十字架

10 月 23 日 2011 年
日曜礼拝
[ルカ 9:18~25]

主のようになる#7
「十字架を目指して歩まれた主」
貴方には神様から頂いた人生の夢と幻がありますか?
[箴言 29:18] 幻がなければ、民はほしいままにふるまう。しかし律法を守る者は幸いである。
[ピリピ2:13]神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。
もし、神様からの人生の夢と幻がなかったら、貴方の人生はいつも空っぽで、希望がなく、状況環境
に流された人生となります。そして、この地上の事だけに心がいっぱいになり、自然界の脅威に脅か
されながら、人生はどうなるのか不安でいっぱいになったり、貴方の時間とお金と才能は、ただの自
分の肉欲だけの為に用いられて行くでしょう。
神様からの夢と幻は、寝ている時の夢ではなく、神が心に与えるビジョン、志、願いです。仰者
に自分勝手な願いではなく、神の御心にかなう夢、ビジョンです。それは、信仰者として生きる原動
力を与え、困難を乗り越え、将来に向かって進む力を与えてくれます。この夢を持つために、聖書を
読んで神の御心、神の計画を知る必要があります。

イエス様の地上での目的

天国を地上にあらわす事:罪のゆるし、癒し、解放、福音を伝える

父なる神様の栄光をあらわす事:しるしと不思議な力をあらわす
 十字架での全人類の罪の永遠の贖い、悪魔より勝利すること。
9:18 さて、イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちがいっしょにいた。イエスは彼らに尋ねて言われ
た。「群衆はわたしのことをだれだと言っていますか。」19 彼らは、答えて言った。「バプテスマのヨハネだと
言っています。ある者はエリヤだと言い、またほかの人々は、昔の預言者のひとりが生き返ったのだとも言
っています。」20 イエスは、彼らに言われた。「では、あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」ペテロ
が答えて言った。「神のキリストです。」21 するとイエスは、このことをだれにも話さないようにと、彼らを戒め
て命じられた。:22 そして言われた。「人の子は、必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに
捨てられ、殺され、そして三日目によみがえらねばならないのです。」23 イエスは、みなの者に言われた。
「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて
来なさい:24 自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、そ
れを救うのです。25 人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の得がありましょ
う。:26 もしだれでも、わたしとわたしのことばとを恥と思うなら、人の子も、自分と父と聖なる御使いとの栄
光を帯びて来るときには、そのような人のことを恥とします。

イエス様の地上での幻(父なる神様の御心)= 十字架
イエス様は、十字架に向かってこの地上の人生を歩まれたのです。

私達の人生の地上での目的

イエス様の弟子となること

イエス様が歩まれたように、歩むこと

日々自分を捨てて、自分の十字架を負って生きていく事。
私達は、イエス様の弟子として残りの人生を送ってまいります。
一人一人様々な役割があります。神様は一人一人に幻と夢を与えて下さいます。
私達の夢と幻は、自分の肉欲のものではなく、イエス様の十字架を負ったものになります。
イエス様のこの地上でのビジョンは、十字架でした。私達の人生も十字架が中心となります。
1.貴方は神様の御国の為にどのような働きをしたいですか?
 献身して働きたい:どのような働き?牧師、伝道師、宣教師、信徒奉仕者、
 仕事をしながら、伝道したい:どのような仕事?
 自分の得意な賜物を生かして主に仕えたい:どのような賜物?
 事業をして、効果的にお金を得て、神の国の拡大の為に捧げたい。宣教師の援助、
会堂献金、宣教献金など。
事業をして、従業員に福音を伝えたい。
 宣教師として海外に行きたい。どこの国?
 仕事を退職したので、神様の為に自分の残りの人生を捧げたい。何をしたい?
 祈りの奉仕をしたい。
 捧げて行きたい。
2.神様に祈って下さい。具体的な御心を求めて下さい。
3.御言葉が与えられたら、信じましょう。告白しましょう。
4.貴方のビジョン、夢に従って歩んで参りましょう。イエス様中心の人生を送りましょう。
 もし、貴方が確固とした幻、夢を持ち続けて歩まないならば、貴方の前にたちはばかる悪魔
の攻撃にすぐにやられてしまいます。貴方の人生は、神様中心から、現状、状況に流されて
しまうことになりかねません。ミニストリーに参加していても、周りに反対されたり、来ら
れなくなる事情が出て来た時には、神様に祈り、知恵を頂いて下さい。

