こども教育学科 目 次 1.1年次開設科目… ……………………………………………………………… 1 2.2年次開設科目… ………………………………………………………………37 3.3年次開設科目… ………………………………………………………………77 4.4年次開設科目… …………………………………………………………… 119 索 引 【1年次】 【2年次】 【3年次】 【4年次】 倫理学 1 倫理学 37 生命と科学 77 いのちの理解 119 生命と科学 2 人体のふしぎ 38 生活とことば 78 こころの理解 120 いのちのふしぎ 3 政治学 39 生物と環境 79 医療と文化 121 文学と人間 4 野外あそび実践 40 地域福祉 80 生涯学習論 122 健康スポーツⅠ 5 英語コミュニケーションⅢ 41 海外研修 81 国際社会の理解 123 健康スポーツⅡ 6 キャリアの基礎Ⅲ 42 プレゼンテーション技法 82 手話コミュニケーション 124 法学(日本国憲法) 8 基礎実習Ⅱ 43 人間と教育 83 キャリアプロデュース 125 政治学 9 小学校基礎実習 44 こどもの食と栄養 84 教育行政学 126 生活とことば 10 社会福祉 45 発達心理学B 85 家庭支援論 127 国際文化比較 11 こどもの保健Ⅱ 46 相談援助 86 保育相談支援 128 生物と環境 12 幼児理解 48 教育課程総論B 87 生徒・進路指導論 129 地域福祉 13 保育内容(健康) 49 保育指導法 88 社会的養護内容 130 海外研修 14 保育内容(環境) 50 乳児保育Ⅱ 89 教職実践演習(幼稚園・小学校) 131 キャリア基礎 15 保育内容(人間関係) 51 障がい児の理解と援助Ⅰ 90 課題別実習 情報処理Ⅰ 16 保育内容(造形表現) 52 障がい児の理解と援助Ⅱ 91 保育・教育内容研究F(ピアノ実践奏法) 133 132 情報処理Ⅱ 17 保育内容(リズム表現) 53 教育方法・技術論 92 リトミックⅡ 134 英語コミュニケーションⅠ 18 乳児保育Ⅰ 54 体育Ⅱ 93 保育・教育メソッドの探究 135 英語コミュニケーションⅡ 19 道徳教育の理論と実践 55 教科指導法(国語) 94 現代こども教育論 136 中国語コミュニケーション 20 特別活動の指導法 56 教科指導法(社会) 95 多文化教育論 137 多文化コミュニケーション 21 国語 57 教科指導法(算数) 96 法と教育 138 139 プレゼンテーション技法 22 社会 58 教科指導法(理科) 97 こどもと病気 保育原理 23 算数 59 教科指導法(家庭) 98 こどもの歯と健康 140 教育原理 24 生活 60 教科指導法(体育) 99 こどもとレジリエンス 141 社会福祉 25 理科 61 英語教育論 100 児童虐待対応実践 142 発達心理学Ⅰ 26 家庭 62 保育所実習指導Ⅱ 101 医療から見た特別支援 143 卒業研究 144 基礎研究演習Ⅰ 27 音楽AⅡ 63 保育所実習Ⅱ 102 児童家庭福祉 29 音楽AⅢ 64 施設実習指導Ⅱ 103 保育内容総論 30 音楽BⅢ 65 施設実習Ⅱ 104 保育内容(言葉) 31 図画工作Ⅱ 66 幼稚園実習Ⅱ 105 音楽Ⅰ 32 体育Ⅰ 67 小学校実習 106 音楽Ⅱ 33 教科指導法(生活) 68 保育・教育内容研究A(おもちゃと文化) 107 図画工作Ⅰ 34 教科指導法(音楽) 69 保育・教育内容研究B(おはなしの世界) 108 体育Ⅰ 36 教科指導法(図画工作) 70 保育・教育内容研究C(こどもと造形) 109 保育所実習指導Ⅰ 71 保育・教育内容研究D(こどもの運動学) 110 保育所実習Ⅰ 72 保育・教育内容研究E(こどもと音楽) 111 施設実習指導Ⅰ 73 保育・教育内容研究G(自然環境づくり) 112 施設実習Ⅰ 74 保育・教育内容研究H(科学するこころ) 113 こどもの安全(コミュニティワーク演習) 75 リトミックⅠ 114 教育と情報 115 保育実践演習 116 担当者欄の ◎は科目責任者、*は客員教授を表す 倫 理 学 (E21000) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 中野 康次郎 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 人が生きていく上で、倫理的な選択を迫られることは必ずあるだろう。そしてもしかすると、場合によっては そこに「正解」はないのかもしれない(いや、あるのかもしれない)。様々な倫理的問題に「正解」があろうと なかろうと、そのような問題に直面したとき、人は自分で考え、決断をしなければならない。授業で取り扱う予 定の様々な問題の検討を通じて、倫理的な問題をどのように考えていくべきか、受講者の皆さんと共に学んでい きたい。 ② 学習の到達目標 正解が無いかもしれないような問題について、自分の頭で考えることができるようになる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回「倫理」とは 第 2 回 愛 第 3 回 理性的/非理性的 第 4 回 主観的な価値/客観的な価値 第 5 回「不自然な」治療 第 6 回「郷に入っては郷に従え」 第 7 回 嘘 第 8 回 現実/理想 第 9 回 差別 第 1 0 回 人間/動物 第 1 1 回 環境 第 1 2 回 社会 第13回 悪 第 1 4 回 生きる意味 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 配布資料をよく読み、自分の考えを整理しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 60% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への参加態度、提出物 ⑥ 履修上の注意など この講義は、様々な倫理的問題を受講者に考えてもらうことを目的としています。大学生としての常識以外に 特別な予備知識は要求しませんが、「考える」ことは要求します。 考えたり文章を書いたりする事が苦手な方にとっては、この講義はかなりの「苦行」になると思われます。そ のことを踏まえた上で履修して下さい。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:資料を授業中に配布する。 参考書:必要に応じ、適宜授業中に紹介する。 −1− 生 命 と 科 学 (E21030) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 講 義 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎髙松 邦彦 5 号館 3 階 関 雅幸 研究室 他 - ① 授業の概要・ねらい 生命科学の進歩は近年著しく、ニュースでも多く報じられている。これは、生命科学が一般の社会生活に深く 関わっていることを示している。この「生命と科学」では、生命科学の基礎的な概念・知識を丁寧に理解し、科 学的な考え方を身につけることを目指す。生物の定義・ゲノム等の基本的な生物医学の理解を深める。また、生 物を理解するために無生物(ロボット等)を使い、生物についての理解を深める。さらに最先端生命科学の話題 にも触れ、一般社会における科学的な思考方法を例示する。 ② 学習の到達目標 単細胞生物から多細胞生物までを、分子細胞生物学的な観点から捉え、生物とは何かについて考える。これに より、細胞内では複雑なことが行われていることを理解することで、基本的な生物医学の理解を深める。 教育版レゴ ® マインドストーム ®EV3 を教材として用いる。生物と無生物の境界を考えることで、 「生物と はなにか」という問題の理解を試みる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 分子と細胞の世界 (担当:高松) 第 2 回 遺伝子と DNA (担当:高松) 第 3 回 タンパク質の構造と機能 (担当:高松) 第 4 回 ゲノムとゲノム科学 (担当:高松) 第 5 回 RNA の世界 (担当:高松) 第 6 回 ウィルスと微生物 (担当:高松) 第 7 回 分子レベルの進化 (担当:高松) 第 8 回 まとめと演習 (担当:高松) 第 9 回 ロボットについて (担当:関) 第 1 0 回 メインとなる部品(EV3 ブロック)の特徴を知る、ロボットの作成 (担当:関) 第 1 1 回 ソフトウェアの作成 (担当:関) 第 1 2 回 各種センサーの利用について (担当:関) 第 1 3 回 オリジナルロボットの作成 I センサーを組み込み、グループごとにオリジナルロボッ トを作成する (担当:関) 第 1 4 回 オリジナルロボットの作成Ⅱ ハード・ソフトの改善によりロボットの完成度を上げる (担当:関) 第 1 5 回 ロボットに関して補足とまとめ (担当:関) ④ 授業時間外の学習 各回の授業について、高等学校で学習した関連する内容を復習しておくこと。シラバスをよく読み、使用する 教科書をシラバスの内容に従い、前もって熟読しておくこと。前回に学修したことを復習し、練習問題などを解 いておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験・レポート試験 「平常点」:課題提出など ⑥ 履修上の注意など 課題等の提出物が一定数以上提出されていることを、成績評価の条件とする。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜紹介する。 −2− いのちのふしぎ (E21050) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 講 義 選択 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 笹井 隆邦 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 普段は見向きもされない虫や雑草。生き物の素朴で小さな身体には、種を保存し生きながらえていくための「ふ しぎ」がたくさん隠されている。このような小さな生き物に目をやると、その生態や形態には驚きが満ち溢れて いることに気付く。そこで、身近な生き物について考察を進めていく中で、必死に生きている生き物の「いのち」 について考えていく。そして、いろいろな生き物の「ふしぎ」を追求しながら、生物の多様性と共通性、 「いのち」 の連続性と神秘性について考察する。 ② 学習の到達目標 身の回りの生き物の、生きるための工夫や秘密にせまることにより、生き物に対する知識を高め、生き物や自 然環境に対する理解を深めることができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 はじめに 第 2 回 生物とは 生物の分類 第 3 回 ビオトープの生きもの観察 第 4 回 身近な生き物の生態 第 5 回 生きものの形態 折り紙と切り紙 第 6 回 生き物相互のかかわり 第 7 回 発光生物 第 8 回 生き残るために・食べるために 第 9 回 オスとメス 第 1 0 回 不思議な生き物たち 第 1 1 回 植物の分散方法 第 1 2 回 いろいろな木の実 ネイチャークラフト 第 1 3 回 身近な化学物質の危険性 第 1 4 回 環境ホルモンによる生態系への影響 第 1 5 回 雑木林の生きものたち ④ 授業時間外の学習 日常生活の中で生き物に対する関心を持ち、「なぜ」という視点で自分の意見や感想を持てるようにしておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業参加・受講態度等 ⑥ 履修上の注意など 子どもたちは生き物が好きである。そのような子供に対して、一緒に疑問に立ち向かえる教師・保育士であっ てほしい。そのためにも積極的に生き物と触れ合ってほしい。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜紹介する。 −3− 文 学 と 人 間 (E21060) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 ー 藪 葉子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 日本において、人の心が本格的に文章に表現され始めてきた平安時代の作品を中心に取り上げる。国宝「源氏 物語絵巻」も取り上げ、世界に誇る日本文学、日本美術を広く紹介する。 ② 学習の到達目標 『竹取物語』『枕草子』『源氏物語』などの代表的な日本の古典文学に触れることを通して、いつの時代にも変 わらない人間の心を理解する。また、古典は現代の我々にとっても人生の糧(かて)となるものであることを理 解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回『竹取物語』の物語構成と人間心理が生み出した話の型について(かぐや姫の誕生)。 第 2 回『竹取物語』の物語構成と人間心理が生み出した話の型について(かぐや姫の昇天)。 第 3 回『竹取物語』が日本文学に与えた影響について。 第 4 回『枕草子』に表われている作者(清少納言)の心理。 第 5 回『枕草子』「春はあけぼの」の章段の挑戦。 第 6 回『枕草子』「春はあけぼの」の章段に表われている作者の心理。 第 7 回『枕草子』「虫は」の章段に表われている作者の心理。 第 8 回『枕草子』「上にさぶらふ御猫は」の章段に表われている作者の心理。 第 9 回 国宝「源氏物語絵巻」についての概説。 第 1 0 回 国宝「源氏物語絵巻」に表われている人間心理(光源氏が描かれる絵について)。 第 1 1 回 国宝「源氏物語絵巻」に表われている人間心理(その他の絵について)。 第 1 2 回『土佐日記』『蜻蛉日記』『更級日記』などの日記文学に表われている人間心理。 第 1 3 回 現代における古典文学の影響について(『源氏物語』の影響)。 第 1 4 回 現代における古典文学の影響について(『源氏物語』以外の作品の影響)。 第 1 5 回 まとめ。 ④ 授業時間外の学習 古典文学に関しては、イラストなどを載せた誰もが親しみやすい本もたくさん出版されている。そのような本 を読むなど、古典文学に親しむ姿勢をもってほしい。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 20% 0% 0% 「定期試験」:学期末に筆記試験を行う。 「平常点」:授業に積極的に参加したことなどを評価する。 ⑥ 履修上の注意など 古典の文章を読むための古典文法などの知識は必要ない。メディア資料もたくさん使い、誰にでも分かりやす い授業を行う。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜、授業中に紹介する。 −4− 健康スポーツⅠ (E21070) 1 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 選択 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 近藤 みづき 7 号館 2 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 現代社会における利便性の向上に伴い、私たちは慢性的な運動不足に陥りがちである。運動不足は健康を脅か す要因の一つと考えられるため、私たちは生涯にわたって自らの健康を保持増進していくための知識や能力が求 められる。一方、各自が取り組む運動やスポーツにはそれぞれ特有の身体活動が求められ、実践における身体の 動かしかたが常に問題となる。本講義では、健康の保持増進について正しく理解し、知識を習得すると共に、運 動実践理論の視点から運動習得について理解することをねらいとする。 ② 学習の到達目標 ・健康の保持増進について正しく理解し、知識を習得する。 ・健康と体力について理解し、生涯にわたる健康生活の実現に向けて行動できる。 ・運動実践理論と保育、教育場面における運動現象を結び付けて理解できる。 ・運動実践理論における運動習得について理解できる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 健康について 第 2 回 健康と体力 第 3 回 運動と健康 第 4 回 運動をめぐる諸問題 第 5 回 スポーツ運動学①人間の運動とは 第 6 回 スポーツ運動学②動きのかたちと運動構造 第 7 回 スポーツ運動学③運動の習熟位相 第 8 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 ・日頃から健康・運動について関心を高め、新聞等を通じて情報を収集すること。 ・授業で配布するプリントを復習すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 20% 20% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業への積極性 「製作物・実技など」:提出物 ⑥ 履修上の注意など ・レベルは問わないが、自身の運動経験を増やしておくこと。 ・学習した内容を実際の生活場面に取り入れ、健康生活の実践を心がけること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。随時プリントを配布する。 参考書:『教師のための運動学』 大修館書店 −5− 健康スポーツⅡ (E21080) 実 技 1 時間数 /単位 45 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 通年 選択 資格取得要件 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 担当者名 研究室 ◎近藤みづき 7 号館 2 階 藤本 達男 研究室 他 ① 授業の概要・ねらい 健康の保持増進に運動が不可欠であるにもかかわらず、利便性の進んだ現代社会において、私たちは慢性的な 運動不足に陥りがちである。授業では、実際に身体を動かすことで運動、スポーツの楽しさや爽快感を体感する。 また、運動・スポーツの実践を通し、コニュニケーション能力を高めるとともに、基礎技能を習得し、ルール・ マナーを尊守する態度を育成する。さらに、新しい動きかたを習得する過程を通じて、生涯にわたって主体的に 運動、スポーツに取り組むことの重要性を理解するとともに、人格形成の契機とする。 ② 学習の到達目標 ・運動・スポーツを通じて現在の自身の体力を把握し、健康における運動、スポーツの重要性を体感できる。 ・各種スポーツの特性を理解し、基礎技能、ルール・マナーが習得できる。 ・生涯にわたるスポーツライフの考え方を学ぶ。 ・新しい動きかたを身につける楽しさを体験する。 ③ 授業の内容・計画 クラスを第 1 グループと第 2 グループに分け、近藤がその他スポーツ・藤本がテニスを担当する。 第 1 グループ 第 2 グループ 第1回 オリエンテーション(グループ分け) バドミントン①基本のストローク テニス①フォアハンドストローク 第2回 (担当者:近藤) (担当者:藤本) バドミントン②サービスとリターン テニス②バックハンドストローク 第3回 (担当者:近藤) (担当者:藤本) バドミントン③ダブルスゲーム 第4回 テニス③ラリー (担当者:藤本) (担当者:近藤) バドミントン④ダブルスゲーム テニス④サービスとリターン 第5回 (担当者:近藤) (担当者:藤本) テニス⑤サービスからラリーまで 第 6 回 卓球①基本のストローク (担当者:近藤) (担当者:藤本) 第 7 回 卓球②ダブルスゲーム (担当者:近藤) テニス⑥ゲームの進め方 (担当者:藤本) バスケットボール①基本技術の習得 第8回 テニス⑦ゲームのマナー (担当者:藤本) (担当者:近藤) テニス⑧ダブルスゲーム(リーグ戦) 第 9 回 バスケットボール②ゲーム (担当者:近藤) (担当者:藤本) テニス⑨ダブルスゲーム(リーグ戦) 第10回 バスケットボール③ゲーム (担当者:近藤) (担当者:藤本) ソフトバレーボール①基本技術の習得 テニス⑩ダブルスゲーム(団体戦) 第11回 (担当者:近藤) (担当者:藤本) ソフトバレーボール②ゲーム テニス⑪ダブルスゲーム(団体戦) 第12回 (担当者:近藤) (担当者:藤本) テニス①フォアハンドストローク バドミントン①基本のストローク 第13回 (担当者:藤本) (担当者:近藤) テニス②バックハンドストローク バドミントン②サービスとリターン 第14回 (担当者:藤本) (担当者:近藤) バドミントン③ダブルスゲーム 第15回 テニス③ラリー (担当者:藤本) (担当者:近藤) −6− 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 テニス④サービスとリターン バドミントン④ダブルスゲーム (担当者:藤本) (担当者:近藤) テニス⑤サービスからラリーまで 卓球①基本のストローク (担当者:近藤) (担当者:藤本) テニス⑥ゲームの進め方 (担当者:藤本) 卓球②ダブルスゲーム (担当者:近藤) バスケットボール①基本技術の習得 テニス⑦ゲームのマナー (担当者:藤本) (担当者:近藤) テニス⑧ダブルスゲーム(リーグ戦) バスケットボール②ゲーム (担当者:近藤) (担当者:藤本) テニス⑨ダブルスゲーム(リーグ戦) バスケットボール③ゲーム (担当者:近藤) (担当者:藤本) テニス⑩ダブルスゲーム(団体戦) ソフトバレーボール①基本技術の習得 (担当者:藤本) (担当者:近藤) テニス⑪ダブルスゲーム(団体戦) ソフトバレーボール②ゲーム (担当者:藤本) (担当者:近藤) ④ 授業時間外の学習 ・新聞等を通じて日頃から健康、運動について関心を高め、情報を収集しておくこと。 ・メディア等で様々なスポーツの大会を観戦すること。 ・日常的に体を動かしておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 50% 0% 「平常点」:授業への取り組み 「製作物・実技など」:確認テスト・実技 ⑥ 履修上の注意など ・自分自身で体調管理を行うこと。 ・学校指定のポロシャツを着用し、運動・スポーツに適した服装と靴(室内用・屋外用)を用意すること。 ・天候に関わらず積極的に授業に参加すること。 ・アクセサリーは外すこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。随時プリントを配布する。 参考書:なし。 −7− 法学(日本国憲法) (E21100) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 選択 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 桐村 豪文 7 号館 2 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 日本国憲法の基本構造、全体像および具体像に関する基礎を理解する。 ② 学習の到達目標 この授業の学習を通じて、以下のものを習得することを到達目標としている。 (1)日本国憲法の基本構造について理解すること。 (2)日本国憲法にかかわる重要な用語について理解すること。 (3)「法的なものの考え方」とその表現の仕方の習得を目標とする。 ③ 授業の内容・計画 日本国憲法の歴史的背景、概略、現在の憲法をめぐる議論など、講義を中心に授業を進める。 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回「憲法」とは何か 第 3 回 象徴天皇制と平和主義 第 4 回 選挙制度と政党 第 5 回 国会 第 6 回 内閣 第 7 回 裁判所 第 8 回 地方自治 第 9 回 人権 第 1 0 回 幸福追求権と法の下の平等 第 1 1 回 精神的自由権 第 1 2 回 経済的自由権 第 1 3 回 社会権 第 1 4 回 参政権と国務請求権 第 1 5 回 憲法改正論 ④ 授業時間外の学習 予習:事前にテキストの指定した箇所を読んでくること。 復習:授業中に学習した内容を復習し、試験に備えること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 20% 0% 0% 「定期試験」:中間試験 40% 最終試験 40%(計 80%) 「平常点」:授業参加態度(毎授業後に小レポートを提出してもらう) ⑥ 履修上の注意など 毎回出席の上、講義内容を理解するように努めることはいうまでもありませんが、憲法改正など、憲法にまつ わる時事情報にも目を向けるようにしてください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『憲法とは何か』 長谷部恭男 岩波書店 2006 年 参考書:『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください -- 井上達夫の法哲学入門』 井上達夫 毎日新聞出版 2015 年 −8− 政 治 学 (E21120) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 富岡 宣之* 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 政治学の概念・制度を学ぶとともに、他国との比較の中に日本の現状を捉えていく。さらに、政治がわれわれ の日常生活に関わり、子どもの健やかな成長に関わることをいくつかの課題から考察する。 ② 学習の到達目標 子どもたちに市民としての能力育成の素地を供するために、自らの政治的判断や批判力を高めること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 子どもと政治的社会化 第 2 回 政治と政治学 第 3 回 現代社会における国家 第 4 回 権力と支配、政治的リーダーシップ 第 5 回 自由民主主義体制 第 6 回 選挙 第 7 回 投票行動 第 8 回 世論とマスメディア 第 9 回 現代政治の座標軸 第 1 0 回 日本の現代の課題への評価と現代イデオロギー(1)リバタリアニズム、リベラリズム、 日本の現代の課題への評価と現代イデオロギー(2)コミュニタリアニズム、コンサバティ 第11回 ズム、など 第 1 2 回 政党 第 1 3 回 政党制 第 1 4 回 官僚、利益集団 第 1 5 回 民主政治の現在 ④ 授業時間外の学習 次回授業内容の関連資料が配布された際には、受講前に一読すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 20% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業参加、授業態度、レポート ⑥ 履修上の注意など 毎回の出席カードに講義の感想・質問を書くことを義務づける。これが平常点の一部になる。また、質問につ いては、必要があれば、次回の授業で回答する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しないが、講義用資料を配布する。 参考書:随時紹介する。 −9− 生 活 と こ と ば (E21140) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 1 前期 講 義 選択 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 牛頭 哲宏 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 日本語による表現能力(文章構成能力やコミュニケーション能力)の向上を図ることを目的とする。学生生活 における授業だけにとどまらず、社会生活を送る上では、文章を書いたり、自分の意見を音声によって述べたり する機会は多い。本講義では、日本語表現のための基礎知識について学ぶと同時に、具体的な言語活動(ロール プレイ、プレゼンテーション等)を通して、よりよい言語活動を送るための実践的な指導を行う。 ② 学習の到達目標 「ことばについて考える」楽しさを知り、自分自身のコミュニケーションを多角的かつ論理的に分析できるよ うになること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 イントロダクション ・文章の構成(序論・本論・結論)・原稿用紙の使い方 第 2 回 反論文(正義原則)・縮約の方法 基礎 第 3 回 反論文と縮約① 実践 第 4 回 反論文と縮約① 修正とフィードバック 第 5 回 反論文と縮約② 実践 第 6 回 反論文と縮約② 修正とフィードバック 第 7 回 プレゼンテーション原稿の書き方 基礎① 第 8 回 プレゼンテーション原稿の書き方 基礎② 第 9 回 プレゼンテーションの実践① 第 1 0 回 プレゼンテーションの実践① 修正とフィードバック 第 1 1 回 ロールプレイングの基礎 第 1 2 回 ロールプレイングの実践 修正とフィードバック 第 1 3 回 ロールプレイングの実践 修正とフィードバック 第 1 4 回 ロールプレイングの実践 修正とフィードバック 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 プレゼンテーションのための取材活動(写真撮影・インタビュー)や毎時間の復習を行うこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 30% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:受講態度 「製作物・実技など」:提出物等 ⑥ 履修上の注意など 文章表現では毎時間、何らかの文章を書くことになるので、積極的に参加すること。 プレゼンテーションやロールプレイングでは、必ず全員の前で口頭発表をすることになるので積極的に参加す ること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:必要に応じてプリントを配布する。なお、国語辞典(電子辞書可)を持参することが望ましい。 参考書:授業中に指示する。 − 10 − 国 際 文 化 比 較 (E21150) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 1 前期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 児島 建次郎 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 文明の道とは何か。2300 年前のアレクサンドロス大王の東方遠征。人類の衝突の歴史がそこから始まった、 といっていいほどの出来事でした。こうした行動の一方で「共存」や「融合」を探りました。授業では(1)ヨ ーロッパ文明の基層をなすギリシア文化(2)大王遠征(3)ヘレニズム文化の 3 点をキーワードに進めます。 そして、激動する世界情勢にも目をむけ、現代社会に生きる英知を見つけ出したいと思います。 ② 学習の到達目標 ユーラシア大陸の歴史をぬりかえた文明の道、シルクロードに民族興亡や交流の姿を見て文明とは何かを知る。 アレクサンドロス大王の東方遠征という壮大な人類の物語を通して、新たな文明を生み出していく有り様を理 解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 授業の展開とこの科目のめざすもの 第 2 回 バルバロイと呼ばれたマケドニアが、どうして世界帝国を築いたか 第 3 回 アレクサンドロス大王を東方遠征にかりたてたペルシア戦争とは 第 4 回 ギリシア文明・都市国家 アテネとスパルタ 第 5 回 アテネ黄金期のシンボル・人間を刻んだパルテノン神殿それはルネッサンスへ 第 6 回 アレクサンドロス大王の少年時代と家庭教師アリストテレス・ギリシア哲学 第 7 回 ロマンチストか冷酷な政治家か・大王の東方へのまなざし 第 8 回 イッソスの戦い・エジプトで神の子の神託を受ける。 第 9 回 世界最大の宮殿・ペルシア帝国の都ペルセポリス 第 1 0 回 アレクサンドロス大王は、何故ペルセポリスを破壊したか 第 1 1 回 アレクサンドロス大王・インドから帰還バビロンで死す 第 1 2 回 ユーラシア大陸に展開されたヘレニズム王国の興亡とシルクロード 第 1 3 回 仏像誕生はヘレニズム文化の影響によるものか 第 1 4 回 現代もつづく文明の衝突と融合をめぐって 第 1 5 回 21 世紀・地球文明の潮流とキーワード ④ 授業時間外の学習 教科書をよく読んで内容理解するとともに、関連する本などにも目を通し、知的好奇心を持続させてください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 10% 0% 40% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業参加、レポート 「その他」:論文(2,000 字) ⑥ 履修上の注意など 新聞やテレビで紹介される文化のニュースに関心を持ち、グローバルな世界の動きに目を向けてください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『未来への遺産・シルクロードのドラマとロマン』 児島建次郎著 雄山閣出版 参考書:『ユーラシア文明とシルクロード・ペルシア帝国とアレクサンドロス大王の謎』 児島建次郎 雄山閣出版 随時紹介します。 − 11 − 生 物 と 環 境 (E21160) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 笹井 隆邦 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 生物の絶滅速度は過去の 100 ~ 1000 倍といわれている。原因は何だろうか。生物が絶滅すると我々人類にど のような影響があるだろうか。生きている動植物に直接触れ、身近な生態系の問題や生物多様性について考えな がら、さまざまな環境問題やそれによって引き起こされる生態系への影響について知り、生物の進化と環境との かかわりを学ぶ。 ② 学習の到達目標 身近な生物と環境との関係について理解を深めることにより、地球規模で起こっていることにも目を向け、生 命とは何か、生きているということはどういうことかを理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 はじめに 生物の分類と進化 5 界説 第 2 回 自然生態系のしくみと自然生態系破壊 第 3 回 共生と寄生 第 4 回 生物多様性と保全生態学 第 5 回 外来生物 第 6 回 種の絶滅と生物多様性 第 7 回 ゲンジボタルの生息環境 第 8 回 里山 第 9 回 ビオトープ 第 1 0 回 危険な生物(脊椎動物) 第 1 1 回 危険な生物(無脊椎動物) 第 1 2 回 危険な植物 第 1 3 回 温暖化による生態系への影響 第 1 4 回 酸性雨による生態系への影響 第 1 5 回 自然エネルギー ④ 授業時間外の学習 身近な自然に興味を持つ。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業参加・受講態度等 ⑥ 履修上の注意など 特になし ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜紹介する。 − 12 − 地 域 福 祉 (E21170) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 中村 かおり 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 子どもたちの福祉を考え、その育ちを支えるためには、子どもや家庭の生活基盤である「地域」へ視点を向け ることが重要となる。本講義では、子どもからお年寄りまで、誰もが普通に暮らせるための仕組みづくりと実践 である地域福祉の基本的理念への理解を事例等により深め、地域の中で子どもを育むことの意義を学ぶ。 ② 学習の到達目標 子どもを支援する専門職として必要な地域福祉の知識を習得し、実務の場で活用できるスキルを身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 地域福祉をイメージしよう① 第 2 回 地域福祉をイメージしよう②~自分たちの町から考える~ 第 3 回 地域における福祉課題 第 4 回 子ども・家庭を取り巻く福祉課題① 第 5 回 子ども・家庭を取り巻く福祉課題②~事例から考える~ 第 6 回 地域福祉の視点と専門職に求められる技法 第 7 回 地域福祉における基礎知識 第 8 回 コミュニティと社会資源 第 9 回 地域福祉のネットワーク化 第 1 0 回 地域における子育て支援ネットワーク 第 1 1 回 行政機関における子育て支援ネットワーク 第 1 2 回 当事者同士による子育て支援ネットワーク 第 1 3 回 事例研究①~個別援助と地域福祉~ 第 1 4 回 事例研究②~集団援助と地域福祉~ 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 事前に資料等を配布する際には必ずそれらに目を通してから授業に臨んでください。また常に新聞等に目を通 し、地域や子ども達の関わりで気になる記事があればチェックをするよう心がけてください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 20% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への積極的な参加意欲・受講態度等 「製作物・実技など」:授業中指示した提出物等 「その他」:出席回数が 3 分の 2 以上に満たない場合、評価対象としません。 ⑥ 履修上の注意など 地域福祉は子どもや家庭の生活に密着した分野であり、講義では事例検討も多く行う予定です。それらに対し、 子どもの専門職を目指す者として常に課題意識を持ち、積極的に授業に関わることを期待します。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。適時プリント等の配布を行います。 参考書:『児童福祉の地域ネットワーク』 牧里毎治・山野則子編著 相川書房 − 13 − 海 外 研 修 (E21190) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 演 習 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎脇本 聡美 7 号館 5 階 牛頭 哲宏 研究室 山下 敦子 - ① 授業の概要・ねらい 海外の国の教育制度について学び、教育現場を訪れることで、教育者や保育士としての視野を広げ、教育を多 面的かつ柔軟に捉える観点を育成することを目的とする。ニュージーランドの教育制度について事前に学習し、 現地で幼稚園や小学校の見学実習を行う。また、海外研修を通して、国際的な感覚を備えることも目的とする。 ② 学習の到達目標 1)「異文化に触れ肌で感じる」経験を通して、日本とニュージーランドとの共通点と相違点とを相対的に見つ め、きちんと受け止める国際感覚を育てる。 2)ニュージーランドの幼稚園や小学校にて英語によるプレゼンテーションを行う。 3)日本とニュージーランドにおける教育制度や教育内容の普遍性と特殊性を理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 イントロダクション(他国と教育制度を比較する意義について)(ゲストスピーカー) 第 2 回 ニュージーランドの教育事情(基礎的な情報と教育制度の現状(ゲストスピーカー) 第 3 回 プレゼンテーションリハーサル 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 ニュージーランドでの海外研修(幼小等教育施設にて研修) 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第 1 5 回 海外研修成果の報告及び討論会 ④ 授業時間外の学習 各自が研修目標を設定し、研修期間中にその目標を達成できるよう調べ学習などの準備をする。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 70% 30% 0% 「平常点」:事前・事後学習や現地での受講態度 「製作物・実技など」::研修目標ならびに研修後のレポート ⑥ 履修上の注意など 英語でのコミュニケーションが基本であるため、英語コミュニケーションⅠ~Ⅲを履修していることが望まし い。 渡航時期は 2 月の第 3 週目の 1 週間を計画している。 ニュージーランドの教育事情を理解することが中心課 題であるが、研修を通してニュージーランドの産業や文化など国家として の成り立ちも理解すること。 往復の交通費・宿泊費等の実費は自己負担とする(約 30 万円) ⑦ 教科書・参考書 教科書:特に設定しない 参考書:特に設定しない − 14 − キ ャ リ ア 基 礎 (E21200) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 1 前期 必修 担当者名 研究室 ◎柳 敏晴 7 号館 4 階 他 専任教員 研究室 他 - 演 習 ① 授業の概要・ねらい 本学の教育は、 「専門職業人として高い意識と誇りを持ち、元気よく社会に貢献できる “ 人財 ” を育成する」こと を目標にしている。基幹教育は、 「学ぶ力の育成」を理念とし、 「学ぶ悦び、知る愉しさを学ぶ」、 「学びのスタイルを 転換する」という目標を掲げている。これらの目標に近づく最初として、各学科学生の混合グループで、前半は「い のちと健康」、後半は「長田という地域」について、アクティブ・ラーニングを通し、 「人間力」 「学び力」 「社会力」の 基礎を身につける。また、大学生基礎力調査を行い、自分を客観的に知り、4年間の計画が立てられるようにする。 ② 学習の到達目標 1.専門性の異なる学生たちとのグループ活動に協働的に参加できる。 2.「いのちと健康を考える」について、生活の場「長田という地域」について、幅広い角度から、見たり、感 じたり、考えたりすることができる。 3.能動的な学習の愉しさ(読む、聴く、見る、出かけるなど情報収集のスキルアップを含む)がわかる。 4.社会人としてのマナーを身につける。 5.入学時の自分を客観的に把握し、卒業までの行動計画を立てられる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 大学生基礎力調査 第 2 回 講義:「情報について」、「図書館の利用法」 第 3 回 講義と演習:「ブレーンストーミング:KJ 法について」 第 4 回 講演:地球環境と健康「地球環境問題について」 第 5 回 講義と演習:「ディベートについて」 第 6 回 ディベート大会 第 7 回 講演:健康とライフステージ「タバコフリーの人生を選ぼう」(ゲストスピーカー) 第 8 回 大学生基礎力調査フォローガイダンスと前半の学びのふりかえり 第 9 回 後半 7 回分のオリエンテーション、グループごとの「長田という地域」に関するテーマ選択・調整 第 1 0 回 グループワーク 1:新聞作成のための役割分担と計画、講義: 「フィールドワークのマナー」 第 1 1 回 講演:「新聞のつくり方、読み方」(ゲストスピーカー) 第 1 2 回 グループワーク 2:情報収取、講義、フィールドワークなど 第 1 3 回 グループワーク 3:情報収取、講義、フィールドワークなど 第 1 4 回 グループワーク 4:発表準備 第 1 5 回 グループ発表と後半の学びのふりかえり ④ 授業時間外の学習 グループワークの内容に関する情報収集や、各グループの話し合いなど ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 30% 20% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業やグループワークへの積極性 「製作物・実技など」:課題の提出 ⑥ 履修上の注意など 4 学科または 3 学科混合のグループワークです。多様性を認め合い、相互に信頼し合い、協働を目指そう。 ⑦ 教科書・参考書 教科書・参考書:使用しない。随時資料を配布する。 − 15 − 情 報 処 理 Ⅰ (E21210) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 桐村 豪文 7 号館 2 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい まず Windows と Office Word の基本的な操作方法をマスターし、次に文書作成についての基本的な知識と技 術を習得する。具体的には、Windows の基本操作と Word の基本操作(文字入力、書式設定、レイアウト変更 など)を理解する。その上で、案内状や通信といった応用文書を作成する方法を習得する。さらに、学びの場に おける ICT の活用方法も学習し、ICT を積極的に教育現場で活用できる能力の向上をはかる。その際には、ICT の活用において重要な情報セキュリティと情報モラルに関する学習も行う。 ② 学習の到達目標 コンピュータの基礎知識を修得し、同時に Windows の基本操作ができるようになること。 ワープロソフトの基本操作を修得した上で、さまざまな文書が作成できるようになること。 教育現場における ICT の活用方法を理解し、自らも積極的に ICT を活用できるようになること。 ICT を活用する際の最低限の情報倫理を理解し実践できること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス、Windows の基本操作 第 2 回 描画ソフトの活用 第 3 回 Word の操作①(基本課題:チラシの作成) 第 4 回 Word の操作②(応用課題:ポスターの作成) 第 5 回 Word の操作③(自由課題) 第 6 回 通信の創作①(コンセプトの作成) 第 7 回 通信の創作②(内容とレイアウト) 第 8 回 通信の創作③(完成と振り返り) 第 9 回 レポートの作成 第 1 0 回 保育・教育の場における ICT の活用方法 第 1 1 回 事務処理のツールとしての ICT の活用 第 1 2 回 コミュニーケーションの手段としての ICT の活用 第 1 3 回 学びのツールとしての ICT 活用 第 1 4 回 ICT を活用した問題解決 第 1 5 回 情報セキュリティと情報モラル ④ 授業時間外の学習 各授業で学習したコンピュータ操作に関する演習を、自宅のパソコンや情報教室の空き時間を活用して行い確実に定着 させること。各回授業で学んだ内容を振り返り、保育・教育の現場におけるコンピュータ活用に関する理解を深めておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 0% 30% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業参加・学習態度 「その他」:授業内で提出する課題・作品 ⑥ 履修上の注意など USB メモリを必ず持参のこと(演習で作成したファイルを保管するため)。 演習を中心とする授業なので、できる限り欠席が無いように心がけて欲しい (欠席の場合は、自己責任でフォローしておくこと) 。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『学生のための Office2013 &情報モラル』 noa 出版 参考書:使用しません。 − 16 − 情 報 処 理 Ⅱ (E21220) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 桐村 豪文 7 号館 2 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい Office Excel の基本的な操作方法、Office Power Point の基本的な操作方法を習得し、また Power Point を用い たプレゼンテーションが実施できる能力の育成をねらいとする。具体的な内容としては、まずは Excel の基本操 作について学ぶ。その後、基礎的な表計算やグラフの作成、Excel を教育現場で活用する方法を身につける。また、 PowerPoint を使用したスライドを作成し、実際にプレゼンテーションを行うことを通して、教育現場における プレゼンテーション実践力を身につける。 ② 学習の到達目標 PowerPoint の基本操作ができ、PowerPoint を用いて効果的なプレゼンテーションコンテンツの作成ができる になること。 プレゼンテーションツールを用いて、説得力があるプレゼンテーションができるようになること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス Windows の基本操作 第 2 回 Excel の操作①(基本課題:スコアの集計) 第 3 回 Excel の操作②(基本課題:データの可視化) 第 4 回 Excel の操作③(応用課題:学術データの処理) 第 5 回 プレゼンテーションの基礎 第 6 回 PowerPoint の操作①(基本課題:コンテンツ作成) 第 7 回 PowerPoint の操作②(応用課題:学術的内容のプレゼンコンテンツ作成 1) 第 8 回 PowerPoint の操作③(応用課題:学術的内容のプレゼンコンテンツ作成 2) 第 9 回 プレゼンテーション作品の創作①(作品コンセプトの立案) 第 1 0 回 プレゼンテーション作品の創作②(コンテンツ作成) 第 1 1 回 プレゼンテーション作品の創作③(作品完成、発表練習) 第 1 2 回 プレゼンテーション実践①(作品発表会 クラス人数の 1/3) 第 1 3 回 プレゼンテーション実践②(作品発表会 クラス人数の 1/3) 第 1 4 回 プレゼンテーション実践③(作品発表会 クラス人数の 1/3) 第 1 5 回 振り返りと作成した作品の改善 ④ 授業時間外の学習 各授業で学習したコンピュータ操作に関する演習を、自宅のパソコンや情報教室の空き時間を活用して行い確 実に定着させること。授業時間内に完成できなかった課題については、次回の授業までに完成させておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 15% 10% 25% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業参加・学習態度 「製作物・実技など」:プレゼンテーション 「その他」:授業内で提出する課題・作品 ⑥ 履修上の注意など USB メモリを必ず持参のこと(演習で作成したファイルを保管するため)。 演習を中心とする授業なので、できる限り欠席が無いように心がけて欲しい (欠席の場合は、自己責任でフォローしておくこと) 。