11月1日号を掲載しました。

JA全厚連情報
(毎月 1日
発行)
№1013 2013 年 11 月 1 日
目
□
次
財務分析および経営分析について研修.................................
1
厚生連経営管理職層育成研修会(第2クール)を開催
□
平成 25 年度事業計画の進捗状況について報告..........................
2
厚生連常勤役員・参事会議を開催
□
研修医、指導医など 204 名が参加.....................................
3
第6回厚生連病院研修医全国大会を開催
□
第 35 回厚生連病院看護部長研修会看護部長ら 120 名が参加..............
夢のある看護管理~行動・変革・楽しさ PartⅡ~について研修
4
□
差額ベッドにかかる制限の緩和等を要請 ...............................
6
農民の健康を創る会 本年度第1回総会を開催
□
JA全厚連平成 26 年度事業計画骨子(案)について上程................
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本会経営管理委員会を開催
通信員だより
JA茨城ひたちで「健康教室」(県北医療センター高萩協同病院)
病院祭開催(県北医療センター高萩協同病院)
「セントラルキッチンさく」の竣工式(JA長野厚生連)
富士見特別公開講座(富士見高原医療福祉センター富士見高原病院)
三才山病院祭・長野松代総合病院祭(JA長野厚生連)
災害医療訓練を実施(中濃厚生病院)
阿南共栄病院が厚労大臣表彰を受けました(阿南共栄病院)
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お知らせ
◇会議日程
全国厚生農業協同組合連合会
JA全厚連
〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル
TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008
E-Mail: [email protected]
(経営支援グループ)
http://www.ja-zenkouren.or.jp
編集責任者 瀧 幹男
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№1013 2013 年 11 月 1 日
財務分析および経営分析について研修
厚生連経営管理職層育成研修会(第2クール)を開催
本会は9月 26 日、27 日の両日、東京・有楽町新東京ビルにおいて厚生連経営
管理職層育成研修会(第2クール)を開催し、20 厚生連から 47 名が参加した。
第2クールでは、①財務諸表から読み取れる指標、②病院・施設単位で算出
する指標、③農協法固定比率と自主ルール―などをテーマに研修を行った。
研修の初日は、第1クールで学習した財務会計の知識を活用し、財務諸表を
使って数値にもとづいた「収益性」、「安全性」などの基本的な指標の意味や算
出方法(財務分析)の研修を行うとともに、算出した指標をもとに病院施設の
特徴や問題点などについてグループディスカッションを行った。
また、病院・施設の問題点を効果的に把握するためには、医事統計データな
どの非財務データを組み合わせた分析(経営分析)を行う必要があることから、
「職員一人あたり給与」や「院外処方箋発行率」などの支出面の経営分析につ
いて研修を行った。
2日目は、まず、厚生連が協同組合運動の一環として保健・医療・高齢者福
祉事業を行っていることから、他の医療機関にはない厚生連の指標である農協
法固定比率と厚生連の健全性指標(自主ルール)について研修を行い、実際の
貸借対照表や損益計算書を使い、農協法固定比率・固定長期適合率・キャッシ
ュフロー比率を求める演習を行った。
その後、経営分析のうち、
「患者一人一日あたり入院収益」や「一日あたり患
者数」
、
「平均通院日数」などの収入面の指標について研修を行った。
さらに、今回、講師を務めていただいた井上貴裕氏(東京医科歯科大学医学
部附属病院特任講師)からは、診療報酬改定等の医療政策を踏まえた戦略的経
営の実践的手法についても講演いただいた。そのなかで井上氏は、今後、急性
期病院の収益率を上げるためには、
「入院診療単価」
、
「手術件数」
、
「新入院患者
数」を増加させることが重要であるとした。
