平成26年第2回えびの市防災会議 会議録 開催期日:平成27年3月27日(金) 午後1時25分 ~ 午後2時15分 会 場:えびの市役所4階大会議室 出 席 者:会長 えびの市長 村岡隆明 出席委員 (26名 うち代理出席10名) ◎1 号委員 九州森林管理局宮崎森林管理署都城支署長(代理) 内場 司 国土交通省九州地方整備局川内川河川事務所協町出張所長(代理) 松本 和也 ◎2号委員 陸上自衛隊えびの駐屯地第24普通科連隊第3科長(代理) 林 芳敏 ◎3号委員 西諸県農林振興局長 押川 晶 小林土木事務所長 野中 和弘 小林保健所長(代理) 有村 公輔 ◎4号委員 えびの警察署長(代理) 上木場 重理 ◎5号委員 副市長 酒匂 重久 総務課長 杉元 真一 企画課長(代理) 宮浦 浩二 市民協働課長 上加世田たず子 畜産農政課長(代理) 押川 国智 建設課長 竹内 重治 福祉事務所長 松永 康二 長寿介護課長 大木場 操 健康保険課長(代理) 原田 佳三 水道課長 原田 和紀 ◎6号委員 えびの市教育長(代理) 谷元 靖彦 ◎7号委員 えびの市消防団長 原田 芳和 西諸広域行政事務組合消防本部消防長(代理) 岡元 秋人 ◎8号委員 九州電力株式会社宮崎支店都城営業所長(代理) 下川 洋介 NTT西日本宮崎支店長(代理) 又吉 大輔 ◎9号委員 加久藤麓区自主防災会代表 赤川 一郎 宮崎県防災士ネットワーク西諸支部副支部長 矢野 香織 ◎10号委員 えびの市自治会連絡協議会会長 えびの市介護支援専門委員会代表 えびの市PTA連絡協議会母親代表 宮久保 辰二 木原 由美 小牧 江理加 欠席委員 (4名) ◎8号委員 西諸医師会会長 髙﨑 直哉 えびの郵便局長 早田 智津子 えびの市社会福祉協議会 小野 和浩 ◎9号委員 宮崎県防災士ネットワーク西諸支部 矢野 香織 事務局 (5名) 総務課 危機管理対策監 川田 伸一 防災対策係長 田中 義人 防災対策係主任主事 瀬戸崎 岳大 防災対策係 徳重 隆太 防災専門員 有馬 昭彦 傍 聴 者:2名 随 行 者:4名 《司会:防災対策係長》 定刻前ですが、皆さんお集まりのようですので、ただ今から「平成26年度 第2回えびの市防災会議」を始めさせていただきます。 本日の司会を務めさせていただきます、総務課防災対策係の田中と申しま す。よろしくお願いいたします。 会議が始まる前に、本日の資料の確認をさせていただきます。先般皆さまに 郵送させていただいた資料のほかに、本日準備しました資料としまして、まず 「会議次第」、 「えびの市防災会議委員及び出席者名簿」 、 「えびの市防災会議条 例」です。次に、 「えびの市地域防災計画 目次」、資料3「平成27年度施政 方針(防災対策)」以上でございますが、もしお手元に無い場合はお持ちしま すのでお知らせ下さい。 続いてですが、先程の資料につけております出席者名簿の第 3 号委員小林保 健所長の代理で次長の福嶋様がお越しいただく予定でしたけれども有村様が 代わりにお越しいただいておりますので皆様にご報告申し上げます。 続きまして、会議の運営についてご説明いたします。 会議につきましては、えびの市情報公開条例第26条に規定しております 「会議の公開」に基づき、これまでの防災会議と同様に公開とさせていただき ます。併せて、会議録作成のため、会議内容は録音させていただきたいと思い ます。 会議録につきましては、後日、市ホームページ等において公開させていただ きますので、併せてご了承をお願いいたします。 本日は、ただ今のところ 2 名の傍聴申請が提出されておりますが、この後傍 聴者がいらっしゃいましたら、随時許可させていただきますので、よろしくお 願いします。 次に、次第の2番、委嘱状の交付でございます。各機関・団体等の役員交代 によりまして、本会議の委員の交代がございましたので、新たに委員をお願い する皆様に対し委嘱状を交付させていただきます。市長からお一人づつ委嘱状 をお渡しさせていただきますので、お名前をお呼びしますのでご起立ください。 《委嘱状交付》 それではまず、第24普通科連隊 第3科長 寺本保敏様 お願いいたしま す。尚、本日は代理出席をいただいております。 続きまして、えびの警察署 署長 福永文應様 お願いいたします。尚、本 日は代理出席をいただいております。 ありがとうございました。以上を持ちまして委嘱状交付を終わります。 続いて次第の3番、会長あいさつでございます。