大 学 日 语 (第4册) 王廷凯 编 四川大学出版社 丛 书 名:大学日语教材系列 书 名:大学日语(第4册) 作 者:王廷凯 出 版 社:四川大学出版社 出版日期: 2005年12月 I S B N: 7-5614-3014-0/H36 定 价: 24.00元 前 言 本书的编写目的,是想为我国高等院校文科专业提供一套内容新颖、适 用性较强的公共外语教材, 或作为外语院校的第二外语教材。在语法,句型 及练习系统的编写方面兼顾了自学者的需要和各种考试的要求。 全书共分四册。每学期学习一册,每周按 4-6 学时安排。语音部分一般 安排三周学完。为方便自学读者需要和适应各种考试的要求,我们还分别编 写了《大学日本语学习参考(第 1~2 册) 》和《大学日本语学习参考(第 3~4 册) 》两本学习参考书。 本书课文全部选自日本原文作品。其中第 1、2 册课文以日本早稻田大学 语学研究所编的《日本语教科书》 (改订版)为蓝本。第 3、4 册的课文也都 取自日本原著。根据我国普通高等院校文科专业和外语院校学生的特点以及 自学考试和日语等级考试的要求,我们深入浅出地编写了课文注释,语法讲 解,句型说明和练习系统。 本书的第 1、2 册的特点是以日常生活为题材,以掌握基础词汇和基础语 法知识为目标。课文易读,采用敬语体,口语性强,便于学习、掌握和运用。 第 3、4 册是第 1、2 册的继续和深化。第 3 册在第 1、2 册的基础上侧重于语 法,词汇,句型的巩固和扩充以及提高阅读理解能力。第 4 册则侧重于综合 运用能力的培养和全面提高语言运用能力。第 3、4 册也可单独作为阅读教材 使用。 本书经过修改后,语法和句型的讲解比原书更科学和合理。改进最多的 是练习系统,增加了多种练习形式和扩大了练习量,练习内容更加有助于掌 握课文和提高语言的实用能力, 尤其是加强了适应各种考试的针对性。 第 1、2 册书各 20 课,第 3,4 册书各 16 课。各课内容由课文,生词, 课文注释,语法,句型和练习系统组成。为了便于自学和适应当前日语等级 考试,我们还新编写了《大学日本语学习参考(第 1~2 册) 》和《大学日本语 学习参考(第 3~4 册) 》两书以及一本《大学日本语听力训练及等级考题》 (包 括文字材料和听力录音光盘) 。 全书课文共有单词约 3300 个。其中 1、2 两册约有 1400 个,3、4 两册 约有 1900 个。考虑到初学阶段的实际情况,我们在 1、2 册书中单词后面用 数字标注有读音音调标记。这是根据《新明解国语辞典》 (日本三省堂出版) 所标注,可供初学者参考。 1 单词后面的略语符号为: [名] [代] [数] [形] [形动] [副] [接] [连] [他] [自] [五] [上一] [下一] [サ] [カ] [组] [接头] [接尾] 名词 代词 数词 形容词 形容动词 副词 接续词 连体词 他动词 自动词 五段动词 上一段动词 下一段动词 サ变动词 カ变动词 词组 接头词 接尾词 本套《大学日本语》由王廷凯主编。第 1 册由杨霞斐(语音部分由晋学 《大学日 新编写) ;第 2 册由何午;第3册由毛青兰;第4册由晋学新编写。 本语学习参考(第 1~2 册) 》由何午(第 1、2、5、6 单元),杨霞斐(第 3、4 单元)编写; 《大学日本语学习参考(第 3~4 册) 》由毛青兰(第 3 册部分) 、 晋学新(第 4 册部分)编写; 《大学日本语听力训练及等级考题》由晋学新编 写。语音部分的录音和课文录音由晋学新选编。 《大学日本语》第 1、2 册课 文录音选自日本原著录音磁带,语音部分录音和第 3、4 册课文录音由日本语 言专家兼光英子录制,特此表示衷心感谢。 参加第一版编写工作的臧俐、曾庆珠、姚继中三位老师由于工作变动, 没有参加这次编写工作。对他们过去所做的工作表示感谢。 这次编写工作得到四川大学出版社外语编辑室黄新路老师的大力支持和 热心指导,在此表示衷心的感谢。 由于编者水平有限,时间仓促,缺点和错误在所难免,欢迎广大读者批 评指正。 四川外语学院日语教材编写组 2004 年 10 月 2 《大学日本语》再版说明 《大学日本语》自 1994 年由原成都科技大学出版社出版以来,受到广 大学习日语读者的关注,曾多次印刷。随着形势的不断发展,原书内容有 些方面已不能适应当前形势的需要。为满足广大读者的要求和日语学习的 需要,我们这次在保留原书的语言框架和语法体系的基础上进行了较大的 改动,现由四川大学出版社(原四川大学出版社和成都科技大学出版社合 并而成)再次修订出版。 新版第1、2 册保留原书课文,第 3、4 册课文做了少量调整。现在全 书的语法、句型的讲解与叙述比原书更科学和合理。在练习系统方面, 我们 增加了多种练习形式,练习量也比原书增加了许多,使其针对性更强,更 加切合实际。新的改动有助于学习、掌握课文和发展语言应用能力以及适 应当前各种考试的实际情况。 为了便于自学和适应当前日语等级考试的需要,我们还新编写了《大 学日本语学习参考(第 1~2 册)》和《大学日本语学习参考(第 3~4 册)》。 前一本书包括 1、2 册语法总结,1、2 册课文练习和单元练习答案以及综合 练习题等。后一本书包括课文译文,课文练习答案和单元练习答案以及综 合练习题等。另外,在两本学习参考书中各附有光盘 1 张。光盘内容分别 为各册课文的录音(包括日语语音部分),录音均由日本语言专家录制。 为了配合和适应日语听力等级考试的要求,本系列丛书我们新增编了 一本《大学日本语听力训练及等级考题》,包括文字材料和听力录音(附光 盘)。此书可供参加日本语能力考试和日语等级考试以及日语自考的考生考 前进行强化培训。 希望修订再版后的《大学日本语》能满足读者的需要。对于书中的不足 之处也请指出,以便今后不断完善。 编 者 2005.1 目 録 第 1 課 歌舞伎 1 一、 注釈 二、 文法と文型 1.助词「から」用法小结 2.せっかく 3.かえって 4.とかく~ 5.とうてい(とても)~ない 6.~によって(は) 7.~ようになる 練習 1 第2課 火の発見と科学の芽生え 10 一、 注釈 二、 文法と文型 1.~と言ってよいくらい 2.体言において 3.~といえば 4.~ではないか 5.动词过去式(た)+以上 6.~と同時に~ 練習 2 第3課 季節風と日本人 19 一、 注釈 二、 文法と文型 1.名词+は+同一名词+で… 2.~によるところが大きい 3.~ということになれば 4.~にしても 1 5.~にしても,~にしても 練習 3 第4課 日本の昔話について 28 一、 注釈 二、 文法と文型 1.ほとんど~ない 2. (连体形・体言)以外に~ない 3.何(数字)も 4.体言はもちろん~も(まで) 5.どんなに(いかに)动词・形容词~+ても 名词・形容词~+でも 練習 4 第5課 歩きながら考える 37 一、 注釈 二、 文法と文型 1.~わけにはいかない 2.简体句とは限らない 3.いわば…だ 4.体言、终止形にもかかわらず 5.なかなか~ない 練習 5 中間テスト 1 48 第6課 ロザリオの鎖 53 一、 注釈 二、 文法と文型 1.一~も~ない 2.(体言)といえば~ 3.动词连用形・形形容词连体形+ながら(も) 2 4.よくも~ものである 練習 6 第7課 笑いと批評 63 一、 注釈 二、 文法と文型 1.动词连体形+上で~ 2.めったに~ない 3.体言+にこだわる 4.何という~だろう 5.期せずして 練習 7 第8課 日本の仏教 72 一、 注釈 二、 文法と文型 1.~ように見える 2.いったい~だろう(か) 3.~なり~なり(して) 4.~ようがない 練習 8 第9課 「家内」の意味 81 一、 注釈 二、 文法と文型 1.并列助词「なり」 2.副词「なんとなく」 3.副词「より」 4.用言未然形+んばかり 練習 9 3 第 10 課 近代的 90 一、 注釈 二、 文法と文型 1.一方で(は)~他方で(は) 2.体言いかん(で) 3.~といって(は),~といって(は) 4.体言における体言 5.~に違いない 練習 10 中間テスト 2 99 第 11 課 父親の存在 103 一、 注釈 二、 文法と文型 1. 「つもり」的用法总结 2. 「いかに~か」 3. 「次第」的用法总结 練習 11 第 12 課 自然と人間 111 一、 注釈 二、 文法と文型 1. 「~に対して~」的总结 2.体言において~ 3.形式体言「はず」的用法总结 4.とかく 練習 12 第 13 課 猫の裁判 121 一、 注釈 二、 文法と文型 4 1.~にきまる 2.~ないといられない 3.~と見える 4.どうも~らしい 5.~ないでいる 練習 13 第 14 課 移動の時代 131 一、 注釈 二、 文法と文型 1.まるで~ようだ 2.~は~からきている 3.~ということだ 4.~ざるをえない 練習 14 第 15 課 障子 140 一、 注釈 二、 文法と文型 1.~にかぎらない 2.~にいたっては 3.~といった~ 4.~ことなく~ 5.否定推量助动词「まい」 練習 15 中間テスト3 152 第 16 課 「小言幸兵衛」 158 一、 注釈 二、 文法と文型 1.惯用句「手に負えない」 5 2.惯用句「耳にタコができる」 3.惯用句「棚に上げる」 4.惯用句「陰口を叩く」 5.副词「さながら」 6.句型「一向に~ない」 練習 16 総合テスト 168 第 4 册总词汇表 173 6 第 1 課 歌舞伎 日本に来て歌舞伎を見た西洋の演劇の演出家や, 舞台装置の専門家は, だれでも, 歌舞伎の回り舞台や,花道に驚きました。そして,西洋でも,この歌舞伎の舞台を まねる人たちが出てきました。 舞台は,ある場面から次の場面へ移るときに,一度,幕を降ろして,しばらく休 んでから,再び幕を上げるのが普通ですが,それは場合によっては,せっかくの感 興をそぐ結果になります。そこで,瞬間的に,ある場面から次の場面に移す装置と して,回り舞台が発明されました。ちょっと考えると,何でもないことのようです が,このすばらしい思いつきは,立派な発明といえるでしょう。 回り舞台もそうですが,花道の発明は,演劇の効果を上げるためには最も素晴ら しいものと思われます。見物席の間をぬって左右に二本の道が通っているのです。 ここでしぐさをする役者は,見物人のまっただ中で芝居をすることになります。そ れで,ここでは,見物人と役者とが一体に溶け込み,役者と見物人が一緒になった 気持ちに誘われます。また,舞台の奥行きというものは限られていますので,とか く平面的な感じを与えますが,花道の工夫によって,立体的な感じを出すことに成 功しています。 さて,舞台装置のお話が先になってしまいましたが,歌舞伎は慶長年間(1596~ 1614)に流行した「お国歌舞伎」というものから始まりました。お国というのは女 の人で, 出雲大社の社前で演ずる歌と舞いの名手でした。 それが徳川時代になると, 歌舞伎は大阪や江戸の町人に愛好されるようになったのです。 歌舞伎は,最初のうちは,小唄に合わせて,太鼓・鼓・笛を伴奏にしていました が,間もなく三味線が主な伴奏楽器になったのです。そして,近松門左衛門のよう な著名な脚本作者も歌舞伎の脚本に手をつけるようになり,西鶴は自ら脚本は書き ませんでしたが,その小説は,歌舞伎の脚本に大きな影響を与えました。 皆さんのうちで,歌舞伎をご覧になった方は,どうして歌舞伎には女優が出ない で,男性が女の役を演ずるのだろう,と不思議に思われたでしょう。それは,今申 しましたように,歌舞伎はもともと女が舞ったものですし,男も女も両方とも出て いたものです。ところが徳川幕府は,当時の堅苦しい儒教という中国の思想から, 女の役者の出演を禁止してしまったので,それ以後,止むを得ず役者はすべて男と いうことになり,女に扮装する,いわゆる女形,おやまの演技が極度に洗練されて, かえって女優ではとうていまねができないほどの発達を遂げたのです。 歌舞伎は, 町人の芸術として, 江戸や大阪で商人の支持を受けて発達したもので, 役者などの芝居関係の人たちは生活に恵まれ,衣装や,舞台装置や道具なども豪華 なものになり,驚くほどきらびやかな演劇に発達しました。こういう意味で,歌舞 1 伎は日本の市民文化が生んだ世界的芸術として,誇ってよいものと思われます。 新しい単語 えんげき(演劇) [名] 演剧 まわりぶたい(回り舞台) [名] 旋转舞台 はなみち(はなみち) [名] 花道(歌舞伎演员由舞台一侧 通过观众席上下舞台的专门 通道) まねる(真似る) [他下一] 模仿,仿效 せっかく [副] 特意地,难得地 かんきょう(感興) [名] 兴致,兴趣 そぐ(削ぐ) [他五] 削减,减少,削尖 おもいつき(思い付き) [名] 想起,打算 ぬう(縫う) [他五] 缝,刺绣,穿过 しぐさ(仕種・仕草) [名] 作法,行为 やくしゃ(役者) [名] 演员 まっただなか(真っ直中) [名] 正当中,正中央 おくゆき(奥行き) [名] (房间,剧场的)进深,纵深 ちょうにん(町人) [名] (江户时代的)商人,手艺人 こうた(小唄) [名] 小曲,小调,短歌 たいこ(太鼓) [名] 鼓 つづみ(鼓) [名] 鼓,日本式小鼓 ふえ(笛) [名] 笛子,横笛 ばんそう(伴奏) [名,自サ] 伴奏 しゃみせん(三味線) [名] 三味线(日本的三弦琴) がっき(楽器) [名] 乐器 ぶんごう(文豪) [名] 文豪 てをつける(手をつける) [组] 着手,开始用 じょゆう(女優) [名] 女演员 はいゆう(俳優) [名] まう(舞う) [自五] 舞蹈,飘,飞舞 ばくふ(幕府) [名] 幕府(将军的居所;日本镰仓, (剧,电影)演员 室町,江户时代执行武士政治 统治的封建政权机构) かたくるしい(堅苦しい) [形] 拘束 ふんそう(扮装) [名,自サ] (演剧)化妆,装扮 2 おんながた(女形) [名] 扮演女角色的男演员,旦角 おやま(女形) [名] 与「おんながた」同义 せんれん(洗練) [名,他サ] 洗练,精练 めぐまれる(恵まれる) [自下一] ごうか(豪華) [名] 豪华 きらびやか(煌びやか) [形動] 灿烂,华丽;灿烂夺目 うむ(生む) [他五] 生,产生 ほこる(誇る) [自五] 自豪,夸耀 (蒙受)幸运,幸福 一、注釈 1. 感興をそぐ/扫兴。 2. 見物の間をぬって左右に二本の道が通っているのです。ここでしぐさをす る役者は,見物人のまっただ中で芝居をすることになります。/由于通过观众席 之间左右有两条通道,这样表演的演员就可以在观众中间演戏了。 「连体形+ことになる」是惯用型,表示事物发展的趋势或结果。常译成“就 会……” “就成了……” 。如: { 午後の試合に出ないと負けたことになる。 /如果不参加下午的比赛,就等 于输了。 3. お国歌舞伎 也写作「阿国歌舞伎」 。是指江户初期庆长年间出云大社(在岛根县)的一位神 子(在神社中服务,从事奏乐,祈祷等活动的未婚女子)叫阿国,在京都首先跳的 舞蹈剧。因当时受到好评,从此便开始有了歌舞伎。 4. それは,今申しましたように,歌舞伎はもともと女が舞ったものですし,男 も女も両方とも出ていたものです。/正如我刚才所讲的,歌舞伎本来是女性舞蹈, 男女共演的。句中「申す」是「言う」的自谦语,表示说话人对于自己的动作的谦 虚。 二、文法と文型 1. 助词「から」用法小结 助词「から」的用法很多,最常用的有(1)表示时间和空间的起点; (2)动作 的起点;(3)一个动作向另一个动作移动;(4)原因,理由;(5)材料,等等。例: { ある場面から次の場面へ移る。 (动作的起点) { しばらく休んでから,再び幕を上げる。 (一个动作向另一个动作移动) { 徳川幕府は当時の…中国の思想から,女の役者の演出を禁止してしまっ た。 (原因,理由) { 歌舞伎は「お国歌舞伎」というものから始まりました。 (时间的起点) { 紙は木から造られています。 (材料) 3 2. せっかく 「せっかく」既可作为名词使用,也可作为副词使用。意思是“特意;煞费苦 心” “好好地;拼命地” 。例: { せっかくの努力が水泡に帰する。 /煞费苦心的努力归于泡影。 { せっかくの休日も雨でつぶれた。 /好容易盼到的假日让雨给糟蹋了。 { せっかく予習したのに,試験が中止になった。 /专门预习了,却又不考了。 3. かえって 「かえって」是副词,表示结果出乎意外,一般多用于消极不良结果,如果是 良好结果,表示出的也是反常或偶然的语气。可译为: “相反地” “反而”等。例: { 薬を服用するのをやめたら,かえって体の調子が良くなった。 ∕一停止服 药,身体状况反而好了。 { 男が女に扮装する女形の演技が洗練されて,かえって女優では真似ができ ないほどの発達を遂げた。 ∕男人扮演妇女角色已达到炉火纯青的程度,甚 至连女演员都无法摹仿。 { 気温がいくら高くても,湿度が低く空気が乾燥していれば,かえって涼し く感ずるそうです。 ∕听说不论气温有多高,只要湿度低空气干燥,反而会 感到凉爽。 4. とかく~ 「とかく」是副词,表示一种自然趋向,有时与「やすい」 「 (用言連用形)+ がち」等接尾词呼应使用,表示易于做什么,意思是“动不动就……” , “总是……” 。 可以译为“总是……” , “不知不觉之间……” , “往往……”等。例: { 学生は,試験がないと,とかく怠けがちになるものだ。 ∕学生一没有考试, 就容易变得懒惰起来。 { 寒いときは,とかく風邪を引きやすい。 ∕天冷的时候总容易患感冒。 { 舞台の奥行きというものは限られていますので,とかく平面的な感じを与 えます。 ∕由于舞台的纵深受到限制,所以总有一种平面的感觉。 { 次の場面に移るときに,一度幕を降ろして,しばらく休んでから再び幕を 上げると,とかくせっかくの感興をそぐ結果になります。 ∕在演下一幕时, 如果将幕布降下休息一会儿再拉开,便常常会减弱对剧情的浓厚兴趣。 { 自然界の化学反応はとかく看過されがちである。 ∕自然界的化学反应往往 被忽略过去。 5. とうてい(とても)~ない 「とうてい」和「とても」都是与否定谓语呼应的副词。 「とうてい」比「と ても」语气强烈,表示不管怎么努力也达不到预期的目的。可以译为“无论如何 也……;怎么也不……”等。例: { 女形の演技は,女優ではとうてい真似できない。 ∕把女性角色表演得维妙 维肖,是女演员无论如何也忘尘莫及的。 4 { インドのような暑いところには,とうてい住めない。 ∕像印度那样酷热的 地方,无论如何也无法居住。 { 西洋の演出家たちは,回り舞台や花道のようなものは,とても思いつかな かった。 ∕欧美戏剧表演艺术家们对于旋转舞台,或演员上下场的花道之类 的设备,怎么也想象不出来。 6. ~によって(は) 体言によって(は)~こともある・ことになる。该句型表示对应关系,不同 的情况有不同的结果。可以译为“由于……也……;有的……有的……”等。例: { 日によって,気持ちが良いこともあるし,悪いこともある。 ∕有时心情好, 有时心情不好。 { 値打ちのあるものでも,相手によっては,その値打ちがわからない。 ∕即 使有价值的东西,有的人也识别不出来。 { それは場合によっては,せっかくの感興をそぐ結果になります。 ∕有时会 减弱浓厚的兴致。 7. ~ようになる 「动词连体形或动词可能态+ようになる」表示通过逐渐变化达到了某种状态。 可以译为 “已经……;可以……;开始……”等。 { 歌舞伎は大阪や江戸の町人に愛好されるようになった。∕歌舞伎开始受到 大阪和江户的商人们的喜爱。 { 科学の進歩によって,とうとう月にまで行けるようになった。 ∕由于科学 的进步,人类终于可以到月球上去了。 { 何遍も読んでいるうちに,だんだん読めるようになった。 ∕读了好几遍, 渐渐读懂了。 練 習 1 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 町 町人 見舞い 流れる 奥行き 行う 感興 大名 幕 舞台 流行 洗練 太鼓 幕府 女形 二、次の単語を漢字で書きなさい。 やくしゃ じょゆう えんげき はなみち けんぶつ はいゆう いしょう しばい ふんそう ごうか 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 5 1. a.に対して b.にとって c.について d.として 先日,父の教え子から学校での父( ① )聞かされ,驚いた。父は教師 ( ② )大変厳しい人だったようだ。しかし,私は大変優しい父だった。 父はわたし( ③ )決して厳しいことを言ったり,強く叱ったりしたこと はなかった。わたし( ④ )父の思い出は一番大切なものだ。 2. a.につれて b.とともに c.を中心に d.に伴う 日本の祭りやそこで伝えられてきた伝統芸能も,時代( ① )行われな くなってきた。そのような伝統芸能が減っていく( ② ) ,伝統文化も失わ れてきている。そのため,伝統的な文化を残そうという活動が,若者( ③ ) 各地で起こってきた。祭りの準備( ④ )時間と労力は大変であるが,町 に活気が出てきたという。 四、次の文の( )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.西洋の演出家は,回り舞台や花道( A を B に 2.見物席の間( A を C で D と )ぬって,左右に二本の道が通っています。 B で C へ 3.女優ではとうてい真似ができない( A こと )驚きました。 B もの D も )の発達を遂げました。 C ほど 4.花道の発明は,演劇の効果を上げるためには最も( D わけ )ものと思われま す。 A うまい B 明るい C 新しい 5.近松門左衛門のような文豪も歌舞伎の脚本に手を( D 素晴らしい )ようになりまし た。 A かける B つける 6.彼は病気だったので, ( A それで C あげる )学校を休んだのでした。 B それに C そこで 7.思いがけない場面に出会った。 ( A それで 8. ( D わける D そして )私は思わず言葉を詰まらせた。 B そうしたら C そうすると D そこで )の旅行も雨ですっかりだめになってしまいました。 A せいぜい 9.地震に( A よって B わざわざ C たまに D せっかく )被害は予想以上だった。 B よれば C より 6 D よる 10.来年国へ帰ることになっているので,日本にいるうちに( ) 。 A 京都へ行ったことがない B 一度京都へ行ってみたい C 京都へ行ってしまった D 京都へ行かなかった 五、次の文の( )に入る最も適当なものをA・B・C・Dの中から選んで,そ の記号を書きなさい。 1.彼のせいで( ) 。 A 失敗してしまった B 成功した C みんな助かった D みんなよろこんだ 2.急病になったばかりに( ) 。 A 旅行に行った B 旅行に行かなかった C 旅行に行けなかった D 旅行に行きたかった 3.この読解文は長すぎるうえに( ) 。 A 言葉がやさしくて読みやすい B 言葉が難しくて読みにくい C 面白いのに読みにくい 4.教室に入ったとたん( D 簡単で読みやすい ) 。 A 宿題を忘れてしまった B 宿題を忘れようとした C 宿題を忘れなければよかった D 宿題を忘れて来たことに気がつい た 5.予定の時間になったので、出かけようとしたところへ( ) 。 B 友達も出かけようとした D 友達が訪ねて行った A 友達も出かけた C 友達が訪ねて来た 六、次の質問に答えなさい。 1.あの場面から次の場面へ移る場合に,普通の舞台と回り舞台とでは,どん なところが違いますか。 2.花道の劇的効果について説明してください。 3.歌舞伎の歴史を話してください。 4.歌舞伎の音楽には,どんな楽器が使われてきましたか。 5.歌舞伎というものをご覧になったことがありますか。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 1.明治維新は,日本の文化を盛んにし,国民を平等にしようとする政治の改 革であったが,余りにも大きな改革であったため,かえって新しい政府に 不平を持った者も出てきた。 2.日本の敬語の使い方は,難しくて,とても理解できない。 3.彼は朝寝坊をするので,とかくクラスに遅れます。 7 4.歌舞伎の役者は,徳川幕府が女の役者の出演を禁止してから,やむをえず, すべて男ということになって,いわゆる女形が発達したのです。 5.歌舞伎は,町人の芸術として,商人の支持を受けて発達したもので,役者 などの芝居関係の人たちは生活に恵まれ,衣装や道具なども豪華なものに なり,驚くほどきらびやかな演劇に発達しました。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.公共汽车总是迟到,咱们还是步行去吧。 2.日本的敬语很难,青年人在使用时总是要先想一想。 3.由于不断地练习,他能流利讲日语了。 4.若是过分严厉责骂孩子,对孩子反而不好。 5.歌舞伎作为日本的市民文化,因受到人民的支持,才得以取得了令人惊讶的 发展。 6.他怎么也不像六十岁的人。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 小学生になったばかりのある日,真新しいランドセルを背負った生徒たちに,教 頭先生が「六年間ずっとランドセルを使ったら,ごほうびをあげましょう。」と ( ① ) 。 三年生くらいになると,ランドセル姿はきゅうに減っていった。しゃれた手提げ 袋が流行しはじめたからだ。②私も手提げが気になったけれど,そう簡単に買って くれない親と教頭先生のお話のおかげで,ずっとランドセルで通した。 そして卒業式。六年間ランドセルで通したのは私一人だった。ごほうびがでるの では,と( ③ )したが,何事もなく式は終了した。 「ごほうび」を覚えていたの も私一人だったのだ。 ④何も言い出せなかった。以来,ランドセルを見るたびに,まぼろしの「ごほう び」を思い出す。 (主婦・五十嵐みゆき・1988.4.3読売新聞「気流」より〈一部改〉 ) 問1 文中の( ① )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2. 3.4 の中から一つ選びなさい。 1.説明した 2.たのんだ 3.言った 4.おっしゃった 問2 文中の②は,ここではどんな意味か,最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一 つ選びなさい。 ②私も手提げが気になった 1.手提げがほしいと少し思った。 8 2.手提げがほしいと少しも思わなかった 3.手提げがほしいと強く思った 4.手提げは便利だと思った 問3 文中の( ③ )の中にどんな言葉を入れたらよいか。最も適当なものを 1.2. 3.4 の中から一つ選びなさい。 1.テクテク 2.ヒヤヒヤ 3.ハラハラ 4.ワクワク 問4 文中の④について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1) ④何も言い出せなかった ときの気持ちはどんな気持ちだったのか。 1.うれしかった 2.たのしかった 3.かなしかった 4.なつかしかった 9 第 2 課 火の発見と科学の 芽生え われわれの住む自然界には実に無数と言ってよいくらいの物質が充満している。 これらの物質はすべて地球の歴史を通じて 92 種の元素の組み合わせと, それらの相 互の化学反応によって次第に現在の状態にまで発展したのである。そして現在もわ れわれの周囲で無数の化学反応が起こっているのである。われわれの生命自身が当 然化学反応の一つの集合体であると言える。 しかし化学とか化学反応などの言葉を使う場合にわれわれの頭に浮かぶのは,ビ ーカーやフラスコのならんだ実験室である。あるいは反応塔のならんだ化学工場で ある。諸君がひもとかれる化学書の巻頭に乗せられている写真や挿絵などもやはり そうであろう。そして地球上で営まれている自然界の化学反応はとかく見過ごされ がちなのである。 だがそれは当然である。われわれの知っている物質の大部分は化学の実験室にお いて検出されたのである。化学反応の大部分も同じく実験室でビーカーやフラスコ などの中で見出されたのである。化学のいろいろな法則も化学者の研究室での努力 の集結によって確立されたのである。物質は天然に存在している。そして化学反応 も自然に営まれているであろう。しかしそれを検出し分析し利用するようにしたの はわれわれの先輩や仲間の化学者たちの力である。そこで化学といえばわれわれは 直ちに実験室と化学工場を連想することになるのである。 そこでわれわれ人類が今日までに化学を発展させた歴史をしばらく振り返ってみ よう。 まずそれを人類の生産に関する面から考えてみよう。人類が化学反応を利用する ようになった歴史は甚だ古い。 古代エジプトでは既に化学技術が相当発達していて, 幾つかの金属が使われ,ガラス,紙,せっけんなども知られていたと言われる。し かし厳密に言えば化学反応利用の歴史はもっと古く,大体火の発見に始まるといえ る。もっともわれわれの人体が既に化学反応の集合体ではないかと言われるかも知 れない。しかしこの反応はわれわれの意識の外であって,一般の地球科学反応と同 じ自然現象であるから当然別問題としてよい。そこで火の発見の年代といえばそれ は何万年もの昔の直立猿人の頃ということになるのであろう。もちろん彼らは燃焼 という現象を正しく認識したわけではない。しかしそれを利用するようになった以 上,化学の発展の基礎はそこに芽生えたといえる。 火の利用を知った人類はそれによって彼らの行う生産を飛躍的に発達させること ができた。また食生活も豊富になり,寒冷をも凌ぎ得るようになってその種類はい 10 よいよ発展することになった。加熱によって多くの動植物の成分は熱分解,加水分 解,溶解,凝固などの過程を通じて人類の食物として好適な物質に変えられた。彼 らはまた火で焼くことによって硅酸アルミナ質の土壌を焼結させて,土器や陶器を 作ることを知った。このことは生産力を大きく発達させるのに役立ったと同時に, 多くの化学反応を自然界から取り出して利用する手段を作ったといえるのである。 というのは,物質を水で処理し,加熱し,化学反応を行わせる容器ができたという ことなのである。例えば人類が古くからおぼえた酒の醸造などもこのような陶器, 土器の発明が大いに役立ったであろうと想像できる。 火の利用が盛んになるにつれて人類は偶然の機会に金属を製造することをおぼえ た。最初は自然金や自然銀の溶融であったが,やがて銅の還元法を知り青銅時代を 生み出し,次いで鉄の製錬をおぼえた。こうして金属を駆使できるようになって人 類の文化と生産力は著しい飛躍を遂げたのである。そして金属の中でも文明を進め るのに最も役立ったものは鉄である。鉄によって種々の機械,器具,兵器がつくら れ,生産力は拡大し,いろいろな技術は進歩した。 新しい単語 めばえ(芽生え) [名,他サ] 发芽,萌芽 しゅうごうたい(集合体) [名] 聚合体 あたまにうかぶ(頭に浮かぶ) [组] 想起,浮现 ビーカー(beaker) [名] 烧杯 フラスコ(frasco) [名] 烧瓶 はんのうとう(反応塔) [名] 反应塔 みすごす(見過ごす) [他五] 看漏,置之不问 ひもとく(紐解く) [他五] 翻开(书页) ,读书 かんとう(巻頭) [名] 卷首 さしえ(挿絵) [名] 插图 とかく…がち [句型] 常……,总是…… みいだす(見出す) [他五] 找到,发现 ただちに(直ちに) [副] 直接,立即 ふりかえる(振り返る) [自五] 回头看,回顾 はなはだ(甚だ) [副] 非常,很,太 ちょくりつえんじん(直立猿人) [名] 直立猿人 めばえる(芽生える) [自下一] 发芽,萌芽 しのぐ(凌ぐ) [他五] 忍耐,忍受 ぎょうこ(凝固) [名,自,他サ] 凝固 こうてき(好適) [名, 形動] 正好的,适合的,恰好的 11 けいさんアルミナしつ (硅酸アルミナ質) [名] 硅酸氧化铝质 しょうけつ(焼結) [名,自,他サ] 烧结 どき(土器) [名] 土器 とうき(陶器) [名] 陶器 じょうぞう(醸造) [名,他サ] 酿造 しぜんきん(自然金) [名] 天然金 しぜんぎん(自然銀) [名] 天然银 ようゆう(溶融) [名,自,他サ] 熔融,溶化 どう(銅) [名] 铜 かんげんほう(還元法) [名] 还元法 せいどう(青銅) [名] 青铜 せいれん(製錬) [名,他サ] 冶炼,熔炼 くし(駆使) [名,他サ] 驱使,运用 一、注釈 1. これらの物質はすべて地球の歴史を通じて 92 種の元素の組み合わせと,それ らの相互の化学反応によって次第に現在状態にまで発展したのである。⁄这些物 质都是在地球的发展史中,由于 92 种元素的组合和它们相互的化学反应而逐渐发 展到现在这种状态的。 句中的「にまで」是格助词「に」和副助词「まで」的重叠, 「まで」对「に」 起强调作用。例: { 人類はとうとう月にまで行くことができました。 ∕人类终于能够登上月 球了。 2. 句中的「~ことになる」是句型,前面接动词、助动词的连体形,表示事物发 展的自然结果和趋势,可译为“结果……” , “就会……”等。例: { あんなことをしては,相手の計略にかかることになる。 ∕如果那样做, 就会落入对方的圈套。 此外, 「~ことになる」还表示客观上的决定,或自然而然产生的决定,可译 为“决定……” “要……”等。例: { 二人はいよいよ結婚することになった。 ∕两个人终于要结婚了。 { 田中さんは明日東京へ出張することになった。 ∕田中明天要去东京出差。 3. そこで火の発見の年代といえばそれは何万年もの昔の直立猿人ということに なるのであろう。 ∕因此,提到火的发现年代,那便是几万年前直立猿人的时代吧。 「何万年もの昔」句中的「もの」是提示助词「も」和格助词「の」的重叠, 在此强调年代之遥远。这种情况下, 「も」的前面一般是数量词,后面用「の」接名 词,从而突出数量词的作用,强调后续名词在数量上多。例: 12 { あの池に一尺もの大きい金魚がいる。 ∕在那池子里有一尺来长的大金鱼。 { 四十度もの熱で大変でした。 ∕高烧发到四十度,实在够呛。 4. またそれによって彼らの食生活も豊富になり,寒冷をも凌ぎ得るようになっ てその種類はいよいよ発展することになった。∕另外,由于火的利用,他们的饮 食生活也变得丰富了,也可以忍耐寒冷了,结果其各种类便逐渐发展起来。 句中的「をも」是格助词「を」和提示助词「も」的重叠。 「も」和格助词重 叠时必须在后面,用以强调前面的格助词,如「にも」 「でも」 「へも」等。 5. ~というのは,物質を水で処理し,加熱し,化学反応を行わせる容器がで きたということなのである。 ∕就是说,有了用水处理,加热物质,使其产生化 学反应的容器。 「というのは」表示话题,提示前面所说的话题,与句尾的「ということなの である」相呼应,起进一步解释说明的作用。例: { 定期購読というのは,決めた期間ずっと続けて買うということです。 ∕定期订阅就是在规定的期间内一直连续购买。 二、文法と文型 1.~と言ってよいくらい 这个句型表示委婉的断言,与「…と言える」相近似。可译为“可以说……” “称得上……”等。例: { この自然界には無数と言ってよいくらいの物質が充満している。 ∕在这 个自然界里,可以说充满着无数的物质。 { あの人は天才と言ってよいくらい,頭のいい人だ。 ∕他很聪明,可以称 得上天才。 { 彼はお酒を飲まない日はないと言ってよいくらい,よく飲む人です。 ∕他 好饮酒,几乎可以说无一日不饮。 2.体言において 「において」是书面用语,说话中较少用。这个句型表示动作作用的时间,场 所、范围等,在句中构成状语,相当于表示场所、场合的格助词「で」或「に」 。 可译为“在……” “在……上”等。例: { われわれの知っている物質の大部分は化学実験室において検出されたので ある。 ∕我们所知的物质的大部分都是在化学实验室检验出来的。 { その夢は近い将来において実現するのであろう。 ∕这个理想在不久的将 来会实现的。 { 今日の午後一時,教室においてクラス会が開かれる。 ∕今天下午一点, 在教室开班会。 3.~といえば “体言といえば,…”表示提出一个话题,或偶然涉及到一个话题,下文一般 13 是由该话题所引出的内容。可以译为“提到……就……” “说起……呀, ”等。 例: { 化学といえばわれわれは直ちに実験室と化学工場を連想することになりま す。 ∕说到化学,我们就会立即联想到实验室和化学工厂。 { 明治時代の文豪といえば, 森鴎外と夏目漱石の名を挙げぬものはあるまい。 ∕提到明治时代的文豪,谁都会举出森鸥外和夏目漱石的名字来。 { 津波による災害といえば,この前のインド洋で発生した津波を思い出さず にはいられない。 ∕提起因海啸引发的灾害,不由得使人想起了前不久在 印度洋发生的大海啸。 4.~ではないか “体言・形動・用言終止形+ではないか”以反问的形式加强肯定的语气,或 强调眼前的事实。可译为: “不是……嘛” “不正是……嘛”等。例: { もっともわれわれの人体が既に化学反応の集合体ではないかと言われるか もしれません。 ∕说起来,也许我们人体就是所谓的化学反应的聚合体。 { 彼はうれしそうに笑っているではないか。 ∕他不是在笑眯眯的嘛。 { こんな字では,わからないではないか。 ∕这种字,怎么能认得? 5.动词过去式(た)+以上 “以上”接在动词过去式「た」后,表示既定条件,即明确某种事实已经存在 后,必然产生某种结果,与「…からには」意思相近,可译为: “既然……就……” 。 例: { 火を利用するようになった以上化学の発展の基礎はそこに芽生えたと言え る。 ∕既然已开始利用火了,就可以说化学的发展基础萌芽于此。 { 約束した以上それを守らなければならない。 ∕既然已经约定了,就应该 遵守。 { その言葉を習った以上それを使うように努力すべきだ。 ∕既然学了那个 词,就应该努力去使用。 6.~と同時に~ 「~と同時に~」前面可接形容词、动词终止形和名词、形容动词词干+であ る,表示前后两项事物的发生连接很紧,几乎在同一时间。可译为: “在……同时” , 或表示两种状态、动作并存。表示两种状态并存,多以「…と同時に,…も…」的 形式出现。这时可译为“一方面……,另一方面……”等。例: { 地震が起こると同時に,火災が発生した。 ∕在地震发生的同时,发生了 火灾。 { ベルが鳴ると同時に,彼は教室に入った。 ∕铃一响,他就走进了教室。 { 老人問題は社会問題であると同時に,個人の生き方の問題である。 ∕老 人问题既是一个社会问题,也是一个个人生活方式的问题。 14 練 習 2 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 無数 挿絵 充満 寒冷 醸造 凝固 検出 溶融 製錬 駆使 二、次の単語を漢字で書きなさい。 はんのう めばえ てんねん しのぐ しょり ちょくりつ こうてき しょうけつ しょくもつ ねんしょう 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで、その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.とおり b.ところに c.ように d.かわりに f.くらい g.うちに i.ものだから j.ところを 1.両親の( h.次第 e.おかげ ) ,日本に留学することができた。 2.結婚式が終わり( )新婚旅行に出発することになっている。 3.テレビで見た( )料理を作ってみたらとてもおいしかった。 4.道が悪いですから,ころばない( 5.大きい西瓜を切った( )気をつけてください。 ) ,ちょうど友達が 3 人遊びに来たので,みんな で食べた。 6.一人では食べられない( 7.社長の( )たくさん食料品を買い込んだ。 )部長が国際会議に出席した。 8.宿題をしている( )眠ってしまった。 9.日本へ来たばかりな( ) ,日本語がまだよくわからない。 10.恋人とデートしている( 四、次の文の( )友達に見られてしまった。 )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.先月の初めに雨が降って( ) ,ぜんぜん降らない。これでは水不足が心配 だ。 A 以後 B 以来 C 以降 2.あの国は地形に恵まれている( A 上は 3.風邪薬を飲んだ( A ところへ D 以前 ) ,天然資源も多い。 B 以上 C のに D うえに )授業中居眠りをしてしまった。 B せいで C うちに 15 D おかげで 4.すみません。交通渋滞だった( A によって 5.会う( ) ,遅くなってしまいました。 B ところを C ものですから D に応じて ) ,違った印象を受ける人がいる。 A うちに B たびに 6.桜の花が散ら( B ないうちに C ないように 7.海外旅行に行く( A より B ほど A とたんに D ないばかりに )コンピューターを買った。 8.テストが終わった( C ところで D かわりに )覚えたことをみんな忘れてしまった。 B うえに C 次第に D ばかりに )大きな地震があってびっくりした。 A 中に 10.私が遅れた( B 最中に C ところに D うちに )みんなも予定どおり出発できなかった。 A ところに 五、次の文の( D とおりに )花見に行こう。 A ないまでに 9.試験の( C ばかりに B おかげで C ばかりに D とおりに )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.先日の10日に雨が( A 降った )以来,雨らしい雨が降らない。 B 降らない C 降って D 降らなかった 2.予定の時間になったので,出かけようとしたところへ( ) 。 A 友達も出かけた B 友達も出かけようとした C 友達が尋ねて来た D 友達が尋ねて行った 3.最近,帰国するたびに私の町には( ) 。 A 高い建物が増えた B 高い建物が増えている C 友達が少ない D 友達が多い 4.日本に( A 着く )次第,すぐ私に連絡してください。 B 着いた C 着き 5.ゆうべ遅くまで勉強したものだから,今日は( A 元気になるだろう B 元気だ D 着こう ) 。 C 眠い D 眠くない 六、次の質問に答えなさい。 1.自然界の物質は幾種の元素の組み合わせで出来ていますか。知っている元素 と関係のある物質を挙げてみてください。 2.化学とか化学反応とかいうと何か頭に浮かびますか。 3.化学の実験室でどんな実験をした経験があるか話し合ってください。 4. 化学者の努力の集結によって確立されたものとは何か。具体的に説明して下 さい。 16 5.化学の発展の歴史を,生産に関する面から話してください。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 1.火の利用が盛んになるにつれて,人類は金属の製造,すなわち,銅の還元法 を知り,次いで鉄の製錬をおぼえました。 2.化学反応の歴史は古く,大体火の発見に始まると言える。 3.彼は日本語がとてもうまい。もっとも十三歳まで東京にいたそうだから無理 はない。 4.中国人である私にとって最初の日本での一年間は夢のように過ぎた。 5.良い品物を作ることは努力すると同時に値段を安くすることも考えている。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.门打开的同时,出来一个小孩。 2.可以说没有数学就没有科学的发达。 3.到日本来时日语一点也不懂,现在已经会不少了。 4.既然到了这里,就要安心住下来。 5.随着经济的发展,人们的收入也在增加。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 あるところに二人の野球の好きな男がいました。あるとき二人は自分たちが死ん で天国へ行っても野球ができるだろうかと話しあいました。 「どちらか先に死んだ方が何とかして地上にもどってきて,①そのことを相手に 知らせようじゃないか」と二人は堅い約束をしました。 それから一年たったとき,ひとりがとつぜん亡くなって相手を( ② )させま した。 ある日のことです。生き残った男が道を歩いていると,ふと肩をたたくものがあ ります。あたりを見まわしても ③ 。そのときなつかしい声をききました。 「きみの古い友達だよ。約束どおりもどってきた。 」 「さあ,教えておくれ。天国で野球はできるのかい」 「いいニュースとわるいニュースがあるといったほうがいいな。いいニュースか ら話そう。天国でも野球はできるよ」 「そりゃすごい。で,わるい方は」 ④「今週の金曜日にきみが先発投手にきまったことだ」 (松田道弘「女性のためのジョーク」婦人公論1987年6月号より〈一部改〉 ) 問1 文中の①について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 17 (1)①そのこと というのは何のことか 1.どちらが先に天国に行くかということ 2.地上にもどってきたこと 3.天国の野球がおもしろいかどうか 4.天国で野球ができるかどうか 問2 文中の( ② )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2. 3.4 の中から一つ選びなさい。 1.がっかり 問3 文中の 2.うっかり ③ 3.しっかり 4.ちゃっかり の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.古い友達がいました 2.一人の男がいました 3.誰もいません 4.誰でもいません 問4 文中の④について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から地一つ選びなさい。 (1)④今週の金曜日にきみが先発投手にきまったことだというのはどうしてわる いニュースなのか。 1.金曜日は都合がわるいから 2.生き残った男は野球がへただから 3.生き残った男は野球がきらいだから 4.生き残った男は死ぬことを意味するから 18 第3課 季節風と日本人 日本の島々は,アジア大陸と太平洋の間に挟まれています。大陸は,冬になると きびしい寒さにおおわれ,また,夏は夏で暑さが厳しく,一年を通じて,寒暑の差 は極めて大きいのです。日本は,冬になると,北西からの冷たい風にさらされ,ま た,夏が来ると,太平洋から大陸の方へ流れ込む風を受けることになります。この ような風の動きを,季節風といっています。 この季節風は,日本ばかりでなく,東洋一帯の気候を大きく動かしているのです が,特に日本は,その影響を強く受けています。そして,それが直接に,また間接 に,日本人の生活や風俗のうえに,また,心の底に及ぼしている影響も少なくあり ません。 まず第一に,それは,直接に,わたしたちの生活や健康の上に大きな影響を与え ています。台風や大雨,大雪,大水などのために,家が倒され,田畑が流される。 乾燥した冷たい風や,うっとうしい梅雨などが,病気の原因になる場合も少なくあ りません。 第二に,わたしたち日本人の風俗は,世界のほかの国々と変わった形をとってい ますが,これは,日本独特の気候によるところが大きいといえます。太平洋を渡っ てくる夏の湿った風は,暑い夏をいっそう暑苦しくしています。雨も多い。その蒸 し暑い夏をなんとかしてしのごうと, 昔から, 工夫に工夫が重ねられてきた結果が, 今日の日本式の生活や風俗なのです。わたしたちの祖先は,冬の寒さについてはあ まり考えなかったようです。 今日の, わたしたちが冬を暖かく過ごすための工夫は, 明治から大正,昭和の時代にかけて,西洋から多く取り入れられたものです。 第三に,衣食住の生活のために使う材料のことです。日本にたくさんあるもの, 日本でいくらでもとれるものを材料として使うということになれば,その材料にな る植物にしても,また動物にしても,まず,日本の風土や気候によって制限を受け ていることがわかります。例えば,日本人が米を主食としていることや,木造の家 に住んでいることなども,日本の土地柄や気候,季節風という面から考えてみるこ とが必要でしょう。 最後に,もう一つ,季節風のおかげで,我が国では,一年を通じて四季の移り変 わりがきわだっています。そして,その移り変わりに従って,わたしたちの生活を とりまく野山の景色が,美しく変わっていきます。日本人が,昔から,特に季節の 移り変わりに敏感で,自然を愛する気持ちが強いのは,そのためだといえるでしょ う。文学のうえでも,昔から,その季節の自然の美しさを描き,そのなかに,人々 の喜びや悲しみ, 寂しさやあきらめの気持ちを表す, そういった作品が多いのです。 春は桃や桜や菜の花,ちょう,おぼろ月。夏は青葉,ほととぎす,ほたる。秋は明 19 月,紅葉,菊。そして,冬は雪景色。こうした自然の姿と,それにともなう祭りや 遊びの年中行事,それらがみんな,文学の題材に採り入れられています。ことに, 日本独特の短詩の形式である和歌や俳句の世界では,それが大事な要素となってい ます。美術のうえでも,同じことがいえます。日本画の美しさは,主に自然の姿の 美しさを捉えたものです。自然を愛する日本人の気持ちは,その生活や風俗の中に までしみこんでいます。例えば,女性の着物の美しい模様,襖やびょうぶ,掛け物 などの絵,床の間の生け花,盆やさら,茶わんなどにかいてある絵……。しかし, 近ごろでは生活が大きく変化してきたため,こうした日本風の美しいものが,しだ いに失われようとしているようです。 ところで,今度は少し角度を変えて,歴史の勉強の中に,季節風を吹き込んでみ ましょう。 現在のことならば,何でもよく知っている人でも,歴史の中の出来事を,季節風 の動きや,それにともなう気候の条件から,改めて調べてみようとする人は少ない ようです。 