Power クリップ仕様 標準施工要領書 標準施工要領書 株式会社桐井製作所 2017.1 現在 ver.1701 er.1 701 0 ! 安全に関するご注意 (取扱注意事項) ケガや事故防止のため、以下のことを必ずお守り下さい。 1.搬入時、資材の落下やずり落ちによるケガを防ぎ、腰を痛めないようにして下さい。(現場での小運搬は無理のな いようにご注意下さい。) 2.鋼材の切り口は鋭利であり、また、切断時にはバリも生じ易いので、手を傷つけないようにして下さい。(軍手等 の保護手袋を着用して下さい。) 3.素手による取扱い、または素肌の露出部はケガをする恐れがありますのでご注意下さい。(素肌をなるべく避ける ような服装にして下さい。) 4.梱包用スチールバンドおよび針金等の切断時のはねあがり等によるケガが生じますのでご注意下さい。(梱包を とく場合は状況判断して作業をして下さい。) 5.搬入時や保管時について次のような事項に注意して下さい。 ①原則として、屋内の湿気の少ない場所に保管して下さい。(やむを得ず屋外に置く場合には防水シートをかけて 下さい。) ②製品は地面に直接置かず、平らなところにかい木をして水平に置き、積み重ねる場合は間木を施して荷崩れを 起こさないように置いて下さい。 ③クレーン荷揚げ等の運搬に関しては、布製平型吊りバンドを使用するなど、製品の角や表面の損傷に注意して 下さい。また、製品の上に重いものを乗せないで下さい。 6.天井に重量物を固定すると落下、脱落により、思わぬケガをしたり天井面を破損したりすることがあります。(必要 に応じ所定の補強をして下さい。) 7.壁に資材を立てかけたりすると倒壊により思わぬケガをすることがあるので、壁には資材を立てかけないで下さ い。 8.天井に乗ったり、ぶら下がったりすると落下、脱落によりケガをすることがあります。(危険な行為はしないで下さ い。) 9.天井から物を吊るしたり、物を載せたりすると落下や脱落によりケガをしたり、天井周辺を破損することがあります。 (所定の強度を有する構造にして下さい。) ! 設計・施工上の重要品質基準 設計上の留意事項 1.強風地域やピロティの天井等で強風の影響を受ける場合などについては、耐風圧性を考慮した設計にして下さ い。 2.鋼製天井下地材の構造は、照明器具や各種設備機器類の荷重を考慮されておりませんので、これらの機器類 は、個々に所定の強度・剛性を有する構造および取付け方法にして下さい。 3.特殊な場所や環境性能を要求される場所は、耐食性などを配慮した設計にして下さい。 施工上の留意事項 1.鋼製下地材のく(躯)体への取付けやインサートとの接合は確実に堅牢に行って下さい。 2.配管、空調ダクト、空調機器、照明器具等と鋼製下地材とはそれぞれ独立して取付けて下さい。 3.建築物の屋外で特に強度が必要な場所に使用される天井下地は、強度、安全性を更に増した所定の構造にて 施工して下さい。 1 目 第1章 一般事項 1-1 適用範囲 1-2 部材の名称 1-3 材料仕様 第2章 標準施工要領 2-1 墨出し 2-2 吊りボルトの取付け 2-3 野縁受けの取付け 2-4 補強材(水平補強等)の取付け 2-5 野縁の取付け 2-6 ブレースの取付け 2-7 補強クリップの確認 2-8 開口部の補強 2-9 点検・検査 2-10 養生 第3章 納まり施工例 3-1 端部クリアランス 3-2 段差部クリアランス 3-3 開口部補強例 第4章 ブレース(斜め補強)配置例 4-1 ブレース配置の一般事項 4-2 ブレース配置例 4-3 ブレース設置に関する留意事項 第5章 次 ブレース(斜め補強)適応部材の算定 5-1 ブレース材算定の一般事項 5-2 ブレース適応部材選定表(参考資料) 付録 チェックリスト 2 第1章 1-1 一般事項 適用範囲 この施工要領書は、耐震性を考慮した天井の鋼製下地(以下、耐震天井下地という。) の標準施工方法について規定する。 1-2 部材の名称 各部材および附属金物の名称は、次による。(図 1-1 参照) 追加野縁受け ブレース(斜め補強) 吊りボルト ダブル野縁ジョイント ナット 野縁受け ハンガー 野縁受けジョイント ダブル野縁 ダブルクリップ(補強部) ダブルクリップ(一般部) 図 1-1 耐震天井(例図) また、ブレース(斜め補強)取付けおよび、性能上必要となる附属金物については、 材料仕様および2章以降に詳細を規定する。 1-3 材料仕様 各部材の性能は以下に示す物と同等以上とする。 