夏の な つ だいさんかく 北 なつ みなみ なが あま がわ 夏の大三角から南に流れる天の川 みなみ ちか ちへいせん あま がわ いちばん こ ぶぶん 南の地平線近く、天の川の一番濃い部分に「い ざ じょうはんしん ひと かはんしん うま て座」があります。上半身が人、下半身が馬と きみょう 星空 ほしぞら じんぶつ ゆみ ひ しぼ すがた デネブ いう奇妙な人物が弓を引き絞った姿をしていま や きりん いち す。そして、その矢はすぐ右に位置する「さそ り座」の赤い星アンタレスを狙っています。ア ざ おおぐま カシオペヤ みぎ あか ほし ねら しんぞう ベガ ンタレスはちょうどサソリの心臓のところにあ 北極星 も こじし こぐま かがや り、燃えるように輝いています。サソリのし っぽの部分は「J」の字のように先が曲がっ ており、日本ではそれを釣りばりに見立て て「うおつりぼし」 「たいつりぼし」の名 を付けている地方もありました。 いて座やさそり座のあたりから天の 川を頭の真上の方へたどっていくと、 天の川をはさんで両岸で輝く 2 つの星 が見つかります。地平線に近い方が「わ し座」のアルタイル、ほとんど真上 にあるのが「こと座」のベガで、日 本では、彦星・織姫星として有名な七 夕の星たちです。実際のアルタイルと ぶぶん アンドロメダ じ さき にっぽん ま つ みた な ケフェウス ざ とかげ りゅう りょうけん デネブ がわ かみのけ はくちょう ベガ あたま あま まうえ ほう りょうがん がわ かがや ちへいせん ちか ほし ほう かんむり や うしかい アルクトゥールス おとめ ざ ひこぼし ぽん ばた アルタイル まうえ 西 東 ヘルクレス こぎつね あま ざ こと いるか ざ み ペガスス こうま ちほう つ にっ おりひめぼし ほし ゆうめい たな じっさい 夏の大三角 へび アルタイル あいだ 道 天の赤 はくちょう こと 角 やぎ こぎつね や アンタレス −1等星 0等星 1等星 2等星 3等星 4等星 5等星 まいとし ヘルクレス かんむり アルクトゥールス あま かがや いて けんびきょう さそり みなみの かんむり こうま いるか へび この星空が見える日時 4月中旬 5月中旬 6月中旬 7月中旬 8月中旬 午前 4時 午前 2時 午前 0時 午後10時 午後 8時 かぞく なつ ともだち たの ほし すく ところ なが き まちあ あたま まうえ とお きた そら なが そうがんきょう あわ くも ほし あつ み あま い がわ みなみ あま ぼうえんきょう じっさい み なが くら がわ ほし なか しろ み な お ちゅうしん 南斗六星 じゅうじか アンタレス ちへいせん がわ ひ いみ やぎ 夏は家族や友達と楽しく星を眺めるのにぴったりの季 節です。街明かりの少ない所まで行けば、南の地平線か ら頭の真上を通って北の空まで流れている天の川を見る ことができるでしょう。双眼鏡や望遠鏡で眺めてみると、 淡い雲のように見える天の川が、実際はたくさんの暗い 星の集まりであることがわかります。 せつ てんびん へびつかい たて 南 に ち じ たなばた ざ さいだん み へび アルタイル(彦星) わし おおかみ じょうぎ でんせつ むずか 大 三 たて うしかい ベガ (織姫星) 北十字 道 黄 ねん きょり てんびん へびつかい へび デネブ スピカ 夏 の わし はや ベガの間には、光の速さ で飛んでも 17 年かかる ほどの距離があり、伝説 のとおりに毎年七夕の日 にデートすることは難し そうです。 ベガからさらにさかの ぼると、天の川の中に白 く輝く星デネブを見つけ ることができます。デネ ブは「はくちょう座」の ちょうどしっぽのところ にあり、その名も「尾」 を意味しています。デネ ブを中心に、ちょうど大 きな十字架を描くように 星がならび、白鳥が天の 川の水面近くをすべるよ うに飛んでいるようすを 想像することができるで しょう。 と みずがめ ほしぞら ひかり いて みなみの かんむり ほし さそり がわ はくちょう すいめん ちか と おおかみ そうぞう おお えが あま
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