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今後の課題」で、委員会や企業調査等で寄せられた意見等を基に、 本委員会における成果物を活用するための課題を整理している。 なお、職業能力評価基準の改訂については、別途「包括的職業能力評価制度整備委員会(メ ンテナンス) 〔施設介護業〕活動報告書」として取りまとめているのでそちらを参照願いたい。 この「モデル評価シート」等が幅広く活用され、「ジョブ・カード制度」が社会に普及・定 着することにより、実践的な職業能力開発の機会が広がるとともに、「能力が見える社会」の 実現に近づくことが期待される。 平成 25 年3月 中央職業能力開発協会 基準策定普及委員会(メンテナンス) (施設介護業) i 基準策定普及委員会(メンテナンス)(施設介護業)活動報告書について 本報告書は「ジョブ・カード制度」※の普及促進を図るため、事業主の方が「評価シート(様 式4) 」等を作成される際の参考となるように、平成 22 年 12 月に完成した「職業能力評価基準 (施設介護業)」の改訂(メンテナンス)に併せて取りまとめたものであり、概要は以下のと おりである。 (※厚生労働省:「ジョブ・カード制度」のご案内 http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/index.html) (※職業能力評価基準について:http://www.hyouka.javada.or.jp/) 1 ジョブ・カード制度の概要 ○「ジョブ・カード制度」は、広く求職者等を対象に、きめ細かなキャリア・コンサルティ ングや実践的な職業訓練を実施し、訓練修了後の職業能力評価や職務経歴等をジョブ・カ ードとして取りまとめて就職活動等に活用することにより安定的な雇用への移行等を促進 する制度である。 ○「ジョブ・カード」は、学習歴・訓練歴や免許・資格を記載する「履歴シート(様式1)」、 「職務経歴シート(様式2)」、キャリア・コンサルティングの結果を反映させる「キャ リアシート(様式3)」、訓練の評価結果を記載する「評価シート(様式4)」の4種類 で構成されている。 ○職業能力形成プログラムを実施する場合、事業主の方は、「評価シート(様式4)」を訓 練実施計画の一部として作成し、 訓練修了後にこれに基づき評価を行うこととなっている。 2 モデル評価シート ○「モデル評価シート」は、事業主の方が「評価シート(様式4)」を作成される際の参考 として活用いただくために「職業能力評価基準(改訂版)」を基に作成している(詳細は、 11 頁以降参照)。 ○「評価シート(様式4) 」は、OJT 及び Off-JT の成果を評価するために必要となるもので あり、訓練を実施する企業の方が訓練前に評価項目の設定等を行って作成し、訓練修了後 にABCの3段階で評価を行うこととなっている。 3 判定目安表(評価ガイドライン) ○事業主の方が「モデル評価シート」を参考に「評価シート(様式4)」を作成し、訓練成 果を評価する際の参考として活用いただくために、「判定目安表(評価ガイドライン)」 を作成している(詳細は、23 頁以降参照)。 ○「モデル評価シート」で掲げた評価項目である「職務遂行のための基準」の各項目につい て、A(常にできている)、B(大体できている)又はC(評価しない)として評価する ための参考となる、ABCに該当する職務行動の例をとりまとめている。 ii 4 モデルカリキュラム ○「モデルカリキュラム」は、職業能力形成プログラムのうち、雇用型訓練(有期実習型訓 練・実践型人材養成システム)を実施する事業主の方が、事前に訓練実施計画を作成され る際の参考として活用いただくために作成している(詳細は、47 頁以降参照)。 ○「モデルカリキュラム」は、訓練実施計画の検討の参考となるとともに、「訓練カリキュ ラム」は、「評価シート(様式4)」とともに上記雇用型訓練を実施する事業主の方の諸 手続き(キャリア形成促進助成金の手続き、この手続きと併せて行う有期実習型訓練実施 計画の確認や実践型人材養成システム実施計画認定申請)において必要となる書類の作成 に当たっての参考となるよう作成している。 iii 「基準策定普及委員会(施設介護業)」委員等名簿 委員 氏 名 所属先・役職 名 堀田 聰子 独立行政法人労働政策研究・研修機構 人材育成部門 研究員 光山 医療法人敬英会 理事長 誠 平川 博之 公益社団法人全国老人保健施設協会 副会長 医療法人社団光生会 理事長 介護老人保健施設ハートランド・ぐらんぱぐらんま 武藤 岳人 公益社団法人全国老人福祉施設協議会 福祉人材対策委員会 幹事 社会福祉法人壽光会 特別養護老人ホーム 笛吹荘 施設長代理 市川 明壽 一般社団法人日本在宅介護協会 副会長 株式会社アイケア 代表取締役社長 飯塚 株式会社やさしい手 取締役 管理本部 人事部・総務部 部長 忍 田村 良一 セントケア・ホールディング株式会社 常務取締役 本多 常昭 一般社団法人日本在宅介護協会 事務局長 備考 座長 (敬称略・順不同。所属は委員委嘱時(平成 24 年 12 月)の所属、役職名等を記載) 事務局 氏 名 所属先・役職 名 内田 昭宏 中央職業能力開発協会 参事兼能力開発支援部長 中園 中央職業能力開発協会 能力開発支援部 キャリア形成促進室長 司 堀辺 俊裕 高久 訓一 伊代野弘幸 有馬 隆継 郡司 篤明 中央職業能力開発協会 能力開発支援部 評価制度開発課長 中央職業能力開発協会 能力開発支援部 評価制度開発課 開発第一係長 中央職業能力開発協会 能力開発支援部 評価制度開発課 開発第二係長 中央職業能力開発協会 能力開発支援部 評価制度開発課 専門役 中央職業能力開発協会 能力開発支援部 評価制度開発課 キャリア形成促進室 キャリア形成促進室 キャリア形成促進室 キャリア形成促進室 キャリア形成促進室 事務局支援 氏 林 名 浩二 石田 晃子 所属先・役職 名 株式会社日本総合研究所 総合研究部門 経営コンサルティング部 主任研究員 株式会社日本総合研究所 総合研究部門 経営コンサルティング部 副主任研究員 iv 基準策定普及委員会(メンテナンス) (施設介護業)活動報告書 目 次 はじめに 基準策定普及委員会(メンテナンス) (施設介護業)活動報告書について 委員等名簿 ····················································································· 1 ······························································································ 1 1.2 活動経過の概要 ······································································································ 2 1.3 委員会議事概要 ······································································································ 4 ··········································································· 8 第1章 基準策定普及委員会の概要 1.1 委員会の趣旨・目的 1.4 企業調査(ヒアリング)の実施 第2章 モデル評価シート ····································································································· 11 2.1 「評価シート」の概要 ··························································································· 11 2.2 施設介護業におけるモデル評価シートの構成 2.3 モデル評価シート ···················································· 11 ·································································································· 12 2.4 モデル評価シートの活用方法 ··············································································· 20 第3章 判定目安表(評価ガイドライン) ·········································································· 23 3.1 判定目安表(評価ガイドライン)の基本的な考え方 3.2 ABC判定の考え方について ········································· 23 ··············································································· 23 ······································································· 24 3.3 判定目安表(評価ガイドライン) 第4章 モデルカリキュラム ································································································· 47 4.1 モデルカリキュラムについて ··············································································· 47 4.2 モデルカリキュラム作成の考え方について 4.3 モデルカリキュラム 第5章 今後の課題 ························································ 47 ······························································································ 49 ················································································································ 53 5.1 ジョブ・カード制度の普及について ···································································· 53 5.2 訓練の実施について ······························································································ 53 5.3 評価の実施について ······························································································ 54 v 第1章 基準策定普及委員会の概要 1.1 委員会の趣旨・目的 「ジョブ・カード制度」は、広く求職者等を対象に、①きめ細かなキャリア・コンサルテ ィング、②実践的な職業訓練の実施、③訓練修了後の職業能力評価や職務経歴等のジョブ・ カードへのとりまとめを通じ、安定的な雇用への移行等を促進するものである(図表1-1 参照)。 「ジョブ・カード」は、学習歴・訓練歴や免許・資格を記載する「履歴シート(様式1)」、 「職務経歴シート(様式2)」、キャリア・コンサルティングの結果を反映させる「キャリ アシート(様式3)」、訓練の評価結果を記載する「評価シート(様式4)」を一体的にま とめたものである(図表1-2参照)。訓練を実施する企業においては、「評価シート(様 式4)」を訓練実施計画の一部として作成し、訓練修了後にこれに基づき評価を行う。また、 「評価シート(様式4)」の作成に当たっては、汎用性のある評価基準に基づくこととされ ている。 そこで、 ジョブ・カード制度の普及促進を図るとともに、 これを実効あるものとするため、 平成 22 年 12 月に策定された「職業能力評価基準(施設介護業)」の改訂(メンテナンス) に併せて、「評価シート」のモデルとなる「モデル評価シート」についても改訂を行うとと もに、評価シートに基づき、訓練成果を評価する際の参考にしてもらう「判定目安表(評価 ガイドライン) 」及び訓練計画を作成する際の参考とする「訓練カリキュラム」を併せて改 訂することとした。 このため、中央職業能力開発協会を事務局として、有識者、業界団体関係者並びに会員企 業を委員として構成した「基準策定普及委員会(メンテンス) (施設介護業) 」を設置し、委 員会での審議及び職務分析のための企業調査(ヒアリング)により、ジョブ・カードが活用 される場面、施設介護業における労働者の働き方や職業能力の状況を把握しつつ、モデル評 価シートの妥当性等の検証を行った。 1 図表1-1 ジョブ・カード制度の概要 職業能力形成プログラム ジョブ・カードの作成 ● ● ● ● フリーター等の正社員経験に恵まれない者が対象 企業が訓練生を雇用して実施 訓練スキーム: 企業実習 + 教育訓練機関等での座学 企業に在職している非正規労働者を正社員とするための 訓練にも活用(キャリア・アップ型)。 自らの職業能力や就業 に関する目標・課題を整 理し、職業訓練の受講や 就職活動の際の自己ア ピールに活用 ③ 公共職業訓練(施設内訓練・委託訓練) ● 実践的な職業能力の習得が必要な求職者が対象 ● 専修学校等に委託して実施 ● 訓練スキーム: 企業実習(協力企業に再委託等) + 教育訓練機関での座学 ● 主に雇用保険を受給できる者が対象 ● 再就職等に必要な知識・技能を付与 ● ものづくり分野等の高度な知識・技能を付与 ④ 求職者支援訓練 ● 雇用保険を受給できない者が対象 ● 基礎的能力から実践的能力までを付与 訓練により身 につけた職業 能力が明確 化され、キャリ アの方向付け ができる 就職 ② 委託型訓練(日本版デュアルシステム) 訓練機関による能力評価 キャリア・コンサルタント による就業希望・訓練希 望等の確認 企業による能力評価 キ ャ リ ア ・ コ ン サ ル テ ィ ン グ ① 雇用型訓練 訓練実施企業で正社員へ ハローワーク等 ハローワーク が支援 訓練を要せず就職 図表1-2 ジョブ・カード様式の概要 履歴 シート キャリア シート 職務経歴 シート ハローワーク等に配置されている専門のキャリア・コンサルタントの助言を得て本人が記載 評価 シート 訓練実施企業が作成・交付 ジ ョ ブ・ カ ード 1.2 活動経過の概要 モデル評価シート等を作成するため、第1回委員会では、事業趣旨及びスケジュールの 説明、モデル評価シート(改訂一次案)を提示し、検討を行った。この検討を受けて、平成 24 年 12 月~平成 25 年 1 月にかけて3社に対し、第一次企業調査(ヒアリング)を実施し た。 第2回委員会では、第一次企業調査の結果を踏まえ作成した、モデル評価シート (改訂二 次案)、判定目安表(評価ガイドライン)(改訂一次案)及びモデルカリキュラム(改訂一 次案)を提示し、検討を行った。この検討を受けて、平成 25 年2月に3社に対し、第二次 企業調査(ヒアリング)を実施した。 第3回委員会では、第二次企業調査の結果を踏まえ修正した、モデル評価シート(最終 案)、判定目安表(評価ガイドライン) (最終案)、モデルカリキュラム(最終案)を提示 し、検討を行った。また、基準策定普及委員会(メンテンナンス)(施設介護業)活動報告 書(案)についても内容の確認と検討を行った(図表1-3参照)。 2 図表1-3 活動経過の概要 第1回委員会(平成 24 年 12 月) ・ 事業趣旨及びスケジュールの確認について ・ モデル評価シート(改訂一次案)の検討について ・ 第一次企業調査(ヒアリング)の進め方について 第一次企業調査 第2回委員会(平成 25 年 2 月) ・ 第一次企業調査(ヒアリング)結果概要について ・ モデル評価シート(改訂二次案)及び判定目安表(評価 ガイドライン) (改訂一次案)の検討について ・ モデルカリキュラム(改訂一次案)の検討について ・ 第二次企業調査(ヒアリング)の進め方について 第二次企業調査 ・ ・ ・ ・ 第3回委員会(平成 25 年 3 月) 第二次企業調査(ヒアリング)結果概要について モデル評価シート(最終案)及び判定目安表(評価ガイ ドライン) (最終案)の検討について モデルカリキュラム(最終案)の検討について 委員会活動報告書(案)について 基準策定普及委員会(メンテナンス) (施設介護業) 活動報告書完成 3 1.3 委員会議事概要 1.3.1 第1回委員会(平成 24 年 12 月 3 日開催) 第1回委員会では、事業趣旨とスケジュールを確認後、モデル評価シート(改訂一次案) を提示し、対象職種の範囲及び能力ユニットの構成を中心に議論した。本委員会の議論を踏 まえ、モデル評価シート(改訂一次案)を再構築するとともに、判定目安表(評価ガイドラ イン)の改訂一次案を作成し、第一次企業調査(ヒアリング)を行い、妥当性を検証するこ ととなった。 (1)議題 ○事業趣旨とスケジュールの確認について ○モデル評価シート(改訂一次案)の検討について ○第一次企業調査(ヒアリング)の進め方について (2)検討項目と決定事項 1)事業趣旨とスケジュールの確認について ○事業趣旨について確認のうえ、スケジュール案についても了承された。 2)モデル評価シート(改訂一次案)の検討について ①職種設定について ○「職業能力評価基準(施設介護業) 」の職種のうち、モデル評価シートの作成対象 は「施設介護サービス」 、 「相談・援助」の2職種とすることについて、基本方針の 確認を行った。 ②レベル設定について ○モデル評価シートは、フリーター等の正社員経験の少ない方(訓練受講者)が6カ 月程度の実践的な職業訓練(OJT+Off-JT)を経たのちに到達することが期待され るレベルを想定しており、他業種の場合、職業能力評価基準におけるレベル区分の 考え方との対比では「レベル 0.6~0.7」程度に相当するものとして基準を作成す る場合が多い。 ○「職業能力評価基準(施設介護業) 」のレベル1は、 「基礎的な実務知識、技能を有 し、 基本的な介護サービスを決められた手順で実施する (施設介護サービス職種) 」 、 「基礎的な実務知識、技能を有し、上司の指導・助言のもと、利用者・家族に対す る相談援助サービスや、関係機関との連絡調整等を担当する(相談・援助職種) 」 と定義されており、目標到達レベルは、 「職業能力評価基準(施設介護業) 」のレベ ル1を若干易しくした水準(おおむねレベル 0.7~0.8)とすることを事務局案と して提示した。 ③モデル評価シートの構成について イ「Ⅲ 技能・技術に関する能力(1)基本的事項」 ○「事務・サービス系」職種の能力ユニットを採用する。 ロ「Ⅲ 技能・技術に関する能力(2)専門的事項」 ○「施設介護サービス」 、 「相談・援助」の職業能力評価基準の選択能力ユニットの うち、 レベル1が存在する部分をモデル評価シートの能力ユニットとして設定す 4 る。 ○能力ユニットの構成については、原則として、職業能力評価基準の改訂(メンテ ナンス)に揃えることとし、ジョブ・カードの趣旨に照らして、モデル評価シー トに盛り込んでおく必要がある事項については、 職業能力評価基準に存在しない 事項であっても能力ユニットとして追加等を行う。 ④「職務遂行のための基準」の設定について ○目安として、フリーター等の正社員経験の少ない方(訓練受講者)が6カ月程度の 訓練で到達することが期待されるレベルとするため、 「職業能力評価基準(メンテ ナンス) (施設介護業) 」の職務遂行のための基準に記載された内容の表現を修正又 は追加して整理する。 主な意見 ・ 職業能力評価基準の改訂(メンテナンス)に歩調を合わせて、モデル評価シート等の 改訂(メンテナンス)を行っていくべきではないか。 3)第一次企業調査(ヒアリング)の進め方について ○モデル評価シート(改訂一次案)は、本委員会の議論を踏まえ再構築し、判定目安表 (評価ガイドライン)及びモデルカリキュラムの改訂一次案を作成するため、第一次 企業調査を実施する。 ○第一次企業調査は、委員会参加企業の3社にご協力をお願いし実施する。 1.3.2 第2回委員会(平成 25 年 2 月 1 日開催) 第2回委員会では、 第一次企業調査結果を踏まえ修正したモデル評価シート (改訂二次案) 、 判定目安表(評価ガイドライン) (改訂一次案)及びモデルカリキュラム(改訂一次案)に ついて議論を行った。 (1)議題 ○第一次企業調査(ヒアリング)結果概要について ○モデル評価シート(改訂二次案)及び判定目安表(評価ガイドライン) (改訂一次案) の検討について ○モデルカリキュラム(改訂一次案)の検討について ○第二次企業調査(ヒアリング)の進め方について (2)検討項目と決定事項 1)モデル評価シート(改訂二次案)の検討について ①職種設定について ○第1回委員会及び第一次企業調査結果を踏まえ修正を行った 「施設介護サービス」 、 「相談・援助」のモデル評価シート(改訂二次案)を提示した。 ②能力ユニット及び職務遂行のための基準について ○第1回委員会及び第一次企業調査結果を踏まえ、 「施設介護サービス」 、 「相談・援 助」のⅢ 技能・技術に関する事項(2)専門的事項の能力ユニット「利用者の 安全衛生の確保、トラブルの未然防止」の職務遂行のための基準について、表記 の一部修正及び追加を行った。 5 ○第一次企業調査を踏まえ、 「施設介護サービス」については、Ⅲ 技能・技術に関 する事項(2)専門的事項の能力ユニット「排泄介助」の職務遂行のための基準 の表記の一部修正を行った。 ○その他については、おおむね妥当であるが、第二次企業調査でさらに検証すること となった。 主な意見 ・ 第2回委員会における職業能力評価基準(改訂二次案)に対する修正意見(能 力ユニット「口腔ケア」の追加)を踏まえ、 「施設介護サービス」のモデル評価 シート等についても、能力ユニットとして「口腔ケア」を追加する必要がある のではないか。 ・ 「判定目安表(評価ガイドライン)」については、「頻度」で判定することが適 当でない場合もあるため、 「職務行動の質」に着目した表記も併記されており、 細かな表現は参考になる。 2)判定目安表(評価ガイドライン)(改訂一次案)の検討について ○判定目安表(評価ガイドライン)の作成についての説明を行い、考え方を確認した。 ○判定目安表(評価ガイドライン) (改訂一次案)を提示した。 ○「職業能力形成プログラム 評価マニュアル」で示されている2つの判定基準、 「① 職務行動の頻度に着目する場合」と、 「②職務行動の質に着目する場合」を踏まえ作 成した(図表1-4参照) 。 ○基本的には「職務行動の頻度」で作成する。すなわち、基準に示された行動を「常に 行っていた(A) 」 「おおむね行っていた(B) 」 「あまり行っていなかった(C) 」と 整理する。 ○ただし、 「頻度」で判定することが適当ではない場合もあるため、 「迅速・確実」 「理 解」「配慮」等「職務行動の質」に着目した表記も併記した。すなわち、基準に示さ れた行動より「質の高い行動(A) 」 「基準に掲げられた行動(B) 」 「基準に掲げられ た行動がとられていない(C) 」として作成した。 図表1-4 判定目安表(評価ガイドライン)の考え方 評価記号 ①職務行動の頻度に着目する場合 ②職務行動の質に着目する場合 ・迅速・確実であった A 常に行っていた ・十分に理解していた (頻度 80%以上) ・細かな配慮を行っていた など ・おおむね適切であった B ・特段の支障はなかった おおむね行っていた ・大きな問題はなかった など ・不適切な問題行動が何度もあった C あまり行っていなかった ・業務に支障をきたしていた (頻度 20%未満) ・積極的にやろうという姿勢がみられなかった など 6 3)モデルカリキュラム(改訂一次案)の検討について ○モデルカリキュラムの作成についての説明を行い、考え方を確認した。 ○モデルカリキュラム(改訂一次案)として、介護サービス及び相談・援助に関するモ デルカリキュラムを事務局より提示した。 ○事業所の規模等によって訓練パターンが異なるため、OJT の割合が高いモデルと Off-JT の割合が高いモデル2つのパターン( 「介護サービス実践科(6 カ月コース) 」 、 「介護サービス科(3 カ月コース) 」 )及び「相談・援助実践科(6 カ月コース) 」を提 示した。 ○改訂一次案については、おおむね妥当であるが、第二次企業調査でさらに検証するこ ととなった。 4)第二次企業調査(ヒアリング)の進め方について ○本委員会の議論を踏まえ、モデル評価シート(改訂二次案) 、判定目安表(評価ガイ ドライン) (改訂一次案)及びモデルカリキュラム(改訂一次案)を修正のうえ、第 二次企業調査を実施する。 ○第二次企業調査は、委員会参加企業の3社にご協力をお願いし実施する。 1.3.3 第3回委員会(平成 25 年3月8日開催) 第3回委員会では、第二次企業調査結果を踏まえ修正したモデル評価シート(最終案) 、 判定目安表(評価ガイドライン) (最終案)及びモデルカリキュラム(最終案)について検 討を行った。さらに、委員会活動報告書(案)を提示し、内容の検討を行った。 (1)議題 ○第二次企業調査(ヒアリング)の結果概要について ○モデル評価シート(最終案)及び判定目安表(評価ガイドライン) (最終案)の検討に ついて ○モデルカリキュラム(最終案)の検討について ○基準策定普及委員会(メンテナンス) (施設介護業)活動報告書(案)の検討について (2)検討項目と決定事項 1)モデル評価シート(最終案)及び判定目安表(評価ガイドライン) (最終案)の検討 について ○モデル評価シート(最終案)及び判定目安表(評価ガイドライン) (最終案)を提示 した。 ○異論なし(事務局案にて、ご了承をいただいた。 ) 2)モデルカリキュラム(最終案)の検討について ○モデルカリキュラム(最終案)を提示した。 ○異論なし(事務局案にて、ご了承をいただいた。 ) 3)基準策定普及委員会(メンテナンス)(施設介護業)活動報告書(案)の検討について ○委員会活動報告書(案)を提示し、基本構成及び記載内容の説明を行った。 ○異論なし(事務局案にて、ご了承をいただいた。 ) 7 1.4 企業調査(ヒアリング)の実施 1.4.1 第一次企業調査 (1)調査の目的 第1回委員会の議論を踏まえ修正したモデル評価シート(改訂一次案) 、判定目安表(評 価ガイドライン)及びモデルカリキュラム(改訂一次案)の記載内容の妥当性等を検証する ため、第一次企業調査を実施した。 主なヒアリング項目は次のとおりである。 ○モデル評価シート(改訂一次案)の妥当性検証及び改訂二次案の作成 ○判定目安表(評価ガイドライン) (改訂一次案)の妥当性検証及び一次案の作成 ○モデルカリキュラム(改訂一次案)の妥当性検証及び一次案の作成 (2)ヒアリングの実施状況 ヒアリング先 ヒアリング対象職務 ヒアリング実施日 平成 24 年 12 月 10 日(月) 平成 25 年 1月 8日 (木) A社 平成 24 年 12 月 25 日(火) 平成 25 年 1月 17 日 (木) ・施設介護サービス ・相談・援助 B社 平成 24 年 12 月 28 日 (金) 平成 25 年 1月 18 日 (金) C社 (3)ヒアリング結果の概要 ○第1回委員会及び第一次企業調査結果を踏まえ、 職務遂行のための基準の修正等を行 った。 (図表1-5参照) 。 図表1-5 第一次企業調査(ヒアリング)における主な修正例(抜粋) 能力ユニット 職務遂行のための基準修正の例 修正等の理由 〔修正〕 利用者の安全衛生 の確保、トラブル の未然防止 利用者への感染防止など衛生管理に留意し、会社・法人の業務マニ ュアルに従って、手洗い・消毒、予防着・手袋の着用・交換、感染 媒体・感染源の除去・消毒など衛生面での対応を日々確実に実施し ている。 〔キャリア段位制度等を踏まえた修正〕 キャリア段位制度「感染症対策・衛生管理」のチェッ ク項目の記載内容等を踏まえてモデル評価シートの 基準を一部修正した。 〔キャリア段位制度を踏まえた修正〕 〔新規追加〕 キャリア段位制度「感染症対策・衛生管理」のチェッ ク項目の記載内容をモデル評価シートにも採用した。 利用者に感染症の既往があるか確認している。 〔キャリア段位制度等を踏まえた修正〕 キャリア段位制度「排泄介助」の基準を参考にモデル 評価シートの基準を追加した。 〔新規追加〕 排泄介助 排泄介助に際し、排泄のリズムやパターンを確認し、利用者の同意 等をきちんと得ている。 8 なお、上述の修正個所については、キャリア段位制度 では「排泄の間隔を確認し」とされているが、ヒアリ ングにおいて「明確な『間隔』が確認できないケース も多い」とのご指摘があり、表現を一部修正のうえモ デル評価シートに追加することとした。 1.4.2 第二次企業調査 (1)調査の目的 第2回委員会の議論を踏まえ修正したモデル評価シート(二次案) 、判定目安表(評価ガ イドライン) (一次案) 、モデルカリキュラム(一次案)の記載内容の妥当性等を検証するた め、第二次企業調査を実施した。 主なヒアリング項目は次のとおりである。 ○モデル評価シート(二次案)の妥当性検証及び最終案の作成 ○判定目安表(評価ガイドライン) (一次案)の妥当性検証及び最終案の作成 ○モデルカリキュラム(一次案)の妥当性検証及び最終案の作成 (2)ヒアリングの実施状況 ヒアリング先 ヒアリング対象職務 ヒアリング実施日 平成 25 年2月 5日(火) 平成 25 年2月 25 日(月) D社 平成 25 年2月 7日(木) 平成 25 年2月 20 日(水) ・施設介護サービス ・相談・援助 E社 平成 25 年2月 8日(金) 平成 25 年2月 22 日(金) F社 (3)ヒアリング結果の概要 ○第2回委員会及び第二次企業調査結果を踏まえ、通所介護サービスについては、能力 ユニット「口腔ケア」を追加した。 ○職務遂行のための基準については、一部追加・修正等を行った。 (図表1-6参照) 。 図表1-6 第二次企業調査(ヒアリング)における主な修正例(抜粋) 能力ユニット ケアスタッフとし ての基本的な心構 え 利用者の安全衛生 の確保、トラブル の未然防止 職務遂行のための基準修正の例 修正等の理由 〔原案〕 受容、共感、傾聴の心構えをもってケアに取り組んでいる。 〔修正〕 受容、共感、傾聴、感謝の心構えをもってケアに取り組んでいる。 〔原案〕 利用者に感染症の既往があるか確認している。 〔修正〕 利用者に感染症の既往があるか確認し 、周囲と情報を共有し てい る。 ヒアリングにおいて、福祉に携わる者として「感謝」 も重要とのご指摘があったため、モデル評価シートの 基準を一部修正した。 ヒアリングにおいて、感染症の既往の確認は重要であ るが、単に確認するだけでなく、それを周囲のスタッ フと共有することが極めて重要であるとのご指摘が あったため、モデル評価シートの基準を一部修正し た。(そもそも既往については、入所時に確認する事 項でもあること) 〔原案〕 全介助が必要な利用者について車イスへの移乗を適切に行ってい る。 〔修正〕 移動・移乗介助、 体位変換 全介助が必要な利用者について車イス 等への移乗を適切に行って いる。 〔原案〕 利用者のペースに合わせて、杖歩行の介助を適切に行っている。 〔修正〕 利用者のペースに合わせて、歩行の介助を適切に行っている。 9 原案は「キャリア段位制度」の表現に合わせたもので、 「『車イス』への移乗」「『杖』歩行」など、個別具 体的な場面に限定する表記になっている。 