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『学生のための Office2013 &情報モラル』 noa 出版 (情報処理Ⅰと同じ) 参考書:使用しません − 17 − 英語コミュニケーションⅠ (E21230) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 C.K.Dallos 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 ① 授業の概要・ねらい The class will consist of oral / aural tasks striving to improve these abilities with concentration placed on conversation. Priority will be placed on listening and speaking. ② 学習の到達目標 The focus of this course will be to enhance the students’communicative use of spoken English. Emphasis will be placed upon language acquisition, with the aim of utilizing this skill as a tool for students to fulfill their own personal goals. ③ 授業の内容・計画 第 1 回 Pronunciation exercise; Hi there! , Where do you work? 第 2 回 I never get up late. , I do karaoke on Wednesday. 第 3 回 Can you use a computer? , I can play basketball. 第 4 回 Review1; music listening exercise 第 5 回 I like Italian food. 第 6 回 My perfect date likes music. 第 7 回 Can I call you back later? 第 8 回 It’s snowing. 第 9 回 Quiz; Picture puzzle listening exercise 第 1 0 回 How do I get to the bank? , Where can I buy a ticket? 第 1 1 回 Review2; Would you like to go to the movies? 第 1 2 回 I’m babysitting on Thursday. 第 1 3 回 Music listening exercise; Picture puzzle listening exercise 第 1 4 回 Review3; Look at and discuss teacher’s photos 第 1 5 回 Comprehension check ④ 授業時間外の学習 It will be informed in class when necessary. ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 30% 0% 20% 「定期試験」:writing and listening 「平常点」:homework and class participation 「その他」:quizzes ⑥ 履修上の注意など The class evaluation will be based on participation, homework, quizzes, and the final exam. Students arerequired to bring pens, pencils and paper to all classes. ⑦ 教科書・参考書 教科書:『Get Real!』 Angela Buckingham, Miles Craven and David Williamson MACMILLAN 参考書:Not Applicable − 18 − 英語コミュニケーションⅡ (E21240) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 脇本 聡美 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 「英語コミュニケーションⅠ」に引き続き、国際社会で様々な文化的背景をもつ人々とコミュニケ-ションす るための手段としての英語の習得を目指す。リスニングとリーディングというインプットのための技能に加え、 スピーキングとライティングというアウトプットのための技能のスキルアップを図る。言語学習者は、同時にそ の言語の利用者であると考え、今の習得レベルでできることに取組む姿勢を身につけ、英語学習を通して、異文 化に触れることを授業の目的とする。 ② 学習の到達目標 基礎的な英語表現を習得し、伝えたいことを自分の知っている英語表現を使って、センテンスでアウトプット できることを目標とする。全員が英語でプレゼンテーションを行う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 Spain 第 3 回 Travel adventures: at the airport 第 4 回 Peru 第 5 回 Travel adventures: at the hotel 第 6 回 New York City 第 7 回 Travel adventures: getting directions 第 8 回 Antarctica 第 9 回 Travel adventures: health problems 第 1 0 回 India 第 1 1 回 Travel adventures: shopping 第 1 2 回 Egypt 第 1 3 回 Travel adventures: home viist 第 1 4 回 Italy 第 1 5 回 Review ④ 授業時間外の学習 リスニング・ライティング課題、プレゼンテーション準備 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:小テスト、課題、授業での発言、演習、プレゼンテーション ⑥ 履修上の注意など 授業には必ず辞書と教科書を持参すること。課題を仕上げること。全員が与えられたテーマでプレゼンテーシ ョンを行う。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『Globe Trotters』 Camella Lieske 著 センゲージ・ラーニング 参考書:随時紹介する。 − 19 − 中国語コミュニケーション (E21260) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 佟 曉寧 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい この講義は中国語の入門クラスで、発音、基礎文法、挨拶の言葉、会話文を勉強します。発音段階に DVD(発 音要領)などを見ながら勉強し、同時にあいさつの言葉も勉強します。その後、日本人留学生中西くんの話を軸 に、自己紹介から、ホテルの宿泊、買い物など日常生活に役立つ会話文を勉強します。この勉強を通して中国語 の基礎文法、挨拶、簡単な会話をマスターすることを目指します。同時に中国の世界遺産、町と暮らし、伝統文 化などを紹介します。 ② 学習の到達目標 発音 中国語発音表記(ピンイン)をマスターする。 挨拶 文法にこだわらず、簡単な日常挨拶ができる。 文法 基礎文法の勉強により、簡単な文章が作れる。 会話 簡単な日常会話ができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 第 1 課 中国語の音節・声調・単母音(DVD 視聴) 第 2 回 第 2 課 子音 1・挨拶の言葉(DVD 視聴) 第 3 回 第 3 課 子音 2・複母音・挨拶の言葉( DVD 視聴) 第 4 回 第 4 課 子音・鼻音・挨拶の言葉( DVD 視聴) 第 5 回 発音のまとめ 第 6 回 第 5 課 名前の言い方とたずね方 第 7 回 第 6 課 BE 動詞「是」・助詞「的」 第 8 回 第 5・6 課のまとめ 第 9 回 第 7 課 中国語の語順( S・V・O )・連動文 第 1 0 回 第 8 課 助動詞「想」・動詞「有」・指示代名詞 第 1 1 回 第 7・8 課のまとめ 第 1 2 回 第 9 課 動詞「在」・方位詞・前置詞・場所代名詞 第 1 3 回 第 10 課 数の言い方・お金」の言い方・形容詞の文 第 1 4 回 第 9・10 課のまとめ 第 1 5 回 総合復習(レポート指導) ④ 授業時間外の学習 教科書中心の授業なので、予習、復習をするのは大切です。 教科書付属の CD を事前に聞くのは重要です。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 30% 20% 0% 「定期試験」:レポート(簡単な自己紹介) 「平常点」:積極的な授業参加・受講態度 「製作物・実技など」:課題提出 ⑥ 履修上の注意など 積極的な授業参加を期待します。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『しゃべってもいいとも…中国語』 陳淑梅・劉光赤 朝日出版社 2010 − 20 − 多文化コミュニケーション (E21270) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 金 千秋 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 文化とは「人が生きる、生活する中で生まれる」ものである。人間が知識や研究の中から生み出す文明とは違い、 生きるということに直結している。時代が新しくなるごとに、人の往来のスピードは増し文化が世界を移動する。 日本社会にも多種多様な文化の流入が起こりそれらを「異なるもの」として排除する社会現象もあるが、次代の 人材を心豊かな「ひと」として育成するためには、これら「違う文化」との「対話」「交流」「出会い」が必須で ある。本学のある神戸・長田は、歴史的に多様な文化背景をもつ人々が共に生活する「まち」であり、そのこと が大きなファクターとなって、1995 年の阪神・淡路大震災での「まちづくり」は形成された。この立地的多様 性に基づき、実例を挙げながら未来の教育現場で出会うはずの多様な文化背景を持つ子ども達への目線を培いた い。 ② 学習の到達目標 コミュニケーションを通じて、自他の違いの気づき。その気づきから自分自身の内面理解と自主的発言。事象 に対する論理の形成。そして将来の教室運営のなかにある自分自身の姿とリンクしてイメージする。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 大学の位置する地域の歴史をたどる。地域の中の多文化、文化交流を紐解く。 第 2 回 多文化コミュニケーションの 15 回の授業で求めるところの共有理解。 第 3 回 震災から見えたもの、阪神淡路大震災と東日本大震災。 第 4 回 教科書を中心に授業進行。授業理解のためのショートリポート ①震災 第 5 回 教科書を中心に授業進行。授業理解のためのショートリポート ②人権 第 6 回 多様な背景を持つ人々からの発信を DVD1。授業理解のためのショートリポート 第 7 回 各自の感想文を題材に、ワークショップを行う。 第 8 回 教科書を中心に授業進行。授業理解のためのショートリポート ③自己認識 第 9 回 教科書を中心に授業進行。授業理解のためのショートリポート ④平等 第 1 0 回 多様な背景を持つ人々からの発信を DVD1。授業理解のためのショートリポート 第 1 1 回 各自の感想文を題材に、ワークショップを行う。(どこかの回で学外授業を実施予定) 第 1 2 回 教科書を中心に授業進行。授業理解のためのショートリポート ⑤違いと差別 第 1 3 回 教科書を中心に授業進行。授業理解のためのショートリポート ⑥教育の根源 第 1 4 回 各自の感想文を題材に、ワークショップを行う。ショートリポート 第 1 5 回 最終ワークショップ、コミュニケーションの集大成。 ④ 授業時間外の学習 教科書は実際の教育現場で非常に役立つものだと考えている。授業前に設問を読んで自分に引き付けた経験に ついて、考えておくことが非常に重要である。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 30% 20% 10% 「定期試験」:レポート 「平常点」:授業出席率・授業参加意欲・発表 「製作物・実技など」:ショートレポート 「その他」:ワークショップなどでの積極性 ⑥ 履修上の注意など 地域との生のふれあいを行う神戸常盤大学ボランティアセンターなどへの積極的参加に期待。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『知ってますか?人権教育一問一答 第 2 版』 森実 著 解放出版社 − 21 − プレゼンテーション技法 (E21290) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 髙松 邦彦 5 号館 3 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 専門職者として実験結果や実践報告、研究成果などを他者にわかりやすく伝えることは重要である。本科目で は、効果的なプレゼンテーションに必要な基本的技法について学習し、 存在感のあるプレゼンテーターとなる素 養を身につけることをめざす。具体的には、以下の通り。①地域コーディネータに協力していただいて地域に出 てフィールドワークを行う。②その内容をプレゼンテーションの論理構成や視覚物の活用技法、質疑応答の技法、 さらにあがり克服法や聞き手をひきつける技法などを学ぶ。③発表は、地域へ出向き、地域の方々に対して行い、 助言をいただく。④自分の発表を動画に撮影し、後にそれをみて自己分析することで、プレゼンテーションのス キルアップを目指す。 ② 学習の到達目標 各自の発表をビデオで撮影し、自分のプレゼンテーションの長所・短所を知り、より良いプレゼンテーション を目指す。さらに、グループでアイデアを考えるブレインストーミングや、プレゼンテーションにおけるストー リーの作成方法についても理解を深めることで、卒業研究や社会に出たときに活かせることをねらう。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 プレゼンテーションとは 第 2 回 プレゼンテーション作成の基本技術 I(アイデア出し等) 第 3 回 プレゼンテーション作成の基本技術 II(ブレインストーミング等) 第 4 回 プレゼンテーションの作成①―I(スライド作成) 第 5 回 プレゼンテーションの作成①―II(発表原稿作成) 第 6 回 プレゼンテーションの発表①―I(各自発表(人数制限により半数)) 第 7 回 プレゼンテーションの発表①―II(各自発表(人数制限により残りの半分)) 第 8 回 プレゼンテーションの作成②(各自の発表内容を見直して、修正) 第 9 回 プレゼンテーションの発表②―I(各自発表(人数制限により半数)) 第 1 0 回 プレゼンテーションの発表②―II(各自発表(人数制限により残りの半分)) 第 1 1 回 プレゼンテーションの作成③(スライド・発表原稿作成) 第 1 2 回 プレゼンテーションの発表③―I(各自発表(人数制限により半数)) 第 1 3 回 プレゼンテーションの発表③―II(各自発表(人数制限により残りの半分)) 第 1 4 回 補足とまとめ 第 1 5 回 理解度の確認 ④ 授業時間外の学習 発表の準備をきちんとすること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:レポート 「平常点」:授業参加・受講態度・課題提出など ⑥ 履修上の注意など 各自が興味を持って、積極的にプレゼンテーションを行うことが大切なので、出席することが大事である。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:適宜紹介する。 − 22 − 保 育 原 理 (E22000) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 中田 尚美 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 保育の理念、役割、制度、実践について全般的な理解を深める。保育の目標、方法、計画、評価について学ぶ とともに、諸外国及び日本における保育の現状と課題について理解を深め、より広い視野で俯瞰的に保育につい て考える。 ② 学習の到達目標 保育の理念、役割、制度、方法、計画、評価について説明できる。小学校以降の教育とは異なる保育の特性に ついて記述できる。国内外の保育の実際に関心を持ち、より広い視野で保育の意義や課題を考えることができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 保育とは何か 第 2 回 子どもの育ちと絵本、児童文化財 第 3 回 日本の保育制度―幼稚園、保育所、認定こども園 第 4 回 保育所保育指針と幼稚園教育要領 第 5 回 欧米の保育の歴史 第 6 回 日本の保育の歴史 第 7 回 子どもの世界を理解する―DVD 鑑賞― 第 8 回 保育の特性と保育実践 第 9 回 保育の方法 第 1 0 回 保育の計画と評価 第 1 1 回 保護者支援 第 1 2 回 諸外国の保育の現状と課題 第 1 3 回 日本の保育の現状と課題 第 1 4 回 保育者の専門性 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 新聞、参考図書などを読み、保育に関する考えをまとめる。授業時に求められた課題に取り組む。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業時に出す課題への取り組み ⑥ 履修上の注意など 提出物、発表など期日を厳守すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『保育原理』 戸江茂博編 あいり出版 『最新保育資料集 2016』ミネルヴァ書房 参考書:適宜紹介する。 − 23 − 教 育 原 理 (E22010) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 必修 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 光成 研一郎 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 従来の教育観が大きく揺らぎ、信頼を失いつつある一方で、今日ほど教育の必要性が叫ばれている時代もない。 それゆえに今教育が根本的、原理的に問われなければならないのである。この教育原理においては、教育とは何 か、教育の目指すところは何かといったことを原理的に考察していくとともに、教育の思想ならびにその歴史に ついても考察を加えていく。 ② 学習の到達目標 教育の基礎的概念、理論、歴史に関する体系的知識を修得することをめざす。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 教育の語義と概念・理念 第 2 回 教育の必要性と可能性 第 3 回 教育の目的 第 4 回 教育の歴史・思想 第 5 回 教育の基礎的概念と諸理論 第 6 回 家庭教育の特質と機能 第 7 回 現代家庭教育の抱える課題 第 8 回 学校教育の特質と機能 第 9 回 現代学校教育の抱える課題 第 1 0 回 社会教育の特質と機能 第 1 1 回 教育制度 第 1 2 回 生涯学習時代の学び 第 1 3 回 教育の課程 第 1 4 回 教育の実践 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 講義終了後に次回の授業テーマについて予告をするので、教科書や資料などを読み、授業に臨むこと。予習・ 復習の課題を適宜指示する。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:授業終了後に筆記試験を実施する。 「平常点」:授業に臨む態度、授業中に行う小テスト、BRD、課題の提出状況などを含む。 ⑥ 履修上の注意など 講義内容にのっとったレポートの提出を求めることがある。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『人間形成のイデア』 武安宥 昭和堂 参考書:適宜紹介する。 − 24 − 社 会 福 祉 (E22020) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 1 前期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 橋本 好市 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 現代社会における社会福祉の意義について、自らの生活に即した視点で考えとらえることを大切にする。社会 全体の幸福と個人の幸福について、それぞれマクロ・ミクロの視野を持ち、理念や制度について法体系を踏まえ つつ学び、各領域の具体的な援助についても理解を促す。社会福祉の究極的な目標は国民の幸福追求にある。し かし、その幸せへの価値観が多様化し、その真の意味の理解が難しい時代である。自らの幸せを軸に据えながら 社会や児童の幸せについての深い理解ができるようにする。 ② 学習の到達目標 社会福祉全体の理念とその概要についての知識を得る。また社会福祉の各領域に関する概念や制度について理 解をする。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 現代社会と社会福祉の意義 第 2 回 社会福祉の理念と概念 第 3 回 社会福祉の法体系 第 4 回 社会福祉サービスの概要と専門職 第 5 回 社会福祉専門職の専門性と倫理 第 6 回 保育と社会福祉の関係性 第 7 回 社会福祉援助の原理原則 第 8 回 生活保護制度の原理原則 第 9 回 生活保護制度の扶助類型 第 1 0 回 障害の捉え方 第 1 1 回 障害福祉の理念 第 1 2 回 障害福祉サービス 第 1 3 回 近年の利用者保護の制度 第 1 4 回 社会福祉の今後の動向 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 子ども・障害・貧困・病気・年金・保健等のキーワードで社会の事象について興味関心を持つ。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 90% 10% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験を実施。 「平常点」:受講態度 ⑥ 履修上の注意など 広くこどもに関わる学問の基礎となる授業である。こどもの基礎的な理解をできるように社会との関わりでと らえていくことに留意すること。 再試験は実施しない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『ワイド版 社会福祉小六法(資料付)』 ミネルヴァ書房 『保育と社会福祉』 橋本好市編 みらい出版 参考書:その都度適宜紹介。 − 25 − 発 達 心 理 学 Ⅰ (E22030) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 柳原 利佳子 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 人間の発達過程を生涯発達の視点から検討する。人間発達を受精から死に至るまでの一生涯を対象として捉え、 さまざまな現象を心理学的側面から概説する。特に、本講義では胎児期・乳児期・幼児期・児童期を扱う。個体 の発達的変化のイメージを描き、各発達段階における理論と自分自身の経験とをすり合わせることにより、人間 発達に関する一層の理解を深めることを目的とする。 ② 学習の到達目標 効果的な教育や保育を展開するために,子どもの発達について各発達段階の特徴を理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 発達とは 第 2 回 胎児期の発達 第 3 回 乳児の知覚発達 第 4 回 発達の一般的傾向 第 5 回 発達初期におけるヒトの特殊性 (小テスト1) 第 6 回 野生児の記録 第 7 回 愛着理論と親子関係 第 8 回 愛着行動と測定 第 9 回 感情の発達 (小テスト2) 第 1 0 回 心の理論 第 1 1 回 思考の発達 第 1 2 回 発達観・子ども観 第 1 3 回 発達段階 第 1 4 回 発達課題 第 1 5 回 補足とまとめ (小テスト3) ④ 授業時間外の学習 人間の生涯発達に関して、興味、関心を持ち、ニュース等の情報に積極的に注目する意識をもつこと。また、 毎回復習チェックもしくは小テストを実施するので、授業の中で出てきた専門用語など、授業後にその都度まと めて整理しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 55% 45% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:小テスト・小レポートなど ⑥ 履修上の注意など 私語厳禁。積極的な授業参加を期待します。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『子どもとかかわる人のための心理学』 沼山博・三浦主博編著 萌文書林 参考書:適宜紹介する。 − 26 − 基礎研究演習Ⅰ (E22200) 2 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 1 通年 必修 - 演 習 担当者名 研究室 ◎中田 尚美 7 号館 5 階 他 E 科教員 研究室 他 ① 授業の概要・ねらい 本授業は、大学で学ぶにあたっての基礎となる学習スキル・研究態度を身につけ、また将来の進路選択にかか わるとしての保育・教育現場の職務内容と、自己理解を深めることを目的とする。 ② 学習の到達目標 大学生活を送るうえで必要な文献検索方法等研究的態度を身につける。研究手法・文献検索・レジュメ・レポ ート作成・プレゼンテーション技法等の基礎を学ぶ。保育・教育現場の職務内容を知り将来の進路選択の判断材 料とする。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション(本講座の目的・学生生活上の留意事項・履修カルテ等) 合同 第 2 回 学科における専門的学びの意義を理解する 合同 第 3 回 就職・専門職への計画と見通し、勉強方法について理解する 希望コース毎 第 4 回 文献検索方法と引用ルール・図書館分類の理解し個人のテーマ研究に 希望コース毎 活かす 第 5 回 乳幼児に関わるしごとを理解する 合同 第 6 回 小学校のしごとを理解する 合同 第 7 回 レジュメ・レポート作成の技法とルールを学ぶ 希望コース毎 第 8 回 プレゼンテーション技法とルールを学ぶ 希望コース毎 第 9 回 自己・他者理解、研究的態度の理解①受講・学ぶ態度を身につける ゼミ* 第 1 0 回 自己・他者理解、研究的態度の理解②個人面談等 ゼミ* 第 1 1 回 自己・他者理解、研究的態度の理解③基礎ゼミ交流会等 ゼミ* 第 1 2 回 自己・他者理解、研究的態度の理解④研究テーマに沿った文献検索等 ゼミ* 第 1 3 回 前期の振り返り ゼミ* 第 1 4 回 自己・他者理解、研究的態度の理解⑤学びのテーマを設定する等 ゼミ* 第 1 5 回 自己・他者理解、研究的態度の理解⑥研究テーマをまとめていく ゼミ* 第 1 6 回 自己・他者理解、研究的態度の理解⑦発表資料作成について ゼミ* 第 1 7 回 自己・他者理解、研究的態度の理解⑧発表準備等 ゼミ* 第 1 8 回 自己・他者理解、研究的態度の理解⑨個人研究の発表等 ゼミ* 第 1 9 回 観察実習 事前指導 ゼミ* 第 2 0 回 観察実習 保育者養成コース:保育所 希望コース毎 観察実習 教員養成コース:幼稚園(認定こども園) 第 2 1 回 観察実習 保育者養成コース:保育所 希望コース毎 観察実習 教員養成コース:幼稚園(認定こども園) 第 2 2 回 観察実習 保育者養成コース:幼稚園(認定こども園) 希望コース毎 観察実習 教員養成コース:小学校 第 2 3 回 観察実習 保育者養成コース:幼稚園(認定こども園) 希望コース毎 観察実習 教員養成コース:小学校 第 2 4 回 観察実習 保育者養成コース・教員養成コース:児童福祉施設 希望コース毎 第 2 5 回 観察実習 保育者養成コース・教員養成コース:児童福祉施設 希望コース毎 第 2 6 回 観察実習 事後指導 ゼミ* 第 2 7 回 施設のしごとを理解する 合同 第 2 8 回 将来のために知っておきたい社会のしくみ 合同 第 2 9 回 一年間の振り返りとまとめ ゼミ* 第 3 0 回 将来の進路に向けて(2 年生コース説明及びコース希望確定調査) 合同 *:「ゼミ」:少人数(20 名程度)にて構成したクラスに各担任を配置して行う授業形態。 − 27 − ④ 授業時間外の学習 子どもにかかわる専門職に就く上での自覚をもって受講すること。常に新聞を読み、ニュースに耳を傾けるな どして、子どもに関連することも含めた社会情勢に敏感でいること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 100% 0% 0% 「平常点」:観察実習参加態度、事前事後指導参加態度、各回合同ゼミ出席態度、各ゼミ出席態度等、 課題提出等 ⑥ 履修上の注意など コースにて定められた全ての観察実習に出席しなければならない。 無断欠席は認めない。 真摯な態度で実習や授業に臨むこと。 追再試は行わない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:プリント等各担当者より随時資料等を配布する。 − 28 − 児 童 家 庭 福 祉 (E23030) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 1 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 橋本 好市 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 少子高齢社会にある現在において、安心してこどもを健やかに産み育てることをはじめ、生活上の多様な課題 を抱える家庭とその子どもへの社会的課題が山積している。また社会全体でこどもを育てるという認識のもと、 社会の財産である子どものより良い発達と成長のために児童家庭福祉の取り組みがある。児童家庭福祉の理念や 制度や実践について、法体系を踏まえつつその制度等について学んでいく。保育士は児童福祉法に定められる、 児童福祉の専門職であり、専門職としてふさわしい知識と技術の獲得の第一歩となるように真摯な態度による受 講を期待する。 ② 学習の到達目標 児童福祉についての基本的な理念・事項の理解ができる。現代社会における児童家庭福祉に関する事象に興味・ 関心を持ち、自分なりの見解を持つことができるようになる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 現代社会と児童家庭福祉 第 2 回 こどもの理解 第 3 回 こどもを取り巻く社会状況 第 4 回 児童家庭福祉の歴史 第 5 回 こどもの権利と児童家庭福祉 第 6 回 児童家庭福祉と関係法規 第 7 回 児童家庭福祉と制度・機関 第 8 回 児童福祉施設類型と設置基準 第 9 回 少子化と子育て支援対策 第 1 0 回 児童虐待と家庭支援 第 1 1 回 特別な支援を要する児童へのサービス 第 1 2 回 多様な保育ニーズと保育 第 1 3 回 児童家庭福祉の専門職 第 1 4 回 児童家庭福祉の動向 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 日常の生活の中においてこどもの存在に気付き、こどもたちがどのような生活を送っているのかについて関心 をもつ。自分自身の幼少期を振り返り、かかわってきた施設や・機関などについて理解をしておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 90% 10% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験を実施。 「平常点」:受講態度 ⑥ 履修上の注意など 広くこどもに関わる学問の基礎となる授業である。こどもの基礎的な理解をできるように社会との関わりでと らえていくことに留意すること。 再試験は実施しない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『ワイド版 社会福祉小六法(資料付)』 ミネルヴァ書房(前期「社会福祉」に同じ) 参考書:『保育と社会福祉』 橋本好市編 みらい出版 その都度適宜紹介。 − 29 − 保 育 内 容 総 論 (E23320) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 中田 尚美 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 保育の全体的な構造を知り、保育内容の歴史的変遷を学び、子どもの発達特性を踏まえた保育内容のあり方、 保育の多様な展開について理解を深める。保育内容の各論および具体的な保育実践を展開する基盤を培う。 ② 学習の到達目標 幼稚園、保育所の保育の基本と、保育内容の全般的な構造を説明できる。 保育内容の各論および具体的な保育実践を展開する作業に取り組む。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 保育内容を学ぶ必要性 第 2 回 子ども理解と保育内容 第 3 回 保育内容の基準としての幼稚園教育要領、保育所保育指針 第 4 回 環境を通して行う保育 第 5 回 乳児の生活と保育内容 第 6 回 幼児の生活と保育内容 第 7 回 保育内容の実践的理解 1 自然と環境 第 8 回 保育内容の実践的理解 2 季節と行事 第 9 回 保育内容の実践的理解 3 児童文化財 第 1 0 回 遊びと生活 第 1 1 回 保育の多様な展開と保育内容 第 1 2 回 保育内容の変遷 第 1 3 回 保幼小の連携と保育内容 第 1 4 回 現代社会と保育内容 これからの保育内容を考える 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 生活、遊び、伝承文化、行事、自然などに日頃から興味関心を持つ。保育の現代的課題に関する新聞記事や書 物を読む。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:小レポート、口頭発表、授業時に出す課題への取り組み ⑥ 履修上の注意など 提出物、発表などの期日を厳守する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『こどもの生活・環境・遊びに向き合う』 神田伸生編 萌文書林 参考書:適宜紹介する。 − 30 − 保 育 内 容( 言 葉 ) (E23350) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 髙橋 司 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 ① 授業の概要・ねらい ヒトは、出生後わずか 1 年という歳月を経て、「ことば」を発することにより相手と交流できるようになる。 授業では、この人と人を結びつけるコミュニケーション手段としての、ことばの発達過程を探り、保育実習や保 育現場で役立つ、ことばを伸ばす保育内容・教育内容を創造していく。担当者による講義と、受講者によるグル ープワークを設け、言葉の機能(講義形式)と言葉を促す保育内容(演習形式)を探る。 ② 学習の到達目標 ことばの機能と言語獲得の過程を理解し、保育現場で必要となる、ことばを促す保育内容や保育技術を身につ ける。本講義で学んだ内容を、保育実習や保育現場などで生かしていくことを到達目標とする。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 幼稚園教育におけることばの教育の歴史 第 2 回 領域「言葉」のねらいと内容 第 3 回 ことばの発達過程① 0、1、2、3 歳児 第 4 回 ことばの発達過程② 4、5 歳児 第 5 回 聞くこと、話すことの指導 第 6 回 読むこと、書くことの指導 第 7 回 絵本の世界①~絵本の理解と選び方~ ことばを育むあさび①〜呼びかけ、劇あそび、ごっこ〜 第 8 回 絵本の世界②~絵本の読み方~ ことばを育むあさび②〜手あそび、指あそび、ことばあそ〜 第 9 回 ことばを育む視聴覚文化財①(おはなし) 第 1 0 回 ことばを育む視聴覚文化財②(ペープサート) 第 1 1 回 ことばを育む視聴覚文化財③(紙芝居) 第 1 2 回 ことばを育む視聴覚文化財④(エプロンシアター) 第 1 3 回 ことばを育む視聴覚文化財⑤(絵本) 第 1 4 回 ことばを育む視聴覚文化財⑥(パネルシアター) 第 1 5 回 ことばを育む視聴覚文化財(パネルシアターを創る) ④ 授業時間外の学習 「ことばを促す保育教材(絵本、紙芝居、ペープサート、エプロンシアター、パネルシアター、手遊びなど) に触れておいてください。身の回りの子どもたちが発することばに耳を傾け、聴き取っておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 0% 10% 10% 「定期試験」:筆記試験 「製作物・実技など」:教材製作や発表課題 「小テスト」随時確認のため小テストを実施する ⑥ 履修上の注意など 言語発達の理論だけではなく、自ら「ことば」を表し、相手の「ことば」を受け止めるコミュニケーションを 楽しむ姿勢を持って受講してください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『新装改訂版 乳幼児のことばの世界〜聞くこと・話すことを育む知恵〜』 宮帯出版 髙橋司 2014 年 参考書:『保育における子ども文化』 髙橋司他 2015 年 『パネルシアター保育 12 ヶ月』 髙橋司 ミヤオビパブリッシング 2015 年 − 31 − 音 楽 Ⅰ (E24060) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 研究室 ◎瀬川 和子 戸川 晃子 7 号館 5 階 榊原 契保 研究室 他 山﨑 祥代 藤内 恭子 ① 授業の概要・ねらい 幼児教育、および小学校における音楽指導で必要となる技能を学ぶ。基礎的な音楽理論や楽典を理解し、読譜の力を 身につけるとともに、鍵盤楽器の基礎的な奏法を習得し、各自のレベルにあった楽曲に取り組むことで、童謡・唱歌の伴奏 等への応用力をつけるための導入編 ② 学習の到達目標 ・音楽に関する基礎的な知識の理解 ・保育者・教員として、こどもの気持ちに合わせて表現できるピアノ演奏技術の習得 ・各調性および各調の主要三和音の理解 ・童謡・唱歌の歌唱と伴奏技術の習得 ※別途配布する進度別の到達目標を目指すこと ③ 授業の内容・計画 第 1 回 進度調査 ピアノの構造について 演奏に適した姿勢と指の形 第 2 回 バイエル 基礎の楽典(音符と休符) 第 3 回 バイエル 基礎の楽典(音符と休符) 第 4 回 バイエル 基礎の楽典(音階) 第 5 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 童謡・唱歌の伴奏 ハ長調の主要三和音の習得 第 6 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 ハ長調の主要三和音による伴奏付け 第 7 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 童謡・唱歌の伴奏 ト長調の主要三和音の習得 第 8 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 ト長調の主要三和音による伴奏付け 第 9 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 童謡・唱歌の伴奏 ニ長調の主要三和音の習得 第 1 0 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 ニ長調の主要三和音による伴奏付け 第 1 1 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 童謡・唱歌の伴奏 イ長調の主要三和音の習得 第 1 2 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 イ長調の主要三和音による伴奏付け 第 1 3 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 童謡・唱歌の伴奏 へ長調の主要三和音の習得 第 1 4 回 バイエル他各自の進度に応じた楽曲 へ長調の主要三和音による伴奏付け 第 1 5 回 前半の補足とまとめ 理解度の確認 ④ 授業時間外の学習 実技中心であるので、予習・復習が不可欠である。ピアノおよび弾き歌いの「毎日」の練習を習慣化すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 50% 20% 0% 「定期試験」:ピアノ実技 「平常点」:受講態度・授業参加度・演奏発表 「製作物・実技など」:童謡・唱歌・各自の進度に応じた楽曲の演奏 ⑥ 履修上の注意など ・前回授業の復習および予習として授業回の課題練習をして、積極的に授業に取り組むこと。 ・自宅に楽器がない場合には、練習には大学のピアノを活用すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『標準バイエル教則本』 全音出版社 『ブルグミュラー 25 の練習曲』 全音出版社 『こどものうた 200』 小林美実編 チャイルド本社 『やさしい弾き歌い 75』 植田光子編著 音楽之友社 『最もわかりやすい楽典入門』 橋内良枝・坪野春枝共著 ケイ・エム・ピー 参考書:随時紹介する − 32 − 音 楽 Ⅱ (E24070) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 後期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 研究室 ◎瀬川 和子 戸川 晃子 7 号館 5 階 榊原 契保 研究室 他 山﨑 祥代 藤内 恭子 ① 授業の概要・ねらい 「音楽Ⅰ」の学習を踏まえ、幼児教育、および小学校における音楽指導で必要となる技能を学ぶ。基礎的な音 楽理論や楽典を理解し、読譜の力を身につけるとともに、鍵盤楽器の基礎的な奏法を習得し、各自のレベルにあ った楽曲に取り組むことで、童謡・唱歌の伴奏等への応用力をつける基礎編 ② 学習の到達目標 ・音楽に関する基礎的な知識の理解 ・保育者・教員として、こどもの気持ちや動きに合わせて表現できるピアノ演奏技術の習得 ・各調性および各調の主要三和音の理解 ・童謡・唱歌の歌唱と伴奏技術の習得 ※別途配布する進度別の到達目標を目指すこと ③ 授業の内容・計画 第 1 回 各自の進度に応じた課題 童謡・唱歌の弾き歌い 移調と伴奏付け 第 2 回 各自の進度に応じた課題 ホ長調の主要三和音の習得 第 3 回 各自の進度に応じた課題 ホ長調の主要三和音による伴奏付け 第 4 回 マーチの速度 イ短調の主要和音の習得 第 5 回 駆け足の速度 第 6 回 スキップのリズムと速度 第 7 回 ギャロップのリズムと速度 第 8 回 マーチ・スキップ・ギャロップのリズムと速度 第 9 回 各自の進度に応じた課題 童謡・唱歌の弾き歌い (物語) 第 1 0 回 各自の進度に応じた課題 童謡・唱歌の弾き歌い (春) 第 1 1 回 各自の進度に応じた課題 童謡・唱歌の弾き歌い (夏) 第 1 2 回 各自の進度に応じた課題 童謡・唱歌の弾き歌い (秋) 第 1 3 回 各自の進度に応じた課題 童謡・唱歌の弾き歌い (冬) 第 1 4 回 各自の進度に応じた課題 童謡・唱歌の弾き歌い (動物) 第 1 5 回 各自の進度に応じた課題 童謡・唱歌の弾き歌い ④ 授業時間外の学習 実技中心であるので、予習・復習が不可欠である。ピアノおよび弾き歌いの「毎日」の練習を習慣化すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 50% 20% 0% 「定期試験」:ピアノ実技 「平常点」:受講態度・授業参加度・演奏発表 「製作物・実技など」:童謡・唱歌・各自の進度に応じた楽曲の演奏 ⑥ 履修上の注意など ・前回授業の復習および予習として授業回の課題練習をして、積極的に授業に取り組むこと。 ・自宅に楽器がない場合には、練習には大学のピアノを活用すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『標準バイエル教則本』 全音出版社 『ブルグミュラー 25 の練習曲』 全音出版社 『こどものうた 200』小林美実編 チャイルド本社 『やさしい弾き歌い 75』植田光子編著 音楽之友社 『最もわかりやすい楽典入門』橋内良枝・坪野春枝共著 ケイ・エム・ピー 参考書:随時紹介します − 33 − 図 画 工 作 Ⅰ (E24110) 時間数 /単位 2 演 習 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 通年 選択 資格取得要件 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 担当者名 研究室 ◎藤本由佳利 7 号館 5 階 市川 陽子 研究室 他 ① 授業の概要・ねらい 「芸術は答えを用いないで人間を教育する唯一の手段である。」これはバーナード・ショーの言葉である。子ど もにとっての造形表現は、知性と感情の調和と発育に必要であり、人格形成に欠くことのできないものである。 本授業では、創造のための表現材料の特性を会得し、基礎的な造形表現の技術を習得する。また、自然やもの、 文化財などに親しむ経験を重ね、造形表現と言語表現を結びつける活動の展開を考えながら、子どもの生活環境 を整えることを学ぶ。 ② 学習の到達目標 固定観念を打ち破り、素直にものを観察する目と、描画力および豊かな色彩感覚を養い、保育・教育に必要な 技術を習得する。また、自ら作り出す喜びを味わうとともに豊かな情操を養う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 デッサン① 素直に観る 第 3 回 デッサン② 素直に観る 第 4 回 デッサン③ かたちを捉える 第 5 回 デッサン④ かたちを捉える 第 6 回 デッサン⑤ 立体を捉える 第 7 回 デッサン⑥ 立体を捉える 第 8 回 デッサン⑦ 動きを捉える 第 9 回 ドローイング① 線を楽しむ 第 1 0 回 ドローイング② 線を楽しむ 第 1 1 回 コラージュによる画面構成① 第 1 2 回 コラージュによる画面構成② 第 1 3 回 クロッキー① 動きを捉える 第 1 4 回 クロッキー② 動きを捉える 第 1 5 回 鑑賞とまとめ 第 1 6 回 水彩画① 静物写生 Ⅰ-1 無彩色を使わずに描画する 第 1 7 回 水彩画② 静物写生 Ⅰ-2 無彩色を使わずに描画する 第 1 8 回 水彩画③ 静物写生 Ⅱ-1 混色に慣れる 第 1 9 回 水彩画④ 静物写生 Ⅱ-2 混色に慣れる 第 2 0 回 水彩画⑤ 静物写生 Ⅲ-1 無彩色も使って描く 第 2 1 回 水彩画⑥ 静物写生 Ⅲ-2 無彩色も使って描く 第 2 2 回 風景写生 第 2 3 回 木版画① 下絵デザイン・ラフスケッチ 第 2 4 回 木版画② ラフスケッチに彩色・トレース 第 2 5 回 木版画③ 彫り 版木の扱いなど 第 2 6 回 木版画④ 彫り 彫刻刀の使い方ほか 第 2 7 回 木版画⑤ 彫り 彫り進む 第 2 8 回 木版画⑥ 刷り 1版1色刷り 第 2 9 回 木版画⑦ 刷り 1版または2版多色刷り、手彩色など 第 3 0 回 パフォーマンスアート・グラフィティーアート まとめ 第 16 回から 29 回までは受講者が半分に分かれ、藤本(第 16 回~ 22 回)と市川(第 23 回~ 29 回)を交互 に受講する。 ④ 授業時間外の学習 各授業回前に伝えます。 − 34 − ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 50% 0% 「平常点」:制作・鑑賞に臨む姿勢 「製作物・実技など」:提出作品 ⑥ 履修上の注意など 授業時の取り組みを重視します。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。 参考書:随時紹介します − 35 − 体 育 Ⅰ (E24130) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 1 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 研究室 ◎近藤みづき 7 号館 2 階 木岡 正雄 研究室 他 ① 授業の概要・ねらい 幼児期から児童期は、様々な運動パターンとそのバリエーションを経験することによって、運動コントロール 能力を最も容易に高めることができる敏感期であると言われている。幼児期、児童期に獲得した動きかたは、子 どもが生涯にわたって身につける動きかたの基礎となる。本演習では子どもの運動発達をふまえた上で、幼児期、 児童期における各運動領域の内容や多様な運動、身体表現の意義を理解し、それらの考え方や基本的な技能を身 につける。さらに、これらの学習を効果的に進めていく指導方法や支援方法を学ぶ。 ② 学習の到達目標 ・各運動領域の内容や多様な運動、運動遊び、身体表現の内容を正しく理解する。 ・各運動領域の内容や多様な運動、運動遊び、身体表現の基本的な技能を身につける。 ・教育現場、保育現場で展開できるよう指導方法、援助方法を習得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 体つくり運動(体ほぐしの運動) 第 3 回 多様な動きを作る運動遊び①歩く・走る・跳ぶ・押す・引く 第 4 回 多様な動きを作る運動遊び②用具操作・力試し 第 5 回 大型用具を使った運動遊び①鉄棒 第 6 回 大型用具を使った運動遊び②マット 第 7 回 大型用具を使った運動遊び③跳び箱 第 8 回 身体表現遊び 第 9 回 走・跳の運動①かけっこ 第 1 0 回 走・跳の運動②折り返し走 第 1 1 回 走・跳の運動③障害走 第 1 2 回 ゲーム①鬼ごっこ 第 1 3 回 ゲーム②鬼遊び 第 1 4 回 ゲーム③ボールゲーム 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 ・幼児や児童の運動について関心を高め、メディア等で情報を収集しておくこと。 ・次回の授業内容について事前に調べておくこと。 ・授業後に記録する授業プリントを提出すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 40% 30% 30% 「平常点」:受講態度、積極性 「製作物・実技など」:提出物・実技 「その他」:レポート課題 ⑥ 履修上の注意など ・保育者、教育者として実際の指導場面を想定しながら受講すること。 ・体調管理し、暑さに負けない体づくりをすること。 ・学校指定のポロシャツを着用し、運動に適した服装、靴(室内用・屋外用)を用意すること。 ・アクセサリーは外すこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:随時プリントを配布する。 − 36 − 倫 理 学 (E11010) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 中野 康次郎 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 人が生きていく上で、倫理的な選択を迫られることは必ずあるだろう。そしてもしかすると、場合によっては そこに「正解」はないのかもしれない(いや、あるのかもしれない)。様々な倫理的問題に「正解」があろうと なかろうと、そのような問題に直面したとき、人は自分で考え、決断をしなければならない。授業で取り扱う予 定の様々な問題の検討を通じて、倫理的な問題をどのように考えていくべきか、受講者の皆さんと共に学んでい きたい。 ② 学習の到達目標 正解が無いかもしれないような問題について、自分の頭で考えることができるようになる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回「倫理」とは 第 2 回 愛 第 3 回 理性的/非理性的 第 4 回 主観的な価値/客観的な価値 第 5 回「不自然な」治療 第 6 回「郷に入っては郷に従え」 第 7 回 嘘 第 8 回 現実/理想 第 9 回 差別 第 1 0 回 人間/動物 第 1 1 回 環境 第 1 2 回 社会 第13回 悪 第 1 4 回 生きる意味 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 配布資料をよく読み、自分の考えを整理しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 60% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への参加態度、提出物 ⑥ 履修上の注意など この講義は、様々な倫理的問題を受講者に考えてもらうことを目的としています。大学生としての常識以外に 特別な予備知識は要求しませんが、「考える」ことは要求します。 考えたり文章を書いたりする事が苦手な方にとっては、この講義はかなりの「苦行」になると思われます。そ のことを踏まえた上で履修して下さい。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:資料を授業中に配布する。 参考書:必要に応じ、適宜授業中に紹介する。 − 37 − 人 体 の ふ し ぎ (E11050) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 2 後期 講 義 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎井本しおん 松田 正文 3 号館 3 階 野村 秀明 研究室 他 足立 了平 他 - ① 授業の概要・ねらい 健やかな成長のために重要な体の働きを理解し、こどもの心身の発達を支えるための知識を身につける。 (井本しおん) 赤血球、白血球、血小板 / 凝固因子など血液の働きとその異常による疾患について。 (松田 正文) 休むことなく働き続ける心臓、肺、排泄だけでなく内分泌臓器としても重要な腎臓の働き。 (野村 秀明) 胃のはたらき、肝臓の働き、について述べる。 (足立 了平) 老化予防法?食べること、噛むことが子供の成長や老化の予防にどう役立っているか。 (杉山 育代) 心臓、下肢血管、腸や胃を超音波で見て、人体の神秘さを一緒に感動しましょう。 (畑中 道代) 病原微生物から生体を守るために作られる抗体や予防注射のふしぎについて述べる。 (酒井 健雄) 尿の果たす役割について述べる。 (森松 伸一) 病原微生物と子供の病気について述べる。 (澤田 浩秀) 「こころ」は「からだ」をコントロールすることを、脳神経系の働きについて述べる。 ② 学習の到達目標 1)主要臓器の基本的な役割が理解できる。 2)身体活動の制御・連携のしくみの基本が理解できる 3)こころと体がどのように影響をおよぼしあうか、について基本的な理解ができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 肺の働きと心臓の役割について 第 2 回 酸素を運ぶ赤血球の働きと、貧血について 第 3 回 胃のはたらきについて 第 4 回 食べること噛むことと脳のはたらき 第 5 回 肝臓の働きについて 第 6 回 腎臓の働きについて 第 7 回 尿の果たす役割について 第 8 回 超音波で見る人体の不思議について 第 9 回 白血球の異常(1)アレルギー、特に食物アレルギーについて 第 1 0 回 災害と口のケア 第 1 1 回「こころ」と「からだ」の不思議な関係 第 1 2 回 病原微生物と子供の病気 第 1 3 回 白血球の異常(2)白血病について 第 1 4 回 ワクチンと免疫の働きについて 第 1 5 回 出血と止血 血友病について (担当者:松田) (担当者:井本) (担当者:野村) (担当者:足立) (担当者:野村) (担当者:松田) (担当者:酒井) (担当者:杉山) (担当者:井本) (担当者:足立) (担当者:澤田) (担当者:森松) (担当者:井本) (担当者:畑中) (担当者:井本) ④ 授業時間外の学習 担当教員から課題を課す予定。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験。問題は担当教員が分担作成する。 「平常点」:授業中の発表や課題への取り組み状況を評価する。 ⑥ 履修上の注意など 授業の順番は、担当者の都合等で変更されることがある。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:担当教員から講義中に提示する予定 − 38 − 政 治 学 (E11120) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 富岡 宣之* 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 政治学の概念・制度を学ぶとともに、他国との比較の中に日本の現状を捉えていく。さらに、政治がわれわれ の日常生活に関わり、子どもの健やかな成長に関わることをいくつかの課題から考察する。 ② 学習の到達目標 子どもたちに市民としての能力育成の素地を供するために、自らの政治的判断や批判力を高めること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 子どもと政治的社会化 第 2 回 政治と政治学 第 3 回 現代社会における国家 第 4 回 権力と支配、政治的リーダーシップ 第 5 回 自由民主主義体制 第 6 回 選挙 第 7 回 投票行動 第 8 回 世論とマスメディア 第 9 回 現代政治の座標軸 第 1 0 回 日本の現代の課題への評価と現代イデオロギー(1) リバタリアニズム、リベラリズム 第 1 1 回 日本の現代の課題への評価と現代イデオロギー(2) コミュニタリアニズム、コンサルドティズムなど 第 1 2 回 政党 第 1 3 回 政党制 第 1 4 回 官僚、利益集団 第 1 5 回 民主政治の現在 ④ 授業時間外の学習 次回授業内容の関連資料が配布された際には、受講前に一読すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 20% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業参加、授業態度、レポート ⑥ 履修上の注意など 毎回の出席カードに講義の感想・質問を書くことを義務づける。これが平常点の一部になる。また、質問につ いては、必要があれば、次回の授業で回答する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しないが、講義用資料を配布する。 参考書:随時紹介する。 − 39 − 野外あそび実践 (E11180) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 清水 勲夫 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 子どもの心身の発達、成長は日々の暮らしで養われる。その中で最も重要なものは身体活動を伴った「あそび」 である。子どもの頃の興味、関心に基づいた行動は身体の健全性、また他者との関わりを学ぶ絶好の機会ともなる。 しかし残念ながら今日の状況はその可能性に陰りが見えていることである。時間、仲間、空間の「三間」の低下、 弱体は子どもの、いや社会の将来にも不安をもたらしているといえよう。「あそび」の意味と実際を学びながら、 野外活動を中心とした指導者、支援者としてのスキルを実践的に学ぶ。 ② 学習の到達目標 子どもの成長とあそび、特に野外あそびについて学び、理念と安全管理のスキルを身に着けた実際現場で動け る指導者、支援者を目指す。希望者は公認資格(キャンプインストラクター)の取得(有料)が可能。 ③ 授業の内容・計画 (後期開始時に初回授業、11 月に 2 コマ、2 月に宿泊実習と残り授業を実施) 第 1 回 はじめに 科目のねらいと授業計画について 第 2 回 子どもの成長とあそび 第 3 回 あそびの実際① ~一人あそびから並行あそび、さらに仲間作りのあそび~ 第 4 回 指導援助の実際① ~野外活動、指導者、支援者としてのあり方~ 第 5 回 指導援助の実際② ~安全管理~ 宿泊実習に向けて 第 6 回 第 7 回 第6回~14回は1泊研修(野外実習)授業9回分 第 8 回 第 9 回 (実施内容) 第10回 野外あそびの実際、自然観察、クラフト、ウォークラリー 第11回 五感あそび(ネイチャーゲーム)、野外すいさん、野外生活技術 第12回 あそびの指導・援助の方法(グループワーク)、安全管理・救急法 他 第13回 第14回 第 1 5 回 全体ふり返り レポート提出 ④ 授業時間外の学習 専用の講習テキストを使用するので、実習後はその都度、該当箇所について確認チェックしておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 0% 50% 「平常点」:講義、野外実習の参加態度 「その他」:テーマレポートを課す(追再試験は実施しない) ⑥ 履修上の注意など 宿泊実習は実施前日に実費を徴収します。また希望者は全カリキュラムを履修後、補習(3コマ、4月実施) を受け、検定試験に合格すると、公益社団法人日本キャンプ協会認定のキャンプインストラクター資格が取得出 来ます。なお、検定は有料です。また資格取得後も年度会費が必要となります。詳細は初回授業で説明します。 40 名を大きく越える場合は抽選となる場合があります。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『キャンプ指導者入門』 (公社)日本キャンプ協会発行 − 40 − 英語コミュニケーションⅢ (E11250) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 脇本 聡美 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 1.外国語の学習者(learner)は、同時に使用者(user)であることを意識し、4技能をバランスよくスキル アップする。 2.英語絵本を使った活動を通して、幼児や児童の英語学習の意義について理解する。 ② 学習の到達目標 1.英語を使ってできることを増やしていこうとする工夫や学習の習慣を身につける。 2.英語絵本を英語学習の教材ととらえ、絵本を使った活動を創り発表する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション Swimmy 第 2 回 New York City/ No, David! 第 3 回 New York City/ Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? 第 4 回 Cambodia/ The Foot Book What’s in the Witch’s Kitchen 第 5 回 Cambodia/ 英語絵本を使った活動創作のオリエンテーション 第 6 回 Italy/ 英語の音声的特徴 第 7 回 Italy/ グループワーク1 テキストの英語絵本選択 第 8 回 Italy/ グループワーク 2 ディスカッション 第 9 回 Mars/ グループワーク 3 活動のアウトライン作成 第 1 0 回 Mars/ グループワーク 4 指導案作成 第 1 1 回 グループワーク 5 教材準備とリハーサル 第 1 2 回 英語絵本を使った活動発表 (グループ 1 から 3) 第 1 3 回 英語絵本を使った活動発表 (グループ 4 から 5) 第 1 4 回 活動発表の振り返り 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 レポート、グループ発表のための準備の取り組み ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 60% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:課題、授業での取り組み、活動発表、レポート ⑥ 履修上の注意など 初等英語教育の理解を深めることを目標の一つとしており、3 年次の小学校教諭免許状取得必修科目「英語教 育論」につながる授業内容なので、「英語教育論」を履修する学生はこの科目も履修することが望ましい。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『Globe Trotters』 Camella Lieske 著 センゲージ・ラーニング (2015 年度購入済み) 参考書:『想像力を触発する教育』キエラン・イーガン 北大路書房 『アメリカの小学校ではこうやって英語を教えている―英語が話せない子どものための英語習得プログ ラムライミング編 』 リーパーすみ子 径書房 − 41 − キャリアの基礎Ⅲ (E11320) 時間数 /単位 1 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 2 通年 必修 担当者名 研究室 ◎笹井 隆邦 瀬川 和子 藤本由佳利 7 号館 5 階 戸川 晃子 研究室 他 小山 通子 荻野 尚子 - 演 習 ① 授業の概要・ねらい 保育士や教員としてのキャリアを形成していく上で、現場に出たときの基礎的な教養体験となり、また、こど もや周囲の人とかかわる上で求められる豊かな感性を育むと考えられる経験を重ねる。具体的には、美術作品の 鑑賞やその他芸術に触れる活動を行い、専門領域の教員から講義を受ける。グループで話し合う中で、他者の考 えや感想に触れて自らの考えや感じ方の幅を広げる。また学内の豊かな自然の中を散策しながら、そこで得たさ まざまな発見を保育・教育現場でこどもたちにどのように手渡していくかについてグループごとに検討し、発表 する機会も設ける。 ② 学習の到達目標 様々な芸術や自然などに直に触れる体験や活動等を通して豊かな感性を育む。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション (担当者:笹井) 第 2 回 ユニバーサルデザイン(UD について考える) (担当者:笹井) 第 3 回 美術鑑賞 1(レクチャー) (担当者:藤本) 第 4 回 美術鑑賞 2(鑑賞) (担当者:藤本) 第 5 回 音楽鑑賞 1(レクチャー) (担当者:瀬川・戸川) 第 6 回 音楽鑑賞 2(鑑賞) (担当者:瀬川・戸川) 第 7 回 自然と向き合う 1(レクチャー) (担当者:笹井・小山・荻野) 第 8 回 自然と向き合う 2(散策) (担当者:笹井・小山・荻野) 第 9 回 自然と向き合う 3(振り返り) (担当者:笹井・小山・荻野) 第 1 0 回 人と向き合う 1 (担当者:笹井) 第 1 1 回 人と向き合う 2 (担当者:笹井) 第 1 2 回 文化施設の利用 1(レクチャー) (担当者:戸川) 第 1 3 回 文化施設の利用 2(体験) (担当者:戸川) 第 1 4 回 文化施設の利用 3(振り返り) (担当者:戸川) 第 1 5 回 自己開拓・鑑賞の共有 (担当者:瀬川・藤本・戸川・笹井) 注:3 ~ 11 回は、開催時期によって授業回が変わることがあります。 ④ 授業時間外の学習 オリエンテーションの内容および各授業時に伝えることをふまえて授業に臨むこと各担当教員から事前に課題 を出す予定 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:課題への取り組み態度、ミニレポート、討議への取り組み等。 ⑥ 履修上の注意など 授業時の取り組みを重視します。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。 参考書:適宜紹介します。 − 42 − 基 礎 実 習 Ⅱ (E12110) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 2 通年 選択 担当者名 研究室 ◎松尾 寛子 7 号館 5 階 橋本 好市 研究室 多田 琴子 - 実 習 ① 授業の概要・ねらい 保育士・幼稚園教諭・保育教諭等の職務内容を理解する。実習方法としては、主に観察参加実習として基礎的 な体験を深める。施設の概要、実習の手順や内容、実習課題の設定等の事前学習を基に、子どもや保育者の活動 に可能な範囲で加わり、乳幼児の育ち及び各施設の保育職の在り方への理解を深め、専門教育への契機を得る。 ② 学習の到達目標 将来保育や教育に携わる者として、子どもが就学前に家庭以外で日常を過ごす場についての理解を持ち、さら にその支援のあり方や具体的な方法についてより実践的な学びを得る。また実習生としての基礎的な態度を身に つけ、保育、教育的視点を持ち実習に臨む。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 実習施設の理解と支援の方法 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 3 回~第 14 回は保育士・幼稚園教諭・保育教諭等の職務を理解するため、園所で実 第 8 回 習を行う。 第 9 回 実習園、日時、実習形態などの詳細については授業内にて伝達する。実習は各施設の 第 1 0 回 状況や行事の内容等を検討して行う。 第11回 第12回 第13回 第14回 第 1 5 回 まとめとふりかえり ④ 授業時間外の学習 それぞれの施設の特性や行われる支援などの事前の学習をしておくこと。また他の教科や関連する授業の中で、 これらの施設や子どもへの理解を深めておく。社会人、実習生として望まれる態度や言動について、日ごろから 配慮しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 90% 0% 10% 「平常点」:実習レポートや授業内での提出物、実習態度、事前事後指導の出席態度 「その他」:最終レポート ⑥ 履修上の注意など 基礎実習Ⅰでの指導に基づき行う。真摯な態度で実習に臨むこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:プリント等各施設に担当より資料等を配布する。 − 43 − 小学校基礎実習 (E12120) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 2 通年 選択 担当者名 研究室 ◎牛頭 哲宏 7 号館 5 階 山下 敦子 研究室 - 実 習 ① 授業の概要・ねらい 小学校での学習活動、生活の様子などを指導者の立場で体験することにより、教師として必要な資質・能力に ついて考察する。具体的には、神戸市教育委員会が実施するスクールサポーターとして登録を行い、毎週 1 回 小学校に行き、学習指導などの活動に参加する。このような活動を通して、今、教育現場では何が行われ、どの ような課題があり、何が求められているかなどを実践的に学ぶ。そして、小学校教育に対する正しい認識を持ち、 児童の生活の様子、教師の指導の在り方など、基本的な活動を理解することを目的とする。 ② 学習の到達目標 将来、教育に携わるものとして小学校における教育活動の実際や児童の生活の仕方を理解するとともに、小学 校教諭にふさわしい資質や能力について考察し目指す姿を把握することができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス(1) 小学校基礎実習のねらい、意義 第 2 回 ガイダンス(2) 学生スークールサポーター登録について 第 3 回 ガイダンス(3) 小学校生活の把握 第 4 回 ガイダンス(4) 実習に向けての諸注意、活動報告書などの記入方法 第 5 回 中間の振り返り グループでの話し合い。 第 6 回 9 月~ 12 月にかけて毎週木曜日の午前中、神戸市内の小学校に行き実習を行う。 第 7 回 各回 3 時間× 11 回 第 8 回 活動方法 第 9 回 二人一組になり配当された小学校で活動を行う。 第10回 活動内容 第11回 学級での学習の補助、特別支援学級の補助、配慮を要する児童の補助など実習先 第12回 小学校の指示に従う。また、学習時間はもとより休み時間にも児童と行動を共に 第13回 することにより、必要な教員の資質や能力について考察する。 第14回 第 1 5 回 終了後のまとめと面接 ④ 授業時間外の学習 実習期間中には教員が巡回に訪れ、学生・受け入れ機関と話し合いを行い、指導を行う。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 0% 50% 「平常点」:巡回指導、受け入れ機関からの聞き取りなどの実習参加態度 「その他」:毎回の活動記録、中間・事後のレポート ⑥ 履修上の注意など 履修者はガイダンス(1)~(4)、振り返り、まとめの授業を必ず受講すること。 原則として実習中の遅刻・欠席は認めない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:適時プリントを配布 参考書:適宜紹介する − 44 − 社 会 福 祉 (E13040) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 2 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 橋本 好市 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 現代社会における社会福祉の意義について、自らの生活に即した視点で考えとらえることを大切にする。社会 全体の幸福と個人の幸福について、それぞれマクロ・ミクロの視野を持ち、理念や制度について法体系を踏まえ つつ学び、各領域の具体的な援助についても理解を促す。社会福祉の究極的な目標は国民の幸福追求にある。し かし、その幸せへの価値観が多様化し、その真の意味の理解が難しい時代である。自らの幸せを軸に据えながら 社会や児童の幸せについての深い理解ができるようにする。 ② 学習の到達目標 社会福祉全体の理念とその概要についての知識を得る。また社会福祉の各領域に関する概念や制度について理 解をする。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 現代社会と社会福祉の意義 第 2 回 社会福祉の理念と概念 第 3 回 社会福祉の法体系 第 4 回 社会福祉専門職とは 第 5 回 社会福祉サービスの概要 第 6 回 社会福祉専門職の専門性と倫理 第 7 回 保育と社会福祉の関係性 第 8 回 生活保護制度の原理原則 第 9 回 生活保護制度の扶助類型 第 1 0 回 障害の捉え方 第 1 1 回 障害福祉の理念 第 1 2 回 障害福祉サービス 第 1 3 回 近年の利用者保護の制度 第 1 4 回 社会福祉の今後の動向 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 子ども・障害・貧困・病気・年金・保健等のキーワードで社会の事象について興味関心を持つ。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 90% 10% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験を実施。 「平常点」:受講態度 ⑥ 履修上の注意など 広くこどもに関わる学問の基礎となる授業である。こどもの基礎的な理解をできるように社会との関わりでと らえていくことに留意する。 再試験は実施しない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『保育と社会福祉』 橋本好市編 みらい出版 1 回生時使用の『保育福祉小六法』 みらい出版 参考書: その都度適宜紹介。 − 45 − こどもの保健Ⅱ (E13140) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 江上 芳子* 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 1年次の「こどもの保健Ⅰ」の学習を前提に、保育所や施設における保健活動や子どもの保健に関わる具体的 な対応について学び、子どもの健康と安全を守るための技術を学修します。子どもの世話について、一人の人と して子どもを理解し、子どもの権利を尊重しながら援助ができることを目的とします。 ② 学習の到達目標 1.子どもの健康および安全に関わる保健活動を計画できる。 2.保健活動の評価について理解できる。 3.子どもの健康増進および心身の発育を促す保健活動 / 保育環境について考えを述べることができる。 4.子どもの疾病の予防対策について述べることができる。 5.子どもの主な症状・疾病について適切な処置・対応ができる。 6.子どもの事故防止や安全管理について計画実施できる。 7.子どもの救急時における救急蘇生および救急処置ができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 Ⅰ.子どもの健康および安全に係わる保健活動の計画、評価 第 2 回 Ⅱ.健康状態の観察 1)乳幼児の生理機能の観察・測定(呼吸、脈拍、体温) 第 3 回 Ⅱ.健康状態の観察 2)身体発育の観察・計測(体重、身長、頭囲、胸囲) 第 4 回 Ⅱ.健康状態の観察 3)身体発育評価、精神 ・ 運動機能の発達評価 第 5 回 Ⅲ.日常における乳幼児の養護 1)乳児の抱き方、おんぶの仕方、寝かせ方 2)衣服の着脱 3)排泄の世話 第 6 回 Ⅲ.日常における乳幼児の養護 4)乳幼児の身体の清潔 (1)顔・手・足などの清潔、(2)乳幼児の入浴 第 7 回 Ⅲ.日常における乳幼児の養護 (3)乳児の沐浴・座浴・臀部浴 第 8 回 Ⅳ.乳幼児の歯の健康 第 9 回 Ⅴ.乳幼児の疾病と適切な対応 1)乳幼児がよくかかる病気と対応 2)主な症状と手当(発熱、嘔吐、下痢、咳、発疹、けいれん) 第 1 0 回 Ⅴ.乳幼児の疾病と適切な対応 3)感染症の予防と対策 4)罨法、与薬 第 1 1 回 Ⅵ.乳幼児の事故防止と健康安全管理 1)乳幼児の事故の特徴 2)応急手当(擦り傷・打撲) 第 1 2 回 Ⅵ.乳幼児の事故防止と健康安全管理 2)応急手当(鼻出血、熱傷、熱中症、 骨折 ・ 脱臼 ・ 捻挫、誤飲) 3)包帯法 第 1 3 回 Ⅵ.乳幼児の事故防止と健康安全管理 4)乳幼児の救急蘇生 第 1 4 回 Ⅶ.子どもの保育環境づくり 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 ・授業に関連する「こどもの保健Ⅰ」の1年次の学習を復習しておくこと。 ・1年次の「保育原理」「発達心理学」「児童福祉」「社会的養護」「保育の心理学」「保育内容(総論 ・ 言葉)」 ・および「基礎実習」「幼稚園実習」における学びを復習しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 10% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験。 「平常点」:授業参加度((授業時の取り組み、レポ-ト(感想文など))などを評価します。 「製作物・実技など」:演習の内容、レポ-トなどで評価します。 − 46 − ⑥ 履修上の注意など ・予習・復習および疑問 ・ 関心事項などについて自宅 ・ 図書館で事前 ・ 事後の学習をすること。 ・与えられた課題に積極的に取り組むこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『こどもの保健Ⅱ』 白野幸子 著 医歯薬出版株式会社 参考書:『今日から役立つ 保育園の保健のしごと』東社協保育士会保健部会 編、株式会社赤ちゃんとママ社 − 47 − 幼 児 理 解 (E13200) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 必修 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 白山 真知子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 ① 授業の概要・ねらい 乳児期から幼児期、学童期へと発達する子どもの姿を理解し、保育の様々な要素を学ぶとともに、保育者の「対 人援助職」の側面を理解するために、事例も交えて実践的に学んでいく。 ② 学習の到達目標 一生の中で一番発達が変化する子ども時代を種々の側面から理解する力をつけ、子どもを取り巻く様々な問題 に対する援助方法と保護者を支える援助技術を修得することを到達目標とする。 近年、保育や幼稚園現場では様々な困難な課題をもつ子どもの理解と対処に、より高い専門性と知識が必要と されてきている。また、子どものみならず保護者にも信頼されるスキルを持つことが要求されている。そこで、 本講義では幼児理解と保護者対応に必要な知識と様々な問題に対して援助していく方法を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 子どもを理解することの意味と、保育や教育の場は “ 臨床の場 ” であるとは 第 2 回「わたし」の誕生。絵本や児童書にみる「わたし」の理解と「他者」 第 3 回 カウンセリングマインドと保育臨床(1)カウンセリングマインドと様々な手法 第 4 回 カウンセリングマインドと保育臨床(2)保育の場が「臨床的である」ということ 第 5 回 カウンセリングマインドと保育臨床(3)保育臨床への発想 事例を通して 第 6 回 カウンセリングマインドと保育臨床(4)現場に活かすカウンセリン技法 , ロールプレイ 第 7 回 子どもを理解する(1)子ども理解とその方法 第 8 回 子どもを理解する(2)遊びの中の子ども理解と発達 第 9 回 子どもを理解する(3)感覚統合障害様状態と現場で援助できること 第 1 0 回 子どもの SOS を読み取る(1)不安や不登園など集団状況からの発見と対処 第 1 1 回 子どもの SOS を読み取る(2)子ども虐待:メカニズムと早期発見とケア 第 1 2 回 子ども虐待とアタッチメント 第 1 3 回 描画にみる子どもの発達と心理 第 1 4 回 保護者を支える。子育て不安とペアレントプログラム 第 1 5 回 子どものレジリェンスを育む。子どもの理解者としての保育者・教師。補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 準備学習として、事前にテキストを読んで予習しておくこと。また、幼児関連の新聞記事やニュースにも目を 留めて、丹念に読み聞きしておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 20% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への積極的参加度 「製作物・実技など」:レポートやロールプレイなどの実技 ⑥ 履修上の注意など 幼児に係る様々なことを学びます。発達心理学の乳幼児期の発達にも関連しますので十分理解を深め、復習を しておいてください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『子ども理解とカウンセリングマインド』 青木久子・間藤侑 萌文書林 参考書:『保育に活かす心理臨床』 馬場禮子・青木紀久代編 ミネルヴァ書 『私のこども学ノート』 間藤侑著 わかば社 − 48 − 保 育 内 容( 健 康 ) (E13340) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 多田 琴子 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 健康な子どもを育てることは、単に身体を清潔にし、疾病のない状態に保つことではない。子どもなりにのび のびと安心して、自主的に生活に取り組むことができる心身の安定が必要である。保育内容領域(健康)が目指 す目標である「健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う」を具現化するために、保育 実践の基盤となる事項を幼稚園教育要領と保育所保育指針を読み取るところからはじめる。また、実際に幼稚園 や保育施設で行われている運動遊びや食育、安全教育などにも触れながら、子どもにとって健康で安全な生活環 境を作り適切な援助を行うための知識や技能を身につける。 ② 学習の到達目標 ・乳幼児期における心身の健康が保育の基盤であることを理解する。 ・子ども自らが主体的に健康で安全な生活をつくり出す力を養おうとするための環境構成や指導の実際を知る。 ・具体的な保育者の援助の方法を、模擬保育を通して体得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス・領域「健康」の意味を考える 第 2 回 領域「健康」のめざすもの 第 3 回 領域「健康」と子どもの生活 第 4 回 基本的生活習慣 ①乳児期と幼児期 第 5 回 基本的生活習慣 ②定着指導 第 6 回 子どもの発達と運動 ①健康診断・身体測定・体力測定 第 7 回 子どもの発達と運動 ②遊び 第 8 回 子どもの発達と運動 ③計画的継続的運動 第 9 回 子どもと食事 ①食物アレルギー 第 1 0 回 子どもと食事 ②食育・食習慣 第 1 1 回 子どもと病気 ①アレルギー・流行性疾患・欠席理由 第 1 2 回 子どもの病気 ②ストレス反応と対応 第 1 3 回 安全教育 ①遊具用具の安全点検 第 1 4 回 安全教育 ②リスクとハザード 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 ・基本的生活習慣定着につながる手遊びや、保育の導入に必要な環境構成について、情報収集する。 ・模擬保育等グループ活動はグループメンバーと時間を調整し、十分な話し合いと準備をすること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 30% 20% 0% 「定期試験」:定期試験 「平常点」:授業への参加度・グループワーク役割取得 「製作物・実技など」:レポート・模擬保育 ⑥ 履修上の注意など 毎時間の 15 分程度基本的生活習慣の定着に向けて模擬保育を行う。 (グループ内で時間調整し、積極的に役割取得して保育技術の向上につなげる。) ⑦ 教科書・参考書 教科書:『幼稚園教育要領解説』『保育所保育指針解説』 参考書:その都度参考文献等を配布する。 − 49 − 保 育 内 容( 環 境 ) (E13360) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 大森 雅人 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 「幼稚園教育要領」 「保育所保育指針」 「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」にある領域「環境」について、 そのねらいや内容を、演習や活動と振り返りを通じて学ぶ。 こどもが環境とかかわるとはどういうことかを理解し、一面的なとらえ方をせず、こどもが環境とかかわる姿 を受け入れ、より発展的なかかわりへ導く援助ができる能力を育成することを目指す。 ② 学習の到達目標 まず領域「環境」では、こどもの思考の過程を大切にしていることを理解する。 その上で、発達・遊びの側面から、こどもが主体的にかかわり自ら考えるような環境構成のあり方や援助につ いて修得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス 幼稚園教育要領や保育所保育指針にある領域「環境」の確認 第 2 回 領域「環境」が対象とする事物・事象、ねらい、内容 第 3 回 領域「環境」をさらに深く理解する 第 4 回 好奇心・探究心とは 第 5 回 物的環境とのかかわり 第 6 回 物的環境とのかかわりを理解するための活動 第 7 回 活動での気づきのフィードバック 第 8 回 数量・図形・標識・文字とのかかわり 第 9 回 数量・図形・標識・文字とのかかわりを理解するための活動 第 1 0 回 自然環境とのかかわり 第 1 1 回 自然環境とのかかわりを理解するための活動 第 1 2 回 活動での気づきのフィードバック 第 1 3 回 指導案の作成 -作成にあたっての諸準備- 第 1 4 回 指導案の作成 -作成- 第 1 5 回 振り返り(自己評価・他者評価) ④ 授業時間外の学習 各回授業の受講後は、授業内容を振り返りしっかりと定着するように努力すること。また日頃から、こどもが かかわる環境を日常の中で意識化し、積極的にかかわることができるように心がけておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 0% 30% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業参加・学習態度 「その他」:授業内で提出する課題 ⑥ 履修上の注意など 本授業では、共同学習も取り入れた内容で行うので、積極的な授業参加が必須となる。また、各授業は、相互 に関連した内容で構成されているので、欠席や遅刻があると学習成果が著しく低下するので注意してほしい。 授業終了後に配布物や筆記したノートなどを「学びの軌跡」として整理して提出する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『保育内容「環境」論』 三宅茂夫他編著 ミネルヴァ書房 参考書:『幼稚園教育要領解説』『保育所保育指針解説書』『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 − 50 − 保育内容(人間関係) (E13370) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 中田 尚美 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 子どもが自律性を身につけ、人とかかわる力を育む道筋を理解し、保育者としての援助のありようを、子ども の発達に即して把握することをめざす。あわせて保育者自身が子どものモデルとなることを踏まえ、自らの人と かかわる力を向上させることをねらう。 ② 学習の到達目標 子どもが自律性を身につけ、人とかかわる力をつけるための援助のありかたについて説明できる。 子どものモデルとして自らの人とかかわる力を向上させる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 領域「人間関係」の基礎知識 第 2 回 自己理解と自己概念 第 3 回 伝えることの演習 第 4 回 乳幼児期の発達と人間関係 第 5 回 遊びと子どもの育ち 第 6 回 生活を通しての人とのかかわり 第 7 回 個と集団の育ち 第 8 回 自立への道筋 第 9 回 自己主張と自己抑制 第 1 0 回 いざこざへの対応 第 1 1 回 集団の中での役割と責任、道徳性の芽生え 第 1 2 回 保護者とのかかわり、保育者同士のかかわり 第 1 3 回 子どもと保育者のかかわり 第 1 4 回 協働性を育む 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 授業内容の復習をする。 授業時に求められた課題に取り組む。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業時に出す課題への取り組み ⑥ 履修上の注意など 提出物、発表など期日を厳守する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『事例で学ぶ保育内容 領域人間関係』 無藤隆監修 岩立京子編 萌文書林 参考書:適宜紹介する。 − 51 − 保育内容(造形表現) (E13380) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 2 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 藤本 由佳利 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい こどもにとっての造形表現は、心身の健やかな成長に必要であり、こども自身の生きる力の源泉となる。こど もの創造的活動を援助するために必要な理論を学び、実践力を身につけ、課題をみいだし研究することによって、 保育内容の質を高める態度を養う。 ② 学習の到達目標 乳幼児期の心身の発達と表現のかかわりを理解し、保育者として総合的に捉え実践する力を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 保育内容「造形表現」とは 第 2 回 造形表現と保育者の役割 第 3 回 保育にいかす素材体験 紙の表現① 新聞紙など 第 4 回 保育にいかす素材体験 紙の表現② 画用紙など 第 5 回 保育にいかす素材体験 紙の表現③ ケント紙など 第 6 回 保育にいかす素材体験 紙の表現④ 和紙など 第 7 回 造形表現からの子どもの理解1 子どもと造形 第 8 回 造形表現からの子どもの理解2 子どもの絵 第 9 回 保育にいかす素材体験 絵具の表現① スタンピング 第 1 0 回 保育にいかす素材体験 絵具の表現② ドリッピング 第 1 1 回 保育にいかす素材体験 絵具の表現③ ウエット イン ウエット 第 1 2 回 保育にいかす素材体験 パスの表現① フロッタージュ 第 1 3 回 保育にいかす素材体験 パスの表現② スクラッチ 第 1 4 回 保育の展開 指導計画と指導案 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 身近にある造形素材や用具に親しみ、保育内容への応用作品を制作する。 身近なこどもや保育現場の活動に積極的に関わり、こどもの造形活動について理解を深める。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 20% 40% 0% 「定期試験」:レポート課題 「平常点」:受講態度、課題への取り組み、口頭発表等 「製作物・実技など」:提出作品 ⑥ 履修上の注意など 授業時の取り組みを重視する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『保育内容・造形表現』 黒川健一著 相川書房 参考書:随時紹介する。 − 52 − 保育内容(リズム表現) (E13390) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 研究室 ◎戸川 晃子 7 号館 4 階 村上 郁子 研究室 他 ① 授業の概要・ねらい 「子どもが感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性 を豊かにする」ことを深く受け止め、領域の考え方の変遷をたどり、保育場面で子どもの音楽表現、身体表現を 豊かに展開するために必要な理論と保育技術を学ぶ。保育の場における指導法について、演習を通して実践的に 身につけ、保育者としての資質をも高めていく。 ② 学習の到達目標 ・領域「表現」のねらいや内容について理解する ・乳幼児期の発達と音楽リズム的表現の関係性について理解する ・音楽表現やリズム楽器の基礎技術を習得する ③ 授業の内容・計画 第 1 回 保育内容の歴史的変遷と領域「表現」 第 2 回「表現」①表現を支えるための基礎 第 3 回「表現」②表現を支えるための発展 第 4 回「表現」③即興と記譜法 第 5 回 音楽リズムの基礎 第 6 回 音楽リズムの発展 第 7 回 表現遊びの基礎 第 8 回 打楽器の基礎①リズム楽器の基礎技術 第 9 回 打楽器の基礎②木琴等の基礎技術 第 1 0 回 打楽器の発展 第 1 1 回 表現遊びの応用 第 1 2 回 表現遊びの発展 第 1 3 回 表現をはぐくむ指導立案 第 1 4 回 表現をはぐくむ指導法 第 1 5 回 表現遊びのまとめ ④ 授業時間外の学習 授業課題曲に関する担当楽器の練習をすること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 40% 20% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業参加・受講態度・提出物 「製作物・実技など」:演奏 ⑥ 履修上の注意など 各自パート練習をすること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『こどもの歌 200』 チャイルド本社 『やさしい弾き歌い 75』 音楽之友社 適宜教材を配布 参考書:『幼稚園教育要領解説』『保育所保育指針解説』 − 53 − 乳 児 保 育 Ⅰ (E13410) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 松尾 寛子 7 号館 5 階 研究室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 保育施設や乳児院で乳児保育を担当する保育者として、必要な乳児保育の理論や知識・技術の基本を具体的な 事例を通して理解する。乳幼児一人一人の発達段階に応じた集団における個人を大切にする保育のあり方や、0・ 1・2 歳児の発達過程について理解を深め、乳児保育に関する基本的な考え方、展開される保育内容について具 体的な学習をする。さらに子どもを取り巻く環境について考察し、時代に要請される保育と、普遍的な部分につ いて検討を重ねていく。 ② 学習の到達目標 乳児の発達の流れを知り、知識として定着させる。 乳幼児対象の模擬保育を実施し、模擬保育の技術を向上させる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 乳児が生活する場とは 第 2 回 乳児の発達を知る① 0 歳前半 第 3 回 乳児の発達を知る② 0 歳後半 第 4 回 乳児の発達を知る③ 1 歳 第 5 回 乳児の発達を知る④ 2 歳 第 6 回 乳児の保育を考える①保育教材作成① 第 7 回 乳児の保育を考える②保育教材作成② 第 8 回 乳児の保育を考える③指導案作成 第 9 回 乳児の健康と安全 第 1 0 回 乳児保育における環境 第 1 1 回 乳児の保育を考える④模擬保育① 第 1 2 回 乳児の保育を考える⑤模擬保育②模擬保育のふりかえり 第 1 3 回 家庭とのつながり 第 1 4 回 生活を支える保育者の役割(保育の計画と評価) 第 1 5 回 理解度の確認 ④ 授業時間外の学習 教科書にて該当箇所を事前事後学習することを求める。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 20% 30% 10% 「定期試験」:レポート試験もしくは筆記試験 「平常点」:授業態度、課題レポート 「製作物・実技など」:提出物、模擬保育への取り組み 「その他」:理解度の確認テスト ⑥ 履修上の注意など 授業内の課題に対し、積極的に取り組むこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『新時代の保育双書乳児保育』 大橋喜美子編 みらい 『保育所保育指針解説』 厚生労働省編 フレーベル館 参考書:適宜紹介する。 − 54 − 道徳教育の理論と実践 (E13460) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 國崎 大恩 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 道徳教育に関する理論的・実践的事柄を多面的に考察することによって、道徳教育に関する基礎的知識を学ぶ。 さらに、それらの知識を応用しながら道徳科の指導案作りと模擬授業を行うことで、道徳に関する実践的な指導 力を身につけるとともに反省的実践家として教師に求められる基礎的反省力を身につける。 ② 学習の到達目標 道徳教育及び道徳科について理論的・実践的理解を深めるとともに、道徳科の授業を行うことができるように なることが目標である。具体的な到達目標は次の通りである。 (1)道徳教育に関する理論を説明することができる。 (2)先進的事例を踏まえ、道徳教育の実践的課題について説明することができる。 (3)道徳科の授業を計画し、指導案を書くことができる。 (4)道徳科の授業を振り返り、実践の改善にむけた反省をすることができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 イントロダクション―現在の道徳教育をめぐる問題 第 2 回 西洋倫理・道徳思想(1)―古代~近代黎明期までの道徳思想 第 3 回 西洋倫理・道徳思想(2)―近代黎明期~現代までの道徳思想 第 4 回 日本における道徳教育の歴史(1)―明治~昭和初期までの道徳教育の歴史 第 5 回 日本における道徳教育の歴史(2)―昭和初期~現在までの道徳教育の歴史 第 6 回 道徳教育と道徳科の目標・内容 第 7 回 指導計画の作成と内容の取扱い 第 8 回 道徳科の学習指導案の書き方 第 9 回 道徳教育の実践的課題(1)―道徳教育に関するケーススタディ 第 1 0 回 道徳教育の実践的課題(2)―道徳科に関するケーススタディ 第 1 1 回 模擬授業(1)―内容領域 A に関する道徳科の模擬授業と授業研究 第 1 2 回 模擬授業(2)―内容領域 B に関する道徳科の模擬授業と授業研究 第 1 3 回 模擬授業(3)―内容領域 C に関する道徳科の模擬授業と授業研究 第 1 4 回 模擬授業(4)―内容領域 D に関する道徳科の模擬授業と授業研究 第 1 5 回 まとめ―道徳教育と道徳科の課題と展望 ④ 授業時間外の学習 授業中に配布されたプリント等を見直し、重要事項についてはしっかりと理解しておいてください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:模擬授業・指導案・小テストを総合的に評価する ⑥ 履修上の注意など 模擬授業や授業研究などには積極的に取り組むようにしてください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』 文部科学省 『小学校学習指導要領解説 総則編』 文部科学省 参考書:『道徳教育を考える』 岡部美香・谷村千絵編 法律文化社 2012 年 − 55 − 特別活動の指導法 (E13470) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 國崎 大恩 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 学校教育における特別活動の意義や位置づけを考察することによって、特別活動に関する基礎的知識を学ぶ。 さらに、学級活動・クラブ活動・児童会活動・学校行事それぞれの具体例をもとに特別活動の指導・支援につい て理解を深めるとともに、その実践的指導力を身につける。 ② 学習の到達目標 特別活動に関する理解を深め、実践的指導力を身につけることが目標である。具体的な到達目標は次の通りである。 (1)学校教育における特別活動の意義・目標及び内容について説明することができる。 (2)学級活動・クラブ活動・児童会活動・学校行事における指導・支援の留意点について説明することができる。 (3)特別活動における具体的な指導・支援のあり方について自分なりに工夫することができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 特別活動の意義・目標・内容 第 2 回 特別活動の歴史的変遷 第 3 回 特別活動と学級経営 第 4 回 特別活動と生徒指導 第 5 回 特別活動と道徳教育 第 6 回 特別活動の指導と支援①―学級活動 第 7 回 特別活動の指導と支援②―学級活動 第 8 回 特別活動の指導と支援③―クラブ活動 第 9 回 特別活動の指導と支援④―児童会活動 第 1 0 回 特別活動の指導と支援⑤―学校行事 第 1 1 回 特別活動と現代的教育課題①―キャリア教育 第 1 2 回 特別活動と現代的教育課題②―食育 第 1 3 回 特別活動と現代的教育課題③―人権教育 第 1 4 回 特別活動と現代的教育課題④―安全教育 第 1 5 回 特別活動と現代的教育課題⑤―情報教育 ④ 授業時間外の学習 授業中に配布されたプリント等を見直し、重要事項についてはしっかりと理解しておいてください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:受講態度や小テスト等を総合的に評価する ⑥ 履修上の注意など 1 回目の授業から教科書を使用します。必ず事前に準備をしてください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 特別活動編』文部科学省 『生徒指導提要』文部科学省、教育図書 『楽しく豊かな学級・学校生活をつくる特別活動(小学校編)―特別活動指導資料』 文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター 文溪堂 2014 年 参考書:『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 小学校 特別活動』 国立教育政策研究所教育課程研究センター 教育出版 2012 年 − 56 − 国 語 (E14000) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 2 後期 選択 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 山下 敦子 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 子どもの言葉を育むために必要とされる「言葉の力」について、具体的な教材や実践例を通して様々な角度か ら考える。 ② 学習の到達目標 子どもたちが生活の中で豊かな言葉の使い手になるために、指導に必要な知識や表現技法を身に付ける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 今、求められる言葉の力① ―PISA型読解力と国語― 第 2 回 今、求められる言葉の力② ―21 世紀型スキルと国語― 第 3 回 国語教育の流れ ―変わるものと変わらないもの― 第 4 回 児童文学を読む① ―絵本の世界 子どもを読書好きにするために― 第 5 回 児童文学を読む② ―絵本の世界 教科書との関わりを読み解く― 第 6 回 教科書教材を読む① ―文学的文章の世界― 第 7 回 教科書教材を読む② ―説明的文章の世界― 第 8 回 言葉と表現① ―さまざまな書くことを通して― 第 9 回 言葉と表現② ―対話、討論などを通して― 第 1 0 回 文字指導 ―硬筆書写、毛筆書写の基本― 第 1 1 回 古典に親しむ① ―伝統的な言語文化に触れる― 第 1 2 回 古典に親しむ② ―子どもと伝統的な言語文化― 第 1 3 回 メディアと言葉 ―メディアリテラシーについて考える― 第 1 4 回 国語と特別支援教育 ―コミュニケーション力を育む― 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 毎時間の復習を行うとともに、日常生活における「言葉」の役割について意識しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 30% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への取組 「製作物・実技など」:提出物等 ⑥ 履修上の注意など 随時、課題に対してグループ・ディスカッションをしたり、実技を通したりして、理解を深めていくことをめ ざす。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 国語編』 参考書:授業中、適時提示する。 − 57 − 社 会 (E14010) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 2 後期 選択 小学校教諭一種免許状取得選択必修 担当者名 研究室 増田 進司 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 現行指導要領の内容を取り上げ、具体的な知識を獲得するとともに、「ひと・もの・こと」などの社会的な関 係を読み解く手法や力を培うことを課題・ねらいとする。 ② 学習の到達目標 ・現行指導要領の内容について具体的に取り上げ、内容について理解する。 ・現行指導要領の学習内容に関する基礎的・発展的な知識を獲得する。 ・社会動向に目を向け、「ひと・もの・こと」の関連を意識し、社会科学的な視点を養う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション(本講義と指導要領の概観) 第 2 回 身近な地域について考える 第 3 回 身近な地域の生産や販売について考える 第 4 回 身近な地域の生活環境について考える 第 5 回 身近な地域の安全について考える 第 6 回 身近な地域の歴史や伝統的なもの・ことについて考える 第 7 回 5つの国から成る、兵庫県の特色について考える 第 8 回 日本の国土の特色について考える 第 9 回 日本の農業・水産業の特色と課題について考える 第 1 0 回 日本の工業生産の特色と課題について考える 第 1 1 回 日本の情報産業・環境について現状と課題について考える 第 1 2 回 特色ある歴史上のひと・もの・ことを通して考える日本の歴史 第 1 3 回 日本の政治の基本理念と問題について考える 第 1 4 回 世界の中の日本の役割について考える 第 1 5 回 まとめと補足 ④ 授業時間外の学習 講義の復習、次回講義の予習を行うこと ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 30% 0% 「定期試験」:レポート提出 「平常点」:講義参加態度 「製作物・実技など」:講義での作成物・次回講義への課題等 ⑥ 履修上の注意など 本学立地の、長田区・神戸市・兵庫県や日本・世界・社会動向について興味・関心を持ち、平素から見聞を深 めておくこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学校学習指導要領 小学校指導要領解説 社会編』 文部科学省 参考書:『3.4年生社会科副読本 わたしたちの神戸』 神戸市 『小学校社会科教科書 3/4.5.6年生』 日本文教出版 『小学校社会科教科書 3/4.5.6年生指導書』 日本文教出版 『小学生の地図帳』 帝国書院 『社会科全時間の授業プラン 4~6年生』 日本標準 − 58 − 算 数 (E14020) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 2 前期 選択 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 幼稚園教諭一種免許状取得選択必修 小学校教諭一種免許状取得選択必修 都賀 純 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 ① 授業の概要・ねらい 算数科の目標及び特徴について、各学年各領域の学習内容との関連を図りながら、ポイントを押さえていく。 具体的な学習場面をとらえてグループ討議、発表等を仕組むなど、参加型の授業をめざしていく。 ② 学習の到達目標 こどもの考え方、つまずきどころを踏まえながら、小学校での学習内容を理解することができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 算数科の目標 第 2 回「数と計算」領域① (内容の系統性・第1学年の内容) 第 3 回「数と計算」領域② (第2学年、第3学年の内容) 第 4 回「数と計算」領域③ (第4学年、第5学年の内容) 第 5 回「数と計算」領域④ (第6学年の内容・領域のふりかえり) 第 6 回「量と測定」領域① (内容の系統性・第1学年、第2学年の内容) 第 7 回「量と測定」領域② (第3学年、第4学年、第5学年の内容) 第 8 回「量と測定」領域③ (第6学年の内容・領域のふりかえり) 第 9 回「図 形」領域① (内容の系統性・第1学年、第2学年の内容) 第 1 0 回「図 形」領域② (第3学年、第4学年、第5学年の内容) 第 1 1 回「図 形」領域③ (第6学年の内容・領域のふりかえり) 第 1 2 回「数量関係」領域① (内容の系統性・第1学年、第2学年の内容) 第 1 3 回「数量関係」領域② (第3学年、第4学年、第5学年の内容) 第 1 4 回「数量関係」領域③ (第6学年の内容・領域のふりかえり) 第 1 5 回 まとめ ふりかえり ④ 授業時間外の学習 課題について必ず予習、復習をすること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 60% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業態度、レポート ⑥ 履修上の注意など 常に課題意識を持って授業に臨むこと。課題に対する自分の意見や質問、感想等を積極的に発表することを期 待している。 算数を学ぶこどもの意識、興味、理解の度合いを常に考えながら授業に臨むことを期待している。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 算数編』 参考書:適宜紹介する。 − 59 − 生 活 (E14030) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 幼稚園教諭一種免許状取得選択必修 小学校教諭一種免許状取得選択必修 藤池 安代 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 ① 授業の概要・ねらい 「生活」は人間の日常的な活動や営み、生物としての人間の状態や活動に至る広範な意味をもっている。現代の 子どもの実態を把握しながら、幼児期・児童期にふさわしい生活を探求し、子どもの豊かな生活実現について考える。 ② 学習の到達目標 1.「生活」の概念を理解し、子どもたちの生活環境の課題を把握し、その改善策を考察する。 2.「遊び」の意義を理解し、幼児期・児童期の保育・教育環境のあり方を実践的に追究していく。 3.小学校1.2年の生活科の概要理解と幼稚園教育との連携について考察する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス : 「生活」 の基本的な概念 第 2 回 幼稚園教育・学校教育における生活の意義 第 3 回 生活習慣と子どもとのかかわり 第 4 回 子どもと家族とのかかわり 第 5 回 子どもと社会とのかかわり 第 6 回 子どもの生活時間 第 7 回 遊びと学習 第 8 回 幼稚園教育と生活科との関連 第 9 回 生活科の果たす役割と育てたい力 第 1 0 回 生活科の環境づくり 第 1 1 回 子どもと自然とのかかわり 第 1 2 回 子どもと地域社会とのかかわり 第 1 3 回 自然環境を生かした遊びの工夫 第 1 4 回 社会環境を生かした遊びの工夫 第 1 5 回 総合的活動と生活科との関連・まとめと確認 ④ 授業時間外の学習 様々な分野で情報伝達される子どもに関する出来事やものに敏感に反応し、時代背景や現代社会における子ど もの置かれている状況に関心を深めること。さらに、それらに対して教育活動では何ができるのかを考える習慣 をつけていくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 30% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業・グループワーク等への積極的参加 「製作物・実技など」:レポート等 ⑥ 履修上の注意など 「生活」 は「文化」と言われるほど、深く幅広い意味を持っている。「生活科」 がなぜできたのかその意義を考 えて、教科として果たす役割と生活文化との関連について追究していくものである。この点を意識しながら学び を深めていくこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。適宜資料を配布する。 参考書:『小学校学習指導要領解説 生活編』 文部科学省 日本文教出版 『幼稚園教育要領』及び『小学校学習指導要領』 文部科学省 − 60 − 理 科 (E14040) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 2 後期 選択 小学校教諭一種免許状取得選択必修 担当者名 研究室 笹井 隆邦 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 授業の概要・ねらい 自然に触れ、様々な現象に興味を持って “ なぜ? ” を自ら解明していく。 ② 学習の到達目標 小学校理科における教材研究、フィールドワークを通して自然科学に関する基礎的な知識・技能を習得し、現 場で生きた授業を実践することができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス 第 2 回 身近な動物の飼育と観察(昆虫類・メダカ・ザリガニ等) 第 3 回 身近な自然の観察(自然観察マップづくり) 第 4 回 顕微鏡の使い方(水中の小さな生き物) 第 5 回 流水の働き・土地のつくりと変化 第 6 回 植物の種子の形と分散方法(模型作り) 第 7 回 金属・水・空気と温度 第 8 回 風やゴムのはたらき 第 9 回 ものの溶け方 第 1 0 回 てことてんびん 第 1 1 回 電気の働きと利用 第 1 2 回 磁石・電磁石 第 1 3 回 教案作りのための実験準備 第 1 4 回 教案作りのための実験 第 1 5 回 教案作り ④ 授業時間外の学習 講義の予習・材料等の準備 シラバス以外の実験にも積極的に取り組んで欲しい。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 45% 40% 15% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:講義への積極的な参加等の受講態度 「製作物・実技など」:自然観察マップ作製 ⑥ 履修上の注意など 講義では適宜印刷物を配布する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『新しい小学校理科・授業づくりと教材研究』 東洋館出版社 星野昌治編著 参考書:『小学校学習指導要領解説 理科編』 文部科学省 『わくわく理科 3 年~ 6 年』 啓林館 − 61 − 家 庭 (E14050) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 2 後期 選択 小学校教諭一種免許状取得選択必修 担当者名 研究室 島岡 敦子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい ・家庭生活、食生活、衣生活、住生活、消費生活に関して、子どもたちの現状と課題を把握する。 ・小学校家庭科の指導内容を理解し、教師として必要な知識及び技能を身につける。 ② 学習の到達目標 ・社会の変化や家庭生活の変化に伴った家庭科教育の役割を理解する。 ・指導内容についての理解を深め、基礎的・基本的な知識及び技能を習得する。 ・自らの生活を見つめ、身近な人と関わり、生涯を見通した豊かな家庭生活を営む力を養う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 小学校家庭科の役割 指導要領改訂からみる家庭科教育の変遷 第 2 回 家庭生活と家族: 家族と家庭生活の現状と課題の把握 小学校で取り扱う内容 第 3 回 快適な衣服と住まい①: 衣生活の現状と課題の把握 衣服の働き 衣服の手入れ 第 4 回 快適な衣服と住まい②: 生活に役立つ物の製作計画 手縫いとミシン縫いの基礎 第 5 回 快適な衣服と住まい③: 生活に役立つ物の製作 ミシン各部の機能と操作(実習) 第 6 回 快適な衣服と住まい④: 生活に役立つ物の製作 ボタン付けと手縫い(実習) 第 7 回 快適な衣服と住まい⑤: 住まい方の工夫 整とん 清掃 採光 通風・換気 第 8 回 日常の食事と調理の基礎①: 食生活の現状と課題の把握 小学校で取り扱う内容 第 9 回 日常の食事と調理の基礎②: 5大栄養素と働き 食育の実践 第 1 0 回 日常の食事と調理の基礎③: 卵の食品価値と調理法 加熱器具の安全な扱い 第 1 1 回 日常の食事と調理の基礎④: 野菜の食品価値と調理法 包丁や計量器の扱い(実習) 第 1 2 回 身近な消費生活と環境: 消費生活の現状と課題の把握 消費者教育 第 1 3 回 家庭科の学習内容に関連した社会的ニュースをもとに、討論会 第 1 4 回 自分の生活課題についての解決策実践の報告 第 1 5 回 総括 小学校家庭科の指導者のあり方 ④ 授業時間外の学習 ・新聞やニュースの中から学習内容に関連した記事を収集 ・自分の生活課題を把握し、解決策の実践 ・実習・実験レポート ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 30% 20% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業への積極的参加度、レポート 「製作物・実技など」:実習技能、製作物 ⑥ 履修上の注意など ・調理に関する実習・・・エプロン、マスク、三角巾、布巾、上履きを用意 ・生活に役立つ物の製作・・・必要布、裁縫道具を用意 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 家庭編』 文部科学省 東洋館出版社 参考書:『わたしたちの家庭科 小学校5・6』 開隆堂 − 62 − 音 楽 A Ⅱ (E14070) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 2 前期 選択 担当者名 研究室 ◎瀬川 和子 戸川 晃子 7 号館 5 階 榊原 契保 研究室 他 山﨑 祥代 木嶋 宏子 保育士資格取得選択必修 演 習 ① 授業の概要・ねらい 保育者・教員として音楽表現に必要な演奏技術(童謡・唱歌の弾き歌い・伴奏付け・移調)の修得を目標とし たピアノの個人レッスンを行う。各調の主要三和音の理論的な理解と実践的に任意の調への移調奏を学ぶことに より、子どもの年齢・発達・声域等の実態に即した幅広い童謡の弾き歌いの力を身につけ、それぞれの現場で活 用できるようにする。また、子どもの身近な曲を基礎的リズムに活用する方法を修得し、各自の進度に合った曲 を通して豊かな表現力を磨くことで応用力をつけ、「音楽AⅠ」で修得した演奏技能をさらに高める。 ② 学習の到達目標 ・童謡の弾き歌いと伴奏付けの修得。 ・各自の進度に合った楽曲を通して表現力を磨く。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 各自の進度に応じた課題 第 2 回 童謡の弾き歌い:春の曲 第 3 回 各自の進度に応じた課題 第 4 回 童謡の弾き歌い:春の曲他 マーチ・スキップ・ギャロップ 第 5 回 各自の進度に応じた課題 第 6 回 童謡の弾き歌い:夏の曲 マーチ・スキップ・ギャロップ 第 7 回 各自の進度に応じた課題 第 8 回 童謡の弾き歌い:夏の曲他 マーチ・スキップ・ギャロップ 第 9 回 各自の進度に応じた課題 第 1 0 回 童謡の弾き歌い:秋の曲 第 1 1 回 各自の進度に応じた課題 第 1 2 回 童謡の弾き歌い:秋の曲他 第 1 3 回 各自の進度に応じた課題 第 1 4 回 童謡の弾き歌い:秋の曲他 第 1 5 回 補足とまとめ 理解度の確認(各自の進度に応じた楽曲の暗譜 童謡の弾き歌い) ④ 授業時間外の学習 実技中心であるので、予習・復習が不可欠である。ピアノおよび弾き歌いの「毎日」の練習を習慣化すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 50% 20% 0% 「定期試験」:ピアノ実技 「平常点」:受講態度・授業への参加度 「製作物・実技など」:童謡の弾き歌い、および各自の真度に応じた楽曲の演奏 ⑥ 履修上の注意など ・前回授業の復習および予習として授業回の課題練習をして、積極的に授業に取り組むこと。 ・自宅に楽器がない場合には、練習には大学のピアノを活用すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『ピアノへのアプローチ 4steps』 伊藤嘉子編著 音楽之友社 『ブルクミュラー 25 の練習曲』 全音出版社 『こどものうた 200』 小林美実編 チャイルド本社 『やさしい弾き歌い 75』 植田光子編著 音楽之友社 参考書:『ソナチネ・アルバムⅠ』等随時紹介する。 − 63 − 音 楽 A Ⅲ (E14080) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 2 後期 選択 担当者名 研究室 ◎瀬川 和子 戸川 晃子 7 号館 5 階 榊原 契保 研究室 他 山﨑 祥代 木嶋 宏子 保育士資格取得選択必修 演 習 ① 授業の概要・ねらい 「音楽AⅡ」に引き続いて、総合的に音楽の理解を深めるためにピアノの個人指導を行う。保育や教育現場で 音楽表現活動を展開していくためには継続的に技能の研鑚につとめることが必要である。保育士・教員としてそ れぞれの活動場面に応じた、適切な曲を自ら選ぶ力をつけるとともに、子ども・児童の発達をより意識した童謡・ 唱歌の理解と、各自の進度に合った曲を通して表現力を修得していくことを目指しながら、音楽性を高め、豊か な感性と創造性を育成する。 ② 学習の到達目標 ・各自の進度に合った楽曲を音楽表現に気を付けながら演奏する。 ・童謡を無理のない発声法で表情豊かに歌いながら伴奏する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:秋の曲他 第 2 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:秋の曲 ぞうさん 第 3 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:おさるがふねをかきました 第 4 回 童謡の弾き歌い:前奏・後奏付け 伴奏付けの習得①ことりのうた 第 5 回 童謡の弾き歌い:前奏・後奏付け 伴奏付けの習得②アイアイ 第 6 回 童謡の弾き歌い:前奏・後奏付け 伴奏付けの習得③とんでったバナナ 第 7 回 童謡の弾き歌い:前奏・後奏付け 伴奏付けの習得④まとめ 第 8 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:いぬのおまわりさん 第 9 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:冬の曲他 第 1 0 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:おつかいありさん 第 1 1 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:春の曲他 第 1 2 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:ゆりかごのうた 第 1 3 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:てをつなごう 第 1 4 回 各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い:てのひらをたいように 第 1 5 回 補足とまとめ 理解度の確認 (各自の進度に応じた課題・童謡の弾き歌い) ④ 授業時間外の学習 前回授業の復習と、予習として授業回の課題練習 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 50% 20% 0% 「定期試験」:ピアノ実技 「平常点」:授業参加度・受講態度・演奏発表 「製作物・実技など:各自の進度に合った楽曲の演奏・童謡の弾き歌い ⑥ 履修上の注意など 保育者、教員として子どもの動き(テンポ)や子どもの状況(声域や童謡の音域)に対応できる技術を身につ けて欲しい。そのためには多数の曲を繰り返し練習し、基礎技術を積み重ねる努力を毎日続けること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『ピアノへのアプローチ 4steps』 伊藤嘉子編著 音楽之友社 『こどものうた 200』 小林美実編 チャイルド本社 『やさしい弾き歌い 75』 植田光子編著 音楽之友社 参考書:随時紹介する。 − 64 − 音 楽 B Ⅲ (E14110) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 ◎水澤 節子 清水かをり 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 演 習 ① 授業の概要・ねらい ・音楽BⅡで学習した内容を深める。 ・個人レッスンを充実させ、さらに磨かれた声を養う。 ・伴奏付き歌曲演奏によって、自分で速度、強弱、フレージングなどを考え、正しく楽譜を読みイメージをふく らませて曲を組み立てる力を培う。 ② 学習の到達目標 ・コールユーブンゲン 7度音程 ・弾き歌い演奏 ・伴奏付き歌曲演唱 ③ 授業の内容・計画 コールユーブンゲン こどものうた 200 歌曲 やさしい弾き歌い 第1回 6 度音程 しゃぼんだま 花(二部合唱) 春の歌 第2回 6 度音程 とんぼのめがね 椰子の実 春の歌 第3回 6 度音程 こいのぼり 荒城の月 春の歌 第4回 6 度音程 やぎさんゆうびん ローレライ 夏の歌 第5回 6 度音程 おもちゃのチャチャチャ こもりうた 夏の歌 第6回 6 度音程 ことりのうた てるてるぼうず 夏の歌 第7回 前半の補足とまとめ 第8回 7 度音程 ゆりかご 虹の彼方 秋の歌 第9回 7 度音程 てのひらをたいように 虹の彼方 秋の歌 第10回 7 度音程 いぬのおまわりさん サンタルチア 秋の歌 第11回 7 度音程 いちねんせいになったら サンタルチア 冬の歌 第12回 7 度音程 アイアイ まっかな秋(二部合唱) 冬の歌 第13回 7 度音程 もりのくまさん まっかな秋(二部合唱) 冬の歌 第14回 後半の補足とまとめ 第15回 各自の進度に応じた課題の実践 ※全ての内容を複数の教員で担当する。 ④ 授業時間外の学習 音楽の基礎力を身につけるのに重要なコールユーブンゲンの課題をしっかり練習して授業にのぞむこと ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 25% 50% 25% 0% 「定期試験」:実技テスト 「平常点」:受講態度 「製作物・実技など」:弾き歌いテスト ⑥ 履修上の注意など 授業に必要な教科書は、自分の本を必ず持参すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『コールユーブンゲン』 大阪開成館 『こどものうた 200』 チャイルド本社 『やさしい弾き歌い 75』 音楽之友社 『学園愛唱歌選集』 ドレミ出版 その他必要に応じてプリントを配布 参考書:コールユーブンゲン、CD 貸出 − 65 − 図 画 工 作 Ⅱ (E14130) 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 1 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 ◎藤本由佳利 7 号館 5 階 2 前期 選択 幼稚園教諭一種免許状取得選択必修 市川 陽子 研究室 他 小学校教諭一種免許状取得選択必修 30 演 習 ① 授業の概要・ねらい 色面構成・立体構成などを中心に総合的能力を高める。 ② 学習の到達目標 図画工作Ⅰで習得した基礎技術を基盤とし、子どもの様々な創造活動を援助できる技術を習得する。また、表 現と鑑賞を通して豊かな感性を育み、生涯にわたって芸術に親しむ心を養う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 モビールの制作 構想の検討 第 3 回 モビールの制作- 1 紙立体の制作 第 4 回 モビールの制作- 2 吊るし方の工夫 第 5 回 木のおもちゃの制作 構想の検討 第 6 回 木のおもちゃの制作- 1 電気糸鋸で切る-1 第 7 回 木のおもちゃの制作- 2 電気糸鋸で切る-2 第 8 回 木のおもちゃの制作- 3 着色 第 9 回 陶芸作品 制作 第 1 0 回 土粘土での立体制作 第 1 1 回 グループによる指人形劇の制作① 内容の検討・役割分担 第 1 2 回 グループによる指人形劇の制作② 紙粘土による頭部制作 第 1 3 回 グループによる指人形劇の制作③ 背景の描画 第 1 4 回 グループによる指人形劇の制作④ 大道具・小道具の作成 第 1 5 回 指人形劇の発表会・まとめ ④ 授業時間外の学習 各授業回前に伝える。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 50% 0% 「平常点」:制作・観賞にのぞむ姿勢 「製作物・実技など」:提出作品 ⑥ 履修上の注意など 授業時の取り組みを重視する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。 参考書:適宜紹介します。 − 66 − 体 育 Ⅰ (E14140) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 研究室 ◎近藤みづき 7 号館 2 階 三木 伸吾 研究室 他 ① 授業の概要・ねらい 幼児期から児童期は、様々な運動パターンとそのバリエーションを経験することによって、運動コントロール 能力を最も容易に高めることができる敏感期であると言われている。幼児期、児童期に獲得した動きかたは、子 どもが生涯にわたって身につける動きかたの基礎となる。本演習では子どもの運動発達をふまえた上で、幼児期、 児童期における各運動領域の内容や多様な運動、身体表現の意義を理解し、それらの考え方や基本的な技能を身 につける。さらに、これらの学習を効果的に進めていく指導方法や支援方法を学ぶ。 ② 学習の到達目標 ・各運動領域の内容や多様な運動、運動遊び、身体表現の内容を正しく理解する。 ・各運動領域の内容や多様な運動、運動遊び、身体表現の基本的な技能を身につける。 ・教育現場、保育現場で展開できるよう指導方法、援助方法を習得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 体つくり運動(体ほぐしの運動) 第 3 回 多様な動きを作る運動遊び①歩く、走る、跳ぶ、押す、引く 第 4 回 多様な動きを作る運動遊び②用具操作・力試し 第 5 回 大型用具を使った運動遊び①鉄棒 第 6 回 大型用具を使った運動遊び②マット 第 7 回 大型用具を使った運動遊び③跳び箱 第 8 回 身体表現遊び 第 9 回 走・跳の運動①かけっこ 第 1 0 回 走・跳の運動②折り返し走 第 1 1 回 走・跳の運動③障害走 第 1 2 回 ゲーム①鬼ごっこ 第 1 3 回 ゲーム②鬼遊び 第 1 4 回 ゲーム③ボールゲーム 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 ・幼児や児童の運動について関心を高め、メディア等で情報を収集しておくこと。 ・次回の授業内容について事前に調べておくこと。 ・授業後に記録する授業プリントを提出すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 40% 30% 30% 「平常点」:授業態度、積極性 「製作物・実技など」:提出物、実技 「その他」:レポート課題 ⑥ 履修上の注意など ・保育者、教育者として実際の指導場面を想定しながら受講すること。 ・体調管理し、暑さに負けない体づくりをすること。 ・学校指定のポロシャツを着用し、運動に適した服装と靴(室内用・屋外用)を用意すること。 ・アクセサリーは外すこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:随時プリントを配布する。 − 67 − 教科指導法(生活) (E14230) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 藤池 安代 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 生活科は、子どもの実態を把握し地域の特性を踏まえた教材を開発し、指導計画を立て保護者や地域の人々の 理解と協力を得て進めていく教科である。全ての学びの基礎となる重要な役割を担っている教科でもあることか ら、その特性を理解し、指導するために必要な資質や技能を身につけることにある。 ② 学習の到達目標 1.生活科の特質、目標及び内容等を理解する。 2.授業づくりに必要な基礎的な知識・技能・教材開発について理解し、授業設計することができる。 3.模擬授業を通して生活科指導の具体的な手立てを体験する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンスおよび生活科設立の趣旨と経緯 第 2 回 生活科の目標と生活科の特質 第 3 回 生活科の内容構成と授業展開 第 4 回 自然素材の教材化体験 第 5 回 指導計画作成上の留意点と評価の在り方 第 6 回 年間指導計画作成の留意点及び単元計画作成の配慮事項 第 7 回 生活科教科書で年間指導計画作成 第 8 回 「秋」・「生き物」の単元計画案づくりと発表・相互評価 第 9 回 「町探検」 の単元計画案づくりと発表・相互評価 第 1 0 回 指導案作り 「町探検」 と発表準備 第 1 1 回 模擬授業 「町探検」 →相互評価と自己評価(1) 第 1 2 回 模擬授業 「町探検」 →相互評価と自己評価(2) 第 1 3 回「うごくおもちゃ」の教材づくりと指導案作成 第 1 4 回 「家族」 の教材作りと指導案づくり 第 1 5 回 2つの単元の模擬授業→相互評価・自己評価まとめと最終課題 ④ 授業時間外の学習 身近な自然や地域社会、政治、世界情勢に敏感に反応し、それらを子どもたちにどのように伝え、学ばせてい くのか、また、子どもが日頃興味関心を示しているものは何かをキャッチできる目と耳と心を育てていくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 30% 30% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:作業・活動・模擬授業等への積極的な参加態度 「製作物・実技など」:指導案、作品、レポート等 ⑥ 履修上の注意など 資料や教材、授業ビデオ等を活用して生活科の根幹を分かりやすく解説し、学校現場での生活科学習活動に即 した活動や体験を取り入れて授業を進める。発想豊かに、創造力を培っていく努力をすること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 生活編』 文部科学省 日本文教出版 参考書:各社の生活科教科書 − 68 − 教科指導法(音楽) (E14260) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 瀬川 和子 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい ・小学校学習指導要領に基づいた音楽科の果たす役割の理解 ・表現のための理論と基本技術の研究 ・指導計画案の作成と模擬授業の実践 ② 学習の到達目標 小学校学習指導要領に基づいた音楽科の目的や各学年の目標と内容を理解すること。歌唱・器楽・創作・鑑賞 についての指導法を展開するために、各学年の歌唱共通教材を理解すること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 教科音楽家の果たす役割について 第 2 回 小学校音楽家の学習指導要領について 第 3 回 表現のための理論と基本技術の研究 歌唱共通教材(1・2年)と歌唱指導法の研究① 第 4 回 表現のための理論と基本技術の研究 歌唱共通教材(3・4年)と歌唱指導法の研究② 第 5 回 表現のための理論と基本技術の研究 歌唱共通教材(5・6年)と歌唱指導法の研究③ 第 6 回 鑑賞共通教材の研究 器楽合奏指導法の研究①リズム楽器の奏法 第 7 回 鑑賞共通教材の研究 器楽合奏指導法の研究②リコーダー 第 8 回 鑑賞共通教材の研究 器楽合奏指導法の研究③リコーダー 指揮法 第 9 回 指導計画の作成 ①課題設定と授業展開の事例研究 第 1 0 回 指導計画の作成 ②指導案作成の実際 第 1 1 回 指導計画の作成 ③学ぶ意欲を高める評価方法 第 1 2 回 模擬授業の実践①低学年 第 1 3 回 模擬授業の実践②中学年 第 1 4 回 模擬授業の実践③高学年 第 1 5 回 模擬授業の実践④まとめ ④ 授業時間外の学習 ・学習効果を上げるためには、各自が意欲的に取り組む姿勢が大切であるので、予習・復習を欠かさないこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 20% 20% 0% 「定期試験」:試験期間中に筆記試験を実施 「平常点」:授業への取り組み方・意欲、模擬授業への参加態度など 「製作物・実技など」:歌唱・リコーダー実技 ⑥ 履修上の注意など ・指導案の作成では、一人で目標の設定や選曲、構成を考えるが、模擬授業はグループ単位で企画構成していく ので積極的に参加すること。 ・リコーダーの用意 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『最新 初等科音楽教育法 [ 改訂版 ] 小学校教員養成課程用』 音楽之友社 参考書:『小学校学習指導要領 音楽編』 文部科学省 − 69 − 教科指導法(図画工作) (E14270) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 2 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 藤本 由佳利 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい こどもの資質や能力を高めるための図画工作科指導方法を、様々な教材研究を通して考察・工夫する。 学習指導案を作成し指導法の研究を行う。 評価のあり方について理解する。 ② 学習の到達目標 小学校学習指導要領に基づいて図画工作科の意義や目的・内容を理解し、図画工作科学習での基礎知識・技術 を身につけながら、授業作りの発想と実践力を培う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 小学校学習指導要領 図画工作 の解説 第 3 回 平面造形 低学年の教材研究 紙版画など 第 4 回 平面造形(低学年)指導法の研究 第 5 回 立体造形 低学年の教材研究 粘土など 第 6 回 立体造形(低学年)指導法の研究 第 7 回 平面造形 中学年の教材研究 水彩画など 第 8 回 平面造形(中学年)指導法の研究 第 9 回 立体造形 中学年の教材研究 彫刻刀など 第 1 0 回 立体造形(中学年)指導法の研究 第 1 1 回 平面造形 高学年の教材研究 電動糸鋸など 第 1 2 回 平面造形(高学年)指導法の研究 第 1 3 回 立体造形 高学年の教材研究 ワイヤーワークなど 第 1 4 回 立体造形(高学年)指導法の研究 第 1 5 回 図画工作科計画と評価・まとめ ④ 授業時間外の学習 予習:教材研究 復習:学習指導案作成 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 30% 0% 「定期試験」:期末レポート 「平常点」:受講態度、課題への取り組み、口頭発表等 「製作物・実技など」:授業時の課題 ⑥ 履修上の注意など 授業時の取り組みを重視する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 図画工作』 文部科学省 参考書:適宜紹介する。 − 70 − 保育所実習指導Ⅰ (E14300) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 ◎松尾 寛子 7 号館 5 階 中田 尚美 研究室 保育士資格取得必修 演 習 ① 授業の概要・ねらい 保育所実習を円滑に進めていくために必要な知識・技術を習得し、保育所実習の意義目的を理解する。プライ バシーの保護や守秘義務など、保育所実習の心構えを理解した上で、保育者の職務の実際を理解しその役割を学 ぶ。模擬保育やグループディスカッションなどにより、保育所での実習の学習内容や課題を明確にしたり、実習 の方法や記録の意義について理解する。学内での模擬保育などを通して実際の子どもへの関わり方や子ども理解 の方法を学ぶ。保育所における現場実習をより効果的なものとするために、事前事後指導を通して、学内での授 業と保育所実習との有機的な結合を図り、保育を総合的に理解し、保育者としての専門性を確立する。 ② 学習の到達目標 保育所実習の目的、内容、方法を理解し、実習への心構えを作り上げて、各自の実習課題を明確にする。保育所の概要を理解するとと もに、保育の計画、指導計画への考え方、立て方と、実践の重要性を学ぶ。事後指導においては、実習を振り返り、自己課題を明確にする。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 保育所実習の意義目的の理解、保育所実習の流れ、保育所実習の具体的内容 第 2 回 保育の実際①専門職者から学ぶ 第 3 回 保育の実際②保育所保育のデイリープログラムと保育の計画 第 4 回 実習記録の書き方① 第 5 回 実習記録の書き方②振り返り 第 6 回 実習指導案の作成方法について 第 7 回 実習指導案を作成する 第 8 回 実習指導案の振り返り 第 9 回 実習直前指導①日誌・提出書類等の配布と指導、オリエンテーションについて 第 1 0 回 実習指導案の作成と展開①(手遊びと絵本の読み聞かせ指導案作成) 第 1 1 回 実習指導案の作成と展開②(手遊びと絵本の読み聞かせ模擬保育) 第 1 2 回 実習指導案の作成と展開③(自己紹介の保育) 第 1 3 回 実習直前指導②日誌、提出書類の配布と指導 第 1 4 回 実習直前指導②実習の心得の確認 第 1 5 回【事後指導】実習成果のレポート作成・面談 ④ 授業時間外の学習 保育原理、児童福祉等で学んだ児童福祉施設としての保育所の役割を十分理解するとともに、他の授業等で学 んだ子どもの成長過程や保育の技術についての理解も深めておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 50% 0% 「平常点」:受講態度等 「製作物・実技など」:指導案や授業内で課される実技や提出物等 ⑥ 履修上の注意など 原則として遅刻・欠席は認めない。全回出席のこととする。欠席した場合は欠席回のプリント等を各自で確保したうえ で、自己責任のもと授業の補充を行うこととする。保育所実習指導Ⅰ内での指導事項を守り、授業内で与えられた課題 などに対して、誠実・積極的に取り組むこと。手遊びや絵本の読み聞かせ等、模擬保育の要素を取り入れることもある。 グループで練習した成果を発表することもある。 なおこの科目は定期試験を実施しないため、追再試験も実施しない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『本当に知りたいことがわかる!保育所・施設実習ハンドブック』 橋本好市 小原敏郎 直島正樹編著 ミネルヴァ書房(施設実習指導Ⅰで使用するテキストと同じ) 『保育所保育指針解説書』 『保育のマナーと言葉』 長島和代編、わかば社 参考書:随時紹介する。 − 71 − 保 育 所 実 習 Ⅰ (E14310) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 40 2 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 松尾 寛子 7 号館 5 階 研究室 実 習 ① 授業の概要・ねらい 保育所での実習を行い、乳幼児の発達や発育への理解を深め、保育所の機能等を実地の体験を通して理解する とともに、保育士の職務内容と役割、技術及び態度を身につけ、その任務と使命を自覚することを目的とする。 すでに学習した理論と、保育所での実践をつなぎ、課題をもって実習に臨むことにより、子どもを見る目や保育 士の具体的な保育について理解を深めていく。 また、実際に保育の一部分を担当したりしながら、保育士の言葉がけや職務に対して総合的に理解・実践する ための応用力を身につける。また、実習を通して今後の新しい学習目標を見つける契機をつくる。 ② 学習の到達目標 ・保育所の概要を理解する。 ・乳幼児との関わりを通して、乳幼児への理解を深める。 ・保育内容を理解し、実践を通して保育技術を習得する。 ・保育計画、指導計画への考え方、立て方と、実践の必要性を学ぶ。 ・保育所保育全般における理解を深め、以後の学習への自己課題を明確にする。 ③ 授業の内容・計画 2 年次後期に 2 週間の実習を実施する。実習内容は、観察実習、参加実習、部分実習とする。子どもと活動を ともにしながら、保育所の一日の生活の流れを理解し、クラスの保育を知る。子どもとの関わりを通して、育ち や個性に気付き、子どもの成長についての理解を深める。保育士の子どもへの関わり方や、保育内容の発展方法 について実践的に学ぶ。保育士の指導の下で立案した指導計画に基づき、保育実践を試みることもある。日々の 実習実施内容は、実習日誌に整理し記録するとともに、実習全体としての学びを自分のものにまとめ、次への課 題を明確にする。 ④ 授業時間外の学習 保育所の役割や、他の科目で学んだ子どもの成長過程についても理解を深めるとともに、保育現場で活用した い保育技術面(音・図・体なども含めて)の強化を積極的に求める。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 0% 50% 「平常点」:実習参加態度など、実習先からの評価 「その他」:実習日誌の提出等 ⑥ 履修上の注意など 保育所実習指導Ⅰ授業内にて指導した事項を遵守し、真摯な態度で実習に臨むこと。 保育士倫理綱領に基づ いた行動を求める。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:保育所実習指導Ⅰと同様 参考書:随時紹介する。 − 72 − 施設実習指導Ⅰ (E14320) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 橋本 好市 7 号館 5 階 研究室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 社会には様々な理由により生活の場が確保されなかったり、 自己の能力や思いを十分に発揮したり活用できない状況 にある人々が存在します。そのような人々に対して社会福祉施設は直接的な援助を行っていきます。保育士は社会福祉の 理念に基づく専門職です。 保育士資格取得のために社会福祉施設での実習を行います。 そのためによりよい実習になる ための指導と事後の指導を行います。 保育士になる上で社会福祉の基本となるべき事柄に触れる事は、大変意義深いものであると考えます。また施設での 援助やケアのあり方、また職員の姿勢や施設の考え方を体験する事は、机上の学びとは違う実践的なものであり、多く の示唆を与えてくれるものです。実習を通じて社会福祉の基本や理念などを体験しまた感じ取る事を期待しています。 ② 学習の到達目標 社会福祉施設の現状と役割についての理解ができる。 様々な利用者への援助の基礎的な能力を得て実習を行う 力を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 社会福祉と保育士 第 2 回 保育士の専門職倫理について 第 3 回 社会福祉施設の役割と意義 第 4 回 社会福祉施設の歴史 第 5 回 社会福祉施設の類型 第 6 回 利用者の理解 児童について 第 7 回 利用者の理解 障害児者について 第 8 回 社会福祉施設の実際 第 9 回 社会福祉施設の理念と業務 第 1 0 回 社会福祉施設における援助のあり方 第 1 1 回 実習先事前学習 第 1 2 回 実習計画書指導・作成 第 1 3 回 実習記録の書き方 第 1 4 回 実習開始に当たっての最終確認指導~実習に臨んで~ 第 1 5 回 実習事後指導~施設実習への振り返りと課題~ ④ 授業時間外の学習 社会生活で必要とされる基本的なマナーを意識した生活を送り、身につけておく。 