アジアの香り漂う、純粋ラブロマンス!

月組
りゅう ま さき
龍 真咲さん
宝塚歌劇101周年最後の大劇場公
演は、
月組による
『舞音 −MANON−』
と
『GOLDEN JAZZ』。
エキゾチックな悲
恋物と、客席も巻き込む陽気なショー
で一層の充実を見せる月組トップス
ター・龍 真咲さんにお話を伺いました。
ショーの見どころは?
作・演出の稲葉太地先生が「龍の主演作はジャ
ズで」
と思ってくださっていたそうで…ジャズの起
源と言われるゴスペルの場面や、
スタンダードな
曲に乗せた中詰など、
まさに
“ジャズ尽くし”
の作
品。お客様にも一緒に踊って楽しんでいただこう
と、公式ホームページで振り付けの動画を公開し
ていますので、予習してから劇場にお越しいただ
アジアの香り漂う、純粋ラブロマンス!
ければうれしいですね。
もちろん予習なしでも踊っ
ていただけるよう、私たちが思い切り盛り上げます!
マ ノン
黒髪の美少女「舞音」に恋する
フランス将校をどう演じたいですか?
しょくぼう
ほん ろう
2015年はどんな一年でしたか?
『風と共に去りぬ』
の再演から始まった今年。女役として専科の轟 悠さんと
将来を嘱望されるエリートでありながら、舞音への恋に翻弄されるシャルル。
組ませていただき、男役として初心に帰ることができました。
また
『1789』
その人生は、周りから見れば崩壊に向かっているように映るかもしれません。
で、劇場の空間全体を物語の世界として大きく捉えながら演じられるよう
ただ彼にとって、舞音への思いは
“真実の愛”
。最後まで舞音への愛を貫く
になった気がします。100周年、101周年に立ち会って改めて感じるの
シャルルの姿を、
シンプルなラブロマンスとして演じたいですね。
また今回、
は、
タカラヅカの伝統を継承することの大切さ。今はまだまだ必死ですが、
シャルルの中の
“真実の心”
を美弥るりかが演じますが、
その影を追い、
変わっ
長い歴史の一部として少しでも貢献していければと思っています。
ていくシャルルの様子にも注目いただければと。
ジョイ・ソンさんのどこか懐か
しい音楽、大石裕香さんの素敵な振り付けをはじめ、本物の竹を使ったセッ
トや民族衣装のアオザイなど、
アジアの世界にたっぷり浸っていただけると
思います。私もアオザイを着る場面がありますので、
そちらもお楽しみに
(笑)
。
龍 真咲さん
大阪府出身。2001年『ベルサイユのばら
2001』
で初舞台。2012年4月、
月組トップ
スターに就任。愛称は
“まさお”。