ラメ糸健康診断シート

 保存版
保存版 保存版 ラメ糸健康診断
ラメ糸健康診断シート
糸健康診断シート
「ラメ糸」が良好な状態で、生地・製品になっているかを
拡大鏡などでのぞいて 検査してみましょう!!
例) 健康な
健康なラメ糸
ラメ糸(ラメフィルム)
ラメフィルム)の状態
・1~4 のように、ラメフィルムはキレイに光っています。
1
例) 少し体調の
体調の悪いラメ糸
ラメ糸
(ラメフィルム
(ラメフィルム)
ラメフィルム)の状態
・5、6のように
ラメの光沢が まだらに見え、輝きのある場所
と無い場所があります。
・ラメ糸入りの生地を触ると ラメ粉の
プリントでもないのに、メタリックの粉が
ポロポロと落ちてきます。
・透明ラメ糸を使用していないのに、
加工後に見ると 混入しているように見えます。
アルミ蒸着のラメ糸
2
5
純銀蒸着で、金色のラメ糸(丸撚)
アルミ蒸着で、金色のラメ糸
(金属消失)
3
6
アルミ蒸着で、ホログラム柄のラメ糸
4
アルミ蒸着のラメ糸
(金属消失)
パール光沢のラメ糸
※金属面がないので透けています
後加工別 後加工別 ラメ糸拡大画像
ラメ糸拡大画像
【1】
先染め生地
および
酸性・カチオン
染
などの
後染生地
A.ラメ入り 丸編み生地
B.未着用サンプル
C.Bを着用・洗濯 3年間
D.ラメ糸飛び出し
弊社ラメ糸入りのインナー(製品)の拡大画像。1PLY品ですが、3年着用と洗濯を繰り返しても金属光沢の消失などは
ほぼ見られません。ただ、摩擦によって ラメ糸の飛び出しなどは 経時するごとに発生しています。
【2】
反応染色の
反応染色
後染生地
※反応染色
対応の
ラメ糸使用
E.ラメ入り 丸編み生地
F.E の拡大画像
ラメ入り生地の「後染」において、「反応染色」はアルカリ処理になるため、ラメ糸の光沢を消失させることが多いです。
「反応染色対応」のラメ糸を使用することによって、 F のように ラメ糸の光沢はキープできます。
【3】
アルカリ
減量加工
または
分散染色の
分散染色
後染生地
G.サリーの生地(減量)
H. Gの拡大画像
I.高圧分散染色+減量
J. I の拡大画像
ポリエステル織物に施される事が多い「アルカリ減量加工」(ポリエステル糸の表面を溶かし、透けるような柔らかい風合
になる加工です)に、「減量用」ではないラメ糸を使用すると、金属光沢が消失します。
G は金色のラメ入り(ジョーテックス)です。 I は パール風のラメ入り(メタオパール)で、これには
分散染色もされていて、染め色の青に染まっています。
【4】
ラメ糸で刺繍後
刺繍後
ダメージ加工
ダメージ加工
①ダメージ
非対応の
非対応
ラメ糸使用
K.非対応のラメ糸での刺繍 L.金属光沢の消失発生
M.金色の部分が少ない
N.ラメフィルム切れ
K は、ジーンズに、ラメ糸で刺繍した後に「ダメージ加工(洗い)」をかけたもの。ラメ糸を使用したはずなのに、
ラメ感が少なくなっています。これは L・M のような感じで、加工の物理的・薬品的ダメージで 金属光沢が
ほとんど消失してしまったからです。光沢が消失した部分は、透明のフィルムに戻っています。
【5】
ラメ糸で刺繍後
刺繍後
ダメージ加工
ダメージ加工
②ダメージ
対応の
対応
ラメ糸使用
O.刺繍生地
P.光沢キープ
Q.一部 消失
R.糸切れ
O が「ダメージ加工対応」のラメ糸で刺繍したものです。P のように、加工後でも、金属光沢がキープ出来ています。
しかしながら、「ストーンウオッシュ」などの物理的ダメージも受けるため、ラメ以外の他の糸と同じように(画像R)
ラメ糸も切れてしまったり(画像N)、光沢が一部消失することもあります(画像Q)。
【6】
ラメ糸で縫製後
縫製後
ダメージ加工
ダメージ加工
※ダメージ対応
のラメ糸使用
S.縫製生地
T.ダメージ加工前のラメ糸 U.ダメージ加工後のラメ糸
S が、「ダメージ加工対応」のラメ糸での縫製(ダメージ加工後)です。
U も T とほぼ変わらず、金属光沢を保っています。