【背景】 処方薬について医師や薬剤師に尋ねた事がある人よりも、尋ね

薬剤師への相
相談を促進するための
薬剤師 の相
慢性疾患患
患者 の啓発の検討
患者への啓発の検討
栗
○野村香織、三橋能弘、程島直子、栗原理
、中畑智予、工藤香代子、岸野淳二、宮武昌也、米澤晴子、
井手口直子、後藤惠子
くすりの適正使用
用協議会 くすりのしおりコンコーダンス委員会
くすりのしおりコンコ ダンス委員会
【背景】
処方薬に いて医師や薬剤師に尋ねた事がある人よりも、尋ね
処方薬について医師や薬剤師に尋ねた事がある人よりも、尋ね
ねたことが無い人の方が多く、薬剤師よりも医師から処方薬の
説明を聞きたいと考えている人が多いという報告がある
説明を聞きたいと考えている人が多いという報告がある。
1)
患
患者と薬剤師とのコミュニケーションを充実させ
患者と薬剤師とのコミュニケ
ションを充実させ、ひいては患者の
ひいては患者の
医薬品リテラシ の向上に繋げるために コンコ ダンスの考えに
医薬品リテラシーの向上に繋げるために、コンコーダンスの考えに
に基づき 患者(脳梗塞経験者)と薬剤師がコミュニケ ションを
に基づき、患者(脳梗塞経験者)と薬剤師がコミュニケーションを
とりながら治療のパ トナ として取り組んでいく姿を短編ドラ (動画)にし、啓発資材を作成した。
とりながら治療のパートナーとして取り組んでいく姿を短編ドラマ(
(
(動画)にし
啓発資材を作成した
【目的】
の重要性に気づくことができたかどうかを確認する
(1)動画を通じて患者は医療者(薬剤師)とのコミュニケーションの
(2)慢性疾患患者が考える 薬剤師とのコミュニケ ションの取り
(2)慢性疾患患者が考える「薬剤師とのコミュニケーションの取り
り方 内容」の現状と期待を把握する
り方・内容」の現状と期待を把握する
【方法】
薬局で薬を受け取る時の 満足」 不満足」の経験
薬局で薬を受け取る時の「満足」「不満足」の経験
特になし: 259/500(人)
オンラインで慢性疾患患者に動画を見てもらい 薬物治療
オンラインで慢性疾患患者に動画を見てもらい、薬物治療
における
におけるコミュニケーションについての考え方と動画に対する
ケ シ に
考え方と動画に対する
評価をウェブアンケートで調査した(2013年3月8日~22日
株式会社ネオマーケティング) 。
【結果】
満 足
不満足
説明が丁寧、解りやすい・・・26件
確認 アドバイスをしてくれる
確認・アドバイスをしてくれる、
親切、疑問に答えてくれる・・23件
親切、疑問に答えてくれる
23件
(理由なく単に)満足・・・・・・・・8件
コミ ニケ シ ンが上手
コミュニケーションが上手、
良く話を聞いてくれる・・・・・・・6件
良く話を聞いてくれる
6件
時間が掛かる・・・・・・・・・・・・26件
説明不足 説明がない
説明不足・説明がない・・・・・24件
24件
(聞きづらい)・・・・・・・・・・・・
(聞き
ら )
7件
件
(説明が難しい・解り難い)・・5件
わずらわしい
わずらわしい・・・・・・・・・・・・
12件
間違って処方・・・・・・・・・・・・・8件
間違
処方
件
プライバシー無視・・・・・・・・・・6件
等
72件
件
脳梗塞予防 再発予防中の患者(脳梗塞群)200名 その
脳梗塞予防・再発予防中の患者(脳梗塞群)200名、その
等
他の慢性疾患治療中の患者(慢性疾患群)
他の慢性疾患治療中の患者(慢性疾患群)300名から回
名から回
119件
件
動画 「一緒に話してみませんか?あなたと薬のこと」
緒に話してみませんか?あなたと薬のこと」
答を得た(計500名 男78% 女22%)。疾患群別では、普段か
ら薬剤師とよくコミュニケーションを取っていると回答したのは、
