ウルグアイ 海外安全対策情報H26第4四半期.docx

海外安全対策情報(ウルグアイ) 平成26年第4四半期
1 社会・治安関係
⑴ 刑務所問題
ボノミ内務省大臣が、全国にある刑務所全体の飽和状態が緩和され、最大収容9,00
0人に対し、収容者数は9,825人であり、正常な状態になるのは時間の問題と発表し
た。
一方、ガルセ刑務所委員が昨年末に発表した報告によると、全国で11の刑務所が飽
和状態(ソリアーノ県248%、アルティガス県185%、タクアレンボ県165%、フローレス
県146%、ドゥラスノ県134%)である。
⑵ 監視カメラの効果
ボノミ内務省大臣が予告していたとおり、ラ・ウニオン地区において監視カメラが設置
された。同地区では10月8日通り沿いが商店街となっており、交差するプロッピオ通りか
らパン・デ・アスカル通りまでの区間(上記通りに並列するホセ・アントニオ・カブレラ通り、
アシロ通り、ホアニコ通り含む)に123台のカメラが設置された。
また、旧市街、セントロ、コルドン地区には約500台の監視カメラが設置されており、
既に防犯について好結果が確認されている。
⑶ 犯罪統計
コロラド党のFundapro(犯罪統計などを担当)が内務省の公式統計を基に独自にま
とめた報告書の犯罪統計によると、今年上半期における強盗事件は10,287件(日平
均55件)で、このままでは 2014 年中は20,000件を超えると予想。
一方、殺人事件においても138人が殺害されており、ニューヨークの134人、ロサン
ゼルスの119人を比較とし挙げ、特にニューヨークとの人口で比較すると、モンテビデオ
は危険度が3倍増であると指摘している。また、今年1月から7月に発生した殺人事件で
は12%が少年の関与が確認されている。しかし検挙率51%という数字は決して低い数
字ではないことも指摘している。
⑷ 住民暴動
9月19日午後8時頃、カネロネス県バーロス・ブランコス地区の住民ら200人程がタ
イヤを燃やすなどし、暴動化、国道8号線を封鎖した。対応に当った警察官ら3人(内1人
は幹部)が投石により負傷した。17人(内3人が未成年)が身柄を拘束されたが、後に釈
放された。同暴動は強盗犯が数日前に起訴されたことに対する抗議で、今回で4度目で
ある。
⑸ 受刑者出所に伴い犯罪増加
グアルテッチェ警察庁長官は、今年に入ってから刑期を終え出所した元受刑者数が3
千人(うち6百人以上が強盗)に上り、その50パーセント以上が再犯者である。再犯に関
するデータとして犯罪別では、薬物は90パーセント以上、強盗は50パーセント以上であ
る。
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⑹ 治安問題、世論調査結果
世論調査会社「FACTUM」社の調査結果、国民の31パーセントが国内主要問題として
治安問題を挙げている。
⑺ カメラ警備
警察はパソ・モリノ地区の商店街に防犯カメラを設置した。また、無人機「ドローン」に
よるカメラ警備も開始となった。
⑻ 警ら強化
モンテビデオ県内で発生する強盗事件で、犯行後犯人らが近くの不法居住地へ逃走
するケースが多く確認されていることを受け、同県警が同所周辺の警ら強化を開始した
⑼ 内務大臣が少年犯罪が減少傾向にあることをアピール
ボノミ内相が閣議の席で、2012年から2014年にかけて窃盗、強盗及び殺人におけ
る少年犯罪が減少したことを公表した。
2013年の公式統計では、モンテビデオ県内では少年犯罪の52.1%が強盗、26.
1%が窃盗であったとのこと。
⑽ 内務大臣が南米内での治安の良さをアピール
国連が犯罪統計を発表したことに伴い、殺人事件については、10万人の人口比で、
南米で唯一ウルグアイを下回るのはチリだけであることをボノミ内相が発表し、治安悪化
に対する批判が続く中、南米諸国との比較で、治安の良さをアピールした。
⑾ 司法官権に対する住民の抵抗
所轄12署の警察官らがクアレンタ・セマナス地区にある民家に対する家宅捜査を行
った際に、近所の住民らが警察官や警察車両に対し投石を開始。容疑者とともに素早く
撤退せざるを得ない状況となったことが明らかとなった。
上記家宅捜査に参加した職員らが裁判所で行われた審問の席で、「ボーロやクアレン
タ・セマナス、マルコーニ地区などのレッドゾーンにおける犯人逮捕(容疑者の身柄拘束)
の際には、投石が発生するため、素早く撤退しなければならない」と証言した。
同12署を統轄する第3地域本部長も「警察活動を行うのが困難な地区が存在するの
は確かであるが、警察官5人での立入りが無理ならば10人又は1000人で立入り、立
入りできない地区はない」と語気を強めた。また、「上記地区における投石は日常茶飯事
で、ひどい時には便器が投げつけられたり猛犬ピットブルが意図的に放されたりもする」
とのこと。
以前から、ボノミ内相及びグアルテッチェ警察庁長官が「住民による警察権力に対す
る抵抗は、モンテビデオ県内郊外における麻薬密売人らによる封建制度確立への過程
によるものである」と繰り返し指摘しており、「一般住民らは麻薬密売人らからの報復に
怯えているため、警察への通報や告発を避けており、実際にも過去に麻薬取引場所を
告発した住民の自宅が放火されたり投石被害に遭ったりし、引っ越しせざるを得ない状
況に追い込まれた事件が数件発生している」とのことである。
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2 一般犯罪、凶悪犯罪の事例
⑴ 強盗
日本人の被害は報告されていないが主な事例は以下の通り。
ア バス対象