部材名称 吊りボルト[円筒部径 8.1mm 以上]・ナット[7.7mm 以上] 品 名 3/8”吊りボルト・3/8”ナット 材 質 JIS G 3505 処 理 JIS H 8610 1 級以上、JIS H 8625 1 級 CM1A 以上 付属部品 部材名称 野縁受け 品 名 CC-19[C-38×12×1.2]、CC-25[C-38×12×1.6] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC または SGHC 付属部品 3 部材名称 ハンガー 品 名 CC-19 ハンガー[t2.0mm]、CC-25 ハンガー[t2.0mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGHC 付属部品 部材名称 ダブル野縁 品 CW-19[19×50×0.5]、CW-25[25×50×0.5] 名 25 形Wバー(0.8)[25×50×0.8] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 シングル野縁 品 CS-19[19×25×0.5]、CS-25[25×25×0.5] 名 25 形Sバー(0.8) [25×25×0.8] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 ダブルクリップ(一般部) 品 名 CW-19 クリップ[t0.6mm]、CW-25 クリップ[t0.8mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 シングルクリップ(一般部) 品 名 CS-19 クリップ[t0.6mm]、CS-25 クリップ[t0.8mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 ダブルクリップ(補強部) -補強クリップ- 品 名 Power-Wクリップ(C38 用)[t1.2mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 シングルクリップ(補強部) 品 名 Power-Sクリップ(C38 用)[t1.2mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 4 -補強クリップ- 部材名称 ブレース(斜め補強)材 品 CC-19[C-38×12×1.2]、CC-25[C-38×12×1.6] 名 -チャンネル- C-40×20×1.6 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC または SGHC 付属部品 部材名称 ブレース(斜め補強)材 品 AS-25[C-25×19×5×1.0] 名 -リップ付チャンネル- AS-40[C-40×20×7×1.0] AS-60[C-60×30×10×1.6] AS-65[C-65×30×7×1.0] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z08 以上 SGCC または SGHC 付属部品 部材名称 野縁受けジョイント 品 名 CC-19 用ジョイント[t1.0mm]、CC-25 用ジョイント[1.0mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 ダブル野縁ジョイント 品 CW-19 ジョイント[t0.5mm]、CW-25 ジョイント[t0.5mm] 名 25 形Wバー(0.8)用ジョイント[t0.5mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 シングル野縁ジョイント 品 CS-19 ジョイント[t0.5mm]、CS-25 ジョイント[t0.5mm] 名 25 形Sバー(0.8)用ジョイント[t0.5mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 ブレース上部取付金具 品 名 ブレース金具UEⅡ[t2.3mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 付属部品 適応設置角 許容荷重 SGHC 羽子板ボルト(3/8”) 40°~55°程度 2500(N) 5 部材名称 ブレース下部取付金具 品 名 ブレース金具JI[t1.2mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC 付属部品 部材名称 水平補強材 品 名 CC-19[C-38×12×1.2]、CC-25[C-38×12×1.6] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGCC または SGHC 付属部品 部材名称 水平補強取付金具 品 名 チャンネルホルダー[t2.3mm] 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGHC 付属部品 アップセットボルト(M6) 