えびの市防災会議の会長で あります、えびの市長 村岡隆明が挨拶を申し上げます。 《えびの市長 村岡隆明》 皆さんこんにちは。本年度第 2 回目のえびの市防災会議ということで年度末 の大変お忙しい中にご参集いただきまして本当にありがとうございます。 また、日頃から市の防災行政にご理解ご協力を賜りまして改めて御礼を申し上 げたいと思います。 くしくも今日は、御嶽山の噴火からちょうど半年ということでテレビ等でも ご紹介がありましたけれども国の中央防災会議の方でも登山の監視体制の強 化であったり、いろいろ法律の改正等が出てくるようであります。そういった 点も是非、皆様も注意深く見ていただければありがたいと思っています。 第 1 回目のこの防災会議を昨年の 12 月に開催いたしましたが原子力災害対 策編ということでご審議をいただきまして、その後パブリックコメントを募集 いたしましたところ市民の皆様方からはご意見がなかったところでございま す。今回はこの原子力災害対策編の追加であったり、国の災害対策基本法が改 正になったり、避難行動要支援者の名簿作成が義務付けられたり、市の組織再 編による関係課長の修正等、そういった点の変更となっておりますので、変更 内容の論議というよりも変更された後、どういった形で市の対応が変わってい くのか、そういったところをご理解いただければありがたいと思っております。 また、これまで総務課の方でこの窓口を設けておりましたけれども、4 月 1 日からの組織再編で市役所の中に基地・防災対策課という課を新たに設置いた しまして、日頃の防災を強化しようということで進めておりますので、少し体 制は変わりますが強化されたと考えておりますので、またご理解をいただけれ ばありがたいと思っております。 それでは、限られた時間ではありますが皆様方の忌憚のない意見を出してい ただきまして認識の共有ができればと思っておりますので、最後までどうかよ ろしくお願い致します。 《司会 防災対策係長》 ありがとうございました。これより議事に入らせていただきますが、本会議 につきましては、会長が議長を努めることとなっておりますので、本日の会議 もその取扱いでよろしいでしょうか。 (異議無し) それでは、市長に議長をお願いします。 《議長=村岡市長》 それでは早速議事の方に入りたいと思います。本日の次第の方にありますが、 議題としては、こちらから準備しました議題は一つだけです。えびの市地域防 災計画書の見直しについてということでこれから資料に沿って説明させてい ただきますが、先程申し上げましたとおり修正の中身ですが大きく四つに分け て修正を致しましたので、一つずつ説明をさせていただいて審議を受けて、最 終的に一番最後にまとめて議決を取ろうと思っておりますのでよろしくお願 いしたいと思います。まずは、災害対策基本法改正に伴う修正についての説明 を事務局の方からお願いします。 《事務局 危機管理対策監》 防災会議委員の皆様、お疲れ様です。私は、総務課の川田と申します。 よろしくお願いいたします。 事前に、今回の見直しに伴う修正箇所等の資料を配布させていただきました が、今回の見直しに伴う修正につきましては、先程、市長の方からお話があり ましたように 4 項目からなっております。 まず1番目に、災害対策基本法の改正に伴う修正、2番目に組織再編に伴う 修正、3番目に昨年12月の防災会議で承認していただきました原子力災害対 策編の本編追加に伴う修正、4番目としてその他の修正となっております。 それでは、順に修正内容等について説明させていただきます。 まず、災害対策基本法の改正に伴う修正ですが災害時一般的用語として、 「災 害時要援護者」等の呼称を用いてきておりましたが、平成25年6月の災害対 策基本法の改正において、「高齢者、障害者、乳幼児その他の災害時特に配慮 を要する者」が「要配慮者」として法律上定義されたことによる修正です。 修正箇所が81箇所と多いことからこの部分については資料1の2ページ を開けていただきたいと思います。資料の2ページの方に修正箇所の番号がつ けてありますが、資料2の方では、修正箇所は割愛させていただきましたので ご了承願いたいと思います。なお、番号3の原子力災害対策編6-10ページ に要配慮者の説明をしておりましたが、番号1で説明しておりますので、6- 10ページについては記載のとおり修正をさせていただきます。 