Y10 エルダー派遣スタッフ就業規則 第1章 総 則 (目的) 第1条 本規則は、損保ジャパン日本興亜キャリアビューロー株式会社(以下「会社」と いう。 )が雇用するエルダー派遣スタッフ(以下「エルダースタッフ」という。) の労働条件、服務規律その他就業に関する事項を定めたものである。 2 この規則に定める規定のほか、エルダースタッフの就業に関する事項は、労働基 準法その他の関係法令および個別の労働契約の定めるところによる。 (エルダースタッフの定義) 第2条 この規則にいうエルダースタッフとは、期間の定めのある雇用契約により、派遣 先での就業を前提として当社スタッフに採用された者のうち満60歳以上の者を いう。 第2章 服務規律 (就業規則の遵守) 第3条 エルダースタッフは、この規則を遵守し、会社および派遣先の業務上の指揮命令 に服し、誠実に勤務しなければならない。 (機密の保持) 第4条 エルダースタッフは、会社および派遣先の業務上の機密を守り、会社および派遣 先の不利益となる事項を他に漏らしてはならない。 (信用の保持) 第5条 エルダースタッフは、会社および派遣先の信用および利益を傷つける行為があっ てはならない。 (出勤・遅刻・早退) 第6条 エルダースタッフは、就業時間の開始前に出社して、就業時間の開始時刻には業 務を開始しなければならない。 2 やむを得ず遅刻をした場合は、その理由を派遣先責任者に報告し、その承認を得 なければならない。 3 やむを得ず早退をしなければならない場合は、その理由を派遣先責任者に報告し、 その承認を得なければならない。 (就業時間中の外出) 第7条 就業中に外出しようとする場合は、公私を問わず派遣先責任者に申し出て、承認 を得なければならない。ただし、業務上急を要する場合は、事後遅滞なく承認を 得るものとする。 第3章 勤務 (就業時間および休憩時間) 第8条 2 エルダースタッフの就業時間は各個別雇用契約において定める。 休憩時間は、原則として正午から1時間とする。 (休日) 第9条 休日は、派遣先就業規則または運用規則による。 第4章 休暇および欠勤 (年次有給休暇) 第 10条 エルダースタッフの年次有給休暇については法令の定めるところによる。 (生理休暇) 第11条 生理日の就業が著しく困難な女性エルダースタッフが休暇を請求したときは、 必要に応じ生理休暇を認める。 2 生理休暇中の給与は無給とする。 (公民権の行使その他) 第12条 選挙権その他の公民としての権利を行使し、または裁判員その他会社が承認し た公の職務に就いた者が、あらかじめ所属上長の許可を得て勤務を離れて公務 を執行する場合は、それに必要な時間は出勤したものとみなす。また、出勤し たものとみなした時間にかかる給与は無給とする。 ただし、権利の行使または公の職務の執行を妨げない限り、請求された日時を 変更することがある。 2 証人、鑑定人、参考人もしくは裁判員候補者となって裁判所等に出頭し、また はこれに準ずる場合も、前項同様に取り扱う。 (慶弔休暇) 第13条 エルダースタッフは、次の事由がある場合は慶弔休暇を取得することができる。 ただし、入社6ヶ月以上かつ所定労働日数週4日以上のスタッフを対象とする。 (1)結婚休暇 ①本人の結婚(引き続き勤務する者) 3日 (2)忌引休暇 ①配偶者、実子の死亡 3日 ②父母(義理も含む)の死亡 2 本人が喪主、または同居のとき 3日 上記以外 1日 会社または派遣先は慶弔休暇を与えることにより、正常な業務に支障のある場 合には、請求の時季の変更を求めることができる。 3 第1項の慶弔休暇は、給与を支給する。 (休暇の請求) 第14条 第10条、第11条、第12条および第13条(忌引を除く)の休暇を取得し ようとするときは、理由に応じた相当期間前に派遣先責任者に申し出なければ ならない。 (欠勤) 第15条 エルダースタッフが欠勤する場合は、事前に派遣先責任者に申し出なければな らない。 2 引き続き7日以上欠勤するときは、傷病の場合は医師の診断書を添えて、その 他の場合はその理由を詳記して届け出なければならない。 (業務外の傷病による欠勤期間) 第16条 エルダースタッフの業務外の傷病による療養のための欠勤期間は、原則として 雇用契約期間満了時または欠勤期間2ヶ月のいずれか短い期間までとする。 