次回の第3クールは 11 月 14 日、15 日に開催を予定しており、設備投資意思
決定および経営戦略の知識について研修を実施する。
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№1013 2013 年 11 月 1 日
平成 25 年度事業計画の進捗状況について報告
厚生連常勤役員・参事会議を開催
本会は 10 月4日に東京・千代田区の「KKRホテル東京」において厚生連常
勤役員・参事会議を開催し、31 厚生連から 37 名が出席した。
会議では、まず(1)厚生連の平成 25 年8月末経営収支状況、(2)平成 25 年度
事業計画の進捗状況、(3)平成 26 年度厚生労働省所管予算の概算要求等、(4)
社会保障制度改革等の動向―について報告を行った。
(2)では、平成 25 年度事業計画で掲げた項目のうち、主にJA厚生事業実施
条件の整備にかかる取組みの状況について報告した。そのなかで、消費税にか
かる動向については、来年4月の消費税8%引き上げに伴い、中医協「医療機
関等における消費税負担に関する分科会」における検討状況等について報告し
た。また、現時点で発生している損税(本会試算:約 49 億円)の解消に向けた本会
の取組みについても報告した。
(4)では、社会保障制度改革国民会議が平成 25 年8月6日にとりまとめた報
告書を踏まえ、政府が、今後の社会保障制度の工程をまとめたいわゆるプログ
ラム法案を今秋の臨時国会に提出する予定としていることから、社会保障制度
改革の概要や厚生連への影響等について報告した。
続いて協議事項に移り、JA全厚連平成 26 年度事業計画策定の考え方につい
て協議し、原案どおり了承された。
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№1013 2013 年 11 月 1 日
研修医、指導医など 204 名が参加
第6回厚生連病院研修医全国大会を開催
全国厚生連病院長会(濵田正行会長:三重・鈴鹿中央総合病院長)は 10 月4
日・5日、新潟県長岡市・ホテルニューオータニ長岡において第6回厚生連病院
研修医全国大会を開催し、研修医、指導医 164 名のほか、事務職員など合計 204
名が参加した。
大会は、同大会実行委員長で新潟・長岡中央綜合病院の富所隆副院長の開会
宣言で始まり、同じく同大会委員長で長岡中央綜合病院の吉川明院長の挨拶、
全国厚生連病院長会の濵田正行会長の挨拶、教育講演『卒後臨床研修と後期専
門研修の現状と課題』
(鈴木榮一・新潟大学医歯学総合病院・院長医科総合診療
部・教授)
、ワークショップ(初期研修で身につけたい技、指導医向けセッショ
ン、初期研修で身につけたい知恵)
、特別講演「診断推論を如何に考え、如何に
学ぶか」
(生坂正臣・千葉大学医学部附属病院・総合診療部・教授)が行われた。
今回の大会テーマでもある『初期研修で身
につけたい知恵と技』にあるとおり、ワーク
ショップ1日目「初期研修で身につけたい知
恵」では、
『豚足ラボ』を行った。これは、2
人1組で豚足1本を使い、提示される2つの
外傷例に対して適切な処置ができるか、豚足
を使った縫合レクチャーである。またワーク
ショップ2日目「初期研修で身につけたい知
会場の様子
恵」では、
『メディカルラリー』を行った。これは、日常診療でよく行う検査 ①
頭部CT ②胸部CT ③腹部CT ④骨XP ⑤心電図、の画像について、5つ
のブースに分かれて読み取ってもらうというもので、どちらのワークショップ
でも研修医からの質問にすぐ対応できるよう、各ブースには指導医が待機して
おり、2日間共通して活発な討論が行われ、充実した大会となり盛会に終了し
た。
次回、第7回厚生連病院研修医全国大会は、北海道旭川市で開催予定。
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№1013 2013 年 11 月 1 日
第35回厚生連病院看護部長研修会
看護部長ら120名が参加
夢のある看護管理~行動・変革・楽しさ PartⅡ~について研修
本会は 10 月 10 日・11 日、都内の東京ガーデンパレスにおいて、第 35 回厚
生連病院看護部長研修会を開催し、22 厚生連から 120 名の看護部長等が参加し
た。
研修会では冒頭、本会の前澤正一・代表理事理事長が開会挨拶を行い、瀧幹
男・常務理事が中央情勢報告を行った。続いて、本会の松本誠悦・経営企画部
付課長が
「厚生連の成り立ちと看護師確保対策について」
、
