平成15年1月30日 トッパン・フォームズ株式会社 即時決済機能付きのモバイルコマースとリアル媒体を融合、 モバイルマーケティング開拓のベストソリューションを提供。 情報管理サービス業のトッパン・フォームズ株式会社は、モバイルクレジット決済代 行処理業務の独自市場を展開しているイー・キャッシュ株式会社(本社:東京都港区虎 ノ門5−13−1 代表取締役社長:藤田宗雄)との業務提携により、マーケティング 機能を搭載するニュータイプのモバイルeコマース支援システムを共同開発、新たなe コマース市場の可能性と実現に向けて大きく踏み出しました。 今や約5,400万人が利用するインターネット対応の携帯電話。この最大級メディア を活かしたモバイルコマースへの挑戦はさまざまになされてきましたが、種まき(情報 配信)から刈り取り(即時決済)までの仕組みに、強力なモバイルマーケティング開発力を背景と するトータルなアプローチがなければ、充分満足する結果は得られませんでした。 この、将来に大きな可能性を秘めた垂涎の市場に新たな風穴をあけようと先導的な一歩を踏 み出したのが、トッパンフォームズのモバイルeコマース支援事業で、本年 2 月 1 日より本格的 にサービスをスタートします。 ●数少ない接触機会を気軽な購買機会に変える仕組み 日を追うごとに境界線が不明確になってきております eコマースとリアルビジネス。例えば、 街角や電車の中等に出会うポスターや、コンビニ等にあるカタログで掲載されている商品を 見て、あるいは送られてきた DM を見て、その場で発注できると同時に、決済までもできる 仕組みがあれば、消費スタイルや市場は大きく変わるのは明白です。 衝動買いも含みますが、従来、手軽に持ち歩けるような発注システムや決済システムがな いために、見過ごされてきた市場は実に大きなものです。 この、数少ない接触機会を気軽な購買機会に変える仕組みが、これからのモバイル社会 をリードして行く。そうした趣旨のもとで、モバイルeコマースに連動する DM、ポスター、パン フレットなど販売支援ツール、あるいは携帯電話によるインターネット情報の提供とをからめ、 そこにモバイルでの簡単な発注機能や決済機能を付加することで、低コストでの新しい販 路開拓を提供。モバイルマーケティングにトータルで、そして強力なソリューションを提供し ていこうとするのが事業の狙いです。 ●モバイルマーケティングの壁を突破、低コストな発注・決済機能付きシステム 事業の大きな特長としては3つあります。 ①カタログ・DM・ポスター等と携帯3キャリア、PocketPCのモバイルサイト、つまりリアルと バーチャルとの最適な連動です。ペーパー媒体が本来持つ訴求力や浸透力の高さを活か しながら、申し込みなどが簡単にできるモバイルサイトへ誘導させる機能を持たせることによ り、ペーパー媒体とモバイルサイトの付加価値は相乗的に高まり、販売プロモーション力強 化のベースとなります。 ②サイトアクセス、注文が面倒という利用の「壁」を低くするための先進的ないくつかの機 能を採用しています。従来の空メールでのサイト誘導、受発注機能はもちろん、最新の携帯 電話に搭載されている赤外線通信機能や CCD カメラのOCR 機能を応用したサイト誘導、 最新の受発注支援機能を搭載しています。これにより、サイト利用者はより簡単に目的とす る情報に到達することが可能になります。 ③インターネット対応の携帯電話を介する簡単な決済システムです。これは、トッパンフォ ームズがカード会社への与信確認業務を代行管理し、ユーザーに提供するもので、カード 会社との取引の壁が高かった中小事業者など、市場のニーズを吸い上げることができます。 この3つの特長を最大限に活用しながら、トータルなモバイルマーケットの開拓に向けた ベストソリューションを提供致します。 ●ダイレクトマーケティングの行方を占う試金石 “見過ごされ市場”の顕在化とも言うべき新たな市場の開拓と、モバイルを含めた商品販 売の即時化を求めている市場は幅広いものがあります。空席チケット販売や産直品など時 限的な商品を扱う企業にとっても朗報です。 当面は、ビジネスフォームで培った製造・販売のノウハウに、データの印字から加工処理、 発送までを請け負うDPS(データ・プリント・サービス)を活用する販売促進用パーソナルD Mを始め、サイバーDM、eメールマーケティングなどのネット関連ソリューションに当サービ スを採用、モバイル決済システム付きのDMという位置付けから、通販、チケット販売、食材 宅配、出版、化粧品販売等、小口消費財やデジタルコンテンツを取り扱うユーザーへ、プロ モーションを含めた、ビジネスパートナーとしての事業を展開していく計画で、2003 年度は、 トータルシステムの販売として売上10億円を見込んでおります。 リアル媒体とモバイル媒体の融合は今後、低迷する国内マーケットにどんな可能性の糸 口を提供できるのか。トッパンフォームズの新しい事業への取り組みは、国内需要喚起に向 けた試金石でもあります。
© Copyright 2024 Paperzz