期治療を目指し、特定健康診査の受診率や特定保健指導の実施率の向上に取り組んで
きましたが、平成20年度に30.6%だった特定健康診査の受診率は平成25年度に34.8%と微増にとどま
り、目標の65%には届かない状況となっています。
※1
また、医療費の適正化を図るためレセプト 点検を充実するとともに、コンビニ納付などによる国民
健康保険税の徴収率の向上に努めており、国民健康保険税の徴収率は平成20年度の84.6%から平成
25年度には88.7%に向上していますが、こちらも目標の90%には届かない状況となっています。
今後も、特定健康診査の受診率、特定保健指導の実施率の向上を図り、疾病の予防に努めていくと
ともに、口座振替やコンビニ納付の推奨により徴収率の向上を目指すことが必要です。
※2
また、国の社会保障制度改革国民会議 において、国民健康保険の保険者の都道府県移行が検討
されるなど制度改革の動きがあり、今後はこのような動きを注視しつつ、国民健康保険加入者の健康
増進と国民健康保険財政の健全化を図る必要があります。
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
※1 レセプト:患者が受けた診療について、医療機関が市町村や健保組合などの公的医療保険の運営者に請求する医療費の明細書で、
診療や処方した薬の費用が記載されている。
※2 社会保障制度改革国民会議:社会保障制度改革推進法に基づいて平成24年11月に内閣に設置された会議。研究者など15人の有識者
で構成され、公的年金・医療保険・介護保険・少子化対策の各分野で社会保障制度改革を行うために必要な事項を審議する。
107
資
料
編
序
論
第
1
章
第
2
章
第
3
章
第
4
章
-第1節- 健康・医療の充実
-第3節-
社会保障の充実
<目標指標の達成状況>
現況
平成20年度
指標名
目標の
考え方
到達点
平成25年度
国保事業充実強化推進運動
方針に基づき、レセプト点
検を徹底(レセプト点検実
施体制の充実強化、レセプ
ト点検実施計画の策定、資
格点検、内容点検、調剤レ
セプトとの突合、縦覧点検
等)し、平成20年度を基準
年とし1%の削減を目指
す。
2,637
円/人
レセプト点検に
よる財政効果額
-
平成20年度
を 基準 年 と
し 1% の 削
減を目指す
( 1,328 円 /
人)。
口座振替加入率
20.4%
31%以上
平成20年の茨城県平均30.4%
以上を目指す。
21.3%
国保税の徴収率
84.6%
90.0%
平成19年度の現年度分の茨
城県平均徴収率89.47%に
基づき、茨城県平均以上を
目指す。
88.7%
特定健康診査の
受診率
30.6%
65%
「特定健康診査等実施計画
書」の目標値65%(平成24
年)の維持を目指す。
34.8%
●国民健康保険の被保険者数の推移
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
住民登録
世帯数
人口
(戸)
(人)
19,030
49,073
18,929
48,840
18,847
47,456
18,968
46,927
19,002
44,471
備考
(各年度3月 31 日)
国民健康保険
加入世帯
被保険者
(戸)
(人)
7,588
13,427
7,436
13,012
7,403
12,742
7,419
12,661
7,333
12,365
加入率 (% )
世帯
39.9
39.3
39.3
39.1
38.6
被保険者
27.4
26.6
26.9
27.0
27.8
世帯当たり
被保険者数
1.77
1.75
1.72
1.71
1.69
【資料:保険年金課】
●国民健康保険税と給付費
被保険者数
( 平均 )( 人 )
第
5
章
目標
平成26年度
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
13,654
13,318
12,742
12,661
12,365
保険税額
調定額
1人当たり ( 円 )
( 千円 )
1,299,549
95,177
1,126,994
84,622
1,044,913
82,005
1,062,060
83,884
1,167,871
94,450
給付額
保険者負担金
1人当たり ( 円 )
( 千円 )
3,301,296
241,782
3,170,971
238,097
2,968,518
232,971
3,154,741
249,170
3,244,012
262,354
【資料:保険年金課】
◇医療費助成制度
第
6
章
「医療費助成(マル福)制度」は、市民の健康の保持と福祉の増進を図るため、妊産婦、小児、ひと
り親家庭、重度障害者を対象に保険診療に伴う一部負担額等を公費で助成するもので、茨城県と連携
した事業として実施しています。
本市においては、更なる市民の健康保持を図るため、平成25年度からは、すべての世帯の小学6年生
までの医療費無料化を実施しています。また、妊産婦の医療費負担を軽減するため、妊産婦医療費助
成事業を行っています。
今後は、社会福祉や公衆衛生の観点から、公費負担の割合、適用疾病の内容、対象者の範囲など、
多岐にわたる制度の内容について周知を図っていく必要があります。
資
料
編
108
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第3節-健康・医療の充実