・ 10月3日、パソ・デ・ラ・アレナ地区において、犯人 1 人が銃でバス運転手を脅して
売上金を強奪した。
・ 10月3日、パソ・デ・ラ・アレナ地区において、銃を持った犯人がバスに乗り込み運
運転手を脅して売上金を強奪した。
・ 10月7日夜、カラスコ・ノルテ地区において、バスの運転手兼集金人が強盗に売上
金を強奪された。
・ 10月10日、フロール・デ・マローニャス地区において、犯人2人がバスの運転手兼
集金人から売上金を強奪した。
・ 10月13日、パルケ・ガラニ地区において、クルバ・デ・タバレス行きバスに拳銃を
持った男が乗り込み、運転手を脅して売上金を強奪した。15人の乗客がいたが、全員
無事であった。
・ 10月15日、マルビン・ノルテ地区において、犯人は刃物でバス運転手を脅し、売上
金と携帯電話を強奪した。
・ 10月25日、ベルベデーレ地区において、バスに2人の犯人が乗り込み、運転手か
ら売上金と携帯電話を強奪した。
・ 10月27日、ビジャ・ドン・ボスコ地区において、バスの集金人兼運転手が強盗犯人
に拳銃で脅され、売上金を強奪された。
・ 10月30日、ビジャ・ガルシア地区において、2人組犯人がバスの運転手兼調査係
を武器で脅し、現金、携帯電話等を強奪した。
・ 11月5日、マルビン・ノルテ地区において、13歳と15歳の年少者がバス運転手に
刃物で脅して現金を強奪した。2人は後刻逮捕された。
・ 11月16日、ラ・ウニオン地区において、犯人はナイフでバス運転手を脅して、売上
金を強奪した。
・ 11月19日午前4時ごろ、ビジャ・ガルシア地区において、2人の犯人がバスの運転
手を脅して売上金を強奪した。
・ 11月25日、ウニオン地区において、2人の犯人がバス運転手をナイフで脅し、売
上金を強奪して徒歩で逃走した。
・ 12月3日、ペニャロール地区において、バスに停留所で犯人が乗り込み、銃で運
転手を脅し、売上金を強奪して逃走した。
・ 12月16日、サシャゴ地区において、2人の犯人がバスの売上金を強奪して逃走し
た。
3
・ 12月17日、ビジャ・ガルシア地区において、バスに銃を持った犯人が乗り込み、売
上金を強奪して逃走した。
・ 12月17日午前0時10分ころ、国道8号線で、犯人がバスに乗り込み、銃を取り出
し運転手を脅して現金を強奪して逃走した。
イ タクシー対象
・ 10月7日、コルドン・ノルテ地区において、タクシーに対する強盗事件があり、犯人
は売上金を強奪して逃走した。
・ 10月12日、プンタ・デ・リエレス地区において、客を乗せたタクシーが目的地に着
いた途端、客が運転手を銃で脅して売上金を強奪した。
・ 10月23日、カラスコ・ノルテ地区において、女がタクシーに乗り込み、行き先で恋
人が料金を支払うと申し立てた。目的地に着くと若い男が現れ、売上金と運転手の携
帯電話を強奪して逃走した。
・ 10月27日、メンドーサ地区において、ブラジル通りで1組のカップル(2人の子供連
れ)がタクシーに乗り込み、目的地に着き、女と子供がタクシーから降りたところ、男が
運転手を脅し、売上金を強奪して行った。
・ 10月31日、カサバシェ地区において、タクシー強盗があり、運転手がけがをした。
・ 11月2日、ベルベデレ地区において、犯人2人組はタクシーに乗り込み、数ブロック
を走ったところでタクシー運転手を脅して売上金を強奪した。
・ 11月4日、ウニオン地区において、コルドン地区から客を乗せたタクシー運転手が、
目的地に着いた途端、犯人が武器を取り出し、運転手を脅して売上金を強奪した。
・ 11月4日、セロ・ノルテ地区において、タクシー運転手が客を乗せて目的地に着い
たところ、客は強盗犯に豹変、売上金、GPS、携帯電話を強奪した。
・ 11月6日、カサバシェ地区において、タクシー運転手が2人の客をコルドン地区か
ら乗せたところ、目的地に着いた途端、売上金と携帯電話を強奪した。
・ 11月8日、アイレス・プロス地区において、3人の犯人が銃を持ってタクシー強盗を
した。
・ 11月16日午前2時20分ころ、カサバシェ地区において、タクシー運転手がポシー
トスから客を乗せ、目的地に着いたところ、銃で運転手を脅し売上金を強奪していっ
た。
・ 11月19日、カサバシェ地区において、犯人が支払いをしようと見せかけ、タクシー
運転手から財布を強奪した。
・ 11月20日、ピエドラス・ブランカス地区において、3人の犯人がセリート地区からタ
クシーに乗り、目的地に着いたところ銃を取り出し、運転手から売上金、携帯電話、
GPS を強奪した。
・ 11月21日、カサバシェ地区において、子供連れの銃を持った強盗犯人がタクシー
4
運転手から現金を強盗し、子供とともに逃走した。
・ 11月27日、カサバシェ地区において、犯人1人が降車時にタクシー運転手を武器
で脅し、売上金を強奪した。
・ 11月29日、バニャドス・デ・カラスコ地区において、タクシーがポシートスから客を
乗せたが、目的地に着いた途端、客が銃を取り出し、運転手の首に銃を発射し、怪我
をさせた。
・ 11月29日、セリート地区において、2人の犯人が刃物で武装して、タクシー運転手
から売上金を強奪し、スラム街へ逃走した。
・ 12月1日、カラスコ・ノルテ地区において、乗客を 1 人乗せたタクシーに対してプジョ
ーの車から銃弾3発が撃ち込まれたがけが人はなかった。
・ 12月4日、ハシント・ベラ地区において、ビジャ・エスパーニャ地区から乗った客がタ
クシー強盗をした。
・ 12月7日(日)午前1時頃、イポドロモ・デ・マローニャス地区の路上で、タクシーが放火
