IRC ルール

O CTO BE R 2008
IRC ルール
日本語翻訳版
EFFECTIVE 0 1 JANUAR Y 2 0 0 9
Copy r i g ht Sea hors e Ra t ing Lt d .
All rights reserved .No part of this Rule may be reproduced, transmitted or recorded
b y a ny mea ns wit hout t he p rior p ermis s ion of Sea hors e Ra t ing Lt d .
R oy a l Ocea n R a ci ng Cl ub
R OR C
Union Na t ionle p our la C ours e a u La rg e
日本セーリング連盟
文書番号 JSAF−IRC
注記: 本書はRORCより 12 月 9 日配信された、IRC2009 Rule (Final).Text 版を
対訳して、青文字:2009 変更(2008 版を赤文字:削除)したものです。
0
IRC
序文
本文の変更箇所は2 0 0 9 年1月1以降有効となる
IRC は2つの異なるクラス、IRC-Aおよび IRC-C、から成るレーティングルールである。Part3のIRC-C はISAF
広告規定レギュレーション 20 広告コードに従うものカテゴリーC であり、Part4の IRC-A は広告を認めない。
同規定カテゴリーA を採用する。運営機関はレース公示により、Part3か Part4のいずれかの明記が必要で
ある。どちらも明記されない場合は、Pa rt 3 4 が採用されているとみなされる。
目次
P ar t 1
ルー ルの原則
1
2
3
4
序
基本原則
重要事項
SPARE (予備)
P ar t 2
一般事項
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
管理
解釈
免除
言語とルール定義
レーティング証書
SPARE (予備)
クラスルールの変更
計測単位と修正時間
セイルナンバー
人力
P ar t
I R C- C
広告認可のI RC
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
略語索引
SPARE (予備)
計測とルールの準拠
広告
レーティングレビュー
レーティングプロテスト
SPARE (予備)
空荷重量
水線面長さ(LWP)
キール、センターボード、ラダー
エンジンとプロペラ
リグとセール
装備品と積荷状態
耐航性と安全性
デイボート
I R C- A
広告制限のI R C
30 ルール
31 広告
3
P ar t 4
附則 1
附則 2
IRC 計測定義
IRC 証書
未掲載
1
P AR T 1 R ULE P O LI CY (ルー ルの原則)
1
INTRODUCTION (序)
1.1
IRC はチャンネル・ハンディキャップ・システム(CHS)が発展したものである。IRC は CHS の本
質的条項を継続し発展させた上で、厳密な管理、ユーザーフレンドリー、そして管理者、セーラ
ー、レース運営者にとって使い易いソフトであるという基本的原則を追求している。同時に IRC
は適正なコストに押さえるということにも重点を置いている。
1.2
IRCルールはIRCの広告を認めるパート3と認めないパート4の IRC-A と IRC-C の2つのにパ
ートからなる。IRC-A は ISAF の広告規程カテゴリーA を適用し、IRC-C は同カテゴリーC を適
用する。IRC はオーナーが提出する情報データ-を基本にしたレーティングルールであり、内部
は機密である。シンプルで簡潔なルールであるということが協調されている。
2
FUNDAMENTAL POLICY (基本原則)
2.1 IRCは、クルーザーからレーサーまで幅広い範囲のバラスト・モ ノハル・キールボートを対象とし、レ
ーティングを算出する計測システムである。レーティングは時間をベースとした単一数値のアローア
ンスで算出される。
2.2 IRC の基本理念は存在する IRC フリートを守る。
2.3 IRC は安定性、オールラウンド性能, 耐航性、安全性を向上するようなデザイン改革を奨励する。
2.4 IRC はあらゆる面で不必要なコストの上昇を排除する。
2.5 IRC の精神として、オーナーとデザイナーが艇のレーティングの不自然な削減、すなわち、レーティン
グが増えずにパフォーマンスが上がること、を追求しないことを求める。
2.6 IRC レーティングの計算は機密であり、主観的な要素がふくまれている。主観的判断はレーティング・
オーソリティ(ルール5.1参照)が全ての責任を負う。
2.7 IRC レーティングは、オーナーが提出するデータ(ルール9.4とルール19参照)に依存するが、ルー
ル・オーソリティ(ルール5.1参照)は、管轄する地域において証書を発行するにあたり、任命したメ
ジャラーによる重量実測と計測を要求することができる。 クラス・プロダクション・ボートの場合には、
全寸法、あるいはいくつかの寸法を標準化されたデータとすることもできる。
2.8 IRC ボートは重量計測を要求されることがある。
2.9 IRC ルールの本来の単純性を脅かすものはいかなるものも奨励されない。それ故に、RORC レーテ
ィング・オフィスと UNCL は、望ましくないかまたは想定外の進展を避けるために、何時でも IRC のど
の部分も調整、修正する権利を保有する。
3
INPORTANT NOTICE (重要事項)
3.1
IRCレーティングを持つ艇の安全性および保険を含む全ての管理は、オーナー/競技者が全責任
を負うものである。艇は健全であり、耐航性を備え、また悪天候に直面したと きにも確実に肉体的に耐え
うる十分な人数の経験のあるクルーが操船するようにしなければならない。 オーナー/競技者は以下の
ことを確認しなければならない。
3.1.1
ハル、アペンデージ、スパー、リギン、セイルおよび全てのギアは堅牢である。
3.1.2.
全ての安全備品は適切にメンテナンスされ、積み込まれ、有効期限内である。
3.1.3.