部材名称 水平補強取付金具 品 名 ボルトホルダー 材 質 JIS G 3302 処 理 Z12 SGHC 付属部品 部材名称 圧縮補強材 品 名 □-19×19、□-25×25 材 質 STKMR 処 理 Z08 同等以上 付属部品 3/8”用座金 部材名称 セルフドリリングビス 品 KIRII 耐震ビス(PAN:4×16 ㎜以上) 名 KIRII 耐震ビス(PAN・HEX:5×25 ㎜以上) 規格・材質 表面処理 備 考 JIS B 1124 認証品 又は JIS B 1124 準拠品 Fe/Zn3c1B 以上 ・JPF㈱製:PAN4×16 エコシール、PAN4×16 三価 ZN、 PAN5×25 MB テクス、HEX5×25 MB テクス ・㈱ヤマヒロ製:JKY416、JIS-PJB25 ・若井産業㈱(オノダネイル製):KRI416N、KRI525H ・KN フジニッテイ㈱製:KTB4216NT、KTB4216ND KTB5025HT、KTB5025ND ※下穴が無く、総板厚が 3.2 ㎜を超える場合は、5×25 ㎜以 上のビスを使用すること。 6 第2章 標準施工要領 2-1 墨出し 建物の基準墨や地墨などにより、所定の位置に墨出しを行う。 2-2 吊りボルトの取付け 標準施工要領書の通りとする。ただし、周辺部は壁等から 150mm+設定クリアランス寸 法 *1(以下クリアランス寸法)以内とする。また、吊りボルト上部は適切な工法でく(躯) 体に堅牢に取付け、吊りボルトは鉛直に取り付ける。 *1 設定クリアランス寸法:設計または現場指示による天井面と壁等との隙間の寸法 2-3 野縁受けの取付け 野縁受けの向きは同一方向に配置し、間隔は 900mm 程度、周辺部の壁等から 150mm+設 定クリアランス寸法以内とする。野縁受けは、一方向に配して、ハンガーに確実に取付け、 連結には野縁受けジョイントを使用しビスにより止め付ける。また、野縁受けの端部は壁 等からクリアランス寸法をあけて配列するか、く(躯)体まで届くように配列した後、切 断等によりクリアランスを確保する。 クリアランス寸法 +150mm以内 クリアランス寸法 +150mm以内 吊 りボ ルト 吊 りボ ルト クリアランス 寸法 クリアランス 寸法 ハ ンガ ー ハ ンガ ー 野 縁受 け 野 縁受 け 切 断部 分 図 2-1 図 2-2 予めクリアランス を設ける場合(例図) 切断によりクリアランス を設ける場合(例図) 7 野縁受けの継手には、野縁受けジョイントを用いビス止めとする。隣り合う野縁受け のジョイント位置は、互いに1m以上離して千鳥に配置する。 1m以上 野縁受け KIRII耐震ビス(4×16) 野縁受け (計4本) ジョイントの位置 野縁受けジョイント 図 2-3 2-4 野縁受けの継手 補強材(水平補強等)の取付け 天井のふところが 1,500mm 以上の場合は、野縁受けと同等以上の部材により縦横間隔 1,800mm 程度以内に水平補強を行うか、管理者指示による工法とする。また、ブレースが 2段に取付く場合には、必ず水平補強を設けることとする。水平補強の設置は、スラブ面 から 1,500mm 以内の位置とする。 ブレースを2段に配置する場合は、上段のブレースの設置に関しても検討を行う。(図 2-4 参照) 天井ふところが 1,500mm 以上で水平補強を設置する場合であっても、ブレースを 1 段 に配置する場合は、ブレースの設置は後工程(2-6 ブレースの取付け)で行う。 後工程で設置するブレースは、水平補強にビス(2 本)で止め付ける方法を標準とする。 ブレース上部 取付金具 ブレース上部 取付金具 吊りボルト 1500mm以内 100mm以内 100mm以内 1500mm以内 吊りボルト ブレース ブレース 100mm以内 100mm以内 天井ふところ チャンネルホルダー 水平補強 水平補強 チャンネルホルダー ブレース ハンガー △野縁下端 ブレース ハンガー 野縁受け 野縁 野縁 クリップ (注意)ブレースが設置される水平補強の向き (注意) ブレースが設置される水平補強の向き 図 2-4 補強材施工例 8 ※点線部は後工程で設置 2-5 野縁の取付け 「ブレース強度検討書」により設定、又は設計者の指示による野縁のピッチを野縁受 けに墨を出し、野縁を配置する。 「一般部」の野縁と野縁受けの止付けには、従来型(JIS) クリップ止めとし、野縁受けに対し交互の向きに掛ける。また、野縁のジョイントには野 縁ジョイントを使用する。 ※下記の工程は、従来型(JIS)クリップの上から補強クリップを取り付ける方法を持 って、ブレース取付け後に行う事が可能。 「補強部(ブレース取付けた近傍)」(図 2-5 参照)は、従来型クリップと併用し、野 縁受けの背側から設置する。