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今週の土曜日
Bonjour
今週の土曜日の午後
このアイテム出来上がる予定です:
ルイ15世様式 カブリオレアームチェア
bonne journée
Laurent Philippe Cluet
http://www.laurentcluet.com/
THE true story
こんばんは
Bonjour
これから私がお話することは全て本当のことです。
アンティーク家具には、時に信じられないようなストーリーがあったりします。
ともかく、パリの隣のOzoir-la-Ferrièreと言う村で84歳のフランス紳士から購入したこのゲームテーブルの話をしま
しょう。
I promise, the story I am writing now is hundred pour cent
true.
Sometimes with antiques, there are incredible stories. So
anyway, I bought this game table to an 84 years old French
gentleman here, in that village, called Ozoir-la-Ferrière next
to Paris.
私がその村に行ったのは、化粧テーブルを購入するためでした。そこで、彼は他にも商品を取り扱っていて、その中にこのゲームテーブル
がありました。
I went there for a toilet table( more known now as dressing
table), anyway he also had few others items available to sell
. Among these, this game table:
この引き出しをみてください。アンティーク家具には往々にして、鍵がない場合があります。そして、もっと悪いことに、なかには引き出
しがロックされたまま鍵がなくなっている場合もあったりします。
そして、このゲームテーブルはまさしく、鍵が無く、引き出しがロックされた状態でした。
You can see the drawer.
Problem with drawer is sometimes there is no key. And bigger
problem is when there is no key and the drawer is locked.
Anyway, there were no key, and the drawer was locked.
鍵を探してもらうよう頼んだところ、20分ほど探した後、やはりないとの答えが。
また、何故このカバーの部分が壊れているかを聞くと、数年前に泥棒がはいり、引き出しがロックされて開かなかっために天板をこじ開け
たようだと答えてくれました。
I asked him to look for it, he kindly went for 20 minutes
looking for it but in vain.
I also asked him why the drawer cover part was broken. He told
me some people broke into his house few years ago and they try
to open the drawer, but as they could not, they broke the top
of it to check what was inside.
ともかく、私はこの素敵なテーブルに惚れ込み手に入れたのが去年の3月になります。
Anyway I took the table as it was in nice shape. I was last
year in March.
時を同じくして、私はまた別の街、ランス(Reims)の家具店でこのデスクを手に入れました。
ちなみにこのデスクにはちゃんと鍵がついています。
At the same period, I bought this desk, in that city called
Reims, in a furniture shop.
And as you can see, this piece has the key.
さて話はかわり、いまから約3ヶ月ほど前、私は初めに紹介したゲームテーブルのレストアにとりかかりたかったのですが、問題の引き出
しの解決方法はやはりみつからず、鍵を開ける方法が見つかるまでいったん保留にすることにしました。
So I have to admit, that I wanted to start to restore the game
table like 3 months ago but not having the key made me skip
its turn. I thought I will think a bit and try to find a way
to open the drawer and come back to it when I would have found
the solution.
それから約3か月。先日、後に紹介したもう一つのデスクのレストアにもとりかかりました。
この時は何気ないいつもの作業の時間で、前出のゲームテーブルのことなどはもちろん頭にありません。
Then finally the desk’s turn comes.
いつも、私は作業にとりかかる前に細部まで全ての部分をチェックします。いつもと同じようにこのデスクを作業台の上に置き、引き出し
を取り出してライトを使い中の確認をしました。
What I like to do before I start any piece is examine it many
times and in all the details.
So I took the desk, put it on the bench, I removed the drawers
and check the inside with light.
このデスクは、フランスでも移動を何度もしましたし、上下さかさまにも何度もなりました。コンテナでも逆さになったり、オフロードの
道を行ったり、様々な道を経て私のアトリエにやってきたのです。それでも、それでも、どこかに隠れていたのでしょう、私はその時これ
を発見したのです。
Now despite, I had moved this desk few times in France, put it
upside down in the container and then upside up after
offloading it from the container, and move it again here and
there from the warehouse to the shop, despite all this, here
somewhere hidden I could see that :
引き出しの奥に小さな金物が挟まっているのがわかりますか?
