注 意 事 項 - 電気通信国家試験センター

平成28年度
第1回
電気通信主任技術者試験問題
午後の部 (伝送交換)
専門的能力・電気通信システム
注
1
試験開始時刻
2
試験種別終了時刻
意
試
験
科
目
「電気通信システム」のみ
「専門的能力」のみ
「専門的能力」及び「電気通信システム」
3
項
科
1
1
2
目
科
科
科
数
目
目
目
終 了 時 刻
15時40分
16時00分
17時20分
試験種別と試験科目別の問題(解答)数及び試験問題ページ
試 験 種 別
試験科目
申請した専門分野
伝
送
無
線
交
換
デ ー タ 通 信
通 信 電 力
専 門 分 野 に
かかわらず共通
専門的能力
伝送交換主任技術者
電気通信
システム
4
事
14時20分
問1
8
8
8
8
8
問 題 ( 解 答 ) 数
問2 問3
問4 問5
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
問1から問20まで
20
試験問題
ペ ー ジ
伝 1~伝16
伝17~伝32
伝33~伝48
伝49~伝64
伝65~伝79
伝80~伝84
受験番号等の記入とマークの仕方
(1) マークシート(解答用紙)にあなたの受験番号、生年月日及び氏名をそれぞれ該当枠に記入してください。
(2) 受験番号及び生年月日に該当する箇所を、それぞれマークしてください。
(3) 生年月日の欄は、年号をマークし、生年月日に1桁の数字がある場合、十の位の桁の「0」もマークしてください。
[記入例]
受験番号
01AB941234
生年月日
生
受 験 番 号
昭和50年3月1日
年
月
年
日
日
月
年 号
5
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
3
3
3
3
3
4
4
4
4
4
5
5
5
5
5
5
6
6
6
6
6
6
6
7
7
7
7
7
7
7
8
8
8
9
9
9
0
0
0
0
0
B
1
1
1
1
1
1
C
2
2
2
2
2
2
3
D
3
3
3
3
3
3
4
E
4
4
4
4
4
5
F
5
5
5
5
6
G
6
6
6
7
H
7
7
0
0
A
A
1
1
B
2
C
0
8
8
8
8
8
8
9
9
9
9
9
9
平
成 H
昭
和
答案作成上の注意
(1) マークシート(解答用紙)は1枚で、2科目の解答ができます。
「専門的能力」は薄紫色(左欄)、「電気通信システム」は青色(右欄)です。
(2) 解答は試験科目の解答欄の正解として選んだ番号マーク枠を、黒の鉛筆(HB又はB)で濃く塗りつぶしてください。
① ボールペン、万年筆などでマークした場合は、採点されませんので、使用しないでください。
② 一つの問いに対する解答は一つだけです。二つ以上マークした場合、その問いについては採点されません。
③ マークを訂正する場合は、プラスチック消しゴムで完全に消してください。
(3) 免除科目がある場合は、その科目欄は記入しないでください。
(4) 受験種別欄は、あなたが受験申請した伝送交換主任技術者(『伝 送 交 換』と略記)を○で囲んでください。
(5) 専門的能力欄は、『伝送・無線・交換・データ通信・通信電力』のうち、あなたが受験申請した専門的能力を○で囲んで
ください。
(6) 試験問題についての特記事項は、裏表紙に表記してあります。
6
合格点及び問題に対する配点
(1) 各科目の満点は100点で、合格点は60点以上です。
(2) 各問題の配点は、設問文の末尾に記載してあります。
マークシート(解答用紙)は、絶対に折り曲げたり、汚したりしないでください。
次ページ以降は試験問題です。試験開始の合図があるまで、開かないでください。
受 験 番 号
(控 え)
(今後の問い合わせなどに必要になります。)
解答の公表は7月13日10時以降の予定です。
合否の検索は8月 1日14時以降の予定です。
試
験
種
別
試 験 科 目
伝送交換主任技術者
問1
(1)
専 門 分 野
データ
専門的能力
通
信
次の 問い に答え よ。
(小計 20点 )
次 の文 章は、 仮想 記憶 方式に つい て述べ たもの であ る。
内の (ア )~ (エ )に最も 適し
たも のを 、下記 の解 答群 から選 び、 その番 号を記 せ。 ただ し、
内の同 じ記 号は、 同じ
解答 を示 す。
(2点 ×4 =8点 )
仮想 記憶方 式は 、コ ンピュ ータ のアー キテク チャ が提 供する 論理 的な アドレ スに ある命 令を
実 行す る際、 主記 憶上 の物理 的な アドレ スに変 換す る方 式であ り、 アド レス変 換を 行う機 構は 、
(ア )
と いわ れる 。論理 アド レス空 間の大 きさ は、 一般に 、主 記憶 装置の アド レス空 間よ
り もは るかに 大き い。
仮想 記憶を 実現 する 方式に は、 大別し てペー ジン グ方 式と
(イ )
方式が ある 。ペー ジン
グ 方式 では、 論理 的な アドレ ス空 間及び 主記憶 は、 ペー ジとい われ る固 定長の 領域 に分割 され 、
ペ ージ テーブ ルに よっ てペー ジご とに対 応付け られ てい る。主 記憶 に存 在しな いペ ージが アク
セ スさ れると 、ペ ージ フォー ルト が発生 しペー ジイ ンが 行われ る。 主記 憶に空 き領 域があ ると
き は、 その空 き領 域に ページ を読 み込む が、空 き領 域が ないと きは 、主 記憶内 の使 用頻度 の少
な いペ ージを 2次 記憶 に追い 出し た後に 、ペー ジフ ォー ルトの 発生 した ページ を主 記憶に 読み
込 む処 理を行 う。 ペー ジの入 替え アルゴ リズム には 、
る。
(ウ )
(ウ)
方 式、 FIF O方 式など があ
方式は、参照されていない時間が最も長いページを追い出す方式であり、