され、トランクから運転手と思われる男性の焼死体(頭部に銃弾で撃たれた痕あり)が見つ
かった。強盗目的とみられる。
・ 12月17日、セロ・ノルテ地区において、銃を持った6人組の未成年者がタクシーの
通行をふさぎ、現金、携帯電話、GPS を強奪した。
・ 12月17日、イトゥサインゴ地区において、2人の女がタクシー運転手に対して、現
金を強奪した。
ウ ガソリンスタンド対象
・ 10月7日、ラ・テハ地区において、犯人2人がガソリンスタンドへ強盗に入り、売上
金を強奪した。
・ 10月10日、トレド・チコ地区において、3人の犯人がガソリンスタンドの店員とミニ
マーケットで買い物をしていた警察官を脅して、金と拳銃を強奪して徒歩で逃走した。
・ 10月17日、ラ・テハ地区において、2人組犯人がガソリンスタンドに銃を持って強
盗に入り、売上金を強奪してバイクで逃走した。
・ 10月24日、パソ・デ・ラ・アレナ地区において、2台のバイクに分乗した4人組の犯
人が、ガソリンスタンドで従業員を脅し、売上金を強奪した。
・ 11月5日、ラ・コメルシアル地区において、5 人組の犯人がガソリンスタンドに強盗
に入り、従業員を脅して銃尾で後頭部を殴り、売上金を強奪した。
・ 11月29日、ベジャ・イタリア地区において、23歳の強盗犯人は刃物でガソリンスタ
ンド店員を脅した。後刻、逮捕された。
・ 12月2日、ラ・ウニオン地区において、30日(日)、午後8時10分ころ、18歳から2
0歳くらいの2人組の犯人が拳銃を持ってガソリンスタンド強盗し、売上金を強奪した
が、防犯ビデオに犯行の様子が撮影されていた。
5
・ 12月9日、サンティアゴ・バスケス地区において、犯人 1 人がガソリンスタンドに強
盗に入り、売上金を強奪して逃走した。
・ 12月9日、カラスコ地区において、3人の犯人がガソリンスタンドにやってきて、店
員を脅して金庫を強奪した。
・ 12月16日、セリート地区において、ガソリンスタンド強盗で、2人の犯人が元警察
官に発砲し、足に怪我をした。
・ 12月27日、ペレス・カステジャノ地区において、2人の犯人がガソリンスタンドの店
員を脅して売上金を強奪し、バイクで逃走した。
エ 住宅対象
・ 10月3日、ロチャ県ラ・パロマ地区において、銃を持った犯人が男性宅へ侵入、家
人を緊縛した上、現金等を強盗した。
・ 10月3日、セントロ地区において、61歳の男性宅に犯人一人が侵入、男性は殴られ、
刃物で刺され、怪我をした。
・ 10月7日、セリート・デ・ラ・ビクトリア地区において、老女が自宅にいたところ強盗
犯が侵入、犯人は現金等を強奪し逃走した。
・ 11月27日、セロ・ラルゴ地区において、6人の強盗犯が住居に侵入、家人を緊縛
した上、現金等を強奪して逃走した。
・ 12月9日早朝、ペニャロール地区において、74歳の高齢者の家に武器を持った犯
人が居宅に押し入り、家人を殴って緊縛し、現金を奪って逃走した。
オ 店舗対象
・ 10月2日、エル・プラド地区において、両替所のアビタブへ2人の犯人が銃を持って
押し入り、40万ペソを強奪して逃走した。
・ 10月2日、パソ・デ・ラス・ドゥラスノ地区において、2人の犯人が肉屋に強盗に入り、
店員を脅して、蹴り上げ、銃尾で殴り、現金と商品を強奪して逃走した。
・ 10月2日、セントロ地区において、警備員の服装をした強盗犯人が宝石店へ押し
入った。
・ 10月3日、ピエドラス・ブランカス地区において、商店に警察官の制服を着用した強
盗が押し入り、売上金を盗んでバイクで逃走した。
・ 10月5日、カネロネス県シウダ・デ・ラ・コスタ地区において、武器を持った犯人一
人がショッピングの2階に位置する宝石店に強盗に入った。店員2名がいたが、あらゆ
る宝石を強奪して逃走した。
・ 10月5日、ラ・コメルシアル地区において、アイスクリーム店に強盗犯1人が侵入、
現金を強奪して逃走した。
・ 10月8日、ウニオン地区において、商店の閉店間際に強盗犯が押し入り現金等を
6
強奪して逃走した。
・ 10月8日、カラスコ・ノルテ地区において、水曜日の明け方のコーヒーショップで5
人の客がいたが、強盗犯人が同店に侵入、銃を撃ち込み、売上金を強奪して逃走し
た。
・ 10月9日、ラ・テハ地区において、犯人1人が商店へ押し入り現金を強奪し逃走し
た。
・ 10月9日、カラスコ地区において、カラスコカジノへ犯人6人が押し入り、従業員を
緊縛した上、売上金を強奪して逃走した。
・ 10月12日、パソ・デ・ラ・アレナ地区において、バス事務所の警備員が、強盗犯に
財布を盗まれたうえ、トイレに閉じ込められたが、自力で脱出した。
・ 10月12日、ウニオン地区において、銃を持った犯人がミニマーケットの従業員を
脅し、売上金を強奪して徒歩で逃走した。
・ 10月13日午後3時半頃、ブラソ・オリエンタル地区の薬局に小学生と思われる子供2
人(1人は公立学校の白いスモックを着用)が押し入り、銃を所持していると告げて店員ら
を脅し、現金を奪って逃走した。
・ 10月18日、セリート・デ・ラ・ビクトリア地区において、年寄りが商店に強盗に侵入
し、61歳の店主の顔に銃を発射したが、何も盗らずに逃走した。
・ 10月20日、カラスコ地区商店街に在る両替商に3人組(目撃者の証言によるもので、
1人は車に待機)が侵入し、現金約8万ドルを盗み、路上で車で待機していた1名とともに
逃走した。
・ 10月20日、ベルベデーレ地区のアサード屋に2人組が押し入り、銃で店員及び客を脅
し、売上金を奪ってバイクで逃走した。
・ 10月20日、ベルベデーレ地区において、2人の強盗犯人が、アサード屋に押し入り、