また、 「壁面と接する周辺部」 (図 2-6 参照)は従来型クリッ プと併用し、従来型クリップの折り曲げた爪側から設置する。 (注意)補強クリップは単独で使用できません。 クリップ クリップ 野縁受け 野縁受け 野縁 野縁 クリップ背掛け クリップ腹掛け ※しっかりと折り曲げる 補強ビス 補強クリップ 補強クリップ 図 2-5 補強部のクリップ 2-6 図 2-6 壁面と接する周辺部のクリップ ブレースの取付け 天井面の水平方向への移動を抑制することを目的とするブレースは、建物との共振の検 討や周辺の構造体や壁とのクリアランス寸法など総合的に検討した上で、必要数量を適切 に設置する必要がある。ブレース材の必要数量は、「ブレース強度検討書」によるか、設 計者の指示による施工図に従って決定することとする。 ブレース設置箇所のハンガーにブレース下部取付金具(ブレース金具JI)を設置する。 (図 2-7 参照) ・ハンガーのナット(上側)を緩め、ハンガーに添ってブレース金具JIを設置する。 ・ナット(上側)を締め付け、ビス(2 本)により野縁受けに止め付ける。 ブレース下部取付金具 (ブレース金具JI) 吊りボルト 吊りボルト ナット(上側) ブレース下部取付金具 (ブレース金具JI) ハンガー ハンガー ビス 野縁受け 野縁受け 図 2-7 ブレース金具JIの取付 9 ブレース上部の取付けは専用金物(図 2-8 参照)を使用しビス(3 本)により固定する か、同等以上の取付け強度を有する施工方法とする。ブレース材「AS-25」、 「 AS-40」、 「 AS-60」、 「AS-65」に対しては、(図 2-8a)の様に必ずブレース材の側面にビス止めとする。 ブレース上部取付金具の取付位置は、インサート、スラブに金具が当るまでとし、デ ッキの凹凸、設備機器の影響により、その位置に設置できない場合は、他に移動し設置す ることとする。 更に、耐火被覆や断熱材等により、ブレース上部取付金具がインサート、スラブに当 たるまで充分に上げられない場合は、耐火被覆を取り除く等の対応が必要。尚、耐火被覆 の除去および復旧に関しては、監理者の指示に従い行うこととする。 吊りボルト 吊りボルト ブレース上部取付金具 (ブレース金具UEⅡ) ブレース上部取付金具 (ブレース金具UEⅡ) (注意)羽子板ボルトの取付 (注意)羽子板ボルトの 取付位置 取付 位置 ブレース材 (CC-19) ブレース材 (リップ付チャンネル) a リップ付チャンネル b 羽子板ボルトの向きが逆 c 図 2-8 CC-19 隙間がある 羽子板ボルトの取付 ブレース上部取付け詳細 ブレース下部の取付けは野縁受けにビス(2 本)により直接固定する(図 2-9a 参照)。 また、野縁受けに直交する方向にブレース材を取付ける場合は、専用金物を使用しビス(2 本)で固定する(図 2-9b 参照)。 ブレース材 ブレース材 野縁受け 野縁受け 野縁 クリップ ブレース下部取付金具 (ブレース金具JI) 補強クリップ a 野縁受け方向 b 図 2-9 ブレース下部取付け詳細 10 野縁受け直交方向 ブレースの設置角度θは、40°~55°の範囲になるようにする。(図 2-10 参照) 40°~55° ブレース金具UEⅡ ブレース材 図 2-10 ブレース設置角度 ブレースの取付は図 2-11~13 の例を参考に行う。野縁受け直交方向にブレースをV字 に取付ける場合、ブレース下部の固定位置近傍の野縁受けを繋ぐ「追加野縁受け」を必ず 設置する。追加野縁受けにはブレース材又は野縁受け材と同等以上の部材を用いる。 吊りボルト θ° ブレース上部 取付金具 θ° ブレース上部 取付金具 ブレース 吊りボルト ブレース 100mm 100mm 以内 以内 ハンガー ハンガー 野縁受け 野縁 a 追加野縁受け クリップ 野縁受け方向 b 図 2-11 野縁受け直交方向 ブレース取付け例① 吊りボルト ブレース上部 取付金具 200mm 以内 ブレース ハンガー 野縁 200mm 以内 野縁受け 野縁 クリップ 図 2-12 野縁受け方向 ブレース取付け例② 11 吊りボルト θ゚ ブレース上部 取付金具 吊りボルト θ° ブレース上部 取付金具 ブレース ブレース 100mm 100mm 以内 以内 100mm 以内 100mm 100mm 以内 以内 100mm 以内 水平補強 水平補強 ブレース ブレース 100mm 100mm 以内 以内 ハンガー ハンガー 野縁受け 野縁 a 追加野縁受け クリップ 野縁受け方向 b 図 2-13 2-7 野縁 野縁受け直交方向 ブレース取付け例③ 補強クリップの確認 壁際(壁面と接する周辺部)の野縁と野縁受けの止付けには、補強クリップが使用さ れているか確認すること。壁際の補強クリップは、ビス止め不要を基本とする(図 2-14 参照)。