そう、なにかの鍵です!!
これは、間違いなくこのデスク用のスペアキーなどではありません。
比べると非常にサイズが小さいこともわかります。
その鍵を手に取る前、見つけた瞬間に私の頭によぎったのは、例の鍵を失くしたルイ・フィリップ様式カードテーブルの鍵穴にぴったり合
うのではないかということです。
言うまでもなく、私がフランスでこの二つの家具を購入した場所はそれぞれ遠く離れた街で、二人のオーナーの間にも縁もゆかりもありま
せんでした。
しかし、何十年も昔よりいろいろな人の手に渡りながら大切に受け継がれてきた家具ですから、たとえ遠い街におかれてあっても、その経
緯の中でどこかで繋がっている可能性はゼロではないのです。
同じ人がこの二台を家庭で使用していた過去だってあるかもしれないのです。
そしてそれが巡り巡って、海を越えて私のアトリエで再会する可能性も、、、。
もし、もしも、、ありえるか?!いや、そんな偶然が、、、
私ははやる気持ちを抑えて、すぐさまゲームテーブルへ向かいました。
そして、鍵を差し込み、、、、、
Definitely it was not a double of the key of the desk, looked
to small, but straight to my mind, even before I picked up
this key from where it was, it came to my mind that it is this
type of key that will fit the Louis-Philippe table lock.
I was very excited, and if if if if…. it opens it…….
I went straight to try it
And it……
もし、あなたが私の店に訪れることがあれば聞いてみてください。
このゲームテーブルの鍵がどうなったかを・・・
If one day, you have the occasion to visit my shop, will tell
you if it opened it…
それでは
Bonne soiree
Laurent Philippe Cluet
http://laurentcluet.com/
ルイ16世様式 アンティークチェスト
Bonjour
少し前にこちらのルイ16世様式のチェストのレストアを終わりました:
こちらはルイ16世様式の1950年頃に作られた小さめのクルミ製チェストになります。
引き出しに、美しい繊維の模様を見ることができると思います。脚も彫り込まれ、非常にしっかりとしています。上部に用いられているの
は丈夫なクルミで細工には真鍮が使われています。
こちらに詳しく見えます:
http://laurentcluet.com/details.php?ref=LPC022
宜しくお願いします
Bonne journée
Laurent Philippe Cluet
http://laurentcluet.com/
Keep it hot !
皆様こんばんは
Bonsoir,
アンティーク家具のレストアを行うときには、ニカワを使うことがあるかもしれません。
そのときには、出来るだけ、当時から使われていた剥離可能なフィッシュグルーなどのニカワを使用しなければなりません。
When you restore antique furniture, you may have to use glue.
Then as much as possible, you have to use the reversible glue
(like the fish glue for example), the same type of glue that
were used long time ago and called animal glue .
フィッシュグルーは室温で使用することが出来ますが、例えばナーブグルー(神経膠)やボーングルー(骨膠)などは高い温度で使用する
必要があります。
冷たい上体だと、直ぐに固まってしまい使用しづらく、あまりに高い温度だとニカワとしての性質が失われてしまいます。
一番適した使用温度は50-60度になります。
The fish glue can be used at the room temperature but some
others, like the nerve’s glue or the bone’s glue have to be
used hot.
Cold, they harden quickly, and too hot, the glue will not work
anymore. Best temperature is about 50/60 degrees Celsius
このようなタイプのニカワはダブルボイラーを使用して、適正な温度に保つ必要があります。理由としては、何度も温めなおすことでニカ
ワとしての働き、接着力が壊れてしまうからです。
Anyway, this type of glue has to be prepared with double
boiler and be kept at the correct temperature because the
issue is that, the more you re-heat the glue to liquefy it and
the more the quality of the glue will be deteriorated and the
sticky power with it.