例えば,江戸時代の初めに,朱印船が遠く南のフィリピンやインドシナなどへ航 海して貿易を行ったことについては,社会科の時間に学びますが,その船が,冬の 季節風を利用して日本から南方へ向かい,帰航の時には夏の南風に帆を張ってもど ってきたことは,気がつかないでいます。これは,オランダの船でもポルトガルの 船でも,同じことだったのです。 もう一つの例,それは冬の季節風のために,日本海の沿岸の地方は,およそ三か 月というものが深い雪におおわれてしまうということです。このことは,歴史を調 べるうえに大変参考になります。ことに戦国時代のことを考えてみますと,そのこ ろ,この地方に大きな勢力をもっていた越後の上杉謙信,越前の柴田勝家などは, 冬の間は軍勢を動かして戦をすることができなかったし,よその大名もまた,その 地方に攻め込むことはできなかったのです。 このように,季節風というものが現在まで日本人の生活を,文化を,そして,日 本の歴史までも支えてきたことを,改めて知ってほしいと思います。 (岡田章雄) 新しい単語 きせつふう(季節風) [名] 季风 しまじま(島々) [名] 各个岛屿 かんしょ(寒暑) [名] 寒暑 さらす(晒す) [他五] 风吹雨打,晒 およぼす(及ぼす) [他五] 波及 あつくるしい(暑苦しい) [形] 闷热 20 とりいれる(取り入れる) [他下一] 吸收 とちがら(土地柄) [名] 当地风俗习惯 きわだつ(際立つ) [自五] 显著 とりまく(取り巻く) [他五] 围 びんかん(敏感) [名,形動] 敏感 えがく(描く) [他五] 画,描绘 ちょう(蝶) [名] 蝴蝶 おぼろづき(朧月) [名] 月色朦胧 ほととぎす(不如帰) [名] 杜鹃 ほたる(蛍) [名] 萤火虫 めいげつ(明月) [名] 明月 ゆきげしき(雪景色) [名] 雪景 ねんじゅうぎょうじ(年中行事) [名] 一年的例行节目或活动 ことに(殊に) [名] 尤其,特别 たんし(短詩) [名] 短诗 びょうぶ(屏風) [名] 屏风 かけもの(掛け物) [名] 挂轴 かくど(角度) [名] 角度 しゅいんせん(朱印船) [名] 江户时代领有红色官印许可 证从事国外贸易的船只 こうかい(航海) [名,自サ] 航海 きこう(帰航) [名,自サ] 返航 なんぷう(南風) [名] 南风 ほ(帆) [名] 帆 およそ(凡そ) [名] 大约 せいりょく(勢力) [名] 势力 ぐんせい(軍勢) [名] 军势 いくさ(戦) [名] 战争 だいみょう(大名) [名] (日本封建时代的)大名,诸 侯 せめこむ(攻め込む) [自,他五] 攻进去 ささえる(支える) [他下一] 支撑 あらためる(改める) [他下一] 每次,重新 そせん(祖先) 「名」 祖先,祖宗 一、注釈 1. その蒸し暑い夏をなんとかしてしのごうと,昔から,工夫に工夫が重ねられ 21 てきた結果が,今日の日本式の生活や風俗なのです。/为了熬过这闷热的夏天, 人们自古以来就苦苦地想办法,终于形成了现在这样的生活习惯和习俗。 「なんとかして」是想方设法的意思, 「工夫に工夫を重ねる」是惯用短语, 意思是经过反复钻研,也有想尽各种办法之意。 2. 「土地柄」可译为“当地的风俗习惯” 。 「柄」是结尾词,接在“土地”后表示 地方特色。如:人柄/人品,人格 家柄/家世,家第。 3. 昔から, その季節季節の自然の美しさを描き…そういった作品が多いのです。 /自古就有很多作品描写不同季节的大自然的美丽。 「季節季節」是两个名词的重 叠,意为各个季节,不同季节。如: 「国々」 (各个国家) 「人々」 (人们,每个人) 4. 自然を愛する日本人の気持ちは, その生活や風俗の中にまでしみこんでいま す。/「まで」日本人酷爱大自然的心情,甚至渗入生活和风土之中。 「にまで」 是 格助词「に」和副助词「まで」的重叠。副助词「まで」强调程度。 5. …しだいに失われようとしているようです。/似乎渐渐地在消失。 「…よう とする」表示呈现出某种状态或表示意志,想做某事。 6. 「越後(えちご) 」古代国名,大致相当于现在的新泻县; 「越前(えちぜん) 」 古代国名,位于现在的福井县东部。 二、文法と文型 1. 名词+は+同一名词+で… 以“名词は同一名词で”的形式,表示进一步叙述 另一种情况,与上文具有 对比、转折的关系,含有无可奈何、伤脑筋、不可高兴等消极的语气。 “は”是提 示助词, “で”是断定助动词“だ”的连用形。例: { 夏は夏で暑さが厳しく,一年を通じて,寒暑の差は極め大きいのです。 /夏天非常炎热,一年四季冷热悬殊。 { 昼間は昼間で自動車の音が騒がしいし,夜は夜でラジオの音がうるさい。 /白天汽车的声音喧嚣,夜里又是收音机的声音吵闹。 { 朝は朝で早いし,夜は夜で遅いし,本当にくたびれてしまった。 /早上早,晚上又很晚,真是够累的。 2. ~によるところが大きい 这是一个惯用词组,表示主题所表明的事项受该词组表示的事项影响大,具有 说明理由的含义。句中的“ところ”在此表示“方面” “部分” 。例: { これは,日本独特の気候によるところが大きいと言えます。 /可以说这 与日本独特的气候有关。 { 日本の建築様式は地震や台風の影響によるところが大きい。 /日本的建 筑样式同地震和台风的影响有很大关系。 { 学生のできがいいかどうかは先生の教え方によるところが大きい。 /学 生成绩的好坏同老师的教法有很大关系。 22 3. ~ということになれば 该句型是从事情的发展趋势或结果提出假设。接在简体句的后面,意思是“如 果事情是这样的话,那么……” 。例: { 一時間に 10 個生産できるということになれば,十時間に 100 個になるわ けです。 /如果1小时生产 10 个,那么 10 小时就可生产 100 个。 { やすいのを買わず,高いのを買うということになれば,お母さんは怒るか もしれない。 /如果不买便宜的而买贵的话,妈妈可能要生气。 { 日本でいくらでも取れるものを材料として使うということになれば,その 材料はまず日本の風土や気候によって制限されています。 /如果在日本 是将取之不尽的东西作为材料使用的话,首先那些材料会受到日本的风土和 气候的限制。 4. ~にしても 「体言・用言連体形+にしても」表示让步转折,即退一步承认某种情况事实, 依然对其持有异议或保留。或后项不以前项的变化而变化,若从结果而言,前项也 不例外,具有假设的含义。例: { 明日出かけるにしても,今日のうちに準備した方がいい。 /就算是明天 出发,今天也要做好准备。 { 人々の考え方にしても,時代によって変わっていくものです。 /就是人 们的想法也会随时代而变化。 { そんなことは,彼にしても思いもよらなかったことでした。 /这种事, 对于他来说,是意想不到的事。 5. ~にしても, ~にしても 「体言・用言連体形+にしても,体言・用言連体形+にしても」表示列举数 种情况,说明无论哪种情况都不例外。可译为“……也好,……也好,都……” “无 论……还是……” 。例: { 昼間にしても,夜にしても,車が多くてうるさい。 /白天也好,晚间也 好,都是车多嘈杂。 { 大人にしても,子供にしても,うそをついてはならない。 /无论大人或 小孩都不要说谎话。 { 日本人の生活にしても,文化にしても,季節風によって支えられてきたと 言ってもいいです。 /可以说日本人的生活也好,文化也好,都受到了季 风的支配。 練 習 3 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 23 大陸 寒暑 北西 土地柄 敏感 要素 屏風 角度 南風 雪景色 二、次の単語を漢字で書きなさい。 ほたる だいみょう もくぞう いくさ かんせつ つゆ たはた くふう めいげつ かけもの 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a. かまわず b. 反して c. 基づいて d. わたって f. 通じて g. 関して h. 加えて i. ばかりでなく j. もとより 1.実験に( 2.心を( e. こめて )出された結論です。 )お祝いのケーキを焼きました。 3.父の反対も( )会社を辞めた。 4.公害問題は,我が国( )工業化を進めている国々に共通の問題である。 5.豆腐は,健康食品として日本は( ) ,アメリカやヨーロッパでも人気が あります。 6.あなたの国の経済に( 7.人は本を( )お話を伺いたいです。 ) ,いろいろな知識を得る。 8.みんなの期待に( )Aチームは負けてしまった。 9.博覧会は2か月に( )行われた。 10.この仕事は専門知識に( 四、次の短文を読んで, ( ) ,語学力も必要だ。 )に入れる言葉をA・B・C・Dから適当なもの を一つ選びなさい。 1.彼は年をとるに( A つれて )優しくなってきた。 B 比べて 2.人間はコンピューターに( A よって B せいで C うちに D 応じて D おかげで )大きな影響を与えています。 B うえに 5.金がなくて困るに( A しても C とって )授業中居眠りをしてしまった。 4.季節風は日本人の生活の( A なかに D 対して )計算速度は遅いが,想像力がある。 B 比べて 3.風邪薬を飲んだ( A ところへ C よって C あいだに D したに ) ,新聞が買えないほどではないでしょう。 B すると 6.飲んだものが毒だという( C しては D したら )になれば,自分で飲んだのか,それとも飲 24 まされたのか,そういったことを調べなければならない。 A もの B わけ C はず 7.季節風は日本人の生活を,日本の歴史( A までも B さえも B かけて 五、次の文の( )支えています。 C までに 8.それは明治から大正,昭和の時代に( A まで D こと D にまで ) ,多く採り入れられた。 C なって D とって )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.一晩では( A やれる )ほど,たくさん宿題が出た。 B やれない C やれた 2.彼は料理の専門学校を出たのだから料理が( A 下手 B 下手だ 3.バスケットボールほど( D やる )わけがない。 C 下手な D 下手で ) 。 A 面白いスポーツだ B 一番面白い C 面白くないスポーツだ D 面白いスポーツはない 4. ( )おそれがあるそうですから,気をつけてください。 A 台風が接近しない B 台風が接近した C 台風が接近する D 台風が接近している 5.これは人から預かったお金だから( A 使わない B 使う )わけにはいかない。 C 借りない D 借りた 六、次の質問に答えなさい。 1.季節風とはどんな風ですか。 2.季節風は,直接に,または間接に,日本人の生活にどんな影響を与えていま すか。 3.季節風は,日本人の心にどんな影響を及ぼしましたか。 4.季節風は,日本の歴史にどんな影響を与えましたか。 5.日本文学の大きな特色について,話してください。 6. 「歴史の勉強の中に,季節風を吹き込んでみましょう」というのはどういうこ とですか。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 日本列島が,熱帯と寒冷地域との中間にあって湿潤であり,植物の繁茂に極め て適している。 日光は強すぎず弱すぎず, しかも年間を通して適度の降雨があり, 地球上でもっとも植物の豊かな地域の一つである。 25 だから, 日本人の生活は, 昔からすべてにわたって植物への依存度が高かった。 家屋は木材を使って建てられている。衣料は,麻や木綿のような植物繊維がはな はだ重要な材料となっている。食生活についても同様である。農耕が日本人の暮 らしの中心になったことも,その結果として当然であった。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 在文学方面,历来就有很多作品描写不同季节的大自然的美丽,以引来抒发人的 喜悦和悲伤、寂寞和绝望的心情。春天描写桃花、樱花、菜花、蝴蝶和朦胧的月光, 夏天描写青紫绿叶、杜鹃鸟和萤火虫,秋天描写明月、红叶和菊花,冬天描写雪景这 些大自然的景色,与其伴随而来的种种节日和游玩等例行活动,都成为文学创作的题 材。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 動物や人間は,外から入ってきた病原菌を体の中でおさえる力があるので,少し ぐらいのことでは,病気にならないでいられるわけです。この働きは人によってば らつきがあり,同じ人でも日によって差があります。なぜなのでしょう。 ( ① ) , 実験。ある人に催眠術をかけて,楽しい思いを 30 分,いやな思いを 30 分させ,そ れぞれの時の血液を取って,血液の中の病原菌を殺す力を②調べてみたら,いやな 思いをさせた時の血液は,③その力が普通のときの3分の2ぐらいに減っていたそ うです。数十人の人にやってみたら,みな同じだったそうです。9の力が6になっ てしまうのですから,病原菌の力が7や8と強かったらどうでしょうか。楽しい思 いをしてくらしている人は病気にならないですむでしょうが,いつも不愉快な思い でくらしている人は,病気になってしまうわけです。 人は心の使い方で,病気になりやすかったり,健康でいられたり,ということが 実際にありうるということです。つまり,心が落ちこんでいる時は,病気になりや すい,ということです。 健康は,まず,心のなやみをうまくとり払うことからということでしょう。 (桂戴作「やさしい心身症の診かた」まえがきの一部より) 問1 文中の( ① )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 (1) ( ① ) 1.そこで 2.そして 3.だから 4.それで 問2 文中の②について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1)②調べてみたら の「たら」と同じ意味で使われているものはどれか。最も 26 適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1. あした晴れたら行きます。 2. 夏休みになったら国へ帰るつもりです。 3. 一日寝たら病気がなおりました。 4. 病原菌の力が強かったらどうでしょうか。 問3 文中の③について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1)③その力 というのは何の力か。 5. 催眠術の力 6. 病気になる力 7. 病原菌を殺す力 8. 血液の力 問4 この文の内容をあらわす「ことわざ」があります。正しいものを次の 1.2. 3.4 の中から一つ選びなさい。 1.病は気から 2.病は心から 3.病は精神から 4. 病は頭から 27 第 4 課 日本の昔話について 昔話とは何でしょうか。昔話とは,何百年もの昔から,口から耳へと語り伝えら れてきたお話です。 昔の人は, ほとんど文字を読むことができなかったのです。 珍しい話を知るには, 耳で聞く以外に方法はなかったのです。冬は炉端で,夏は涼み台で,子供たちは老 人から昔話を聞きました。何回も,何十回も,くり返しくり返し聞きました。そし て,聞き覚えた子供たちは,大人になると,今度は,自分の子供や孫たちに語って 聞かせました。こうして,昔話は,何百回,何千回と語り継がれて,今日まで伝え られてきたのです。 もちろん,その間に面白くない話は忘れられ,新しい話が生まれたでしょう。ま た,旅行者によって他の地方に伝えられるとき,話の筋も少しずつ変わっていった でしょう。それにしても,昔の人たちは,祖先から言い伝えられたことを大切にし ましたから,話の本筋はいつも守られながら,今日まで伝わってきたのです。 では,昔話は,誰が作ったのでしょうか。昔話には,決まった作者はないのです。 童話や小説には,必ず作者がありますが,昔話を作った,ある決まった人というの はありません。 昔話は, 私たちの先祖の生活の中から自然に生まれ出たものであり, その意味では,昔の人たちは,すべて昔話の作者であり,愛好者であり,同時に, 保護者であったと言えましょう。ですから,昔の人たちは,昔話を大切にしました。 みんなの共同の貴重な財産として愛し続けてきました。 昔話は,日本中どこにでもありますが,それぞれの土地によって,多少の相違が あります。 しかし, 必ず 「昔々あるところに…」 という言葉で始まります。 (この 「昔々」 という言葉があるので「昔話」と言うのです。 )この言葉は,時も所もはっきりしな いことを表します。さらに話の中で, 「あったそうな」とか「…ということです」と いうような言い方をしています。このように,時も所も名前も,話の筋さえも,本 当かどうか知らないほどはっきりしないで,話が展開していく。これは,昔話の特 徴の一つと言えましょう。 ところで,日本の昔話には,どんな主人公が出てくるでしょうか。良いおじいさ ん,悪いおじいさん,利口な弟,このような人間はもちろん,さる,きつね,ねず みなどの動物,つる,ひばり,かもなどの鳥類,さらに,鬼,山うば,てんぐなど まで出てきます。それが,互いに話をしたり,人間と暮らしたり,喧嘩をしたり, 仲直りをしたり,本当に不思議な事ばかりです。 このように,さまざまな主人公が出てきて話がどんどん展開していくうちに,聞 き手もその話に聞き惚れ, 知らず知らずに自分もその話に溶け込んでしまうのです。 そして,自分もまた話の中の人物となり,一見,素朴で単純に見える昔話から,生 28 活の教訓を汲み取り,人生の見方,生き方を学んだのです。昔話は,ただのお話と してではなく,生活とかたく結びついたものとして,聞き手の心の奥深くしみこん でいったのでした。 なお,日本の昔話の本には,古くから語り継がれてきた昔話とほとんど同じ筋の 話がのっているのがあります。たとえば,今から七百五十年ほど前に出た「宇治拾 遺物語」という本には, 「こぶとりじいさん」と同じ筋の話がのっています。けれど, このように一度書かれたものは,それがたとえどんなに優れていても,もう昔話と は言えません。それは,書かれた文学としての良さであり価値であって,長い年月 を口伝えに伝えられてきた,聞く文学,耳の文学としての昔話とは,おのずから別 のものだと言わねばなりません。 (偕成社『日本昔話集』による) 新しい単語 むかしばなし(昔話) [名] 故事,传说 ろばた(炉端) [名] 炉边 すずみだい(涼み台) [名] くりかえす(繰り返す) [他五] 反复,重复 まご(孫) [名] 孙子 すじ(筋) [名] 筋,梗概,情节 ほんすじ(本筋) [名] 正题,本题 つたわる(伝わる) [自五] 沿着,顺着,传播 そうい(相違) [名] 差异,不同 てんかい(展開) [名,自他サ] 展开,散开 りこう(利口) [名,形動] 聪明,灵利,机灵 きつね(狐) [名] 狐狸 つる(鶴) [名] 鹤 ひばり(雲雀) [名] 云雀 かも(鴨) [名] 野鸭 ちょうるい(鳥類) [名] 鸟类 おに(鬼) [名] 鬼,鬼混,亡灵 やまうば(山姥) [名] 山中女妖 てんぐ(天狗) [名] 天狗(日本童话中一种想象的妖 (乘凉用的)长凳 怪) なかなおり(仲直り) [名,自サ] 合好,恢复关系 ほれる(惚れる) [名,自サ] 出神,迷恋,佩服 29 とけこむ(溶け込む) [自五] 溶合,溶化,融洽 いっけん(一見) [名,他サ] 初次见面,一见 むすびつく(結び付く) [自五] 结合在一起,相结合 くみとる(汲み取る) [他五] 汲取,体察 おくぶかい(奥深い) [形] 深,深奥,深远 しみこむ(染み込む) [自五] 浸入,渗透 こぶとり(瘤取り) [名] 除瘤,去瘤 くちづたえ(口伝え) [名,他サ] 口传,口授 おのずから(自ずから) [副] 自然而然地 せんぞ(先祖) [名] 始祖,祖先 一、注釈 昔話とは何でしょうか。/所谓的传说故事是什么呢? 1. 「とは」等于「というのは」 ,常常译成“所谓……” ,或者不译出来。如:人 間とは,言葉をもった動物であると言える。/所谓人类,可以说就是有语言的动 物。 繰り返し繰り返す 2. 「繰り返し」是重复之意,这类动词有时为了表示强调,将该动词重叠使用, 前者用连用形,表示“再三重复”的意思。 3. 昔話は,何百回,何千回と語り継がれて,今日まで伝えられてきたのです。 /传说故事被几百次,几千次地传说着,直至传到当今。 何(なん)是接头词,接于名词或表示数量单位词前,表示不确定的数字,相 当于“几” “多少”等。如:何十年/几十年;何種類/几种。 4. …話の筋も少しずつ変わっていったでしょう。/……故事的情节或者做了逐 渐的变动。 「少し」是副词, 「ずつ」是副助词,表示等量分配,或者反复等同数量的意思。 如:少しずつ入れる。/一点一点地放。 5. 「それにしても」是表示逆接关系的接续词,意思是“尽管如此……” 。它是由 「それに」加「しても」复合而成。如: { 今度の試験は良くできたと思っていましたが,それにしてもやっぱり発表 を見るまでは心配でした。 /我想这次考试还过得去。尽管如此,在没有 见到成绩公布以前,仍然担心。 6. このように,様々の主人公が出てきて話がどんどん展開していくうちに,聞 き手もその話に聞き惚れ,知らず知らずに自分もその話に溶け込んでしまうので す。/于是,各种各样的主人公出现了,故事渐渐开展起来,这时听众也听入迷了, 不知不觉自然也就融入故事之中。 「うちに」是形式体言「うち」加格助词「に」 ,接于用言连体形或体言「の」 30 之后,表示动作的时间范围。意思是“在……以内”或“趁……时候” 。例: { 日が暮れないうちに,早く帰りなさい。 /趁天没黑快点回去吧。 句中「溶け込んでしまう」的「こむ(込む) 」是动词接尾词,其本身的意思是 “拥挤” ,作为动词接尾词接于动词连用形之后,构成复合动词,表示某一动作的进 入或某种状态的继续或深入。如:川へ飛び込んでしまう。/跳入河中。 7. それがたとえどんなに優れていても,もう昔話とは言えません。/不管有多 么优秀,那也不能叫做传说故事了。 「たとえ」是副词与接续助词「ても」呼应使用,表示“即使……也” ; “不管 怎么……也” 。 「ても」接于动词或形容词的连用形(五段动词有音便) 。例: { たとえどんなことがあっても,考えを変えない。 /不管发生什么,也不 改变看法。 二、文法と文型 1.ほとんど~ない 「ほとんど」作为副词使用时,多与否定谓语呼应使用,表示大部分都否定的 概念。可译为“几乎……都不(没)……” 。例: { 試験問題は難しすぎて,ほとんど手がつけられなかった。 /考试题太难 了,几乎无从下手。 { 昔の人は,ほとんど文字を読むことができませんでした。 /古代人几乎 不认识字。 { 彼の作品はほとんど世間に知られていない。 /他的作品几乎不为人所知。 2. (连体形・体言)以外に~ない 「以外」是名词, 「以外に」与「ない」呼应构成句型,表示特别强调某事,除 此以外,一律加以否定。可译成“除了……以外,别无(没有)……” ,也可译成肯 定形式“只有……” “只得……” 。例: { 古い中国では,農業以外にほとんど産業がなかった。 /在旧中国,除了 农业以外几乎没有别的产业。 (在旧中国只有农业。 ) { 事務所で待つ以外に彼に会う方法はない。 /只有在办事处等他,才能见 到他。 { 珍しい話を知るには,耳で聞く以外に方法はなかった。 /要了解稀奇的 故事,除了用耳朵听以外,没有别的办法。 3.何(数字)も 「何」在这个句型中不是疑问代词,而是接头词,接在数字前表示不确定具体 数字。 「も」是提示助词,接于数词或与程度有关的词后表示为前置词添加不寻常的 语气,强调数量之大,程度之甚。一般译成“竟……之多” “竟有……(多少) ”等。 例: 31 { 子供たちは,老人の話を何回も,何十回も繰り返し聞きました。 /孩子 们几遍,几十遍地反复听老人讲这个故事。 { 昔話とは,何百年もの昔から語り伝えられてきたお話しです。 /所谓的 传说故事,就是从好几百年前流传下来的故事。 { 母から何日も手紙が来ないので,家で何か起こったのではないかと心配で す。 /已经好几天没接到母亲的信了,担心家里是不是发生什么事情了。 4.体言はもちろん~も(まで) 「もちろん」是副词,表示对话题的肯定或否定,没有其他考虑的余地,与「言 うまでもなく」意义相近。常译为“当然” “不用说” “不言而喻”等,如与 「も (まで) 」相呼应使用,则表示除对前者肯定外,连后者都是如此。常译为“不用 说……也……” “连……都,更不用说……” 。例: { 英語はもちろん,日本語もできる。 /不用说英语,就连日语也会。 { その子は,両親の顔はもちろん,名前まで知らなかった。 /这个孩子连 父母的面都没见过,更不用说名字了。 { 昔話には,人間はもちろん,鬼,やまうば,天狗などまで出てきます。 /在传说故事中,人当然不用说,连鬼怪、女妖、天狗之类都出现了。 5.どんなに(いかに)动词・形容词~+ても 名词・形容词~+でも 「どんなに,いかに」是疑问副词与表示假定逆接的接续助词「ても(提示助 词でも) 」呼应使用表示逆态接续。即不管前项条件如何而结构不变。接续助词「て も」接于动词、形容词的连用形(五段或用动词有音便) ,提示助词「でも」则接 于体言和形容动词词干。相当于汉语的“不管怎么……也……”“无论怎样…… 也……” 。 { どんなにお金があっても,買えないものもあります。 /无论怎么有钱, 也有买不到的东西。 { いかに貧乏でも,そんなことはしたくない。 /不管怎么穷,也不想干那 种事。 { どんなに複雑な生物でも,人間より複雑なものはないでしょう。 /不论 多么复杂的生物,也不会有比人类更复杂的生物吧。 練 習 4 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 物語 継続 留守 貴重 昔話 本筋 童話 財産 利口 天狗 二、次の単語を漢字で書きなさい。 32 そうい ろばた きょうくん やまうば 三、次の文の( とくちょう そぼく おに けんか くちづたえ たんじゅん )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.ばかり b.うちに c.ように d.ほど e.ために f.だけで g.より h.ながら i.でも j.によって 1.昨日は山登りに行って,もう一歩も歩けない( 2. 「若い( )疲れました。 )勉強しなかったら,いったいいつ勉強するんですか。 」 3.その薬を飲んだ( )すぐにはなおらないでしょう。 4.わかっている( )全部話しました。 5.電車に乗る( )歩くほうがいいです。 6.ホテルの窓からは,その日の天候( )富士山が見えたり見えなかったり です。 7.私たちは日本語( 8.体を鍛える( )でなく,英語や数学の授業も受けています。 )毎日駆け足とラジオ体操をしています。 9.この宿題は土曜日に出せる( )頑張ってください。 10.あの人はいつも新聞を読み( )食事をします。 四、次の文の( )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.大阪から神戸( A まで )地震がありました。 B にかけて 2.人生には苦しみ( A や 3.あの人は暇( A など C について )あれば楽しみもある。 B と C さえ B さえ C でも B も 5.この専門書は仮名( A せい 6.たとえ( D も )あれば本を読んでいる。 4.急に引っ越すことになって,荷作り( A でも D に対して D だけ )いろいろな手続きで忙しい。 C に D やら )で読みにくい。 B 気味 C がち D だらけ )パソコンは仕事に必要だから買おうと思います。 A 高くないので B 高ければ C 高いのに D 高くても 7.インターネットで世界の人々と交信できるとは,数年前には信じ( ことでした。 A 気味の B まい C がたい 33 D がちの ) 8.母は苦しい生活の中で,がんばり( ) ,5人の子供たちを大学まで行 かせてくれた。 A ぬいて 五、次の文の( B きって C かけて D おわって )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.昨日のテストは難しかった。でも時間さえあれば( ) 。 A できたと思う B 無理だった C 失敗してしまった D 半分もできなかった 2.私はピアノも弾けなければ( ) 。 A あなたは歌ってください B あなたが弾いてください C 歌も歌えません D あなたも弾きませんか 3.たとえお金があっても( ) 。 A 何でも買える B 買いたいものがある C 買えないものがある D 買うことができる 4.外国人にとって( ) 。 A 日本に住んでいます B 富士山に登りたいです C 助詞が難しい D さしみは食べられません 5.彼の学説に対して( ) 。 A 研究するつもりです B 反論したいと思います C 知っていることを書きなさい D 考えてみようと思う 六、次の質問に答えなさい。 1.昔話は,どのようにして,今日まで伝えられてきましたか。 2.昔話が口から耳へと語り伝えられてくるうちに, 話の筋はどうなりましたか。 3.昔の人たちはすべて昔話の作者である,ということを説明してください。 4.昔話は生活とかたく結び付いたものである,という理由を話してください。 5.昔話の特徴を挙げてください。 6.あなたの知っている日本の昔話には,どんな主人公が出てきますか。 7.中国の昔話を一つ話してください。 七、次の文を日本語に訳しなさい。 1.去年我因病在家休息,所以不知道学校发生了什么事情。 2.小李自上学以来,几乎没有迟到过。 3.张老师除了看电视以外,几乎没有别的兴趣。 4.这部小说很有趣,看几遍都可以。 5.唱歌这种事情青年人就不用说了,就连老年人都喜欢。 34 6.无论我怎么用功,也达不到他那么好。 八、次の文を中国語に訳しなさい。 1.窓の外がやかましくて,講義がほとんど聞こえません。 2.あの人の病気を治すには,医者に行く以外に道はない。 3.昔話とは,何百年もの昔から語り伝えられてきたお話です。 4.人間が感ずる暑さは,気温はもちろん,風や湿度も関係しています。 5.いかに苦しくても,この仕事を成し遂げなければならない。 6.全然勉強しなかったので,昨日の試験はほとんどできなかった。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 渋谷駅の前に犬の銅像があります。全国的に有名なこの犬は,「忠犬ハチ公」と 呼ばれて,多くの人々から親しまれています。 ハチ公は,①主人の旧帝大教授にかわいがられ,夕方になると,毎日主人を迎え に渋谷駅へ行きました。 一年五か月たったとき,この主人が亡くなりました。しかし,ハチ公は,主人の 死が理解できなくて,②その後も毎日帰らぬ主人を迎えに渋谷へ行ったのです。わ ずか一年五か月飼われただけでその亡き後十年も,雨の日も雪の日も迎えに行った のです。 教授の親せきや友達が引き取って面倒をみようとしましたが, だめでした。 いつも逃げだして駅前へ行き,主人の帰りを待ちました。 美しい話なので,映画にもなり,教科書にものりました。 しかし, 「あの犬は駅前の焼き鳥屋の客が( ③ )肉がだい好きだっただけだ。 ④新聞が野良犬を忠犬に仕立て上げたのさ。 」 とささやく声が五十年たった今でも聞 かれます。 「焼き肉をくしからはずすのが,とてもじょうずだった。 」という声も。 銅像はハチ公が死ぬ一年前に完成しました。 銅像になったハチ公は,今日も主人の帰りを待っているのでしょうか。 (1988.4.6.朝日新聞「東京ある記」をもとに書き直したものです) 問1 文中の①について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1)①主人の旧帝大教授 の「の」と同じ意味で使われているものはどれか。 1.私のえんぴつ 2.緑のセーター 3.日本の富士山 4.友達の田中さん 問2 文中の②について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 35 中から一つ選びなさい。 (1)②その後 の「その」は何をさすか。 1.主人 問3 文中の( 2.主人の死 ③ 3.一年五か月 4.十年 )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.あげる 2.くれる 3.もらう 4.いただく 問4 文中の( ④ )は,ここではどんな意味が。最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1)④新聞が野良犬を忠犬に仕立て上げた 1.新聞が本当は忠犬なのに野良犬だと書いた 2.新聞が本当は野良犬なのに忠犬だと書いた 3.新聞が忠犬を野良犬とまちがえた 4.新聞が野良犬を忠犬とまちがえた 36 第 5 課 歩きながら考える イギリス人は歩きながら考える。フランス人は考えたあとで走りだす。そして, スベイン人は走ってしまったあとで考える。 だれが最初に言い出したことかは知らないが,この筆法で言うなら,ドイツ人も どこかフランス人に似ていて,考えたあとで歩き出す,といった部類に属すると言 ってよいかもしれない。歩き出したら,もうものを考えないというたちである。 イギリス人は歩きながら考える,−−−−勿論,たとえ話に過ぎないが,これは,よ くイギリス人の性格をつかんだものだ,とわたしは感心する。 なるほど,歩きながら考える,ということになると,あまり難しい事を考えるわ けにいくまい,ひどく理屈っぽい学問的な事や,哲学めいた事などを考え考え歩い ていたら, 自転車にぶつかったり, 自動車に跳ね飛ばされたりしないとは限らない。 歩きながら考えられるようなことは,第一に,平明な,やさしいことでなくてはな るまい。それに,自分が歩いているということも,同時にしょっちゅう考えていな くてはいけない。ということは,歩いていても,よく四方に目を配って,路上のも のにも気を付けていなくてはならぬということである。 これを言い換えると,歩きながら考えて行くのであるから,いわば実行と思想が 離れ離れではなく,大体に平行しているということであろう。そう言ってしまえば 何でもないようであるが,これはそう簡単なことではない。ドイツ人やフランス人 のように,歩いたり走ったりしているときには,もう何も頭の中には無いというの ではない。絶えず,色々のことに気を配っていなくてはなるまい。 一七八九年に, フランス人は史上有名な大革命をやった。 このフランス大革命は, 色々の理由から起こったことには相違あるまいが,思想としては,周知のように, ジャン・ジャック・ルソーなどの学説に出発して,王や貴族や僧侶などに対する, 新興市民の平等な権利と自由を主張したものであったと言われている。 この時,フランス人は,いわば,まず筋を通して立派に考え,それから一目散に 走り出したわけであるが,走り出してからは,フランス人はもうあまり考えようと はしなかった。ところが,このフランス大革命を海のかなたから見ていたイギリス 人は,当初は随分この革命に賛成もし同情をも表わしたが,しかし,決して一緒に は走り出さなかった。じっと事の成り行きを眺めているうちに,イギリス人は,こ の走り出したフランス人の止めどのない行動に,たちまち疑問を持ち出した。フラ ンス革命は,当初の立派な考えにもかかわらず,すぐに左翼のジャコバン党による 恐ろしい恐怖政治に落ちていった。それがとことんまで行くと,一転してフランス は,ナポレオンに率いられて,国をあげての対外戦争へと走ってしまった。フラン スは,それから二十年間戦争のために走り続け,おかげで,全欧州を戦火の中に巻 37 き込んでしまった。 一緒に走り出さなかったイギリスは,この革命に対していわゆる「反動的」な気 分になっていったわけであるが,しかし,フランス革命が主張したことは,漸次で はあるが,どことなく自分の国に取り入れていったようである。ゆっくり歩きなが らも,考えることは決して休んではいなかったのである。戦争も,フランスとは違 って,イギリスでは控えがちであった。その後,半世紀も立つと,フランス革命が 血をもって主張した「自由」と「平等」は,イギリス流儀にではあるが,イギリス の中に段々根をすえてきた。ことに,同じフランス革命が主張したもう一つの標語 であった「友愛」といったものは,国民的な規模ではフランスにはなかなか成長せ ずに,かえってイギリスで完成されたと言える。えらい勢いで走ったフランスより は,歩いていたイギリスのほうが,ずっと早く目的地に近付いたと言えるようであ る。 こういったイギリス人の調子というものは, 一体どこから出てくるのであろうか。 これはいうまでもなく,簡単な問題ではあるまい。それは,イギリスの政治か良い からとか,伝統や国民性がそうさせるのだとか,国が豊かであるためだとか,いろ いろの答えは出ようが, そうした言葉だけでは, なかなか納得のいくものではない。 新しい単語 スペイン [名] 西班牙 いいだす(言い出す) [他五] 说出;开始说 ひっぽう(筆法) [名] (写字的)笔法,书法,作法 ぶるい(部類) [名] 种类 たち(性質) [名] 性质、品质 たとえばなし(例え話) [名] 比喻 もちろん(勿論) [副] 当然,不用说 せいかく(性格) [名] 性格 つかむ (掴む) [他五] 抓、揪住 りくつっぽい(理屈っぽい) [形] 好讲道理,爱追根问底 がくもんてき(学問的) [形動] 学术上的 てつがく(哲学) [名] 哲学 ぶつかる [自五] 碰、撞、遇到、冲突 はねとばす(跳ね飛ばす) [他五] 撞倒、飞溅 へいめい(平明) [名,形動] 简明浅显、容易理解 しょっちゅう [副] 经常、总是 しほう(四方) [名] 四方;周围 めをくばる(目を配る) [组 ] 留神、往四下看 38 ろじょう(路上) [名] 街上、道路下 じっこう(実行) [名,他サ] 实行 はなればなれ(離れ離れ) [名,形動] 零散、分散 へいこう(平行) [名,自サ] 平行、并行 きをくばる(気を配る) [组 ] 注意、留神 しじょう(史上) [名] 历史上 しゅうち(周知) [名,他サ] 人所共知,众所周知 ジャン・ジャック・ルソー (Jean Jacques Rousseau) [人名] 让・雅克・卢梭 (法国思想家、文学家) がくせつ(学説) [名] 学说 おう(王) [名] 国王、帝王、王、王子 きぞく(貴族) [名] 贵族 そうりょ(僧侶) [名] 僧侣 しんこうしみん(新興市民) [名] 新兴市民 びょうどう(平等) [名,形動] 平等 とおす(通す) [他五] 通过、引进 すじをとおす(筋を通す) [组 ] 有条有理、合情合理 いちもくさんに(一目散に) [副] 一溜烟地、拼命地 かなた(彼方) [代] 那方、远方 どうじょう(同情) [名,自サ] 同情 なりゆき(成り行き) [名] 演变、变迁、结果 とめど(止め処) [名] 限度、止境 とめどない(止め処ない) [组 ] 无止境、无限度 ぎもん(疑問) [名] 疑问 さよく(左翼) [名] 左翅膀、左翼、左派 ジャコバン党(Jacobins Party) [名] 雅各宾党(法国大革命时激进左派 政党) おそろしい(恐ろしい) [形] 可怕的 きょうふ(恐怖) [名,自サ] 害怕、恐怖 とことん [名] 最后、到底 いってん(一転) [名,自サ] 旋转,旋转一次 ナポレオン(Napoleon) [名] 拿破仑 ひきいる(率いる) [他上一] 率领、带领 おうしゅう(欧州) [名] 欧洲 せんか(戦火) [名] 战火,战争 まきこむ(巻き込む) [他五] 卷入、卷进,牵连 39 きぶん(気分) [名] 情绪,心情,气氛 ぜんじ(漸次) [副] 逐渐,渐渐地 どことなく(何処と無く) [副] (不明确指出)总觉得,总有点, 不知 为什么 ひかえる(控える) [他下一] 控制、抑制,节制 ひかえる(控える) [自下一] 等候,等待 ひかえがち(控えがち) [形动 ] 有停滞不前倾向,采取克制态度 りゅうぎ(流儀) [名] 流派、派头、作风 すえる(据える) [他下一] 安置,摆设 ねをすえる(根を据える) [组 ] 扎根、生根 ひょうご(標語) [名] 标语 ゆうあい(友愛) [名] 友爱 きぼ(規模) [名] 范围、规模 もくてきち(目的地) [名] 目的地 ちかづく(近づく) [自五] 临近,靠近 なっとく(納得) [名,自他サ] 理解、领会、同意 なっとくがいく(納得が行く) [组 ] 能理解 一、注釈 1. フランス人は考えたあとで走ります。/法国人在考虑了后再跑。 以过去时作「あと」的定语时,表示在前项动作之后,发生后项动作。例: { 仕事が終わったあとで散歩しましょう。 /工作结束后散散步吧。 2. ドイツ人もどこかフランス人に似ていて。/德国人某些地方有点象法国人。 副助词「か」接于疑问词、不定词之后,表示不确定。例: { 何か買いましょう。 /买点什么吧。 { いつか日がのぼっていた。 /不知不觉之间太阳升起来了。 3. だれが最初に言い出したことかは知らないが,この筆法で言うなら,ドイツ 人もどこかフランス人に似ていて,考えたあとで歩き出す,という部類に属す ると言ってよいかもしれない。/不清楚当初是谁讲出这句话,不过,如果这样说, 或许德国人也如同法国人一样,属于先考虑后迈步的种族。 4. 勿論,たとえ話に過ぎないが,これは,よくイギリス人の性格をつかんだ ものだ,とわたしは感心する。/当然,这只不过是个比喻而已,但是我则觉得这 一点完全抓住了英国人的性格。 句中「… にすぎない」这一惯用型,表示讲话人认为事情不超过某个范围和某种 程度“只不过……” ,这里的格助词「に」表示限定范围。例: { これは一例にすぎない。 /这只不过是一个例子。 5. なるほど,歩きながら考えるということになると,あまり難しい事は考える 40 わけにいくまい。/诚然,要是一边走路一边思考问题,那么对于特别困难的问题, 恐怕不可能(一边走路一边) 思考吧。 句中「わけにいくまい」是惯用型「わけに(は)いかない」的推量型。 「ま い」是否定推量助动词接于五段动词和助动词「ます」的终止形,接五段以外的 动词和助动词「れる,られる,せる,させる」的未然形。 「まい」本身没有活用, 它表示否定的推量、意志和劝诱。例: { まさか明日は雨は降るまい。 /明天决不会下雨吧。 { わたしは大衆から離れまい。 /我不会脱离群众的。 { それは言うまでもなく,ナポレオンの出張ではあるまい。 /不用说,那不 会是拿破仑的主张。 「ではない」的推量形式,一般多用「ではないだろう」 。 6. この思想はジャン・ジャック・ルソーの学説に出発したに相違あるまい。 /这个思想一定是起源于卢梭的学说吧。 句型「に相違あるまい」与「に違いない」意思相同,都表示“一定……” 的意思,而「相違」是书卷语,在口语中一般都用「違い」 ,而「あるまい」是存 在动词「ある」与助动词「まい」在一起使用。比用「ない」增加了一层推量的 意思。例: { 反対を唱えたのは僧侶に相違あるまい。/声明反对的准是僧侣吧。 7. ひどく理屈っぽい学問的な事や,哲学めいた事などを考え考え歩いていたら, 自転車にぶつかったり,自動車にはね飛ばされたりしないとは限らない。/如果 是一边走路一边冥思苦想地考虑深奥的学问或者哲学一类的事情, 说不定会碰上自 行车或者被汽车撞上。 「っぽい」是形容词型接尾词,接于名词或动词连用形后,构成形容词,表示 “有……倾向” “有……性质” 。如:忘れっぽい人/健忘的人; 子供っぽい/孩子 气;おこりっぽい/爱生气的。 哲学めいた事……「めいた」是动词型接尾词「めく」的过去形式,接尾词 「めく」,五段活用,接于名词,副词或用言词干后,表示“好象……样子”或 表示带有某种倾向等。例: { 迷めいた昔話ですね。 /迷一般的故事。 { あの辺りは田舎めいている。 /那一带有一股乡村气息。 二、文法と文型 1.~わけにはいかない 「わけ」是形式体言,表示原因、道理的意思,后加「にはいかない」构成惯用 型,接于动词连体形后,表示由于自明的道理或客观上的原因,而不能做某种事情。 可译为“不能……”,细微含义与「…ことができない」不同,后者表示由于不具备 某种能力、条件等而不能做某种事情。例: 41 { 歩きながら考えるということになると,あまり難しいことは考えるわけに はいきません。 /如果一边走路,一边思考问题,那就不能思考特别复杂的 问题。 { 母が病気だと聞けば,心配しないわけにはいきません。 /听说母亲生病了, 不能不担心。 { 今日は頭が痛いから休みたい。しかし,試験があるので,休むわけにはい かない。 /今天我头疼本想要休息,可是还有考试,无法休息。 2. 简体句とは限らない 意为“不一定……,不见得……”。 「と」是格助词,表示「限らない」的内容, 「は」是提示助词,起提示内容 并加强否定语气的作用。 「限らない」是动词「限る」的否定形式。该惯用型表示 情况不一定都如此,也有不是这样的,常和「必ずしも」呼应使用。 { 難しい事を考え考え歩いていたら,交通事故にあわないとは限らない。 /如果一边走一边思考问题或许会遇上车祸(不一定不出交通事故) 。 { 気温が高くて,暑く感じるとは限らない。 /不一定气温高就感到热。 { 値段が高いものが,必ずしも品が良いとは限らない。 /价钱贵的,未必质 量都好。 3. いわば…だ 意为“可以说是……,说起来……”。 「いわば」是副词,表示某种说法是比喻性的或者是简单化的,目的是使人容 易理解,接受。例: { 富士山はいわば日本の象徴だ。 /富士山可以说是日本的象征。 { この近所は,いわば,自分の家のようなものだ。 /这一带可以说像自己家 一样。 { フランス人は,いわば,まず筋を通して立派に考え,それから一目散に走 り出したわけだ。 /法国人,可以说是先悟出个道理来,反复思考后再一鼓 作气地好好干。 4. 体言、终止形にもかかわらず 意为“尽管……还是……,虽然……还是……”。 是由格助词「に」后接提示助词「も」 ,再后续助词「かかわる」的否定式构 成,表示前项(用简体句表明) ,并不制约或影响后项,具有前后两个事项矛盾 的语义。如前项简体句中是名词性谓语或形容动词谓语时,用「である」 ,而不 用「で」 ,也可以省去「である」 ,把「にもかかわらず」直接接于名词或形动词 词干之后。例: { 雨にもかかわらず,たくさんの参加者があった。 /尽管下雨,可是参加人 却很多。 { 九時に来ると約束したにもかかわらず,彼はとうとう来なかった。 /虽然 42 约好九点来,可是结果他没来。 { フランス革命は,当初の立派な考えにもかかわらず,恐怖政治に落ちて行 った。 /虽然开始时法国革命有良好的想法,可是最后竟陷入了恐怖政治活 动中。 5. なかなか~できない 意为“怎么也不……,决不……”。 「なかなか」是副词,与否定呼应使用时,表示超出意料,难以做到或实现, 至少不那么简单就能实现。 { この問題は難しくて,なかなかできない。 /这个问题太难,怎么也答不上 来。 { 歩きながら考えることは,中々出来ないことです。 /一边走路一边思考问 题,不是轻而易举就能考虑好的。 { フランス革命の時,フランス人は走り出したけれども,イギリス人はなか なか走り出そうとしません。 /法国革命时,法国人已经开始迈步了,可是 英国人似乎怎么也不打算迈出他们的步伐。 練 習 5 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 心配 配る 出発 世界 世紀 友愛 友達 勢い 大勢 豊か 豊富 流儀 伝統 伝える 二、次の単語を漢字で書きなさい。 そうりょ きぼ なっとく せいかく きょうふ ひっぽう ぎもん てつがく ぜんじ りくつ 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.ことになっている b.ことはない c.しかない e.がち f.まい d.ということだ g.わけがない h.わけにはいかない 1.社長は厳しいけれども,気持ちは優しい人だから,こわがる( 2.太陽に一番近い水星に生物がいる( 3.日本の夏はとても暑い( ) 。 ) 。 ) 。クーラーを買ったほうがいいだろうか。 4.あのいやな事件のことはもう考える( 43 )と思っても,頭から離れない。 5.理由がないのに,あなたからお金をもらう( 6.これは来週行く( ) 。 )工場見学の予定表です。 7.終電車が行ってしまったし,お金もないから,歩いて帰る( 8.彼女は最近忙しいのか留守( 四、次の短文を読んで, ( ) 。 )だ。 )に入れる言葉をA・B・C・Dから適当なもの を一つ選びなさい。 1.だれにも手伝ってもらえないから,自分でやる( A しかない B まい C わけがない 2.ダイエット中なので,甘いものは食べ( ) 。 D わけにはいかない )と思うのですが,なかなか 実行できません。 A ない B たい 3.大阪から神戸( A まで C まい )地震がありました。 B にかけて 4.人生には苦しみ( A や C について D に対して )あれば楽しみもある。 B と 5.この専門書は片仮名( A せい D たくない C さえ D も )で読みにくい。 B 気味 C がち D だらけ 6.インタネットで世界の人々と交信できるとは,数年前には信じ( )こ とでした。 A 気味の 7. ( B まい C がたい D がちの )ぬいた結果社長はついにA社と合併することにした。 A 悩んで B 悩む C 悩ませ D 悩み 8.