平成 26 年度 看護学部・看護学研究科教育評価

平成 26 年度 看護学部・看護学研究科教育評価
目次
【看護学部】
Ⅰ. 看護学部教育理念 (学部長 山内 京子) ................................................................................. 2
Ⅱ. 教育方針 (学部長 山内 京子) .................................................................................................. 2
Ⅲ. 教育目標 (学部長 山内 京子) .................................................................................................. 2
Ⅳ. 年次教育目標 ........................................................................................................................... 2
Ⅴ. 教育課程 (学科長 加藤 重子) .................................................................................................. 3
Ⅵ. 教育評価................................................................................................................................... 3
1. 看護関連領域 ....................................................................................................................... 3
1) 人文社会科学系 ............................................................................................................ 3
2) 医学自然科学系 ............................................................................................................ 4
3) 情報・総合科学系 ....................................................................................................... 11
2. 看護専門科目 ..................................................................................................................... 12
1) 基礎看護学 (領域責任者 村松 真千子)................................................................ 12
2) 地域看護学(領域責任者 日川 幸江) ..................................................................... 15
3) 精神看護学(領域責任者 加藤 重子) ..................................................................... 17
4) 母性看護学(領域責任者 山内 京子) ..................................................................... 19
5) 小児看護学(領域責任者 進藤 美樹) ..................................................................... 20
6) 成人看護学(領域責任者 前信 由美) ..................................................................... 21
7) 老年看護学(領域責任者 安藤 純子) ..................................................................... 23
3. 専門領域看護論.................................................................................................................. 25
4. 看護研究 ............................................................................................................................ 32
Ⅶ.委員会活動 ............................................................................................................................... 36
1) 教育課程委員会 (委員長:前信 由美) ................................................................. 36
2) 国家試験対策委員会 (委員長:村松 真千子)....................................................... 37
3) 実習委員会 (委員長:安藤 純子) ........................................................................ 37
4) FD 委員会 (委員長:山内 京子).......................................................................... 38
5) 倫理委員会 (委員長:佐々木 秀美) ..................................................................... 39
6) 自己点検評価委員会 (大学全体) .......................................................................... 39
7) 実習室整備委員会 (委員長:村松 真千子) .......................................................... 39
8) 紀要委員会 (委員長:森田 克也) ....................................................................... 40
9) 教育機器整備委員会 (委員長:金澤 寛) .............................................................. 40
10) 国際交流委員会 (委員長:島内 節) ................................................................... 41
11) 図書館委員会 (委員長:高田 昇) ....................................................................... 41
12) 地域連携センター運営会議 (大学全体)................................................................ 42
13) 就職指導委員会 (委員長:讃井 真理) ................................................................. 42
14) 保健係 (委員長:日川 幸江)................................................................................ 42
Ⅷ.社会活動 .................................................................................................................................. 43
IX.研究活動(教員各自) ............................................................................................................ 48
Ⅹ.学生部(学生部長)................................................................................................................. 55
Ⅺ.会議運営 .................................................................................................................................. 58
【看護学研究科】
Ⅰ.広島文化学園大学大学院看護学研究科がめざす教育 ............................................................ 59
Ⅱ.教育理念(研究科長 島内 節) .......................................................................................... 59
Ⅲ.教育目的・目標・教育課程(研究科長 島内 節) .............................................................. 60
Ⅳ.教育評価 (各教科目、担当者) ........................................................................................... 60
【博士前期課程の教育評価】 ................................................................................................... 60
【博士後期課程の教育評価】 ................................................................................................... 65
Ⅴ.委員会活動 ............................................................................................................................... 67
A 改革に対する取り組み ............................................................................................................. 68
B その他 ...................................................................................................................................... 68
1
平成 26 年度 看護学部教育評価
Ⅰ. 看護学部教育理念 (学部長 山内 京子)
広島文化学園大学は、建学の精神である「究理実践」に基づき、深く専門の学術を教授研究すると
ともに、豊かな人間性と総合的な判断力を培った社会人を育成し、地域社会及び国際社会の発展に貢
献することを基本に、看護学部では次の教育理念を設定している.
1. 生命に対する畏敬の念と倫理観に基づいた行動ができる感性豊かな人間を育成する.
2. グローバルな視点をもち、専門知識と実践能力を有する看護専門職者を育成する.
3. 生涯学習し続ける態度を有し、地域社会に貢献する看護専門職者を育成する.
Ⅱ. 教育方針 (学部長 山内 京子)
1.
2.
学習者が知識と行動を融合させて、主体的に実践できるように教育する.
一般教養を高め自律した基本的生活態度を養う.
Ⅲ. 教育目標 (学部長 山内 京子)
学部の教育理念と教育方針を受けて、看護学科では、実践的な教育研究体系の中で、生命に対する
畏敬の念と倫理観に基づいた豊かな感性、グローバルな視点、専門知識と実践能力、さまざまな問題
に対処できる問題解決能力、生涯にわたって自ら学習を続けることのできる能力を合わせ持ち、地域
社会、国際社会に貢献できる看護専門職者を育成することをめざし、次の教育目標を策定し、教育実
践している.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
グローバルな視点に立って看護実践の基礎的能力が修得できる.
豊かな感性を養うことができる.
高い倫理性を持ち、責任ある行動がとれる.
問題解決能力を高め、研究的態度を養う.
専門知識を活かし、地域貢献にとりくむ.
人間関係形成能力を身につけ自己成長できる.
主体的学習態度を身につけ職業的アイデンティティを形成できる.
Ⅳ. 年次教育目標
看護学部教育理念・目標および教育課程構造を考慮し、次の年次目標を設定し、卒業時到達目標の
指標とする.
1年次教育目標
(1) 人間と人間が生活する環境について理解できる.
(2) 主体的学習態度を身につける.
(3) 日常生活において責任ある行動がとれる.
(4) 看護実践に必要な基礎知識・技術の必要性がわかる.
(5) 自己を洞察し、他者理解を深め、身の回りとの人間関係が構築できる.
2年次教育目標
(1) 病気の成り立ちと回復への促進に関する知識が理解できる.
(2) 豊かな感性を養うことができる.共感的態度が身につく.
(3) 探究心を持ち、問題解決能力を高めることができる.
(4) 看護実践に必要な基礎知識・技術が修得できる.
(5) 専門知識を活かし、地域の人々に目を向けることができる.
(6) 臨地において医療メンバーの一員としての行動がとれる.
3年次教育目標
(1) 主体的に学習し、問題解決能力を高める.
(2) 看護実践において必要な基礎知識・技術を創造的に実践できる.
(3) 研究的態度を養い、創意工夫ができる.
2
(4) 倫理的態度を養い、人を尊重できる.
(5) 臨地において医療メンバーの一員をして責任ある行動がとれる.
4年次教育目標
(1) 個々の健康問題に即した看護実践の基礎的能力が修得できる.
(2) 高い倫理性を持ち、責任ある行動がとれる.
(3) 問題解決能力を高め、研究的態度を養う.
(4) 人間関係形成能力を身につけ自己成長できる.
(5) 職業的アイデンティティが形成でき、地域貢献できる.
Ⅴ. 教育課程 (学科長 加藤 重子)
学則 31 条(授業科目及びその単位数)別表第2の教育課程表(看護学部授業科目)を次のように
改めた.
巻末表1参照
Ⅵ. 教育評価
1. 看護関連領域
1)
) 人文社会科学系
(1)
) 心理学概論 (八島 美菜子)
美菜子)
① 教育目標
人間の心理についての理解を深めるために、まずは基本的な用語や概念について理解する.人の行
動の奥にある認知や感情などを理解する視点について学び、日常において生じ得るさまざまな問題に
ついて心理学的なアプローチで考える力を身につける.
② 教育評価
日常の中にあるさまざまな出来事を心理学的にとらえるための、基礎的な知識の習得はできた.ま
た、心理学そのものに興味をもち、医療・教育にも活かすことができるということを理解することが
できた.
③ 次年度への課題
自らの体験と照らし合わせ、心理的な要因について考えることや、実際に医療や教育現場への応用
きるよう、工夫していくことが今後の課題である.
(2)
) 発達心理学 (八島 美菜子)
美菜子)
① 教育目標
人間の発達の過程やその特徴についての理解を深める.人の発達の原理とともにその過程の法則性
や多様性について学び、それぞれのライフステージにおいて生じやすい問題や障がいについての理解
と支援を、生涯発達の視点から考える力を身につける.
② 教育評価
基礎的な用語の理解や、発達過程の理解はおおむねできていた.しかしながら、講義時に提出する
感想の内容から、一人ひとりの学習意欲や理解の深まりに個人差があることがうかがえた.
③ 次年度への課題
今後は発達の基礎的な知識を臨床場面においてどのように応用していけるのかについて、考える視
点が必要である.
(3)
) 人間関係論 (八島 美菜子)
① 教育目標
自己への理解に始まり、他者との関係性や、集団社会で起きる様々な現象について心理学的に考察
する力を身につける.日常で体験するさまざまな人間関係を見直し、変化させる視点を得ることで良
好な人間関係を築くことを目指す.
② 教育評価
自己に対する理解を深めることや、身近で起こりそうな社会的現象については興味をもって理解を
3
深めることができた.専門用語の理解については、やや不十分な点もあったが、講義時の感想の内容
などから、学びをどのように日常に生かせばよいか問題意識をもつことできていた.
③ 次年度への課題
人間関係を育む上で自己と他者について探求し、実際のコミュニケーションのあり方を振り返るよ
うな内容を増やすことで、より身近に捉えるきっかけを作る必要がある.
(4)
) 健康心理学 (八島 美菜子)
① 教育目標
「健康」に対する考え方や、健康増進のために必要な知識を身につけ、実践者として自分の健康に
置き換えながら考える力を身につける.特に「健康」について心理学的にアプローチする視点を学び、
健康教育実践者として自らが率先して取り組むための知識や方法論について学習する.グループワー
クでは、積極的に学習に取り組み、対象の発達段階に応じて表現を工夫することができる.
② 教育評価
レポート課題に意欲的に取り組み、自分の生活の中で実践者としての視点をもちながら課題に取り
組めていた.また、グループワークへの取り組みでは、発達段階や生涯発達を踏まえた課題設定やプ
レゼンテーション表現の工夫にも取り組み、各グループ独自の視点で意欲的に取り組む姿がみられ
た.
③ 次年度への課題
一つ一つの取り組みが最終的なグループワークに結びつくよう、それぞれの内容に関する課題意識
をもてるように工夫をしていく必要がある.
2)
) 医学自然科学系
(1)
) 看護関連総合演習 (森田 克也・高田 昇・藤原 隆・金澤 寛・八島 美菜子)
美菜子)
① 教育目標
医療や看護を学ぶ前の 1 年生の前期に Early exposure として、人体構造機能・薬理学・公衆衛生・
心理学・病態学・情報科学の演習・実習を行い、講義の学習に加え経験的学習の補強を行った.
② 教育評価
人体解剖見学実習・細胞や人体組織の顕微鏡観察・人体モデル学習、細胞生物学や生体機能の制御
についてのシミュレーション演習、薬物の希釈等の基礎的化学実験、コンピュータ演習、心理学演習
や学外から患者や代理者を招いて話を聞き、講義では抽象的であった知識を具体的なイメージや経験
として体得できた.
③ 次年度への課題
次年度も同じようなプログラムを予定している.より学生の意見や気持ちを反映させるために、授
業前の工夫を行いたい.実習では学生に対し指導するには教員一人では手が回らないもどかしさを感
じた.また、時間が短いことも問題と思われる.
(2)
) 医学概論 (高田 昇)
① 教育目標
1 年生必修.看護師は医療チームの一員として、患者・家族への説明を行い、治療に加わることが求
められる.このため主訴から始まる医療の流れを理解する.すなわち医療面接、身体診察、各種の検査
法、治療法としての栄養、内服薬、注射薬、リハビリテーション、外科手術、麻酔、滅菌、創傷治癒.
癌の診断と治療、移植など.これらの医療用語や医療制度の理解が必要である.医学概論を通じて 2 年
次以後の疾病治療論各論の学習や臨地実習に活かせることを目標とする.
② 教育評価
動画を含むパワーポイントによるスライドショーで授業を行った.資料はカラーで本学の共有ドラ
イブにアップロードしてある.動画はリアルな世界である医療現場を理解するために不可欠であり、
ロールモデルになる.授業ごとに、授業で印象に残ったことを「印象カード」として記させた.看護師
は正しい知識を元に患者や家族に伝え、治療ができるよう支えたいと記したものがあった.教員と学
生間のメーリングリストを活用している.155 人の学生を半分ずつに分けても、教育環境は厳しい.
③ 次年度への課題
教材をブラッシュアップし教育内容の改善・充実を図る.
4
(3)
) 疾病治療論各論 I (高田 昇)
① 教育目標
2 年生必修.「血液と免疫の病気」は遺伝子変化が患者の病状を説明できるものがある.治療上も補
充、過剰反応の抑制、抗がん薬、さらに移植という先端的な医療の進歩がめざましい.看護ケアの果
たす役割は非常に大きいことを学ぶ.
② 教育評価
動画を含むパワーポイントによるスライドショーで授業を行った.教員の専門分野であるためやや
程度が高かったかもしれない.外観でわかる出血の写真や患者や家族の動画はリアルな世界である.
各種の貧血の理解では、最初に最も多い鉄欠乏性貧血から学ぶ.ひとつ理解できると他の病態が見え
てくる.造血幹細胞移植は身近なものになったが、ドナーの問題があることを知った.授業ごとに、授
業で印象に残ったことを「印象カード」に記して提出させた.教員と学生間のメーリングリストを活
用した.
① 教育目標
2 年生必修.腎臓・泌尿器疾患では増加する慢性腎不全、高齢者の排尿異常が問題となっている.こ
れら頻度が高い疾患と、重要な疾患の病態生理とケアについてアクセントをつけながら学修する.
② 教育評価
動画を含むパワーポイントによるスライドショーで授業を行った.授業ごとに、授業で印象に残っ
たことを「印象カード」として記させた.スライドでは動画を多用し、カラーの写真を豊富に載せた
資料を配付した.教員と学生間のメーリングリストを利用した.
① 教育目標
2 年生必修.循環器疾患は脳卒中と冠動脈疾患で日本人の死因の 4 分の 1 を占め、人口の高齢化に
伴い増加傾向にある.病態の理解、内科や外科的な治療に加え、禁煙を含めた予防やリハビリテーシ
ョンの重要性を学習する.
② 教育評価
パワーポイントによるスライドショーで授業を行った.天皇が手術で救命された領域で、関心を集
めた.また 8 ヶ月幼児の心房中隔欠損症に対する開心術は印象深かった.教員と学生間のメーリングリ
ストを利用した.授業ごとに、授業で印象に残ったことを「印象カード」として記させた.スライドで
は特に動画を多用した.循環器疾患は重要で学習範囲が広いにも拘わらず、配分された授業時間数は
あまりに不足しており、学生の未消化部分は大きいと感じられた.
① 教育目標
2 年生必修.皮膚科と耳鼻科と眼科は致死的な疾患は少ないが、生体にとって環境からの信号の門戸
であり、生活の質に大きな影響を及ぼす.感染症は毎年新しい話題がある.患者のケアあるいは公衆衛
生の上で、保健師や看護師の役割が大きいことを学習する.
② 教育評価
パワーポイントによるスライドショーで授業を行った.教材に写真や動画を利用して学習効果を高
めた.例えば性感染症はいつも興味がある課題であり、自分の問題として捉えていた.授業ごとに、授
業で印象に残ったことを「印象カード」として記させた.教員と学生間のメーリングリストを利用し
た.
① 教育目標
2 年生必修.高齢化社会の時代を迎え、入院患者の半数が高齢者であり看護ケアのコンシューマーで
ある.若い学生たちには実感できない高齢者の生活と疾病・障害を考える.特有の症状、面接、検査、
診断、治療に至る流れを理解する.高齢化は治療できないが、看護ができない高齢者はいないことを
学ぶ.
② 教育評価
パワーポイントによるスライドショーで授業を行った.祖父母を見ている学生も多く、高齢者が抱
える健康問題に共感を寄せ、ケアを提供したいと希望している学生は多いことがよくわかった.授業
ごとに、授業で印象に残ったことを「印象カード」として記させた.教員と学生間のメーリングリス
トを利用した.
③ 次年度への課題
教材の見直し、ブラッシュアップを図る.
認知症のみで 1 コマを配分するよう工夫が必要である.
5
(4)
) 病理学各論 (高田 昇)
① 教育目標
1 年生選択.疾病とは人間の身体と精神の機能が逸脱していく過程である.看護にとっての病理学は
現象としての捉え方、つまり病態生理学である.「頭痛」
「発熱」「呼吸困難」など、臨床でよく遭遇す
る症候について、病態、原因を学び、医療面接や身体診察、検査から診断への流れを学び、患者への
アプローチの仕方を学ぶことを目標とする.
② 教育評価
パワーポイントによるスライドショーで授業を行った.授業ごとに、授業で印象に残ったことを「印
象カード」として記させた.例えば患者は「胸が苦しい」を訴えて受診する.決して「私は心筋梗塞で
す」とは言わない.「胸痛」のメカニズム、胸痛をきたす疾患の多様性、患者への対応を学んだ.教員
と学生間のメーリングリストを利用した.救急看護を選択する学生にとっては必修であったが、よく
勉強する学生とそうでない学生が 2 極化した.このため受験資格があるにもかかわらず期末試験さら
に再試験を受けない学生が多くいた.
③ 次年度への課題
より救急医療に必要な病態生理に組み換える工夫をする.
(5)
) 人体構造機能学 I
(藤原 隆)
① 教育目標
生体は、細胞、組織、器官、器官系の階層構造から構成されていること、それぞれの器官系はそれ
ぞれの機能を果たし、全体として恒常性を維持すること、人体は様々な骨格と骨格筋により運動でき
ることを理解することを目標とする.
② 教育評価
細胞の構造、細胞の多様性、細胞分裂、組織の成り立ち、組織の種類、人体の骨格系、人体の筋系
などについて、パワーポイントによるスライドを用いて講義した.インターネットの動画を利用する
ことで、学生の骨学や筋学の理解が深まった.2、3回毎の講義の終わりに小テストを実施し、評価
の一部とした.また、講義についてのアンケートを行い、その結果を次回の講義の改善のために役立
てた.
③ 次年度への課題
教科書に沿った講義であったので、教科書の内容の説明に終始した.このため毎回の講義のまとめ
は行わなかった.次年度はできるだけ毎回の講義の終わりに要点をまとめ、学生が要点を把握しやす
くすることが望まれる.
(6)
) 人体構造機能学
(藤原 隆)
人体構造機能学 II
① 教育目標
皮膚と膜の構造と機能、神経系の構成要素(神経細胞と神経膠細胞)、中枢神経、末梢神経、自律
神経の構造、神経系の生理学、目や耳などの特殊感覚器の構造、感覚器の生理を理解することを目標
とする.
② 教育評価
皮膚、中枢神経系、末梢神経系、視覚、聴覚、平衡覚、味覚、嗅覚などについて、パワーポイント
によるスライドを用いて講義した.インターネットの動画や DVD を利用することで、学生の神経系や
感覚器系の理解が深まった.2、3回毎の講義の終わりに小テストを実施し、評価の一部とした.また、
講義についてのアンケートを行い、その結果を次回の講義の改善のために役立てた.
③ 次年度への課題
教科書に沿った講義であったので、教科書の内容の説明に終始した、このため毎回の講義のまとめ
は行わなかった.次年度はできるだけ毎回の講義の終わりに要点をまとめ、学生が要点を把握しやす
くすることが望まれる.
(7)
) 人体構造機能学 III
(藤原 隆)
① 教育目標
心臓の構造、刺激伝道系の存在する位置、動脈や静脈などの血管の構造と機能、肺や気管の構造と
機能、消化管や付属腺などの消化器系の構成要素およびそれぞれの構造と機能などを理解することを
目標とする.
6
②
教育評価
心臓・血管系、呼吸器系、消化器系などについて、パワーポイントによるスライドを用いて講義し
た.2、3回毎の講義の終わりに小テストを実施し、評価の一部とした.また、講義についてのアンケ
ートを行い、その結果を次回の講義の改善のために役立てた.
③ 次年度への課題
教科書に沿った講義であったので、教科書の内容の説明に終始した、このため毎回の講義のまとめ
は行わなかった.次年度はできるだけ毎回の講義の終わりに要点をまとめ、学生が要点を把握しやす
くすることが望まれる.また、インターネットの動画や DVD を利用することで、学生の心臓の拍動、
血液の流れなどの理解が深まると考えられる.
(8)
) 人体構造機能学 IV (藤原 隆)
① 教育目標
下垂体や甲状腺など種々の内分泌器の構造とそれぞれのホルモン分泌調節機構、腎臓の構造と必要
物質の再吸収機構、男性生殖器の構造と機能、女性生殖器の構造と機能などを理解することを目標と
する.
② 教育評価
内分泌系、男性生殖器系、女性生殖器系などについて、パワーポイントによるスライドを用いて講
義した.2、3回毎の講義の終わりに小テストを実施し、評価の一部とした.また、次年度の講義の改
善のために役立てるため講義についてのアンケートを行った.
③ 次年度への課題
教科書に沿った講義であったので、教科書の内容の説明に終始した、このため毎回の講義のまとめ
は行わなかった.次年度はできるだけ毎回の講義の終わりに要点をまとめ、学生が要点を把握しやす
くすることが望まれる.また、インターネットの動画や DVD を利用することで、学生の心臓の拍動、
血液の流れなどの理解が深まると考えられる.