続きまして、昨年の3月に開催しました、防災会議でも説明させていただき ましたが、災害時において、避難行動に支援を必要とする方の情報の共有化を 図るため、避難行動要支援者名簿を作成します。さらに、同意が得られた対象 者については、市や関係機関で協議のうえ、公的機関や地域の代表者など、あ らかじめ配布先を指定し、日ごろから災害時の対策に備えることで、安否確認 や避難支援体制を構築することとしております。 避難行動要支援者名簿に掲載する対象者の範囲については、別紙資料1の3 ページから5ページを見ていただきたいと思います。 ここに避難行動要支援者名簿の対象者が記載してあります。 身体障害者手帳1級または2級を所持する者、療育手帳Aを所持する者、精 神障害者保健福祉手帳1級を所持する者、概ね65歳以上の一人暮らしの者で、 且つ災害時の自力避難に不安を抱く者、介護保険制度による要介護状態区分が 要介護3~5の認定を受けた者、生命維持に必要な医療的ケアが必要な者とあ ります。 実際、対象者を調べましたところ、身体障害者手帳1級と2級の方が市内に 620名いらっしゃいます。精神障害者保健福祉手帳1級を持っておられる方 が8名、療育手帳Aを持っておられる方が99名いらっしゃいます。 このうち施設等に入所されておられる方が現在のところ40名おられます。 身体障害者手帳の1級と2級、療育手帳Aを65歳以上の方で持っておられる 方については、介護保険等の重複がございますのではっきりした数字はまだわ かりませんが身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳及び療育手帳を持って おられる方で施設の入所が40名いらっしゃいますので、この人達を省いて約 700名の方が対象になるのではないかと思っております。精神障害者福祉手 帳1級を持っておられる方については、皆さん入院加療中ということでご理解 いただきたいと思います。 介護保険の方ですけれども要介護3から要介護5までの対象者の方が60 0名おられ、そのうち施設に入所されている方が344名、自宅に居られる方 が256名おられますが、このうちの大半が長期と短期のサービスを受けてお られます。名簿を現在、地域福祉推進会議の中で作成していますが、815名 の方が自宅におられて自力で避難等ができない人でありまして、この大部分の 方が 重複しているものとおもっております。 現在、市で導入しております「地域福祉支援システム」に、災害時避難する 際に支援が必要な方を自治会長、民生委員・児童委員、福祉推進員でリストア ップした方を登録しており、このシステムを活用したいと考えています。 システムには資料に掲載してあります以外の情報もあることから、取扱につ きましては、関係課で協議して詰めていきます。 また、避難行動要支援者名簿作成には福祉事務所、長寿介護課、4月から介 護保険課になりますけれども及び健康保険課の3課が関係することから早急 に庁内会議を開催したいと思っております。 続きまして、資料1の4ページを開けていただきたいと思います。 避難行動要支援者名簿への登録と避難支援等関係団体への事前の名簿情 報の提供それと名簿作成に必要な個人情報及びその入手方法 がありますが、 この中で、氏名、生年月日、 性別、住所又は居所、電話番号その他の連絡先 等を記載するようになっておりますが、地域福祉支援システムの中にはかかり つけの病院、薬局とか緊急の避難先等も調べてありますので、今回の災害対策 基本法の改正の中の必要な項目は網羅しておりますので、福祉推進会議の協力 をいただきながらリストアップをしていければいいのかと思っております。 あとは、避難支援等関係者の安全確保それと避難行動要支援者名簿の管理・ 更新方法、資料1の5ページにあります、カの名簿情報の提供に際し情報漏え いを防止するために市が求める措置を今回の修正で追加したいと考えており ます。 《議長 村岡市長》 はい、ありがとうます。 今、1番目の災害対策基本法の改正に伴う修正の中身について説明をしてい ただきましたが、まず今の改正についてのご質問、不明瞭な点があればお受け したいと思いますが。何かございませんでしょうか。よろしいでしょうか。 また最後に質問の時間は設けますので、それでは2番目の組織再編に伴う修正 について事務局の方から説明をいたさせます。 《事務局 危機管理対策監》 市の組織再編に伴い、「えびの市災害対策本部組織図」「市災害対策本部組 織における分掌事務」の修正です 今回の再編により資料編にあります「えびの市災害対策本部規定」について も同様に改定することとします。 