店員と客を銃で脅して売上金を強奪し、バイクで逃走した。
・ 10月21日、ラ・コメルシアル地区において、ピザ屋にいた9名を、3人組の犯人が
刃物で脅して売上金を強奪した。
・ 10月21日、ベルベデーレ地区において、携帯電話ショップに少年2人(内1人は9歳)
が押し入り、店員らを別室に閉じ込め、商品を奪って逃走した。
・ 10月21日明け方、ラ・ウニオン地区において、スーパーマーケットに強盗が押し入
り、売上金を強奪して行った。
・ 10月22日夜中、ラ・ウニオン地区のスーパー(閉店)に覆面をした男数人が押し入
り、夜警の男性の手足を縛り、売上金を奪って逃走した。
・ 10月21日午後、コンシリアシオン地区において、2人の犯人が刃物を持って肉屋
に強盗に入り、店主と従業員を脅し、売上金を強奪した。
・ 10月25日、ブラソ・オリエンタル地区において、2人組犯人はヘルメットで覆面をし、
拳銃を持って商店に押し入り、店主を脅して売上金を強奪した。
7
・ 10月28日、ポシートス地区において、犯人1人が銃を所持し、店員を脅して現金
や香水、化粧品を奪って逃走した。
・ 10月28日、ポシートス地区において、犯人は薬局に強盗に入り、従業員を銃で脅
して売上金、香水、クリームを盗んでいった。
・ 10月28日、サシャゴ地区において、犯人は商店でお菓子を注文したが、武器を取
り出し商品と売上金を強奪して行った。
・ 10月30日、ウニオン地区において、犯人がパン屋に押し入りウエストバッグから
銃を取り出し、売上金や携帯電話を強奪して行った。
・ 10月31日、ブセオ地区において、ハム屋に2人の強盗が押し入り、店主をトイレに
閉じ込め、現金を強奪して逃走した。
・ 11月1日、サシャゴ地区において、2人の犯人が商店に入り、3人の客と2人の従
業員を脅して売上金を強奪し、被害者を閉じ込めた。
・ 11月4日、セロ地区において、2人の犯人がファーストフード店に押し入り、売上金
を強奪した。
・ 11月5日、ポシートス地区において、目出し帽をかぶって小銃を持った4人の犯人
がスーパーマーケットに押し入り、現金、たばこ、携帯電話を強奪して行った。
・ 11月5日、コルドン地区において、両替所に銃を持った犯人 1 人が押し入り、店員
を脅して現金を強奪した。
・ 11月5日、プンタ・デ・リエレス地区において、2人組の犯人は銃を持って商店に押
し入り、売上金を強奪した。
・ 11月6日、リオ・ブランコ地方において、両替所から6万ドルを強奪した。
・ 11月6日、マローニャス地区において、商店に強盗に入り、拳銃を撃ち、売上金を
強奪した。
・ 11月6日、セロ地区において、2人の犯人が銃を持って肉屋に強盗に入り、売上金
を強奪した。
・ 11月6日、ビジャ・ガルシア地区において、少年3人が拳銃を持ってスーパーマー
ケットに押し入り、従業員と客を脅し、売上金を強奪した。
・ 11月9日、マローニャス地区において、迷彩服と手袋をした犯人 4 人組がパン屋に
強盗に入り、売上金を強奪した。
・ 11月9日、シウダ・ビエハ地区において、35歳の犯人が店員と客を脅して時計を強
奪したが、後に逮捕され、執行猶予の判決を受け釈放された。
・ 11月12日、カサバシェ地区において、6人の犯人が閉店後のミニスーパーマーケ
ットに押し入り、銃で店主を脅し、売上金を強奪した。
・ 11月12日、ビジャ・ムニョス地区において、2人の犯人がイベントサロンに侵入し、
2人の従業員を脅して給料用においていた現金を強奪していった。
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・ 11月14日、カネロネス県エル・ピナル市内にあるサーキット場内事務所に、男2人
が押し入り、女性事務員を脅し現金を奪ったうえ、警備員の男性(31)に対し銃を発砲
し、逃走した。男性は腹部に銃弾を受け負傷した。
・ 11月15日午前0時ごろ、ラ・テハ地区において、犯人1人がミニスーパーに侵入、
店主を脅して現金を強奪した。
・ 11月18日、パルケ・ロド地区において、家具屋に数人の男が押し入り、その場に
居合わせた客2人の手などを縛り、店主から現金を奪ったうえ、持っていた銃で店主
の顔面を殴り(少額に激怒)逃走した。
・ 11月19日、ベルベデーレ地区において、2人の犯人が宝石店に押し入り、従業員
を脅し、ショーケースを壊し、宝石、時計などの宝飾品を強奪した。
・ 11月19日、パルケ・ロド地区において、家具店に強盗が数人押し入り、店主から
現金わずかを強奪した。
・ 11月20日、マルビン地区において、犯人は薬局へ強盗に入り、バイクの警察官の
職務質問を受け、リュックサックに盗品が入っていたことから逮捕につながった。
・ 11月20日、ラス・アカシアス地区において、INAU から脱走した17歳の少年が、23
歳の男とパン屋に強盗に入ったが、警察によって逮捕された。
・ 11月21日、フロール・デ・マローニャス地区において、自動車修理工場に銃を持っ
た2人組の強盗が押し入り、現金とたばこを強奪した。
・ 11月22日、ピエドラス・ブランカス地区において、2人の若者が言葉もなく商店に
押し入り、従業員を脅し、売上金を強奪して逃走した。
・ 11月22日、マルドナド県において、犯人 1 人が商店に侵入し10,500ペソを強奪
したが逮捕され、起訴された。
・ 11月24日夕方6時頃、コンシリアシオン地区の個人商店に2人組の少年(1人は
店外で待機)が押し入り、店主の姉(妹)である女性から現金を奪った。女性の悲鳴を
聞いた店主(35)が店内からライフル銃を取り、バイクで逃走しようとしていた少年らに