(9)
) 臨床免疫
臨床免疫・
免疫・遺伝学
遺伝学 (高田 昇)
① 教育目標
人の疾病は遺伝性の要因と環境要因の両者によって発生する.近年、遺伝子解析や改編などの技術
が急速に進歩して、病態理解や治療応用が進んだ.従来の、染色体異常の理解から、現在はがんの分
子標的医療、高血圧、糖尿病などの多因子遺伝病、そして薬物療法のテーラーメイド医療、再生医療、
遺伝子医療に広がっている.日常化しつつある遺伝子の時代に、看護師が患者に説明し、また遺伝カ
ウンセリングへの道筋を理解することが目標である.
② 教育評価
1 年生必修.教員としても 1 年生に 7 回も遺伝学の講義を組み立てるのは非常に苦労した.看護師向
けの適切な教科書が少ない.国家試験での出題数が少ないために勉強のインセンティブが働きにくい.
さらに高校で生物・化学を履修していないと、まるで新規の外国語習得に似た状況で、2 年生以上の
再履修学生も多かった.インターネットで得た動画を駆使してわかりやすい授業に努めた.印象カー
ド、メーリングリストを利用した.
③ 次年度への課題
授業内容の大幅な見直しとブラッシュアップを図る.
(10)
) 薬理学 (森田 克也)
① 教育目標
薬物の作用についての基本概念を分子、細胞、固体レベルで理解する.各種疾患とその治療、予防
のための薬物使用の基本を理解する.薬物治療における薬剤の使用方法、作用機序、副作用、他の薬
物との相互作用などを理解する.これらの臨床薬理学の基礎知識を理解し、実際の安全かつ有効な薬
物治療に対応できる能力を養うことで、看護上の注意について理解を深める.
② 教育評価
生体の恒常性の破綻が疾患であることを理解し、恒常性維持のための生体機能および薬物が如何な
メカニズムで何処に作用するかについての理解を深めた.本年度は視覚資料を充実させて、理解に繋
がるように工夫した.薬物治療に際して、患者への助言と服薬指導が可能な知識と能力の修得につと
めた.授業態度は受身的であり、自ら考え、積極的に理解しようとする学習姿勢が望まれる.
7
③
年度への課題
本年度は内容の充実を考え講義を行った.結果、ボリュウムが多くなり、充分な理解が得られなか
った学生がでてきた.次年度は重要な分野に絞り平易な内容とし、加えてシュミレーションソフトを
使用して薬の作用をバーチャル体験できるような講義形態を増やしていくことを企画しており、実践
をふまえて具体的に指導し、理解につなげていきたい.
(11)
) 疫学 (中村 哲)
① 教育目標
疫学の概念を理解し、多くの疫学用語の共通理解を通じて、看護、特に地域看護実践の中で疫学的
思考に基づく保健活動の展開ができるようになる.
② 教育評価
疫学における基本概念の理解や疫学用語に関し、パワーポイントによるスライドを用いて講義を行
った.スライドには国外での疫学調査事例を入れ、学生の興味と理解を深めるように工夫を行った.学
生の理解度に関しては不定期に行った小テストや小論文で評価した.その結果、疫学調査の方法論に関
わる概念と用語への理解が十分とは言えないことが判明した.十分満足できる理解度に達したとは言
いがたいので更なる努力が必要と考える.
③ 次年度への課題
疫学の方法論には統計学的理解が必要である.このため数理統計学や保健統計学の復習をも時間が
許す限り講義に加えることとしたい.また疫学概念をさらに満足できる程度に理解させるために、講
義の早期に自己学習を積極的に行えるように演習を行うこととしたい.
(12)
) 病態微生物 (中村 哲)
① 教育目標
微生物学の概念と範囲、感染症が実社会の中での人々の健康にどのように影響し、どのようにコン
トロールするかを理解し、看護の実践の中で活用可能な知識となる事を目標とする.
② 教育評価
病原微生物と一般的な微生物学との差異や、ウイルス、リケチア、クラミディア、細菌、真菌、原
虫並びに蠕虫・節足動物を含む動物群をパワーポイントによるスライドで講義した.これらの知識の
莫大な蓄積を短時間で理解してもらう難しさが常にあるが、時には学術 DVD や途上国での感染症対策
事例や現地での動画を用いて学生の興味を引き出すように工夫し、この科目が看護に基礎的に強く関
わっていることが理解されたと考えている.
③ 次年度への課題
次年度からは講義の早期に自主学習に関わる演習を行いその学習内容の発表をさせることとした
い.学生の自主的な発表を通して、知識を取り込むだけでなく自から情報を発信する能力の向上を促
したい.
(13)
) 病理学総論
(中村 哲)
① 教育目標
病理学の理念に基づき、総論と各論に分かれてはいるが、人体の構造と機能において、異常状態で
の症状とそのメカニズムや疾病の分類、対応や対処の原則を理解し、看護の実践の中で活用可能な知
識となる事を目標とする.
② 教育評価
細胞および組織、器官レベルでの病理像とその病態生理学的理解を系統的に深めるために教科書に
即して講義を行った.講義に際しては、他の教科書を含む画像資料をパワーポイントスライドとして
作成・使用することで学生の興味を深めることができた.しかし、感染症や免疫疾患に関わる項目に
関しては単に復習を促すにとどめざるを得なかった.
③ 次年度への課題
次年度では今日的に注目されている感染症や免疫疾患に関して、原因やメカニズムの特性や疫学、
最新の知見を紹介することで、学生の知的興味を引き出したいと考える.
(14)
) 公衆衛生学 (中村 哲)
① 教育目標
公衆衛生学の概念、定義並びに範囲を理解し、実社会の中の多種多様な健康問題の存在を認識し、
8
公衆衛生学の特徴である多視点から、健康問題の解決並びに予防のための実践力を獲得する.
② 教育評価
公衆衛生学の個々のテーマが看護学とどのように関連し、その実践へ影響してくるかをイメージで
きるようにパワーポイントスライドを用いて、健康や学としての定義、集団としての健康養護・保持・
増進の諸相について講義した.今年度の講義では、特に保健師を目指す学生にとっては知識の応用とな
る地域看護学領域と関連づけを十分に行うことができなかった.
③ 次年度への課題
地域看護領域への橋渡しのための講義内容となるように更なる改定を加えたい.
(15)
) 保健統計学 (中村 哲)
① 教育目標
看護・保健活動の実践に必要な統計学の基本的な考え方や知識を提供し、将来的に論文や本を読み
書きする際にデータとその統計処理をどのように解釈し、あるいは記述するかについての入門として
の役割を果たすことを目標とする.
② 教育評価
保健統計の理論や手法を系統的に理解し、看護・保健活動に応用するための入門として教科書に沿
い、パワーポイントスライドおよび必要に応じて演習を実施することで教育を進めた.地域保健活動に
必要な統計資料や情報科学の役割及び統計学的方法の意義と知識・技術への理解は 130 名ほどのクラ
ス全体としては深まったと考える.しかし、実施した演習のレポートを見るとクラスの 3 分の 2 以上が
ランダムな事象と確率や事象の分布の概念への理解が十分ではなかった.
③ 次年度への課題
本科目は保健師の選択必修科目であることから、可能であれば保健師や養護教諭希望者を対象とし
たい.そのうえで毎回の保健統計学の例題演習を行うことを試み、調査や研究に必要な基礎的情報の収
集及び統計的解析とその解釈に関わる能力を身につけられるよう尽力する.
(16)
) 臨床免疫学 (中村 哲)
① 教育目標
免疫および遺伝学に関連する基本的な用語を理解し、患者が理解できるように説明でき、ケアに役
立てることを目標とする.
② 教育評価
免疫学の背景・歴史および自然免疫や適応免疫にかかわる細胞や物質とそれらのメカニズムや免疫
ネットワークに関わる概念と用語をパワーポイントスライドや教育用 DVD を用いて講義し、学生の理
解を深めた.
③ 次年度への課題
免疫学は病態微生物および病理学総論での講義と重複し関連していることから、臨床的に重要な知
識に関してはより工夫した講義として反復し、学生の理解を深めたい.
(17)
) 生化学 (山下 洵子)
洵子)
① 教育目標
・人体の構造が化学物質の構成として説明できる.
・人体の機能が化学反応として説明できる.
・生体が閉鎖系であり、かつまた開放系であることが理解できる.
② 教育評価
授業はできるだけ一方向の授業でなく、学生達に質問してやりとりしながら進めた.授業後、10 分
程度で解答できる課題を出し、ミニレポートとして提出してもらった.次の時間に前回の課題の意味と
解答を解説・講評した.それらの結果を講義する私だけでなく学生も以降の学修で役立てるよう指導し
た.
③ 次年度への課題
教科書に沿った講義であったので、日本語を読むことを苦としない学生にとってはそれほど難解で
はないようであった.しかし、読むのは出来るだけ避けたい学生もおり、また、高等学校時代に化学も
生物も履修していない学生も相当数いて、基礎的な説明をすることに多くの時間をさかざるをえなか
った.現在、1年前期に化学の基礎と生物学が同時進行で展開されているが、それらの履修が終わった
後期以降に生化学を履修するのがよい、と提案してきた.しかし、いろいろな縛りがあり、来年度も変
9
更ない.基礎知識がない学生達に対し、いまだ良い解決法がみつかっていない.学生のレベルの実情に
合う順序性を取り入れたカリキュラム改正の実現を期す.
(18)
) 栄養学 (山下 洵子)
洵子)
① 教育目標
1.前期で学んだ生化学の知識を復習し、生化学との繋がりを理解する.2.栄養代謝機能障害それぞ
れの原因・症状・影響について知識を深める.3.個々の障害に対して、特に食の視点から適切な看護援
助の有り方を学ぶ.
② 教育評価
授業はできるだけ一方向でなく、学生達に質問してやりとりしながら進めた.授業のあと 10 分程度
で解答できる課題を出し、ミニレポートとして提出してもらった.次の時間に前回の課題の意味と解答
を解説・講評した.それらの結果を講義する私だけでなく学生も以降の学修で役立てるよう指導した.
③ 次年度への課題
教科書に沿った講義であったので、多くの学生にとってそれほど難解とはいえないようであった.
しかし、生化学はおろか、いまだ化学にも生物にもなじめないらしい学生も相当数いて、その対応に
かなりの時間をさかざるをえず、生化学との間を往きつ戻りつの授業展開となることが多かった.理解
度の良い学生でさえ、あまりにも未知のことが多く想像で授業内容を補っていたと思う.臨床に出て、
例えば、実際に糖尿病患者に一度でも接するとすんなり分かることが授業のなかにはたくさん出てく
る.この教科が臨床に出るようになる学年で組みこまれると、多くの学生にとってより身近になりより
理解が増す、と考える.しかし、来年度も今年度と変わらないので、今年度と似たような展開にならざ
るを得ないと思う.
(19)
) 化学の基礎 (山下 洵子)
① 教育目標
・人体の構造が化学物質の構成として説明できる.
・人体の機能が化学反応として説明できる.
・事象を物質レベルで見るとき、再現性、普遍性があることが理解できる.
② 教育評価
選択科目であるので、比較的少人数の学生を対象とし、とても授業が進めやすかった.ひとりひとり
の顔が覚えられる利点を生かし、毎回どの学生にも 1 回は質問をして、それぞれの実力を把握しつな
がら双方向の授業展開ができた.
③ 次年度への課題
来年度も少人数であれば、今年度のような展開としたい.
(20)
) 人間健康科学 (山下 洵子)
① 教育目標
自分の食生活を常に振り返りながら、健康を維持する方策を根拠をもって組み立てることができる.
② 教育評価
選択科目であるので、比較的少人数の学生を対象としたので、とても授業が進めやすかった.ひとり
ひとりの顔が覚えられる利点を生かし、学生に質問をしながら、それぞれの実力を把握しつつ双方向
の授業展開ができた.
③ 次年度への課題
必須教科の生化学や同時進行で履修している栄養学がまだ充分に学修できていない学生が多いので、
未学修でもあっても、必須教科が楽しめるようにもっていくために、来年度は課題を与えリベート方
式で議論する場を設けたい.
(21)
) 人間発生・発達学
① 教育目標
看護学部の初年次開講科目として、今後の大学生活に必要な学修の基礎づくりができる.人間の発
生・発達について概観することができ、基礎的知識を修得する.学問的基礎から臨床的意義と実際につ
いての課題意識を深める.
② 教育評価
10
履修者は人間発生・発達学に関する学修を深めることができた.提出された課題レポート等から、未
知の領域に関する問題意識の深まりが把握できた.学修態度は概ね良好で、ほとんど私語もなく、積極
的な受講態度であった.
③ 次年度への課題
初年次の開講科目として、看護学部における学修姿勢の基本を学ぶための位置づけはほぼ達成でき
ており、来年度も同様、問題意識・課題探究型の授業形態を引き続き実施していく.医学系看護関連科
目として、母性看護学領域との接点も多く、2年次からの履修にスムーズに移行できるよう学修内容
に配慮する.
3)
) 情報・総合
情報・総合科学
・総合科学系
科学系
(1)
) コンピュータ操作法 (金澤 寛)
①
教育目標
コンピュータ操作を苦なく行うことができることを目的とし、コンピュータリテラシーの習得を目
指し、Word・ Excel・ PowerPoint・学内 SNS・学内メール等、将来や在学中レポート作成や研究論文
作成及びその発表に利用するであろう、いくつかのアプリケーションをある程度自由に使えることを
目標とし、コンピュータ操作の基礎を習得するための指導を行った.
② 教育評価
中等教育の場で、情報教育が必須となっていることもあり、コンピュータの操作がまったくできな
いという学生はいないが、高校で専門課程であった学生は、情報処理関係の資格を持っているという
学生から、高校で普通科であった学生は、1 年生の時に情報の講義を週 2 コマ行っただけと、コンピ
ュータ操作スキルには、大きな差がみられた.しかしながら、情報教室のキャパシティの関係から約
30 名という人数での講義であったため、コンピュータ操作スキルの低い学生のサポートを行いながら
講義を行うことができ、加えて、周りのスキルの高い学生のサポートもあり、比較的スムーズに学習
を進めることができた.最終的には、コンピュータ操作スキルの低い学生も自分のペースで遅いながら
も自由にアプリケーションソフトを使用し、レポート等目的の資料を作成することができるようにな
った.
(2)
) 情報システム論 (金澤 寛)
① 教育目標
情報化社会を支えるシステムの一つであるネットワークシステム(インターネット)について、そ
の基本的な内容を知り、そこで利用される約束事を知るとともに、情報化社会における情報倫理につ
いて理解を深める.加えて、それら情報化社会で重要となる情報セキュリティについてその概要および
仕組みについて理解する.また、看護職として扱う情報の重要性についても理解を深める.
② 教育評価
ネットワーク化した現代の情報化社会について、インターネットなどのネットワークシステム仕組
みについて知ることができるとともに、その情報化社会に介在する諸問題、特に情報の扱い方につい
て知ることができ、加えて、病院システムの基本およびその利用における看護職としての倫理的課題
についても知ることができたと考える.
(3)
) 情報処理法 (金澤 寛)
① 教育目標
より高いコンピュータ操作の技術および情報処理の技能を修得すべく、より実戦に近い形で、デー
タ処理を行うために表計算ソフトを利用しての、データ整理及び統計処理を中心に、資料の作成及び
まとめ方について学び、データの扱い方の基本を身につけることを目標とする.
② 教育評価
コンピュータ操作・実習を主とした講義で、内容としては、表計算ソフトを利用した統計処理を中
心に操作をおこなった.2 年次後期では、必修科目で数理統計学を履修しているため、その数理統計学
とのリンクもでき、コンピュータを用いての統計処理について、理解を深めることに繋がったのでは
ないかと考える.実際にアンケートからデータ収集、そしてデータ集計と一連の手順を経験することが
でき、今後のレポート作成や卒論でのデータ集計等の一助となるものと考える.
11
(4)
) 情報科学概論 (金澤 寛)
① 教育目標
コンピュータでの情報の扱われ方、つまり、ディジタルデータの扱われ方について、その基本を知
るとともに、コンピュータでの情報の扱われ方についてデータをディジタル化することで理解を深め
る.また、コンピュータで利用されるさまざまな機器およびプログラムについても知識を深め、コンピ
ュータの基本的な仕組みについて知ることを目標とする.
② 教育評価
アナログである情報をコンピュータで扱うためにディジタル化する、その方法について基本的な 2
進法について学び、文字・画像・音等といったアナログ情報がどのような手順でディジタル情報に変
換されているかを知り、コンピュータでの情報の扱われ方の基本を学ぶことができた.加えて、コンピ
ュータで利用されるさまざまな機器(ハードウェア)およびプログラム(ソフトウェア)についても
知識を深め、コンピュータの基本的な仕組みを知ることができたと考える.
(5)
) 数理統計学 (金澤 寛)
① 教育目標
単なる情報を、処理・要約・分析することで、意味のある情報として取り扱うための手法の一つが
統計学である.この統計学の基礎を理解することを目的とし、基本統計量の意味するところそして求め
方を理解するとともに、収集した情報から、その情報の特徴を見出すための方法としての集計の仕方、
そして情報の妥当性を検証するための簡単な検定までも理解できることを目的とする.
② 教育評価
クラスを 2 つに分け、講義をすすめていった.基本的な単純集計の方法、度数分布表やヒストグラム
の作成、基本統計量の意味及びその求め方についても知ることができ、加えて、データの関係性を精
査するための検定についても、その方法を学習し、統計学の基本を学ぶことはできたのではないかと
考える.毎時間その時間ごとの内容を課題として課すことや中間試験も行うなど講義内容の定着をは
かるための工夫もした.
2. 看護専門科目
1)
) 基礎看護学 (領域責任者 村松 真千子)
(1)
) 看護学原論Ⅰ (佐々木 秀美)
① 教育目標
看護および看護学について概観することができ、基本的な看護活動について理解を深める.
② 教育評価
上記目標を達成するために看護の歴史、看護活動と看護過程、看護倫理、看護研究等の単元を加え、
最後に看護の機能と業務について講義し、看護学原論Ⅱの授業につながるよう授業展開をした.演習や
レポート作成などから未知の世界であった看護のイメージが、授業を通して得た知識で新たな看護観
を形成しつつある.授業態度は概ね良く、講義もよく傾聴していた.
看護および看護学についての理解を深める為に、自然・環境・家族・健康問題理解のために平成 24
年度より実施した「情け島」演習は、教員との交流、島の住民との交流を通して自然・健康・家族を
考える機会になっている.受講生は 154 名であり、一部が出席不足で受験資格がなく単位未修得、受験
資格のある者のうち、2 名が再試の結果、単位未取得であった.他受講生は再試 7 名を含め全員が単位
修得した.
③ 次年度への課題
授業態度はまだ受身的であり能動的な授業展開に向けた教授法の中で、予習・復習による授業展開
を検討していきたい.
(2)
) 看護学原論Ⅱ (佐々木 秀美・石川 孝則・他看護学領域教員)
① 教育目標
看護および看護学について概観することができ、基本的な看護活動について理解を深める.
② 教育評価
本科目は、看護学原論Ⅰの授業と連動している.主として看護管理及び保健医療活動等に焦点が当た
っている.特に各領域の先生方に保健医療システムと本学看護学部が目指す教育について 7 領域の教
12
育目標及び看護活動について教育をしていただいた.最後に病院見学実習を別途計画し、呉医療センタ
ー、中国労災病院、呉共済病院に分かれて見学を実施した.その再、事前学習・事後学習を計画し、一
日かけてグループ毎の検討から、病院ごとの検討に拡大させ、プレゼンテーションさせた.今年の学生
は特にプレゼンテーションが上手であり、学習成果を他学生に共有させた.受講生学部生 153 名、瀬戸
内高校生 11 名が参加した.評価は病院見学実習前後のレポートで行った.1 名が出席日数不足で単位修
得ができなかったが、他は全員単位修得した.
(3)
) 看護理論 (佐々木秀美・加藤重子・石川孝則)
① 教育目標
看護理論は看護の本質を探求するものである.ここでは看護に対する代表的な理論を紹介し、看護が
科学であるとの見解を、日常生活と健康、健康と看護・教育との関係の中で、批判的思考の過程を通
して、看護専門職者としての有様が理解できることを目標とした.
② 教育評価
授業内容は、ヘンダーソン看護論(石川)ナイチンゲール看護論(佐々木)、ロイ適応看護理論(佐々
木)、オーランド看護過程理論(佐々木)、オレム看護のセルフケア不足理論(加藤)、ペプロー人間関
係の看護論(加藤)で構成され、それぞれは( )内に示した教員がオムニバス形式で授業を行った.
ヘンダーソン看護論・ロイ適応看護理論は各領域で展開する看護活動につながり、オレム看護のセル
フケア不足理論及びペプロー人間関係の看護論は精神看護学領域への展開拡大を期待した授業展開で
ある.授業展開では、学習者が理解を容易にするために、講義・ディスカッション・演習の組み合わせ
で実施し、都度、レポートを提出させた.アクティブラーニングの一つとして MIT 方式による演習を組
み込み、テストの作成を学生に課し、その一つを客観試験に出してみたが、成績は良くなかった.1年
次生ということもあり、理論的・抽象的な概念は理解困難であったと考えられるが、概ね理解しよう
と懸命に学習に向き合ったと考えられる.結果、看護に対する代表的な理論について理解が深まり、日
常生活と健康、健康と看護・教育との関係の中で、看護専門職者としての有様が理解できたと考えら
れる.履修登録した者のうち、出席不足 6 名は単位未修得、受験資格ある者のうち、8 名が再試を行っ
て 5 名が単位を取得し、3 名が不合格であった.本年度、出席不足であった 5 名は次年度の努力を期待
する.
