乳製品と大腸癌

IDF栄養ホームページ/http://www.idfdairynutrition.org//ファクトシートより
乳製品と大腸癌
IDF の文献を仮訳
大腸癌予防のためにできること
誰が大腸癌になりますか?
米国では毎年、約149,000人が米国で3番目に多い癌である大腸癌と診断され、
推定55,170人が死亡しています。
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成人の約6%、または17人に1人が生涯に結腸癌または直腸癌を発症します。
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結腸癌と直腸癌は男性と同様、女性にも発症します。
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大腸癌は、癌関連では2番目に多い死因です。
リスク要因は何ですか?
年齢:50歳を過ぎると大腸癌を発症する確率が高まります。
遺伝学的要因:本人または家族に大腸癌、ポリープまたは炎症性腸疾患(潰瘍性大腸
炎またはクローン病)の既往歴がある人はリスクが高くなります。
環境的な要因:脂肪の高い食事、運動不足、過体重、喫煙およびアルコールの大量摂
取がリスクを高めます。
食事が果たす役割は?
果物、野菜および全粒穀類を多く摂取し、脂肪含量の高い食べ物を制限すれば大腸癌
の予防に役立つという重要な研究があります。大腸癌のリスクを下げる役割を演じる
特定の栄養素としては、葉酸(または葉酸塩)、マグネシウム、カルシウムおよびビ
タミンDがあります。
多数の研究によれば、低脂肪乳や乳製品が結腸癌の予防効果を示しています。ビタミ
ンDがカルシウムの吸収を幇助するので、カルシウムとビタミンDは協調して大腸癌
のリスクを下げる可能性があります。
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多くの研究で抗がん効果を示したカルシウムは、乳製品の予防効果に可能性を
もった栄養素です。しかしながら、乳製品の中にはカルシウム以外の成分にも
一定の効果を発揮する要素があるかもしれません。
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1日あたり1200-1500mgのカルシウム摂取または乳製品を1日34回摂取することがもっとも予防効果の可能性があります。
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カルシウムは癌細胞の分裂を抑止し、結腸細胞の正常な成長を確保する効果の
可能性があります。
逆に、食事的な要因、例えば食物繊維が少ない、脂肪含量が高い、飲酒が結腸癌を発
症させるリスクを高めるかもしれません。
乳製品の摂取を高める簡単な方法
結腸癌の予防効果があるかもしれないという研究結果に加えて、乳および乳製品が骨
粗鬆症、高血圧、肥満予防にも、一定の効果を示す研究があります。一般的には、乳
製品はカルシウム単独の補助食品よりもその効果が大きいことから、乳製品中に予防
効果のあるその他の成分が存在する可能性を示唆しています。
カルシウムは、アメリカ人の食事のなかでもっとも不足する栄養素のひとつです。全
ての成人の3人に1人が少なくとも1000-1200mg/日、もしくは乳および
乳製品を約3-4回摂取するという推奨量を満たしていないのです。低脂肪乳または
ヨーグルトを1カップ、チーズ1.5ozでカルシウムが約300mg供給されます。
編者注:仮訳の全体は会員頁をご参照ください。仮訳の正確性、完全性、有用性等については
いかなる保証をするものではありません。参考資料として扱い、内容に疑義が生じた場合は英
文の原文をご確認ください。