聖ヶ丘病院 身体拘束廃止対策委員会 第9号 2014.11.発行 担当:太田・西川・井谷 薬 向精神薬は適正使用により患者の QOL が向上し、健やかな生活を送ることができます。 しかし、行動を落ち着かせる為に過剰に服用させることは身体拘束になります。 【向精神薬の種類】 定型抗精神病薬・非定型抗精神病薬・抗うつ薬・気分安定薬・抗不安薬・睡眠薬 上記の薬は主に鎮静作用や眠気を誘う作用がありますが、適応量を超えると、傾眠・無気力・ 流涎・嘔気などの症状が現れることがあります。 十分な観察を行い症状によっては医師・薬剤師へ相談しましょう。 【症状安定にて鎮静剤使用からの離脱】 呼吸不全の治療の為、鎮静剤とミトン手袋を使用していました。 症状安定と共に、様々な取り組みを開始し拘束解除できました。 人形付手袋 人形モール 「あめ美味しい♪」 自分で食べられる ようになりました 身体拘束が禁止される理由 身体拘束は、本人に対し身体機能の低下や精神的苦痛、認知症の進行等を もたらすだけでなく、家族を精神的に傷つけたり、介護施設に対する社会 的不信・偏見を生み出す等、さまざまな危険性を持っています。
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