(4)
) 援助方法論Ⅰ (村松 真千子・石川
真千子・石川 孝則・久保泰子
孝則・久保泰子)
・久保泰子)
① 教育目標
看護に共通する援助技術が安全・安楽・自立に配慮して実践できる能力を修得する.看護専門職業人
としての基盤となる主体性、考える力を育む.
② 教育評価
3 名の専任教員で 157 名の講義と演習を効果的にするために、講義を 2 クラスに演習を 4 クラスに
編成して行った.クラス編成にあたっては、まず学生番号で 2 つに分けて、それぞれに対して 1 年次前
期の基礎看護学領域の授業成績を基に習熟度別に 2 つに分けて、全 4 クラスでの編成とした.演習は 1
グループ 2 名編成で各ベッドに配置するとともに、教員は 3~4 ベッドを担当して指導する体制とした.
演習での態度は例年に比べて悪く、自分が看護師を目指して勉強しているという意識とともに、学習
内容への興味関心が持てていないような印象もあり、そういった学生の態度が他の学生に大きく影響
している状況も多々見られた.これに対して、例年複数の実技試験課題を課している状況を変更して、
1 つの技術課題のみで確実に実施する方向で実技試験を行ったが、その結果 78 名に再試験が必要な状
況となった.また筆記試験でもこの状況は変わらず、77 名に再試験が必要となった.最終的に授業出席
数不足の学生を除くと 12 名が単位未修得となり、日頃から学習を積み上げることを主体的に行えるよ
うな教育方法が必要と考えられた.
③ 次年度への課題
1 年次の学生であり、看護の実際がイメージできていない学生も多くいると思われる状況を考えて、
学ぶ看護技術は自分が実際に実習で実施していくものであるという意識と、その技術を学び、技術力
を高めていきたいという意欲が出るような意識に働きかける教育方法がより必要であることが示唆さ
れた.
(5)
) 援助方法論Ⅱ (村松 真千子・石川 孝則・久保泰子
孝則・久保泰子)
・久保泰子)
① 教育目標
患者中心の看護の実践において、日常生活の援助に必要な知識と方法を理解するとともに、体験を
13
通して診療の補助に必要な看護技術を修得する.
② 教育評価
クラス編成において 1 年次後期の援助方法論Ⅰの成績を踏まえて習熟度別に 4 クラス編成として 1
ベッドにつき学生 2 名を配置して少数で技術練習できる体制とした.また教員は 3~4 ベッドを担当す
るように配置し一人の教員に対しておよそ学生 6 名以内になるようにして、指導を受けやすい体制と
した.授業の進度としては、習熟度の高い 1 組 2 組は、治療援助技術の科目である援助方法論Ⅲから始
め、3 組 4 組は日常生活援助技術の科目である援助方法論Ⅱから開始とする、クラス毎で異なる授業
進度とした.それぞれ、一つの科目を終えて次の科目へ移る進度のため、2 つの科目を同時進行する方
法に比べて、学習内容に混乱が生じることなく進行することができた.反面、教員にとっては 1 組 2 組
と 3 組 4 組へは違う授業を展開している状況となるため、授業と演習の準備としては双方の準備をし
なくてはならず、特に演習の準備においては同日に複数の演習準備をすることになるといったデメリ
ットが生じた.学習の状況として全体的に授業・演習態度はまじめであるが、一部の学生については授
業での知識習得がなかなかできず、あいまいな知識のまま演習に臨む場面も昨年同様に多く見られた.
そのため、演習前の小テストの実施や、技術デモストレーションにおいて必要な知識を再度説明した
りするなどといったことが必要となり、随時実施していった.またそれに伴い、態度面について指導を
要することも多く、患者事例を想定しての演習においては、実習室は臨床現場であるとの視点を強調
しながら看護者としての態度の視点で指導を行った.
③ 次年度への課題
必要な基礎知識の習得が演習までに完了していない状況が多々あり、講義内容を復習したうえで演
習に臨むことが確実にできるような意識に仕向けること、あるいは技術を学ぶ楽しさを感じて能動的
に予習復習に取り組めるような教育方法の工夫が特に必要であると考えられた.
(6)
) 援助方法論Ⅲ
援助方法論Ⅲ (村松 真千子・石川 孝則・久保泰子
孝則・久保泰子)
・久保泰子)
① 教育目標
患者中心の看護の実践において、診療の補助に必要な知識と方法を理解するとともに、体験
を通して診療の補助に必要な看護技術を修得する.
② 教育評価
クラス編成及び、授業進度を 1・2 組と 3・4 組とで別としたことにおいては援助方法論Ⅱと同様の
方法で授業を進行した.習熟度別のクラス編成において、習熟度が高いクラスと低いクラスとでは、基
礎知識や技術レベルの到達状況に明らかな違いがあり、これに対してレベルに応じた指導方法をクラ
ス状況によって変えながら指導することができたことは大きなメリットとなった.逆に同じレベルの
学生同士でのクラス編成であるので、習熟度の低い学生が高い学生に引っ張られたり、自分と他者と
の比較の視点で動機づけがはかられて意欲向上につながるという側面は少ないように感じた.演習に
入るまえに必要な知識の準備状況が不十分な状況は援助方法論Ⅱと同様であり、随時小テスト等を併
用しながら自己学習ができるように教授していった.
③ 次年度への課題
習熟度別のクラス編成については、習熟度別に指導方法を変えることができ学習レベルに応じた教
育が行えるメリットはあるが、反面、習熟度が高い学生と低い学生とが影響しあって学習意欲を高め
たり教えあったりする機会がないなどのデメリットもあるので、全体としての習熟度をあげるために
どちらの方法がよいのかという点で決めていく必要がある.
(7)
) 基礎看護学実習Ⅰ(村松
基礎看護学実習Ⅰ(村松 真千子・石川孝則・久保泰子)
真千子・石川孝則・久保泰子)
① 教育目標
保健医療施設の目的・役割・組織・活動の実際および対象生活について理解する.併せて対象が必要
としている看護活動を見学参加し、対象とのコミュニケーションを通して看護者の役割機能について
理解する.
② 教育評価
態度面では大きな問題はなく、出席時間でも問題となる学生はいなかった.実習に臨むにあたって、
これまでの援助方法論の学習内容をまとめたポートフォリオを踏まえて、患者中心の看護を考えるに
あたっての自己の課題を抽出し、その課題を実習中に毎日振り返るとともに記録に残し、それらを実
習最終日の学内実習時に、基礎看護学実習Ⅰのポートフォリオとして作成し、学内と臨床での学習が
連続した学びの過程として可視化して実感できるように実施した.この結果、履修条件を満たして実習
に臨んだ学生全員が単位を修得した.基礎看護学実習Ⅰでの課題はほぼ達成していると考えられた.
14
③
次年度への課題
学内での授業での学びから得られた自己の学習課題を持って実習に臨み、それらを評価する学びの
過程は行えてきたが、それらの課題を達成するために必要となる自己学習の実践において、やや不足
する部分があったので、それらの学習が主体的にできるような教育方法の改善が次年度への課題であ
る.
(8)
) 基礎看護学実習Ⅱ(石川
基礎看護学実習Ⅱ(石川 孝則・村松 真千子・久保泰子)
真千子・久保泰子)
① 教育目標
基礎看護学実習Ⅰの理解をふまえ、患者を一人受け持ち、看護過程展開の基礎が理解・実践できる
ようになる.
② 教育評価
学内オリエンテーションにおいて、昨年同様にロイ看護論での看護過程の展開に比べて補習対象者
が多いヘンダーソンの看護論を使った看護過程の展開について、4 日間をかけて演習を実施した.内容
は、講義とペーパー事例の看護過程の展開演習で進め、オリエンテーション最終日に発表会を行った.
実際の実習では看護過程が極端にできないという学生は少なく、昨年同様に演習を実施した効果は表
れていたと考える.実習態度については、昨年度の実習でスマートフォンを院内で使用して指導を受け
たりする学生が出たことを受けて、今年度は実習前のオリエンテーションで個人情報を保護する観点
での事例に即したグループ学習を行った.その結果、実習での個人情報保護の観点からの大きな問題は
生じなかった.しかし、喫煙など、その他の態度面で問題行動で指導を要することも生じ、実習へ臨む
上での意識や行動について具体的な事例を用いて指導する必要性が示唆された.
③ 次年度への課題
実習へ向けての態度面は基礎看護学実習Ⅰで大きく視点を当てて学習している内容ではあるが、基
礎看護学実習Ⅱでは自分が援助者として看護を提供していくレベルの実習となるため、Ⅰで学んだ態
度面の学びが、具体的な行動として実践できるように、具体的に行動レベルで指導していくような関
わり方が特に必要となると考えられる.
2)
) 地域看護学(領域責任者
地域看護学(領域責任者 日川 幸江)
(1)
) 公衆衛生看護学概論(日川
公衆衛生看護学概論(日川 幸江)
幸江)
① 教育目標
公衆衛生看護の対象である個人や集団の特性がわかり、健康への取り組みの課題・問題から予防活
動の重要性が理解できる.公衆衛生看護の主な担い手である保健師活動の役割がわかる.個人・家族、
集団・組織に対する公衆衛生看護活動として、予防に向けた保健活動が理解できる.各関係機関・関係
職種との協働・連携の重要性がわかる.
② 教育評価
公衆衛生看護における個人や家族への具体的な活動の取り組みから、予防活動のもつ意味やその役
割の重要性について理解することにつながった.具体的な個人や家族の健康支援について、保健師の果
たす役割がわかり関係機関との連携について、さらに地域連携の課題も理解することができた.
(2)
) 公衆衛生看護論(
公衆衛生看護論(日川 幸江・杉山
幸江・杉山 祥子・小林 浩美)
浩美)
① 教育目標
公衆衛生看護論において、地域看護学を基盤に保健医療福祉行政論及び保健統計、状況設定問題な
どから保健師活動の特性を理解し、保健師国家試験においても重要視される領域について重点的に理
解することができる.
② 教育評価
公衆衛生看護における保健師活動の基本的な活動に対する理解から、さらに状況設定を含めた応用
的視点について、保健師国家試験対策とともに地域看護学実習に関連させ理解につながるように工夫
した.保健師活動では保健師としての活動趣旨を理解することが重要であるため、実践を踏まえて公衆
衛生看護活動における役割の理解につながったと考える.
(3)
) 保健医療福祉論(日川
保健医療福祉論(日川 幸江・小林
幸江・小林 浩美)
浩美)
① 教育目標
わが国の社会保障制度から保健医療福祉制度の仕組み、概要がわかり、具体的な社会保障・社会福
15
祉、医療保険制度、保健医療サービスの実際と各専門機関・専門職種との連携がわかる.保健医療サー
ビスにおける看護専門職の役割と課題がわかる.
② 教育評価
全体的な社会保障制度から保健分野・医療分野・福祉分野の制度の基本的な仕組みは理解すること
ができた.各制度間の相互の連携と課題の理解については制度の複雑な理解が求められるため困難な
側面もみられた.保健医療サービスの提供における看護専門職全般の役割について理解することがで
きた.
(4)
) 公衆衛生看護方法論Ⅰ(日川
公衆衛生看護方法論Ⅰ(日川 幸江・小林 浩美)
① 教育目標
住民主体の健康管理、保健活動の基本を理解する.地域保健活動の基本となる地域看護の技術として
保健指導に関する理論、保健行動理論、健康教育理論、保健指導技術理論を理解する.地域の健康と町
づくりとして住民組織活動の目的がわかり、住民組織育成の支援を理解する.
② 教育評価
地域保健活動の基本的な理論について、実践的な取り組みから理論背景を理解することにつながっ
た.理論に基づいた保健活動の重要性は理解することができた.健康と町づくりの捉えかたをわかり住
民組織活動の重要性は理解することができた.住民に対する健康支援の実際を理解することができた.
(5)
) 地域看護活動論Ⅰ(
地域看護活動論Ⅰ(日川 幸江)
幸江)
① 教育目標
地域保健活動における保健師の役割と機能をわかり、具体的な実践活動の実際を理解する.対象別の
具体的な健康問題から取り組むべき課題がわかる.個別保健指導・集団保健指導の特性と活動の実際が
わかる.
② 教育評価
地域保健活動の保健師の具体的な取り組みについて、現状の課題として取り組んでいる実際の活動
の事例について理解することができた.個別保健指導や集団保健指導の技術についてグループワーク
により相互学習を行い住民と保健師の関わりなどから具体的に理解することができた.
(6)
) 地域看護活動論Ⅱ(日川
地域看護活動論Ⅱ(日川 幸江)
① 教育目標
保健師活動に関わる個別の保健指導に関する理論や集団に対する健康教育の理論を理解する.効果
的な保健活動を図るために行われる地域診断の理論と活用がわかる.住民組織活動支援により取り組
む地域保健活動の実際がわかる.
② 教育評価
個別保健指導・集団保健指導技術としての保健指導の理論を具体的な活動との照らし合わせにより
理解することにつながったと考える.地域診断によるデータ分析により明確化される地域保健問題の
抽出について理解することができた.専門職からの働きかけだけではなく住民組織活動の重要性の理
解につながったと考える.
(7)
) 地域看護学実習Ⅰ(
地域看護学実習Ⅰ(島内 節・日川
節・日川 幸江・小林
幸江・小林 浩美・杉山 祥子・中原恵美子・村岡由佳里)
祥子・中原恵美子・村岡由佳里)
① 教育目標
訪問看護ステーションの役割機能が理解でき、関係機関との連携の実際がわかる.在宅で療養してい
る療養者の疾患を踏まえ、本人及び家族の生活に応じた看護過程が展開できる.保健・医療・福祉の実
際を受け持ち事例から理解することができる.終末期における看護の役割がわかる.
② 教育評価
臨床看護から継続して行われる訪問看護の役割機能を学ぶことができた.受け持ち事例を通して、在
宅における看護のあり方、援助の展開について特性を学ぶことできた.在宅看護における看護を理解す
る際に重要な視点について、学内演習で動機付けを図り、実習につなげることができたと考える.在宅
での看取りの実際などから終末期ケアにおける看護の役割を理解することができた.
(8)
) 地域看護学実習Ⅱ(日川
地域看護学実習Ⅱ(日川 幸江・小林
幸江・小林 浩美・杉山 祥子・)
祥子・)
① 教育目標
保健所・保健センターにおける保健活動の役割機能が理解できる.保健活動の業務別領域の保健活動
16
の実際から、保健師の保健指導技術が理解できる.個人・集団に応じた保健指導技術の基本を習得する.
② 教育評価
保健所・保健センターの保健活動の役割機能について理解することができた.地域の健康特性から健
康問題解決に果たしている保健活動が理解できた.保健師活動の具体的な個別・集団に対する保健活動
についての理解は困難な面がみられたが、実践活動の実習を通し地域特性を踏まえた保健活動するた
めの地域診断について、地域診断から把握した健康問題をもとに臨地実習を行い地域の保健課題を理
解することにつながっていた.
(9)
) 地域看護学実習Ⅲ(日川
地域看護学実習Ⅲ(日川 幸江・小林
幸江・小林 浩美・杉山 祥子・中原
祥子・中原 恵美子)
恵美子)
① 教育目標
産業保健活動の実際から、労働者の健康管理、作業環境の管理、作業管理の重要性が理解できる.
② 教育評価
企業が取り組んでいる保健活動の実際から、労働者の健康管理・作業管理の重要性及びそこで果た
す産業保健師の役割が理解できた.
(10)
) 地域看護学実習Ⅳ(
地域看護学実習Ⅳ(沢田 美代子・日川
美代子・日川 幸江・小林
幸江・小林 浩美)
浩美)
① 教育目標
児童生徒及び教職員の健康課題・問題を理解し、学校保健の役割及び教育的側面から関わる養護教
諭の役割機能がわる.
② 教育評価
学校保健に取り組む課題を持ち実習に取り組む中から、現在の学校における健康課題・問題がわか
り、実際の学校保健における養護教諭の役割機能を理解することができた.
3)
) 精神看護学(領域責任者
精神看護学(領域責任者 加藤 重子)
(1)
) 精神看護学概論(
神看護学概論(加藤重子・佐藤敦子・林君江・早川浩)
① 教育目標
精神保健の基本概念を理解し、心の健康について考察し、現代社会が抱える人の心の問題とその対
策について考え、また、精神科医療の歴史、看護の役割と課題について理解できる.
② 教育評価
各自の学修目標を設定し、終了時達成度を評価することができた.精神保健の基本概念を理解し、心
の健康、現代社会が抱える人の心の問題と課題、精神保健の歴史についてレポートにまとめることが
できた.毎時間の学びをラベルに記述して、独自の学びのポートフォリオを制作することができ、発表
しあいお互いの学びを共有しさらに深めることができた.国家試験問題にも取り組み意欲的に学修に
つなげることができた.初めて、精神看護学を学ぶ学生にとって未知なことが多く、視聴覚教材、講演、
先輩の参加など多様な教材により理解しやすい授業づくりに努めている.
③ 次年度への課題
初めて、精神看護学を学ぶ学生にとって、未知なことが多く、視聴覚教材、講演、先輩の参加など
多様な教材により理解しやすい授業づくりが課題である.
(2)
) 精神看護援助論Ⅰ(加藤重子・佐藤敦子・林君江)
精神看護援助論Ⅰ(加藤重子・佐藤敦子・林君江)
① 教育目標
精神看護学に用いられる中心的な理論を基盤に、看護・医療・福祉の連携のもと行われる精神科疾
患の治療と精神障がいのある対象の看護を理解する.
② 教育評価
講義や演習、自己学習を通して、精神看護を展開するための諸理論、疾患・治療等に応じたケアの
方法が理解(客観試験により評価)できた.ロールプレイ、視聴覚教材から臨場感をもって看護場面をシ
ミュレーションし、体験的な学びができた.毎時間の学びと気づきを「やる気シート」に記述し、復習
が定着した.自己にて学びをラベルに記述しなおしポートフォリオを作成することができた.自身の学
びの変わったきっかけは、先輩の授業への参画と教員の経験談という学生が多く見られた.先輩への質
問、先輩の態度から真摯に学ぶ姿勢を学んでいた.主体的に学ぶ「しかけ」を常に工夫している.
③ 次年度への課題
主体的に学ぶ「しかけ」が課題である.
17
(3)
) 精神看護援助論Ⅱ(佐藤敦子・加藤重子・林君江)
精神看護援助論Ⅱ(佐藤敦子・加藤重子・林君江)
① 教育目標
精神科看護の基盤となる精神看護の基本を理解し、精神症状のとらえ方、症状の観察技術、診察・
検査時における看護を理解する.入院時から退院支援の重要性、慢性期の看護の在り方、リスクマネジ
メント、リエゾン精神看護を理解する.
② 教育評価
精神看護の基本、看護師―患者関係の成立、療養環境、治療的環境について理解し、看護の基礎的
知識を学び根拠ある視点を身に付ける(試験による客観評価)ことができた.自己の考えをレポート記
述したのちのラベルに学びを記述して提出した.ラベル新聞を発行し学びの共有を図ることで、関心が
高まった.先輩の参画は、実習への動機づけとなった.今後も、継続していきたい.看護と精神保健福祉
の視点から総合的に教授していくことができた.
③ 次年度への課題
精神看護の実際についてイメージできるような教授法の工夫が課題である.
(4)
) 精神看護学実習(佐藤敦子・林君江・加藤重子・髙下蓮美・岡田京子)
精神看護学実習(佐藤敦子・林君江・加藤重子・髙下蓮美・岡田京子)
① 教育目標
あらゆる発達段階の人の対象特性・健康特性を加味して、精神看護特有の看護方法を修得する.精神
看護の方法を修得することから、精神看護の目的・機能・役割を理解することができる.他の看護学領
域との関連を持ち、精神看護の具体的方法を学ぶ.
② 教育評価
実習ガイダンス時、学びたいこと学べることをラベルに記述しグループでラベルワーク(KJ 法)を行
った.その結果、主体的に学び発表しあい実習に対する自己の目標を設定することができた.実習にお
いては、対象者を受け持ちオレム・アンダーウッドモデルを用いて看護過程の展開を行い、対象の身
体的・精神的・社会的な特徴および健康状態、疾患・治療が及ぼす影響について理解できた.対象との
関わりを、プロセスレコードを用いて振り返り、ディスカッションや指導を通して治療的関わりの意
義を理解することができた.受け持ち看護実習および他病棟の見学、臨床講義を通して、精神科病院に
おける安全で快適な療養環境(治療の場、生活の場)および他医療専門職との連携と看護師の役割を
理解することができた.
健康問題・生活課題を解決するために、個別性に応じた援助計画を立案し、問題解決能力を高める
援助では、学生により個人差がみられた.
学生は、実習終了後学びをレポートにまとめポートフォーリオを作成、学びの自己評価と課題を明
確にすることができた.3 年次と 4 年次では、関係形成能力に差がある.3 年次には、学生の対象との関
係形成への支援にも重点を置き指導を行った.学生個々に差はあるが、対象との関係形成はでき、援助
することはできた.
