ポップコーンの実践の流れ ①.トウモロコシ(爆裂種)とポップコーンの説明(導入) ・ポップコーン食べたことある?どうやって作るか知ってる?作ったことある?などの質問で興味を惹きつけ る(沈黙にならないようにトウモロコシに関する色々な知識を持っておくと良い) ・重さの変化など、ポップコーンの実験で分かってもらいたいことを利用した簡単な実験も良い。 ・トウモロコシとポップコーンの違いを聞く、考えさせる(トウモロコシ/ポップコーン) →色:黄色/白色(内側の白い部分(胚乳)が裏返って、外側に出てきているから) →表面:つるつる/でこぼこ(胚乳が水蒸気により膨らみ、形が変化したから) →大きさ:ポップコーンの方が大きい(水が温められ水蒸気になり、体積が大きくなったから) →重さ:ポップコーンの方が軽い(水が温められ水蒸気になり、外に出ていったから) ・普段食べているのは甘味種と呼ばれるもので、種皮が爆裂種よりも軟らかい。 →そのためポップコーンには向かない(内圧が高まる前に種皮が破れてしまうから) ②.ポップコーンの作り方とトウモロコシの内部の変化の説明(メイン) 1.トウモロコシをビーカーの底に重ならないように入れる。 2.トウモロコシが浸るぐらい油を入れ、アルミホイルでフタをする(側面を覆わないように注意) 3.コンロに金網、ビーカーを乗せ、定期的にビーカーを揺すりながら中火で加熱する。 →トウモロコシ内の水分が温められて水蒸気になり、体積が大きくなることで内圧が高まる。 やがて、種皮 が圧力に耐えきれなくなり破裂する(徐々に膨らむのではないということに注意) 4.トウモロコシが破裂し始めたら途中で加熱をやめる(余熱と破裂の衝撃で反応は進んでいく) →トウモロコシが破裂すると、中から水蒸気が出てきてフタが濡れる。 (最初にフタが乾いていることを見せてから作り始めると濡れたことが分かりやすい) 5.ポップコーンをざるに入れ、塩をかければ完成。 → 子どもたちに少し試食させる。 ※ 作業中は軍手を二重にして、火傷に 火傷に注意する。 ※ 時間がある時に、フライパンでポップコーンを作ってざるに溜めておく。 ※ 2回目以降はビーカーをしっかり洗ってから作る(フタは再利用) 急激に 急激に冷やすとビーカー やすとビーカーが ビーカーが割れるため、 れるため、冷ましてから洗 ましてから洗う。 ③.実験のまとめ(復習・確認) ・ポップコーンの実験で理解させたいこと(赤字の箇所)を確認する (確認方法は選択形式、一斉に言わせる形式など何でも良い) ・お土産として、ポップコーンを紙コップに入れて渡す。 (始めから「食べれる」と言うのではなく、「しっかり話を聞いてくれたら・・・」と言う方が子どもの集中力と 理解力が違い、実験がスムーズにいきやすい) ポップコーンの実験で理解させたい理科的な知識 状態変化・物質の三態・・・水は温められると水蒸気になり、体積が大きくなる → <発展> 液体は温められると気体になり、体積が大きくなる ※ 実験で確認することはできないが、高学年の子にはそれぞれの逆の変化について説明しても良い
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