アパートを探しているんですが,駅から近くて便利でさえあれば, ( A 少し高くてもかまいません B 安いほうがいいです C 広い部屋がいいです D 借りたくありません 9.このカーテンは( A 燃えにくい )生地を使っています。 B 燃えがたい C 燃えやすい 10. この仕事はやりかけだから( A ずいぶん時間がかかりました C まだ始めていません 五、次の文の( ) 。 D 燃えがちな ) 。 B そのままにしておいてください D やめましょう )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.私の国ではタバコの吸殻を捨てたら,罰金を( A 払おう B 払う C 払った )ことになっている。 D 払うまい 2.明日までにこの仕事をしなければならないから,今夜( 44 )しかない。 A 寝ない B がんばる C 寝るまい 3.彼は忙しいと言っていたから,この会には( A 来た 4.世界の人口は( B 来ない )まい。 C 来 D 来る C 増加して D 増加した )一方だ。 A 増加している B 増加する 5.出発まで,まだ時間は十分ある。急ぐ( A ことだ D がんばろう B わけだ ) 。 C ことはない D わけにはいかない 六、次の質問に答えなさい。 1.なぜ,あまり難しいことは歩きながら考えるわけにはいかないのですか。 2.考えたあと走り出すということは,たとえば,どんなことですか。 3.走ってしまったあとで考えるということは,たとえば,どんなことですか。 4.フランス革命に対する,フランス人の態度とイギリス人の態度を,比べてご 覧なさい。 5.フランス革命当初の立派な考えは,終わりまで変わりませんでしたか。 6.イギリス人の国民性はいろいろの言葉で説明されますが,すぐ納得できます か。 七、次の各文を中国語に訳しなさい。 1.お金がなければ,寝てくらすわけにはいきません。 2.あの人のことだから,笑っていてもきげんがいいとは限らない。 3.あの人は,悪い点を取ったにもかかわらず,にこにこしながら一生懸命勉強 しているから頼もしい(たのもしい/可靠的) 。 4.国際理解はむずかしいので,なかなかできそうにありません。 5. 「友愛」の精神は,フランス人はなかなか成長せずに,かえって,イギリスで 完成された。 八、次の各文を日本語に訳しなさい。 1.我第一次听说这个事,真象个谜(なぞ)。 2.电影,我不过是一个月才看一次。 3.难是有点难,可是未必就不会做。 4.如果没有钱就不能生存。 5.不管你去不去我可是要去的。 6.这个问题太难了,怎么也无法解决。 九、次の文章を読んで,あとの問いに答えなさい。 青春時代,文学を語ったボーイフレンドから再会したいとの電話があった。私は 45 あわてた。何しろ半世紀以上( ① ) 。女は老けやすい。初恋の相手ではないが迷 う。思い切って会えば,同時代をどう生きてきたか話題は極めて豊富である。再会 することによって嫌われたっていい。②開き直って最寄りの駅で会うことにした。 おしゃれをすると薄着になり風邪をひくのでズボンは離さず,ジャンパーだけコー トに代えた。 約束した時刻,駅の改札口で待つことしばし。果たしてお互いの顔のみわけが つくだろうか。向こうでもそんな気持ちでいるに違いない。わからなかったらどう しよう。しかたがない,運を( ③ )に任せようと思って時計の針を見上げてい ると,電車がついてどっと乗客が降りてきた。 テレパシーといおうか,それらしい人がじっとこちらへ視線を注いで近づく。 ④私はちょっと耳の所まで手を上げた。近づいてくる人の視線がたちまちこれに こたえた。こたえた笑顔の中に半世紀前の面影が浮かんだ。 (日暮幸子・76 歳 1988.4.9 朝日新聞「一筆啓上」より〈一部改〉 ) 問1 文中の( ① )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.お目にしていない 2.お目にかかっていない 3.お会いになっていない 4.拝見していない 問2 文中の②について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1)②開き直って というのはこの文の場合どんな意味か。 1.女は老けやすいと思って 2.会えば話すことはたくさんあると思って 3.初恋の相手ではないと思って 4.嫌われたら嫌われてもいいと思って 問3 文中の( ③ )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい 1.天 2.神 3.仏 4.命 問4 文中の④について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい (1)④私はちょっと耳の所まで手をあげた。なぜこのような動作をしたのか。 1.昔のボーイフレンドだとすぐわかって,自信があったから。 2.昔のボーイフレンドかもしれないと思ったが,自信がなかったから。 3.昔のボーイフレンドだとすぐわかったが,手を高くあげるのははずかし 46 いから。 4.たぶん昔のボーイフレンドじゃないだろうと思ったから。 47 中間テスト 1 一、次の各文の下線をつけた言葉の読み方をそれぞれA・B・C・Dの中から選ん で,その記号を書きなさい。 日本に来て①歌舞伎を見た西洋の演劇の②演出家や,舞台装置の専門家は,だ れでも,歌舞伎の回り舞台や,③花道に驚きました。 ①歌舞伎 A かむき B かぶき C かぼき D かふぎ ②演出家 A えんしゅつか B えんしちか C えんしゅつや D えんでか ③花道 A かどう B はなどう C はなみち D かみち ④ 見物人と⑤役者とが一体に⑥溶け込み,役者と見物人が一緒になった気持ちに 誘われます。 ④見物人 A みものにん B みものしゃ C けんぶつじん D けんぶつにん ⑤役者 A やくしゃ B やくにん C やくもの D やくじゃ ⑥溶け込み A よけこみ B さけいみ C とけはみ D とけこみ 冬は⑦炉端で,夏は涼み台で,子供たちは⑧老人から昔話を聞きました。 ⑦炉端 A とたん B ろたん C ろばた D ろはた ⑧老人 A ろうにん B ろうじん C ろにん D ろじん われわれの住む自然界には実に⑨無数と言ってよいくらいの物質が⑩充満して いる。 ⑨無数 A もうす B むすう C ぶすう D ないかず ⑩充満 A じまん B じゅまん C じゅうまん D じゅばん 二、次の各文の下線をつけた言葉の常用漢字を( ① )に書きなさい。 ② 1. かんしょうする人は詩と音楽の ゆうれつを比較する。 ①( ) ②( ) 2.見学者があるから,いちいち晴れ着を切ろうとは③ふけんしきだ。 ③( ) 3.こんな夫の世話をよくも妻はあの④ほそうでで成し遂げたものであった。 ④( ) 4.私は研究の最後の仕上げに⑤ぼっとうすることができた。 ⑤( ) ⑥ 5. いちもくさんに走り出した。 ⑥( ) 6.これはなかなか⑦なっとくできないことだ。 ⑦( ) ⑧ 7. そぼくで単純に見える。 48 ⑧( ) ⑨ 8.この ひっぽうで言うなら,ドイツ人もどこかフランス人に似ていて,考え たあとで歩き出す,といった⑩ぶるいに属すると言ってよいかもしれない。 ⑨( ) ⑩( ) 三、1~10の言葉に合うものをそれぞれア~コから選び,線で繋ぎなさい。 1.意欲が ア 洗う 2.ページを イ 焼く ウ かける 3.足を 4.流行を エ 取る 5.手を オ かく カ 来る 6.目が 7.気に キ 追う ク 湧く 8.迷惑を 9.頭に ケ 入る 10.汗を コ 利く 四、次の文の( )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.昨日のテストは難しかった。でも時間さえあれば( ) 。 A できたと思う B 無理だった C 失敗してしまった D 半分もできなかった 2.私はピアノも弾けなければ( ) 。 A あなたは歌ってください B あなたが弾いてください C 歌も歌えません D あなたも弾きませんか 3.たとえお金があっても( ) 。 A 何でも買える B 買いたいものがある C 買えないものがある D 買うことができる 4.外国人にとって( ) 。 A 日本に住んでいます B 富士山に登りたいです C 助詞が難しい D さしみは食べられません 5.彼の学説に対して( ) 。 A 研究するつもりです B 反論したいと思います C 知っていることを書きなさい D 考えてみようと思う 五、次の短文を中国語に訳しなさい。 1.父は,わたしの「行きたくない」という一言を聞きとがめて,怒ったような 顔をしてわたしにその理由を聞いた。 2.金銭的な利益に結びつかない公共広告も,広告であるからには,時代の流行 に無関心ではいられないのだろう。 49 3.日本人は流行に振り回されているんじゃないかという気がしないでもない。 4.バレンタインデーにチョコレートを贈るという習慣は,製菓会社がチョコレ ートの売り上げの増加をねらって作り出したものらしい。 5.もちろん,もっと広い家に住みたいと,だれもが切実に思っている。 「庭付き 一戸建ての家に住みたい。 」というのが,多くの人たちの夢だ。 六、次の短文を日本語に訳しなさい。 1.世界上称日本人是特别爱洗澡的民族。即使说温泉造就了日本人爱洗澡的习俗, 恐怕也不会言过其实吧。 2.到了中元节时,商店的货架上便摆出了各式各样的礼品,店内买礼品的顾客摩 肩接踵,拥挤不堪。 3.日本人自古以来就为梅雨而烦恼。于是,为了在气候闷热的时候也能过得舒适, 想了各种办法。 4.随着时代的变迁,住房的建造方法也有了改变。近来,在日本西洋式建筑多了 起来。 5.也许是由于日本人工作过度的评论日渐增多的缘故,近来日本的公司也开始规 定了长达一周或 10 天的休假。 七、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 言葉というものは,生活と深いかかわりを持っている。 動物のラクダは,日本語では「ラクダ」という単語しかない。ところが,アラ ビア語には,同じラクダを指すのにも, 「人が乗るためのラクダ」 「荷物を運ぶた めのラクダ」など,それぞれ違う単語があるという。①砂漠に生きる人々にとっ てラクダは生活に欠かすことのできないものだから,それだけ言葉も細かく使い 分けるようになったらしい。 では,日本語ではどうだろうか。そう考えた時,思い当たるのは魚である。 例えば,ブリという魚は,成長の段階に応じて,ハマチ・メジロなど,いくつ か違った名前で呼ばれている。こうした細かい言葉の使い分けがあるのは,魚と 日本人の生活との間に深いかかわりがあるからだろう。 日本は海に囲まれた国であり,昔から新鮮な魚に恵まれていた。②寿司や刺身 のように,魚を生のまま食べる習慣があるのも,それだけ新鮮な魚がたくさん取 れたからにほかならない。魚は日本人の生活に欠かすことのできないものだった のである。 ところが,最近,日本人( ア )魚はそれほど③馴染み深いものでなくなっ てきたようだ。台所を預かる主婦の間でさえ, 「魚の名前を聞いてもそれがどんな 魚なのかわからない。 」と言う人が増えている。 そうした「魚ばなれ」の原因の一つは,魚屋や④八百屋よりも,スーパー・マ ーケットで買い物をする主婦が増えたことにある。スーパー・マーケットでは, たいてい,冷凍で保存した魚を刺身や切り身にし,1人前とか 4 人前とか,パッ クにして売っている。最初から切り身にしてある魚からは,とうてい泳いでいる 50 魚の姿など思い浮かべることはできないだろう。むだがなくて簡単に食べられる のはいいが,調理の手間を省いたために,魚に対する主婦の関心や知識まで奪っ てしまったのである。 大人でさえ知らないのだから,まして子供ならなおさらである。サケの切り身 しか見たことがない都会の小学生が,実物のサケを見て驚いたという話がある。 まさか切り身がそのまま泳いでいるとは思っていなかっただろうが,笑うに ( イ )話である。 この調子では,日本人は今に,ブリとハマチの区別どころか,どんな魚も区別 がつかなくなってしまうのではないだろうか。日本の伝統的な食文化が破壊され つつあると言っても,決して大げさではあるまい。 問1 「①砂漠」の読み方を次から正しいのを一つ選びなさい。 A さまく B さばく C さぱく D すばく 問2 「②寿司」の読み方を次から正しいのを一つ選びなさい。 A じゅし B しゅじ C すじ D すし 問3 「③馴染み」の読み方を次から正しいのを一つ選びなさい。 A なじみ B なれしみ C なしみ D じなみ 問4 「④八百屋」の読み方を次から正しいのを一つ選びなさい。 A はっびゃくや B はちおや C やしゃくや D やおや 問5 ( ア )に入る言葉を次から正しいのを選びなさい。 A によって B にとって C について D に関して 問6 ( イ )に入る言葉を次から正しいのを選びなさい。 A 笑う B 笑わない C 笑えない D 笑おう 問7 文中の「魚ばなれ」という言葉はどんな意味ですか。次の説明から正しいの を選びなさい。 A 魚というものがわからない B 魚を見たことがない C 魚の名前を聞いたことがない D 魚をあまり食べなくなる 問8 文中の「台所を預かる」という言葉はどんな意味ですか。次の説明から正し いのを選びなさい。 A 台所を他人に任せること B 台所の仕事ばかり担当すること C 台所および一切の家事を管理すること D 台所の用品を予約すること 問9 文中には「魚と日本人の生活との間に深いかかわりがある」と書いてありま すが,それはなぜでしょうか。次の答えから正しいのを選びなさい。 A 日本人は昔から魚を食べることが好きだから B 日本は海に囲まれて,昔から新鮮な魚が簡単に取れたから C 日本の祭りの中で魚を祭る習慣があるから D 日本人は魚を神様のシンボルとして信仰しているから 51 問 10 なぜ「日本の伝統的な食文化が破壊されつつある」と言っても,決して大げ さではないでしょうか。次の答えから正しいのを選びなさい。 A スーパー・マーケットで買い物をする主婦が増えたから B 魚に対する主婦の関心や知識が奪われてしまったから C 今の日本では新鮮な魚が取れなくなったから D 現代の生活文明が進んで,何でも簡単に食べられるから 52 第 6 課 ロザリオの鎖 わたしが結婚したのは,大学を出て三年目で,当時助手として月給四十円であっ た。満州事変のごろで,物価は安かったが,それにしても,一ヶ月四十円で一家の やりくりをつけることは,苦しかったであろう。しかし,わたしは一度も妻から苦 情を聞いたことはない。着物一枚新しく買ってやらなかった。遊楽と言えば,一年 に一日海へ行ったぐらいのことだろう。わたしは毎日夜に入るまで研究室にこもっ ていたし,妻は家事にいそしんでいた。月四十円の生活は,七年続いた。 一つの新しい研究に取り掛かると,わたしの人間が変わる。研究以外のことが頭 に入らないのである。話しかけられれば答えはする。飯を出されれば食う。子供が 泣けばにらむ。しかし,何を言ったのか,何を食ったのか,なにをしたのか,わた しは覚えない。大学から帰る道で妻と行き会いながら,知らずに通り過ぎたことが 二度あったそうである。あとで妻から聞いて,ほうとわたしは言った。こんな夫の 世話を,よくも妻はあの細腕で成し遂げたものであった。 この妻の苦労に対してわたしの報いたのは,ただ雑誌に載ったわたしの論文を見 せることだけ,それだけであった。雑誌を,妻はきちんとすわり直し,押しいただ いてからページをくるのであった。妻は涙さえ浮かべて読んでいくのであった。そ のそばで,わたしは,妻の代わりに幼子を抱いてあやしながら,しばらく胸の中に 温泉のわくような思いにひたっていた。 わたしの一家の幸福な時間,それは日曜日の朝,みんなそろって天主堂へ参ると きであった。わたしは大きい子の手を引き,妻は小さな子をおんぶして,畑道を丘 のうえの赤い天主堂へ行く。鐘が優しく清く鳴り渡る。ステンドグラス越しに差す 朝日の色の波の中にすわって,わたしの声も妻の声も,子供達の声も,一つの声と なって天にまします我らの父を賛美したてまつった。あんな幸福な日は,もうわた しには来ない。 わたしは助教授になって,月給が百円に上がった。妻はそれでほっとした。やが て子供が小学校へ通うので四十円では困るところだった。それから五年たった。わ たしは,研究室で長年取り組んでいた放射線の障害を受けて,白血病にかかってし まった。余命あと幾年もないと診断された日,わたしは信頼している妻にすべてを 打ち明けて,善後策を考えようと言った。その時,妻はぎくりともぜず聞いていた。 わたしの予期していた通り妻がしっかりしているのでうれしかった。わたしは研究 の最後の仕上げに没頭することが出来た。妻はいよいよ深い愛情をもってわたしを いたわってくれた。病勢が自然に進行し,一度は妻におぶさって大学へ出勤したこ ともあった。 八月八日の朝,妻はいつものように笑いながらわたしの出勤を見送った。少し歩 53 いてから,お弁当を忘れたのに気がついて家へ引き返した。そして,思いがけなく も,玄関に泣き伏している妻を見たのであった。 それが別れだった。その夜は教室に泊まった。あくる日,九日,原子爆弾がわた したちの上で破裂した。わたしは傷ついた。ちらっと妻の顔がちらついた。傷つき ながらも,わたしは患者救護に忙しかった。 三日目,夕方わたしは家へ帰った。ただ一面の焼け灰だった。わたしはすぐに見 つけた。台所の跡に黒いかたまりを。そばに十字架のついたロザリオの鎖が残って いた。 焼けバケツに妻を拾って入れた。まだぬくかった。わたしはそれを胸に抱いて墓 へ行った。辺りの人はみな死に絶えて,夕日の照らす灰のうえに同じような黒い骨 が点々と見えていた。わたしの骨を近いうちに妻が抱いていく予定であったのに― ―運命は分らぬものだ。わたしの腕の中で妻がかさかさと音を立てていた。わたし はそれを「御免ね,御免ね。 」と言っているのだと聞いた。 (永井 隆) 新しい単語 ロザリオ(rosario) [名] (带十字架的)念珠 まんしゅうじへん(満州事変) [名] 九・一八事变 くさり(鎖) [名] 链子,锁链 じょしゅ(助手) [名] (大学)助教 げっきゅう(月給) [名] やりくり(遣り繰り) [名,他サ] 月薪,月工资 (设法)安排, (多方)筹措 やりくりをつける (遣り繰りをつける) [組] 维持生计 くじょう(苦情) [名] 抱怨,不满 こもる(籠る) [自五] 闭门不出 ゆうらく(遊楽) [名] とりかかる(取り掛かる) [自五] 着手,开始 はなしかける(話しかける) [自下一] 搭话,打招呼,开始说话 かじ(家事) [名] 家务事 いそしむ(勤しむ) [自五] 勤奋,努力 くう(食う) [他五] 吃,咬 にらむ(睨む) [他五] 瞪视,凝视,监视 ほう [感] (外出)游玩 (惊奇或感叹时回答的声音) 噢 よくも [副] 54 竟然,竟能,竟敢 ほそうで(細腕) [名] 瘦细的胳膊,微弱的力量 なしとげる(成し遂げる) [他下一] 完成,做完 むくいる(報いる) [他上一] 报答,报酬,报仇 きちんと [副] 准确地,整齐地 おしいただく(押し頂く) [他五] 敬领 くる(繰る) [他五] 纺,捻,挨着翻 うかべる(浮かべる) [他下一] 使……浮起,想起,出现 おさなご(幼子) [名] 幼儿,婴儿 だく(抱く) [他五] 抱,怀抱,环保 あやす [他五] 哄(孩子) ひたる(浸る) [自五] 浸,泡,沉浸在 てんしゅどう(天主堂) [名] 天主教堂 おんぶ(負んぶ) [名,他サ] 背(小孩) はたけみち(畑道) [名] 乡间小路 おか(丘) [名] 山岗,丘陵 ステンドグラス [名] 彩色玻璃 さす(差す) [自五] 照射 まします(在す) [自四] 有,在(古语,四段活用, 相当于“いらっしゃる” ) さんび(賛美) [名,他サ] 赞美,赞扬 たてまつる(奉る) [他五] 奉献;接动词连用形表示谦恭 ながねん(長年) [名] 多年,长期 とりくむ(取り組む) [自五] (互相)扭住;抓;致力,搞 (工作) ほうしゃせん(放射線) [名] 射线 しょうがい(障害) [名] 障碍 はっけつびょう(白血病) [名] 白血病 かかる(罹る) [自五] 患病 よめい(余命) [名] 余生,残年 うちあける(打ち明ける) [他下一] 坦率说出,讲真情;坦白 ぜんごさく(善後策) [名] 善后办法、善后对策 ぎくりと [副] 吃一惊,吓一跳 しあげ(仕上げ) [名] 完成,做完 ぼっとう(没頭) [名,自サ] 埋头,专心致志 いたわる(労わる) [他五] 爱护,怜惜,安慰 びょうせい(病勢) [名] 病情,病势 おぶさる(負ぶさる) [自五] 被(人)背着,依靠 55 ひきかえす(引き返す) [自五] 返回 おもいがけない(思いがけない) [形] 出乎意料,意外 なきふす(泣き伏す) [自五] 哭倒 げんしばくだん(原子爆弾) [名] 原子弹 あくる(明くる) [連体] 次,下 はれつ(破裂) [名,自サ] 破裂 きずつく(傷付く) [自五] 受伤,损坏 ちらっと [副] 稍微,一晃 ちらつく [自五] ぬくい(温い) [形] 温热 きゅうご(救護) [名,他サ] 救护 やけばい(焼け灰) [名] 灰烬 あと(跡) [名] 痕迹,印迹 じゅうじか(十字架) [名] 十字架 しにたえる(死に絶える) [自下一] 死光,死绝 ゆうひ(夕日) [名] 夕烟,夕日 てらす(照らす) [他五] 照,照耀 てんてん(点々) [副] 点点 かさかさ(と) [副] 沙沙作响,干巴巴地 ごめん(御免) [名,感] 请允许; ( [感]道歉,谢绝时 (雪等)纷飞,飘落,若隐若现 的用语)对不起 一、注釈 1. 大学を出て三年目で,助手として,月給…/大学毕业后第三年当上助教,月薪 是…… 「大学を出て」中的「を」是格助词,作为一部分带移动性的自动词的补语, 表示经过的场所或起点。如:家を出る/离开家;川が町の中を流れる/河从镇中 间流过。 「三年目で」中的「目(め) 」是接尾词,接于数词之后表示顺序,意思是“第 ……” ,如:二年目/第二年;三番目の問題/第三个问题;右から五人目の人は 田中さんです/右起第五人是田中先生。 「助手として」中的「として」接于体言后表示身份,资格或地位,常译为“以 ……身份” “作为……” 。 2. 満州事変のごろで,物価は安かったが,それにしても,一か月四十円で一 家のやりくりをつけることは,苦しかったであろう。/九・一八事变的时候, 当时虽说物价便宜,尽管如此,但一个月用四十日元维持一家人的生活是很艰苦 56 的。 「それにしても」中的「に」是格助词, 「し」是动词「する」的连用形, 「て も」是接续助词,以「~にしても」构成的惯用型,表示后项不以前项变化而变 化,多用于书面语,相当于“即使……也……” “就是……也……” 。例: { そんなことは,私にしても困ります。 /这种事,就是我也不好办。 此外,如果用“~にしても~にしても~”并列形式作惯用型时,表示毫无 例外,相当于“……无论……也好……也好” 。例: { 食べ物にしても,着るものにしても,親類の世話になっていました。 /无 论是吃的,还是穿的,都曾得到过亲戚的帮助。 3. 雑誌を,妻はきちんとすわり直し,押し頂いてから,ページをくるのであっ た。/妻子规规矩矩地坐好,恭恭敬敬地接过杂志,一页一页地翻着。 这句话的语序是倒序, 「雑誌」是「押し頂く」的宾语,正序应该在「押し頂 く」之前。放于句首表示强调与前句的关系。 「すわり直し」是复合动词。此时「なおす」是动词接尾词,接于动词连用 形后表示“重做” “重新做……” 。如:建て直す/重建; 書き直す/重新写。 4. 私は,妻の代わりに幼子を抱いてあやしながら,しばらく胸の中に温泉の沸 くような思いに浸っていた。/我代妻抱着年幼的孩子,哄着,同时心里沉浸在 犹如温泉般的温暖之中。 「代わり」是形式体言,接于连体形或体言加「の」之后,常常后续格助词 「に」之后,有承上启下的功能,表示后项取代或否定前项;或者在肯定一方的 基础上,强调另一方的意思。常常译成“代替” “不……而……”等。例: { こちらでは石炭の代わりに石油を使っている。 /这里不用煤炭,而用石油。 { 手伝ってあげる代わりに雑誌を買ってください。 /我帮你忙,你给我买书 杂志吧。 5.私の予期していた通り妻がしっかりしているので,うれしかった。 /正如我所予料的那样,妻子很坚强,因而感到高兴。 「通り」是形式体言,接于连体形或体言加「の」之后,表示句中所叙述的内 容与其先行词完全相等。相当于“如同” “照……一样” 。例: { 教えた通りにやって御覧なさい。 /按照教的做做看。 6. 私はすぐに見つけた,台所の跡に黒いかたまりを。/找立刻就发现了厨房遗址 上的黑色疙瘩块。 这是一个倒序句,正序应是「私はすぐに台所の跡に黒いかたまりを見つけ た。」句中将宾语放在后面,表示讲话人当时讲完了,感到没讲清楚,于是又补 充了宾语。 二、文法と文型 1.一~も~ない 57 意为“一……也没(不)……” 。 「も」是提示助词,具有强调的意思。接于和“一”有关的数词,或表示程度 的副词之后,后与否定谓语呼应则表示“丝毫也没有” “丝毫也不……”等意思 的全面否定之意。例: { 私は一度も妻から苦情を聞かなかった。 /我一次也没听见过妻子向我抱怨 过。 { 一枚も妻に着物を買ってやらなかった。 /连一件衣服也没为妻子买过。 { 私は、その質問に一問も答えられない。 /我对他提的问题一个也答不上。 ※ 有时不用「も」用「一」与「ない」呼应使用也表示全面否定,但语气 没有加「も」时强烈。例: { どんなに苦しくても、妻は苦情を一ついわなかった。 /无论多么苦,妻子 从未抱怨过一次。 2.(体言)といえば~ 意为“要说……,一提到……” 。 「いえば」是动词「言う」的假定形后续接续助词「ば」 ,表示假定条件或涉 及到某件事情时,使人想起另一件事或者提出话题。有时等于助词「は」的用法, 用来揭示主题。例: { 楽しみと言えば一年に一日海へ行くくらいのことだろう。 /要说乐趣,可 能就是一年有一天去海滨玩玩而已。 { 彼女にとって喜びと言えば、自分の夫と子供たちの世話をすることだった。 /要说到她的喜悦,就是照料自己的丈夫和孩子。 3.动词连用形・形容词终止形+ながら(も) 「ながら」是接续助词,接于动词连用形,表示同一主体的两种动作同时进 行,相当于“一边……,一边……” ,或者表示逆接条件,即将两种不凋和的矛 盾事物连接起来,相当于“虽然……可是……” ,此时「ながら」后可加「も」 成「ながらも」 。接形容词连体形之后表示逆接条件。例: { 八月八日の朝、妻はいつものように,笑いながら私の出勤を見送った。 /八月八日这一天早晨妻子与往常一样,一边笑着.一边送我去上班。 { 大学から帰る道で,妻と行き会いながら,知らずに通り過ぎたことがあっ た。 /在从大学回家的路上,曾发生过虽然和妻子擦肩而过却未察觉的事。 { 傷付きながらも,私たちは患者の救護に忙しかった。 /我们虽然受了伤, 可是却还是忙于抢救患者。 { 年が若いながら,なかなかしっかりしている。 /虽然年轻,却很能干。 4.よくも~ものである 意为“竟能……,竟敢……” 。 副词「よくも」有“竟能” , “竟敢”的意思, 「ものだ」表示感叹,起一种加 重语气的作用。该惯用型表示对意外的情况抱有责难的语气,或者反映出一种吃 58 惊的语气。例: { こんな夫の世話をよくも妻はあの細腕で成し遂げたものであった。 /妻子 用她那双纤细的双手竟能担负起照料丈夫的事情。 { こんな暑さの中で,よくも過ごせるものだね。 /竟然叫人在如此酷热中过 日子。 { そんなに大切なことを,よくも今まで誰にも言わずにいたものだね。 /那 么大的事情,竟然至今没对任何人讲过。 練 習 6 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 苦情 遊楽 細腕 長年 余命 破裂 夕日 善後策 障害 没頭 救護 台所 二、次の単語を漢字で書きなさい。 くさり おさなご はたけみち げっきゅう ばくだん ぶっか あさひ なみだ しんらい ろうく 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.代わりに b.通りに c.といえば d.ながらも e.ことに f.ところ g.ほど h.くせに 1.友達の王さんはわたしの( 2.子供の喜び( )空港へ友達を迎えに行きました。 ) ,休みの日にゲームを遊べることです。 3.収入が少ない( ) ,誕生日の時,ちょっと贅沢したいのです。 4.私の予想した( )この前の試験が合格しませんでした。 5.驚いた( )5年前にいなくなった犬が先日突然帰って来ました。 6.新しいコピー機が故障したので,会社に電話した( )すぐ調べに来てく れた。 7.野菜は新鮮な( 8.忙しい( )おいしい。 )人の仕事まで引き受けるから,日曜日も休めなくなったんで すよ。 59 四、次の短文を読んで, ( )に入れる言葉をA・B・C・Dから適当なもの を一つ選びなさい。 1. ( )食べるものがありますか。 A なに B なん 2.日本語の雑誌は( A どれ C どの B それに B しかし B わずか 6.今日も( B いつか 7.図書館にはいい本が( A おおく A ずっと D いつでも C とても D おおぜい )よいと思います。 C きっと B だいぶ 10.日本が海に囲まれている( A ことから C たいして D しっかりと C ことには のところに適当な言葉を入れなさい。 つける。 こもる。 3.家事 いそしむ。 4.労苦 報いる。 5.思い ひたる。 D たぶん )日本人は昔から魚を多く食べてきました。 B ことに 1.一家のやりくり 10.妻が私 D ちょっと )いいお天気でしょう。 A たいてい 9.研究 C かなり )あるそうです。 B もっと 9.あしたは( 8.胸 D なんでも C いつも B たくさん 8.今年の試験は( 7.救護 C なんと )のように八時のバスで学校へ行きました。 A いつ 6.涙 D それから )待ってください。 A やがて 2.研究室 C それで )きれいな花でしょう。 A なん 五、次の文の D どんな )映画を見ました。 A それとも 5. ( D なにも )が一番いいですか。 B どこ 3.買い物をし, ( 4. ( C なにか 浮かべる。 忙しい。 抱く。 没頭する。 いたわってくれる。 六、次の質問に答えなさい。 1.永井先生の奥さんは,どんな人でしたか。 60 D ところに 2.永井先生が大学の助手だったころのことを話してください。 3.永井先生は,一つの研究に取りかかると,どのように人間が変わりますか。 4.永井先生が胸の中に温泉のわくような思いにひたるのは, どんな時でしたか。 5.永井先生一家の幸福な時間,それは日曜日の朝でしたね。一家そろって天主 堂へ行くときの様子を話してください。 6.永井先生が助教授になって五年たったとき,どんなことが起こりましたか。 7.八月八日の朝,永井先生が出勤してから,三日間にどんなことが起こりまし たか。九日には原始爆弾が落ちてから,三日目になって先生はやっと家へ帰 ってそこで何を見つけましたか。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 1. あの人は,たくさん洋服を持っているが,それでいて,まだ新しい洋服をほ しがっている。 2.小春日和というのは,暖かくもあれば,寒くもあるような日のことです。 3.野菜畑も家々の屋根も,真っ白な見渡されるほど霜がたくさん降りた。 4.朝晩はかなり寒さが増して,手は凍えるばかりに冷たい。 5.部屋の中にいるかと思うと,もう外へ出て遊んでいます。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.有一天早晨,我被涌来的潮水声所惊醒,睁开了眼睛。 2.通过空中的风声刚一停下,可是又突然刮了起来。 3.他虽已去过美国和欧洲,可是他说还是想去什么地方旅游。 4.听说那个地方气候也好,风景也美。 5.那个人说话声音之小,连站在他旁边都听不清楚。 6.冈田说头痛,痛苦得眼看就要死了。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 大正十二年(1923 年) ,九月一日午前十一時五十八分,関東地方は, ( ① )地 震にみまわれました。東京の震度は「六」でした。たくさんの家がたおれ,②方々 から火の手があがりました。一度にたくさんの火事がおこったため,消すひまもな いうちに火はもえ広がりました。そのときのようすは,次のように伝えられていま す。 「火事!」「火事!」悲鳴をあげ,にげまどう人々。道路は,人と荷物でギッシ リ。火の玉のような火の粉は雨のようにふり飛んでくる。荷物にも,着物にも火が つく。自分の命を守るのがやっと。親子もはなればなれになり,行先もわからずに げまどう。文字通りの生き地獄である。 地震のひがいより,そのあとに発生した火災によって,大きなひがいがおこった 61 のです。 関東大震災で,とくにひがいの大きかったのは,隅田川の東側の本所・深川を 中心とする下町でした。 下町は,木造の家が( ③ )集まり,道はばもせまかったのです。そのため, 火が次々にもえ広がり,にげ場を失って,焼け死ぬ人が大勢いました。墨田区の, 東京都慰霊堂が建っているところでは,約四万人の人が火にまかれて死んだとい われています。 (明治図書「わたしたちの東京」より〈一部改〉 ) 問 1 文中の( ① )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.きびしい 2.はげしい 3.けわしい 4.はなばなしい 問2 文中の②について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1)②方々から火の手があがった と同じ意味の文はどれか。 1.一度にたくさんの火事がおこった 2.消すひまもないうちに火はもえ広がりました 3.火の玉のような火の粉は雨のようにふり飛んでくる 4.火が次々にもえ広がり,…… 問3 文中の( ③ )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.じっくり 2.びっしり 3.どっしり 4.がっしり 問4 地震のあとの火災により下町のひがいがとくに大きかったのは,なぜで すか。正しくないものを一つ選びなさい。 1.道はばがせまかったから。 2.家は木でできていたから。 3.住宅が密集していたから。 4.川の近くだったから。 62 第 7 課 笑いと批評 笑いは生きる上で大切なものである。 馬は笑うそうであるが, ほかの動物が笑う, という話は聞いたことがない。馬の笑うのが本当ならば,笑いは人間と馬にだけ神 様が与えた特殊な能力であるから,これは大切にすべきものである。 トルストイは「戦争と平和」のなかでどういう時に笑いが生まれるかを描いてい る。 貴族たちの集まっている社交界で, ある婦人がものを言うと必ず皆が笑い出す。 なぜその人の言うことがオカシイかよくわからない。しかし,考えてみると,その 人だけが正直にものを言うのである。正直に言うことが笑いを引き起こす。 たとえば,食事に高級なブドー酒を出されても,皆は気取っていて,そんな酒は 毎日飲んでいる,という顔をしている。その婦人だけが, 「こんなおいしい酒は宅で はメッタに飲むことはございませんよ」という。すると皆がドット笑うのである。 たとえば,ある人が美しい色の着物を着ている。するとその婦人が「やっぱり染 め直しではこんな色は出ませんね」といって,自分の着物をふりかえる。すると皆 が笑う。 笑いは,この例のように正直ということと関係がある。しかしガラの悪い正直さ は,笑いを誘うけれども下品な笑いしか呼び起こさない。たとえば,思想家や医者 が神聖なこととしてセックスの話をするとき,それは笑いを誘わないが,普通の人 がそれを口に出すと笑いを誘う。 しかし, 性のことを上品に話せる人は少ないので, たいてい下品な笑いをしか誘い出さないのである。 人間性から見て当然のこと,自分の家の食事はケンヤクすることや,着物は染め 直しを使うことを,一般の人は体面にこだわって口に出さない。しかし本当は誰で も心の中でそのことを考えている。体面主義が度を越すと,人間は心が落ち着かな くなり,ウソの生活をしているように感じ出す。 そのとき,正直に自分の心を語れる人は,心の美しい人である。その人が口を切 ると,われわれは体面やテイサイのために,何という無理な生活をしているのだろ う,と人々は気がつき,それをオカシと思うのである。 そういう笑いが生まれた後,人はたいへん気持ちが楽になり,本来の自分でいい のだと考えて安心する。 笑いによって,人間性への無理に人々がたがいに気がつく時,その無理はやがて 訂正される傾向が期せずして出て来る。だから笑いは,人間性を保つための批評の 働きである。 総理大臣の漫画が新聞にのっている間は,大体この世は平和だと思っていい。総 理大臣の漫画が新聞に出るのは,政治の批評ができるということであり,民主主義 が保たれていることである。 63 もし総理大臣の漫画を書くことが禁止されたら,それは絶対主義,独裁主義が始 まったことだと考えなければならない。 新しい単語 トルストイ [人名] 托尔斯泰(1828~1910,俄国作家) しゃこうかい(社交界) [名] 社交界 ふじん(婦人) [名] 妇女 ひきおこす(引き起こす) [他五] 引起,振兴 めったに [副] そめなおす(染め直す) [他五] 改染,重新染 がらがわるい(柄が悪い) [組] 低级,下流,下贱 げひん(下品) [形動] 下贱,卑俗,庸俗 よびおこす(呼び起こす) [他五] 叫起,唤起 しんせい(神聖) [名,形動] 神圣 セックス(sex) [名] 性,性别,性欲 くちにだす(口に出す) [組] 说出来,插话 じょうひん(上品) [形動] 高尚,文雅,雅致 さそいだす(誘い出す) [他五] 引诱,劝诱,引发 じか(自家) [名] 自己的家,自我 ケンヤク(倹約) [名,他サ] 节省,节约 たいめん(体面) [名] 体面,面子 こだわる(拘る) [自五] 拘泥,拘束,抵触 どをこす(度を越す) [組] 过分 くちをきる(口を切る) [組] 先说,先讲,开口 ていさい(体裁) [名] 体面,体统,外表 きせずして(期せずして) [副] 不期,偶然 (后续否定)很少,不多,不常 一、注釈 1. 馬は笑うそうであるが,ほかの動物が笑う,という話は聞いたことがない。 /听说过马会笑,但没听说过其他动物会笑这种事。 句中的「という」是惯用型。 「という」前面接体言或用言终止形,后面接体 言,构成同格词或定语语组,使后面的体言内容更具体,起到综合句子的作用。可 译为“……这个……” “……这种……”等。例: { トルストイという作家はどこの人ですか。 /托尔斯泰这个作家是哪里人? { 彼は医者になりたいという希望を実現しました。 /他实现了想当医生的 64 夙愿。 另外, 「…ことがない」前面接用言过去式「た」表示没有经验过和经历过。 可译为“不曾……” “没有……过” 。 「…たことがある」可译为“曾……过” “……过” 。例: { 日本に行ったことがない。 /没去过日本。 { アメリカへ行ったことがあります。 /去过美国。 2. 「ある婦人がものをいうと必ず皆が笑い出す。」/有个妇女一开口说话,大家 肯定会笑起来。 句中的「ものをいう」是惯用句,意思是“开口说话” ,与「話をする」近似。 3. 「オカシイ」是形容词「おかしい」的片假名标记,意为“可笑” “滑稽”等。 日语中的片假名一般用于记载外来语或一些特殊含义的词,但为了强调某一词汇 时, 也可用片假名标记,本课便属此类。此外,这一课中类似的情况也不少。 如「ケンヤク」(俭约), 「ウソ」(嘘), 「テイサイ」(体裁)等。 4. 「気取って」由「気取る」变化而来,意思是“装模作样地” 。例: { 気取って歩く。 /装模作样地走路。 5. その婦人だけが, 「こんなおいしい酒は宅ではメッタに飲むことはございませ んよ」という。すると皆がドッと笑うのである。/只有那妇女说: “这样好喝的酒 在家里可是很少喝哟。 ”于是大家哄然大笑。 句中的「ドット」是副词「どっと」 ,为了强调而写成「ドット」 ,意思是“哄 然” “哄堂” 。 6. 人間性から見て当然のこと,自分の家の食事はケンヤクすることや,着物は 染め直しを使うことを,一般の人は体面にこだわって口に出さない。/一般人顾 忌体面不会说出从人性来看理所当然的事, 比如自己家的伙食节约或衣服重新染过 之类的事。 句中的「こと」是形式体言,接在动词连体形或体言加领格助词「の」后, 可使用言或从句具有体言资格, 在句中充当谓语以外的各种成分。 在这个句子中 「こ と」充当宾语成分。例: { 体の調子が悪いので,今年山に行くことも,海に行くことも,みんなやめ ました。 /因为身体不好,今年不去登山和游泳了。 7. 「度を越す」是惯用句,意思是“过分” “过度” 。也可用「度を過ごす」表示。 例: { 運動も度を越しては何もならない。 /体育运动也一样,如果过分的话便毫 无益处。 8. 「口を切る」是惯用句,共有两层意思,一是指打开瓶口,二是指开口说话。例: { 彼は沈黙を破って口を切った。 /他打破沉默开口说了话。 9. 「楽になる」意思是“舒服” “快活” “轻松”等。多用于指心情和精神方面。例: { 気持ちが楽になりました。/心情好起来了。 另外也可用于指生活好起来。 65 例: { 今年の春から,生活が楽になりました。 /从今年春天开始,生活富裕起来 了。 二、文法と文型 1.动词连体形+上で~ 该句型表示“在……上面” , “在……上”之意。例: { 笑いは生きる上で大切なものである。 /笑在生活中是很重要的。 { あなたのお話は考える上で大変役に立ちました。 /您的一番话非常有助于 我的思考。 { 健康であるということは、日本語コースをとる上には必要である。 /健 康的体魄在完成日语课程上是必要的。 2.めったに~ない 「めったに」是副词,使用时要求后续用言的否定形,表示“不常” “很 少……” “偶尔……”等意思。例: { こんなおいしい酒は宅でめったに飲むことはありませんよ。 /如此好喝的 酒,我住家里可是很少喝哟。 { 九州ではめったに雪は降りません。 /九州很少下雪。 { 陳さんのように頭のいい人はめったにいないでしょう。 /像小陈那样脑子 好使的人很少吧。 3.体言+にこだわる 「こだわる」意思是“拘泥” “抵触” ,与体言一起构成“拘泥于……”的句型。 格助词「に」表示拘泥的对象。例: { 形式にこだわる必要はありません。 /不必拘泥于形式。 { 一般の人は体面にこだわってそんなことを口に出さない。 /一般的人碍于 面子,不会讲出那种事。 { まだ私の言うことにこだわっているのですか。 /你还在挑剔我讲的话吗? 4. 何という~だろう 「何という」后面接用言终止形,体言或形容词,最后以「だろう」结句,有 时也可用「だろうか」结句,表示对既成事实或眼前景象的强烈感叹。可译为“多 么……啊”等。例: { われわれは体面やテイサイのために,何という無理な生活をしているのだ ろう。 /我们为了体面和外表过着多么勉强的生活啊。 { 彼は何という熱心な研究をしているのだろう。 /他是多么热心地进行着研 究啊。 { 何という素晴らしい景色でしょう。 /多美的风景啊。 5. 期せずして 66 动词「期する」(期待)的未然形「期せ」接否定助动词「ぬ」的连用形「ず」 再接「して」构成副词词组「期せずして」表示“不期” “偶然” “不约而同”之 意。例: { その無理はやがて訂正される傾向期せずして出てくる。 /那种勉强不久便 不约而同地出现了订正的倾向。 { その婦人がものを言うと,期せずして皆がどっと笑う。 /那个妇女一开口, 大家不约而同地哄然大笑。 { 少女の踊りが終わったとき,期せずして人々の間から拍手が起こった。 /少女的舞跳完时,人们不约而同地鼓起掌来。 練 習 7 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 神様 特殊 平和 正直 神聖 下品 上品 体面 無理 傾向 二、次の単語を漢字で書きなさい。 そめなおす こだわる ふじん ていせい ひひょう よびおこす ふりかえる ていさい 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.めったに b.きせずして c.うえで d.ついでに e.末に f.一方で g.かと思ったら h.から見ると 1.私はお酒は飲まないことはないですが, ( 2.この電子辞書は日本語を勉強する( 3.彼は案を出してから,みんなは( 4.先日の首相の発言( 5.彼は出かけた( )飲みません。 )役に立つものですよ。 )賛成しました。 )税法の改正が近いようだ。 )すぐ引き返して来た。 6.科学が進歩するのは素晴らしいことだが,その( )環境問題が深刻化 していることを忘れてはいけない。 7.彼は外国で苦労した( 8.壁紙を張り替えた( 四、次の文の )ついにビジネスマンとして成功した。 )カーテンも新しくした。 にどんな言葉を入れたらよいか。A・B・C・Dから最も適 67 当なものを一つ選びなさい。 1.日本料理は味 ともかく,見た目がきれいだ。 A も B は C まで 2.仕事を引き受けるからには最後 A まで やり遂げなければならない。 B までに C にまで B を C に 4.この悲惨な物語を読めば,心ある者は涙 A で B が D で 流さざるを得ない。 C を 5.規則があるから,それに A したがって D も あれこれ考えなくてすむ。 B したがえば C したがわせば D したがったら 6.私は随分ながい間,サンタクロースの存在を A 信じた D で 興味を持つようになった。 3.歌舞伎鑑賞をきっかけに,日本文化 A は D を B 信じている 。 C 信じていた 7.私は,弱い人間で,誰かに頼ることないには D 信じる 。 A 生きていけない B 生きなくてはいけない C 死んでしまいたい D 死にそうになる 8.子供は成長すると,親の言う A まま にはならない。 B つもり 9.朝の C とおり いい天気でしたが,午後から雨になりました。 A うちに B うちは C 間に 10.私はお金がないから,安いもの A ほど D ばかり 大切なものです。 2.なぜおかしい 3.下品な笑い わからない。 呼び起こさない。 切る。 こだわる。 6.自分の着物 7.度 C しか のところに適当な言葉を入れなさい。 1.生きる上 5.体面 D ときに 買っています。 B ぐらい 五、次の文の 4.口 D ところ 振り返る。 過ごす。 8.それをおかしいこと 思う。 六、次の質問に答えなさい。 1.トルストイは「戦争と平和」の中でどんな時に笑いが生まれると言っていま すか。 2.笑いは人間性を保つための批評の働きだ,と伊藤整は言っていますが,それ 68 はどういうことですか。 3.笑いは生きる上でどんなものですか。 4.笑いはどういうことと関係がありますか。 5.体面主義が度を過ごすと,どうなりますか。 6.笑いと批評との関係について,あなたはどう思いますか。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 1.十月の晴れた日の富士山の頂上からの眺めは,ほんとうに素晴らしいもので した。北には,富士五湖が青々と水をたたえ,南には,伊豆の山々が連なっ て見えました。 2.はじめての訪問なので,日本の土を踏んだ最初の晩は,興奮して一睡もしな かった。 3.私は名前を書き忘れていないかどうか,念のために調べなおした。 4.人に迷惑をかけておきながら,よくそんな大きな顔をしていられるものか。 5.彼は誕生日に贈られたネクタイがよほど気に入ったのか,毎日のようにしめ ている。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.你回国以后,请转达我对田中先生的问候。 2.这次工作进展得比原来设想的要快。 3.因为我没有考虑客观规律,才落得个以惨败告终的结局。 4.我们将一如既往地为实现祖国统一这一目标而努力奋斗。 5.还是按实际情况进行处理为好,不要拘泥于陈规陋习。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 日本に来ておられるインド人の神父さんから,著書を( ① ) 。その中に, 「神 様は,必要なものは,必ず与えてくださいます。与えられないのは,人間の側の準 備ができていないからです」 ということばがあった。 ほんとうにその通りだと思う。 仏教でも,同じである。 「ほとけさまは,必要なものは,必ず与えてくださる。与え てもらっていないのは,われわれ人間のほうの準備ができていないからだ」といえ るであろう。 金がほしいと思っている人がいる。しかし,心の準備もなしに②大金を手にして, かえって人生を狂わせた人もいる。出世が早いのはよろこばしいことだが,あまり に早く高いポストについたために,逆に失脚してしまったひともいる。 ③時期がくれば,ほとけさま,神様,きっとわたしたちに必要なものを与えてく ださるのだ。そう信じて,ゆったりと待っていたほうがよい。あせりは禁物である。 結婚したいのに,良縁にめぐまれない人も,まだ準備ができていないからだと考 69 えたほうがよい。あせって結婚しても,うまく行くとはかぎらない。チャンスは逃 さないほうがよいが,かといって深追いしてもいけない。 