F IF O方式 は、 最も 古くか ら存 在する ページ を追 い出 す方式 であ る。 もし、 何ら かの原 因で
ペ ージ インや ペー ジア ウトが 頻発 すると OSが 仮想 記憶 への入 出力 にC PUの 処理 能力の ほと
ん どを 割いて しま い、 プログ ラム が進ま なくな って しま う
(イ)
(エ)
が 起こる 。
方式 では 、プロ グラ ムを、 メイン ルー チン 、サブ ルー チン 、デー タな ど意味 のあ
る 固ま りで分 割し て作 成し、 必要 な領域 を主記 憶に 読み 込む。
<(ア )~ (エ)の解 答群>
①
D MA
②
LI FO
③
ス レッ ド
④
ネゴ シエ ーショ ン
⑤
T LB
⑥
DA T
⑦
セ マフ ォ
⑧
フラ グメ ンテー ショ ン
⑨
A LU
⑩
ラン ダム
⑪
オ ーバ レイ
⑫
スラ ッシ ング
⑬
L RU
⑭
RA ID
⑮
セ グメ ント
⑯
スワ ッピ ング
伝49
(2)
次 の問 いの
内の(オ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
パー ソナル コン ピュ ータの 構造 や機能 などに つい て述 べた次 の文 章の うち、 正し いもの は、
(オ )
で ある 。
<(オ)の解 答群 >
①
BIOSは、電源入力時にBIOS ROMから読み出されて起動し、ハードウェ
ア の基 本的な 設定 などを 行い 、OS が起 動し た段階 で制 御権を OS に引き 渡す 。
②
マザ ーボー ド上 のアド レス バスは 、メ モリ のどの 位置 に対し て読 み書き を行 うか
と いう 情報を 伝送 すると とも に、書 込み や読 出しな どの 指示も 行う 。
③
マザ ーボー ドで は、基 板を 多層化 する こと によっ て複 雑な回 路を 実現し てお り、
多 層化 された 各基 板の回 路間 の接続 は、 ピン ホール によ って行 われ ている 。
④
CP UがC PU の外部 に存 在する メモ リと データ をや り取り する ための バス は、
内 部バ スとい われ 、外部 ハー ドディ スク や光 学式ド ライ ブなど との 接続に 用い られ
る 拡張 インタ フェ ースと やり 取りす るた めの バスは 、外 部バス とい われる 。
(3)
次 の問 いの
内の(カ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
デバイスドライバなどについて述べた次の文章のうち、誤っているものは、
(カ)
である。
<(カ)の解 答群 >
①
デバ イスド ライ バには 、ハ ードウ ェア を直 接制御 する 処理を アプ リケー ショ ンか
ら 分離 する役 割が ある。 この ためハ ード ウェ アが変 更さ れた場 合で も、ア プリ ケー
シ ョン プログ ラム の変更 を最 小限に とど める ことが でき る。
②
アプ リケー ショ ンプロ グラ ムとタ スク 型デ バイス ドラ イバは 、メ ールボ ック スな
ど リア ルタイ ムO Sが提 供す るタス ク間 通信 のサー ビス を利用 して データ をや り取
り する ことが でき る。
③
一つ のデバ イス を複数 のタ スクが 共有 する 場合、 タス クの実 行順 序を制 御す るた
め に、 シリア ライ ズが必 要と なる。
④
デバ イスド ライ バの処 理終 了時に アプ リケ ーショ ンに 制御を 戻す 方式と して は、
完 了復 帰型I /O と同期 型I /Oが あり 、同 期型I /O の場合 は、 デバイ スド ライ
バ の処 理実行 中も アプリ ケー ション のタ スク は並行 して 処理を 実行 するこ とが でき
る。
伝50
(4)
次 の問 いの
内の(キ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
コン ピュー タの プロ セス制 御に ついて 述べた 次の A~ Cの文 章は 、
A
(キ)
。
シ ステム の過 負荷 状態な どに より休 止とし たプ ロセ スに割 り当 てて いた主 記憶 領域を 取り
上げ て、そ のプ ロセ スを2 次記 憶へ追 い出す 動作 は、 スワッ プイ ンと いわれ る。
B
実 行状態 のプ ロセ スが実 行待 ち状態 に遷移 する 要因 として 、入 出力 動作な どC PUを 必要
とし ない事 象の 発生 が挙げ られ る。
C
ス レッド は、 プロ セスよ り小 さい実 行単位 のこ とで あり、 マル チス レッド に対 応した プロ
セス をマル チプ ロセ ッサシ ステ ムで処 理する 場合 、ス レッド ごと にC PUの 割当 てを行 うこ
とに より複 数の 処理 を並行 して 行うこ とがで きる 。
<(キ )の 解答 群>
(5)
①
Aの み正 しい
②
B のみ 正し い
③
Cの み正 しい
④
A、 Bが 正しい
⑤
A 、C が正 しい
⑥
B、 Cが 正しい
⑦
A、 B、 Cいず れも 正しい
次 の問 いの
⑧
A、B 、C いずれ も正 しくな い
内の(ク)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
DRAM又はSRAMについて述べた次の文章のうち、誤っているものは、
(ク)
である。
<(ク)の解 答群 >
①
DR AMは 、読 み書き が自 由に行 える RA Mの一 種で 、電荷 を蓄 えるた めに コン
デ ンサ 、トラ ンジ スタな どか ら構成 され る回 路を記 憶素 子に用 いる 。
②
DR AMは 、情 報を読 み出 す際、 コン デン サに蓄 えら れた電 荷を 放電す る。 この
た め、 読出し によ り情報 が破 壊され るこ とか ら、こ のよ うな読 出し 方法は 、一 般に、