対し発砲。少年1人(17)の背中に銃弾が当り、重傷。共犯者は逃走中している。
・ 11月26日午後9時45分頃、トレスクルセス地区において、スーパーマーケットに、
目出し帽などで覆面した4人組が押し入り、その場に居合わせた店員や客ら15人を
銃で脅し、レジなどから現金を奪って逃走した。
・ 11月26日、ラ・ウニオン地区において、個人商店に3人組が押し入り、64歳の店
主の頭部を銃で殴った上、レジから現金を奪って逃走した。
・ 11月27日、ウニオン地区において、2人の犯人がインターネットカフェに強盗に入
り、売上金を強奪した。
・ 11月27日午後9時30分過ぎ、コルドン地区において、自動小銃で武装した6人の
強盗犯人がスーパーマーケットに侵入し、現金を強奪した。
・ 11月28日、ウニオン地区において、商店に強盗が押し入り、店主を殴りつけ、売
9
上金を強奪した。
・ 12月4日、ラ・テハ地区において、スーパーマーケットで拳銃を持った数名の犯人
が現金等を強奪して、バイク2台で逃走した。
・ 12月5日午前0時過ぎ、ポシートス地区において、アイスクリーム屋に2人組が押し
入り、その場に居合わせた店員ら3人を銃で脅し、レジから売上金を奪って逃走した。
・ 12月6日、ラ・テハ地区において、スーパーマーケットの店員が駐車場で強盗に襲
われ、抵抗したが、現金等を強奪された。
・ 12月6日、ラ・テハ地区において、果物屋の店員が2人の犯人に銃で脅され、現金
等を強奪された。
・ 12月7日ポシートス地区のレストランに男1人が押し入り、持っていた銃でレジ係の店
員を脅し、現金を奪って逃走。なお、当時店内は大勢の客で賑わっていた。
・ 12月7日、パソ・デ・ラ・アレナ地区において、犯人 1 人がパン屋に侵入し、銃で脅し
て従業員に現金とたばこを要求し、共犯者と共に逃走した。
・ 12月7日、ポシートス地区において、客で一杯のレストランに押し入り、レジの店員
を銃で脅し、売上金を強奪し、鞄に入れて逃走した。
・ 12月8日午後6時頃、サシャゴ地区の金物店に2人組が押し入り、店主に売上金を渡
すよう指示したが、店主がもたついたため、犯人の1人が魔法瓶を投げつけた(店主が避
けたため、無傷)。右を受け、その場に居た男性客(52)が犯人らに店から出るよう声をか
けたところ、犯人の1人が同男性客に2発発砲。1発が頭部に当り即死した。犯人らは外で
待機していた3人目の仲間のバイクで逃走した。
・ 12月9日午後、セロ地区において、3人の犯人が家具屋に強盗に入り、金を強奪し
た。
・ 12月9日、メンドーサ県において、2人の未成年者が、バイクでパン屋に乗り付け
て押し入ったが、捜査により判明、逮捕された。
・ 12月12日、セロ地区において、3人の不審者が荷物会社に押し入り、従業員を武
器で脅して緊縛し、大量の現金やパソコンを強奪した。
・ 12月14日、マルドナド県において、商店主が強盗に殺された。
・ 12月14日、クルバ・デ・マロニャス地区において、2人の犯人がスーパーマーケッ
トの店主、客、従業員を脅して、金庫を強奪した。
・ 12月14日、ラ・コメルシアル地区において、商店に26歳の強盗が入り、回転式拳
銃で47歳の店主を脅して現金を強奪した。
・ 12月15日、サシャゴ地区において、武装した若者が商店に強盗に入ろうとしたが
失敗した。商店から出たところで警察に逮捕された。強盗で刑務所へ収容された。
・ 12月16日、レドゥクト地区において、薬局屋へ銃を持って強盗に入り、従業員を脅
して売上金と香水を強奪して行った。
・ 12月16日、カラスコ地区において、警備員が両替所の警備中、催涙ガスを振りか
10
けられ、売上金と携帯電話が盗まれた。
・ 12月19日、ポシートス地区において、2人の犯人がミニスーパーマーケットにおい
て、銃で店員を脅し、売上金を強奪して行った。
カ その他
・ 10月1日、カプーロ地区において、若者がバスから降りたところで2人の犯人から
銃で脅され髪をつかまれ、財布を盗まれた。
・ 10月1日、ビジャ・ガルシア地区において、カップルが町中で、2人の犯人から刃物
で脅されバイクを強奪され、犯人はそのバイクで逃走した。
・ 10月1日、サシャゴ地区において、バイクに乗っていた男性が突然4人の犯人から
金属棒で殴る蹴るの暴行を受けた上、バイクを盗まれた。
・ 10月2日、ウニオン地区において、81歳の女性が24歳の男から強盗の被害にあ
ったが、防犯カメラの映像から犯人が判明、犯人は逮捕された。
・ 10月3日、マルドナド県サン・カルロス地区において、配達人から76万ペソを強奪
する強盗事件があった。
・ 10月5日、ポシートス地区において、5人の若者がバイクの男性から財布を強奪し
た。3人のうち一人の16歳の少年が付近で逮捕された。
・ 10月8日、プラド地区において、NGO団体職員に対する強盗事件で。2人組の犯
人は同人等を武器で脅し、現金等を強奪した。
・ 10月8日、ウニオン地区において、銀行に預金に行こうとしていた男性が、路上で
犯人から脅され、現金を強奪された。
・ 10月9日、カラスコ地区において、犯人一人が自宅前にいた女性を脅し、何度も殴
りつつけた上、腰骨を折り、目に重傷を負わせ、貴重品を強奪して逃走した。
・ 10月10日、ラス・ピエドラス地区において、2人の若い犯人が、少年を脅して現金
と携帯電話を強奪した。
・ 10月13日、ラ・パロマ地区において、76歳の女性が若い男に刺され、携帯電話を
強奪された。
・ 10月15日、ヌエボ・パリス地区において、50 歳の男性が二人組の犯人に殴りつけ