クルーはそれらの装備が艇内のどこにあり、どのように使用するかを知っている。
2
レースをするか否かの最終的判断はオー ナーまたはオーナー代理が単独で下さなければならない、ま
た逃げることの出来ない責任である。
3.2
本ルールの制定、レース・オー ガナイザーによる同使用、本ルール下でのレーティング証書の
発行、本ルール下での艇のインスペクシ ョンといった一連の行為は、レーティング・オーソリティ
による艇の耐航性やギアの安全性の表明や保証を意味しているものではなく、ルール 3.1 に参
照されるオーナー/競技者の絶対的責任に制限が加えられるものではない。本ルールのもと発
行されたレーティング証書を持つ艇を操船するいかなる人もこの告知に注意すべきである。
3.3
IRC のもと発行さ れたレーティングは、入手したデータから誠実に計算されている。レーティン
グ・オーソリティやルール・オーソリティ(ルール 5.1 参照)は、これらのルールの適用における誤
り、レーティングに影響する可能性のあるファクターの決定、ルールの適用における判断過程、
証書の発行、ルールの変更、以上いかなることにも一切の責任を負わない。
3.4
IRC クルーナンバーは、この数字を定めている艇が、これと同数ま たはその他の乗員数により
帆走させていると きに安全であるという表明や保証を意味するものではない。(ルール 3.1 参
照) IRC クルーナンバーとは異なる乗員数(定員)を当該国規則が定めている場合、この制限
が IRC クルーナンバーに代わって適用されなければならない。
4
SPARE
(予備)
P AR T2 GENER AL I NFO R MATI O N (一般事項)
5
ADMINISTRATION (管理)
5.1
IRC は Seahorse Rating Ltd. (本ルールでは RORC レーティング・オフィスとして称す) と UNCL
Centre de Calcul (UNCL と称す) によって管理される。レーテイング・オーソリテイという表現は、
RORC Rating Office と UNCL Centre de Calcul が合同作業する共同体を表す。ルール・オーソ
リテイは認知された個人ま たは団体であり、各地においてレーテイング・オーソリテイのために行
動し、明確に決められた各地域内におけるIRCの管理を担当する。
5.2
IRC ルールの機密要素の完全性を守るために、IRC ルールの詳細事項は、機密要素の知識を
持つ人間のみで構成する IRC テクニカル・コミッティ(TCC)を任命することが出来る RORC Rating
Office と UNCL が所有している。このテクニカル・コミッティのみがルールのアルゴリズム(計算
の手順)変更についての権限をもつ。
5.3
IRC TCC は RORC Rating Office と UNCL が共同著作権を所有する。IRC によるハンディキャッ
プを IRC 証書を持たない艇のレースハンディキャップの目的で使用した第三者に対しては、それ
が厳密に同じであるかいなかに関わらず、法的な手段を取ることがある。スタビリティーとセイフ
ティースクリーニングナンバーは RORC レーティングオフィスが著作権を持つ。
5.4
RORC Rating Office と UNCL は IRC Policy Steering Group(PSG)を任命し、ルール・オーソリテイ
は PSG に報告書を提出することができる。PSG はテクニカルコミッティーに対し、オーナーの利
害得失を勘案し助言を与え、IRC ルールの内容を監査することができる。
5.5
これらに加え、有効な IRC 証書を持つ艇のオーナーによって構成される IRC オーナーズ・アソシ
3
エーションが存在する。IRC オーナーズ・アソシエーションは、証書を持つ艇数を反映した各国の
代表者からなり、 オーナーのためのフォーラムが開催され、協議され賛成された事項があれば、
IRC テクニカル・コミッティや IRC Policy Steering Group に勧告や助言を行うことができる。
6
INTERPRITATIONS (解釈)
6.1 IRC ルールの解釈に対する要求は書面にてルール・オーソリティを通じて、レーティング・オーソリテ
ィになされなければならない。ルールオーソリティはいかなる決定につ いてもレーティング・オーソリティ
に連絡し相談する。
7
DISPENSATION(免除)
7.1
レーティング・オーソリティは、その自由裁量で、個々の艇に対し適用するIRCルールの特例を
認めることができる。このような特例は、その艇の証書に記載されなければならない。
8
LANGAGE AND RULE DEFINITIONS(言語およびルール定義)
8.1 IRC の言語は英語とフランス語である。矛盾がある場合には、英語文を正とする。いかなる言葉の
意味もそれが表れる文脈においてオックスフォード英語辞典が参照される。 shall must は強
制を意味し、 may
8.2
can は任意をあらわす。 should は勧告を表す。
Racing Rules of Sailing (RRS)の参照はいかなるものも、国際セーリン グ連盟(ISAF)の現行の
RRS と限定する。セーリング装備規則(ERS)の参照はいかなるものも、ISAF の現行 ERS のもの
と限定する。特別規程(SR)の参照は、ISAF のオフショア・レーシング・コミッティの現行 Special
Regulation と限定する。
8.3 ERS Part1 は IRC ルールによって削除、修正されたところを除いて適用される。
8.4 ERS Part2、Definitions(定義)、Section G は、IRC ルールあるいはアペンディックス1によって明言
されているものを除いて適用されなければならない。
8.4.1 ERS G.2.2 Leech は適用されない。MAINSAIL, HEADSAIL, SPINNAKER の Leech は The aft
edge と定義される。
8.4.2 ERS G.2.3 Luff は適用されない。MAINSAIL, HEADSAIL, SPINNAKER の Luff は The fore
edge と定義される。
8.4.3 ERS G.4.2 Head Point, SPINNAKER は適用されない。 SPINNAKER Head Point は leech と
luff の交点、必要であればその延長線上 と定義される。
8.4.4 SPINNAKER Half Luff Point は tack と head point からの Luff の等距離点 と定義される。
8.4.5 ERS G.7.1(b)Spinnaker Foot Length は適用されない。Spinnaker Foot Length は、 crew
point と tack point の間の長さ と定義される。
8.4.6 ERS G.7.5(b)Spinnaker Half Width は適用されない。Spinnaker Half Widt は、 half leech
point と half luff point の間の長さ と定義される。
8.5
セイルは ERS Part3, Measurement Rules, Section H4 のセイル計測にしたがって、計測しなけ
ればならない。
8.5
レーティング・オーソリティ或いはルール・オーソリティによる IRC ルールの管理のもとで生じた
問題点と討議内容は、ルール 5.4 に記載されているように IRC Policy Steering Group に報告し
4
なければならない。PSG は、論点の提起者がそのケースについて書面を提出するかまたは本
人が出席して意見を述べる公平な機会を与えなければならない(書面提出か立会いかは PSG
が決めてよい)。IRC Policy Steering Group の決定は最終である。
9
RATING CERTIFICATES
9.1
(レーティング証書)
全ての IRC レーティングの計算及びレーティング証書の発行はレーティング・オーソリティによっ
て行われる。ルール・オーソリティは、ライセンスのもと、レーティング証書の発行と印刷をするこ
とが認められる。
9.2
1 艇のボートが同時に複数の有効な IRC レーティング証書を持つ事は、ルール 9.2.1 で認められ