破 壊読 出しと いわ れる。
③
DR AMの 高速 化技術 であ るDD Rは 、ク ロック 信号 の立ち 上が り時と 立ち 下が
り 時の 両方で 動作 させる こと により 、実 効的 に2倍 のク ロック で動 作させ るこ とが
で きる 。
④
キャ ッシュ メモ リなど に利 用され るS RA Mには 加算 器とい われ る論理 回路 が用
い られ ている 。S RAM は、 DRA Mと 比較 して、 一般 に、高 速に 動作す ると いう
利 点が ある。
伝51
問2
(1)
次の 問い に答え よ。
(小計 20点 )
次の文章は、サーバクラウド及びスケールアウトクラウドについて述べたものである。
内の (ア)~(エ)に最 も適 したも のを 、下記 の解答 群か ら選 び、そ の番 号を 記せ。
(2 点×4 =8 点)
サー バクラ ウド は、 従来型 のビ ジネス アプリ ケー ショ ンを動 かす ため に存在 する クラウ ドで
あ り、 サーバ のハ ード ウェア を共 有し、 利用効 率を 高め るサー バ
(ア )
技 術を 使用し て、
比 較的 小さい ワー クロ ードを 数多 く処理 する。
これ に対し てス ケー ルアウ トク ラウド は、数 十か ら数 千台、 又は それ 以上の サー バを分 散処
理 ソフ トウェ アに よっ て連携 させ 、巨大 なワー クロ ード を処理 する 。こ のよう にス ケール アウ
ト クラ ウドに はサ ーバ が多数 存在 するた めサー バが 故障 するこ とを 前提 に、あ るサ ーバが 壊れ
た ら他 のサー バが その 処理を 引き 継げる ように する こと で信頼 性を 高め ており 、ソ フトウ ェア
の アー キテク チャ は
(イ)
で ある。 スケー ルア ウト クラウ ドは 、一 般に、 Py tho n、
R ub yなど コン パイ ルの必 要が ないダ イナミ ック 型の 言語フ レー ムワ ークを 用い て構築 され
て おり 、これ らの 言語 で記述 され たプロ グラム やデ ータ をメイ ンメ モリ 上で実 行で きる状 態に
し た多 数の
(ウ )
を同時 に稼 働させ ること がで きる 。また 、デ ータ ベース には 、デー タの
正 規化 は行わ ない がス ケール アウ トに向 いた
(エ )
などが 用い られ ている 。
<(ア)~(エ)の解 答群 >
①
ク ラス
②
仮 想化
③
要 塞化
④
イ ンス タン ス
⑤
未 完成
⑥
ブ ラウ ザ
⑦
多 重化
⑧
オ ブジ ェク トデー タベ ース
⑨
疎 結合
⑩
ク エリ
⑪
S QL
⑫
リ レー ショ ナルデ ータ ベース
⑬
密 結合
⑭
包 含関 係
⑮
暗 号化
⑯
キ ーバ リュ ー型デ ータ ストア
伝52
(2)
次 の問 いの
内の(オ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
スト リーミ ング で用 いられ るプ ロトコ ルの特 徴に つい て述べ た次 の文 章のう ち、 正しい もの
は、
(オ)
で ある 。
<(オ)の解 答群 >
①
サー バとク ライ アント 間の ストリ ーム 制御 に関す るイ ンタフ ェー スが規 定さ れて
い るR SVP を用 いるこ とに より、 VO D視 聴の際 、再 生、停 止、 早送り 、巻 き戻
し など が可能 とな る。
②
RT CPパ ケッ トをク ライ アント 側か らサ ーバ側 に定 期的に 送信 するこ とに より、
サ ーバ からの コン テンツ 配信 の伝送 速度 など の調整 をす ること がで きる。
③
RTPには、通信に必要なリソース予約や通信の品質保証を実現するためのQoS
に かか わる機 能が 標準で 規定 されて いる 。
④
RTP/RTCPの実装として、RTPセッションは、ユニキャストによる1対1
で のス トリー ミン グ配信 に対 応して いる が、 マルチ キャ ストに よる 複数の 視聴 者へ
の スト リーミ ング 配信に は対 応して いな い。
(3)
次 の問 いの
内の(カ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
DN Sにつ いて 述べ た次の A~ Cの文 章は、
A
(カ)
。
新 規にホ スト 情報 をDN Sサ ーバに 登録す るた めに は、最 初に DN Sドメ イン 階層の 最上
位の ルート ドメ イン を管理 する ルート DNS サー バに ホスト 情報 の登 録を済 ませ ておく 必要
があ る。
B
D NSサ ーバ への 問合せ やD NSサ ーバか らの 応答 など名 前解 決の ための メッ セージ は、
IPフラグメンテーションを起こさないサイズのUDPパケットでの使用に限定され、TC P
パケ ットで は使 用で きない 。
C
イ ンター ネッ トで 管理さ れる 全ての ドメイ ン名 とI Pアド レス を対 応させ るホ スト情 報は 、
定め られた 1台 のD NSサ ーバ で管理 されて いる 。
<(カ)の解 答群 >
①
Aの み正し い
②
Bの み正 しい
③
Cの み正し い
④
A、 Bが正 しい
⑤
A、 Cが 正し い
⑥
B、 Cが正 しい
⑦
A、 B、C いず れも正 しい
伝53
⑧
A 、B、 Cい ずれ も正し くな い
(4)
次 の問 いの
内の(キ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
電子 メール シス テム につい て述 べた次 の文章 のう ち、 誤って いる もの は、
(キ )
で ある 。
<(キ)の解 答群 >
①
電子 メール を適 切なメ ール サーバ に配 信す るプロ グラ ムは、 MT Aとい われ 、代
