第83回NHK全国学校音楽コンクール 10 全国コンクール 高等学校の部 千葉県立幕張総合高等学校 自由曲:混声合唱とピアノのための≪遠きものへ―≫から Vocalise Ⅰ 、朝の浜辺で ○課題曲○ ・音色に安定感。 音色が明るくテキストが明瞭。 弱声部分でやや支えが浅くなる印象。音楽の作り方が思い切りは良いが雑な部分も、特にフレー ズの終りの切り方がやや粗い。女声の質がやや響きが低い印象がある。声量は充分。 ・男声はやや音質が立ち過ぎ、女声は高域にさらに伸びがほしい。 歌い出しはしっとりとうるおいがありました。バランス安定感に秀れています。 弱奏の女声、遠くならないように。 84 小節内声の厚み、響きの奥行きがほしいと思いました。 ・音楽的意味を細部まで見逃さず、それが感情の揺れの表現に高められていました。 ・立体的で伸びやかなサウンドで迫力があり、聴き応えがあります! 言葉も自然なニュアンスですが、少し粗く感じられる時がありました。 もう少しだけバランスに配慮を! ○自由曲○ ・課題曲での良い特質がさらに拡大され、大きなドラマとして立ち上がっていました。 ・意欲的な歌唱で非常にアピールを感じました。 大人の表現がありテキストと音楽の存在感をしっかりと表していました。 テノールの声がやや全体のハーモニーにとけあわない印象あり。 各パートの美声が今一歩一体感を妨げていたのが惜しい。 ・ピッチがあまり安定していません(Vocalise) ffの音質も音楽が壊れないように。 男声の表情がやや硬く、生声に聴こえる部分もありました。 サウンドがとんがらないように。 ・明快な音楽作りで、曲の世界がストレートに伝わってきて感動的です。 アカペラの部分は特に圧巻! ピアノとの部分も集中力の髙いアンサンブルが素晴らしいと思います。 (全国コンクール審査員による各学校向けの講評からポイントを抜粋したものです)
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