③ 次年度への課題
対人関係能力については、3 年次には、引き続き支援が必要である.しかし、3年次だけでなく、4
年次も学生個々の関係形成能力には差がみられるため、能力に応じた指導の工夫が必要である.
(5)
) 地域統合実習(佐藤敦子・林君江・加藤重子・髙下蓮美・岡田京子)
地域統合実習(佐藤敦子・林君江・加藤重子・髙下蓮美・岡田京子)
① 教育目標
精神の健康に障害のある利用者に対して、多様なケア参画者が ICF の視点を持ち、その人の希望や
願いを理解し、生活課題解決と自己実現支援の在り方について考える.制度と人をむすび、地域の中で
生活を継続するために「しごと・食・住まい」
「治療」をどのように多職種連携しマネジメントするの
か、その実際を学ぶ.
地域社会の中で、生活者である対象者の生活と療養を継続させていくことの意義が言える.
精神障がいのある当事者、またその障がいの予備状態にある人々や家族に対する支援体制を理
解し、支援のための諸制度の活用方法とその意義が理解できる.
他機関・多職種と協働する中で看護の役割が理解できる.
② 教育評価
入院から地域へという精神科アウトリーチの実際を通して地域社会の中で生活者である対象者の生
活と療養を継続させていくことの意義を学ぶことができた.制度と人をむすび、地域の中で生活を継続
するために「しごと・食・住まい」
「治療」をどのように多職種と連携しマネジメントするのか、その
18
実際を学び、訪問した 1 事例を各自 ICF の視点でまとめ、構造化することにより精神の健康に障害の
ある利用者に対して、その人の「持っている力」
「希望や願い」を理解し、生活課題解決と自己実現支
援の在り方について考えをレポートにまとめることができた.実際の活動を通して、他機関・多職種と
協働する中で看護の役割と課題を理解することができた.
3 年次の実習ガイダンスで立案した目標を自己評価しポートフォリオにすることができた.
③ 次年度への課題
1週間という短い実習期間のため、実習目標達成のために、事前学習の内容と実際の関連づけや、
学びの共有ができるなど、教授法の工夫が必要である.
4)
) 母性看護学(領域責任者 山内 京子)
(1)
) 母性看護学概論Ⅰ(山内 京子・飯塚 陽子)
① 教育目標
次世代の健全な育成を支援する母性看護の役割を理解する.母性看護の展開に必要な学問的基礎を
学び、母性看護の対象者と母性の健康に影響を与える環境を理解し、母性の健康を守る社会のシステ
ムと看護の役割を理解する.
② 教育評価
毎回の講義ごとの小テスト・課題レポート、授業参加度・出席状況等合わせて総合的に評価した.
母性看護とは、母性、父性、親性、家族について、女性の労働問題、セクシュアリティ、リプロダク
ティブヘルス・ライツ等の今日的な課題や問題意識を深めることができた.今後は講義で使用した資料
等を参考に、更なる問題意識の発展と引き続きの課題探究のための学修を深めてほしい.
③ 次年度への課題
母性看護学に関する基礎づくりとなる概念内容の教授が中心となるため、アクティブラーニングの
導入には限界があるが、単元内容に合わせての調整をしていきたい.
(2)
) 母性看護学概論Ⅱ(松林 滋・飯塚 陽子・山内 京子)
① 教育目標
産婦人科領域に必要な医学的基礎知識を習得し、それに基づいた看護を如何に展開するかについて
常に問題意識を持つことができる.女性のライフサイクルで重要な妊娠・分娩・産褥各期をどのように
看護していくことができるかについて具体的な知識と技術を学ぶ.
② 教育評価
各講義での小テスト・課題レポート、出席状況・授業態度等を総合的に評価した.最終的に総合試験
を行い、国家試験を見据えた習熟度を目指し、全般的に評価した.総合的に判定し、到達していない学
生には再試験を実施、概ね産婦人科領域関連の看護についての理解を深めることができた.
③ 次年度への課題
母性看護学関連の周辺医学領域が中心の教授内容となるため、記憶もの暗記内容の分量が多い.母性
看護学領域における看護の展開には必須の学修内容であるため、学修内容の理解・記憶の定着を促す
関わりを強化したい.
(3)
) 母性看護援助論Ⅰ(山内 京子・山田 晃子・上林 聡子・立花 慶子)
① 教育目標
周産期の経過の概略を理解し、必要な看護技術を習得する.妊婦・産婦・褥婦についてアセスメント
を実施し、具体的看護について考察することができる.新生児に必要な看護の実際について体験学習を
通して理解する.シミュレーターモデル等を活用し、援助の実際を体験学習し、評価することができる.
② 教育評価
講義や演習の際に配布した資料教材等を中心に基礎的な事項に関する試験を実施、講義・演習等へ
の参加状況、作成レポート等を平生点として評価した.周産期の経過の概略を理解し、必要な看護技術
を修得、妊婦・産婦・褥婦、新生児についてアセスメントを実施し、具体的な看護について考察する
ことができた.羞恥心への理解と配慮、基礎的な知識と看護技術の定着に時間を要したが、補講、繰り
返しの演習で最終的には学修目標に到達できた.
③ 次年度への課題
臨地実習に向けての基礎的看護技術の修得を促すために積極的にアクティブラーニングを導入して
いる.引き続き次年度も継続していく.
19
(4)
) 母性看護援助論Ⅱ(山内 京子・山田 晃子・上林 聡子・立花 慶子)
① 教育目標
周産期における母子の経過を理解する.周産期における母子に対し、生理的経過を促進させる援助方
法を学ぶ.周産期における母子の対象理解に基づき、問題解決への具体的援助方法を看護過程の展開お
よび健康教育を通じて試行できる.
② 教育評価
看護過程の展開の演習成果及び健康教育の実施状況、経過レポート等と最終試験を総合的に評価し
た.妊産褥婦及び新生児に必要な看護の基本的理解はできていたが、看護過程の展開にあたってのアセ
スメント能力不足が、個別的実践的な看護援助に結び付きにくく今後の課題として残った.技術演習は、
基礎的知識不足により根拠に基づく創造的な取り組みにつなげることの困難な学生が一部に残り、引
き続きの反復演習を要することとなった.
③ 次年度への課題
臨地実習に向けての基礎的看護技術の修得を促すために積極的にアクティブラーニングを導入して
いる.引き続き次年度も継続していく.
(5)
) 母性看護学実習(山内 京子・山田 晃子・上林 聡子)
① 教育目標
妊産褥婦および新生児の発達段階の理解と異常の早期発見、健康問題・看護課題に関するアセスメ
ントと必要な看護と援助技術を習得できる.周産期の女性と家族を対象に、家族拡大期に必要な看護援
助の実際を理解する.母性看護領域における保健医療福祉システムを理解し、社会資源の活用と看護独
自の機能を理解する.
② 教育評価
1週間という短い実習期間での妊産褥婦及び新生児の理解には、実習施設ごとの分娩状況や施設環
境による異なりを生じざるを得ない状況にあったが、母性看護の基本的な役割については概ね理解を
深めることができた.学修の深まりには実習への取り組み状況に個人差を生じたが、共同カンファレン
ス等により情報・学修内容の共有に間々限界を生じることとなった.
③ 次年度への課題
1週間という短い実習期間ではあるが、学生は有意義な実習を行えている.実習先により学修内容に
違いがみられるが、カンファレンス等々を通して学修内容の共有化を工夫していく.
5)
) 小児看護学(領域責任者 進藤 美樹)
(1)
) 小児看護学概論(岡本陽子・
小児看護学概論(岡本陽子・進藤
岡本陽子・進藤 美樹・原
美樹・原 ひろみ・杉田真喜雄
ひろみ・杉田真喜雄)
杉田真喜雄)
① 教育目標
1.小児看護の対象、目標、役割を理解する.
2.小児看護の変遷、倫理、課題を理解する.
3.小児と家族の環境を理解する.
4.小児の成長と発達、小児期の疾患を理解する.
5.1.~4.を通して小児看護観を構築する.
② 教育評価
ポートフォリオ、ディスカッション等多様な学習方法を取り入れ学習目標の明確化、学びの共有と
自己評価を目指した.その結果、主体的な学習へつながり、小児の成長・発達と看護、小児期の疾患に
ついて学ぶことができた.小児各期の代表的なテ-マについてグループ学習にて子どもと家族の特
徴・生活について理解を深めた.発表会での他グループからのコメント、4 年次生の参画が学習への動
機づけになった.また、他者へ学びを伝える、他者の学びを聴くという学習態度を身につけることがで
きた.最終授業では自己の小児看護観を発表・共有できた.
(2)
) 小児看護援助論Ⅰ(進藤 美樹・原 ひろみ)
ひろみ)
① 教育目標
1.疾病や障害をもつ子どもの看護について理解する.
2.子どもの適応を維持・促進するための看護技術について理解する.
20
3.子どもと家族の看護について理解する.
② 教育評価
小児看護の実際をイメージできるよう講義資料に画像を多く取り入れた.全講義終了後提出した学
びのプロセス図解から、学生は講義とプロジェクト学習により小児疾患の症状、看護について学んで
いた.プレパレーションではロールプレイにより体験することで、発達段階に合わせた説明の重要性に
ついて理解できた.3 年生の授業参画では、実習の学びを聞き看護過程の展開や実際の援助、実習のイ
メージがついた.
③ 次年度への課題
次年度への課題としてプロジェクト学習では学習したテーマ以外の理解に差が出ること、講義内容
との関連について検討していきたい.
(3)
) 小児看護援助論Ⅱ(原 ひろみ・進藤 美樹)
美樹)
① 教育目標
小児の生活援助に必要な看護技術、小児の検査・処置に必要な看護技術について理解できる.
② 教育評価
モデル人形、DVD などの使用や教員によるデモストレーションにより、子ども・成長発達をイメー
ジしながら、学年を2グループに分け講義を行ったことで、少人数を対象に学生が主体的に技術の学
習に参加できた.
③ 次年度への課題
子どもに触れ合う機会が減少する中、子どもの成長発達を、学生がよりイメージしながら技術練習
に参加できる取り組みを行うことが継続課題である.
(4)
) 小児看護学実習(原 ひろみ・進藤
ひろみ・進藤 美樹・立花
美樹・立花 慶子・寄満 弘子)
弘子)
① 教育目標
既習の小児看護学の理論・知識・技術を統合し、さまざまな小児期にある対象特性、健康ニーズ、
健康レベルに応じた看護実践を学ぶ.小児・家族、看護職とのかかわりを通して倫理的視点を養う.
② 教育評価
短期間の実習で急性期の病院では入院日数が短く、慢性期の病院では、疾患が重複している場合が
多く、学生は、発達年齢を踏まえたうえでの疾患の理解が困難な状況も見受ける.しかし、学内実習で
学びを振り返ることで、さらに学びを深め、学生間で学びを教諭で来た.
③ 次年度への課題
子どもとの接触機会が少なく実習初期の戸惑いがある学生に対し、いかに子どもの発達年齢に合わ
せた関わり方や援助を積極的に行えるように指導するかが、継続課題である.
6)
) 成人看護学(領域責任者 前信 由美)
(1)
) 成人看護学概論(佐々木
成人看護学概論(佐々木 秀美・岩本
秀美・岩本 由美・前信 由美・田村 和恵・棟久 恭子・
恭子・迫田 千加子・
大坪 かなえ・浅香
かなえ・浅香 真由巳・高橋 登志枝・新川雅子・久保田
登志枝・新川雅子・久保田 直子)
直子)
① 教育目標
個体としての成長発達の視点と、現代に生きる成人が置かれている文化的、社会的環境の視点で対
象をとらえることが出来る.また、学生自らが学修した知識と技術を一般市民、地域住民に対して自信
を持って説明・指導ができる.
② 教育評価
成人期にある対象特性、健康特性が理解できたと考える.毎年行なっている骨密度、動脈硬化測定、
健康相談を今年度はフラワーフェスティバルで実施した.学生は合計 147 名 (成人看護学概論履修学
生)+ボランティアで 2 日間で 836 名の骨密度測定と健康相談を実施し、学生は、役割分担に沿って積
極的に行動する姿が見られた.飲酒している来場者もいたが、概ね地域の人との関わりや説明では、ど
のようにコミュニケーションを取ればよいのか、知識の重要性など体験を通して学ぶことが出来てい
た.この骨密度測定を地域で行なうことで、学生の地域医療・健康に対する知識や捉え方が変化してき
たと考える.149 名が単位を修得する.
③ 次年度への課題
今回の骨密度は2日間で骨密度測定を実施したため、学生の中にも骨密度の測定に参加できず、誘
21
導だけになってしまった学生がいた.全員の学生が体験できる演習にするためにも、期間や実施回数等
の検討が必要である.
(2)
) 成人看護援助論Ⅰ(岩本
成人看護援助論Ⅰ(岩本 由美・前信
由美・前信 由美・田村 和恵・棟久恭子・迫田
和恵・棟久恭子・迫田 千加子・
大坪 かなえ・
かなえ・浅香 真由巳・高橋 登志枝・新川雅子・久保田直子
登志枝・新川雅子・久保田直子)
新川雅子・久保田直子)
① 教育目標
成人急性期にある対象の看護、特に周手術期にある人の看護と一次・二次蘇生法について基本的な
知識を習得する.
② 教育評価
講義、演習を行い、客観的評価を基に周手術期を含む急性期の状態にある対象の看護について基本
的な知識をえることができた. 一次心肺蘇生法演習では、実習を想定した事例を用い、グループで演
習を行い互いに評価することができた.
(3)
) 成人看護援助論Ⅱ(田村
成人看護援助論Ⅱ(田村 和恵・迫田
和恵・迫田 千加子・浅香 真由巳・高橋 登志枝・新川 雅子)
雅子)
① 教育目標:
・慢性期を有する人およびその家族の身体的・心理的・社会的特徴と看護の役割について理解で
きる.
・慢性期を有する人およびその家族のアセスメントのための視点が理解できる.
・慢性疾患を有する人およびその家族への具体的な援助を理解できる.
② 教育評価
・慢性期疾患を有する人およびその家族の特徴および慢性期看護について理解が深まった.
・看護を実践するための必要であるアセスメントの視点は、演習によって理解が深まったため臨
地実習に向けての学習の意識づけになったと考える.
③ 次年度への課題
・疾患に対する理解が不足しているため、講義への理解度や深まりに差がある.
・事前に復習してくるように伝達しているが、事前に学習している学生はほとんどいないため、
課題学習をどのように学生にさせるかを検討したい.
(4)
) 成人看護援助論Ⅲ (前信 由美・岩本 由美・田村 和恵・棟久 恭子・迫田
恭子・迫田 千加子・
大坪 かなえ・浅香 真由巳・高橋 登志枝・新川 雅子・久保田 直子)
① 教育目標
成人期における対象に対しての検査および処置などの看護技術の理解ができる.また、事例を通して
対象者の回復過程に応じた援助の方法や看護技術を考えることができる.
② 教育評価
援助に必要な基本的な知識については理解できていた.また患者の健康特性・対象特性を含めたヘル
スプロモーションを支援できる看護技術を演習により考えることができ、ディスカッションによって、
最適と考えられる援助方法を考えることが学生はでき、実践レベルに応じた内容となった.グループ間
で差はあるが、学生は全体的に学修する態度はよく、演習も主体的に参加できていた.3 名の学生が時
間不足で受験できなかったが、133 名が単位を修得した.
③ 次年度への課題
学生は技術の獲得の部分が事例展開だけであったため、次年度からは事例と演習を増やし、より実
践に近い内容に変更する.
(5)
) 成人看護学実習Ⅰ(前信
由美・岩本
岩本 由美・田村 和恵・棟久 恭子・迫田
成人看護学実習Ⅰ(前信 由美・
恭子・迫田 千加子・
大坪 かなえ・浅香
かなえ・浅香 真由巳・高橋
真由巳・高橋 登志枝・新川 雅子・久保田
雅子・久保田 直子・
名田 雅子・高橋 幸子)
① 学習目標
既習の成人看護学の諸理論・知識・技術を統合し、成人期の対象特性、健康ニーズ、健康レベルに
応じた看護実践より看護過程について学ぶ.
② 教育評価
実習には積極的に参加していたが、専門知識についての基礎知識が浅く、看護過程の展開における
アセスメントが不十分であり、学内での補習で対応した.134 名修了.
③ 次年度への課題
22
学生は患者・医療者とのコミュニケーションが難しい学生も何人かおり、今後の課題でもある.
(6)
) 成人看護学実習Ⅱ(前信
成人看護学実習Ⅱ(前信 由美・岩本 由美・田村 和恵・棟久
和恵・棟久 恭子・迫田
恭子・迫田 千加子・
大坪 かなえ・浅香 真由巳・高橋 登志枝・新川 雅子・久保田 直子・
名田 雅子・高橋 幸子)
① 学習目標
既習の成人看護学の諸理論・知識・技術を統合し、成人期の対象特性、健康ニーズ、健康レベルに
応じた看護実践について学ぶ.
② 教育評価
個別性や継続看護を意識した看護実践は高まってきたが、成人期にある患者を受け持つことが少な
くなっており、成人期の対象特性を理解することに困難を生じている。また、実践面においては、体
験する技術が少なく、実践面における強化が必要である.学内演習への強化を図るため、今年度も問
題解決型思考を取り入れた演習とし、タブレット端末を使用したり、同一事例で看護技術の必要性と
根拠を考え、発表した.学生は複合化した看護技術の根拠や意味を考えることが出来た.
133 名修了.
③ 次年度への課題
学生の看護実践における体験が減少傾向にある。学生の看護技術の獲得のためにも今後の実習方法
いての検討が必要である.
(7)
) 成人看護学実習Ⅲ(前信
成人看護学実習Ⅲ(前信 由美・岩本 由美・田村 和恵・棟久 恭子・迫田
恭子・迫田 千加子・
大坪 かなえ・浅香 真由巳・高橋 登志枝・新川 雅子・久保田 直子・
名田 雅子・高橋 幸子)
幸子)
① 学習目標
既習の成人看護学の諸理論・知識・技術を統合し、成人期の対象特性、健康ニーズ、健康レベルに
応じた看護実践および看護管理、医療安全について学ぶ.
② 教育評価
病態生理などの基礎知識や、成人看護学における専門的知識を踏まえた看護展開はできていたが、
実践面においては成人看護学実習Ⅱと同様に問題解決型思考の未熟さが課題として残っている.統合
実習においては、看護管理および医療安全についてはほとんどの学生が概観できていた.145 名修了.
③ 次年度への課題
複数の課題をクリアするためには、さらなる学生への看護実践能力を強化できるような実習方法の
検討が必要である。
7)
) 老年看護学(領域責任者 安藤 純子)
(1)
) 老年看護学概論
老年看護学概論(安藤
看護学概論(安藤 純子・加藤重子・讃井真理・今坂鈴江・風間栄子)
① 教育目標
高齢者インタビューや高齢者の生きてきた時代背景の学習により実習前の高齢者観・高齢者看護観
を構築することができる.
② 教育評価
身近な高齢者へのインタビューの結果発表や高齢者の生きてきた時代背景の課題学習と発表により、
個人の学びから全体の学びへの共有を図ることができた.しかし、学生の戦後のとらえ方などが、想定
していた時代と違い、高齢者にそぐわない内容のものもあった.また、高齢者インタビューについては、
インタビュー方法等を聞きに来た学生もおり、適宜指導が必要であった.講義の学びを毎週ラベルに記
入し、それをもとに学びの構造化を行った.これらの資料よりポートフォリオを作成した.フィールド
ワーク・課題学習・講義からの学びを統合し高齢者観・高齢者看護学の構築ができた.今年度は他学年
の参加ができなかったため、学習効果をさらに高めるために、次年度は他学年の参加の調整を行って
いく.
③ 次年度の課題
事前指導の強化を行う.高齢者インタビューの方法についての説明、高齢者の生きてきた時代調べに
ついて、目的や設定する高齢者の年代について事前説明で強調して説明する.
(2)
) 老年看護援助論Ⅰ(安藤
老年看護援助論Ⅰ(安藤 純子・讃井真理・今坂鈴江・風間栄子)
23
①
教育目標
A) 高齢者の薬物療法の特徴、脱水予防が理解できる.
B) 高齢者の糖尿病・大腸がんの治療・理解について理解できる.
C) うつ病・せん妄・認知障害のアセスメントが理解できる.
D) 認知症観の形成、行動表現の捉え方、ケア方法が理解できる.
② 教育評価
A)高齢者の薬物療法の特徴・脱水について、加齢変化に伴う身体的・心理的・社会的側面から図表
を用い講義した.薬理作用や脱水が起こりやすい原因について時間がかかっていたが、今年度は、看護
援助方法や考え方などについても時間を取ることができた.しかし、国家試験で良く出題するのは薬理
作用や脱水の原因のため、講義中の試験問題、最終試験に出題するなど記憶に残る方法を工夫した.
B)国家試験対策を中心に今年度はどちらかといえば、疾患理解に重点を置いた.しかし、いずれもそ
こまで頻発していないので、講義内容の重点をどこにおくか課題.
C)、D)は国家試験に出やすい、うつと認知症、せん妄と認知症の違いなどについて
は押えるこ
とができた.しかし、うつの看護については高齢者という点の強調ができなかった.認知症は DVD 等も
利用したが、看護についてもっと基本的な部分が定着できるようにする必要があった.国試頻出部分な
ので、来年度の課題としたい.