大学に合格できた人は,大学で勉強する準備ができたから合格させてもらったの だと考えて,しっかりと大学で勉強してほしい。しかし,不幸にして浪人になった 人も,あせってはいけない。あなたに準備ができれば,きっと合格できる。④その 準備のための勉強をしてほしい。そしてまた,志望を高くするのもよいが,準備が できないほど高きを望んではいけない。第二志望,第三志望であっても,そこが自 分に与えられた場所だと考えてみることも必要である。ともあれ,必要なものは必 ず与えられると信じてほしい。 (ひろさちや・宗教評論家・1988.4.3.読売新聞「まんだら人生論」より〈一部改〉 ) 問1 文中の( ① )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.いただいた 2.さしあげた 3.くださった 4.もらった 問2 文中の②は,ここではどんな意味か,最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一 つ選びなさい。 (1)②大金を手にして,かえって人生を狂わせた人もいる 1.急に大金を手に入れて,うちに帰ってから気が狂ってしまった人もいる。 2.大金を手に持っただけで,その後動かなくなり,とうとう気が狂ってしま った人もいる。 3.急に大金を手に入れたために,その後の人生がかわり,いい人生が送れた 人もいる。 4.大金を手に入れたために,その後の人生がかわり,よくない人生になった 人もいる。 問3 文中の③について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の中 から一つ選びなさい。 (1)③時期がくれば の「ば」と同じ意味で使われているものはどれか。 1.春になればあたたかくなって,桜の花もきれいに咲きます。 2.明日晴れれば海へ行くつもりです。 3.この仕事は,できれば今日中に終わらせたい。 4.人生には山もあれば谷もあります。 70 問4 文中の④について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の中 から一つ選びなさい。 (1)④その準備 というのは何の準備か。 1.大学に合格する準備 2.大学で勉強する準備 3.浪人になる準備 4.必要なものを与えてもらう準備 71 第 8 課 日本の仏教 アーノルド・トインビーが日本を訪れたとき,彼の関心事の一つは「日本人の生 活にとって仏教がどれだけの役割を果たしたか」ということであった。しかし彼の 質問に対して日本の学者の答えは多く否定的であったように見える。一九五七年の 国際ペン大会に集まった外国人たちのあいだにも同じような関心が持たれていたら しいが,日本側では満足な解答をするものがなかったらしい。こうした歴史家や文 学者に限らず,日本に来る外国人で,日本人と仏教との関係を問題にするものは決 して少なくない。しかし日本人自身としては少なくとも表面的には無関心なものが 多い。 いったい仏教は現在の日本人の生活の中にはもう生きていないのだろうか。事実 そのように考えている知識人も少なくないらしい。政治・経済・社会・文化などの 面を考えてみても,仏教が勢力の表面に現れていることはまずないとも言える。報 道や出版のうえでも仏教関係の記事は極めて少ない。 しかし,仏教の潜勢的な力が軽視できないこともまた事実である。少なくとも形 式的には今でも日本人の大部分は仏教徒であり,何々宗何々寺の檀家なり信徒なり として登録されているし,事があれば宗教儀礼に参加し,多くの家庭では仏教に縁 のある行事を営む。仏教が実社会の面でも勢力をもっていることは大寺院,大宗派 の経済力にもあらわれているし,その経営する諸施設(教育,社会事業)もまた軽 視できない。政治的に見ても,仏教団体を背景として選挙票数が相当に集まること は事実であるし,実際のところ,明治大正のころに僧侶に被選挙権が与えられなか ったのはその政治的進出を恐れたからなのであった。 文化の面でも,明治政府の方針で,仏教は学校教育から完全にしめだされ,西欧 的進歩主義者からは保守退嬰的なものとして睨まれ,前後のはさみうちに遇ったと いうものの,民衆生活の中では仏教は消えてはいない。 他面,欧米では次第に仏教に対する関心が高まってきた。第一次大戦後の精神的 動乱期に際して「西洋の没落」 (シュペングラー)が唱えたが,第二次大戦以後には, 西洋文化と東洋文化の総合によって人類の将来の発展を期するという積極的な試み があらわれ,仏教が重要な意味を持つことになった。仏教と言っても,十九世紀以 来,西欧の主な関心は東南アジアの上座部仏教(いわゆる小乗)が,ないしは中国 のチベットやモンゴルのラマ教に向けられていたが,最近では東アジア,ことに日 本の仏教が注目されている。というわけは,他所の地域における仏教はいずれもこ の宗教の一面しか伝えていないのに対して,日本では仏教のほとんどあらゆる面を 見いだすことができるのである。そのうえ,近代化した日本に古い宗教が現に生き ているという点が,欧米人にとって魅力となっているのであろう。こうして今や日 72 本仏教が世界の注目を引いていることは疑いようのない事実である。 新しい単語 かんしんじ(関心事) [名] 关心的事 こくさいぺんたいかい (国際ペン大会) [名] 国际笔会 むかんしん(無関心) [名] 不关心 せいりょく(勢力) [名] 势力 ひょうめん(表面) [名] 表面 せんせいてき(潜勢的) [形動] 潜在的 けいし(軽視) [名,他サ] 轻视 ぶっきょうと(仏教徒) [名] 佛教徒 …じ(…寺) [名] ……寺院 だんか(檀家) [名] 施主 しんと(信徒) [名] 信徒 ぎれい(儀礼) [名] 礼仪,礼节 じつしゃかい(実社会) [名] 实际社会,现实社会 だいじいん(大寺院) [名] 大寺院 だいしゅうは(大宗派) [名] 大宗派 しゃかいじぎょう(社会事業) [名] 社会事业 はいけい(背景) [名] 背景 ひょうすう(票数) [名] 票数 じっさいのところ(実際のところ) [名] 实际上 たいしょう(大正) [名] 日本年号(1912—1926) ひせんきょけん(被選挙権) [名] 被选举权 しんしゅつ(進出) [名,他サ] 进入, (向……)发展,参加 しめだす(締め出す) [他五] 关在门外,不让进去,排斥 在外 たいえいてき(退嬰的) [形動] 消极的,保守的 はさみうち(挟み撃ち) [名,他サ] 夹击,夹攻 みんしゅう(民衆) [名] 民众 ためん(他面) [名] 另一方面 おうべい(欧米) [名] 欧美 だいいちじたいせん(第一次大戦) [名] 第一次世界大战 せいしんてき(精神的) [形動] 精神上的 どうらんき(動乱期) [名] 动乱时期 73 ぼつらく(没落) [名,自サ] 没落 シュペングラー(Spangler Oswald) [人名] 施本格勒(1880∼1936)德国 哲学家 となえる(唱える) [他下一] 念,诵,提倡,倡导 こころみ(試み) [名] 试,尝试 とうなんあじあ(東南アジア) [名] 东南亚 じょうざぶぶっきょう(上座部仏教) [名] 上座部佛教(二小乘佛教) しょうじょう(小乗) [名] 小乘 モンゴル [地名] 蒙古 らまきょう(Lama 教) [名] 喇嘛教 ひがしあじあ(東アジア) [名] 东亚 ちゅうもく(注目) [名,自他サ] 注目,注视 きんだいか(近代化) [名] 近代化,现代化 おうべいじん(欧米人) [名] 欧美人 一、注釈 1. 「アーノルド・トインビ」阿诺德・汤因比(1889~1975)英国历史学家。 2. 「国際ペン大会」国际笔会,由世界各国的诗人、剧作家、编者、评论家、小 说家等从事文笔工作者组成,以增进国际间理解和友好为目的的组织。该组织成 立于第一次世界大战之后,总部在伦敦,国际笔会会馆设于巴黎。 3. 政治・経済・社会・文化などの面を考えてみても,仏教が勢力の表面に現 れていることはまずないとも言える。/即使从政治、经济、社会、文化等方面来 看,佛教反映在势力表面的事可以说是没有的。 句中的「まず」是副词,其原义是“首先”等,在此表示“大致” “大概”等 意思。例: { 4. そんなことはまずないでしょう。 /那样的事大概不会有吧。 少なくとも形式的には今でも日本人の大部分は仏教徒であり… /至少在 形式上,至今日本人的大部分都是佛教徒…… 句中的「少なくとも」是副词,意思是“至少” “最低” “最小限度” 。例: { 日本人自身としては,少なくとも表面的には仏教無関心なものが多い。 /作为日本人本身,至少在表面上对佛教不关心的人很多。 { そのカメラを買うのに,少なくとも一万円は必要だ。 /要买那部照像机, 至少需要一万日元。 5. 文化の面でも,明治政府の方針で,仏教は学校教育から完全に締め出され, 西欧的進歩主義者からは保守退嬰的なものとして睨まれ,前後の挟み撃ちに遭 ったというものの,民衆生活の中では仏教は消えていない。/即使在文化方面, 按照明治政府的方针,佛教完全被学校教育排斥在外,又被西欧的进步主义者视 74 为保守消极的东西,虽处于这种前后夹击之中,但在民众的生活中佛教却并未消 失。 句中的「ものの」是带有文语性的接续助词,接活用词的连体形,表示承认 前项的某种事实的存在或成立,但后项是与前项相对立的事实。可译为“虽然…… 但……” 。例: { 大学を出たものの,仕事がまだ見つからない。 /虽然大学毕业了,但还未 找到工作。 { 李さんの意見に反対したものの,誰もより良い意見が出せなかった。 /虽 然反对小李的意见,但是谁也提不出更好的意见。 6. というわけは,他所の地域における仏教はいずれもこの宗教の一面しか伝 えていないのに対して,日本では仏教のほとんどあらゆる面を見いだすことが できるのである。/这是因为与其它地方的佛教只注重宗教方面不同,在日本可 以看到佛教的几乎所有的全貌。 句中的「というわけは」是接续词,表示将整个上句作为本句的主题,构成 主语,从而说明前后两句的因果关系,与「というものは」用法相似,一般后面 以「…からです」或「…のです」的形式结句。可译为“……,这是因为……” , 或“……,之所以这样是因为……”等。例: { 彼はよく病気にかかります。というわけは,平素健康に注意しないからで す。 /他经常生病,这是因为他平时不注意身体健康。 { 父は彼を信用していませんでした。というわけは,それまでに何度もだま されたのです。 /父亲不信任他,因为过去曾被他骗过好多次。 二、文法と文型 1. ~ように見える 「ように」是比况助动词的连体形,接于用言连体形或体言+の后, 「見える」 意思是“好像”“似乎”等。这个句型表示主观上根据客观对象对某一事物进行 的判断,可译为“ (看起来)好像……” “似乎……”等。例: { しかし,彼の質問に対して日本の学者の答えは多く否定的であったように 見える。 /但是,对于他的提问,日本学者的回答大多数似乎都是否定的。 { 歌舞伎の女は女のように見えますが,あれは女ではなく男なのです。 /歌 舞伎中的女子看起来好像是女的,其实那不是女的,而是男子扮演的。 { 赤い屋根の,教会のように見えるのが大学の図書館です。 /那有着红屋顶, 看起来像教堂的楼房是大学的图书馆。 2. いったい~だろう(か) 「いったい」是副词,用于强烈表示询问的心情,可译为“究竟” “到底”等。 「だろう」与「いったい」相呼应,增强推量,询问的语气。例: { 今度の選挙では,いったい誰が大統領に選ばれるだろう。 /在这次选举中, 75 究竟谁被选为总统呢? { これはいったい何だろう。 /这到底是什么呢? { いったい君はどうするつもりですか。 /你究竟打什么主意? { いったい仏教は,現在の日本人の生活にはもう生きていないのだろうか。 /难道佛教已经不存在于现在日本人的生活中了吗? 3. ~なり~なり(して) 「なり」是并列助词,接在体言,助词或用言连体形后,表示对等并列,可 以从中任选其一。可译为: “或者……,或者……” “……也好,……也好”等。 例: { そのことについては,私が直接行くなり,電話をかけるなりして,連絡し ます。 /关于那件事,我直接去,或者打个电话去联系一下。 { その事件については,新聞でなり雑誌でなり調べればすぐわかるだろう。 /关于那一事件,只要查一下报纸或杂志就会明白吧。 { この程度のものは専門店へ行かなくてもスーパーなり,デパートなりで買 える。 /这类东西,不用去专业商店,在超市或百货公司就可买到。 4. ~ようがない 「よう」是结尾词,接在动词连用形后,表示方法的意思,后面接「ない」 表示无法进行某种动作。可译为“无法……”等。例: { 住所がわからないのだから,連絡のとりようがない。 /不知道他的地址, 所以无法联系。 { 今や日本仏教が世界の注目を引いていることは,疑いようのない事実であ る。 /如今日本佛教引起世界的注目是不容置疑的事实。 { 夏は蒸し暑くて,どうにも過ごしようがなかった。 /夏天闷热得没法过。 練 習 8 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 無関心 表面 潜勢的 軽視 檀家 儀礼 票数 寺院 背景 進出 二、次の単語を漢字で書きなさい。 たいえいてき ぼつらく ちゅうもく どうらんき みりょく せっきょくてき そうごう やくわり せんきょ しんと 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 76 a.間に b.とのことです c.通じて f.そうだ g.ていく d.ようになった e.に比べて h.ため 1.まだ悪くなっていないので,食べられ( 2.南の国は一年を( ) 。 )暖かい。 3.交通が渋滞していた( 4.今度の休みの( j.を使って i.つつある ) ,会社に遅れた。 ) ,料理の作り方を覚えた。 5.日本に三年も留学したので,日本語がやっと話せる( 6.日本( ) 。 ) ,中国は国土が広いほうです。 7.田中さんの話では,彼は近いうちに東京へ行くかもしれない( 8.これから先生の指導のもとに頑張っ( )つもりです。 9.三月に入り,天気がだんだん暖かくなり( 10.掃除機( 四、次の文の ) 。 ) 。 )部屋の掃除をしました。 にどんな言葉を入れたらよいか。A・B・C・Dから最も適 当なものを一つ選びなさい。 複雑なものです。 1.人間の心理というものは A じつは 2.王さん, A さっと B しっかり D まことに 大きい声で読んでください。 B さらに 3.ちょっとでも注意 A しろ C 全然 C もっと D もっとも ものなら,彼女はすぐに不機嫌になってしまう。 B しない C して D しよう 4.陳さんは意識していないうちにこんなに長く平凡な人生を送って そう です。 A いった B きた 5.山や森のことも勉強して A いかない C やった D くれた といけないでしょうね。 B おかない C いられない D いない 6.話すのは下手だが,ぜひにと言われれば 。 A 話すわけにはいかない B 話すものではない C 話さないこともない D 話すはずがない 7.二人は毎日けんかした A ものの B 際 8.人気作家のサイン会 A につき ,離婚してしまった。 C 上で D あげく ,大勢の人が集まったそうだ。 B からには C にしては 9.彼は登山中に消息不明となり, D だけに 5 年経っている。死んだと考えざるを えない。 A また B まったく C まるで 77 D すでに 10.給料がこんなに安い以上は,転職を考える人がいるのも A 自然 五、次の文の 1.彼の質問に B 当然 C なるほど だ。 D 許可 のところに適当な言葉を入れなさい。 日本の学者の答えは多く否定的であった。 2.外国人のあいだにも同じような関心 3.これは歴史家や文学者に 4.欧米では次第に仏教に 持たれていた。 ,外国人にしても問題とされている。 関心が高まってきた。 5.西洋文化と東洋文化との総合に 人類の将来の発展を期している。 六、次の質問に答えなさい。 1.現在,日本の仏教は,表面的にはどう見えますか。 2.日本の仏教の潜勢的力は軽視できませんが, これはどんな点から言えますか。 3.明治時代の仏教はどうでしたか。 4.欧米では,仏教に対する関心はどうですか。 5.最近,日本の仏教が注目されていたのはなぜですか。 6.十九世紀以来,西欧では主にどんな仏教に関心を持っていたのですか。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 1.夏休みには,好きな本を読むなり旅行するなりして,自由に楽しんでくださ い。 2.世界の平和の問題についてはいろいろ議論があるが,今すぐには解決のしよ うがない。 3.彼は友達に,自分の家に遊びに来てくださいと,何回も頼みました。 4.一度試験の成績が悪かったからといって,日本語の勉強をやめることはない だろう。 5.残念なことには彼は重い病気にかかり,外国での研究をやめて帰国しなけれ ばならなくなった。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.对于他在经济上所具有的实力也不能轻视。 2.在这种情况下,除这样讲外,别无他法。 3.我和他似乎有缘,老在书店碰到一起。 4.李老师有关佛教方面的论文已引起世界注目。 5.根据宪法的规定,年满十八岁就具有被选举权。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 78 私は 1914 年(大正三年)の生まれ。だから,人に年をたずねられたら「十四年 生まれです」と答えることにしている。大抵の人が「大正十四年ですか。それにし てはお若い」と言ってくれる。①十一年も若く見られるわけだ。お世辞と分かって いてもやはりうれしい。 人生は気の持ちようで,②楽しくもなれば悲しくもなる。巨万の富を持っていて も,なお欲しい人はあくせくするだろうし,大邸宅に住んでいても「欧米のお金持 ちに比べたら」とぐちる人もいるだろう。 人間,私ぐらいの年になれば,食べ物にも住まいにも,そうぜいたくは必要でな い。子どもたちが独立したあとは老妻と二人きり,たとえウサギ小屋のようなうち でも十分だ。 私は六十二歳で勤めを辞めたあと,日中は新聞を丹念に読み,旧友たちに手紙を 書いたり,下手な俳句をひねったり,夕方になると付近の雑木林や丘の小道を六キ ロ(一時間半)ほど歩き,野鳥のさえずりや草花を楽しんだり,とにかく( ③ ) 暮らすことにしています。おかげで無病息災長生きのひけつはくよくよしないこと のようです。 同時代の皆さん,お互いに大いにがんばりましょう。 (服部勉・1988.3.24 朝日新聞「声」より) 問1 文中の①について,(1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 (1)①十一年も若く見られる の「も」と同じ使い方のものはどれですか。 1.昨日の飛行機事故の生存者はひとりもいなかった。 2.山田さんも鈴木さんも医者です。 3.このかさは千円もしませんよ。 4.この鉛筆は一本 200 円もしたんですよ。 問2 文中の②について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 (1)②楽しくもなれば悲しくもなる の「ば」と同じ使い方のものはどれ ですか。 1.春になればさくらの花が咲きます。 2.あなたが行けば私も行きます。 3.私には地位もなければ財産もありません。 79 4.山田さんはどちらかといえば無口です。 問3 文中の( ③ )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.のんびり 2.ゆっくり 3.のっそり 4.すんなり 問4 服部さんは長生きをするために一番たいせつなことは何だといっています か。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1. 年齢を聞かれたら,少し若く答えること。 2. 何でもいいほうに解釈して,くよくよしないこと。 3. 毎日散歩すること。 4. ぜいたくをしないこと。 80 第 9 課 「家内」の意味 なんとなく具合が悪く,もう少しうまい呼び方がないものか,と思い続けている 言葉がある。 夫婦が一緒にいて,いずれか一方だけが知っている人にあった場合,自分の妻な り,夫なりをどう呼んで相手に紹介するか――。 一般的には,他人に向かって夫は妻を「家内です」と紹介し,妻は夫を「主人で す」といって引き合わせるだろう。年齢によって違いはあるかもしれないが,わが 周辺ではそれが普通であるようだ。 しかし,ぼく自身は, 「家内」という言葉にどうしても抵抗を覚え,うまく口から 出てこない。漢和辞典を開けば, 「家内」とは,他人に対して己の妻をいう語,と書 かれている。 相手に対するへりくだりのニュアンスを含ませた身内の呼び方として, さらりと口に出せばまことに都合のいい言葉ではある。 別に誰かから, 「家内」という言葉は怪しいから,といわれたこともなければ,本 人から,非民主主義的である,などと抗議を受けた覚えもない。にもかかわらず, こだわりを捨てきれない。 心の底のどこかには,戦後民主主義の名残めいた一種の自己検閲が働いているの かもしれない,とも思うけれど,一方では,その言葉には最早リアリティーがない のではないか,との疑いもある。 「家内」には,家の内にあり,家を守って取りしきっている者,といった含みが あるだろう。 当然その前提として, 家の外で働き金を稼いでくるのは夫なのである。 しかし,今の妻の多くは,忙しくてあまり家の中にはいない。ショッピングもあ れば,カルチャーセンター通いもある。テニスもすれば地域活動の主体ともなる。 勤めを持って働いている人はもちろん,パートタイマーとして仕事する主婦も少な くない。 としたら,そういう妻たちを指して,これがうちの「家内」です,と呼ぶのはお かしくはないか――そんな気がしてしまうのだ。 そのくらいなら, 「家内」と呼ばずに「女房」といえばいいとも思うが,これはや やくだけ過ぎて,あらたまった場所では使いにくい。仕方がないので, 「妻です」と ぼくは紹介する。しかし,これには多少のわざとらしさを感じることが間々ある。 それでは「主人」の方はどうか,となるとこれはおかしい。他人に対して妻から, 「主人です」と紹介されてあまり違和感を覚えないからだ。こちらは一家の主であ る,と自認しているのだろうか。わが日常生活を振り返ってみれば,なんともおぼ つかない次第であるのに,平気でそれを受け入れている。夫が「主人」なら,妻は 「家内」になるのだから,そのリアリティーの希薄なことは「家内」の場合よりも 81 っとひどいかもしれない。 「主人」と呼ばれて平気なら, 「家内」と呼ぶのも自然ではないか,と妙な反省し たりする。 そう思って気をつけていると,より若い女性たちは夫を実に多様な表現で呼んで いる。 「私の配偶者が」という人もいれば, 「同居人」 「つれあい」 「彼」 「夫」 「お父さん」 等さまざまである。簡単には「主人」という言葉を使わない人たちの表現は,夫婦 が対等である,との認識に立っているらしい。もっとも,そんな呼び方をする女性 の大半は,自分も仕事を持って外で働いている人々だ。 先日は威勢のいい関西の女性に会った。一緒にいた同じく関西人の友人の手をと らんばかりにして, 「ちょっと,内のオトウチャンに会っていってくれますか」と叫 んだ。この場合は, 「主人」でも「家内」でもなく,絶対に「オトウチャン」でなけ ればならなかった。 こんなことにこだわっているのはばかばかしいとも思う。 「夫」と「妻」しか出て こない小説より, 「主人」と「家内」の活躍する作品の方が面白そうな気もする。と つおいつ考えて,結論は出ぬまま,あいまいなこだわりだけが残っている。 (黒井千次《北向きの窓から》より) 新しい単語 かない(家内) [名] 妻子,内人 ていこう(抵抗) [名] 抵抗,抗拒,抵触 ひきあわせる(引き合わせる) [他下一] 把某人介绍给别人 おのれ(己) [名] 自己 へりくだり(謙り) [名] 谦虚,谦逊,谦卑 ニュアンス(法 nuance) [名] 微妙感受,微妙差异 みうち(身内) [名] 全身;家属,家族,家里人 なごり(名残) [名] 惜别,依恋,留恋 けんえつ(検閲) [名,他サ] 检阅,检查 もはや(最早) [副] 到如今,已经 リアリティー [名] 现实的 はたらききん(働き金) [名] 工钱 かせぐ(稼ぐ) [自他五] 劳动,挣钱 ショッピング(shopping) [名,自サ] 购物 カルチャーセンター [名] 文化中心 パートタイマー(part·time) [名] 零工,计时工 くだける(砕ける) [自下一] 破碎;泄气 82 まま(間々) [副] 有时,偶尔 いわかん(違和感) [名] 不协调的感觉,不和谐的感觉 じにん(自認) [他サ] 自己承认 おぼつかない(覚束ない) [形] 不清楚,不确实,不明确 きはく(希薄) [名,形動] 稀薄;缺乏 はんせい(反省) [名,自サ] 反省 はいぐうしゃ(配偶者) [名] 配偶 どうきょにん(同居人) [名] 同居者 つれあい(連合い) [名] 同伴 たいとう(対等) [名,形動] 对等,同等,平等 たいはん(大半) [名] 大半,多半 いせい(威勢) [名] 有劲头,有朝气 とつおいつ [副,形動] 犹豫,犹豫不决 こだわり(拘り) [名] 拘泥,计较 一、注釈 1. 「夫婦が一緒にいて,いずれか一方だけが知っている人にあった場合,自分 の妻なり,夫なりをどう呼んで相手に紹介するか――。 」/夫妇一起在某处遇见只 有一方认识的人时,向对方介绍时怎样称呼自己的妻子或丈夫呢? 句中的「いずれ」是「どこ」的意思,是一种较为文雅的说法。 「いずれか」 中的「か」表示不确定。 2. 「相手に対するへりくだりのニュアンスを含ませた身内の呼び方として」/作 为含有对对方谦虚之意的亲属的称呼。 句中的「へりくだり」是动词「へりくだる」连用形,意思是“谦虚、谦恭” 。 「ニュアンス」的意思是“语气、语感、微妙的差异” 。 3. 「別に誰かから, 「家内」という言葉は怪しいから,といわれたこともなけれ ば,本人から,非民主主義的である,などと抗議を受けた覚えもない。 」我既没 有听别人说“家内”这个词很怪,自己也不记得有人抗议是非民族主义的。 “…もなければ,…もない”意为“既不……也不……” 。课文中属同类句型的 还有“ショッピングもあれば,カルチャーセンター通いもある” 。 /有的去逛商 场,有的去文化中心(学习) 。 4. 「 「家内」には,家の内にあり,家を守って取りしきっている者,といった含 みがあるだろう。 」/大概, “家内”一词含有“在家里,保护并一手包揽家庭”的 含义吧。 「取りしきっている」中的「きっている」是结尾词「きる」 ,表示“全部”等 意。例: { 彼は残っているものを全部食べきった。 /他把所剩的东西全都吃完了。 83 5. 「しかも,これには多少のわざとらしさを感じることが間々ある」 /而且, 对此有时还会感到一些不自然。 句中的“わざとらしさ”是形容词“わざらしい”的名词形式,意思是“故意 似的,假装似的” ,由“わざ”和“らしい”复合而成。 6. 「とつおいつ考えて,結論は出ぬまま,あいまいなこだわりだけが残ってい る。 」/左思右想,毫无结果,只剩下模糊的斤斤计较。 句中的「とつおいつ」是副词,意思是“犹豫不决” ,修饰“考える” ,直译是 “犹豫不决地考虑” 。 「結論は出ぬまま」中的“出ぬ”是“出ない”的文语表现 形式,现在一般只用于文章中。在这里作定语修饰“まま” 。 二、文法と文型 1. 并列助词「なり」 接在用言终止形或体言后,表示选择并列关系,在并列的二者中选取其一。例: { コーヒーなりお茶なりお好きなものを注文して。 /咖啡还是红茶,点你所 喜欢的。 { この間の台風で大なり小なり被害を受けなかった所はないだろう。 /或大 或小,没有不受最近这场台风危害的。 { 君が来るなりぼくが行くなり,どちらかになるだろう。 /反正不是你来就 是我去。 { 飯なり酒なり出せ。 /上饭菜或酒。 2.副词「なんとなく」 副词「なんとなく」表示不明缘由的有那么一种感觉,或想作某事,与「ど ことなく」的意思相同。例: { 何となく泣きたくなる。 /不由得要哭出来。 { 何となく気分が悪い。 /总有点不舒畅。 { 何となく体がだるい。 /总觉得浑身无力。 { 何となく重大な事が起こりそうな気がする。 /总觉得好像要发生重大事情 似的。 3.副词「より」 副词「より」接在形容词或副词的前面,表示“更加……” ,是从西方语言比 较级翻译而来的用法,相当于「よりいっそう,もっと」等意。例: { より多く優れた作品を創作する。 /创造更多更好的作品。 { より深く理解する。 /更加深刻地理解。 { より若い女性たちは夫を実に多様な表現で呼んでいる。 /更加年轻的女性 们其实对丈夫的称呼是多种多样的。 4.用言未然形+んばかり 该句型表示事物即将进入某种状态,或已经进入某种状态。相当于“もうす 84 こし…してしまうくらい” 。可译为“几乎要……” “差点就要……”等。例: { 一緒にいた同じく関西人の友人の手をとらんばかりにして, 「ちょっと, 内のオトウチャンに会っていってくれますか」と叫んだ。 /我正想去握同 是关西人的朋友的手时,她对我喊道“去见见我的丈夫吧” 。 { 空には厚い雨雲があって今にも降り出さんばかりの様子であった。 /天空 乌云密布,看样子大雨在即。 { 台風で,電柱が倒れんばかりに傾いてしまった。 /台风将电线杆刮得歪 歪斜斜,几乎要倒了。 { 人だかりで,橋は落ちんばかりだった。 /桥上人山人海,桥几乎要塌了。 練 習 9 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 抵抗 検閲 違和感 自認 関西 反省 配偶者 威勢 大半 対等 二、次の単語を漢字で書きなさい。 へりくだり くだける なごり もはや みうち つれあい こだわり おのれ ぐあい きはく 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.いつも b.何かと c.いつの間にか d.実に e.なぜか f.何もかも 1.近ごろ( )忙しくて友達に会う暇もない。 2.あの人と話をしていると( 3.人が一杯で( )混乱している。 4.管理人のおじさんは( 5.あの人は( )楽しくなる。 )親切にしてくれる。 )おもしろい人です。 6.雨が降っていると思ったら( 四、次の文の )晴れていた。 にどんな言葉を入れたらよいか。A・B・C・Dから最も適 当なものを一つ選びなさい。 1.私も本は好きだが,鈴木さん たくさんは読めない。 85 A まで B だけ 2.単なる流行という A だけでなく C ほど ,よい作品を書いていきたい。 B だけに C ばかりか 3.美しい湖面をカメラに収めよう A に C と B まで C のに 5.一本の木にたくさんの実をならせると,いい実 6.お忙しい B も D から なれません。 C が D で おいでくださいまして,ありがとうございます。 A ところへ B ところで 7.雨があがらない A うちは A ために B うちに D ところを C ときに D ときは いっしょうけんめいに走った。 B ように 9.この薬は 4 時間 A おきに C ところに 出かけません。 8.電車に間に合う C とおりに D までに 飲んでください。 B おき 10.雨の中を 1 時間も A 待たれて D の 帰ってきません。 4.アメリカへ行った A を D のに 窓からねらった。 B が A まま D でも C ずつに D ずつ ,風邪を引いてしまった。 B 待ち合わせて C 待たして D 待たされて 五、次の説明に当たる言葉をA・B・C・Dから一つ選びなさい。 1.物がやけたために黒い色になる。 A こげる B にえる C いる D ためる 2.悪い結果にならないように気をつけること。 A 用意 B 用心 C 用件 D 用事 3.夜が終わって朝になり,東の空が明るくなること。 A 夜更かし B 朝顔 C 夜明け D 今朝 C 断る D 絶える C 手伝う D 補う C 勤労 D 勤務 C 後者 D 前者 C 減る D 弱る 4.相手の頼みや願いを,受け入れない。 A 申し込み B 聞き出す 5.危ないことや死から救う。 A 援助する B 助ける 6.学校にかようこと。 A 通勤 B 通学 7.学校や会社で自分より前からいる人。 A 後輩 B 先輩 8.今まであった物がなくなる。 A 消す B 消える 86 9.始まる前に,そのことの進みぐあいや結果についていろいろ考えること。 A 予定 B 予備 C 予想 D 予防 10.いろいろな物をいっしょにする(ちがうものを入れる) 。 A まぜる B またぐ C はずむ D はずす 六、次の質問に答えなさい。 1.一般的には,他人に向かって夫は妻をどのように紹介しますか。 2.なぜ作者は「家内」という言葉に抵抗を覚え,うまく口から出ないのですか。 3. 「家内」という言葉にはどんな含みがありますか。 4. 「家内」と「女房」とはどんな違いがありますか。 5.簡単に「主人」という言葉を使わない人たちはどういう認識に立っています か。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 確かに私が学生のころも,つまらなくてつまらなくて,眠くなってしまう授業 も多かった。そしてあの先生はつまらないから出るのをよそうと皆で決め,授業 を休んだこともままあった。しかし,授業に出てつまらないからとおしゃべりす るような学生はほとんどいなかった。つまらない授業だからといって出なければ 単位を落とす。しかし次の年,それに似たようなつまらない授業をとらなければ ならないというお仕置きを受けるわけで,結局同じことになる。 二年も三年もすれば,多少つまらなくても我慢して授業に出席し,その単位を とらなければ卒業できないということに気がつき我慢するようになる。そして大 学の四年間の教育のなかでつらいことでも我慢しなければならないことがあると いうことを知るわけだ。これも大学教育の価値の一つなのである。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 我儿子从小就非常喜欢电车,甚至将来想当电车司机。上小学以后,遇到一个非常 喜欢的老师,就说“我将来要成为老师” 。中学加入了棒球部,又说“我将来要成为一 名职业选手” 。后来,毕竟成了高中生,明白了很难办到那样的事,就说“将来要成为 一个公司职员” 。大学入学考试前,好像又想起小学时的梦想,似乎要考那方面的大学。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 私たち刃物を見る時,目の前の世界をそのままそっくり見ているわけではありま せん。まさかと思うかもしれませんが,これは本当のことです。 よく目をカメラにたとえて説明することがあります。なるほど,目もカメラも レンズで光をとらえるしくみはとても似ています。でも,それから先に進むと根 本的にことなってきます。カメラはレンズがとらえたものを忠実にフィルムに再 87 現します。一方,私たちは目のレンズがとらえ,網膜に映った像のすべてを情報 としてうけることはしません。 たとえば,あなたが公園で友人の写真をとったとしましょう。できあがった写 真を見てあなたはびっくりしました。写した時には気がつかなかったのに,友人 の少し後ろに見知らぬ人が立っていたからです。カメラのレンズがとらえたもの は,あなたの目のレンズ( ① )同じように入ってきていたはずです。でも, あなたは友人にばかり注意を向けて,片すみに立っていた見知らぬ人のことは, まるで意識していなかったことになります。 毎日通っている道で,ある日突然,工事のために建物が ② しまったの を見て,そこにどんな建物がたっていたのかまったく思い出せないことはよくあ ることです。 ③ と思い知らされます。 このように,私たちはあまり興味のないものや重要でないものは見過ごしてし まい,関心をもち,注意をひきつけるものを選びとって見ていきます。 問1 文中の( ① )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.へも 問2 文中の 2.でも ② 3.からも 4.にも の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.取りこわして 2.取りこわれて 3.取りこわされて 4.取りこわさせて 問3 文中の ③ の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なもの を 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.見ていたのだが忘れたんだ 2.見ているようで見ていなかったんだ 3.見ているようで見なかったんだ 4.見ていないようで見ていたんだ 問4 この文は何について書かれたものか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から 一つ選びなさい。 88 1.目とカメラのちがいについて 2.人間の記憶の不確かさについて 3.じょうずな写真のとり方について 4.目とカメラの似ている点について 89 第 10 課 近代的 近代的。この言葉にはあこがれの感情と同時に,ケイベツ的な意味が込められて いる。それは「近代」というものが一方で「封建時代」と対し,他方で「近代」に 面しているからだ。古い封建的な時代に比べて,近代は確かに個人を解放し,自由 な自我意識を呼び起こした。しかし,それは「他人の自覚」まではもたらさなかっ た。そして現代は他人の自覚する時代だ。この意味で「近代的」なるものの批判が 出てくるのだ。 評論家の丸山邦男氏の意見では,日本における近代的な精神を担った人達に対す る評価いかんで,この言葉の意味が決まると言う。 「日本の近代精神の担い手は知識人たちだった。しかし彼らの多くは頭デッカチ で思想を生活化しなかった。口で近代化を唱えながら生活態度は前近代で,思想が 生き方と切り離されていたのだ。ここから「近代的」イコール「軽薄」という印象 が生まれた。パリ祭といって踊り,クリスマスといって踊る「近代人」たちは,確 かに軽薄に違いない。もちろん,彼らは封建的なものを苦しみながら切り捨ててい った。その点で積極的な役割はもっていた。だが,現代は思想が実用化する時代だ。 戦後の若い世代が, 「近代的」なものを古いとケイベツするのは,日本の「近代人」 たちが思想の実用化をさっぱり考えなかったからに違いない。 氏によれば,日本の近代人とは「秀才型のインテリ」であり,日本の現代人とは 「生活型のインテリ」なのだそうだ。 何をもって近代と現代を区別するかという問題は,何によって近代と中世を区分 するかという問題よりずっと難しい。それはわれわれが現代に生きており,その正 体をはっきりつかめないでいるからだ。その現代解釈の仕方の数だけ「近代」観が あるともいえよう。 たとえば「現代は人間が機械に使われる時代,近代とは人間が機械を使った時代」 とする見方もある。第二の産業革命時代の序幕,つまり原子力の登場をもって現代 とし, そして近代的な精神を形づくったのはブルジョア階級を擁護する人達だった。 しかし,日本でははっきりしたブルジョア階級がなく,また近代精神を唱える知 識人たちにとっては擁護すべき階級がなかった。言い換えれば,日本の近代そのも のが極めてあいまいだったのだ。 「近代的」ということばの,日本独特のニュアンス は以上のような点から考えねばならぬであろう。 そして日本人が好んで「近代的」という形容詞を口にするのは,要するに,日本 に本当の近代がなかったからだと考えてよさそうである。 90 新しい単語 あこがれ(憧れ) [名] 憧憬,向往 けいべつてき(軽蔑的) [形動] 轻蔑的,藐视的 ほうけん(封建) [名] 封建 たほう(他方) [名] 另一方面,其他方面 めんする(面する) [自サ] 面向,面对 こじん(個人) [名] 个人 じがいしき(自我意識) [名] 自我意识 ひょうろんか(評論家) [名] 评论家 まるやまくにお(丸山邦男) [人名] 日本评论家 になう(担う) [他五] 担,担负,承担 あたまでっかち(頭でっかち) [名,形動] 大头(上面大,下面小,喻空 谈理论) イコール [形動] 等于 けいはく(軽薄) [形動] 轻薄,轻浮,虚伪 パリさい(パリ際) [名] 法国巴黎革命纪念日 くるしむ(苦しむ) [自五] 痛苦,苦于…… しゅうさい(秀才) [名] 秀才 インテリ [名] 知识分子 さんぎょうかくめい(産業革命) [名] 产业革命 じょまく(序幕) [名] 序幕 げんしりょく(原子力) [名] 原子能 わりきる(割り切る) [他五] 简要地解释,说明,下结论 ブルジョア [名] 资产阶级 ようご(擁護) [他五] 拥护 いずれにせよ [副] 无论如何,反正 かたちづくる(形作る) [他五] 形成 そのもの(其の物) [接] ニュアンス [名] 微妙的差别,细微感觉 このむ(好む) [他五] 好,爱,喜欢 くちにする(口にする) [組] 说 ようするに(要するに) [副] 总之,总而言之 (接名词后)那个东西本身 一、注釈 1. 「この意味で「近代的」なるものの批判が出てくるのだ。 」/在这一意义上, 便产生了所谓“近代的”批判。 句中的「なるもの」的「なる」是文语断定助动词「なり」的连体形,接在 91 名词后面,与「という」的意思相同。 「もの」是形式体言,指事物。可译为: “所 说的……” “所谓的……”等。例: { 刺身なるものは生の魚です。 /所谓生鱼片就是鲜鱼。 { 日本のすきやきなるものを一度食べてみたいと思っていた。 /我想吃一次 所谓的日本鸡素烧。 2. 「ここから「近代的」イコール「軽薄」という印象が生まれた。 」/由此产生 了“近代的”等于“轻薄”的印象。 句中的「イコール」意思为“等于” ,与“等しい”相同。在数学中, 「イコー ル」指等号。 3. 「パリ祭といって踊り,クリスマスといって踊る「近代人」たちは,確かに 軽薄に違いない。 」/提到法国巴黎革命纪念日就跳舞,说到圣诞节就欢跳的“近代 人”们,肯定很轻薄。 「パリ祭」是日本对七月十四日法国革命纪念日的称呼。该词原是法国电影 “Quatorze Juillet” (七月十四日)的日语译名。 4. 「氏によれば」中的「氏」在此为第三人称代名词,指前面提到的评论家丸山 邦男。例:氏は東京大学出身である。/他是东京大学毕业。 5. 「第二の産業革命時代の序幕,つまり原子力の登場をもって現代とし,それ 以前が近代だと割り切る説もある。 」也有一种意思是把第二产业革命时代的开始, 即原子能的出现作为现代,把那以前定为近代。 句中的「…をもって」表示终点或界限。例: { これをもって,私の話を終わります。 /我的话到此为止。 { 60 点をもって合格とする。 /六十分为及格。 6. 「日本人が好んで「近代的」という形容詞を口にするのは…」/日本人喜欢说 “近代的”这一形容词…… 句中的「口にする」是惯用句,意思是“说” ,与「話す」意思相同。例: { 昔のことを口にすると, 彼のことを思い浮かべます。/一说到过去的事,就 会想起他来。 二、文法と文型 1. 一方で(は)~他方で(は) 「一方」的意思为“一方面” , 「他方」的意思为“另一方面” 。该句型表示一个 事物和状态具有的两个方面,可译为“一方面……,另一方面又……” 。例: { 「近代」というのは,一方で「封建時代」と対し,他方で「現代」に面し ている。 /所谓“近代” ,一方面与“封建时代”相对,另一方面又面对“现 代” 。 { 東京は,一方では関東平野につながり,他方では海に面している。 /东京 一面与关东平原相连,另一面又面临大海。 92 { 今度の大会で, 一方では相互の理解を深め, 他方では友誼と団結を強めた。 /这次大会一方面加深了相互的理解,另一方面加强了友谊和团结。 2. 体言いかん(で) 「いかん」是副词,意为“如何” “怎样”等。后续格助词「で」表示判断或处 理事物的依据。该句型可译为“要看……如何” “关键在于……” 。例: { 近代的な精神を担った人たちに対する評価いかんで,「近代的」という言 葉の意味が決まる。 /要看对担负着近代精神的人们的评价如何,来决定“近 代的”这个词的意思。 { 努力いかんでいい成績をとることも不可能ではない。 /关键在于努力,取 得好的成绩也不是不可能。 { 一度彼に会ってみてから,その人物いかんでいっしょに仕事をするかどう かを決めたい。 /我想先见他一面以后,看他人怎么样,再决定是否和他一 起工作。 3.~といって(は) ,~といって(は) 「~といって(は) 」用于提出一个假设前提,必然产生某种状态或动作。此句 型可译为“一说到……就……” “只要……就……” 。例: { パリ祭といっては踊り,クリスマスといっては踊る。 /一提到巴黎革命日 就跳舞,一说到圣诞节就欢跳。 { 彼女は映画を見ているとき,可哀そうだといっては泣き,面白いといって はまた泣く。 /她看电影时,看到可怜处就哭,看到有趣处还是哭。 { 彼女は,芝居を見に行くといっては洋服を作り,旅行するといっては,靴 を買う。 /她只要是去看戏就要做西服,说到去旅行就要买鞋。 4. 体言における体言 「~における」是书面用语。一般作为连体修饰语,修饰后面的体言,表示场 所、范围、时间等。可译为“在……的……” 。例: { 私は今日本語における漢字音を研究している。/我现在正在研究日语中的 汉字音。 { キリシタン迫害は日本の歴史における一つの汚点である。 /对天主教的迫 害是日本历史上的一个污点。 { 日本における四季の変化は他の国々には見られないである。 /日本的四季 变化是其他国家所看不到的。 5. ~に違いない 「~に違いない」前面接体言,形容动词词干或用言连体形,表示说话人根据 一定的依据主观推断某一事物。可译为“一定……” “准是……”等。例: { 田中さんが来るに違いないから,もう少しお待ちください。 /田中一定会 来,你再等一等吧。 { あの人は山中さんの弟に違いない。 /那人准是山中的弟弟。 93 { 彼は日本に十年もいたのだから,日本語は上手に違いない。 /他在日本呆 了十年,日语肯定很棒。 練 習 10 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 軽蔑 個人 他方 軽薄 序幕 秀才 独特 産業 擁護 世代 二、次の単語のカタカナ部分に当たる漢字を書きなさい。 トナえる ニナう ウまれる クブンする ショウタイ トウジョウ キワめる オドる タイド カタチづくる 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.とにかく b.きちんと c.まったく d.よく f.もちろん g.そこで e.だいぶ h.たいてい i.ところが j.つまり 1.昨夜は仕事で大変疲れていて,とても眠かった。 ( ) ,家へ帰ってお風 呂に入らずにすぐ寝てしまった。 2.今はそこに住んでいないかもしれませんが, ( )手紙を出してみましょ う。 3.昨夜は( )眠れましたか。 4.あの方はシェークスピアの本を, ( 5.学校の規則を( )読んでいます。 )守りましょう。 6.あの子は,両親の顔は( ) ,名前さえ知らなかった。 7.昨日はそんなに暑くなかったが,今日は( 8.こんな地図は( )暑い。 )役に立たない。もっと詳しい地図をください。 9.いろいろとお話は続きますが, ( )何がおっしゃりたいのですか。 10. 雨が降りそうなので傘を持って出かけた。 ( 四、次の文の )雨はいっこうに降らない。 にどんな言葉を入れたらよいか。A・B・C・Dから最も適 当なものを一つ選びなさい。 1.今回のシンポジウムのテーマは東京に A おける B おいては ごみ処理の問題です。 C おいて 2.あなたの言うとおり,それは素晴らしい計画には 94 D おいても が,実行は難しいと 思います。 A ほかない B すぎない 3.地球上には豊かな人がいる A 上に C 違いない ,明日の食べ物もない人がいる。 B 上で 4.あの人は体が大きい A あまり C 一方では A たび D 上では ,力は全然ない。 B ばかりに 5.山は上へ行く D しようがない C くせに D ほど ,気温が下がる。 B かぎり 6.この雑誌は若い女性 C ほど D 一方 作られていますが,男性が読んでも面白いかもし れません。 A に対して B 向けに 7.工業化が進む A 一方で C を中心に D に沿って ,大気汚染も進んでいる。 B に応じて C にそって 8.彼ならこの仕事を成功させる D に基づいて 。 A ほかない B に違いない C おそれがある D ことになっている 9.彼はたった半年日本にいた A わけだ 10.電話を A 切る のに日本のことをよく知っている。 B きまっている C しかない D にすぎない かと思ったら,また次の電話がかかってきた。 B 切って C 切った D 切ろう 五、次の説明に当たる言葉をA・B・C・Dから一つ選びなさい。 1.健康な体をつくるために,体をきそく正しく動かす運動。 A 遊泳 B 高飛び C 体操 D ボーリング 2.医者が病人の体のどこが悪いか調べること。 A 検査 B 観察 C 診察 D 看病 C 貿易 D 輸出 3.