る場合を除き、できない。
9.2.1
艇は別にシ ョートハンド証書を保有することができる。この証書は、レース公示で定めら
れた 2 名以下のクルーにためのクラスやクラスディビジョンでレースする場合のみ有効と
なる。ショートハンド証書は、そのように明確に認識でき、元々の証書とは、ヘッドセイル
寸法、ファーリングヘッドセイル、SPA、STL、スピ ネーカーポール/バウスプ リット、ムー
バブルバラスト、移動バラストに関して変えることが出来る。
9.3
9.2.2
新しい証書が発行されると古い証書は自動的に無効となる。
9.2.3
現行証書のコピーを艇に積んでおかなければならない。
IRC 証書はIRC広告を認めるパート3の IRC-C および IRC広告を認めないパート4の IRC-A
にレースに有効である。
9.4
レーティング証書はアペンディックス2に示される形式にルール・オーソリテイおよびその適当な
スポンサーのヘッダーがついた形で発行される。オーナーはルール・オーソリティ に IRC レーテ
ィング証書の ENDORSED を申請することが出来る。ルール・オーソリティは ENDORSED 証書
を発行する場合には、事前に必要な艇の計測やチェック項目を、その艇に知らせる。(ルール1
7 も参照)
9.4.1
IRC 証書には、1枚以上のダウンウィンドセイル(ルール 26.6 参照) を持つ全ての艇に、2
つ目の non spinnaker TCC が記載される。
9.4.2
Non spinnaker TCC はレース公示において non spinnaker の部門またはそのクラスがあ
ると記載されているレースにのみ有効である。 Non spinnaker による TCC を使うクラス
に出場しようとする艇は、少なくともそのレースの7日前、シ リーズ・レースの場合は第1
レースの7日前までに申告しなければならず、また申告後には、そのレースでスピネーカ
ーを使用することはできない。
9.5
レーティング・オーソリティはルール 2.5 が侵害されるかもしれないと判断した場合や、あるいは
他のいかなる 理由からでも、独自の判断によ り証書を再発行することができるし、証書の発行
または再発行を拒否することもできる。その場合、理由を明確にする必要はない。
9.6
オーナーシップの変更また/或いは、セイルナンバーの変更、計測数値の変更、艇のパフォーマ
ンスに影響する可能性のある物理的な変更は、レーティング証書を自動的に無効にする。ルー
ル 17 及び RRS78「クラス規則に従うこと、証明書」に注意する事。
9.7
レーティング・オーソリティは、ある艇が証書内容に適合していない、あるいは本ルールに違反し
5
ている、またはレーティングを決定する要素に誤りがある、もしくは IRC ルールまたはグッドマナ
ーもしくはスポーツマンシップに対し重大な違反を犯しているという正当な証拠を得たとき(レー
テイング・オーソリテイによる独自の絶対的な判断により)、証書を補償なく撤回する場合があり、
オーナーには書面にて告知する。
9.8
証書は通常、既定料金を支払い、通常年度内のみ有効となる。しかしルール・オーソリティの裁
量で、レーティング・オーソリティの同意を得た場合、1年を 6 月 1 日から翌年の 5 月 30 日として
運用することもできる。
9.9
IRC においてレースをする場合、個々の艇は現在有効な IRC 証書を保有していなければならな
い。IRCから引用された情報をもとに、有効な IRC 証書がない艇に、ハンディキャップを与えたり、
レーティングを与えようとする第三者の行為は違反行為であり、訴訟の対象となりうる。
9.10
艇が登録された場所にかかわらず、その艇が主にレースを行う国の公認 IRC ルール・オーソリ
ティに証書の発行を申し込ま なければならない。例外として、レーティング・オーソリティの同意
のもと、他のルール・オーソリティを通じて申し込むことも出来る。
9.11
要請があり既定料金が支払われ、かつレーティング・オーソリティが定める管理規定に従ってい
る場合、レーティング・オーソリティはオーナー名が記入された有効な証書または期限切れとな
ったIRC証書のコピーを、第三者に提供することができる。
10
SPARE (予備)
11
CHANGE TO CLASS RULES
(クラス規則の変更)
11.1 帆走指示書は、IRC ルールの 9.4.2、13.1、19.6、19.7、19.8、26.1.5(d)と(e)、26.8.4、27.4 の要件を
変更することが出来る。他の IRC ルールは修正することはできない。
12
UNITS OF MEASUREMENT AND CORRECTED TIMES
12.1
(計測の単位および修正時間)
計測はメートル法の単位を使用しなければならない。セイルの計測は100分の1メートルの精度
で行わなければならない。その他の長さ計測は 1000 分の 1 メートルの精度で行わなければなら
ない。重量は、1kg 単位の精度で計測しなければならないが、艇重量は、10kg 単位でよい。通常
の数学手法が適応され、計算途中の値は(切り下げ切り上げを行わずに)次の段階の計算に繰
越される。最終のレーティング値は 1000 分の 1 の数値まで表示する。(小数点以下4位を丸め
る)
12.2
IRC レーティングは修正時間係数(TCC)として小数点以下3位まで算出されている。修正時間
はTCCにより計算され、秒単位で表し、0.5 秒以上を切り上げる。
13
SAIL NUMBERS
(セイルナンバー)
13.1 全ての艇は、ナシ ョナル・オーソリティ(NA)によって定められたセイルナンバーを保有しなければ
ならない。セイルナンバーは RRS77「セール上の識別」に従って表示されなければならない。
14
MANUAL POWER (人力)
14.1
RRS52「人力」は適用されない。このルールはレース公示によって修正することが出来る。
6
14.2
動力を利用してランニングリギン(バックステー、ランナー、チェックステー、シート、ガイ等)を、ホ
イスト、リーフ、セイルのファール以外の、操作や調整する艇は、その旨レーティングオーソリテ
ィに申告しなければならない。
P AR T 3
15.0
I R C- C
Index of Abbreviations (略語)
BO
CHS
D
E
ERS
EY
FL
h
HHB
HHW
HTW
HAS
ISAF
J
LL
Llmax
LLY
LOA
LP
LPY
LWP
MHW
MTW
MUW
P
PY
RF
RORC
RRS
SF
SHW
SLE
SLU
SO
SPA
SSS
STL
TCC
UNCL
x
y
16
SPARE
バウオーバーハング
チャネル・ハンデキャップ・システム
デイボート
ブーム上のメインセール・フット長さ
現行のISAFセーリング装備規則
ブーム上のミズンセール・フット長さ
フォアステイ長さ
喫水線からのフライイング・バウ(ナックル付の艇)の高さ
ヘッドセイル最大トップ幅
最大面積ヘッドセールの2分の1幅
最大面積ヘッドセイルの 3/4 幅
ヘッドセール面積
国際セーリング連盟
フォアトライアングルのベース(下端距離)
最大面積ヘッドセールのラフ長さ
最も長いヘッドセール・ラフ長さ
ミズンステイセールのラフ長さ
全長
最大面積ヘッドセールのラフ垂線長さ
ミズンステイセールのラフ垂線長さの最大値
水線面の長さ
メインセール2分の1幅
メインセール4分の3幅
メインセール上部(8分の7)幅
マスト上のメインセール・ホイスト
マスト上のミズンセール・ホイスト
リグ・ファクター
The Royal Ocean Racing Club
セーリング競技規則
スピネーカー・フット長さ
スピネーカー2分の1幅
スピネーカー・リーチ長さ
スピネーカー・ラフ長さ
スターンオーバーハング
スピネーカーの許容最大面積
スタビリテイと安全上の基準(Stability and Safety Screen)
スピネーカー・タック長さ
IRC タイム・コレクター(時間修正係数)
L’Union National Pou LA Course Au Large
フライング・バウのオーバーハング
喫水線のトランサムの高さ
(予備)
7
参照ルール
23.1
1.1
29.1
26.5
8.2
ダイアグラム
ダイアグラム
ダイアグラム
26.7