③ 次年度の課題
認知症・うつ・せん妄の看護について、イメージだけでなく基本的看護が知識として定着できるよ
う工夫する.
(3)
) 老年看護援助論Ⅱ(今坂
老年看護援助論Ⅱ(今坂 鈴江・安藤 純子・讃井 真理・風間 栄子・加藤 重子)
重子)
① 教育目標
既習の知識から日常生活に視点をおき、的確な高齢者ケア技術の基礎を修得する.
② 教育評価
高齢者擬似体験・キネステティクスの基礎演習を取り入れた後、事例の高齢者の日常生活援助につ
いて課題学習を行い、クラス発表・ラベル新聞により学びの共有を図った.また、管理栄養士の講義と
調理実習により他職種連携についての理解を深められた.技術演習では事例を基に食事・移乗・口腔ケ
アを実施し、高齢者特有の技術の習得に努めた.技術演習欠席の学生には補修を行った.授業時間が2
コマ続きになる場合は、授業開講日の調整を行い、1.2 限とし学生に負担の内容配慮した.調理実習の
際、アレルギーの確認が不十分であったため、数時間後に痒みを訴えた学生がいたため、アレルギー
等の確認を徹底する.
③ 次年度への課題
調理実習、食事演習の際にはアレルギー等に十分慮する.具体的には、調理実習ではメニューを事前
に調味料も含め提示する、講師と相談し可能な範囲でアレルギーになりにくい食材を検討する.食事援
助演習ではきゅうりを使用するが、食べられない場合は他の野菜で代用することなど.
(4)
) 認知症看護援助論(讃井 真理・今坂 鈴江・安藤 純子・風間 栄子)
栄子)
① 教育目標
認知症看護強化コースとして本年度から開始された科目である.特に、認知症看護強化コースを選択
した学生には必修科目である.老年看護援助論Ⅲと併せて、学生が無理なく認知症看護の特徴を理解し、
認知症の発症から終末期までの経過が理解できる.アルツハイマー型・脳血管型・レビー小体型・前頭
側頭型のそれぞれの特徴と、アセスメントができるような援助方法を理解する.事例展開の方法とまと
めが理解できる.以上を学生が主体的活動しながら学ぶことを目標とした.
② 教育評価
認知症の種類と重症度別に、学生がグループで主体的に調べた内容を発表する(教え合う)こと、
そして質疑応答することで、老年看護援助論Ⅲでの学びを深めることができた.学生はコースを選択し
た学生のみであり、全体的に目標通り、主体的にお互いが学びあえる場であった.事例のまとめ方を理
解してもらうために研究論文を提示したが、読みなれない学生には難関であり資料提示に終わった.
③ 次年度への課題
「発表する」という学生の意識を、「教え合う」という意識へ変換する必要がある.ICF の考え方を
理解するための仕掛けが必要である.事例のまとめ方の教材と学習方法を検討することが課題である.
24
(5)
) 認知症看護演習(今坂 鈴江・加藤 重子・風間 栄子)
栄子)
① 教育目標
認知症高齢者の日常生活援助に対する知識と技術をより専門的に学び、援助の方法を体験し、工夫
する素地を養う.
② 教育評価
認知症強化コース科目.講義、認知症高齢者とのコミュニケーション技法の学習とフィールドワーク、
その後、事例をもとに日常生活援助を考え、学内演習でロールプレイを実施後、高齢者者施設でフィ
ールドワーク、まとめ、という流れで学習し、知識を実践に活かすという体験ができた.また、認知症
高齢者と実際にかかわることで、より援助に対する理解が深まっていた.
③ 次年度への課題
多くの学びのまとめが、最終的に学びとしてまとめられていたか、自分なりの認知症看護観に繋が
ったか、学びの発表会の方法について検討が必要.
(6)
) 老年看護学実習Ⅰ(讃井
老年看護学実習Ⅰ(讃井 真理・安藤 純子・今坂 鈴江・風間 栄子・米田 瑞穂・
臨地実習指導員)
① 教育目標
高齢者の諸特性が理解できる、生活課題の解決方法を理解する、高齢者とのコミュニケーション方
法が工夫できる、看護師の役割と責任を理解する、自己の高齢者観を深め、今後の課題を明確に述べ
られる、高齢者の人権と権利を擁護することについて理解する、以上が目標である.
② 教育評価
学生は 2 週間を通して、高齢者の生活課題を理解して、学生なりの解決方法を工夫していた.高齢者
との関わりを通して、看護の楽しさを感じていた.ただし、実習施設での感染症等発生に伴って、実習
時期と実習内容の変更を余儀なくされたが、実習施設側のご協力とご配慮で、学生全員が何とか実習
を終えることができた.そして、感染症発生に伴う実習時期と内容の変更を通して、高齢者を看護する
役割と責任について、学生に考えてもらうことができた.また、高齢者施設での 1 月の実習は、感染症
を考慮した対応が必要であり、学生への健康管理は徹底して指導することで、安全な実習が行えた.
③ 次年度への課題
実習時期の内容の変更は学生の学修意識へ影響する.そのため、高齢者施設における 1 月の感染症リ
スク管理の現状を踏まえて、実習期間の調整を行ったが、次年度は、その変更に伴う別途の影響への
調整が必要である.実習内容については、MDS 方式の看護過程から変更するかどうかを引き続き検討す
る.
(7)
) 老年看護学実習Ⅱ(今坂
老年看護学実習Ⅱ(今坂 鈴江・安藤 純子・讃井 真理・風間 栄子・米田 瑞穂・
臨地実習指導員)
① 教育目標
認知症高齢者の対象理解ができる、生活を重視し残存機能を引き出す看護過程の展開ができる.ケア
チームの一員として協働し、看護管理のあり方を理解する、自らの看護過程を振り返り、課題を明確
にできる、専門職業人の自覚と倫理観が形成できるが目標である.
② 教育評価
学生は認知症高齢者とのかかわりを通して、日常生活援助やレクリエーション等から残存機能を引
き出す看護援助を行うことができた.その結果、学生自身も認知症高齢者看護援助について自信を持つ
ことができている.4、5 月は学生の感染症の可能性も高く次年度も健康管理を徹底していくことが必
要である.
③ 次年度への課題
同様に健康管理と安全管理に努めることを第一にする.学生の学習も国家試験に繋がるように、基本
的知識を抑えながら実習できるよう工夫したい.
3. 専門領域看護論
(1)
) リハビリテーション看護論(
リハビリテーション看護論(加藤重子・豊田
加藤重子・豊田 章宏・浅香真由巳・
章宏・浅香真由巳・佐々木
・浅香真由巳・佐々木 秀美)
秀美)
① 教育目標
リハビリテーション看護の基礎と看護師の役割・チーム医療におけるアプローチが理解できる.生涯
にわたりリハビリテーションが必要な対象の権利擁護の立場とリハビリテーション看護の実際が理解
25
できる.
② 教育評価
リハビリテーションに用いられる主要概念を理解し、身体機能のメカニズム・ICF の視点でのアセ
スメントができた.内部障害・外部障害・精神障がい等におけるリハビリテーションを理解し自己の考
えを述べることができた.
(2)
) 救命救急看護論(岩本
救命救急看護論(岩本 由美)
由美)
① 教育目標
急変対応を必要とする患者のケアに関する基本的知識を理解する.
② 教育評価
四年生対象の本授業は、看護師国家試験対策も含め、救急時の対応を必要とする対象の理解と看護
の特徴をはじめ、救急時のフィジカルアセスメント、トリアージ、看護についてテキストを中心に学
習した.近年流行している感染症についても動画を視聴し、議論することができた.人数が多かったた
め、シミュレーション演習はできなかった.履修学生は、救急看護の課題と展望という内容でレポート
を提出し単位修得できた.
(3)
) がん看護論
がん看護論(村松
看護論(村松 真千子)
真千子)
① 教育目標
がんに罹患し治療を受ける患者と家族の QOL(生命の質、生活・人生の質)と、患者と家族に寄り
添い支える看護について深く理解し考える機会とする.
② 教育評価
本年度は、
「女性が女性特有のがんと共に生きる」と「がん患者が仕事と供に生きる」を主なテーマ
として取り組み、がん患者の人生を支える看護について文献や DVD 等を活用して教授した.ディスカッ
ションでは深く議論をすることが難しかったが、授業終了後のレポート(A4 用紙 3 枚程度)には、授
業を通して深くがん患者の人生について考えたことや患者や家族を支援することの意義や必要性につ
いて、個々人の意見を打ち出してまとめることができており、受講した多くの学生が教育目標を達成
することができていたと評価できるものであった.課題のレポートを提出した全員が単位を修得した.
③ 次年度への課題
ターミナルケア論が別の科目として用意されているので、次年度においても、慢性疾患としてがん
を抱えながら生きていくがん患者とその家族を支える看護について理解を深める授業をしていくこと
が必要と考える.
(4)
) 家族看護論(佐々木秀美)
家族看護論(佐々木秀美)
① 教育目標
家族看護の目的及び家族の役割と機能を理解すると同時に、家族全体を一つのユニットとしてとら
えた看護過程について学習し、家族員の健康問題を明確化できるための基礎知識を深めることができ
る.
② 教育評価
家族看護論は家族の一般的な機能理解も含め、看護と関連付けて理論的な部分では家族内のコミュ
ニケーション、人間関係、情緒の問題などについて概ね理解を深めることができた.家族を対象とした
看護過程については、事例を提示し、家族の構造的・機能的側面からの情報収集についてデータベー
スを中心に説明を行った.これらの過程については理解レベルであり実践できるほどには深まってい
ないと考えられる.しかし、臨地の際に家族に視点がいくことは期待できる.演習も含めた授業展開で
あり、毎回のレポート課題及びその提出が求められているからか、授業態度は概ね良く、講義もよく
傾聴していた.しかし、授業態度はまだ受身的であり積極的な予習・復習が望まれる.また、患者・家
族という関係では、基礎看護学実習で受け持った患者の家族とリンクした授業展開にしていく必要が
あると考えている.受講生は 143 名、1 名が出席日数不足で単位修得ができなかったが、他は全員単位
修得した.
(5)
) 先端医療看
先端医療看護論
医療看護論 (前信 由美)
由美)
① 教育目標
医療は日進月歩の勢いで変化をしている.その中で先端医療看護は患者を取り巻く医療倫理問題や
アドボカシ―、先端医療について学ぶ.
26
②
教育評価
履修学生は事例を基にグループワークを行い、倫理について言及し、考えることが出来た.また、先
端医療においての看護師の役割や医療問題についての理解を深めた.
履修学生 51 名で 49 名が修了した.
③ 次年度への課題
先端医療看護は倫理に基づく問題が多く、学生が考えることが出来るように演習の時間を確保する.
(6)
) 看護教育論(佐々木秀美)
① 教育目標
教育の意味と方法を理解し、看護実践場面における教育・指導に役立てることができる.
② 教育評価
本年度の履修登録者は 12 名.昨年度の授業評価を考慮し、本年度の授業全体の構築では「フォリス
ティック教育」を中心に据え、直観~分析への過程について論じた.主たる授業の展開では「対話」を
中心課題として『怒れる 12 人の男たち』を鑑賞した後、テーマを与えて話し合うことの重要性をテー
マにした演習を実施した.また、看護教育の中で、重要な位置を占めている看護学実習について、実習
環境調整についてアンケートを実施し、その調査結果から実習環境について総合的な検討を行った.
卒業していく学生たちにとって、今後、看護現場で看護学生に出会う事から、看護教育論における検
討の意義を踏まえつつ、今後、看護の哲学的意義も含め、抽象的な理解部分と看護実践における教育・
指導について継続して検討することが必要である.
(7)
) 感染看護論(迫田
感染看護論(迫田 千加子)
① 教育目標
・感染症に関する基礎的知識を修得する.
・感染予防に対する看護の役割を理解できる.
② 教育評価
感染症対策のあゆみ、感染症の最近の動向、感染症の分類など我が国のこれまでの感染症対策を振
り返り、現在行われている標準予防策、感染経路別予防対策、手指衛生、防護具の取り扱いなどにつ
いて、実習での体験や身近に起きている感染症の話題を取り入れながら講義した.国家試験対策として
学生の授業への興味関心は高かった.既修の学習を踏まえた上での授業展開ではあったが、基礎的な知
識が定着できるところまでは、到達していなかった.
評価は、筆記試験による評価の結果、出席要件を満たした学生は全員合格した.
(8)
) 生殖技術看護論
殖技術看護論(
看護論(山内京子)
山内京子)
① 教育目標
「人間とは」
「生命とは」
「医療とは」
「家族とは」
「親子とは」
「看護とは」について、演習・討議す
ることで、自己の生命倫理観を深め、最終学年次としての看護観の基盤づくりを目指す.生殖医療技術
が抱える今日的課題を理解し、看護職としての生命倫理を考える基盤とする.
② 教育評価
生殖医療技術が抱える課題・問題点等について、ディスカッションや発表等を通して、学生間相互
で問題意識を共有することができた.日々、進歩・発展し続ける生殖医療について看護職としての生命
観の基盤づくりの一部を担うことができた.演習・発表への積極的な参加姿勢、準備作業への学生個々
の工夫や新しい試み等も伺うことができた.
③ 次年度への課題
日々、進歩・発展し続ける生殖医療技術環境下において看護職に求められる看護について、問題意
識・課題意識を持って探求し続けることのできる能力の基礎づくりを引き続き行う.
(9)
) ターミナルケア
ターミナルケア論(田村
ミナルケア論(田村 和恵)
① 教育目標
人の死とは何かを理解できる.
ターミナル期にある人とその家族における身体的・社会的・心理的・霊的苦痛の特徴と、その
看護介入について理解することができる.
自己の死生観を表現できる.
27
②
教育評価
授業だけでなく、事例を提示しグループで意見交換を行うことにより、死に向かう人とその家族へ
の看護について理解できていた.実習における体験や、家族との別れの場面から死生観について表現出
来ていた.履修登録した学生の 4/5 は単位修得できたが、残りの学生は単位が修得できなかった.
③ 次年度への課題
授業中心であるため、事例や文献などをもっと積極的に提示し、学生が自主的に授業に参加できる
よう組み立てを行う.
(10)
) 看護サ
看護サービス組織
ービス組織論
組織論(佐藤 敦子・名田
敦子・名田正
・名田正子)
① 教育目標
保健医療制度における看護サービスの実際とあり方を理解し、看護ケアを提供する組織について多
角的視点で看護サービスを捉えられる基本的能力を養う.
② 教育評価
厚生労働省や医療機関、自治体や看護協会等の職能団体や報道関係の資料を用いて幅広く実際的な
情報を提供しながら看護サービスの実際とあり方、組織、そして自分の将来像についてもイメージで
きるようにした.また、テキストを使用したことにより、学びを一般化できるようにした.その結果、
看護の実際と看護サービスを結び付けて考えられるようになり、質の高い看護サービスを提供し続け
るための組織の在り方について考えることができた.
③ 次年度への課題
学生にとって、「看護サービス」や「組織」という言葉はイメージがつきにくく、自分の将来と合
わせて考えるのが難しい.そのため、教員からの情報提供と共に学生自ら、自分の未来を考えながら
看護サービスや看護ケアを提供する組織について考えやすい授業方法が課題となる.関心のある分野
について自分の将来と関連させて学習する学修方法を取り入れ、学生自身の将来をイメージしながら
学習を深め、卒後の自分の看護者としての在り方についても考えられるようにしたい.
(11)
) 危機管理(村松 真千子)
① 教育目標
医療関係者が関わる医療安全について主体的に考え取り組む力と、看護職が関わる医療事故に関す
る危険予知能力を高め、また、臨床における危機管理の実際について理解を深める.
② 教育評価
医療事故・感染・情報漏洩の 3 テーマについて、医療現場における現状分析・課題の抽出・予防対
策を計画し提案するプロジェクト学習を行った.主体的にグループ編成からテーマの決定・対策の考
案と提案まで取組み、臨床における危機管理能力を高めることができ、目標を達成することができた.
課題のレポートを提出した学生全員が単位を修得することができた.
③ 次年度への課題
臨床における危機管理への取り組みは、組織だけでなく個人の危機管理能力の向上が必要である.
従って、主体的に危機管理について学習し成果を出していくアクティブラーニングを取り入れた学習
の継続が必要と考える.
(12)
) 看護・福祉連携
看護・福祉連携活動論(林 君江・松井
君江・松井 富子)
① 教育目標
看護連携の重要性を理解し、看護活動の地域展開の概念と実際が理解できる
② 教育評価
107 名の履修登録があり 2 名の出席日数不足による受験資格なし者を除く 105 名が単位修得してい
る.国家試験を念頭に置き、またこれからの就職先の地域連携について諸サービスを含めた機関が関
連しているなど理解が深まった.レポート提出が授業評価となるがそれぞれがHPからだけでなく自
身の考察を述べることができていた.
(13)
) 家族看護論(佐々木
家族看護論(佐々木 秀美)
① 教育目標
家族看護の目的及び家族の役割と機能を理解すると同時に、家族全体を一つのユニットとしてとら
えた看護過程について学習し、家族員の健康問題を明確化できるための基礎知識を深めることができ
る.
28
②
教育評価
家族看護論は家族の一般的な機能理解も含め、看護と関連付けて理論的な部分では家族内のコミュ
ニケーション、人間関係、情緒の問題などについて概ね理解を深めることができた.家族を対象とし
た看護過程については、事例を提示し、家族の構造的・機能的側面からの情報収集についてデータベ
ースを中心に説明を行った.これらの過程については理解レベルであり実践できるほどには深まって
いないと考えられる.しかし、臨地の際に家族に視点がいくことは期待できる.演習も含めた授業展開
であり、毎回のレポート課題及びその提出が求められているからか、授業態度は概ね良く、講義もよ
く傾聴していた.しかし、授業態度はまだ受身的であり積極的な予習・復習が望まれる.また、患者・
家族という関係では、基礎看護学実習で受け持った患者の家族とリンクした授業展開にしていく必要
があると考えている.受講生は 143 名、1 名が出席日数不足で単位修得ができなかったが、他は全員単
位修得した.
③ 次年度への課題
人数増加によるグループ編成ができなかったため、次年度は自主的な学習がグループ内で可能とな
るように授業内容を検討する.
(14)
) 看護情報論(石川
看護情報論(石川 孝則・金澤
孝則・金澤 寛)
① 教育目標
看護に必要な情報及び病院医療情報システムの活用について学ぶとともに、看護情報を扱う者とし
ての基本姿勢を学ぶ.
② 教育評価
医療看護現場で必要とされる医療情報リテラシーの必要性とその代表的な具体的内容が理解でき
るように授業を進めていった.特に多くの病院で導入されている病院医療情報システムの観点から個
人情報としての留意点を基盤に置いて、電子化した医療情報を漏えいしない取り扱い方を強調しなが
ら、電子化した情報を扱うメリットが理解できるように講義を進めていった.また今年度も医療情報
システム部門に専属の看護副師長を配置して看護情報活用部門を強化している県立広島病院にて学
外演習を行った.実際に医療情報がどのように発生して、医療看護に活用するためにどのように整
理・運用していくのかという実際を自分たちが仮想の電子カルテを操作しながら学ぶことで、具体的
に学ぶことができていた.最終的な学びのレポートには、医療看護情報の取扱い運用する者としての
態度面も多く記されており、授業目標はほぼ達成されたと考える.
③ 次年度への課題
授業では主に病院医療情報システムの視点を当てての内容構成としているが、情報の何がなぜ看護
の情報となりえるのか、といった根本的な看護情報の哲学的な部分にも焦点をあてながら、看護情報
を取り扱う上での基盤となる考え方について、これまでの実習体験と結びついて再認識できるように
教授する方法も必要と考える.
(15)
) 国際看
国際看護論(岩本
護論(岩本 由美)
由美)
① 教育目標
グローバルな視点で保健・医療の問題を考えることができ、個人、地域、国、地球というレベルで
健康問題についての何ができるのかを考えることができる.
② 教育評価
国際社会における健康の課題、開発途上国の健康問題、人口問題、女性・こどもの健康、感染症に
ついてテーマを絞り、グループ学習を行い発表を行い、検討することができた.医療支援活動として、
青年海外協力隊 OB の話を聞き、レポートにまとめることができた.出席状況とレポート提出の条件を
満たした学生は単位修得した.
(16)
) 災害看護論
災害看護論(
看護論(大坪 かなえ・石川
かなえ・石川 孝則)
① 教育目標
災害医療・看護の基本的な知識を習得する.災害時における看護師の行動と活動内容を理解すると
ともに、メンタルヘルスについて考えることが出来る.
② 教育評価
今年度、学内講義においては搬送法や包帯などの応急処置などの体験型の演習を交えながら実施
し、具体的な技術をさらに講義に取り入れながら教授していった.また、災害サイクル各期において
29
学生としてできること、地域の災害拠点病院の看護師としてできること等といった視点でグループで
の課題学習を行い、災害を想定しながら自らがどのように貢献できるのかを具体的に考える機会をつ
くるとともに、災害時の非常持出し品について、事例の状況に合わせて考える「防災演習」を実施し
て、災害弱者といわれる人などの視点でも災害状況を考えられるような視点が持てるように進めてい
った.今年度は、病院で行われる「集団災害医療救護訓練」への見学・傷病者役での参加と、地域で
行われる災害避難訓練に「地域密着型学生参画災害時避難訓練」として参画し、医療の視点と地域の
視点の両面から学ぶことができる学外演習を実施した.これらの 2 つの演習により、前半の講義部分
の学びを実際の災害時や避難時の状況に照らして考える機会となり、学生はこれらの体験をもとに全
員がレポートを作成し、災害看護について実際の体験に基づいた考え方を構築することができた.