社会保障の充実
<目標指標の達成状況>
指標名
乳幼児医療制度の
拡大
現況
平成20年度
3歳未満児
目標
平成26年度
未就学児
目標の
考え方
乳幼児医療制度の拡大につ
いて、未就学児までの医療
費の無料化を目指す。
論
到達点
平成25年度
備考
小学6年生
まで
平成23年度に小
学3年生まで
に、平成25年度
からは小学6年
生まで対象を拡
大して実施。
●医療福祉費支払状況
妊産婦
平成
児童
幼児
幼児
(7~9歳
( 3歳未満 ) ( 3歳以上 )
年度末)
乳児
小児
(0~9歳
年度末)
204
263
620
1,313
1,124
-
23 支払件数 ( 件 )
1,068
7,258
19,613
36,675
14,168
-
支払金額 ( 円 )
7,792,190
8,997,020
15,589,685
28,965,889
15,577,580
-
受給者数 ( 人 )
205
239
484
1,079
655
736
24 支払件数 ( 件 )
1,341
7,284
17,710
36,037
17,512
6,287
支払金額 ( 円 )
11,527,603
7,934,511
14,573,046
27,793,276
19,076,659
6,933,217
受給者数 ( 人 )
204
45
54
133
65
2,768
25 支払件数 ( 件 )
1,481
2,651
3,540
7,281
3,336
63,495
支払金額 ( 円 )
11,690,383
2,338,123
2,421,703
5,385,911
3,203,991
57,352,757
年度 平成
受給者数 ( 人 )
年度 平成
年度
小児
(小4~小6)
母子
重度
心身障害者
父子
平成
65 歳以上
重度心身
障害者
序
第
1
章
第
2
章
第
3
章
計
-
917
73
451
647
5,612
23 支払件数 ( 件 )
-
7,301
394
9,610
16,023
112,110
支払金額 ( 円 )
-
19,171,187
2,477,704
87,120,489
受給者数 ( 人 )
-
961
87
442
656
5,544
24 支払件数 ( 件 )
-
8,429
523
9,266
16,215
120,604
支払金額 ( 円 )
-
24,096,949
3,330,725
83,455,215
受給者数 ( 人 )
971
928
76
433
656
6,333
25 支払件数 ( 件 )
11,660
9,568
600
9,505
16,883
130,000
支払金額 ( 円 )
12,991,934
25,444,363
4,198,526
83,979,001
年度 平成
受給者数 ( 人 )
第
4
章
69,007,390 254,699,134
年度 平成
年度
第
5
章
65,149,966 263,871,167
69,649,035 278,655,727
※ 平成 24 年 10 月から「乳児・幼児・児童」の区分が、
「小児(0歳~9歳年度末)」に統一
(平成 25 年 10 月1日茨城県小児医療費助成制度が統一化)
※ 平成 25 年4月から市単独事業により、小学4~6年生を助成
【資料:保険年金課】
第
6
章
資
料
編
109
序
-第1節- 健康・医療の充実
-第3節-
社会保障の充実
◇高齢者の医療制度
論
75歳以上の方(一定の障害のある方は65歳以上の方)を対象とする「後期高齢者医療制度」は、茨
城県内のすべての市町村が加入する茨城県後期高齢者医療広域連合が運営し、市町村は申請や届出
等の窓口として事務に携わっています。
今後は、引き続き制度理解のための周知に努める必要があります。
第
1
章
◇国民年金
「国民年金制度」は、すべての国民を対象として老後だけでなく障害や死亡の場合に所得保障を行
うなど、国民生活の安定を図るものです。
※1
我が国の年金制度は、高齢化する社会に対応するため、平成9年度に「基礎年金番号制度 」が導
入されるなど、改正がされてきました。また、平成14年度には国民年金保険料の徴収事務が国に移管さ
れたことにより、市町村における事務処理体制は大きく変わり、現在では制度の周知と相談、各種申請
の受付事務等を実施しています。 本市の国民年金加入者数については、平成25年度では9,372人で総人口の21.1%となっています。し
かし、年金制度への不安や景気の低迷などにより、保険料の納付率の低下傾向や未加入者の増加など
が見受けられることから、今後は加入促進に向けて、年金制度の意義や役割等についての啓発活動の
強化が必要となっています。
第
2
章
第
3
章
第
4
章
●国民年金被保険者の推移
( 単位 : 人 )
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
11,081
10,596
10,187
9,819
9,372
1号
7,144
6,766
6,514
6,355
5,959
被保険者
任意
117
116
117
95
84
3号
3,820
3,714
3,556
3,369
3,329
月額保険料(円)
14,660
15,100
15,020
14,980
15,040
【資料:保険年金課】
