目次 - JBAH ホーチミン日本商工会

2015年01~03月号
2015年度ホーチミン日本人学校 入学式
目次
JBAH新年会(1/9)
P2
金融税制委員会 「ベトナム税制セミナー 税務調査
・会計実務基本編」開催
第19回チャリティーバザー寄付金授与式
元Jリーグ監督三浦俊也氏講演会
P6
サッカーベトナム代表三浦俊也監督との懇親夕食会 P7
日本プロ野球名球会来越
JBAH第19回チャリティーバザー
P3
P4
(1号は今回お休みです)
ホーチミン市人民委員会新年会
ホーチミン市幹部と外資系企業との投資会合 ホーチミン日本人学校卒業証書授与式
メコンの風 1号・2号による ベトナムM&Aの本当の実務
P5
P8 Digital Report
デジタルメコンの風
JBAH新年会(1/9)
(2015年01月13日)
ホーチミン日本商工会は、1月9日、ロッテレジェンドホテルサイゴンにて、「平成27年JB
AH新年会」を開催しました。当日は、在ホーチミン日本国総領事館中嶋総領事もご出席のも
と、商工会会員及びご家族の皆様をはじめ在留邦人が数多く参加いただきました。当日は、百
石会長の歴史に残る乾杯ご発声のあと、毎年恒例の餅つきイベントをはじめ、子ども向けショ
ー、「JBAH部会対抗ザ・ゴルフトーナメント」の表彰式も開催され、優勝した第五工業部
会の出場者にJBAHロゴ刺繍入りチャンピオンキャップが贈呈されました。
金融税制委員会 「ベトナム税制セミナー 税務調査・会計実務基本編」
開催 (2015年01月21日)
ホーチミン日本商工会 金融・税制委員会(委員長=石川卓・みずほ銀行)は、1月21日、パ
レスホテルサイゴンにて、今年度最終回となる「ベトナム税制セミナー」税務調査・会計実
務基本編を開催しました。セミナーでは、A.I.GLOBAL SUN PARTNERS JSC HCM Branch
Accounting Dept-Manager 堀切泰孝氏より、ベトナム税務調査の基礎、本社報告の困難性、
レッドインボイス、税務調査、基本的な会計処理、会計調査精度など税務調査・会計実務の基
本について詳細に解説いただきました。
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2015年01~03月号
日本プロ野球名球会来越
(2015年01月23日)
1月23日、スポーツを通して日越の文化交流を図ることを目的に、日本プロ野球で活躍し、現
在も「日本プロ野球名球会」のメンバーとして様々な社会活動を続けている3名の名球会会員が
初来越、中島総領事ならびにJBAH百石会長らが表敬訪問を受けました。1月24日と25日には、
名球会会員選手による「チャリティ・トークショー」と「懇親食事会」ならびに「野球教室」
も開催されました。
来越した日本プロ野球名球会会員
☆ 松原 誠氏 (元・大洋&巨人・内野手) 埼玉県出身、大洋ホエールズ入団後、巨人に移籍、代打で7打数連続安打、 8打席連続出塁、4
打席連続ホームランなど、未だ破られない日本記録を持つ
☆ 山田 久志 氏 (元阪急・投手) 秋田県能代市出身、通算284勝はアンダースロー投手で今も最多記録、1976年に は最多
の26勝をあげ、プロ野球史上唯一の3年連続MVP受賞
☆北別府 学 氏 (元広島・投手) 鹿児島県出身、通算213勝、沢村賞を2回受賞。防御率ナンバー1を8回、防御率ベストテ
ン入り8回は今もセリーグ記録
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Digital Report
デジタルメコンの風
JBAH第19回チャリティーバザー
(2015年02月08日)
ホーチミン日本商工会は、2月8日、Nguyen Du Cultural Sports Clubにて、「第19回チャリ
ティーバザー」を開催しました。午前中はバザー販売、午後は日本人学校、空手教室、ベトナ
ムの盲学校生徒によるパフォーマンスが披露されました。当バザーのチケット代や売上金は、
ホーチミン市内の病院に寄付され、恵まれない子供達の手術や治療代として使われます。
ホーチミン市人民委員会新年会
(2014年11月28日)
2月10日、ホーチミン市人民委員会庁舎にて、ホーチミン市人民委員会新年パーティーが開催
されました。JBAHからは坂上副会長、大林事務局長が代表して出席しました。本新年会に