なので、もしあなたがこのようなトラディショナルタイプのニカワを使う場合には、使用している間、ダブルボイラーを使用し、慎重に水
位を正しい位置で使う、もしくは、下で説明するような小さな箱を作ります。
So, if you are using this type of traditional glue, you can
keep the container of the glue in the double boiler, during
the time you are using it, and be careful that the water level
is always correct or, you can make a small box like I am
explaining below.
このような箱を使用するメリットとしては、水位を気にする必要もないですし、工房内で動かすことが容易になるからです。
The advantage of this kind of box is that, it is much easier
to move around your atelier than the double boiler, and also
you don’t need to check water level.
使用している電球は100wの白熱灯で、ニカワが入った容器との距離は、約 4 cmになります。
しかし、このような箱を実際に組み立て使用する前には何度かトライアルを行う必要があります。ニカワの成分や箱の大きさ、そして素材
によって大きく温度が変わってくるからです。
The bulb is a 100 watts filament bulb. And space between top
of the bulb and the glue container is 4 cm.
But if you want to make this kind of box, you have to make
some trial before you assembled the box, as the temperature in
the glue container, will vary according to many factor like
size of box and material for example.
このように、この箱は水を使って温めるよりもはるかに効率の良い方法なんですが、勿論私が考えたものではありません。
こちらはM. François Germond, “L’ ébenisterie, Technologie et
pratique” という本の99ページ目から見つけました。
So of course it is a very good idea, but indeed it is not
mine. I saw it in a one of the book of M. François Germond,
“L’ ébenisterie, Technologie et pratique” page 99.
Bonne soirée
Laurent Philippe Cluet
http://www.laurentcluet.com/
Scie à queue d’aronde
Bonjour,
a very nice scie à queue d’aronde,
英語でdovetail sawと言います。
The use of gloves avoids to leave acid from the skin on the
blade, to prevent the development of rust on the tool.
金属を酸化や腐蝕、錆などから守るために直接触れないように手袋を使用します。
bonne journée
Laurent Philippe Cluet
http://www.laurentcluet.com/
Médaillon
Bonsoir,
今日はMédaillon(大型メダル)についてお話させて頂きます。
家具作りにおいて、背もたれ部が大型メダルに似た楕円形のものをメダリオンチェアと呼びます。背面部のまわりにカービングが施されて
いるものもあります。(Justin Storck, 510ページ)
チェア、アームチェア、そしてソファなどで見ることができるでしょう。
In cabinetry, the medallion chair is a chair which has the
back in oval shape which looks like a medallion, it can come
with woodcarving (Justin Storck, page 510).
It can concern chair, armchair or sofa.
この背面部のメダリオンはちょうどいいサイズのものや、大きすぎるために見た目を損なうものまであります。
19世紀後半、ナポレオン三世の時代において、下記のイラストでご覧頂けるようにメダリオンのサイズは非常に大きいです(わかりづら
いかとは思いますが、実際に実物を見ることがあればご理解いただけるはずです)。
前脚部にキャスターを見ることができれば、その椅子はルイ・フィリップの時代以降に作られたことがわかります。
Anyway, sometimes the medallion size is just fine and
sometimes the prominent shape of the oval back really gives a
graceless result.
This concern the second half of the 19th century, specially
Napoleon III period,
As you can see on the illustration below (Justin Storck, page
510), the medallion is really big (It may not be that obvious
on the illustration but if you see one of this type for real,
you will straight understand what I am talking about). See the
casters on the front foot, you can deduce these concern the
Louis-Philippe era and after.
こちらはルイ16世様式になります、大きな違いを見つけることは難しいでしょう。
個人的な意見にはなりますが、この形はいい趣味とは言いがたいです。
Ok it is Louis XV style, but with different proportion the
result is really not there. Some people may like it but in my
opinion, any person who has good taste will not go for it.
逆に以下の写真にあります19世紀以降のルイ16世様式の物は非常に形が整い、また個人的な意見にはなりますが、見栄えが非常に良く
なります。
At the contrary, on the photo below, it is also second half of
19th century but proportions are more in phase with the Louis
XVI style and the piece, again according to me, is more
graceful.
Bonne soirée
Laurent Philippe Cluet
http://laurentcluet.com/
ごちゃごちゃ
ごちゃごちゃ許せない
そして
Bonne soirée.