しかし、実際には状況に応じて様々な介助が求められ るため、モデル評価シートの基準を一部修正し、場面 を限定しない表記とした。 能力ユニット 食事介助 排泄介助 職務遂行のための基準修正の例 修正等の理由 〔原案〕 利用者に食事をする場所に移動してもらい、食べやすく安全・安楽 な姿勢にしている(例:ベッドをちょうど良い高さにギャッジアッ プする等)。 〔修正〕 利用者に食事をする場所に移動してもらい、食べやすく安全・安楽 な姿勢にしている(例:ベッドをちょうど良い高さにギャッジアッ プする、座位の安定を確認する、テーブルの高さを調整する等)。 〔原案〕 排泄介助に際し、排泄のリズムやパターンを確認し、利用者の同意 等をきちんと得ている。 〔修正〕 排泄介助に際し、排泄のリズムやパターンを確認し、介助の内容を 伝えて利用者の同意等をきちんと得ている。 10 実態に即した例示をモデル評価シートの基準に追加し た。 原案では、何に対して「利用者の同意等を得る」のか 分かりにくかったため、モデル評価シートの基準の表 記の適正化を図った。 第2章 モデル評価シート 2.1 「評価シート」の概要 ジョブ・カードは、学習歴・訓練歴や免許・資格を記載する「履歴シート(様式1)」、 「職務経歴シート(様式2)」、「キャリアシート(様式3)」、「評価シート(様式4)」 の4種類の様式を総称したものである。 「評価シート(様式4) 」は、OJT 及び Off-JT の成 果を評価するために必要となるものであり、訓練を実施する企業の方が訓練前に評価項目 の設定等を行って作成し、訓練修了後にこれに記入することにより評価し、その評価は、 ABCの3段階で行う(ABC判定の考え方は、23 頁参照)。この「評価シート(様式4)」 は、次の構成となっている。 ①「Ⅰ 企業実習・OJT期間内における職務内容」 ○職務内容は、訓練参加者の担当職務等に基づきあらかじめ記載。 ②「Ⅱ 職務遂行のための基本的能力」 ○全職種・業務共通のものとして「能力ユニット」及び「職務遂行のための基準」を使 用。 ③「Ⅲ 技能・技術に関する能力(1)基本的事項」 ○ユニット群[1]「事務・サービス系」、[2]「技能系」、[3]「技術系」から選択。 ○選択したユニット群で十分でない場合は他のユニット群から引用して追加すること も可。 ④「Ⅲ 技能・技術に関する能力(2)専門的事項」 ○「訓練の職務」に即して設定することになっており、職業能力評価基準等の汎用的な 評価基準に基づくものとされている。 本章で作成したのは、企業の方が「評価シート(様式4) 」を作成するに当たってのモデ ルとなるシートであり、ここでは「モデル評価シート」と称する。また、上記④の汎用的な 評価基準として活用できるようになっている。 2.2 施設介護業におけるモデル評価シートの構成 委員会等での検討を踏まえ、 施設介護業におけるモデル評価シートは以下のとおり作成し た。 (1)職種・職務 対象職種は、職業能力評価基準(施設介護業)のうち、レベル1が存在する2職種・2職 務「施設介護サービス」 、 「相談・援助」を対象とした。 (2)「Ⅲ 技能・技術に関する能力(1)基本的事項」 ○「事務・サービス系」職種の能力ユニットを採用する。 (3)「Ⅲ 技能・技術に関する能力(2)専門的事項」 基本的には、 「職業能力評価基準(メンテナンス) (施設介護業) 」のレベル1に相当する 選択能力ユニットに対応するが、フリーター等の正社員経験の少ない方(訓練受講者)が6 カ月程度の実践的な職業訓練(OJT+Off-JT)を行う場合の内容及びレベル(おおむねレベ ル1未満程度) となるよう委員会の議論及び企業調査 (ヒアリング) の結果を踏まえ整理し、 11 多数の追加ユニットを設定している。 たとえば、 「介護事業に関する基本事項の習得」 「ケアスタッフとしての基本的な心構え」 等は、 「職業能力評価基準(メンテナンス) (施設介護業) 」の能力ユニットとしては明示的 に存在しないが、ジョブ・カード制度の趣旨に照らして必要と判断し、追加している。 「職務遂行のための基準」は、何を評価しているのかがひと目で把握できるように、簡潔 かつ平易に記述する。 2.3 モデル評価シート 作成した「モデル評価シート」は次のとおりである。 12 モデル評価シート(施設介護サービス) ジョブ・カード様式4〔評価シート〕 訓練の職務 施設介護サービス(職業能力形成プログラム ○○○○型) 訓練参加者氏名 (氏 名) 上記の者の訓練期間における訓練職務内容と当社しての職業能力についての評価は、以下のとおりですので、 今後のキャリア形成の参考にしてください。 平成 年 月 日 実習実施企業 (評価責任者氏名・印) (代表者氏名・代表者印) Ⅰ 企業実習・OJT期間内における職務内容 期 間 平成○年○月○日~ 平成○年○月○日 区分 職 務 内 容 企業実習 又は OJT Ⅱ 職務遂行のための基本的能力 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 自己評価 企業評価 能力ユニット 職 務 遂 行 の た め の 基 準 A B C A B C (1) 働く意識と取組(自らの職 業意識・勤労観を持ち職務 に取り組む能力) (2) (3) (4) (5) (1) 責任感(社会の一員として の自覚を持って主体的に職 務を遂行する能力) (2) (3) (4) (5) (1) ビジネスマナー(円滑に職 務を遂行するためにマナー の良い対応を行う能力) (2) (3) (4) (5) (1) コミュニケーション(適切 な自己表現・双方向の意思 疎通を図る能力) (2) (3) (4) (5) (1) チームワーク(協調性を発 揮して職務を遂行する能 力) (2) (3) (4) (5) (1) チャレンジ意欲(行動力・ 実行力を発揮して職務を遂 行する能力) (2) (3) (4) (5) (1) 考える力(向上心・探求心 を持って課題を発見しなが ら職務を遂行する能力) (2) (3) (4) (5) 法令や職場のルール、慣行などを遵守している。 出勤時間、約束時間などの定刻前に到着している。 上司・先輩などからの業務指示・命令の内容を理解して従っている。 仕事に対する自身の目的意識や思いを持って、取り組んでいる。 お客様に納得・満足していただけるよう仕事に取り組んでいる。 一旦引き受けたことは途中で投げ出さずに、最後までやり遂げている。 上司・先輩の上位者や同僚、お客様などとの約束事は誠実に守っている。 必要な手続や手間を省くことなく、決められた手順どおり仕事を進めている。 自分が犯した失敗やミスについて、他人に責任を押し付けず自分で受け止めている。 次の課題を見据えながら、手がけている仕事に全力で取り組んでいる。 職場において、職務にふさわしい身だしなみを保っている。 職場の上位者や同僚などに対し、日常的な挨拶をきちんと行っている。 状況に応じて適切な敬語の使い分けをしている。 お客様に対し、礼儀正しい対応(お辞儀、挨拶、言葉遣い)をしている。 接遇時、訪問時などに基本的なビジネス・マナーを実践している。 上司・先輩などの上位者に対し、正確にホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしている。 自分の意見や主張を筋道立てて相手に説明している。 相手の心情に配慮し、適切な態度や言葉遣い、姿勢で依頼や折衝をしている。 職場の同僚等と本音で話し合える人間関係を構築している。 苦手な上司や同僚とも、仕事上支障がないよう、必要な関係を保っている。 余裕がある場合には、周囲の忙しそうな人の仕事を手伝っている。 チームプレーを行う際には、仲間と仕事や役割を分担して協同で取り組んでいる。 周囲の同僚の立場や状況を考えながら、チームプレーを行っている。 苦手な同僚、考え方の異なる同僚であっても、協力して仕事を進めている。 職場の新人や下位者に対して業務指導や仕事のノウハウ提供をしている。 仕事を効率的に進められるように、作業の工夫や改善に取り組んでいる。 必要性に気づいたら、人に指摘される前に行動に移している。 よいと思ったことはどんどん上位者に意見を述べている。 未経験の仕事や難しい仕事でも「やらせてほしい」と自ら申し出ている。 新しい仕事に挑戦するため、資格取得や自己啓発などに取り組んでいる。 作業や依頼されたことに対して、完成までの見通しを立てて、とりかかっている。 新しいことに取り組むときには、手順や必要なことを洗い出している。 仕事について工夫や改善を行った内容を再度点検して、さらによいものにしている。 上手くいかない仕事に対しても、原因をつきとめ、再チャレンジしている。 不意の問題やトラブルが発生したときに、解決するための対応をとっている。 (総評・コメント) 施設介護サービス 1/4 13 Ⅲ 技能・技術に関する能力 (1)基本的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 自己評価 企業評価 職 務 遂 行 の た め の 基 準 能力ユニット A B C A B コード C (1) ビジネス知識の習得 (2) (3) (1) PCの基本操作 (2) (3) (1) 企業倫理とコンプライアン ス (2) (3) (1) 関係者との連携・関係構築 (2) (3) (1) 成果の追求 (2) (3) (1) 改善・効率化 (2) (3) (1) 顧客・取引先との折衝 (2) (3) (1) 顧客満足の推進 (2) (3) 政治経済動向、一般常識などの基本的事項や関係するビジネス分野の知識の習得に取り組んでいる。 会社の事業領域や組織形態や組織構造について概要を理解している。 会社の経営理念や社是・社訓等の内容を理解し、可能な範囲で実践している。 ワープロソフトを用いて基本的な文書を的確に作成している。 表計算ソフトを用いて基本的な作表やグラフ作成を的確に行っている。 電子メールの活用やインターネットを使った情報検索を支障なく行っている。 日常の職務行動において公私の区別をきちんとつけている。 業務上知りえた秘密や情報を正当な理由なく他に開示したり盗用したりしない。 担当職務の遂行において従うべき法令上の要請事項を理解し、必ずこれを守っている。 周囲から質問や助力を求められた場合には快い態度で対応している。 担当職務と直接関係しない依頼であっても誠実に対応している。 人的ネットワークを積極的に広げ、周囲に溶け込んでいる。 困難な状況に直面しても真摯かつ誠実な態度で仕事に取り組んでいる。 報告書など必要な提出物は期限内に怠りなく提出している。 二つ以上の仕事を抱えている場合、職責を果たすためにまずは何をすべきか適切に判断している。 書類や机上の整理・整頓・清掃など、効率的に仕事を進めるための環境を整えている。 一度ミスした事項については、同じ間違いを繰り返さないよう注意している。 自分の裁量の範囲内で工夫しながら仕事を行い、何らかの改善を試みている。 説明すべき事項を漏れなく簡潔に伝えている。 相手に説明する際は、事実と意見を区別して伝えている。 TPOに応じて適切な態度とメリハリのある言葉遣いで折衝や打合せを行っている。 挨拶を含めて明るい声と表情でお客様と接している。 お客様からの要望を速やかに返答や行動に移している。 自分の接客態度が自社への信頼や満足を大きく左右することを理解し、細心の注意でお客様と接している。 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001201 B001201 B001201 B001201 B001201 B001201 (総評・コメント) (2)専門的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) (評価基準の出所:モデル評価シート) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 自己評価 企業評価 能力ユニット 職 務 遂 行 の た め の 基 準 A B C A B (1) 介護事業に関する基本事項 の習得 (2) (3) (4) (5) (1) (2) (3) (4) ケアスタッフ(注)として の基本的な心構え (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (1) 介護保険制度の概要を理解している。 施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書等の内容を理解している。 要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用に至るまでの一連の流れを正しく理解している。 施設の理念、方針、行動規範等を正しく理解している。 施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組織に関する基本事項を理解している。 全ての利用者に尊敬の念をもって接するなど、日頃から利用者の尊厳を重んじながら接している。 ケアスタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人権擁護、個人情報保護等)に即して行動している。 利用者の自立支援を行うという意識をもって介護を行っている。 利用者の毎日の生活を活気付けることを意識して介護を行っている。 介護予防の考え方を理解し、個別介護計画を理解してサービスを実施している。 受容、共感、傾聴、感謝の心構えをもってケアに取り組んでいる。 認知症ケアや障害者ケアなど様々な介護サービスについて、基本事項を理解している。 ケアスタッフと医療スタッフの役割分担について正しく理解したうえで、サービスを実施している。 利用者とのふれあいを大切にし、信頼関係を構築すべくコミュニケーションに努めている。 他のスタッフと連携し、チームの一員としての自覚をもって介護サービスを実施している。 熱意と責任感をもって介護サービスを実施している。 緊急時・救急時の対応方法、連絡先等の基本事項を理解している。 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 利用者への感染防止など衛生管理に留意し、会社・法人の業務マニュアルに従って、手洗い・消毒、予防着・ 手袋の着用・交換、感染媒体・感染源の除去など衛生面での対応を日々確実に実施している。 H440142 ヒヤリハットの視点をもち、利用者の安全確保やトラブルの未然防止に向けて、業務マニュアルの記載内容に 目を通している。 (5) 利用者に感染症の既往があるか確認し、周囲と情報を共有している。 (6) 身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための対応策について、基本事項を理解している。 (4) (7) 施設内の不安全状態(例:置いてはいけない場所に物が置かれている等)に気を配り、問題があれば直ちに解 決している。 起きてしまったトラブルについては、些細なことであっても速やかに上位者に報告・連絡・相談している。 (1) 利用者の個別援助計画や手順書の内容について、正しく理解している。 (2) 自分が担当する利用者について、事前に名前や身体状況等を上位者に確認している。 (3) サービス実施のための準備を適切に行っている(利用者へのサービス内容のご案内等)。 (8) サービス提供のための準備 H440142 サービス提供時において想定されるリスク(利用者およびケアスタッフの安全・衛生面におけるトラブル、コ (2) ンプライアンス上のトラブル、人的トラブル、物的トラブル、経済的トラブル等)について、基本的事項を理 解している。 (3) 利用者の安全衛生の確保、 トラブルの未然防止 コード C (4) 医療サービスやリハビリ、療養等が必要な利用者については、ケアを行ううえでの留意事項や報告事項等を上 位者に確認し、正確な情報を共有している。 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 施設介護サービス 2/4 14 自己評価 企業評価 職 務 遂 行 の た め の 基 準 能力ユニット A B C A B コード C 事前に、新規入所者の名前、身体状況、介護上の注意点など基本的な事項を確認している。 入退所の際に本人に伝達すべき事項や確認すべき事項等をもれなく伝達・確認している。 (3) 入退所の際に利用者の持参品、貴重品をチェックするなど、持ち物管理を的確に行っている。 入所・退所支援 (1) H440142 (2) H440142 (4) (5) (6) (7) (1) (2) (3) 施設介護サービスの実施 (総括的事項) 利用者の入退所の際に、降車、歩行、移動、移乗、靴の履き替え、着替え等、必要に応じて適切な介助を行っ ている。 利用者の出迎えや居室への案内の際、利用者の安全、安心、安楽に気を配っている。 入所の際、利用者に積極的に話しかけるなど、利用者の緊張を解すよう気を配っている。 入退所時に、利用者の家族とあいさつ等の基本的なコミュニケーションを行っている。 利用者情報とサービスの実施手順について、基本的事項を確認している。 服装・身嗜みについて、事業所で定められた基準を守っている。 利用者の最近の身体状況について上位者・同僚や家族に確認し、これを踏まえてサービスの準備を行ってい る。 (3) (4) (5) (6) (7) (8) 移動・移乗に必要な福祉用具(車イス、杖、補装具、歩行器等)の扱い方に関する基本的な知識を有し、点 検・準備作業を確実に行っている。 移動ルートを確認し、利用者の安全確保を適切に行っている。 介助の際、利用者への声かけや安全面での確認を確実に行っている。 利用者の様子を確認し、利用者の状況に合わせて、無理なく、適切な方法で起居の介助を行っている。 全介助が必要な利用者について、車イス等への移乗を適切に行っている。 一部介助が必要な利用者について、車イス等への移乗を適切に行っている。 利用者のペースに合わせて、歩行の介助を適切に行っている。 必要な利用者には体位変換を行い、じょくそうなど観察をして、異常を発見した場合には報告する等適切な対 応を行っている。 移動で使用した福祉用具の安全確認を行い、所定の場所に確実に戻している。 (1) 入浴の可否判断結果を確認し、利用者の入浴の意向や身体状況の確認を行っている。 (9) (2) 入浴介助の身支度を調え、入浴のための準備を適切に行っている(例:入浴機器の安全確認、浴槽の清潔を確 認し湯をためる、石鹸やシャンプー等入浴に必要な物品を確認する、着替えやタオルを準備する等)。 居室・浴室間の誘導や更衣介助を適切に行っている。 (4) 更衣や入浴・清拭中、利用者の羞恥心やプライバシーに十分配慮している。 (5) 入浴中は、湯温やシャワーの温度、室温などを確認し、適正な状態に保っている。 (3) H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 入浴・清拭中、利用者の安全(転倒等)に配慮するとともに、体調変化等がないか確認し、異常を発見した場 合には報告する等必要に応じて適切な対応を行っている。 H440142 (7) 洗顔、洗髪、洗体、体拭き、髪乾かし等の基本的な介助について、適切に実施している。 H440142 (8) 入浴・清拭後、利用者に体調変化等がないか確認するとともに、水分補給や利用者が湯冷めしないような配慮 など、適切に介助を実施している。 H440142 入浴後の浴槽及び使用用具について、適切に後片付けしている。 (1) 体調、食欲など定められた項目について、その日の利用者の身体状況を漏れなく確認している。 (2) 必要な食器、自助具、タオル、エプロン、水分補給の道具等について、清潔を確認したうえで準備している。 (3) 料理を確認し、利用者が食べやすい状態にしている(例:料理を温める、料理の内容を確認する等)。 (4) 利用者に食事をする場所へ移動してもらい、食べやすく安全・安楽な姿勢にしている(例:ベッドをちょうど 良い高さにギャッジアップする、座位の安定を確認する、テーブルの高さを調整する等)。 食事介助の際、利用者の食べたい順番や好み等について、声かけ・確認を行っている。 (6) 食事の間、水分摂取状況に気を配るなど、留意すべき事項について配慮している。 (5) (7) 食事介助の際、利用者の体調変化、嚥下・咀嚼の状況に気を配り、何か気づいたときは速やかに関係者に報 告・連絡・相談している。 食事後のケア(例:利用者の口や手を拭く、口腔ケア等)を適切に行っている。 (9) 利用者の摂取した食事・水分の量を確認し、正確に記録している。 (10) 残った食事や食器・物品の片づけを適切に行っている。 (1) オムツ交換の場合、オムツ、洗浄ボトル等の必要な物品を確実に準備している。 (8) (2) 排泄介助に際し、排泄のリズムやパターンを確認し、介助の内容を伝えて利用者の同意等をきちんと得てい る。 利用者に声かけしながら、安全にトイレに誘導している。 (4) 排泄中の声かけや見守りにおいて、利用者のプライバシーに配慮している。 (5) (6) (7) (8) (1) (2) (3) (4) (1) (2) (3) (4) (5) H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 (3) 口腔ケア H440142 (6) (9) 更衣介助 H440142 H440142 (2) 排泄介助 H440142 H440142 (1) 食事介助 H440142 ケース・カンファレンス(サービス担当者会議)等のミーティングに参加して必要な情報を提供・共有するな (5) ど、他のスタッフと協力しながら介護サービスを実施している。 利用者や利用者家族に対し、伝える必要があることを漏れなく伝え、謙虚な姿勢で相手の話を聞いている。 (7) 施設内でチームで協力して、片付け、清掃、洗濯、翌日の準備等を行っている。 (8) サービスの実施記録を確実に作成し、周囲と情報を共有している。 入浴介助 H440142 利用者の状況や介護実施上の留意点について、他のケアスタッフとの間で適切に申し受け・申し送りを行って (4) いる(仕事の引継ぎを適切に行っている)。 (6) 移動・移乗介助、体位変換 H440142 H440142 排泄物の量や形状等から利用者の身体状況を確認し、異常を発見した場合には報告する等必要に応じて適切な 対応を行っている。 排泄後に陰部や臀部の洗浄・清拭を適切に行っている。 排泄物の処理を適切に行っている(使用済のオムツの適切な処理等)。 オムツ交換の場合、使用したタオルや洗浄ボトル等を確実に片付けている。 更衣介助に当たって、利用者に声かけを行っている。 利用者の身体状況に気を配り、無理のない姿勢で更衣を介助している。 脱着衣介助の際、利用者のプライバシーに配慮している(カーテンを閉める等)。 脱衣後の衣類は丁寧に折りたたみ、所定の場所に収納するなど適切に取り扱っている。 液状歯磨き、お茶、ガーグルベース、コップ、バケツなど、口腔ケアに必要な物品を確実に準備している。 自力でうがいができる利用者に対しては、声かけを行いながら、自力でうがいを行ってもらっている。 うがいができない利用者については、専用物品等を用いて口腔内を清潔に拭いている。 口腔内に異常がないか注意し、問題を発見した場合には速やかに関係者に報告している。 義歯を用いている利用者については、利用者に声かけしながら義歯を外し、汚れ、破損等を確認したうえで、 決められた手順で洗浄を行っている。 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 施設介護サービス 3/4 15 自己評価 企業評価 能力ユニット コード 職 務 遂 行 の た め の 基 準 A B C A B C レクリエーション、アクティビティの基本的な意義・目的を理解し、自分なりのアイデアを提案している。 レクリエーション、アクティビティに必要な道具や物品を準備・調達している。 (3) 外出を伴う場合には、天候を確認したうえで、持ち物、服装等、適切な準備を行っている。 (4) 安全面に特に気を配りながらレクリエーション、アクティビティを実施している。 レクリエーション、アク ティビティ (1) H440142 (2) H440142 (5) レクリエーション、アクティビティの実施において、声かけや盛り上げ役を進んで引き受けている。 (7) レクリエーション、アクティビティで使用した道具や物品を、確実に後片付けしている。 (6) H440142 施設における看取りに関する理念、方針および看取り期の医療と介護の連携体制を理解している。 H440142 (2) 看取り介護の具体的方法を把握し、医師の指示のもと、利用者の状況に応じて尊厳を守った対応を行ってい る。 H440142 看取り期は日常生活の延長線上にあると捉え、日常ケアの充実を図っている。 (4) 利用者、その家族と共に残された時間を大切にし、コミュニケーションを怠らないようにしている。 (5) 利用者やその家族の状況、気持ち等を理解し、正確な情報を共有している。 (1) 認知症について医学的、心理的に理解し、利用者の尊厳を重んじた基本的な介護方法について把握している。 (3) H440142 H440142 H440142 H440142 利用者の生活状況や行動障害について把握し、利用者にあわせて見守りや確認、自立支援などの適切な対応を (3) している。 H440142 (4) 利用者の行動特性を把握し、それに合わせた環境を整備している。 H440142 (5) 利用者の心身の状況について家族に情報提供するとともに、家族からも日常生活についての聞き取りを行い、 情報を共有している。 H440142 レクリエーション、アクティビティにおいて、適切な言葉遣いや励まし、働きかけを行い、利用者の活動意欲 (6) を引き出し高める工夫をしている。 H440142 (2) (3) (1) (2) (3) (4) (1) (2) 利用者のものの考え方や家族関係等について理解し、個別に必要なケアサービスについて検討している。 他のスタッフと連携し、施設内の装飾、レイアウト変更等の環境整備を適切に行っている。 施設内の清潔保持に気を配り、居室、食堂、トイレ等の清掃を適切に行っている。 施設のルールに則って洗濯物の洗濯・乾燥を行い、たたんで所定の場所に確実に収納している。 施設のルールに則ってリネン交換を行い、ベッド周りの整理・整頓を行うなど、室内の清潔を保っている。 事前に巡回のタイミング、回数、巡回時のチェック事項等を確認している。 決められたルートで施設内巡回を行い、チェック事項について漏れなく確認している。 巡回や見回りの際は、利用者と適宜コミュニケーションを図っている。 利用者の不在、事故など異変に気づいた場合には、速やかに関係者に報告・連絡・相談している。 実施した介護サービスについて振り返り、反省点を適切に整理している。 サービスの向上・改善に向けて、利用者情報の報告・連絡・相談の徹底など、周囲と連携して取り組んでい る。 自己の介護サービスの質を高めるべく、指示を踏まえて勉強し、着実に習得している。 (1) 利用者や家族に対し、会社・法人のサービスに関するパンフレット等により、必要な情報提供を行っている。 (2) 日頃から利用者や家族が気軽に相談しやすいような関係作りに努力し、親身に対応する姿勢を示している。 (3) 利用者、家族への情報提供 H440142 利用者個々の認知症の症状について把握し、利用者に周辺症状が見られたり事実の取り違え等があっても、否 定したり叱ったりすることなく自尊心を尊重して接している。 (4) サービスの向上・改善 H440142 (1) (1) 施設内巡回、見守り H440142 H440142 (7) 環境整備 H440142 レクリエーション、アクティビティ終了後、利用者の満足度や意見を聞くなど、反省すべき点を振り返ってい (9) る。 (2) 認知症ケア H440142 レクリエーション、アクティビティ終了後は、利用者の体調に変化がないか確認するとともに、水分補給や休 息を勧める等の配慮を行っている。 (8) 看取り介護 レクリエーション、アクティビティの実施において、利用者同士のコミュニケーションを図り、関係性を構築 するよう配慮している。 H440142 (3) 利用者からの相談内容は上位者に報告し、必要に応じて関係スタッフにも伝達するなど、情報を共有してい る。 利用者に変化がないか観察し、異変に気づいたときは、速やかに上位者に報告したうえで、必要に即して家族 (4) に連絡している。 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 H440142 (総評・コメント) (注)「介護従事者」「介護スタッフ」「介護職」等と呼ばれる場合もあります。 施設介護サービス 4/4 16 モデル評価シート(相談・援助) ジョブ・カード様式4〔評価シート〕 訓練の職務 相談・援助(職業能力形成プログラム ○○○○型) 訓練参加者氏名 (氏 名) 上記の者の訓練期間における訓練職務内容と当社しての職業能力についての評価は、以下のとおりですので、 今後のキャリア形成の参考にしてください。 平成 年 月 日 実習実施企業 (評価責任者氏名・印) (代表者氏名・代表者印) Ⅰ 企業実習・OJT期間内における職務内容 期 間 平成○年○月○日~ 平成○年○月○日 区分 職 務 内 容 企業実習 又は OJT Ⅱ 職務遂行のための基本的能力 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 自己評価 企業評価 職 務 遂 行 の た め の 基 準 能力ユニット A B C A B C (1) 働く意識と取組(自らの職 業意識・勤労観を持ち職務 に取り組む能力) (2) (3) (4) (5) (1) 責任感(社会の一員として の自覚を持って主体的に職 務を遂行する能力) (2) (3) (4) (5) (1) ビジネスマナー(円滑に職 務を遂行するためにマナー の良い対応を行う能力) (2) (3) (4) (5) (1) コミュニケーション(適切 な自己表現・双方向の意思 疎通を図る能力) (2) (3) (4) (5) (1) チームワーク(協調性を発 揮して職務を遂行する能 力) (2) (3) (4) (5) (1) チャレンジ意欲(行動力・ 実行力を発揮して職務を遂 行する能力) (2) (3) (4) (5) (1) 考える力(向上心・探求心 を持って課題を発見しなが ら職務を遂行する能力) (2) (3) (4) (5) 法令や職場のルール、慣行などを遵守している。 出勤時間、約束時間などの定刻前に到着している。 上司・先輩などからの業務指示・命令の内容を理解して従っている。 仕事に対する自身の目的意識や思いを持って、取り組んでいる。 お客様に納得・満足していただけるよう仕事に取り組んでいる。 一旦引き受けたことは途中で投げ出さずに、最後までやり遂げている。 上司・先輩の上位者や同僚、お客様などとの約束事は誠実に守っている。 必要な手続や手間を省くことなく、決められた手順どおり仕事を進めている。 自分が犯した失敗やミスについて、他人に責任を押し付けず自分で受け止めている。 次の課題を見据えながら、手がけている仕事に全力で取り組んでいる。 職場において、職務にふさわしい身だしなみを保っている。 職場の上位者や同僚などに対し、日常的な挨拶をきちんと行っている。 状況に応じて適切な敬語の使い分けをしている。 お客様に対し、礼儀正しい対応(お辞儀、挨拶、言葉遣い)をしている。 接遇時、訪問時などに基本的なビジネス・マナーを実践している。 上司・先輩などの上位者に対し、正確にホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしている。 自分の意見や主張を筋道立てて相手に説明している。 相手の心情に配慮し、適切な態度や言葉遣い、姿勢で依頼や折衝をしている。 職場の同僚等と本音で話し合える人間関係を構築している。 苦手な上司や同僚とも、仕事上支障がないよう、必要な関係を保っている。 余裕がある場合には、周囲の忙しそうな人の仕事を手伝っている。 チームプレーを行う際には、仲間と仕事や役割を分担して協同で取り組んでいる。 