また、補強クリップは両側から野縁受けを挟み込むように既存クリップの反対か ら取り付ける。但し、複雑な形状の天井の場合は背面 1 ヵ所、両側面 2 ヵ所、計 3 ヵ所ビ ス止めとする。 クリップ 野縁受け 補強クリップ しっかり折り曲げる しっかり 折り曲げる 野縁 図 2-14 壁際のクリップ施工例 ブレース下部の固定位置の近傍のクリップは補強クリップをビス止めし、外れ防止お よび滑り防止措置が施されているか確認すること。補強箇所はブレース1本当たり、クリ ップ2ヶ所とする。(図 2-15 参照) 補強クリップの背面 1 ヶ所、両側面 2 ヶ所、計 3 ヶ所ビス止めとする。 12 クリップ 追加野縁受け ブレース(斜め補強) 野縁受け 野縁 吊りボルト ダブル野縁ジョイント 補強ビス 補強クリップ ナット 野縁受け ハンガー 野縁受けジョイント ダブル野縁 ダブルクリップ(補強部) ダブルクリップ(一般部) 図 2-15 クリップ補強箇所 a)「野縁受け方向のブレース」に対する補強クリップ 図 2-16 にクリップ補強位置の例を示す。 ブレース 吊りボルト 野縁受け ハンガー クリップ (一般部) 野縁 補強クリップ ○例図1(ブレース V 字配置 頂点吊りボルト有り) 吊りボルト ブレース 野縁受け ハンガー クリップ (一般部) 野縁 補強クリップ ○例図 2(ブレース V 字配置 頂点吊りボルト無し) ブレース 野縁受け ハンガー クリップ (一般部) 吊りボルト 野縁 補強クリップ ○例図 3(ブレース V 字以外の配置) 図 2-16 クリップ補強位置(野縁受け方向) 13 b)「野縁方向のブレース」に対する補強クリップ 図 2-17 にクリップ補強位置の例を示す。また、ブレースV字配置の場合は、野縁受 けまたはブレース材と同等以上の部材を用いて、野縁受けを繋ぐ「追加野縁受け」を ブレース金具JIにビス(各 2 本、計 4 本)を用いて止め付ける。 追加野縁受け 野縁 補強クリップ ブレース金具JI ブレース クリップ (一般部) 野縁受け 吊りボルト ブレース ブレース金具JI ハンガー 野縁 追加野縁受け ○例図 1(ブレースV字配置 頂点吊りボルト有り) 補強クリップ 野縁 ブレース金具JI ブレース 追加野縁受け クリップ (一般部) 野縁受け ブレース 吊りボルト ブレース金具JI 追加野縁受け ハンガー 野縁 ○例図 2(ブレースV字配置 頂点吊りボルト無し) 補強クリップ 野縁 ブレース金具JI ブレース クリップ (一般部) 野縁受け ブレース 吊りボルト ハンガー ブレース金具JI 野縁 ○例図 3(ブレースV字以外の配置) 図 2-17 クリップ補強位置(野縁方向) 14 2-8 開口部の補強 設備等の開口部の補強は、次の通りとする。 a)野縁が切断される場合(図 2-18 参照) ・野縁は野縁受けから 150mm 以上はね出さないこと。 やむを得ず 150mm 以上となる場合は、追加野縁受けを設置する。 ・追加野縁(野縁と同材)で補強し、補強クリップ止めとする。 ・追加野縁の間隔が 455mm 以上の場合は、455mm 未満毎に補強クリップ止めとする。 ※開口補強のために使用する補強クリップは、ビス止め不要とする。 追加補強クリップ(開口廻り) 点検口取付用チャンネル (メーカー取付方法による) 追加補強クリップ(開口廻り) 野縁 ハンガー 満未 m0m 51 野縁受け 開口 300×300 上以 mm0 51 し出 ねは 追加野縁受け 追加野縁受け 開口450×450 開口600×600 追加野縁 455mm未満 455mm以上 図 2-18 追加野縁 455mm以上 開口部の補強(野縁が切断される場合) b)野縁受けが切断される場合(図 2-19 参照) ・野縁は野縁受けから 150mm 以上はね出さないこと。 ・野縁受けの持ち出しが 150mm 以上の時は、増し吊りを行う。 ・追加野縁(野縁と同材)で補強し、補強クリップ止めとする。 ・追加野縁の間隔が 455mm 以上の場合は、455mm 未満毎に補強クリップ止めとする。 ある場合は、別途補強等の検討を行う。(参考例、図 2-20) はね出し150mm以上 追加野縁受け 追加野縁 はね出し150mm以上 ハンガー 照明開口等 野縁受け増し吊り 補強クリップ(開口廻り) 野縁受け 図 2-19 開口部の補強(野縁受けが切断される場合) 15 455mm未満 持ち出し150mm以上 ※開口補強のために使用する補強クリップは、ビス止め不要とする。レーの設置が ・切断された野縁受けの通りに、ブレースが設置されていないことを確認する。ブ レースの設置がある場合は、別途補強等の検討を行う。