野外活動安全チェックリスト兼ヒヤリハット報告書 下見実施日:2015年8月18日(火) 行事名:野外講座花の百名山入笠山 本番実施日:2015年8月27日(木 :2015年8月27日(木) :2015年8月27日(木 チェック項目(該当項目のみ○をつける) 動 ハチ ヤマビル 物 その他(具体的に) マムシ ウルシ トゲ 枯れ枝 ○ 苔 木の根っこ 物 その他(具体的に) 植 地 崖崩れ ○ 傾斜地 蚊 雨 霧 雪 マダニ 倒木 落枝 ○ 滑り易い場所落石 強風 ヒヤリハット ヒヤリハットありの場合のみ記入(該当事項のみ事実詳細・原因・再発防止策を記載) な し 木の根っこ 樹林帯の中で小さなものを所々見かけ たが注意して歩けば特に問題ない。 な し 迷い易い分かれ道等 形 その他(具体的に) 気 安全担当者:黒岩 対応・準備(必要に応じ記載) 左記項目は特に発見しなかった。 台風 頂上直下の急坂は滑りやすく要注意。下山開始前、 渡渉 靴ひもの点検を行う際、急坂は三点確保に心がける こと、万一滑った際、両手を自由に使えるようフリー あり にした方が良いとアドバイスする。 ケース③④ 昼食時降雨があった場合など、その後のスケジュー 熱中症 ル変更も臨機応変行う。 落雷 象 その他(具体的に) な し ○ 執行、黒岩 ○執行、片山、黒岩 ストックは必要に応じ参加者に使って戴く。 FICの旗 ス 救急セット 不要 タ 黒岩個人用持参 黒岩個人用持参 ッ ホイッスル ポイズンリムーバー 懐中電灯 ○ 黒岩 あり フ ○黒岩個人用持参 ケース② 持 登山靴底補修キット 保険会社用事故報告書 ○稲岡 参 物 参加者リスト(家族緊急連絡先を含む) その他(具体的に) スタッフ所有の登山用ス トックを持参。 必ず出発前に全員に大声で体調が良好であることを 参 年齢 持病 アレルギー 服装 確認する。 加 行動パターン 登山の場合雨具必須 あり ケース① 者 その他(具体的に) 山彦荘から入笠湿原に降りる最後の階段付近で木 そ 水場 トイレ 駐車場 車道横断 の杭から約16cmの釘の先端が露出し更に、同湿原 の その他(具体的に)ロープウエイに帰着するま からロープウエイに向かう階段手前で歩道の丸太が な し 他 での間万一事故発生した場合必要に応じ最寄 回転し危険だと富士見町役場観光課高山氏に対応 りの山荘かロープウエイ事務所に連絡、協力 要請した処、管理者富士見パノラマリゾートに対応指 緊急連絡先: 緊急病院:富士見高原病院 0266-62-3030 諏訪中央病院 0266-72-1000 依頼する。 示した由。 1.事実関係 ケース①準備運動後、大きな声で参加者に体調に異常がないか確認したが途中でA コース参加者二人が不調を訴えた。うち一人は前回、八方でもおかしくなったという自称高山病だ。 ケース②現地に向かうバスの中で登山靴底剥がれの補修キットを準備しているとの話を聞いた人から 靴紐の貸与の申し出あがあった。 ケース③入笠湿原から最後の登りの木の階段で写真を撮った後、 階段を登ろうとした男性が階段と階段の隙間に片足を完全に落としたが幸いケガはなかった。④山頂と 御所平お花畑中間付近の下り坂で滑って転倒した人がいた。 2.原因 ケース①本人の体調調整不足? そのうち1名(八方でおかしくなった方以外)は朝の時点でBコースに変更の相談を受けたが、今回 そのうち1名(八方でおかしくなった方以外)は朝の時点でBコースに変更の相談を受けたが、今回 は山頂往復コースだったので「大丈夫だと思います」と回答してAコースに参加していただいた。回遊 コースであればBコースに変更して頂いた筈であり、いわば「想定内」のケース。 八方でおかしくなった方もBコースへの変更の相談があったが、Bコースの定員オーバーも懸念して Aコースに参加いただいた。つまり両者とも事前に予兆はあった事例である。 尚、Bコースで申し込んだ方でAコース変更を希望され、受け入れたケースが1名あり ②その後、実際に靴底がはがれたものの予め貸与していた靴紐で縛り事なきを得た。 ケース③本人 の不注意が最大の原因か?④山頂直下の急坂ではなかったが本人の油断か? 3.再発防止策 ①体調は本人が実際に歩き出してみなければわからない部分もあるので「十分に体 調を整えて参加してください」と案内するのが限界か? 今回は不調を訴えた二人に対して班のオブ ザーバーが班から離れ、ゆっくり歩いてサポートしたり、安全担当がリュックを担いだりして二人の負担 を軽減したことにより事なきを得た。③木の階段には若干の隙間があったが下見の際は誰も危険だと は感じなかった。できればもう少し注意して観察しておき階段を登る前に注意喚起しておけばよかった。 ④頂上直下の急坂を無事通過したので安心・油断したのか小さな浮石に足を運んでしまった。下り坂で は滑らぬようにするため、浮石は避ける、濡れたり光っている石は避ける。特に登山道で中央部分が窪 んでいる所は歩幅を狭くしつま先を外側にして歩くと万一滑っても被害が小さくなることが多いとアドバ イスした。
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