次世代自動車開発の

特集 - 次世代自動車開発
次世代自動車開発の
「No.1 ITパートナー」
を目指します
車載電子機器の
複合化・システム化対応
ECUの小型化・
高機能化
設計・検証の効率化
サプライヤーとの
最適連携
グローバル開発・
製造対応
標準化・規格化への
対応
車外・車載ネットワーク
ソリューション
モデルベース設計・
システム設計対応
環境への
配慮
安全性
強化
快適性
図研のITソリューションが貢献
次世代自動車開発に
求められるテーマとは?
コスト
パフォーマンス
向上
CORPORATE PROFILE
07 アニュアルレポート2014
特集 - 次世代自動車開発
世界の自動車産業は大きな変化の時期を迎えています。安全性能はもとより、
セキュリティ、
環境性能への要請が強まり、
さらに先進運転支援シ
ステム(ADAS)が急速に進化していることで、
最先端のエレクトロニクスとITソリューションによるさまざまな車載システムの実装も加速しています。
また同時に、開発途上国の自動車需要増大によって市場は多様化し、完成車メーカーをはじめとした自動車関連メーカーは、
より効率的な設
計方法やスマートなサプライチェーン・マネジメントの構築に取り組んでいます。今や自動車は、およそ2,000本のケーブルでつながれた車載
モジュール、数十個もの電子制御ユニット(ECU)を備えた、最も高度で複雑なエレクトロニクス製品だといえます。
したがってその製品開発にお
いては、
より多くの制約条件をクリアしながら精巧なエンジニアリングを実現する設計環境が必要になります。
私たちの果たすべき役割はまさにここにあります。図研は、
今後次世代自動車システム開発の鍵となる設計環境を、
既に数多く提供しています。
ま
ず、
ワイヤハーネス設計ツールは、
世界中で圧倒的な市場シェアを獲得しています。
また、
将来における
「Connected Vehicle
(コネクテッド・ビーク
ル)
」
を実現する上で重要なデバイスとなる可能性の高い車載インフォテイメント機器のメーカーの多くが図研の電子機器設計ソリューションの
ユーザーです。さらに、
クオリティと耐久性において最高水準の性能を求められる多くのECUメーカーも、
図研の最新設計ツールを採用しています。
このように、
自動車産業を牽引するお客さまとの仕事を通じて、図研グループは、
この分野での最も高度なITソリューションを提供し続けます。
ワイヤ
ハーネス
サプライヤーとの
効果的なコラボレーションを
促す工程設計
自動車生産における
エレクトロニクス概念設計
インフォ
テイメント
ECU
グローバルに急速な変化を遂げるオートモーティブ市場での優位性を維持し、
ビジネスチャンスを確実に捉えていくため、
私たちは新しい研究開
発拠点としてドイツ・エルランゲンにグローバル・オートモーティブ&トランスポーテーション・コンピテンス・センターを設立しました。
図研の目標は、
今後お客さまが必要とするソリューションを的確に把握することにより、
オートモーティブ分野のお客さまにとってさらに広範囲に
お役にたてるITベンダーになることです。
将来の先進的な自動車システムは、
いくつもの設計要素が複雑な相互関係で成り立っていますので、
その設計品質と効率を両立させていく上で
重要な要素となるコンセプト設計段階を支援するソリューション領域を強化していきます。
これによって高度化・複雑化するエンジニアリング工程に
おける設計手戻りを回避することができます。
さらに、
今後ますます進展していくと考えられるエンジニアリング/調達/製造工程における国際的な分業体制を支援するソリューションも強化
し、
完成車メーカーやそのティア1サプライヤーの効率的なサプライチェーン構築に貢献してまいります。
お客さまの開発における最適解を提供すべく、
日本、
アジア、
欧州および米州の図研グループは一致協力し、
自動産業界におけるITソリューション
のリーダーとしてのポジションを確固たるものにしていきます。
CORPORATE PROFILE
08 アニュアルレポート2014