は在ホーチミンの各国総領事館、商工会、経済文化団体トップならびにそのご夫人も参加され
ました。
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2015年01~03月号
ホーチミン市幹部と外資系企業との投資会合
(2015年03月04日)
2015年3月4日、ホーチミン市会議センターにて、ホーチミン市幹部と外資系企業との投資会
合が開催されました。ホーチミン市人民委員会側からはHai党書記長、Quan委員長をはじめ
各部局の代表者が、JBAHからは山口副会長、安栖副会長、大林事務局長が出席、安栖副会長
がJBAHを代表して投資環境に関する意見を述べました。ベトナム側からは2014年の経済・社
会・外国投資状況の概要報告ならびに2015年の動向に関する発表がなされました。
ホーチミン日本人学校卒業証書授与式
(2015年03月12日)
3月13日にホーチミン日本人学校の卒業式が行われ、小学部46名、中学部20名が巣立っていき
ました。中嶋総領事、高野学校運営委員長、佐野教育・医療・安全委員長、大林事務局長らが
来賓として招かれ、総領事・学校運営委員長が祝辞を述べられました。
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Digital Report
デジタルメコンの風
第19回チャリティーバザー寄付金授与式
(2015年03月16日)
ホーチミン日本商工会 チャリティーバザー委員会は3月16日(月)にジェトロホーチミン事
務所の大会議室にて第19回チャリティーバザー寄付金授与式を開催しました。当日は在ホーチ
ミン日本国総領事館中嶋総領事、JBAHからは百石会長、坂上副会長、鈴木・チャリティーバザ
ー委員長、大林事務局長が出席しました。JBAHの各種活動から集められた義捐金、 バザーの
売上やチケット代金から1,400,000,000VNDがホーチミン貧困障害者援助協会(SAPP)を通
し、ベトナムの恵まれない肢体障害児の治療・手術の為に寄付されました。
元Jリーグ監督三浦俊也氏講演会
(2015年03月19日)
ホーチミン日本商工会 中小企業・裾野産業支援委員会は3月19日(木)にロッテレジェンド
ホテルサイゴンにて、「元Jリーグ監督・三浦俊也氏講演会」を開催しました。当日は在ホーチ
ミン日本国総領事館中嶋総領事、JBAHからは百石会長、坂上副会長、山口副会長、安栖副会
長、渡邊 中小企業・裾野産業支援委員長、大林事務局長、理事をはじめ150名の方が出席
いたしました。三浦監督は「組織と人の活かし方」をテーマにJリーグでのご経験も踏まえて述
べられ、参加者からの途絶えない質問にもご丁寧にご回答いただきました。
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2015年01~03月号
サッカーベトナム代表三浦俊也監督との懇親夕食会
(2015年03月19日)
3月19日、サッカーベトナム代表三浦俊也監督との懇親夕食会が総領事公邸にて開催されまし
た。本夕食会は在ホーチミン日本国総領事館中嶋総領事主催にて開催され、JBAHからは百石会
長、坂上副会長、山口副会長、安栖副会長、渡邊 中小企業・裾野産業支援委員長、大林事務
局長が出席しました。この翌週、三浦監督が率いるベトナム五輪代表は見事、日本五輪代表と
ともにリオデジャネイロオリンピックアジア最終予選への進出を決めました。
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Digital Report
デジタルメコンの風
文責:メコン1号・2号
【プロフィール】
メコン1号 職業:弁護士
性別:男、年齢:30代、昼飯:25,000ドン、趣味:勉強
メコン2号 職業:コンサルタント
性別:男、年齢:30代、昼飯:ほっと一息できるもの、趣味:スポーツ観戦
<メコン1号> 今号はお休みをいただいております、次号よ
り再開致します
<メコン2号>
※この文章は、フィクションです。
(これまでのあらすじ:日系企業X社のベトナム法人代表のAさんは、同業の
現地企業であるVN社への出資交渉に取り組んでいた。Aさんは、VN社のタン
社長との2度目の面談を終え、社長との会食に臨んでいた。)
―和食料理店のVIP室―