宇野郁子看護室長(J
A北海道厚生連)が「厚生連看護問題検討会の取り組みについて」をテーマに
報告を行った。松本課長は、今年度の医師・看護師確保対策や厚生連の成り立
ち・特徴等について、宇野看護室長は、厚生連看護問題検討会における情報交
換等の取り組みや、日本看護協会主催の病院看護管理者懇談会での活動につい
て報告を行った。
また、2日間にわたり以下の3題の講演と1題の特別講演を行った。
講演
① 「PNSの導入とその効果」
(橘幸子氏・福井大学医学部附属病院副院長兼看護部長)
② 「ナースのための『折れない心』をつくる方法―精神看護学とポジティブ心
理学の研究から―」
(秋山美紀氏・東京医療保健大学医療保健学部看護学科精神看護学准教授)
③ 「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドラインについて~夜勤・交代制勤務の改
善とワーク・ライフ・バランス~」
(橋本美穂氏・公益社団法人日本看護協会労働政策部長)
特別講演
④ 「ディズニーランドの教育・風土から学ぶ看護の職場づくり」
(生井俊氏・作家)
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①「PNSの導入とその効果」で、橘氏は自己完結型の看護が身体的疲労や
モチベーションの低下を引き起こしていると指摘するとともに、2人の看護師
が対等な立場で相互補完的に協力し合う看護提供方式であるパートナーシッ
プ・ナーシング・システム(PNS)を導入することで、効率的かつ安心・安
全な看護が実践でき、パートナー同士勉強にもなると述べた。
②「ナースのための『折れない心』をつくる方法―精神看護学とポジティブ
心理学の研究から―」で、秋山氏は「何が人・組織・地域を繁栄に導くか」を科学
するポジティブ心理学を参考としている、逆境・失敗・ストレス等に対して「心が折
れないためのスキル」を紹介した。また、今後は「看護職員ひとりひとりの強みを活
かし、みんなが幸せに看護ができる職場にしていこう」と述べた。
③「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドラインについて~夜勤・交代制勤務の
改善とワーク・ライフ・バランス~」で、橋本氏はワークライフバランス(W
LB)の実現度が高い人ほど仕事に対する意欲が高く、
「働き続けられる職場づ
くり」が重要であることを説明した。また、WLBを支援するポイントとして
①一時点だけでなく、生涯を通して考えること②多様性を認めること③WLB
支援策が円滑に利用できる環境の整備、の3点を挙げるとともに、自院の理念
や現場のニーズを勘案し、推進していくことが大切であると述べた。
④「ディズニーランドの教育・風土から学ぶ看護の職場づくり」で、生井氏
は自身のディズニーランドでの仕事の経験を交えながら好感度・信頼度を高め
るサービス精神について説明した。
「一つの考え方に偏ると病院が機能不全に陥
る」と指摘し、柔軟な考え方で組織を経営していくことの必要性を訴えた。
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№1013 2013 年 11 月 1 日
差額ベッドにかかる制限の緩和等を要請
農民の健康を創る会 本年度第1回総会を開催
自由民主党の国会議員で結成する「農民の健康を創る会」
(会長:宮腰光寛衆
議院議員・富山2区)の本年度第1回総会が、10 月 16 日、自由民主党本部 706
会議室で開催された。
総会には、宮腰会長、金田勝年会長代理(衆議院議員・秋田2区)
、宮路和明
副会長(衆議院議員・比例九州)
、宮下一郎事務局長(衆議院議員・長野5区)
をはじめ、衆・参の会員議員計 56 名が出席(本人出席 35 名、代理出席 21 名)
。
なお、
「農民の健康を創る会」会員は、今年7月の参議院議員選挙後8名が加入
し、10 月 11 日現在で 121 名となっている。
また、農林水産省・厚生労働省からは、審議官・担当課長など9名が出席し
たほか、JAグループからは、本会の奥野岩雄・経営管理委員会会長をはじめ
JA全中・JA全厚連の役員が出席した。
議事には、
(1)平成 26 年度農民の健康を創る会関係政府予算概算要求の聴取、
(2)農民の健康を創る会への団体要請―について上程された。
当日は、厚生労働省および農林水産
省より概算要求の内容について説明が
行われた後、本会の奥野会長がJAグ
ループを代表して挨拶を行い、引き続
きJA全中の伊藤常務、本会の前澤理