主な修正ですが新たに、基地・防災対策課が設置されたことにより危機管理 対策監が基地・防災対策課長となります。 総務対策部の本部班と消防班を統合しまして本部班とし、民生対策部要援護者 対策班が要支援者対策班に修正します。総務対策部消防班、企画対策部広報班 は削除します。 災害対策本部組織図の修正箇所については、資料1、6ページの番号1、資 料2の2-62ページ、A3の三つ折をご覧下さい。これを見ながら説明させ ていただきたいと思います。 修正箇所を朱書きがとしておりますのでご確認ください。 災害対策本部の分掌事務の修正については、資料1の6ページから7ページ番 号2から7をご覧下さい。修正箇所については資料2に朱書きにしてあります。 また、組織再編に伴いまして危機管理対策監が基地・防災対策課長に修正す る箇所が21箇所、総務対策部消防班が総務対策部本部班に28箇所、企画対 策部広報班が総務対策部市民協働班に12箇所、要援護者対策班が要支援者対 策班に11箇所の修正がありますが資料2への記載については、修正箇所の部 分は割愛させて頂いておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 また、資料1の7ページ番号12 資料2の2-107ページにあります通 信利用系統図の中で総務対策部の後のカッコ書きの総務課を削除します。 組織再編の修正については、以上です。 《議長 村岡市長》 ただいま、4月1日からの市役所の組織の名称であったりの変更で文言を変 えなければいけない部分として説明をしていただきましたがこれについて何 かご質問等はございませんでしょうか。 それでは、次に12月の第1回防災会議でも審議していただきましたが、 原子力災害対策編が追加されたことに伴う本編の方の修正について説明させ ていただきたいと思います。 《事務局 危機管理対策監》 続きまして、昨年の12月24日に開催いたしました第1回目のえびの市防 災会議で原子力災害対策編の追加について、資料1の8ページから10ページ 資料2③原子力災害対策編に伴う修正をご覧下さい。 昨年の12月24日にご承認をしていただきまして、パブリックコメントを 今年の1月23日まで実施しましたが、市長のあいさつにもございましたが計 画に対する意見は寄せられませんでしたので、市地域防災計画書の「第5編 事故災害対策編」の次に「第6編 原子力災害対策編」として追加します。 その中身としては、目次の変更、計画の基本計画、計画の構成、防災ビジョ ン、市職員の動員計画等の修正を行います。 また、昨年の第1回目の防災会議の中で委員より要望として出されました、 用語集につきましても添付させていただきました。細部は、「第6編 原子力 災害対策編」の末尾の方をご確認ください。 原子力災害対策編は、第1回目で承認をいただいておりますので今回は本編 に追加するためのご承認ということでご理解を賜りたいと思います。 《議長 村岡市長》 原子力災害対策編追加に伴う修正について説明がありましたが、この点につ いて何かご質問、不明な点がございましたらお受けしたいと思いますが。 よろしいでしょうか、なければ4番目のその他の修正に入りたいと思います。 それでは、事務局の方から説明の方をお願いします。 《事務局 危機管理対策監》 それでは、最後に、その他の修正として、資料2の1-30ページ、第1編 第3章第2節 既往災害の状況の表中降水量及び統計期間の修正です。昨年の 6月4日に日最大1時間降水量を更新しましたのでその追加でございます。 続きまして、資料1、11ページ番号2、資料2の1-51ページの朱書き の部分については、昨年の防災会議で、委員からご指摘があり担当課と協議・ 確認のうえ、「ストレスからくる死傷者などが増加している。」という部分を 今回削除するものです。 次に、資料1、11ページの番号3 資料2の2-21ページ、えびの市の 近傍の災害拠点病院一覧で熊本県健康保険人吉総合病院が人吉医療センター へ名称変更になりましたのでそれに伴う修正です 続きまして、資料1、11ページの番号4 資料2の2-25ページ別表 風水害時の避難所一覧の中で、飯野地区に高齢者交流プラザを第9避難所とし て加久藤地区に加久藤地区コミュニティセンターを第18避難所として新た に2箇所、避難所として追加したことによる避難所番号等、避難所一覧表の修 正でございます。 