品物を売ったり買ったりすること。 A 商売 B 売出 4.色や模様などが,あまり目立たないで,おちついている様子。 A 派手 B 鮮明 C 地味 D 上品 5.光が物に当たって,その物の形が何かの上にうつし出されたもの。 A 写真 B 映画 C 影 D 幕 6.他人の男の子を呼ぶときに使う丁寧なことば。 A こども B おじょうさん C ぼっちゃん D お子さん 7.事実を証明するよりどころとなるもの。 A 物語 B 説明書 C 証拠 8.団体生活でみんなのための仕事をする順番になること。 95 D 根拠 A 当番 B 留守番 C 番目 D 番犬 9.あることの内容・理由・意味などを相手がよくわかるように話すこと。 A 演説 B 社説 C 宣伝 D 説明 10.いいか悪いか,ほんとうかうそかなどを考えて決めること。 A 分析 B 研究 C 思考 D 判断 六、次の質問に答えなさい。 1.近代と現代の違いについて,いろいろな面から話し合ってください。 2.日本の近代精神の担い手に対する丸山氏の意見について話してください。 3.なぜ「近代的」イコール「軽薄」という印象が生まれましたか。 4.近代と中世を区分するより近代と現代を区別する問題の方がずっと難しいと いわれるのはなぜですか。 5.ヨーロッパの近代と日本の近代の相違について話し合ってください。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 1.彼らの多くは頭でっかちで,思想を生活化しなかった。 2.あの家にはテレビが二台あって,一方は大人用で,他方は子供用である。 3.日本語における彼の才能は実に素晴らしいものだ。 4.あの成績なら,必ず合格するに違いない。 5.いい成績をとることイコールその人が立派だというわけではない。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.他一说到上街就要买书,一说到旅行就要坐车。 2.原子能的出现就等于是第二产业革命时代的序幕。 3.由于世界性的气候变暖,今年重庆的天气肯定很热。 4.这本书读多少次都毫无意思,最好扔掉算了。 5.近年来,我研究的重点主要是日本近代史中的自我意识问题。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 コーヒーを飲みながら,テレビの天気予報の画面を見るのが,最近の朝の楽しみ のひとつとなった。 そこには,気象衛星からの地球半分大の映像が映しだされ,各地で発生する台風 や気圧の変化などの情報が,刻々㋣報じられるわけで,これほど壮大でエキサイテ ィングな見ものもほかに①見当たるまいと思う。 予報を見ていて感じるのは,ひと昔前と比べて,予想の内容が天気だけでなく, 気温,風向,波高など多岐にわたるようになり,情報の総量がふえてきたことであ る。②それはそれで結構なのだが,今のように気象衛星ひまわりとか,自動気象測 96 定装置アメダスなどの最新の機器が整備された状況なら,もう少しかんじんの天気 予報が当たっていいのではないかとも思う。 いや,当たる確率は低くないと反論する向きもあるかもしれない。しかし,例え ばひまわりの映像で,日本列島がスッポリ晴天域に覆われていれば,素人でも晴天 が続くと見当がつくし,アメダスが西からの雨雲の接近を示せば,そのうち雨が降 るという想像もつくわけである。問題は,不穏な前線が接近し,雨か晴れか視聴者 に(③)見当のつかぬときだ。こんな時こそ,正確な予報が期待されるのだが,こ れが当たらない。予報官にしても,できるだけの努力はしているに違いないから, これはもう,怪人十二面相のように変幻自在の気象のせいだと,諦(あきら)める ほかはないのかもしれない。 そこで,ある時期,あまりに予報がはずれ続けるので,私はテレビの予報は参考 にとどめ,自分の推理力だけで行動してみたことがある。その際,予報がはずれ, 自分の第六感が的中したような場合は,非常に幸福な気分が味わえる。ただ,この 方法の唯一の欠陥はときどき予報が当たることだ。一度,予報を無視して傘なしで 出かけてズブぬれになった体験を境に,このやり方に執着を失ってしまった。 しかし,当たってもはずれても,わたしはテレビの天気予報が大好きだ。なぜな ら,気象は私たちにとって,一番身近な自然気象であり,予報番組を見るたびに, 私自身もまた自然を構成する一員であることを,そのつど思い出させてくれるから である。 問1 文中の①について(1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1)①見当たるまいの「まい」と同じ使い方のものはどれか。 1.試験はむずかしくて,ぜんぜんできなかったから,合格はできまい。 2.試験の前日は遊ぶまい。しっかり勉強しよう。 3.もうあの人にはお金を貸すまい。 4.心を入れかえて,これからは罪をおかすまいと誓った。 問2 文中の②について, (1)の問いの答えとして最も適当なものを 1.2.3.4 の 中から一つ選びなさい。 (1)②それはそれで結構なのだがというのはどういう意味か。 1.天気予報を見ることが朝の楽しみになったことはいいことなのだが 2.天気予報がエキサイティングな見ものであるのはいいことなのだが 3.天気予報の内容がふえ情報の総量がふえてきたのはいいことなのだが 97 4.天気予報がひと昔前より正確にあたるようになってきたのはいいことな のだが 問3 文中の( ③ )の中にどんな言葉をいれたらよいか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一つ選びなさい。 1.さっぱり 2. うっかり 3.しっかり 4.きっぱり 問4 この文で筆者は何がいいたいのか。最も適当なものを 1.2.3.4 の中から一 つ選びなさい。 1.天気予報はあたらないから困る 2.天気予報より自分の第六感を信じたほうがよい 3.気象と私たちの生活は密接な関係がある 4.天気予報を見るのはたのしい 98 中間テスト 2 一、次の各文の下線をつけた言葉の読み方をそれぞれA・B・C・Dの中から選ん で,その記号を書きなさい。 彼は医師から①警告を受けているにもかかわらず,②飲酒の③習慣を④改めようと しない。病気も悪くなる⑤一方である。 ①警告 A けいこう B けいこく C きょうこう D きょうこく ②飲酒 A のみさけ B のみしゅ C いんさけ ③習慣 A しゅうがん B しゅうかん C しょうがん D しょうかん D いんしゅ ④改めよう A やめよう B せめよう C あらためよう D あきらめよう ⑤一方 B いちかた C ひとほう A ひとかた D いっぽう 根本的に残業をなくす方法については,⑥今後仕事に関する個々人の⑦意識を変 えて,働く時間の長さよりも仕事の⑧能率を⑨重視する方向に⑩向かう必要がある と考えられるのだが…。 ⑥今後 A こんご B いまあと C いまご D こんあと ⑦意識 A いじき B いしき C いき D いぎ ⑧能率 A のりつ B のうそつ C のうりつ D のそつ ⑨重視 A じゅうし B ちゅうし C おもし D ちょうし ⑩向かう A むかう B とかう C こかう D こうかう 二、次の各文の下線をつけた言葉の常用漢字を( )に書きなさい。 ① 争い事があっても,それが日本人 どうしなら,よほどのことがない②かぎり 裁判にまで③はってんすることはない。裁判所に④うったえるとなれば,それまで 続けてきた関係も⑤ぜっこう状態になることを⑥かくごしなければならない。 ①( ) ②( ④( ) ⑤( ⑦ ) ③( ) ) ⑥( ) ⑧ 子供の教育費は ふやす一方だ。ある ちょうさによると親の実に 8 割が教育費 の⑨ふたんを重過ぎると感じているそうである。とはいえ,どんなに重くても出 さざるを得ない。教育費とはそういう⑩しゅっぴであるらしい。 ⑦( ) ⑩( ) 三、次の文の ⑧( ) ⑨( 部分に入れるのに最も適当な単語をA・B・C・Dから一つ選 びなさい。 1.日本の A 風景 を考えるうえで,火山の存在を無視することはできない。 B 風土 2.人口問題は,地球の A 発展 ) C 環境 D 国情 を考える上で重要な問題だ。 B あと C 将来 99 D まわり 3.薬を飲んでいるが,熱はいっこうに下がる A 意識 B 認識 4.風が涼しくなって,秋の A 景色 5.山田さんに A あうと C 気配 B 空気 C 姿 D 気配 この本を渡してください。 B あえば C あったら C それに B 一件 C 一着 B 親切 D 一度 だからだ。 C 熱情 9.この服とあの服とは,デザインの点で A すっかり B まったく 四、次の文の( B もっと D 心様 違います。 C すべて 10.留学したいという願いは,私の心を去りやらず, A もっとも D なんでも 新調した。 8.彼女は人気がある。なぜならば,みんなに A 親しい D あうなら もう一度電話で聞いた。 B すると 7.入社したとき,背広を A 一身 D 情況 が感じられる。 6.道がわからなくて困った。 A そこで がない。 C いっそう D なかなか 意欲をかきたてた。 D かえって )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.実力があるからといって( ) 。 A 必ず成功するだろう B 必ずしも成功するとは限らない C 必ず成功しないだろう D 必ずしも成功しないとは限らない 2.彼は新製品の開発に熱心なあまり, ( ) 。 A 社長に大変ほめられた B 課長から部長に昇進できた C 部下に好かれた D 何日も研究室に泊まることがある 3.インターネットが発達すればするほど( ) 。 A 世界が狭く感じられるようになる B 世界が狭く感じられるわけがない C 世界が狭く感じられることになっている D 世界が狭く感じられることはない 4.社長が賛成しない限り, ( ) 。 A この新しいプロジェクトを始めるしかない B この新しいプロジェクトは始めてもよいと思う C この新しいプロジェクトは始められない D この新しいプロジェクトを始めるだろう 5.あの青い海の美しさといったら, ( ) 。 A 去年行きました B 言葉では表れません C 写真を撮りました D 有名な観光地です 100 五、次の短文を中国語に訳しなさい。 暑い夏のある日,秋のような風が一日吹きまくり,海岸に白い波が次から次へと 押し寄せることがある。こういう日があるから,海へも行けないものは助かるのだ と言いたいが,そんな日は,必ずと言っていいぐらい,どこかに台風が渦を巻いて いる。秋も近いことを思わせるが,同時に,暑さに緊張を続けてきた体のばねが緩 んで,少しの間でもとろとろとやりたくなる。 このとろとろでも,ともかく眠るということが疲労の回復に一番効果がある。不 断無理を重ねている主婦などには,疲れという症状のもとに色々な病気が隠されて いることがあるから,気を付けたい。足がだるかったり,胸が苦しかったり,目眩 がしたり,頭が痛かったり,気分が落ち着かない,いらいらする,これらが普通疲 労と呼ばれるものだ。 六、次の短文を日本語に訳しなさい。 书这种东西并不是读得多就了不起,也不是把读过的记住就伟大。而应该通过读 书把从书中得到东西与实际生活联系起来。把书中的内容在自身的头脑中进行消化, 反复地与实践相联系,不断地调整自己的思维方式,改变自己的性格,否则,读什么 样的书也不起任何作用。结合自己行动的读书方法是最重要的。并且,即使不懂,反 复实践的同时努力进行消化是可贵的。 七、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 地下鉄に乗る。昼下がりのせいだろう,すいていて,立っている人がチラチラあ る程度。 腰をおろしてぼんやりしていると,私の側にいた茶の服をきた中年の男の人が立 って向こう側の女の子が落とした紙片をひろって渡してやった。切符らしい。 小学校二,三年と(注1)おぼしき女の子は,拾ってもらったのに表情ひとつ変えない。 それを見て,この男は父親なのかもしれないと思った。いまでこそすいているが, 前にはもっとこんでいて。 ( ① ) 。 女の子のとなりに小学校四,五年の兄らしい子がいる。二人とも腰をずらせ,頭 をもたれのところにつけて,足を前に出すだらしないかっこうをしている。この男 の子も知らん顔をしている。やはり(注2)おやじさんなんだろう。 この男の子の横に気になる三十半ばの男がいる。グレーの服を着て,何か読んで いるように見えるが,ひょっとすると,居眠りしているのかもしれない。 女の子が何か拾ってもらったとき,この男もまったく反応を示さなかった。他人な のであろう。 女の子が切符らしいものを拾ってもらって何も言わなかったのは,照れくさかっ たのだと考えたい。人前で親に口をきくのを恥ずかしがる年齢というものがある。 ② それだろう,と解釈して,なっとくすることにした。 やがて終点が近づいた。さて,この大人二人,子供二人がどうするか。興味があ った。こちら側にいる茶服さんが二人の子供のところへ歩み寄って行くのではない 101 かと期待していると,③あてがはずれた。おじさんはひとりで別の出口の方へ歩い て行く。 グレーさんが女の子と男の子をうながして席を立つと,別の降り口から出て行っ た。あれが親子だったのか,と④そのときはじめてわかった。 (注1)おぼしき:思われる (注2)おやじさん:父親 問1 筆者が地下鉄に乗ったとき,地下鉄の中はどんな状況だったか。 1 乗客が多かったので,立っている人が大勢だ。 2 それほどこんでいなかったが,立っている人もところどころにいた。 3 乗客が少なく,降りるために立ち上がる人が数人いただけだった。 4 ほとんど乗客がいないので,立っている人はいなかった。 問2 ( ① )に入れるのに適当な言葉はどれか。 1 親子がバラバラになったということもありうる 2 親子がバラバラにならずにはいられない 3 親子がバラバラになったかのようだ 4 親子がバラバラになりかねない 問3 ②「それだろう」とはどういうことか。 1 切符を拾ってもらって何も言わなくても,親子なら当然だろう。 2 切符を拾ってもらって何も言わないのは,人前で親と話すのが恥ずかしい だからだろう。 3 親切にしてもらっても知らん顔をしているのは,他人だからだろう。 4 親にお礼を言っても,反応してもらえないからだろう。 問4 ③「あてがはずれた」とはどのようなことか。 1 家族だと思っていた三人は他人同士だった。 2 兄だと思っていた男の子は女の子の友達だった。 3 父親だと思っていた人は他人だった。 4 眠っていると思っていた人は起きていた。 問5 「小学校二,三年とおぼしき女の子」の父親はだれか。 1 腰をおろしてぼんやりしていた人 2 だらしないかっこうをして座っていた人 3 わたくしの向かい側のグレーの服をきていた人 4 わたくしの側にいた中年の男の人 問6 ④「そのとき」とはどのときか。 1 子供が切符を落としたとき 2 茶色い服の男が出口を出たとき 3 終点が近づいたとき 4 グレー服の男と子供二人が電車から降りたとき 102 第 11 課 父親の存在 子供は母親から脳細胞を受け継ぎ,父親から感性を受け継ぐと聞いた時,どこま でが真実かわからないが,私は妙に納得した。 恥をかくようだが,事情あってわが家の娘は父親というありがたい存在を持たず に育った。 何も未婚の母を気取るつもりなどなかったが, ごく自然に生まれてきてしまった。 無論,十年前,その父親が亡くなるまで時々だが,娘は父親と二人だけで会ってい た。 今年二十六歳になった娘を見ていると,感性は,父親のを受け継いでいるとしか 思えない。十五歳まで時々しか会っていないのに,である。 私は四六時中,傍にいたし,仕事であっちこっち走り回っていた時も,娘のこと は頭から離れたことがなかったし,必死で育てたつもりだった。 私立の高校に入学して,やっと私の責任も半分はすんだと思った一学期終わり頃 のことだ。私はNHKのテレビ小説執筆のため,大阪のホテルで仕事をしていた。 月曜日に大阪へ行って一週間分,二百四十枚を書いて, 「直し」の打ち合わせをし, 決定稿にして土曜日に帰ってくるという生活を続けていた。そのホテルに娘の学校 から電話が入ってきた。 「お嬢さんから退学届けを受け取りましたが…」 。私は驚いて飛んで帰りたかった が,今迄,仕事のことで娘を言い訳にしたことは一度もなかったので一週間分書き 終えて急いで帰った。 娘は覚悟したように私を待ち受けていた。その夜の母と娘の壮絶な闘いを書く枚 数がないが,父親のいない家庭がいかに寂しかったかをぶっつけたのだ。十五年間 の我慢をやっと自分の言葉で母親に云えるようになったのかも知れない。 十五,六歳が反抗期なんてとんでもない。子供は生まれた時から,反抗のかたま りを抱えているのだと私は始めて知った。中学生まではベビーシッターに来てもら っていたが,高校へ入学して一人で留守番ができると云ったのは娘なのに。 「六時に電話するというから,電話の前で一晩中泣きながら待っていたのを知ら ないでしょ!」 中学生まで可愛い良い子だった娘が鬼のような顔で手当たり次第,物を投げてく る。 こっちもカッとして, 「あなたの為に仕事をしているのに勝手なことを云うな!」 「何があなたの為よ。自分の意地の為じゃない!勝手に生んで意地で育ててるだ けよ!」 相談したいことがあっても家にいないし,いても机に向かって娘には背中しか見 せない母親に何が話せるか。時々会っていろんな話をしてくれた父親が亡くなって 103 不満がふきだしたのだ。 次の日,学校へ行くと一学期の後半,ほとんど学校へ行っていないという。家に 帰っても誰もいないから,友達と遊び回り,夜遅くなって朝起きられず遅刻したり 休んだりして出席日数が足りないことを注意された結果,退学届けを出したのだ。 どうしても辞めるという娘に,どう説得しても聞く耳を持たない。大阪へ行かな ければならない私の事情もあって, ついに 「勝手にしろ。 お金は一切あげないから」 。 次の日から娘はパン屋で働き始めた。私も意地っ張りだが,娘も私以上だ。それ から一度もお金をくれと云ったことはない。 恋人ができて,家を出ると云ったとき,私はもう何も云う元気がなかった。 「お父さんがいたらこんなことさせないわよ」 。そう云う私に,娘はにっこりと笑 って, 「お父さんがいたらこんなことしないわよ」と,ひとこと云って,去っていっ た。 二年ほど,恋人と一緒に暮らし,別れて帰ってきてケロリとして云った。 「やっぱりお父さんみたいな人じゃなかった」 。娘はいつも父親の感性を求め続け ていたのだ。 世間並みの苦労をした娘は,今,子供のころから習っていたバレエを幼稚園の子 供たちに教えている。父親の感性は,母親がいくら頑張っても,与えられるもので はないのかもしれない。 (重森孝子) 新しい単語 のうさいぼう(脳細胞) [名] 脑细胞 うけつぐ(受け継ぐ) [他五] 继承,承继 かんせい(感性) [名] 感性 しんじつ(真実) [名,形動] 真实,事实,实在 みょう(妙) [名,形動] 奇怪,奇异;异常;巧妙 なっとく(納得) [名,他サ] 理解,领会,信服 ひっし(必死) [名] 必死;拼命 しっぴつ(執筆) [名,自他サ] 执笔,书写,写作 いいわけ(言い訳) [名] 分辨,辩解;道歉 そうぜつ(壮絶) [名,形動] 非常壮烈,气壮山河 たたかい(闘い) [名] 战斗,斗争 とんでもない かかえる(抱える) [連語,形] 意外,出乎意料,毫无道理 [他下一] (双手)抱,夹;承担,担负 ベビーシッター(baby-sitter) [名] 保姆, (临时)照看婴孩的人 てあたり(手当たり) 手感;线索 [名] 104 カッと [副,自サ] 勃然大怒,发脾气 かって(勝手) [名,形動] 方便;任意,随便 いじっぱり(意地っ張り) [名,形動] 固执,倔强,别扭 やめる(辞める) [他下一] 辞(职) ,停(学) ひとこと(一言) [名] 一言,一句话,三言两语 にっこり [副,自サ] 微笑貌,喜笑貌,嫣然一笑 ケロリと [副] 若无其事,泰然自若 せけんなみ(世間並み) [名,形動] 普通,一般,平常 バレエ(法 ballet) [名] 芭蕾舞 一、注釈 1. 「何も未婚の母を気取るつもりなどなかったが,ごく自然に生まれてきてし まった。 」/我丝毫也没有假装未婚母亲之意,而是极其自然地生下来的。 句中的「気取る」有“冒充” “装腔作势”等意。 「生まれる」是生、产(孩子) 的意思。如:子供が生まれる。/生孩子。 2. 「私は四六時中,傍にいたし,…」/我总是在她旁边。 句中的「四六時」意思是“いつも” ,取“四乘六等于二十四” ,即一天 24 小 时之意。 3. 「娘は覚悟したように私を待ち受けていた。 」/女儿似乎有思想准备似的在等 着我。 句中的「覚悟」表示“思想准备” “精神准备”之意。例:彼は命をかける覚 悟である。/他决心豁出命来。 (他作好了牺牲的思想准备) 4. 「こっちもカッとして…」/我也生气地…… 句中的「カッとする」相当于「腹が立つ」 ,即“生气,发火”的意思。 5. 「どう説得しても聞く耳を持たない。 」/无论怎样解释都听不进去。 「聞く耳を持たない」是惯用语,相当于「聞かない」 。 6. 「勝手にしろ。お金は一切あげないから」/随你便,钱一分也不给你。 「勝手にしろ」是惯用语,意思是“任由你去做” “随你的便” 7. 「二年ほど,恋人と一緒に暮らし,別れて帰ってきてケロリとして云った。 」 /和恋人一起生活了两年左右,分手以后回来若无其事地说。 「ケロリとする」相当于「平気」 「何気ない」等意,表示“若无其事,泰然自 若,满不在乎”等意。 二、文法と文型 1. 「つもり」的用法总结 ① 接在名词+の和用言终止形后,通常用于表示第一人称的内心计划和打算。用 于第二或第三人称时,须后续某些助词或助动词。例: 105 { 来年,日本へ留学に行くつもりです。 /我打算明年去日本留学。 { どのぐらい日本に滞在なさるつもりですか。 /您打算在日本呆多久? ② 接在动词过去式“た”后,表示与事实有出入的自我感觉或明知事实上不是那 样,却有意就当作那样。可译为: “自以为是……” ; “就当是……”等。例: { 確かにここに置いたつもりなんですが,ないんですよ。 /我以为就放在这 儿了,可是没有呀! { 自分の家に帰ったつもりで,どうぞゆっくりお休みください。 /就当是回 到了自己家里,好好休息吧。 { 死んだつもりで,一から出直そう。 /就当是过去的我已经死了,一切从头 做起吧。 { この本はちっとも役に立たないのに,書いた人はいい本を書いたつもりで いるそうですよ。 /这本书一点儿用也没有,可听说写的人却以为写得不错。 ③ 「动词肯定式・否定式原形;体言+の」つもりはない 表示说话人没有那样的意向或打算。可译为: “没有……打算” “不打算……” 。 例: { 行かないつもりはありませんよ。 /我可没打算不去呀。 { 先生に話すつもりはない。 /不打算告诉老师。 { 買うつもりはなかったが,すすめられてつい買ってしまった。 /本来没打 算买的,人家一劝就买下来了。 { 大学受験のつもりはありません。 /不打算考大学。 2. 「いかに~か」 「いかに」是副词,与疑问谓语相呼应,表示“如何,怎样”等,与“どんな に,どのように,どうして”意思相同。例: { いかにすべきかわからない。 /不知如何是好。 { 日本語はいかにすればうまくなるか。 /日语怎样学才学得好呢? { いかに生きるべきか,これは一生の問題である。 /应该怎样生活呢,这是 一生的问题。 { 父親のいない家庭がいかに淋しかったかはわかりません。 /没有父亲的家 庭不知是多么的寂寞。 3. 「次第」的用法总结 ① 动词连用形(サ变动词词干)+次第 表示第一个动作一做完就立即做第二个动作,与“…するとすぐ”意思相同。 可译为: “一……就……” 例: { 落ち着き先が決まり次第,連絡します。 /一安顿下来就立即与你联系。 { でき次第,お届けします。 /一做好就立即给你送去。 { 帰宅しだい,連絡します。 /我一到家就立即跟你联系。 { 中学生まで可愛い良い子だった娘が鬼のような顔で手当たり次第,物を投 106 げてくる。 /到初中为止还十分可爱的女儿一脸怒气地抓住什么就扔什么。 ② 体言+次第だ 表示“…によって決まる” “ …で左右される” 。可译为: “……看……的” “决定于……”等。例: { それはあなたの努力しだいだ。 /那就要看你的努力程度了。 { 文章なんぞというものは要するに頭次第だ。 /文章这东西归根结底取决于 脑袋瓜的好坏。 { 何事も人次第だ。 /什么事都要看人。 { 行くか行かないかは明日の天気次第だ。 /去不去就看明天天气怎么样啦。 練 習 11 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 感性 真実 納得 必死 執筆 一言 壮絶 苦労 背中 日数 二、次の単語のカタカナ部分に当たる漢字を書きなさい。 タタカい カカえる カッテ テアたり キドる シダイ ナげる ヤめる セケンナみ サビしい 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.とおりに b.ところに c.ように d.かわりに f.くらい 1.両親の( g.うちに h.次第 e.おかげで i.ものだから j.ところを ) ,日本に留学することができた。 2.結婚式が終わり( 3.テレビで見た( )新婚旅行に出発することになっている。 )料理を作ってみたらとてもおいしかった。 4.道が悪いですから,ころばない( 5.大きい西瓜を切った( )気をつけてください。 ) ,ちょうど友達が 3 人遊びに来たので,みんな で食べた。 6.一人では食べられない( 7.社長の( )たくさん食料品を買い込んだ。 )部長が国際会議に出席した。 8.宿題をしている( 9.日本へ来たばかりな( )眠ってしまった。 ) ,日本語がまだよくわからない。 107 10.恋人とデートしている( 四、次の文の )友達に見られてしまった。 にどんな言葉を入れたらよいか。A・B・C・Dから最も適 当なものを一つ選びなさい。 1.私は,3 年前に胃を手術したのをきっかけに,健康に 。 A 不安がっている B 自信たっぷりだ C 困ることがない D 注意するようになった 2.コンピューターの使い方 A にとって ,質問がある方は,私のところまでどうぞ。 B によって C に関して D に際して 3.この話は,今始めてあなただけにしたんだから,あなたが言わなければ, ほかの人は よ。 A 知りっこない B 知るしかない C 知るほかはない D 知らざるをえない 4.山田さんは, 必ず温泉に行く。 A 旅行というより B 旅行というと C 旅行からいえば D 旅行からいって 5.通り 食べ物を売る店が並んでいる。 A にそって B について 6.この国の人口は,昨年の 1 月 A 今 C によって D にわたって で,約 8,530 万人です。 B 現在 C 時間 D 時期 7. どうしても解けない数学の宿題を兄に説明してもらったら, かえって A 分かってきた B 先生に聞いた C 分からなくなった D 先生に聞かなかった 8.このレストランは,高い割には 。 A うまいとは言えない B うまくて当然だ C うまくてしようがない D うまいと思う 9.知人の会社は経営が相当苦しそうで,このままではつぶれる A わけがある B ことである C おそれがある D しだいである 10.投票の結果,山田氏を会長と A する 。 。 ことに決定しました。 B なる C とる D える 五、次の下線をつけた言葉の意味に最も似ているものをそれぞれのA・B・C・D から一つ選びなさい。 1.たくさん歩いたので,疲れた。 A くずれた B くたびれた 2.まもなく映画が始まる。 108 C しびれた D やぶれた A いつか B いま C たちまち D もうすぐ 3.ここで食事をしてもさしつかえない。 A かまわない B かんけいない C いけない D しかたがない 4.休暇はせいぜい 1 週間しかとれない。 A だいたい B せめて C 多くても D 少なくとも 5.あのおばあさんは相当お金持ちらしい。 A 本当に B かなり C 絶対に D もしかしたら 六、次の質問に答えなさい。 1.作者の娘は今年いくつですか。その父親は娘のいつごろに亡くなったのです か。 2.作者の職業は何ですか。 3.作者の娘はどうして退学届けを受けたのですか。 4.子供は大体いつごろになると反抗期になりますか。 5.作者の娘の性格を簡単に説明してください。 七、次の文を日本語に訳しなさい。 上小学的时候,我常常问母亲, “从前,我们在门前有坡道的地方住过吗?” 因为从那时起,我的脑海里常常浮现出坡道的风景。因为我对那个梦幻般的风景 感到奇妙的留恋。那是何时何地见过的风景呢?只是在梦中见过的吧? 不论我怎么问母亲“是否在有坡道的地方住过?”母亲总是说: “不记得。” 那时,我总是相信那个风景是我在梦中构想的。 八、次の文を中国語に訳しなさい。 その町は,私が一歳のときに死んだ父親の故郷だった。私は,もの心ついてから 父親というものを意識したことがなかった。父親の不在が当たり前の状態だったの で,父親がいたということを考えたこともなかった。しかし,旅の宿で地図を見た とき急に父の故郷を見に行きたくなった。 翌日,半島の町からフェリーに乗って対岸のその町に行った。小さな町だった。 駅前に止まっていたタクシーに乗って,町を一周してほしいと頼んだ。タクシーは 小さな町のすみずみを走ってくれた。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 お母さんは赤ん坊に,生まれた日からしゃべりかける。もちろん,赤ん坊は何も 理解しているはずはない。しばらくして,目の焦点が合わせられるようになると, 注1 赤ん坊はお母さんの顔を一生懸命に見る。 お母さんが舌を出したり, 口をとがらすと, 109 赤ん坊がそれを真似るといわれている。 ①この能力はそう簡単なものとは思えない。赤ん坊は目でお母さんの顔をみて, それを自分の顔の形を変える筋肉の活動に訳さなければならない。大人なら鏡をみ て自分の顔がどう変わるかわかるが,生まれて数ヵ月の赤ん坊にはそんなことはで きない。 注2 ②クールの最近の研究によると,赤ん坊はお母さんの口の形を見ただけで,それ がどの声に対応するかを知っている。 クールは次のような実験で, これを証明した。 まず,スピーカーから「ア」という音を出す。そして,二つのテレビの画面のう ち,一つにはお母さんが「ア」というときの顔を見せ,もう一つの画面には「イ」 の声を出している顔を映す。そして,隠しカメラで赤ん坊の目や頭が,どちらを向 いているか記録してみると,赤ん坊は「ア」といっている顔の方に目や頭を向ける ことがわかる。 人間の社会では声と顔の表情が大切な信号だから,赤ん坊が声と顔の関係を早く 習う能力を持って,生まれてくるのであろう。 ( ③ ) ,口の形と声との関連性は, 赤ん坊の頃から頭に焼き付けられる。 問1 ①「この能力はそう簡単なものとは思えない」とあるが,それはなぜか。 1 母親のしゃべりかけるときの表情の意味を理解するのは難しいから 2 母親を見て自分がどちらを向くかすぐに決めなければならないから 3 母親を見て自分の顔の筋肉を同じように動かす必要があるから 4 母親のしゃべりかける内容の意味を理解するのは難しいから 問2 ②「クールの最近の研究」の結果から考えると,母親の「イ」という声を赤 ん坊に聞かせた場合,赤ん坊はどうすると思われるか。 1 「イ」というときの母親の顔の画面を見る。 2 「ア」というときの母親の顔の画面を見る。 3 本物の母親がどこにいるか,さがす。 4 母親の声のした方をふり返る。 問3 ( ③ )に入る最も適当な言葉はどれですか。 1 しかし 2 しかも 3 といっても 4 このように 問4 この文章の内容と合っているものはどれか。 1 人間は生まれてすぐ,母親の顔の真似ができる。 2 大人はなると,顔と声を分けて理解するようになる。 3 赤ん坊は母親の「イ」の顔より「ア」の顔の方を好む。 4 人間は生まれてから早い時期に顔と声との関係を学習する。 注1: とがらす:鋭く細くする 注2: クール:研究者の名前 110 第 12 課 自然と人間 自然との出会いというとき,多くの人は,人工化されていない風景や,最近しき りに話題にされる保護された自然美というものを連想しがちなのに対して,私は, もっと素朴に,人間と自然の関係をとらえてみたい。 それは, モノとしての自然ではなく, 人間に何かを感じさせる自然としてである。 石灰岩質の山を見れば,そこからセメントが作れると考えたり,植物を見れば,そ れが炭酸ガスを吸ってくれて,酸素を吐き出してくれると考えたり,また,雲を見 ても,それが農作物に水をもたらしてくれる慈雨になると考えたりするような見方 の自然ではなく,感じる対象としての自然なのである。それは,旅において最も鮮 明になる。 感じる対象としての自然と言っても,美としての自然だけをとりあげるのではな い。もっと素朴な受け取り方である。自然はどういう形で人間の心を動かすかとい うことを考えてみたい。 旅における人間と自然の関係は,人間側が自然のままの自然を心で受け止めると きに,初めて意味をもつ。そこには,昇華作用がなくてはならない。昇華とは,本 来,自然科学用語で,固体が気体と化すことを指すが,これを人間的用語に置き換 えてみると,粗野な衝動や,欲望を,高度な精神的なものに変えるはたらきを意味 している。 昇華して自然を感じとる。その必要性を言うのは,今日,自然に対して,あまり に粗野な衝動や欲望が強すぎるからである。美しい草花を見ると採りたくなる。カ ネになりそうなモノがあると欲しくなる。美やモノは,人間の心に衝動や欲望を起 こさせる。そのことが,自然を破壊し,自然から何かを奪いつつある。そのような 粗野な衝動や欲望を抱かず,自然が自然のままに置かれていた時代でも,人間は生 きていた。そういう状態のことを考えると,自然と人間の関係が改めてわかるはず である。 私の知っているある青年は,徒歩でアメリカ大陸を横断していて,太陽という自 然に感動していた。太陽が昇り,沈むというなんでもない自然現象に,ある日,突 然,新しい啓示を得た。啓示とは,人間の心を啓いて,真理を教え示すことを意味 する。この青年の場合は,太陽の昇り沈みから,それを感じたと言える。私が言い たい素朴な自然と人間の関係が,ここにある。 私も,室戸岬で,また銚子の岬で,太陽の昇るひとときの感動を経験したことが ある。それは,特定の場所である必要はなかった。東に水平線を広げる日本の海辺 であれば,どこでもよかったのである。早起きすることが,日の出に接する唯一の 努力であった。それだけの努力さえすれば,私は,自然から偉大な啓示を得ること 111 ができた。それは,毎日都会に生活する人間にとって,一生に何度かしか体験でき ない夜明けという自然現象からの啓示であった。日の出という,本来なら毎日ある 現象が,妙なる感動を与えてくれた。それは,自然が与えてくれたというより,人 間である私が,その時刻に起きて,感動を味わおうとしたことによって生まれたと 言うべきである。自然である太陽は,毎日のそれと何の変わりもなかったはずだ。 それを受けとめる自分が,それを求めたのだ。 太陽の恩恵をとかく忘れがちな現代人,それをあえて意識して,太陽の昇るのを 体験するだけで,自然のすばらしさがわかる。これが,自然との出会いの最も素朴 で最高のあり方ではなかろうか。 (岡田喜秋「旅について」による) 新しい単語 であい(出会い) [名] 会合,碰见,不期而遇 じんこうか(人工化) [名,他サ] 人工化,人为化 しきりに [副] 频繁地,屡次,不断地 れんそう(連想) [名,他サ] 联想 そぼく(素朴) [名,形動] 朴素,质朴, (思想等)单纯 せきたんがん(石炭岩) [名] 石灰岩 セメント [名] 水泥,洋灰 さんそ(酸素) [名] 氧,氧气 じう(慈雨) [名] 慈雨,甘雨,甘露 たいしょう(対象) [名] 对象 せんめい(鮮明) [名,形動] 鲜明,清晰,清楚 うけとめる(受けとめる) [他下一] 接住,挡住;阻止;理解 しょうか(昇華) [名,自サ] 升华,提高 ほんらい(本来) [名, 副] 本来,原来 こたい(固体) [名] 固体 きたい(気体) [名] 气体 おきかえる(置き換える) [他下一] 变换位置,调换,互换,替换 そや(粗野) [名,形動] 粗野,粗鲁 しょうどう(衝動) [名,他サ] 冲动, (精神上的)打击,震惊 よくぼう(欲望) [名] 欲望 うばう(奪う) [他五] 夺,抢夺,夺去;迷人 とほ(徒歩) [名,自サ] 徒步,步行 しずむ(沈む) [自五] 沉没,降落,沉下 けいじ(啓示) [名,他サ] 启示,教导 112 たえ(妙) [名,形動] 妙,美妙 ひらく(啓く) [他五] 开导,启蒙,教导 おしえしめす(教え示す) [他五] 指教,教导 昇り沈む(のぼりしずむ) [自五] 升降,升落 むろとみさき(室戸岬) [地名] 室户海角 ひととき(一時) [名] 会儿,一时,暂时,片刻 ちょうし(銚子) [地名] 銚子市(位于千叶县东面的城市) よあけ(夜明け) [名] 黎明,拂晓,天亮的时候 おんけい(恩恵) [名] 恩惠 一、注釈 1. 「それは,モノとしての自然ではなく,人間に何かを感じさせる自然として である。 」/那不是作为物而存在的自然,而是会让人产生某种感动的自然。 句中的「モノ」用片假名表示以区别于一般的“物” 。 2. 「感じる対象としての自然と言っても,美としての自然だけをとりあげるの ではない。 」/说到作为人的感觉对象而存在的自然,不仅仅是作为美而存在的。 句中的“とりあげる”有“举出来” “提出来” “提起(话题) ”等意思。在这 里没有将此单词译出,因前面已经出现“言う”一词,表示在谈论自然这一话题。 3. 「旅における人間と自然の関係は,人間の側が自然のままの自然を心で受け 止めるときに,初めて意味をもつ。 」/旅行时,在人和自然的交融中,作为我们 人类只有在心灵理解了真正的自然时才开始有意义。 「自然のままの自然」中的「まま」表示“保持原样”“保持原状态”等意。 这里的意思是“保持着自然原始状态的自然” ,可以译为“真正的自然” 。 「受け止める」原意为“接住,接收”等,「自然のままの自然を心で受け止 める」一句直译为“在心中接收保持着自然原貌的自然” 。 4. 室戸岬(むろとみさき)/室户海角,位于高知县土佐湾东面,是观光地。 5. 銚子(ちょうし)/銚子市,位于千叶县东面的一座城市。 6. 「自然である太陽は,毎日のそれと何の変わりもなかったはずだ。それを受 けとめる自分が,それを求めたのだ。 」/作为自然物的太阳,每天都不会发生任 何变化。接收感动的自己,只是由于追求了那种感动而已。 「毎日のそれ」中的「それ」指太阳,而「それをうけとめる」中的「それ」 和「それを求める」中的「それ」指感动。 二、文法と文型 1. 「~に対して~」的总结 ① 体言+に対して… 表示动作指向的对象,可以用“に”代替。连接体言时可用“…に対しての 113 ~” “…に対する~”的形式。例: { 中小学校では,教師に対して反対する子供が多くなった。 /中小学反对教 师的孩子增多了。 { その必要性を言うのは,今日,自然に対して,あまりに粗野な衝動や欲望 が強すぎるからである。 /之所以提到其必要性,是因为当今人们对自然的 行动和欲望太过于粗野和强烈了。 { 法律はだれに対しても平等であるべきだ。 /法律应当对任何人都是平等的。 { 生態環境に対しての関心が日増しに高まっている。 /对生态环境的关心 正在日益高涨。 { ② 王さんは仕事に対する考え方が変わりました。 /小王对工作的看法变了。 “用言连体形+のに対して” ,或“体言+に対して”表示前后两个事物形成 对照,对应或相反。接在用言连体形后的“のに対して”具有接续助词的作用, 表示转折语气,与“が” “けれども”近似。例: { 北の方は山地が多いのに対して,南の方は平地が多い。 /北方山地较多, 而南方则平地较多。 { 高速道路を利用すると 3 時間ぐらいかかるのに対して,汽車で行くと 8 時 間ぐらいかかる。 /走高速路只要 3 个小时,而坐火车要花 8 个小时。 { 女子学生は 20 人いるのに対して,男子学生は 3 人しかいない。 /女学生 有 20 人,而男学生只有 3 人。 { 話し言葉に対して,書き言葉が考えられる。 /与口头语相对的,可以有 书面语言。 2. 体言において~ 表示动作作用的时间、场所、范围、构成状语。做定语时可用“においての” 或“における”的形式。这是一种书面表到形式,相当于口语中的“で” 。例: { 本日午後 3 時より二階に会議室において,会議を開催いたします。 /今 日下午 3 时,在二楼会议室开会。 { 現代においては,それは既に常識である。/在当代,这已经是常识了。 { それは,旅において最も鮮明になる。/这在旅行中最为明显。 { 旅における人間と自然の関係について話してみたいと思います。 /我想 谈论一下旅途中人与自然的关系。 { 彼は現代文壇においての有名な作家である。 /他是当代文坛上的知名作 家。 3. 形式体言「はず」的用法总结 形式体言「はず」接在活用语的连体形之后,表示以某种情理为依据,对事态 进行推导或较有信心的判断。常用的句型有以下几种: ① 体言の・用言连体形+はずが(は)ない。 表示按照道理或情况不存在某种可能。可译为: “不可能……” “不会……” 。 114 例: { これは高校生の問題だから,小学生に解けるはずがない。 /这是高中生 的考题,小学生根本不可能做出来。 { この付近は工場地帯だから,公害のないはずがない。 /这附近是工业区, 不可能没有公害。 { 人家の建て込んでいるところだから,静かなはずがない。 /这一带住家 稠密,不可能安静。 ② 体言の・用言连体形+はずだ 表示按照事实或常理的推测、判断、预想等。可译为:“按说应该……”“理 应……”等。例: { お父さんもお母さんもきれいな人ですから,娘もきれいなはずです。 /爸爸妈妈都是漂亮人,女儿当然也会长得漂亮。 { 午前中の汽車に乗ると言っていたから,間もなく着くはずだ。 /他说过 乘上午的火车来,所以按说快到了。 { 彼がここで私を待っているはずなのに,どうしたんだろう。 /按说他是 应该在这里等我的,可是,怎么不见人呢。 4.とかく 「とかく」既可作为自サ动词使用,也可作为副词使用。其主要用法有以下几 种: ①〈自サ〉あれやこれや。なにやかや。/这个那个,这样那样。例: { とかくするうちに十日立った。 /干这弄那的功夫,十天就过去了。 { とかくするうちに目的地についた。 /干这弄那之间就到了目的地。 ② 「とかくの」の形で,「あれやこれやのよくない」という意味を表わす。 /以“とかくの”的形式,表示“种种不好的……”。 可译为:“这样那样的” “种种”等。例: { 彼にはとかくのうわさが流れる。 /关于他传播着种种议论。 { あの人にはとかくの批判がある。 /对他有这样那样的批评。 ③ 自然にそういう傾向になる様子。/自然会产生那种倾向的样子。可译为: “容易~”。“自然,反正”等。 { 成績がよいと,とかくうぬぼれがちだ。 /成绩好了,就容易骄傲自满。 { とかく健康がすぐれない。 /反正健康状况不佳。 練 習 12 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 連想 素朴 植物 115 酸素 慈雨 石炭 鮮明 昇華 衝動 徒歩 二、次の単語を漢字で書きなさい。 たび みかた そや よくぼう くさばな けいじ おうだん はかい ゆいいつ おんけい 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.だけでは b.しか c.だって d.たびに e.上で f.ものだ g.よう h.にくい 1.王さんに会う( ) ,プレゼントをあげます。 2.昨日,気分が悪かったので,ビールは一杯( 3.彼女はどんなに美人( 4.それ( )飲みませんでした。 )ぼくは彼女と結婚する気なんかない。 ) ,何にもならないでしょう。 5.陳さんの( )なまじめな学生がいないだろう。 6.日本人の発想は,実に分かり( 7.日本経済の( )ものです。 ) ,私は李さんに及ばない。 8.年を取ると,目が悪くなる( 四、次の文の )です。 にどんな言葉を入れたらよいか。A・B・C・Dから最も適 当なものを一つ選びなさい。 1.彼は年をとるに A つれて 優しくなってき。 B 比べて C よって 2.お祝いのパーティーはこの会館に A 対して 3.教師が学生に A 対して 4.会社の事業拡張 A に伴って B とって 行われます。 C 中心に B ついて C とって 7.会社を辞める A によって D よって ,海外支店の数も増え,社員も多くなった。 B にとって C において B くせに 6.A社の経営状態は悪く A なる D おいて 暴力を振るうのは問題だ。 5.昨日のハード・ロックのコンサートは音楽 A かと思うと D 対して D として ,騒音だった。 C といえば D というより つつある。 B なって C なった D なり ,お世話になった方にあいさつに行った。 B に際して 8.この団体は国際交流を目的 C に対して 団体です。 116 D について A になった B として 9.子孫のために地球を大切に A する 10.危険な遊びは A する C になって D とした じゃないか。 B しない C しましょう D しよう C せず D しなかった に限る。 B しない 五、次の説明に当たる言葉をA・B・C・Dから適当なものを一つ選びなさい。 1.人や物の高さ。 A メートル B 丈 C 高 D 高み 2.世の中にあまりたくさんない,とうとい大切な品物。 A 宝 B 器 C 業 D 朱 C くちびる D 甘口 C 這う D 追い出す C 制圧 D 手段 C のぞく D ながめる 3.口でふいて音を出す楽器。 A ふで B ふえ 4.危ない物などが急に近よる。 A 迫る B 追う 5.人間として,してはならない行い。 A 行為 B 罪 6.穴やすきまから見る。 A みとめる B みつける 7.物事や状態が,その時の目的や希望にちょうど合っていること。 A 合理 B 適当 C 実用 D 自得 8.その人を助けていろいろしてあげること。 A 面倒 B 手伝い C 世話 D 見料 9.一つの仕事を何人でするとき,仕事を分けて,それぞれ受け持つこと。 A 分類 B 部分 C 分担 D 負担 C 不可能 D 無駄 10.したことが役に立たないこと。 A 不利 B 無理 六、次の質問に答えなさい。 1.作者は自然との出会いについてよく考えるものはなんですか。 2.作者の目に,自然というものはどんなものですか。 3.作者は旅についてどう考えていますか。 4.自然と人間という話題で話し合ってください。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 日本人は, 水をめぐって古くから争ってきた。 日本は比較的雨が多い国なので, 水には不自由していないはずである。しかし,日本の川は流れが速くて利用が難 117 しく,地下水が出るところも限られているため,水を得るには大変な苦労が必要 であった。水がないために,米はもちろん,作物さえもほとんど作れない地方も あったのである。この事情は,基本的には現在も変わっていない。大きな川がな い市や町では,隣の市や町に,金を払って水道の水を分けてもらっている。その ため,住む場所によって,水道料金には大きな開きが見られる。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.日语课每天两小时,所以一周上课十二小时。 2.连过去不太进行日语会话的小张也变得每天几乎都用日语讲话了。 3.即使是采用同一种教材,由于教师的教学方法不同,学生的水平会有很大的差 距。 4.这里周围群山环抱,下午四点左右,太阳就沉到山后面去了,四周便昏暗了起 来。 5.对于初学日语的人来说,助词的用法恐怕是最难的吧。 6.这次的试题对二年级学生来说也许是容易的,但对一年级学生来说就是难的了。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 信頼できる友人ができないという悩みを持つ人がいる。たしかに,心から信頼で きる友人を得るのはなかなか難しいことだ。考えてみれば人生には多くの出会いが あり,知人を得るチャンスは数多くある。学校時代に席を同じくしたというだけの 仲なら,それこそ①星の数ほどの出会いがある。だが,そのように数多くの人たち と出会っても,その中で本当の親友と呼べる人は,ごくわずかな人々のみである。 ( ② ) ,自分には絶対に本当の友人はできないものだと決めてかかるのも よくない。第一,友人は雑草のように,何の手を加えても自然に生えてくるもので はなく,自分で種をまいて,水をやり肥料をやらねば育てられないものである。つ まり, ( ③ )ということだ。 「④信頼できる友人がいない」と嘆く人は,たいていの場合,この努力を怠り, 自分の殻に閉じこもっていることが多い。自分から積極的に友人を得ようとするの ではなく,自分の肩をやさしくたたいてくれる人を待ち望んでいるだけだ。 ⑤それで友人ができるのなら,そんな虫のいい話はない。