③ 次年度への課題
学内演習において、140 名を超える全員での演習であったため個々の学生への技術指導が十分でな
い面があったことについての対策、及び、地域の災害訓練参画時に地域住民と災害持出し品について
簡単な指導やお話をする際の準備不足という面があったことに対して、参画方法を含めた改善が次年
度の課題の一つと考える.
(17)
) 看護方法論Ⅰ(石川
看護方法論Ⅰ(石川 孝則・今坂
孝則・今坂 鈴江)
鈴江)
① 教育目標
看護実践における看護過程の展開について理解でき、また、看護過程の構成要素を理解し、事例展
開等のシミュレーション学習で、その実際について必要な知識・技術の基本能力を身につけることが
できることを目標とする.
② 教育評価
看護過程の思考プロセスを踏まえることの意義について、看護過程の段階ごとに明確に理解できる
ことを留意しながら講義を進めていき、看護過程の基本的な考え方が理解できるように演習も部分的
に取り入れた授業構成とした.演習では理解した内容の一部が看護過程の思考として展開できるよう
に事例を用いての演習を行い、部分的に展開した看護過程はファイルに綴じながらその都度、抽出し
た学びをラベルに記述して積み上げ、最終的にポートフォリオとして学びの過程を可視化して、授業
全体を総括した学習課題の達成状況を自分で振り返られるように実施した.
③ 次年度への課題
演習の中で、根本的な考え方が授業の終盤になっても理解できていない学生が少数いたことから、
授業進度の途中で授業課題の達成について中間自己評価をして自己の学習不足の部分を自らが見つ
け出し、授業後半へ向けて能動的に取り組めるような教授方法が必要と考えられた.
(18)
) 看護方法論Ⅱ(
看護方法論Ⅱ(佐々木秀美・前信由美・石川孝則・大坪かなえ・田村和枝・
佐々木秀美・前信由美・石川孝則・大坪かなえ・田村和枝・
迫田千加子)
迫田千加子)
① 教育目標
ロイ適応看護モデルの理論枠組みが理解でき、適応看護モデル理論枠を看護対象理解と看護展開に
応用できるための基礎的能力が身につく.
② 教育評価
看護方法論Ⅱは 2 単位 60 時間である.受講生は 140 名.この科目はⅡ-1(佐々木・石川)としてロ
イ適応概要理解と看護過程の展開までの基礎知識を教授し、Ⅱ-2(佐々木・前信・田村・石川・原・
迫田・大坪)がそれぞれ、ロイ適応看護モデルにおけるフィジカル・アセスメントの知識・技術の修
得を目指して講義・演習を組み合わせた授業展開を行った.
Ⅱ-1 でロイ適応看護モデルの理論枠組みについては概ね理解でき、ロイ適応看護モデルを適用し
た看護過程では、事例から各適応行動様式についての理解を広げ、看護介入について基礎的知識は身
についたと考える(評価 50%).
Ⅱ-2 では、9 つの生理的様式について本学部が独自に作成した『フィジカルアセスメントガイド
ブック』を活用して知識・技術の修得を行っている.本時点まで、既習学習や人体構造機能学との関
連について看護方法論1のフィジカル・アセスメントの学習が平行して学習したが人間の身体内で起
きている現象について理解することは容易ではない.既習学習の人体構造機能学の復習と並行して行
われてはいるが、疾病治療論・各論における予習などの併用に日々の自己学習を増やし、集中して学
習できるようにする必要がある.課題に対しては実に前向きであった(評価 50%).2 名が出席日数で
不合格、4 名が再々試の末に不合格、他は全員が単位取得した.
30
(19)
) 看護方法論Ⅲ(佐々木
看護方法論Ⅲ(佐々木 秀美・前信 由美・田村 和恵・石川 孝則・迫田
孝則・迫田 千加子)
千加子)
① 教育目標
ロイ適応看護モデルを用いた看護過程の展開方法を理解し、事例展開できる.
② 教育評価
昨年度実施した看護方法論Ⅰ及びフィジカル・アセスメントの授業と看護方法論Ⅱの講義概要を含
めた授業の連続性として看護方法論Ⅲを位置づけ、最初に看護過程について講義を行った後、事例を
渡した後、学修すべき事柄について考えさせ、1 か月、猶予を与えて学習の機関とした.本年度
昨年同様、個人ワークのみにした.時間的には一日で 4 コマ授業であり、集中できる学生は良いが、
そうでない学生は単に時間が経過して得るものがあまりない学習になりやすいが、多くの学生は真剣
に取り組んだ.看護過程に必要なあらゆる諸科学の学習は主体的な自己学習がメインである.それぞ
れ急性期であることから身体のフィジカル・アセスメントが重要であると同時に看護学生としての役
割機能、相互依存関係、自己概念などのアセスメントが必要になる.この学習態度は最終的に個人ワ
ークに反映された.一部の学生の中に思考することが苦手な者が存在したが、課題に対して概ね真剣
に取り組んだ.53 名の学生が提出したレポートから、内容不足があり、3 日間の再試スケジュールを
立案して再提出させた.2 名の学生が不合格、これらの学生は、病気の理解や解剖学・生理学の学習、
栄養学や生化学の授業による知識が生かされないのが残念である.他、再試の 52 名の学生を含め受講
生全員が合格した.
(20)
) 看護方法論Ⅳ(山内
看護方法論Ⅳ(山内 京子・進藤 美樹・原 ひろみ・久保 泰子)
①
教育目標
ロイ適応看護モデルに基づき子どもの健康問題と看護について理解できる.
ヘンダーソンの考えに基づき看護過程を展開できる.
② 教育評価
臨地実習に向けての演習科目として、ロイとヘンダーソンのモデルを用いて看護過程の展開ができ
ることを到達目標に演習展開を実施することができた.履修学生はグループワーク、個別学習、発表
等を通して、情報収集、アセスメント、看護計画の立案を実施、その成果を共有することができた.
理論概説の振り返り学習のスタートから、大半の学生は積極的に演習に取り組み、最終の事例演習・
発表まで到達することができた.
(21)
) 看護方法論Ⅴ
看護方法論Ⅴ(讃井 真理、
真理、・安藤 純子・
純子・今坂 鈴江・
鈴江・風間 栄子・
栄子・佐藤 敦子・
敦子・加藤 重子
林 君江)
① 教育目標
老年期の対象特性、健康特性、老年看護の目的、役割機能をふまえ、健康問題、
健康障害を
持つ高齢者の看護過程が展開できる.大腿骨頚部骨折 1 事例をヘンダーソンの理論を用いて展開しア
セスメント・計画立案できる.認知症高齢者の事例を MDS、RAPs を用いて展開しアセスメント・計画
立案できる. オレムアンダーウッドモデルを用いて看護過程の展開が出来る.
② 教育評価
ヘンダーソンの理論 及び、MDS、RAPs を用いて、高齢者への看護の展開方法を具体的に理解し、看
護計画立案をまで完成させることができた.毎回出される課題について、学生は個人及びグループで
積極的に取り組むことができていた.
精神看護学領域では、オレム・アンダーウッドモデルを枠組みを用いて、対象を生活の視点からと
らえ、対象特性・治療・ケアを総合的に学ぶことができた.精神看護分野の1事例のペーパーぺーシ
ェントについてオレムアンダーウッドモデル、ストレングスモデルを枠組みとした看護過程の展開が
できた.自己評価し、強みを生かした対象の見方、計画立案の重要性を理解したとレポートに記載が
多く見られた.
理論を基盤にしたアセスメント・計画立案と一貫した論理的な思考ができるよう、自己点検評価の
記述は効果的である.
③ 次年度への課題
グループワークが効果的に行えるようにする仕掛けが必要である.また、ICF の考え方の理解が深め
られ、実習での看護展開に活かせるよう引き続き指導内容の充実を図ることが課題である.
31
4. 看護研究
(1)
) 看護研究概論(
護研究概論(山内 京子・加藤
京子・加藤 重子)
重子)
① 教育目標
看護学における研究の目的とその意義を学び、研究の方法、研究の種類等、初学者として看護研究
の全体像を概観でき、今後の看護研究活動の基礎づくりをする.
② 教育評価
看護学における研究の目的と意義を理解し、知的好奇心を深めることができた.講義・演習を通し
て、看護研究の基礎的知識及び技術について学修を深め、最終目標である看護研究計画書を作成・提
出することができた.看護研究発表会用のプレゼンテーション能力を演習を通して習得することがで
きた.
(2)
) 看護研究方法論(
看護研究方法論(佐々木秀美・山内京子・
佐々木秀美・山内京子・加藤重子
山内京子・加藤重子・安藤純子・前信由美・八島美菜子
加藤重子・安藤純子・前信由美・八島美菜子)
・安藤純子・前信由美・八島美菜子)
① 教育目標
看護研究概論の学びを基に、具体的な研究方法について講義・演習を通して、初学者としての実際
的な基礎づくりをする.看護研究セミナーⅠ・Ⅱでの論文作成に向けて、全員経験型演習により各自
の看護研究の方向性を明らかにできる.
② 教育評価
研究法ごとグループで、テーマを選択し、文献検討、グループワーク、発表用のまとめ、発表会で
の発表を通して、看護研究の実際の過程を通して、研究に関する学修を深めることができた.グルー
プワークのため一部の学生に積極性に欠ける場面もみられた.グループワークにおける役割分担の明
確化が今後の課題として残った.
(3)
) 看護研究セミナ
看護研究セミナーⅠ
セミナーⅠ(
ーⅠ(山内 京子・加藤 重子)
重子)
① 教育目標
看護研究概論、看護研究方法論での学びを、各自の課題にあわせて焦点化、明確化し、4年間の看
護学の集大成としての看護研究計画書を作成し、看護研究セミナーⅡにつなげることができる.
② 教育評価
看護研究概論、看護研究方法論での学びが各自提出した看護研究計画書に反映されていた.一部の
学生には更なる検討を要する項目もあった.ゼミごとの発表会、報告会は活発に行われ、ゼミはお互
いの交流を通して、学習意欲を高めることができていた.卒業研究に向けて大半の学生は真摯な姿勢
でゼミに参加、研究計画書作成に取り組めていた.出席状況等に不足・資格のない履修学生を除き、
(4)
) 看護研究セミナ
看護研究セミナーⅡ
セミナーⅡ(
ーⅡ(看護専
看護専任教員)
任教員)
① 教育目標
看護研究セミナーⅠに引き続き、各自が提出した看護研究計画書に基づ4年間の看護学に関する学
びの集大成としての看護研究論文を作成・発表することができる.
② 教育評価
看護研究セミナーⅠの研究計画書作成に引き続き、本セミナーⅡでの研究論文完成の流れも定着し、
学生は各担当教員の指導のもと、全過程を通しての学修成果として研究論文を作成し、看護研究発表
会で発表することができた.大半の学生は卒業論文の作成、完成に向けて、真摯な姿勢でゼミに参加
し、ゼミ学生間での交流を通して、多くの時間と大変な思いを共有しながら研究の過程を前向きに経
験学修することができた.
③ 次年度への課題
・教員の退職に伴う引継ぎをスムースに行うこと.
・コース制の学生の担当教員は、できる限りコースの担当教員にする.
看護研究セミナ
看護研究セミナー指導教員
セミナー指導教員及び
ー指導教員及び学生の
及び学生の卒業
学生の卒業論文タ
卒業論文タイトルを以
論文タイトルを以下
イトルを以下に示す(
に示す(担当教員
担当教員五十音順
教員五十音順)
五十音順)
担当教員・テー
担当教員・テーマ
教員・テーマ
浅香真由巳(成人看護学
巳(成人看護学 講師)
浅香真由
講師)
1. 女子大学生がむちゃ食い行動を繰り返さないためのサポート
2. 認知症高齢者に対する音楽療法についての文献検討
32
学生名
古賀
西川
智美
理那
3. 20 代女性がダイエット成果を感じられるまでに至った要因
原田 奈帆美
4.スポーツ障害によるスポーツからの離脱によって
治療を受ける選手の心理状態とその援助
福本 周世
安藤 純子(老年看護学 教授)
1.回想法を用いた認知症高齢者への関わり
有田 翔太郎
2.在宅酸素療法導入後に再入院となった事例
井黒 彩乃
3.頸部リンパ節炎の患児への関わりとその家族への退院指導
榎本 映美
4.レビー小体型認知症高齢患者への食事介助の工夫
村井 健人
5.退院に不安のある患者への服薬指導
松岡 桃子
石川 孝則(基礎看護学 准教授)
1.新人看護師と中堅看護師のストレスの違いと今後の課題
高本 千咲
2.認知機能の低下したアルコール依存症患者の看護
田熊 綾菜
3.RS ウイルスに感染した1歳児への不安・恐怖を与えない関わり
林 美沙
4.シミュレーション学習法の効果に関する文献研究
福山 みな美
5.患者に意欲を与える看護師の関わりについての研究
松本 真貴
今坂 鈴江(老年看護学 准教授)
1.認知症高齢者の残存能力を引き出す食事介助の検討
川上 まみ
2.緊急手術を受ける患者の不安に対する援助
北野 円
回想法を用いたコミュニケーション
3.口腔ケアに拒否のある認知症高齢者の
藤本 晶子
心地よさに繋がる口腔ケアの探求
4.認知症高齢者への食事介助の工夫
岡本 理沙
大坪 かなえ(成人看護学 准教授)
1.プレホスピタルに対する意識調査
内海 麻由
2.プレホスピタルで働く看護師に必要な能力に関しての文献検討
江原 美佐子
3.エアーストレッチャーの使用による身体への影響について
北木 日奈子
4.家庭内での A 大学看護学部学生の防災行動への実態調査
佐々木 望
5.島に住む高齢者の災害対策と必要な看護支援
中森 有紀
岡本 陽子(小児看護学 教授) 原 ひろみ(小児看護学 准教授)
1.子育てにおける母親のストレスに対する
前田 留依
効果的な支援に関する文献検討
2.大学生の睡眠障害による心身の健康に関する調査研究
扇 真理子
3.障害のある子どもをもつ母親と子どもの母子相互作用
岩田 大幹
4.小児看護学実習での遊びを用いた事による
吉川 悠
幼児と学生の関係の変化について
5.同性愛・性同一性障害である
松本 望
児童・生徒への学校・養護教諭の関わりと性教育の在り方
6.言語的なコミュニケーションが困難な患児との関わり
吉見 紀恵
風間 栄子(老年看護学 助教) 杉山 祥子(地域看護学 講師)
講師)
1.認知症高齢者に対する自己決定を促す看護介入の効果
河毛 良子
2.バリデーション療法の脳血管性認知症高齢者への有効性
新歩一 麗美
3.在宅介護による介護負担の現状について
山本 知華
4.パーキンソン病患者の在宅療養での看護師に関する研究
前田 奈美
5.男性保健師に関する文献的考察
亀井 浩二郎
加藤 重子(老年・精神看護学 教授) 森田 克也(看護関連領域 教授)
1.ボランティア経験による精神障がいのある人のイメージの変化
荒谷 朱音
2. 精神障がいのある独居者の地域生活の現状と支援のあり方
伊東 詩織
3. 精神科病棟に勤務する新人看護師のストレス要因と対処法
井上 萌美
4. 介護老人保健施設入所中の全盲の高齢者に対する関わり
藤沢 真奈
5. 在宅ターミナルを実現させるために訪問看護師にできること
香川 渓
6. がん告知を受けていない高齢者が
馬場 美里
病気を受け止め人生の統合までのプロセス
久保 泰子(基礎看護学 講師)
講師)
33
1.先天性下肢形成不全の幼児をもつ母親の支援のあり方
今井 桜子
2.気管カニューレ装着中の重症心身障害児とのコミュニケーション
齋木 ほさな
3.乳幼児期の愛着形成を育む母親の支援のあり方
中丸 郁美
4.障がい児の治療時の不安・恐怖の対処行動の支援
中村 公美
担当:岩本 由美(成人看護学 准教授)
5.機能的口腔ケアの重要性
石橋 拓也
6.在宅酸素療法導入に対する患者の受容過程と支援方法
桑山 梨奈
7.一般病棟における認知症高齢者に対する看護師のかかわり方
砂田 唯
8.看護学実習で学生に発生するストレスとその対処法
岡田 一貴
小林 浩美(地域看護学 講師)
講師)
1.脳卒中における ROM 訓練の効果の文献検討
齊藤 優利奈
2.看護学生における避妊に対する意識と行動
阪江 彩加
3.災害時の保健師の役割と今後の課題
笹 弘実
4.タッチングの効果について
竹内 菜々海
5.女子看護学生の痩身願望とダイエットの関係
宗吉 愛里菜
佐藤 敦子(精神看護学 准教授)
1. 看護学生の喫煙者・非喫煙者の喫煙に対する意識調査
田中 亜里紗
2. 新卒看護師の職業性ストレスがメンタルヘルスに及ぼす影響
畠中 菜央
3. 看護学生の臨地実習に対するストレッサ―とその対処方法
巻田 明海
4. 看護学生の精神に障害のある人に対するイメージの実態
中田 早紀
5. 臨地実習での看護学生が感じる不安と臨地実習への影響
助金 朋実
讃井 真理(老年看護学 准教授)
1.重度認知症高齢者への手指タクティールタッチの有効性
金子 峻拓
2.在宅療養を可能にする認知症高齢者の家族に対する支援
白砂 千晶
3.看護大学の女子学生における月経時不快症状の実態、
木本 知世
及び症状の知識と対処法との関連性
4.地域在住認知症高齢者への色カルタを活用したケア介入の検討
津川 智美
5.壮年期の高次脳機能障害を抱えた男性における、
山田 ひかる
音楽ケアによる表情表出及び長期記憶への有用性
沢田 美代子(地域看護学 特任教授
任教授)
1. 養護教諭の発達障害のある児童生徒との対応について
大江 沙耶
2.食物アレルギーを持つ児童生徒への養護教諭の対応について
金丸 恵子
3.虐待にかかわる養護教諭の役割
上甲 好枝
4.保健室登校の児童・生徒への養護教諭の関わりと
松尾 加奈子
学校の支援体制のあり方について
5.養護教諭の職務内容である健康相談に関する研究
松本 風花
進藤 美樹(小児看護学 准教授)
1. 重症心身障害児に対する看護学生のイメージの変化と
浮田 くるみ
関連要因についての研究
2.初回入院の患児が抱く不安感や恐怖心を軽減する関わり
木村 椿姫
3.ダウン症患児の基本的生活習慣獲得についての事例研究
平野 裕佳
4.創外固定治療で車いす生活を送る患児の遊びの効果
松尾 唯
5.回復期における乳児の観察についての事例研究
松本 莉佳
高田 昇(看護関連領域 教授) 迫田 千加子(成人看護学 准教授)
1. 季節・精神状態・睡眠時間が血圧に及ぼす影響
名倉 美沙紀
2.女子看護学生の結婚観に関する意識調査
兼子 佳奈恵
3.育児をしている女性労働者への育児支援
下田 有里奈
4.1型糖尿病における病気の受け入れと
堀 優太
治療の自己管理獲得までのサポートのあり方
5.父親の育児参加に対する男子学生の意識調査
松田 麻依
6.育児・家事と学業を両立する母親のストレスから
新元 裕未衣
父親に求める支援に関する研究
高田 昇(看護関連領域 教授) 新川 雅子(成人看護学 講師)
講師)
34
1. 看護学生の性感染症に関する知識、意識、行動
2.臨地実習におけるストレッサ―の実態調査
3.看護学生の実習に対するストレスとその対処方法
4.一人暮らしの学生と家族と一緒に暮らしている女子看護学生の
食生活が影響する月経随伴症状の特徴の研究
月経随伴症状の程度と他者からのサポート状況の比較
高橋 登志枝(成人看護学 講師)久保田
講師)久保田 直子(成人看護学 講師)
講師)
1.看護大学生のストレス調査
2.入院患者のストレス要因に関する検討
3.終末期在宅療養者の家族支援における
訪問看護師の在り方についての文献検討
4.認知症患者の在宅介護における家族のストレスについての文献検討
5.半側空間無視のある患者の日常生活動作再獲得に向けた看護
6.在宅神経難病療養者の思いに対する看護についての文献検討
田村 和恵(成人看護学 准教授)金澤 寛(看護関連領域 准教授)
1.音楽の効果について―音楽によるストレス度の比較―
2.看護学生の子宮頸がんに対する意識調査
3.地震災害時における看護師の役割と今後の災害看護の展望について
4.アニマルセラピーによるストレスへの効果
5.いじめと自殺の傾向とその対策について
6.臨地実習経験の有無が看護師イメージに与える影響
林 君江(精神看護学 講師)
講師)
1.震災後の子どもの外傷後ストレス障害(PTSD)
のサポート体制のあり方について
2.在宅療養中のうつ病患者とその家族への支援体制に関する検討
3.精神障がい者の就労に対する意欲と就労支援を阻害する
要因についての文献研究
4.統合失調症患者を持つ家族のサポートシステムの在り方
に関する文献研究
5.精神障がい者の当事者活動が地域に与える
影響についての文献検討
日川 幸江(地域看護学 准教授)
1.在宅における家族介護者の負担の実態から見る
訪問看護師の役割の検討
2. 介護放棄につながる問題を抱える家族介護者への支援の課題
3. 中学校のいじめの現状といじめに対する養護教諭の課題
4. 在宅療養患者の家族の介護負担の実態と支援の課題
5. 在宅における終末期の療養者を支える家族に対する支援の課題
6. 児童虐待の現状と地域における子育て支援の必要性
前信 由美(成人看護学 教授) 金澤 寛(看護関連領域 准教授)
1.各発達段階に有効な口腔ケアについての文献検討
2.ロコモティブシンドローム予防についての
啓発活動の実態と認知度について
3.実習中の睡眠不足が身体・精神面に与える影響
4.救急医療の初療時における看護師の役割
5.基礎看護学実習を終えての看護師像の変化
棟久 恭子(成人看護学 准教授)
1.在宅で夫が妻を看取る体験の傾向と課題
2.男性乳がん患者のケアの動向と課題
3.原因不明、全身疼痛に悩まされる対象者の
身体的・精神的ストレス体験
村松 真千子(基礎看護学 教授)
1.看護系大学2年生の基礎看護実習前後の看護師に対する
35
高野 瑠菜
石原 翼
江口 環奈
川崎 友希
奈宮
瑞穂
倉光 ひみか
芝田 里穂
飛家 安那
松井 美樹
服部 佳那子
中田 響希
石川
竹島
福藤
吉田
平岡
藤沢
千歳
志織
英里子
優生
彩
有里恵
今井
美歌
片山 沙耶
川口 良平
藤井
綾乃
中川
芽依
安藤
静香
伊藤 仁志
佐々木 菜摘
砂田 亮
宗廣 秀治
本家 沙織
武田
二島
舞子
良輔
春國 誠
松岡 祐美
佐々井 優
河原 大志
出﨑 閑香
中野 由貴
小田
玲菜
イメージの変化
2.A 看護系大学生の恋愛が臨地実習と講義・演習にもたらす影響
神谷 理紗
3.臨地実習における看護学生のストレスとその対処行動
清原 実乃里
4.看護系大学生が考える理想の看護師像-4年次生と1年次生の比較- 橋田 真衣
5.看護学生が考える「良い看護師」像とは
森田 智子
6.臨地実習中の教員の指導に対する学生のニーズと実際の指導内容
石川 祐伊
7.大豆イソフラボンの更年期や更年期周辺症状の女性にもたらす
梶原 可奈子
体への影響と更年期症状緩和の効果に関する文献研究
八島 美菜子(看護関連領域 心理学 准教授)
1.看護学生の自傷行為に対する知識・イメージに関する研究
五十嵐 千波
2.小児へのタッチングによる学生の感情変化について
伊藤 聡美
3.小児看護学実習におけるバイタルサイン測定の困難さに関わる要因
金 蓮雅
4.児童虐待に対する認識と幼少時の養育体験との関連
寺戸 茉莉花
5.看護学生の知的障がい児に対するイメージと学習の効果について
三田 鈴奈
山内 京子(看護学部長
京子(看護学部長 母性看護学 教授)
1.看護学生の男女間の結婚・恋愛観に対する意識調査
大坂 由紀恵
2.女子看護学生が妊娠中・出産前にパートナーに期待する役割
佐川 恵理
3.看護学生の避妊に対する男女別意識調査
堀 美咲
4.不妊症に対する看護大学生の意識調査
宮平 綾乃
山内 京子(看護学部長
京子(看護学部長 母性看護学 教授) 山田 晃子(母性看護学 講師)
講師)
1.「出産」のイメージの変化に対する女子看護学生の意識調査
森田 麻弥子
2.母親の児への愛着形成に関する文献研究
山口 栞
3.地域における児童虐待への支援と予防活動の現状と課題
新田 沙織
4.学業と子育てを兼ねている母親の育児ストレスと求める育児支援
古本 桜子
Ⅶ.委員会活動
1) 教育課程委
教育課程委員会
課程委員会 (委員長:前信
長:前信 由美)
由美)
(1)
) 年間活動目標
年間活動目標
① 履修登録がスムーズに実施できるようガイダンスおよび履修相談を行い支援する.