次に、資料1、11ページの番号5、6 資料2の2-57市災害警戒本部 の設置及び解散基準及び2-69ページ市職員の配備の種類、市災害対策本部 の配備の基準について、現在、設置基準を「台風接近により風速15m/S以 上の強風域に入った場合」としておりますが、「暴風域を伴う台風が本市を直 撃することが明らかになったとき」に修正します。 次に、資料1、11ページの番号7 資料2の2-84ページ、エその他に 「重大警報」を発表する予定となっている。としておりましたが、資料11ペ ージのとおり「特別警報」を新たに創設した。に修正します。 資料2の2-85ページのとおり特別警報の種類と発表基準を新設しました。 特別警報の細部については、当市に直接関係がある大雨、暴風、暴風雪、大雪 特別警報について記載いたしました。 次に、資料1、12ページの番号9 資料2の2-106ページになります。 にしもろ定住自立圏構想の中で災害時の情報連絡手段の確保の面から、衛星携 帯電話の整備が決定したことによりまして、平成27年3月から利用可能とな ったことにより、衛星電話についての記述を追記するものです。 次に、資料1、12ページの番号10 資料2では4-29ページです。 4-29ページの4この編に定めのない事項の次に5その他として平成26 年10月24日えびの高原硫黄山周辺に火口周辺警報が発表されたことに伴 い、市とえびの高原の事業所で組織するえびの高原自主防災連携組織とえびの 高原に特化した「えびの高原周辺噴火等マニュアル」を11月28日に公表し ており、噴火発生・噴火の兆候等に対する初期行動について体制の構築を図っ たことを追加いたします。 資料1には記載しておりませんが、資料のえびの市地域防災計画資料編の目 次になります。 11霧島山火山対策連絡会議設置要綱の次に12としまして霧島火山防災 連絡会設置要領を13としまして霧島火山防災検討委員会規約を追加し、被災 者生活再建支援法を14以下15と繰り下げます。 次に、資料1の12ページ番号11 資料編Ⅱ-2ページになります。 えびの市が締結している主な協定に、小林地区電気工事業協同組合と災害時の 電気施設対応対策に関する協定を締結したことによる追加でございます。 協定書の内容は、資料2のⅡ-52-1からⅡ-52-5のとおりです。 以上でございます。 《議長 村岡市長》 今、資料1と資料2から説明させていただきましたが全体的な修正について は資料2の方に掲載させていただいておりますが、1 番目から 4 番目までのす べての内容について質疑をお受けしたいと思いますが、今回のこちらから提案 いたしております修正についての説明は終わったわけですけれども何かござ いませんでしょうか。 《3 号委員 小林土木事務所長》 小林土木事務所の野中です。資料1の11ページその他の修正の5番ですが、 先程のご説明では市災害対策本部の設置及び解散基準ということであったの ですが記載の方は、市災害警戒本部の設置及び解散基準となっているのですが、 どちらの方なのかをお示し願いたいと思います。 《事務局 危機管理対策監》 災害警戒本部のことです。 《3 号委員 小林土木事務所長》 災害警戒本部ということであればですね、その後に災害対策本部が設置され ると思われるんですが、災害警戒本部の設置基準をきり下げた形になるんです けれどもどのような理由で修正されたのでしょうか。 《事務局 危機管理対策監》 風速 15m/s 以上の強風域に市域が入った場合という基準では現状に合わな いと思い総合的に判断しまして暴風域を伴う台風が本市を直撃することが明 らかになった場合がより実態に合うと判断のもとに修正したものです。この基 準につきましては、県内の9市も参考にさせていただきましたが、9市のほと んどが災害警戒本部の設置基準については暴風域を伴う台風がそれぞれの市 を直撃か範囲に入った場合ということで設定してありましたので、えびの市も それにならったものです。 《議長 村岡市長》 これは、これまでの基準よりも早めに設置するということですか。 《事務局 危機管理対策監》 遅くなります。 《3 号委員 小林土木事務所長》 ちなみに県の防災計画上は、暴風域の場合は、災害対策本部となっておりま す。最近の台風は、直前で予想できない進路を取ったりしますが基準を切り下 げるのはいかがなものかと思ったので質問させていただきました。 