友人を得るためには,こ ちらからパフォーマンスをもって,相手に近づいていく努力をしなければ決して得 られるものではない。 では,どんな努力をすればいいかというと,やはり人が多く集まる場所に出かけ て,多くの人と話をするのが早道だ。 私はどうやらパーティが好きなようだ。少なくとも,嫌ではない。確かに私はパ ーティにお呼びがかかると,少々疲れていようが頑張って出席する。風邪などをひ いて体調が悪いときでも,立ち上がれないようなとき以外はできるだけ出席する。 118 (中略) あなたも,何もパーティに出席しろとは言わないが,積極的にさまざまな会合に 出席してみることだ。同好会やサークル,あるいはカルチャーセンターの講座など に通ってみ るのもいい。 いろいろな場所に何度も足を運んで人と話をすることが, 真の友人を得るきっかけになる。⑥食わず嫌いという言葉があるが,黙って考えて いるよりは,まずは,そうした積極的な努力をすることが必要なのである。 問1 ①「星の数ほどの出会い」とあるが,どのような人との出会いが星の数ほ どあるのか。 1 本当の親友と呼べる人 2 同じクラスで勉強した人 3 よく知っている人 4 悩みを持つ人 問2 ( ② )に入れる最も適当な言葉を選びなさい。 1 だからといって 2 したがって 3 なぜならば 4 すなわち 問3 ( ③ )に入れる最も適当なものを選びなさい 1 植物を育てる時には,友人を頼ってはいけない 2 友人を得るためには,本人の努力が必要だ 3 友人は雑草のように強くなければならない 4 ごくわずかの人としか友人になれない 問4 ④「 「信頼できる友人がいない」と嘆く人」はどのような人か。 1 努力して相手に近づいていく人 2 自分で種をまいて,水や肥料をやる人 3 声をかけてくれるのをただ待っている人 4 いろいろなパフォーマンスが上手な人 問5 ⑤「それで友人ができるのなら,そんな虫のいい話はない。」とは,どの ようなことか。 1 そんなに簡単に友人ができるものではない。 2 そのようにして友人を作るのが一番いい方法だ。 3 そのような態度だから,植物に虫がついてしまうのだ。 4 そのような人は,雑草につく虫のように小さい存在だ。 問6 ⑥「食わず嫌い」とは,食べたことがないのに嫌うことという意味である が,ここではどのような意味か。 1 積極的に友人を得ようと努力しても,なかなか友人ができない。 119 2 積極的に友人を得ようと努力すれば,必ず友人が得られる。 3 積極的に友人を得ようと努力しないため,人に嫌われる。 4 積極的に友人を得ようと努力せず,友人はできないと決めてかかる。 問7 信頼できる友人を得るために,筆者はどのような方法を勧めているか。 1 パーティで優しく相手の肩をたたくこと 2 風邪でも,パーティには必ず出席すること 3 人の集まるところ行き,多くの人と話すこと 4 自分で水をやったりして植物を育てること 120 第 13 課 猫の裁判 まだニワトリの卵が貴重なころのことであった。家の近所では,どこの家でも四 五羽のヒナを育てて,冬になってから卵をとろうと思っていた。ヒナも大分大きく なって鶏冠が赤くあらわれはじめたころ, 急に方々のヒナがどんどん盗まれ出した。 しかし,その手口を見るとみな網をやぶっているので,人ではないらしく,何か動 物のようである。それで近所の人々がみんな気をつけていると,どうも泥棒はネコ らしいということになった。ところが,その近所にはたくさんの野良猫がおり,ま た飼い猫もいるので,一体どの猫が下手猫であるかはわからなかった。 そのうちにも,ヒナがどしどし捕えられ,ある家では,七八羽飼っていたものが, 一羽になってしまった所がある。もちろんこれらのヒナをとった猫は,実際には二 三匹であったのかも知れない。しかし猫というものは一度味をしめると,同じよう な行動を取ることが多いので,少なくとも一匹の猫が数羽のヒナを盗んだものと考 えるのが当然である。こんな風にして方々の家で被害を受け,猫に対して憤慨して いるうちに,どうも近所の飼い猫がその中に入っているらしいという噂が立ってき た。その猫は老人夫婦の家に飼われて大切にされている。餌には毎日ありついてい るわけであるが,猫の特性として時々動物質のものを食べないといられないのであ るから,もしかすると,老人夫婦のことだからご飯に味噌汁だけで猫を飼っていた のかも知れなかった。ある家では,この飼い猫の盗みの現場を見たので,老人夫婦 の家に抗議を申し立てたものもあった。老人夫婦は大いにあやまって,時には弁償 したこともあったらしい。飼い猫をよんで折檻してよくいいきかせたという話も聞 いた。しかし,やはりヒナは時々盗まれる。そしてその飼い猫をどこかに追放して もらいたい意向が高まってきた。 自分の家でも,やはり鶏のヒナを飼っていた。しかし用心していたので,盗まれ ることはなかった。特にシェパードが三頭もいたので,それを恐れて猫も近寄らな かったのであろう。しかしヒナが大きくなるにつれて,日光浴させたり,庭の雑草 を食べさせたりしたかったので,囲いの中に入れてヒナを庭の中央に持ってきた。 ところが誰も気がつかない間に一羽のヒナが行方不明になってしまった。少し羽毛 が落ちていたところから見て,たしかに何か動物にさらわれたものであるらしい。 それで今度は犬の囲いのそばに,ヒナを置き,その上に金網の囲いをしておいた。 猫が少しでも側に来ると吠えるので猫はそのまま走り去ってしまって,ごく安全の ように思われる。ところが一週間もしたころ,ヒナが何となく騒いでおり,今まで 居眠りしていたらしい犬が出てきてさかんに吠え出した。急いで縁に出で見ると一 匹の猫がヒナの側の中央に入っていて,急に犬に吠えられたので,あわてて,網の 中を走り回っている。それで家の若い者が側によって見ると,犬から最も遠いとこ 121 ろの側に穴が開いていて,猫がそこをほって中に入ったらしい。しかし今はあわて ているので,出口を見つけることができないでいる。それで手を網の中に突っ込ん で猫を捕えてみると,やはり老人夫婦の飼い猫であった。それで早速その猫を捕ま えたままで飼い主に渡しに行った。ヒナを見ると,外観ではそう害をうけたようで はないが一羽死んでいる。羽をぬいてみると内出血していた。 そこで飼い主の老人夫婦は,現場を捕えられたのでもう動かすことはできない。 近所の人々はせっかくかえしたヒナを盗まれたので,蔭ではみなその猫を憎み,飼 い主の適当な処置を期待している。そこで老人夫婦は,まさか飼い猫を殺す気にも なれないので遠い知り合いに引き受けてもらうように頼んでいた。しかしなかなか 話はまとまらない。 その時自分は次のようなことを考えついた。猫は髭があるために,敏捷であり, また距離などをはかることができ,暗闇でも物にぶつからないが,髭をぬいてしま うと暗闇では物にぶつかったり,また高いところなどに自由に飛ぶことができなく なる。そして活動力が非常に減ってくるのである。そこで飼い主のためにすぐ飼い 猫の髭を根本から切ってしまうことを一つの提案とした。こうしておけばこの猫は 今までのように敏捷に活動して,ヒナを盗んだりなどしなくなるであろう。そして その髭が伸びて長くなるころにはヒナも大きくなって,もう猫にすぐ捕えられるこ とがないであろう。実際にこの飼い猫の髭は切られてしまい,髭のないこの猫を時 折見かけることがあったが,もうヒナを盗むようなことはなかった。そして近所の 人々もヒナの害がなくなったと見えて,この猫のうわさをしなくなってきた。そし てヒナはどんどん大きくなっていった。 新しい単語 さいばん(裁判) [名,他サ] 裁判,审判 ひな(雛) [名] 鸡雏,小鸡 とさか(鶏冠) [名] 鸡冠 てぐち(手口) [名] 手法,方法,手段 のらねこ(野良猫) [名] 野猫 かいねこ(飼い猫) [名] 家猫 どしどし [副] 顺利,迅速,很多 とらえる(捕える) [他下一] 逮住,抓住,捕捉 あじをしめる(味を占める) [组 ] 尝到甜头 ふんがい(憤慨) [名,自他サ] 愤慨,气愤 うわさ(噂) [名] 传说,风声 えさ(餌) [名] 饵食,诱饵 もしかすると [副] 或许,万一 122 みそしる(味噌汁) [名] 酱汤 もうしたてる(申し立てる) [他下一] 强硬地提出,陈述,主张,声明 あやまる(謝る) [他,自五] 道歉,认错 べんしょう(弁償) [名,他サ] 赔偿 せっかん(折檻) [名,他サ] 痛斥,责骂 ほうちく(放逐) [名,他サ] 放逐,流放,逐出 いこう(意向) [名] 意向,打算 シェパード(shepherd) [名] おそれる(恐れる) [自下一] 恐惧,害怕 にっこうよく(日光浴) [名] 日光浴 ざっそう(雑草) [名] 杂草 かこい(囲い) [名] 围,围墙,栅栏 ゆくえ(行方) [名] 去向,下落,行踪 (狗名) ゆくえふめい(行方不明) [名] 下落不明,不知去向 うもう(羽毛) [名] 羽毛 さらう(攫う) [他五] 夺走,夺取,抢走 かなあみ(金網) [名] 铁丝网 ほえる(吠える) [自下一] はしりさる(走り去る) [自五] 跑开 いねむり(居眠り) [名,自サ] 瞌睡,打瞌睡 つっこむ(突っ込む) [他五] 插进,伸进 (狗)叫 ないしゅっけつ(内出血) [名] 内出血 げんば(現場) 现场 [名] ひきうける(引き受ける) [他下一] 承担,接受 まとまる(纏まる) [自五] 集中起来,归纳起来,统一 びんしょう(敏捷) [名,形動] 敏捷,机敏 くらやみ(暗闇) [名] 漆黑,黑暗 ねもと(根本) [名] 根,根本 ときおり(時折) [副] 有时,偶尔 一、注釈 1. ヒナも大分大きくなって鶏冠が赤く現れはじめたころ,急に方々のヒナがど んどん盗まれだした。/小鸡长大,鸡冠开始变红的时候,突然各处的小鸡也开始 频频被盗。 句中的「はじめる」可作为接尾词接在动词连用形后构成复合动词,表示该动 作开始发生。例: { 昨年の九月から日本語を習い始めました。 /从去年的九月开始学习日语。 123 { 桜の花が咲き始めた。 /樱花开始开了。 { 赤ん坊はいくつぐらいから言葉を使い始めますか。 /婴儿几岁开始说话? 2. ヒナはどしどし捕えられ…/小鸡不断被捉…… 「どしどし」是副词,意思与「どんどん」相似,可根据具体情况译为“迅 速” “很多” “不断”等。 3.餌には毎日ありついているわけであるが…/虽然每天都会得到饵食…… 「ありついている」的原形是「ありつく」 ,为自动词,意思是“得到” , “找 到” 。例: { 彼は組合長の地位にありついた。 /他取得了同业会理事长的地位。 { やっと日本料理にありついた。 /好不容易找到了日本料理。 4. ところが一週間もしたころ,ヒナが何となく騒いでおり…/可是,过了一个 星期,小鸡不知为何又骚动不安起来…… 「する」可以接在表示时间的数词之后,说明时光的流逝。例: { 一時したらあの人が帰ってくる。 /过一小时那人就会回来。 { あと一か月すれば,夏休みだ。 /再过一个月就放暑假。 5. その時自分は次のようなことを考えついた。/当时,自己想到了这样一件事。 「ついた」的原形是「つく」 ,由动词「付く」转化而来的补助动词,接在动 词连用形后,表示动作已经发生效果或达到目的等。例: { おじいさんが,孫むすめにいい名前を考えついた。 /爷爷给孙女儿想出来 一个好名字。 { その喜びは、家へ帰りついても、消えずに続いた。 /那股高兴劲儿,回到 了 家还没有消失。 二、文法と文型 1. ~にきまる 「きまる」是自动词,意思是“决定”,前面接用言终止形或体言,表示推断, 语气比「~にちがいない」强。可译为: “一定……” “必定……” “肯定……”等。 例: { 夏は暑いにきまっている。 /夏天总是要热的。 { だれでも金がほしいにきまっている。 /肯定谁都希望有钱。 { 彼女がはるばる尋ねてくるぐらいだから,何か用があるにきまっている。 /她路远迢迢来访,一定有什么事情。 2. ~ないといられない 动词未然形+「ない」后续接续助词「と」, 「いられない」是「いる」的可 能态的否定形,该句型的意思是“不……就不行” ,表示控制不住内心的冲动要做 某事,或忍不住要做某事。相似的句型还有「~ないではいられない」 。例: { 猫の特性として時々動物性のものを食べないといられないのである。 /作 124 为猫的特性,不常常吃动物性的东西是不行的。 { 音楽が大好きなので一日に一度聞かないといられない。 /我非常喜欢音 乐,一天不听都不行。 { 東京の夏は暑いので冷房がないといられない。 /东京的夏天很热,所以没 有冷气是不行的。 3.~と見える 「と」的前面接体言或用言终止形,动词「みえる」表示事物的外部样子给人 的感觉,与「~らしい」 , 「~ようだ」相似。可译为“看来好像……” “显然……” 等。 例: { 彼はテレビをよく見ると見えて,タレントの名前をよく知っている。 /看来他经常看电视,对上电视的嘉宾名字都知道。 { いつも元気な彼も疲れたと見えて,椅子にかけて眠っている。 /看来平素 精力充沛的他也疲倦了,靠在椅子上就睡着了。 { 隣の部屋に誰かいると見えて,話し声がする。 /看来隔壁房间有人,有说 话的声音。 4.どうも~らしい 「どうも」是副词,与推量助动词「らしい」相呼应,表示根据某种迹象得 出的判断,与「どうやら~ようだ」相似。可译为“看来……” “好像……”等。 例: { 食欲がないところを見ると,どうも病気らしい。 /从没有食欲这点来看, 好像是生病了。 { 彼はいつもくらい表情をしていて,家族のことは話したがらない。どうも 家庭に複雑な事情があるらしい。 /他的表情总是阴沉沉的,不愿谈及家里 的事,看来他家里有什么复杂的事情。 { 明日はどうも雨らしい。 /明天看来要下雨。 5. ~ないでいる 「ない」是否定助动词, 「で」是接续助词「て」接「ない」的终止形发生的 浊化。「いる」是补助动词。该句型表示目前处于某种状态之中。可译为“一直 不……” ,或不必直接译出。例: { 資料は集まったが,時間がないので,まだ書かないでいる。 /资料都快收 集齐了。但因没有时间,所以还没动手写。 { 本人はまだ何も知らないでいる。 /他本人还什么都不知道。 { 彼はなおもしばらくそのままの姿勢で体を動かさないでいました。 /他仍 然采取那种姿势,一动不动地呆了好一会儿。 125 練 習 13 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 現場 裁判 弁償 折檻 放逐 敏捷 雑草 羽毛 憤慨 日光 二、次の単語を漢字で書きなさい。 てぐち うわさ えさ ゆくえ とさか みそしる かなあみ ねもと ときおり くらやみ 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.など b.こそ c.まで d.として e.にさえ f.ぐらい g.はず h.べき 1.この一ヵ月はとても忙しくて,一日( 2.毎日,新聞( )ゆっくり休めた日はなかった。 )でないような小さな事件が日本中で山ほど起こってい るに違いない。 3.毎日の小さな努力の積み重ね( 4.1度や2度の失敗( )が大切だと思う。 )で落ち込んでいてはだめだ。 5.これについてはもう話し合う必要( 6.イエスマンになって( )ない。もう決まったことだ。 )課長に気に入られようとは思わない。 7.一週間も休んだのだから,もう学校へ来る( )なのに,いったいどう したのだろうか。 8.もうそろそろバスが来る( 四、次の文の )だが,遅いな。 にどんな言葉を入れたらよいか。A・B・C・Dから最も適 当なものを一つ選びなさい。 1.猛烈な吹雪 A に たたかいながら前進した。 B と 2.息子と釣りに行くの A は C に D で 植えたということもなく, 一株の野ばらが茂っていた。 B は 4.雪で汽車が動かない A から D を 何よりの楽しみだ。 B が 3. 国境の所には誰 A が C が C で D も ,今夜はこの町に泊まらなければならない。 B のが 5.いくら性能がよくても,複写 C ので D だから 鮮やかな色を出すのは難しい。 126 A で 6.仕事を B に C より D のに やれない人は,えらくなれませんよ。 A じりじり B すらすら C さっさと D ぎりぎり 7.給料がこんなに安い以上は,転職を考える人がいるのも A 自然 B 当然 B こそ 9.この子は元気で,1分と A そっと A ものの C さえ D から していられないんです。 B じっと 10.二人は毎日けんかした D 許可 ,言っているんですよ。 8.あなたのことを考えれば A きり C なるほど だ。 C きっと D ちょっと ,離婚してしまった。 B 際 C 上で D あげく 五、次の説明に当たる言葉をA・B・C・Dから適当なものを一つ選びなさい。 1.金を銀行などへあずけること(またあずけ入れてあるかね) 。 A 預金 B 敷金 C 注文 D 税金 B 混合 C 混雑 D 化合 C 巻き込む D 紛る C 征途 D 険要 C 意志 D 意識 2.まじりあうこと。 A 合同 3.ねじった状態になる。 A ねじれる B 曲る 4.危険をおかしてすること。 A 傍観 B 冒険 5.選択・決定・努力する心のはたらき。 A 思想 B 考え 6.思いどおりにいかなくてざんねんなこと。 A 後悔 B 考え方 C 遺憾 D 落胆 C 利口 D 出口 7.口のききかたがうまい。 A 口ぶり B 口金 8.原料に人工的な工作をほどこして,ある製品をつくること。 A 加工 B 大工 C 仕上げ D 手数 C 利于 D 有効 C 別荘 D デパート 9.ききめがあること。 A 有利 B 益 10.本宅以外の地に設けてある家。 A テント B マンション 六、次の質問に答えなさい。 1.ニワトリのヒナを盗んだのはどこの猫ですか。 2.老人夫婦の猫は,毎日餌にありついているのに,なぜヒナをとりましたか。 127 3.この作者の家では,なぜ長い間ヒナを盗まれなかったのですか。 4.猫がつかまったときの様子を話してください。 5.つかまった猫はどうされましたか。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 1.どろぼう猫はつかまりました。そして髭を根本から切られてしまいました。 2.老人夫婦のことだからご飯に味噌汁だけで猫を飼っていたのかもしれません。 3.運転するとき一寸でも気をつけないと交通事故を起こしてしまう。 4.その肉はかたいと見えて,歯の丈夫な猫でも食べるのにかなり時間がかかった。 5.君の話を聞いて,その映画を見ないといられません。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.听说此事后,忍不住发起火来。 2.乘车肯定比步行快,但有时也并非如此。 3.他显然非常爱吃鱼,其他的菜动都没动。 4.从大家的成绩都不好这一点来看,好像是题目出难了。 5.他也许还不知道,你就把这件事告诉他吧。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 川に上流と下流があるように,われわれの暮らしにも上流(アップストリーム) と下流(ダウンストリーム)がある。栓をひねると出てくる水の来るところは上流 であり,流しに捨てた水の行く先は下流である。米,肉,魚,野菜,電気,ガス, 石油,こういった暮らしに必要なものを供給するところが上流であり,台所で出る 野菜くず,便所の屎尿,こういった邪魔物を放り出す所が下流である。 ①われわれは,例外なく,下流より上流の方を気にする。上流が汚れ,乱れると, 水や食べ物がまずくなり,危なくなり,暮らしの楽しみが減り,体が傷つけられや すくなるからである。上流に比べて,下流に対する関心はゼロといってよいくらい うすい。目の前においておくと嫌なものを,見えないところ,遠いところに持って いくだけで,もう,すっかりその存在さえ忘れてしまう。 ( ② )自家用車を運転 している人は, 気楽な気分で歩行者や自転車族に排気ガスを吹き付けているのだが, そのことを意識している人はほとんどいない。これなど下流に対する無関心の典型 である。 それでも,昔,ずっと昔だと,上流と下流は,両方とも暮らしのすぐそばに一緒 にあって,誰の目にもその様子がよく見えていた。食べる肉がつい一刻までは庭を 走り回っていた鶏であったり,野菜くずが庭のすみの穴に埋められ,しばらく後で 堆肥になり畑に使われるといったことが, ありふれた風景であった。 この当時だと, 上流は自然と自分で監視していることになったし,自分は下流に関心がないといっ 128 ても,少なくとも家族の中の一人がそれを始末していることは目にしていた。だか ら,③直接手をつけなかったとしても,下流の状態は,間違いなくみんなが知って いた。 ④上流と下流が両方ともそばにあるということは,自分の生活の上流が他人の生 活の下流であるということである。それはまた,自分の下流が他人の上流であるこ とでもあった。だから,そういう時代,人は( ⑤ )生活をしていた。飲み水を 汲む流れのすぐ上でおしめを洗うことは,いくら田舎でもつつしまれていたし,食 べ頃の野菜に下肥をまくことは,絶対にしなかった。お互いにそのような知恵を働 かしあって,人は生活を作っていた。 ところがやがて,都市と農村がわかれてきた。そして都市では,上流と下流が見 えにくくなってきた。それは都市生活の一つの大きな特徴だった。 都市が大きくなるにつれて, 都市のこの特徴は度が進んでいった。 ⑥実際今では, 自分の家の水道から出る水が,○○川の△△取水口から入る,あの濁りのある水だ という実感を持って水を使っている人はいないだろう。関心の大きいはずの上流の ことさえ,都市では,小学校の教科書と社会見学で見るだけになっている。まして 下流に属するゴミや下水のこととなると,⑦それは観念の世界のことでしかないと 言って過言でないだろう。それが現代の都市生活における“下流”の位置である。 上流も見えないが,下流はそれ以上に見えないというのが,現代の都市生活の特徴 なのである。 (吉村功『ごみと都市生活』による) (注1)一刻前:時間的に少し前,先ほど (注2)堆肥:肥料 (注3)おしめ:おむつ,赤ん坊の大便や小便を受けるために体に当てる布 (注4)下肥:人間の大便や小便を用いた肥料 問1 ①「われわれは,例外なく,下流より上流の方を気にする」とあるが,そ の理由として正しいものはどれか。 1 上流の存在を忘れてしまっているから。 2 下流は見えないところが多いから。 3 上流が汚れると被害を受けるから。 4 下流はあふれた風景だから。 問2 ( ② )に入れる言葉として適当なものはどれか。 1 たとえば 2 そのうえ 3 それから 4 ところが 問3 ③「直接手をつけなかった」とあるが,例えばどのようなことか。 1 鶏の肉を自分で料理しないこと 2 野菜くずを自分で埋めないこと 3 上流を自分で監視しないこと 129 4 下流を自分で見に行かないこと 問4 ④「上流と下流」の例として適当な組み合わせはどれか。 1 上流:水道の栓 下流:台所 2 上流:排気ガス 下流:自家用車 3 上流:鶏 下流:野菜くず 4 上流:堆肥 下流:畑 問5 ( ⑤ )に入れる適当なものを選びなさい。 1 上流を気にしないで 2 下流を気にしないで 3 上流を気にしながら 4 下流を気にしながら 問6 ⑥「実際今では,自分の家の水道から出る水が,○○川の△△取水口から 入る,あの濁りのある水だという実感を持って水を使っている人はいないだ ろう。 」とあるが,この文で筆者が言いたいことが何か。 1 都市と農村とで生活が異なってきたこと 2 上流のことがわからなくなっていること 3 水を使っている実感がなくなってきたこと 4 自分の使った水がどこへ行くかわからないこと 問7 ⑦「それは観念の世界のことでしかない」とあるが,それはなぜか。 1 生活の中では,下流のことがほとんど見えないから。 2 都市化によって,川の水がだんだん汚れてきたから。 3 現代の都市では,上流より下流の方に関心が高いから。 4 学校で子供たちに上流のことをあまり教えていないから。 問8 この文章によると,現代の都市の人々の上流に対する理解はどのようなも のか。 1 上流についても下流についても同様によくわかっている。 2 上流についても下流についてもまったくよくわからない。 3 上流のこともわかるが,下流のことはもっとわかっている。 4 上流のことはよくわからないし,下流はもっとわからない。 130 第 14 課 移動の時代 近ごろ,写真による日本の近代史がいろいろ刊行されます。明治維新が写真術発 明以後の事件であったために,日本の近代はその出発の当初から,激しい変化の様 相の,比較的正確な資料に恵まれているわけですが,そういう写真を見て,いつも 不思議に感じるのは,これらのごく近い過去の記録が何かひどく疎遠な,まるで別 の国の出来事のような印象しか与えてくれぬことです。 無論明治,大正のころの写真術が,現代のように,人間の生態を動的にとらえる ことが出来なかったという事情が働いているでしょう。しかしたとえ技術は幼稚で あっても,レンズの被写体に対する無遠慮なリアリズムは昔も今も変わることはな いので,僕らが現代の外国に対してより,自国の過去に対して,ずっと疎遠な感じ を抱くのは,恐らくその対象の性格そのものからきています。 人々の生活や思考に空間の障害がほとんどなくなり,地球上のどの地点にも,同 じ人間が同じような生活をしている事実を実感できるのは,現代の特色なのかもし れませんが,それと同時に少なくとも僕ら日本人にとって時間の障壁はかつてない ほど厚くなっているのです。 二、三代前の自分たちの生活が,単に異様な風俗として知的好奇心の対象にしか ならないという事態は,あるいは現代の僕らの生活の所産かもしれません。問題は それが人間として自然な感情であるということです。 現代人の生活が世界を通じて一つのものになりつつあるのは,事実でしょう。政 治や経済の領域で,ちょうど張り詰めた弦の一端をたたくとその振動がすぐ他の端 に伝わるように,世界のどんな片隅の出来事も僕らの生活にすぐ響くだけでなく, 生活の水準と様式とは次第に平均化し,一様化しています。 世界のどこに行っても大都会に住む者は,皆,同じような勤め人であり,商人で あって,彼らの服装や生活の喜びや悩みはほとんど共通のものです。美術や文学の 鋭敏な相互影響は,現代人の直面する問題が根本は同じであるところからきている のでしょう。 しかしこのように「世界」が僕らの生活の場として現実に成立したことは,決し て僕らが民族としてたどってきた過去を忘れるべきときがきたことを意味しないは ずです。 反対に「世界」や「人類」が単なる概念でなく,現実に共同の生活を始めた時こ そ,民族の,自覚が他との生活を通じた接触によって,深められるべきなのです。 事実,民族の意識は,今日の広大な地域で歴史を動かす力として働いています。 このことは,世界の一体化と矛盾するようですが,実はその自然な反面をなしてい るので,ちょうど個人の場合でも,社会と接触する度合いが深まるにつれて個性の 131 自覚がはっきりしてくるように, 外国との交渉が日常の現実を形造るにしたがって, 民族の自覚は他との摩擦によって高まらざるを得ないのです。 (中村光夫《移動の時代》より) 新しい単語 かんこう(刊行) [名,他サ] 出版,发行 ようそう(様相) [名] 样子,情况,形势 そえん(疎遠) [名] 疏远 せいたい(生態) [名] 生态,生活的状态 どうてき(動的) [形動] 动的,活动的,变动的 むえんりょ(無遠慮) [名] 不客气,不回避 しょうがい(障害) [名] 障碍,妨碍,故障 しょうへき(障壁) [名] 障壁,隔断 いよう(異様) [名,形動] 奇怪,奇异 かつてない(嘗てない) [形] 未曾有,前所未有 じたい(事態) [名] 事态,情势,局势 しょさん(所産) [名] 所产,果实 はりつめる(張り詰める) [自下一] 铺满,布满;紧张 いったん(一端) [名] 一端,一头; (全体的)一部分 たたく(叩く) [他五] 敲,打,拍 かたすみ(片隅) [名] 一隅,一个角落 ひびく(響く) [自五] 响,传出声音,有回响;波及 えいびん(鋭敏) [形動] (感觉)灵敏, (头脑)敏锐 たどる(辿る) [他五] 沿着路走,边走边找;追寻 せっしょく(接触) [名,自サ] 接触;来往 こうだい(広大) [名] 广大,广阔,宏大 むじゅん(矛盾) [名] 矛盾 はんめん(反面) [名] 反面,相反的一面,另一面 なす(成す) [他五] 形成,构成 どあい(度合い) [名] 程度(=ほど) かたちづくる(形作る) [他五] 形成,构成,组成 まさつ(摩擦) 摩擦,意见分歧 [名,自他サ] 一、注釈 1.明治和大正是日本的年号,明治(1868~1912) ;大正(1912~1926) 2. 「…これらのごく近い過去の記録が…」/这些离我们很近的过去的记载…… 132 「ごく(極) 」是接头词, 「ごく近い」意即“极其近,很近”也可译为“不太 久远” 。 3. 「無論明治,大正のころの写真術が,現代のように,人間の生態を動的にとら えることが出来なかったという事情が働いているでしょう。 」/当然,其原因是 明治,大正时期的写真术还不能像现在这样动态地捕捉人们的生活状态。 句中的「事情」意思是原因,缘由; 「働く」表示“起作用”的意思。 4. 「それと同時に少なくとも僕ら日本人にとって時間の障壁はかつてないほど 厚くなっているのです。」/与此同时,至少对于我们日本人来说,时间的墙壁却 变得非常厚重。 句中的「かつてない」意即“未曾有过”;「ほど」表示程度。直译为:“从 未有过的那样”。 5. 「ちょうど張り詰めた弦の一端をたたくとその振動がすぐ他の端に伝わるよ うに」/正如拨弹一下绷紧的弦的一端,其振动会立即传到另一端那样。 句中的「ちょうど」与「ように」前后呼应,意即“正如……那样” 。 二、文法と文型 1.まるで~ようだ まるで+体言の(活用语连体形) ・ようだ 该句型表示比喻,与「ちょうど…ようだ」相似。可译为: “简直像……”等。 例: { あの親子はまるで姉妹のようだ。 /那母女俩简直就像姐妹俩一样。 { まるで夢のようだ。 /简直就像做梦一样。 { まるで別の国の出来事のような印象しか与えてくれぬことです。 /只留下 了完全是发生在另一个国家的事情那样的印象。 { 彼は日本語が上手で,まるで日本人のようだ。 /他日语很棒,简直就像日本 人一样。 2.~は~からきている 这是说明原因的惯用句,相当于「~は~にある」 ,即“原因在于……” “缘由 于……” 。例: { 自国の過去に対して,ずっと疎遠な感じを抱くのは,恐らくその対象の性 格そのものからきています。 /对本国的过去怀有疏远感,大概是缘于其对 象的性格本身。 { 美術や文学の鋭敏な相互影響は,現代人の直面する問題が根本は同じであ るところからきているのでしょう。 /美术及文学敏锐的相互影响,大概是 因为现代人所面临的问题的根本是一样的。 { この原因は,いままでだれも気がつかなかった化学元素から来ている。 /其原因是来自至今谁也没有发现过的化学元素。 133 { 彼がよく病気をする原因は,彼の体質にもよるが,多くは彼が運動もしな いで,家に閉じこもりきりでいることから来ている。 /他经常生病,虽然 他的体质也是一个原因,但主要原因是他不运动,呆在家里不出门。 3.~ということだ 体言は+活用语终止形ということだ 该句型表示传闻。与「~そうだ」相同,但直接引用的语感较强。可译为: “听 说……” “据说……”等。例: { 問題はそれが人間として自然な感情であるということです。 /据说问题在 于那是作为人的自然感情。 { 重慶はひどい雨だということです。 /重庆下了大暴雨。 { 大学の周りは静かで住みやすいということです。 /说是大学的周围很安 静,适合居住。 { 来年修士論文を完成するだろうという話です。 /据说他明年将完成硕士论 文。 4.~ざるをえない 动词未然形+ざるをえない 该句型表示由于客观原因不得不做某事。 “ざる”是文语否定助动词“ず”的 连体形, “えない”是动词“える(得る) ”的否定形。可译为: “不得不……” “被 迫……” “只好……”等。例: { 民族の自覚は他との摩擦によって高まらざるを得ないのです。 /民族的觉 醒只有通过与其他民族的摩擦而得到提高。 { この統計を見てもわかるように,タバコは人体に有害だと言わざるを得な い。 /从这个统计中也可看出,不得不承认香烟对人体是有害的。 { このように会員が減ってしまっては,この会は解散せざるを得ないだろう。 /会员减少到这个程度,这个会只好解散了吧。 { 友人の訃報に接し,人生の無常を感じざるを得ない。 /接到友人的讣告, 不由得深感人生无常。 練 習 14 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 刊行 様相 異様 事態 一端 鋭敏 接触 広大 摩擦 顕著 二、次の単語を漢字で書きなさい。 そえん しょさん むえんりょ むろん ふしぎ ようち しょうへき りょういき しだい かたすみ 134 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.として b.かというと e.ばかりでなく f.でなく i.ために c.ことになる d.以上 g.ほど h.ごとに j.ことになった k.ということだ 1.彼女は歴史( ) ,地理のほうも詳しいです。 2.パリ,ぱり,とよく人が言うが,そこへ行って見るとそれ( )美しい 都会でもない。 3.僕は日曜日( )テニスへ出かけることにしています。 4.その時私は始めて彼を祖父( )父から紹介された。 5.静止の物体に力がかかると,その物体が動く( 6.なぜそう考えるのは間違っている( 7.このたびこちらへ転勤いたす( 8.日本語を身に付ける( ) 。 ) ,それは事実に合わないからだ。 )田中でございます。 ) ,彼は一生懸命勉強しています。 9.先生の話によると,冬の富士山に登るのは非常に危ない( 10.いくら古いバスでもバスである( 四、次の短文を読んで, ( ) 。 ) ,人が歩くより早いでしょう。 )に入れる言葉をA・B・C・Dから適当なもの を一つ選びなさい。 1.年を取ったら子供の世話になるより,専門家に世話されたいと考えている親が 多いという。若い人だけでなく親の考え方も変わっていた( ) 。 A というせいだ B というはずだ C というものだ D というわけだ 2.もう8時になるのに,みんなまだ仕事をしている。疲れたからといって私一人 早く帰る( ) 。 A ことにはなるまい B はずはあるまい C わけにもいかない D わけではあるまい 3.別に君の気持ちを疑ったわけではない。ただ本当にやる気なんだということを 確かめたかった( A に限らない ) 。 B にすぎない C にちがいない D に及ばない 4.結婚するか,仕事を取るか,彼女は悩みぬいた。しかし彼の心を100%信じ られない以上,仕事を選ぶ( ) 。 A ほかはなかった B べきではなかった C にちがいなかった D はずはなかった 5.独身時代は映画が好きで,話題作は全部見たものだが,子育てと家事に追われ ている今の私には映画( ) 。 135 A といったところだ B にほかならない C どころではない D というわけでもない 五、次の文の意味を表すものとして,最も適当なものを1・2・3・4から一つ選 びなさい。 (1)したんじゃないんだ。山田さんにさせられたんだ。 1.自分はしたくなかったが,山田さんの命令でしかたなくした。 2.自分はしたくなかったので,山田さんに命令してさせた。 3.自分はしなかったが,山田さんがしてしまった。 4.自分はしなかったが,山田さんがほかの人に命令してさせた。 (2)うかがうまでもないんですが,これでいいですね。 1.わざわざ聞く必要はないと思いますが,これでいいですね。 2.わざわざ訪問するほどのことでもありませんが,これでいいですね。 3.質問する前によく考えたんですが,これでいいですね。 4.質問ばかりしてもうしわけないんですが,これでいいですね。 (3)今,ちょっと席をはずしておりますが。 1.今,外出中ですが。 2.今,ここにおりませんが。 3.今,席を立ったばかりですが。 4.今,そちらに向かいましたが。 (4)明日の午後,ちょっとおじゃましてもよろしいでしょうか。 1.明日の午後,お宅に行ってもいいですか。 2.明日の午後,ちょっと仕事を手伝ってもらえませんか。 3.明日の午後,外出してもいいですか。 4.明日の午後,友達をよんでもいいですか。 (5)パスポートを盗まれるなんて,不注意としか言いようがない。 1.よく注意していたのに,パスポートを盗まれてしまった。 2.よく注意していなかったから,パスポートを盗まれてしまったのだ。 3.よく注意していないと,パスポートを盗まれてしまうことがある。 4.よく注意しても,パスポートを盗まれてしまうことがある。 (6)この絵が有名な先生の作品というだけで,急に高価なものに思えてくる。 1.この絵は有名な先生の作品なので,急に高価になった。 2.この絵は高価なので,有名な先生の作品かもしれない。 3.この絵は高価なので,有名な先生の作品に思えてくる。 4.この絵が有名な先生の作品と聞いて,高価なものに感じられた。 六、次の質問に答えなさい。 136 1.日本の明治維新はいつごろのことですか。 2.明治維新のころ撮影された写真を見て,作者はどうして不思議に感じるのです か。 3.なぜ現代の外国に対してより,自国の過去に対して,ずっと疎遠な感じを抱 くのですか。 4.現代の特色は何ですか。簡単に述べてください。 5.現代社会の生活と昔とはどう違いますか。 6.世界が一体化となるにつれて,われわれはどうすればいいのですか。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 人間は立って人と話す時に,相手からの距離を加減する。この距離がちょうどい いと感じる「快適ゾーン」は,人それぞれに違う。興味深いのは,この距離が文化 によって微妙に異なっていることだ。南米の人々は体を相手にスレスレに近づけて 立ち,会話が盛り上がってくると,さらに体を近づける。北米の場合は 50cm~60cm を「快適ゾーン」と感じる傾向がある。アジアの人々はさらに大きな距離をおく。 距離を大きく取ることで相手への尊敬の念を表すことができると,彼らは感じるの だ。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 在庙会上买了夏日的风铃(風鈴) ,每次听到那玻璃发出的优美音色,都真实地感 受到了清凉的风。它和蚊香的气味共在,是夏日的风物诗。但是,没有等到夏天结束, 一过盛夏,母亲就把风铃摘了下来。母亲说: “即使是夏天清凉的声音,在秋后听起来 也会变得苍凉。 ” 当然,无论时代如何变化,现在的人们也一定会有自己回忆的片段,只是对于过 去曾有过的生活光景和经营,现代的孩子和年轻人却似乎没有感受的机会。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 都会にはむろんのこと,日本の町々には,ある大切な要素が欠けている。――沈 黙である。静寂である。 現代の都市や街に,深山のような静寂,砂漠のような沈黙を求めるのは,求める ほうがどうかしていると思われるかもしれない。たしかに無理だろう。しかしたっ た一箇所でも,たった一刻でも,そのような沈黙の空間,静寂の時間が与えられて いないというのは,①いったい何としたことだろう。 ほかの国には②それがある。例えば教会である。モスクである。公園である。深 い真昼のひとときである。祈りの時間である。ところが,誰よりも静けさを好んだ 日本人だけが,③逆に,まったく静寂から見放されてしまったのだ。 日本人はどれほど静けさを愛したかは,例えば,万葉の次のような歌を思い出す 137 だけでじゅうぶんであろう。 わが屋戸のいささ群竹ふく風の音のかそけきこの夕べかも。 夕風にそよいで,かすかな④葉ずれの音をたてている群竹。作者の大伴家持はそ の静寂にじっと耳を傾けている。このようなかそけき音にひかれる心と姿というも のこそ,日本人特有の姿だった。ほかの国の人たちがきいても,おそらく何の感興 も起こさないであろうような,そのような音を日本人が何世代( ⑤ )味わい続 けてきたのはそれが「音」だったからではない。 「静けさ」だったからなのだ。 静けさというものは,音のない状態をいうのではない。音が音として,くっきり 浮かび上がる,そのような空間と時間をさすのである。音は「静寂」というカンザ スに描かれて,はじめて「音」になるのであり,同様に,静けさというものは,そ こに音がくっきりと浮かび上がることによって, 「静寂」となる。 だが, 「文明」が進み, 「文化」が発展するの歩調を合わせて,静寂は私たちから 反対に遠ざかってしまった。日本の都会の,日本の町々の,どこに「群竹のかそけ き音」を耳にしうる場所があろうか。ほんのわずかでも,ほんのいっときでも,静 かに想いにふけることのできる空間や時間か,都会の,町々のどこに残されている というのか。まったく逆なのである。私たちの文明とは,静寂を騒音に変えること だったのである。 問1「①いったい何としたことだろう」はどういうことか。次から最も適当なも のを選び,番号で答えなさい。 1.いったいどのようになったというのだろう。 2.いったいだれがそのようにしたのだろう。 3.いったいどういう理由によるのだろう。 4.いったいどのようにしたらいいのだろう。 問2「②それ」とは何を指していますか。次から一つ選びなさい。 1. 教会 2. モスク 3. 公園 4. 静寂 問3「③逆に」とは,具体的にどういうことを言っているか。次から最も適当な ものを選び番号で答えなさい。 1.他の国の人とは反対に。 2.静けさを好むのとは反対に。 3.文明の発達とは反対に。 4.静けさを好むことは皮肉に。 問4「④葉ずれの音」とはどんな音か。次から最も適当なものを選び番号で答え なさい。 1.葉と葉のすれあう音 2.竹と葉の重なり合う音 3.地面に葉がはう音 4.葉と風のすれあう音 問5 ( ⑤ )に入れる言葉を次から一つ選びなさい。 1. にもわたって 2. にもかかって 3. について 138 4. に対して 問6 文中の「静けさ」とはどういうものなのか。次から最も適当なものを選び 番号で答えなさい。 1.静けさは音のない状態です。 2.静けさは音のない空間です。 3.静けさは音のない時間です。 4.静けさは音の背景になる静寂です。 問7 作者はこの文章の中で最も主張したかった点は何か。次から最も適当なも のを選び,番号で答えなさい。 1. 静けさを愛する日本人特有の姿への賛美。 2. 都会から静けさを奪ってしまった文明への批判。 3. 静けさとは音のない状態ではないという真の静けさの発見。 4. 都会に静寂がなくなったことへの心情的な怒り。 問8 文章中の「わが屋戸のいささ群竹ふく風の音のかそけきこの夕べかも」と いう和歌の意味を現代日本語で説明してください。 139 第 15 課 障子 日本人は,どんな物でも縮小化してしまうことの天才だ。 戦後,トランジスターラジオが日本の代名詞のようにいわれるようになったが, トランジスターラジオだけに限らない。電気洗濯機でも,冷蔵庫でも,日本の物は みな小さい。テレビでも,小型,薄型とりまぜていろいろあるし,計算機にいたっ ては,たばこほどの大きさのものまであらわれた。そのほか,カメラ,自動車,汽 車などから,洗濯ばさみ,クリップ,押しピンといった身のまわりの品物にいたる まで,日本の物は一様に小型にできている。わたくしは,かつてシベリアに行った とき,オビ川のダムを見たことがある。ある日,わたしたちを乗せたバスが見渡す 限りの大平原をつっぱしっていく途中で,アナウンスがあって,ここがダムだとい われた。しかし,そこは水も何もないただの平原だ。わたくしたちが文句を言って いると,通訳が,向こうにオビ川が見えるだろう,という。そういわれてみると, 窓の両側とも,地平線のあたりがキラキラと光っている。なんと,これは幅(長さ ではない)数キロメートルにもわたるアースダムで,わたくしたちはそのどまんな かにいたのだ。 日本の住まいでは,とくに,この小型化,縮小化というのが顕著に見られる。た とえば,たたみの二枚分の小さい庭,坪庭,あるいは水を入れる器ほどの壷庭とい われるものは,まさにその字のとおり,一坪そこそこの小さなものに山海の風景を みごとに凝縮しているし,また室内建築には,茶室などという小さな空間もある。 茶室は,室町時代に,茶人の紹鷗が四畳半という小さな部屋を一般化したのにはじ まり,その弟子の利休の代にいたって,それからさらに,三畳台目,三畳,二畳台 目,二畳,一畳台目と,ギリギリ極限のスペースにまで空間を圧縮していった。も ちろん,そこに「土地問題」や「住宅問題」などがあったわけではない。最小限に きりつめられた狭い空間に, 「わび」の世界があると考えられたからである。結局, この茶室建築から,数奇屋づくりがあらわれ,それがいまも,日本の住宅をつらぬ く根本的なデザイン思想となっているのであるから, 現代住宅が, なにかにつけて, せまさをかこつのも無理はないのかもしれない。 さて,この「縮小化」と関連して,もう一つ,日本の物質文化の構造的特色と考 えられるものに, 「軽量化」がある。軽量化は,縮小化と並んで,ときにはそれ以上 に,わたしたちの生活を大きく規定している要素である。このことをわたしたちが 強く実感するのは,外国へ行ったとき,あるいは外国製品に接したときだ。外国の 銀貨や銅貨,ドアの鍵やとって,コーヒー茶碗,椅子,ベッドからバスタオルにい たるまで,いずれも向こうの物を手にすると,ズシリと重い感触が伝わってきて, いささかとまどう。しかし,それは,考えようによっては,日本の物がすべて軽す 140 ぎるということである。その典型は箸だ。ナイフやフォークのもつ金属の重量感と ちがって,日本の箸は,竹箸でも,ぬり箸でも,みな軽い。中国では,銀や象牙を 箸につかうが,そういう伝統は日本にはない。杉の割り箸で,ちょいと「木の芽あ え」の木の芽をはさんで,口にいれてニッコリする。などという図を西洋人が見る と,日本人は空気でも食べているのかと,首をかしげることだろう。 さて,食事における軽さの象徴が箸なら,住居におけるそれは,さしずめ障子で ある。杉の桟に,美濃紙をはった障子が,よく手入れの行き届いた敷居の,ふかさ 二・三ミリぐらいの溝の上を,指一本でスッとあく,などという光景は,これまた 外国人の目を見張るところである。 戸といえば, ほとんど開き戸一辺倒の欧米でも, 最近,日本の障子や襖にならって,住宅の内部に引き戸をもうける例が見られるよ うになってきたが,しかし,それらは,どれもこれもまことに重くて頑丈で,レー ルの上をゴロゴロと地響きをたててうごくようなしろものだ。 それをはずすときも, 大の男が二人がかりでないと容易に外れない。引き戸や,引き違い戸のことを,英 語でスライディング・ウオールというが,まことにその名にふさわしい構造体であ る。 日本の和風住宅の室内は,たいていこの障子や襖でしきられていて,それらを全 部とっぱらうと,家じゅうが「ひとへや」のごとき状態になる。というのが,ひと つの大きな特色である。昔,ところによっては今でも,田の字型をした農家では, 冠婚葬祭のときに障子や襖をみな取り去って,招宴の場としていた。そういうこと を考え合わせると,日本の住宅は,基本的には「一室住居」だということが理解さ れる。一室住居の室内を,障子や襖という一種の「目かくし」により,いくつかの コーナーにしきって,家族が生活しているのだ。それは,日本の住まいの空間分割 の大きな特徴である。 障子そのものは,奈良時代にはなく,平安時代の寝殿づくりになってはじめて登 場する。最初は舞良戸(まいらど)といわれる板をはった障子,ついで唐紙障子, つまり襖である。これに和紙をはったあかり障子―今日言う障子が発明されるにお よんで, 日本の室内空間が限りなく膨張する物質的基礎があたえられた。 すなわち, 襖や障子は,その軽さによって室内の空気をみだすことなく,スムーズにあけしめ すことができると同時に,いちおうの室内のしきりともなり,さらに襖の上にとり つけられた欄間や障子の和紙は,室内の奥ふかくまで,戸外光線,すなわちあかり をおくりとどけることができるのだ。 西洋人は,日本の家が木と紙でできている,と聞くと,どんなにチャチなものか と想像するが,しかしその紙によって,何十畳敷き,何百畳敷きという大広間を, つぎつぎつないでいく書院建築のような巨大な「一室空間」に接すると,おどろき の声をあげるだろう。桂離宮などは,その日本の「一室空間」文化の最高傑作のひ とつである。モンスーン地帯に属する雨の国でありながら紙一枚をもって「壁」に かえる, という曲芸的な発想を生み出したところに, 日本建築のおもしろさがある, 141 といってよい。 さらに,その襖をつくるのは,建築の職種でいうと,それは表具工の仕事なので ある。建具工と表具工とのちがいは,建具工が加工,細工して障子などを作るのに 対して,表具工は糊ばかりで襖をつくり,障子紙をはる。そうすると, 「一室空間」 が拡大していくことができるのも,木と紙のほかに,そこに「糊」があったからで ある。これを外国人が聞くと,ますます日本建築が神秘的なものにみえてくること だろう。 さて,日本建築における軽さの追求は,今日においては,アルミニウムとプラス チックの全盛となって花開いている。