(参考例、図 2-20) 開口専用補強プレート 又は同等以上の性能を有する部材 追加野縁受け ブレース 200mm以内 吊りボルト 開口部 補強クリップ(開口廻り) 図 2-20 2-9 (参考例)野縁受けが切断される場合の補強 点検・検査 耐震天井下地の施工完了後における点検、検査は、水平精度の検査および目違いなど の点検を行うと共に、チェックリスト(本書巻末に添付)により行う。 特に、周辺部(下地端部)と段差部については、下地材、仕上げ材ともクリアランス、 段差部スリットが確保されている、又は後工程で切断等によりクリアランスを確保するこ とが可能であるかを確認する。(図 2-21、2-22 参照) 吊りボルト 吊りボルト クリアランス寸法 +150mm程度 クリアランス 寸法 クリアランス寸法 +150mm程度 ハンガー ハンガー 野縁受け 野縁 仕上げ材 仕上げ材 a)野縁受け方向 図 2-21 b)野縁受け直交方向 クリアランスの確認(端部の例図) 16 クリアランス 寸法 吊りボルト 100mm程度 ハンガー 吊りボルト 野縁受け 段 差 部 スリット 仕上げ材 ビス止め 補強材 ビス止め ハンガー 野縁受け 仕上げ材 野縁受け AS-25 RP-Sク リ ッ プ 図 2-22 2-10 仕上げ材 クリアランスの確認(段差部の例図) 養生 重量物の落下等による衝撃を加えないようにすると共に、水や湿気などに充分注意する。 17 第3章 3-1 納まり施工例 端部クリアランス 吊りボルト クリアランス 寸法 ハンガー 野縁受け 仕上げ材 野縁 廻り縁 a)廻り縁を使用した例図 吊りボルト クリアランス 寸法 ハンガー 野縁受け 固定ピース 野縁受け 野縁 仕上げ材 目隠し材 b)スリットを設けた例図 例図 3-1 端部クリアランス1 18 吊りボルト クリアランス 寸法 ハンガー 野縁受け グラス ウール等 仕上げ材 野縁 廻り縁 c)廻り縁を使用した例図 吊りボルト クリアランス 寸法 ハンガー 野縁受け CTハンガー 岩綿 吸音板等 野縁 仕上げ材 Tバー b)Tバーを使用した例図 例図 3-2 端部クリアランス2 19 廻り縁 3-2 段差部クリアランス 吊りボルト 100mm程度 ハンガー 吊りボルト 野縁受け パワーホルダー(特) 仕上げ材 段差部スリット ボルトホルダー 野縁受け同材 仕上げ材 野縁受け ハンガー 野縁受け AS-25 RP-Sクリップ 仕上げ材 a)中間折上げ(直角)の場合 吊りボルト 100mm程度 ハンガー 吊りボルト 野縁受け 仕上げ材 段差部スリット パワーホルダー(特) ボルトホルダー 野縁受け同材 仕上げ材 野縁受け ハンガー 野縁受け TP出隅バー TP出隅バー パース図 S=1/3 仕上げ材 b)中間折上げ(直角)の場合 例図 3-4 段差部クリアランス 1 20 吊りボルト 100mm程度 ハンガー 仕上げ材 段差部スリット 野縁受け 補強材 (野縁受け同材) 野縁受け 補強材 (野縁受け同材) 仕上げ材 c)周辺折上げ(斜め)の場合 例図 3-4 段差部クリアランス 2 21 3-3 開口部補強例 け 受 縁 野 ー ガ ン ハ 縁 野 0 0 3 006 × 00 6 0 0 3 × 0 0 3 ) る ルよ ネに ン法 ャ方 チ付 用取 付ー 取カ 口ー 検メ 点( 0 0 6 × 0 0 6 0 0 3 × 0 0 3 006 × 00 6 縁 野 加 追 0 5 4 × 0 5 4 け 受 縁 野 加 追 05 4 × 05 4 等口開明照 プ ッ リ ク 強 補 加 追 0 5 4 × 0 5 4 所 箇 り 吊 し 増 等口開明照 504 × 05 4 例 凡 009 例図 3-5 開口部補強例 22 第4章 ブレース(斜め補強)配置例 4-1 ブレース配置の一般事項 天井面の水平移動の抑制を目的とするブレースは、ブレース1組の負担面積に対して、 野縁受け方向に2本、野縁受け直行(野縁)方向に2本の計4本配置する。この1組(4 本)のブレースを天井全体に一定のピッチで繰り返し配置する。(例図 4-1 参照) また、ダクト等により一定のピッチで配置できない場合は、負担面積内4本をバランス よく再配置する。 負担面積 野 縁受け 方向 方向 直行 天井全体に配置 け 受 野縁 方向 直行 け 受 野縁 野 縁受け 例図 4-1 4-2 方向 負担面積内のブレース ブレース配置例 ブレース強度検討書等により算出したブレース負担面積に従い、ブレースを天井全体に バランスよく配置する。例図 4-2 はブレース負担面積が 16.2 ㎡の場合の配置例を示して いる。 負担面積:16.2 ㎡ 4,500 3,600 900 ブレース 例図 4-2 吊りボルト ブレース配置例(伏図) 23 4-3 ブレース設置に関する留意事項 a)2段ブレースの留意事項 ブレースを2段に配置する場合は、ブレースが設置される水平補強の向きに注意が 必要。