《事務局 危機管理対策監》 切り下げるわけではなくて、これまでの防災計画で、警戒本部の設置は、風 速 15m/s 以上の強風域に市域が入った場合としていたんですが、早め早めに 警戒本部を設置しなければならないのですが、風速 15m あたりではまず情報 連絡本部を設置して台風の状況等をみまして暴風域に入るおそれが確実にな ったという段階で警戒本部を設置するというものであります。 《議長 村岡市長》 災害対策本部の設置基準については変わらないのですかね。 《事務局 危機管理対策監》 変わりません。 《議長 村岡市長》 これについて、県の考え方との整合性がとれないところがございますか。 《3 号委員 小林土木事務所長》 そうですね。県の場合は、台風が本県を直撃することが明らかになった段階 で災害対策本部、大雨警報又は洪水警報発表された時点で被害が発生し、又は 発生のおそれがあるときが警戒本部となっております。 《事務局 危機管理対策監》 災害対策本部につきましては、暴風域に市域が入って災害等が予想される場 合は、災害対策本部に移行しますけれども災害が予想されない暴風域に入った 場合については、災害警戒本部という考え方です。災害対策本部は、以前と同 じように暴風域に入って災害が予想される場合は、すぐ警戒本部から災害対策 本部へ格上げする形は取っております。 《2 号委員代理 第 24普通科連隊第 2 科長》 質問が違うかもしれませんが、最近の台風などの予報は、沖縄付近を通過す るあたりから九州への予報をしているところでありますが、このような場合は 3 日前あたりから災害警戒本部などを立ち上げることになるのでしょうか。 《事務局 危機管理対策監》 それにつきましては、台風の進路状況などを見まして沖縄方面から上ってく る段階で大きな暴風雨を伴っておりますけど、えびの市が直撃を受けるような ときは災害対策本部を立ち上げますが暴風雨の一部がかかるようなときは、災 害警戒本部が立ち上がります。 《2 号委員代理 第 24普通科連隊第 2 科長》 ようするに警戒本部の立ち上がりの時期は、明らかに予報の範囲で、九州へ の影響というのはわかると思いますが 3 日くらい前から影響があると明らかに なった場合は、警戒本部は、立ち上がるという認識でいいのでしょうか。 《事務局 危機管理対策監》 それについては、ケースバイケースです。強風域が800mとか1000m のとき果たして警戒本部を設置しなければならないのかというところもござ います。 《3 号委員 小林土木事務所長》 警戒本部の設置基準なども明らかに基準の整理はされているんですが、大雨 警報とかもある程度早めに出して避難指示などができるという段階になって おりますので、この修正の基準でしたら対応が大変じゃないかと思いますが。 《議長 村岡市長》 そうですね、文章を読む側によっていろいろ判断が変わるといけませんので、 ここについては、もうちょっとはっきりとした設置基準の文章にしたいと思い ます。 《事務局 危機管理対策監》 基本は、早めに警戒本部を設置することには変わりないんですが、ここを暴 風域に入るのが明らかになったということで、先程2科長から言われたとおり 沖縄あたりを上ってきて明らかに暴風域に入るという恐れがある場合には、早 めに警戒本部は立ち上げていきます。入った時点でなくて、入ることが予想さ れた場合は、早めに警戒本部は設置します。 《3 号委員 小林土木事務所長》 それではここに記載されている設置基準のほかにも警戒本部等を設置する 判断基準はあるということでいいのでしょうか。 《議長 村岡市長》 他には基準の記載はないですね。ここに書いてある文言だけですね。 これがあまり明確じゃないということですよね。 修正前の文言は、風速 15m/s 以上の強風域に市域が入った場合とかどのタイ ミングで設置できると明確に書かれているのですが修正したやつは、沖縄の時 点でするのかどこで判断するのかというのがタイムラグというか明確になら ないというところですね。 このことについてはどうでしょうか。 災害対策本部の皆さんが同じように理解しないといけませんので、これにつ いてはまた修正させていただきたいと思います。どの時点で設置できるのかと いうことを他の関係機関とも十分情報共有ができるような中身にさせていた だきたいと思います。ありがとうございます。 他に何かございませんでしょうか。 