事長より要請を行った。
JA全中からは、①高齢者の住まい
の整備関係(小規模特養への農協の参
入)
、②地域支援事業関係(予防給付が
挨拶する本会・奥野会長
市町村事業に統合された場合の事業者
選定時の配慮)、③介護報酬の見直し
(農山村地域への加算)
―の3項目を要請、
本会からは、①平成 26 年度税制改正要望(差額ベッドにかかる制限の緩和、寄
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№1013 2013 年 11 月 1 日
付金の損金算入措置)、②巡回検診における医師の立会いの見直し、③農山村地
域に配慮した医療環境の整備(医師の偏在解消、診療報酬における医療資源の
少ない地域への配慮)、④障害者福祉の実施―の4項目を要請した。
質疑・意見交換では、先生方から「厚生連は病院の存続が難しいようなとこ
ろを引き受けてもらっている」、「全国の農村に厚生連病院があること自体が社
会貢献である」、「公的医療機関である日赤・済生会と厚生連を同じ条件にする
ことに目標を絞って取り組むことが、会の使命を果たすことになる」といった
意見が出された。
最後に、宮腰会長は「現実として、農
山村や離島・へき地において医療が機能
するようにしていかなければならない。
そのための具体的な課題を整理して、結
論・方向を出していきたい」と今後の取
組みについて抱負を語った。
農民の健康を創る会・宮腰会長
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№1013 2013 年 11 月 1 日
本会の要請項目
1.平成 26 年度税制改正要望について
(1)差額ベッドにかかる制限の緩和について
厚生連の行う医療保健業に対する法人税非課税措置の要件として、
財務省の指導により、全病床に占める差額ベッドの割合が 30%以下
であり、かつ、その料金の平均金額が 5,000 円以下であることとされ
ているが、その制限を緩和すること。
(2)寄付金の損金算入措置について
厚生連が公的医療機関として寄付金を受け入れる場合、日赤や済生
会と同様に相手方が損金算入・所得控除できるよう措置すること。
2.巡回検診における医師の立会いの見直しについて
医師が立ち会わない検診車でのX線撮影については、厚生労働省よ
り違法との見解が示され一部自治体で検診車の運用が中止されてい
る状況にある。この件について、巡回検診に限り医師の立会いがなく
ても医師の事前の包括的な指示に基づいて診療放射線技師がX線撮
影できるようにすること。
3.農山村地域に配慮した医療環境の整備について
(1)医師の偏在の解消について
中山間地や離島における医師不足を解消するため、医師免許取得
後、一定期間の地方やへき地での勤務を義務化すること。
(2)診療報酬における医療資源の少ない地域への配慮について
医療資源の少ない地域に配慮した評価について、その対象地域およ
び対象医療機関の範囲を拡大すること。
4.障害者福祉の実施について
障害者福祉サービスを実施できるよう措置すること。
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№1013 2013 年 11 月 1 日
JA全厚連平成 26 年度事業計画骨子(案)について上程
本会経営管理委員会を開催
本会は 10 月 18 日、経営管理委員会を開催し、JA全厚連平成 26 年度事業計
画骨子(案)等について協議を行った。
会議は本会の奥野岩雄・経営管理委員会会長の挨拶に続いて、前澤正一・代
表理事理事長が情勢報告を行い、厚生連の経営状況や社会保障制度、平成 26
年度診療報酬改定をめぐる情勢等について述べた。
協議事項、JA全厚連平成 26 年度事業計画骨子(案)について上程し、協議
した。同協議事項では、本会の第7次3カ年計画を基本に、①医療計画や介護
保険事業計画などを踏まえた保健・医療・高齢者福祉サービス提供体制の構築
促進、②医師・看護師の安定的確保、③厚生連の経営健全化、④JA厚生事業
実施体制の整備の重点実施項目を中心に策定を進めるほか情勢変化や厚生連か
ら出されている意見・要望等を踏まえ検討を進めていくことが説明され、原案
どおり可決した。
報告事項は、①特例年金制度をめぐる状況、②厚生連の平成 25 年8月末経営
収支状況、③平成 26 年度厚生労働省所管予算の概算要求等―について報告を行
った。
報告事項のうち、②では、各厚生連において「毎月末経営収支調査要領」に