例えば、挨拶の仕方・敬語の使い方・時間の守ること・整理整頓の仕方などである。また話し言葉と書き言葉 の違いについて理解をしておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 50% 0% 「平常点」:受講態度・レポート等 「製作物・実技など」:実習に関する書類や手続きの取り組み態度 ⑥ 履修上の注意など 原則として遅刻・欠席は認めない(正当な理由無き場合は実習を辞退したものと見なす)。 実習に向けての態度・意欲や社会的常識など、実社会で必要とされる言動を求めます。それらが著しく欠ける と判断される場合は、審議において実習不可と判断する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『本当に知りたいことがわかる!保育所・施設実習ハンドブック』 橋本好市編 ミネルヴァ書房 参考書:レジュメ配布、その都度紹介する。 − 73 − 施 設 実 習 Ⅰ (E14330) 2 時間数 /単位 40 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 橋本 好市 7 号館 5 階 研究室 実 習 ① 授業の概要・ねらい 実習施設における実際の業務に直接参加することによって、 各機関の役割や職員の専門性を学ぶ。 また児童・ 利用者に対する基礎的な理解と共に、 専門的な関わり方、援助方法について、 直接的な体験を通じて学ぶ。 社会福祉施設にボランティアやお手伝いに行くのとは違い、保育士資格取得の実習として福祉施設に行くとい うことは、社会福祉に対する専門性や倫理などを学ぶ必要がある。また同時に社会人としての自覚や態度が求め られる。その点を踏まえて理論的学びではなく、実体験に基づく貴重な体験学習の場であることを理解する。 ② 学習の到達目標 社会福祉施設の現状と役割についての理解をし、様々な利用者への援助の基礎的な能力を身につける。 ③ 授業の内容・計画 ・知的障害児・者施設における実習とする ・2年前期8月に、10日間程度実施する ・期間中は施設の指導のもと実習を行い、毎日その日の実習記録をつけて提出する。 ・実習期間中には、教員が巡回に訪れて学生・施設と話し合いを行い、それぞれに指導を行う。 ・実習終了後の事後指導に従う。 ④ 授業時間外の学習 実習に関しては様々な手続きが多くあるので、一つ一つを丁寧に正確に理解できるようにしておく。社会的な マナーとはどのような事かについて理解をしておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 0% 50% 「平常点」:実習参加態度・成果など、実習先からの評価に基づく判断 「その他」:実習日誌等 ⑥ 履修上の注意など 施設実習指導Ⅰの講義内にて指導した事項を遵守し、真摯な態度で実習に臨むこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:実習先からの指定図書等その都度紹介 − 74 − 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 こ ど も の 安 全 (コミュニティワーク演習) (E15140) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 2 前期 演 習 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎西 修 7 号館 2 階 東末 真紀 非常勤講師 山岸 千夏 控室 - ① 授業の概要・ねらい ・フィールドワークなどを通してまちとまちづくりに関するさまざまな要素や構造についての基礎知識を身につけるとともに、 被災都市神戸ならではの蓄積を生かしてリスクコミュニケーションの視点から危機管理と災害対応についても学ぶ。 ・講義や演習を通してコミュニティワークの基礎となるファシリテーションやワークショップの知識を学ぶ。 ② 学習の到達目標 ・基礎的なコミュニケーション能力やファシリテーションスキルを身につけ、 グループワークを先導できる力を身につける。 ・リスクコミュニケーションに関する基礎知識と現場で必要な危機管理の発想を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 科目説明と簡単なグループワーク (担当者:西・東末) 第 2 回 リスクコミュニケーション1 理論と基本知識 (担当者:西・東末) 第 3 回 リスクコミュニケーション2 演習 (担当者:西・東末) 第 4 回 グループコミュニケーション基礎 ファシリテーションスキル1 傾聴 (担当者:西・東末) 第 5 回 グループコミュニケーション基礎 ファシリテーションスキル2 観察 (担当者:西・東末) 第 6 回 グループコミュニケーション基礎 ファシリテーションスキル3 発問 (担当者:西・東末) 第 7 回 グループコミュニケーション基礎 ファシリテーションスキル4 ファシリテーショングラフィフィック (担当者:西・東末) 第 8 回 防災減災と危機管理1 現場から学ぶ 保育所編 (担当者:東末) 第 9 回 防災減災と危機管理2 現場から学ぶ 小学校編 (担当者:東末) 第 1 0 回 フィールドワーク 1 まちの安全マップ 進め方 (担当者:東末・山岸) 第 1 1 回 フィールドワーク 2 まちの安全マップ 現地踏査 (担当者:東末・山岸) 第 1 2 回 フィールドワーク 3 まちの安全マップ 現地踏査 (担当者:東末・山岸) 第 1 3 回 フィールドワーク 4 まちの安全マップ 調査まとめ (担当者:東末・山岸) 第 1 4 回 発表と評価 (担当者:東末・山岸) 第 1 5 回 まとめ、理解度の確認 (担当者:西・東末) ④ 授業時間外の学習 前回の復習 フィールドワークの準備とまとめなど ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 35% 35% 20% 10% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:受講態度・授業ごとのミニレポートなど 「製作物・実技など」:グループワーク成果物など 「その他」:授業全体を通した理解度など ⑥ 履修上の注意など グループワークを中心とした体験型の授業を中心に行うため、協調性を持って主体的に授業参加することを前 提に受講すること。また「防災減災と危機管理1」および「同2」はゲスト授業となるため必ず出席すること。 授業日程については第 1 回の授業で説明するが、以下のような変則日程となるので注意すること。 ・リスクコミュニケーション1,2は 2 回分をまとめて実施する。 ・ファシリテーションスキル1,2および3,4はそれぞれ 2 回分をまとめて実施する。 ・フィールドワーク2、3は屋外での活動となり、2 回分をまとめて実施する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません 参考書:使用しません − 75 − − 76 − 生 命 と 科 学 (E11040) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 講 義 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎髙松 邦彦 5 号館 3 階 関 雅幸 研究室 他 - ① 授業の概要・ねらい 生命科学の進歩は近年著しく、ニュースでも多く報じられている。これは、生命科学が一般の社会生活に深く 関わっていることを示している。この「生命と科学」では、生命科学の基礎的な概念・知識を丁寧に理解し、科 学的な考え方を身につけることを目指す。生物の定義・ゲノム等の基本的な生物医学の理解を深める。また、生 物を理解するために無生物(ロボット等)を使い、生物についての理解を深める。さらに最先端生命科学の話題 にも触れ、一般社会における科学的な思考方法を例示する。 ② 学習の到達目標 単細胞生物から多細胞生物までを、分子細胞生物学的な観点から捉え、生物とは何かについて考える。これに より、細胞内では複雑なことが行われていることを理解することで、基本的な生物医学の理解を深める。 教育版レゴ ® マインドストーム ®EV3 を教材として用いる。生物と無生物の境界を考えることで、 「生物と はなにか」という問題の理解を試みる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 分子と細胞の世界 (担当者:高松) 第 2 回 遺伝子と DNA (担当者:高松) 第 3 回 タンパク質の構造と機能 (担当者:高松) 第 4 回 ゲノムとゲノム科学 (担当者:高松) 第 5 回 RNA の世界 (担当者:高松) 第 6 回 ウィルスと微生物 (担当者:高松) 第 7 回 分子レベルの進化 (担当者:高松) 第 8 回 まとめと演習 (担当者:高松) 第 9 回 ロボットについて (担当者:関) 第 1 0 回 メインとなる部品(EV3 ブロック)の特徴を知る、ロボットの作成 (担当者:関) 第 1 1 回 ソフトウェアの作成 (担当者:関) 第 1 2 回 各種センサーの利用について (担当者:関) 第 1 3 回 オリジナルロボットの作成 I センサーを組み込み、グループごとにオリジナルロボッ トを作成する (担当者:関) オリジナルロボットの作成Ⅱ ハード・ソフトの改善によりロボットの完成度を上げる 第14回 (担当者:関) 第 1 5 回 ロボットに関して補足とまとめ (担当者:関) ④ 授業時間外の学習 各回の授業について、高等学校で学習した関連する内容を復習しておくこと。シラバスをよく読み、使用する教科 書をシラバスの内容に従い、前もって熟読しておくこと。前回に学修したことを復習し、練習問題などを解いておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験・レポート試験 「平常点」:課題提出など ⑥ 履修上の注意など 課題等の提出物が一定数以上提出されていることを、成績評価の条件とする。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜紹介する。 − 77 − 生 活 と こ と ば (E11140) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 3 前期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 牛頭 哲宏 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 日本語による表現能力(文章構成能力やコミュニケーション能力)の向上を図ることを目的とする。学生生活 における授業だけにとどまらず、社会生活を送る上では、文章を書いたり、自分の意見を音声によって述べたり する機会は多い。本講義では、日本語表現のための基礎知識について学ぶと同時に、具体的な言語活動(ロール プレイ、プレゼンテーション等)を通して、よりよい言語活動を送るための実践的な指導を行う。 ② 学習の到達目標 「ことばについて考える」楽しさを知り、自分自身のコミュニケーションを多角的かつ論理的に分析できるよ うになること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 イントロダクション ・文章の構成(序論・本論・結論)・原稿用紙の使い方 第 2 回 反論文(正義原則)・縮約の方法 基礎 第 3 回 反論文と縮約① 実践 第 4 回 反論文と縮約① 修正とフィードバック 第 5 回 反論文と縮約② 実践 第 6 回 反論文と縮約② 修正とフィードバック 第 7 回 プレゼンテーション原稿の書き方 基礎① 第 8 回 プレゼンテーション原稿の書き方 基礎② 第 9 回 プレゼンテーションの実践① 第 1 0 回 プレゼンテーションの実践① 修正とフィードバック 第 1 1 回 ロールプレイングの基礎 第 1 2 回 ロールプレイングの実践 修正とフィードバック 第 1 3 回 ロールプレイングの実践 修正とフィードバック 第 1 4 回 ロールプレイングの実践 修正とフィードバック 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 プレゼンテーションのための取材活動(写真撮影・インタビュー)や毎時間の復習を行うこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 30% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:受講態度 「製作物・実技など」:提出物等 ⑥ 履修上の注意など 文章表現では毎時間、何らかの文章を書くことになるので、積極的に参加すること。 プレゼンテーションやロールプレイングでは、必ず全員の前で口頭発表をすることになるので積極的に参加す ること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:必要に応じてプリントを配布する。なお、国語辞典(電子辞書可)を持参することが望ましい。 参考書:授業中に指示する。 − 78 − 生 物 と 環 境 (E11060) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 ー 笹井 隆邦 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 生物の絶滅速度は過去の 100 ~ 1000 倍といわれている。原因は何だろうか。生物が絶滅すると我々人類にど のような影響があるだろうか。生きている動植物に直接触れ、身近な生態系の問題や生物多様性について考えな がら、さまざまな環境問題やそれによって引き起こされる生態系への影響について知り、生物の進化と環境との かかわりを学ぶ。 ② 学習の到達目標 身近な生物と環境との関係について理解を深めることにより、地球規模で起こっていることにも目を向け、生 命とは何か、生きているということはどういうことかを理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 はじめに 生物の分類と進化 5 界説 第 2 回 自然生態系のしくみと自然生態系破壊 第 3 回 共生と寄生 第 4 回 生物多様性と保全生態学 第 5 回 外来生物 第 6 回 種の絶滅と生物多様性 第 7 回 ゲンジボタルの生息環境 第 8 回 里山 第 9 回 ビオトープ 第 1 0 回 危険な生物(脊椎動物) 第 1 1 回 危険な生物(無脊椎動物) 第 1 2 回 危険な植物 第 1 3 回 温暖化による生態系への影響 第 1 4 回 酸性雨による生態系への影響 第 1 5 回 自然エネルギー ④ 授業時間外の学習 身近な自然に興味を持つ。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業参加・受講態度等 ⑥ 履修上の注意など 特になし ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜紹介する。 − 79 − 地 域 福 祉 (E11170) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 中村 かおり 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 子どもたちの福祉を考え、その育ちを支えるためには、子どもや家庭の生活基盤である「地域」へ視点を向け ることが重要となる。本講義では、子どもからお年寄りまで、誰もが普通に暮らせるための仕組みづくりと実践 である地域福祉の基本的理念への理解を事例等により深め、地域の中で子どもを育むことの意義を学ぶ。 ② 学習の到達目標 子どもを支援する専門職として必要な地域福祉の知識を習得し、実務の場で活用できるスキルを身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 地域福祉をイメージしよう① 第 2 回 地域福祉をイメージしよう②~自分たちの町から考える~ 第 3 回 地域における福祉課題 第 4 回 子ども・家庭を取り巻く福祉課題① 第 5 回 子ども・家庭を取り巻く福祉課題②~事例から考える~ 第 6 回 地域福祉の視点と専門職に求められる技法 第 7 回 地域福祉における基礎知識 第 8 回 コミュニティと社会資源 第 9 回 地域福祉のネットワーク化 第 1 0 回 地域における子育て支援ネットワーク 第 1 1 回 行政機関における子育て支援ネットワーク 第 1 2 回 当事者同士による子育て支援ネットワーク 第 1 3 回 事例研究①~個別援助と地域福祉~ 第 1 4 回 事例研究②~集団援助と地域福祉~ 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 事前に資料等を配布する際には必ずそれらに目を通してから授業に臨んでください。また常に新聞等に目を通 し、地域や子ども達の関わりで気になる記事があればチェックをするよう心がけてください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 20% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への積極的な参加意欲・受講態度等 「製作物・実技など」:授業中指示した提出物等 「その他」:出席回数が 3 分の 2 以上に満たない場合、評価対象としません。 ⑥ 履修上の注意など 地域福祉は子どもや家庭の生活に密着した分野であり、講義では事例検討も多く行う予定です。それらに対し、 子どもの専門職を目指す者として常に課題意識を持ち、積極的に授業に関わることを期待します。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。適時プリント等の配布を行います。 参考書:『児童福祉の地域ネットワーク』 牧里毎治・山野則子編著 相川書房 − 80 − 海 外 研 修 (E11190) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 演 習 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎脇本 聡美 7 号館 5 階 牛頭 哲宏 研究室 山下 敦子 ー ① 授業の概要・ねらい 海外の国の教育制度について学び、教育現場を訪れることで、教育者や保育士としての視野を広げ、教育を多 面的かつ柔軟に捉える観点を育成することを目的とする。ニュージーランドの教育制度について事前に学習し、 現地で幼稚園や小学校の見学実習を行う。また、海外研修を通して、国際的な感覚を備えることも目的とする。 ② 学習の到達目標 1)「異文化に触れ肌で感じる」経験を通して、日本とニュージーランドとの共通点と相違点とを相対的に見つ め、きちんと受け止める国際感覚を育てる。 2)ニュージーランドの幼稚園や小学校にて英語によるプレゼンテーションを行う。 3)日本とニュージーランドにおける教育制度や教育内容の普遍性と特殊性を理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 イントロダクション(他国と教育制度を比較する意義について)(ゲストスピーカー) 第 2 回 ニュージーランドの教育事情(基礎的な情報と教育制度の現状(ゲストスピーカー) 第 3 回 プレゼンテーションリハーサル 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 ニュージーランドでの海外研修(幼小等教育施設にて研修) 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第 1 5 回 海外研修成果の報告及び討論会 ④ 授業時間外の学習 各自が研修目標を設定し、研修期間中にその目標を達成できるよう調べ学習などの準備をする。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 70% 30% 0% 「平常点」:事前・事後学習や現地での受講態度 「製作物・実技など」:研修目標ならびに研修後のレポート ⑥ 履修上の注意など 英語でのコミュニケーションが基本であるため、英語コミュニケーションⅠ~Ⅲを履修していることが望まし い。 渡航時期は 2 月の第 3 週目の 1 週間を計画している。 ニュージーランドの教育事情を理解することが中心課 題であるが、研修を通してニュージーランドの産業や文化など国家として の成り立ちも理解すること。 往復の交通費・宿泊費等の実費は自己負担とする(約 30 万円) ⑦ 教科書・参考書 教科書:特に設定しない 参考書:特に設定しない − 81 − プレゼンテーション技法 (E11290) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 髙松 邦彦 5 号館 3 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 専門職者として実験結果や実践報告、研究成果などを他者にわかりやすく伝えることは重要である。本科目で は、効果的なプレゼンテーションに必要な基本的技法について学習し、 存在感のあるプレゼンテーターとなる素 養を身につけることをめざす。具体的には、以下の通り。 ①地域コーディネータに協力していただいて地域に出てフィールドワークを行う。 ②その内容をプレゼンテーションの論理構成や視覚物の活用技法、質疑応答の技法、さらにあがり克服法や聞き 手をひきつける技法などを学ぶ。 ③発表は、地域へ出向き、地域の方々に対して行い、助言をいただく。 ④自分の発表を動画に撮影し、後にそれをみて自己分析することで、プレゼンテーションのスキルアップを目指 す。 ② 学習の到達目標 各自の発表をビデオで撮影し、自分のプレゼンテーションの長所・短所を知り、より良いプレゼンテーション を目指す。さらに、グループでアイデアを考えるブレインストーミングや、プレゼンテーションにおけるストー リーの作成方法についても理解を深めることで、卒業研究や社会に出たときに活かせることをねらう。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 プレゼンテーションとは 第 2 回 プレゼンテーション作成の基本技術 I(アイデア出し等) 第 3 回 プレゼンテーション作成の基本技術 II(ブレインストーミング等) 第 4 回 プレゼンテーションの作成①―I(スライド作成) 第 5 回 プレゼンテーションの作成①―II(発表原稿作成) 第 6 回 プレゼンテーションの発表①―I(各自発表(人数制限により半数)) 第 7 回 プレゼンテーションの発表①―II(各自発表(人数制限により残りの半分)) 第 8 回 プレゼンテーションの作成②(各自の発表内容を見直して、修正) 第 9 回 プレゼンテーションの発表②―I(各自発表(人数制限により半数)) 第 1 0 回 プレゼンテーションの発表②―II(各自発表(人数制限により残りの半分)) 第 1 1 回 プレゼンテーションの作成③(スライド・発表原稿作成) 第 1 2 回 プレゼンテーションの発表③―I(各自発表(人数制限により半数)) 第 1 3 回 プレゼンテーションの発表③―II(各自発表(人数制限により残りの半分)) 第 1 4 回 補足とまとめ 第 1 5 回 理解度の確認 ④ 授業時間外の学習 発表の準備をきちんとすること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:レポート 「平常点」:授業参加・受講態度・課題提出など ⑥ 履修上の注意など 各自が興味を持って、積極的にプレゼンテーションを行うことが大切なので、出席することが大事である。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:適宜紹介する。 − 82 − 人 間 と 教 育 (E13000) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 担当者名 研究室 - 國崎 大恩 7 号館 5 階 研究室 3 後期 必修 講 義 ① 授業の概要・ねらい 教育とはその背後で「人間とは何か」を常に問いかける行為である。すなわち、私たちは何らかの人間像を暗 黙の内に前提としながら教育という営みを行い、その結果として前提としていた人間像を明るみに出しているの である。本授業では人間なるものと教育なるものの関係性について、西洋教育思想とその社会的背景に着目しな がら考察をしていく。 ② 学習の到達目標 人間と教育の関係性について理解を深め、教育という営みを客観的に捉える視点をもつことが本授業の目標で ある。具体的な到達目標は次の通りである。 (1)時代ごとの教育思想や社会的背景から、その背後にある人間観を説明することができる。 (2)教育実践の背後にある思想を捉え、その実践の社会的意義や課題について考えることができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 イントロダクション―教育思想史というアプローチ 第 2 回 レトリック・哲学・教育―古代ギリシアとパイデイア 第 3 回 キリスト教と教育―中世ヨーロッパ 第 4 回 ルネッサンスとヒューマニズム-「フマニタス」の思想をめぐって 第 5 回 コメニウスと 30 年戦争-近代学校の構想 第 6 回 ルソーとカント-近代的個人と理性 第 7 回 古典的人間形成論-「人はどのようにして大人になっていくのか」 第 8 回 ペスタロッチとフレーベル-「メトーデ」という発想 第 9 回 ヘルバルトから新教育へ-学校教育をめぐって 第 1 0 回 デューイと進歩主義教育運動 第 1 1 回 デュルケームと教育科学-教育科学の提唱 第 1 2 回 近代教育に対するフーコーのまなざし 第 1 3 回「ポストモダン」と教育 第 1 4 回 中世・近世における日本教育思想 第 1 5 回 日本近代教育思想と学校教育 ④ 授業時間外の学習 授業中に配布されたプリント等を見直し、内容をしっかりと理解しておいてください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:受講態度や小レポートなどを総合的に評価する ⑥ 履修上の注意など 「保育原理」や「教育原理」と関連した内容となっています。学習を振り返っておいてください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。プリントを配布します。 参考書:『教育思想史』 今井康雄編 有斐閣 2009 年 − 83 − こどもの食と栄養 (E13110) 2 時間数 /単位 20 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 進藤 容子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 適切な食の援助を行うには、小児期での食の体験が心身の健康と発達を促すことをふまえていなければならな い。したがって保育者には、こどもの発育・発達の過程と栄養や食品の基礎についての理解が求められる。また、 小児期は、食を営む力を育成する基礎が培われるため、保育に食育の視点を持つことが大切である。授業では、 栄養や食品の基礎、こどもの発育・発達の過程と栄養の特徴を学習する。その理解をふまえ、「こどもの食」を、 養護と教育とを一体的に展開する保育として、正しく理解し実践的に応用できる力の習得をねらいとする。 ② 学習の到達目標 ・栄養の概念および栄養素や食品に関する基礎的知識を習得する。 ・こどもの食の特徴に関する理解をふまえ、発達段階に応じた食の援助が考えられる。 ・食育の視点から食に関する保育が考えられる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 授業ガイダンス ABクラス 第 2 回 子どもの健康と食生活・食育の基本 ABクラス 第 3 回「欠食」から考える 生活リズム・味覚の発達 Aクラス Bクラス 第 4 回「好き嫌い」から考える からだのしくみと栄養 Aクラス Bクラス 第 5 回 栄養素のはたらき ABクラス 第 6 回 一日の食事の考え方 -食事摂取基準・食品の分類- ABクラス 第 7 回「咀嚼」について考える ABクラス 第 8 回 幼児期の心身の発達と食生活①(栄養の特徴・食事の援助) ABクラス 第 9 回 幼児期の心身の発達と食生活②(幼児食実習) Aクラス Bクラス 第 1 0 回 乳児期の心身の発達と食生活①(離乳の意義と食生活) ABクラス 第 1 1 回 乳児期の心身の発達と食生活②(離乳食) ABクラス 第 1 2 回 乳児期の心身の発達と食生活③(離乳食実習) Aクラス Bクラス 第 1 3 回 乳児期の心身の発達と食生活④(授乳の意義と食生活:母乳) ABクラス 第 1 4 回 乳児期の心身の発達と食生活⑤(授乳の意義と食生活:人工栄養) ABクラス 第 1 5 回 特別な配慮を要する子どもの食と栄養 食育演習 Aクラス Bクラス ④ 授業時間外の学習 テキストを事前に読んでおく。こどもの保健の関連箇所を確認しておく。 授業では演習課題を提示するので、課題に取り組みレポートを作成する。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 10% 0% 40% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:課題への取り組み、授業参加態度 「その他」:小テスト、小レポート ⑥ 履修上の注意など 事前・事後の学習にテキストを有効に活用し、使いこなせるようにする。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『新しい時代の保育者養成「子どもの食と栄養」』 進藤容子編著 あいり出版 2012 参考書:『授乳・離乳の支援ガイド実践の手引き』 母子衛生研究会 柳沢正義編・著 母子保健事業団 2008 他、適宜紹介する − 84 − 発 達 心 理 学 B (E13160) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 柳原 利佳子 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい この授業は、思春期以降からの発達に焦点をあてる。思春期からのこどもの育ちを見据えることは、小学校教 員のみならず、施設の保育士にも、職務内容の対象となることもあるので大切なことである。しかしそれだけで なく、社会にでる前に、これまでの自身の心の軌跡を振り返りつつ、人の生涯発達を理解することにより、教員・ 保育士として求められる自己を絶えず省みる観点を提供する。また生涯発達心理学の立場から予見される成人期 以降の問題にも触れ、より適応的に生きるための視点を構築する。 ② 学習の到達目標 自分がこれまでたどってきた道筋を振り返ると同時に、思春期以降の発達を理解する。また今後の人生の発達 の危機を理解し、さまざまな年代の人々の心模様についてより理解を深める。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 児童期・青年期の発達課題 第 2 回 思春期からの身体変化 第 3 回 世代を超えた発達の影響 第 4 回 男性らしさ・女性らしさ 第 5 回 性役割と自己意識 第 6 回 青年期の生活習慣の問題 (小テスト1) 第 7 回 人格の発達 第 8 回 自己の統合 -現実自己と理想自己 第 9 回 アイデンティティの形成とモラトリアム 第 1 0 回 青年期以降のアイデンティティ 第 1 1 回 配偶者選択 (小テスト2) 第 1 2 回 子どもを持つという選択 第 1 3 回 家族の発達 第 1 4 回 人口問題からみた個人の生き方 第 1 5 回 補足とまとめ(小テスト3) ④ 授業時間外の学習 授業時に出された課題、事前・事後に出された課題に取り組む。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 45% 55% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:小テスト・小レポート ⑥ 履修上の注意など 自己分析、資料の読み取り等について真摯に取り組むこと。 ピアヘルパー資格を取得するための必修科目である。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜紹介する。 − 85 − 相 談 援 助 (E13220) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 橋本 好市 7 号館 5 階 研究室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 保育や児童福祉の実践の場は対人援助の場でもある。 日々そして刻々人との直接的、 間接的なかかわりに基づ く多様なサービスが提供される。 その最も基本となるのが援助技術である。 社会福祉の理念に基づき、対人援助 の基本的な理念や歴史、 そして援助技術の理論を学び、 その上で様々な演習を取り入れ、 実践的な授業を行う。 ② 学習の到達目標 対人援助技術の基礎を知り、 自己の対人援助能力の向上をおこなう。児童や家族、 利用者に対する相談援助技 術のあり方についての理解ができるようになる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 社会福祉援助技術とは 第 2 回 社会福祉援助技術の方法 第 3 回 保育における社会福祉援助技術の活用 第 4 回 児童福祉施設における社会福祉援助技術の活用 第 5 回 社会福祉援助技術の発展と歴史 第 6 回 社会福祉援助技術の種類と意義 第 7 回 直接援助技術 第 8 回 間接援助技術 第 9 回 自己を知る 自己開示と援助者 第 1 0 回 他者と関わる 第 1 1 回 他者に対するイメージを持つ 第 1 2 回 援助者としての基本姿勢 第 1 3 回 コミュニティーワーク 第 1 4 回 ケースマネージメントと援助 第 1 5 回 事例の研究視点とまとめ ④ 授業時間外の学習 人を支援するとはどういうことか常に考えておく。自分が他人から助けられた場面や助けてほしかった場面を 思い出し、人を支援するときに必要な事項や能力について意見をまとめておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 20% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験を実施 「平常点」:受講態度、受講態度、課題への参加意欲・取り組み態度 ⑥ 履修上の注意など 保育士にはソーシャルワーク一部を担う場合もあることに意識をおき、保護者支援のための実践方法としての 理論を学ぶという意識で受講をすること。 再試験は実施しない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『保育実践に求められるソーシャルワーク』 橋本好市・直島正樹編 ミネルヴァ書房 参考書:適宜紹介する。 − 86 − 教育課程総論B (E13310) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 西本 望* 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 教育目的である人格の完成の実現にむけて、児童の心身の成長・発達に応じた教育実践を行うために、教育課 程の意義や基本的な編成原理などの理論背景について理解する。 教師が、把握したこどもの成長・発達の見通しを考えながら、何を、どのように教えるかが常に求められてい る。そこで現行の学習指導要領に至るまでの教育課程の歴史的変遷を学習しながら、教育課程の編成のための思 想、構造、編成原理について学習する。学校現場における長期の学習指導計画(年間行事等)、学習指導の原理、 形態など教育方法についても学習し、その実践や省察・計画および改善についての必要性等について講述する。 ② 学習の到達目標 教育課程に関する学術用語を正確に把握し、教育課程の意義や類型、学習指導要領の意義や役割その改訂の仕 組みも含め、実践に向かうための教育課程について、専門知識を獲得・理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 教育課程とは 第 2 回 教育課程の意義 第 3 回 家庭・地域社会のもつ教育機能 第 4 回 インフォーマルな教育課程とフォーマルな教育課程 第 5 回 教育課程の歴史的経緯Ⅰ:カリキュラム成立以前の教育方法 第 6 回 教育課程の歴史的経緯Ⅱ:カリキュラムの黎明期 第 7 回 教育課程の類型Ⅰ:カリキュラム編成の観点と思想(スコープとシークエンス) 第 8 回 教育課程の類型Ⅱ:教科カリキュラムと経験カリキュラム 第 9 回 教育課程の類型Ⅲ:種々のカリキュラムと教育実践およびその改革 第 1 0 回 教育課程作成の背景Ⅰ: こどもの成長・発達とターニングポイント:シークエンス、ヒドゥンカリキュラムの立場から 第 1 1 回 教育課程作成の背景Ⅱ:法および小学校学習指導要領との関連:文科省、学校、教師の役割 第 1 2 回 教育評価の意義と解釈 第 1 3 回 教育課程・学習指導計画の作成と展開Ⅰ:長期指導計画の概念と行事の意味 第 1 4 回 教育課程・学習指導計画の作成と展開Ⅱ:年間指導計画の作成と授業展開の意義 第 1 5 回 今日的課題、まとめ ※進行具合等によっては、授業計画を変更することがある。 ④ 授業時間外の学習 当該授業科目の教科書および配付プリントを熟読し、講義内容をしっかり丁寧によみとる。わからないことは、 自ら積極的に調べたり訊いたりして理解しておくこと。既習の教職関連科目については、すでに当該科目を学ぶ 上での既知のこととして前提条件であるとみなし授業を進行するので、それらの科目内容についても本授業内容 とともに復習しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:定期試験期間中に筆記試験を実施する。理解度および知識を問う。 「平常点」:積極的な参加や受講マナー姿勢とともに授業内レポートの課題を総合して行う。 ※授業の進捗状況によっては、評価方法を変更することがある。 ⑥ 履修上の注意など A4 判レポート用紙等を持参すること。その他持参物を指示することがある。特別な配慮が必要なときは申し 出ること(自己都合は不可)。Syllabus の本来の意味から、進行具合等によっては、授業計画を変更することがある。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『新しい教育課程論』 広岡義之編 ミネルヴァ書房 参考書:『人間形成のイデア』 武安宥ら 昭和堂 − 87 − 保 育 指 導 法 (E13330) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 多田 琴子 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 園における子どもの生活は遊びを中心に展開される。乳幼児期の教育(保育)の有り様は、子どもの発達を把握し た上で子ども自身が主体性を発揮して生活する情況をつくることが保育者の役割となる。本授業は、保育者の立場から、 子ども期にふさわしい生活や遊びがもたらす意味を理解し、保育者として必要な知識と指導技術を高める。 保育を計画実施する際の基礎的事項の学習並びに保育指導案を立案し実践的演習を行う。 ② 学習の到達目標 「何故保育を行うのか」「何故この活動が子どもに必要なのか」等の、保育をする意味を理解し、保育指導案の 立案から実践において必要な基礎的知識と基本的保育指導法の修得を目指す。 幼児の実態から立案した指導案には「活動への導入部分・活動の展開・活動の振り返り」という流れがあるこ とを知り、模擬保育を通して具体的な保育指導方法を体得する。 グループワークで行う模擬保育終了後は、学びの共有を図り、多様な保育展開の方法を知る。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 保育所・幼稚園の一日の流れ、保育形態と保育指導の構造 第 2 回 保育課程・教育課程・指導計画について 模擬保育グループ分け 第 3 回 乳幼児の遊び① 遊びの意味と必要性・遊びと発達と学び 第 4 回 乳幼児の遊び② 他者とのかかわりと葛藤体験・保育者の援助 第 5 回 子どものくらしと園行事 第 6 回 具体的指導方法① 構造的指導計画立案 3 歳児・4 歳児・5 歳児 第 7 回 具体的指導方法② 指導案作成と模擬保育① 基本的生活習慣 第 8 回 具体的指導方法③ 指導案作成と模擬保育② 体を使った遊び 第 9 回 具体的指導方法④ 指導案作成と模擬保育③ 集団遊び 第 1 0 回 具体的指導方法⑤ 指導案作成と模擬保育④ 自然物での遊び 第 1 1 回 具体的指導方法⑥ 指導案作成と模擬保育⑤ 言葉を使った遊び 第 1 2 回 具体的指導方法⑦ 指導案作成と模擬保育⑥ リズム遊び 第 1 3 回 具体的指導方法⑧ 指導案作成と模擬保育⑦ 絵画製作 第 1 4 回 具体的指導方法⑨ 指導案作成と模擬保育⑧ お別れ会 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 ・幼児の実態を受けて、実態にふさわしい活動を立案する必要があるので、実習日誌等読み直しておくこと。 ・「保育所保育指針」及び「幼稚園教育要領」の通読しておくこと。 ・模擬保育指導案作り、教材研究については、グループで事前協議を十分に行うこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 30% 40% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業への参加意欲、教材準備、指導案等の提出物、自己評価の内容 「製作物・実技など」:具体的保育技術、模擬保育での役割取得、グループワークの協同性 ⑥ 履修上の注意など ・積極的授業参加のこと。保育者にふさわしい言動と身だしなみ、学習準備で臨むこと。 ・模擬保育はグループワークであるため、計画的に集まり、主体的・協同的に行うこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:『保育所保育指針』 厚生労働省 編 フレーベル館 『幼稚園教育要領』 文部科学省 編 フレーベル館 その他、適宜紹介、配布する。 − 88 − 乳 児 保 育 Ⅱ (E13420) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 松尾 寛子 7 号館 5 階 研究室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 乳児保育Ⅰで学習した乳児の発達過程や保育内容の基礎的な知識を踏まえて、より具体的に乳児保育の理論や 知識・技術の習得を図る。集団保育の中で乳児一人一人の発達過程に応じた保育のあり方や、乳児の特性である 生活と遊びについて具体的に学ぶ。 ② 学習の到達目標 乳児の遊びや生活を知る。 乳児の遊びや生活についてグループ研究を通して、知識を深める。 乳児の保育の環境をしっかりと捉え、具体的な保育の方法など実践力を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション、乳児の遊びや生活を知る 第 2 回 保育教材を考える(ペープサート・パネルシアターなど) 第 3 回 保育教材を作成する 第 4 回 作成した保育教材を使って保育をする 第 5 回 作成した保育教材を使って保育をする、振り返りをする 第 6 回 乳児の遊びを知る手遊び、わらべ歌遊び 第 7 回 乳児の遊びを体験する、手遊び、わらべ歌遊び 第 8 回 保育所保育指針、認定こども園教育・保育要領からみる育てたい力について 第 9 回 乳児の発達や遊びを研究する①保育形態と環境構成 第 1 0 回 乳児の発達や遊びを研究する②子育て支援の実態 第 1 1 回 乳児の発達や遊びを研究する③乳児のおもちゃ 第 1 2 回 乳児の発達や遊びを研究する④乳児の発達 第 1 3 回 乳児の発達や遊びを研究する⑤乳児と安全 第 1 4 回 乳児の発達や遊びを研究する⑥保育者の関わり 第 1 5 回 振り返りとまとめ ④ 授業時間外の学習 授業時間内にて指定したページを事前学習・事後学習する。 日常のなかで出会う乳児に関心を持ち観察を行う等、触れ合う機会を持つ。 メディアを通して報じられる乳児関連の記事や、子育ての情報に関心を持つ。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 20% 40% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:受講態度等 「製作物・実技など」:模擬保育、グループ活動などへの参加態度等 ⑥ 履修上の注意など 模擬保育や、グループ活動など、積極的な参加を求める。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:乳児保育Ⅰで使用したテキスト 参考書:乳児保育Ⅰで指定した参考書 − 89 − 障がい児の理解と援助Ⅰ (E13430) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 必修 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 佐野 豊 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 ① 授業の概要・ねらい わが国は、障害に対する理解と障害児を取り巻く環境が十分に整っているとは言い難い状況にあることから、 障害児保育では、共に生きる社会の実現を目指して、障害のある子どもの発達特性に応じた保育を行うとともに、 障害の有無にかかわらず、共に育つことができる保育・教育実践を行うための様々な方策や技術を身に付ける。 ② 学習の到達目標 障害児保育を支える理念や歴史的変遷を学び、障害児及びその保育について理解する。様々な障害について理 解し、障害児に対する理解や援助の方法、環境構成等について学ぶとともに、他児とともに育ちあう保育実践に ついて理解を深める。障害のある子どもの保護者への支援や関係機関との連携、障害児を取り巻く現状と課題に ついて学び、障害のある子どもと保護者への適切な支援ができるようになることを目標とする。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション及びインクルーシブ保育の理論と実践の基本について理解する 第 2 回 障害の理解、障害の考え方、障害の概念等について学ぶ 第 3 回 インクルーシブ保育に携わる人の実践的視点、発達が気になる子について理解する 第 4 回 障害児保育の歴史的変遷について学ぶ 第 5 回 障害の特性と配慮について理解する①(知的障害) 第 6 回 障害の特性と配慮について理解する②(発達障害①) 第 7 回 障害の特性と配慮について理解する③(発達障害②) 第 8 回 障害の特性と配慮について理解する④(身体障害①) 第 9 回 障害の特性と配慮について理解する⑤(身体障害②) 第 1 0 回 障害児保育の現状、生活のしづらさについて理解する 第 1 1 回 保育者の視点から障害児の生活のしづらさを捉え、支援に必要な内容を学ぶ 第 1 2 回 障害児保育の基本理念と意義及び障害児保育に関する権利条約等について理解する 第 1 3 回 障害児保育に関する理念の動向、これからの保育・教育のあり方について学ぶ 第 1 4 回 障害児保育に関する法・制度、関係機関等との連携について理解する① 第 1 5 回 障害児保育に関する法・制度、関係機関等との連携について理解する② ④ 授業時間外の学習 教科書を事前に熟読するとともに、これまでに出会った障害のある子どもとその保護者、実習先での障害児に 対する具体的な対応方法等を振り返り、共に生きる社会の実現のために何が必要なのかを、その都度、事後学習 として取り組むこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:受講態度、授業への積極的な参加度、提出物等で総合的に評価する。 ⑥ 履修上の注意など 障害のある子どもと保護者の思いをしっかり受け止めるとともに、共に育つことのできる保育・教育実践を行 うために、演習課題を必要の都度取り入れるので、授業への積極的な参加と意欲的な態度を求めます。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『ソーシャルインクルージョンのための障害児保育』 堀智晴・橋本好市 直島正樹編著 ミネルヴァ書房 参考書:『障がい児保育の基礎』 柴崎正行編著 (株)わかば社 『障害児保育』 西村重稀・水田敏郎編集 中央法規出版(株) − 90 − 障がい児の理解と援助Ⅱ (E13440) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 松尾 寛子 7 号館 5 階 研究室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 近年の障害に対する意識や制度の変化は、障害児保育・教育現場にも大きな影響を与えるようになってきた。 本講義では障害の知識をもとに、幼児・児童及び生徒への関わり方、保育教育の方法について具体的に学ぶ。 ② 学習の到達目標 障害のある幼児について理解し、具体的な対応方法を身につけることができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション、統合保育・統合教育とは保育現場・教育現場での支援体制 第 2 回 知的能力障害の特徴と支援の具体的方法 第 3 回 自閉症スペクトラムの特徴と支援の具体的方法① 第 4 回 自閉症スペクトラムの特徴と支援①レインマンから学ぶ 第 5 回 自閉症スペクトラムの特徴と支援①レインマンから学んだことを振り返る 第 6 回 さまざまな障害の特徴と支援の具体的方法 第 7 回 さまざまな障害の特徴と支援①教材研究 第 8 回 さまざまな障害の特徴と支援①教材作成 第 9 回 家族への支援、保育の方法 第 1 0 回 家族への支援、発達支援の技法①たったひとつのたからものから学ぶ 第 1 1 回 家族への支援、発達支援の技法②たったひとつのたからものから学んだことを振り返る 第 1 2 回 発達支援の技法①研究発表準備 第 1 3 回 発達支援の技法②発表 第 1 4 回 発達支援の技法③発表と振り返り 第 1 5 回 まとめ、理解度の確認 ④ 授業時間外の学習 テキスト等、指定した箇所を事前学習・事後学習するように指示があった場合はその課題をしてくること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 15% 30% 5% 「定期試験」:レポート試験もしくは筆記試験 「平常点」:受講態度 等 「製作物・実技など」:制作物の提出、研究発表やその取組み等 「その他」:理解度の確認時に行うこと ⑥ 履修上の注意など 障害についての基礎的な知識は、障がい児の理解と援助Ⅰで得ているものとして授業を進行する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『障害児の理解と支援』 小川圭子 矢野正編著 嵯峨野書院 参考書:『特別支援保育に向けて』、安藤忠 川原佐公編著 建帛社 『障害児保育の理論と実践-インクルーシブ保育の実現に向けて-』 堀智晴 橋本好市編著 ミネルヴァ書房 − 91 − 教育方法・技術論 (E13450) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 光成 研一郎 7 号館 5 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい 教育目的、目標達成のために必要な手段として、教育の方法および技術が重要となる。