表 的な ものと して sen dm ail があ る。
②
ユー ザの電 子メ ールの 読み 書き、 メー ルサ ーバへ の送 信、メ ール サーバ 内の 自分
の メー ルボッ クス からの メー ル受信 など に利 用され るプ ログラ ムは 、MU Aと いわ
れ る。
③
SM TPは 、M TAか らM TAへ メー ルを 送信し たり 、MT Aか らMU Aへ メー
ル を送 信した りす るとき に用 いられ るプ ロト コルで ある 。
④
POP3やIMAP4は、メールを受信したユーザが、MUAを用いて自分の
メ ール ボック スか らメー ルを 取り出 す場 合に 用いら れる プロト コル である 。
⑤
IM AP4 は、 TCP を利 用し、 サー バ側 のポー トと して、 一般 に、1 43 番が
用 いら れる。
(5)
次 の問 いの
内の(ク)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
ギガ ビット イー サネ ットに つい て述べ た次の 文章 のう ち、誤 って いる ものは 、
(ク)
あ る。
<(ク)の解 答群 >
①
10 00B AS E-X には 、リン クを 共有 する2 台の 100 0B ASE -X 装置
間 にお いて情 報を やり取 りし 、最適 の通 信モ ードを 自動 的に設 定す る、オ ート ネゴ
シ エー ション の機 能があ る。
②
ファ ストイ ーサ ネット と同 様の伝 送距 離を 確保す るた めに、 最小 フレー ムに キャ
リ ア エ ク ス テ ン シ ョ ン を 付 加 す る こ と に よ り 、 ス ロ ッ ト タ イ ム と し て 6 4 B yte
を 転送 するた めの 時間を 確保 してい る。
③
キャリアエクステンションに起因する情報転送効率の低下を改善するため、フ
レ ーム バース トを 用いて 複数 のフレ ーム を連 続的に 送信 する方 法が ある。
④
フレ ームバ ース トを用 いる 場合、 最初 のフ レーム では キャリ アエ クステ ンシ ョン
を 行う が、2 番目 以降の フレ ームで はキ ャリ アエク ステ ンショ ンは 行わな い。
伝54
で
問3
(1)
次の 問い に答え よ。
(小計 20点 )
次 の文 章は、 10 ギガ ビット イー サネッ トの物 理層 につ いて述 べた もの である 。
内
の(ア)~(エ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。ただし、
内の 同じ 記号は 、同 じ解 答を示 す。
(2点 ×4 =8点 )
通信 速度が 10 ギガ ビット /秒 クラス のイー サネ ット (1 0G bE)の 物理層 は、 ギガビ ット
イ ーサ ネット と同 様に 、PC S、 PMA 及びP MD とい われる 副層 を持 ち、P CS はMA Cフ
レ ーム を符号 化し 、P MAは
(ア)
を行い 、P MD は物理 媒体 と接 続する イン タフェ ース
を提供する。10GbEのWAN PHYにおいては、さらにPCSとPMAの間にWIS
といわれる副層があり、SDH/SONETと整合させる役割を持つ。PMDと物理媒体と
の イン タフェ ース はM DIと いわ れ、P CSか らM AC 副層へ 接続 する 共通イ ンタ フェー スは
(イ )
と いわ れる 。
(イ)
は、
(ウ)
bit 幅 の 信 号 を 1 5 6 .2 5 M H z の ク ロ ッ ク の リ ー デ ィ ン グ
エ ッジ とトレ ーリ ング エッジ の両 方で送 受信す るこ とに より1 0 Gbit/s の 通信 速度を 実現
す る仕 様とな って いる 。
1 0 G B A S E - R な ど に お い て P C S が 行 う 6 4 B / 6 6 B 符 号 化 は 、 6 4 bit の 送 信
デ ー タ を 6 6 bit の 符 号 に 変 換 し て 送 信 す る た め 、 変 換 効 率 は 約
(エ)
% となる 。こ
れ は、 100 0B AS E-X にお いてP CSが 行う 8B /10 B符 号化 よりも 高い 変換効 率と
な って いる。
<(ア )~ (エ)の解 答群>
①
16
②
80
③
X FP
④
MDI -X
⑤
18
⑥
97
⑦
X AU I
⑧
XGM II
⑨
32
⑩
100
⑪
波 形整 形
⑫
高速ス イッ チング
⑬
36
⑭
103
⑮
光 /電 気変 換
⑯
パラレ ル/ シリア ル変 換
伝55
(2)
次 の問 いの
内の(オ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
AD SLに つい て述 べた次 の文 章のう ち、正 しい もの は、
(オ )
である 。
<(オ)の解 答群 >
①
ADSLでは、ユーザ宅内のATU-Rと通信事業者の設備センタ内のATU-C
が N:1 で対向 して 通信 を行っ てお り、 ATU -C は1台 で複数 ユー ザを 収容す る
こ とが可 能であ る。
②
AD SLサ ービ スと既 存の 電話サ ービ スを 同一の メタ リック 回線 で利用 する 場合、
ユ ーザ宅 内に設 置さ れる スプリ ッタ と、 通信事 業者 の設備 センタ に設 置さ れるス プ
リ ッタに よって AD SL のデー タ信 号と 電話の 音声 信号が 多重又 は分 離さ れる。
③
通信 事業者 の設 備セン タに 設置さ れる DS LAM は、 ADS L信 号を復 調し た後
の データ がPP Po Aや PPP oE であ ること を識 別する ととも にP PP を終端 し、
I SPな どの接 続先 に振 り分け る機 能を 有して いる 。