② 講義・演習等、学生数増加に対応し、学習者および教員の声を聞き、学習環境の調整をする.
③ 各コースのコース選択の為の履修条件が整っているか判断できる.
④ 各行事(公開講座・非常勤講師会など)計画立案・運営が円滑にできる.
⑤ 学習成果としての看護研究論文発表会を学生参画会議「看護研究発表会運営委員会」が推進でき
るよう、活動を支援する.
(2)
) 活動評価
①については、学生の確認不足や時間割が複雑で3カ所の登録が必要な科目もあったため、登録漏
れがあった.学生にさらに注意を促し、登録ミスをなくしていくよう働きかけていく必要がある.
②については外部講師の授業を教育課程委員やチューターとラウンドし、授業態度や教室環境を見
回った.授業中の私語やスマホを使用している学生に注意を促したが、効果の継続には至っていない.
来年度から看護関連領域総合演習で 1 年次生に授業の受け方、学習の仕方等の講義で動機づけをして
いく.
③については領域別にコース選択科目の履修状況を把握するための面接を行っていき概ね絞られ
てきている.
④については非常勤講師会の講師の参加者は 9 名と少なかったが、講義内容や取り組み、学生の傾
向などが分かった.講師会に参加できない講師の方からも、講義や大学に対する希望を聞いていきた
い.公開講座に講師 曽野 綾子先生を迎えるため、綿密に準備を整え、運営した.9 月 26 日(金)呉
市文化ホールにおいて、学生、一般参加者等合計 1、275 名の聴講があった.学生はほぼ参加し、演奏
会、講演の評価は概ね良かった.
⑤について学生参画運営委員を中心に 8 月から準備に取り掛かり、担当教員や関係者と
連絡調整をしながら発表会運営が順調に行われるよう支援をし、研究発表会が開催・終了することが
36
出来た.学生の満足度も高かった.
(3)
) 次年度へ
次年度への課題
学生の学習に関しての態度面の問題もあり、次年度は看護関連領域総合演習の講義の中で動機づけ
を行う.また履修に関しても思い込みで登録漏れがあるため、引き続き指導していく.
2) 国家試験対策委員会
家試験対策委員会 (委員長:村松
長:村松 真千子)
真千子)
(1)
) 年間活動目標
・全学年を対象に国家試験受験に対して早期に動機付けができる.
・模擬試験の本学の平均点を全国の平均点(偏差値 50)以上にする.
・学生が主体的に国家試験対策に取り組むことができるよう環境を整える.
(2)
) 活動評価
今年度から 3 年生にも学研主催の全国看護師国家試験模擬試験を 6 月と 10 月に実施した.また、2
週間程度をおいてから振り返り試験も実施した.さらに、国家試験対象のレビューブックを全員に購入
してもらい、主に臨地実習での学びを国家試験問題につなげるために活用してもらった.これらは、本
年度初めて行ったものである.早期から国家試験問題になれることと、模擬試験の振り返り試験を通じ
て国試対策の自己学習に向かう習慣作りにつながったと評価できる.学研の模擬試験を取り入れた結
果と思われるが、例年実施している 3 年生の 2 月に実施する低学年用模試の結果をみると偏差値が例
年になく高い結果が得られた.
4 年生は、最後の模擬試験は、偏差値が 48 まで上昇した.しかし、40 未満の学生も多く、成績の幅
が広かったため、40 未満の学生を中心に、1 月以降に学生個々の進度とレベルに合わせて個人指導を
実施した.学生は、受験勉強への意欲が高まり、合格につながった学生が多かったと評価できた.
(3)
) 次年度へ
次年度への課題
3 年生には、今年度と同様にしていくことが必要と考える.4 年生には、卒論を終了直後から受験勉
強に励むように指導が必要である.また、成績の幅が広いので、低得点者には個別指導をしていくこと
が必要である.今年度は、あまり力を入れなかったが、1、2 年生を対象に早期に受験勉強に取り掛か
れるような指導が必要である.
3) 実習委員会 (委員長:安藤
長:安藤 純子)
(1)
) 年間活動目標
臨地実習における教育効果を得るために、学生の指導および看護学部教員と実習施設との調整を行
い、学生の実習が円滑に行えるようにする.
(2)
) 活動評価
① 領域実習オリエンテーションにおいては、実習への心構えや各領域別のオリエンテーションに加
えて、昨年度に引き続き、実習前技術演習を行った.これは学生が臨地実習に臨むにあたっての緊張感
を高め、看護技術を患者に合わせて安全・安楽に提供するための思考と技術を実習前に練習すること
で、実習で実施する看護援助の助けにすることをねらいとしている.今年度で2回目となるが、看護技
術演習において学生は、時間の制約がある中での練習や技術テストであったが、1 人 1 人が一生懸命
課題に取り組んでいた.調査結果、自由記載においても前向きな意見が多く、実習に向かう学生の意識
づけや緊張感につながったのではないかと考える.しかし、次年度は連休などによって今年以上に時間
の制約があると考えるため、2 年間で得た結果を踏まえ、さらにパワーアップした内容で継続するか
どうか、実習オリエンテーションの内容の吟味も含めて、どのような実習オリエンテーションが効果
的であるのかなど今後の課題としたい.
② 実習施設連絡会議では、昨年同様な出席者であり、各施設との意見交換ができたのではないかと
考える.
(3)
) 次年度へ
次年度への課題
① 学生の倫理的配慮への認識の低さに対する指導の在り方
② 実習前オリエンテーションの内容の見直し:技術演習の継続および内容の修正
③ 実習施設への実習依頼の前倒しの検討
④ 実習施設連絡会議における運営について
⑤ 実習メンバーの選別方法について:選択制の実習が開始となり、看護師コースと選択制の学生
の意識の高さの差が明らかになってきている.
37
⑥ 感染症対策について
⑦ 実習要項の製本日程の調整
4) FD 委員会 (委員長:山内
長:山内 京子)
(1)
) 年間活動目標
卒業時技術到達目標と教育実践技術チェック表の報告(八島・進藤)
夏季集中検討会(村松・日川)
ピアレビューの実施(山内・佐々木)
平成 25 年度教育評価編集(安藤・島内)
教育課程 進級制度の検討(加藤・前信)
大学院教育の質向上(安藤・島内)
アクティブラーニングの推進(村松・日川)
カリキュラム・マップ、ナンバリング(佐々木・加藤)
GP教育目標(前信・進藤)
(2)
) 活動評価
1. 卒業時技術到達目標と教育実践技術チェック表の報告
2年次、3年次生にはオリエンテーション時に配布.4年生の評価については自己評価を優先させて
行うことにする.データ入力が煩雑なため学生自身が入力をする等の入力方法について検討することと
した.
今年度は過去3年間の分析結果を学会発表した(看護学生の臨地実習における看護技術到達率の3年
間の推移:日本看護学教育学会).
2. 夏季集中検討会
全学部対象集中検討会の実施
日時:12 月 15 日(月) 15:00~17:00
場所:看護学部大講義室
講演:アクティブラーニング 主体的学びにつなげる学習と評価
講師:スー・F・ヤング先生 ゲーリー土持先生
3. ピアレビューの実施
科学論(12/11)担当:佐々木 受講生は「食物の摂取から排出まで」
「トランスポーテーションシス
テム」の2グループにわかれて成果発表
成人看護学実習Ⅱ(リフレクション 1/30) 成人看護学実習Ⅲ
学部間のピアレビューについては定期演奏会への参加等を含め、お互いの学部に講義に出かけている
ので調整可能.
4. 平成 25 年度教育評価編集
編集・製本、教職員及び関係者に配布済み
5. 教育課程 進級制度の検討
6. 大学院教育の質向上
「テキスト間イニングで広がる看護の世界」1/15 講師:服部兼敏(前神戸市立看護大学教授)
「アメリカ合衆国における APN・DNP 教育と保健医療現場への効果」7/2 講師:朝倉由紀
養護教諭大学院専修免許申請
平成 28 年度 4 月開設、平成 27 年 3 月申請に向けての準備・体制を整える.
7. アクティブラーニングの推進
安芸高等学校とのアクティブラーニングに関する勉強会の実施
スー・F・ヤング先生、ゲーリー土持先生による「アクティブラーニング 主体的学びにつなげる学
習と評価」講演会の実施(12/15)
8. カリキュラム・マップ、ナンバリング
カリキュラム・マップについては全学部について作成済み.ナンバリングについては、全学の教育課
程委員会で大学全体としてどうするかを調整中.看護学部案は提出済み.
9. GP教育目標
看護学部の教育理念と目的・目標の対応について、看護実践能力は専門力とし、地域貢献は就職力と
する.人間力の最初に生命に対する畏敬の念を加え、専門力にグローバルな視点で考えることができる、
専門力に看護実践の基礎的能力を身につける、を加える等、の案を作成した.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
38
(3)
) 次年度へ
次年度への課題
学生が幅広く基礎学力や実践力を身につけるためのアクティブラーニングを積極的に導入し、学生
参画型 FD 活動の具体的方策を検討する.
5) 倫理委員会 (委員長:佐々木
長:佐々木 秀美)
(1)
) 年間活動目標
人を直接対象とした医療および看護学研究について倫理的な観点から審査することを目的とし、教
員および学部学生、大学院生の研究が倫理上問題なく行なわれるかどうかを遅滞なく審議する.
(2)
) 活動評価
1. 広島文化学園大学看護学研究科・看護学部倫理審査要領改訂に向けた取り組み
従来あった広島文化学園大学看護学看護学部倫理審査要領を研究科も含めた(案)及び倫理審査申請
書について検討し、改めて広島文化学園大学看護学研究科・看護学部倫理審査要領として申請書式の
修正案を作成、教授会の義を経て、理事会に提出、正式に審査要領の改訂に至った.
2. 倫理審査
倫理申請が成された研究に対して、倫理委員会規程に基づいて、倫理的な観点から審査し、研究が
倫理上問題なく行なわれるかどうかを遅滞なく公平に審議するために設置されている.本年度は 6 件
の学生及び教員からの申請があり、簡易審査で 6 件が承認された.
6) 自己点検評価
己点検評価委
評価委員会 (大学全
(大学全体)
(1)
) 年間活動目標
・本学学則第 2 条に基づいて PDCA サイクルに基づいた自己点検評価を行い、もって、教育水準の向
上を図り、目的及び社会的使命を達成し、その結果が公表する.
・教育研究等の総合的な状況について、学校教育法施行令(昭和 28 年政令第 340 号)第 40 条で定める
期間ごとに、文部科学大臣の認定を受けた認証評価機関による評価を受け、認定を受ける.
(2)
) 活動評価
会議の開催は年間 3 回であるが、本年度は認証評価を受ける年度であることから、認証評価推進委
員会の会議を月に1回開催すると同時に、両方の合同会議を随時開催した.
・教員及び職員の自己点検評価;学部ごとに 4 月に年間目標(教育・研究・委員会活動・その他)を立
案し、2 月に評価を行い、ホームページに公表した.各学部共に概ね、全員が目標・評価を行い、課題
を明確にし、次年度の目標設定の参考にしている.
・認証評価に向けた取り組み;平成 25 年度から立ち上げた認証評価推進委員会及びその組織図に基づ
いて、今田委員長)を中心に評価機構との折衝、報告書の作成、データベースの収集と整理、必要資
料の整理を行い、11 月に認証評価を受け、3 月に認証された.
7) 実習室整備委
実習室整備委員会
室整備委員会 (委員長:村松
長:村松 真千子)
真千子)
(1)
) 年間活動目標
1. 2 階実習準備室の整理整頓
2. 3 階実習準備室の整理整頓
3. 2 階、3 階の実習準備室の整理整頓後、在庫一覧表を作成する.
4. 使用・借用ファイルの普及
(2)
) 活動評価
2階・3階実習室及び各準備室についてプラスチックケースの利用や収納棚の有効活用を行いな
がら整理整頓し、在庫一覧表を作成した.これにより長期間使用されていなかった教材物品が明らかに
なり、それらの物品について全領域で活用の可能性を検討することにつながった.また、各階の準備室
において、これまで段ボール箱での在庫保管や物品管理が多く行われており、箱の内容物が分かりに
くい状況であったため、半透明のプラスチックケースを新たに購入して収納するようにし、各ケース
には大きなテプラシールで収納物の記載を行った.これにより、物品の在庫状況や保管内容がどの領域
の教員が見ても視覚的にわかりやすくなり、演習準備や片づけなどがスムーズに行うことができるよ
うになった.2階実習室について、ベッドを準備室で保管・管理しているため通路がふさがれている状
況になっていたため、導線を確保するようなベッド保管配置方法を検討して実施した.4階の実験室に
39
ついてはこれまで整理されていなかった詳細な部分について清掃するとともに、実験室として稼働し
やすいように物品の再配置を行った.
また、大学の物品の使用・借用ファイルの書式を一部修正して、全教員に活用の徹底を図るように
周知することで物品の紛失等が起こらないようにした.
実習室整備に関する学生参画委員を2年生から8名選出して、演習や自己練習での実習室使用の調
整や物品の活用について統括する活動を適宜実施していった.
次年度に向けては、長期間使用していない物品等も多くあり、それらの有効活用をさらに検討する
ことと、修理補習によって使用可能となる物品についての修理計画の立案実行が必要である.
8) 紀要委員会
紀要委員会 (委員長:森田
長:森田 克也)
克也)
(1)
) 年間活動目標
看護学部紀要の看護統合研究の編集、校正、印刷、関係者と関係施設への配布に関する業務を行う.
年間1巻2号の発刊を目標とする.
(2)
) 活動評価
今年度は9月に 15 巻1号、3月に 15 巻2号を発刊し今年度の業務を終了した.
9) 教育機器整備委
教育機器整備委員会
器整備委員会 (委員長:金澤
長:金澤 寛)
(1)
) 年間活動目標
1.学内の PC 関連についての各種サポート窓口
PC の利用の仕方についての質問に対する応対
PC への新規プリンタ・ソフトウェア導入に対する応対
PC 故障時の応対
研究用 PC の学内ネットワークへの参加に関する応対
iPad の初期設定への応対
e-Learning を利用した学習支援ツール(国家試験対策ツール、看護ビジュラン)の利用説
明
学内緊急通報メールへの登録説明
Web シラバスへの登録説明
2.各講義室における教育機器の充実
ポータブルブルーレイプレーヤーの購入
実習室におけるスタッキングテーブルの購入
広報用にディジタルカメラの購入
3.学内教育機器の維持及びメンテナンス
各講義室の音響機器及び映像機器の維持メンテナンス
各講義室のコンピュータの維持メンテナンス
無線 LAN ルータの設置
各講義室へのパソコンラックの設置
大講義室のプロジェクタランプの交換
4.システム委員会との窓口
月に 1 度行われるシステム開発管理センター会議への参加
システム委員会での会議内容を阿賀キャンパスへ伝える窓口
阿賀キャンパスの要望等をシステム開発管理センターへあげる
<物品の購入>
ディジタルカメラ-1 台
パソコンラック-4 台
ワイヤレスマイク-5 台
ポータブルブルーレイ再生機-1 台
スタッキングテーブル-4 台
掃除機-1 台
延長コードリール-1 台
プロジェクタ用ランプ-1 台
40
<修理・修繕>
情報処理演習室 1 及び 2 の中間モニタ整備
情報処理演習室 1 及び 2、205 講義室の窓への遮光フィルム貼付
(2)
) 活動評価
今年度は、活動目標として挙げていた項目について、ほぼ行うことができていたのではないかと考
える.特に、各種コンピュータ機器に関しての窓口として、コンピュータ機器の利用に関するサポート
や質問に対応することができた.無線 LAN ルータを設置しているが、その整理を今年度は行うことがで
きなかった.次年度への課題である.
10)
10)国際交流委員会
国際交流委員会 (委員長:島内
長:島内 節)
(1)
) 年間活動目標
1) アメリカ ニューヨーク ブロンクス レバノン病院訪問計画
平成 26 年 5 月 4 日~5 月 10 日(7 泊 8 日)を立てた.
2) 韓国 Chodang 大学への教員と学生の訪問を計画
平成 26 年 6 月 11 日(6 月 10 日発)-6 月 13 日(6 月 14 日帰国)
3) 大学院案内 2014・2015 として第 2 回英文パンフレットを作成
(2)
) 活動評価
1) 教員の引率で学部生が上記 Bronx Lebanon Special Care Center 病院設で研修を行った.(学部予
算により)
2) 本学教授による講義の依頼と本学学生と教員の施設見学計画を立てた.しかし、政情不安のために
韓国側からの申し立てにより中止となった.
3) 大学院英文パンフレットを作成した.
4)公開講座(招聘)
:7 月 2 日(水)に本学においてコロラド大学病院がん看護実践リーダーの朝倉
由紀氏を招聘し、
「アメリカ合衆国における APN・DNP 教育と保健医療現場への効果」の題で講
演が行われた.
(3)
) 次年度へ
次年度への課題
1) 学部・大学院教育との連携:米国 Bronx Lebanon Special Care Center 病院へ
学部学生の語
学研修や院生の研修を継続する.その際必要な案内英文パンフレットの修正版を作成することが
望ましい.
2) ホームページの整理と充実
3) 外国大学との学術交流・研修の検討:今後の学術交流としての性格を含めた研修をも考慮し、海
外の大学(学部・大学院)との協定を継続または開発する.