脳梗塞群31%、慢性疾患群20%だった。動画視聴後は、脳
梗塞群の41%が薬剤師と今よりもっと話してみたいと思ったと
www.rad-ar.or.jp/siori/
www
rad-ar or jp/siori/
シナリオ監修
後藤惠子(東京理科大学)
井手口直子(帝京平成大学)
回答し 慢性疾患群は変化がなか た(21%) くすりのしおり
回答し、慢性疾患群は変化がなかった(21%)。くすりのしおり
を た
を見たいと思ったと回答したのは51%及び28%だった。
た
答 た は
び だ た
動画の「Point」の説明がわかりやすかった(N=500)
140
0%
281
20%
40%
そう思った
そう思 た
ややそう思った
あまりそう思わなかった
そう思わなかった
61 18
60%
80%
【考察】
100%
動画の評価は概ね良好で、薬剤師とどのようなコミュニケー
ションが可能かを動画で患者に啓発することができた。脳梗
塞は日本人の主要死亡要因であり、脳梗塞群は他の慢
薬剤師に聞いてみたいこと(動画閲覧後、複数回答 N=500)
複数の薬を使用する時の、薬の飲み合わせについて
52.0%
副作用が出たと思った時の対処方法について
48.2%
「おくすり手帳」の役割について
する理解度や薬剤師との ミ ケ シ ンに対する関心は
する理解度や薬剤師とのコミュニケーションに対する関心は
14.2%
自分にとって
自分にとって、飲みやすい剤型に変更が可能かどうかについて
飲みやすい剤型に変更が可能かどうかについて
自分にとって
自分にとって、飲みやすい剤形に変更が可能かど
飲みやすい剤形に変更が可能かど…
13 0%
13.0%
もらった薬の効果について
10.2%
生活習慣について
生活習慣に
いて
21.4%
指示通りに使えなか た時の対処方法について
指示通りに使えなかった時の対処方法について
24.4%
心配な症状について
6 6%
6.6%
0%
0%
50%
100%
足度を上げることができると考えられる。
足度を上げることができると考えられる
16.8%
その他
38 15
い、時間とプライバシ への配慮を怠らないことで、薬局の満
い、時間とプライバシーへの配慮を怠らないことで、薬局の満
15 0%
15.0%
医師の説明でわからなかったことについて
90
なっている薬剤師の説明を患者ニーズを踏まえて適切に行
20.6%
余った薬について
23
脳梗塞群の方が高かったと考えられた。不満足の原因と
30.6%
もらった印刷物の内容について
今よりもっと薬剤師と話し
てみたいと思いましたか。
(動画閲覧後、N=166)
い事が窺えた 動画は脳梗塞をテ マとしたため 動画に対
い事が窺えた。動画は脳梗塞をテーマとしたため、動画に対
42 4%
42.4%
ジェネリック薬への切り替えについて
性疾患群よりも 日頃から適切な薬物治療への関心が高
性疾患群よりも、日頃から適切な薬物治療への関心が高
10%
20%
30%
40%
50%
60%
普段、薬局の薬剤師とどの程度コミュニ
普段 薬局の薬剤師とどの程度コミュニ
ケーションを取っていますか。(N=500)
ケ
シ ンを取 ていますか。(N 500)
全くしていない
し
な
14.8%
あまりしていない
18.4%
よくしている
る
24.4%
話してみたいと思った
どちらかと言えば話してみ
たいと思った
どちらかと言えば話してみ
たいとは思わなかった
話してみたいとは思わな
かった
時々している
42.4%
【文献】
1) くすりの適正使用協議会. 医薬品および医療に関する意識調査 結果報告書. 平成22年10月
2013年9月22-23日
年 月
日 大阪 第46回
第 回日本薬剤師会学術大会
回
P02