④
ユー ザ宅内 に設 置され るA DSL 送受 信機 にはル ータ 型とブ リッ ジ型が あり 、一
般 に、W AN回 線を 経由 して接 続さ れる 二つの LA Nを、 ルータ 型で 接続 してい る
と きには 同一L AN のセ グメン トと して 扱い、 ブリ ッジ型 で接続 して いる ときに は
互 いに異 なるL AN のセ グメン トと して 扱う。
(3)
次 の問 いの
内の(カ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
コア ネット ワー ク伝 送技術 につ いて述 べた次 の文 章の うち、 誤っ てい るもの は、
(カ )
で ある 。
< (カ)の解 答群 >
①
O T N (Optical Transport Network)は 、 波 長 レ ベ ル で ス イ ッ チ ン グ を 行 う 波 長
ル ー テ ィ ン グ 技 術 と 波 長 分 割 多 重 技 術 を 用 い て お り 、 O S S (Operation Support
System)が波 長の 論理 パスを 管理 する。
②
多様 なクラ イア ント信 号を 、SD Hや OT Nのペ イロ ードに マッ ピング する 技術
と してG FPが 標準 化さ れてい る。 GF Pフレ ーム は、コ アヘッ ダと 固定 長のペ イ
ロ ード領 域によ り構 成さ れ、ク ライ アン ト信号 は固 定長の ペイロ ード 領域 に収容 さ
れ る。
③
他の 通信事 業者 のSD H/ SON ET 信号 をWD M装 置に収 容す る際、 ST Mフ
レ ームを トラン スペ アレ ントに 転送 する ことが 求め られる 場合に は、 SO Hで行 っ
て いる故 障点評 定や 切替 機能を 、W DM レイヤ など におい て実現 する 必要 がある 。
④
OTNにおいて、波長単位でノード間に割り当てられた論理的な信号の通路はOCh
(Optical Channel)といわれる。OChのフレーム構造は、クライアント信号が収容
さ れるペ イロー ド、 OC hの保 守・ 運用 情報を 扱う オーバ ヘッド など で構 成され る。
伝56
(4)
次 の問 いの
内の(キ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
I E E E 8 0 2 .1 1 で 標 準 化 さ れ て い る 無 線 L A N の 伝 送 方 式 に つ い て 述 べ た 次 の A ~ C
の 文章 は、
A
(キ )
。
無線LANのアクセス制御には、PCF(Point Coordination Function)とDCF(Distributed
Coordination Function)と いわ れる二 つの方 式が ある 。PC Fは アク セスポ イン ト(AP)が
AP 配下の 各端 末に 送信要 求の 有無を 問い合 わせ 、送 信要求 のあ った 端末へ 順番 に送信 権を
与え る方式 であ り、 DCF は各 端末が チャネ ルの 使用 状況を 検知 して 自律的 に送 信デー タの
送信 タイミ ング を決 める方 式で ある。
B
送 信側及 び受 信側 とも複 数の アンテ ナを使 い、 それ ぞれの アン テナ から同 じ周 波数で 異な
るデ ータス トリ ーム を送信 し、 それを 複数の アン テナ で受信 する 技術 は、一 般に 、MI MO
とい われ、 1対 のア ンテナ で送 受信す る場合 と比 較し て、理 論上 はア ンテナ の数 だけ空 間多
重に より高 速化 でき る。
C
無 線LA Nで は、 同一の 無線 チャネ ルを複 数の 端末 で共有 する ため 、CS MA /CD とい
われ る衝突 回避 のた めのア クセ ス制御 方式が 使用 され ている が、 伝搬 環境な どの 条件に よっ
ては 無線セ ル内 で送 受信フ レー ムどう しが衝 突す るお それが ある 。
<(キ )の 解答 群>
①
Aの み正 しい
②
B のみ 正し い
③
Cの み正 しい
④
A、 Bが 正しい
⑤
A 、C が正 しい
⑥
B、 Cが 正しい
⑦
A、 B、 Cいず れも 正しい
伝57
⑧
A、B 、C いずれ も正 しくな い
(5)
次 の問 いの
内の(ク)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
CA TVシ ステ ムな どにお ける 変調方 式につ いて 述べ た次の 文章 のう ち、誤 って いるも のは 、
(ク )
で ある 。
<(ク)の解 答群>
①
C ATV シス テム で使用 され ている QA Mは、 搬送 波の位 相と 振幅 を変化 させ
て情 報を送 る変 調方 式であ り、 CAT Vシ ステム は、 無線シ ステ ムと 比較し て伝
送路 として の条 件が 良いこ とか ら、6 4Q AMや 25 6QA Mを 用い てより 多く
の情 報を送 るこ とが 可能で ある 。
②
衛 星デジ タル 放送 などで 使用 されて いる PSK は、 搬送波 の位 相を 変化さ せて
情報 を送る 変調 方式 であり 、A SKと 比較 して、 伝送 途中の 雑音 に対 する誤 り特
性が 優れて おり 、衛 星経由 の微 弱信号 など を伝送 する 場合に 適し てい る。
③
地 上デジ タル 放送 で使用 され ている OF DMは 、複 数の搬 送波 を用 いるマ ルチ
キャ リア変 調方 式の 一つで あり 、複数 のサ ブキャ リア に分割 して 伝送 するこ とに
より 、サブ キャ リア 1波当 たり のシン ボル レート を低 くする こと がで き、地 上で
の電 波伝搬 の際 に生 ずる反 射波 による 干渉 の影響 を受 けにく い。