られた上、現金と携帯電話を強奪された。男性は頭蓋骨損傷で病院に搬送された。
・ 10月20日、コルドン地区において、カー用品販売店を経営する男性が路上で3人
組に囲まれ、持っていたアタッシュケース(書類のみが入った)を奪われそうになり、抵
抗。その際、偶然通りかかった警察官(勤務外)が犯人らを取り押さえようとし、銃撃戦
となった。犯人の1人は車で待機していた4人目の仲間と車で逃走。他の2人も走って
逃走している。なお、上記警察官によると、犯人の1人は銃弾で負傷しているとのこと
であるが、現場近くで乗り捨てられているのが発見された犯人らの使用車内からは、
血痕等は確認されていない。
11
・ 10月21日、ヌエボ・パリス地区において、3人組の犯人が、従業員の給料支払中
に押し入り、現金を強奪していった。
・ 10月23日、カサバシェ地区において、2人の犯人が自転車に乗っていた少年から
自転車を強奪しようとしたが、何も盗らず、銃を発射して逃走した。
・ 10月24日、セロ地区において、65歳の男性が自宅に着いたところ、3人の犯人が
近付いてきて、強盗をしようとしたが、男性が抵抗したところ、犯人が所持していた銃で
男性は足に怪我をした。
・ 10月25日、ラ・ブランケアーダ地区において、個人商店に強盗に入った男1人が、逃
走の際に偶然通りかかった警察官と銃撃戦となり、胸部に銃弾を受け、死亡が確認されて
いる。なお、身元は判明していない。
・ 10月29日、カサボ地区において、夜勤明けで帰ってきたところを警察官が襲われ
拳銃と防弾チョッキを強奪され、撃たれた。
・ 10月30日、マルビン・ノルテ地区において、バイクに乗った2人組の犯人が食料品
等の配達人を脅して、一日の売上金を強奪した。
・ 11月5日、カネロネス県内でこの2日間で3件(サウセ、ラ・フロレスタ、パルケ・デ
ル・プラタ)の緊縛強盗事件が発生した。
・ 11月7日、ブセオ地区において、バイクに乗った2人組の犯人が女性から財布を盗
もうとして女性を床に倒し怪我をさせた。
・ 11月7日、パルケ・バシェ地区において、3人の犯人が26歳男性に対し財布を強
奪しようとして、公道で拳銃を発砲、膝にけがをさせた。強盗未遂となった。
・ 11月12日、プラド地区において、配達人が2人の犯人によって現金を強奪されそ
うになったことから抵抗したところ、腹に銃弾を撃ち込まれた。犯人は何も盗らず逃走
した。
・ 11月15日、パソ・デ・ラ・アレナ地区において、犯人が住居へ侵入、家人を緊縛し
た上、現金等を強奪した。
・ 11月16日、サシャゴ地区において、中華レストラン“カントンチーノ”の配達人が銃を持
った3人組に襲われ、現金やバイク、携帯電話、着用していた服を奪われた。
・ 11月21日、ハルディネス・デル・イポドロモにおいて、配達人が配達中、3人の少
年と3人の大人によって配達かごを強奪された。
・ 11月22日、ポシートス地区において、配達人がバイクに乗った男に銃で脅され、現
金を奪われた。
・ 11月22日、パソ・デ・ラス・ドゥラスノ地区において、2人の犯人が配達人を襲い、1
人が金を、他の 1 人がバイクを強奪して行った。被害者に怪我はなかった。
・ 11月22日、トレス・クルセス地区において、犯人 1 人が路上で被害者を殴りつけた
上、財布を強奪して逃走した。
・ 11月27日、イポドロモ地区において、「ロス・タティートス」と呼ばれる12人の少年
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グループから女性が運転していた車を強奪された。
・ 11月27日、パルケ・ロド地区において、女性が運転していた車を2人の犯人が近
付いてきて窓ガラスを割り、財布と携帯電話を盗んでいった。
・ 11月28日、セロ・ノルテ地区において、23歳男性がバイクを強奪された上、足を
拳銃で撃たれた。
・ 12月3日、シウダ・デ・ラ・コスタ地区において、35万ペソ(15万ペソの現金と20万
ペソの小切手)を入金しようとして現金を運搬中、強盗に遭った。
・ 12月5日、ブセオ地区において、配達人が2人の犯人に背中から襲われ、売上金
を強奪された。犯人はバイクで逃走した。
・ 12月5日、パルケ・バシェ地区において、配達人が注文から帰ってきたところ、2人
の犯人が銃で脅し売上金を強奪して行った。
・ 12月6日、ペニャロール地区において、18歳の通行人が2人組のバイクに乗った
男から貴重品を盗まれ、足に銃撃を受けた。犯人は逃走した。
・ 12月7日、プンタ・デ・リエレス地区において、カップルが広場にいたところ、2人の
犯人が近付き、男性のバイクを要求した。男性が拒否したところ、胸に発砲した。
・ 12月9日、セリート・デ・ラ・ビクトリア地区において、配達人のアルバイトをしている
強盗被害に遭い、通りがかった警察官が発砲され、臀部に怪我をした。
・ 12月10日、ゴエス地区において、57歳の男性が銀行から出たところを、バイクに
乗った2人組の男から銃で脅され、鞄を強奪された。
・ 12月11日、セリート地区において、9 日(火)午後3時35分、2人の犯人がバイクで
やってきて財布を恐喝したが、断ったところ、4発銃を発射し、1発が命中し足に怪我を
した。
・ 12月12日、マルドナド県において、バイクに乗った2人の男が宝くじを販売してい
る女性から売上金を盗んだ。集金した金15万ペソを所持していた。
・ 12月12日、ビジャ・ガルシア地区において、2人の犯人が自宅に到着したカップル
から強盗を企てたが抵抗したところ、犯人は男性の足を撃って逃げた。
