図 書 館 だ よ り 1 0 月号 ノーベル文学賞 小松高等学校 図書委員会 平成26年10月発行 きんもくせい 金木犀が香ってきた10月上旬、皆さんは何を連想したでしょうか。「もちろん金木犀の香りと いえば祭りの訪れだ!」と言う人は少なくないと思います。それぞれ、今年の祭りを楽しむこと はできたでしょうか。これからも節度を守りながら、地域の伝統を大切にしていってください。 そして一年間楽しみにしていた祭りも終わり、次の目標を見つけている人も多いのではない でしょうか。毎日を何となく過ごすのではなく、勉強に部活動に小松高祭の準備にと、自分で 何か目標を立て、それに向かって努力しましょう。秋から冬にかけてコツコツと頑張った者が 実を結び、来年の春に大きな花を咲かせることができます。 さて、読書週間(10月27日~11月17日)にちなんで、本校でも第2回「朝の読書」が11月4日 から始まります。読書を通して、本に親しみましょう。4日までに読みたい本を用意しておきま しょう。図書館にもぜひ、本を探しに来てください。 今月の図書館だよりは、後期図書委員長である2-3の篠原瑠惟さんに原稿を依頼しまし た。まずは、「西条祭り」について調べてくれました。 西条祭りとは、西条市内で十月に開催される祭礼のことです。だんじり、みこし、太鼓台 が神社に奉納されます。江戸時代から300年も続いています。市内で奉納されるだんじりな どの台数は150台を超えます。 伊曽乃神社例大祭に奉納するだんじり、みこしは81台と、一つの神社に奉納されるみこ しの数としては他に例のない大きな祭りです。 10月9日、ノーベル文学賞が発表され、フランスを代表する作家の1人であるパトリック・モ ディアノ氏(69)が受賞しました。ここ数年、有力候補に挙がっている日本の村上春樹氏の受 賞は残念ながらなりませんでした。 〈日本人のノーベル文学賞受賞者〉 1968年度受賞 川端 康成 (1899-1972) しようこんさい 小説家。大阪生まれ。東京帝大国文学科卒。『招魂祭一景』(1921)で菊池寛に認められ、 新感覚派の代表とされた。 代表作『伊豆の踊子』(1927)や『雪国』(1935-1937)は、叙情性が高く国内だけでなく海外 でも多くの言語に翻訳されて読まれている。日本人初のノーベル文学賞受賞。 1994年度受賞 大江 健三郎 (1935-) 小説家。愛媛県生まれ。東京大学文学部仏文学科卒。大学在籍中にサルトルの全作品を 原書で読破し、『奇妙な仕事』(1957)が東京大学新聞の五月祭賞を受賞するなど、卒業する まで活発に創作活動を行った。その後『飼育』(1958)で芥川賞を得て注目され、『個人的な体 験』(1964)は新潮社文学賞を受賞している。 ◎ 開館時間は9:00~17:00です。 ◎ 本の貸出期間は2週間です。 そして、図書委員長がお薦めする本の紹介です。 新 お任せ!数学屋さん 向井 湘吾 ミッキーマウスの憂鬱 松岡 圭祐 変わり者の天才数学少年と数学が苦手な 派遣経由でディズニーランドでアルバイト 体 育 会 系 女 子 が 営 む お 悩 み 相 談 所 「 数 学 をすることになった後藤大輔21歳。 屋」。どんな依頼でも数学を使って解決しま 明るいバイト青年が巻き起こすディズニー す。 の奇跡の物語。 分類 書 着 名 図 書 著 者 文学 フォルトゥナの瞳 百田尚樹 文学 満願 朱澤穂信 文学 春の庭 柴崎友香 文学 さようなら、オレンジ 岩城けい 文学 恋歌 浅井まかて 文学 もりいちばんのおともだち ふくざわゆみこ
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