もとづき算出した平成 25 年度8月末の経営収支状況を報告。それによると、医
療事業厚生連(22 厚生連)の当期損益は4億 6,448 万円となり、前年同期実績
(4億 9,530 万円)から 3,081 万円減少した。厚生連別では前年同期実績より
も増益となった厚生連は 12 厚生連、
減益となった厚生連は 10 厚生連となった。
一方、健康管理厚生連(12 厚生連)の当期損益は4億 4,785 万円となり、前年
同期実績(4億 906 万円)から 3,879 万円増加した。厚生連別では前同期実績
よりも増益となった厚生連は5厚生連、減益となった厚生連は7厚生連となっ
た。
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№1013 2013 年 11 月 1 日
JA茨城ひたちで「健康教室」
(県北医療センター高萩協同病院)
JA茨城ひたちは、組合員や利用者の健康増進と地域貢献を目的に「いきい
き健康づくりプロジェクト」を行っています。9月 20 日、JA茨城県厚生連・
県北医療センター高萩協同病院(高橋良延病院長)の職員による健康講話とス
トレッチ教室が開かれました。
健康講話では、検査主任の石川真由美
さんが、
「糖尿病」について、糖尿病の種
類や合併症の他、回避するために気を付
けるポイント等を詳しく解説しました。
診断の目安となる血糖値について、
「空
腹時 160 以上、食後2時間程度 220 以上
は危険」、
合併症を引き起こさないために
も適切な血糖コントロールが大切で「糖
糖尿病の種類について説明する石川さん
尿病は日々の積み重ねで発症するので、
食後でも(血糖値)200 を超えないよう
に管理することが大事」と強調しました。
熱心に聞き入っていた参加者の一人は「食事と血糖の関係について勉強にな
った。摂取カロリーに注意していきたい」と話していました。
ストレッチ教室では、リハビリテーション主任の根本
悟嗣さんが椅子に座ったままできるストレッチ体操、簡
単な筋力トレーニングを説明し、参加者たちは笑顔で実
践していました。根本さんは「ストレッチは息を吐きな
がら、反動を付けずに行うことが大切」と指導ました。
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)は、
健康で明るい地域社会を実現するために、組合員ならび
に地域の皆様の健康づくりを支援しています。
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ストレッチ教室講師の根本さん
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№1013 2013 年 11 月 1 日
ストレッチ体操の様子
(内田大輔通信員)
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№1013 2013 年 11 月 1 日
病院祭開催
(県北医療センター高萩協同病院)
JA茨城県厚生連・県北医療センター高萩協同病院
(高橋良延病院長)は 10 月 20 日、第 26 回病院祭を開
催し、多くの市民が訪れました。病院祭は、地域の皆様
との交流を通じて地域と病院とのつながりを深めよう
と毎年企画しています。
冒頭で高橋院長は「病院祭を通じて医療スタッフと直
接ふれあい、病院をより親しく感じていただきたい」と
挨拶する高橋病院長
挨拶しました。
会場では、看護師による健康診断やAED(自動体外式
除細動器)体験コーナーが人気を集めたほか、来場者は、
最新MRIの画像についてスタッフから説明を受けるなど、
同病院の医療に対し理解を深めていました。
公開講座では、外科科長の高見一弘医師が、胃がんや大
腸がんの腹腔鏡下手術について実際の動画を使って詳しく
説明しました。さらに、内科の瀬田健博医師が「認知症」
をテーマに、予防や治療法のほか、患者さんへの接し方に
健康診断を受ける来場者
ついて解説しました。150 人を超える来場者が熱心に耳を傾けていました。
このほか、高萩中学校吹奏楽部の演奏やJA茨城ひたち女性部による餅の販
売、地元の幼稚園児の絵画展示などの様々なイベントが催されました。高萩市
のゆるキャラ「はぎまろ」も風船を配り会場を盛り上げました。
会場を盛り上げる高萩中学校吹奏楽部の演奏
(内田大輔通信員)
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№1013 2013 年 11 月 1 日
