糸電話のひみつ見つけたよ!パート2 委 芦北町立佐敷小学校 3年 宮﨑 1 研究の目的 去年の研究で、 「糸電話が聞こえる時、糸がふるえていること」「よく聞こえる糸のしゅるい」「糸 電話で 100 mも聞こえること」などがわかった。 今年の研究で、糸電話のひみつをもっと見つけたいと思った。 2 研究したいこととその方法 ⑴ 糸の太さ(太い・細い)や糸の長さ(長い・短い)によって音がちがうのか? ア 糸の太さが太い・細いとき、聞こえる音にちがいがあるか調べる。 イ 糸の長さが長い・短いとき、聞こえる音にちがいがあるか調べる。 ⑵ よく聞こえる糸電話は、どんな糸電話なのか? ア 紙コップ(聞くところ)の大きさ(大・中・小)のちがいで調べる。 イ 紙コップのしゅるい(材質:紙かプラスチック、形:コップ形か皿形)で調べる。 ウ 糸の数(1本、3本、5本)のちがいで調べる。 ⑶ 糸電話では、何mくらいはなれてお話ができるのか? ア 100 mより長い水糸を使って、糸を 10 mずつ長くして、何mまで聞こえるのか調べる。 ⑷ どんな糸電話が、できるのか? いろいろなアイデア糸電話を作って、いろいろ遊んでみる。 3 研究の予想と結果 ⑴ 音のちがい調べ 太さ しゅるい 水糸 たこ糸 太い糸 細い糸 低い音 低い音 高い音 高い音 エナメル線 低い音 高い音 長さ 糸の太さに音 は関係ないと しゅるい 思っていた。 水糸 ↓ たこ糸 太い糸:低い音 細い糸:高い音 エナメル線 長い糸 短い糸 低い音 低い音 高い音 高い音 低い音 高い音 糸が長ければ小 さい音と思って いた。 ↓ 長い糸:低い音 短い糸:高い音 ⑵ よく聞こえる糸電話調べ( 「コップの大きさ」、「コップの材質」、「コップの形」、「糸の本数」) 聞こえ方 大きさ 聞こえ方(順位) 予想 大・275㎖ 良く聞こえた (1位) 1位 中:205㎖ 良く聞こえた (2位) 2位 小: 90㎖ 聞こえた (3位) 聞こえ方 聞こえ方 材質 予想通り、 紙コップ 良く聞こえ た◎ 大が1番、 中が2番、 小が3番 プラスチック 聞こえた○ 3位 聞こえ方 予想 皿の形は、 本数 聞こえない コップ形 良く聞こえた (1位) 1位 と思ってい 水糸1本 た。↓ どんぶり形 思ったより… (2位) 2位 皿の形で 水糸3本 も、ちゃん 紙皿(大) 聞こえた (3位) × と聞こえた。 水糸5本 紙皿(小) 聞こえた (4位) × 形 聞こえ方 (順位) 予想 大きさが同じなの 聞こえ方(順位) - 10 - で、どちらも同じ 聞こえ方と思って どち いた。 らも ↓ プラスチックコッ 同じ プより、紙コップ がよく聞こえた。 聞こえ方 (順位) 予想 糸を3本や5本に すると、 1本1本の 良く聞こえた 糸がひびいて聞こ 1位 (3位) えにくくなるかな あと思っていた。 1本より聞こ えた(2位) 2位 ↓ 1本より3本・5本 3本より聞こ がよく聞こえた。 3位 えた(1位) ⑶ 聞こえる長さ(距離) 200 mの長さでもちゃんと聞こえた。(200 mの長さを引っぱるのは、とても大変だった。) ⑷ 工夫したおもしろ糸電話調べ ア 長風船を使って ピンと風船を引っ張ると聞こえる。ボアボアした感じの音が聞こえる。 イ ビニールぶくろ(かさ用のふくろ)を使って ふわっとした感じに聞こえる。空気を直接伝わって来ているようだった。 ウ ストローを使って たくさんのストローをつないでみたら、ストローの中を音が伝わっているようだった。 エ 輪ゴムを使って 思ったより、よく聞こえた。輪ゴムがよくふるえていた。 オ バネを使って マイクの声(音)みたいに聞こえた。ボワンボワンしたおもしろい音が 聞こえた。 4 研究のまとめ・かんそう ⑴ 糸の太さ・長さによって音がちがうのか? ア 同じしゅるいの糸を使えば、糸の太さによって、音の高さがちがう。糸が太いと、音は低く、 糸が細いと音は高い。 イ 同じしゅるいの糸を使えば、糸の長さによって、音の高さがちがう。糸が長いと、音は低く、 糸が短いと音は高い。細い糸の方が、音がよく伝わるようだ。 ⑵ よく聞こえる糸電話は? ア 紙コップが大きいほど、よく聞こえた。糸のふるえが、ちゃんと伝わるからだ。でも、大き さには、げんかいがありそうだ。(今回の研究では、275㎖の大きさまで実験した。) イ 紙コップはよく聞こえたがプラスチックコップは、紙コップほどよく聞こえなかった。 紙コップの方が、よくふるえているからだと思う。 ウ コップ形が、1番よく聞こえた。1番はどんぶり形で、1番聞こえにくかったのが皿形だった。 コップ形のようにつつみこむような形のものが、音が耳によく伝わる伝わるのだろう。しかし、 聞こえないと予想していた皿の形も音を伝えたので、おどろいた。 エ 糸の数が多いとよく聞こえた。1本ずつの音が、ちゃんと音を伝えていることが分かった。 ⑶ 糸電話では、何mはなれてお話ができるのか? ア 今回はなんと 200 mも聞こえた(昨年は 100 mまで実験した。)実験のとちゅう、紙コップ がこわれたりしたが、うまく聞こえたのでおどろいた。ちゃんと 200 mの水糸を音がふるえて 伝わったということが分かった。 ⑷ どんな糸電話ができるのか?(パート2) ア 長風船やビニールぶくろ(傘用) ・ストロー・輪ゴム・ばねなど、いろいろな物を代わりに使っ ても、良く聞こえた。 イ 糸の代わりに使った物によって、聞こえる音がちがっておもしろかった。長風船やビニール ぶくろは、中に入っている空気のふわっとした音、バネはボワンボワンとした音だった。 - 11 -
© Copyright 2024 Paperzz