・ 12月14日、サンティアゴ・バスケス地区において、配達集金人が2人の犯人に脅さ
れて現金を強奪された。
・ 12月18日、ラス・アカシアス地区において、3人の犯人が、配達人を襲い、トラック
からエアコン、掃除機を、配達人からは財布を強奪した。
・ 12月20日、コルドン地区において、犯人 1 人が配達人を武器で脅して売上金を強
奪した。
・ 12月26日、カプーロ地区において、配達人が、灰色の車から降りてきた5人組の
犯人に銃で脅され現金を強奪された。
・ 12月27日、トレス・オンブエス地区において、47歳の男性が彼の会社に強盗が押
し入り、男性は銃で撃たれ、20日間入院していたが、死亡した。
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⑵ 殺人
日本人の被害は報告されていないが主な事例は以下の通り。
ア 既遂
・ 10月14日、マルドナード県ピリアポリス地区において、強盗犯人に殴られて79歳
の男性が死亡した。
・ 10月14日、クアレンタ・セマナス地区において、43歳の男性が車内にいたところ銃殺
された。同男性を車で病院に搬送した36歳の男性の他、上記男性が乗っていた車に同車
していた25歳の男性が、銃弾による怪我により医療機関で受診しており、共に重要参考
人として警察に事情聴取を受けている。
・ 10月23日、タクアレンボ県セロ・チャット村で、個人商店を経営する女性(60)が同
商店内で血を流し、死亡しているのを娘が発見された。女性は銃で撃たれており、裁
判所は重要参考人として3人(成人の男及び少年2人)から事情聴取をしている。警察
によると、少年2人は女性からタバコを拒否され、男と女性の口論が確認されている。
・ 10月22日、セロ・ラルゴ県内において、31歳の女性教師が愛人である54歳の男
に殺害された。
・ 10月22日、タクアレンボ県内において、個人商店経営者の女性が店内で血を流し、
死亡しているのを発見された。
・ 10月22日マンガ地区において、53歳のホームレスの男性が路上で殴殺されてい
るのが発見された。
24日(金)ラ・ブランケアーダ地区で、強盗犯2人が追跡してきた警察官1人と銃撃戦にな
り、犯人1人(62)が銃弾を受け死亡
・ 11月1日、リベルタ刑務所内で、収容者の1人が他の収容者に刺殺された。原因
は捜査中である。
・ 11月1日、ラ・テハ地区において、50 歳の男は31歳の元妻の殺人で裁判中である。
男は6件の前科がある。
・ 11月2日、ペニャロール地区において、32歳の男性が2発の銃弾(1発は胸、1発
は腹部)を受けて遺体で発見された。
・ 11月6日、ラバジェハ地区の北墓地において、18歳と22歳の若者がパスタバセ
の売買についての口論の末、殺人事件に発展した。
・ 11月12日、ヌエボ・パリス地区において、目撃者によると、28歳の若者がバイク
に乗った2人の犯人によって少なくとも4発の銃弾を受けて殺された。
・ 11月12日、カネロネス県ラ・パス市内において、口論の末、25歳の男性が射殺さ
れた。
・ 11月12日、カネロネス県ラス・ピエドラ市内において、32歳の男性が路上で刺殺
された。
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・ 11月12日、バリオス・ブランコス市内において、男が義母を殺害した。
・ 11月12日、ハルディネス・デル・イポドロモ地区において、住宅内で殺害された男
性の遺体が隣接する住宅の裏庭に遺棄された。
・ 11月12日、セントロ地区において、クイダコチェ同士が口論となり、一方をナイフで
刺殺した。
・ 11月12日、フロール・デ・マローニャ地区において、15歳の少年が路上で射殺さ
れた。巻き添えの可能性も含めて捜査中である。
・ 11月17日午後10時半頃、マローニャ地区の路上において、車内に16歳の甥と
一緒にいた男性(49)がバイクに乗った覆面をした2人組に射殺された(前妻に対する
DV歴有り)。
・ 11月18日午後3時頃、セロ地区の路上において、17歳の少年が仕事の同僚(フ
ェリアの屋台)と車で移動中にバイクに乗った2人組に襲われ、射殺された。
・ 11月18日夜中、パスタ・バセ使用中に銃を見せつけていた女(44)が誤って発砲、
銃弾が一緒にいた男に当り、死亡した。
・ 11月22日、ヌエボ・パリス地区において、2人の犯人が若者を銃殺したことで捜査
中である。
・ 11月25日、セロ地区において、先週19日(水)に72歳の男性が義理の息子であ
る21歳の男に殺害された。
・ 11月28日、ヌエボ・パリス地区において、銃撃で男性が殺された。
・ 11月29日、ヌエボ・パリス地区において、29歳の前科のない若者が殺された。
・ 11月29日午後11時頃、セロ地区の路上で倒れている若者を車で通りがかった男
性が近くの医療機関へ搬送したが、間もなく死亡が確認された。若者(19歳)は銃弾
数発を身体に浴びており、警察は報復による殺人との見方を強めて捜査している。
・ 12月2日午前2時10分ころ、ピエドラス・ブランカス地区において、男がバイクで被
害者に近付き、強盗を企てたが未遂に終わったものの、犯人は被害者の胸にナイフを
突き刺して逃走した。
・ 12月12日、マローニャス地区において、40歳の男性が、43歳の男性に口論の上
心臓上部を刺されて死亡した。
イ 未遂
・ 11月1日、マローニャス地区において、多数の犯歴がある37歳の男が木の後ろに
隠れていた犯人2人によって銃撃された。殺人未遂事件で捜査中である。
・ 11月10日、12歳の少年が銃で襲撃された。目撃者によると、タクシーから撃たれ