周囲の同僚の立場や状況を考えながら、チームプレーを行っている。 苦手な同僚、考え方の異なる同僚であっても、協力して仕事を進めている。 職場の新人や下位者に対して業務指導や仕事のノウハウ提供をしている。 仕事を効率的に進められるように、作業の工夫や改善に取り組んでいる。 必要性に気づいたら、人に指摘される前に行動に移している。 よいと思ったことはどんどん上位者に意見を述べている。 未経験の仕事や難しい仕事でも「やらせてほしい」と自ら申し出ている。 新しい仕事に挑戦するため、資格取得や自己啓発などに取り組んでいる。 作業や依頼されたことに対して、完成までの見通しを立てて、とりかかっている。 新しいことに取り組むときには、手順や必要なことを洗い出している。 仕事について工夫や改善を行った内容を再度点検して、さらによいものにしている。 上手くいかない仕事に対しても、原因をつきとめ、再チャレンジしている。 不意の問題やトラブルが発生したときに、解決するための対応をとっている。 (総評・コメント) 相談・援助 1/3 17 Ⅲ 技能・技術に関する能力 (1)基本的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 自己評価 企業評価 職 務 遂 行 の た め の 基 準 能力ユニット A B C A B コード C (1) ビジネス知識の習得 (2) (3) (1) PCの基本操作 (2) (3) (1) 企業倫理とコンプライアン ス (2) (3) (1) 関係者との連携・関係構築 (2) (3) (1) 成果の追求 (2) (3) (1) 改善・効率化 (2) (3) (1) 顧客・取引先との折衝 (2) (3) (1) 顧客満足の推進 (2) (3) 政治経済動向、一般常識などの基本的事項や関係するビジネス分野の知識の習得に取り組んでいる。 会社の事業領域や組織形態や組織構造について概要を理解している。 会社の経営理念や社是・社訓等の内容を理解し、可能な範囲で実践している。 ワープロソフトを用いて基本的な文書を的確に作成している。 表計算ソフトを用いて基本的な作表やグラフ作成を的確に行っている。 電子メールの活用やインターネットを使った情報検索を支障なく行っている。 日常の職務行動において公私の区別をきちんとつけている。 業務上知りえた秘密や情報を正当な理由なく他に開示したり盗用したりしない。 担当職務の遂行において従うべき法令上の要請事項を理解し、必ずこれを守っている。 周囲から質問や助力を求められた場合には快い態度で対応している。 担当職務と直接関係しない依頼であっても誠実に対応している。 人的ネットワークを積極的に広げ、周囲に溶け込んでいる。 困難な状況に直面しても真摯かつ誠実な態度で仕事に取り組んでいる。 報告書など必要な提出物は期限内に怠りなく提出している。 二つ以上の仕事を抱えている場合、職責を果たすためにまずは何をすべきか適切に判断している。 書類や机上の整理・整頓・清掃など、効率的に仕事を進めるための環境を整えている。 一度ミスした事項については、同じ間違いを繰り返さないよう注意している。 自分の裁量の範囲内で工夫しながら仕事を行い、何らかの改善を試みている。 説明すべき事項を漏れなく簡潔に伝えている。 相手に説明する際は、事実と意見を区別して伝えている。 TPOに応じて適切な態度とメリハリのある言葉遣いで折衝や打合せを行っている。 挨拶を含めて明るい声と表情でお客様と接している。 お客様からの要望を速やかに返答や行動に移している。 自分の接客態度が自社への信頼や満足を大きく左右することを理解し、細心の注意でお客様と接している。 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001101 B001201 B001201 B001201 B001201 B001201 B001201 (総評・コメント) (2)専門的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) (評価基準の出所:モデル評価シート) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 自己評価 企業評価 職 務 遂 行 の た め の 基 準 能力ユニット A B C A B (1) 介護事業に関する基本事項 の習得 (2) (3) (4) (5) (1) (2) (3) (4) 相談・援助スタッフとして の基本的な心構え (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (1) H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 利用者への感染防止など衛生管理に留意し、会社・法人の業務マニュアルに従って、手洗い・消毒、予防着・ 手袋の着用・交換、感染媒体・感染源の除去など衛生面での対応を日々確実に実施している。 H440241 ヒヤリハットの視点をもち、利用者の安全確保やトラブルの未然防止に向けて、業務マニュアルの記載内容に (4) 目を通している。 (5) 利用者に感染症の既往があるか確認し、周囲と情報を共有している。 (6) 身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための対応策について、基本事項を理解している。 (7) (8) (1) 介護相談補助 介護保険制度の概要を理解している。 施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書等の内容を理解している。 要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用に至るまでの一連の流れを正しく理解している。 施設の理念、方針、行動規範等を正しく理解している。 施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組織に関する基本事項を理解している。 全ての利用者に尊敬の念をもって接するなど、日頃から利用者の尊厳を重んじながら接している。 相談・援助スタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人権擁護、個人情報保護等)に即して行動している。 利用者の自立支援を行うという意識をもって相談・援助を行っている。 利用者の毎日の生活を活気付けることを意識して相談・援助を行っている。 介護予防の考え方を理解し、個別介護計画を理解してサービスを実施している。 受容、共感、傾聴、感謝の心構えをもってケアに取り組んでいる。 認知症ケアや障害者ケアなど様々な介護サービスについて、基本事項を理解している。 施設内の各職種の役割分担について正しく理解したうえで、サービスを実施している。 利用者とのふれあいを大切にし、信頼関係を構築すべくコミュニケーションに努めている。 他のスタッフと連携し、チームの一員としての自覚をもって相談・援助を実施している。 熱意と責任感をもって相談・援助を実施している。 緊急時・救急時の対応方法、連絡先等の基本事項を理解している。 サービス提供時において想定されるリスク(利用者およびケアスタッフの安全・衛生面におけるトラブル、コ (2) ンプライアンス上のトラブル、人的トラブル、物的トラブル、経済的トラブル等)について、基本的事項を理 解している。 (3) 利用者の安全衛生の確保、 トラブルの未然防止 コード C (2) (3) (4) 施設内の不安全状態(例:置いてはいけない場所に物が置かれている等)に気を配り、問題があれば直ちに解 決している。 起きてしまったトラブルについては、些細なことであっても速やかに上位者に報告・連絡・相談している。 介護相談の基本的な手順や方法について理解している。 利用者のケアプランや介護経過記録をよく読み、基本情報の把握に努めている。 上位者の指示に基づき、介護相談を行うために必要な情報や資料等の収集・準備を的確に行っている。 上位者の行う介護相談を補佐し、利用者や家族との相談内容を正確に聞き取り書き留めている。 相談・援助 2/3 18 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 自己評価 企業評価 能力ユニット 職 務 遂 行 の た め の 基 準 A B C A B (1) (2) 生活相談補助 (3) (4) (5) (1) 入退所手続 コード C 生活相談の基本的な手順や方法について理解している。 利用者のケアプランや介護経過記録をよく読み、基本情報の把握に努めている。 上位者の指示に基づき、生活相談を行うために必要な情報や資料等の収集・準備を的確に行っている。 上位者の指示に基づき、施設での生活に関する家族への情報提供、連絡調整等を遅滞なく行っている。 上位者の行う生活相談を補佐し、利用者や家族との相談内容を正確に聞き取り書き留めている。 入退所の際の手続について、基本事項を理解している。 H440241 H440241 H440241 H440241 H440241 (2) 入退所時に受理する書類等に不備がないか一次チェックを行い、記入漏れ等があれば利用者や家族に確認する など、基本的な事務手続きを適切に行っている。 H440241 (3) 入所後の介護の進め方などの基本的事項を利用者・家族に正しく説明している。 H440241 (4) 利用者・家族から質問を受けた場合には、適切に回答を行い、不明点があれば必ず上位者に確認してから回答 している。 H440241 上位者の指示に基づき、入退所に当たっての関係者、関係機関との連絡調整を適切に行っている。 (1) 施設の契約書の雛形やそこに書かれている内容等について、基本事項を理解している。 (5) H440241 H440241 (2) 上位者の指示に基づき、施設の運営規定や重要事項説明書、契約内容等について、決められた事項を利用者・ 家族に正しく説明している。 H440241 (3) 上位者の指示に基づき、契約書の押印等を確実に行い、所定のルールに則って書類等に不備がないか確認して いる。 H440241 契約管理 上位者の指示に基づき、契約書の保存・保管を決められたルールに則って確実に行っている。 (1) 利用者・家族から苦情・クレームを受けた場合には、相手の主張を誠実に傾聴している。 (2) 苦情・クレームは、速やかに上位者に報告・連絡・相談している。 (3) 問題の再発防止に向けた施設内の取り組みに参加し、積極的に自分の考えを発言している。 (4) 苦情・クレーム対応 H440241 (総評・コメント) 相談・援助 3/3 19 H440241 H440241 H440241 H440241 2.4 モデル評価シートの活用方法 モデル評価シートに記載されている「 (2)専門的事項」の「能力ユニット」及び「職務 遂行のための基準」については、訓練実施企業の状況に基づき、実習可能な内容を選択・加 工(カスタマイズ)して作成することができる。 モデル評価シートでは、 ケアスタッフが担当する様々な仕事に対応して多くの能力ユニッ トを設定しているが、 6カ月間という実習期間ですべての仕事をマスターすることは必ずし も現実的ではなく、能力ユニットを限定して実習することも想定される。 このような場合は、 実施を想定していない能力ユニットはあらかじめ削除して作成するこ とも可能である(図表2-1参照)。また、能力ユニットとしては実施させるが、職務遂行の ための基準に記載されている特定の作業について実習させない場合は、 その項目のみを削除 して作成することが可能である(図表2-2参照)。 一部の能力ユニットを削除し、必要な能力ユニットの みで「(2)専門的事項」を構成することができる。 図表2-1 能力ユニット全体を実習させない場合 (例1:「入所・退所支援」は実施させない) サービス提供のための準備 × 入所・退所支援 施設介護サービスの実施 (総括的事項) サービス提供のための準備 施設介護サービスの実施 (総括的事項) (1) 利用者の個別援助計画や手順書の内容について、正しく理解している。 - (2) 自分が担当する利用者について、事前に名前や身体状況等を上位者に確認している。 - (3) サービス実施のための準備を適切に行っている(利用者へのサービス内容のご案内等)。 - (4) 医療サービスやリハビリ、療養等が必要な利用者については、ケアを行ううえでの留意事項や報告事項等を上 位者に確認し、正確な情報を共有している。 - (1) 事前に、新規入所者の名前、身体状況、介護上の注意点など基本的な事項を確認している。 - (2) 入退所の際に本人に伝達すべき事項や確認すべき事項等をもれなく伝達・確認している。 - (3) 入退所の際に利用者の持参品、貴重品をチェックするなど、持ち物管理を的確に行っている。 - (4) 利用者の入退所の際に、降車、歩行、移動、移乗、靴の履き替え、着替え等、必要に応じて適切な介助を行っ ている。 - (5) 利用者の出迎えや居室への案内の際、利用者の安全、安心、安楽に気を配っている。 - (6) 入所の際、利用者に積極的に話しかけるなど、利用者の緊張を解すよう気を配っている。 - (7) 入退所時に、利用者の家族とあいさつ等の基本的なコミュニケーションを行っている。 - (1) 利用者情報とサービスの実施手順について、基本的事項を確認している。 - (2) 服装・身嗜みについて、事業所で定められた基準を守っている。 - (3) 利用者の最近の身体状況について上位者・同僚や家族に確認し、これを踏まえてサービスの準備を行ってい る。 - (4) 利用者の状況や介護実施上の留意点について、他のケアスタッフとの間で適切に申し受け・申し送りを行って いる(仕事の引継ぎを適切に行っている)。 - (5) ケース・カンファレンス(サービス担当者会議)等のミーティングに参加して必要な情報を提供・共有するな ど、他のスタッフと協力しながら介護サービスを実施している。 - (6) 利用者や利用者家族に対し、伝える必要があることを漏れなく伝え、謙虚な姿勢で相手の話を聞いている。 - (7) 施設内でチームで協力して、片付け、清掃、洗濯、翌日の準備等を行っている。 - (8) サービスの実施記録を確実に作成し、周囲と情報を共有している。 - (1) 利用者の個別援助計画や手順書の内容について、正しく理解している。 - (2) 自分が担当する利用者について、事前に名前や身体状況等を上位者に確認している。 - (3) サービス実施のための準備を適切に行っている(利用者へのサービス内容のご案内等)。 - (4) 医療サービスやリハビリ、療養等が必要な利用者については、ケアを行ううえでの留意事項や報告事項等を上 位者に確認し、正確な情報を共有している。 - (1) 利用者情報とサービスの実施手順について、基本的事項を確認している。 - (2) 服装・身嗜みについて、事業所で定められた基準を守っている。 - (3) 利用者の最近の身体状況について上位者・同僚や家族に確認し、これを踏まえてサービスの準備を行ってい る。 - 利用者の状況や介護実施上の留意点について、他のケアスタッフとの間で適切に申し受け・申し送りを行って (4) いる(仕事の引継ぎを適切に行っている)。 - ケース・カンファレンス(サービス担当者会議)等のミーティングに参加して必要な情報を提供・共有するな (5) ど、他のスタッフと協力しながら介護サービスを実施している。 - (6) 利用者や利用者家族に対し、伝える必要があることを漏れなく伝え、謙虚な姿勢で相手の話を聞いている。 - (7) 施設内でチームで協力して、片付け、清掃、洗濯、翌日の準備等を行っている。 - (8) サービスの実施記録を確実に作成し、周囲と情報を共有している。 - 20 図表2-2 能力ユニットの一部を実習させない場合 (例2:能力ユニット「入所・退所支援」のうち、入退所の際に利用者の持参品、貴重品を チェックするなど、持ち物管理を行わせない) 実習させない事項を削除する 入所・退所支援 (1) 事前に、新規入所者の名前、身体状況、介護上の注意点など基本的な事項を確認している。 - (2) 入退所の際に本人に伝達すべき事項や確認すべき事項等をもれなく伝達・確認している。 - (3) 入退所の際に利用者の持参品、貴重品をチェックするなど、持ち物管理を的確に行っている。 - (4) 利用者の入退所の際に、降車、歩行、移動、移乗、靴の履き替え、着替え等、必要に応じて適切な介助を行っ ている。 - (5) 利用者の出迎えや居室への案内の際、利用者の安全、安心、安楽に気を配っている。 - (6) 入所の際、利用者に積極的に話しかけるなど、利用者の緊張を解すよう気を配っている。 - (7) 入退所時に、利用者の家族とあいさつ等の基本的なコミュニケーションを行っている。 - なお、実習することを前提に評価シートを作成したものの、実際には実習させなかった場 合は、評価シートの項目修正は行わず、当該欄を削除することになるが、訓練実施計画の変 更が必要な場合もありえるので留意が必要となる。 評価シート最後部の「総評・コメント」欄は、実習を実施した作業を踏まえて、成果のあ った点や今後の期待等を記述する(図表2-3参照)。 図表2-3 総評・コメント記入場所 (1) (2) 利用者、家族への情報提供 利用者や家族に対し、会社・法人のサービスに関するパンフレット等により、必要な情報提供を行っている。 日頃から利用者や家族が気軽に相談しやすいような関係作りに努力し、親身に対応する姿勢を示している。 - (3) 利用者からの相談内容は上位者に報告し、必要に応じて関係スタッフにも伝達するなど、情報を共有してい る。 - (4) 利用者に変化がないか観察し、異変に気づいたときは、速やかに上位者に報告したうえで、必要に即して家族 に連絡している。 - (総評・コメント) 21 第3章 判定目安表(評価ガイドライン) 3.1 判定目安表(評価ガイドライン)の基本的な考え方 ジョブ・カード制度においては、訓練の評価のために「職業能力形成プログラム 評価マ ニュアル」が定められている(※)。そこでは、ABCの判定基準として、①「職務遂行のた めの基準」に掲げた職務行動がとられている頻度に着目する場合と、②職務行動の質に着目 する場合の2つが示されている。 (※)「職業能力形成プログラム 評価マニュアル」については、以下を参照のこと。 http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/jobcard10.html ①「職務遂行のための基準」に掲げた職務行動がとられている頻度に着目する場合 ○おおむね 80%以上の場合は「A」、20%以上 80%未満は「B」、20%未満の場合 は「C」 ②職務行動の質に着目する場合 ○「職務遂行のための基準」に掲げた行動より質の高い職務行動がとられている場合 は「A」、「職務遂行のための基準」に掲げた行動がとられている場合は「B」、 「職務遂行のための基準」に掲げた行動がとられていない場合は「C」 施設介護業の場合、評価にあたって他の業種同様に①の「職務行動がとられている頻度」 が基本的な判定目安となっているが、中には、単純に頻度だけでは評価しきれない場合も含 まれている。例えば、「周囲と連携して仕事を進める」というような行動は、日常的・反復 的に繰り返される行動であるため、「頻度」で評価しやすい基準といえる。 これに対して、たとえば「トラブル発生時に適切に対応する」というような基準の場合、 そもそも6カ月程度の訓練期間中にごくまれにしか発生しないケースへの対応の場合には 「常に行っていた」という頻度で評価することは不可能になる。また、その行動をとること が絶対に不可欠である場合にも、頻度による評価は不適切である。 たとえば、ケアにあたって「手洗い・消毒、身支度など衛生面に気をつける」という基準 があった場合、そもそもこうしたケアに際して絶対必要な行動であるため「常に手洗いを行 っていた」からといって、それだけでA評価とすることは不適切であろう。 こうした場合には、「頻度」だけでなく②の「行動の質」にも着目し、「作業の正確さ」 「迅速さ」「十分な理解」「細かな配慮」等の視点を加味してABCの判定を行う方が適切 であろう。 上記の考え方に基づき、基本的には「行動の頻度」に着目しつつ、部分的に「行動の質」 に着目する考え方を補足的に取り入れて、 判定目安表 (評価ガイドライン) を設定している。 3.2 ABC判定の考え方について (1)A評価とする場合の考え方 基本的には、基準に示した行動が「常にできている」場合にA評価となる。 日常的・反復的に繰り返される行動の場合には、おおむね 80%以上の頻度で基準に示 した行動ができていればA評価となる。 23 行動の質に着目する場合には、 「迅速・確実であった」 「十分に理解していた」 「細かな 配慮を行っていた」等、要するに「期待レベルを上回る優れた行動がみられた」場合にA 評価となる。 (2)B評価とする場合の考え方 基本的には、基準に示した行動が「おおむねできている」場合にB評価と判定する。 「おおむね」とは何を意味するのかが問題となるが、その幅は比較的広く、日常的・反 復的に繰り返される行動の場合には、大体 20%~80%程度の頻度で基準に示した行動が できていればB評価となる。 行動の質に着目する場合には、基準に示した期待レベルにはやや不足するが、実務上は 大きな支障がない場合もBに含めて差し支えない。 B評価と判定される場合には、 その職務行動について、 基準に達していると考えられる。 (3)C評価とする場合の考え方 明らかに基準に到達しない場合はC評価となる。 日常的・反復的に繰り返される行動の場合には、おおむね頻度 20%未満、質に着目す る場合には、不適切行動が何度もあった場合や、積極的にやろうという姿勢が見られなか った場合がこれに該当する。 このように、 基準に明らかに到達せず実務に支障をきたしているような場合にはC評価 となる。 以上を整理すると、判定の基本的な考え方は下表のとおり整理できる(図表3-1参照)。 図表3-1 判定目安表(評価ガイドライン)の考え方 評価記号 ①職務行動の頻度に着目する場合 ②職務行動の質に着目する場合 ・迅速・確実であった A 常に行っていた ・十分に理解していた (頻度 80%以上) ・細かな配慮を行っていた など ・おおむね適切であった B ・特段の支障はなかった おおむね行っていた ・大きな問題はなかった など ・不適切な問題行動が何度もあった C あまり行っていなかった ・業務に支障をきたしていた (頻度 20%未満) ・積極的にやろうという姿勢がみられなかった など 3.3 判定目安表(評価ガイドライン) 作成した「判定目安表(評価ガイドライン) 」は次のとおりである。 なお、参考シートとして、 ( 「職務遂行のための基準」単位ではなく) 「能力ユニット」単 位の判定目安表(評価ガイドライン) (簡略版)も作成している。これは、ABCのおおま かなレベル・イメージを短時間で外観したい評価者の利便性を図るため、特別に作成したも のである。 24 25 Ⅱ 職務遂行のための基本的能力 ビジネスマナー(円滑に職務を 遂行するためにマナーの良い 対応を行う能力) 責任感(社会の一員としての自 覚を持って主体的に職務を遂 行する能力) 働く意識と取組(自らの職業意 識・勤労観を持ち職務に取り組 む能力) 能力ユニット 職場の上位者や同僚などに対し、日常的な挨拶をきちんと行って ○目上の人に会釈していた いる。 ○会話中、来客中の場合は、声を出さず目で合図していた (2) 接遇時、訪問時などに基本的なビジネス・マナーを実践している。 ○自分よりもお客様の都合を優先していた ○お客様に好印象、好感を得られるように工夫していた ○ビジネスマナーの基本を理解していた ○知らないマナー・ルールは上司に確認していた ○お客様の表情からどのような気持ちなのかを理解していた ○決められた角度でお辞儀をしていた お客様に対し、礼儀正しい対応(お辞儀、挨拶、言葉遣い)をして ○イライラしているときでもお客様の前ではすぐに気持ちを切り替 ○正しい挨拶をしていた いる。 えられた ○正しい言葉遣いをしていた (4) (5) 状況に応じて適切な敬語の使い分けをしている。 ○違和感のない敬語を遣っていた ○よどみなくしゃべっていた ○わかりやすいようにビジネス用語を取り入れていた ○職務に影響のない頭髪、化粧をしていた ○時と場所をわきまえた服装をしていた ○決められた制服・服装の着用を遵守していた (3) ○時と場所に応じて、失礼にならないようにしていた ○丁寧に話していた ○わかりやすいように言い回しを工夫していた 職場において、職務にふさわしい身だしなみを保っている。 (1) ○向上心に欠けていた ○指示されたことだけしかやろうとしなかった ○できるにもかかわらず指示された範囲内のことしかしなかった ○「私たちは実習中だから責任はない」という態度だった ○指示内容・指導内容の確認を怠っていた ○同じ失敗やミスを何度も繰り返していた 施設介護サービス 1/13 ○上座・下座の区別がついていなかった ○お客様のご都合の確認を怠っていた ○訪問する際に日時の確認を怠っていた ○会釈、敬礼などお辞儀の区分がわかっていなかった ○時と場合に応じてどのようなお辞儀をしてよいかわかっていな かった ○お客様に対して友達言葉(ため口)になっていた ○敬語をよくわかっていなかった ○友達言葉(ため口)になっていることがあった ○職務にふさわしくない頭髪、ひげ、化粧、過度なアクセサリー 等が周囲に不快感を与えていた ○時と場所をわきまえない服装をして、周囲に違和感を与えてい た ○出勤時に上位者や同僚等に対し挨拶をしていた ○お客様か社員なのか区別ができていなかった ○帰宅時、上位者や同僚等に対し挨拶をしていた ○社員の顔と名前が一致せず、誰に挨拶してよいかわからな ○「おはようございます」「お先に失礼します」など、必要な挨拶を かった していた ○きちんとした挨拶がほとんどできていなかった ○仕事の手順・方法を確認していた ○期日/納期に合わせて仕事を進めていた ○必要に応じて途中経過を報告していた ○内容/品質がよりよくなるように自分なりに工夫を加えていた 次の課題を見据えながら、手がけている仕事に全力で取り組んで ○期日/納期までに完了するよう効率化をしていた いる。 ○思いついたヒントをメモして次に活かしていた (5) ○職務にふさわしい頭髪、化粧をしていた ○職務、時と場合にふさわしい服装をしていた ○自分の仕事と受け止め責任感を持っていた ○関係を悪化させないように担当者に謝罪をしていた ○ミスを叱られた場合には素直に受け止めていた ○他人の失敗についても責任の一端があると認識していた 自分が犯した失敗やミスについて、他人に責任を押し付けず自分 ○失敗やミスをした原因を究明していた で受け止めている。 ○同じ失敗やミスをしないように対策を講じていた ○安請け合いをして、周囲に迷惑をかけていた ○最初はできると思っても、途中で投げ出していた ○困難な状況のまま放置していた (4) ○約束事を忘れたことがあった ○期日/納期に遅れることがあった ○内容/品質が約束事と異なる結果となることがあった ○約束事を誠実に守るようにしていた ○約束事を忘れないようにメモしていた ○遅れそうなときは早めに連絡していた ○困難な状況を認識し上位者に説明していた ○予め忙しさを念頭に入れてスケジュールを組んでいた ○難しい仕事でも自分なりに工夫/努力していた ○完了できるようにスケジュールを組んでいた ○突発的な変更にも柔軟に対応していた ○先方の都合を確認していた 必要な手続や手間を省くことなく、決められた手順どおり仕事を進 ○できない理由ではなくできる方法を考え、実行していた めている。 ○忙しければ優先度を考慮して順序を入れ替えていた 上司・先輩の上位者や同僚、お客様などとの約束事は誠実に 守っている。 (3) (2) ○短時間で簡単に終了する仕事を優先していた ○難しい仕事は避けていた ○わからないことはわからないままにしていた 一旦引き受けたことは途中で投げ出さずに、最後までやり遂げて ○最後まで絶対にやり抜く意思を持っていた いる。 ○仕事が定時に終わりそうになければ早めに報告していた (1) ○与えられた仕事はきちんとやる気持ちを持っていた ○自分ができるかどうかおおよその判断をしていた ○自分なりの努力や工夫をしていた ○いつもお客様の満足度が大事と考えていた ○お客様からのクレームは他人任せにしていた ○お客様の要望やクレームは上司に相談し、適切に対応してい ○お客様の満足や期待など考えたことがなかった た ○お客様の要望やクレームにまったく応えていなかった ○お客様の満足度を確認していた ○お客様の満足のため日々工夫していた ○お客様の要望やクレームは速やかに上司に報告していた お客様に納得・満足していただけるよう仕事に取り組んでいる。 (5) ○仕事に興味もなく漫然と過ごしていた ○仕事をやらされていると考えていた ○目的意識を持って仕事に就いていた ○仕事のことを積極的に考えていた ○指図されることに反発することがあった ○指示を守らなくてもあまり気に留めなかった ○指示内容を確認・明確化していた ○業務指示に素直に従っていた ○完了の報告をしていた ○仕事をする目的、キャリア形成を考えていた ○仕事に対する問題意識を持っていた ○仕事を通して人に役立つことを考えていた ○無断欠勤や遅刻することがあった ○夜更かしなど生活リズムが不規則だった ○自分が遅刻すると周囲に迷惑がかかることを理解していなかっ た ○「必ず5分前到着」など自らルールを決めていた ○交通トラブルなど遅れそうなときは必ず一報を入れていた ○生活リズムを調え健康管理に配慮していた 仕事に対する自身の目的意識や思いを持って取り組んでいる。 ○職場のルールが良く分かっていなかった ○ルールを破ることに抵抗感が無かった C ○日常業務でやってはいけないことを理解していた ○ルール等に不明点がある場合には上司等に必ず確認してい た ○どう対応したらよいか迷ったときは、周囲に相談していた B 判定ガイドライン (4) 上司・先輩などからの業務指示・命令の内容を理解して従ってい ○途中経過を報告していた る。 ○指示通りやってみて気づいた問題意識を意見具申していた ○時間や場所に間に合うように準備をしていた ○周囲の模範となっていた 出勤時間、約束時間などの定刻前に到着している。 (2) (3) ○ルール、法令の概要及びその理由について理解していた ○実態に即してルールの見直しを提案していた 法令や職場のルール、慣行などを遵守している。 A (1) 職 務 遂 行 の た め の 基 準 A:常にできている B:大体できている C:評価しない 判定目安表(評価ガイドライン)『施設介護サービス』 26 考える力(向上心・探求心を 持って課題を発見しながら職務 を遂行する能力) チャレンジ意欲(行動力・実行 力を発揮して職務を遂行する 能力) チームワーク(協調性を発揮し て職務を遂行する能力) コミュニケーション(適切な自己 表現・双方向の意思疎通を図 る能力) 能力ユニット B 判定ガイドライン ○事前に要点を整理していた ○必要に応じて内容のメモを渡していた ○相手の表情、頷き、相槌を確認しながら説明していた チームプレーを行う際には、仲間と仕事や役割を分担して協同で ○仕事の分担を工夫していた 取り組んでいる。 ○一緒に仕事をする同僚・後輩をリードしていた ○タイプが異なる同僚とも支障なく仕事をしていた ○自分の考えを押し付けず、他社の個性を尊重していた 苦手な同僚、考え方の異なる同僚であっても、協力して仕事を進 ○ソリが合わない同僚であっても仕事を進めていた めている。 ○タイプの異なる同僚から自分も学び取ろうとしていた (4) ○すみやかに問題やトラブルを上司や同僚に連絡していた ○マニュアルに書いてあることは、その場で対応していた 不意の問題やトラブルが発生したときに、解決するための対応を とっている。 (5) 施設介護サービス 2/13 ○直接担当する仕事でない場合は、特に何もしなかった ○簡単な頼みごとも断っていた ○上手くいかないときは諦めていた ○遅れが生じて周囲に迷惑をかけていた ○問題となっていることを、上司などに報告していた ○うまくいかないときは、仕事の手順をチェックしていた 上手くいかない仕事に対しても、原因をつきとめ、再チャレンジし ○問題の原因を見いだして上司に相談していた ている。 ○問題の解決方法を検討していた (4) ○緊急の対応をとって、すみやかに上司などに報告していた ○お客様第一に考えた行動をとっていた ○一旦、工夫や改善をしたら、その結果を点検しなかった ○やりにくいままやり続けていた ○特に準備は行わず、それまでの仕事と同じように対処していた ○途中で停滞ややり直しが生じていた ○手近なことから処理していた ○複数の仕事や依頼を受けたら、楽なことからしていた ○改善できたことは、周囲の人の意見を聞いて、検証していた 仕事について工夫や改善を行った内容を再度点検して、さらによ ○もっといい方法はないかと、再度点検していた ○仕事の改善について、定期的に、周囲の人と相談や打ち合わ いものにしている。 ○よさそうだと思ったことは、試しにやってみていた せしていた ○作業を依頼されたときは、効率的に行えるよう考えていた 作業や依頼されたことに対して、完成までの見通しを立てて、とり ○作業を依頼されたときは、期限を確認していた ○複数の仕事や依頼を受けたときは、それぞれの日程を調整し かかっている。 ○複数の仕事が重なるときは上司などに相談していた ていた ○作業を洗い出して、取り掛かる順番を整理していた 新しいことに取り組むときには、手順や必要なことを洗い出してい ○どんな作業が必要となるか、洗い出していた ○取り掛かる前に、必要な人材、物、費用などを考え、上司に相 る。 ○自分だけでできそうか考えて、周囲の人に相談していた 談していた (3) (2) (1) ○将来どうしたいか目的をもっていた ○将来どうしたいのか全く考えていなかった ○資格取得や技能習得を目指して何らかの勉強を開始していた ○自己啓発に無関心で漫然と過ごしていた ○計画的に自己啓発に取り組んでいた ○自分の仕事に関連する資格取得に取り組んでいた 新しい仕事に挑戦するため、資格取得や自己啓発などに取り組 んでいる。 (5) ○仕事を選り好みした ○自分の興味・関心が無い仕事は頼まれても断った ○仕事を選り好みせずやっていた ○興味・関心がある仕事はその旨をアピールしていた ○経験のない仕事であってもチャレンジしていた ○自ら積極的にアピールしていた 未経験の仕事や難しい仕事でも「やらせてほしい」と自ら申し出て ○新しい仕事を経験させてもらえるよう依頼していた いる。 ○苦手な仕事を無くすよう取り組んでいた ○よいと思っていても促されないと発言しなかった ○上位者への提案に気後れやためらいがあった (4) ○時々、上司に提案を行うことがあった ○問題があると感じることはきちんと報告していた よいと思ったことはどんどん上位者に意見を述べている。 ○問題の指摘ではなく「こうしたらよいのではないか」という提案 を行っていた ○既存のルールやマニュアル等に前向きな意見を述べていた ○上司やお客様の考えに基づいた対応ができていた ○気づいたことは上司や同僚に確認して行動していた ○マニュアルにないことはやらなかった ○自分の仕事の範囲外であっても必要に気づいたら報告してい ○マニュアル違反、ルール違反に気づいたらすぐに正しい行動 ○上司からの指示がないと動かなかった た をとっていた ○自分の担当外のことには関心が無かった ○よいと思っていても促されないと発言しなかった ○上位者への提案をためらうことが多かった ○他者のミスを非難していた ○情報を連絡しなかった ○気の合う同僚とだけ仲良しグループを作っていた ○特定の同僚としか口をきかなかった ○周囲を気にかけず、自分のやりたいようにやっていた ○自分の意見と合わない同僚は無視していた ○同僚に無駄話をもちかけるなど、仕事の邪魔をしていた ○同僚・後輩の能力を信用していなかった ○自分の思うようにならないとイライラしていた (3) 必要性に気づいたら、人に指摘される前に行動に移している。 ○マニュアルに違反しない範囲で自分なりのやり方を工夫してい 仕事を効率的に進められるように、作業の工夫や改善に取り組ん ○マニュアルを厳守していた た でいる。 ○認められた範囲で効率的に仕事を進める工夫をしていた ○改善提案を積極的に行っていた (1) (2) 職場の新人や下位者に対して業務指導や仕事のノウハウ提供を ○仕事が遅れている同僚に声をかけていた している。 ○仕事のコツや勘を新人に伝授していた (5) ○新人に対しわかることはアドバイスをしていた ○仕事の情報は同僚に連絡していた ○周囲の人が何をやっているか確認していた ○周囲の仕事に悪影響を及ぼすような行為は控えていた 周囲の同僚の立場や状況を考えながら、チームプレーを行ってい ○チームの中心として、メンバーをとりまとめていた る。 ○チームメンバーに声をかけ雰囲気を盛り上げていた (3) ○同僚・後輩の能力を信頼していた ○自分と同僚・後輩との役割分担をしていた ○頼まれても「それは自分の仕事ではないから」という態度をとっ ていた ○自分の仕事をきちんとやっていれば他者を手伝わなくても批 判される筋合いは無いと考えていた (2) ○依頼されれば快く仕事を手伝っていた ○マニュアルに定められた他者フォローをきちんと行っていた 余裕がある場合には、周囲の忙しそうな人の仕事を手伝ってい る。 (1) ○気づいた場合には仕事を手伝っていた ○仕事に不慣れな同僚を積極的に手伝っていた ○出社時、帰宅時に挨拶をしていた ○相手の話をよく聞く機会を設けていた ○嫌いな上司や同僚との接触を避けていた ○仕事の内容、進捗を連絡していた ○相手を上辺だけで判断せず、よいところも理解しようとしていた ○必要最低限の連絡・会話しか取っていなかった ○必要に応じて報告するとともに、問題点を早めに相談していた 苦手な上司や同僚とも、仕事上支障がないよう、必要な関係を 保っている。 (5) ○同僚に対して不信感があり、結果的に信頼も得られていなかっ た ○積極的に話しかけたりせず、同僚とのコミュニケーションが不足 していた ○相手を考慮せず横柄な態度をとっていた ○乱暴な言葉遣いをしていた ○相手の話し/言い分を聞いていなかった ○何を話しているかわからないことがあった ○相手の理解度を考慮せず一方的に話していた ○相手の話す内容や言い分を積極的に傾聴していた ○同僚に共通する仕事の内容確認や情報交換を行っていた ○考えや意見が異なる場合も、自分の意見や考えを伝えていた ○勤務時間後や休憩時間にコミュニケーションをとっていた ○必要に応じてコミュニケーションを深めていた ○どのような相手でも、適切な態度、言葉遣いをしていた ○相手の要望とこちらの要望をすり合わせていた ○言いたいことを整理してから話していた ○必要に応じてメモを作成していた 職場の同僚等と本音で話し合える人間関係を構築している。 相手の心情に配慮し、適切な態度や言葉遣い、姿勢で依頼や折 ○相手の身になって接していた 衝をしている。 ○相手が困っている場合、できる範囲で協力していた 自分の意見や主張を筋道立てて相手に説明している。 C ○聞かれるまで何もしていなかった ○上位者に報告を怠っていた ○上位者・同僚への連絡を怠っていた (4) (3) (2) (1) A ○定期的に連絡するためスケジュールを設定していた ○伝達事項を漏れなく連絡していた 上司・先輩などの上位者に対し、正確にホウレンソウ(報告・連絡・ ○内容を整理してわかりやすく報告していた ○上位者に対してタイミングよく報告していた 相談)をしている。 ○内容に応じて、口頭か文書か、メモか報告書か、使い分けて報 ○必要性を感じたら遅滞なく相談して問題解決を図っていた 告していた 職 務 遂 行 の た め の 基 準 27 関係者との連携・関係構築 企業倫理とコンプライアンス PCの基本操作 ビジネス知識の習得 能力ユニット B 判定ガイドライン (3) (2) 周囲から質問や助力を求められた場合には快い態度で対応して ○余力がある範囲内で最大限の助力を惜しまなかった いる。 (1) ○重要情報を職場で公然と話題にすることがあり、注意や指導が 必要だった ○秘密保持の必要性を理解していなかった ○備品の私用など不適切な行動が散見され、注意が必要だった ○忙しいときなど非協力的な姿勢を示す場合が多かった 施設介護サービス 3/13 ○人と交わるのに後ろ向きで、人脈拡大に無関心だった ○丁寧な態度で依頼に対応しており、特段の注意や指導を要さ なかった ○自分に関係ないことには無関心で非協力的だった ○余力がないときは時間をずらすなど丁寧に対応していた ○快い態度で接し、できるだけ要請に応えるよう努めていた ○自分から進んで行動を起こし、人脈の拡大に積極的に取り組 ○可能な範囲で会合等に参加し、人脈拡大に取り組んでいた んでいた ○誘われれば断ることなく参加していた 担当職務と直接関係しない依頼であっても誠実に対応している。 ○自分の担当外であっても非常に誠実・丁寧に対応していた 人的ネットワークを積極的に広げ、周囲に溶け込んでいる。 ○情報の取扱いに注意し、不適切な行動はほとんど見られな かった ○公私の区別を理解し、不適切な行動はほとんど見られなかっ た ○メール文書作成やインターネットによる情報検索に時間がかか ることが多かった ○操作スキルが未熟でぎこちなかった ○簡単な作表や計算であっても時間がかかったりミスが多かった りした ○法令やルールを周囲に説明できる程度まで理解しており、全く ○職務上の禁止事項や法令による要請を守っており、特段の注 ○時々ルール違反が散見され、要注意だった 問題がなかった 意や指導を要さなかった 担当職務の遂行において従うべき法令上の要請事項を理解し、 必ずこれを守っている。 (3) ○公私の区別をきちんとつけており、全く問題がなかった ○情報の取扱いに細心の注意を払っており、全く問題がなかっ 業務上知りえた秘密や情報を正当な理由なく他に開示したり盗用 た したりしない。 ○秘密保持の理由を正確に理解していた 日常の職務行動において公私の区別をきちんとつけている。 (2) (1) ○電子メールの様々な機能を使いこなし、スピーディに操作して 電子メールやインターネットを使った情報検索を支障なく行ってい いた ○支障なく使っており、特段の注意や指導を要さなかった る。 ○インターネットを使った情報検索がスピーディだった (3) ○表計算ソフトを用いて基本的な作表やグラフ作成、計算等を 支障なく行っていた ○様々な機能を使いこなし、スピーディにワープロソフトを操作し ○ワープロソフトを用いて文字入力や書式調整など基本的操作 ○簡単な文字入力であっても時間がかかったりミスが多かったり ていた を支障なく行っていた した ○文書のスタイルやフォント等まで意識して文書作成していた ○経営理念や社是・社訓を理解し、これに反するような行動はほ ○社是・社訓を知らない、あるいは、知っていてもこれに反する行 とんど見られなかった 動が散見され、要注意だった ○様々な機能を使いこなし、スピーディに表計算ソフトを操作し 表計算ソフトを用いて基本的な作表やグラフ作成を的確に行って ていた いる。 ○グラフ作成機能や関数機能等も効果的に使いこなしていた ワープロソフトを用いて基本的な文書を的確に作成している。 ○一般常識に属するようなことを知らないことが多く、会話に参加 できていなかった ○新聞やテレビのニュースをほとんど見ていなかった C ○自社ビジネスや会社組織をおおむね理解しており、特段の注 ○基本的なことも理解していないことがあり、逐一指導が必要 意や指導を要さなかった だった ○会社案内に書いてある程度のことは理解していた (2) (1) 会社の経営理念や社是・社訓等の内容を理解し、可能な範囲で ○社是・社訓等を理解し、自らも日常的に実践していた 実践している。 (3) ○細かいところまで理解していた ○新しく入ってきた派遣社員等に概要を説明できていた 会社の事業領域や組織形態や組織構造について概要を理解し ている。 (2) (1) A ○話題が広く、幅広い問題について知っていた 政治経済動向、一般常識などの基本的事項や関係するビジネス ○新聞を毎日読んでいた ○職場の会話に支障なく参加できていた 分野の知識の習得に取り組んでいる 。 ○関係するビジネス分野の資格試験(例えば日商簿記検定、ビ ○新聞に目を通したりテレビのニュースを見たりしていた ジネス・キャリア検定制度等)の受験にも積極的だった 職 務 遂 行 の た め の 基 準 A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す Ⅲ 技能・技術に関する能力 (1)基本的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) 28 顧客満足の推進 顧客・取引先との折衝 改善・効率化 成果の追求 能力ユニット B 判定ガイドライン C ○同じ間違いを繰り返さないよう努力している姿勢が見られ、特 段の注意や指導を要さなかった ○改善しようとする姿勢が見られ、特段の注意や指導を要さな かった ○説明事項を漏れなく正確に伝えており、大きな問題はなかった 一度ミスした事項については、同じ間違いを繰り返さないよう注意 ○同じミスを繰り返すことは殆どなかった している。 自分の裁量の範囲内で工夫しながら仕事を行い、何らかの改善を ○具体的な改善や提案が一つ以上あった 試みている。 説明すべき事項を漏れなく簡潔に伝えている。 (2) (3) (1) ○要望されたことを抱え込んだり失念したりすることが度々あった ○要望は速やかに上司等に伝え、特段の注意や指導を要さな かった 挨拶を含めて明るい声と表情でお客様と接している。 (1) 自分の接客態度が自社への信頼や満足を大きく左右することを理 ○お客様に満足していただくことを最優先して日々取り組んでお ○おおむね良好で、特段の注意や指導を要さなかった 解し、細心の注意でお客様と接している。 り、模範的であった (3) ○お客様要望に非常にスピーディに行動し、模範的であった お客様からの要望を速やかに返答や行動に移している。 (2) 施設介護サービス 4/13 ○不用意な行動でお客様を怒らせることがあった ○気分にムラがあり、明るい態度で接することができないことが 度々あった ○挨拶・表情ともおおむね良好で、特段の注意や指導を要さな かった TPOに応じて適切な態度とメリハリのある言葉遣いで折衝や打合 ○マナーをまもり、かつ、自信溢れる態度で折衝を行っていた せを行っている。 (3) ○周囲からも評価されるなど、模範となっていた ○おおむね適正な態度・言葉遣いで折衝を行い、特段の注意や ○マナーが不適切だったり、自信のない態度で説得力に欠ける 指導を要さなかった ことが多かった 相手に説明する際は、事実と意見を区別して伝えている。 ○事実と意見の境目が不明で事実関係が相手に伝わってないこ とが度々あった ○伝えたいことが整理されておらず、支離滅裂な説明が度々 あった ○自ら改善しようという姿勢がほとんど見られなかった ○二度以上同じミスを繰り返すことが複数回あった ○整理整頓が苦手で、書類等が散乱していた ○優先度の高い仕事を後回しにすることがあり、優先順位の判 断が不適切な場合が多かった (2) ○事実を正確に伝え、それに関する自分の意見を明快に示して ○おおむね良好で、特段の注意や指導を要さなかった いた ○正確・簡潔でポイントをとらえた説明であった ○整理・整頓はおおむね良好で、特段の注意や指導を要さな かった 書類や机上の整理・整頓・清掃など、効率的に仕事を進めるため ○常に整理・整頓が行き届いており、全く問題がなかった の環境を整えている。 (1) ○優先順位の判断はおおむね妥当だった ○判断に迷ったときは上位者に相談していた ○仕事の重要度、緊急度をきちんと確認していた ○何をすべきか自分自身で考えようとする姿勢がみられた 二つ以上の仕事を抱えている場合、職責を果たすためにまずは 何をすべきか適切に判断している。 (3) ○決められた提出物等はほぼ期限を守っており、特段の注意や ○失念したり期限を守れないことが時々あり、注意を要した 指導を要さなかった ○失念することは一度もなく十分な余裕をもって提出していた ○内容についても丁寧な仕上がりだった 報告書など必要な提出物は期限内に怠りなく提出している。 困難な状況に直面しても真摯かつ誠実な態度で仕事に取り組ん ○多忙期や困難に直面してもやる気を切らすことがなく、常に真 ○真剣な態度で仕事に取り組んでおり、特段の注意や指導を要 ○困難な状況になるとすぐに投げ出したり力を抜いたりし、時折 でいる。 摯かつ誠実に取り組んでいた さなかった 注意が必要だった A (2) (1) 職 務 遂 行 の た め の 基 準 29 ケアスタッフとしての基本的な 心構え 介護事業に関する基本事項の 習得 能力ユニット ○要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用に ○要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用に ○要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用に 至るまでの一連の流れについて、基本事項をおおむね理解して 至るまでの一連の流れについて、十分に理解していた 至るまでの一連の流れについて、あまり理解していなかった いた ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった 要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利 用に至るまでの一連の流れを正しく理解している。 ケアスタッフと医療スタッフの役割分担について正しく理 解したうえで、サービスを実施している。 利用者とのふれあいを大切にし、信頼関係を構築すべくコ ミュニケーションに努めている。 他のスタッフと連携し、チームの一員としての自覚をもっ て介護サービスを実施している。 (8) (9) (10) (11) 熱意と責任感をもって介護サービスを実施している。 認知症ケアや障害者ケアなど様々な介護サービスについ て、基本事項を理解している。 (7) 介護予防の考え方を理解し、個別介護計画を理解してサー ビスを実施している。 (5) 受容、共感、傾聴、感謝の心構えをもってケアに取り組ん でいる。 利用者の毎日の生活を活気付けることを意識して介護を 行っている。 (4) (6) ○利用者が楽しい、素敵と思うようなプログラムや活動を提案した ○利用者に配慮しながら、積極的な言葉かけなど、利用者の活 ○利用者の関心に無頓着であった り、日常会話が不足している利用者に積極的に言葉かけを行う 気付けがおおむねできていた ○利用者を子ども扱いするなど、不適切な行動が何度かあった など、常に利用者の活気付けに配慮して介護を行っていた 利用者の自立支援を行うという意識をもって介護を行って いる。 (3) ○認知症ケアや障害者ケアについて、あまり理解していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○認知症ケアや障害者ケアについて、基本事項をおおむね理 解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○常に熱意と責任感をもって介護サービスを実施していた ○周囲からも信頼されていた ○おおむね熱意と責任感をもって介護サービスを行っていた ○無気力・無責任な行動は特段なかった 施設介護サービス 5/13 ○熱意と責任感があまり感じられなかった ○無気力・無責任な行動が何度かあった ○ケアスタッフと医療スタッフの役割分担について、理解が不十 ○ケアスタッフと医療スタッフの役割分担について十分理解して ○ケアスタッフと医療スタッフの役割分担について、おおむね理 分だった いた 解していた ○ケアスタッフが行ってはならないことをするなど、理解不足に基 ○役割を逸脱するような行動はなかった ○役割を逸脱するような重大な問題行動はなかった づくとみられる問題行動が何度かあった ○あまり利用者とコミュニケーションをとっていなかった ○常に利用者とのコミュニケーションに努めていた ○おおむね利用者とのコミュニケーションがとれていた ○コミュニケーション不足に基づくとみられる問題が何度か発生 ○利用者から信頼されていた ○コミュニケーション不足に基づく重大な問題はなかった した ○チームの一員としての自覚を十分にもち、常に他のスタッフと ○チームの一員として、おおむね他のスタッフとの連携プレーが ○チームの一員としての自覚が不十分で、他のスタッフとの連係 連携して仕事を行っていた できていた プレーがあまりできていなかった ○他のスタッフからも信頼されていた ○チームワークを阻害するような重大な問題行動はなかった ○チームワークを阻害するような問題行動が何度かあった ○認知症ケアや障害者ケアについて、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○あまり受容、共感、傾聴、感謝の姿勢をもって介護を行ってい なかった ○自分の考えの押し付けや独善的な行動など問題行動が何度 かあった ○おおむね受容、共感、傾聴、感謝の姿勢をもって介護ができ ○常に受容、共感、傾聴、感謝の姿勢をもって介護ができていた ていた ○これらに反するような重大な問題行動はなかった ○おおむね、介護予防の考え方について理解し、個別介護計画 ○介護予防の考え方について、あまり理解していなかった を理解したうえでケアを行っていた ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○サービスの前後に利用者の意向を確認したり過剰介護を行わ ○利用者の自立支援の重要性についてあまり理解していなかっ ないなど、おおむね利用者の自立支援を行うという意識でケアを た 行っているようにみられた ○自立支援を妨げるような問題行動が何度かあった ○自立支援を妨げるような重大な問題行動はなかった ○利用者の自立支援の重要性について十分理解していた ○サービスの前後に利用者の意向を確認したり過剰介護を行わ ないなど、常に利用者の自立支援を意識しながら介護を行って いた ケアスタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人権擁 護、個人情報保護等)に即して行動している。 (2) ○介護予防の考え方について十分理解し、個別介護計画を理 解したうえでケアを行っていた ○おおむねケアスタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人権 ○ケアスタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人権擁護、個 擁護、個人情報保護等)に即して行動していた 人情報保護等)に反する行動が何度かあった ○職業倫理に反するような問題行動は特段なかった ○常にケアスタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人権擁 護、個人情報保護等)に即して行動していた 全ての利用者に尊敬の念をもって接するなど、日頃から利 用者の尊厳を重んじながら接している。 ○利用者に恩着せがましい態度はとらない、利用者のプライドに ○利用者に恩着せがましい態度はとらない、利用者のプライドに 配慮するなど、おおむね利用者の尊厳を重んじながら接してい ○あまり利用者の尊厳を重んじているようにみられなかった 配慮するなど、常に利用者の尊厳を重んじながら接していた た ○利用者の尊厳を軽んじるような問題行動が何度かあった ○利用者の尊厳を軽んじるような重大な問題行動はなかった ○施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組 ○施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組 ○施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組 施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組織 織に関する基本事項について、十分に理解していた 織に関する基本事項について、おおむね理解していた 織に関する基本事項について、あまり理解していなかった に関する基本事項を理解している。 ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○施設の理念、方針、行動規範等について、十分に理解してい ○施設の理念、方針、行動規範等について、おおむね理解して ○施設の理念、方針、行動規範等について、あまり理解していな た いた かった ○理念・方針・行動規範等に常に従っていた ○理念・方針・行動規範に反する問題行動は特段なかった ○理念・方針・行動規範に反する行動が何度かあった (1) (5) (4) 施設の理念、方針、行動規範等を正しく理解している。 (3) ○施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書の 内容について、あまり理解していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書の 内容について、基本事項をおおむね理解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書の 内容について、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○介護保険制度の概要について、あまり理解していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった C 施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書等 の内容を理解している。 (1) 介護保険制度の概要を理解している。 (2) B 判定ガイドライン ○介護保険制度の概要について、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった A ○介護保険制度の概要について、基本事項をおおむね理解し ていた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった 職 務 遂 行 の た め の 基 準 Ⅲ(2)専門的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 30 サービス提供のための準備 利用者の安全衛生の確保、トラ ブルの未然防止 能力ユニット ○サービス実施のための準備を常に適切に行っていた ○仕事は迅速・確実であった サービス実施のための準備を適切に行っている(利用者へ のサービス内容のご案内等)。 医療サービスやリハビリ、療養等が必要な利用者について (4) は、ケアを行ううえでの留意事項や報告事項等を上位者に 確認し、正確な情報を共有している。 ○サービス実施のための準備があまりできていなかった ○実務に支障をきたしていた 施設介護サービス 6/13 ○医療ニーズをもつ利用者について、事前に、留意事項や報告 ○医療ニーズをもつ利用者について、事前に、留意事項や報告 ○医療ニーズをもつ利用者について、事前に、留意事項や報告 事項等について、細部まで確実に確認していた 事項等についておおむね確認できていた 事項等について、十分確認していなかった ○確認漏れ等による問題はなかった ○確認漏れ等による大きな問題はなかった ○確認漏れ等による問題が何度か発生した ○サービス実施のための準備をおおむね適切に行っていた ○実務上特段の支障はなかった ○事前に、利用者の名前や身体状況、生活状況等について、細 ○事前に、利用者の名前や身体状況、生活状況等について確 部まで確実に確認していた 認していた ○確認漏れ等による問題はなかった ○確認漏れ等による大きな問題はなかった 自分が担当する利用者について、事前に名前や身体状況等 を上位者に確認している。 (2) (3) ○利用者の個別援助計画や手順書の内容について、十分に理 ○利用者の個別援助計画や手順書の内容について、おおむね ○利用者の個別援助計画や手順書の内容について、あまり理解 解していた 理解していた していなかった ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった 利用者の個別援助計画や手順書の内容について、正しく理 解している。 (1) ○事前に、利用者の名前や身体状況、生活状況等について、十 分確認していなかった ○確認漏れ等による問題が何度か発生した ○発生したトラブルについて、常に上位者への報告・連絡・相談 ○発生したトラブルについて、上位者への報告・連絡・相談がで ○発生したトラブルについての報告・連絡・相談を行わないこと が迅速かつ確実にできていた きていた が何度かあった ○反省点を振り返り、同じトラブルが起きないよう活かしている ○置いてはいけない場所に物が置かれている等、明らかな問題 ○明らかに危険と思われる状況でも適切に対処しないことがあっ 点があれば適切に対処していた た ○危険状態についておおむね理解していた ○危険状態について無頓着であった 起きてしまったトラブルについては、些細なことであって も速やかに上位者に報告・連絡・相談している。 ○危険状態を除去すべく、主体的に行動していた ○危険状態について正しく理解していた (8) 施設内の不安全状態(例:置いてはいけない場所に物が置 (7) かれている等)に気を配り、問題があれば直ちに解決して いる。 ○身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための 対応策について、あまり理解していなかった ○理解不足によるものとみられる問題行動が何度かあった ○身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための 対応策について、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった 身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくため の対応策について、基本事項を理解している。 (6) ○身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための 対応策について、基本事項をおおむね理解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○利用者に感染症の既往があるかについて、細部まで確実に確 ○利用者に感染症の既往があるかについて確認し、情報の共有 ○利用者に感染症の既往があるかについて十分確認せず、また 認し、情報共有を徹底していた をしていた は十分に情報共有していなかった ○確認漏れ等による問題はなかった ○確認漏れ等による大きな問題はなかった ○確認漏れ等による問題が何度か発生した ○業務マニュアルの記載内容について、基本事項をおおむね理 ○業務マニュアルの記載内容について、あまり理解していなかっ 解していた た ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足によるものとみられる問題行動が何度かあった 利用者に感染症の既往があるか確認し、周囲と情報を共有 している。 ○業務マニュアルの記載内容について十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった (5) ヒヤリハットの視点をもち、利用者の安全確保やトラブル (4) の未然防止に向けて、業務マニュアルの記載内容に目を通 している。 ○感染防止や衛生管理の意識がやや不足しており、業務マニュ アルにも目を通しておらず、手洗い・消毒、予防着・手袋の着用・ 交換、感染媒体・感染源の除去など注意を受けることが何度か あった ○感染防止や衛生管理など業務マニュアルの内容について十 分理解し、手洗い・消毒、予防着・手袋の着用・交換、感染媒体・ 感染源の除去など細かいところまで常に気を配っていた ○理解不足に基づく問題行動はなかった 利用者への感染防止など衛生管理に留意し、会社・法人の 業務マニュアルに従って、手洗い・消毒、予防着・手袋の 着用・交換、感染媒体・感染源の除去など衛生面での対応 を日々確実に実施している。 (3) ○感染防止や衛生管理など業務マニュアルの内容についてお おむね理解し、手洗い・消毒、予防着・手袋の着用・交換、感染 媒体・感染源の除去など衛生面での対応ができていた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○サービス提供時において想定されるリスクについて、十分に理 ○サービス提供時において想定されるリスクについて、基本事項 ○サービス提供時において想定されるリスクについて、あまり理 解していた をおおむね理解していた 解していなかった ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足によるものとみられる問題行動が何度かあった サービス提供時において想定されるリスク(利用者および ケアスタッフの安全・衛生面におけるトラブル、コンプラ イアンス上のトラブル、人的トラブル、物的トラブル、経 済的トラブル等)について、基本的事項を理解している。 (2) C 緊急時・救急時の対応方法、連絡先等の基本事項を理解し ている。 B 判定ガイドライン (1) A ○緊急時・救急時の対応方法、連絡先等について、十分に理解 ○緊急時・救急時の対応方法、連絡先等について、基本事項を ○緊急時・救急時の対応方法、連絡先等について、あまり理解し していた おおむね理解していた ていなかった ○突発時には的確・迅速な対応ができていた ○突発時にはおおむね問題なく行動できていた ○突発時に的確な行動がとれないことが何度かあった 職 務 遂 行 の た め の 基 準 31 施設介護サービスの実施 (総括的事項) 入所・退所支援 能力ユニット C ○利用者の最近の身体状況について上位者・同僚や家族に細 ○利用者の最近の身体状況について上位者・同僚や家族に確 ○利用者の最近の身体状況について上位者・同僚や家族に十 部まで確実に確認し、常に適切に準備を行っていた 認し、おおむね適切に準備を行っていた 分確認していなかった ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった 利用者の最近の身体状況について上位者・同僚や家族に確 認し、これを踏まえてサービスの準備を行っている。 (3) ○申し送り・申し受け(引継ぎ)が適切にできていなかった ○不完全な引継ぎに基づくとみられる問題が何度かあった ○常にサービスの実施記録を迅速・確実に作成していた ○常に記載内容は必要事項を網羅していた サービスの実施記録を確実に作成し、周囲と情報を共有し ている。 (8) ○サービスの実施記録をおおむね適切に行っていた ○記入忘れや記入漏れなど特段の問題はなかった 施設介護サービス 7/13 ○サービスの実施記録の作成を忘れることが何度かあった ○記入忘れや記入漏れなどによる問題が何度かあった ○片付け、清掃、洗濯、翌日の準備等に関し、チームでの協力 があまりできていなかった ○業務に支障をきたしていた ○常にチームで協力し、片付け、清掃、洗濯、翌日の準備等が 適切にできていた ○仕事は迅速・確実であった 施設内でチームで協力して、片付け、清掃、洗濯、翌日の 準備等を行っている。 (7) ○チームで協力し、片付け、清掃、洗濯、翌日の準備等がおお むね適切にできていた ○業務上特段の支障はなかった ○おおむね、伝える必要があることを伝え、謙虚な姿勢で相手の ○常に、細部まで丁寧に伝え、謙虚な姿勢で相手の話を聞いて ○伝達漏れや姿勢に問題があることが何度かあった 話を聞いていた いた ○伝達漏れ等による問題が何度か発生した ○伝達漏れ等による問題は特段なかった 利用者や利用者家族に対し、伝える必要があることを漏れ なく伝え、謙虚な姿勢で相手の話を聞いている。 ○ケース・カンファレンス等のミーティングに参加して必要な情報 ○必ずケース・カンファレンス等のミーティングに参加し、様々な ○ケース・カンファレンス等のミーティングに参加しなかったり、参 を提供・共有していた 情報を提供・共有して自分なりの問題意識を伝えていた 加しても全く発言しないことが何度かあった ○おおむね他のスタッフと協力しながら介護サービスを実施して ○常に他のスタッフと協力しながら介護サービスを実施していた ○他のスタッフとの協力があまりできていなかった いた ○申し送り・申し受け(引継ぎ)をおおむね適切に行っていた ○不完全な引継ぎに基づくとみられる重大な問題はなかった ○利用者情報とサービスの実施手順について、十分確認してい なかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○挨拶や利用者とのコミュニケーションがあまりできていなかった (6) ケース・カンファレンス(サービス担当者会議)等のミー (5) ティングに参加して必要な情報を提供・共有するなど、他 のスタッフと協力しながら介護サービスを実施している。 ○常に申し送り・申し受け(引継ぎ)を適切に行っていた ○不完全な引継ぎに基づくとみられる問題はなかった ○服装、身嗜みについて、事業所で定められた基準を常に守っ ○服装・身嗜みについて、事業所で定められた基準をおおむね ○服装・身嗜みについて、事業所で定められた基準を守らないこ ていた 守っていた とが何度かあった 服装・身嗜みについて、事業所で定められた基準を守って いる。 (2) 利用者の状況や介護実施上の留意点について、他のケアス (4) タッフとの間で適切に申し受け・申し送りを行っている (仕事の引継ぎを適切に行っている)。 ○利用者情報とサービスの実施手順について、常に細部まで確 ○利用者情報とサービスの実施手順について確認していた 実に確認していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足に基づく問題行動はなかった 利用者情報とサービスの実施手順について、基本的事項を 確認している。 (1) ○挨拶や利用者とのコミュニケーションがおおむねできていた ○常に挨拶や利用者とのコミュニケーションに努めていた 入退所時に、利用者の家族とあいさつ等の基本的なコミュ ニケーションを行っている。 (7) ○利用者に対する配慮が不十分で不適切な言動が何度かあっ た ○常に利用者の緊張を解すような配慮を行っており、利用者をリ ○利用者の緊張を解すような配慮がおおむねできていた ラックスさせることができていた 入所の際、利用者に積極的に話しかけるなど、利用者の緊 張を解すよう気を配っている。 (6) ○利用者の安全、安心、安楽を損なうような言動が何度かあった ○利用者から苦情が寄せられた ○利用者の安全、安心、安楽に対し、常に細かな気配りができて ○利用者の安全、安心、安楽に対し、おおむね気配りができて いた いた ○利用者から信頼されていた ○入退所の際の介助が適切にできていなかった ○業務に支障をきたしていた ○持ち物管理が決められたとおりできていなかった ○貴重品の紛失など、管理上の問題が発生した ○必要な伝達・確認が行われないことが何度かあった ○伝達・確認漏れ等による問題が何度かあった ○利用者に関する基本情報をあまり理解していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった 利用者の出迎えや居室への案内の際、利用者の安全、安 心、安楽に気を配っている。 ○入退所の際の介助をおおむね適切に行っていた ○業務上特段の支障はなかった ○持ち物管理をおおむね的確に行っていた ○貴重品の紛失などの大きな問題はなかった ○必要な伝達・確認がおおむね適切にできていた ○伝達・確認漏れ等による大きな問題はなかった ○利用者に関する基本事項について、おおむね理解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった B 判定ガイドライン (5) ○常に入退所の際の介助を適切に行っていた ○持ち物管理を常に的確に行っていた ○貴重品の紛失など、管理上の問題はなかった 入退所の際に利用者の持参品、貴重品をチェックするな ど、持ち物管理を的確に行っている。 (3) 利用者の入退所の際に、降車、歩行、移動、移乗、靴の履 (4) き替え、着替え等、必要に応じて適切な介助を行ってい る。 ○常に必要な伝達・確認を適切に行っていた ○伝達・確認漏れ等による問題はなかった 入退所の際に本人に伝達すべき事項や確認すべき事項等を もれなく伝達・確認している。 ○利用者に関する基本事項について、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった A (2) 事前に、新規入所者の顔や名前、身体状況、介護上の注意 (1) 点など基本的な事項を確認している。 職 務 遂 行 の た め の 基 準 32 入浴介助 移動・移乗介助、体位変換 能力ユニット B 判定ガイドライン C ○常に、一部介助が必要な利用者について、車イス等への移乗 ○一部介助が必要な利用者について、車イス等への移乗をおお ○一部介助が必要な利用者について、車イス等への移乗におい を適切に行っていた むね適切に行っていた て、不適切な行動が何度かあった ○常に、利用者のペースに合わせて、歩行の介助を適切に行っ ○利用者のペースに合わせて、歩行の介助をおおむね適切に ていた 行っていた 一部介助が必要な利用者について、車イス等への移乗を適 切に行っている。 利用者のペースに合わせて、歩行の介助を適切に行ってい る。 (6) (7) 入浴・清拭後、利用者に体調変化等がないか確認するとと (9) もに、水分補給や利用者が湯冷めしないような配慮など、 適切に介助を実施している。 ○入浴後の浴槽および使用用具を、常に適切に後片付けしてい ○入浴後の浴槽および使用用具を、おおむね適切に後片付け ○入浴後の浴槽および使用用具を、適切に後片付けしていな た していた かった 石鹸・シャンプー等の物品の片付けや浴槽の蓋閉め、湯抜 きなど、入浴後の片付け、清掃を適切に行っている。 施設介護サービス 8/13 ○常に利用者に体調変化等がないか確認するとともに、水分補 ○利用者に体調変化等がないか確認するとともに、水分補給や ○利用者に体調変化等がないか十分確認せず、水分補給や利 給や利用者が湯冷めしないような配慮など、適切に介助を実施 利用者が湯冷めしないような配慮など、適切な介助がおおむね 用者が湯冷めしないような配慮など、適切な介助を実施していな していた できていた かった ○洗顔、洗髪、洗体、体拭き、髪乾かし等の基本的な介助につ いて、あまり適切に実施していなかった (8) ○洗顔、洗髪、洗体、体拭き、髪乾かし等の基本的な介助につ いて、おおむね適切に実施していた ○常に洗顔、洗髪、洗体、体拭き、髪乾かし等の基本的な介助 について、適切に実施していた 洗顔、洗髪、洗体、体拭き、髪乾かし等の基本的な介助に ついて、適切に実施している。 ○入浴・清拭中、利用者の安全や体調変化に十分な配慮ができ ていなかった ○報告漏れなど問題が何度か発生した (7) ○入浴・清拭中、転倒や利用者の体調変化の確認がおおむね 適切にできていた ○入浴中は、常に湯温やシャワーの温度、室温などを確認し、適 ○入浴中は、湯温やシャワーの温度、室温などを確認し、適正な ○入浴中、湯温やシャワーの温度、室温などを十分確認せず、 正な状態に保っていた 状態の保持がおおむねできていた 適正な状態に保持できないことが何度かあった ○入浴・清拭中、常に転倒や利用者の体調変化がないか確認 するとともに、状況に応じた対応ができていた 入浴中は、湯温やシャワーの温度、室温などを確認し、適 正な状態に保っている。 入浴・清拭中、利用者の安全(転倒等)に配慮するととも (6) に、体調変化等がないか確認し、異常を発見した場合には 報告する等必要に応じて適切な対応を行っている。 (5) ○更衣や入浴・清拭中、利用者のプライバシーへの配慮がおお ○更衣や入浴・清拭中、利用者のプライバシーにあまり配慮して ○更衣や入浴・清拭中、ドアやカーテンを閉めるなど、常に利用 むねできていた いなかった 者のプライバシーにも配慮していた ○特段の問題行動はなかった ○プライバシーに関する問題行動が何度かあった ○居室・浴室間の誘導や更衣介助をあまり適切に行っていな かった ○おおむね居室・浴室間の誘導や更衣介助を適切に行ってい た ○常に居室・浴室間の誘導や更衣介助を適切に行っていた (3) 居室・浴室間の誘導や更衣介助を適切に行っている。 更衣や入浴・清拭中、利用者のプライバシーに十分配慮し ている。 ○入浴介助の身支度を調え、入浴のための準備をほとんど行っ ていなかった ○業務に支障をきたしていた ○おおむね入浴介助の身支度を調え、入浴のための準備を適 切に行っていた ○常に入浴介助の身支度を調え、入浴のための準備を適切に 行っていた 入浴介助の身支度を調え、入浴のための準備を適切に行っ ている(例:入浴機器の安全確認、浴槽の清潔を確認し湯 (2) をためる、石鹸やシャンプー等入浴に必要な物品を確認す る、着替えやタオルを準備する、脱衣場の環境を整える 等)。 (4) ○常に、入浴の可否判断結果を確認し、利用者の入浴の意向や ○入浴の可否判断結果を確認し、利用者の意向や身体状況の ○入浴の可否判断結果や利用者の入浴の意向、身体状況の確 身体状況の確認を行っていた 確認をおおむね適切に行っていた 認をあまり行っていなかった ○問題があれば迅速に伝えていた ○確認漏れ等による大きな問題はなかった ○確認漏れ等による問題が何度か発生した 入浴の可否判断結果を確認し、利用者の入浴の意向や身体 状況の確認を行っている。 (1) ○福祉用具の安全確認がおおむね適切にできており、所定の場 ○移動で使用した福祉用具の安全確認が不十分だったり、所定 所に戻していた の場所に確実に戻していなかったことがあった ○常に移動で使用した福祉用具の安全確認を行い、所定の場 所に確実に戻していた 移動で使用した福祉用具の安全確認を行い、所定の場所に 確実に戻している。 ○必要な利用者には、おおむね適切に体位変換をおこなってい た ○必要な利用者に、適切な体位変換ができていなかった ○じょくそうなど利用者の様子を観察し、おおむね適切な対応を ○利用者の状況観察やその後の対応も不適切だった 行っていた ○歩行の介助において、不適切な行動が何度かあった ○利用者の状況に合わせた起居の介助をおおむね適切に行っ ○起居の介助において、不適切な行動が何度かあった ていた (9) ○必要な利用者には、常に適切な体位変換を行っていた ○利用者の様子を観察して、常に適切な対応を行っていた ○常に、全介助が必要な利用者について、車イス等への移乗を ○全介助が必要な利用者について、車イス等への移乗をおおむ ○全介助が必要な利用者について、車イス等への移乗におい 適切に行っていた ね適切に行っていた て、不適切な行動が何度かあった 全介助が必要な利用者について、車イス等への移乗を適切 に行っている。 (5) 必要な利用者には体位変換を行い、じょくそうなど観察を (8) して異常を発見した場合には報告する等適切な対応を行っ ている。 ○常に、利用者の状況に合わせた起居の介助を適切に行って いた 利用者の様子を確認し、利用者の状況に合わせて、無理な く、適切な方法で起居の介助を行っている。 (4) ○利用者への声かけや安全面での確認をあまり行っていなかっ た ○常に、介助の際、利用者への声かけや安全面での確認を行っ ○声かけや安全面での確認等をおおむね適切に行っていた ていた 介助の際、利用者への声かけや安全面での確認を確実に 行っている。 (3) ○移動ルートについて、あまり確認していなかった ○利用者の安全確保に関する問題が何度か発生していた ○移動ルートを確認し、利用者の安全確保をおおむね適切に ○常に移動ルートを確認し、利用者の安全確保を適切に行って 行っていた いた ○実務上特段の支障はなかった 移動ルートを確認し、利用者の安全確保を適切に行ってい る。 ○福祉用具の扱い方に関する基本的な知識について十分に理 ○福祉用具の扱い方に関する基本的な知識についておおむね ○福祉用具の扱い方に関する基本的な知識についての理解が 解し、常に点検・準備作業を確実に行っていた 理解し、点検・準備作業をおおむね問題なく行っていた 不十分で、点検・確認作業も不十分だった ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった A (2) 移動・移乗に必要な福祉用具(車イス、杖、補装具、歩行 (1) 器等)の扱い方に関する基本的な知識を有し、点検・準備 作業を確実に行っている。 職 務 遂 行 の た め の 基 準 33 排泄介助 食事介助 能力ユニット ○食事介助の際、常に利用者の食べたい順番や好み等につい ○食事介助の際、利用者の食べたい順番や好み等についての ○食事介助の際、利用者の食べたい順番や好み等について、あ て、声かけ・確認を行っていた 声かけ・確認がおおむねできていた まり声かけ・確認を行っていなかった ○食事の間、水分摂取が適正か気を配るなど、常に定められた ○食事の間、水分摂取が適正か気を配るなど、定められた事項 ○食事の間、水分摂取など定められた事項について十分に配慮 事項について配慮していた についての配慮がおおむねできていた していなかった ○常に利用者の体調変化、嚥下・咀嚼の状況に細心の注意で ○利用者の体調変化、嚥下・咀嚼の状況に気を配り、何か気づ ○食事介助の際、利用者の体調変化、嚥下・咀嚼の状況に十分 気を配り、何か気づいたときは速やかに関係者に報告・連絡・相 いたときは速やかに関係者に報告・連絡・相談していた に気を配らず、関係者への報告・連絡・相談も不十分であった 談していた ○伝達漏れ等による大きな問題はなかった ○伝達漏れ等による問題が何度か発生した ○問題があった場合には適切な一次対応を行っていた 利用者に食事をする場所へ移動してもらい、食べやすく安 全・安楽な姿勢にしている(例:ベッドをちょうど良い高 さにギャッジアップする、座位の安定を確認する、テーブ ルの高さを調整する等)。 食事介助の際、利用者の食べたい順番や好み等について、 声かけ・確認を行っている。 食事の間、水分摂取状況に気を配るなど、留意すべき事項 について配慮している。 (4) (5) (6) 食事介助の際、利用者の体調変化、嚥下・咀嚼の状況に気 (7) を配り、何か気づいたときは速やかに関係者に報告・連 絡・相談している。 ○誘導時に利用者に声かけを行わなかったり、不安全な誘導を 行ったりすることが何度かあった ○常に利用者に声かけしながら、安全にトイレに誘導していた ○排泄中の声かけや見守りにおいて、常に利用者のプライバ シーに配慮していた (3) 利用者に声かけしながら、安全にトイレに誘導している。 排泄中の声かけや見守りにおいて、利用者のプライバシー に配慮している。 オムツ交換やポータブルトイレの場合、使用したタオルや (8) 洗浄ボトル等の片付けやポータブルトイレの洗浄等を確実 に行っている。 排泄物の処理を適切に行っている(使用済のオムツやポー タブルトイレの排泄物の適切な処理等)。 ○常に使用したタオルや洗浄ボトル等の片付けや洗浄を迅速・ 確実に行っていた ○常に排泄物の処理を適切に行っていた ○排泄物の処理を決められた通り行っていなかった ○不適切な処理が問題となることがあった 施設介護サービス 9/13 ○使用したタオルや洗浄ボトル等の片付けや洗浄をおおむね適 ○使用したタオルや洗浄ボトル等の片付けや洗浄が不適切で、 切に行っていた 汚れが残る等の問題行動が何度かあった ○排泄物の処理をおおむね適切に行っていた ○特段の問題はなかった ○排泄後に陰部や臀部の洗浄・清拭を適切に行っていなかった ○不十分な洗浄・清拭が問題となることがあった ○排泄後に陰部や臀部の洗浄・清拭をおおむね適切に行って いた ○不十分な洗浄・清拭による問題は特段なかった ○常に排泄後に陰部や臀部の洗浄・清拭を適切に行っていた ○清浄・清拭時に利用者が不快にならないよう気を配っていた (6) 排泄後に陰部や臀部の洗浄・清拭を適切に行っている。 (7) ○排泄物の量や形状等を十分確認していなかった ○確認漏れ等による問題が何度かあった ○排泄物の量や形状等をおおむね確認していた ○確認漏れ等による大きな問題はなかった ○排泄物の量や形状等を常に確認していた ○問題に気づいた場合には迅速に関係者に伝えていた ○排泄中の声かけや見守りにおいて、利用者のプライバシーに ○排泄中の声かけや見守りにおいて、利用者のプライバシーに おおむね配慮していた あまり配慮していなかった ○特段の問題行動はなかった ○羞恥心やプライバシーに関する問題行動が何度かあった 排泄物の量や形状等から利用者の身体状況を確認し、異常 (5) を発見した場合には報告する等必要に応じて適切な対応を 行っている。 (4) ○排泄介助に際し、排泄のリズムやパターンを確認し、介助の内 ○排泄介助に際し、排泄のリズムやパターンの確認や、介助の ○排泄介助に際し、常に排泄のリズムやパターンの間隔を確認 容を伝えて利用者に同意を得ることがおおむねできていた 内容を伝えて利用者に同意を得ることがあまりできていなかった し、介助の内容を伝えて利用者の同意等をきちんと得ていた ○特段の問題行動はなかった ○確認漏れ等による問題が何度かあった 排泄介助に際し、排泄のリズムやパターンを確認し、介助 の内容を伝えて利用者の同意等をきちんと得ている。 (2) ○利用者への声かけ・誘導はおおむね適切であった ○常にオムツ、洗浄ボトル等の必要な物品を迅速かつ確実に準 ○オムツ、洗浄ボトル等の必要な物品の準備をおおむね確実に ○オムツ、洗浄ボトル等の必要な物品の準備ができていないこと 備していた 行っていた が何度かあった オムツ交換の場合、オムツ、洗浄ボトル等の必要な物品を 確実に準備している。 ○残った食事や食器・物品の片づけをおおむね適切に行ってい ○残った食事や食器・物品の片づけを適切に行っていなかった た (1) ○常に、残った食事や食器・物品の片づけを適切に行っていた ○常に利用者の摂取した食事・水分の量を確認し、正確・確実に ○利用者の摂取した食事・水分の量を確認し、必要事項を記録 ○利用者の摂取した食事・水分の量を十分確認してなかった 記録していた していた ○記載漏れや不正確な記載があった ○常に記載内容は必要事項を網羅していた ○記載内容はおおむね問題ないものであった 利用者の摂取した食事・水分の量を確認し、正確に記録し ている。 ○食事後のケア(例:利用者の口や手を拭く、口腔ケア等)をあま り適切に行っていなかった ○常に食事後のケア(例:利用者の口や手を拭く、口腔ケア等) ○食事後のケア(例:利用者の口や手を拭く、口腔ケア等)をお を適切に行っていた おむね適切に行っていた 食事後のケア(例:利用者の口や手を拭く、口腔ケア等) を適切に行っている。 (10) 残った食事や食器・物品の片づけを適切に行っている。 (9) (8) ○利用者に食事をする場所へ移動してもらい、常に適切に食べ ○利用者に食事をする場所へ移動してもらい、おおむね適切に ○利用者に食事をする場所へ移動してもらい、食べやすく安全・ やすく安全・安楽な姿勢にしていた 食べやすく安全・安楽な姿勢にしていた 安楽な姿勢にしていなかった 食形態、治療食、禁食および温度等を確認しながら配膳し ている。 (3) ○食形態、治療食、禁食および温度等を十分確認して配膳して いなかった ○配膳ミスが何回かあった ○食形態、治療食、禁食および温度等を常に確認しながら、適 切に配膳していた ○声を出して確認するなど、ミスを防ぐ工夫をしていた 必要な食器、自助具、タオル、エプロン、水分補給の道具 等について、清潔を確認したうえで準備している。 (2) ○食形態、治療食、禁食および温度等を確認しながら、おおむ ね適切に配膳していた ○特段の配膳ミスはなかった ○常に、必要な食器、自助具、タオル、エプロン、水分補給の道 ○必要な食器、自助具、タオル、エプロン、水分補給の道具等に ○必要な食器、自助具、タオル、エプロン、水分補給の道具等に 具等について、清潔を確認したうえで準備していた ついて、清潔を確認したうえでの準備がおおむねできていた ついて、清潔の確認など、適切な準備ができていなかった 体調、食欲など定められた項目について、その日の利用者 の身体状況を漏れなく確認している。 C ○定められた項目について、その日の利用者の身体状況をおお ○定められた項目について、その日の利用者の身体状況をあま むね漏れなく確認していた り確認していなかった ○確認漏れ等による重大な問題はなかった ○確認漏れ等による問題が何度か発生した B 判定ガイドライン (1) A ○定められた項目について、その日の利用者の身体状況を常 に、漏れなく確認していた ○確認漏れ等による問題はなかった 職 務 遂 行 の た め の 基 準 34 口腔ケア 更衣介助 能力ユニット ○常に必要な物品を確実に準備していた ○常に利用者に声かけを行いながら、無理のない姿勢でうがい ○利用者への声かけなど、おおむね適切に介助ができていた を促していた 液状歯磨き、お茶、ガーグルベース、コップ、バケツな ど、口腔ケアに必要な物品を確実に準備している。 自力でうがいができる利用者に対しては、声かけを行いな がら、自力でうがいを行ってもらっている。 (1) (2) 口腔内に異常がないか注意し、問題を発見した場合には速 やかに関係者に報告している。 義歯を用いている利用者については、利用者に声かけしな (5) がら義歯を外し、汚れ、破損等を確認したうえで、決めら れた手順で洗浄を行っている。 (4) ○自力でうがいができるにも関わらず過剰介護を行うなど、不適 切な行動が何度かあった ○準備漏れ等により、介助に支障をきたしていた ○定められた手順を守らないなど、不適切な行動が何度かあっ ○定められた手順に従い、おおむね適切に口腔ケアを行ってい た た ○不十分なケアなど問題行動が何度かあった ○必要な物品の準備がおおむねできていた ○常に利用者への声かけを適切に行っていた ○常に義歯の確認、洗浄等を手際よく確実に行っていた 施設介護サービス 10/13 ○利用者への声かけや義歯の確認、洗浄など、おおむね決めら ○利用者への声かけを行わなかったり、義歯の欠損を見落とす れた手順に沿って介助ができていた など、問題行動が何度かあった ○常に利用者の口腔内の状況について細心の注意を払い、何 ○利用者の口腔内の状況に気を配り、何か気づいたときは関係 ○利用者の口腔内の状況に十分に気を配らず、関係者への報 か気づいたときは速やかに関係者に報告・連絡・相談していた 者に報告・連絡・相談していた 告・連絡・相談も不十分であった ○問題があった場合には適切な一次対応を行っていた ○伝達漏れ等による大きな問題はなかった ○伝達漏れ等による問題が何度か発生した ○常に定められた手順に従って、手際よく確実に口腔ケアを 行っていた ○常に脱衣後の衣類は丁寧に折りたたみ、所定の場所に収納 するなど適切に取り扱っていた 脱衣後の衣類は丁寧に折りたたみ、所定の場所に収納する など適切に取り扱っている。 (4) うがいができない利用者については、専用物品等を用いて 口腔内を清潔に拭いている。 ○利用者の身体状況への気配りが不十分で、無理な姿勢で介 助することが何度かあった ○脱衣後の衣類は丁寧に折りたたみ、所定の場所に収納するな ○衣類の折りたたみや収納が適切にできていなかった どおおむね適切に取り扱っていた ○不適切な収納が問題となることが何度かあった ○更衣介助の際、常に利用者のプライバシーに配慮していた (3) C ○利用者に声かけしなかったりする場合が何度かあった ○更衣介助の際、利用者のプライバシーにおおむね配慮してい ○更衣介助の際、利用者のプライバシーにあまり配慮していな た かった ○特段の問題行動はなかった ○プライバシーに関する問題行動が何度かあった ○常に、利用者の身体状況に気を配り、無理のない姿勢で更衣 ○利用者の身体状況に気を配り、無理のない姿勢でおおむね を介助していた 適切に介助していた ○おおむね利用者への声かけができていた B 判定ガイドライン 更衣介助の際、利用者のプライバシーに配慮している (カーテンを閉める等)。 利用者の身体状況に気を配り、無理のない姿勢で更衣を介 助している。 ○常に利用者に声かけしていた A (3) (2) (1) 更衣介助に当たって、利用者に声かけを行っている。 職 務 遂 行 の た め の 基 準 35 看取り介護 レクリエーション、アクティビティ 能力ユニット ○常に、レクリエーション、アクティビティに必要な道具や物品を ○道具や物品の準備・調達はおおむね適切であった 迅速・確実に準備・調達していた ○外出を伴う場合には、常に天候を確認したうえで、持ち物、服 ○外出を伴う場合には、天候の確認や、持ち物、服装等の準備 ○十分天候を確認せず、持ち物、服装等の準備ができていない 装等、周到な準備を行っていた をおおむね適切に行っていた ことが何度かあった ○急な天候・気温の変化等にも的確に対応していた ○準備不足による大きな問題は発生しなかった ○準備不足による問題が何度か発生した ○常に、安全面に細心の注意を払いながらレクリエーション、アク ○安全面に特に気を配りながらレクリエーション、アクティビティを ○注意散漫や安全面への配慮が不十分なことが何度かあった ティビティを実施していた 実施していた ○配慮不足に基づくとみられる事故・トラブル等があった ○危険状態が生じる前に先手を打って対応していた ○配慮不足に基づく事故・トラブルは特段なかった レクリエーション、アクティビティの基本的な意義・目的 を理解し、自分なりのアイデアを提案している。 レクリエーション、アクティビティに必要な道具や物品を 準備・調達している。 外出を伴う場合には、天候を確認したうえで、持ち物、服 装等、適切な準備を行っている。 安全面に特に気を配りながらレクリエーション、アクティ ビティを実施している。 (1) (2) (3) (4) C ○常に、レクリエーション、アクティビティで使用した道具や物品 を、確実に後片付けしていた レクリエーション、アクティビティで使用した道具や物品 を、確実に後片付けしている。 (7) ○看取り介護の具体的方法をおおむね把握し、医師の指示のも ○看取り介護の具体的方法の把握が不十分で、尊厳への配慮 と、利用者の状況に応じて尊厳を守った対応がおおむねできて など対応も不十分であった いた ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○理解不足に基づく大きな問題行動はなかった ○常に看取り介護の具体的方法を把握し、医師の指示のもと、 利用者の状況に応じて尊厳を守った対応を行っていた ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○看取り期は日常生活の延長線上にあると捉え、常に日常ケア ○看取り期は日常生活の延長線上にあると捉え、日常ケアの充 ○看取り期の認識が不十分で、日常ケアを充実しようとする姿勢 の充実に取り組んでいた 実を図ろうとする姿勢がみられた がみられなかった ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく大きな問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○常に、利用者、その家族と共に残された時間を大切にし、コ ミュニケーションを図っていた ○利用者や家族から信頼されていた ○常に利用者やその家族の状況、気持ち等を理解し、正確な情 ○利用者やその家族の状況、気持ち等を理解し、情報共有がお ○利用者やその家族の状況、気持ち等を十分理解せず、情報 報を共有していた おむねできていた 共有が不十分であった ○理解不足による問題はなかった ○理解不足による大きな問題はなかった ○理解不足によるとみられる問題が何度かあった 看取り介護の具体的方法を把握し、医師の指示のもと、利 用者の状況に応じて尊厳を守った対応を行っている。 看取り期は日常生活の延長線上にあると捉え、日常ケアの 充実を図っている。 