ダイアグラム
ダイアグラム
26.7
8.2
26.3
ダイアグラム
26.7.1
ダイアグラム
23.1
26.3
ダイアグラム
23.0
26.5
26.5
26.5
ダイアグラム
ダイアグラム
26.2
3.3
8.2
26.6
26.6
26.6
26.6
23.1
26.6.4
28.2
26.3
16.2
3.3
ダイアグラム
ダイアグラム
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
17
MEASUREMENT AND COMPLIANCE
17.1
(計測とルールの準拠)
計測のデータ-は実計測により得たものであるか、または引用が可能な他のレーテイング証書か
ら得たもので無ければならない。
17.2
17.2
セイルは現行の ERS に従って計測しなければならない。
セイルはERS Part3,Measurement Rules, Section H5 のセイル計測に従って、計測しなければ
ならない。
17.3
オーナーが提出する計測値の正確さは、オーナーの責任に帰する。レーテイング・オーソリティま
たは艇が所属するルール・オーソリティへ申し込むと IRC 計測を受けることが出来る。
17.4
意図的に誤った情報を提出することはオーナーあるいは個人の IRC ルール違反である。ルール
9.7 と RRS69「重大な不正行為の申し立て」に注意すること
17.5
レーティング・オーソリティはレーティングの計算根拠として提出されたデータを使用するが、同時
に特定のデータを棄却したり、あるいはプロダクシ ョンボートの場合には、そのスタンダード値を
用いる権利を有する。
17.6
レーティング・オーソリティ またはその艇が所属するルール・オーソリティは、理由を明示せずに、
いつでも、その艇に計測を受けるよう要求することが出来る。この場合、計測はレーティング・オ
ーソリティより任命されたメジャラーによって行われる。新しい証書は新しい計測データをもとにレ
ーティング・オーソリティによって発行される。
17.7
特別なケースとして、ワンデザイン証書を発行されている艇の場合(証書に記載されている)、ワ
ンデザインのクラスルールに合致していなければならず、矛盾が生じた場合、IRCルールが優先
する。ルール 27.4.2 も参照のこと。
18.0
ADVERTISING
18.1
(広告)
ナショナル・オーソリテイの承認を得て、競技者は ISAF の広告規程、カテゴリーC に従わなけれ
ばならない。
18.1
19.0
ISAF レ ギ ュレ ー シ ョン 20、 広告コ ー ドに従い広告を 表示す る こ と ができる 。
RATING REVIEW (レーティングレビュー)
19.1
レーティングの見直しをオーナーはいつでも要求することができる。その場合オー ナーは、ルー
ルオーソリティ経由で、レーティング・オーソリティに見直しの申請を行なわなければならない。こ
の場合、料金が発生する。
19.2
任意の艇のレーティング証書に正当な関心を持つものは誰でもレーティングオーソリティにレー
ティング見直しを要求することが出来る。その場合、見直しの申請をルールオーソリティー経由で
レーティングオーソリティーに提出する。この場合、料金が発生する。該当する艇のオーナーは、
見直し依頼に対し、出来るだけ早く回答することを求められる。
19.3
レーティングオーソリティはいつでも見直しをすることが出来る。
19.4
見直しは、入手できる全ての証拠をもとにしなければならない。必要なら、レーティングデータは、
任命されたメジャラーによって再計測されなければならない。いかなる見直しもレーティングオー
ソリティの決定が最終である。
19.5
プロダクションボートでは、レーティングデータはレーティングオーソリティ によって標準値化され
る場合がある。標準値化されたデータは、第三者の見直しやプロテストの対象にはならない。プ
8
ロダクションボートの製造者やクラス協会はレーティングの見直しを要求することができる。標準
値を変更するような改造がおこなわれた場合、オーナーが申告しなければならない。
19.6
TCC が見直され、以前より 0.005 未満の範囲で大きくなった場合、レーティング・オーソリティに見
直し要求の申し立てを行った日付けまで、そのレーティング証書は有効とするが、もしルール 9.6
が適用される場合は変更が行なわれた日付けまでとする。
19.7
TCC が見直され、以前より 0.005 以上大きくなった場合、そのレーティング証書は、発行された日
から無効になる。
19.8
TCC が見直されレーテイングが増える場合、再計測値が次の場合計測証書は無効になる: 証
書に記載された数値よりも P、E、STL、LOA、LWP, Beam、Draft, FL、LL MAX、 J 、MHW、MT W、
MUW が1%以上大きい場合(ルール 15 略語、Appendix 1 計測の定義参照);SPA、HAS が
2%以上大きい場合;y、x、h、HHB が5%以上大きい場合;重量に関して5%あるいは 200kg の
いずれか小さ い値以上の違いがある場合;または、記載さ れた詳細事項に明らかな誤りがある
場合。
19.9
見直しと再計測をした結果、新しい証書は、以前の誤ったデータが提供された日付けにさかのぼ
って発行される。
19.10 自分の艇のレーティング見直しを要求したオーナーは、全ての計測費用とレーティング費用を負
担しなければならない。他のケースでは、見直しの結果、ルール 19.7または 19.8 によって証書が
無効となる場合を除き、見直しを要求した人が計測費用とレーティング費用を負担しなければな
らない。ただし、レーテイング・オーソリテイ が異なる判断を下した場合はこの限りではない。
20.0
RATING PROTEST
20.1
(レーティングプロテスト)
RRS で許可されているとおり、レーティングプロテストをプロテストコミッティに提出することが出来
る。プロテストコミッティは、適切な費用とともにレーティング・オーソリティ に問題につ いて問い合
わせることが出来る。
20.2
プロテストが提出された場合、艇の計測データは任命されたメジャラーによって再計測される。
20.3
ルールオーソリティーもしくはレーティングオーソリティーによる誤記や記載漏れの結果証書が無
効となり、そのことに気付くすべがなかった艇は、プロテストコミッティの裁量によ りペナライズさ
れる場合がある。さらに、プロテストコミッティは、無効な証書に基づいてスコア リングされたレー
ス結果を有効な TCC で再スコアリングすることを命じることができる。
20.4
ルール 19.6 により無効となった証書の艇はプロテストコミッティの裁量によりペナライズされる場
合がある。さらに、プロテストコミ ッティは、無効な証書に基づいてスコ アリングされたレース結果
を有効な TCC で再スコアリングすることを命じることができる。
20.5
ルール 19.7 または 19.8 によって証書が無効となり、RRS に従ってプロテストコミッティにより艇が
ペナルティをうけた場合、その艇のオーナーは計測費用とレーティング費用を負担しなければな
らない。ただし、プロテストコミッティが異なる判断を下した場合はこの限りではない。その他の場
合は、プロテストの提起者が計測費用とレーティング費用を負担しなければならない。
20.6
レースやシリーズ・レースでのプロテストの結果、或いはレーティング・オーソリティ により証書の
取り消し撤回が行われ結果、艇のレーティングが見直され、その TCC が 0.010 以上増加したとき、
艇が所属するナショナル・オーソリティはその状況の調査を行い、そこで発見されたことをレーテ
9
ィング・オーソリティに報告しなければならない。
21.0
SPARE(予備)
22.0
EMPTY WEIGHT
(空荷状態重量)
22.1. Empty Weight(空荷重量)は次の状態で乾燥した艇の重量とする。
22.1.1
全てのスパー(スピネーカーポールと(あるのであれば)ジョッキーポールを含む)、スタン
ディングリギン、バックステイ、ランナーとチェックステ イ、メインシートとミズンシート、バン
グで完全に艤装した状態。
22.1.2
据付けのメインのエンジン、或いは収納場所においた船外機。
22.1.3
