1 英語ノートの活用

植 木 町 立 山 本 小 学 校
1
英語ノートの活用
(1) 実際の英語活動での活用方法
本 校 で は 、 文部 科 学 省 か ら 配 付さ れ た 英 語 ノー ト の 指 導 計 画 に、
本校で作成している年間指導計画の中のゲームや活動を組み合わせ
て 、授業 実践 を行っ てい る。5 年 生 の 「 時 間 割 を 作 ろ う 」 で は 、
単元の指導計画に、使用する英語ノートのページを明記し、
積極的に活用した。本単元では、英語ノートの指導計画を柱とし、
本校の年間指導計画をそれに関連付けた形で実践し、英語ノート
【5年:時間割を作ろう】
の 学習の流れに沿って、グループで時間割作りを行わせた。
(L:聞くこと、S:話すこと、C:コミュニケーションへの積極性、G:国際理解)
次
時
主な学習活動
(あいさつ、歌、振り返りは除く。)
評価の観点
L S C G
評価基準B
(評価方法)
国際理解活動の視点
1
①単元の見通しをもつ。
本 単 元 に 関 す る 【他教科・他領域との関連】
②チャンツ(教科)をする。
○
単語を聞き取って ○どのように生活しているかな
の
③メモリーゲームをする。
いる。(観察)
(家庭科5年)
TT
【英語ノートp50,51を利用】
○学校生活を見直そう
④ジェスチャーゲームをする。
(学活5年)
【英語ノートp50,51を利用】
0.5
①歌"Days of the Week"の練
本単元に関する
1 モジュール
習をする。
○
単語を聞き取って 【自国文化理解】
HRT単独 ②教科名を英語で類推する。
いる。(観察)
○時間割作りをとおしてよりよ
③教科カルタゲームをする。
い生活を考える。
【英語ノート巻末絵カードを利用】
1
①チャンツ(教科、曜日)をする。
イ ン タ ビュー の 練
②ビンゴ・ゲームをする。
習に取り組んでい
【他国文化理解】
HRT単独
【英語ノート巻末絵カードを利用】
○
る。(観察・振り返り ○日本と外国で学習する教
③"Let's Listen"をする。
シート)
科の相違点を知り、その多
【英語ノートp53を利用】
様性に気付く。
④インタビューの練習をする。
(U.S.A.、インド等)
0.5
①教科カルタゲームをする。
進んでインタビュ
児童の実態や発達段階
モジュール
【英語ノート巻末絵カードを利用】
○
ーをしている。
を考慮し、1単位時間の
HRT単独
45分を2分割し、英語
②インタビューゲームをする。
(観察)
活動の回数を増やす目的
1
①チャンツ(教科、曜日)をする。
センテンスなどを
で、毎週水曜日の第2校
ALT
②センテンス練習をする。
使って時間割を説
時にモジュールを設定。
との
(時間割に関する表現)
○
明している。(観察
モジュールとは、「単
位」とか「ひとつの区
TT
③Bongoゲームをする。
・振り返りシート)
分」という意味。本校で
【英語ノートp54を利用】
は、1モジュールを22
0.5
①センテンス練習をする。
センテンスなどを
~23分程度ととらえ
て、45分の中で、教科
2 モジュール
(時間割に関する表現)
○
使って時間割を説
・領域を組み合わせて授
ALTとの
②Bongoゲームをする。
明している。
業を展開している。他
TT
【英語ノートp54を利用】
(振り返りシート)
に、3分割し、15分単
1
①チャンツ(教科、曜日)をする。
自分たちで作った
位での授業展開の方法も
考えられる。
A L T と ②Bongoゲームをする。
時間割を意欲的
の
【英語ノートp54を利用】
○ ○ に紹介しようとす
③オリジナル時間割を作る。
る。(観察)
HRT単独
【英語ノートp55を利用】
指導計画に、英語ノートの活用を明確に位置付けた。
TT
④外国の時間割を知る。
ALTと
モジュール制を導入し、次時の活動で使う英単語やセ
ンテンスを中心に練習したり、歌やゲームを繰り返し行
うことにより、一層英語に慣れ親しみことができ、児童
が安心して楽しく活動できる場を設定することができた。
通常の1単位時間(45 分)× 50 回
モジュール
× 26 回
通常の1単位時間(45 分)
× 37 回
50 回
63 回
(2) 文部科学省作成のデジタル教材の活用
英語ノートに掲
載されている絵
は、デジタル教材
に絵カードとして
全て集録されてお
り、プリントアウ
ここをクリックすると、各
トしてすぐに活用
学年の絵カード等が、右の
できる。
ように表示されます。
英語ノートに掲
載されている活動
以外のチャンツやカルタゲーム、Guessing Game、オープンゲーム、メモリーゲーム、ミッシ
ングゲーム等の教具としても活用できる。また、1枚1枚画像を開いて印刷する時間がないと
きは、必要な部分をスキャナーで取り込み、絵カードを作成することもでき、便利であった。
次は、文部科学省配付の絵を使って行ったゲームの例である。
○カルタゲーム○
☆教師が言ったカードをとるゲーム。
☆2人組や4~5人組など、形態を変え
ると何回でもできる。
☆できるだけ全員がカードを取れるよう
に、 同じカードを何枚か入れておくと
よい。
・かるたカードを広げる。
・先生に「Touch your head.」と言われ
たら、頭に手をおく。
・単語を聞き分け、かるたを取る。
・お手つきをしたら、1 回立って取る。
○Guessing Game○
○オープンゲーム○
☆裏返したカードが何かを当てるゲー ☆少ない情報の中から、絵カードや数字の
ム。
カードが表している物を当てるゲーム。
☆記憶力も必要となる。
☆既習事項を発音する復習にもなる。
☆児童が各単語をたくさん発音するこ ・
「 ハウス」の中に絵カードを入れる。
とができる。
・中を見たい窓を言い、その窓を開ける。
・黒板にカードを貼る。
(例:"Pink heart, please."と言うと、ピン
・どんなカードがあるかを覚える。
ク色のハートの窓が開き、中を見るこ
・カードを裏返す。
とができる。
)
・教師がそれぞれのカードを指さし、 ・窓から見えたものを見て、
「ハウス」の
児童に自由に発音させ、当てさせる。
中に何が入っているかを当てる。
(シャッフルすると盛り上がる。)
(3) ボンゴシートとして活用
英語ノートの各ページをボンゴシートとして活用することもできる。様々な英単語を短時間
で扱うことができ、準備もおはじきだけなので簡単である。
○ボンゴゲーム○
☆教師や友だちが言った単語を聞き分け、
おはじきを除いていくゲーム。
・ ボンゴシートにおはじき(決められた数)
を置く。
・ 自分がおはじきを置いていた箇所が発音
されたら、おはじきを除く。
・ おはじきが早くなくなった人が勝ち。
(おはじきは、決めた数ずつ、小袋に入れ
ておくと、配付や回収に便利。)
クラスの人数分用意し、教室に置いておくと、更に便利!