たもようである。
⑶ 強姦
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日本人の被害は報告されていないが主な事例は以下の通り。
・ 10月10日、カネロネス県において、15歳のドイツ人留学生少女がバスを待ってい
たところ、同じくバスを待っていた若者に強姦された。強姦事件は2011年以降、年々
増加している。
・ 10月24日、セロ・ラルゴ地区において、リサイクル業の39歳の男が、妻の連れ子
の7歳の女児を強姦し死亡させた。
・ 10月31日、タクアレンボ県において、48 歳の男が家族の年少者に対する強姦事
件で刑務所へ収容された。
3 薬物犯罪発生状況
日本人が関係している報告はされていないが主な事例は以下の通り。
・ 10月4日、3人の男がフロレス県の近くの国道3号線で、アルゼンチンからパイサ
ンドゥに6キロのコカインを密輸しているところを逮捕された。
・ 10月4日、アルティガス県において、ブラジルへ50キロのコカイン生成物を密輸し
ようとして数名が逮捕された。
・ 10月11日、セロ・ラルゴ地区において、家宅捜索により、マリファナ、コカイン、そ
の他の薬物が併せて2キロ発見、押収された。
・ 10月13日、チリ、サンティアゴ空港において、3人が40キロのコカイン液体をロー
マに密輸しようとして逮捕された。薬物は化粧品として偽装されていた。
・ 10月19日、タクアレンボ県タクアレンボ市から50キロほど離れた空き地において、小
型飛行機から投下されたコカイン250キロが押収された。また、同コカインを集め、車に積
んだ7人の身柄も拘束されている。なお、詳細は明らかになっていないが、同コカインはパ
ラグアイから運ばれた物と思われる。
・ 10月20日、モンテビデオ市において、ブラジル人密売組織のトップが同市に逃げ
隠れているところを268塊の薬物とともに逮捕された。
・ 10月22日、リベラ県において、家宅捜索により90キロのマリファナと3キロのコカ
インを発見、薬物密売場所を壊滅した。
・ 11月3日、カサボ地区において、薬物を巡る問題で最近3ヶ月で20人が死傷して
いる。
・ 11月3日、セロ県メロ市内の国道において、パラグアイナンバーの車内から150キ
ロの大麻が押収され、乗っていたパラグアイ国籍の男女2人が身柄を拘束された。
・ 11月4日、メロ地区において、警察は150キロの大麻を押収した。パラグアイから
密輸し、外国へトラックで搬送途中であった。
・ 11月4日、カサボ地区において、薬物により、3ヶ月で20人の死者とけが人が発生
した。
・ 11月20日、セロ地区において、2人の男が逮捕され、後の捜索で銃数丁と680グ
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ラムのパスタバセが押収された。
・ 11月22日、アルティガス県において、密売人が大麻草288鉢を持っていたことで
逮捕された。
・ 11月26日、アルゼンチンナンバーの車両からマリファナ100キロ、コカイン3キロ、
マリファナの種38,000粒が押収され、薬物取締局の職員らがパラグアイ国籍の男
女2人を含む5人の身柄を拘束した。同車両はブラジルとの国境から入国し、カネロネ
ス県ラス・ピエドラス市内の民家に駐車から密輸された
・ 11月27日、カネロネス県において、100キロのマリファナが押収され、4人が刑務
所送りとなった。
・ 11月30日、リオネグロ県フライベントス出身の女(38)が、スカイプで知り合ったブ
ラジル在住のアフリカ人男に会いに行った後、行方不明となっていたが、インターポー
ルの捜査で、ポルトガルのリスボンの空港で、コカイン4キロを所持していたとして警察
当局に身柄を拘束されていることが明らかとなった。運び屋(Mula)として利用されたと
見ている。
・ 12月5日、カラスコ地区において、麻薬密売容疑で空き家を家宅捜索し、不法占拠
していた5人を逮捕した。
・ 12月5日、カネロネス県において、30キロのマリファナを押収し、23人を捜査して
いる。
・ 12月7日、コロン地区において、18歳と22歳の男が1キロのコカインの塊を運搬
中、警察に逮捕され起訴された。
・ 12月7日、カサバシェ地区において、前科のない23歳の若者が、仕事がないため
6ヶ月間コカインの密売をしていたことから逮捕され、刑務所へ収容された。
・ 12月10日、ピエドラス・ブランカス地区において、5人の男が2キロのパスタバセと
3丁の銃を所持していたことから逮捕された。
4 テロ・爆発事件発生状況
日本人が関係している報告はされていない。
5 誘拐・脅迫事件発生状況
日本人の被害は報告されていないが主な事例は以下の通り。
・ 11月27日、夜中、男性がピエドラス・ブランカスの自宅を出た際に何者かに誘拐さ
れ、妻に対して25万ドルの身代金を要求していた犯人が、20万ドル(交渉の末、5万
ドル減)を受け取る際に警察に逮捕された。
6 日本企業の安全に関わる諸問題
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モンテビデオ市近郊において銃を使用した強盗事件が多発している。当地では日本
人は一般的に「裕福」と見られており、日本企業及びその関係者が強盗や誘拐の標的と
なる可能性は排除できない。
また、労働者の権利意識が高く、労働争議が過激に行われることから注意を要する。
(了)
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