まだ中には細かい文言の修正であったりとかが残っておりますし、先程ご意 見が出たように、いざ災害が起きたときにその設置の基準の認識が関係機関で 違うようであれば問題でありますので、そういったことがないように努めてま いりたいと思っております。 そうしましたら本日の議題になっております、えびの市地域防災計画の見直し については、議題としては1本ですけれどもこの修正については、今ご意見の あった事項については修正が必要かどうかを含めて検討をさせていただきま すが、全体としては、この見直しでよいということでよろしいでしょうか。 (異議なし) それでは先程の文言のところの基準をはっきりさせるという課題は残ってお りますけれども、その点については、また明確になり次第、報告をさせていた だきたいと思います。それでは、本日事務局の方から準備をしていただいてい る議題については以上ですが、そのほかに何かございませんでしょうか。 本日の修正以外でも全体の計画の中でも気がついたところがあればここで出 していただいて構いませんけれども、何かないでしょうか。 ないようであれば議事の方は以上で閉めさせていただきたいと思います。 いくらか課題の残った審議ではありましたけれども、また報告等をさせていた だきたいと思います。 以上で閉めさせていただきます。ご協力ありがとうございました。 《司会 防災対策係長》 市長におかれましては、議事進行ありがとうございました。 それでは、次第の 5 番、その他でございます。 まず、事務局の方から 2 点報告いたします。 1点目、平成27年度施政方針について、報告させていただきます。本日お 配りしました、資料3「平成27年度施政方針(防災対策)」ということで一 枚紙の方を見ていただきたいと思います。防災対策に関しますこの施政方針に ついて簡単にご説明いたします。大きく 2 点に分けて記載させていただいてお ります。 まず、地域防災力の向上についてです。ここに 4 つほど記載しております。 1つ目です。防災講座、図上訓練等の開催を自治会等に呼びかけ、関係機関 と連携して地域の支援を行ってまいります。 2つ目、地域の防災リーダー育成のために防災士資格取得支援等を実施して まいります。 3つ目です、定期的に職員の防災教育・訓練等の実施に努めるとともに、平 時から防災関係機関及び他自治体との連携強化を進めてまいります。 4つ目です。防災情報等の伝達手段としまして、防災行政無線による広報の ほか、新たな緊急速報サービスの構築を進めていくということで記載させてい ただいております。 施政方針の2点目ですが、大規模災害時の備えについてです。 1つ目、大規模災害時に備え、資機材の備蓄を進めてまいります。 2つ目が一定圏域の市町と平時から「顔の見える関係」を構築しまして、相 互協力体制及び後方支援体制の強化を図っていくことで、防災対策の充実に努 めていきたいという事で主な点を今回の施政方針に掲げさせていただきまし た。以上でございます。 報告の2点目ですが、本日決定されました計画の見直しにつきましては、後 日皆様方のお手元にお配りしたいと思います。お手持ちの「えびの市地域防災 計画書」の中身と必ず差し替えをしていただきますよう、お願いいたします。 また、計画書を綴じておりますチューブファイルにつきましても、すでに余裕 がございません。こちらも新たに手配をしていきますので時期は未定でござい ますが、交換に伺わせていただきたいと思います。 本計画書の内容につきましては市ホームページに掲載いたしますので、そち らでご確認いただければ幸いです。 事務局の方からの報告は以上でございますが、その他皆様の方からはござい ませんでしょうか。 《9 号委員 加久藤麓自治会自主防災会代表 赤川氏》 失礼します。施政方針の 4 番目、防災情報等の伝達手段ということで以前に もお話を申し上げましたけれども、山間部をもっている自治体ということで行 政無線のほかに固定電話、携帯電話、緊急通報サービスの構築等ありますが、 具体的に山間部をもっている自治体の対策はどのようなものかお示し願いた いと思います。 《事務局 防災対策係長》 ただ今、お話があったとおり各自治体、山間部のほうから昨年度も防災行政 無線の屋外拡声子局の設置等の要望があるところでございます。 新年度予算におきまして新たに情報伝達手段といたしまして「緊急通報サービ ス」というのを予算計上させていただいております。