●保険料免除者の推移
法定免除
全額
申請免除 3/4
半額
1/4
若年者納付猶予
学生納付特例
計
第
5
章
( 単位:人 )
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
366
375
364
356
367
1,212
1,361
1,337
1,431
1,335
1,046
1,189
1,179
1,187
1,140
105
94
91
137
121
45
68
51
83
52
16
10
16
24
22
177
156
129
152
168
485
507
515
471
475
2,240
2,399
2,345
2,410
2,345
【資料:保険年金課】
第
6
章
資
料
編
※1 基礎年金番号制度:基礎年金の被保険者にあたる20歳以上の国民の年金に関する個人情報を一元管理するために、一人ひとりに番
号を与える制度。
110
● 第2章 ● いのち輝く ぬくもりのあるまち
-第1節-
-第3節-健康・医療の充実
社会保障の充実
●国民年金の給付状況 ( 拠出制 )
総数
老齢年金
通算老齢年金
障害年金
母子年金
寡婦年金
老齢基礎年金
障害基礎年金
遺族基礎年金
件数
金額
件数
金額
件数
金額
件数
金額
件数
金額
件数
金額
件数
金額
件数
金額
件数
金額
序
論
( 単位:千円 )
平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度
10,870
11,004
11,318
11,795
12,102
6,801,458
6,940,916
7,171,663
7,529,428
7,770,571
905
811
705
626
534
442,447
398,044
344,926
306,196
262,129
547
499
450
410
361
121,292
110,872
100,577
90,493
78,847
24
24
23
19
18
21,188
21,188
20,314
16,516
15,487
8
10
13
15
13
3,673
4,515
5,641
6,494
5,502
8,999
9,268
9,692
10,260
10,732
5,892,711
6,082,143
6,342,642
6,728,976
7,041,460
270
274
298
307
322
232,591
235,882
255,076
261,028
272,238
117
118
137
158
122
87,556
88,272
102,487
119,725
94,908
第
1
章
第
2
章
※ 障害基礎年金と遺族基礎年金は、国民年金以外の制度への基礎年金給付分を含む。
第
3
章
【資料:保険年金課】
具体的施策
1 国民健康保険制度の充実
口座振替加入率
目標
現状
平成 25 年度
21.3%
平成 31 年度
31%以上
● 国民健康保険制度のより健全な運営を進めるため、
被保険者資格の適用適正化やレセプト点検などによ
る医療費の適正化に努めます。
第
4
章
● 国民健康保険税の口座振替制度の推奨とコンビニ
納付の周知により、徴収率の向上に努めます。
平成25年度茨城県平均30.76%以上を目指
す。
国民健康保険税の徴収率
目標
現状
平成 25 年度
88.7%
第
5
章
平成 31 年度
90.0%
平成25年度の現年度分の茨城県平均徴収
率89.44%以上を目指す。
2 特定健康診査等の推進
特定健康診査の受診率
34.8%
目標
現状
平成 25 年度
平成 31 年度
60.0%
第
6
章
●「第2期北茨城市特定健康診査等実施計画」に基づ
き、個別通知による周知徹底を進め、特定健康診査
の受診率、特定保健指導の実施率の向上を図りま
す。
● 国民健康保険事業による人間ドックや脳ドックの活
用を促進します。
特定健康診査の必要性について周知を図
り、受診率の向上を目指す。
資
料
編
111
序
-第1節- 健康・医療の充実
-第3節-
社会保障の充実
論
特定保健指導の実施率
目 標
現 状
第
1
章
平成 25 年度
37.6%
平成 31 年度
60.0%
内臓脂肪症候群該当者の減少を目指し、指
導実施率の向上を目指す。
3 医療費助成制度の推進
第
2
章
小児医療制度の拡大
小学6年生まで
第
3
章
第
4
章
第
5
章
第
6
章
資
料
編
112
目 標
現 状
平成 25 年度
平成 31 年度
中学3年生まで
● 市民の健康保持と誰もが安心して適切な医療が受け
られるように、茨城県の制度との調整を図りながら、
妊産婦・小児・ひとり親家庭・重度障害者に対する医
療費の適正な助成を行います。
● 茨城県内や周辺都市の動向を見ながら、制度拡大を
検討します。
小児医療制度について、中学生までの拡大
を目指す。
● 受給対象者の把握に努めるとともに、広報紙等を通
じて制度の周知を図り、制度活用を促します。
4 高齢者医療制度の充実
●「後期高齢者医療制度」については、茨城県後期高
齢者医療広域連合と連携を図りながら、広報紙やパ
ンフレット等を活用し、制度の周知に努めます。
5 国民年金制度の充実・促進
● 市民が安心して老後の生活を過ごせるように、広報
紙やパンフレット等を活用し、また年金相談等を通じ
て、国民年金制度の周知に努めます。