水平補強と野縁受けとの間に設置されるブレース(下段)は、金具等を用いず ビス(2 本)により止め付ける事を標準としている為、図 4-3a の様に水平補強と野縁 受けは同じ向きにする必要がある。図 4-3b の様に向きが逆になってしまった場合、再 検討および追加の補強が必要、または、ブレース(下段)のブレース設置が不可の場 合有り。 吊りボルト 吊りボルト ブレース(上段) ブレース(上段) 水平補強 水平補強 チャンネルホルダー チャンネルホルダー ブレース(下段) ブレース(下段) 野縁受け 野縁受け a)水平補強と野縁受けの向きが同じ場合 図 4-3 ブレースが設置できない b)水平補強と野縁受けの向きが逆の場合 2段ブレースの納まり詳細 b)中小規模の空間の天井に設置されるブレースの留意事項 例えば、20 ㎡の小部屋で計算上 25(㎡/組)負担可能なブレースを設置する場合、 図 4-4a の様に天井中央部のみにブレースを設置すると、回転が生じてしまう為、図 4-4b の様に 6 本のブレースの設置が必要。 …Y方向のブレース …Y方向のブレース 回転 -X方向のブレース -X方向のブレース Y方向 負担面積:25(㎡/組) X方向 負担面積:25(㎡/組) …Y方向のブレース a)天井中央のみにブレースを設置 図 4-4 b)バランスよくブレースを設置 中小規模の空間の天井に設置されるブレース 24 第5章 5-1 ブレース(斜め補強)の適応部材算定 ブレース材算定の一般事項 ブレース材算定上の吊りボルト長さ(以下、「算定吊りボルト長さ」という)は、ブレ ースが1段の場合、野縁受けの中心までの距離とし、ブレースが2段の場合、水平補強の 中心までの距離と水平補強の中心から野縁受けの中心までの距離の最大の値とする。 つまり、図 5-1、図 5-2、図 5-3 の場合、図中の吊りボルト長さが「算定吊りボルト長 さ」となり、図 5-4、図 5-5 の場合、吊りボルト長さAと吊りボルト長さBの大きい方、 吊りボルト長さ (算定吊りボルト長さ) 天井ふところ寸法 図中では吊りボルト長さBが「算定吊りボルト長さ」となる。 吊りボルト ブレース 野縁受け 図 5-1 ブレース1段の場合(パターン 1) 吊りボルト 吊りボルト長さ (算定吊りボルト長さ) 天井ふところ寸法 ブレース 野縁受け 図 5-2 ブレース1段の場合(パターン 2) 吊りボルト 吊りボルト長さ (算定吊りボルト長さ) 天井ふところ寸法 ブレース 水平補強 野縁受け 図 5-3 ブレース1段の場合(パターン 3) 25 吊りボルト長さB (算定吊りボルト長さ) < ブレース 水平補強 吊りボルト長さA 天井ふところ寸法 吊りボルト 野縁受け 図 5-4 ブレース 2 段の場合(パターン 4) ブレース 吊りボルト長さB (算定吊りボルト長さ) < 水平補強 吊りボルト長さA 天井ふところ寸法 吊りボルト 野縁受け 図 5-5 ブレース 2 段の場合(パターン 5) 26 5-2 ブレース適応部材選定表(参考資料) 表中の値(ブレース負担面積)は、ブレース選定の目安。インサート強度、使用部材、 部材ピッチなどにより数値は異なる場合があるため、ブレース必要数量の算定の詳細は、 ブレース強度検討書等を参照。 ①ブレース材:CC-19 使用時の負担面積 ブレース材:CC-19 天井仕上げ材および天井重量 金属パネル+下地材 (天井重量:120N/㎡) 化粧石膏ボード+下地材 (天井重量:150N/㎡) 捨貼石膏ボード+岩綿吸音板 +下地材(天井重量:200N/㎡) V字配置 天井ふところ 天井入力 加速度 600mm以下 逆(ハ)の字 天井ふところ 1000mm以下 600mm以下 1000mm以下 1.0G 25.0 10.0 12.5 5.0 0.6G 25.0 16.6 12.5 8.3 1.0G 19.9 8.0 9.9 4.0 0.6G 25.0 13.3 12.5 6.6 1.0G 14.9 - 7.4 - 0.6G 25.0 10.0 12.5 5.0 単位:㎡/ブレース1組 ②ブレース材:AS-25 使用時の負担面積 ブレース材:AS-25 天井仕上げ材および天井重量 V字配置 天井ふところ 天井入力 加速度 1200mm以下 逆(ハ)の字 天井ふところ 1500mm以下 1200mm以下 1500mm以下 金属パネル+下地材 (天井重量:120N/㎡) 1.0G 25.0 16.1 12.5 8.0 0.6G 25.0 25.0 12.5 12.5 化粧石膏ボード+下地材 (天井重量:150N/㎡) 1.0G 20.0 12.9 10.0 6.4 0.6G 25.0 21.5 12.5 10.7 捨貼石膏ボード+岩綿吸音板 +下地材(天井重量:200N/㎡) 1.0G 15.0 6.6 7.5 - 0.6G 