Laurent Philippe Cluet
http://laurentcluet.com/
The Secret
皆さんこんばんは,
Bonsoir,
もし、あなたが工房で何が行われているのか興味があったり、もしくは、工房で修練をしたことがあれば、あなたは“Secret”(秘
密)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
そう、今回は工房における秘密についてお話します。もちろん、秘密を知ってる人は簡単に他の人に話すことはありません。
秘密は、工程の中に隠されていたり、カラーリングの妙であったり、もしくはレストアをする際の知られていない技術であったりと、多
岐にわたります。
If once in a time you were interested in some crafts
activities, or either if you have practiced some in some
workshop, you may have heard the word “secret”.
Yes I am talking about these “workshop’s secrets”. And of
course the person who knows the secret will not tell you.
It can be a secret preparation or a secret way for coloring
wood. Or even an unknown technique for restoring furniture. So
it can be anything.
もし、あなたが私に技術的なことを聞いてきたとして、「これは誰にも教えられない!」などと答えれば、それは失望を生むことでしょう。
秘密を秘密のままにしておくことは往々にして間違っていると言えます。
では、Rouboの792ページ目から引用しつつ何故秘密を一人だけで隠すことがいけないかを説明していきましょう。
“家具職人において木材のカラーリングは重要な一つであり、木材を染め上げるためになにが必要か、例えば果物であったり、花であった
り、動物由来のものであったり。しかしながら、家具職人の多くは彼らのアドバンテージを守るために染色の秘密を隠し続けます。
”
I f one day, you ask me something and I tell you “I cannot
tell you it is a secret”, then I should be downgraded to the
bottom.
The secret way is a fully wrong and bad way to do.
Let me quote Roubo (page 792) to explain you why nobody should
use the “secret way”
“The wood coloration is of a great importance for the
cabinetmakers because it is the way that allow them to the
give to the wood the colours they need to represent all kind
of objects like fruits, flowers, animals etc. However the
cabinetmakers always made a big secret about the composition
of their dye to keep the benefit of it exclusively for
themselves.
そのせいで、多くの家具職人が作り上げた技術やレシピの多くは伝え残されておらず、不幸にも知るすべがないのです。だからこそ、
我々は不完全なものでもいいものであっても共有することで、より良い物へと改良することができるのです。”
That’s why most of the composition that the old cabinetmakers
used did not come to us, or were wrongly imitated. So the ones
we are currently using are either defective, or if they are
good, they cannot be improved as the ones who know their
composition are hiding the making process to the other
cabinetmakers and even to the person who have the knowledge to
improve the composition of their dye”
ご理解いただけたと思いますが、“秘密”は何もいいことがありません。“秘密”はノウハウを減らすだけでなく、不完全な技術が残され
ていくのです。
As you can see, doing the “secret way” has absolutely no
positive point, it only produces the know-how loss and may
create defective techniques and method.
私自身は秘密を持たないようにしています。もしあなたが何かしらを尋ねてきたら私は包み隠さず私の知識、行っている方法を教えます。
あなたの間違いを減らすことを手助けできるでしょうし、もしあなたがより良い方法を知っていれば教えていただくことで私自身のミスも
減らすことができるでしょう。
I have no secret. If you come and ask me something, I will
tell you what I know and the way I do, it can help you not
making mistake but it can also help me not making mistake as
you may know better than me.
Laurent Philippe Cluet.
http://laurentcluet.com/
ウェブサイト
皆さん今日は!
皆様がより使いやすいようにとHPをアップデートしました!
見に来てくださいね!
http://laurentcluet.com/
もし、こうしたら使いやすいよ!等の意見があればコメント頂けると嬉しいです!
Laurent Philippe Cluet
Bienvenue – ようこそ
Bonjour,
No!! モデルじゃなくって、私です。
お客様、いつでも歓迎いたします。
No it is not a model on the photo, it is me,
Dear client, you are always welcome.
Laurent Philippe Cluet
http://laurentcluet.com/home.php