④
デ ジタル 放送 の多 チャン ネル 信号な どを 一括し て広 帯域な FM 信号 に変換 し、
その 信号で 光を 振幅 変調す る方 式はS CM といわ れ、 FTT H型 CA TVシ ステ
ムで 使用さ れて いる 。
伝58
問4
(1)
次の 問い に答え よ。
(小計 20点 )
次 の文 章は、 MP LS -VP Nに おける VPN トラ ヒッ クの転 送処 理に ついて 述べ たもの であ
る。
内の (ア )~(エ)に最 も適し たもの を、 下記 の解答 群か ら選 び、そ の番 号を記 せ。
ただ し、
内の 同じ記 号は 、同じ 解答を 示す 。
(2点 ×4 =8点 )
VPNサイト内から他のVPNサイト宛のパケットを受信したCE(Customer Edge)ルータは、
直接接続しているイングレスPE(Provider Edge)ルータへパケットを転送する。そのパケット
を 受信 したイ ング レス PEル ータ は、受 信パケ ット 内の レイヤ
(ア)
情報 及び 受信イ ンタ
フ ェー スから 目的 のV PNサ イト のVP N識別 用ラ ベル を選び 、そ れを 受信し たパ ケット に付
加 する 。さら に、 イン グレス PE ルータ は
(イ)
LSR(Label Switch Router)を決定して、
対 応し た転送 用ラ ベル をVP N識 別用ラ ベルの 前に 付加 し、
(イ )
LSR に転 送する 。
二つ のラベ ルを 持つ パケッ トを 受信し たLS Rは 、ラ ベルス タッ クの 先頭に ある 転送用 ラベ
ル に基 づき、
(イ)
ルを置き換え、
(イ)
LS Rを 決定し 、その LS Rが 利用す るラ ベル で受信 した 転送用 ラベ
LSRへ転送する。このようなラベル切替えにより、イングレスPE
ル ータ から送 出さ れた パケッ トは 、
(ウ)
を転 送さ れて、 目的 のV PNサ イト に接続 され
て いる イーグ レス PE ルータ に到 達する 。
二つ のラベ ルを 持つ パケッ トが イーグ レスP Eル ータ の一つ 手前 のL SRへ 到達 すると 、転
送 用ラ ベルが 取り 除か れ、さ らに イーグ レスP Eル ータ により VP N識 別用ラ ベル が取り 除か
れて、目的のVPNサイトへ、通常フォーマットのパケットが転送される。イーグレスPE
ル ータ の一つ 手前 のL SRで 転送 用ラベ ルが取 り除 かれ る方式 は
(エ )
と いわ れ、イ ーグ
レ スP Eルー タが 処理 する負 荷を 軽減し ている 。
<(ア)~ (エ )の 解答 群>
①
2
②
LD P
③
送信元 の
④
制 御プ レーン 上
⑤
3
⑥
PH P
⑦
LSP 上
⑧
ネ クス トホッ プの
⑨
4
⑩
BG P
⑪
OSP F
⑫
L 2T Pトン ネル 内
⑬
7
⑭
最初 の
⑮
ラスト ホッ プの
⑯
I Ps ecト ンネ ル内
伝59
(2)
次 の問 いの
内の(オ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
ルー タにお ける 帯域 制御及 びパ ケット のキュ ーイ ング につい て述 べた 次の文 章の うち、 誤っ
て いる ものは 、
(オ )
で ある 。
<(オ)の解 答群 >
①
あらか じめ設 定し た帯 域上限 を超 えて パケッ トが 到来し た場合 、帯 域上 限を超 え
た パケッ トをキ ュー に格 納した 後に 送信 するこ とで 出力レ ートを 平準 化す る手法 は、
一 般に、 シェー ピン グと いわれ る。
②
ルータ 内にあ る複 数の キュー に対 して 優先度 を設 定し、 パケッ トを フロ ーごと に
それぞれのキューに割り振り、優先度の高いキューからパケットを送出し、その
キ ューの パケッ トが なく なるま で、 優先 度の低 いキ ューか らパケ ット を送 出させ な
い キュー イング は、 一般 に、F IF Oと いわれ る。
③
プロト コルな どに よっ て区分 され た複 数のグ ルー プに対 して、 それ ぞれ 必要な 使
用 帯域を 設定し 、ラ ウン ドロビ ンな どの 技術を 使用 して帯 域を制 御す るこ とがで き
る キュー イング は、 一般 に、カ スタ ムキ ューイ ング といわ れる。
④
ルータ内にある複数のキューに対して重みを設定し、パケットをフローごとに
それらのキューに割り振り、キューの重みに応じてパケットの送出を公平に行う
キ ューイ ングは 、一 般に 、WF Qと いわ れる。
(3)
次 の問 いの
内の(カ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
IP v4と IP v6 の共存 技術 につい て述べ た次 のA ~Cの 文章 は、
A
(カ )
。
端 末やサ ーバ がI Pv4 とI Pv6 の両方 のプ ロト コルス タッ クを 持つ技 術は 、一般 に、
AL G(Application Level Gateway)とい われ る。
B
I Pv6 ネッ トワ ーク上 でI Pv4 パケッ ト全 体を カプセ ル化 して 通信す る技 術は、 一般
に、 IPv 4 ov er I Pv 6トン ネリン グと いわ れ、M AP -E やDS -l ite など
の技 術があ る。
C
I Pv4 ネッ トワ ークと IP v6ネ ットワ ーク との 間に双 方の プロ トコル を相 互変換 でき
る装 置を用 いて 通信 する技 術は 、一般 に、ト ラン スレ ーショ ンと いわ れる。
<(カ )の 解答 群>
①
Aの み正 しい
②
B のみ 正し い
③
Cの み正 しい
④
A、 Bが 正しい
⑤
A 、C が正 しい
⑥