「モッ!ハイ!バー!(1!2!3!) ヨー!」
ベトナム語での乾杯の掛け声が、個室に響き渡る。これで何度目か…
X社側のアドバイザーのZZZ証券のナムの提案で、今回の面談の後にVN社側
を食事に招待していた。日本企業による「おもてなし」を印象付けるため、A
さんは、ホーチミンの5つ星ホテルの和食料理店をアレンジしていた。刺身、
天麩羅、しゃぶしゃぶという王道の和食コースと日本酒の振る舞いで、タン社
長と、社長の妻のフーン副社長は、機嫌を良くしていた。
アジアでは酒を飲むのも大切な交渉術だと聞いていたAさんは、いつもより早
いペースで飲みながら、タン社長にも酒を勧めていた。Aさんは、すっとタン
社長に体を寄せて、ベトナム語で歌いだした。こういう機会のためにと日本人
向けのカラオケラウンジの女性に教わったベトナム語の古い歌だ。一瞬驚いた
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2015年01~03月号
表情をしたタン社長は、笑みを浮かべて、ともに歌い始めた。証券会社のナム
も歌に加わり、フーン副社長も楽しそうに様子を眺めている。
タン社長がAさんの肩を組み、何かニコニコと話し始めた。Aさんは急いで通
訳のチャムを呼んだ。
「タン社長は、日本企業は技術力が素晴らしいと思うし、誠実なパートナーに
なってくれると思っている、と言っています。
これからも良い議論をしていきたいと思っている、だそうです」
Aさんは思わぬ前向きな発言に驚き、タン社長と硬い握手をして酒を呷った。
「モッ!ハイ!バー!ヨー!」
Aさんは、翌日の午前中に予定されている日本本社との電話会議のことが頭を
よぎったが、本社に良い報告をするためにも、タン社長とフーン副社長との関
係を良くすることを考えた。
「タン社長は、お酒が強いですね。明日の朝は大丈夫ですか?」
「明日の朝は、韓国に出張に行くそうです。」
「韓国ですか。ご出張が多いと大変ですね」
「タン社長が、今度、タン社長の地元の料理を食べられる店に招待する、と言
ってくれています。バナナの酒とアヒルの血のゼリーが有名みたいですよ」
「それは、嬉しいけど、でも、ちょっと怖いなぁ。はははは。」
そんな他愛も無い会話をして、その日の会食は終わった。
―X社 本社経営企画部―
経営企画部長のHさんは、ベトナムとの電話会議を終えた。
「A君も、逞しくなったな」
部内のメンバーにも聞こえるような声でHさんは独りごちた。 本社勤務の頃
のAさんはスマートではあったものの、どこか線が細いところがあった。ベト
ナムに赴任して1年。現地の市場調査に並行して、事務所を立ち上げ、今は現
地企業との提携交渉の前面に立っている。
ベトナム駐在員としてHさんがAさんを指名した時、社内には疑問の声があ
ったのは事実だ。ただ、ベトナム視察の時の活き活きした表情を見たHさんに
は、Aさんを信頼するだけの確信があった。
ベトナムでの提携交渉は、まだまだ序盤ではあるものの、なかなかタフな展
開なようである。オーナー夫婦が社長と副社長。彼らを落とせば資本提携が実
現するであろうが、彼らの狙いが見えづらい。そもそも、VN社なる会社が、
どれほど、我々にとって魅力的であるのかも分からないところである。
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Digital Report
デジタルメコンの風
「これだけの情報じゃあ、何も決断できないな。A君も、分かるだろうに。」
Hさんは、Aさんが送ってきた資料を改めて見た。業界内での推計シェア
と、スーパーや露店での棚の写真。それから、3年分の売上高、利益、総資産
だけの簡単な財務データ。これだけで何を判断しろというのか。こんなにリス
クの高い段階では、社長に上申することも出来ないよ。
「こういうところは、A君も、まだまだ甘いな」
―X社ベトナム駐在員事務所―
電話を終えた通訳のチャムが、Aさんに声をかけた。
「Aさん、ZZZ証券のナムさんからでした」
2週間前の面談を受けて、次のステップに関する電話であろう。
「VN社が出資の金額を指定してきたみたいです。1週間以内に回答を出して
欲しいそうです。」
Aさんは、耳を疑った。どういう経緯で、そのような展開になるのか。
(次回に続く)
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