アルミサッシやプラスチック建材の著しい普 及は,このような軽さの伝統をもつ日本人の肌合いに,抵抗なく受け入れられるも のであったのだろう。紙が「巨大な一室空間」建築をつくりあげたように,今後, この国に,どういう建築文化を生み出すものであろうか。注意ぶかく見守っていか なければなるまい。 (上田 篤「日本人とすまい」より) 新しい単語 しょうじ(障子) [名] (日本式房屋的)拉窗 トランジスターラジオ [名] 半导体收音机 こがた(小型) [名] 小型、微型 うすがた(薄型) [名] 薄型 とりまぜる(取り混ぜる) [他下一] 搀混,搀在一起 せんたくばさみ(洗濯挟み) [名] 晾衣架 クリップ(clip) [名] 曲别针 押しピン(おしピン) [名] 图钉 シベリア(Siberia) [名] 西伯利亚 つっぱしる(突っ走る) [自五] 猛跑,使劲跑 キラキラ [副,自サ] 辉耀,闪耀,晃眼 アースダム(earth dam) [名] 土坝 どまんなか(ど真ん中) [名] つぼにわ(坪庭) [名] 小庭院 ぎょうしゅく(凝縮) [名,自サ] 凝缩 ギリギリ [名,自サ] (方言)正中心,正当中 (容量)最大限度;极限 すきやづくり(数奇屋造り) [名] 茶室式雅致建筑,茶室式建筑 かこつ(託つ) [他五] 发牢骚、鸣不平、抱怨 ズシリと [副] 沉甸甸 まどう(惑う) [自五] 困惑,迷惑 142 ちょいと [副] (俗)稍微,有点儿 にっこり [副,自サ] 微笑貌;嫣然一笑 しきい(敷居) [名] 席地而坐时用的席子;门槛,门坎 がんじょう(頑丈) [形動] 坚固,结实; (身体)强健 さしずめ [副] 终归、归根到底 みぞ(溝) [名] 沟、水沟 レール(rail) [名] 铁轨,轨道 ゴロゴロ [副,自サ] じひびき(地響き) [名,自サ] (大的物体)滚动(貌) ,叽里咕噜 地动发出的响声,地面震动 しろもの(代物) [名] 商品,物品 しきる(仕切る) [他五] 隔开,间隔开,区分开 ひきど(引き戸) [名] 拉门 ひきちがいと(引き違い戸) [名] 双拉门 ふすま(襖) [名] 隔扇、拉门 とっぱらう(取っ払う) [他五] 取下,取掉 かんこんそうさい(冠婚葬祭) [名] 冠婚葬祭 しんでんづくり(寝殿造り) [名,自他サ] 寝宫式建筑 スムーズ(smooth) 圆滑,顺利,流畅 らんま(欄間) チャチ [形動] [名] 格窗,楣窗 [形動] (俗)粗糙,简陋,不值钱 モンスーン(monsoon) [名] 季风,季节风;雨季 ひょうぐこう(表具工) [名] 裱糊工,裱糊匠 たてぐこう(建具工) [名] 装修工 アルミニウム(aluminium) [名] (化)铝 プラスチック(plastic) [名] (化)塑料,塑胶 アルミサッシ [名] 铝制窗框 はだあい(肌合い) [名] 性情,性格,气质,禀性 一、注釈 1. 「坪庭」指面积很小的院子。 「坪」是日本土地的面积单位, 「一坪」约等于 3.3 平方米。 「壺庭」也是指面积小的院子。 2. 「四畳半」 「畳」是计算日本“榻榻米” (たたみ)的量词,相当于汉语的“张” “块” 。一块“榻榻米”一般是长约二米,宽约一米。 「四畳半」是指铺四块半“榻 榻米”的房间。 3. 「数奇屋づくり」 「数奇屋」是茶道的「茶室」的意思。 「数奇屋づくり」的 意思是“茶室式的建筑” 。 「づくり」是构词成分,可以接在某些词的后面,构成新 的名词。例: 「ガラスづくり」 (用玻璃制成的) ; 「れんがづくり」 (用砖砌成的) 。 143 4. 「現代住宅が,なにかにつけて,せまさをかこつのも無理はないのかもしれ ない。 」/现代住宅动不动就抱怨面积窄也许并不过分。 句中的「なにかにつけて」是一个词组。由代词「なに」+副助词「か」+格 助词「に」+动词「つける」的连用形「つけ」+接续助词「て」组成。表示“动 不动就……”的意思。 5. 「木の芽あえ」指用甜酱和花椒新芽拌的菜。 6. 「大の男」指成年男子。 7. 「ふたりがかりでないと」意思是“需要二人” 。 「でないと」由断定助动词「だ」 的连用形「で」+形容词「ない」+表示假定意思的接续助词「と」组成。可译为: “若没有两个人……” “若不是两个人的话……” 。 8. 「スライディング・ウオール」 「スライディング」有两个意思,①(根据具体 情况而)变化的,可调整的;②滑动的。 「ウオール」是“墙” “墙壁”的意思。 9. 「田の字型をした農家」意思是呈“田”字形状的农村住家。这类农村房屋中 间用可以拆除的隔扇隔开,因此象“田”字形。 10. 「奈良時代」 (710~784)建都于奈良(平城京)历经元明,元正,圣武等七 代,共七十余年。 11. 「舞良戸」(まいらど)日本传统住宅中的一种门。「舞良戸」最初建在书院 式的建筑里。 12. 「書院建築」意思是“书院式的建筑”。该建筑样式起自室町时代中期,后曾 作为武家住宅建筑的样式。它是日本传统的住宅建筑之一。 13. 「桂離宮」 (かつらりきゅう)位于京都市右京区桂町御园,作为八条宫智仁 亲王的别墅,建于 1620~1624 年间。后曾多次扩建。 14. 「モンスーン地帯」季节风地带 15. 「花開いる」和「花がさいている」的意思一样。结合前后文,可译为: “遍 地开花”或“流行起来” 。 二、文法と文型 1.~にかぎらない 体言にかぎらない。 「に」是格助词,表示范围。 「かぎらない」是动词「限る」 (他五)的否定形 式,表示“不限于……” 。该句型主要表示不限于某范围,相当于「だけではな い」 ,后面常和「も」相呼应。可译为: “不仅……,而且……” “不光……,…… 也……”等。例: { …トランジスターラジオだけに限らない。 /并不只限于半导体收音机。 { 君にかぎらず,だれでもあいつに悩まされているのだよ。 /不光是你, 谁都为那家伙烦得要命。 { これは外国人に限らず,日本人でもよく間違える表現だ。 /这种表达方 144 式不仅外国人,就连日本人也经常搞错。 { おしゃれは若い女性に限りません。 /讲究时髦不仅限于年轻女性。 2.~にいたっては 体言にいたっては… 该惯用型由格助词「に」+动词「いたる」的连用形「いたっ」+接续助词 「て」 「は」+提示助词「は」构成。接在体言的后面,表示“至于……”的意思。 与「…になると」 「…となると」所表示的意思相近。例: { 計算機にいたっては,タバコほどの大きさのものまで現れた。 /至于计 算机方面,甚至出现了香烟盒大小的机型。 { 事ここに至っては策のほどこしようがない。 /事已至此,无计可施。 { 会話にいたっては,大きな進歩が見られない。 /至于会话方面,倒没有 什么大的进步。 { 具体的な計画にいたっては,のちほど相談してみましょう。 /至于具体 的计划,我们一会儿商量一下。 3.~といった~ 体言・活用语终止形+といった+体言 该句型由表示内容的格助词「と」加上动词「いう」的过去式「いった」组 成。在句中构成定语,表示例示,即举出一两个人们所熟悉的具体事物来类推其 他。相当于「などの」 「というような」等。可译为: “之类”等。例: { 朝はコーヒーにトーストか,クロワッサンといった程度の軽い食事をする ことが多い。 /早上,大多喝咖啡,吃烤面包或吃新月形面包等简便食物。 { 京都,奈良といったところは一年中観光客でにぎわっている。 /京都奈 良等地方一年到头游客都很多。 { カメラ,自動車,汽車などから,洗濯ばさみ,クリップ,押しピンといっ た身のまわりの品物にいたるまで,日本の物は一様に小型にできている。 /从照相机、汽车、火车、到晾衣架、曲别针、图钉这类日常生活用品,日 本的东西一律都做得小巧。 { 人間社会の構造が複雑になればなるほど,人に会うことや,人々と話をし たり,さらには人前で話をするといった機会が増えてくる。 /人类社会 结构越复杂,与人见面、交谈、甚至在人前讲话之类的机会就越增多。 4.~ことなく~ 动词连体形+ことなく, … 该句型表示不曾发生过某事,是书面用语。 「こと」是形式体言,接在动词、 助动词的连体形后,表示事、物,或表示强调。 「なく」由形容词「ない」变化而 来。 「…ことなく」相当于「…ないで」 「…ずに」 。可译为: “不……” “不会……” “不……地……”等。例: { 襖や障子は,その軽さによって室内の空気をみだすことなく,スムーズに 145 開け閉めすることができる。 /隔扇,拉门很轻,开关时很轻松,可以丝 毫不影响室内的空气。 { 中国政府はこれまでと変わることなく,これを実現するために,あらゆる 努力をはかるものである。 /中国政府将一如既往地为实现此目的尽一切 努力。 { 船舶が妨害をうけることなく,インド洋を横断できる。 /船舶可以不受 任何妨碍地横渡印度洋。 { 一度も絶望することなく,成功するまで頑張った。 /从未绝望过一次, 一直坚持到成功。 5.否定推量助动词「まい」 否定推量助动词「まい」是古语的残留,在现代日语中只有终止形和连体形, 接在五段动词和动词型活用助动词以及特殊型活用助动词“ます”的终止形后,一 段动词及サ变动词可接在未然形后,表示否定的推测或想象,或表示否定的意志或 决心。例: { 今度の試合も,楽観は許されまい。 /这次的比赛,看来也不容乐观。 { まさか,死ぬようなことはありますまい。 /不至于吧,我看是不会死的。 { 事件のほんとうの張本人は,はっきりさせなければなるまい。 /一定要 把事件的真正的祸首弄出来。 { あんな礼儀知らずのめんどうなんか,二度と見てやるまい。 /那样不懂 礼貌的人,我再也不去管他的闲事。 練 習 15 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 薄型 小型 両側 茶室 圧縮 感触 頑丈 障子 欄間 細工 二、次の単語を漢字で書きなさい。 ふすま しきい しろもの むり ぞうげ みぞ からかみ のり いちおう かんこんそうさい 三、次の文の( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選んで,その記 号を書きなさい。同じ言葉は一度しか使えません。 a.もの b.ものだ c.ものではない d.ものの f.こともない g.ことには h.ことだ 1.少し小さくない( e.ものがある i.ことだから j.ことなく )が,セーターは伸びるから大丈夫だろう。 146 2.みんなの協力があるからといって,必ず成功するという( 3.強く叱らない( ) 。 ) ,あの子はいたずらをやめないだろう。 4.二人の友情は生涯変わる( 5.知らなかったとはいう( )続いた。 ) ,お見舞いにも行かず失礼いたしました。 6.つまらない話で真夜中に電話をかけてくるとは,非常識という( 7.元気な子供の( ) 。 ) ,服を汚してもしかたがない。 8.知られたくないことは誰にも話さない( ) 。 9.モーツァルトの音楽には人々に安らぎを与える( 10.もう歩けないよ。だって,足が痛いんだ( 四、次の短文を読んで, ( ) 。 ) 。 )に入れる言葉をA・B・C・Dから適当なもの を一つ選びなさい。 1.世界平和は人類に( A おいて B とって 2.赤道に近づくに( A ついて )の永遠の課題だ。 C ついて D むかって ) ,暑さが厳しくなる。 B 対して C つれて 3.友達が大勢来たので,母の作った料理は私が食べない( D 比べて )なくなって しまった。 A うちに B とおりに 4.ホテルでボーイにチップを渡した( A とおりに B せいで C ばかりに )ボーイの態度が変わった。 C とたんに 5.日本へ来てから忙しくて,テレビを見る暇( A さえ B こそ A 伴って 7.手紙を書き( A きれた B つれて D しか )支払われる給料のことです。 C 応じて D おいて )が,うまく書けないので電話で話すことにした。 B かけた C ぬいた 8.人は年を取ると忘れっぽくなる( A わけ D ばかりに )ないほどだ。 C だけ 6.能力給というのは,その人の能力に( D 最中に B はず D がたい )だ。 C もの D べき 9.いつも朝寝坊する彼のことだ。6 時の集合時間に間に合う( A まいか B ことか 10.どんな小さなもの( A にしろ C わけか ) 。 D ものか ) ,いただいたらお礼を言うものです。 B にしては C にしたら D にすれば 五、次の1~5の言葉の使い方として最も適当なものを,それぞれのA・B・C・ Dから一つ選びなさい。 1.微妙 147 A 微妙な品物を見つけたら,交番に届けてください。 B きのうと比べると,今日は川の水の色が微妙に違っている。 C 門の外に微妙な人が立ってたので,こわくなった。 D 中山さんのほうが私より微妙に年上だ。 2.あかり A それがあかりとなって犯人がつかまった。 B ストーブのあかりでお湯を沸かした。 C 暗いからあかりをつけてください。 D 夏の太陽のあかりはまぶしい。 3.むかい A 海のむかいに船が見える。 B この部屋は南むかいなので暖かい。 C 国へ帰ったとき,むかいで大山さんに会った。 D 山田さんの家はうちのむかいだ。 4.わずか A 家から駅までわずか 5 分だ。 B 両親が死んで,私はわずか一人になってしまった。 C この問題はわずかに考えればできる。 D 先生の話はわずかすぎて聞こえなかった。 5.実施 A 長い間の夢が実施した。 B 理想と実施は違う。 C 理論的には可能だが,実施的には難しい。 D 新制度はいよいよ来年から実施される。 六、次の質問に答えなさい。 1.日本の物は一様に小型にできていますが,具体的にどういうものがあります か。ちょっと例をあげて説明してください。 2.日本の茶室はなぜ小さい部屋にされたのですか。 3.日本の物質文化の構造的特色は何ですか。 4.日本の和風住宅の室内はどうなっています。 5.障子と襖の区別は何ですか。 6.日本の「一室空間」を作る場合に必要なものは何ですか。 7.日本建築の特色は何ですか。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 日本では昔の家の部屋は,たいていふすまか障子でしきられていた。部屋と部 148 屋の間のふすまを全部はずしてしまうと,家全体が一部屋の大座敷になる。婚礼 や法事の時には,そうやって大勢の客をもてなした。それほど大きな家でなくて も,ふすまをはずせば二部屋や三部屋は一続きの部屋になるのが普通だった。 このような畳の部屋には, 寝室とか食堂とかいうような用途を示す名前がない。 部屋を指すときには,八畳とか六畳とか四畳半とかいう,広さを示す言葉を使っ たり,座敷とか奥の間といった,わかったようなわからぬような名前で呼んだり する。部屋の使い方がその時々で違うため,用途の面から名前を付けたくても, 名前の付けようがないのである。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.我初次访问日本家庭时,心想:在铺席上坐着这类事情不知能否适应,心情有 点紧张。但领我进的房间不是日本式的,而是不大的西洋式房间,总算使我松 了口气。 2.根据他目前的健康状况,到海外出差,我觉得有点勉强。 3.在日常开饭的房间里,有日本式的暖炉,有茶具柜橱,这才使我切实感到是置 身于日本人的家庭之中。 4.往事已经记不太清了。觉得那时好像不仅有快活的事情,而且不痛快的事情也 很多。 5.从繁荣城镇这点来说,建设工厂是件令人高兴的事。另一方面,从保护环境的 角度看来,就不能只是高兴了。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 マスコミに報じるところによると,現代人のほとんどが①「ストレス病」にか かっていると言う。しかも,若者までが,このストレス病に犯されているという から驚かされる。 思うにストレスにおかされるのは,日常生活がリラックスしていないからであ る。生きている限り,誰だって困難にぶつかる。この避けて通れない「困難」か ら目をそらそうとするから,くよくよ思い煩い,心の余裕を失ってストレスがた まってくるのである。明日は明日の風が吹くのである。難問にぶつかったら,全 精神を集中させて事にあたればいい。散漫な精神がストレスを招くのである。 男の行き方には二通りある。 何ごとにも意欲的な男は,どんな困難にぶつかっても,自分は「磨かれている のだ」と思うし,その困難から身を避けようとは思わない。一方,そうでない男 は,くよくよ考えた末に「すり減らされている」と感じてしまうのである。その 結果,ついにストレスがたまっていくのである。 私はこの歳までストレスを感じたこともなければ,②感じている暇もなかった。 これは私の性格かもしれないが,学生の頃から,物事に対処するときは,まず, 149 無駄と無駄でないものを整理し,合理的に物事を判断してきた。ああでもない, こうでもないとつまらないことは,考えても仕方がないのである。「自分は何の ために生まれ,何をしなければならないか」という本流さえきっちりつかんでお けば,後は臨機応変に決断できるものだ。 私は教育者の家に生まれた。父は小学校の校長だった。勤厳実直で教育者とし ても世間から信頼されていた父だったが,自分の子供の教育には全く無関心で, 教育者らしくない方針を貫いていた。 「親がカネを出してまで,子供に教育を受けさせる必要はない」 何度上級学校へ行きたいと頼んでも,父の答えは,いつも同じだった。 「笈を負う」——勉強したければ,自分の力で学べ,と言うのが父の方針だった。 私は父に頼むことをきっぱりあきらめ,進学のための資金作りからはじめた。 代用教員となって,昼間は子供たちを教え,夜は独学をしたのである。こうした 日々が四年間続いた。そして,念願の「東京農工大」に入学したのである。 この時私の懐には千円の大金が入っていた。代用教員時代,③空き寺を借りて 節約につとめたたまものである。昭和六年の千円と言えば,かなりの大金だった。 当時,地方の素封家の友人たちが仕送りしてもらった金額が,年間三,四百円く らいだったのである。 私はその千円で,ゆうゆうと学生時代を送った。四年だけ友達よりふけていた が,それはそれで仲間のボス的な存在になれたし,楽しく暮らしたものである。 たとえば,私の下宿先に友達が集まれば,決まってすき焼きが始まる。三ヶ所 にコロンをおいてなべをかけ,湯気と熱気の立ちこめる中に一升瓶を並べ,大い に食い,大いに飲み,大いに語る。こんなときはすべて私の「おごり」である。 何しろ私の大金は,親にもらった後ろめたい金ではない。自分で働いて得た金だ から,自信をもって使えるのである。 一方,笈を負う身としては当然だが,勉学にも力を入れた。コネなどもとより ないし,成績が悪くては就職にも差し支える。だから,一日も欠席したことは無 かったし,講義も最前列で受けた。講義はその場でマスターする。下宿に帰るま でねじりはちまきする必要はない。これが④私の合理主義なのである。 自分の学生時代を振り返ってみると,現代の学生諸君が,どうしてストレスに 悩まされるのか,不思議で仕方ない。あまり枝葉末節にとらわれず,日々リラッ クスしていることである。 注:1.笈を負う:勉学すること 2.素封家:代々続いた家柄の資産家 3.枝葉末節:主要でないことにこだわる 問い1 ①「ストレス病」にかかる原因は何か。 1.緊張しすぎる 2.過労 150 3.食べ過ぎる 4.困難に挑戦している 問い2 ②「感じ入る暇もなかった」とはあるが,それはどういう事か。 1.学生時代はいろいろと忙しかった 2.困難にぶつかった時,考えても仕方がないから考えないようにする 3.いつも全精神を集中して何かをしている 4.合理的に物事を判断し,くよくよした事がない 問い3 物事に対処するときは作者はどのように心構えておくべきかと論じてい るか。 1.困難を避けていけ 2.困難を恐れるな 3.本流をしっかりとつかむ 4.臨機応変に決断する 問い4 作者の父はどんな人物か。 1.教育者らしくない方針を貫く教育者 2.誰に対してもよくわかった人 3.子供に教育を受けさせる必要はないと信じている人 4.多くの人に信頼されていた人 問い5 ③「空き寺を借りて節約につとめた」とは何のためか。 1.家の生活を助けるため 2.上級学校へ進むため 3.親から金をもらえず,貧乏だったため 4.学校の友達を奢ったりして,自由にお金を使うため 問い6 ④「私の合理主義」とはどんなことか。 1.欠席を絶対しないこと 2.最前列に席をとること 3.講義をその場で吸収すること 4.いい成績をとること 問い7 この文章に筆者が最も強く言いたいことは何か。 1.散漫な精神がストレスを招くので慎め 2.心に余裕をもって合理的に物事を判断し,困難を乗り越えていく 3.楽天主義で,あまり物事を深く考えない方がいい 4.日々リラックスして,困難にぶつかっても臨機応変で解決できる 151 中間テスト 3 一、次の各文の下線をつけた言葉の読み方をそれぞれA・B・C・Dの中から選ん で,その記号を書きなさい。 それはある年の秋の終わりのことだったが,私たちは幾夜も幾夜も,①屋根を鳴 らしてゆく②不思議な音を聞いた。 ①屋根 A おね B おく ②不思議 A ぶじき B ふしぎ C やね D やく C ふじぎ D ぶしぎ ③ 外国にある大規模の国立公園では自然 保護が行き届いてる。しかし,それは人 間に④都合のよい所だけを残して,都合の悪いところは除いてあるので,昔のま まの自然ではない。 ③保護 A はご B ほご C はこ D ほこ ④都合 A つごう B づごう C とごう D どごう ⑤ 訪問客を安心させようと思う 場合,私はあきらめた表情をつくりながら, 「⑥無 理ですね。日本で生まれていなければ,俳句を理解できるはずはありません」と 答える。 ⑤場合 ⑥無理 A じょうごう B ばあい C じょうあい D ばごう A ぶり C むり ⑦ B なり ⑧ D すり ⑨ この本の 著者は,この 地域を詳しく調査し,土地や 住民の生活の様子を細か く丁寧に観察して書いた。この作品は,文芸作品としても,⑩身近な歴史資料とし てもおもしろい読み物である。 ⑦著者 A ちょじゃ B ちょしゃ C しょじゃ D しょしゃ ⑧地域 A ちえき B じえき C ちいき D じいき ⑨住民 A ちょうみん B ちゅうみん C じょうみん D じゅうみん ⑩身近 A みじか B しんじか C みぢか 二、次の各文の下線をつけた言葉の常用漢字を( D みちか )に書きなさい。 日本の①かおくには,木や竹や紙など,植物性の②そざいが多く使われています。 ③しょうじや④ふすまは,木と紙でできていますし,⑤とこにしくたたみも,わらと いぐさを編んだものです。 ①かおく A 家屋 B 家庭 C 房屋 D 屋根 ②そざい A 材料 B 物質 C 素材 D 材質 ③しょうじ A 隔扇 B 隔門 C 障門 D 障子 ④ふすま A 屏 B 衾 C 襖 D 拉門 ⑤とこ A 所 B 床 C 地 D 地板 若者が田を⑥たがやしていると,体に矢が⑦ささった一羽の鶴が⑧まいおりて来ま 152 した。鶴はまるでこの矢を⑨ぬいてくれと言わんばかりに⑩ないていました。 ⑥たがやし A 耕し B 種し C 鎌し D 鋤し ⑦ささった A 挿さった B 差さった C 射さった D 刺さった ⑧まいおり A 降い下り B 舞い下り C 飛い下り D 落い下り ⑨ぬいて A 脱いて B 貫いて C 引いて D 抜いて ⑩ないて A 泣いて B 啼いて C 鳴いて D 叫いて 三、次の文の___にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4 から最も適当な ものを一つ選びなさい。 (1)あの人は死ぬ前の日___小説を書き続けていたそうです 1.まで 2.までに 3.には 4.では (2)日本文化のあとを物語る資料___ならべてある。 1.を 2.は 3.が 4.に 3.を 4.から (3)日本列島は細長い形___している。 1.は 2.が (4)漢字の意味に関係なく,読み___借りる。 1.まで 2.しか 3.から 4.だけ (5)この部屋にはよく日___当たります。 1.に 2.が 3.を 4.で (6)あの食堂の料理はおいしい___安いです。 1.に 2.で 3.し 4.も (7)今日は早く帰らない___,母が心配するだろう。 1.と 2.には 3.が 4.を (8)新聞によると今年の夏は暑かったとの___だ。 1.もの 2.の 3.こと 4.はず (9)法律で決まっている___ではないが,日本では結婚すると男の人の姓にす る場合が多い。 1.ところ 2.はず 3.もの 4.わけ (10)顕微鏡はばい菌など非常に小さいものを見る___の器械である。 1.はず 2.ため 3.わけ 4.ところ (11)十時に来ると約束したのだから,もうすぐ来る___だ。 1.はず 2.わけ 3.ところ 4.こと (12)今回の化学の実験は思っていた___難しくはなかった。 1.ほど 2.まで 3.とは 4.だけ (13)私の父はいつも「子供は親の意見に従う___」と言う。 1.の 2.こと 3.もの 4.ところ (14)日本よりわたしの国の___があついです。 1.こと 2.ほう 3.ところ 153 4.もの (15)風がつめたくなってきた。かぜを引かない___早く帰りましょう。 1.うちに 2.うちは 3.ものの 4.ように (16)朝の___いい天気でしたが,午後から雨になりました。 1.うちに 2.うちは 3.ものの 4.ので (17)日本に来てから私は国の代表になった___でいろいろなことをしている。 1.ほど 2.こと 3.ため 4.つもり (18)国中の宝物を全部集めてしまったと言われている王様は実際会って見ると, 欲の___そうな顔をしていたそうです。 1.深 2.深い 3.深く 4.深くて 3.まるまると 4.ゆったりと (19)発車___の時間に飛び込んできた。 1.ようやく 2.ぎりぎり (20)毎日朝から夕方まで授業があります。___土曜日は半日だけですが。 1.しかし 2.そして 3.ただし 4.だから (21)早く別れなさい。あんな人と___いつまでも付き合っていたらあとで後悔 しますよ。 1.むやみに 2.おそらく 3.ずるずると 4.どうも 3.いけて 4.いかれて (22)私をそこへ___ください。 1.行って 2.行かせて (23)久しぶりに来てくれたのに一晩も___に帰っていきました。 1.泊まらない 2.泊まった 3.泊まらず 4.泊まれた (24)明日映画を見に行くなら今日切符を買って___ほうがいいですよ。 1.おく 2.おいた 3.おけば 4.おこうとする (25)悪いことをしたからと___子供をやたらにしかるのはよくない。 1.いう 2.いえば 3.いって 4.いった 四、1~10 の言葉に合うものをそれぞれア~コから選び,解答用紙に記入しなさい。 1.自覚を ア,高まる 2.苦情が イ,止める 3.予報が ウ,外れる 4.動きを エ,持つ 5.精度が オ,殺到する 6.高齢化が カ,賄う 7.負担が キ,励む 8.費用を ク,重くなる 9.不安を ケ,訴える 10.仕事に コ,進む 五、次の文を中国語に訳しなさい。 1.日本は,これまで中国から,さまざまな恩恵を受けてきた。とりわけ,漢字 154 という文字を学んだのは,日本人にとって画期的なことであった。 2.中国やアメリカに比べると,日本の山や川は小さい。だから,中国人やアメ リカ人の目には,日本の自然が,まるで箱庭のように見えるのかもしれない。 3.温泉のあるところは,美しい山や川など,自然の景観にも恵まれているから, 「湯治」は,昔の人にとって数少ない娯楽の一つでもあった。 4.科学の進歩によってもたらされた新しい技術が,今,人間の生活を大きく変 えようとしています。 5.先端技術というと,何かまったく新しい技術のように思われがちだが,必ず しもそうではない。最新の技術でありながら,その中に,これまで人間が培 ってきた伝統的な文化や技術が生かされている場合も多いのである。 六、 次の文を日本語に訳しなさい。 1.在日本,夏天旅行的人很多,所以火车十分拥挤,道路也发生阻塞。 2.尽管新干线非常方便,却有人说:“利用新干线旅行毫无乐趣”。说是新干线速 度太快,不能品味到旅途的情趣。 3.日本人自古以来就为梅雨而烦恼。于是,为了在气候闷热的时候也能过得舒适, 想了各种办法。 4.日本有一种盆景园艺,就是将松,梅等栽在花盆里,修剪得小巧玲珑,供观赏用。 5.高龄化社会的问题是如何抚养那么多的老年人。随着老年人的增加,养老金和 医疗费的金额也在急剧增加。 七、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。答えは 1・2・3・4 から最も適当 なものを一つ選びなさい。 印鑑と言うものがいろいろな意味ですごみを持っていることは,サインを印鑑と 同じような目的に使う西洋の人にはなかなか分からないと思う。同じように,サイ ンの重大さを,印鑑を使っている僕たちも本当の意味では分かりにくい。その証拠 に,西洋の人は印鑑は誰が押しても有効なのだから,落としたり盗まれたりした場 合を考えると危険極まりないといい,日本人はサインなどは誰でも他人の筆跡を真 似て書けるのだから危険極まりないという。西洋の人と,印鑑とサインの是非を論 じたことは度々のことで,結局せんじつめれば,物を信じるか人を信じるかという 点に到達して終わるのだった。ここまで話が到達すると,後は宗教と哲学の世界に 話しは入ってしまい,印鑑が冷厳に物の,サインが断然と人間の行為の代表として 考えられてしまうのだった。精神論に傾いて,物を信じる事が薄そうな東洋人が印 鑑と言うものを信じ,現実的なものを信じそうな西洋人がサインという人間行為を 信じることは,そうだからこそ,印鑑とサインにそれぞれ個人個人の意志の証左を ( ① )凝集させるのだとも言えそうだし,仏教とキリスト教の,生命と物に対 する考え方の差から起きることだとも言えそうである。 印鑑がすごみのあるものだと思い知らされたのは,二十代の終わりの頃,②知人 の男に不注意にも書類作成のためにふと手渡した印鑑を使われて,一生懸命に働い 155 て貯蓄していた金を全部引き出されて逃走されたことに始まる。この金は相当多額 で海外留学のための資金に貯蓄していたものだけに,ショックは大きかった。僕は 結局いわゆる留学ということはできずに終わり,留学をしたほうがよかったか,留 学しなくてよかったかはわからないが,分かったことは印鑑は他人に預けたりして はいけない物だという,極初歩的な常識を得たことだった。 「はい,お土産です」 北京と上海と南京を旅して帰ってこられた詩人の江間章子さんが,つい先週帰っ てきましたよ,と説明を添えながら,小さな,それでいてちょっと重い紙包みを渡 してくださったのは,久しぶりに江間さんとお会いした長崎のグランドホテルロビ ーでだった。江間さんの詩に僕が作曲した,交響詩「長崎」の初演の日だった。 「拝見してよろしいですか。 」僕が言った。 「どうぞ,どうぞ。 」 江間さんがにこにこ笑っていわれた。 紙包みからは褐色の石の立派な印材が出てきた。「お名前を勝手に彫らせるわけ にはまいりませんでしたから,花の模様にいたしましたわ。 」 材には梅の花が咲いている模様が彫ってあった。 「季節の,中国の花をありがとうございました。 」 僕はうれしさを胸いっぱいに感じながらお礼を言った。そして,江間さんらしい 美しいお土産だと思った。 ③ 印鑑のようにすさまじい意味とは異なって,美しい意味の印を,江間さんの土 産に頂いた梅の花の模様も入れて,僕は三つ持っている。後の二つは,蔵書印と作 曲の原稿に押す印とである。 この二つは竜が玉をもって遊んでうずくまっている飾りの付いた,対になってい る赤い石の印材に一昨年の秋,北京の瑠璃場で彫ってもらったもので,気に入った 本や楽譜を入手して書架にしまう時に蔵書印を押し,作曲が出来上がったときに, その表紙に作曲の印を押すのを,僕は無上の喜びとしているのである。 (圑 伊玖磨『もう一つパイプの煙』朝日新聞出版局) 問1 文章の内容にあっているものはどれか。 1.東洋人は物より人間的な行為を信じる 2.東洋人は西洋人よりも人間的な行為を信じていない 3.東洋人は物を信じていないという印象が強い 4.東洋人はサインより印鑑のほうが大事だと思っている 問2 ①のところに何を入れるか。 1.逆 2.そのまま 3.よく 問3 ②「知人の男」とはどんな人か。 1.お金をなくした人 2.お金をもって遁走した人 156 4.正しく 3.印鑑が凄みのあるものだと思い知らされた人 4.自分の印鑑をほかの人に手渡した人 問4 江間さんが著者に印鑑を渡したのはいつだったか。 1.ちょうど交響詩「長崎」の公演が終わったとき 2.二人の交響詩「長崎」の公演を行っている時 3.江間さんが先週中国から帰ってきた時 4.江間さんが中国から戻ってきた一週間後 問5 ③「印鑑のようなすさまじい意味」とはあるが,それはなぜか。 1.悪用されることができる 2.友情を表すことができる 3.物に対する考え方を現している 4.文化的な象徴である 問6 この文章は何について論じているか。 1.印鑑はすさまじい意味を持つ大切に扱った方がいい 2.東洋文化の象徴である印鑑は物を信じるという東洋人の観念を現している 3.著者は印鑑に色々な想いを託している 4.東西の文化を対比させながら,印鑑についての想いを語っている 問7 この文章にすぐ続く内容はどんなものか 1.なぜ蔵書印と作曲の印を押すのが喜びであるかの説明 2.蔵書印と作曲の印に関する思い出 3.蔵書印と作曲の印についての説明 4.蔵書印と作曲の印に関する比較 157 第 16 課 「小言幸兵衛」 阿川佐和子 いつの頃からか, 「最近の若者は……」という台詞が自分に向けられるものではな く,自分から他人に向けるものに変わってきている。 「それを言い始めたら歳を取った証拠だよ」 そう指摘されぬよう,遠慮がちに文句を言っていた時期も通り越し,この頃は開 き直りの勢いだから我ながら手に負えない。 この間も同世代の友人から電話があり, 「何だって,今の若い女の子はあんなに色っぽい恰好して歩くんだろう」 そういう人たちのことをウォーターフロント族(水商売予備軍)と呼ぶのだと, 以前,人から教わったのを思い出し, 「ふんふん,全くだ」と相槌を打つと,友人は 続けて, 「だいだい口紅の色が濃く過ぎますよ。私たちの若い頃は,もっと薄い色をつけ たもんよ。深紅の口紅は二十代には似合わない。せっかくの生き生きとした肌が台 無しじゃないねえ」 「そうそう。そのくせ喋り方は子供っぽく,他人の迷惑は考えない。公衆道徳に 欠ける」 小言というものは一度言い出すと,エスカレートするものらしい。興奮して喋っ ているうちに,批判の対象は若い女の子だけでなく,最近の子供,その母親,さら にはナヨナヨした男どもへと際限なく広がった。 しかし,よく考えてみると,同じようなことを,自分たちもかつて親から耳にタ コができるほど聞かされた。 「いや,私たちの頃は,今ほどひどくなかった。限度をわきまえていた」 無理矢理,自己を正当化してみるが,内心はおぼつかない。 小言幸兵衛の素質は天性,親から授かったものである。自分のことを棚に上げ, 世に腹を立てることだけに生きがいを見出す。そんな老人だけにはなるまいと思っ ていたが,最近,考えがコロリと変わった。 そもそも自分より年上の人間はけむたい存在であるべきなのである。妙に理解が あり,話しのわかる先輩というのは,胡散臭い。そんな人と話をしていても,あま り元気のもとにはならない。 「何さ,文句ばっかり言っちゃって。嫌なヤツ」 そんな陰口を叩きたくなるような存在が,仕事場と家庭に一人ずつくらいいない と,張り合いがなくてよろしくない。普段,不愉快そうな顔ばかりしている「嫌な ヤツ」に,たまに笑顔で近づかれ, 158 「今日はよくやった」 なんて褒められてごらんなさい。嬉しさも倍加するというものです。 あるとき, 家族連れで食事に出かけたことがある。 そのレストランは天井が高く, 体育館のように声の響くところだった。休日とあって,幼い子供を抱いた家族連れ が多く,さながら幼稚園の運動会である。中でも一家族,ギャアギャアと騒々しい 子供のいるテーブルがあった。親は一向に注意する気配がない。 「何だ,あのガキは。親の教育は悪い」 癇癪持ちの父が今にも怒鳴り出すかと思われた瞬間,隣のテーブルから, 「うるさい。静かにしなさい」 と老紳士の一喝。一斉に拍手が起こった。私も拍手に参加しながら振り向いて, よくよくその騒々しい家族を見てみると,何と私の友人ではないか。 「まずい。P子の子供だわ」 小声で母に囁き,身を縮ませていると,まもなく友人一家は,決まり悪そうな様 子で近付いてきた。 「ごめんなさい。ほら,アコちゃん。おじちゃまに,ごめんなさいは?」 子供はやや緊張した面持ちでペコリと頭を下げた。その顔が愛らしく,父はすっ かり心が緩んだ。そして, 「こういう所で騒いじゃいけないよ。よしよし,わかればよろしい」 やさしくたしなめた。ついでに小声で, 「叱ったのは,あっちのおじちゃんだ。私じゃないぞ」 かくも単純でお調子者の小言幸兵衛の姿に,我が身の将来像を見る思いがした。 ( 『メダカの花嫁学校』 (2000 年文春文庫刊)より) 新しい言葉 小言幸兵衛(こごとこうべえ) [名] 爱管闲事的人;爱唠叨的人 台詞(せりふ) [名] 台词,道白;说词 通り越す(とおりこす) [自五] 走过,越过,通过 開き直り(ひらきなおり) [名] 突然改变态度,突然态度强硬 恰好(かっこう) [名,形動] 样子,外形;合适,恰当 ウォーターフロント [名] 江边,岸边 教わる(おそわる) [他五] 受教,学习 相槌(あいづち) [名] 帮腔,随声附和 口紅(くちべに) [名] 口红 しんく(深紅) [名] 深红 だいなし(台無し) [名] 弄坏,糟蹋,毁坏 エスカレート [名,自他サ] 逐步上升,逐步升级 159 さいげん(際限) [名] 边际,止境,尽头 タコ(胼胝) [名] 膑胝,茧皮,膙子 げんど(限度) [名] 限度,范围,界限 むりやり(無理矢理) [副] 硬,强迫,强逼 おぼつかない(覚束ない) [形] 可疑,靠不住,没把握;不安定 そしつ(素質) [名] 素质,性质,体质,禀赋,天分 てんせい(天性) [名] 天性,秉性 さずかる(授かる) [自五] 被授予,被赋予,领受 いきがい(生き甲斐) [名] 生存的价值,生存的意义 みいだす(見出す) [他五] 找到,看出来,发现 コロリと [副] 一下子,很容易地;突然 けむたい(煙たい) [形] 烟气熏人,呛人;不易亲近 うさんくさい(胡散臭い) [形] 形迹可疑,奇怪,蹊跷 かげぐち(陰口) [名] 背地里骂人,造谣中伤,暗中说坏话 はりあう(張り合う) [自他五] 竞争,争持; (为恋爱)争风,争夺 えがお(笑顔) [名] 笑脸,满面笑容 ほめる(褒める) [他五] 褒扬,表扬,赞扬 ばいか(倍加) [名,自他サ] 加倍,倍增 ひびく(響く) [自五] 响,传出声音,震响 そうぞうしい(騒々しい) [形] 吵闹,嘈杂,喧嚣 けはい(気配) [名] 情形,样子,苗头 かんしゃくもち(癇癪持ち) [名] 脾气暴躁的人,肝火太盛的人 どなる(怒鳴る) [自五] 大声喊叫;大声斥责 いっかつ(一喝) [名,自サ] 大喝一声 いっせい(一斉) [名] 一齐,同时 ちぢむ(縮む) [自五] 缩,缩小;退缩 おももち(面持ち) [名] 神色,脸色,面色 ペコリと [副] 瘪,凹貌 あいらしい(愛らしい) [形] 可爱 ゆるむ(緩む) [自五] 松弛,松懈;放宽 さわぐ(騒ぐ) [自五] 吵,吵闹,吵嚷;骚动,闹事 しかる(叱る) [他五] 责备,斥责 たしなめる(窘める) [他下一] 责备,规诫,告诫 おちょうしもの(お調子者) [名] (俗)轻举妄动的人;应声虫 一、注釈 1. 阿川佐和子(おがわさわこ)1953 年生于东京。随笔作家,小说家。除活跃在 160 文坛外,还经常主持电视节目和担任周刊杂志的采访。 2. 「小言幸兵衛」是日本“落语” (讲滑稽故事的日本曲艺,类似中国的单口相声) 中经常出现的人物,爱管闲事,对看不惯的事就要大声提出来。 “小言”的意思就 是牢骚,不满。本文作者的父亲是一个喜欢发牢骚的人。 3. 「色っぽい」意指具有性的魅力。相当于“セクシーな” 。例: { 色っぽい目つき。 /妩媚的眼神。 { 色っぽく見える。 /看上去妖冶动人。 4. 「ウォーターフロント」指位于海边或岸边的地区。本文中指的“水”意为从 事接待客人的工作,一般多用于供男人消遣的地方。 “ウォーターフロント族”指 与接待工作有关的人们。 5. 「水商売」指酒馆,酒吧等根据客人的人气或心情而获得不同收入的工作。本 文指“ホステス” (酒馆女招待) 。 6. 「予備軍」指将来准备加入该行列的人们。 7. 「ナヨナヨした」意为“柔软,纤弱” 。多用于男性,表示男子软柔,不坚定等。 8. 「決まり悪そうに」意思与“恥ずかしそうに”相同,意为“不好意思地” 。 9. 「おじちゃま」与“おじさま”相同,用于称呼年长男性,语气亲密。一般为 小孩用语。 10. 「心が緩む」与“気が緩む”意思相同,表示怒气或不高兴的心情消失,心情 舒缓的意思。可译为“心情舒缓”等。 11. 「かくも」与“こんなに”意思相同,语气带有惊奇的心情。 12. 「お調子者」意指随便去附和别人的人。 二、文法と文型 1.惯用句「手に負えない」 用于靠自己的能力无法解决的时候,可译为“没法处理,解决不了;棘手”等。 例: { 手に負えないやつ。 /惹不起的家伙。 { いたずらっ子で手に負えない。 /他是个顽皮的孩子,使人没办法。 { この問題は難しすぎて私の手に負えない。 /这个问题太难,我解决不了。 2.惯用句「耳にタコができる」 表示同样的话或事反复听了几遍已经不愿再听了。可译为“听烦了,听腻了” 等。例: { その話は耳にタコができるほど聞いた。 /这些话我已经听腻了。 { もうたくさん,耳にタコができそうだ。 /够了,我的耳朵快听出膙子来了。 3.惯用句「棚に上げる」 用于表示不谈及对自己不利的地方或故意避开不方便之处。可译为“佯装不 知,置之不理,束之高阁”等。例: 161 { なぜ自分のことを棚に上げて人のことをとがめるようなことをするのか。 /你为什么把自己的事置之不理而苛责别人呢? { 自分のしたことは棚に上げ,他人の欠点を言う。 /自己做错事置之不理, 专门找别人的缺点。 4.惯用句「陰口を叩く」 用于表示在别人背后说坏话。与“陰口をきく”意思相同。例: { 陰口を叩かれているとも知らずに,あの男は得意になって自慢話をしてい る。 /他连别人说他坏话都不知道,还洋洋得意地自夸呢。 { 彼は陰口を叩くのが好きな人です。 /他是个喜欢造谣中伤的人。 { 人の陰口を叩くものではない。 /不要背地说别人坏话。 5.副词「さながら」 「さながら」的意思与「まるで」 「あたかも」相同,但一般只在文章中使用。 例: { さながら絵のようだ。 /宛如图画一般。 { さながら昼のように明るい。 /如同白昼一样明亮。 { 灯火はさながら星のように輝いている。 /灯光像星星似地闪烁着。 6.句型「一向に~ない」 「一向に~ない」和否定形式相呼应,相当于汉语的“一点儿也不……” “总 不……”的意思。与「まったく…ない」的用法相同,属书面用语,多用于消极 的场合。例: { 薬を飲んでも病気が一向によくならない。 /虽然服了药,可病总不见好。 { 何と言われようが一向に気にしない。 /不论人家说他什么,他根本不放在 心上。 練 習 16 一、次の単語の読み方を平仮名で書きなさい。 台詞 世代 指摘 深紅 口紅 公衆 際限 限度 内心 笑顔 二、次の傍線をつけた仮名に漢字を当てなさい。 1.心がゆるむ ( ) 6.もんくを言う ( ) 2.緊張したおももち ( ) 7.かげぐちを叩く ( ) 3.身をちぢませている( ) 8.うさんくさい ( ) 4.そうぞうしい家族 ( ) 9.てんじょうが高い( ) 5.かんしゃく持ちの父( ) 10.肌がだいなしだ ( ) 162 三、次の文の意味によって( )に入る最も適当な言葉を言葉をんの中から選 んで,その記号を書きなさい。必要な場合は適当な活用にして入れなさい。 1. a.ては b.としても ① この子は年( )背が高い方です。 c.にして(は) ② 車は値段が高くない( )僕が買えない。 ③ 新聞やラジオがなく( )毎日出来事を知るのに大変不便です。 ④ 自ら行ってみなく( )安心できない。 ⑤ この様子を見ると課長が行った( ⑥ 彼ら( 2. )問題が解決できないだろう。 )見ればそうするのが当たり前のことだろう。 a.だらけ b.臭い ① 川の魚は泥( ② 金を使い( c.切る )あまり好きではありません。 )ので困っています。 ③ あの人は最近ちょっとバタ( )なりました。 ④ この部屋はだれも住んでいないので埃( ⑤ 今度は彼の気持ちがわかり( ) 。 ) 。 ⑥ サッカーの試合の後選手たちの服はみな泥( 四、次の文の( ) 。 )に入る最も適当な言葉をA・B・C・Dの中から選んで, その記号を書きなさい。 1.田中さんの父親___,A社の社長にインタビューを申し込んだ。 A.によって B.を通じて C.をもとに D.に応じて 2.困っているときあの人に助けてもらって,涙が出る___ありがたかった。 A.とき B.ため C.あまり D.ほど 3.こんなむずかしい問題はだれにも答えられる___。 A.にちがいない B.べきでない C.わけがない D.にすぎない 4.来週のスケジュールが___次第,連絡してください。 A.決まった B.決まり C.決まって D.決まる 5.田中先生,最近先生が___ご本のことで,おうかがいしたいんですが。 A.お書きになった B.お書かれした C.お書きした D.お書かれなった 6.先生,この本をあさってまでお借り___よろしいでしょうか。 A.されても B.しても C.なさっても D.くださっても 7.この地方の冬はきびしく,生活も大変だが,雪国___の冬の楽しみ方もあ る。 163 A.ごとき B.あって C.あまり D.ならでは 8.昨夜は,就職先の世話をしてくれた叔父の家に御礼___寄ってきた。 A.かたがた B.ついで C.ながら D.かたわら 9.これによって多少の影響は出てくるが,心配には___。 A.あたる B.いれない C.およばない D.いない 10.あの二人は仲が悪かったので,___のことがなければ,話などしなかった。 A.ゆき来 B.よほど C.よけい D.ちつづき 11.気まぐれなあの人のことだから,約束___。 A.しなくても来るだろう B.したら来るはずだ C.しても来るかどうかわからない D.すれば来るはずだ 12.彼が___誘っても,彼女は出かけようとしなかった。 A.じつに B.まさに C.いかに D.いつに 13.ぼくが中国語を勉強していて,___苦労するのはやはり四声です。 A.もっとも B.いわば C.はじめて D.ごとき 14.彼女は,この数年思いつく___ノートに書きためたことを一冊の本にまと めた。 A.なり B.まれに C.まもなく D.まま 15.駅で,家の鍵をかけ忘れたことに___気がついた。 A.かっと 五、次の文の( B.はっと C.さっと D.どっと )に入る最も適当なものをA・B・C・Dの中から選んで,そ の記号を書きなさい。 1. ( )あり得ないと思う。 A 犬が冬眠することは B 犬が泳ぐことは C 犬が人間と仲良くすることは D 犬が穴を掘ることは 2. ( )答えようがない。 A 質問の内容がはっきりしているので B 質問の内容がわかったら C 質問の内容がはっきりしていないけれど D 質問の内容がはっきりしていれば 3. ( )課長から残業を命じられる。 A 体の調子のわりには B 体の調子次第で C 体の調子のいい日にしては D 体の調子の悪い日に限って 4.この推理小説は( ) ,最後まで読まずにはいられない。 A つまらなくて B 単純で C 面白くて D 難しくて 164 5.このセーター,ちょっと大きくないこともないけど( ) 。 A サイズがちょうどいいから買おう B サイズを直してもらおう C 色が気に入らないので,買うのはよそう D 色が気に入ったので買うことにしよう 六、次の質問に答えなさい。 1. 「最近の若者は…」という台詞が自分から他人に向けるものに変わってきた とは,どんな意味ですか。 2.今の若い女の子の色っぽい格好に対して,作者はどう思っていますか。 3.若い女の子に批判すると,批判の内容はどう変わりますか。 4.自分の耳にタコができるほど聞いたことはどんなことですか。 5.作者の家族連れで食事に出かけたとき,どんなことに会いましたか。それ について紹介してください。 七、次の文を中国語に訳しなさい。 1.自分のことを棚に上げ,世に腹を立てることだけに生きがいを見出す。 2.そもそも自分より年上の人間はけむたい存在であるべきなのである。 3.小言というものは一度言い出すと,エスカレートするものらしい。 4.よく考えてみると,同じようなことを,自分たちもかつて親から耳にタコ ができるほど聞かされた。 5.子供はやや緊張した面持ちでペコリト頭を下げた。 八、次の文を日本語に訳しなさい。 1.因为是用外语写论文,所以有点错误也是难免的。 2.不管是赞成也罢反对也罢,都应当讲出理由来。 3.我自以为理解得很好,而一给别人说明时,却出现了不清楚的地方,很为难。 4.在日本寒暄时,和对方之间保持一定的距离。而在另一方面的欧美,多数情 况下都要触及对方的身体表示亲密之情。 5.据说越是身居国外的人,思念祖国的心情越是强烈。 6.虽然和平是人类所希望的,但总是在世界的某些地方发生战争。 