B、 Cが 正しい
⑦
A、 B、 Cいず れも 正しい
伝60
⑧
A、B 、C いずれ も正 しくな い
(4)
次 の問 いの
内の(キ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
IP 網にお ける マル チキャ スト につい て述べ た次 の文 章のう ち、 正し いもの は、
(キ )
で ある 。
<(キ)の解 答群 >
①
受信ホ ストと ラス トホ ップと なる ルー タとの 間で やり取 りされ るマ ルチ キャス ト
用 プロト コルと して 、I Pv4 では ML D(Multicast Listener Discovery)が用 い
ら れ、I Pv6 では IG MP(Internet Group Management Protocol)が用 いられ る。
②
IGM Pは、 受信 ホス トのマ ルチ キャ ストグ ルー プへの 参加、 ルー タの クエリ と
受 信ホス トのレ ポー ト応 答によ るメ ンバ 管理、 受信 ホスト のマル チキ ャス トグル ー
プ からの 離脱な どの 手続 きを定 めて いる 。
③
ルーテ ィング ドメ イン 内にマ ルチ キャ ストリ スナ が多数 存在し 、均 一に 分散し て
い る場合 には、 PI M- SMを 適用 する と効果 的で ある。 一方、 マル チキ ャスト リ
ス ナの数 が少な く、 分散 に偏り があ る場 合には 、P IM- DMが 有利 であ る。
のぞ
④
レイヤ 2スイ ッチ がホ ストと ルー タの 間のメ ッセ ージを 覗き見 て、 必要 なポー ト
だけにマルチキャストパケットを転送する機能は、RPF(Reverse Path Forwarding)
と いわれ る。
(5)
次 の問 いの
内の(ク)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
NG Nにつ いて 述べ た次の 文章 のうち 、正し いも のは 、
(ク)
で ある。
<(ク)の解 答群 >
①
NGN のアー キテ クチ ャは、 IP パケ ットの 基本 的な転 送機能 など を提 供する ト
ラ ンスポ ートス トラ タム 及び付 加価 値サ ービス など を提供 するサ ービ スス トラタ ム
の 2階層 モデル とな って いる。
②
NGN では、 種々 のイ ンタフ ェー スを 規定す るこ とによ りネッ トワ ーク をオー プ
ン 化して おり、 サー ビス ストラ タム にお いてア プリ ケーシ ョンが 接続 され るイン タ
フ ェース として UN Iが 設けら れて いる 。
③
NGN におけ るI Pマ ルチメ ディ アサ ブシス テム (I MS)は、 トラ ンス ポート ス
ト ラタム の一部 であ り、 FMC を実 現す るため の中 心的な 技術と され てい る。
④
NGN では、 音声 、映 像及び デー タの マルチ メデ ィア型 通信の Qo Sを 保証し て
お り、ユ ーザか らの サー ビス要 求に 対し 、伝送 資源 に基づ く受付 判断 をネ ットワ ー
ク 接続制 御機能 (NA CF)が行 う。
伝61
問5
(1)
次の 問い に答え よ。
(小計 20点 )
次 の文 章は、 スパ ニン グツリ ープ ロトコ ル(ST P)につ いて述 べた もの である 。
内
の(ア)~(エ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。ただし、
内の 同じ 記号は 、同 じ解 答を示 す。
(2点 ×4 =8点 )
ST Pには イー サネ ット上 でや り取り してい るM AC フレー ムが
(ア)
こと を防ぐ 機能
が あり 、イー サネ ット が物理 的に ループ 構成に なっ てい ても、 LA Nス イッチ がポ ートを 自動
的 にブ ロック し、 論理 的にル ープ のない 構成が 作ら れる 。
STPではツリー構造を構築するために起点となる
(イ )
として最も小さいブリッジ
I Dを 持つL AN スイ ッチが 選択 される 。ブリ ッジ ID は16 ビッ トの
ド レ ス から 構 成さ れ る 。I E E E8 0 2.1D に よる
8 00 0と規 定さ れて おり、 全て のLA Nスイ ッチ の
レ スの 値によ って
(イ)
(ウ )
(ウ)
(ウ )
とMA Cア
の初期値は、16進表示で
が 初期 値の場 合、 MAC アド
が決 定され る。他 のL AN スイッ チは
(イ)
に対 する最 短経
路 を計 算して 最も 短い 経路を フォ ワーデ ィング 状態 にす る。
また、STPが動作しているLANスイッチでは
(エ )
といわれるフレームを使って
L AN スイッ チ間 の情 報を交 換す る。
<(ア )~ (エ)の解 答群>
①
コ スト
②
VL AN
③
S EP
④
ブリッ ジプ ライオ リテ ィ
⑤
F CS
⑥
TT L
⑦
H DL C
⑧
LER
⑨
A RP
⑩
BP DU
⑪
ハブ
⑫
ルート ブリ ッジ
⑬
ル ープ外 を通 過する
⑭
ポ イン ト・ツ ー・ ポイン トで 転送さ れる
⑮
ル ープ外 で消 滅する
⑯
ル ープ 内を回 り続 ける
伝62
(2)
次 の問 いの
内の(オ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
トン ネリン グプ ロト コルに つい て述べ た次の 文章 のう ち、誤 って いる ものは 、
(オ)
で
あ る。
<(オ)の解 答群 >
①
MP LSに 用い られる シム ヘッダ は、 レイ ヤ2ヘ ッダ とレイ ヤ3 ヘッダ の間 に挿
入 され る。ま た、 ラベル スタ ッキン グを 実現 するた めに 複数の シム ヘッダ を用 いる