学校教育においては、 発達段階や個性に応じた様々な教育方法、技術が求められる。具体的には授業の目標・内容・指導・評価などに 関する理論的知識に裏打ちされた実践力が必要となる。さらに現代において、教育方法および技術を新しい視点 で捉え、最新のマルチメディア機器や教材を活用する方法や技術を習得する必要が生じている。本講義において は、日本と諸外国とのカリキュラム、教育方法などを比較、検討し、望ましい教育法のあり方も考察していく。 ② 学習の到達目標 教育の目的、内容について理解を深めることで教育の方法および技術が明確となる。それゆえ教育目的、教育 内容、教育方法の関係について理解を深めることを目指す。また教育方法および技術に関する諸理論を概観し、 現在求められている教育方法の知識および技術の具体像を描くことができ、情報機器および教材が活用できるよ うになることを目指す。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 教育方法の意味 第 2 回 教育方法の歴史的展開 第 3 回 教育方法の類型 第 4 回 教育課程の歴史的展開 第 5 回 教育課程の類型 第 6 回 教育目標・内容・評価 第 7 回 教育方法と学習指導(1)学習指導の原理 第 8 回 教育方法と学習指導(2)学習指導の過程 第 9 回 教材研究(教材の活用方法について) 第 1 0 回 学習指導要領の変遷と新学習指導要領の特色 第 1 1 回 総合的な学習の時間の意義 第 1 2 回 諸外国の教育方法 第 1 3 回 教育工学と教育メディア 第 1 4 回 情報機器の活用と技術(ICT の教育活用について) 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 講義終了後に次回の授業テーマについて予告をするので、教科書や資料などを読み、授業に臨むこと。予習・ 復習の課題を適宜指示する。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:授業終了後に筆記試験を実施する。 「平常点」:授業に臨む態度、小テスト、BRD、課題の提出状況を含む。 ⑥ 履修上の注意など 講義内容にのっとったレポートの提出を求めることがある。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『人間形成のイデア』 武安宥編 昭和堂 参考書:随時紹介する。 − 92 − 体 育 Ⅱ (E14150) 1 演 習 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 ◎近藤みづき 7 号館 2 階 3 後期 選択 幼稚園教諭一種免許状取得選択必修 三木 伸吾 研究室 他 小学校教諭一種免許状取得選択必修 ① 授業の概要・ねらい 幼児期、児童期の子どもは新しい動きを実現する機会が多く、様々な動きを身につける過程を通じて心身一 体となって成長して いく。子どもの発達段階には個人差があり、教育者、保育者は子ども一人ひとりがもつ動きの感じに寄り添い、指導や援助する能 力が求められる。本演習では子どもの運動発達をふまえた上で「体育Ⅰ」で身につけた基本的な技能を発展、応用できる力を養 成する。そして、教育者、保育者として実践現場で的確な指導や援助ができるようになるための指導方法や支援方法を習得する。 ② 学習の到達目標 ・各運動領域の内容や多様な運動、運動遊び、身体表現の基本的な技能を発展させることができる。 ・各運動領域の内容や多様な運動、運動遊び、身体表現の特性を理解でき、応用できる。 ・保育、教育現場で応用できる指導方法、援助方法を習得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 リズム運動 第 3 回 身体表現 第 4 回 親子体操 第 5 回 用具を使った運動遊び①ボール・はちまき 第 6 回 用具を使った運動遊び②短縄・長縄 第 7 回 大型用具を使った運動遊び(マット・平均台) 第 8 回 体力を高める運動 第 9 回 陸上運動①ハードル走 第 1 0 回 陸上運動②走り幅跳び・走り高跳び 第 1 1 回 器械運動①跳び箱 第 1 2 回 器械運動②鉄棒 第 1 3 回 ボール運動①ゴール型 第 1 4 回 ボール運動②ネット型 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 ・幼児や児童の運動について関心を高め、メディア等で情報を収集しておくこと。 ・次回の授業内容について事前に調べておくこと。 ・授業後に記録する授業プリントを提出すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 40% 30% 30% 「平常点」:受講態度、積極性 「製作物・実技など」:提出物、実技 「その他」:レポート課題 ⑥ 履修上の注意など ・保育者、教育者として実際の指導場面を想定しながら受講すること。 ・体調管理し、寒さに負けない体づくりをすること。 ・学校指定のポロシャツを着用し、運動に適した服装と靴(室内用・屋外用)を用意すること。 ・アクセサリーは外すこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:『幼児期運動指針実践ガイド』 日本発育発達学会編 − 93 − 教科指導法(国語) (E14200) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 牛頭 哲宏 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 小学校における国語の授業について、実際の教育現場で役立つ指導法について具体的に考える。 ② 学習の到達目標 教育実習はもちろん、将来、教壇に立ったときに役立つ指導法を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 国語って何を教える教科? 第 2 回 授業時間の 45 分をどう生かす? 第 3 回 子どもが食いつく発問のテクニックとトレーニング 第 4 回 子どもの発言を目に見える形にする板書メモのテクニックとトレーニング 第 5 回 場面の読み取りを大切にする物語の授業 第 6 回 理科や社会科にならないための説明文の授業 第 7 回 書けない子でも書けるようにする作文の授業 第 8 回 声に出して味わう古典の授業(教職課程基礎知識確認テストの実施) 第 9 回 討論や発表を楽しむ授業 第 1 0 回 漢字指導は国語指導のイロハのい 第 1 1 回 字形と書く速さを意識する書写の授業 第 1 2 回 個人差への対応と机間巡視 第 1 3 回 先生の話し方(教育話法) 第 1 4 回 学んだ実感を味わわせるポートフォリオ評価 第 1 5 回 まとめ:ふたたび「国語って何を教える教科?」 ④ 授業時間外の学習 毎時間の復習を行うこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 30% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への取り組み 「製作物・実技など」:提出物等 ⑥ 履修上の注意など 講義形式をとるが、随時、発問をおこなうので、それを契機とした参加者同士の討論によって考えを深めるこ とを目指す。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『現場で役立つ小学校国語科教育法』 牛頭哲宏・森篤嗣 ココ出版 参考書:授業中に指示する。 − 94 − 教科指導法(社会) (E14210) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 増田 進司 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 小学校社会科教科書・副読本(神戸市立小学校使用分)を参考に学習指導案を作成し、模擬授業などを体験す る中で、ひと・もの・ことを意識した社会科の教材研究の基礎を培う。 ② 学習の到達目標 ・教科書・副読本をもとに各単元の目標を理解し、各種の資料を収集選択作成し効果的に活用することができる ・社会科の知識・指導技術を学び、教育現場で発達段階に応じた実践ができるようにする。 ・社会動向に目を向け、社会的視野を養う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション(講座の構想・授業・教材研究・指導案・板書・細案など) 第 2 回「校区たんけん」について教材研究(校区地図・地図記号など地図指導を活用) 第 3 回「人々のくらしのうつりかわり」についての教材研究(聞き取り・見学・まとめ) 第 4 回 学習指導案作成①(グループで3.4年生の単元から選定) 第 5 回 兵庫県内の社会見学地と事前指導について考える(県内の見学地・関連する単元・見学の 目的・しおりやワークシートの検討・事前指導や学習の内容・事後指導や学習の内容) 第 6 回「町の発展につくした人々」について教材研究(古地図・写真・絵・道具などの収集・活用) 第 7 回 学習指導案作成②(グループで3.4年生の単元から選定) 第 8 回 模擬授業の実践と検討(個人・グループからの提案をもとに) 第 9 回 国土の地形や気候、自然条件から見て特色ある地域の人々の生活を考える(地図帳の活用) 第 1 0 回「わたしたちの食生活と食料生産」について教材研究(グラフ等統計資料の活用) 第 1 1 回 学習指導案作成③(グループで5年生の単元から選定) 第 1 2 回「三人の武将について」教材研究(天下統一・江戸幕府のはじまり) 第 1 3 回 学習指導案作成④(グループで6年生の単元から選定) 第 1 4 回 模擬授業の実践と検討(個人・グループからの提案をもとに) 第 1 5 回 まとめと補足 ④ 授業時間外の学習 講義の復習・次回講義の予習を行うこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 20% 40% 0% 「定期試験」:レポート提出 「平常点」:講義参加態度 「製作物・実技など」:指導案・模擬授業など ⑥ 履修上の注意など 本学立地の、長田区・神戸市・兵庫県や日本・世界・社会動向について興味・関心を持ち、平素から見聞を深 めておくこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学校学習指導要領 小学校指導要領解説 社会編』 文部科学省 参考書:『3.4年生社会科副読本 わたしたちの神戸』 神戸市 『小学校社会科教科書 3/4.5.6年生』 日本文教出版 『小学校社会科教科書 3/4.5.6年生用指導書』 日本文教出版 『小学生の地図帳』 帝国書院 『社会科全時間の授業プラン 4~6年生』 日本標準 − 95 − 教科指導法(算数) (E14220) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 都賀 純 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 学習指導案の作成や模擬授業を通して、「授業」について理解をする。 こどもの興味関心を引き出し確かな学力を育む、そのために教師として留意すべきことは何か。学校現場での こどもの姿を交えながら、授業実践、授業後討議を通して深めていく。 ② 学習の到達目標 こどもの育ちと、学習指導要領に示された学習内容をつなぐ授業構成について理解することができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 算数科の目標 第 2 回 学習指導案① (学習指導案を読む・45 分間の構成・教材研究のポイント) 第 3 回 学習指導案② (授業テーマを決める・学習指導案を書く) 第 4 回 学習指導案③ (板書計画・評価のポイント・教材研究) 第 5 回 模擬授業① (数と計算領域 低学年・授業後の批評会) 第 6 回 模擬授業② (数と計算領域 中学年・授業後の批評会) 第 7 回 模擬授業③ (数と計算領域 高学年・授業後の批評会) 第 8 回 模擬授業④ (量と測定領域 低学年・授業後の批評会) 第 9 回 模擬授業⑤ (量と測定領域 高学年・授業後の批評会) 第 1 0 回 模擬授業⑥ (図形領域 低学年・授業後の批評会) 第 1 1 回 模擬授業⑦ (図形領域 高学年・授業後の批評会) 第 1 2 回 模擬授業⑧ (数量関係領域 低学年・授業後の批評会) 第 1 3 回 模擬授業⑨ (数量関係領域 中学年・授業後の批評会) 第 1 4 回 模擬授業⑩ (数量関係領域 高学年・授業後の批評会) 第 1 5 回 まとめ ふりかえり ④ 授業時間外の学習 予習、復習はしっかりすること。 授業で疑問に思ったり、興味を持ったことについては、積極的に探究する姿勢を期待する。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 60% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業参加態度、グループワークや模擬授業、討論での積極性、レポートなど ⑥ 履修上の注意など 受け身にならず積極的に学び取ろうとする姿勢を期待する。 常に疑問を持ち、積極的に質問や論述をしようとする姿勢を期待する。 授業の対象であるこどもの意識、興味、反応を常に意識する姿勢を期待する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 算数編』 文部科学省 参考書:適宜紹介する。 − 96 − 教科指導法(理科) (E14240) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 田村 壽秀 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 小学校理科の指導方法の変遷、現在の理科教育の理念や目標、法的位置づけや内容構成などの理論的背景を明 らかにし、小学校理科の学習指導法を明らかにする。 ② 学習の到達目標 小学校で理科を学ぶ意義について理解し、小学校理科教育の全体像を把握する。その上で、小学校理科教育の 目的や方法について理解し、理科授業構想・授業実践できる幅広い基礎を培う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 理科教育とは 第 2 回 理科学習指導要領の変遷 第 3 回 現在の日本の理科指導法 第 4 回 安全で正しい器具の使用方法 第 5 回 教材研究Ⅰ 3 年生の教材研究(単元構想など) 第 6 回 教材研究Ⅱ 4 年生の教材研究(学習指導展開を中心に) 第 7 回 教材研究Ⅲ 5 年制の教材研究(実験・観察方法など) 第 8 回 教材研究Ⅳ 6 年生の教材研究(教材教具の工夫を中心に) 第 9 回 理科学習の展開例を見て、指導技術を学ぶ 第 1 0 回 理科学習指導案の作成 第 1 1 回 模擬授業の体験と相互評価① 3 年「いろいろな昆虫の観察」を中心に 第 1 2 回 模擬授業の体験と相互評価② 4 年「月の動き」を中心にし 第 1 3 回 生活科、理科、総合的学習との関連 第 1 4 回 理科学習の発展教材(クリップモーターづくり) 第 1 5 回 理科授業の今後の評価の在り方 ④ 授業時間外の学習 必要に応じて、レポート等の提出を求める。 模擬授業の指導案の作成 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 30% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:講義中の意欲、受講態度 「製作物・実技など」:課題レポート、学習指導案の作成 ⑥ 履修上の注意など 原則として、遅刻・欠席は認めない。 欠席した場合、プリント等、自己責任としてコピー等をし、授業の補充を行うこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 理科編』 文部科学省 参考書:『理科教科書「わくわく理科」3 年~ 6 年』啓林館 − 97 − 教科指導法(家庭) (E14250) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 島岡 敦子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい ・学習指導要領に基づいた家庭科の目標や指導内容、2年間を見通した題材構成を理解する。 ・小学校現場での授業実践例を参考にしながら、指導法や評価の工夫について理解する。 ・指導案作成と模擬授業の実施。 ② 学習の到達目標 ・小学校家庭科の目標や内容、指導事項をつかみ、題材構成や指導と評価のりあり方を理解する。 ・題材の教材研究を通して課題解決学習や基礎基本の定着を目指した指導法の工夫を行い、指導案を作成する。 ・実践的体験的学習を指導する教師の資質を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 家庭科教育の意義とねらい 家庭科の特徴 第 2 回 学習指導要領(家庭)の目標と内容 題材の構成 年間計画 第 3 回 家庭科における学習指導と育てたい力 第 4 回 家庭科における学習評価 指導と評価の一体化 第 5 回 内容 A「家庭生活と家族」の指導 ガイダンスの実践例をもとに教材研究 第 6 回 内容 B「日常の食事と調理の基礎」の指導 基礎的・基本的な知識技能の習得 第 7 回 調理実習の指導 家庭科室の管理・安全指導 第 8 回 内容 C「快適な衣服と住まい」の指導 課題解決学習 言語活動の充実 第 9 回「生活に役立つ物の製作の」の指導 基礎的な技能の定着を図る教材研究 第 1 0 回 内容 D「身近な消費生活と環境」の指導 消費者教育の視点を取り入れた指導 第 1 1 回 指導案の作成と相互検討 6班に分かれて授業担当領域を分担して指導案を作成 第 1 2 回 指導案の決定と資料作成 班ごとに板書資料や児童配布資料等の作成 第 1 3 回 模擬授業①と相互評価 20 分授業・評価カードを基に 20 分話し合いを2回実施 第 1 4 回 模擬授業②と相互評価 20 分授業・評価カードを基に 20 分話し合いを2回実施 第 1 5 回 模擬授業③と相互評価 20 分授業・評価カードを基に 20 分話し合いを2回実施 ④ 授業時間外の学習 指導案作成に関する指導事項の確認や資料調査など ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 20% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への積極的参加度 「製作物・実技など」:レポート、教材製作実技 ⑥ 履修上の注意など 調理実習身支度、上履き、裁縫用具などの持参 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 家庭編』 文部科学省 東洋館出版社 『わたしたちの家庭科 小学校5・6』 開隆堂 − 98 − 教科指導法(体育) (E14280) 2 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 時間数 /単位 開講 卒業 時期 要件 15 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 三木 伸吾 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 学習指導要領に基づき、小学校体育科指導に必要な目標の設定から授業計画及び具体的な指導実践法を学ぶ。 各領域の運動特性を理解し、児童の発達段階のまとまりに応じた適切な指導が出来るようになる。 ② 学習の到達目標 ・運動の特性に応じ体育指導の授業計画を設定し、模擬授業を実施することができる ・学習指導要領を正しく解釈し、発達段階に応じた授業を構築することができる。 ・運動の楽しみ方や学び方を理解し、段階的系統的な授業実践と適切な教授法を実践することができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス・講義1「これから求められる学校体育の在り方」 第 2 回 講義2「学習指導要領体育科の目標と内容」 第 3 回 講義3「体育学習の進め方と評価」 第 4 回 講義4「運動の特性と楽しさの関係」 第 5 回 講義5「水泳学習の進め方・水難事故防止と安全学習」 第 6 回 講義6「低学年の学習内容と学習指導案作成」 第 7 回 講義7「中学年の学習内容と学習指導案作成」 第 8 回 講義8「高学年の学習内容と学習指導案作成」 第 9 回 講義9「運動領域に応じた学習指導案作成」 第 1 0 回 模擬授業1「体つくり運動」 第 1 1 回 模擬授業2「器械運動系」 第 1 2 回 模擬授業3「ボール運動系」 第 1 3 回 模擬授業4「陸上運動系」「表現運動系」 第 1 4 回 模擬授業の総括と研究討議 第 1 5 回 振り返りと総括 ④ 授業時間外の学習 ・学習指導要領の解釈 ・授業計画及び学習指導案の作成 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 45% 25% 25% 5% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業内の課題に対する関心・意欲・態度と知識の定着及び理解の深まり 「製作物・実技など」:学習指導案の理解的到達度と模擬授業実施の技能的到達度 「その他」:授業全般における関心・意欲・態度 ⑥ 履修上の注意など 教職員を目指すことが前提で講義を展開します。言動や身なり・服装などの態度全般も教職員を目指すものと して受講に臨んでください。特に、模擬授業では体育実技を実施します。アクセサリー等の装飾品は外し、運動 のできる適切な格好で受講するようにしましょう。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 体育編 平成 20 年 8 月』 文部科学省 東洋館出版 参考書:『新しい体育授業の運動学 子どもができる喜びを味わう運動学習にむけて』 三木四郎 明和出版社 − 99 − 英 語 教 育 論 (E14290) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 脇本 聡美 7 号館 5 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 初等英語教育の意義と、その具体的な目標や課題などについて理解を深める。 児童の感情と学習内容が結び付けられる英語活動を理解し、初等英語教育のための実践力を身に付ける。 ② 学習の到達目標 講義や模擬授業を通して、初等英語教育の授業の方法、指導案の作成、教材開発についての実践力を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 小学校「外国語活動」の学習指導要領について 第 3 回 Hi Friends! 紹介と内容の特徴理解、海外諸国における初等外国語学習 第 4 回「外国語活動」DVD 映像による授業の分析と考察 第 5 回「外国語活動」ティームティーチング授業の分析と考察 第 6 回 Hi, Friends! を使った模擬授業 グループ1 第 7 回 Hi, Friends! を使った模擬授業 グループ2 第 8 回 Hi, Friends! を使った模擬授業とリフレクション 第 9 回 Authentic 教材を使った「外国語活動」 第 1 0 回 Authentic 教材を使った模擬授業指導案の発表と評価 第 1 1 回 Authentic 教材を使った模擬授業 グループ A 第 1 2 回 Authentic 教材を使った模擬授業 グループ B 第 1 3 回 Authentic 教材を使った模擬授業 グループ C 第 1 4 回 Authentic 教材を使った模擬授業 グループ D とリフレクション 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 模擬授業の指導案作成準備、レポート、グループ発表準備 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:レポートや指導案などの提出物、授業への取り組み ⑥ 履修上の注意など 初等英語教育についての理解を深め、実践力をつけるために、何をどのように学べばよいのかについて、主体 的に学ぶ意欲と態度が求められる。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校学習指導要領解説 外国語活動編』 文部科学省 参考書:『小学校英語の教育法』 アレン玉井光江著 大修館書店 『アメリカの小学校ではこうやって英語を教えている―英語が話せない子どものための英語習得プログ ラムライミング編 』 リーパーすみ子著 径書房 『小学校におけるプロジェクト型英語活動の実践と評価』 東野裕子 高島英幸著 高陵社 『想像力を触発する教育 』 キエラン・イーガン著 北大路書房 『小学校からの英語教育をどうするか』 柳瀬陽介 小泉清裕著 岩波書店 『[ 小学校 ] 英語活動ネタのタネ』 小泉清裕著 アルク − 100 − 保育所実習指導Ⅱ (E14340) 1 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 ◎松尾 寛子 7 号館 5 階 中田 尚美 研究室 保育士資格取得選択必修 演 習 ① 授業の概要・ねらい 保育所実習Ⅰや保育所実習指導Ⅰを踏まえ、自らの体験を多面的に検討し、保育所実習Ⅱに対する課題を明確 にする。実践する保育内容について指導計画を立案し、実際に保育士に代わって実践できるように具体的な保育 方法等を学ぶ。実習生の視点だけではなく保育士として身につけておくべき知識や技術などを習得し、それを実 践の場で生かすことができるようにする。保育士の視点に立って考えることができるように、資質 ・ 能力 ・ 技術 ともに身につけることができるようにする。 ② 学習の到達目標 ・保育所実習Ⅰや既習の教科内容との関連性をふまえ、保育実践力を培い、保育を総合的に学ぶ。 ・保育士の専門性と職業倫理を理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 保育所実習Ⅱの意義と目的の理解 第 2 回 教務ガイダンス−手続き・日誌提出書類等の配布 第 3 回 保育所における子どもの育ち・あそび・保育の展開① 第 4 回 保育所における子どもの育ち・あそび・保育の展開② 第 5 回 保育所における子どもの育ち・あそび・保育の展開③ 第 6 回 保育所における子どもの育ち・あそび・保育の展開④ 第 7 回 実習直前指導−実習の心得と課題の確認 第 8 回 実習を終えて ④ 授業時間外の学習 他の科目で学んだ児童福祉施設としての保育所の役割を十分理解するとともに、既習の子どもの成長過程につ いての理解も深めておく。保育所実習Ⅰ、保育所実習指導Ⅰで学んだ事柄も復習しておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 20% 50% 30% 「平常点」:受講態度 「製作物・実技など」:保育の展開に関する製作物、授業内で課される課題等 「その他」:レポートなどの提出物等 ⑥ 履修上の注意など 原則として遅刻・欠席は認めない。全回出席のこととする。欠席した場合は欠席回のプリント等を自己責任の もと確保したうえで、授業の補充を行うこととする。保育所実習指導Ⅰ、保育所実習指導Ⅱ内での指導事項を守り、 授業内で与えられた課題などに対して、誠実・積極的に取り組むこと。模擬保育の要素を取り入れる。グループ で練習した成果を発表することもある。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:保育所実習指導Ⅰと同様 参考書:随時紹介する。 − 101 − 保 育 所 実 習 Ⅱ (E14350) 2 時間数 /単位 40 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 松尾 寛子 7 号館 5 階 研究室 実 習 ① 授業の概要・ねらい 保育所実習Ⅰをもとにして、さらなる保育所保育を実際に体験し、保育者として必要な資質・能力・技術を習 得することを目的とする。さらに家庭と地域の生活実態にふれて、子どもの家庭福祉ニーズに対する理解力・判 断力を養うとともに、子育てを支援するために必要とされる能力や保育者の専門性について実際に保育者から学 ぶ。子どもとのかかわりだけではなく、保護者とのかかわり、障害のある子どもへの支援の方法とその学び職員 間の連携、行事など、保育所で働く保育者の職務についてより具体的に学ぶ。 ② 学習の到達目標 ・子どもとの関わりや保育所実習Ⅰでの学びをふまえて、保育所保育への理解を深める。 ・保護者支援の方法や連携の方法を知る。 ・地域の子育て支援の方法を知る。 ・指導計画を作成し、実践、観察、記録、評価を行う。 ・保育者の業務全般を理解する。 ③ 授業の内容・計画 3 年時前期に 2 週間の実習を実施する。子どもと活動を共にしながら、養護と教育が一体となって行われる保 育や保育所の社会的役割と責任を知る。また、参加しながら保育を理解したり、子どもの保育及び保護者・家庭 への支援と地域社会等との連携方法を学ぶ。指導計画を作成しそれを実践したり、ふりかえり・記録・評価をし ながら、保育者の業務全般と職業倫理を体得し、自己の課題を明確化できるようにする。 ④ 授業時間外の学習 他の科目で学んだ児童福祉施設としての保育所の役割を十分理解するとともに、既習の子どもの成長過程につ いての理解も深めておく。保育所実習Ⅰ、保育所実習指導Ⅰ、保育所実習指導Ⅱで学んだ事柄も復習しておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 0% 50% 「平常点」:実習参加態度など、実習先からの評価 「その他」:実習日誌の提出等 ⑥ 履修上の注意など 保育所実習指導Ⅰ、保育所実習指導Ⅱ授業内にて指導した事項を遵守し、真摯な態度で実習に臨むこと。保育 士倫理綱領に基づいた行動を求める。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:保育所実習指導Ⅰ・Ⅱと同様 参考書:随時紹介する。 − 102 − 施設実習指導Ⅱ (E14360) 1 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 橋本 好市 7 号館 5 階 研究室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 社会福祉施設といっても、その対象、種別は数多く存在する。また各施設によって成立過程や背景、あるいは 援助方法などにおいても様々な思いや理念が存在する。特に児童養護施設のあり方とその理念や援助の基本を学 んでいく。そして希望するそれぞれの施設実習に臨むにあたり、社会福祉施設の意義、利用者の援助、職員の理 念などについての理解を深める。 ② 学習の到達目標 児童養護施設の現状と役割についての理解ができる。 様々な利用者への援助の基礎的な能力を得て実習に望む。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 社会福祉施設の現状と種類 第 2 回 社会福祉施設の類型と業務について 第 3 回 利用者の理解 児童・障害児について 第 4 回 児童養護施設の業務について 第 5 回 実習施設事前学習 第 6 回 実習計画書指導・作成 第 7 回 実習開始に当たっての最終確認指導 第 8 回 実習事後指導 専門職者として~施設実習への振り返りと課題~ ④ 授業時間外の学習 社会生活で必要とされる基本的なマナーを意識した生活を送り、身につけておく。 例えば、挨拶の仕方・敬語の使い方・時間の守ること・整理整頓の仕方などである。また話し言葉と書き言葉 の違いについて理解をしておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 50% 0% 「平常点」:受講態度・レポート等 「製作物・実技など」:実習に関する書類や手続きの取り組み態度 ⑥ 履修上の注意など 原則として遅刻・欠席は認めない(正当な理由無き場合は実習を辞退したものと見なす)。 実習に向けての態度・意欲や社会的常識など、実社会で必要とされる言動を求めます。それらが著しく欠ける と判断される場合は、審議において実習不可と判断する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『本当に知りたいことがわかる!保育所・施設実習ハンドブック』 橋本好市編 ミネルヴァ書房 (2 回生時使用) 参考書:レジュメ配布、その都度紹介する。 − 103 − 施 設 実 習 Ⅱ (E14370) 2 時間数 /単位 40 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得選択必修 橋本 好市 7 号館 5 階 研究室 実 習 ① 授業の概要・ねらい 社会福祉施設といっても、その対象、種別は数多く存在する。また各施設によって成立過程や背景、あるいは 援助方法などにおいても様々な思いや理念が存在する。特に児童養護施設のあり方とその施設での理念や援助の 基本を学んでいく。そして希望するそれぞれの実習に臨むにあたり、社会福祉施設の意義、利用者の援助、職員 の理念などについての理解を深める。 ② 学習の到達目標 児童養護施設の現状と役割についての理解ができる。 様々な利用者への援助の基礎的な能力を得て実習を行う。 ③ 授業の内容・計画 ・児童養護施設、乳児院を中心とする児童福祉施設における実習とする ・3年前期8月に、10日間程度実施する ・期間中は施設の指導のもと実習を行い、毎日その日の実習記録をつけて提出する。 ・実習期間中には、教員が巡回に訪れて学生・施設と話し合いを行い、それぞれに指導を行う。 ・事後指導の指示に従う。 ④ 授業時間外の学習 2 年生時の実習体験をもとに、自らの課題や意欲の持ち方について再認識しておく。これまでの実習日誌を読 み返して、実習に対するイメージを持つ。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 0% 50% 「平常点」:実習参加態度・成果など、実習先からの評価に基づく判断 「その他」:実習日誌等 ⑥ 履修上の注意など 施設指導Ⅱ授業内にて指導した事項を遵守し、真摯な態度で実習に臨むこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:実習先からの指定図書等その都度紹介 − 104 − 幼 稚 園 実 習 Ⅱ (E14390) 3 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 担当者名 3 通年 選択 幼稚園教諭一種免許状取得選択必修 実 習 研究室 ◎多田 琴子 7 号館 5 階 光成研一郎 研究室 ① 授業の概要・ねらい 幼稚園教育の実際を体験学習する。幼稚園実習Ⅱは幼児教育理論と保育実践の統合を図り、実践力を養うことを目 的とする。保育者としての使命感と自覚をもって資質向上を目指し、子どもの前に立つにふさわしい保育者像を把握する と同時に、幼稚園教育の実際から、実践的技術と自己評価力を身につけることをねらいとする。特に今回の実習の場で は、保育指導案を立案し、保育全般の流れを把握し、幼稚園教育の内容と方法の総括的な把握と実践を行う。 ② 学習の到達目標 ・幼稚園の役割と具体的な仕事内容を知る。 ・幼稚園教員にふさわしい資質と能力を確認する。 ・自身の幼稚園教員としての実践力を自己評価する。 ・自身に必要な実践的技術を身に付ける。 〜 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 幼稚園実習Ⅱの準備と心構え・実習園の把握・実習記録の書き方と個人記録の取り方 第 2 回 実習前ガイダンス 教育実習日誌配布 第 3 回 実習事前指導 検便結果返却 第 4 回 10 月に学外の幼稚園で 3 週間の実習を行う。 第14回 第 1 5 回 幼稚園実習Ⅱ終了後の自己評価・実習園への礼状 ④ 授業時間外の学習 ・教科書を通読しておくこと。 ・実習園の情報を収集しまとめておくこと。 ・実習園の教育理念や保育方法の把握し理解に努めること。 ・部分保育及び研究保育についての事前準備を行うこと。 ・実習最終日に行うお別れ会のプログラムや作品作りについても計画に準備すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 10% 40% 50% 「平常点」:受講態度や提出物 「製作物・実技など」:実習日誌 「その他」:実習態度や実習先評価等 ⑥ 履修上の注意など 1.実習期間は、実習園の教職員に準じ、綱紀粛正につとめ、職務規程や教職員としての倫理観をもつ。 2.実習幼稚園の教育方針に沿い、「実習させていただく」という謙虚な気持ちをもつ。 3.教育・保育業務に直接つながらない仕事や役割でも積極的に取り組む姿勢をもつ。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『保育の学び「スタートブック」』 久富陽子編著 萌文書林 参考書:『考え,実践する教育・保育実習』 上野恭裕・大橋喜美子・浦田雅夫編著 保育出版社 『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 フレーベル館 − 105 − 小 学 校 実 習 (E14400) 3 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 通年 実 習 資格取得要件 担当者名 研究室 選択 幼稚園教諭一種免許状取得選択必修 ◎牛頭 哲宏 7 号館 5 階 研究室 必修 小学校教諭一種免許状取得必修 山下 敦子 ① 授業の概要・ねらい 小学校実習は、大学で学ぶ教育理論と教育実践の統合の場である。学習指導案を立案して実際に教壇に立ち授 業実践を経験するほか、学級運営や校務全般についての理解を深め、小学校教員としての職務全般を経験する。 そして、小学校教員としての指導技術や態度を身につけ、その任務と使命を自覚することを目的とするものであ る。 ② 学習の到達目標 〇小学校教育の概要を理解し、今までに学習した教職や教科に関する科目と実践との統合を図る。 〇児童との関わりを通して、児童理解を深める。 〇教科や教科外等の指導計画の立て方を理解するとともに、実践的指導技術を身につける。 〇小学校教員という職業の任務や使命を体得する。 〜 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 教育実習の内容、意義、心得 第 2 回 小学校について(一日の流れ、職務内容など) 第 3 回 授業展開の技術(各教科の教材研究) 第 4 回 授業展開の技術(各教科の学習指導案) 第 5 回 授業展開の技術(実習での授業の実際) 第 6 回 模擬授業と授業記録の取り方 第 7 回 実習日誌の書き方、実習ハンドブックの解説、挨拶文・礼状作成 第 8 回 小学校現場における教育実習 第14回 第 1 5 回 小学校実習の振り返りとまとめ ④ 授業時間外の学習 児童の発達や小学校での学習指導等について理解を深めておく。また、毎回、教科書を事前に熟読し、自分の 考えや疑問点などを持てるようにしておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 0% 50% 「平常点」:実習参加態度、事前・事後指導などの学習参加態度 「その他」:実習日誌・レポート ⑥ 履修上の注意など 事前指導は教育実習に向けての基本的な事項を学習するものである。真摯な態度で事前指導、教育実習、事後 指導に臨むこと。いずれも遅刻、欠席は認めない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『小学校教育実習ガイド』石橋・梅澤・林 編 萌文書林 参考書:適宜紹介する − 106 − 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 保育・教育内容研究A (おもちゃと文化) (E15000) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 講 義 選択 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 7 号館 2 階 ◎井上 重義* 非常勤講師 尾﨑 織女* 控室 保育士資格取得選択必修 ① 授業の概要・ねらい 「玩具」は、人間の心身の成長において大切な「遊び」をより楽しく発展させてくれるものである。この授業では、 我々が親しんでいる現代の玩具の基礎である江戸時代生まれの「郷土玩具」を取りあげ、文献の記述や実物の観 察を通して、また玩具作りの実技を通して、色や形、素材、仕掛け、玩具のもつ意味を考察し、玩具にこめられ た日本人のこども観や自然観、美意識などをさぐる。 ② 学習の到達目標 ・玩具の歴史と玩具をとりまく子ども文化について理解を深める。 ・商品玩具が氾濫する中で忘れられがちな“作って遊ぶ楽しさ”を体験し、玩具にこめられた知恵と工夫を考察し ながら、子どもが喜ぶ玩具作りの基本を習得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 玩具学事始め ~「ぶんぶん独楽」を通して~ 第 2 回 近世庶民が愛した玩具~『江都二色』にみる「手あそび」の特徴~ 「笛」 「ストロー人形」 第 3 回 (実技①)良いおもちゃとは?/ストローで作る「ロケット」 第 4 回(実技②)牛乳パックで作る「カメラ」「こま」「はねガエル」 第 5 回(実技③)折り紙やハガキで作る「凧」「風車」 第 6 回(実技④)割り箸で作る「輪ゴム鉄砲」「ガリガリプロペラ」 第 7 回(実技⑤)新聞紙で作る「帽子」「刀」「やり」 第 8 回(実技⑥)割り箸で作る「追いかけっこ」 第 9 回(実技⑦)江戸時代の玩具「御来迎」 第 1 0 回(実技⑧)江戸時代の玩具「木挽き人形」 第 1 1 回 近世の子育て習俗 ~病魔を払い健康を祈る玩具と人形~ 第 1 2 回 音のでる玩具と日本人の自然観 ~でんでん太鼓・がらがら・笛~ 第 1 3 回 日本近代玩具の 100 年 ~明治・大正時代のおもちゃと子ども~ 第 1 4 回 日本近代玩具の 100 年 ~昭和時代のおもちゃと子ども~ 第 1 5 回 絵画や小説の中の玩具 ~「ヨーヨー」をめぐって~ (担当者:尾﨑) (担当者:尾﨑) (担当者:井上) (担当者:井上) (担当者:井上) (担当者:井上) (担当者:井上) (担当者:井上) (担当者:井上) (担当者:井上) (担当者:尾﨑) (担当者:尾﨑) (担当者:尾﨑) (担当者:尾﨑) (担当者:尾﨑) ④ 授業時間外の学習 自らの子ども時代、かたわらにあった玩具や夢中になった遊びについて、その体験を振り返っておくこと。 また、現代社会に流通する玩具について関心をもち、よく観察しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 40% 30% 30% 0% 「定期試験」:筆記試験(レポート) 「平常点」:各回、授業内容に関してのミニレポートを提出 「製作物・実技など」:製作物(伝承玩具)の提出 ⑥ 履修上の注意など 授業は可能な限り対話形式で行いたいので積極的に参加して下さい。配布資料にはきちんと目を通し、大切に 保管して下さい。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『伝承手づくり玩具』 井上重義著 草土文化刊 参考書:各回、適宜資料を配布し、また参考図書を紹介します。 − 107 − 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 保育・教育内容研究B (おはなしの世界) (E15010) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 芦田 悦子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい ストーリーテリングについて基本的な理論をまなび、実習をする。 ② 学習の到達目標 おはなしを1つ語れるようになる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 授業のねらい、すすめ方、課題についての説明。 ストーリーテリング概要。 第 2 回 ストーリーテリングとは何か。その歴史について。 第 3 回 ストーリーテリングとは何か。その現状について。 第 4 回 ことばについて考察し、その大切さを理解する。 第 5 回 自分自身のことばとのかかわりを考え、ことばの感覚を磨く。 第 6 回 むかしばなしの特徴を知り、子どもにとってなぜ大切なのかを学ぶ。 第 7 回 おはなしを選ぶために大切な点を学ぶ。 第 8 回 むかしばなしに親しみ、語るに良いはなしを検討する。 第 9 回 選んだはなしについて検討する。 第 1 0 回 おはなしを覚えるために。 第 1 1 回 人前で語ることをやってみる。 第 1 2 回 おはなしの時間の実際について 第 1 3 回 読書への導きとしてのストーリーテリング。 第 1 4 回 実際に語ってみる。 第 1 5 回 実際に語ってみる。 ④ 授業時間外の学習 常に公共図書館、及び、大学図書館を利用して、配布するリストの本をできる限りたくさん読むこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 30% 40% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:課題提出 「製作物・実技など」:おはなしを語ることなど ⑥ 履修上の注意など 課題提出の期限を守ること。遅れての提出は減点されます。欠席した場合はその授業の内容、課題を受講した 学生より聞いておくこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『ストーリーテリング その心と技』 エリン・グリーン著 こぐま社 『ストーリーテリング―現代におけるおはなし―』 間崎ルリ子著 児童図書館研究会 参考書:授業にて指示します。 − 108 − 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 保育・教育内容研究C (こどもと造形) (E15020) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 藤本 由佳利 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 乳幼児期のこどもは、日々の生活の中で、みたり・きいたり・ふれたりするものの美しさなどに心を動かされ、その感 動を自分なりに表わすことを楽しみつつ、生涯にわたる感性や表現力の基礎を培う。この科目では、保育者に求められ る造形表現力を深めつつこどもの世界に近づきたい。乳幼児期の造形的行為について、実践の場において自ら課題を みいだし実践的に研究することを通して理解を深め、表現を育む人になるための資質の向上を目指す。 ② 学習の到達目標 子どもの育ちと表現のかかわりを理解し、保育者として総合的に捉え実践する力をみにつける。 多様な表現活動を通して自らの造形力を高め感性を磨き、こどもの造形表現を育む人になるための技量を高める。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 こどもと造形表現 第 3 回 造形を楽しみ感性をみがく 1 紙をちぎる 第 4 回 造形を楽しみ感性をみがく 2 紙を切る 第 5 回 造形を楽しみ感性をみがく 3 紙に穴をあける 第 6 回 造形を楽しみ感性をみがく 4 紙を組み合わせる 第 7 回 造形を楽しみ感性をみがく 5 紙を立体にする 第 8 回 保育と造形表現の研究 1 絵具と水 第 9 回 保育と造形表現の研究 2 絵具と油 第 1 0 回 保育と造形表現の研究 3 絵具と粘土① 第 1 1 回 保育と造形表現の研究 4 絵具と粘土② 第 1 2 回 造形表現の指導に向けて 1 多様な指導法と保育者の役割 第 1 3 回 造形表現の指導に向けて 2 直接的な指導 第 1 4 回 造形表現の指導に向けて 3 グループ制作の指導 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 身近にある基本的な造形素材(紙、布、糸、木片、自然物等)や、用具(描画材、工具等)を活用し、保育に 活かせる造形作品(指導見本)を制作する。身近なこどもや保育現場の活動に積極的に関わり、こどもと造形に ついて理解を深める ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 20% 50% 0% 「定期試験」レポート試験 「平常点」:準備物、制作態度・グループ活動、口頭発表等 「製作物・実技など」:提出作品 ⑥ 履修上の注意など 保育者として、造形表現活動を得意な分野にしたいとの意欲を持つ人が履修することを前提とする。課題制作 にあたっては努力を惜しまず意欲的に工夫し誠実な態度で臨む。授業時間内の課題及び授業時間外の課題は、各 自で家庭学習として補い期日を厳守し提出する。欠席等の場合は各自の責任で毎回必ず補う。授業内で使用する 道具や素材の準備は忘れず行う。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:適宜資料を配布する。 参考書:適宜紹介する。 − 109 − 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 保育・教育内容研究D (こどもの運動学) (E15030) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 演 習 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎近藤みづき 7 号館 2 階 三木 伸吾 研究室 他 - ① 授業の概要・ねらい 教育・保育現場ではこどもたちが新しい動きを覚え、覚えた動きをより良くしていく活動が展開されている。 