レース中に搭載し、決められた場所に設置されたバッテ リーとバースクッシ ョン。これらの
アイテムは証書に記される。
22.1.4
恒久的に取り付けられた全ての装備品、および居住設備に関するものは取外し可能かど
うかを問わず、ウォッシ ュボード、寝棚、床板、サロンテーブル(レース中取り付けるなら)
を含み、通常の場所に設置された状態。
22.1.5
クラススタンダードデータ―を用いて計測する場合、標準装備とすること
22.2 次のものは重量計測時に艇に搭載してはならない。
22.2.1
全てのセイル、 ヘッドセイルおよびスピネ―カーのシート、ガイ、スペアのスタンデイング・
リギンおよびランニング・リギン
22.3
22.2.2
燃料、水、その他のタンクの内容物。ガス・ボトルは取り外すこと
22.2.3
食物、調理用具
22.2.4
アンカー、チェーン、ワープ、係留索、フェンダー
22.2.5
衣服、寝具、私物
22.2.6
全ての持出し可能な安全備品
22.2.7
工具類、予備部品
22.2.8
持出し可能な装備品
22.2.9
乗員
実際的な理由で、降ろすことが出来ないもの(燃料など)がある場合、これらの重量を総重量から
差し引くことが容認される。レーティング・オーソリティは、その内容が不適切であると認めた時、そ
れらのデータ―を拒否する権利を有する。
22.4
レーティング・オーソリティは、他のレーティング証書、デザイナーによるデータ―または他の機関
からの情報をもとに、重量計測されていないボートの EMPTY WEIGHT を計算することがある。
22.5
他の情報がない場合、EMPTY WEIGHT はボートの排水量からルール 22.2 に書かれた項目を差し
引くことで計算される場合がある。
23.0
LENGTH ON WATERPLANE (LWP) (水線面長さ)
23.1
艇の様々な形状に対する計測ポイントはハルの形状の図で示され、アペンディックス1により定義
されている。LWP は全長(LOA)からバウオーバーハング(BO)とスターンオーバーハング(SO)を差
引き計算される。 y の寸法、および必要であれば h
10
x の寸法も得られる。疑わしい場合、LOA
と LWP は最大値としなければならない。全ての計測は空荷状態(ルール 22 参照)で行わなけれ
ばならない。
23.2
オーバーハング・ファクター(OF) バウとスターンのオーバーハング形状が、帆走時の船体長さに
与える影響をレーティング・オーソリティ が評価する値である。
24.0
KEEL, CENTREBOARD AND RUDDER (キール、センターボード、ラダ−)
24.1
ボートのキール、ラダー、他の附加物(アペンデージ)の十分な詳細データ―は、レーティングの申
請時に、レーティング・オーソリティに提供されなければならない。
24.2
レーティング・オーソリティはボートのドラフトにウィングキールの翼長の 50%までを加える権利を有
する。
24.3
ドロップキール、センターボード、カナ−ド、他の可動する附加物は申告されなければならない。レ
ース中に固定しない限り、ドロップキールは可動附加物として評価される。
24.4
ツイン・ラダーは許可される。
24.5
ハルアペンデージの材料で、比重 11.3 を越えるものは使用してはならない。
24.6
エージデートが 2005 年かそれよりも古い艇で、2005 年 12 月 31 日時点に有効な IRC 証書があり、
比重 11.3 よりも重い材料がハルアペンデージに使われているものは、ルール 24.5 が免除される。
そのような艇で、通常のメンテナンスとは別に、比重 11.3 を越える材料の量を変更した艇は、ルー
ル 24.5 を満たさなければならず、同ルールの免除の適用はもはや受けることはできない。
25.0
ENGINE AND PROPELLER (エンジンおよびプロペラ)
25.1
艇は次のいずれかに区別されレーティングを受ける。
25.1.1 エンジンなし
25.1.2 船外機(レース中に水から引き上げることが出来るプロペラのついたエンジン)
25.1.3 船内機(インボードエンジン)、 ストラットドライブとスターンドライブの形状を含む。プロペラタ
イプは、レーティング申請時に申告されなければならない。
25.2
船内機は、最低速度 1.8*LWP^0.5 ノットが出せるものでなければならない。船外機は、レース中、
通常の収納場所に確実に固縛しなければならない。
26.0
RIG AND SAILS
(リグおよびセイル)
26.1 General (一般事項)
26.1.1 IRC はシングルあるいはツィンマストリグのみレーティングを発行する。
26.1.2
キャット リグは、風上への帆走のとき、マスト(複数)の前方にセットされているセイルがない
ものと定義する。
26.1.3
ガフ リグは、スクエア、スピリットセイル および他の類似する形状のリグを含む。
26.1.4 ミズンステイスルは申告されなければならない。
26.1.5 以下の場合を除いて、IRC でレースをする場合、搭載するセイルの枚数やタイプ に制限はな
い。
(a)
スピネーカーの枚数の制限(ルール 26.6.2 参照)
(b)
エキゾチックマテリアルを含むセイルの制限(ルール 26.4 参照)
11
(c)
1枚のファーリン グヘッドセイルのレーテイングを取得した艇のヘッドセイルの枚数の制
限。
重大なダメージまたはストームやヘビーウェザージブを用いる場合を除いて、1枚のロー
ラーファーリングヘッドセイルを使うことを申告してレーティング・アロワンスを与えられた
艇は、どのようなシリーズ・レースでも全てのレースでその同じセイルを使用しなければ
ならない。(ルール 26.8.1 参照)
(d)
重大なダメージを除いて、レガッタの期間中、レイデイを含み、搭載したセールは同一の
ものでなければならない。
(e)
スペアのメインセイルは搭載(On board)してもよいが、レース中およびレイデイを含むレ
ガッタ期間中に、レース用の代替えとして使用してはならない。
(f)
セイルは艇の周辺に近接してセットしなければならない。
26.1.6
a)
レース中、フォアステイあるいは(また)ダイアゴ ナルとジャンパーシュラウドを含むシ ュラウド
を調整したり、はずしたりすることは以下の場合を除き許可されない。
(i)
ランナー、チェックステ イまたは調整できるバックステイがない艇の場合、フォアテ イを調
整してもよい(取り外してはいけない)。
(ii)
デイボートの場合、それらの独自のクラスルールにおいてレース中にフォアステイやシュ
ラウドを調整また取り外すことを明確に許可している場合
(iii)
b)
規則 26.1.6 (b )で許さ れている もの。
フォアステーやマストフットの調整をレース中に行うことのできる、ボートに搭載されているシ
ステ ム を 有す る ボ ー トは、 こ れを レ ー テ ィ ン グオー ソリテ ィ に申告しなければならない。
ロ ック機構のある 通常のタ ー ン バックルは申告す る 必要はない。
レース中にそのようなシステムを使用しない旨の申告がない限り、ボートはフォア ステーや
マストフットを垂直や前後方向にレース中調整することができるが、フォアステーを取り外し
てはならない。
26.2 Rig Factor (リグファクター)
26.2.1 リグ・ファクター(RF)はレーティング・オーソリティが、その艇のリグとセイルの性質、効率を、堅
牢なスパーと基本的なリグ・コントロールを備えた標準的なクルージング艇のものと比較し、評
価される値である。
26.2.2 1.0 以上の RF 値が以下の場合に与えられる:フラクショナルなレーシング仕様の軽量リグ、ハ
イアスペクト比と効率のセールプラン形状、ウィング・マストおよびダブルラフセイル、特別に作
られたセイル・スティフニング、大きなヘッドボード/クレーン(cranes)、パーマネント・ベント・ス
パー或いは高度にコントロールできるスパー、ハイテクリギン、エキゾチックマテリアルのリグ、
先進的なウィンチ及びデッキギアアレンジ、平坦な/効率のよいデッキデザイン、そしてこれ以
外に、計測値からは算出されないものでセーリング効率を高める特徴を持つもの。
26.2.3 1.0 未満の RF 値が以下の場合に与えられる。効率の低いリグとセイルプラン、クルージング用