ダビデ王様の夢 [I歴代誌 28:10~12」神の宮を建てる幻(夢)
28:10 今、心に留めなさい。主は聖所となる宮を建てさせるため、あなたを選ばれた。勇気を出して実行しなさ
い。」11 ダビデはその子ソロモンに、玄関広間、その神殿、宝物室、屋上の間、内部屋、贖いの間などの仕様
書を授けた。:12 御霊により彼が示されていたすべてのものの仕様書であった
ダビデは、神様に選ばれて、羊飼から、イスラエルの王様になりました。ダビデの夢は、神様の為に宮
を建てる事でした。神様はダビデに、どのように宮を建設するか事細かい青写真を示されました。ビジ
ョンを与えられたのです。息子のソロモンが実際の建築に携わりました。ダビデは、宮の為に財力を尽
くして主に捧げたのでした。

ヨセフの夢 [創世記 37:5~8」
37:5 あるとき、ヨセフは夢を見て、それを兄たちに告げた。すると彼らは、ますます彼を憎むようになった:6 ヨセフ
は彼らに言った。「どうか私の見たこの夢を聞いてください。:7 見ると、私たちは畑で束をたばねていました。する
と突然、私の束が立ち上がり、しかもまっすぐに立っているのです。見ると、あなたがたの束が回りに来て、私の
束におじぎをしました。:8 兄たちは彼に言った。「おまえは私たちを治める王になろうとするのか。私たちを支配し
ようとでも言うのか。」こうして彼らは、夢のことや、ことばのことで、彼をますます憎むようになった。
ヨセフの夢は、実現しました。この夢の為に、兄弟にエジプトに奴隷として売られて、試練の人生を
歩みましたが、ヨセフは神様と共に歩んだので、困難の中でも神様の祝福を見る事が出来ました。神
伏し拝んでいるのです。」と言った。
様の知恵により、エジプトのパロの夢を解き証し、エジプトを救いエジプトの王様の次の位につく事
が出来たのです。そして、家族を救う事が出来ました。夢の為に困難に陥っても、あきらめず、主を
見つめて、主の十字架の道を歩んで行けば、乗り越えられます。主の夢は必ず実現します。
37:9 ヨセフはまた、ほかの夢を見て、それを兄たちに話した。彼は、「また、私は夢を見ましたよ。見ると、太陽と月と十一の星が私を
五十嵐健治
いがらし けんじ
1877.3.14(明治 9)~ 1972.4.10(昭和 47)
明治・大正・昭和期の
日本初のクリーニング事業家、伝道者
自由党の県議船崎資郎の子として新潟県に生れ、父母が離婚したため、五十嵐家の
養子となる。 高等小学校卒業後、丁稚や小僧を転々とし、日清戦争に際し 17 歳で軍夫
(輸送隊員)を志願して中国へ従軍。 三国干渉に憤慨しロシアへの復讐を誓い北海道か
らシベリアへの渡航を企てるが、だまされて、 原始林で重労働を強いられるタコ部屋へ
入れられ、脱走して小樽まで逃げた時、 旅商人からキリスト教のことを聞き市中の井戸
で受洗。その後、上京して三越に入り、宮内省掛りとなる。しかし、日曜礼拝に出席でき
ぬため退社し、1906(M39)白洋舎創立。ドライクリーニングの研究に没頭し、翌年独力で
日本で初めて水を使わぬ洗濯法の開発に成功。'20(T9)白洋舎を株式会社に改組した
時、その経営方針の第一に「どこまでも信仰を土台として経営すること」をあげている。ま
た本社の近くや多摩川工場内にも会堂を建て、様々な機会をとらえて社員に福音を伝え
た。 太平洋戦争が起ると社長を退き、以後聖書を学ぶことと福音の宣伝に心を砕き、80
歳の頃クリーニング業者福音協力会を起した。 『家庭と洗濯』(13)、『最新家庭洗濯法』
(29)など啓蒙書を著すとともに、同信社の『恩寵と真理』、 『福音時報』に投稿を続け、H.
G.ブランドの日曜礼拝の話を『ブランド講演集』として編集(24)。また『詩篇の味わい』(正
続)(56,61)、自叙伝『キリスト信仰とわが体験』(59)、藤尾正人編の伝記『恩寵の木洩れ
日』(83)がある。 三浦綾子が五十嵐健治を主人公にして小説『夕あり朝あり』(1987)出版
した。
<日本キリスト教歴史大事典>
*五十嵐家の右側に洋型の墓石があり、正面に「信仰によりて 今なお語る」とヘブルの
手紙(第 11 章 4 部)が刻み、 裏面に簡略歴が刻む。
関連リンク:
I Have a Dream.
Dr.Martin Luther King Jr.
I say to you today, my friends so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.
It is a dream deeply rooted in the American dream. I have a dream that one day this nation will rise up and live out
the true meaning of it's creed, "We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal". I have a
dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave-owners will be