そこでは、教育者、保育者は動きの習熟過程を理解した上で、こどもたちの動きを観察し、実施上の問題点を見 抜き、適切な解決方法を処方する能力が常に求められている。本授業では、運動指導の実践理論をもつスポーツ 運動学(発生運動学)について、実践を伴いながら学習する。そして、動きを覚える身体知、動きを教える身体 知について身体で理解することをねらいとする。 ② 学習の到達目標 ・人間の運動の特徴について理解し、説明ができる。 ・新しい動きを覚え、習熟する過程について理解し、実際の保育・教育場面で指導ができる。 ・動きを教える身体知とその重要性について理解し、実際の保育・教育場面で指導ができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 実技:動きを覚える身体知①マット運動 後転 第 3 回 実技:動きを覚える身体知②マット運動 側方倒立回転 第 4 回 実技:マット運動の動きかたを教える身体知 第 5 回 講義:始原身体知について 第 6 回 実技:動きを覚える身体知①ボール運動(ネット型)テニス フォアハンドストローク 第 7 回 実技:動きを覚える身体知②ボール運動(ネット型)テニス バックハンドストローク 第 8 回 実技:ボール運動(ネット型)の動きかたを教える身体知 第 9 回 講義:形態化身体知について 第 1 0 回 実技:動きを覚える身体知①ボール運動(ゴール型)バスケットボール 3on2 第 1 1 回 実技:動きを覚える身体知②ボール運動(ゴール型)バスケットボール 3on3 第 1 2 回 実技:ボール運動(ゴール型)の動きかたを教える身体知 第 1 3 回 講義:洗練化身体知について 第 1 4 回 講義:動感創発身体知・動感促発身体知について 第 1 5 回 補足とまとめ ④ 授業時間外の学習 ・レベルは問わないが、自身の運動経験を増やしておくこと。 ・授業で取り扱う運動課題について、事前に調べておくこと。 ・自分の運動感覚を記録しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 30% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:受講態度、積極性、他者とのかかわり、実技 「製作物・実技など」:提出物 ⑥ 履修上の注意など ・運動指導者として実際の指導場面を想定しながら受講すること。 ・主体的に取り組むこと。 ・運動に適した服装と靴(室内用・屋外用)を用意すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。必要に応じてプリントを配布する。 参考書:『スポーツ運動学』 マイネル著 大修館書店 『身体知の形成上・下』 金子明友著 明和出版 『新しい体育授業の運動学』 三木四郎著 明和出版 − 110 − 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 保育・教育内容研究E (こどもと音楽) (E15040) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 演 習 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎瀬川 和子 7 号館 5 階 戸川 晃子 研究室 他 山岸 徹 - ① 授業の概要・ねらい 保育内容 「表現」 の意義やこどもの発達と音楽の関係について考え、幼児の発達と音楽的な感性やリズム表現・ 音楽表現についての理解を深めるとともに自分自身の表現についても探る。幼児期の音楽的活動における指導方 法を考える。また、童謡・唱歌の歌詞を深く理解することや、物語の内容を把握するなど言語表現と音楽表現を 結びつける保育の展開についても学ぶ。 ② 学習の到達目標 こどもの発達と音楽の関係の理解および童謡の特性についての理解を深める。保育者・教員としてこどもの音 楽的表現力や感性を引き出し、育むためのピアノ演奏技術の習得。音楽的活動の指導計画をたて、模擬保育や模 擬授業ができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 こどもの発達と音楽 第 2 回 劇遊びの音楽①リズム楽器 第 3 回 劇遊びの音楽②メロディー楽器 第 4 回 劇遊びの音楽③リズム楽器とメロディー楽器 第 5 回 劇遊びの音楽④まとめ 第 6 回 童謡とお話し①選曲 第 7 回 童謡とお話し②話の創作と構成 第 8 回 童謡とお話し③表現の工夫 第 9 回 童謡とお話し④まとめ 第 1 0 回 音楽的活動における指導計画①事例研究 第 1 1 回 音楽的活動における指導計画②立案 第 1 2 回 幼児と合奏①童謡を用いて 記譜法 第 1 3 回 幼児と合奏②編曲の方法 第 1 4 回 幼児と合奏③まとめ 第 1 5 回 まとめと補足・理解度の確認 (担当者:瀬川・戸川) (担当者:瀬川) (担当者:瀬川) (担当者:瀬川) (担当者:瀬川) (担当者:瀬川・戸川) (担当者:瀬川・戸川) (担当者:瀬川・戸川) (担当者:瀬川・戸川) (担当者:瀬川・戸川) (担当者:瀬川・戸川) (担当者:山岸・瀬川) (担当者:山岸・瀬川) (担当者:瀬川・戸川) (担当者:瀬川・戸川) ④ 授業時間外の学習 実技中心であるので、ピアノおよび弾き歌いの練習を習慣化すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 20% 50% 30% 0% 「定期試験」:レポート試験(レポート・指導案作成など) 「平常点」:授業への取り組み・参加度 「製作物・実技など」:器楽合奏用の編曲楽譜など ⑥ 履修上の注意など 幅広い音楽に関心を持つことで、表現の幅を拡げるように努めること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『こどものうた 200』 小林美実編 チャイルド本社 『やさしい弾き歌い 75』 植田光子編著 音楽之友社 参考書:『幼稚園教育要領』 文部科学省 フレーベ館 『保育所保育指針』 厚生労働省 フレーベル館 絵本 随時紹介する。 − 111 − 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 保育・教育内容研究G (自然環境づくり) (E15060) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 通年 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 笹井 隆邦 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 小学校にビオトープが整備され 20 年以上になる。ビオトープは、保育や生活、理科などの授業で活用されて いるだけでなく、国語、図工など様々な教科学習や環境教育などでも活用されている。そこで、ビオトープ作り やビオトープの維持・管理などの方法を、実際のビオトープ池を通して理解を深めていく。また、ビオトープの 教材化や指導方法などについても研究を進める。さらに、大学内および近隣の里山などでフィールド活動をおこ ない、里山に生息する多様な動植物とそれらを支える環境との相互関係の理解を深めていく。 ② 学習の到達目標 自然の仕組みを肌で感じ、ビオトープの意義、保全の方法について学び、“ 生態系の多様性 ”“ 生物種の多様性 ” “ 遺伝子の多様性 ” などについて理解を深める。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 はじめに ビオトープの意義 第 2 回 学内ビオトープ(池、裏山)の観察 第 3 回 他の施設のビオトープ見学 第 4 回 他の施設のビオトープ見学 第 5 回 学校ビオトープ見学 第 6 回 見学したビオトープのまとめと発表 第 7 回 ビオトープ池の設計・計画 第 8 回 ビオトープ池の動植物の移入 第 9 回 ビオトープ池の整備・管理 第 1 0 回 さまざまなビオトープ 第 1 1 回 学校教育とビオトープ 第 1 2 回 ビオトープ池の教材化と保育・学習指導案作成 第 1 3 回 学校ビオトープの現状と課題 第 1 4 回 成果発表 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 近くの里山やビオトープを散策し、ビオトープづくりのヒントを得る。 本やインターネットで知識を得、活用する ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 40% 0% 10% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:受講態度及び授業への参加 「その他」:発表 ⑥ 履修上の注意など ビオトープの維持・管理など、体験活動に積極的に参加すること ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。資料を適宜配布する。 参考書:適宜紹介する。 − 112 − 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 保育・教育内容研究H (科学するこころ) (E15065) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 前期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 ー 大森 雅人 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 「科学するこころ」を、 「科学的な事象に親しみをもち,それを科学的に見たり考えたりしようとする心」と、 「実 際に科学的な思考を使ってさまざまな事象に関わっていく実践力」が複合されたものと考える。こうした「こころ」 をもつことは、科学技術の恩恵が日常生活の中に遍在する現代社会では、もはや必須のものとなっている。そこ で本授業は、受講者自身の「科学するこころ」の育成とともに、こどもの「科学するこころ」を育成できる力を 修得させることをねらいとする。 ② 学習の到達目標 さまざまな自然事象に対して興味・関心をもち、主体的に関わりをもつようになること。 科学的思考の知識をもつともに、科学的思考の実践力をもつこと。 こどもたちの「科学するこころ」が育成できるような活動の環境設定と援助ができる力をもつこと。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス、科学するこころとは何か、なぜ「科学するこころ」が求められるのか 第 2 回 活動「木の葉探し」 第 3 回 活動の振り返り(気づきのフィードバック) 第 4 回 活動「紙飛行機遊び」 第 5 回 活動の振り返り(活動中の思考過程の自己分析) 第 6 回 活動「学内の自然で不思議発見」 第 7 回 活動の振り返り(探究活動可能な課題の設定) 第 8 回 活動「確かめる(探究活動)」 第 9 回 活動の振り返り(科学的思考の過程の理解) 第 1 0 回「科学するこころ」育成に関連する事例研究 第 1 1 回「科学するこころ」を育てる遊びの創造①-アイデアの創出- 第 1 2 回「科学するこころ」を育てる遊びの創造②-立案- 第 1 3 回「科学するこころ」を育てる遊びの創造③―仕上げ― 第 1 4 回「科学するこころ」を育てる遊びの創造④-実践シミュレーション- 第 1 5 回 振り返り(立案した遊びの見直し) ④ 授業時間外の学習 各回授業の受講後は、授業内容を振り返りしっかりと定着するように努力すること。また、日頃から自然事象 の中に不思議を見つけられるように心がけること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 0% 30% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業参加・学習態度 「その他」:授業内で提出する課題 ⑥ 履修上の注意など 本授業では、タブレット端末を使用した学習支援システムを活用して共同学習を行うので、積極的な授業参加 が必須となる。また、各授業は、相互に関連した内容で構成されているので、欠席や遅刻があると学習成果が著 しく低下するので注意してほしい。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。必要に応じてハンドアウトを配布する。 参考書:適宜紹介する。 − 113 − リ ト ミ ッ ク Ⅰ (E15070) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 担当者名 研究室 - 古木 登紀子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 3 後期 選択 演 習 ① 授業の概要・ねらい エミール・ジャック=ダルクローズが創設した、音楽基礎教育の具体的な実践教育である『リトミック』の技 術的習得と指導法学習を行う。リトミックを指導する上での基礎的なリズム・ピアノ演奏法・指導法(3 歳児) を習得する。 ② 学習の到達目標 ・リズムを表現する基礎的な動きができるようになること。 ・リズム指導における基礎的なピアノ演奏法ができること。 ・3歳児指導法の年間カリキュラムを把握してそれを実践できること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 リトミックの指導と説明 第 2 回 3 歳児 1 学期の指導法 第 3 回 3 歳児 1 学期のテイーチング 第 4 回 3 歳児 1 学期の実践およびピアノ演奏法(前) 第 5 回 3 歳児 1 学期の実践およびピアノ演奏法(後) 第 6 回 3 歳児2学期の指導法 第 7 回 3 歳児2学期のテイーチング 第 8 回 3 歳児2学期の実践およびピアノ演奏法(前) 第 9 回 3 歳児2学期の実践およびピアノ演奏法(後) 第 1 0 回 3 歳児3学期の指導法 第 1 1 回 3 歳児3学期のテイーチング 第 1 2 回 3 歳児3学期の実践およびピアノ演奏法(前) 第 1 3 回 3 歳児3学期の実践およびピアノ演奏法(後) 第 1 4 回 まとめ(1)リズム 第 1 5 回 まとめ(2)リズム ④ 授業時間外の学習 授業前 教科書に記載されている指導におけるピアノ課題を各自練習をしておくこと。 授業後 授業内でしたピアノ課題、リズム運動を復習しておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:実技試験(幼稚園・保育園での3歳児に対しリトミック指導が可能な技術をはかる) 「平常点」:授業参加・授業態度 ⑥ 履修上の注意など 身体を動かす授業です。動きやすい服装で、そこの薄いバレエシューズなどを用意して出席してください。 靴下、裸足も可能です。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『幼稚園・保育園のためのリトミック 3 歳児』 リトミック研究センター 1990 年 リトミック教具 ・カラーボード、スティック リトミック研究センター ・指導資格認定試験リズム課題練習CD − 114 − 教 育 と 情 報 (E15125) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 ー 大森 雅人 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 本授業は、より高い教育効果を得ることができるように、教育方法を開発することができる能力の育成を目指し て行う。そのための方法として、教育工学の分野において蓄積されてきた知見を活用し、中でも特に ICT の活用を中 心に学習する。具体的な内容として、まず教育方法改善を考える上で基礎となる理論を学び、次に ICT を活用した授 業実践の実際として、タブレットやネットワークを活用した学習環境の体験やPowerPointを用いた教材作成等を学ぶ。 ② 学習の到達目標 教育方法の開発に必要となる基礎理論を修得すること。 保育・教育分野における ICT の活用方法を理解するとともに、自身の保育・教育実践においても ICT を活用 して教育効果を向上させることができるようになること。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス、ICT を活用した教育方法 第 2 回 教育方法とは 第 3 回 日本の教育方法の検討 第 4 回 教育方法開発の基礎となる考え方①-認知科学の知見- 第 5 回 教育方法開発の基礎となる考え方②-発達のとらえ方- 第 6 回 教育方法開発の基礎となる考え方③-足場づくり- 第 7 回 ICT を活用した学習環境①-概論- 第 8 回 ICT を活用した学習環境②-体験- 第 9 回 ICT を活用した学習環境③-実践- 第 1 0 回 PowerPoint を活用した教材開発①-構想- 第 1 1 回 PowerPoint を活用した教材開発②-試作- 第 1 2 回 PowerPoint を活用した教材開発③-作成- 第 1 3 回 PowerPoint を活用した教材開発④-仕上げと発表練習- 第 1 4 回 PowerPoint を活用した教材開発⑤-発表- 第 1 5 回 振り返り(自己評価、相互評価) ④ 授業時間外の学習 講義終了時に次回の授業テーマに関する予告をするので、必要な準備しておくこと。また、受講後の振り返り をしておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 0% 30% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業参加・学習態度 「その他」:授業内で提出する課題 ⑥ 履修上の注意など 本授業では、共同学習も取り入れた内容で行うので、積極的な授業参加が必須となる。また、各授業は、相互 に関連した内容で構成されているので、欠席や遅刻があると学習成果が著しく低下するので注意してほしい。 授業終了後に配布物や筆記したノートなどを「学びの軌跡」として整理して提出する。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。必要に応じてハンドアウトを配布する。 参考書:適宜紹介する。 − 115 − 保 育 実 践 演 習 (E15200) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 3 通年 必修 資格取得要件 保育士資格取得必修 演 習 担当者名 研究室 ◎光成研一郎 7 号館 5 階 他 研究室 他 ① 授業の概要・ねらい 子どもの保育・教育に携わる人材として、保育や教育にかかわる内容の向上ないし課題に効果的に取り組む態 度を育成する。また課題のたて方、分析や検討の方法について学び、理論と実践を統合し、保育現場において自 ら主体的に課題を見出し研究する態度を育成する。 ② 学習の到達目標 資料や他者の意見を検討し、実践を深めながら課題の立案、分析、検討などの方法を修得する。 大森:幼児教育の場における ICT 活用に関して、多面的な視点からの検討を行い、保育実践に関して、実際に 教材を作成するなどの取り組みを行う。 近藤:幼児期・児童期の子どもの運動発達や運動習得について検討を行う。また、文献研究等を通じて、保育者・ 指導者として運動に対する理解を深めることを目指す。 瀬川:「子どもと音楽」 について、音楽的表現活動の視点で調査研究を行う。 多田:幼児期の子どもの前に立つ者としての知識や役割を文献講読により把握し、まとめたものを順番に発表す る。さらに、実際の保育を参与観察し、保育の意図を聞き、意見交換をした後、学びを指導案という形に まとめる。 中田:各国の子育て支援政策にかかわる文献購読を行い、すぐれた施策や市民活動を展開している国々を取り上 げ、その社会背景、育児理念、法制度、保育サービスの種類などをまとめゼミ内で発表する。 橋本:社会福祉の価値と倫理、専門的視点と知識等の確立を目的に調査研究を行う。 藤本:子どもにとっての造形表現は、その後の発達・成長に大きく関わっていく。子どもの表現について、自ら の表現活動(平面作品の制作)をとおして考える。 松尾:特に低年齢児の子どものことについて、実習等の経験から得た保育に関する事柄に焦点を当て、文献研究・ 調査研究を行う。 光成:学習目標を明確に定めて、効果的、効率的な学習環境をデザインしていこうとする「インストラクショナ ルデザイン」について研究する。 柳原:近年の子どもをとりまく社会状況や保育・教育の動向について文献研究・調査研究を行う。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション(論文の書き方、作品のまとめ方に関する指導) ( 担当者:光成・柳原) 第 2 回 研究テーマの検討 (担当者:ゼミ担当教員) 第 3 回 研究テーマの検討 (担当者:ゼミ担当教員) 第 4 回 研究方法の検討 (担当者:ゼミ担当教員) 第 5 回 研究方法の検討 (担当者:ゼミ担当教員) 第 6 回 研究の具体的実践 (担当者:ゼミ担当教員) 第 7 回 研究の具体的実践 (担当者:ゼミ担当教員) 第 8 回 研究の具体的実践 (担当者:ゼミ担当教員) 第 9 回 研究の具体的実践 (担当者:ゼミ担当教員) 第 1 0 回 研究の具体的実践 (担当者:ゼミ担当教員) 第 1 1 回 研究実践過程の検討と再方向づけ (担当者:ゼミ担当教員) 第 1 2 回 さらなる具体的実践 (担当者:ゼミ担当教員) 第 1 3 回 さらなる具体的実践 (担当者:ゼミ担当教員) 第 1 4 回 研究成果のまとめと補足 (担当者:ゼミ担当教員) 第 1 5 回 研究成果のまとめと補足 (担当者:ゼミ担当教員) *ゼミ担当教員:少人数(10 名程度)にて構成したクラスに各担当教員を配置して行う授業。 ④ 授業時間外の学習 研究テーマ、方法に関する事前・事後学習、実践についての考察など。 − 116 − ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 50% 0% 「平常点」:研究に取り組む姿勢などを総合的に評価する。 「製作物・実技など」:論文、作品等の研究成果を評価する。 ⑥ 履修上の注意など 取り組んだ成果については、論文にまとめて提出する。なお作品の場合はその作品とその概要を提出する。と もに字数は、1600 字程度とする。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:適宜紹介する。 参考書:適宜紹介する。 − 117 − − 118 − い の ち の 理 解 (E11000) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 ◎光成研一郎 上田 國寛 7 号館 5 階 松田 正文 研究室 他 松葉 祥一* 関本 雅子* 保育士資格取得選択必修 講 義 ① 授業の概要・ねらい 生命(いのち)は地球 46 億年の歴史の中で奇跡的に生み出された分子の集まりである。そのいのちがどのよ うなものか、いのちがなぜ大切かについては、広く理解されているとは言い難い。事実、国際的な争いの火種は 消えず、わが国の教育現場においても近年虐待やいじめ、自殺などの問題が噴出し、いのち軽視の風潮が蔓延し ている。本講義では、医学的見地から「いのち」と「いのちの営み」に関する科学的知識を与えるとともに、倫 理的・教育的見地からこどもたちにいのちの大切さと生きる意味をどのように伝えて行くことができるかを考え る。 ② 学習の到達目標 医学的・倫理的・教育的見地から「いのち」について理解を深め、教員・保育者としていのちの大切さと生き る意味について理解し、こどもたちに伝える力を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション (担当者:光成) 第 2 回 病棟保育とこどもといのち (担当者:ゲストスピーカー) 第 3 回 いのちのはじまり―いのちを育んだ十の奇跡 (担当者:上田) 第 4 回 遺伝子に秘められた進化・発展の歴史 (担当者:上田) 第 5 回 育ついのちと消えゆくいのち (担当者:松田) 第 6 回 医療を受けない(中止する)決断 (担当者:松田) 第 7 回 いのちとは何か (担当者:松葉) 第 8 回 なぜいのちを大切にしないといけないのか (担当者:松葉) 第 9 回 いのちを守るためにはどうすればよいか (担当者:松葉) 第 1 0 回 終末医療と緩和ケアについて (担当者:関本) 第 1 1 回 死について考える (担当者:関本) 第 1 2 回 いのちの大切さをこどもたちに伝えるために(教育内容の検討) (担当者:光成) 第 1 3 回 いのちの大切さをこどもたちに伝えるために(教育内容の検討) (担当者:光成) 第 1 4 回 いのちの大切さをこどもたちに伝えるために(教育方法の検討) (担当者:光成) 第 1 5 回 補足とまとめ (担当者:光成) ④ 授業時間外の学習 講義終了後に適宜課題を提示する。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業に臨む態度、課題の提出状況などを総合的に評価する。 ⑥ 履修上の注意など 課題提出の期限は厳守すること。期限を過ぎた場合は受理しない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜紹介する。 − 119 − こ こ ろ の 理 解 (E11020) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 柳原 利佳子 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 人は日常生活の中で、いろいろな「心」の働きや状態をあらわしている。心理学は目に見えない人間の心やそ の結果として表れる行動を、科学的方法を用いて、論理的に理解することを主とする学問である。本講義では、 知覚、学習、人格、社会、健康などの広範囲に及ぶ心理学の領域からトピックスを扱い、人間の心の働きや状態、 行動の仕組みや行動の予測、制御のメカニズムなどに関する基礎的な理論について概説する。心理学的な考え方 を身につけ、自分自身をより良く理解し、人との関わりを考えることで人間をより深く理解できるようになるこ とを目的とする。 ② 学習の到達目標 「こころ」を理解するための心理的研究の手法と成果について学習することを通して、自分自身の行動の意味 を探り、自己理解・他者理解に役立つ心理学の基礎的な理論を理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 心理学とは 第 2 回 日常体験の不思議を心理学しよう 1 見えの不思議・図形の認知 第 3 回 日常体験の不思議を心理学しよう 2 見えの不思議・錯視図形 第 4 回 日常体験の不思議を心理学しよう 3 記憶の不思議・系列位置効果 第 5 回 日常体験の不思議を心理学しよう 4 思考の不思議・構え 第 6 回 パーソナリティを心理学しよう 1 パーソナリティの測定・20 答法 (小テスト1) 第 7 回 パーソナリティを心理学しよう 2 パーソナリティの測定・Y-G性格検査 第 8 回 対人関係を心理学しよう 1 印象形成 第 9 回 対人関係を心理学しよう 2 対人魅力 第 1 0 回 人を動かす心理学しよう 1 説得 (小テスト2) 第 1 1 回 人を動かす心理学しよう 2 同調と服従 第 1 2 回 援助と攻撃を心理学しよう 援助行動 第 1 3 回 心の健康を心理学しよう 1 ストレス 第 1 4 回 心の健康を心理学しよう 2 エゴグラム 第 1 5 回 補足とまとめ (小テスト3) ④ 授業時間外の学習 授業計画を事前に読んで、テキストのワークショップなどを各自で実施しておくこと。また、毎回復習チェッ クもしくは小テストを実施するので、授業の中で出てきた専門用語など、授業後にその都度まとめて整理してお くこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 55% 45% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:小テスト・小レポートなど ⑥ 履修上の注意など 私語厳禁。積極的な授業参加を期待します。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『ワークショップ心理学』 藤本忠明他著 ナカニシヤ出版 参考書:随時紹介する − 120 − 医 療 と 文 化 (E11030) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 野村 秀明 7 号館 2 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 医療は、人類の「時間的・空間的、さらに精神的活動の場の延長と拡大」を可能にし、生活の質(QOL)の 向上をもたらした。歴史を振り返る時、この medicine と culture の相互依存性は分かち難いものであることが理 解できる。本講義では、「医療と文化・文明、社会との関係性」を明らかにして、医療の果たしてきた役割につ いて学ぶとともに、現代および近未来における医療の問題点(地域健康格差社会、国際医療活動、少子・高齢化 社会に対応する医療社会学的対応、ポストジェノミック時代における新しい生命倫理の導入など)について、問 題提起する映画やドキュメンタリ-映像の鑑賞を通して、個々の意見を討議しながら進めていく。 ② 学習の到達目標 将来、子どもの指導にあたる教育者の資質として、「医療と文化の関わり」「社会における医療の必要性」を身 につけることを、到達目標とする。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 医療と文化の関わり(総論 第 2 回 医療、医学とは何か? 第 3 回 移植医療と社会文化 第 4 回 再生医療と社会文化 第 5 回 生殖医療と生命・社会倫理 第 6 回 遺伝子医療と社会文化 第 7 回 終末期医療と社会文化 第 8 回 災害医療と社会文化 第 9 回 環境医学と社会文化 第 1 0 回 社会格差、健康格差と医療 第 1 1 回 多様化する社会文化と医療 第 1 2 回 国際保健医療活動 第 1 3 回 世界における医療と文化(先進国における医療事情) 第 1 4 回 世界における医療と文化(開発途上国国における医療事情) 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 医療と人間社会、文化との結びつきを学ぶために必要な社会学、文化人類学および倫理学などの基礎学の授業 外自習が必要である。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 30% 40% 0% 「定期試験」:論述を中心とした筆記試験 「平常点」:授業出席状況、授業態度など 「製作物・実技など」:グループ討議、レポート提出 ⑥ 履修上の注意など アクティブラーニング(AL)手法を取り入れた課題学習やグループ討議、レポート学習(ポルトフォリオと してファイリングする)を行うので、何より学生自身の積極的な授業参加の姿勢が期待される。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:指定はしない。授業時プリントを配布する。 参考書:『医療と文化』 リン・ペイヤー著 円山誓信訳 世界思想社 『現代医療と文化』 的場恒孝、野田進士著 石風社 『医療の比較文化論』 久間圭子著 世界思想社 − 121 − 生 涯 学 習 論 (E11100) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 必修 資格取得要件 担当者名 研究室 ◎國崎 大恩 7 号館 5 階 林 芳樹* 研究室 他 宮田 英和* 保育士資格取得選択必修 講 義 ① 授業の概要・ねらい 生涯学習について理論と実践の両面から理解を深めることにより、生涯学習社会の構築にむけた基本的な考え 方や態度を身につける。 ② 学習の到達目標 生涯学習のあり方と考え方について理解し、生涯学習社会の実現にむけた課題を見通すことが本授業の目標で ある。具体的な到達目標は次の通りである。 (1)生涯学習の意義や理念について説明することができる。 (2)多様な学習理論の観点から生涯学習のあり方について考えることができる。 (3)生涯学習の多様な実践を知り、それぞれの可能性と課題について述べることができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 イントロダクション―生涯学習社会の構築にむけて (担当者:國崎) 第 2 回 生涯学習の意義と理念 (担当者:國崎) 第 3 回 生涯学習を理解する①―M. ノールズの理論と成人教育学 (担当者:國崎) 第 4 回 生涯学習を理解する②―J. メロジーの理論と変容的学習 (担当者:國崎) 第 5 回 生涯学習を理解する③―D.A. コルブの理論と経験学習 (担当者:國崎) 第 6 回 生涯学習を理解する④―レイヴとヴェンガーの理論と状況に埋め込まれた学習 (担当者:國崎) 第 7 回 生涯学習を理解する⑤―エンゲストロームの理論と拡張的学習 (担当者:國崎) 第 8 回 生涯学習を理解する⑥―学習組織論と知識を創る学習 (担当者:國崎) 第 9 回 生涯学習の実践①―様々な社会教育施設と多様な生涯学習 (担当者:國崎) 第 1 0 回 生涯学習の実践②―マスメディアと生涯学習 (担当者:宮田) 第 1 1 回 生涯学習の実践③―テレビの可能性 (担当者:宮田) 第 1 2 回 生涯学習の実践④―新聞の意義と役割 (担当者:林) 第 1 3 回 海外の生涯学習①―ヨーロッパ (担当者:國崎) 第 1 4 回 海外の生涯学習②―アメリカ (担当者:國崎) 第 1 5 回 まとめ―生涯学習社会における教育者の役割 (担当者:國崎) ④ 授業時間外の学習 授業中に配布されたプリント等を見直し、内容をしっかりと理解しておいてください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:レポート 「平常点」:受講態度や小レポートを総合的に評価する ⑥ 履修上の注意など 学外の先生が担当される授業日・時間は通常時間割と異なる場合があります。その場合は授業内で連絡をしま す。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:随時紹介します。 参考書:『現代の生涯学習』 岩永雅也 放送大学教育振興会 2012 年 『生涯学習論入門』 今西幸蔵 法律文化社 2011 年 − 122 − 国際社会の理解 (E11130) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 ー 谷口 弘行* 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい こどもや教育の問題を中心にして、国際社会で日常的に起こっていることについて、具体的な事例を通して考 えていきたい。それらはとりもなおさず、私たちの問題でもあることを認識することによって、自らとは環境の 異なる相手を認め合えるようになることがねらいである。 ② 学習の到達目標 外国との関係や国際社会の中で起こる諸問題について、自らの理解と判断が出来るようになることである。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 国際社会での「希望」とは-希望を科学する「希望学」とは ①「幸福社会」とは。 第 2 回 ②「希望」から国際社会を展望する。 第 3 回 こどもの視点から、国際社会における日本の立ち位置とは。 ① 生活水準と貧困率から考える。 第 4 回 ② 就学率と進学率から考える。 第 5 回 ③ 少子高齢化社会の中で考える。 第 6 回 教育のグローバル化(国際化)とは。 ① 日本における外国語教育を考える。 第 7 回 ② 日本における外国人生徒と、外国における日本人生徒の教育を考える。 第 8 回 ③ 高等教育のグローバル化とは何かを考える。 第 9 回 ④ IT 教育による国際化教育を考える。 第 1 0 回 国際社会の人の移動について。 ① 世界の移民の現状を考える。 第 1 1 回 ② 世界の難民の現状を考える。 第 1 2 回 ③ 日本社会の移民・難民の受け入れを考える。 第 1 3 回 世界の文明史の中での、現在の国際社会の位置づけについて。 ① 現在の国際社会は、どの位置にありどこへ向かっているのか考える。 第 1 4 回 ② 日本社会の位置づけと、日本の未来について考える。 第 1 5 回 ③ 未来社会のために、教育のはたす役割とは何かを考える。 ④ 授業時間外の学習 1.新聞やインターネット等々の手段で、世界や日本社会の動きに常に接する努力をしてほしい。 2.疑問に思ったり知りたいことがあれば、常に書きとどめる習慣を身につける。それを授業時間に持ち出して ほしい。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業中の対話への参加度、数回予定の小ペーパ-の提出 ⑥ 履修上の注意など 講義と対話によって授業を進めたい。積極的に参加してほしい。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。毎時間用に、講義レジメと資料を配布する。 参考書:適時紹介する。 − 123 − 手話コミュニケーション (E11280) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 浅野 京子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 「手話」を知る機会はふえています。でも、聴覚障害者の気持ちや思いを理解するには、手話言語を学ぶだけ では充分ではありません。特に、初めて手話や聴覚障害者の接する子どもたちには、教育に携わる人の見方・考 え方が大きく影響します。手話とともに聴覚障害者をとりまく様々な出来事や問題を学習します。 ② 学習の到達目標 聴覚障害の理解、聴覚障害者の社会・生活について理解。手話の習得。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 手話の起源 第 2 回 聴覚障害児・者の歴史(昔の社会の中で ・・・) 第 3 回 昇格障害児・者の歴史(ろう教育の変化の中で ・・・) 第 4 回 手話の発展と広がり 第 5 回 聴覚障害者と社会(聞こえないことへの理解) 第 6 回 聴覚障害者と社会(聴覚障害のいろいろ) 第 7 回 聴覚障害者と社会(手話と手話通訳者) 第 8 回 手話コミュニケーションとは 第 9 回 手話の実習① あいさつ 第 1 0 回 手話の実習② 自己紹介 第 1 1 回 手話の実習③ 相手への質問のしかた 第 1 2 回 手話の実習④ 2人で会話 第 1 3 回 手話の実習⑤ グループで会話 第 1 4 回 手話の実習⑥ 場面を想定しての会話 第 1 5 回 全体のまとめ ④ 授業時間外の学習 聴覚障害児・者に関する情報に関心を持ってください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 20% 0% 0% 「定期試験」:手話の実技試験 「平常点」:授業での積極性 ⑥ 履修上の注意など 真摯な気持ちで学んでください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:プリントを配布します。 参考書:資料などを随時紹介します。 − 124 − キャリアプロデュース (E11330) 1 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 4 通年 必修 担当者名 研究室 ◎牛頭 哲宏 藤本由佳利 中田 尚美 7 号館 5 階 光成研一郎 研究室 他 山下 敦子 池田安寿奈 ー 講 義 ① 授業の概要・ねらい 専門職従事者として、高い意識と誇りをもって社会に貢献するために、最終学年としての総合的な力を養う。 入学以来培ってきた専門知識・技能および自己の個性を総合的に把握し、主体的な進路選択に結びつける。また、 キャリア教育の仕上げとして、職業観、勤労観のブラッシュアップを図り、大学から社会への良好な接続を図る ことを目指す。 ② 学習の到達目標 自己を総合的に把握し、他者に効果的に伝える態度を養う。また社会で専門職業人として生きていくために、 有識者や先輩等から、社会で求められる基本的な知識と技能及び態度について具体的に学び、実際に活用する力 を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション (担当者:全員) 第 2 回 採用試験対策講座 1 語る自分・見せる自分 (担当者:藤本・牛頭) 第 3 回 採用試験対策講座 2 個人面接 (担当者:全員) 第 4 回 採用試験対策講座 3 集団面接 (担当者:全員) 第 5 回 ライフデザイン入門1 社会人のための法律的知識 (担当者:池田) 第 6 回 ライフデザイン入門2 先輩からのアドバイス (担当者:全員) ゲストスピーカー(保・幼・小・施設・一般・大学院) 第 7 回 ライフデザイン入門3 社会人としての自覚を高める (担当者:全員) 第 8 回 ライフデザイン入門4 まとめ (担当者:全員) ④ 授業時間外の学習 授業内容は、ノートにまとめ、授業時間外に練習に励み、実際の採用試験にいかせるようにする。 日頃から、新聞や書籍等を通して社会の出来事や課題に関心を払い、考えを深めるようにする。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業参加、受講態度、小レポート、グループ活動、口頭発表 ⑥ 履修上の注意など 通年科目で計 8 コマの授業のため、開講日時等の指示・連絡に注意すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:資料を配布する 参考書:適宜紹介する − 125 − 教 育 行 政 学 (E13020) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 選択 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 桐村 豪文 7 号館 2 階 研究室 ① 授業の概要・ねらい この授業では、学校教育を支える教育行政の仕組み等について理解し、その在り方について自ら検討すること を目的とする。具体的には以下の4点を目的としている。 (1)教育行政の全体の姿を理解する。(教育行政の役割、一般行政との違い、政策形成過程、予算編成過程など) (2)学校教育と教育行政のつながりについて、具体例を用いて理解する。(いじめ自殺、体罰、学力問題など) (3)昨今の教育政策の論点を理解し、自らそれについて検討する。 ② 学習の到達目標 この授業の学習を通じて、以下のものを習得することを到達目標としている。 (1)学校教育の背後にあり、それを支える教育行政の仕組み等について、正しく理解する。 (2)昨今の教育政策の展開について、知識を獲得する。 (3)教育行政、教育政策について学習したうえで、それらのあり方について、自ら考え、検討し、そしてそ の考えを表現することができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 第 2 回 教育行政の全貌(中央教育行政とその役割) 第 3 回 教育行政の全貌(地方教育行政とその役割) 第 4 回 教育政策(政策ができる過程) 第 5 回 教育政策(昨今の政策の展開) 第 6 回 お金と教育行政(予算編成過程) 第 7 回 お金と教育行政(OECD 加盟国の中の日本) 第 8 回 大学と教育行政(昨今の大学政策) 第 9 回 大学と教育行政(文系学部不要論) 第 1 0 回 学力と教育行政(学習指導要領) 第 1 1 回 学力と教育行政(全国学力テスト) 第 1 2 回 教員と教育行政(県費負担教職員制度) 第 1 3 回 教員と教育行政(人事制度、研修制度) 第 1 4 回 これまでの教育を創る(課題の点検) 第 1 5 回 これまでの教育を創る(方策の検討) ④ 授業時間外の学習 予習:事前に配布する資料を読んでくること。 復習:授業中に学習した内容を復習し、試験に備えること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 20% 0% 0% 「定期試験」:中間試験 40% 最終試験 40%(計 80%) 「平常点」:授業参加態度(毎授業後に小レポートを提出してもらう) ⑥ 履修上の注意など 毎回出席の上、講義内容を理解するように努めることはいうまでもありませんが、教育にかかわる時事情報に も目を向けるようにしてください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:適宜プリントを配付する。 参考書:授業中に紹介する。 − 126 − 家 庭 支 援 論 (E13230) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 大城 亜水 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 現代のわが国は少子化や無縁社会の渦中にあり、親の育児不安・負担による子育て機能の低下が問題視され、 改めて「家庭支援」のあり方が問われています。また、家庭支援は将来保育士に着任した時、多様な保護者(家 族)とかかわり、そのニーズに合わせて柔軟に支援するために必要不可欠な知識でもあります。そこで、本講義 は制度論を中心に以下の項目に沿って、家庭支援の基礎的な枠組みを学習します。 ② 学習の到達目標 本講義を通して、次の 3 点を到達目標とします。 (1)まず、「家庭支援」が求められる背景やその意義と、わが国の支援体制の現状について理解する。 (2)そして、具体的に(1)が「家庭支援」の各論(第 7 ~ 11 回)とどのように関わっているのかについ て把握する。 (3)最後に、将来保育者となる時、どのようなスタイルで家庭支援を行うのか、自分自身の考えをまとめる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ガイダンス ‐ 家庭支援とは何か 第 2 回「家族」支援から「家庭」支援へ 第 3 回 家庭支援の意義と役割 第 4 回 家庭支援の技術とその形態、および家庭支援に有効な社会資源 第 5 回 家庭支援に関わる法・制度 ‐ 家庭、保護者(家族)、子ども、など各々の有効な法制度とは 第 6 回 家庭支援に関わる法・制度 ‐ わが国の子育て支援政策を中心に 第 7 回 保育士による家庭支援 第 8 回 保育所・幼稚園における家庭支援 第 9 回 地域における家庭支援 第 1 0 回 要保護児童およびその家庭への支援 第 1 1 回 障がいをもつ子どもがいる家庭への支援 第 1 2 回 諸外国の子育て支援 ‐ 欧米と北欧を中心に 第 1 3 回 諸外国の子育て支援 ‐ 東アジアを中心に 第 1 4 回 ワークで学ぶ子育て支援 ‐「母親との会話」でロールプレイ、「子どものけんか」など 第 1 5 回 まとめ ④ 授業時間外の学習 毎回、講義の復習を行い、その箇所に関連する文献などを見つけ、より問題の視野を広げてほしい。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:小テストと授業への積極的な参加 ⑥ 履修上の注意など 私語は厳禁です。また、授業で生じた疑問等はそのまま放置せず、必ず消化させること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:前学年に使用した小六法(『保育福祉小六法』みらい)を中心に、毎回ハンドアウトを配布します。 参考書:適宜紹介します。 − 127 − 保 育 相 談 支 援 (E13240) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 佐野 豊 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 保育相談支援の基本となる援助者と相談者の信頼関係を作るための技術及び知識について学びを深める。 理論的援助技術を基に、日常の保育と一体となった保護者支援の方法やコミュニケーションの取り方、面接技 法の修得など、具体的な事例検討をとおして保育相談支援の技術を身に付ける。 ② 学習の到達目標 1.保育相談支援の意義と原則について理解する。 2.保護者支援の基本を理解する。 3.保育相談支援の実際を学び、内容や方法を理解する。 4.保育所等児童福祉施設における保護者支援の実際について理解する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション及び保育と保護者への支援との関係について理解する 第 2 回 保育相談支援の必要性、保育者に求められる専門性、保育相談支援の構造を学ぶ 第 3 回 保育相談支援における保育者の倫理と展開過程、関係機関との連携について学ぶ 第 4 回 子どもの権利及び権利を守る取り組み、子どもの最善に利益を考慮した保育を学ぶ 第 5 回 保護者との信頼関係の構築の大切さ、信頼関係を気づくためのスキルを理解する 第 6 回 保護者の養育力向上のための保護者理解の原則及びエンパワーメントについて学ぶ 第 7 回 子育てを支援する地域資源を理解するとともに活用方策について学ぶ 第 8 回 保育相談支援の計画・記録・評価の大切さと策定方法等について理解する 第 9 回 保育所の特性を生かした保護者への支援の方策について事例をとおして検討する 第 1 0 回 特別な支援を必要とする保護者への支援の方策について事例をとおして検討する 第 1 1 回 問題・課題のある保護者への支援の方策について事例をとおして検討する 第 1 2 回 保育所における保育相談支援の方策についてロールプレイを交えながら学ぶ 第 1 3 回 児童養護施設における保育相談支援の方策についてロールプレイを交えながら学ぶ 第 1 4 回 児童発達支援センター(障がい児施設)における支援方法等について学ぶ 第 1 5 回 母子生活支援施設での保育相談支援の方策についてロールプレイを交えながら学ぶ ④ 授業時間外の学習 相談支援、家庭支援論など関連する科目を復習しておくこと。また、授業前に教科書をよく読み、5 章から 8 章については記載されているワークに取り組んでから授業に臨むこと。9 章から 11 章の演習課題についても同 様とする。さらに次回授業時に「まとめてみよう」の提出を求めるので、事後学習を積極的に取り組むこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:受講態度、ロールプレイ等への積極的な参加度、提出物で総合的に評価する。 ⑥ 履修上の注意など 子どもの最善の利益を保障していくためには、家庭との連携は必須である。