九、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。 笑いには,人を攻撃する性質がある。笑った方が勝利を手にし,笑われた方が敗 (北)者となるのである。勝った方は優越感にひたされるが,負けた方はみじめな おもいをしなければならない。 笑いを武器としてとらえるのは,この考え方になるし,実際に笑いは敵を攻める 165 武器となるのである。 その典型は諷刺である。権力や権威を笑うわけであり,笑うことによって相手の 権威を低下させようとするのである。権力というのは,民衆の上にそびえ立って支 配をするものであるから,権威の低下は支配力に影響してくるのである。 したがって,①専制的な権力は,諷刺の笑いに対して,弾圧をもって臨み,笑い を抹殺しようとさえするものである。 抑圧されていかる民衆からすれば,せめて相手を笑うことで溜飲を下げるたいと 思う。 笑いを「攻撃」として意識されやすい社会では,笑いはケンカのもととなる。笑 われることは劣位に立たされることを意味するから, 笑われた方は, 「何を笑うか!」 とケンカにおよばざるをえない。笑った方にそのような見下す意図など毛頭なくと もである。 笑いが起こると,それがすぐに「攻撃」として受けられてしまうというのは何故 なのであろう。 それは,身分,階級,階層なりの上下関係が強いタテ社会において,そうなると いうところに答えが求められると思う。 日常生活を支配している原理が上下関係を基本としているところでは,人々が気 を使わなければならないのは,まさに上下関係であって,家の外においても内にお いてもそうならざるをえない。コミュニケーションとて同様である。 笑いは,コミュニケーションとして,一定の意味をもっており,それは,まず何 よりも「攻撃」としての意味を付けされることになるわけである。誰かが笑ってい ると( A )のではないかと真先に考えるのである。 こうした考え方のもとにおいては,「笑われる人間になるな」というのが,教育 の基本となり,笑いを慎み,笑いを避け,生活の中から笑いを追放していくという ことになっていく。 笑いは下品なもの,低級なものという風に笑いの文化の地位づけは著しく低いも のとされてしまう。 要するに,日常生活の中で笑いを抑圧し,公的な場において正当な位置を与えよ うとしないのである。 笑いは,対象を笑うことで,多少とも対象を相対化して見るということを可能に する。②絶対的な価値と目されるものでも,笑いにかかるとそれも相対化する。笑 いは,人間の精神を自由に,やわらかくする働きがあるので,タテ社会は,そのタ テ社会を支える規範や,習慣,価値体系のゆるむのを恐れ,笑いに対して警戒心を ゆるめることができないのである。 強いタテ構造の規範にのっとることで成り立っている社会ほど,笑いに対して ( B )的であると言える。 (井上 宏「笑いの人間関係」による) 166 注:1.溜飲を下げる:胸がすく。不満の気持ちが直ること 2.毛頭:毛の先ほども。非常にわずかであることを表す 3.目される: 「目なされる」の漢語の表現 問1 ①「専制的な権力は,諷刺の笑いに対して,弾圧をもって臨み,笑いを抹殺 しようとさえする」とあるが,その理由は何か。 1.笑われた方は優越感にひたれるから 2.笑った方はみじめなおもいをしなければならないから 3.笑いは人間の精神をやわらかくする働きがあるから 4.諷刺の笑いは支配力に影響してくるから 問2( A )に入れる表現として最も適当なものはどれか。 1.笑われる人間になるな 2.笑いは下品なものである 3.自分が笑われている 4.笑いは低級なものである 問3 ②「絶対的な価値」とあるが,これに対して該当するのはなにか。 1.タテ社会を支える規範や,習慣,価値体系 2.正当な位置 3.相対化された対象 4.人間の精神 問4( B )に入れる表現として最も適当なものはどれか。 1.敵対 2.警戒 3.絶対 4.支配 問5 本文の内容と最もよく合っているものはどれか。 1.笑いは人間の精神を自由にする働きがある 2.笑いは人間の精神をやわらかくする働きがある 3.笑いは人にみじめなおもいをさせる働きがあるから,武器として利用し た方がいい 4.タテ社会であるほど笑いは「攻撃」として意識されやすいから,笑いを 慎むべきである 167 総合テスト 一、次の下線を付けたことは,どのように読みますか。その読み方をそれぞれの1・ 2・3・4から一つ選びなさい。 問1 現在,警察は①犯人の②行方を③必死に探している。 ① 犯人 1 はんじん 2 はんにん 3 はじん 4 はにん ② 行方 1 ゆくえ 2 ゆくかた 3 ゆきかた 4 ゆきえ 2 ひじに 3 ひっしに 4 ひつじに ③ 必死に 1 ひしに 問2 ④ ⑤ ⑥ 監督は審判の 判定に 抗議した。 ④ 監督 1 がんとく 2 かんどく 3 かとく 4 かんとく ⑤ 判定 1 ぱんてい 2 はてい 3 ぱてい 4 はんてい ⑥ 抗議 1 こうぎ 2 こうき 3 ごうき 4 ごうぎ 二、次の文の下線を付けた言葉は,どのような漢字を書きますか。その漢字をそれ ぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。 枝が折れたり葉がちぎれたりした時,①においは,傷口から②しんにゅうし ようとする細菌類を撃退する③やくわりを果たす。さらにその植物が④せいち ょうするために,周りに生える他の植物が繁殖するのを⑤おさえるのにも役立 つ。 ①におい A 味い B 匂い C 香い D 臭い ②しんにゅう A 浸入 B 進入 C 侵入 D 新入 ③やくわり A 訳割 B 作用 C 効用 D 役割 ④せいちょう A 成長 B 増長 C 生長 D 正長 ⑤おさえる A 控える B 制える C 抑える D 押える ⑥むだがなくて簡単に食べられるのはいいが,⑦ちょうりの手間を⑧はぶいた ために,魚に対する主婦の⑨かんしんや知識まで⑩うばってしまったのである。 ⑥むだ ⑦ちょうり ⑧はぶいた ⑨かんしん ⑩うばって A A A A A 無太 調理 節いた 歓心 取って B B B B B 無陀 料理 省いた 感心 付って C C C C C 無大 整理 約いた 甘心 奪って D D D D D 無駄 修理 称いた 関心 去って 三、1~10の言葉に合うものをそれぞれア~コから選び,その記号を解答用紙 に書きなさい。 1.進歩を 2.寿命が 3.才能を 4.愛着が ア イ ウ エ 強い 遂げる 結ぶ つける 168 5.経済力を 6.実を 7.充実を 8.負担が 9.不安を 10.仕事に オ カ キ ク ケ コ 発揮する 伸びる 励む 訴える 重くなる 望む 四、次の文の___にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4 から最も適当な ものを一つ選びなさい。 (1)そんなに遅刻ばかりしていたら、アルバイトを首に___よ。 1.しかねる 2.しかねない 3.されかねる 4.されかねない (2)ゼロの発見は文明の発達をどんなに早めた___。 1.ことだ 2.ものだ 3.ことか 4.ものか (3)一人でやれる___やりますが、一人ではとても無理です。 1.からには 2.ことだから 3.ものなら 4.にしろ (4)性別___、だれでも参加できます。 1.はもちろん 2.にかかわらず 3.にもかかわらず 4.次第では (5)私は掃除___、料理は好きだ。 1.にかけては 2.からすると 3.はともかく 4.としたら (6)言葉___違う外国で暮らすのは大変なことだ。 1.からして 2.からすると 3.からすれば 4.からには (7)わからない___、全部わからないわけではありません。 1.にしたら 2.にしては 3.としたら 4.といっても (8)人気作家のサイン会___、大勢の人が集まったそうだ。 1.だけに 2.にしては 3.からには 4.につき (9)コンクールの優勝___、プロの道へ進んだ。 1.のあげく 2.を契機に 3.に際して 4.のもとで (10) エジプト宝物展の一般公開___、前日エジプトの留学生が招待された。 1.にもかかわらず 2.にあたって 3.に応じて 4.に先立って 五、次の文章を読んで,後の問いに答えなさい。答えは,1・2・3・4 から最も適当 なものを一つ選びなさい。 義姉のたま子が流行感冒で亡くなったのは,去年の十一月半ばだった。義姉は, 俊輔を肉親も及ばぬくらいにかわいがってくれた。それがわずか一週間ほどで,そ の長いまつげが閉じたきりになってしまった時には,俊輔は生まれて初めて運命の 169 残酷なのを悲しみかつ憤った。 俊輔は,四十度を超えた大熱で病院へ送られてから,しばらくは夢うつつに義姉 に会っていた。少女のように小柄の,あどけない大きな目の, (中略) ある時は,今,薬を飲ませていてくれるのが,義姉だと思ったこともあった。ま ぶたをようようの思いで開いて,その顔を見ようとすると,昼とも夜ともつかぬ光 の中で,紅い唇と帽子の赤十字が合ったり離れたりして,どうしても顔が見えなか った。 「さあ,これで,よくおやすみになれますよ。 」①その人は優しくささやいた。②俊 輔は心からやわらかい気持ちでうとうとと夢に入った。そのにこやかな義姉は,俊 輔の熱が順調にかえるにつれて,しだいに現れなくなった。そして,今,オリオン の星座の輝きから憶い浮かべられたのは, 柔らかい蒼い隈を帯びた義姉の顔だった。 義姉は死ぬ前の日の午後,全く絶望の状態に陥った。それでも,皆のすすり泣き の中で長いまつげを交えたまま,乾いた唇からもつれる声を励ましてこう言った。 ③ 「どうせ助からないのなら召されていきます。まだこの世に用があるなら,生 かしておいてくださるのです。あわてないでベストを尽くしてください!」 けなげなこの言葉に力づいて,人々はまた④やっきとなって看護に努め出した。 と,二時間後に,急に義姉の顔に幾日ぶりかの微笑が現れた。 しかし,これも運命の予定した翻弄に過ぎなかった。微笑は,一時間でまた苦悩 に戻っていった。前よりも不安の夜が遅々として更けていった。今は青白い暁の色 の忍び入るのばかりが誰にも待たされた。 十二時,——一時,冷えきった暗い縁側に出て,小さく氷を割る音を立てていた兄 は,やがてそっと室に戻ってきて,妻の氷囊を取り代えてから,耳に口を当てて尋 ねた。 「ねえ,一番きれいな星座は何かおぼえているかい?」 「オリオンです。 」 澄んだ声が答えた。 「おう,よくおぼえているね。きれいな星が今いっぱい出ているよ。オリオンも ね,カペラもね…」 ⑤ 兄の声は途中で消えた。… 「オリオンです。 」俊輔はうわごとのように,つぶやいた。 ふと,時計が鳴った。二つ,外の廊下で,いつもの音で,俊輔は初めて我にかえ った。 (野尻 抱影「三つ星の頃」による) 注:1.義姉:俊輔の兄の妻のこと 2.オリオン:冬の夜に輝く星座 3.翻弄:思うままにもてあそぶこと 4.カペラ:冬の夜に輝く星 170 問1 ①「その人」とは,どの人か。 1.義姉 2.兄 3.看護婦 4.お母さん 問2 ②「俊輔は心からやわらかい気持ちでうとうとと夢に入った。」とあるが, なぜ「心からやわらかい気持ち」になったのか。 1.かわいがってくれるお母さんがささやいてくれたと思ったから 2.かわいがってくれた義姉がささやいてくれたと思ったから 3.看護婦さんがささやいてくれたと思ったから 4.お兄さんがささやいてくれたと思ったから 問3 ③「どうせ助からないのなら召されていきます。まだこの世に用があるなら, 生かしておいてくださるのです。あわてないでベストを尽くしてくださ い!」とあるが,この言葉にうかがわれる義姉の気持ちはどれか。 1.静かに死にたいという気持ち 2.闘病に疲れはてて死んでほしいという気持ち 3.死を恐れて助けてもらいたいという気持ち 4.生死を運命にまかせ,心を乱すまいという気持ち 問4 ④「やっきとなって」の言葉の意味として最も適当なものはどれか。 1.うれしくなって 2.一生懸命になって 3.悲しんで 4.よく協力して 問5 ⑤「兄の声は途中で消えた。 」とあるが,それはなぜか。 1.ほかに星がないから 2.オリオンが消えたから 3.カペラが消えたから 4.義姉がなくなったから 六、次の短文を中国語に訳しなさい。 1.人対人の訪問販売では、信頼する、信頼されることが基本です。お客様 にも喜んで、買っていただき、会社も適当な利潤を上げていくことが、 継続企業としての生きる道です。 2.法で規制しても抜け道を探してくるでしょうし、過度の法則性は真面目 な企業を巻き込んでしまいます。 3.つい何週間か前に、僕は自宅の近くで財布を失くしてしまった。現金は あきらめるとしても銀行や各種のクレジットカードが、五、六枚あるの で、すぐ近所の交番に届けた。 4.普通、私は建前と本音を区別して日々生活してはいない。全く「ない」 とは言わないが、そればかりで暮らしていたら息がつまる。 5.それは、ちょっと一息入れて、見方を変え、物事を明るく積極的に見て いこうというなのです。 171 七、次の短文を日本語に訳しなさい。 1.她又亲切又有幽默感,被评价为缺点少的人。 2.在日本家庭中有着特殊的称呼方法。例如用称呼父亲的语言来称呼丈夫, 以称呼姐姐的语言来称呼女儿 3.圣诞节和新年并称为日本的盛大节日。与其对着“喜欢节日的日本人”这 一说法苦笑,不如索性尽情享受节日的快乐。 4.在正值青春的某一天,决定了人生的命运,这就是升学考试。它剥夺了年 轻人的强烈个性,可是事实上也有人以此为契机而成熟起来。 5.年幼的孩子把玩具箱子翻乱,找出中意的火箭。一边自言自语一边玩着, 玩着玩着就靠着箱子打起瞌睡来。 172 第 4 册总词汇表 单 词 课次 あ 愛らしい(あいらしい) [形] 可爱 16 アースダム [名] 土坝 15 愛する(あいする) [他サ] 爱,疼爱,爱护;珍爱;爱慕 4 相槌(あいづち) [名] 打对锤;随声附和 16 明くる(あくる) [連体] 次、下、翌 6 明くる日(あくるひ) [名] 翌日。第二天 6 憧れ(あこがれ) [名] 憧憬,向往 10 味をしめる(あじをしめる) [組] 尝到甜头 13 頭でっかち(あたまでっかち) [名,形動] 大头,上面大(下面小) 10 頭に浮かぶ(あたまにうかぶ) [組] 想起,浮现 2 暑苦しい(あつくるしい) [形] 闷热,酷暑,酷热 3 跡(あと) [名] 痕迹,印记 6 あやす [他五] 哄(孩子) 6 あやまる(謝る) [自他五] 道歉,认错 13 改める(あらためる) [他下一] 改,改变,改正;端正,郑重 3 アルミサッシ [名] 铝格窗,铝窗框 15 アルミニウム [名] 铝 15 あわせる(合わせる) [他下一] 合在一起,合奏 1 い いいだす(言い出す) [他五] 说出,开始说 5 いいわけ(言い訳) [名] 分辩,辩解 11 いきおい(勢い) [名] 力量,势力 5 生き甲斐(いきがい) [名] 生存的意义,活得有劲 16 戦(いくさ) [名] 战争,战斗 3 いこう(意向) [名,自サ] 打算,意向 13 イコール [名] 等于 10 いしき(意識) [名] 意识 2 いじっぱり(意地っ張り) [名,形動] 固执,倔强,别扭 11 いずもたいしゃ(出雲大社) [名] 出云大社 1 いずれにせよ [副] 无论如何 10 173 いしょう(衣装) [名] 服装 1 いせい(威勢) [名] 威势,威力;劲头,勇气 9 いそしむ(勤しむ) [自五] 勤奋,尽力 6 いたわる(労る) [他五] 爱护,怜惜 6 いちもくさんに(一目散に) [副] 一溜烟地,拼命的 5 いっか(一家) [名] 一定 6 一喝(いっかつ) [名,自サ] 大喝一声 16 いっけん(一見) [名,他サ] 初次见面,一见 4 一斉(いっせい) [名] 一齐,同时 16 いってん(一転) [名,自サ] 旋转,旋转一次 5 いったん(一端) [名] 一端;一部分 14 いねむり(居眠り) [名,自サ] 打盹,瞌睡 13 いよう(異様) [名,形動] 奇怪,奇异,离奇 14 いわかん(違和感) [名] 合不来,不相容的感觉 9 インテリ [名] 知识分子 10 う ウォーターフロント [名] 江边,岸边 16 浮かべる(うかべる) [他下一] 使……浮起,想起,出现 6 うけつぐ(受け継ぐ) [他五] 继承,接替 11 うけとめる(受け止める) [他下一] 接住;挡住,阻止 12 胡散臭い(うさんくさい) [形] 可疑,可怪,蹊跷 16 打ち明ける(うちあける) [他下一] 说实话 6 うすがた(薄型) [名] 薄型 15 うばう(奪う) [他五] 夺,抢夺;剥夺,夺去 12 生む(うむ) [他五] 生,生产 1 羽毛(うもう) [名] 羽毛 13 うわさ [名] 传说,风声 13 運命(うんめい) [名] 命运,遭遇 6 え えいびん(鋭敏) [形動] 灵敏,敏锐 14 笑顔(えがお) [名] 笑脸,笑容 16 描く(えがく) [他五] 画,绘,描绘 3 エスカレート [名] 逐步上升,逐步升级 16 174 演技(えんぎ) [名,自サ] 演技,表演 1 演出家(えんしゅつか) [名] 演出家 1 演ずる(えんずる) [他サ] (常用“演じる” [他上一] )表 1 演 お 欧州(おうしゅう) [名] 欧洲 5 欧米(おうべい) [名] 欧美 8 欧米人(おうべいじん) [名] 欧美人 8 おきかえる(置き換える) [他下一] 换位置,调换,替换 12 丘(おか) [名] 山岗,丘陵 6 奥行(おくゆき) [名] (房间、剧场)进深 1 奥深い(おくぶかい) [形] 深奥,深远 4 おしえしめす(教え示す) [他五] 指教,教导 12 おしいただく(押し頂く) [他五] 敬领 6 おしピン(押しピン) [名] 图钉 15 恐れる(おそれる) [自下一] 害怕,恐惧 13 恐ろしい(おそろしい) [形] 可怕的 5 教わる(おそわる) [他五] 受教,跟……学习 16 お調子者(おちょうしもの) [名] 顺情说好话的人;轻率、轻浮的 16 人 鬼(おに) [名] 鬼,亡灵 4 おのずから(自ずから) [副] 自然而然的,不禁 4 おのれ(己) [名] 本人,自己 9 おぶさる [自五] 依靠,被人背着 6 おぼつかない(覚束ない) [形] 可疑;不稳当,不安定 9 朧月(おぼろづき) [名] 月色朦胧 3 思い掛けない(おもいかけない) [形] 意外 6 面持ち(おももち) [名] 神色,表情 16 おやま(女形) [名] 歌舞伎中扮演女角的男演员 1 凡そ(およそ) [名] 大概,概略;大概,大体上 3 及ぼす(およぼす) [他五] 达到,波及,影响到 3 降ろす(おろす) [他五] 放下,弄下,卸下,取出 1 おんけい(恩恵) [名] 恩惠,好处 12 温泉(おんせん) [名] 温泉 6 女形(おんながた) [名] 歌舞伎中扮演女角的男演员 1 175 おんぶ [名,他サ] 背(小孩) 6 か 飼い猫(かいねこ) [名] 家猫 13 かかえる(抱える) [他下一] 抱,夹;承担,担负 11 かかる [自五] 患病 6 角度(かくど) [名] 角度,角的度数;立场 3 学問的(がくもんてき) [形動] 学术上的 5 陰口(かげぐち) [名] 背地里骂人,造谣中伤 16 掛け物(かけもの) [名] 挂的画,字画,挂轴 3 囲い(かこい) [名] 围,围墙 13 かこつ(託つ) [他五] 发牢骚,抱怨,鸣不平;托故 15 かさかさ(と) [副] 沙沙作响 6 家事(かじ) [名] 家务事 6 かせぐ(稼ぐ) [自他五] 为赚钱而拼命的劳动;挣钱 9 堅苦しい(かたくるし) [形] 拘束 1 加水分解(かすいぶんかい) [名,自他サ] 加水分解 2 片隅(かたすみ) [名] 一隅,一个角落 14 かたちづくる(形作る) [他五] 形成 10 かって(勝手) [名,形動] 方便;情况;任意,随便 11 カッと [副,自サ] 忽然;勃然 11 かたまり(固まり) [名] 堆,块 6 がち [形動,接尾] 徐徐,一边……一边…… 5 楽器(がっき) [名] 乐器 1 恰好(かっこう) [名,形動] 样子,外形,形状;姿态 16 嘗てない(かつてない) [形] 未曾有,前所未有 14 金網(かなあみ) [名] 铁丝网 13 家内(かない) [名] 家庭;家属;爱人,妻子 9 彼方(かなた) [代] 那方,远方 5 加熱(かねつ〕 [名,他サ] 加热 2 鴨(かも) [名] 野鸭子 4 カルチャーセンター [名] 文化中心 9 感興(かんきょう) [名] 兴致 1 還元法(かんげんほう) [名] 还原法 2 刊行(かんこう) [名,他サ] 出版,发行 14 红白事,庆吊仪式 15 冠婚葬祭(かんこんそうさい) [名] 176 患者(かんじゃ) [名] 患者,病人 6 頑丈(がんじょう) [形動] 坚固,结实;强健,健壮 15 感心(かんしん〕 [名,自サ] 佩服,赞许 5 関心事(かんしんじ) [名] 关心的事 8 感性(かんせい) [名] 感性,感受性;灵敏度 11 癇癪持ち(かんしゃくもち) [名] 脾气暴躁的人,肝火太盛 16 寒暑(かんしょ) [名] 寒暑,冷暖 3 巻頭〔かんとう) [名] 卷首 2 寒冷(かんれい) [名] 寒冷 2 き 聞き手(ききて) [名] 听众,谈话双方 4 ぎくり [副] 吃一惊,哧一跳 6 帰航(きこう) [名,自サ] 返航,归航 3 気体(きたい) [名] 气体,气 12 傷つく(きずつく) [自五] 受伤,损坏 6 期する(きする) [他サ] 期待,期望 8 期せずして(きせずして) [副] 偶然,不期 7 季節風(きせつふう) [名] 季节风 3 貴族(きぞく) [名] 贵族 5 貴重(きちょう) [名,他サ] 贵重,宝贵 4 きちんと [副] 准确的,整齐的 6 きつね(狐) [名] 狐狸 4 希薄(きはく) [名,形動] 稀薄 9 気分(きぶん) [名] 情绪,心情 5 規模(きぼ) [名] 规模,范围 5 決まる(きまる) [自五] 决定,规定 4 疑問(ぎもん) [名] 疑问 5 凝縮(ぎょうしゅく) [名,自サ] 凝结 15 脚本(きゃくほん) [名] 剧本,脚本 1 救護(きゅうご) [名,他] 救护 6 共同(きょうどう) [名,自サ] 协同,共同 4 恐怖(きょうふ) [名,自サ] 恐怖,害怕 5 極度(きょくど) [名] 非常,极限 1 きらきら [副,自サ] 闪耀,耀眼 15 きらびやか [形動] 光辉灿烂,灿烂夺目 1 177 ぎりぎり [名,自サ] 最大限度,极限,到底 15 儀礼(ぎれい) [名] 礼仪,礼节 8 際立つ(きわだつ) [自五] 显著,显眼,突出,与众不同 3 金属(きんぞく) [名] 金属 2 く 食う(くう) [他五] 吃,咬 6 鎖(くさり) [名] 锁链,链子 6 馳使(くし) [名,他サ] 驱使,运用 2 苦情(くじょう) [名] 抱怨,不满 6 くだける(砕ける) [自下一] 破碎,粉碎;受挫折,减弱 9 口伝え(くちづたえ) [名,他サ] 口信,口授 4 口にする(くちにする) [組] 说,提起 10 口に出す(くちにだす) [組] 说出来,插话 7 口紅(くちべに) [名] 口红,唇膏 16 口を切る(くちをきる) [組] 先说,开口 7 国をあげて(くにをあげて) [組] 举国 5 苦しむ(くるしむ) [自五] 痛苦 10 配る(くばる) [他五] 分配,部属 5 くみとる(汲み取る〕 [他五] 汲取,体察 4 くらやみ(暗闇) [名] 漆黑,黑暗;暗处 13 繰り返す(くりかえす) [他五] 反复,重复 4 クリップ [名] 夹子;曲别针;剪辑 15 くる(繰る) [他五] 纺,捻,挨着翻 6 軍勢(ぐんぜい) [名] 军势,军威;兵力,军队的数 3 量 け 鶏冠(けいかん) [名] 鸡冠,鸡冠花 13 傾向(けいこう) [名] 倾向,趋势 7 啓示(けいじ) [名,他サ] 启示,教导 12 軽薄(けいはく) [形動] 轻薄,轻浮 10 硅酸アルミナ質 [名] 硅酸氧化铝质 2 [名,他サ] 轻视 8 (けいさんアルミナしつ) 軽視(けいし) 178 形式的(けいしきてき) [形動] 形式上的 8 けいべつてき(軽蔑的) [形動] 轻蔑的 10 月給(げっきゅう) [名] 月薪,月工资 6 気配(けはい) [名] 情形,样子,动静,苗头,迹 16 象 下品(げひん〕 [形動] 庸俗,下贱 7 煙たい(けむたい) [形] 烟气熏人,呛人,烟雾弥漫 16 ケロリと [副] 検閲(けんえつ) [名,他サ] 检查,审查 9 けんか(喧嘩) [名,自サ] 吵嘴,口角,吵闹,打架 4 原子爆弾(げんしばくだん) [名] 原子弹 6 検出(けんしゅつ) [名] 检查出来 2 原子力(げんしりょく) [名] 原子能 10 限度(げんど) [名] 限度,界线 16 現場(げんば) [名] 现场 13 けんやく(倹約) [名,他サ] 节省,节约 7 若无其事,满不在乎,泰然自若 11 こ 豪華(ごうか) [名] 豪华 1 航海(こうかい) [名,自サ] 航海 3 小唄(こうた) [名] 小曲,小调,短歌 1 広大(こうだい) [名] 广大,广阔,宏大 14 好適(こうてき) [名,形動] 适合,正好 2 小型(こがた) [名] 小型 15 国際ペン大会 [名] 国际笔会 8 小言幸兵衛(こごとこうべえ) [名] 爱管闲事的人,爱唠叨的人 16 試み(こころみ) [名] 试,尝试 8 個人(こじん) [名] 个人 10 固体(こたい) [名] 固体 12 拘り(こだわり) [名] 拘泥 9 殊に(ことに) [副] 特别,格外,分外,尤其 3 好む(このむ) [他五] 喜欢,爱好 10 こぶとり [名] 除瘤,去瘤 4 ゴロゴロ [副,自サ] 滚动的样子,闲呆,无所事事 15 コロリと [副] 一下子,很容易 16 (こくさいペんだいか) 179 さ 際限(さいげん) [名] 止境,尽头 16 裁判(さいばん) [名,他サ] 裁判,审判 13 作者(さくしゃ) [名] 作者 4 支える(ささえる) [他下一] 支,支撑 3 挿絵(さしえ) [名] 插图 2 差す(さす) [自五] 照射 6 さしずめ [副] 目前,当前;结局,总之 15 授かる(さずかる) [自五] 被授予,被赐予,获得 16 誘い出す(さそいだす) [他五] 引诱 7 雑草(ざっそう) [名] 杂草 13 左翼(さよく) [名] 左翼,左翅膀 5 さらう(攫う) [他五] 夺走,抢走 13 晒す(さらす) [他五] 晒,曝晒;暴露 3 さる(猿) [名] 猴 4 騒ぐ(さわぐ) [自五] 喧闹,骚动 16 産業革命 [名] 产业革命 10 酸素(さんそ) [名] 氧 12 賛美(さんび) [名,他サ] 赞美 6 (さんぎょうかくめい) し 仕上げ(しあげ) [名] 完成,做完 6 慈雨(じう) [名] 甘霖,甘雨 12 シェバード [名] (狗名) 13 シェペングラー [人名] 施本格勒(德国哲学家) 8 自家(じか) [名] 自己的家,自我 7 自我意識(じがいしき) [名] 个人意识 10 叱る(しかる) [他五] 责备,申斥,说 16 敷居(しきい) [名] 门槛,门坎 15 しきりに [副] 频繁地,再三,屡次,不断地 12 仕切る(しきる) [他五] 隔开,间隔开,区分开 15 史上(しじょう) [名] 历史上 5 沈む(しずむ) [自五] 沉没;降落,沉下 12 180 自然金(しぜんきん) [名] 天然金 2 自然銀(しぜんぎん) [名] 天然银 2 事態(じたい) [名] 局势,情势,事态 14 次第に(しだいに) [副] 渐渐地,逐渐地 2 実行〔じっこう〕 [名,他サ] 实行 5 実際のところ [名] 实际上 8 実社会(じっしゃかい) [名] 现实社会,实际社会 8 執筆(しっぴつ) [名,自他サ] 执笔,写作,写稿,撰稿 11 死に絶える(しにたえる) [自下一] 死光,死绝 6 自認(じにん) [他サ] 自己承认 9 凌ぐ(しのぐ) [他五] 忍受,忍耐 2 地響き(じひびき) [名,自サ] 地动发出响声 15 シベリア [地名] 西伯利亚 15 四方〔しほう) [名] 四方,周围 5 島々(しまじま) [名] 各个岛屿,许多岛屿 3 しみこむ(染み込む) [自五] 渗入;铭刻,刻在心里 4 しめだす(締め出す) [他五] 关在门外,不让进去 8 社会事業(しゃかいじぎょう) [名] 社会事业 8 社交界(しゃこうかい) [名] 交际界,社交界 7 朱印船(しゅいんせん) [名] 江户时代领有红色官印许可证 3 (じっさいのところ) 从事国外贸易的船只 集結(しゅうけつ) [名,自他サ] 集结 2 集合体(しゅうごうたい) [名] 聚合体 2 十字架(じゅうじか) [名] 十字架 6 儒教(じゅきょう) [名] 儒教 1 秀才(しゅうさい) [名] 秀才 10 周知(しゅうち) [名,他サ] 人所共知,众所周知 5 充満(じゅうまん) [名,自他サ] 充满 2 出演(しゅつえん〕 [名,自サ] 演出,登场 1 主人公(しゅじんこう) [名] 主人公,主人 4 出発(しゅつぱつ) [名,自サ] 出发,动身 5 三味線(しゃみせん) [名] 三味线(日本三弦琴) 1 昇華(しょうか) [名,自サ] 升华;纯化,提高 12 障害(しょうがい) [名] 障碍 14 障子(しょうじ) [名] (日式房间)拉门,低隔扇 15 衝動(しょうどう) [名,他サ] 冲动;打击,震惊 12 181 障壁(しょうへき) [名] 障壁,隔断,隔扇;障碍 14 所産(しょさん) [名] 所产,果实 14 助手(じょしゅ) [名] 助手; (大学)助教 6 しょっちゅう [副] 经常,总是,老是 6 序幕(じょまく) [名] 序幕 10 女優(じょゆう〕 [名] 女演员 1 処理(しょり) [名] 处理 2 ショッピング [名] 购物,采购商品 9 代物(しろもの) [名] (物)东西; (人)家伙,东西 15 深紅(しんく) [名] 深红,猩红 16 人工化(じんこうか) [名,他サ] 人工化 12 新興市民(しんこうしみん) [名] 新兴市民 5 真実(しんじつ) [名,形動] 真实,实在,真话,实际 11 進出(しんしゅつ) [名,自サ] 进入,登场,参加 8 神聖(しんせい〕 [名,形動] 神圣 7 人体(じんたい) [名] 人体 2 診断(しんだん) [名,他サ] 诊断 6 寝殿造り(しんでんづくり) [名,自他サ] 平安时代贵族住宅的形式 15 信徒(しんと) [名] 信徒 8 人物(じんぶつ) [名] 人,人物 4 信頼(しんらい) [名,他サ] 信赖,可靠 6 人類(じんるい) [名] 人类 2 す 筋を通す(すじをとおす) [組] 有条有理,合情合理 5 すえる [他下一] 安置,摆设 4 数寄屋造り(すきやづくり) [名] 茶室式雅致建筑 15 すぐれる(優れる) [自下一] 出色,优越,优秀,杰出 4 筋(すじ) [名] 筋,筋肉;血管 4 ズシリと [副] 沉甸甸 15 涼み(すずみだい) [名] (乘凉用)长凳 4 ステンドグラス [名] 彩色玻璃 6 スペイン [名] 西班牙 5 スムーズ [形動] 圆满,顺利;流畅 15 182 せ 成功(せいこう〕 [名,自サ] 成功 1 性格(せいかく) [名] 性格 5 精神的(せいしんてき) [形動] 精神的 5 製造(せいぞう) [名,他サ] 制造 2 生態(せいたい) [名] 生态,生活的状态 14 青銅(せいどう) [名] 青铜 2 勢力(せいりょく) [名] 势力 3 製練(せいれん〕 [名,他サ] 冶炼,熔炼 2 世間並み(せけんなみ) [名,形動] 普通,一般,平常 11 石灰岩(せっかいがん) [名] 石灰岩 12 せっかく [副] 特意地 1 折檻(せっかん) [名,他サ] 责备,痛斥;责打,打骂 13 接触(せっしょく) [名,自サ] 接触;来往,交往 14 絶対主義(ぜったいしゅぎ) [名] 绝对论;专制主义 7 攻め込む(せめこむ) [自,他五] 攻进去 3 セメント [名] 水泥,洋灰 12 台詞(せりふ) [名] 台词,道白;说辞,说法 16 専門家(せんもんか) [名] 专家 1 戦火(せんか) [名] 战火,战争 5 漸次(ぜんじ〕 [副] 逐渐,渐渐地 5 潜勢的(せんせいてき) [形動] 潜在的 7 洗濯挟み(せんたくばさみ) [名] 晾衣架 15 鮮明(せんめい) [名,形動] 鲜明,清晰,清楚 12 洗練(せんれん) [名,他サ] 洗练,精炼 1 そ 相違(そうい) [名] 差异,不同 4 壮絶(そうぜつ) [名,形動] 非常壮烈,气壮山河 11 騒々しい(そうぞうしい) [形] 吵闹,嘈杂,喧嚣 16 装置(そうち) [名,他サ] 装置 1 総理大臣(そうりだいじん) [名] 总理大臣 7 僧侶(そうりょ) [名] 僧侣 5 疎遠(そえん) [名] 疏远 14 素質(そしつ) [名] 祖先(そせん〕 [名] 素质,性质,天分,天资,资质 16 祖先,祖宗 183 4 そのもの(其の物) [接] 即那个东西本身 10 素朴(そぼく) [名,形動] 朴素,朴实 4 染め直す(そめなおす) [他五] 改染,重新染 7 粗野(そや) [名,形動] 粗鲁,粗野 12 そろう(揃う) [自五] 聚集,齐全,相同 6 た 退嬰的(たいえいてき) [形動] 消极的,保守 8 第一次大戦 [名] 第一次世界大战 8 対外(たいがい) [名] 对外 5 太鼓(たいこ〕 [名] 鼓 1 大寺院(だいじいん) [名] 大寺院 8 大宗派(だいしゅうは) [名] 大宗派 8 対象(たいしょう) [名] 对象 12 対等(たいとう) [名,形動] 对等,同等,平等 9 台所(だいどころ) [名] 厨房 6 台無し(だいなし) [名] 弄坏,糟蹋,断送 16 大半(たいはん) [名] 大半,多半,过半,大部分 9 大名(だいみょう) [名] 诸侯 3 体面(たいめん) [名] 体面,面子 7 窘める(たしなめる) [他下一] 责备,教训,告诫 16 戦い(たたかい) [名] 战争,战斗,战役 11 抱く(だく) [他五] 抱,怀抱 6 叩く(たたく) [他五] 敲,叩,打 14 胼胝(たこ) [名] 胼胝,膙子,茧皮 16 直ちに(ただちに) [副] 立刻,当即,即刻,马上 2 建具工(たてぐこう) [名] 装修工 15 たてまつる(奉る) [他五] 奉献 6 たとえ話(たとえばなし) [名] 比喻 5 辿る(たどる) [他五] 沿路前进,边走边找;追溯, 14 (だいいちじだいせん) 探索 他方(たほう) [名] 另一方面 10 他面(ためん) [名] 另一方面 8 単純(たんじゅん) [名,形動] 单纯 4 檀家(だんか) [名] 施主 8 184 短詩(たんし) [名] 短诗 3 ち 近付く(ちかづく) [自五] 临近,靠近 5 近寄る(ちかよる) [自五] 挨近 5 縮む(ちぢむ) [自五] 收缩,抽缩 16 チャチ [形動] 粗糙,粗拉,简陋,不值钱 15 注目(ちゅうもく) [名,自他サ] 注视,注目 8 ちょいと [副] 稍微,有点,一下 15 蝶(ちょう) [名] 蝴蝶 3 銚子(ちょうし) [地名] 酒壶,酒瓶 12 町人(ちょうにん) [名] (江户时代)商人,手艺人 1 鳥類(ちょうるい) [名] 鸟类 4 直立猿人 [名] 直立猿人 2 ちらつく [自五] 飘落,若隐若现 6 ちらっと [副] 稍微,一晃 6 次いで(ついで) [副] 接着,随后 2 つかむ [他五] 抓,揪住 5 伝わる(つたわる) [自五] 沿着,传播 4 つっこむ(突っ込む) [他五] 插进,伸进 13 突っ走る(つっぱしる) [自五] 猛跑 15 鼓(つづみ〕 [名] 日本鼓 1 坪庭(つぼにわ) [名] 住宅内的庭院 15 つる(鶴) [名] 鹤,仙鹤 4 連合い(つれあい) [名] 配偶者,爱人,伴儿 9 (ちょくりつえんじん) つ て 出会い(であい) [名] 会合,相遇;幽会 12 手当たり(てあたり) [名] 手感;线索 11 抵抗(ていこう) [名] 抵抗 9 ていさい(体裁) [名] 体面,体统 7 185 手口(てぐち) [名] 手段,手法,方法 13 哲学(てつがく) [名] 哲学 5 照らす(てらす) [他五] 照,照耀 6 展開(てんかい) [名,自他サ] 展开,散开 4 てんぐ(天狗) [名] 4 天狗(童话中一种想象中的妖 怪) 天性(てんせい) [名] 天性,秉性 16 天然(てんねん) [名] 天然 2 道具(どうぐ) [名] 工具 1 天主堂(てんしゅどう) [名] 天主教堂 6 同情(どうじょう〕 [名,自サ] 同情 3 点点(てんてん〕 [副] 点点 6 店頭(てんとう〕 [名] 店铺,铺面 15 と 度合い(どあい) [名] 程度 14 銅(どう) [名] 铜 2 動乱期(どうらんき) [名] 动乱时期 8 通り越す(とおりこす) [自五] 越过,通过;度过,闯过危机 16 特徴(とくちょう) [名] 特点 4 陶器(とうき) [名] 陶器 8 同居人(どうきょにん) [名] 同住的人 9 動的(どうてき) [形動] 活动的,变化的;生动的 14 東南アジア(とうなんアジア) [名] 东南亚 8 童話(どうわ) [名] 童话 4 通す(とおす) [他五] 通过,引进 3 独裁主義(どくさいしゅぎ) [名] 独裁主义 7 独特(どくとく〕 [形動] 独特 10 何処と無く(どことなく) [副] 总觉得,不知为什么 3 土器(どき) [名] 土器 2 時折(ときおり) [副] 有时,偶尔 13 溶け込む(とけこむ) [自五] 溶化,溶合 4 とことん [名] 最后,到底 5 土壌(どじょう) [名] 土壤 2 土地柄(とちがら) [名] 某处所(场面)的情形,性质 3 とつおいつ [副,自サ] 游移不定,摇摆不定 9 186 取っ払う(とっぱらう) [他五] 拆除,撤除,拆掉 15 唱える(となえる) [他下一] 念,诵,提倡 8 怒鳴る(どなる) [自五] 大声喊叫;大声斥责 16 徒歩(とほ) [名,自サ] 徒步 12 ど真ん中(どまんなか) [名] 正中心,正中间,正当中 15 とめかく [副] 无论如何,暂且不管 12 捕える(とらえる) [他下一] 捕捉,逮住 13 トランジスターラジオ [名] 半导体收音机 15 とりいれる(取り入れる) [他下一] 收获,收割 3 取りかかる [自五] 着手,开始 6 取り組む(とりくむ) [自五] (互相)抓扭,致力于…… 6 取り巻く(とりまく) [他五] 包围 3 トルストイ [人名] 托尔斯泰 7 取り混ぜる(とりまぜる) [他下一] 掺混,掺和,搀在一起 15 とんでもない [連語,形] 意外,出乎意料,不合情理 11 度を過ごす(どをすごす) [組] 过分 7 な 内出血(ないしゅっけつ) [名] 内出血 13 長年(ながねん) [名] 长期,多年 6 泣き伏す(なきふす) [自五] 哭倒 6 名残(なごり) [名] 惜别,依恋 9 成し遂げる(なしとげる) [他下一] 完成,做完 6 成す(なす) [他五] 形成,构成;达到目的,完成 14 納得(なっとく〕 [名,自他サ] 理解,领会 5 何気無い(なにげない) [形] 无意中,若无其事 5 成り行き(なりゆき) [名] 演变,变迁 5 南風(なんぷう) [名] 南风 3 に にっこり [副,自サ] 菀然,笑嘻嘻的,嫣然一笑, 11 になう(担う) [他五] 担负,承担 10 ニュアンス [名] 细微的感觉,微妙的区别 9 にらむ [他五] 瞪眼,凝视,注视 6 似る(にる) [自上一] 像,似 5 187 ね ねずみ [名] 老鼠 4 熱帯(ねったい) [名] 热带 4 熱分解(ねっぷんかい) [名] 热分解 2 根をすえる [組] 扎根,生根 5 年中行事 [名] 一年中传统的节日活动 3 [名,自サ] 燃烧 2 (ねんじゅうぎょうじ) 燃焼(ねんしょう) の 脳細胞(のうさいぼう) [名] 脑细胞 11 昇り沈む(のぼりしずむ) [自五] 升降,升落 12 野良猫(のらねこ) [名] 野猫 13 は パートタイマー [名] 打工,零工 9 倍加(ばいか) [名,自他サ] 加倍,倍增 16 配偶者(はいぐうしゃ) [名] 配偶,夫或妻 9 背景(はいけい〕 [名] 背景 8 俳優(はいゆう〕 [名] (影、视)演员 1 幕府(ばくふ) [名] 幕府 1 はさみうち(挟み撃ち) [名,他サ] 夹击,夹攻 8 走り去る(はしりさる) [自五] 跑开,逃离开 13 畑道(はたけみち) [名] 乡间小路 6 働き金(はたらききん) [名] 工钱 9 白血病(はっけつびょう) [名] 白血病白血球增多病 6 発見(はっけん) [名,他サ] 发现 2 話しかける(はなしかける) [自下一] 搭话,打招呼 6 花道(はなみち) [名] 花道(歌舞伎演员上场通道) 1 跳ね飛ばす(はねとばす) [他五] 撞倒,飞溅 5 パリ祭 [名] 巴黎革命纪念 10 張り合う(はりあう) [自他五] 竞争,争持,争夺 16 張り詰める(はりつめる) [自下一] 结一层;紧张 14 188 バレエ [名] 芭蕾舞 11 破裂(はれつ) [名,自サ] 破裂 6 反省(はんせい) [名,自サ] 反省,检查自己 9 伴奏(ばんそう) [名,自サ] 伴奏 1 反応(はんのう) [名,自サ] 反应 2 反応塔(はんのうとう) [名] 反应塔 2 反面(はんめん) [名] 反面,另一面 14 烧杯 2 ひ ピ―カー [名] 控える(ひかえる) [自他下一] 控制,等候,临近 5 東アジア(ひがしアジア) [名] 东亚 8 引き合わせる(ひきあわせる) [他下一] 校对,核对 9 率いる(ひきいる) [他上→] 率领,带领 5 引き受ける(ひきうける) [他下一] 承担,接受 13 引き起こす(ひきおこす) [他五] 引起,振兴 7 引き返す(ひきかえす) [自五] 返回,打回 6 引き違い戸(ひきちがいと) [名] 双拉门 15 引き戸(ひきど) [名] 拉门 15 被選挙権(ひせんきょけん) [名] 被选举权 8 ひたる(浸る) [自五] 浸,泡 6 必死(ひっし) [名] 必死;拚命 11 筆法(ひっぽう) [名] 笔法,书法 5 一言(ひとこと) [名] 一句话,三言两语 11 一時(ひととき) [名] 暂时,片刻;有个时候,某时 12 ヒナ [名] 小鸡,鸡 13 ひばり(雲雀) [名] 云雀 4 響く(ひびく) [自五] 响;发出声响 14 標語(ひょうご) [名] 标语 5 ひもとく(鈕解く) [他五] 花蕾开放 2 飛躍的(ひやくてき) [形動] 飞跃的,急速的 2 票数(ひょうすう) [名] 票数 8 病勢(びょうせい) [名] 病情 6 屏風(びょうぶ) [名] (折叠)屏风 3 表面(ひょうめん) [名] 表面 8 評論家(ひょうろんか) [名] 评论家 10 189 開き直り(ひらきなおり) [名] 突然改变态度,将错就错 16 啓く(ひらく) [他五] 开启 12 敏感(びんかん) [名,形動] 敏感,感觉敏锐,灵敏 3 敏捷(びんしょう) [名,形動] 敏捷,机敏,灵活 13 ふ 笛(ふえ〕 [名] 笛子,横笛 1 襖(ふすま) [名] 隔扇 15 物価(ぶっか) [名] 物价 6 ぶつかる [自五] 碰,撞,冲突 5 仏教徒(ぷっきょうと) [名] 佛教徒 8 ブド-酒(ぷどうしゅ) [名] 葡萄酒 7 フラスコ [名] 烧瓶 2 振り返る(ふりかえる) [自五] 回头看,回顾 2 部類(ぶるい) [名] 种类 5 憤慨(ふんがい) [名,自他サ] 愤慨,气愤 13 文豪(ぶんごう) [名] 文豪 1 扮装(ふんそう) [名,自サ] 化妆,装扮 1 平行(へいこう) [名,自サ] 平行,并行 5 平明(へいめい) [名,形動] 简明浅显,容易理解 5 平面的(へいめんてき) [形動] 平面的,水平的 5 ペコリと [副] 瘪;点头行礼 16 ベビージッター [名] 保姆 11 謙り(へりくだり) [名] 谦恭,谦逊 9 弁償(べんしょう) [名,他サ] 赔偿 13 へ ほ 帆(ほ) [名] 帆,船篷,船帆 3 ほう [感] (吃惊时)噢 6 封建(ほうけん) [名] 封建 10 放射線(ほうしゃせん) [名] 放射线 6 法則(ほうそく) [名] 法则 2 190 放逐(ほうちく) [名,他サ] 放逐,流放 13 吠える(ほえる) [自下一] (狗)叫 13 誇る(ほこる〕 [自五] 自豪,夸耀 1 細腕(ほそうで) [名] 细瘦的胳膊,微力 6 蛍(ほたる) [名] 萤火虫 3 ほっと [副,自サ] 轻轻叹口气,放心 6 没頭(ぼっとう) [名,他サ] 埋头,专心致志 6 没落(ぼつらく) [名,自サ] 没落,破产 8 不如帰(ほととぎす) [名] 杜鹃,布谷,子归 3 骨(ほね) [名] 骨头 6 褒める(ほめる) [他五] 表扬,赞美,褒奖 16 惚れる(ほれる) [自下一] 出神,迷恋 4 本筋(ほんすじ) [名] 正题,本题 4 本来(ほんらい) [名,副] 本来,原来 12 ま 舞い(まい) [名] 舞,舞蹈 1 舞う(まう) [自五] 舞蹈,飘 1 巻き込む(まきこむ) [自五] 卷入,卷进,牵进 5 孫〔まご) [名] 孙子 4 幕〔まく) [名] 幕 1 摩擦(まさつ) [名,自他サ] 摩擦;意见分歧 14 まします [自五] 6 (古语あり的尊敬语)相当于 いらっしゃる 惑う(まどう) [自五] 困惑,茫然不知所措 15 纏まる(まとまる) [自五] 凑齐,归纳 13 まね(真似) [名,自サ] 学,装,模仿 1 真似る(まねる) [他下一] 模仿,仿效 1 間々(まま) [副] 有时,偶尔,往往 9 守る(まもる) [他五] 遵守,保护 4 丸山邦男(まるやまくにお) [人名] 丸山邦男(评论家) 4 回り舞台(まわりぶたい) [名] 旋转舞台 1 み 見出す(みいだす) [他五] 191 找到,发现 16 身内(みうち) [名] 全身,浑身;亲属 9 見方(みかた) [名] 看法,见解 4 看過す(みすごす) [他五] 看漏;置之不问,忽视 2 溝(みぞ) [名] 水沟;隔阂 15 味噌汁(みそしる) [名] 酱汤 13 見出(みだす) [他五] 找到,发现 2 妙(みょう) [名,形動] 奇怪,奇异;格外,分外;奥妙; 11 巧妙 民衆(みんしゅう) [名] 民众 8 む 無意味(むいみ) [名,形動] 无价值,无意义 13 無遠慮(むえんりょ) [名] 不客气 14 昔話(むかしばなし) [名] 故事,传说 4 無関心(むかんしん) [名] 不关心 8 報いる(むくいる) [他上一] 报答,报酬,报以…… 6 矛盾(むじゅん) [名] 矛盾 14 結び付く(むすびつく) [自五] 结合,连接,结合在一起 8 無理矢理(むりやり) [副] 硬,强迫,强逼 16 室戸岬(むろとみさき) [地名] 室户岬 12 無論(むろん) [副] 当然,不用说 5 め 名人(めいじん) [名] 名人 1 名月(めいげつ) [名] 中秋之月 3 めく [接尾詞] 好像……样子,有……倾向 5 恵まれる(めぐまれる) [自下一] 蒙受,承蒙 1 めったに [副] 很少,不常(后续否定) 7 芽生え(めばえ) [名] 发芽,萌芽 2 芽生える(めばえる〕 [自下一] 发芽,萌芽 2 目を配る(めをくばる) [組] 留神,往四下看,注意 5 面する(めんする) [自サ] 面对,面向 10 192 も 申し立てる(もうしたてる) [他下一] 陈述,主张,声明 13 目的地(もくてきち) [名] 目的地 5 もしかすると [副] 万一,或许 13 最早(もはや) [副] 已经 9 モンゴル [地名] 蒙古 8 や 役(やく) [名] 职务,角色 1 焼け灰(やけばい) [名] 灰烬 6 焼ける(やける) [自下一] 烧成,着火 6 山姥(やまうば) [名] 山中女妖 4 辞める(やめる) [他下一] 辞(职) ,停(学) 11 遺り繰り(やりくり) [名,他サ] 安排,筹措 6 ゆ 友愛(ゆうあい) [名] 友爱 3 タ日(ゆうひ) [名] 夕阳 6 遊楽(ゆうらく) [名] (到外边)游乐 6 雪景色(ゆきげしき) [名] 雪景 3 行方(ゆくえ) [名] 去向,下落 13 行方不明(ゆくえふめい) [名] 去向不明 13 緩む(ゆるむ) [自五] 松弛,缓和 16 よ 夜(よ) [名] 夜,晚上 6 夜明け(よあけ) [名] 拂晓,黎明 12 溶解(ようかい) [名,自他サ] 溶解,溶化 2 容器(ようき) [名] 容器 2 要するに(ようするに) [副] 总之,总而言之 10 様相(ようそう) [名] 样子,情况,面貌 14 溶融(ようゆう) [名,自他サ] 溶化,熔炼,融解 2 予期(よき) [名,他サ] 预料,预想 6 欲望(よくぼう) [名] 欲望 12 193 よくも [副] 竟然,竟能 6 余命(よめい) [名] 余生,残年 6 呼び起こす(よびおこす) [他五] 唤起 7 喇嘛教 8 ら ラマ教(ラマきょう) [名] り リアリティー [名] 真实感,实在感,现实感 9 理屈っぽい(りくつっぽい) [形] 爱追根问底的,好讲道理的 4 利口(りこう) [名,形動] 聪明,伶俐 4 流行(りゅうこう) [名,自サ] 流行,时兴 1 流儀(りゅうぎ) [名] 流派,作风 5 旅行者(りょこうしゃ) [名] 旅客 4 れ レール [名] 铁轨,钢轨 15 連想(れんそう) [名,他サ] 联想 2 ろ 老人(ろうじん) [名] 老人 4 ロザリオ [名] (祈祷用)念珠 6 路上(ろじょう) [名] 街上,路上 5 炉端(ろばた) [名] 炉边 4 わ 別れ(わかれ) [名] 离别 6 沸く(わく) [自五] (水等)沸腾 6 割り切る(わりきる) [他五] 简单地说明,下结论 10 194
© Copyright 2024 Paperzz