ファーリングセイル、大きなデッキハウス付きのモーターセーラー、高い位置に重量物/風圧抵
抗物があるクルーザー、或いは、基本的デッキギアだけのクルーザー、そしてこれ以外に、計
測値から算出されないものでセーリング効率を低下させる特徴を持つもの。
12
26.2.4 リグの全ての詳細をレーティング申請時に提出されなければならない。レーティング・オーソリ
ティは、全ての詳細が提出されるまで、高いリグファクターを適用する権利を有する。
26.3 セイルのシーティング、セイル定義、バウスピリット、スピンポール
26.3.1 ヘッドセイルとスピネーカーはセイルの1箇所以上からシートを取ることはできない。
26.3.2 全てのセイルは RRS 50「セールのセットの仕方とシートの取り方」および次の追加事項に従っ
てセットしシートを取らなければならない。
26.3.3 RRS 50.3(a)を修正する。スピネ−カーはバウスプリットにタックをとってよい。ヘッドセールは予
め申告した上でレーテイングを与えられていない限り、バウスプ リットにtックを取ることはできな
い。
、J がバウスプリット上のヘッドセイルタ ックアタッチメントポ イントで計測されている場
合のみバウスプ リットにタ ックを 取ってもよ い。
26.3.4 RRS 50.4 を適用しない。
スピネーカーは一番前のマストの前方にセットされ、2分の1幅がフットの75%以上(スピネー
カーとして計測されて)あり、バテンを持たないセイルとして定義する。この以外の一番前のマ
ストの前方にタックを取るセイルは全てヘッドセイルである。
26.3.5 RRS 50.3 (C ) を削除し、以下と置換える。
ヘッドセイルは、以下の条件を満足する場合、スピネーカーポールまたはウィスカーポールに
シートを取り、あるいはクリューまたはタックを取ってもよい。
a) スピネーカーがセットされていないとき
b) HAS と LLmax の寸法がその証書に記載された数値を超えないとき
c) スピネーカー・タックの長さ(STL)として計測されているポールの長さが計測された STL を超え
ないとき
d) 26.3.8 a)に基づいてスピネーカーポールなしで計測された艇の場合、ウィスカーポール(STL と
して計測される)は J を超えてはいけない。
二番目のヘッドセイルを同時にセットしてもよい。
26.3.6 フォアステーの前のバウスプリットにスピネーカーのタックを取る場合、バウスプリットはスピネ
ーカーポールとしてみなされ、STL は、最長のスピネーカーポールの長さ、またはバウスプリッ
トの先端までの距離のどちらか大きい方で計測される。
26.3.7 ヘッドセイルをフライングで揚げることを主な目的とするバウスプリットを持つ艇の場合、J 寸法
は、デッキレベルのマストの前面からバウスプリットのヘッドセイルのタックを取り付ける点まで
の水平距離とする。
26.3.7
予備
26.3.8 スピネーカーポールを使うか、そして/またはバウスプリットを使うかによ り、以下の分類がなさ
れ、レーティングが与えられる。
(a) スピネーカーポールなしの場合(スピネーカー・タックはデッキに取る) 或いは センターライン
バウスプリットのみの場合。
(b) 出し入れ可能なバウスプリットのみの場合。
(c) バウスプリットがあってもなくても、1本以上のスピネーカーポールを持つ場合。
26.4
Sailcloth (セイルクロス)
26.4.1 エキゾチックマテリアル(現在はない)を含むセイルクロスに対し、税金がレーティングに加えら
13
れる。
26.4.2 エキゾチックマテリアルを含むセイルクロスを使う場合は、最初のレーティング申請時、更新時、
またはセイルインベントリーを修正した時に申告しなければならない。
26.4.3 エキゾチックマテリアルが使われているセイルは申告され証書に記載されているもののみ IRC
のレースで使用することが出来る。
26.5
Mainsails (メインセイル)
26.5.1 マストの最頂部、ブームの最後尾に計測バンドが記入されている場合、 メインセイルのヘッド
はマストヘッドの計測バンド下端を越えてはならず、セイルのクリューは、ブームエンドの計測
バンドの前端を越えて引いてはならない。
26.5.2 ルール 26.5.3 で規定した値より大きい場合でも、ルール 26.5.4 で規程した値より小さい場合で
も、申告されない限り、メインセイルの 7/8 幅(MUW)、メインセイル 3/4 幅(MTW)とメインセイ
ル 1/2 幅(MHW)は、それぞれ、0.22*E、0.38*E、0.65*E と想定される。
26.5.3 計測値 MUW が 0.22*E を超え、MTW が 0.38*E を超え、MHW が 0.65*E
を超える場合は、
申告しなければならない。
26.5.4 MUW 計測値は 0.22*E より小さく 0.125*E のロワーリミットまでの値を申告すること
ができる。MTW 計測値は 0.38*E より小さく 0.25*E のロワーリミットまでの値を申告
することができる。MHW 計測値は 0.65*E より小さく 0.50*E のロワーリミットまでの値を申告
することができる。
26.6
Spinnakers (スピネーカー)
26.6.1 スピネ−カーは個々の艇のタ イプとサイズから適当な基本面積(base area)を与え、これを基
準にレーテイングを算出する。
26.6.2.1 レース中、合計 3 枚を超えるスピネーカーを搭載する艇はレーティングが増加する。
26.6.2.2 ルールオーソリティは管轄するレースが ISAF スペシ ャルレギュレーションカテゴ リー3
もしくはそれ以上を要求する場合で行われる レ ー スにつ いて、参加艇はその現行の IRC
証書に記載されているスピネーカー数よりも一つ多い数の更に一つの追加スピネーカー
を、レイテ ッドSPAを超えない面積であることを条件として、レーティング値の増加なしに
積むことができる旨の規定を定めることができる。そのような規定は、レース公示で定め
に記載し なければならない。
26.6.3 スピネーカーエリアは次式により計算しなければならない。
SPA=((SLU+SLE)/2*((SF+(4*SHW))/5)*0.83
搭載する最大エリアのスピネーカーのラフ(SLU)、リーチ(SLE)、フット(SF)、1/2 幅(SHW)を
申告しなければならない。このスピネーカーの計算されたエリアは艇の証書に使用できる最大
のスピネーカーエリアとして示される。
26.6.4 STL は 0.456*SPA^0.5.を基本長さとし、レーテイングを算出する。基本長さと異なる場合、その
差に応じてTCCが変わることになる。
26.7 Headsail (ヘッドセイル)
ヘッドセイルエリア(HSA)は次式により計算しなければならない。
HSA=0.125*LL*(2*LP+3*HHW+2*HTW)
HSA の計算において、
14
(a) HHW と HTW は LP のそれぞれ 50%、25%より小さい値をとることはできない。
(b) もし HHB が、0.09m もしくは 0.008*LL の大きい方よりも大きい場合、超過分の 5 倍を HAS の
計算式内の LL に加えなければならない。
26.7.1 次の申告をしなければならない。
(a) 搭載する最大面積ヘッドセイルのラフの長さ(LL)、ラフの垂線(LP)、1/2 幅(HHW)、3/4 幅
(HTW)
(b) 搭載するヘッドセイル中の最長のラフの長さ(LL max)
(c) 搭載するヘッドセイルの最大ヘッドセイルトップ長さ(HHB)
26.7.2 最大エリアのヘッドセールの HSA 、LP、 HHW、HTW および LL max と HHB は証書に記載され
る。 HSA 、LL max、HHB は使用可能な最大値である。
26.8
Furling Headsails (ファーリングヘッドセイル)
26.8.1 1枚のローラーファーリングヘッドセイルを使用する艇にたいして、レーティング上の優遇処置
が与えられる。条件は以下のとおり。
a)
艇は、完全なヘッドセール・ファーリングシ ステムを装備していなければならず、少なくともドラ
ム、ファーリングヘッドフォイル、トップスイベルを含んでいなければならない。
b)
計測された LP は 1.3*J 以上でなければならない。
c)
