コンピュータグラフィックスの世界

平成 17 年度
釧路高専出前授業
指導案
(12)
「コンピュータグラフィックスの世界」
講師
情報工学科
本間宏利
1. 指導目標
3次元グラフィクスやマスク処理などの美しいコンピュータグラフィクス(CG)の世界
を体験し,画像圧縮の手法や,描画の仕組みを生徒に知ってもらう.
2. 指導内容
基本的な画像圧縮手法をやさしく解説する.代表的な3次元グラフィクスソフトウエア
である POV-RAY を紹介し,その描画原理を解説する.また,画像処理ソフトウエアとして
PIXEF を利用し,実際にデジタルカメラで撮影した画像を利用した,多様な画像処理の応用
例とその仕組みについて解説する.
3. 授業展開
段
階
導
入
学
習
事
項
留意点,時間等
CG の基本原理とその応用例を説明し,レイトレーシング
技術を応用した3次元グラフィクスソフトウエア POV-RAY
5分
とマスク処理ソフトウエア PIXEF を紹介する.
展
開
①
彩色数,画素数についての説明
5分
②
CG 技術の発展について
5分
③
CG とその情報量についての説明
5分
④
POV-RAY の動作原理と作品紹介
10 分
(ソースプログラムを含む)
まとめ
⑤
PIXEF による画像処理
10 分
⑥
CG の最先端技術について
5分
⑦
質疑,応答
5分
CG 技術はコンピュータの最新技術とともにこの数年間で
飛躍的な発展を遂げている.今後も映画やテレビゲーム,各
種メディアにおいて期待度の高い研究分野に位置づけられ
ており,中学生にとっても興味深い分野の一つである.
4.
その他