カスティージョ・デ・カネナ 「早摘みオリーブオイル」 スペインで唯一政府に認められたエコファームで作られたオリーブオイルです。 カネナ社の環境に配慮した生産は、4世代に渡る創業 230 年の歴史とともに毎年革新し続けています。 2,000 ヘクタール(東京ドーム 430 個分)もの広大な敷地はスペイン南部アンダルシア地方でも数少ない 大農園です。 味そのものだけではなく、農法、栽培法、収穫法、搾油法、バイオマスエネルギー、CO2 削 減、全てに配慮しているのは、スペインで最大のオリーブオイル生産地方であるアンダルシアの模範企業 となることを目指してきたことにあります。 歴史を誇るというよりも使命感の強い企業です。 ■エコファーム・・・農園について ●スーパープレミアムオリーブオイルは環境に配慮してつくられた土の肥えた農園から作られます。 ●見渡す限りオリーブの樹が広がる巨大な敷地。 園内は場所によって土壌の健康が異なります。 オリーブの樹は、乾燥した大地でも強く育って実がなりますが、渇き疲れた樹からは美味しい実は できません。 そこで、樹、1 本 1 本に 2 つの給水チューブをつけて園内にある池から給水します。 チューブへの給水能力 8L/hr. ●雨季の雨水は有効利用し園内にある貯蔵池に貯め、暑い乾季の給水に使います。 水不足の時には、園内を流れる豊富な川から給水します。 ●それぞれの樹の健康状態は、測樹機という探針機をつかって日々チェックされています。 地上部分では、湿度、気温、雨量、を探知し、地下部分では、30cm、60cm、90cm の部分に探知機能があり、水分量と土壌湿度を計測します。 サテライトは気候の異なる 9 箇所に設置。 あらかじめ設定した数値を下回った時には、その探知機周辺の樹に自動で給水されるようにコントロー ルされています。 チューブへの給水能力は、8L/hr。 過剰な水分は樹が不健康になるため、豪雨の 後にはどのくらいの期間、土を乾かすことが必要か、などもコンピューター管理されています。 ●大農園に必要な電力は全て自社発電している太陽パネルから得た電力を使用 発電能力 300kw/hr ■収穫時のエコロジ― ●実が若い時期を選ぶのは、完熟前のエネルギーあふれた実が栄養豊富で美味しいからです。 完熟した実に比べて油の質が良くサラサラしているため、体にやさしいオイルです。 若い実を使用する事で、搾った後のバイオマスに含まれる CO2 の量も少なく、搾りかすの腐敗も 防ぐことができます。 ●収穫時に落ちてしまう葉は、養羊場の飼料に使われます。 ●搾りかすはポマースオイル(2 番搾り)工場へ運ばれ精製油に使われます。その後、乾燥させた 搾りかすを羊の堆肥とあわせて樹の肥料として使います。(オーガニックに基づいた天然肥料の利用) ←搾る前のオリーブの実(攪拌中) ●搾油すると水と油に分離します。この水「廃水」は専用のタンクへ運んだ後、浄化して蒸発させます。 オリーブは無農薬で栽培されており、搾油時は薬品不使用の為、無害です。 ●オリーブの種は、固体燃料としてボイラー室で使用します。 この時に発電される火力と電力を使い 搾油機や攪拌機、また工場内の衛生管理(掃除)、下水設備などに使われます。 ●収穫が完全に終わった後の樹は翌年のために枝を刈り落とします。刈られた大量の枝は、 近くの電力発電所に運ばれ燃料として使われます。 ●梱包用資材(ダンボール)及び運搬用のパレットは、リサイクル資材から作られたものを使用。 色つきダンボールは、石油原料不使用の水を素にした塗料を使用しています。 ■取り組み ●行政機関の監視のもと、CO2 の削減に取り組んでいます。 ●オリーブオイル専門の調査研究機関へ敷地を無償提供しています。 ●同業者はじめ生態学などの学術機関からの視察を受け入れ指導。 スペインオリーブ業界の品質・技術向上に貢献しています。 ●オリーブオイル生産者として多様な環境配慮への取り組みは、スペイン国内で唯一政府の認可を 受けています。(生産統合システム公認) ●園内にある退化した原生種を生還させるため、250 ヘクタール(東京ドーム 53 個分)の敷地に 挿し木。スペインではほとんど搾られていない原生種を守ります。 ’11.4/1 チャールズ皇 太 子様へ アンダ ルシ ア 地 方 代 表 の オリー ブオイルとして贈呈さ れました。 ■エコファーム、カネナ農園の強く元気な土壌からうまれた早摘みオリーブオイルを是非ご賞味ください。
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