第5章 給与 (給与の構成) 第17条 エルダースタッフの給与の構成は次のとおりとする。 (1)基本給(時間給または月給) (2)時間外手当 (3)通勤費補助 (基本給) 第18条 基本給は時間給または月給とし、職務内容、就労地域等を勘案し、個人ごとに 個別雇用契約書に定める。 2 基本給は前月1日から末日までの実労働時間数に応じて支給する。遅刻、早退 および私用外出等の不就労時間はその時間に応じて時給または月給より控除す る。 (月給の日割・時間割計算) 第19条 前条において、月給を日割計算で支給する場合、月額の1/20をもって1日 分とする。 ただし、月間所定労働日数が20日未満の場合、20日超の場合の日割計算の 方法は日割計算に関する細則にて別途定める。 2 月給を時間割計算で支給する場合、1日分の1/7をもって1時間分とする。 (実労働時間数の計算) 第20条 実労働時間数の算出にあたっては、年次有給休暇、慶弔休暇を取得した日は所 定勤務時間勤務したものとして取扱う。 (時間外手当) 第21条 エルダースタッフが、実働時間8時間を超えて就労した場合は、その超過した 時間について、基準時間給の2割5分増しにより計算した額を支給する。 2 スタッフが、1週につき40時間を超えて実就労した場合は、その超過した時 間について、基準時間給の2割5分増しにより計算した額を支給する。 3 スタッフが、深夜時間帯(午後10時から午前5時まで)に勤務した場合は、 基準時間給の2割5分増しにより計算した額を支給する。 4 実働時間が8時間を超え、かつ、深夜時間帯におよんだ場合の深夜時間帯の賃 金は、基準時間給の5割増しにより計算した額を支給する。 5 前第1項および第2項により個別に割増賃金が計算処理された場合には、重複 して計算支給することはない。 (休日割増賃金) 第22条 業務の都合により、エルダースタッフが法定休日に就労した場合は、基準時間 給の3割5分増しにより計算した額を支給する。 2 法定休日労働が深夜時間帯におよんだ場合は基準時間給の6割増しにより計算 した額を支給する。 3 休日の振り替えを行なった場合は、休日割増賃金は支給しない。 (通勤費補助) 第23条 通勤費補助とは、通勤のため公共の交通機関を利用するエルダースタッフに対 して、その実費を補填することを目的として支給する給与をいう。ただし通勤 費補助を支給しない条件にて雇用された者に対しては支給しない。 2 会社は、エルダースタッフに対し、原則として別に定めるところにより通勤費 補助を支給する。ただし、私有車による通勤費補助は私有車通勤規程にて別途 定める。 3 本補助は申請給とする。 (端数処理) 第24条 給与の計算は第17条に定める給与の項目ごとに行なうこととし、それぞれの 計算結果に1円未満の端数が生じた場合には、これを1円に切り上げて計算す る。 (支払の方法) 第25条 給与は現金もしくは口座振り込みの方法により、直接本人にその全額を支払う。 ただし、次の各号に定められたものは給与から控除する。 (1)法令で定められたもの。 (2)損保ジャパン健康開発センタ−を利用した際の法令等で定められた被保険 者にかかわる療養給付の自己負担部分。 (給与の計算期間および支払日) 第26条 給与の計算期間は毎月1日から末日までを給与計算期間とし、支払日は当該計 算期間の翌月20日とする。 2 前項に定める給与支給日が日曜日、祝日または土曜日にあたる場合、その直前 の営業日に繰り上げて支給する。 3 災害等やむを得ない事由がある場合は、計算期間の短縮、期日の繰り上げ、ま たは暫定払い等により支払うことがある。 (退職金) 第27条 退職金は支給しない。 第6章 採用、退職および解雇 (採用) 第28条 会社は、エルダースタッフとして就業を希望する者のなかから選考のうえ、適 格と認めた者をエルダースタッフとして採用する。 (提出書類) 第29条 エルダースタッフとして採用された者は、次の書類を遅滞なく提出しなければ ならない。 (1)本人自筆の履歴書 (2)雇用契約書 (3)その他会社が必要とする書類 2 前項提出書類の記載事項に変更が生じたときは、遅滞なく会社に届け出なけれ ばならない。 (雇用期間) 第30条 エルダースタッフの雇用期間は1年以内とし、採用ならびに更新時に個別の雇 用契約において定める。 (退職) 第31条 エルダースタッフが次の各号に該当する場合は退職する。 (1)雇用期間が満了し更新を行わない場合 (2)自己都合により本人が退職の申し出をし、会社がこれを認めた場合 (3)第16条に定める欠勤期間が満了した場合 (4)本人が死亡した場合 2 エルダースタッフが前項の第1号、第2号により退職しようとする場合は、1 カ月前までに会社に申し出なければならない。 (解雇) 第32条 会社はエルダースタッフが次の各号の一つに該当する場合は解雇することがで きる。 (1)精神または身体の障害によって、勤務に堪えないと認められた場合 (2)甚だしく勤務怠慢で、勤務成績が不良と認められた場合 (3)著しく能力が劣り、就業に適さないと認められる場合 (4)会社および派遣先において、性的言動によって他の者に不快感を与え、職 場環境を乱した場合 (5)前各号のほかエルダースタッフとして不適格と認められた場合 (6)第34条の即時解雇に該当した場合 (7)派遣先の業務上の都合等により、派遣先から労働者派遣契約の解除が行な われ、会社が新たな就業機会を提供できなかった場合 (解雇予告) 第33条 会社は、前条により解雇する場合には、30日前に予告をするか、または平均 賃金30日分の解雇予告手当を支給する。ただし、前条第6号については、そ の事由につき労働基準監督署の認定を受けた場合は、この限りでない。 2 前項の予告日数は、平均賃金を支払った日数分だけ、その日数を短縮すること ができる。 (即時解雇) 第34条 エルダースタッフが次の各号の一つに該当する場合、即時解雇する。 (1)本規則または会社の規定に違反した場合 (2)正当な理由なく、無断欠勤が7日以上に及んだ場合 (3)勤務に関し、数度の訓戒にもかかわらず改悛の情が認められない場合 (4)許可なく会社および派遣先の物品または重要書類を社外に持ち出し、ある いはその機密事項を他に漏らした場合 (5)故意または重大な過失により、会社および派遣先に損害を与え、または会 社および派遣先の信用を傷つけた場合 (6)職務を利用して不当に金品を受け取った場合 (7)重要な経歴を詐り、その他詐術を用いて採用された場合 (8)刑罰に触れる行為があって、その後の就業が不適当と認められる場合 (9)その他前各号に準ずる不都合な行為があった場合 (物品の返還) 第35条 エルダースタッフは、退職する場合または解雇された場合は、会社および派遣 先から貸与された物品を遅滞なく返還しなければならない。 第7章 弔祭料等 (弔祭料等) 第36条 エルダースタッフの弔祭料等に関する事項は、別に定める派遣スタッフ弔祭料 等に関する規程を準用する。 第8章 保健衛生および災害補償 (保健衛生) 第37条 エルダースタッフは、会社の衛生管理者その他の衛生管理者の指示に従い、保 健および衛生に関する法規を守り、常に保健衛生につとめなければならない。 2 会社は必要に応じてエルダースタッフの全部または一部に対して、健康診断を 行う。 (災害補償) 第38条 エルダースタッフの業務上の災害については、労働基準法および労働者災害補 償保険法に定めるところによって補償する。 第9章 雑則 (賠償義務) 第39条 エルダースタッフは、故意または過失により会社および派遣先に損害を及ぼし、 会社および派遣先がそれに対する賠償を請求した場合には、賠償しなければな らない。 2 前項において、エルダースタッフが退職しまたは解雇された場合でも損害賠償 の責めを免れることはない。 第10章 その他 (改廃) 第40条 本規則の改廃は取締役会の決議による。ただし、大幅な改定にあたらない場合 は稟議手続による。なお、本規則の趣旨に反しない軽微な改定については人事 部長が決定することができる。 (所管) 第41条 本規則の所管は人事部とする。 附則 (実施日) 第42条 本規則は2001年3 月21日から実施する。 2006年 4月 1日 改定 2014年 3月 1日 改定 2015年 1月 1日 改定
© Copyright 2024 Paperzz