内容については、まだ詳 細ではないのですが、それぞれご自宅についている固定電話あるいは携帯電話 に防災情報を音声により伝達するものというのを今、検討しているところでご ざいます。それと 2 月に入りまして、県の方より戸別受信機の整備に係る特別 交付税措置の拡充に関する情報があったところです。こちらも新年度に入りま したら市の財政面、利便性とも含めて今お話しました「緊急通報サービス」そ れと戸別受信機の増設これ等を総合的に判断して設置していきたいと思って おります。 《10 号委員 えびの市自治会連絡協議会会長 宮久保氏》 今の件に関連するのですが、特に今、家の造りが良くなりましてサッシなど になっておりまして非常に聞こえが悪い。無線放送で何回も放送されてもサッ シを閉めとけば聞こえない、特に台風等の前段あたりでは、風が吹いて何を言 っているのか全然かわからないのという実態もあるわけで、できれば特に高齢 者の皆さんに対しての考え方とすれば、できれば個人の自宅に取り付けられる 装置を早く設置できるようにしてもらいたい。もし、それができなければ個人 の方も防災無線の放送をお金を出せば聞こえるようにならないかどうかと、私 の自治会の中でも自分達でお金はいくらか出してもいい、それで情報を受けれ るような装置ができないだろうかという意見もあります。 今、市としても設置の場所をいろいろと検討していただいてできているところ ですけれども聞こえが悪い、これは私のところもそうですが全然聞こえない、 何を言ってるのかわからない状態があるわけですから、そういう要望等もある ようですのでご検討いただきたいというお願いでございます。 《事務局 防災対策係長》 はい、ありがとうございます。今、委員さんおっしゃられたとおり、特に 高齢者、障害者世帯、避難に時間のかかる世帯につきまして、戸別受信機の増 設などを図って行きたいと思っております。それと先程言いましたとおり「緊 急通報サービス」につきましても自宅にいながら聞ける、自宅にいて固定電話 が鳴るというシステムですのでそれらを中心に図って行きたいと思います。 それと、今設置おります防災行政無線ですが、確かに災害時など、風等が強い 日にはなかなか聞こえづらいという意見もたくさんの市民の皆さんから寄せ られているところでございますが、現在、今しゃべった直近の防災無線の内容 というのがフリーダイヤルで聞けるようになっております。先般、各家庭に 全て配布しました「暮らしの便利帳」、市のホームページにもフリーダイヤル 番号が載せてあります。開設回線は少ないのですが「今何を言ったのか聞こえ なかった」とかありましたらフリーダイヤルの方にかけていただきますと、 そっくりそのまま聞けるようなシステムになっております。また、新年度にな りましたら自治会の連絡会議等を含めて自治会の皆様、市民の皆様に対して、 こういうものがあったんだよと、わかりやすい説明を自治会長の皆様にお願い して行きたいと思いますので、是非その辺のご協力をお願いしたいと思います。 《9 号委員 加久藤麓自治会自主防災会代表 赤川氏》 私の地区だけかもしれませんけれども、山間部とかそういうところでは、パ ソコンとかフリーダイヤルとか高齢者のひとり暮らしとかが多くて、ホームペ ージとかパソコンとかには縁のない人達ですから、そこらあたりを考慮してい ただきたいと思います。 《事務局 防災対策係長》 はい、ありがとうございます。今申しましたフリーダイヤルについては、今 から検討して行きますが、例えば固定電話機の上に大きな文字ででるとか、何 番にかければ今の内容が聞けるとか、わかりやすいような表示をこちらの方で 準備する必要もあるのかと思いますので今後検討させてください。 《10 号委員 えびの市自治会連絡協議会会長 宮久保氏》 今おっしゃったように、ホームページとか言われますが高齢者の方にホーム ページとか携帯電話とかはわかりません。よって、防災行政無線で放送されて いるのを自宅で聞けるようにしていただきたいというのが要望のようです。 そういうことですので、ご検討をお願いしたいと思います。 《事務局 防災対策係長》 貴重なご意見ありがとうございました。 他にはございませんでしょうか。 ないようですので、長時間に渡るご協議、誠にありがとうございました。 以上をもちまして、平成26年度第2回えびの市防災会議の全てを終了させ ていただきます。大変お疲れさまでした。
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