able to sit down together at table of the brotherhood. I have a dream that one day even the State of Mississippi,
a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis
of freedom and justice. I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not
judged by the color of there skin but the content of their character. I have a dream today! I have a dream that one
day down in Alabama with vicious racists, with its Governor having his lips dripping with the word of interposition
and nullification. One day right there in Alabama, little black boys and black girls will be able to join hands with
little white boys and white girls as sisters and brothers. I have a dream today! I have a dream that one day "every
valley shall be exalted, every hills and mountains shall be made low, the rough places will be made plain, and the
crooked places will be made straight, and the glory of the Lord shall be revealed, and all flesh shall see it together."
This is our hope. This is the faith that I go back to the South with. With this faith that we will be able to hew out of
the mountain of despair a stone of hope. With this faith we will be able to transform the jangling discords of our nation
into a beautiful symphony of brotherhood. With this faith we will be able to work together, to pray together, to struggle
together, to go to jail together, to stand up for freedom together, knowing
that we will be free one day! This will be
the day... This will be the day when all of God's children will be able to sing with new meaning, "My country, 'tis of thee,
Sweet land of liberty, Of thee I sing: Land where my fathers died, Land of the pilgrims' pride, From every mountainside,
Let freedom ring." And if America is to be a great nation, this must become true. So let freedom ring from the
prodigious hilltops of New Hampshire. Let freedom ring from the mighty mountains of New York. Let freedom ring
from the heightening Alleghenies of Pennsylvania! Let freedom ring from the snow-capped Rockies of Colorado! Let
freedom ring from the curvaceous slopes of California! Not only that. Let freedom ring from Stone Mountain
of Georgia! Let freedom ring from Lookout Mountain of Tennessee! Let freedom ring from every hills and molehills of