こ とが できる 。
②
MPLSにおいて、同一ポリシーによって分類されるパケット群は、一般に、
F EC (Forwarding Equivalence Class)とい われる 。F ECを 用い ると、 各パ ケッ
ト のレ イヤ3 ヘッ ダ情報 を基 に一つ 一つ 処理 する方 法と 比較し て、 効率的 なパ ケッ
ト 処理 が可能 とな る。
③
L2 TPは 、P APや CH APな どの ユー ザ認証 を含 むPP Pセ ッショ ンを 利用
し てト ンネル 形成 を可能 とし ている 。
④
PP TPは 、リ モート アク セスV PN を形 成する こと はでき るが 、LA N間 接続
V PN を形成 する ことは でき ない。
(3)
次 の問 いの
内の(カ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
イー サネッ トの 規格 につい て述 べた次 のA~ Cの 文章 は、
A
(カ )
。
M ACア ドレ スに は、I /G ビット が0の マル チキ ャスト アド レス と1の ユニ キャス トア
ドレ スがあ る。
B
衝 突を検 出し た端 末は、 送信 を中断 すると とも に、 他の端 末に 衝突 が生じ たこ とを通 知す
るポ ーズパ ケッ トを 一定時 間送 出する 。
C
C SMA /C Dで は、1 6回 連続し て送信 フレ ーム の衝突 が生 じた 場合、 その フレー ムは
破棄 される 。
<(カ)の解 答群 >
①
Aの み正し い
②
Bの み正 しい
③
Cの み正し い
④
A、 Bが正 しい
⑤
A、 Cが 正し い
⑥
B、 Cが正 しい
⑦
A、 B、C いず れも正 しい
伝63
⑧
A 、B、 Cい ずれ も正し くな い
(4)
次 の問 いの
内の(キ)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
I E E E 8 0 2 .1 X 規 格 に 基 づ く 無 線 L A N の ア ク セ ス 認 証 に つ い て 述 べ た 次 の A ~ C の
文 章は 、
(キ)
。
A
無 線LA N端 末の アクセ ス認 証は、 無線L AN 端末 と認証 サー バ間 で行わ れる 。
B
無 線LA Nア クセ スポイ ント は、一 般に、 サプ リカ ントと いわ れ、 無線L AN 端末と 認証
サー バ間の メッ セー ジを中 継す る。
C
E AP(Extensible Authentication Protocol)を用 いた認 証に 先立 ち、無 線L AN端 末は 、
無線 LAN アク セス ポイン トと の間で アソシ エー ショ ンを形 成す る。
<(キ)の解 答群 >
(5)
①
Aの み正し い
②
Bの み正 しい
③
Cの み正し い
④
A、 Bが正 しい
⑤
A、 Cが 正し い
⑥
B、 Cが正 しい
⑦
A、 B、C いず れも正 しい
次 の問 いの
⑧
A 、B、 Cい ずれ も正し くな い
内の(ク)に 最も適 したも のを 、下 記の解 答群 から 選び、 その 番号を 記せ 。
(3 点)
IP v6に 組み 込ま れてい るセ キュリ ティ機 能に つい て述べ た次 の文 章のう ち、 誤って いる
も のは 、
(ク)
で ある。
<(ク)の解 答群 >
①
IP sec は、 IP層 にお いて暗 号化 や改 ざん防 止な どのセ キュ リティ 機能 を提
供する技術であり、IPsecの仕様はIPv6の仕様とは独立しているが、IPv6
で は実 装が必 須と されて いる 。
②
IPv6パケットは、固定長のIPv6ヘッダ、可変長の拡張ヘッダ及びペイ
ロ ード から構 成さ れ、拡 張ヘ ッダの 情報 によ ってセ キュ リティ やQ oSな どの 機能
を 実現 してい る。
③
IP v6は 、ト ラヒッ ク制 御機能 を有 して いるた め、 第三者 によ るトラ ヒッ ク解
析 や大 量のパ ケッ トを送 りつ けるD oS 攻撃 などを 防御 するこ とが できる 。
④
IP sec のト ランス ポー トモー ドで は、 IPパ ケッ トのペ イロ ード部 分だ けが
暗 号化 される 。
伝64
試験問題についての特記事項
(1) 試験問題に記載されている製品名は、それぞれ各社の商標又は登録商標です。
なお、試験問題では、
及び TM を明記していません。
(2) 問題文及び図中などで使用しているデータは、すべて架空のものです。
(3) 論理回路の記号は、MIL記号を用いています。
(4) 試験問題では、常用漢字を使用することを基本としていますが、次の例に示す専門的用語などについては、
常用漢字以外も用いています。
[例] ・迂回(うかい) ・筐体(きょうたい)
・輻輳(ふくそう) ・撚り(より) ・漏洩(ろうえい)
など
(5) バイト〔Byte〕は、デジタル通信において情報の大きさを表すために使われる単位であり、一般に、2進数の
8桁、8ビット〔bit〕です。
(6) 情報通信の分野では、8ビットを表すためにバイトではなくオクテットが使われますが、試験問題では、一般
に、使われる頻度が高いバイトも用いています。
(7) 試験問題のうち、正誤を問う設問において、句読点の有無など日本語表記上若しくは日本語文法上の誤り
だけで誤り文とするような出題はしておりません。
(8) 法令に表記されている「メグオーム」は、「メガオーム」と同じ単位です。
(9) 法規科目の試験問題において、個別の設問文中の「 」表記は、出題対象条文の条文見出しを表しています。
また、出題文の構成上、必ずしも該当条文どおりには表記しないで該当条文中の( )表記箇所の省略や部分
省略などをしている部分がありますが、( )表記の省略の有無などで正誤を問うような出題はしておりません。