25.0 16.1 12.5 8.0 単位:㎡/ブレース1組 ③ブレース材:AS-40 使用時の負担面積 ブレース材:AS-40 天井仕上げ材および天井重量 V字配置 天井ふところ 天井入力 加速度 1500mm以下 逆(ハ)の字 天井ふところ 1800mm以下 1500mm以下 1800mm以下 金属パネル+下地材 (天井重量:120N/㎡) 1.0G 25.0 10.0 12.5 5.0 0.6G 25.0 16.6 12.5 8.3 化粧石膏ボード+下地材 (天井重量:150N/㎡) 1.0G 19.9 8.0 9.9 4.0 0.6G 25.0 13.3 12.5 6.6 捨貼石膏ボード+岩綿吸音板 +下地材(天井重量:200N/㎡) 1.0G 14.9 - 7.4 - 0.6G 25.0 10.0 12.5 5.0 単位:㎡/ブレース1組 27 耐震Power天井(Powerクリップ仕様) チェックリスト 建物名称 ※部屋毎に作成してください 建物用途 天井入力加速度 ブレース負担面積 □在来天井 □システム天井 □水平屋根 工法 屋根形状 室名 ㎡/組 状況 ( ㎡) □新設 □改修 □補強 ※1 (システム天井のチェックリストをご利用下さい) □約26.5°(5/10)以下 □約26.5°(5/10)を超え45°(10/10)以下 →詳細打合せが必要です □有 □無 □45°(10/10)を超える →本チェックリストの適用範囲外です □傾斜 □曲面 (Full Power天井のチェックリストをご利用下さい) □勾配屋根 天井形状 G □水平 チェックの上、合・非判定を行って下さい 工程・部位 吊り元(インサート)等 吊りボルト 野縁受け ブレース強度算定上の強度同等以上の吊り元(インサート・金具) 合・非 合・非 □ねじ山径9mm以上[円筒部径8.1mm以上] ※2□その他( ) 合・非 □CC-19 □CC-25 ※2□その他( ) 合・非 野縁受けピッチ900mm程度以下(又はブレース強度検討書の設定通り) 合・非 隣り合う野縁受けのジョイント位置は、互いに1m以上離して千鳥に配置されている 合・非 野縁受けジョイント、ビス※3止め(4本以上)補強済み 合・非 □CW-25又はCS-25 □CW-19又はCS-19 ※2□その他( ) 合・非 野縁ピッチ360mm程度以下 合・非 適正部材(ブレース強度検討書により設定) 合・非 適正配置(ブレース強度検討書により設定) 合・非 ブレース金具UEⅡにビス(※3)3本で取付 合・非 ブレース 野縁受け又はブレース下部取付金具にビス(※3)2本以上で取付 合・非 ブレース上部金具の取付位置は、インサート、スラブに金具が当るまで上げられている 合・非 ブレースの設置角度は、40°~55°の範囲になっている 合・非 適正数量がバランスよく配置されている 合・非 □CC-19ハンガー □CC-25ハンガー ※2□その他( ) 合・非 ハンガーの上下ナットがスパナ等で締められ緩みがない 合・非 一般部 ハンガー ブレース1対(※4)当たり2ヶ所以上ブレース下部取付金具を取付 合・非 ブレース下部取付金具がビス(※3)2本で野縁受けに取付られている 合・非 □CW-19クリップ又はCS-19クリップ □CW-25クリップ又はCS-25クリップ ※2□その他( ) 合・非 ブレース1組 (※4)当たり8ヶ所(※5)以上 Power-Wクリップ又はPower-Sクリップ(※2) 合・非 Power-Wクリップ又はPower-Sクリップ(※2)の背側および両側からビス(※3)止めされている 合・非 (天井端部):Power-Wクリップ又はPower-Sクリップ同等以上 合・非 (天井端部):Power-Wクリップ又はPower-Sクリップが 従来型クリップの折り曲げた爪側から設置されている 合・非 壁とのクリアランス、設計寸法以上 合・非 段差部のクリアランス設置済み(※6) 合・非 野縁およびPower-Wクリップ又はPower-Sクリップ(※2)により追加補強されている 合・非 補強部 クリップ 補強部 端部 クリアランス 開口部の補強 判定 吊りボルトピッチ900mm程度以下(又はブレース強度検討書の設定通り) 野縁 一般部 判定基準 ※1)既設建物の天井付け替えを「改修」、既設天井の補強を「補強」と称する ※2)ブレース強度検討書、同等以上の部材の場合有り ※3)セルフドリリングビス-φ4mm(KIRII耐震ビス) ※4)ブレース2本で1対と称する。またX方向1対・Y方向1対のブレース4本セットで1組と称する ※5)ブレースの配置により6ヶ所以上の場合有り ※6)段差部がある場合に適用 付録 チェックリスト 28
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