国史跡 鞠智城跡発掘調査「総合報告書」予約頒布のお知らせ

国史跡
鞠智城跡発掘調査「総合報告書」予約頒布のお知らせ
熊本県教育委員会は昭和42年度から平成22年度までの43年間に、32次にわたり「鞠智城跡」の発掘調査を行
い、平成24年3月
その調査成果の集大成として「総合報告書」(正式書名:「国史跡
鞠智城跡Ⅱ
―鞠智城
跡第8~32次調査報告―」)を刊行します。
鞠智城跡は、大和政権が築城し、「続日本紀」、「日本文徳天皇実録」、「日本三代実録」など国史に記載され
た古代山城です。熊本県によるこれまでの発掘調査で、72棟の建物跡をはじめとして、「八角形建物跡(平成3
年)」、「貯水池跡(平成8年)」、「木簡(平成8年)」、「百済系菩薩立像(平成20年)」などが出土し我が国の古代
山城では類例をみない成果をあげてまいりました。
「総合報告書」は、これまでの発掘調査であきらかになった「鞠智城跡」の全容を関係する学会はもとより
広く県民の皆様や国民各位に報告するために刊行されます。
この「総合報告書」刊行にあたって、今般、熊本県教育委員会の御協力により熊本県文化財保護協会の会員
の皆様をはじめ、古代山城や日本考古学、日本古代史に関心をお寄せの皆様に、この「総合報告書」の予約有
料頒布を下記のとおり行います。皆様どうかお申込下さい。
記
平成 24 年 3 月末
1
刊行時期
2
予約受付期間
3
頒布価格
4
頒布開始時期
5
「総合報告書」の概要
平成 24 年 1 月 31 日まで
5,000 円
・体裁:A4 版
※正式に決まりました。
平成 24 年 4 月予定
約 700 頁
・内容
第Ⅰ章
調査の概要
第1節
鞠智城について
第2節
調査にいたる経緯
第3節
調査の組織
第4節
調査の経過
第5節
総合報告書の作成
第Ⅱ章
位置と環境
第1節
地理的環境
第2節
歴史的環境
第Ⅲ章
鞠智城跡の研究史
第1節
鞠智城跡調査研究前史
第2節
鞠智城跡調査研究史
第Ⅳ章
調査の方法と成果
第1節
建物遺構の調査
第2節
貯水池跡の調査
第3節
城門跡の調査
第4節
土塁線の調査
第Ⅴ章
各論
第1節
鞠智城の創建をめぐる検討(小田富士雄)
第2節
建築から見た鞠智城(小西龍三郎)
第3節
鞠智城の歴史的背景(板楠和子)
第4節
炭化米の分析(パリノサーヴェイ)
第Ⅵ章
総括
第1節
遺物の特徴と時期
第2節
遺構の構造・機能
第3節
遺跡の構造と時期的変遷
第4節
遺跡の性格
第5節
今後の課題
写真図版
6
予約申込方法
・別紙の予約申込書を「熊本県文化財保護協会」宛、郵送・ファックス・メール等の方法で受付期間中にお
送り下さい。
・宛先:熊本県文化財保護協会
電話 Fax 兼用
〒861-4215
0964-28-8399
熊本県熊本市城南町沈目 1667
E メール
[email protected]
(別紙)
『鞠智城跡発掘調査 総合報告書』申込書
熊 本 県 文 化 財 保 護 協 会 宛
TEL・FAX番号 0964-28-8399
メールアドレスs[email protected]
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