保育士の役割の重要性を認識する とともに、ロールプレイにおいては与えられた役になりきって演じるなど、授業に積極的に望むこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『演習・保育と保護者への支援』 小原敏郎・橋本好市・三浦主博 編集 (株)みらい 参考書:『児童家庭福祉の相談援助』 相澤譲二・井村圭壮・安田誠人 編著 (株)建帛社 『保育相談支援』 西村重稀・青井夕貴 編集 中央法規出版(株) − 128 − 生徒・進路指導論 (E13250) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 小学校教諭一種免許状取得必修 永島 聡 7 号館 4 階 研究室 講 義 ① 授業の概要・ねらい 生徒指導ないし進路指導の歴史、職務の内容、学校での位置付け等に関する知識を習得し、さらにそれらを踏 まえた上で、非行、不登校、いじめ等々具体的問題への対処のあり方、他職種との連携等について学んでいく。 なお講義に並行して、授業中にワーク、小レポート等を課す場合がある。 ② 学習の到達目標 今の学校には今に特有の様々な問題が生起している。この授業においては、生徒指導ないし進路指導の方法論 とその実際に関して、昨今の教育現場における児童生徒と保護者と教員の間で繰り広げられる人間関係の現状に 即した理解を目指す。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回「はじめに」授業に関するオリエンテーション 第 2 回「生徒・進路指導とは」生徒・進路指導の歴史と課題 第 3 回「生徒指導の内容」生徒指導の職務の内容と領域 第 4 回「生徒指導の体制と組織」学校内における生徒指導の位置付け 第 5 回「学級経営・学年経営・危機管理」担任の役割、保護者・地域との連携 第 6 回「児童生徒 - 教師関係」近年の小学校における児童と教員との関係性 第 7 回「集団活動の意味と意義」集団活動の意義と集団活動の指導 第 8 回「不登校・いじめ問題」生徒指導的アプローチ、関係機関との連携 第 9 回「非行問題」生徒指導的アプローチ、関係機関との連携 第 1 0 回「進路指導の内容」進路指導の基本的概念 第 1 1 回「進路指導の体制と組織」学校内における位置付け等について 第 1 2 回「人権教育」生徒指導と人権問題、学校内における人権教育のあり方等について 第 1 3 回「特別支援教育」特別支援教育、特別支援学校、発達障害等について 第 1 4 回「福祉教育」福祉教育のあり方について、関係機関との連携 第 1 5 回「まとめ」授業内容のまとめおよび質疑応答等 ④ 授業時間外の学習 各講義前に、テキストおよび配布されたプリントの必要箇所をあらかじめ熟読しておくこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 100% 0% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 ⑥ 履修上の注意など 受講するにあたって相応しくない行為は認めない。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『生涯学習時代の生徒指導・キャリア教育』 西岡正子・桶谷守編 教育出版 2013 その他、随時プリントを配布する。 参考書:適宜紹介する。 − 129 − 社会的養護内容 (E13400) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 選択 資格取得要件 担当者名 研究室 保育士資格取得必修 津田 克己 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 演 習 ① 授業の概要・ねらい 様々な状況により家庭から離れ、里親や児童養護施設などの社会的養護の環境で生活している子どもたちの状 況や課題を知り、子どもや支援者の視点に立って日々の生活の意味や支援のあり方について学ぶ。 ② 学習の到達目標 社会的養護の現状、施設養護や家庭養護の内容を理解し、子どもとその家庭への支援方法をどのようにすれば いいのか考え、保育士など支援を実践する立場になった時に、より良い支援ができる力を身に付ける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 講師自己紹介、社会的養護内容の講義に関するオリエンテーションを行う。 第 2 回 児童福祉の概要、児童養護問題の背景と社会的養護の動向について学ぶ。 第 3 回 施設養護の種別、特性、実際を学ぶ。 第 4 回 施設養護の日常について、日課やルールの意味を知り理解を深める。 第 5 回 里親制度の種別、特性、実際を学ぶ。 第 6 回 子どもの権利擁護、保育士などの倫理及び責務について学び、理解を深める。 第 7 回 施設における個別支援について理解するために、施設にはどのような記録様式がある のか提示し、内容を知り、その意味や重要性について理解する。 第 8 回 施設での日常生活支援に関する事例分析について具体的事例をグループ検討する。 第 9 回 施設での自立支援に関する事例分析について具体的事例をグループ検討する。 第 1 0 回 施設での治療的支援に関する事例分析について具体的事例をグループ検討する。 第 1 1 回 前回までに伝えた事例分析の知識を活かし、具体的な事例をあげて、実際に自立支援 計画を作成し、事例分析、記録する力を身に付ける。 第 1 2 回 保育士が子どもと関わるための専門的技術について、実際に施設でよく使われている 効果的なプログラムを紹介し、考察し理解を深める。 第 1 3 回 施設の小規模化と地域との関わりについて、なぜ施設の小規模化や里親委託が推進さ れているのか、その利点と課題点について考察し、理解を深める。 第 1 4 回 社会的養護の課題と展望について、厚生労働省の「社会的養護の課題と将来像」を取 り上げて、その内容を理解し、今後の社会的養護の方向性の意味を考える。 第 1 5 回 施設や里親家庭で求められる援助技術を、授業の全体を振り返りながら再度考察する。 全体的な振り返りと、まとめを行う。 ④ 授業時間外の学習 講義中に指示したテキストや、配布資料についてよく読み込んで授業に出席すること。授業終了後、レポート 提出の指示を出した際は、次回授業までに準備すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 定期試験に加え、社会的養護への関心、子どもの支援に対する考え方等を授業内レポートを実 施し評価していく。 「平常点」:受講態度や予復習の状況、グループ討議などでの授業への貢献度によって評価する。 ⑥ 履修上の注意など 子どもたちの人権と生活、自立への方向性に深くかかわる講義内容であるため、保育者としての自覚を持った うえで臨んでほしい。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『学ぶ・わかる・みえる シリーズ保育と現代社会 演習・保育と社会的養護内容』 橋本好市・原田旬哉編 みらい 参考書:随時紹介します − 130 − 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 教 職 実 践 演 習 (幼稚園・小学校) (E13480) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 選択 演 習 資格取得要件 担当者名 幼稚園教諭一種免許状取得必修 小学校教諭一種免許状取得必修 研究室 ◎多田 琴子 7 号館 5 階 他 研究室 他 ① 授業の概要・ねらい 教職課程を締めくくる最終段階として位置づく実践的授業科目である。 教員として求められる「教職員としての使命感と責任感」の自己覚知を行い、 「対人関係力」を伸長し、「実践 的指導力」の向上を目指すものである。さらには、教職に携わる者として「教育諸科学における知見」を深め、 「教 育の専門家としての確かな力量」と「総合的な人間力」を伸長し続ける自覚をもつ。 ② 学習の到達目標 ・4年間積み上げてきた履修カルテで教職課程の履修と修得状況を振り返り、自己課題の自覚化を図る。 ・教育の構造とその裏付けとなる法律や教育行政を把握する。 ・教育対象者や協働者との対人関係力を形成する。 ・保育・教育内容の焦点化と指導力を修得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション・履修カルテ活用 グループ分け (担当者:多田・柳原) 第 2 回 教職の構造 ①教職の基礎 (担当者:桐村) 第 3 回 教職の構造 ②授業実践・学級経営 (担当者:國崎) 第 4 回 実習を伝える①小幼別体験のまとめ グループワーク (担当者:牛頭・山下・多田) (担当者:全員) 第 5 回 実習を伝える②小幼別伝達資料作成(シンポジウム・プレゼンテーション等) 第 6 回 実習を伝える③グループごとの発表 (担当者:全員) 第 7 回 実習を伝える④グループごとの発表・発表グループ選出 (担当者:全員) 第 8 回 実習を伝える⑤シンポジウム及びプレゼンテーション(二年生と合同授業)(担当者:全員) 第 9 回 実習を伝える⑥グループごとブースで伝達 (二年生と合同授業) (担当者:全員) 第 1 0 回 実習を伝える⑦振り返りと学びの共有 (担当者:全員) 第 1 1 回 職場での人間関係 いろいろなテーマで話し合いまとめる (担当者:牛頭) 第 1 2 回 学びの共有・まとめの発表 (担当者:牛頭) 第 1 3 回(小)模擬授業(幼)保育概念の拡大 (担当者:牛頭・山下・多田) 第 1 4 回 小幼別学びの共有 (担当者:牛頭・山下・多田) 第 1 5 回 振り返り・自己評価と共有 (担当者:多田・柳原) 【注意】授業内容により,A・B 合同授業など変則スケジュールになることがある。詳細は初回授業で説明する。 ④ 授業時間外の学習 ・履修カルテを活用し、教職課程最終年度の自己課題を明確化しておくこと。 ・実習を伝える①~⑦においては、効果的な情報提供のための工夫や準備を協働で進める。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 60% 40% 0% 「平常点」:プレゼンテーション作り・グループディスカッションなどへの役割取得や参加態度 「製作物・実技など」:履修カルテ・レポート ⑥ 履修上の注意など ・過年度分の履修カルテは記入済みのこと。 ・グループワークをはじめとする協同作業を行う実践的科目であるため、必ず出席のこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:必要に応じて適宜資料配付する。 − 131 − 課 題 別 実 習 (E14410) 2 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 通年 選択 実 習 資格取得要件 担当者名 幼稚園教諭一種免許状取得選択 小学校教諭一種免許状取得選択 研究室 ◎牛頭 哲宏 多田 琴子 7 号館 5 階 光成研一郎 研究室 松尾 寛子 山下 敦子 ① 授業の概要・ねらい 課題別実習は、これまでの実習体験を生かし、教師・保育士として職務を把握しさらなる実践力の向上を目 指すものである。将来、幼稚園・小学校教諭や保育士、施設職員に携わるものとして、幼稚園、保育所、小学校、 施設などにおける教育活動を指導者として体験する。そして、幼稚園・小学校教諭や保育士、施設職員として の資質や能力をさらに向上させ、自己研鑽に励む。さらに、今後、進むべき自分の進路を見据え、指導者として の指導技術はもとより、任務と使命のさらなる自覚を高める。 ② 学習の到達目標 ・幼稚園・小学校教諭、保育士、施設職員にふさわしい資質と能力をより一層高める。 ・保育技術や指導技術の実践的指導力を身につける。 ・指導者の一員として、他の指導者との協調的、協力的指導を体得する。 ・教師、保育士などの指導者としての任務や使命を体得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 課題別実習のねらい・意義 第 2 回 実習に向けての諸注意 第 3 回 実習日誌、出席表について 第 3 回の事前学習の後に、課題別実習を行う。 〜 第 4 回 方法:9 月の連続した 2 週間、または、10 月~ 12 月にかけて週 1 回の実習を幼稚園、 保育所、小学校、施設において行う。 第 1 4 回 8 時間× 10 回 内容:保育や学習の補助、配慮を要する園児・児童の補助など実習先学校園、施設の 指示に従い活動する。 第 1 5 回 課題別実習終了後の振り返り・実習校園への礼状 ④ 授業時間外の学習 実習先学校園、施設の地域の特徴などを把握しておくとともに、実習先学校園や施設の特色ある教育活動を理 解しておく。事前に受け入れ先学校園、施設と打ち合わせをしておく。 毎回、活動報告書を実習先学校園、施設、または、大学の担当教員へ提出する。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 0% 50% 「平常点」:巡回指導や実習先学校園、施設からの聞き取りなどの実習参加態度 「その他」:毎回の活動記録 ⑥ 履修上の注意など ・履修者は、事前・事後指導を必ず受講すること。原則として遅刻・欠席は認めない ・次年度教育・福祉現場につくという最終の実習であることを自覚し、積極的に活動する。 ・小学校教諭免許と幼稚園教諭免許の両方を取得する人は必ず受講すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:資料などを配布する。 − 132 − 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 保育・教育内容研究F (ピアノ実践奏法) (E15050) 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 演 習 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎瀬川 和子 7 号館 5 階 戸川 晃子 研究室 他 - ① 授業の概要・ねらい 保育士・教員として音楽を通してこどもや児童の感性や能力を高めていくためには、指導者本人が常に表現力 を磨くことが求められる。そのために童謡や唱歌などさまざまな教材をより深く理解し研究することや、個人の 能力と進度に応じた楽曲を通してピアノの技術をさらに磨き音楽的表現法を高めていくことで、音楽的な演奏が できるようになる力を身に付けることを目標とする。 ② 学習の到達目標 童謡・唱歌およびピアノ楽曲それぞれにふさわしい演奏表現を考えながら、保育士・教員に求められる音楽表 現力を習得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 ハ長調・ト長調の楽曲 童謡の弾き歌い:アイアイ 第 2 回 ト長調・ニ長調の楽曲 童謡の弾き歌い:おんまはみんな 第 3 回 ニ長調・イ長調の楽曲 各自の進度に応じた課題 マーチ・駆け足・ワルツ 第 4 回 イ長調・ホ長調の楽曲 童謡の弾き歌い:とんでったバナナ 第 5 回 ホ長調・イ短調の楽曲 童謡の弾き歌い:コンコンクシャンのうた 第 6 回 イ短調・ヘ長調の楽曲 各自の進度に応じた課題 スキップ・ギャロップ・ワルツ 第 7 回 へ長調・半音階の楽曲 童謡の弾き歌い:クラリネットこわしちゃった 第 8 回 変ロ長調・半音階の楽曲 童謡の弾き歌い:こんぺいとう 第 9 回 各自の進度に応じた課題 スキップ・ギャロップ・ワルツ 第 1 0 回 各自の進度に応じた課題 童謡の弾き歌い:おどろうたのしいポーレチケ 第 1 1 回 各自の進度に応じた課題 童謡の弾き歌い:いちねんせいになったら 第 1 2 回 各自の進度に応じた課題 スキップ・ギャロップ・ワルツ 第 1 3 回 各自の進度に応じた課題 童謡の弾き歌い:はたけのポルカ 第 1 4 回 各自の進度に応じた課題 童謡の弾き歌い:あわてんぼうのサンタ 第 1 5 回 補足とまとめ 各自の進度に応じた課題 童謡の弾き歌い ④ 授業時間外の学習 実技中心であるので、前回授業の復習、および予習として授業回課題の練習をして授業に臨むこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 50% 20% 0% 「定期試験」:ピアノ実技 「平常点」:受講態度・授業参加度・演奏発表 「製作物・実技など」:各自の進度に応じた楽曲の演奏・童謡の弾き歌い ⑥ 履修上の注意など 音楽 A Ⅰおよび B Ⅰ他、今まで音楽関連の授業で習得してきた多様な楽曲・童謡を繰り返し練習し、また新 たな童謡・楽曲に取り組むことでレパートリーを増やす努力を続けること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『ピアノへのアプローチ』 伊藤嘉子編著 音楽之友社 『こどものうた 200』 小林美実編 チャイルド本社 『やさしい弾き歌い 75』 植田光子編著 音楽之友社 参考書:随時紹介する − 133 − リ ト ミ ッ ク Ⅱ (E15080) 1 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 担当者名 研究室 - 古木 登紀子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 4 前期 選択 演 習 ① 授業の概要・ねらい エミール・ジャック=ダルクローズが創設した、音楽基礎教育の具体的な実践教育である『リトミック』の技 術的習得と指導法学習を行う。リトミックⅠで習得した技術を基盤とし、リズム・ピアノ演奏法・指導法(4 歳児、 5 歳児)を習得する。 ② 学習の到達目標 ・リズムを表現する基礎的な動きができるようになること。 ・リズム指導における基礎的なピアノ演奏法ができること ・4歳児、5歳児指導法の年間カリキュラムを把握してそれを実践できること ③ 授業の内容・計画 第 1 回 4歳児 1 学期の指導法 第 2 回 4歳児 1 学期のティーチング 第 3 回 4歳児2学期の指導法 第 4 回 4歳児2学期のティーチング 第 5 回 4歳児3学期の指導法 第 6 回 4歳児3学期のティーチング 第 7 回 5歳児 1 学期の指導法 第 8 回 5歳児 1 学期のティーチング 第 9 回 5歳児2学期の指導法 第 1 0 回 5歳児2学期のティーチング 第 1 1 回 5歳児3学期の指導法 第 1 2 回 5歳児3学期のティーチング 第 1 3 回 まとめ1 リズム 第 1 4 回 まとめ2 ピアノ演奏法 第 1 5 回 まとめ3 実践 ④ 授業時間外の学習 授業前 教科書の記載されている指導におけるピアノの課題を各自練習をしておくこと。 授業後 授業内でしたピアノの課題、リズムを復習しておく。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 40% 0% 0% 「定期試験」:実技試験(幼稚園・保育園での 4 歳児、5 歳児に対しリトミックの指導が可能な技能をはかる) 「平常点」:授業参加、授業態度 ⑥ 履修上の注意など 身体を動かす授業です。動きやすい服装で、そこの薄いバレエシューズなどを用意して出席してください。 靴下、裸足も可能です。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:『幼稚園・保育園のためのリトミック 4 歳児用』 リトミック研究センター(1990) 『幼稚園・保育園のためのリトミック 5 歳児用』 リトミック研究センター(1990) 楽譜、プリント:適宜配布する − 134 − 保育・教育メソッドの探究 (E15090) 時間数 /単位 2 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 講 義 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎中田 尚美 7 号館 5 階 小林 純子 研究室 他 村上 郁子 - ① 授業の概要・ねらい 今日、世界では多様な保育メソッドが生まれ継承され、保育の実践に生かされている。その中でも、日本の保 育界に時代を経て受け入れられている代表的な保育メソッドについて深く学ぶことを通して、保育課題の解決の 糸口を見出し、自信をもって社会に巣立つことを目指す。 ② 学習の到達目標 コダーイ、オルフ、モンテッソーリという、国も時代も異なる 3 人を中心として、彼らの保育理念と、人とし ての歩みを学びつつ、彼らのメソッドの具体的な展開と実践のあり方を身につける。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 保育・教育メソッドを探求するにあたって (担当者:中田) 第 2 回 モンテッソーリ・メソッドおよびその他の保育・教育メソッド①歴史的背景(担当者:中田) 第 3 回 モンテッソーリ・メソッドおよびその他の保育・教育メソッド②歴史的背景(担当者:中田) 第 4 回 コダーイ芸術教育とわらべうた①歴史的背景 (担当者:小林) 第 5 回 コダーイ芸術教育とわらべうた②理論 (担当者:小林) 第 6 回 コダーイ芸術教育とわらべうた③実践 (担当者:小林) 第 7 回 コダーイ芸術教育とわらべうた④展開 (担当者:小林) 第 8 回 コダーイ芸術教育とわらべうた⑤まとめ (担当者:小林) 第 9 回 オルフ音感教育①歴史的背景 (担当者:村上) 第 1 0 回 オルフ音感教育②理論 (担当者:村上) 第 1 1 回 オルフ音感教育③実践 (担当者:村上) 第 1 2 回 オルフ音感教育④展開 (担当者:村上) 第 1 3 回 オルフ音感教育⑤まとめ (担当者:村上) 第 1 4 回 モンテッソーリ・メソッド及びその他の保育・教育メソッド③展開 (担当者:中田) 第 1 5 回 保育・教育メソッドを探求して (担当者:中田) ④ 授業時間外の学習 予習復習時間を十分にとること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:積極的な参加姿勢や受講マナー及び授業内のレポート課題など。 ⑥ 履修上の注意など 連続講演や保育実践園への見学を実施することも検討しており、そのため補講や交通費が発生することもある。 また、「授業内容や計画」は変更することもある。保育現場見学の際は、実習に準じる態度で臨むこと。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:資料を配布する。 参考書:適宜紹介する。 − 135 − 現代こども教育論 (E15100) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 國崎 大恩 7 号館 5 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 私たちが思い描く「子ども」の姿は歴史的産物にすぎない。すなわち、年齢的に幼く、 「かわいい」や「わんぱく」 といったイメージが付与される「子ども」像は普遍的なものではなく、近代社会の多様な変化のなかでつくられ てきたものなのである。そうした「子ども」なるものは、近代社会において重要な戦略的価値を担うものとして 位置づけられる。 本授業では「子ども」をめぐる現代の様々な問題・課題の中から学生が関心を持つ 4 つのテーマを取り上げ、 文献講読とディスカッションを通して現代社会における「子ども」の戦略的価値について考察を行っていく。 ② 学習の到達目標 子どもの存在について理論的・歴史的・体系的に捉え、子どもと教育に対して経験則によらない理解を深める ことが本授業の目標である。具体的な到達目標は次の通りである。 (1)近代的観念としての「子ども」について説明することができる。 (2)現在の教育問題について現代社会における「子ども」の戦略的価値という観点から考えることができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション―テーマとレジュメ担当者の決定 第 2 回 インファンス/子ども―近代的観念としての「子ども」 第 3 回 テーマ①に関する肯定文献講読 第 4 回 テーマ①に関する批判文献講読 第 5 回 テーマ①に関するディスカッション 第 6 回 テーマ②に関する肯定文献講読 第 7 回 テーマ②に関する批判文献講読 第 8 回 テーマ②に関するディスカッション 第 9 回 テーマ③に関する肯定文献講読 第 1 0 回 テーマ③に関する批判文献講読 第 1 1 回 テーマ③に関するディスカッション 第 1 2 回 テーマ④に関する肯定文献講読 第 1 3 回 テーマ④に関する批判文献講読 第 1 4 回 テーマ④に関するディスカッション 第 1 5 回 総括 ④ 授業時間外の学習 事前に配布される文献テキストを読み、それに対する自分の考えをまとめておくこと(全員が文献テキストを 読んできていることを前提として授業をすすめる)。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:レポート 「平常点」:ディスカッションやレジュメなどを総合的に評価する ⑥ 履修上の注意など 文献講読においてはレジュメ担当者を決め、文献の要約とそれに対する自分の考えを発表してもらう予定である。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。文献テキストを配布します。 参考書:適宜紹介する − 136 − 多 文 化 教 育 論 (E15110) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 栗原 真弓 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 人が一人では育たず生きられないように、国も他国との協力なくしてはもはや存続できないのが現代です。情報の共有 や物質的交流や経済的影響は、地球規模で加速化・広域化しています。一方、激しい対立やテロや難民問題や伝染 病などが、人々を排他的閉鎖的にさせるのではないかとの危惧もあります。地球上に住む人間同士として共生するにはど うすればいいかを、一人ひとりが考えるべき時がきています。マザー・テレサは「愛の反対は無関心です」と言われました。 異なる人や文化との出会いは、大切な気づきや喜びを与え、感性や柔軟性や理解力を鍛えてくれます。 ② 学習の到達目標 根をしっかりと張っている木は安定し豊かに茂ります。人間にとっての根である自己信頼感や自文化理解を強化すること が、最初の到達目標です。次に、異文化体験がもたらす葛藤や人間的成長について学びます。その上で、多文化共生 について考え、次世代を担う子どもたちに何を伝えたいかを分かち合います。この授業では、臨床心理学的角度から人 間と文化について学び、多様な見方や考え方やレジリエンス(折れない心)を身につけることを目指します。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 はじめに :文化とは?ミクロ的視点とマクロ的視点 第 2 回 自分化を振り返る① :自己をみつめ、自分史を振り返る 第 3 回 自分化を振り返る② :自己を受け入れ、自分らしさを生かす 第 4 回 自分化を振り返る③ :他者との相互作用で成長する 第 5 回 自分化を振り返る④ :日本語の特殊性と日本人気質(精神面と行動面) 第 6 回 異文化と触れる① :カルチャーショックのメカニズム 第 7 回 異文化と触れる② :高いレジリエンスと異文化体験がもたらす恩恵 第 8 回 異文化と触れる③ :サードカルチャーキッズについて 第 9 回 多文化教育のあり方①:多文化共生について考える 第 1 0 回 多文化教育のあり方②:諸外国で実施されていること 第 1 1 回 多文化教育のあり方③:日本の現状と改善に向けて 第 1 2 回 コミュニケートする①:真の対話とは? 第 1 3 回 コミュニケートする②:気持ちを通わせる対話-技術を超えて 第 1 4 回 コミュニケートする③:実習-カウンセリング的アプローチをヒントにして 第 1 5 回 おわりに :“ 今、できること(行動)”と“ 次世代に伝えたいこと(使命)” ④ 授業時間外の学習 課題として出される小レポート(1回)の作成と発表(1回)の準備をすること。紹介される参考文献や資料 に目を通すこと。毎回の授業の後「振り返りノート」に短い記述を残すこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 30% 50% 20% プラスα 「定期試験」:筆記試験(主にエッセー形式) 「平常点」:授業中の積極的姿勢・取り組み 「製作物・実技など」:小レポート&発表、「振り返りノート」の記述 「その他」:多文化理解に関する学生の自主的行為に対して点数を加算 ⑥ 履修上の注意など 学生参加型の主体的授業です。授業の場で「感じる」「考える」「出会う」「交流する」体験を重ねていきます。 “Here & Now” に集中することで、自分の内部感覚を感受する力や思考を強める力が自然に身につき、様々な局面で 落ち着いて適切に対応できるようになります。そのために、出席を最優先に考えていただきたいと思います。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:資料を配布します。 参考書:随時紹介します。 − 137 − 法 と 教 育 (E15120) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 講 義 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎國崎 大恩 7 号館 5 階 浅井 憲一 研究室 他 池田安寿奈 - ① 授業の概要・ねらい 保育や教育の場においてどのような法がどのように関わってくるのか。また、保育士や教員といった職業はど ういった法によって守られているのか。本授業では保育や教育の場における具体的事例を通して、法という観点 から保育実践や教育実践について、またそこで働く保育士や教員の立場について考察を行う。 ② 学習の到達目標 保育や教育を具体的な到達目標は次の通りである。 (1)子どもの権利や保育士・教員を守る法について説明することができる。 (2)保育実践や教育実践における諸問題を判例・データ等をもとにして説明することができる。 (3)法的根拠等を視野に入れながら、保育士・教員として現場で遭遇する諸問題について具体的に議論できる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 イントロダクション―法と教育の関係とは― 第 2 回 子どもの権利と裁判 第 3 回 家永教科書裁判と教育の自由 第 4 回 児童虐待防止と親権制度 第 5 回 組体操の巨大化と負傷事故 第 6 回 スポーツ指導における体罰と事故 第 7 回 学校現場におけるいじめへの対応 第 8 回 不登校と学校教育 第 9 回 学校現場における多様な問題 第 1 0 回 日本と北欧のいじめをめぐる対応 第 1 1 回 不登校・ひきこもりと消費社会 第 1 2 回 少年法と非行問題 第 1 3 回 学校事故事件の現実-そのとき当事者に何が起こるのか?- 第 1 4 回 学校事故事件裁判の現実-そこに救いはあるのか?- 第 1 5 回 まとめ (担当者:國崎) (担当者:國崎) (担当者:國崎) (担当者:國崎) (担当者:國崎) (担当者:國崎) (担当者:浅井) (担当者:浅井) (担当者:浅井) (担当者:國崎) (担当者:國崎) (担当者:國崎) (担当者:池田) (担当者:池田) (担当者:國崎) ④ 授業時間外の学習 授業中に配布されたプリント等を見直し、理解を深めるようにしてください。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 50% 0% 0% 「定期試験」:レポート 「平常点」:受講態度や小レポートなどを総合的に評価する ⑥ 履修上の注意など 学外の先生が担当される授業日・時間は通常時間割と異なる場合があります。その場合は授業内で連絡をしま す。具体的事例に触れながら講義を行いますので、積極的に質問をするなど意欲的に授業へ参加してください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。授業中にプリントを配布します。 参考書:適宜紹介します。 − 138 − こ ど も と 病 気 (E15130) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - ◎角田 信子 森田 惠子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 子どもの成長発達過程における病気の特徴を理解し、観察のポイントを把握し、適切に対応できる能力を身に つけておくことは、保育・教育に携わり子どもを支援するものとして不可欠です。子どもの身体面、情緒面、心 理面において子どもを支援する保育者・教員のかかわり方を学ぶ。また、健康で安全な子どもの生活を確立する ために、危機管理、事故対応、医師の選択、保護者への対応及び医療機関との連携のあり方を学ぶ。 ② 学習の到達目標 1)子どもの病気、異常を的確に分析・判断し対応できる実践力を身に付ける。 2)保育者、教員として保護者に対応できる実践力を身に付ける。 3)子どもの成長発達過程での病気やけが、入院や手術といった体験から学ぶことは何か、その時に保育者だか らこそできることは何かを考えることができる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション 保育・教育職に必要な子どもの健康知識とは 第 2 回 主な症状の対応と心の健康問題 第 3 回 子どもの病気の異常発見時の対応(事例検討を含む) 第 4 回 子どもの感染症について 第 5 回 感染症発生時の対応と予防対策(Q & A) 第 6 回 子どもの病気(心因性を含む)について 第 7 回 発達障害について(事例検討を含む) 第 8 回 アレルギー疾患について 第 9 回 食物アレルギーについて(緊急時対応を含む) 第 1 0 回 子どもの事故について(応急処置を含む) 第 1 1 回 緊急時の対応(ヒヤリハット事例検討) 第 1 2 回 子どもの心のケア(演習を含む) 第 1 3 回 小児医療と医療保育の現状と課題 第 1 4 回 治療教育的遊びの実際 第 1 5 回 入院をしている子どもの保育と理論的根拠 (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:角田) (担当者:森田) (担当者:森田) (担当者:森田) ④ 授業時間外の学習 こどもの保健Ⅰを復習しておくこと。また、新聞、参考図書などを読み興味をもって取り組むこと。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 20% 20% 0% 「定期試験」:筆記試験(角田)、レポート試験(森田) 「平常点」:授業参加、受講態度 「製作物・実技など」:レポート、演習時の取り組みなど ⑥ 履修上の注意など 常に課題意識を持って取り組んでください。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:『園・学校でみられる子どもの病気百科』 内海裕美 監著 少年写真新聞社 『保育保健の基礎知識』 巷野悟郎 監修 日本小児医事出版社 『医療保育テキスト』日本医療保育学会編 他適宜紹介する。 − 139 − こどもの歯と健康 (E15150) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 講 義 資格取得要件 選択 必修 担当者名 研究室 ◎御代出三津子 7 号館 1 階 野村 慶雄 研究室 他 澤田美佐緒 - ① 授業の概要・ねらい 人は乳歯から永久歯へ人生で一度だけ交換する。乳歯の期間は短いけれどこの時がとても大切であることを学 ぶ。 こどものときに身についた習慣、例えば食べ物の好き、嫌い、しっかり咀嚼して食べる習慣、噛まない習慣な どが成人になって影響が出てきてしまうことがある。生涯を通して自分の口で食事ができるための予防方法を学 ぶ。 ② 学習の到達目標 人間にとっての口腔の役割りが説明でき、こどもの成長期である学童期に口腔内は乳歯から永久歯に交換する。 この時期がとても重要であることが理解できる。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 口腔とは・・・ 第 2 回 乳歯の発生とこどもの発育 第 3 回 乳歯の萌出とこどもの口腔の発育 第 4 回 口腔の機能、咀嚼の効用について 第 5 回 口腔の機能と障害 第 6 回 永久歯の発生・萌出 第 7 回 むし歯の原因、進行、治療 第 8 回 乳歯・永久歯の外傷 歯周病の原因、進行、治療 第 9 回 むし歯の予防方法 その1(歯磨きを中心に) 第 1 0 回 むし歯の予防方法 その2(食事を中心に) 第 1 1 回 こどもへの歯と口の健康教育の指導案作り 原稿作成 第 1 2 回 こどもへの歯と口の健康教育の指導案作り 媒体作製 第 1 3 回 こどもへの歯と口の健康教育の指導案作り 練習 第 1 4 回 指導案の発表 第 1 5 回 まとめ (担当者:野村) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:澤田) (担当者:澤田) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:御代出) (担当者:御代出) ④ 授業時間外の学習 日々の生活の中で自分の歯や口腔に関心を持ち、歯ブラシや磨き方にも注意を払って欲しい。 こどもたちの口腔や歯も見る機会があれば、観察することを心がけて欲しい。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 60% 10% 30% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業態度 「製作物・実技など」:各グループの指導媒体 ⑥ 履修上の注意など 授業ごとに資料を作成し、配布して進めていく予定。一冊のファイルにまとめておくようにして欲しい。 学外の保育所、幼稚園、小学校の実習で気になることがあったら積極的に質問して、疑問点をなくす。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:適宜紹介する − 140 − こどもとレジリエンス (E15160) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 前期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 - 白山 真知子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 現代の子ども達が直面するプレッシャーとストレスの大きさはその前の世代と比べてはるかに増していると言わ れている。困難な状態に出会った時「レジリエンス:回復力」を幼児期から身に付けると、その後の子どもの社会・情緒・ 行動面に長期的によい変化をもたらすことが研究で示されている。そのレジリエンスを育成する方法について理解 を深め、就学前からこどもの保育・教育に携わる立場でこどもを支援し、子どものレジリエンスを高める力を育成する。 ② 学習の到達目標 子どもにレジリエンスを育み「生きる力」を養うためには、指導者もその方法を知る必要がある。思考・行動・ 感覚に働きかける心理教育について理論を学ぶと共にワークをとおして、自らのレジリエンスを高めることを身 に付け、子どものレジリエンスを育てる方法について学ぶ。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 レジリエンスとは理論と歴史 ワーク① 私をしる 第 2 回 レジリエンスのある人とは ワーク② ハッピーなこと 第 3 回 レジリエンスと災害 ワーク③ 他人をしる 第 4 回 子どもの不安と鬱 ワーク④ 自分の気持ち 第 5 回 自尊感情と自己肯定感 ワーク⑤ 色々な気持ち 第 6 回 どうして、子どもの心を育てる必要があるのか ワーク⑥ 相手の気持ち 第 7 回 マインドフルネス ワーク⑦ リラックス 第 8 回 社会的スキル ワーク⑧ 社会的スキル 第 9 回 情動的適応力 ワーク⑨ 頭のなかの声-1 第 1 0 回 予防教育とは ワーク⑩ 頭のなかの声-2 第 1 1 回 世界の予防教育 ワーク⑪ レジリエンスをひき出すパステルアート 第 1 2 回 困難な課題に挑戦する-1 ワーク⑫ 困難な課題に挑戦する-1 第 1 3 回 困難な課題に挑戦する-2 ワーク⑬ 困難な課題に挑戦する-2 第 1 4 回 先生の力 - 1 ワーク⑭ 全てを使って 第 1 5 回 先生の力 - 2 ワーク⑮ 実践発表とロールプレイ ④ 授業時間外の学習 授業で習ったワークを実践する。授業で出された課題の提出。授業で紹介された文献を読み、知見を広め、レ ジリエンスについて深く学ぶ。ワークに関連する絵本や物語、歌についても探究する。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 50% 20% 30% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業への積極的参加度 「製作物・実技など」:レポートやロールプレイなどの実技 ⑥ 履修上の注意など こどもに上手に伝えるには、ことばの指示の仕方で大きく変わります。指示の出し方など色々想定して、考え ながらの積極的な授業の参加を望みます。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:プリントを配布する。 参考書:『子どもの「こころの力」を育てる―レジリエンス―』 深谷和子・上島博他著 明治図書 授業内で適宜紹介する。 − 141 − 児童虐待対応実践 (E15170) 時間数 /単位 1 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 演 習 資格取得要件 担当者名 研究室 - 松野 敬子 7 号館 2 階 非常勤講師 控室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 子どもの権利・発達、子ども家庭福祉・保育者としてなどの学びを踏まえ、それら理論を確認、子どもにもっ とも身近な生活集団としての家族、身近な環境としての地域社会の現状と、児童虐待の実態と虐待を取り巻く背 景、その対応等について深く理解する。そのうえで、実際に児童虐待対応への考え方と判断力を磨き、実践力・ 応用力を身につけ、保育者に必要とされる専門スキルについて学ぶことを目標とする。 ② 学習の到達目標 本演習の到達目標は以下の5点である。 (1)子どもに関わる諸理論について理解を深める。 (2)子どもを取り巻く家庭や地域、現代社会の状況について理解する。 (3)児童虐待問題の実態と、その背景課題について深く理解する。 (4)児童虐待に対応するための法律と制度についての知識を得る。 (5)児童虐待対応に必要な専門スキルを学び、実践力を修得する。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 オリエンテーション~児童虐待について知っていることを話し合う 第 2 回 現代社会における子育て・子育ちの現状 第 3 回 子どもを取り巻く地域社会・現代社会の状況 第 4 回 子どもに関する諸理論を復習し、その観点から児童虐待をとらえる 第 5 回 児童虐待対応のための法律・制度 第 6 回 児童虐待の実態とマルトリートメントという考え方の理解 第 7 回 子どもの発達課題と児童虐待 第 8 回 保護者の抱える課題と児童虐待 第 9 回 生活困窮問題と児童虐待 第 1 0 回 新たな制度としてのスクールソーシャルワークの役割 第 1 1 回 児童虐待への対応事例から学ぶ知識と援助技術① 児童、保護者への対応と通告 第 1 2 回 児童虐待への対応事例から学ぶ知識と援助技術② 家庭生活を維持ケースへの対応 第 1 3 回 児童虐待への対応事例から学ぶ知識と援助技術③ 家庭からの分離ケースへの対応 第 1 4 回 児童虐待への対応事例から学ぶ知識と援助技術④ アセスメントと諸機関との連携 第 1 5 回 児童虐待に関連する諸サービスと社会資源について~まとめにかえて ④ 授業時間外の学習 毎日の如く児童虐待ニュースが後を絶たない。保育者としての視点からそれらニュースを把握し、自身として 何ができるかを常に考えておくこと。それを演習内に活かすことができるように意識づけしておく。 期間中に中間レポートを課す。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 70% 30% 0% 0% 「定期試験」:レポート試験 「平常点」:授業・演習への参加態度、授業内レポート ⑥ 履修上の注意など 授業内容理解のための事前学習をした上で、積極的な態度で授業に出席すること。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない 参考書:授業内に提示する − 142 − 医療から見た特別支援 (E15180) 2 時間数 /単位 15 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 4 後期 講 義 資格取得要件 担当者名 研究室 ー 岩越 美恵 7 号館 3 階 研究室 選択 必修 ① 授業の概要・ねらい 最近の障害児の疫学的動向では、周産期医療の進歩に伴い超出征体重児の脳性マヒの頻度が2.5/1000出生と増加 してきた。また、自閉症スペクトラム障害を含めた発達障害児も通常のクラスで6.5/100人と言われ、増加傾向にある。 このような中で、教育現場では、それぞれの障害の特性を正しく理解し、適切な支援が求められる。障害児個人に対 する支援のみならず、今後わが国でも目指すところの障害児も含めたインクルーシブ教育の実現のためには、まわ りのいわゆる健常児たちにも支援が必要である。それらの合理的支援がどのようなものであるか、ケースバイケー スで考え、支援方法を生み出せる教育者でなければ、クラス運営も困難となる。そのために必要な医療的知識を学ぶ。 ② 学習の到達目標 ・障害とは何かを、社会との関係において理解することができる。 ・様々な障害に関する医療的な知識や教育現場で役立つ技術を身に着けている。 ・インクルーシブ教育について理解している。合理的援助とはどういうものであるかを理解している。 ・障害児を支える社会制度を知っている。 ・保護者との連携の大切さを知っている。 ③ 授業の内容・計画 第 1 回 障害とは何か 第 2 回 正常の運動発達と遅れに対する支援 第 3 回 運動発達の障害の理解と支援(脳性マヒ) 第 4 回 運動発達の障害の理解と支援(脳性マヒ以外の疾患) 第 5 回 正常の精神発達 第 6 回 知的障がいの理解と支援 第 7 回 発達障害の理解と支援(自閉症スペクトラム障害) 第 8 回 発達障害の理解と支援(AD/HD と発達性協調運動障害) 第 9 回 発達障害の理解と支援(学習障害:LDの理解と支援) 第 1 0 回 重症心身障害児の理解と支援 第 1 1 回 重症心身障碍児の地域生活・学校生活における課題 第 1 2 回 まわりの健常児たちへの支援、障害児を含めたクラス運営。保護者との連携。 第 1 3 回 合併症としてのてんかんについて 第 1 4 回 地域における児童発達支援センターの役割と連携 第 1 5 回 障害児と家族を支える社会制度 ④ 授業時間外の学習 障害に関する新聞記事を収集する。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 80% 20% 0% 0% 「定期試験」:筆記試験 「平常点」:授業態度、発表内容など ⑥ 履修上の注意など これまでの実習で観たり、自身が対応した行動などを顧みて、さらに理想的な対応ついて、授業の後考える。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しません。 参考書:『障害児保育の理論と実践―インクルーシブ保育の実現に向けてー』 堀智晴ら著 ミネルヴァ書房 『そうだったのか!発達障害の世界―子どもの育ちを支えるヒント』 石川道子著 中央法規 − 143 − 卒 業 研 究 (E15210) 2 時間数 /単位 30 学年 授業形態 単位数 授業科目名 (コード番号) 開講 卒業 時期 要件 資格取得要件 担当者名 研究室 ー E 科専任教員 7 号館 5 階 研究室 他 4 通年 必修 演 習 ① 授業の概要・ねらい 研究的態度をもって一年間 1 つのテーマに取り組み、主体的に自身の専門性と資質を高め、またさまざまな課 題に対応する力を育成することをねらいとする。指導教員の専門性に基づいて、自らの関心のある内容について 検討を重ね、自身のテーマを設定し、研究方法を定め、データ収集・分析・検討・実践研究等を行う。最終的に は大学教育の集大成として、論文や作品にまとめ、各々の専門性に応じた形での発表を行う。 ② 学習の到達目標 教育や社会、子どもにかかわるテーマなどについて、問題の把握・解決方法の検討・実施・振り返りや専門性 に沿った発表等を効果的に進める力を習得し、新たな課題に取り組む態度を身につける。 ③ 授業の内容・計画 内容:各教員のゼミテーマ ・大森:「科学する心」を育てる保育・教育について ・桐村:小学校教員として教壇に立ちたい君へ(1) ・國崎:小学校教員として教壇に立ちたい君へ(2) ・近藤:運動指導について考える ・牛頭:小学校教員として教壇に立ちたい君へ(3) ・笹井:学内における生物調査 ・瀬川:音楽的表現力を高めたい人へ~ピアノ作品を通して~ ・多田:子どもの前に立つにふさわしい保育者を目指す ・戸川:音楽表現についての研究 ・中田:子育て支援について考える ・橋本:社会福祉をさらに深く学びたい君へ~社会福祉の専門的知識と資質向上に向けて ・藤本:絵画制作 ・松尾:子育て支援・障がいのある子どもの保育について ・光成:保育・教育方法について考える ・柳原:人間発達の理解と探究 ・山下:小学校教員として教壇に立ちたい君へ(4) ・脇本:小学校教員としての TEYL(Teaching English to young leaners) (5) ④ 授業時間外の学習 ・各指導教員と相談し、各自必要な学習を行うこと。 ・参考文献などの資料について、図書館やインターネット等で積極的に収集すること。 ⑤ 成績評価の方法・基準 定期試験 平 常 点 製作物・実技など そ の 他 0% 50% 50% 0% 「平常点」:卒業研究に対する取り組み・態度。 「製作物・実技など」:卒業研究の成果物(報告書、制作物など)およびプレゼンテーション。 ⑥ 履修上の注意など ・学ぶ悦び、知る愉しさを実践できるよう自ら考え取り組む主体的な態度を求める。 ・指導教員が学外に研究の場を整えるときには、学生にふさわしい態度で赴くこと。 ・本学生による卒業研究に関する倫理審査は本学「研究倫理委員会規程」に従い、学科内審査及び当該委員会の 判断・結果によるものとする。 ⑦ 教科書・参考書 教科書:使用しない。 参考書:適宜各指導教員より紹介する。 − 144 −
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