レース中、1枚のヘッドセールしか使用できない。ただし、これに加えて、スペシャルレギュレー
ション 4.26(アペンディックス1、IRC Measurement Definitions 参照)によって定義されているス
トームジブを使用することができる。
26.8.2 艇はスペシャルレギュレーション 4.26(アペンディックス1、IRC Measurement Definitions 参照)
で定義さ れている ヘビーウェザージブを 使用する旨の申告を 行なうことができるが、ルール
26.7.1a)および b)に従うことが条件となり、優遇措置の割合は減少する。
26.8.3 重大なダメージや、ストーム・ジブおよび/またはヘビーウェザージブが適当とされる悪天候の
場合を除いて、どのようなシリーズレースにおいても全てのレースに、同一のヘッドセイルを使
用しなければならない。
26.8.4 他のどのようなヘッドセイルを搭載してもよい。
27.0
EQUIPMENT AND LOADING
(装備品および積荷状態)
27.1. レーティングを計算するパラメーターは、少なくとも艇がプロダクションの仕様書にそって、および/ま
たは、前回計測/インスペクションされた状態にそって装備されていると想定している。ルール 22 に
よって計測の際に、積み込むことを許可されている取り外し可能なアイテム(バンククッションに限ら
ず同様のもの)は、レース中、通常の位置に設置しなければならない。他のレーティング証書のデ
ータが使われている場合、その証書発行後のいかなる変更もレーティング・オーソリティに報告しな
ければならない。
27.2. Hull Factor (ハルファクター)
27.2.1 Hull Factor(HF)とは、レーティング・オーソリティが、艇の特徴、性質、効率を勘案し、基本的な
クルージング艇の要素と比較し評価する値である。
27.2.2 内装を剥ぎ取った艇、軽量なハイテク構造および/または材質を使用いた艇、家具または他の
15
装備などを取外した艇などは、パフォーマンスを向上させる可能性があるため、標準的な Hull
Factor とより大きい値を適用することがある。このような特徴はレーティング・オーソリティに申
告されなければならない。
27.3 Movable and Variable Ballast(移動・変動バラスト)
27.3.1 スタビリティ(復原力)を増やす目的で、可動および/または変動できるバラストを使用する艇は
レーティング・オーソリティに使用許可を要求することできる。レーティング・オーソリティは通常、
可動および/または変動できるバラストを積むことがそ艇の特別仕様でありオリジナル・デザイ
ンである場合にのみ許可を 与え、ま た、特に理由を明示せず に許可を否定することがある。
RRS51「バラストの移動」および RRS52「人力」は、このクラス・ルールが要求する範囲まで修正
される。このようなシステムは、レーティング申込書によって申告しなければならないし、証書
に記載される。 同時にこのようなシステムは、TCC 算出の時、Power Factor の適用を受けて
レーテイングに反映される。
27.3.2 片舷のバラストタンクを完全に満たした時、ま たは可動バラストを完全に片舷に配した時の、
静止した状態でのヒールアングルに関して何の制限もない。 ウォーターバラストを持つ艇は、
各舷に配することが出来る水の最大重量を申告しなければならない。可動バラストを持つ艇は、
空荷状態(ルール 22.0 参照)で、片舷に完全に可動バラストを配した時の静止した状態での最
大ヒールアングルを申告しなければならない。
27.3.3 蓄積された動力は可動および/または変動バラストシステムの作動に使用することが出来る。
27.3.2 Spare(予備)
27.4 Crew Number/Weight (クルーナンバー/重量)
27.4.1 IRC のもとでは、ショー トハンド証書(ルール9.2参照)、 ワンデザイン・クラスおよび ENDORSED
証書(ルール 9.4 参照)を保有することが要求されるレース以外、クルーの人数や体重の制限
はない。ルール 3.4 に注意。
27.4.2 証書に記載されたとおり、 ワンデザイン・クラスとしての証書を持つ艇は、クルー数/重量に関
してのワンデザイン・クラスルールに従わなければならない。ただしレース公示ま たは帆走指
示書によってこの要求が解除された場合を除く。ルール 17.7 も参照。
27.4.3 ENDORSED 証書を保有することが要求されるレースにおいては、それぞれの艇の証書に記さ
れているクルーの人数を超過してはならない。
27.4.4 その他の全ての場合において、各艇の証書に記されているクルーの人数は単なる情報として
であり、TCC に影響はなく、レース公示または帆走指示書によって示されない限り、IRC ルー
ルにおける関連性はない。クルーの人数は、レース公示または帆走指示書によって修正する
ことが出来る。
27.4.5 レースコミッティは、レース公示および/または帆走指示書に、クルーの制限を人数または体重
によって示すことが出来る。
27.5
Crew Classification (クルー分類)
27.5.1 レース公示によって示されない限り、IRC において、クルーの分類(classification)についてのル
ールはない。
16
28.0
SEAWORTHINESS AND SAFETY
(耐航性と安全性)
28.1 レーティング証書の発行は、その艇が必然的に満足のいくデザインであり、安全性または耐航性が
あるということを意味するわけではない。ルール 3 参照。
28.2 レースコミッティは、彼らの裁量により、安全性の分野において、レースのエントリーに制限を課すこ
とができる。その艇特有の SSS ナンバー、およびデータが備わっている場合、IRC/ISOSTIX、AVS
そして IRC/ISO デザインカテゴリーは、オーナーとレース運営者へのガイダンスのために、それぞ
れの艇の証書に記載される。
29.0
DAYBOATS(デイボート)
29.1 デイボートは、オフショアスペシャルレギュレーションのカテゴリー0 から 4 に適合するこたができな
いボートとして定義される。レーティング・オーソリティは、理由を示すことなしに、再分類する権利を
有する。
29.2 デイボートは、証書に D の字が TCC に隣接して表示され選別される。
29.3 デイボートは 60 度のヒール時に自己復原性を持っていなければならない。
29.4 デイボートは IRCのレース中に、以下のアイテムを積載しなければならない。
29.4.1 ビルジポンプとバケツ1組
29.4.2 1つのエンジン或いは2つのパドル或いはペアのオール
29.4.3 アンカーと適したロープ 1組
29.4.4 コンパス 1個
29.4.5 ホイッスル付のライフジャケット 各クルーに1つ
29.4.6 赤色発光信号 2 個
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PART 4 IRC-A
I R C, adv ertising not permitted
30.0 Rules (ルール)
30.1 ルール 18 Advertising を除き、IRC ルール Part3 を適用する。
31.0 Advertising (広告)
31.1 競技者は ISAF の広告規定カテゴリーA に従わなければならない。
31.1
ハル、 スパー ,セイルへの広告表示は ISAF 規定 20、 広告コ ー ド 20.9 のみにより制限される。
18
Appendix 1
(附則
1)
計測注: ISAF セーリング装備規則(ERS)パート II、定義、セクション G、セイルの定義、が本ルールもしくは
本アペンディックスに別段定めのない限りセイルの計測に適用される。セイルは ERS パート III、計測ルール、
セクション H5、セール計測、に従って計測されなければならない。
Age Date
その艇が最初に進水し た年、または船体の修正工事後に再進水した年のどちらか新
しい方の年。
Backstay
マストヘッドからスターンに伸びるランニングリギンの一つで、レース中調整することが
できる。
Batten
セイルを支持もしくは硬くする目的を持った、取り外し可能なまたは恒久的に取り付け
られ、または他の機構を持ついかなる材質のもの。