利用者、その家族と共に残された時間を大切にし、コミュ ニケーションを怠らないようにしている。 利用者やその家族の状況、気持ち等を理解し、正確な情報 を共有している。 (2) (3) (4) (5) 施設介護サービス 11/13 ○利用者、その家族と共に残された時間の大切さを十分認識せ ず、コミュニケーションも不十分であった ○施設における看取りに関する理念、方針および看取り期の医 ○施設における看取りに関する理念、方針および看取り期の医 ○施設における看取りに関する理念、方針および看取り期の医 療と介護の連携体制を十分理解していた 療と介護の連携体制をおおおむね理解していた 療と介護の連携体制をほとんど理解していなかった ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく大きな問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった 施設における看取りに関する理念、方針および看取り期の 医療と介護の連携体制を理解している。 (1) ○利用者、その家族と共に残された時間を大切にし、コミュニ ケーションをおおむね適切に行っていた ○常にレクリエーション、アクティビティ終了後、利用者の満足度 ○レクリエーション、アクティビティ終了後、自分なりに反省すべき ○レクリエーション、アクティビティ終了後の振り返りをあまり行っ や意見を聞くなど、常に反省すべき点を積極的に振り返っていた 点を振り返っていた ていなかった ○積極的に改善策を提案していた ○何らかの改善提案があった ○改善提案等もほとんどなかった レクリエーション、アクティビティ終了後、利用者の満足 度や意見を聞くなど、反省すべき点を振り返っている。 ○レクリエーション、アクティビティ終了後は、常に利用者の体調 ○利用者の体調変化の確認や水分補給など、終了後の配慮は ○体調変化の確認や水分補給など、レクリエーション、アクティビ に変化がないか確認するとともに、水分補給や休息を勧める等 適切であった ティ終了後の配慮を十分に行っていなかった の配慮を行っていた ○配慮不足による問題は特段なかった ○配慮不足による問題が何度か発生した ○問題があれば迅速かつ適切に対応していた (9) レクリエーション、アクティビティ終了後は、利用者の体 (8) 調に変化がないか確認するとともに、水分補給や休息を勧 める等の配慮を行っている。 ○声かけや盛り上げ役など、求められる役割を十分に果たしてい ○声かけや盛り上げ役など、レクリエーション、アクティビティの場 なかった において、おおむね求められる役割を果たしていた ○あまり熱意をもってレクリエーション、アクティビティに取り組ん でいなかった ○レクリエーション、アクティビティの実施において、常に声かけ や盛り上げ役を進んで引き受けていた ○常に真剣に熱意をもって取り組んでいた レクリエーション、アクティビティの実施において、声か けや盛り上げ役を進んで引き受けている。 (6) ○レクリエーション、アクティビティで使用した道具や物品の後片 ○レクリエーション、アクティビティで使用した道具や物品の後片 付けはおおむね適切であった 付けが不適切であった ○レクリエーション、アクティビティの実施において、常に利用者 ○レクリエーション、アクティビティの実施において、おおむね利 ○利用者間のコミュニケーションや関係性の構築にあまり配慮し 間のコミュニケーションや関係性の構築に配慮していた 用者間のコミュニケーションや関係性の構築に配慮していた ていなかった ○常に真剣に熱意をもって取り組んでいた レクリエーション、アクティビティの実施において、利用 (5) 者同士のコミュニケーションを図り、関係性を構築するよ う配慮している。 ○道具や物品の準備・調達を確実に行わないことが何度かあっ た ○レクリエーション、アクティビティの基本的な意義・目的を十分 理解せず、アイデアの提案もほとんどなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった B ○レクリエーション、アクティビティの基本的な意義・目的をおお むね理解し、何らかのアイデアを提案していた ○理解不足に基づく大きな問題行動はなかった ○レクリエーション、アクティビティの基本的な意義・目的を十分 理解し、自分なりのアイデアを積極的に提案していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった 判定ガイドライン A 職 務 遂 行 の た め の 基 準 36 施設内巡回、見守り 環境整備 認知症ケア 能力ユニット C ○情報共有が十分できていなかった ○情報が共有されないことによる問題が何度か発生した ○利用者の心身の状況について家族に情報提供するとともに、 家族からも日常生活についての聞き取りを行い、常に情報を共 ○情報共有がおおむねできていた 有していた ○情報が共有されないことによる問題は特段発生しなかった ○利用者や家族から信頼されていた ○レクリエーション、アクティビティにおいて、常に適切な言葉遣 ○レクリエーション、アクティビティにおいて、利用者の活動意欲 ○レクリエーション、アクティビティにおいて、利用者の活動意欲 いや励まし、働きかけを行い、利用者の活動意欲を引き出し高め を引き出し高める工夫をしていた を引き出し高めることに無関心であった るための積極的な工夫をしていた ○利用者のものの考え方や家族関係等についておおむね理解 ○利用者のものの考え方や家族関係等について十分理解せ ○利用者のものの考え方や家族関係等について十分理解し、他 し、他のスタッフと連携し、個別に必要なケアサービスについて検 ず、個別に必要なケアサービスについてもほとんど検討していな のスタッフと連携し、個別に必要なケアサービスについて常時検 討していた かった 討していた ○理解不足に基づく問題行動は特段なかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった 利用者の心身の状況について家族に情報提供するととも (5) に、家族からも日常生活についての聞き取りを行い、情報 を共有している。 レクリエーション、アクティビティにおいて、適切な言葉 (6) 遣いや励まし、働きかけを行い、利用者の活動意欲を引き 出し高める工夫をしている。 利用者のものの考え方や家族関係等について理解し、個別 に必要なケアサービスについて検討している。 ○常に施設内の清潔保持に気を配り、施設内の清掃を率先して ○清潔保持の意識をもって、施設内の清掃を決められた手順に ○清潔保持の意識が希薄で、清掃にも積極的な姿勢が見られな 行っていた 沿っておおむね適切に行っていた かった 施設内の清潔保持に気を配り、居室、食堂、トイレ等の清 掃を適切に行っている。 (2) ○事前に、巡回のタイミング、回数、巡回時のチェック事項等に ついて、細部まで確実に確認していた ○理解不足に基づく問題行動は全くなかった ○細心の注意を払い、細かいところまでチェックを怠らなかった ○チェック事項外のことについても確認していた 事前に巡回のタイミング、回数、巡回時のチェック事項等 を確認している。 決められたルートで施設内巡回を行い、チェック事項につ いて漏れなく確認している。 (1) (2) ○細心の注意を払い、些細な異変も見逃さず報告・連絡・相談し ○異変に気づいた場合には、速やかに関係者に報告・連絡・相 ○異変の報告・連絡・相談が遅れることがあった ていた 談していた ○異変を見落とすことがあった 利用者の不在、事故など異変に気づいた場合には、速やか に関係者に報告・連絡・相談している。 (4) 施設介護サービス 12/13 ○常に挨拶や利用者とのコミュニケーションに努めていた 巡回や見回りの際は、利用者と適宜コミュニケーションを 図っている。 ○挨拶や利用者とコミュニケーションがあまりできていなかった ○決められたルートを守らないことがあった ○チェック漏れが何度かあった (3) ○挨拶や利用者とのコミュニケーションがおおむねできていた ○決められたルートで巡回していた ○チェック事項について確認していた ○事前に、巡回のタイミング、回数、巡回時のチェック事項等に ついて、十分確認していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○常にリネン交換やベッド周りの整理整頓を手際よく確実に行っ ○リネン交換やベッド周りの整理整頓を決められた手順に沿って ○リネン交換やベッド周りの整理整頓が手順どおりできなかった ていた おおむね適切に行っていた り、完了までに長時間かかったりすることが何度かあった 施設のルールに則ってリネン交換を行い、ベッド周りの整 理・整頓を行うなど、室内の清潔を保っている。 (4) ○事前に、巡回のタイミング、回数、巡回時のチェック事項等に ついて確認していた ○理解不足に基づく問題行動は特段なかった ○常に洗濯・乾燥・収納を手際よく確実に行っていた 施設のルールに則って洗濯物の洗濯・乾燥を行い、たたん で所定の場所に確実に収納している。 (3) ○洗濯・乾燥・収納を決められた手順に沿っておおむね適切に ○洗濯・乾燥・収納が手順どおりできなかったり、完了までに長 行っていた 時間かかったりすることが何度かあった ○常に利用者の視点に立って、明るく、清潔に保つ事ができるよ ○他のスタッフとともに、施設内の装飾、レイアウトなど、おおむ う環境整備に真摯に取り組んでいた ね適切に環境整備が推進できていた 他のスタッフと連携し、施設内の装飾、レイアウト変更等 の環境整備を適切に行っている。 (1) (7) ○環境整備に対する意識が希薄で、利用者の視点を無視した不 適切な行動が何度かあった ○利用者の行動特性を十分把握せず、それに合わせた環境整 備への取組も不十分であった (4) ○利用者の行動特性を十分に把握し、他のスタッフと連携して、 ○利用者の行動特性をおおむね把握し、他のスタッフと連携し それに合わせた適切な環境整備に常時取り組んでいた て、それに合わせた環境を整備していた 利用者の行動特性を把握し、それに合わせた環境を整備し ている。 ○利用者の生活状況や行動障害についておおむね把握し、利 ○利用者の生活状況や行動障害について常に把握し、利用者 ○利用者の生活状況や行動障害について十分把握せず、見守 用者にあわせて見守りや確認、自立支援などおおむね適切な対 にあわせて見守りや確認、自立支援などの適切な対応をしてい りや確認、自立支援などの適切な対応をしていなかった 応をしていた た ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○理解不足に基づく大きな問題行動はなかった 利用者の生活状況や行動障害について把握し、利用者にあ (3) わせて見守りや確認、自立支援などの適切な対応をしてい る。 ○利用者個々の認知症の症状についておおむね把握し、おお ○利用者個々の認知症の症状について十分把握せず、利用者 むね利用者の自尊心を尊重して接していた を否定したり叱ったりすることが何度かあった ○理解不足に基づく大きな問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○認知症について医学的、心理的に十分理解せず、利用者の 尊厳を重んじた基本的な介護の方法についてあまり把握してい なかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○利用者個々の認知症の症状について十分に把握し、常に利 用者の自尊心を尊重して接していた 認知症について医学的、心理的に理解し、利用者の尊厳を 重んじた基本的な介護方法について把握している。 B 判定ガイドライン ○認知症について医学的、心理的におおむね理解し、利用者 ○認知症について医学的、心理的に十分に理解し、利用者の尊 の尊厳を重んじた基本的な介護方法についておおむね把握し 厳を重んじた基本的な介護方法について十分把握していた ていた ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく大きな問題行動はなかった A 利用者個々の認知症の症状について把握し、利用者に周辺 (2) 症状が見られたり事実の取り違え等があっても、否定した り叱ったりすることなく自尊心を尊重して接している。 (1) 職 務 遂 行 の た め の 基 準 37 利用者、家族への情報提供 サービスの向上・改善 能力ユニット 利用者に変化がないか観察し、異変に気づいたときは、速 (4) やかに上位者に報告したうえで、必要に即して家族に連絡 している。 利用者からの相談内容は上位者に報告し、必要に応じて関 係スタッフにも伝達するなど、情報を共有している。 ○細心の注意をもって利用者を観察し、常に異変を見逃さず報 ○利用者の観察やその報告がおおむね適切にできていた 告していた ○重要な異変が見落とされる等の問題は特段なかった ○利用者からの相談内容は、上位者に報告したうえで、常に周 囲と共有できていた ○自分なりの問題意識を含めて情報を伝達し、周囲と共有して いた ○利用者からの相談内容は、上位者に報告したうえで、おおむ ね周囲と情報共有ができていた ○重要情報が共有されないという問題は特段なかった ○利用者や家族との間におおむね良好な関係を構築できてい た ○親身に対応する姿勢を示していた 日頃から利用者や家族が気軽に相談しやすいような関係作 りに努力し、親身に対応する姿勢を示している。 (2) (3) ○パンフレット等を用いて、内容について正確かつ明快な説明を ○パンフレット等に書かれている事項について、適切な情報提供 ○パンフレット等を用いて、おおむね適切に情報提供を行ってい 行っていた ができていなかった た ○即答できない質問は上位者に確認するなど、利用者や家族の ○ピントはずれの回答をしたり、質問を受けても誠実に対応しな ○質問の趣旨に沿った情報提供をしていた 疑問を解消すべく最大限の努力をしていた かったりすることがあった 利用者や家族に対し、会社・法人のサービスに関するパン フレット等により、必要な情報提供を行っている。 (1) 施設介護サービス 13/13 ○利用者の異変を見落としたり、報告の遅れや失念等の問題行 動があった ○利用者からの相談内容をあまり周囲と共有していなかった ○重要な情報が上位者に報告されないというような問題があった ○利用者や家族との間に良好な関係が構築できていなかった ○利用者や家族から苦情を受けることがあった ○指示されても勉強していない様子であった ○指示されたことを習得できないことが何度かあった ○指示されたことを勉強し、ほぼ完全に習得していた ○指示されたこと以外であっても、主体的に習得に取り組んでい ○指示されたことを勉強し、おおむね習得できていた た 自己の介護サービスの質を高めるべく、指示を踏まえて勉 強し、着実に習得している。 (3) ○利用者や家族との間に非常に良好な関係を構築できていた ○利用者や家族から信頼されていた ○利用者情報についての報告・連絡・相談や周囲との連携があ まりできていなかった ○サービス向上に無頓着な様子であった ○利用者情報についての報告・連絡・相談を迅速・確実に行い、 ○利用者情報についての報告・連絡・相談を問題なく行い、周 常に周囲と連携していた 囲との連携がおおむねできていた ○サービスを向上させようという強い意欲が感じられた ○サービス向上を意識している様子がうかがわれた サービスの向上・改善に向けて、利用者情報の報告・連 絡・相談の徹底など、周囲と連携して取り組んでいる。 (2) C ○反省点を自分なりに整理し、上位者の指導・助言を仰いでい た ○仕事の振り返りができていなかった ○ヒヤリとした経験、ハッとした経験について、周囲と情報を共有 ○同じようなミスを何度も繰り返していた していた B 判定ガイドライン 実施した介護サービスについて振り返り、反省点を適切に 整理している。 (1) A ○ケア実施上の反省点を整理し、サービスの向上に活かすため の工夫をしていた ○ヒヤリとした経験やハッとした経験を活かし、同じことを繰り返さ ないよう工夫していた 職 務 遂 行 の た め の 基 準 38 Ⅱ 職務遂行のための基本的能力 ビジネスマナー(円滑に職務を 遂行するためにマナーの良い 対応を行う能力) 責任感(社会の一員としての自 覚を持って主体的に職務を遂 行する能力) 働く意識と取組(自らの職業意 識・勤労観を持ち職務に取り組 む能力) 能力ユニット ○ビジネスマナーの基本を理解していた ○知らないマナー・ルールは上司に確認していた 接遇時、訪問時などに基本的なビジネス・マナーを実践している。 (5) ○自分よりもお客様の都合を優先していた ○お客様に好印象、好感を得られるように工夫していた ○お客様の表情からどのような気持ちなのかを理解していた ○決められた角度でお辞儀をしていた ○イライラしているときでもお客様の前ではすぐに気持ちを切り替 ○正しい挨拶をしていた えられた ○正しい言葉遣いをしていた お客様に対し、礼儀正しい対応(お辞儀、挨拶、言葉遣い)をして いる。 (4) ○違和感のない敬語を遣っていた ○よどみなくしゃべっていた ○わかりやすいようにビジネス用語を取り入れていた ○時と場所に応じて、失礼にならないようにしていた ○丁寧に話していた ○わかりやすいように言い回しを工夫していた 状況に応じて適切な敬語の使い分けをしている。 ○目上の人に会釈していた ○会話中、来客中の場合は、声を出さず目で合図していた 職場の上位者や同僚などに対し、日常的な挨拶をきちんと行って いる。 (2) ○向上心に欠けていた ○指示されたことだけしかやろうとしなかった ○できるにもかかわらず指示された範囲内のことしかしなかった 相談・援助 1/7 ○上座・下座の区別がついていなかった ○お客様のご都合の確認を怠っていた ○訪問する際に日時の確認を怠っていた ○会釈、敬礼などお辞儀の区分がわかっていなかった ○時と場合に応じてどのようなお辞儀をしてよいかわかっていな かった ○お客様に対して友達言葉(ため口)になっていた ○敬語をよくわかっていなかった ○友達言葉(ため口)になっていることがあった ○職務にふさわしくない頭髪、ひげ、化粧、過度なアクセサリー 等が周囲に不快感を与えていた ○時と場所をわきまえない服装をして、周囲に違和感を与えてい た ○出勤時に上位者や同僚等に対し挨拶をしていた ○お客様か社員なのか区別ができていなかった ○帰宅時、上位者や同僚等に対し挨拶をしていた ○社員の顔と名前が一致せず、誰に挨拶してよいかわからな ○「おはようございます」「お先に失礼します」など、必要な挨拶を かった していた ○きちんとした挨拶がほとんどできていなかった ○職務に影響のない頭髪、化粧をしていた ○時と場所をわきまえた服装をしていた ○決められた制服・服装の着用を遵守していた (3) ○職務にふさわしい頭髪、化粧をしていた ○職務、時と場合にふさわしい服装をしていた 職場において、職務にふさわしい身だしなみを保っている。 ○内容/品質がよりよくなるように自分なりに工夫を加えていた 次の課題を見据えながら、手がけている仕事に全力で取り組んでい ○期日/納期までに完了するよう効率化をしていた る。 ○思いついたヒントをメモして次に活かしていた (5) (1) ○自分の仕事と受け止め責任感を持っていた ○関係を悪化させないように担当者に謝罪をしていた ○ミスを叱られた場合には素直に受け止めていた ○他人の失敗についても責任の一端があると認識していた ○失敗やミスをした原因を究明していた ○同じ失敗やミスをしないように対策を講じていた 自分が犯した失敗やミスについて、他人に責任を押し付けず自分 で受け止めている。 (4) ○仕事の手順・方法を確認していた ○期日/納期に合わせて仕事を進めていた ○必要に応じて途中経過を報告していた ○安請け合いをして、周囲に迷惑をかけていた ○最初はできると思っても、途中で投げ出していた ○困難な状況のまま放置していた ○困難な状況を認識し上位者に説明していた ○予め忙しさを念頭に入れてスケジュールを組んでいた ○難しい仕事でも自分なりに工夫/努力していた ○できない理由ではなくできる方法を考え、実行していた ○忙しければ優先度を考慮して順序を入れ替えていた 必要な手続や手間を省くことなく、決められた手順どおり仕事を進 めている。 (3) ○「私たちは実習中だから責任はない」という態度だった ○指示内容・指導内容の確認を怠っていた ○同じ失敗やミスを何度も繰り返していた ○約束事を忘れたことがあった ○期日/納期に遅れることがあった ○内容/品質が約束事と異なる結果となることがあった ○約束事を誠実に守るようにしていた ○約束事を忘れないようにメモしていた ○遅れそうなときは早めに連絡していた ○短時間で簡単に終了する仕事を優先していた ○難しい仕事は避けていた ○わからないことはわからないままにしていた ○完了できるようにスケジュールを組んでいた 上司・先輩の上位者や同僚、お客様などとの約束事は誠実に守っ ○突発的な変更にも柔軟に対応していた ている。 ○先方の都合を確認していた (2) 一旦引き受けたことは途中で投げ出さずに、最後までやり遂げてい ○最後まで絶対にやり抜く意思を持っていた る。 ○仕事が定時に終わりそうになければ早めに報告していた (1) ○与えられた仕事はきちんとやる気持ちを持っていた ○自分ができるかどうかおおよその判断をしていた ○自分なりの努力や工夫をしていた ○いつもお客様の満足度が大事と考えていた ○お客様からのクレームは他人任せにしていた ○お客様の要望やクレームは上司に相談し、適切に対応してい ○お客様の満足や期待など考えたことがなかった た ○お客様の要望やクレームにまったく応えていなかった ○お客様の満足度を確認していた ○お客様の満足のため日々工夫していた ○お客様の要望やクレームは速やかに上司に報告していた お客様に納得・満足していただけるよう仕事に取り組んでいる。 (5) ○仕事に興味もなく漫然と過ごしていた ○仕事をやらされていると考えていた ○目的意識を持って仕事に就いていた ○仕事のことを積極的に考えていた ○仕事をする目的、キャリア形成を考えていた ○仕事に対する問題意識を持っていた ○仕事を通して人に役立つことを考えていた 仕事に対する自身の目的意識や思いを持って取り組んでいる。 (4) ○指図されることに反発することがあった ○指示を守らなくてもあまり気に留めなかった ○指示内容を確認・明確化していた ○業務指示に素直に従っていた ○完了の報告をしていた ○途中経過を報告していた ○指示通りやってみて気づいた問題意識を意見具申していた ○無断欠勤や遅刻することがあった ○夜更かしなど生活リズムが不規則だった ○自分が遅刻すると周囲に迷惑がかかることを理解していなかっ た ○「必ず5分前到着」など自らルールを決めていた ○交通トラブルなど遅れそうなときは必ず一報を入れていた ○生活リズムを調え健康管理に配慮していた 上司・先輩などからの業務指示・命令の内容を理解して従ってい る。 ○時間や場所に間に合うように準備をしていた ○周囲の模範となっていた 出勤時間、約束時間などの定刻前に到着している。 (2) ○職場のルールが良く分かっていなかった ○ルールを破ることに抵抗感が無かった C ○日常業務でやってはいけないことを理解していた ○ルール等に不明点がある場合には上司等に必ず確認してい た ○どう対応したらよいか迷ったときは、周囲に相談していた B 判定ガイドライン (3) ○ルール、法令の概要及びその理由について理解していた ○実態に即してルールの見直しを提案していた 法令や職場のルール、慣行などを遵守している。 A (1) 職 務 遂 行 の た め の 基 準 A:常にできている B:大体できている C:評価しない 判定目安表(評価ガイドライン)『相談・援助』 39 考える力(向上心・探求心を 持って課題を発見しながら職務 を遂行する能力) チャレンジ意欲(行動力・実行 力を発揮して職務を遂行する 能力) チームワーク(協調性を発揮し て職務を遂行する能力) コミュニケーション(適切な自己 表現・双方向の意思疎通を図 る能力) 能力ユニット ○相手の話す内容や言い分を積極的に傾聴していた ○同僚に共通する仕事の内容確認や情報交換を行っていた ○考えや意見が異なる場合も、自分の意見や考えを伝えていた ○勤務時間後や休憩時間にコミュニケーションをとっていた ○必要に応じてコミュニケーションを深めていた ○タイプが異なる同僚とも支障なく仕事をしていた ○自分の考えを押し付けず、他社の個性を尊重していた 苦手な同僚、考え方の異なる同僚であっても、協力して仕事を進め ○ソリが合わない同僚であっても仕事を進めていた ている。 ○タイプの異なる同僚から自分も学び取ろうとしていた (4) ○同僚に対して不信感があり、結果的に信頼も得られていなかっ た ○積極的に話しかけたりせず、同僚とのコミュニケーションが不足 していた ○相手を考慮せず横柄な態度をとっていた ○乱暴な言葉遣いをしていた ○相手の話し/言い分を聞いていなかった ○何を話しているかわからないことがあった ○相手の理解度を考慮せず一方的に話していた ○よいと思っていても促されないと発言しなかった ○上位者への提案をためらうことが多かった ○他者のミスを非難していた ○情報を連絡しなかった ○気の合う同僚とだけ仲良しグループを作っていた ○特定の同僚としか口をきかなかった ○周囲を気にかけず、自分のやりたいようにやっていた ○自分の意見と合わない同僚は無視していた ○同僚に無駄話をもちかけるなど、仕事の邪魔をしていた ○同僚・後輩の能力を信用していなかった ○自分の思うようにならないとイライラしていた ○すみやかに問題やトラブルを上司や同僚に連絡していた ○マニュアルに書いてあることは、その場で対応していた 不意の問題やトラブルが発生したときに、解決するための対応を とっている。 (5) 相談・援助 2/7 ○直接担当する仕事でない場合は、特に何もしなかった ○簡単な頼みごとも断っていた ○上手くいかないときは諦めていた ○遅れが生じて周囲に迷惑をかけていた ○問題となっていることを、上司などに報告していた ○うまくいかないときは、仕事の手順をチェックしていた 上手くいかない仕事に対しても、原因をつきとめ、再チャレンジして ○問題の原因を見いだして上司に相談していた いる。 ○問題の解決方法を検討していた (4) ○緊急の対応をとって、すみやかに上司などに報告していた ○お客様第一に考えた行動をとっていた ○一旦、工夫や改善をしたら、その結果を点検しなかった ○やりにくいままやり続けていた ○特に準備は行わず、それまでの仕事と同じように対処していた ○途中で停滞ややり直しが生じていた ○改善できたことは、周囲の人の意見を聞いて、検証していた 仕事について工夫や改善を行った内容を再度点検して、さらによい ○もっといい方法はないかと、再度点検していた ○仕事の改善について、定期的に、周囲の人と相談や打ち合わ ものにしている。 ○よさそうだと思ったことは、試しにやってみていた せしていた ○作業を洗い出して、取り掛かる順番を整理していた ○どんな作業が必要となるか、洗い出していた ○取り掛かる前に、必要な人材、物、費用などを考え、上司に相 ○自分だけでできそうか考えて、周囲の人に相談していた 談していた ○手近なことから処理していた ○複数の仕事や依頼を受けたら、楽なことからしていた (3) 新しいことに取り組むときには、手順や必要なことを洗い出してい る。 ○作業を依頼されたときは、効率的に行えるよう考えていた 作業や依頼されたことに対して、完成までの見通しを立てて、とりか ○作業を依頼されたときは、期限を確認していた ○複数の仕事や依頼を受けたときは、それぞれの日程を調整し かっている。 ○複数の仕事が重なるときは上司などに相談していた ていた (1) (2) ○将来どうしたいか目的をもっていた ○将来どうしたいのか全く考えていなかった ○資格取得や技能習得を目指して何らかの勉強を開始していた ○自己啓発に無関心で漫然と過ごしていた 新しい仕事に挑戦するため、資格取得や自己啓発などに取り組ん ○計画的に自己啓発に取り組んでいた でいる。 ○自分の仕事に関連する資格取得に取り組んでいた (5) ○仕事を選り好みした ○自分の興味・関心が無い仕事は頼まれても断った ○仕事を選り好みせずやっていた ○興味・関心がある仕事はその旨をアピールしていた ○経験のない仕事であってもチャレンジしていた ○自ら積極的にアピールしていた 未経験の仕事や難しい仕事でも「やらせてほしい」と自ら申し出てい ○新しい仕事を経験させてもらえるよう依頼していた る。 ○苦手な仕事を無くすよう取り組んでいた ○よいと思っていても促されないと発言しなかった ○上位者への提案に気後れやためらいがあった (4) ○時々、上司に提案を行うことがあった ○問題があると感じることはきちんと報告していた よいと思ったことはどんどん上位者に意見を述べている。 (3) ○問題の指摘ではなく「こうしたらよいのではないか」という提案 を行っていた ○既存のルールやマニュアル等に前向きな意見を述べていた ○上司やお客様の考えに基づいた対応ができていた ○気づいたことは上司や同僚に確認して行動していた ○マニュアルにないことはやらなかった ○自分の仕事の範囲外であっても必要に気づいたら報告してい ○マニュアル違反、ルール違反に気づいたらすぐに正しい行動 ○上司からの指示がないと動かなかった た をとっていた ○自分の担当外のことには関心が無かった ○マニュアルに違反しない範囲で自分なりのやり方を工夫してい 仕事を効率的に進められるように、作業の工夫や改善に取り組んで ○マニュアルを厳守していた た いる。 ○認められた範囲で効率的に仕事を進める工夫をしていた ○改善提案を積極的に行っていた (1) 必要性に気づいたら、人に指摘される前に行動に移している。 職場の新人や下位者に対して業務指導や仕事のノウハウ提供をし ○仕事が遅れている同僚に声をかけていた ている。 ○仕事のコツや勘を新人に伝授していた (5) ○新人に対しわかることはアドバイスをしていた ○仕事の情報は同僚に連絡していた ○周囲の人が何をやっているか確認していた ○周囲の仕事に悪影響を及ぼすような行為は控えていた ○同僚・後輩の能力を信頼していた ○自分と同僚・後輩との役割分担をしていた ○チームの中心として、メンバーをとりまとめていた ○チームメンバーに声をかけ雰囲気を盛り上げていた チームプレーを行う際には、仲間と仕事や役割を分担して協同で取 ○仕事の分担を工夫していた り組んでいる。 ○一緒に仕事をする同僚・後輩をリードしていた 周囲の同僚の立場や状況を考えながら、チームプレーを行ってい る。 (2) C ○聞かれるまで何もしていなかった ○上位者に報告を怠っていた ○上位者・同僚への連絡を怠っていた ○出社時、帰宅時に挨拶をしていた 苦手な上司や同僚とも、仕事上支障がないよう、必要な関係を保っ ○相手の話をよく聞く機会を設けていた ○嫌いな上司や同僚との接触を避けていた ○仕事の内容、進捗を連絡していた ている。 ○相手を上辺だけで判断せず、よいところも理解しようとしていた ○必要最低限の連絡・会話しか取っていなかった ○必要に応じて報告するとともに、問題点を早めに相談していた ○頼まれても「それは自分の仕事ではないから」という態度をとっ ○気づいた場合には仕事を手伝っていた ○依頼されれば快く仕事を手伝っていた ていた 余裕がある場合には、周囲の忙しそうな人の仕事を手伝っている。 ○仕事に不慣れな同僚を積極的に手伝っていた ○マニュアルに定められた他者フォローをきちんと行っていた ○自分の仕事をきちんとやっていれば他者を手伝わなくても批 判される筋合いは無いと考えていた 職場の同僚等と本音で話し合える人間関係を構築している。 ○どのような相手でも、適切な態度、言葉遣いをしていた ○相手の要望とこちらの要望をすり合わせていた (3) (2) (1) (5) (4) B 判定ガイドライン ○定期的に連絡するためスケジュールを設定していた ○伝達事項を漏れなく連絡していた ○内容を整理してわかりやすく報告していた ○上位者に対してタイミングよく報告していた ○内容に応じて、口頭か文書か、メモか報告書か、使い分けて報 ○必要性を感じたら遅滞なく相談して問題解決を図っていた 告していた ○事前に要点を整理していた ○言いたいことを整理してから話していた ○必要に応じて内容のメモを渡していた ○必要に応じてメモを作成していた ○相手の表情、頷き、相槌を確認しながら説明していた A 相手の心情に配慮し、適切な態度や言葉遣い、姿勢で依頼や折衝 ○相手の身になって接していた をしている。 ○相手が困っている場合、できる範囲で協力していた 自分の意見や主張を筋道立てて相手に説明している。 (2) (3) 上司・先輩などの上位者に対し、正確にホウレンソウ(報告・連絡・ 相談)をしている。 (1) 職 務 遂 行 の た め の 基 準 40 関係者との連携・関係構築 企業倫理とコンプライアンス PCの基本操作 ビジネス知識の習得 能力ユニット B 判定ガイドライン ○忙しいときなど非協力的な姿勢を示す場合が多かった ○自分の担当外であっても非常に誠実・丁寧に対応していた ○自分から進んで行動を起こし、人脈の拡大に積極的に取り組 ○可能な範囲で会合等に参加し、人脈拡大に取り組んでいた んでいた ○誘われれば断ることなく参加していた 担当職務と直接関係しない依頼であっても誠実に対応している。 人的ネットワークを積極的に広げ、周囲に溶け込んでいる。 (2) (3) 相談・援助 3/7 ○人と交わるのに後ろ向きで、人脈拡大に無関心だった ○丁寧な態度で依頼に対応しており、特段の注意や指導を要さ なかった ○自分に関係ないことには無関心で非協力的だった ○余力がないときは時間をずらすなど丁寧に対応していた ○快い態度で接し、できるだけ要請に応えるよう努めていた 周囲から質問や助力を求められた場合には快い態度で対応してい ○余力がある範囲内で最大限の助力を惜しまなかった る。 (1) ○重要情報を職場で公然と話題にすることがあり、注意や指導が 必要だった ○秘密保持の必要性を理解していなかった ○備品の私用など不適切な行動が散見され、注意が必要だった 担当職務の遂行において従うべき法令上の要請事項を理解し、必 ○法令やルールを周囲に説明できる程度まで理解しており、全く ○職務上の禁止事項や法令による要請を守っており、特段の注 ○時々ルール違反が散見され、要注意だった ずこれを守っている。 問題がなかった 意や指導を要さなかった ○情報の取扱いに注意し、不適切な行動はほとんど見られな かった ○公私の区別を理解し、不適切な行動はほとんど見られなかっ た (3) ○公私の区別をきちんとつけており、全く問題がなかった ○メール文書作成やインターネットによる情報検索に時間がかか ることが多かった ○操作スキルが未熟でぎこちなかった ○情報の取扱いに細心の注意を払っており、全く問題がなかっ 業務上知りえた秘密や情報を正当な理由なく他に開示したり盗用し た たりしない。 ○秘密保持の理由を正確に理解していた 日常の職務行動において公私の区別をきちんとつけている。 (1) ○電子メールの様々な機能を使いこなし、スピーディに操作して いた ○支障なく使っており、特段の注意や指導を要さなかった ○インターネットを使った情報検索がスピーディだった ○簡単な作表や計算であっても時間がかかったりミスが多かった りした (2) 電子メールやインターネットを使った情報検索を支障なく行ってい る。 ○表計算ソフトを用いて基本的な作表やグラフ作成、計算等を 支障なく行っていた ○様々な機能を使いこなし、スピーディにワープロソフトを操作し ○ワープロソフトを用いて文字入力や書式調整など基本的操作 ○簡単な文字入力であっても時間がかかったりミスが多かったり ていた を支障なく行っていた した ○文書のスタイルやフォント等まで意識して文書作成していた ○様々な機能を使いこなし、スピーディに表計算ソフトを操作し 表計算ソフトを用いて基本的な作表やグラフ作成を的確に行ってい ていた る。 ○グラフ作成機能や関数機能等も効果的に使いこなしていた (3) (2) ワープロソフトを用いて基本的な文書を的確に作成している。 ○経営理念や社是・社訓を理解し、これに反するような行動はほ ○社是・社訓を知らない、あるいは、知っていてもこれに反する行 とんど見られなかった 動が散見され、要注意だった 会社の経営理念や社是・社訓等の内容を理解し、可能な範囲で実 ○社是・社訓等を理解し、自らも日常的に実践していた 践している。 (3) (1) ○自社ビジネスや会社組織をおおむね理解しており、特段の注 ○基本的なことも理解していないことがあり、逐一指導が必要 意や指導を要さなかった だった ○会社案内に書いてある程度のことは理解していた 会社の事業領域や組織形態や組織構造について概要を理解して ○細かいところまで理解していた いる。 ○新しく入ってきた派遣社員等に概要を説明できていた ○一般常識に属するようなことを知らないことが多く、会話に参加 できていなかった ○新聞やテレビのニュースをほとんど見ていなかった C (2) (1) A ○話題が広く、幅広い問題について知っていた 政治経済動向、一般常識などの基本的事項や関係するビジネス分 ○新聞を毎日読んでいた ○職場の会話に支障なく参加できていた 野の知識の習得に取り組んでいる 。 ○関係するビジネス分野の資格試験(例えば日商簿記検定、ビ ○新聞に目を通したりテレビのニュースを見たりしていた ジネス・キャリア検定制度等)の受験にも積極的だった 職 務 遂 行 の た め の 基 準 A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す Ⅲ 技能・技術に関する能力 (1)基本的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) 41 顧客満足の推進 顧客・取引先との折衝 改善・効率化 成果の追求 能力ユニット B 判定ガイドライン C ○整理・整頓はおおむね良好で、特段の注意や指導を要さな かった ○同じ間違いを繰り返さないよう努力している姿勢が見られ、特 段の注意や指導を要さなかった ○改善しようとする姿勢が見られ、特段の注意や指導を要さな かった ○説明事項を漏れなく正確に伝えており、大きな問題はなかった 書類や机上の整理・整頓・清掃など、効率的に仕事を進めるための ○常に整理・整頓が行き届いており、全く問題がなかった 環境を整えている。 一度ミスした事項については、同じ間違いを繰り返さないよう注意し ○同じミスを繰り返すことは殆どなかった ている。 自分の裁量の範囲内で工夫しながら仕事を行い、何らかの改善を ○具体的な改善や提案が一つ以上あった 試みている。 説明すべき事項を漏れなく簡潔に伝えている。 (1) (2) (3) (1) ○要望されたことを抱え込んだり失念したりすることが度々あった ○要望は速やかに上司等に伝え、特段の注意や指導を要さな かった 挨拶を含めて明るい声と表情でお客様と接している。 (1) 自分の接客態度が自社への信頼や満足を大きく左右することを理 ○お客様に満足していただくことを最優先して日々取り組んでお ○おおむね良好で、特段の注意や指導を要さなかった 解し、細心の注意でお客様と接している。 り、模範的であった (3) ○お客様要望に非常にスピーディに行動し、模範的であった お客様からの要望を速やかに返答や行動に移している。 (2) 相談・援助 4/7 ○不用意な行動でお客様を怒らせることがあった ○気分にムラがあり、明るい態度で接することができないことが 度々あった ○挨拶・表情ともおおむね良好で、特段の注意や指導を要さな かった TPOに応じて適切な態度とメリハリのある言葉遣いで折衝や打合せ ○マナーをまもり、かつ、自信溢れる態度で折衝を行っていた を行っている。 (3) ○周囲からも評価されるなど、模範となっていた ○おおむね適正な態度・言葉遣いで折衝を行い、特段の注意や ○マナーが不適切だったり、自信のない態度で説得力に欠ける 指導を要さなかった ことが多かった 相手に説明する際は、事実と意見を区別して伝えている。 ○事実と意見の境目が不明で事実関係が相手に伝わってないこ とが度々あった ○伝えたいことが整理されておらず、支離滅裂な説明が度々 あった ○自ら改善しようという姿勢がほとんど見られなかった ○二度以上同じミスを繰り返すことが複数回あった ○整理整頓が苦手で、書類等が散乱していた ○優先度の高い仕事を後回しにすることがあり、優先順位の判 断が不適切な場合が多かった (2) ○事実を正確に伝え、それに関する自分の意見を明快に示して ○おおむね良好で、特段の注意や指導を要さなかった いた ○正確・簡潔でポイントをとらえた説明であった ○優先順位の判断はおおむね妥当だった ○判断に迷ったときは上位者に相談していた 二つ以上の仕事を抱えている場合、職責を果たすためにまずは何 ○仕事の重要度、緊急度をきちんと確認していた をすべきか適切に判断している。 ○何をすべきか自分自身で考えようとする姿勢がみられた (3) ○決められた提出物等はほぼ期限を守っており、特段の注意や ○失念したり期限を守れないことが時々あり、注意を要した 指導を要さなかった 報告書など必要な提出物は期限内に怠りなく提出している。 ○失念することは一度もなく十分な余裕をもって提出していた ○内容についても丁寧な仕上がりだった 困難な状況に直面しても真摯かつ誠実な態度で仕事に取り組んで ○多忙期や困難に直面してもやる気を切らすことがなく、常に真 ○真剣な態度で仕事に取り組んでおり、特段の注意や指導を要 ○困難な状況になるとすぐに投げ出したり力を抜いたりし、時折 いる。 摯かつ誠実に取り組んでいた さなかった 注意が必要だった A (2) (1) 職 務 遂 行 の た め の 基 準 42 相談・援助スタッフとしての基本 的な心構え 介護事業に関する基本事項の 習得 能力ユニット ○介護保険制度の概要について、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった A ○施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書の 内容について、基本事項をおおむね理解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○介護保険制度の概要について、基本事項をおおむね理解し ていた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった B 判定ガイドライン ○施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書の 内容について、あまり理解していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○介護保険制度の概要について、あまり理解していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった C ○おおむね相談・援助スタッフに求められる職業倫理(守秘義 相談・援助スタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人権 ○常に相談・援助スタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人 務、人権擁護、個人情報保護等)に即して行動していた 擁護、個人情報保護等)に即して行動している。 権擁護、個人情報保護等)に即して行動していた ○職業倫理に反するような問題行動は特段なかった (2) ○おおむね利用者とのコミュニケーションがとれていた ○コミュニケーション不足に基づく重大な問題はなかった 利用者とのふれあいを大切にし、信頼関係を構築すべくコ ミュニケーションに努めている。 ○チームの一員としての自覚を十分にもち、常に他のスタッフと 他のスタッフと連携し、チームの一員としての自覚をもって 連携して仕事を行っていた 相談・援助を実施している。 ○他のスタッフからも信頼されていた (9) (10) (11) 熱意と責任感をもって相談・援助を実施している。 ○各職種の役割分担について、おおむね理解していた ○役割を逸脱するような重大な問題行動はなかった 施設内の各職種の役割分担について正しく理解したうえで、 ○各職種の役割分担について十分理解していた サービスを実施している。 ○役割を逸脱するような行動はなかった (8) ○常に熱意と責任感をもって相談・援助を実施していた ○周囲からも信頼されていた ○常に利用者とのコミュニケーションに努めていた ○利用者から信頼されていた ○認知症ケアや障害者ケアについて、あまり理解していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○認知症ケアや障害者ケアについて、基本事項をおおむね理 解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった 認知症ケアや障害者ケアなど様々な介護サービスについて、 ○認知症ケアや障害者ケアについて、十分に理解していた 基本事項を理解している。 ○理解不足に基づく問題行動はなかった (7) ○おおむね熱意と責任感をもって相談・援助を行っていた ○無気力・無責任な行動は特段なかった 相談・援助 5/7 ○熱意と責任感があまり感じられなかった ○無気力・無責任な行動が何度かあった ○チームの一員として、おおむね他のスタッフとの連携プレーが ○チームの一員としての自覚が不十分で、他のスタッフとの連係 できていた プレーがあまりできていなかった ○チームワークを阻害するような重大な問題行動はなかった ○チームワークを阻害するような問題行動が何度かあった ○あまり利用者とコミュニケーションをとっていなかった ○コミュニケーション不足に基づくとみられる問題が何度か発生 した ○各職種の役割分担について、理解が不十分だった ○相談・援助スタッフが行ってはならないことをするなど、理解不 足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○あまり受容、共感、傾聴、感謝の姿勢をもって介護を行ってい なかった ○自分の考えの押し付けや独善的な行動など問題行動が何度 かあった ○おおむね、介護予防の考え方について理解し、個別介護計画 ○介護予防の考え方について、あまり理解していなかった を理解したうえで相談・援助を行っていた ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○おおむね受容、共感、傾聴、感謝の姿勢をもって介護ができ 受容、共感、傾聴、感謝の心構えをもってケアに取り組んで ○常に受容、共感、傾聴、感謝の姿勢をもって介護ができていた ていた いる。 ○これらに反するような重大な問題行動はなかった 介護予防の考え方を理解し、個別介護計画を理解してサービ ○介護予防の考え方について十分理解し、個別介護計画を理 スを実施している。 解したうえで相談・援助を行っていた (6) (5) ○利用者が楽しい、素敵と思うようなプログラムや活動を提案した 利用者の毎日の生活を活気付けることを意識して相談・援助 り、日常会話が不足している利用者に積極的に言葉かけを行う ○利用者に配慮しながら、積極的な言葉かけなど、利用者の活 ○利用者の関心に無頓着であった を行っている。 など、常に利用者の活気付けに配慮して相談・援助を行ってい 気付けがおおむねできていた ○利用者を子ども扱いするなど、不適切な行動が何度かあった た (4) ○サービスの前後に利用者の意向を確認したり過剰な対応を行 ○利用者の自立支援の重要性についてあまり理解していなかっ わないなど、おおむね利用者の自立支援を行うという意識で相 た 談・援助を行っているようにみられた ○自立支援を妨げるような問題行動が何度かあった ○自立支援を妨げるような重大な問題行動はなかった 利用者の自立支援を行うという意識をもって相談・援助を 行っている。 (3) ○利用者の自立支援の重要性について十分理解していた ○サービスの前後に利用者の意向を確認したり過剰な対応を行 わないなど、常に利用者の自立支援を意識しながら相談・援助を 行っていた ○利用者に恩着せがましい態度はとらない、利用者のプライドに 全ての利用者に尊敬の念をもって接するなど、日頃から利用 ○利用者に恩着せがましい態度はとらない、利用者のプライドに 配慮するなど、おおむね利用者の尊厳を重んじながら接してい ○あまり利用者の尊厳を重んじているようにみられなかった 者の尊厳を重んじながら接している。 配慮するなど、常に利用者の尊厳を重んじながら接していた た ○利用者の尊厳を軽んじるような問題行動が何度かあった ○利用者の尊厳を軽んじるような重大な問題行動はなかった (1) ○相談・援助スタッフに求められる職業倫理(守秘義務、人権擁 護、個人情報保護等)に反する行動が何度かあった ○施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組 ○施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組 ○施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組 施設の組織構造、各部門の機能、スタッフの役割分担など、組織に 織に関する基本事項について、十分に理解していた 織に関する基本事項について、おおむね理解していた 織に関する基本事項について、あまり理解していなかった 関する基本事項を理解している。 ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった (5) ○施設の理念、方針、行動規範等について、十分に理解してい ○施設の理念、方針、行動規範等について、おおむね理解して ○施設の理念、方針、行動規範等について、あまり理解していな た いた かった ○理念・方針・行動規範等に常に従っていた ○理念・方針・行動規範に反する問題行動は特段なかった ○理念・方針・行動規範に反する行動が何度かあった ○要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用に ○要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用に ○要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用に 要支援・要介護認定からケアプランの作成、サービスの利用 至るまでの一連の流れについて、基本事項をおおむね理解して 至るまでの一連の流れについて、十分に理解していた 至るまでの一連の流れについて、あまり理解していなかった に至るまでの一連の流れを正しく理解している。 いた ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書の 施設介護サービスの運営規定、重要事項説明書、契約書等の 内容について、十分に理解していた 内容を理解している。 ○理解不足に基づく問題行動はなかった (4) 施設の理念、方針、行動規範等を正しく理解している。 (3) (2) (1) 介護保険制度の概要を理解している。 職 務 遂 行 の た め の 基 準 Ⅲ(2)専門的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 43 介護相談補助 利用者の安全衛生の確保、トラ ブルの未然防止 能力ユニット A B 判定ガイドライン C ○置いてはいけない場所に物が置かれている等、明らかな問題 ○明らかに危険と思われる状況でも適切に対処しないことがあっ 点があれば適切に対処していた た ○危険状態についておおむね理解していた ○危険状態について無頓着であった 相談・援助 6/7 ○上位者の介護相談の補佐が適切にできていなかった ○記録作成に時間がかかったり、記載ミスが散見されるなどの問 題が何度か発生した ○上位者の介護相談をおおむね適切に補佐していた ○記録作成等の作業はおおむね適切であった (4) 上位者の行う介護相談を補佐し、利用者や家族との相談内容 ○上位者の介護相談を手際よく補佐していた を正確に聞き取り書き留めている。 ○記録作成等の作業は迅速・確実であった ○介護相談に必要な情報や資料等の収取・準備を常に適切に ○介護相談に必要な情報や資料等の収集・準備をおおむね適 ○介護相談に必要な情報や資料等の収集・準備があまりできて 上位者の指示に基づき、介護相談を行うために必要な情報や 行っていた 切に行っていた いなかった 資料等の収集・準備を的確に行っている。 ○収集・準備は迅速・確実であった ○実務上特段の支障はなかった ○実務に支障をきたしていた (3) ○介護相談の基本的な手順について、あまり理解していなかっ た ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○事前に、利用者のケアプランや介護経過記録について、細部 ○事前に、利用者のケアプランや介護経過記録について、確認 ○事前に、利用者のケアプランや介護経過記録について、十分 利用者のケアプランや介護経過記録をよく読み、基本情報の まで確実に確認していた していた 確認していなかった 把握に努めている。 ○確認漏れ等による問題はなかった ○確認漏れ等による大きな問題はなかった ○確認漏れ等による問題が何度か発生した ○介護相談の基本的な手順について、おおむね理解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった (2) ○介護相談の基本的な手順について、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○発生したトラブルについて、常に上位者への報告・連絡・相談 起きてしまったトラブルについては、些細なことであっても ○発生したトラブルについて、上位者への報告・連絡・相談がで ○発生したトラブルについての報告・連絡・相談を行わないこと が迅速かつ確実にできていた 速やかに上位者に報告・連絡・相談している。 きていた が何度かあった ○反省点を振り返り、同じトラブルが起きないよう活かしている (1) 介護相談の基本的な手順や方法について理解している。 (8) 施設内の不安全状態(例:置いてはいけない場所に物が置か ○危険状態を除去すべく、主体的に行動していた (7) れている等)に気を配り、問題があれば直ちに解決してい ○危険状態について正しく理解していた る。 ○身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための 対応策について、あまり理解していなかった ○理解不足によるものとみられる問題行動が何度かあった ○身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための 身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための 対応策について、十分に理解していた 対応策について、基本事項を理解している。 ○理解不足に基づく問題行動はなかった (6) ○身体拘束に至る背景や原因、身体拘束をなくしていくための 対応策について、基本事項をおおむね理解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○利用者に感染症の既往があるかについて、細部まで確実に確 ○利用者に感染症の既往があるかについて確認し、情報の共有 ○利用者に感染症の既往があるかについて十分確認せず、また 利用者に感染症の既往があるか確認し、周囲と情報を共有し 認し、情報共有を徹底していた をしていた は十分に情報共有していなかった ている。 ○確認漏れ等による問題はなかった ○確認漏れ等による大きな問題はなかった ○確認漏れ等による問題が何度か発生した ○業務マニュアルの記載内容について、基本事項をおおむね理 ○業務マニュアルの記載内容について、あまり理解していなかっ 解していた た ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足によるものとみられる問題行動が何度かあった ○感染防止や衛生管理の意識がやや不足しており、業務マニュ アルにも目を通しておらず、手洗い・消毒、予防着・手袋の着用・ 交換、感染媒体・感染源の除去など注意を受けることが何度か あった (5) ヒヤリハットの視点をもち、利用者の安全確保やトラブルの ○業務マニュアルの記載内容について十分に理解していた (4) 未然防止に向けて、業務マニュアルの記載内容に目を通して ○理解不足に基づく問題行動はなかった いる。 ○感染防止や衛生管理など業務マニュアルの内容についてお おむね理解し、手洗い・消毒、予防着・手袋の着用・交換、感染 媒体・感染源の除去など衛生面での対応ができていた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった 利用者への感染防止など衛生管理に留意し、会社・法人の業 務マニュアルに従って、手洗い・消毒、予防着・手袋の着 用・交換、感染媒体・感染源の除去など衛生面での対応を 日々確実に実施している。 (3) ○感染防止や衛生管理など業務マニュアルの内容について十 分理解し、手洗い・消毒、予防着・手袋の着用・交換、感染媒体・ 感染源の除去など細かいところまで常に気を配っていた ○理解不足に基づく問題行動はなかった サービス提供時において想定されるリスク(利用者およびケ ○サービス提供時において想定されるリスクについて、十分に理 ○サービス提供時において想定されるリスクについて、基本事項 ○サービス提供時において想定されるリスクについて、あまり理 アスタッフの安全・衛生面におけるトラブル、コンプライア 解していた をおおむね理解していた 解していなかった ンス上のトラブル、人的トラブル、物的トラブル、経済的ト ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足によるものとみられる問題行動が何度かあった ラブル等)について、基本的事項を理解している。 (2) ○緊急時・救急時の対応方法、連絡先等について、十分に理解 ○緊急時・救急時の対応方法、連絡先等について、基本事項を ○緊急時・救急時の対応方法、連絡先等について、あまり理解し 緊急時・救急時の対応方法、連絡先等の基本事項を理解して (1) していた おおむね理解していた ていなかった いる。 ○突発時には的確・迅速な対応ができていた ○突発時にはおおむね問題なく行動できていた ○突発時に的確な行動がとれないことが何度かあった 職 務 遂 行 の た め の 基 準 44 苦情、クレーム対応 契約管理 入退所手続 生活相談補助 能力ユニット ○生活相談の基本的な手順について、おおむね理解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった B 判定ガイドライン C ○生活相談の基本的な手順について、あまり理解していなかっ た ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○入退所に関する基本事項について、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○苦情・クレームへの対応はおおむね適切であった ○利用者・家族の主張を取り違えるなどの問題行動は特段な かった ○苦情・クレームの報告・連絡・相談をおおむね適切に行ってい ○苦情・クレームの報告・連絡・相談が適切にできていなかった た ○誤った報告を行うなどの問題行動が何度か発生した ○誤った報告を行うなどの問題行動は特段なかった ○再発防止に向けた取り組みへの参加はおおむね適切であっ た ○自分の意見を発言していた 利用者・家族から苦情・クレームを受けた場合には、相手の ○常に苦情・クレームに対して誠実な姿勢で傾聴していた 主張を誠実に傾聴している。 ○利用者・家族の主張を正確に把握していた 苦情・クレームは、速やかに上位者に報告・連絡・相談して ○常に苦情・クレームは速やかに報告・連絡・相談していた いる。 ○報告内容は正確であった 問題の再発防止に向けた施設内の取り組みに参加し、積極的 ○常に再発防止に向けた取り組みに積極的に参加していた に自分の考えを発言している。 ○自分の意見を積極的に発言していた (1) (2) (3) 相談・援助 7/7 ○再発防止に向けた取り組みに積極的に参加していなかった ○自分から発言することはほとんどなかった ○苦情・クレームへの対応が適切にできていなかった ○利用者・家族の主張を取り違えたり、相手を更に怒らせるなど の問題行動が何度か発生した ○ルールに則っておおむね適切に契約書の保存・保管を行って ○契約書の保存・保管がルール通りできていなかった いた ○保存・保管漏れなどの問題行動が何度か発生した ○実務上特段の支障はなかった 上位者の指示に基づき、契約書の保存・保管を決められた ルールに則って確実に行っている。 (4) ○常にルールに則って契約書の保存・保管を行っていた ○分類・整理するなどの工夫が見られた ○契約書に係る事務手続をおおむね適切に行っていた ○書類の確認漏れ等の問題行動は特段なかった ○契約書に係る事務手続が適切にできていなかった ○書類の確認漏れ等の問題行動が何度か発生した ○利用者・家族への説明が適切にできていなかった ○説明漏れや誤った説明などの問題行動が何度か発生した 上位者の指示に基づき、契約書の押印等を確実に行い、所定 ○常に契約書に係る事務手続を適切に行っていた のルールに則って書類等に不備がないか確認している。 ○書類の確認等は迅速・確実であった ○利用者・家族への説明をおおむね適切に行っていた ○説明漏れや誤った説明などの問題行動は特段なかった (3) 上位者の指示に基づき、施設の運営規定や重要事項説明書、 ○利用者・家族への説明を常に正確に行っていた (2) 契約内容等について、決められた事項を利用者・家族に正し ○きめ細かい対応を行っていた く説明している。 ○契約書の雛形や記載内容等の基本事項について、十分に理 ○契約書の雛形や記載内容等の基本事項について、おおむね ○契約書の雛形や記載内容等の基本事項をあまり理解していな 施設の契約書の雛形やそこに書かれている内容等について、 解していた 理解していた かった 基本事項を理解している。 ○理解不足に基づく問題行動はなかった ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった (1) ○関係者、関係機関との連絡調整をおおむね適切に行っていた ○関係者、関係機関との連絡調整が適切にできていなかった ○実務上特段の支障はなかった ○不適切な連絡調整等の問題行動が何度か発生した ○利用者・家族からの質問への回答が適切にできていなかった ○誤った説明を行うなどの問題行動が何度か発生した ○利用者・家族への説明が適切にできていなかった ○説明漏れや誤った説明などの問題行動が何度か発生した ○書類等のチェック漏れが何度かあった ○不適切な事務手続が何度かあった ○入退所に関する基本情報をあまり理解していなかった ○理解不足に基づくとみられる問題行動が何度かあった ○上位者の生活相談の補佐が適切にできていなかった ○記録作成に時間がかかったり、記載ミスが散見されるなどの問 題が何度か発生した 上位者の指示に基づき、入退所に当たっての関係者、関係機 ○常に関係者、関係機関との連絡調整を適切に行っていた 関との連絡調整を適切に行っている。 ○連絡調整はスムーズであった ○利用者・家族からの質問におおむね適切に回答していた ○誤った説明を行うなどの問題行動は特段なかった ○利用者・家族への説明をおおむね適切に行っていた ○説明漏れや誤った説明などの問題行動は特段なかった ○書類等の一次チェックがおおむね適切にできていた ○家族との連絡調整などの事務手続をおおむね適切に行って いた ○入退所に関する基本事項について、おおむね理解していた ○理解不足に基づく重大な問題行動はなかった ○上位者の生活相談をおおむね適切に補佐していた ○記録作成等の作業はおおむね適切であった (5) ○常に利用者・家族からの質問に適切に回答していた ○不明点は上位者に確認し、常に正確な回答を行っていた 入所後の介護の進め方などの基本的事項を利用者・家族に正 ○利用者・家族への説明を常に正確に行っていた しく説明している。 ○きめ細かい対応を行っていた 利用者・家族から質問を受けた場合には、適切に回答を行 (4) い、不明点があれば必ず上位者に確認してから回答してい る。 (3) 入退所時に受理する書類等に不備がないか一次チェックを行 ○常に書類等の一次チェックを確実に行っていた (2) い、記入漏れ等があれば利用者や家族に確認するなど、基本 ○家族との調整などの事務手続は迅速・確実であった 的な事務手続を適切に行っている。 (1) 入退所の際の手続について、基本事項を理解している。 上位者の行う生活相談を補佐し、利用者や家族との相談内容 ○上位者の生活相談を手際よく補佐していた を正確に聞き取り書き留めている。 ○記録作成等の作業は迅速・確実であった ○家族への情報提供、連絡調整等を常に迅速・確実に行ってい ○家族への情報提供、連絡調整等をおおむね適切に行ってい 上位者の指示に基づき、施設での生活に関する家族への情報 ○家族への情報提供、連絡調整等が適切にできていなかった た た 提供、連絡調整等を遅滞なく行っている。 ○連絡遅れや連絡漏れが何度か発生した ○家族からも信頼されていた ○連絡が大幅に遅れるなどの問題は特段なかっら (4) (5) ○生活相談に必要な情報や資料等の収取・準備を常に適切に ○生活相談に必要な情報や資料等の収集・準備をおおむね適 ○生活相談に必要な情報や資料等の収集・準備があまりできて 上位者の指示に基づき、生活相談を行うために必要な情報や 行っていた 切に行っていた いなかった 資料等の収集・準備を的確に行っている。 ○収集・準備は迅速・確実であった ○実務上特段の支障はなかった ○実務に支障をきたしていた ○事前に、利用者のケアプランや介護経過記録について、細部 ○事前に、利用者のケアプランや介護経過記録について、確認 ○事前に、利用者のケアプランや介護経過記録について、十分 利用者のケアプランや介護経過記録をよく読み、基本情報の まで確実に確認していた していた 確認していなかった 把握に努めている。 ○確認漏れ等による問題はなかった ○確認漏れ等による大きな問題はなかった ○確認漏れ等による問題が何度か発生した ○生活相談の基本的な手順について、十分に理解していた ○理解不足に基づく問題行動はなかった A (3) (2) (1) 生活相談の基本的な手順や方法について理解している。 職 務 遂 行 の た め の 基 準 〔評価ガイドライン〕簡略版 施設介護サービス Ⅲ 技能・技術に関する能力 (2)専門的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 判定ガイドライン 能力ユニット A 介護事業に関する基本事 項の習得 B ・基本事項を十分に理解しており、実務上も全く支障 ・最低限の必要事項は理解しており、理解不足に がなかった よって実務に大きな支障が生じることはなかった C ・最低限の必要事項すら理解が不十分で、実務に支 障をきたしていた ケアスタッフとしての基本的 ・基本的な心構えが十分身についており、常に適切 ・基本的な心構えがおおむね身についており、実務 ・基本的な心構えがあまり身についておらず、不適 な心構え に行動していた 上特段の支障となるような不適切行動はなかった 切な行動が何度もあった ・安全衛生やトラブル防止に関する事項をおおむね 利用者の安全衛生の確保、 ・安全衛生やトラブル防止に関する事項を十分理解 ・安全衛生やトラブル防止に対する配慮が不十分で 理解しており、実務上特段の支障となるような不適 トラブルの未然防止 しており、常に適切に行動していた あり、何度か問題が発生した 切行動はなかった 初回サービスのための準備 ・細かな配慮を行いながら、常に適切に準備を行っ ていた ・必要な事前確認を行い、おおむね適切に準備を 行っていた ・事前の確認が不十分で、利用者の受け入れに支 障をきたしていた 入所・退所支援 ・細かな配慮やコミュニケーションを行いながら、常 に適切に入所・退所支援を行っていた ・定められた手順を守り、おおむね適切に準備を 行っていた ・確認漏れや配慮不足など、入所・退所支援に際し て不適切な行動が何度かあった 施設介護サービスの実施 (総括的事項) ・チームワークを十分に発揮し、周囲と信頼関係を ・チームで協力し、おおむね適切に介護サービスを 構築しながら、常に適切に介護サービスを提供して 提供していた いた ・チーム内での意思疎通が不十分で、問題となるよ うな不適切行動が何度かあった 移動・移乗介助、体位変換 ・安全など細かな配慮を行いながら、常に適切な移 ・安全を確認し、おおむね適切な移動・移乗介助や 動・移乗介助や体位変換を行っていた 体位変換を行っていた ・安全確認が不十分など、不適切な移動・移乗介助 や体位変換を行うことが何度かあった 入浴介助 ・利用者の状況に気を配りながら、常に適切な入浴 ・決められた手順を守り、おおむね適切に入浴介助 ・配慮不十分や確認漏れなど、入浴介助に際して不 介助を行っていた を行っていた 適切な行動が何度かあった 食事介助 ・利用者の状況に気を配りながら、常に適切な食事 ・決められた手順を守り、おおむね適切に食事介助 ・配慮不十分や確認漏れなど、食事介助に際して不 介助を行っていた を行っていた 適切な行動が何度かあった 排泄介助 ・利用者の状況に気を配りながら、常に適切な排泄 ・決められた手順を守り、おおむね適切に排泄介助 ・配慮不十分や確認漏れなど、排泄介助に際して不 介助を行っていた を行っていた 適切な行動が何度かあった 更衣介助 ・利用者の状況に気を配りながら、常に適切な更衣 ・決められた手順を守り、おおむね適切に更衣介助 ・配慮不十分や確認漏れなど、更衣介助に際して不 介助を行っていた を行っていた 適切な行動が何度かあった 口腔ケア ・利用者の状況に気を配りながら、常に適切な口腔 ・決められた手順を守り、おおむね適切に口腔ケア ケアを行っていた を行っていた ・配慮不十分や確認漏れなど、口腔ケアに際して不 適切な行動が何度かあった ・細かな配慮やコミュニケーションを行いながら、常 ・安全など定められた事項に配慮しながら、おおむ レクリエーション、アクティビ ・安全確認漏れや配慮不足など、レクリエーション、 に適切にレクリエーション、アクティビティを行ってい ね適切にレクリエーション、アクティビティを行ってい ティ アクティビティに際して不適切な行動が何度かあった た た 看取り介護 ・看取り介護に関する基本的な心構えがおおむね身 ・看取り介護に関する基本的な心構えが十分身につ ・看取り介護に関する基本的な心構えがあまり身に についており、実務上特段の支障となるような不適 いており、常に適切に行動していた ついておらず、不適切な行動が何度もあった 切行動はなかった 認知症ケア ・認知症に関する基本事項を十分に理解しており、 常に適切に介護を行っていた 環境整備 ・環境整備の重要性を十分意識し、常に手際よく確 ・環境整備について意識し、決められた手順で環境 ・環境整備についての意識が不十分で、清掃等にも 実に環境整備を行っていた 整備が実施できていた 積極的な姿勢が見られなかった 施設内巡回、見守り ・巡回のポイントを十分理解し、常に適切に施設内 巡回を行っていた サービスの向上・改善 ・積極的に工夫・提案を行うなど、常に真摯な態度で ・自分の意見や考えをきちんと伝えるなど、おおむね ・積極的にやろうという姿勢がみられなかった 取り組んでいた 適切に取り組んでいた。 利用者、家族への情報提供 ・利用者、家族と良好な関係を構築し、常に必要な 情報を漏れなく提供していた ・認知症に関し最低限の必要事項は理解しており、 ・認知症に関して最低限の必要事項すら理解が不十 おおむね適切に介護を行っていた 分で、不適切な行動が何度もあった ・決められた方法で、おおむね適切に施設内巡回を ・巡回漏れや見落としなど、施設内巡回において不 行っていた 適切な行動が何度もあった ・利用者、家族と必要な意思疎通を行い、おおむね ・利用者、家族との関係構築が不十分で、必要な情 適切に情報提供を行っていた 報提供ができていなかった (*) A基準には、被評価者が常に基準に示された期待行動をとっていた場合のほか、期待を上回る高いレベルの行動がみられた場合等も含まれます。 (**) B基準にある「おおむね」には、「若干期待水準に到達していないが実務上は大きな支障はない」場合等を含みます。 施設介護サービス 45 〔評価ガイドライン〕簡略版 相談・援助 Ⅲ 技能・技術に関する能力 (2)専門的事項 (「職務遂行のための基準」ごとに、該当する欄に○を記載) A:常にできている B:大体できている C:評価しない 「評価を行わなかった」場合は/(斜線)でC欄を消す 判定ガイドライン 能力ユニット A 介護事業に関する基本事 項の習得 B ・基本事項を十分に理解しており、実務上も全く支障 ・最低限の必要事項は理解しており、理解不足に がなかった よって実務に大きな支障が生じることはなかった C ・最低限の必要事項すら理解が不十分で、実務に支 障をきたしていた 相談・援助スタッフとしての ・基本的な心構えが十分身についており、常に適切 ・基本的な心構えがおおむね身についており、実務 ・基本的な心構えがあまり身についておらず、不適 基本的な心構え に行動していた 上特段の支障となるような不適切行動はなかった 切な行動が何度もあった 介護相談補助 ・利用者情報を十分に理解し、上位者が行う介護相 ・利用者情報を理解し、上位者が行う介護相談の補 ・利用者情報の理解が不十分で、介護相談の補助 談の補助を常に適切に行っていた 助をおおむね適切に行っていた を十分果たせないことが何度もあった 生活相談補助 ・利用者情報を十分に理解し、上位者が行う生活相 ・利用者情報を理解し、上位者が行う生活相談の補 ・利用者情報の理解が不十分で、生活相談の補助 談の補助を常に適切に行っていた 助をおおむね適切に行っていた を十分果たせないことが何度もあった 入退所手続 ・入退所手続を十分に理解し、利用者・家族とコミュ ・入退所手続を理解し、必要な事務手続をおおむね ・入退所手続の理解が不十分で、誤った説明や事務 ニケーションをとりながら、常に適切に対応していた 適切に行っていた 処理を行うなど実務に支障をきたしていた 契約管理 ・契約管理について十分に理解し、常に契約書に関 ・契約管理について理解し、契約書に関する諸手続 ・契約管理についての理解が不十分で、誤った手続 する諸手続を細心の注意をもって行っていた をおおむね適切に行っていた を行うなど実務に支障をきたしていた 苦情、クレーム対応 ・常に苦情、クレームに丁寧に対応し、上位者に迅 速・正確に報告・連絡・相談していた ・苦情、クレームへの対応が不適切で、上位者への ・苦情、クレームへの対応はおおむね適切で、上位 報告・連絡・相談が遅れるなどの問題行動が何度か 者への報告・連絡・相談もおおむね適切であった あった (*) A基準には、被評価者が常に基準に示された期待行動をとっていた場合のほか、期待を上回る高いレベルの行動がみられた場合等も含まれます。 (**) B基準にある「おおむね」には、「若干期待水準に到達していないが実務上は大きな支障はない」場合等を含みます。 相談・援助 46 第4章 モデルカリキュラム 4.1 モデルカリキュラムについて モデルカリキュラムは、 当該訓練コースを実施するのに必要な訓練の内容を記載したもの で、次の項目が必要となる。 ① 訓練目標が明確であること ② 訓練内容(教科とその内容)が明確であること ③ 訓練方法(OJT、Off-JT 及び学科、実技)が明確であること ④ 訓練時間が明確であること 本委員会で作成するモデルカリキュラムは、ジョブ・カード制度に参画する企業が独自に 策定する訓練コースの参考モデルとして作成している。 企業が訓練受講生を雇用して訓練を実施する有期実習型訓練(OJT と Off-JT を組み合わ せた教育訓練)の訓練実施計画は、キャリア形成促進助成金訓練実施計画届、事業内職業能 力開発計画、年間職業能力開発計画、訓練実施計画(訓練カリキュラム、評価シート等)を 添えて提出することとなっている。当該訓練期間中に行う訓練(作業)内容や地域の教育訓 練実施環境に応じて、このモデルカリキュラムの OJT 及び Off-JT の内容を選択、削除、修 正し、企業独自(オリジナル)の訓練カリキュラムを作成することが必要になる。モデルカ リキュラムは、その基(参考)となるものである。 なお、このカリキュラムモデルにおける Off-JT は、OJT を効果的に実施するため事前に 知っておかなければならない知識や安全等を中心とした技能、OJT の実施過程において生じ た課題を解決するために必要な知識や技能を習得させるものであり、OJT は、Off-JT で習得 した基礎的な知識又は技能を実際の現場で「やってみて、繰り返して、習熟する」させる内 容としている。 4.2 モデルカリキュラム作成の考え方について モデルカリキュラムは、次のガイドラインに沿って作成している。 (1)モデルカリキュラムは、業種毎に設置されている基準策定普及委員会における意見及 び企業ヒアリングの結果を基に作成すること。 (2)ジョブ・カード制度に参画し有期実習型訓練を実施する企業が、訓練期間中の訓練(作 業)内容や教育訓練環境に応じて、モデルカリキュラムの OJT 及び Off-JT の教科目 や教科内容を選択、修正、追加または削除して企業独自のカリキュラムを作成するた めの参考モデルであること。 (3)モデルカリキュラムは、訓練受講者及び指導者に対して次のとおり示すものであるこ と。 ① 訓練受講者に対しては、これから習得する訓練の目標や内容を理解させ、訓練 の動機付けや受講意欲を喚起していること。 ② 指導者に対しては、訓練目標、訓練内容、訓練方法(座学・実技) 、訓練時間 47 等を記載し、指導内容の指針を示していること。 (4)モデルカリキュラムは、モデル評価シートの内容に対応して作成していること。その 際、モデル評価シートの能力ユニット、または職務や仕事の単位でいくつかの能力ユ ニットをまとめて教科名及び細目の内容として記載することを基本としていること。 (5)総括的な訓練目標は、「職務内容の補助作業や作業の難易度に応じて上司等の指示又 は訓練生の判断により作業ができる知識、技能・技術を習得すること」を前提として いること。 (6)モデルカリキュラムの訓練対象者は、フリーター等正社員経験の少ない方(原則とし て過去5年以内におおむね3年以上継続して正社員として働いたことがある方以 外。 )又は新規学卒者(学校等を卒業・修了した後、訓練開始日に3カ月を経過して いない方)であって、当該訓練内容は、「当該業界の知識および技能・技術を有さな い者で就業意欲のある者」を対象としていること。 (7)モデルカリキュラムは、次の有期実習型訓練の訓練基準を基に作成していること。 ① 訓練期間は6カ月 有期実習型訓練の実施期間は、3カ月超6カ月以下で、最長の訓練期間で作成 していること。 ② 総訓練時間は425時間 有期実習型訓練の総訓練時間は、6カ月あたり425時間以上で、最小の総訓 練時間で作成していること。 ③ OJT の訓練割合は8割、Off-JT の訓練割合は2割(一部業種を除く) 総訓練時間に占める OJT の割合が2割以上8割以下で、一般に企業が Off-JT を実施するには、 教育訓練環境や指導者及び経費等の面での負担が大きく実施 が難しいことから、Off-JT の割合を最小の2割で作成していること。 なお、訓練時間を増やす場合に、助成金の支給要件に訓練時間に上限があるの で注意すること。 (8) 企業内で Off-JT を実施する場合、 企業の教育訓練環境に対する依存度が大きいため、 企業が実施しやすい教科目や訓練内容を基本にし、高い水準や多くの習得内容を求め ず当該業界で働く意義や喜びを感じられる内容や安全を中心とした教科にしている こと。 (新入社員教育同等) (9)Off-JT の学科教科の「職業能力基礎講習」は、社会人としての常識のほか、企業で働 く者としての規則等の知識を習得する教科目であり、全業種同一教科名としているこ と。 (10)Off-JT の学科教科の「安全衛生」、及び実技教科の「安全衛生作業」、OJT 教科の「安全 衛生作業」は、安全衛生の知識や技能を習得する教科目であり、全業種同一教科名と していること。 (11)Off-JT の学科教科の「能力評価」は、能力評価(評価シート)を実施する教科目であ り、全業種同一教科名及び同一時間数(10 時間)としていること。 48 (12)OJT は、具体的活動(制作・製造やサービス提供)の課題解決のための技能・技術及 びそれに関する知識を訓練するものであり、Off-JT は OJT の補完や OJT で習得しづら い訓練、安全に関する知識、技能を設定していること。 (13)OJT の訓練時間は、仕事(作業)の内容や企業(事業所)の違いから標準的に示しづ らいところは仕事内容により柔軟に設定していること。 (14)訓練カリキュラムの作成にあたっては、モデルカリキュラムを参考に作成すること。 4.3 モデルカリキュラム 作成した「モデルカリキュラム」の構成は、次のとおりである。 ◆介護サービス実践科(6カ月コース)初任者研修修了 OJT 特化型コース ・施設介護業における教育訓練カリキュラム ◆介護サービス科(3カ月コース)初任者研修修了 Off-JT 特化型コース ・施設介護業における教育訓練カリキュラム ◆相談・援助実践科(6カ月コース) ・施設介護業における教育訓練カリキュラム 49 施設介護業における教育訓練カリキュラム ※初任者研修修了OJT特化型 訓 練 科 名 ( コ ー ス 名 ) 訓 仕 練 上 目 が り 職務名又は教科名 ( 実 習 ) O J T 平成25年3月作成 介護サービス実践科 (6ヵ月コース) 訓練修了後 の関連職種 施設介護サービス 標 職業意識の啓発を促し、ヒューマンスキル及びビジネスマナーを身につ け、施設介護業における社会福祉の対象及び介護保険の基礎知識を理解し、 日常生活を営むことに支障のある方の生活自立を支援する介護業務に必要な 知識と技能を習得する。 像 日常生活を営むことに支援を必要としている高齢者や障害者に対して、生活 自立を支援する基本的な介護業務ができる。 職務又は教科の内容 時 間 介護サービス実習 観察・記録・分析・報告、体位変換、清潔の介 助(入浴・清拭・洗髪等)、更衣介助、身体の 整容介助(洗面・口腔ケア・整髪・化粧等)、 外出介助、コミュニケーション、環境整備 (シーツ交換・身辺整理・清掃・環境調整)、 家事(食事、洗濯、掃除) 255 安全衛生作業 安全確保、衛生管理、施設管理、環境対策、ト ラブル未然防止、道路交通法の遵守 各サービス 実習に包含 職業能力基礎講習 会社・法人活動(事業領域、組織、経営理念等)の理解、 ビジネスマナー、コミュニケーション(挨拶、言葉遣 い)、チームワーク、社会福祉理念、職業倫理とコンプラ イアンス、電話対応、接遇(身だしなみ、態度、CS (Customer Satisfaction:顧客満足))、ホスピタリティ Off-JTの 実施主体 備考 研修修了まで職 員同行(常 時)、施設内 OJT訓練含む OJT計 255.0時間 安全衛生 5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)、安全衛 生、健康管理、救急法、メンタルヘルス 12 新規採用時研修 同等 6 躾(正しい服 装、正しい作業 手順、清掃等の 決められたこと を正しく守る習 慣を身に付ける こと) ( 有 期 1. 職務の理解 学 実 2. 介護における尊厳の保持・自立支援 科 習 3. 介護の基本 型 4. 介護・福祉サービスの理解と医療との連携 外部研修機関 訓 介護業務の基礎知識 5. 介護におけるコミュニケーション技術 座 88 または社内研 練 6. 老化の理解 と技術 修 の 学 7. 認知症の理解 内 等 8. 障害の理解 容 9. こころとからだのしくみと生活支援技術 O 10.振り返り f f オリエンテーション、能力評価(企業評価、自 10 能力評価 己評価) J T 学科計 116.0時間 介護職員初任者 研修に必要な時 間数(社内実施 の場合は必要時 間数) ― ) 緊急時の対応(心肺蘇生、AED操作方法) 12 生活と家事、快適な居住環境整備と介護、整 演習 (生活支援技術の学 容、移動・移乗、食事、入浴、清潔保持、排 泄、睡眠等 習) 30 外部研修機関 または社内研 修 介護職員初任者 研修に必要な時 間数(社内実施 の場合は必要時 間数) 12 外部研修機関 または社内研 修 介護職員初任者 研修に必要な時 間数(社内実施 の場合は必要時 間数) 安全衛生作業 実 技 総合演習 総合生活支援技術演習 実技計 54.0時間 座学等(Off-JT)計 170.0時間 有期実習型訓練合計 425.0時間 ジョブ・カード、調理実習場、介護実習場、入浴実習場、洗濯・乾燥室、トイレ設備、シャンプー 主要な設備 台、調理台、入浴装置、電動ベッド、車椅子、リフトチェア、ストレッチャー、実習用モデル人 機器、教材 形、介護用具類、浴室用具類、寝具類、家事・調理用具類他 50 施設介護業における教育訓練カリキュラム ※初任者研修修了Off-JT特化型 訓 練 科 名 ( コ ー ス 名 ) 訓 仕 練 上 目 が り 職務名又は教科名 ( 実 習 ) O J T 平成25年3月作成 介護サービス科 (3ヵ月コース) 訓練修了後 の関連職種 施設介護サービス 標 職業意識の啓発を促し、ヒューマンスキル及びビジネスマナーを身につ け、施設介護業における社会福祉の対象及び介護保険の基礎知識を理解し、 日常生活を営むことに支障のある方の生活自立を支援する介護業務に必要な 知識と技能を習得する。 像 日常生活を営むことに支援を必要としている高齢者や障害者に対して、生活 自立を支援する基本的な介護業務ができる。 職務又は教科の内容 時 間 介護サービス実習 観察・記録・分析・報告、体位変換、清潔の介 助(入浴・清拭・洗髪等)、更衣介助、身体の 整容介助(洗面・口腔ケア・整髪・化粧等)、 外出介助、コミュニケーション、環境整備 (シーツ交換・身辺整理・清掃・環境調整)、 家事(食事、洗濯、掃除) 43 安全衛生作業 安全確保、衛生管理、施設管理、環境対策、ト ラブル未然防止、道路交通法の遵守 各サー ビスに 包含 職業能力基礎講習 会社・法人活動(事業領域、組織、経営理念等)の理解、 ビジネスマナー、コミュニケーション(挨拶、言葉遣 い)、チームワーク、社会福祉理念、職業倫理とコンプラ イアンス、電話対応、接遇(身だしなみ、態度、CS (Customer Satisfaction:顧客満足))、ホスピタリティ Off-JTの 実施主体 備考 研修修了まで職 員同行(常 時)、施設内 OJT訓練含む OJT計 43.0時間 安全衛生 5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)、安全衛 生、健康管理、救急法、メンタルヘルス 12 新規採用時研修 同等 6 躾(正しい服 装、正しい作業 手順、清掃等の 決められたこと を正しく守る習 慣を身に付ける こと) ( 有 期 1. 職務の理解 学 実 2. 介護における尊厳の保持・自立支援 科 習 3. 介護の基本 型 4. 介護・福祉サービスの理解と医療との連携 外部研修機関 訓 介護業務の基礎知識 5. 介護におけるコミュニケーション技術 88 または社内研 練 座 と技術 6. 老化の理解 修 の 学 7. 認知症の理解 内 等 8. 障害の理解 容 9. こころとからだのしくみと生活支援技術 O 10.振り返り f f オリエンテーション、能力評価(企業評価、自 10 能力評価 己評価) J T 学科計 116.0時間 介護職員初任者 研修に必要な時 間数(社内実施 の場合は必要時 間数) ― ) 安全衛生作業 緊急時の対応(心肺蘇生、AED操作方法) 生活と家事、快適な居住環境整備と介護、整 演習 (生活支援技術の学 容、移動・移乗、食事、入浴、清潔保持、排 泄、睡眠等 実 習) 技 総合演習 総合生活支援技術演習 14 30 外部研修機関 または社内研 修 介護職員初任者 研修に必要な時 間数(社内実施 の場合は必要時 間数) 12 外部研修機関 または社内研 修 介護職員初任者 研修に必要な時 間数(社内実施 の場合は必要時 間数) 実技計 56.0時間 座学等(Off-JT)計 172.0時間 有期実習型訓練合計 215.0時間 ジョブ・カード、調理実習場、介護実習場、入浴実習場、洗濯・乾燥室、トイレ設備、シャンプー 主要な設備 台、調理台、入浴装置、電動ベッド、車椅子、リフトチェア、ストレッチャー、実習用モデル人 機器、教材 形、介護用具類、浴室用具類、寝具類、家事・調理用具類他 51 施設介護業における教育訓練カリキュラム 平成25年3月作成 訓 練 科 名 ( コ ー ス 名 ) 訓 練 仕 上 り 職務名又は教科名 ( 実 習 ) O J T 訓練修了後 の関連職種 相談・援助 職業意識の啓発を促し、ヒューマンスキル及びビジネスマナーを身につ 標 け、介護施設における入退所手続、契約手続等の基本的な事務対応から介護 相談・生活相談の補助作業までの業務に必要な知識と技能を習得する。 目 が 相談・援助実践科 (6ヵ月コース) 像 介護施設において、利用者・家族との基本的な連絡・調整や各種事務手続、 上位者が行う相談業務の補助等ができる。 職務又は教科の内容 時 間 相談・援助実習 介護相談補助、生活相談補助、入退所手続、契 約管理、苦情・クレーム対応 290 安全衛生作業 安全確保、衛生管理、施設管理、環境対策、ト ラブル未然防止、道路交通法の遵守 各サービス 実習に包含 職業能力基礎講習 会社・法人活動(事業領域、組織、経営理念等)の理解、 ビジネスマナー、コミュニケーション(挨拶、言葉遣 い)、チームワーク、社会福祉理念、職業倫理とコンプラ イアンス、電話対応、接遇(身だしなみ、態度、CS (Customer Satisfaction:顧客満足))、ホスピタリ ティ 12 5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)、安全衛 生、健康管理、救急法、メンタルヘルス 6 介護保険法、入所手続、退所手続、重要事項説 明書、契約書および契約書管理、苦情対応、リ スク管理など 30 介護保険制度及び関連諸制度・施策(生活保 護、地域福祉施策、高齢者虐待防止法、権利擁 護制度等の制度・施策等)、ケアマネジメン ト、障害と疾病、認知症、医療・看護サービ ス、生活支援の理念、観察・記録技術など 50 オリエンテーション、能力評価(企業評価、自 己評価) 10 Off-JTの 実施主体 備考 OJT計 290.0時間 ( 安全衛生 有 期 実 習 型 学 施設事務 訓 座 科 練 の 学 内 等 容 O 相談・援助 f f ― ) J T 能力評価 新規採用時研修 同等 学科計 108.0時間 安全衛生作業 実 技 相談・援助演習 緊急時の対応(心肺蘇生、AED操作方法) 12 介護相談補助、生活相談補助、入退所手続、契 約管理、苦情・クレーム対応など 15 実技計 27.0時間 座学等(Off-JT)計 135.0時間 有期実習型訓練合計 425.0時間 主要な設備 ジョブ・カード、施設の規程・マニュアル、重要事項説明書、契約書(雛形)、施設紹介資料(パ 機器、教材 ンフレット等)、OA機器(PC等) 52 第5章 今後の課題 ジョブ・カード制度全般の普及やモデル評価シート等本委員会の成果物の活用促進に向け て、今後対応が望まれる課題及び適用上の注意事項を整理した。なお、本項の内容は、企業 調査や委員会で指摘された問題点、課題等を参考にした。 5.1 ジョブ・カード制度の普及について (1)訓練対象者への普及 ジョブ・カード制度を普及するためには、同制度への参加者(訓練受講者)を増やして いくことが重要であり、そのためには、訓練対象者(幅広い求職者)に対して周知を図る ことが必要であり、多くの訓練対象者が同制度を活用し、正社員として就労を促すことが 最大の課題である。 ジョブ・カードは、就職活動等に役立てるツールとして活用できるようになっている。 ジョブ・カードの交付を受けるメリット、活用効果のメリットを広く PR することが大事 である。また、特にフリーターやニート等の人数が高止まりしている現状から、就業意識 を喚起し労働の現場に導く仕組みにしていくことも重要である。 我が国の少子高齢化の進行に伴って要支援・要介護高齢者は増加しており、介護業界で は、ますます介護サービスへのニーズが拡大することが予想される。そのため、一人でも 多くの介護人材の確保、掘り起こし、そして人材育成が必要であることから、積極的にジ ョブ・カード制度に参加を促すことが必要である。 (2)訓練実施企業への普及 職業訓練(職業能力形成プログラム)を行うには、訓練を実施する企業がなければ実施 することができない。ジョブ・カード制度は、訓練受講者を国の支援を受けながら自社に 必要な人材を育成するチャンスであり、正式採用する人材の発掘・確保にも有効な制度で ある。 また、介護業界で活躍してもらう人材を確保するためだけではなく、企業実習を通して 入職者が就職する前に抱いているイメージとのギャップ等により生じる離職を解消し、 人 材の定着を図るためにも、有意義な制度であることからジョブ・カード制度への理解を深 め、 積極的に訓練実施企業として参加してもらえるように PR していくことが必要である。 5.2 訓練の実施について 介護業界では、業態や運営方法は各社様々であり、訓練期間中は、受講者に実習や座学等 を通じて介護に関する幅広い知識を習得してもらうことが望ましいが、 教育訓練の幅や内容 については、新人向けの講座やテキスト等、受け入れる企業側の体制により制約を受けてし まうという問題がある。 ジョブ・カード制度における訓練は、OJT 及び Off-JT の両方を組み合わせることが必要 であり、原則として Off-JT の訓練時間は全体の2割以上としなければならない。現場での 実体験を通じた OJT による育成に注力してきた介護業界にとっては、 6カ月の訓練期間の中 で、Off-JT と OJT をいかに適切に組み合わせていくかということも課題となるだろう。 また、Off-JT の指導に当たる人材が内部に存在しない場合には、外部講師に依頼する必 53 要が生じる可能性もある。こうした場合のコスト等にも配慮しながら、適切な訓練計画が作 成されるよう支援することも重要な課題となるだろう。 5.3 評価の実施について ジョブ・カード制度では、ある企業(A社とする)で訓練を受けたが正社員として採用さ れなかった場合等には、訓練受講者が受けた評価は、他社(B社とする)で就職活動をする 際に利用される場合がある。従って、A社としては、低い評価を与えることで訓練受講者に 不利益を与える恐れがあると同時に、高すぎる評価を与えることで(A社の裏付けがあると 見なす)B社の判断に影響を与える可能性もある。 一方、ジョブ・カード制度は、正社員への移行だけでなく、訓練受講者の職業能力を向上 させ育成を行うという側面もあり、訓練を通じて、訓練受講者にはどのような能力が不足し ていたか、今後はどのようなことが必要かを、評価結果として伝えることも重要である。そ のため、評価に当たっては、慎重かつきめ細やかな対応が求められる。 さらに、業態や運営方法は多様であり、規模や業態によって評価の考え方に多少のバラツ キが生じる可能性もある。 こうした問題を回避するため、評価者ができるだけ客観的かつ公正に評価ができるよう、 詳細な判定目安表(評価ガイドライン)を作成しているが、評価者の主観的な評価を完全に なくすことは難しい問題である。 ジョブ・カード制度の趣旨や職業能力評価基準の見方、活用方法等に関するマニュアルの 整備や、評価者への支援・アドバイス等評価者の育成に関する仕組みを構築し、周知徹底し ていくことが、効果的な対策となるだろう。 54
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