Mississippi, and from every mountainside! Let freedom ring and when this happens. When we allow freedom
to ring, when we let it ring from every village and every hamlet, from every state and every city, we will able to speed
up that day when all of God's children, black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants
and Catholics, will
be able to join hands and sing in the words of the old Negro spiritual, "Free at last! Free at last! Thank God Almighty,
we are free at last!"
(1963.8.28.Speech at Washington march
I have a dream 「私には夢がある」
キング牧師のメッセージ
友よ、私は今日皆さんに 申し上げたい。 今日も 明日も いろいろな 困難や挫折に 直面しているが それで
もなお 私には夢がある。
それは
アメリカの夢に深く 根ざした夢なのである。 私には夢がある。 いつの日か
この国が 立ち上がり、わが国の信条の次の言葉の真の意味を貫くようになるだろう。
『私たちはこれらの真理を自
明の ことと考える。すなわち、全ての人間は平等に造られている』。私には夢がある。いつの日かジョージア州の赤
土の丘の上で、 かつての奴隷の子孫たちとかつての奴隷主の子孫たちとが、共に兄弟愛のテーブルに着くことがで
きるようになるだろう。私には夢がある。 いつの日か このミシシッピ州も、 このような不正義の 暑さにうだってお
り、 このような抑圧の暑さにうだっている この地域でさえもいつの日か 自由と正義のオアシスに変えられることで
あろう。 私には夢がある。いつの日か私の幼い四人の子どもたちが、彼らの肌の色によって評価されるのではな
く 彼らの人格の深さによって 評価される国に住めるようになることであろう。 私には今日、夢がある。私には夢が
ある。いつの日かこのアラバマでも、 目下のところ悪意に満ちた民族主義者に牛耳られており、連邦の決定に対して
知事の口から「干渉」とか「取消し」という言葉しか出てこない
このアラバマ州においても、 いつの日か幼い黒人の
少年たち・少女たちが、幼い白人の少年たち・少女たちと手をつなぎ、 兄弟姉妹として歩けるようになることであろ
う。
今日、私には夢がある。 私には夢がある。 いつの日か谷はすべて身を起こし、 山と丘は身を低くせよ。 険
しい道は平らに、 狭い道は広い谷となれ。主の栄光がこうして現れるのを、 肉なる者は共に見る。イザヤ書
40:4-5) これが私たちの希望なのである。
こういう信仰を持って、私は南部に帰る。 こういう信仰があれば私たちは
絶望の山から 希望の石を切り出すことが出来る。 こういう信仰があれば、私たちはこの国の 騒々しい不協和音を、
兄弟愛の美しいシンフォニーに 変えることが出来る。 こういう 信仰があれば、
祈ることができる。
私たちは共に働くことができる。共に
共に闘うことができる。共に監獄へ行くことができる。共に自由のために立ち上がることができ
る。いつかは自由になると信じることができるのだ。 その日こそ 神のすべての子どもたちが、あの歌を新しい意味を
込めて歌うことができる日となるであろう。 わが国、それは汝のもの、麗しき自由の国。 われは汝を讃える。 わが父
祖たちの死せる国、巡礼父祖の 誇れる国、すべての山腹から自由の鐘を鳴り響かせよもしアメリカが偉大な国に な
るべきなのであれば、このことが実現しなければならない。 だから、自由の鐘を鳴らそう
きな丘の上から。 自由の鐘を鳴らそう、ニューヨークのそびえ立つ山々から。
ァニアのひときわ高いアレゲニー山脈から!
ニュー・ハンプシャーの大
自由の鐘を鳴らそう! ペンシルヴ
自由の鐘を鳴らそう!コロラドの雪を頂くロッキー山脈から! 自由の
鐘を鳴らそう!カリフォルニアの曲がりくねった坂道から!それだけではない。自由の鐘を鳴らそう!ジョージアのスト
ーン・マウンテンから!自由の鐘を鳴らそう!テネシーのルックアウトマウンテンから!自由の鐘を鳴らそう! 自由の
鐘を鳴らそう!ミシシッピのすべての丘やモグラ塚からも!
山腹のいたるところで 自由の鐘を鳴らそうではない
か! 私たちが自由の鐘を鳴らせば、その時にはすべての村という村で、すべての集落という集落で すべての州と
いう州、街という街において、
神の子どもたちとなったすべての者らが、黒人も白人も、 ユダヤ人も異邦人も、 プロ
テスタントも カトリックも、 すべての者らが手に手を取って、あの古い黒人霊歌を口ずさむようになること 「自由だ!
自由だ!
全能の神に感謝すべきかな。 私たちは ついに自由になった!」
(1963.8.28.『ワシントン大行進』の際のスピーチ)