「セントラルキッチンさく」の竣工式
(JA長野厚生連)
9月 24 日佐久医療センター敷地内にて「セントラルキッチンさく」の竣工式
が行われました。
神事が行われた後、JA長野厚生連の内堀茂・代表理事理事長、佐久総合病
院の西澤副統括院長が施主あいさつを行い、JA佐久浅間井出副組合長から来
賓あいさつをいただきました。
あいさつのなかで西澤副統括院長は「病院のみならず地域を健康にする病院
給食でありたい。地産地消で地域農業の活性化に繋がれば幸い」と意気込みを
語りました。
今年 12 月から運用開始となり、JA長野厚生連・佐久総合病院(伊澤敏病院
長)と小海分院(山田繁分院長)に配食されます。3月の佐久医療センター開院
後は、佐久医療センターも合わせ1日 2,500 食以上の給食を提供します。
当施設では、加熱調理した食品を急速冷却し、チルド保管する「クックチル
方式」を採用しました。各施設へ配送後、チルド状態の料理を冷たいまま食器
に盛りつけ、再加熱カートで食事時間に合わせて加熱する「ニュークックチル
方式」で提供をします。
このことにより1ヶ所集中調理で懸念される衛生管理の問題も解決でき、さ
らに、適温での食事の提供が可能になりました。
感謝状贈呈
セントラルキッチンさく
(今村望美通信員)
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№1013 2013 年 11 月 1 日
富士見特別公開講座
(富士見高原医療福祉センター富士見高原病院)
JA長野厚生連・富士見高原病院(井上憲昭病院長)は、9月 25 日ニューヨ
ーク州立大学教授グレゴリー・イーストウッドさんを招き、
「生命倫理から考え
る『老いは誰の為のものか?』」と題した特別公開講座を開きました。
生命倫理とは、生命の誕生から死に至るまでに起こる、さまざまな問題を議
論して解決していこうとするものです。
講演のなかで、イーストウッドさんは、
「現代医学は、人工栄養や生命維持装
置を考案して、死についてもコントロールするようになりました。現代医療で
は、本人の意思に基づいた患者第一の医療やケアは大原則であるが、高齢者で
は自己決定が出来ないケースが往々にして存在します。医療やケアの提供側の
先走りでもなく、家族の思い込みでもなく、限りなく本人の生活や考え方に依
拠し、充実した晩年を過ごすためには、医療関係者のみならず家族も含めた倫
理的な議論や思考が重要です」と語りました。また、その手助けをする医療ソ
ーシャルワーカーの存在の重要性についても説明しました。
本公開講座は、院内職員、地域住民、近隣の医療関係者など 165 人が参加し、
最後まで熱心に耳を傾けました。
熱弁をふるうグレゴリー・イーストウッド教授
(今村望美通信員)
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№1013 2013 年 11 月 1 日
三才山病院祭・長野松代総合病院祭
(JA長野厚生連)
JA長野厚生連・鹿教湯三才山リハビリテーションセンター三才山病院(黒
岩靖病院長)は 10 月 12 日、長野松代総合病院(秋月章病院長)は 10 月 13 日
に病院祭を開催しました。
三才山病院では、
「集まろう!癒しの森へ 三才山病
院祭」をテーマに行われました。人気ものまね番組で
準優勝経験のある、ものまねタレントの俵山栄子さん
による歌謡ショーでは、次々と繰りだされる人気キャ
ラクターや、誰もが知っている歌手のものまねに、客
席からは笑い声と感嘆の声が絶えませんでした。毎年
恒例の6区間全長 17.6 キロの駅伝は、小学生から地
元JA職員、病院関係者などの 13 チームが参加。J
水前寺清子さんのものまねメドレ
ーを披露する俵山栄子さん
A信州うえだチームが悲願の優勝を果たしました。
長野松代総合病院では、
「地域とともに~たゆまぬ
挑戦~」をテーマに行われました。例年通り、松代真田まつりとの同時開催で、
多くの人で賑わいました。エレクトーン奏者の倉沢大樹さんの演奏会では、ア
ニメソングや昭和歌謡などの演奏に、幅広い年齢層が楽しげに手拍子を打って
いました。普段見ることのできない、ヘリポート見学会は、予約がすぐにいっ
ぱいになってしまうほどの大人気でしました。
実際にドクターヘリも展示され、
子供達は「かっこいい。大きくなったらこれに乗る人になりたい」と、夢中で
見入っていました。マンモグラフィや肺がんCTなどの各種検診も好評でした。
大人気のヘリポート見学
(今村望美通信員)