Beam
防舷材やトーレールなどを除き、横断面における艇の最大水平幅。
BO(バウ・オーバーハング) 空荷状態(ルール 22 参照)で、LWPの前端からLOAの最先端まの水平
距離。
Checkstay
ランニングリギンの一つで、マストのフォアステー位置よりかなり下からスターンまで伸
びており、レース中に直接的もしくは間接的に調整できる。
Draft(ドラフト)
空荷状態(ルール 22 参照)で、水線面下の艇の最大深さ、または、どのような附加物
でもその最下端までの深さ。可動附加物がある場合、それがレース中に固定されなけ
れば、最小深さも必要である。
E
メインセールのフット長さ。ブームを船体中心線上の位置に、マストに直角にセットし、
マスト後面よりブーム後部の明瞭に識別できる動かせない 25mm 幅の計測バンドの
内端までの距離をブーム上面にそって測る。メイン セールのクリュ−・ポ イントはこの
計測バンドを超えて引くことはできない。計測バンドがない場合は、ブーム最後端まで
測る。
EY
ミズンセールのフット長さ。メインセールと同様に計測する。
Empty Weight (空荷状態重量)
空荷状態での艇の重量、 最も近 い 10kg 単位で計測し 、 こ れ
から差引き計算するものは最も近い 1kg 単位で測る。(ルール 22.3 参照)
FL
フォアステイの長さ。フォアステイとデッキの交点、またはバウスプリットの場合はジブ
アウトホー ル取付点から、 マスト前面のフォアステ イ取付点、ま たはフォア ステ イと
必要なら延長したマスト前面の交点までの距離。
FL
J の前端と 次のポ イン トの高い方の間の距離:
a) マスト前面のフォアステーの取付点もしくはフォアステーがマスト前面と交差する点、
ま たは:
b) もし、ヘッドセイルがフォアステーより前方にセットされる場合、 ヘッドセイルがホイス
トさ れる マストの最も高いア ッタ チメン トポ イン ト。
h
空荷状態(ルール 22 参照)で、水線面から、ステムが水平と 45°を成す最下点までの
垂直距離。
Heavy Weather Jib (ヘビーウェザージブ) 特別規程(Special Regulations) 4.26 を満足するヘッドセール。
19
面積はフォアトライアングルの高さの正方形の 13.5%以下であり、リーフポイントがあっ
てはならない。フォア トライアングルの高さはデッキ・レ ベルから、マスト前面のフォア
ステイの取付点までの距離(IMS IG)
HHB
ヘッドポ イントからアフトヘッドポイン トの距離で、搭載するヘッドセールの内最も大き
い数値。
HHW
最大面積ヘッドセールの 1/2 幅。リーチの中間点からラフまでの最短距離を測る。
HAS
許容されるヘッドセールの最大面積
HTW
最大面積ヘッドセイルの3/4幅で、3/4リーチポイントからラフまでの距離として与え
られリーチ上のホローは全てブリッジする。
Internal Ballast(インターナル・バラスト) 鉛または他の材質で、キールおよびバルブの中にあるもの
ではなく、艇内にあって重量を増やすためや前後トリムを修正するためのもの。
J
フォアトライアングルのベースの長さ。デッキ・レベルでのマストの前面から、必要なら
延長したフォアステイとデッキの交点までの水平距離。
J
フォアトライアングルのベースの長さで、デッキ・レベルでのマストの前面から、デッキ
上、もしくは、センターラインにあるバウスプリット上で、ヘッドセールタックが取付けら
れる 最も前方にある 点ま での、 必要なら投影し た水平距離。
LL
最大のヘッドセイルのラフ長さ。折り目・しわがなくなるように十分引張って測る。
LLmax
ヘッドセイルの中で、ラフ長さの最大値。
LLY
ミズンステイスルの中で、ラフ長さの最大値。LLと同様に測る。
LOA
船体全長。バウスプ リットおよび(もしあるなら)付属する他のリギン、船首金物、船尾
金物、パルピット、オーバーハングした舵および舵金物を除く。
LP
最大面積のヘッドセイルのラフ垂線長さ。クリュ−ポイントからラフの外縁ま たはラフ
テープまでの最短距離。1本以上のフォアステーがあるカッター・リグの場合、もっとも
後方に展開さ れるジブまたはヘッドセイルのクリューポイン トから、最前端にあるフォ
アステーまでの最短距離。
LPY
ミズンステイスルの中の、最も長いラフ垂線長さ。LL と同様に測る。
LWP
空荷状態(ルール 22 参照)で、水線面における船体長さ。
MHW
メインセイルの 1/2 幅。リーチの中点からラフまでの最短距離、リーチにホローがあ
ればブリッジして測る。
MTW
メインセールの 3/4 幅。リーチの4分3点からラフまでの最短距離、リーチのホローが
あればブリッジして測る。
MUW
メインセールの上部(7/8)幅。リーチの8分の7点からラフまでの最短距離、リーチに
ホローがあればブリッジして測る。
Movable Ballast (移動バラスト) 水または他のバラストで、その量を変えることができたり、艇内にお
ける位置を移動することができるもの。
P
メインセイルのホイスト。マストに直角にセットしたブームの上面、またはメインセイル
のトラックの内低い方から、マスト頂部にあるコントラスト色の恒久的な 25mm バンド下
辺まで、マストにそって測る。メインセイルは計測バンドを超えて引き上げることはでき
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ない。マスト頂部に計測バンドがない場合は、ハリヤードシ ャックルの上部の耐荷重
面までを測る。ガフリグの場合、上部計測点はピークのメインセイルヘッドもしくはトッ
プスル(もし装備されていれば)のヘッドとする。
PY
ミズンセイルのホイスト。 メインセイルのPと同様に測る。
Runner
ランニングリギンの一つで、マストのフォアステー取り付け部辺りからスターンに掛け
て伸びており、レース中に調整できる。
Series Date(シリーズ・デイト) そのクラスまたはプロダクション・シリーズの最初の艇が進水した年。
SF
搭載する最大面積のスピネーカーのフット長さ。クリュ−間の距離を測る。
SHW
搭載する最大面積のスピネーカーの 1/2 幅。2分1リーチ・ポイント間の距離を測る。
SLE
搭載する最大面積のスピネーカーのリーチ長さ。クリュー・ポイントからヘッド・ポイント
までの距離を測る。
SLU
搭載する最大面積のスピネーカーのラフの長さ。タック・ポイントからヘッド・ポイン トま
での距離を測る。
SO(スターン・オーバーハング) 空荷状態(ルール 22)で、LWP の後端から LOA の最後端までの水平
距離。
SPA
許容されるスピネーカーの最大面積
STL(SPL)
最も長いスピネーカーポール、ウィスカーポールまたはバウスプリットの長さ。ほぼ艇
のセンターライン上で、マスト素管の前面から、スピーカーポール、ウィスカーポール
またはバウスプリットの最前端までの距離、あるいは、デッキレベルでマスト素管の前
面から、デッキ上のスピ ネーカー・タック取付ポイン ト(必要なら垂直に延長して)まで
の水平距離、のどちらか大きい方の値とする。
Storm Jib(ストームジブ) 特別規程(Special Regulations)4.26 を満足するヘッドセイル。ストームジブの
面積はフォアトライアングルの高さの正方形の面積の 5%以下で、ラフ長さがフォアトラ
イアングルの高さの 65%以下であること。フォアトライアン グルの高さはデッキレベル
から、マスト前面のフォアステーの取付点までの距離(IMS IG)
Variable Ballast スタビリティーやトリムを変化させることのみを目的としている水で、その量や位置を
レース中変化させることができる。
Wingspan (ウィング翼長) 附加物(アペンデージ)に取り付けられたウィング(複数を含む)または、バ
ルブの横断面における最大水平幅。
x
空荷状態(ルール 22 および図参照)で、LWPの前端から、ステムが水平と 45°を成
す最下点までの水平距離。
y
空荷状態(ルール22 および図参照)で、水線面(LWP)から、トランサムの最下点まで
の垂直距離(カウンタースターンの場合、LOA の後端まで投影する)。
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