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№1013 2013 年 11 月 1 日
災害医療訓練を実施
(中濃厚生病院)
平成 25 年9月7日(土)にJA岐阜厚生連・中濃厚生病院(林勝知病院長)
において、大規模災害に備えた災害医療訓練を行いました。中濃地域に大地震
が発生し多数傷病者が発生したとの想定で、まず災害対策本部を設置し、次い
で傷病者をトリアージして手術など必要な処置を行うまでをシミュレーション
しました。さらに、除染テント設営訓練、アルファ米を用いた炊き出し訓練、
近隣病院とのMCA無線訓練も併せて行いました。訓練参加人数は、当院の職
員 213 名、模擬患者役ボランティア 65 名で、その他にも保健所、市役所、警察、
近隣病院等から多数の見学者がみえました。災害時には想定外のアクシデント
が多発して大きな混乱が生じます。今回、普段はなじみのない災害医療を、多
くの職員が仮想体験できたことは大変有意義なことでした。今後も、災害拠点
病院として地域のために最良の災害医療が提供できるよう、定期的に訓練を行
っていきます。
訓練の様子
訓練の様子2
(戸﨑あゆみ通信員)
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№1013 2013 年 11 月 1 日
阿南共栄病院が厚労大臣表彰を受けました
(阿南共栄病院)
10 月2日(水)に、東京霞が関の厚生労働省において、平成 25 年度産科医
療功労者厚生労働大臣表彰が行われ、JA徳島厚生連・阿南共栄病院(三宮建
治病院長)が受賞しました。今年度は、全国で 41 の個人と4団体が表彰され、
表彰式には和泉佳彦産婦人科診療部長が代表で出席しました。当院は、徳島県
南部の分娩施設が減少している中で、地域の産科診療の中核として、毎年 400
例の分娩を取り扱っています。
多年にわたり地域のお産を支え、産科医療に貢献してきたことに対して、徳
島県知事からの推薦に基づき、厚生労働大臣より表彰されました。
産科医療従事者の労苦に報いることになり、和泉佳彦診療部長は、
「表彰式に
は、病院を代表して私が出席しましたが、早産児も安心して見ていただいてい
る小児科の上田隆副院長、吉本勉医長並びに産科スタッフ全員の献身的な貢献
によるものです。今後も地域のためにより一層、産科診療に努めたいと思って
います」と話しました。
表彰状を手にする阿南共栄病院の産婦人科医師
(長谷祥伯通信員)
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JA全厚連情報
№1013 2013 年 11 月 1 日
□会議日程
11月14日(木) 厚生連経営管理職層育成研修会(東京・有楽町・有楽町電気ビル17階「セミナールー
~15日(金) ム17-06」)
11月21日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
11月30日(土) 厚生連病院長セミナー 10時から(東京・御茶ノ水・東京ガーデンパレス3階「平安」)
12月03日(火) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
12月04日(水) 経営管理委員会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
平成26年
1月16日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
1月23日(木) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(東京・大手町KKRホテル東京10階「瑞宝の間」)
2月07日(金) 厚生連会長会議 11時から(東京・大手町KKRホテル東京10階「瑞宝の間」)
2月18日(火) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
2月21日(金) 経営管理委員会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
3月06日(木) 臨時総会 11時から(東京・大手町KKRホテル東京10階「瑞宝の間」)
3月13日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
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