4) 国際交流委員会の役割:大学の国際交流センターとの関係性と連携のあり方を整理し、より明確
にする必要がある.
11)
11) 図書館委員会
図書館委員会 (委員長:高田
長:高田 昇)
(1)
) 年間活動目標
① 阿賀キャンパス図書館の維持・運営を行う.
② オープンキャンパス等の学内広報活動の一翼を担う.
③ 図書館と教員が学修支援のために連携をとる(新規).
(2)
) 活動評価
・学生へのガイダンス:1年次と3年次対象に学生への図書・文献検索ガイダンスを行い、研究やレ
ポート作成学習の用意のために演習をおこなった.
・図書館システム:図書貸し出しシステムの更新を行い、利用者の利便を図った.
・蔵書構成:教員が掲載した参考図書・教科書を購入した.教員に資料選定を教員に依頼した 170 点
以上が 8 月に納入された.これらは「教員おすすめ図書コーナー」にレイアウト変更して展示され
た.
・企画展示:母性看護学の教員より希望が提出された「うまれることについて」考える図書を、教員・
図書館で選書し展示した.「母性看護援助論Ⅰ」で 2 年生にグループ課題図書として提供された.
41
12) 地域連携セ
地域連携センター
携センター運営
ンター運営会
運営会議 (大学全
(大学全体)
(1)
) 年間活動目標
大学全体の組織改編に伴い、地域連携センター長に任命されたことから、その運営会議の開催を主
導した.会議全体としての本年度の目標は、
① 地域連携センター規程の規定
② 各学部の活動把握と支援
③ 呉市との地域連携協定の推進
④ 文部科学省の国庫補助の内、特に地域連携Ⅱに向けた活動の推進(少子・高齢化に伴う
地域課題)を教育・連携によって行う取り組みを強化する.
(2)
) 活動評価
① 地域連携センター規程を策定し、活動の為の骨子案を検討した.
② 地域連携センター組織図の策定と人員配置案を協議した.
③ 各学部及び短期大学の地域連携活動状況の把握を行った.
④ 大崎上島町との地域連携協定の推進と呉市との包括連携に基づいて方向性について検討
した.
⑤ 学習者中心の教育に伴ってフイールド・ワークを教科目内に盛り込むための方策につい
て検討した.
⑥ 地域連携センター予算について検討、次年度予算に計上した.
13)
13)就職指導
就職指導委
指導委員会 (委員長:讃井
長:讃井 真理)
(1)
) 年間活動目標
就職・進学率 100%を目指す.実習病院への就職率 55%以上を目指す.就職ガイダンス資料を見直す.
就職に向けて、社会人としての教養・態度が身につけられるように指導する.既卒学生アンケート結果
の公表を検討する.
(2)
) 活動評価
県内への就職内定率が 76.8%(前年 73.2%)、県内就職率は過去最高であった.就職先は就職希望者
の 100%が内定しているが、国家試験結果待ちの学生数も多くなってきている.国試結果発表後に就職
状況の確認が必要である.実習病院への就職内定率を 50%から本年度は 55%に引き上げたが、実習先
(病院)への内定率が 43.0%(前年 55.1%)で、目標達成ができなかった.学生の一点集中の受験を
避けることも検討する必要がある.また、実習先受験をしても不合格のこともあることから、実習中の
態度、必要な知識の習得などについても指導強化が必要である.就職ガイダンス資料は、次年度に向け
て一部を加筆・修正できた.就職に向けて、社会人としての教養・態度が身につけられるについては、
昨年度の 10 月以降に研究室への入室時のマナーを掲示しているが、アンケート結果ではほとんど変化
が見られなかった.ただし、学生は意識して入室できている様子はうかがえる.本年度のマナー向上活
動については、学内の清潔を意識させるとまでは行かないが、学生、教員からのポスターへの注目は
寄せることができていた.既卒学生アンケート結果の公表については、次年度中に公表できるよう準備
する.
(3)
) 次年度へ
次年度への課題
国家試験合格率を挙げるように、国家試験対策委員会と連携が必要である.実習中から同学年の誰か
が就職試験を受けるかもしれないことを意識させ、実習先から選ばれるような態度と知識を身に付け
させる.就職ガイダンス資料が有効に活用できるようにさらに内容を工夫する.学生が生活者としての
マナーについて習慣づけられる仕掛けをつくることが課題である.既卒生アンケートの公表方法を検
討する.
14)
14)保健係
保健係 (委員長:日川
長:日川 幸江)
幸江)
(1)
) 年間活動目標
① 学生の心身の健康管理の支援を図る.
(学生の禁煙サポートについて、保健係の取り組み・対応について)
② 学生相談室の効果的な活用により学生の健康支援を行う.
(学習課題のある学生と教員間の連携・規約によりさらに学生相談室の役割の明確化)
42
③ 学生参画活動の推進により学生の健康管理及び学習環境の改善を図る
(2)
) 活動評価
① 学生の心身の健康管理の支援を図るため、学生の禁煙サポートを実施し取り組みを行って
いる.学生の利用状況は少ない相談日もあるが相談室を訪れた学生の反応はよく、その
場を設けることが重要と考え継続して取り組む.
② 学生相談室の活用により学生の健康支援から学習環境を整え、教員間、専門機関との連携
により支援活動を行うことがきた.
③ 学生参画活動による活動支援は十分に実施できなかったため、次年度の課題として学生参
画を図る.
Ⅷ.社会活動
【佐々木 秀美】
秀美】
1. 私立看護系大学協会理事として理事会に参加し,各種審議事項について審議し,学術研究及び
研究体制事業の企画・予算等を立案し,実施・評価を行った.
2. 私立看護系大学協会学術研究及び研究体制事業担当理事として「研究セミナー」の企画・運営・
評価・報告書の作成をした.
3. 曾野綾子先生公開講座の企画・運営を行った.
4. 広島文化学園大学看護学部公開講座『音楽と癒し』の企画を行い,開催に向けて協力した.
5. 広島県看護協会主催の認定看護管理者推進委員会委員及びサードレベル認定管理者育成事業へ
の参画
6. 広島県看護協会認定看護管理者ファーストレベル講習会講師及び運営委員として会議に参
加,全体的な運営を担う一方,サードクラス担当として公募・教育企画・評価を行った.
7. 新老人の会広島支部会員〈広島支部・呉ブランチ世話人現在に至る)として,会議に参加,
加えて呉ブランチ世話人として,日帰りイベント・総会・お茶会の企画・運営に協力した.
8. 新老人の会主催「日帰りツアー(郷土の文化を知る旅-湧永庭園)」への開催・参加・評価を行
った.
9. 新老人の会主催「チャリティー茶会」の企画・開催・参加・評価 約 350 名の参加
10. 中国新聞社社内モニターとして毎月1日~15 日までに掲載された新聞報道に特化した評論を行
う役割を担っている.
11. 平成 26 年度日本私立看護系大学 学術研究及び学術研究体制・研究助成に関する事業担当理事
として「加盟校における教育環境及び研究体制及び研究方法の目的別アプローチについての「研
究セミナー」の企画・運営・評価を行った.
12. 第 21 回家族看護学会企画委員会委員の委嘱を受け,学会運営に協力した.
13. 第 35 回日本看護科学学会学術集会企画委員会委員の委嘱を受け会の開催に向けて協力した.
14. 呉市阿賀地区アガデミアの会施設代表として会議に参加し年間計画及び実施への協力を行った.
15. 広島県介護保険審査委員として審査委員会に参加して審査手続きなどについての審議を行った.
16. 呉市子育て支援育成プログラム立案に向けて協力し,8 月 1 日から 8 月 12 日まで講師として教
育実践を行った
17. アガデミア主催の文化発表会の企画・運営に協力した.
18. 広島商船高専との連携による大崎上島での COC 協力.
19. 大崎上島町との教育連携協定に向けた取り組みを行い,1月に協定を締結した.
20. 大崎上島町及び広島商船高専との連携・協力に基づいた高齢者健康調査の企画・立案・実施・
評価を行った.
21. 地域密着型学生参加災害訓練教育プログラムの策定を行い,アガデミア及び呉市危機管理室共
催「津波避難訓練」を地域住民及び学童,消防署などと連携した災害訓練の企画・運営・実践・
評価を行った.
22. 上野正彦先生をお招きして「死体は語る」の公開講座を広島県・呉市警察関係,海上保安学校,
呉市などを対象に実施した.
23. 高大連携の一環として市立呉高等学校の「看護基礎」の授業案を策定し,年間 35 時間でオムニ
バス方式とし,その一部の授業を行った.
24. 高大連携の一環として瀬戸内高等学校の「医療総合」の授業案を策定し,年間オムニバス方式
43
とし,その一部の授業を行った.
【河野保子
【河野保子】
保子】
1. 徳山リハビリテーション病院:「看護研究」発表会の講師.
2. 徳山リハビリテーション病院:看護研究指導.
3. 日本老年行動科学会・理事会出席.
【山内 京子】
京子】
1. 日本高等教育評価機構評価員.
2. 呉市すこやか子育て協議会理事.
3. 呉第一こども園理事.
4. 広島逓信病院看護部主催看護研究講師
5. 中電病院看護部主催看護研究講師.
6. 呉市子育て施設課との協同事業第 8 回「呉市・広島文化学園大学子育て支援研修会」企画・運営
7. 新老人の会広島支部呉ブランチ世話人
【高田 昇】
1. 講演「HIV 感染症早期診断の勧め」県立広島病院エイズ研修会.
2. 講演「エイズの歴史を振り返る~私たちはどこに行くのか~ 」第 16 回埼玉 HIV 感染症研究会
@大宮ソニックシティビル.
3. 視察日本輸血・細胞治療学会 I&A 委員会 山口県立総合医療センター視察.
4. 広島県委嘱・合同輸血療法委員会(委員長)平成 25 年度幹事会(第 3 回,第 4 回) .
5. 広島県合同輸血療法委員会研修会(広島国保会館) .
6. 広島県委嘱・合同輸血療法委員会(委員長)幹事会(第 1 回, 第 2 回, 第 3 回) .
7. 広島県合同輸血療法委員会研修会(広島県庁講堂) .
8. 第 32 回抗 HIV 薬服薬指導のための研修会(スタッフ) 広島国際ホテル.
9. 平成 25 年度広島県合同輸血療法委員会研修会(スタッフ) 広島国保会館.
10. 平成 25 年度包括的 HIV カウンセリング研修会(スタッフ) 岡山アークホテル.
11. 第 33 回薬剤師のための抗 HIV 薬服薬指導研修会(スタッフ) 広島国際ホテル.
12. 第 8 回中国四国地方エイズ診療医師のための研修会(スタッフ) 広島大学病院.
【中村 哲】
1. 日本予防医学リスクマネージメント学会理事
2. 日本熱帯医学会評議員
3. 日本衛生学会正会員
4. 日本寄生虫学会正会員
5. 香川学園女子栄養大学栄養科学研究所客員所員(客員教授)
6. 独立法人国立国際医療研究センター研究所客員研究員
7. ラオス国立パスツール研究所客員研究員
8. 茨城県立医療大学看護学部非常勤講師
9. 外務省国際緊急援助隊疫学感染症班嘱託・中級研修講師
10. 呉市上下水道経営審議会審議委員
【藤原 隆】
1. 呉市より呉市国民健康保険運営協議会委員の委嘱をうけた.
2. 呉市より呉市人権政策審議会委員の委嘱をうけた.
3. 広島大学医学部解剖センター解剖室での岩国医療センター附属看護学校の解剖見学実習に参加
し,指導した.
4. 呉市国民健康保険運営協議会書面会議に返答した.
5. 広島県立呉昭和高等学校で模擬授業を行った.
6. 朝日放送系列局全国ネットのテレビ番組「たけしのみんなの家庭の医学 悪化させる温め方が判
明!+名医が教える冷え症 徹底改善法 SP」において血管の自律神経の走査電子顕微鏡写真が
44
使用された.
7. NHK のテレビ番組,「ためしてガッテン クラッとしたら・・・そこに潜む病気解明 SP」にお
いて血管の自律神経の走査電子顕微鏡写真が使用された.
8. 広島大学医学部解剖センター解剖室での広島国際大学言語聴覚療法学科の解剖見学実習に参加
し,指導した.
9. 広島大学医学部解剖センター解剖室での MSH 医療専門学校の解剖見学実習に参加し,指導した.
10. 広島大学医学部解剖センター解剖室での三次看護専門学校の解剖見学実習に参加し,指導した.
11. 広島県立三原東高等学校で模擬授業を行った.
【加藤 重子】
重子】
1. リーダーシップ研修講師 賀茂医療センター
2. プリセプター研修講師 浜脇整形外科病院
3. 日本精神看護協会広島県支部西部地区看護研究発表会座長
4. 日本認知症ケア学会広島県地方会 事例検討会座長
5. 新老人の会 広島県支部呉ブランチ事務局
6. OCN呉地域オープンカレッジネットワーク公開講座助成金による高齢者ソフト食の調理と試
食の公開講座開催
7. ミャンマー地域の学校用品,看護学校設立資金募金バザーを学生参画ボランティア実施
【森田 克也】
克也】
1. 日本薬理学会学術評議員
2. 歯科基礎医学会評議員
3. 日本神経精神薬理学会評議員
4. 日本神経化学会評議員
5. トランスポーター研究会幹事
6. 日本神経科学学会会員
7. 日本疼痛学会会員
8. 日本歯科薬物療法学会会員
9. 日本癌学会会員
10. 広島大学歯学部非常勤講師
11. 広島大学大学院医歯薬保健学研究院非常勤講師
12. 独立行政法人国立がん研究センター研究所客員研究員
【山下 洵子】
洵子】
1. 広島県立音戸高等学校で,よい食生活について講演をした.
2. 毎月 1 回,地域公民館で「生活習慣病予防・改善のための料理教室」を企画・運営した.
3. 一般社団法人農・食・医 同源研究センターの活動に関わり,マツダ市民活動助成金の支援金を
受けて,地域の子供達を対象に「子ども料理科学教室」を開き,料理を科学と繋ぐ活動をした.
4. 1 月に 2 回,広島文化学園短期大学栄養専攻の学生達と「米食文化研究会」を組織し,広島県子
ども夢基金の助成を受けて,地域の子供達と米食を学ぶ活動をした.
【村松真千子】
村松真千子】
1. 呉市介護認定審査会委員
2. 広島逓信病院で看護診断指導
【讃井
1.
2.
3.
4.
真理】
真理】
認知症看護研究会顧問として研修会に参画
新老人の会呉ブランチ事務局
NPO 日韓農業・農村文化研究所の活動
リハビリテーションケアセミナー,褥瘡ケアセミナー開催への参画
【前信 由美】
由美】
1. 第 8 回広島県障害者陸上競技大会ボランティア.
45
2.
3.
「学術研究および学術研究体制・研究助成に関する事業」私立看護系大学協会助成事業
運営.
日本医学看護学教育学会 評議員
企画・
【田村 和恵】
和恵】
1. 呉医療センター看護研究指導
2. 呉地区オープンカレッジネットワーク会議プロジェクト委員
【棟久
1.
2.
3.
恭子】
恭子】
広島県看護協会呉支部看護研究サポート
中国労災病院看護部研修会(3 回)「看護診断を用いた事例検討」
東京柔道整復専門学校「老年ケア学」一部演習
【金澤 寛】
1. 呉市住宅懇話会委員として委嘱を受け,平成 25 年度呉市住宅懇話会へ出席
【小林 浩美】
浩美】
1. 呉市ファミリー・サポータ養成講座 講師
2. 呉市「高校生の 0・1・2 歳ふれあい体験」講師
3. 広島県立高陽東高等学校 学部学科説明会 講師
4. 新老人の会 広島支部呉ブランチ事務局
【上林 聡子
聡子】
】
1. 日本私学看護系大学協会研究成果につながる方法を学び研究者の向上を目指して
加
2. 第 6 回広島文化学園大学看護学部外傷セミナー スタッフ参加
【石川
1.
2.
3.
4.
5.
孝則】
孝則】
日本脳神経看護研究学会広島地方部会 副会長
広島県看護協会保健師助産師看護師実習指導者講習会
広島市立看護専門学校 臨床指導研修会 講師
市立呉高等学校 看護基礎 講師
高大連携公開講座 講師
【進藤
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
美樹】
美樹】
吉島病院看護研究指導講師呉市三坂地保育所大学見学・体験学習企画,調整
住民健康実態調査・意識調査フィールドワーク:大崎上島
保育士就職支援セミナー講師,託児ボランティア調整・指導
学校見学(施設案内):広島県立黒瀬高等学校
学校見学(準備・施設案内・学生指導):呉市立阿賀小学校
学校見学(施設案内):柳井学園高校衛生看護科
学校見学(模擬授業・体験学習・施設案内):安芸南高等学校
学校見学(模擬授業・体験学習・施設案内):広島国際学院高等学校
広島県看護協会進路相談会(学校紹介・進路相談):広島市
呉市立呉高校講師(看護基礎)
スタッフ参
講師
【新川 雅子】
雅子】
1. 第7回呉市健康の日ウォーキング大会,骨密度測定,運営スタッフ
2. 東広島医療センター研究指導
【迫田 千加子】
千加子】
1. 全国パーキンソン病友の会
広島県支部呉地区友の会員に,パーキンソン病患者の食事や運動の
46
2.
講義を行った
東広島医療センターの看護研究指導を年間 5 回行った.研究計画書作成,文献検索,研究方法,
データ収集・分析,研究論文作成,研究発表など講義と部署単位での個別指導を実施した
【立花 慶子】
慶子】
1. 呉市三坂地保育所大学見学・体験学習企画補助・実施
2. 大崎上島健康チェック第 3 回に参加
【杉山
1.
2.
3.
4.
祥子】
祥子】
「養護教諭の職務について」米子市養護教諭事例研修会にて発表
広島県立音戸高等学校 「看護師になるための道として」進路説明会の講師
呉市保健所主催 「世界エイズデー街頭キャンペーン」に学生とともに参加
福山平成大学での講義 「健康相談活動について」
【今坂 鈴江】
鈴江】
1. 新老人の会広島支部呉ブランチ事務局
2. 呉市介護認定審査会 審査委員
【原ひろみ】
原ひろみ】
1. 呉市子育て支援研修会 講師
2. 大崎上島健康チェック第2回スタッフ
【日川 幸江】
幸江】
1. 高校内ガイダンス:市立広島商業高等学校
【八島
1.
2.
3.
4.
5.
6.
美菜子】
美菜子】
日本臨床発達心理士会中国四国支部 役員
呉市保健センター1 歳 6 か月健康診査心理療法士
呉市保健センターちびっこ教室心理療法士
呉市子育て支援研修会 講師
呉あそか幼稚園保護者研修 講師
呉市保育士就職支援セミナー 講師
【浅香 真由巳】
真由巳】
1. 済生会呉病院看護部
看護研究サポート
【久保 泰子】
泰子】
1. 高大連携の瀬戸内高校に看護教育の広報活動
2. 広島県看護協会の施設の連絡係
【久保田 直子】
直子】
1. 意識障害・廃用症候群患者の生活行動回復看護分野における学会認定看護師としてコン
サルタント 病院,施設,在宅における事例相談対応
2. さとう脳神経外科クリニック 職員研修会 講師
3. 子鹿医療療育センター 研究発表会 特別講演 講師
4. 広島県立三次看護専門学校 卒業前特別講義 講師
5. 救急蘇生呉支部研修会 講師
6. 日本私立看護系大学協会 平成 26 年度研究セミナー 実行委員
7. 第 19 回日本難病看護学会学術集会 運営委員
8. 第 10 回日本ヒューマン・ナーシング研究学会学術集会 運営委員
9. 日本ヒューマン・ナーシング研究学会事務局
10. 日本脳神経看護研究学会広島地方部会役員
47
【佐藤 敦子】
敦子】
1. 平成 26 年度広島県保健師助産師看護師実習指導者講習会講師(広島県看護協会)
実習指導の実際(精神看護学実習:講義)
実習指導案作成演習(精神看護学実習:演習)
2. 平成 26 年度「看護研究サポート」事業の指導(広島県看護協会中支部)
3. リーダーシップ研修講師(独立行政法人国立病院機構賀茂精神医療センター)
4. 呉市子育て支援研修講師(新たな自分と出会う コラージュで遊ぼう)
【風間 栄子】
栄子】
1. 新老人の会ひろしま支部
呉ブランチの会事務局
【高橋 登志枝】
登志枝】
1. 平成 25 年度より日本循環器看護学会 専任査読委員
2. 平成 25 年度より廿日市市地区サロン 運営委員
3. 高校生体験授業 安芸南高等学校
4. 第 7 回呉市健康の日ウオーキング大会 骨密度測定,健康相談,学生ボランティア活動参画
5. 救急蘇生の研修会 講師
6. 第 19 回日本難病看護学会学術集会 実行委員
7. 平成 25 年 9 月 日本私学看護系大学協会「研究成果につながる方法を学び研究者の向上を目指
して」 実行委員
8. 地区サロンへのボランティア活動
【山田 晃子】
晃子】
1. 学校見学(施設案内):安芸南高等学校
2. 学校見学(施設案内):国際学院高等学校
3. 学校見学(施設案内):柳井高等学校
4. 高陽東高等学校 Epoch 授業 医療福祉系(看護師・助産師)担当
5. 大崎上島健康チェック 第 2 回 参加
Ⅸ.研究活動(教員各自)
【佐々木 秀美】
秀美】
1. ナイチンゲール,社会組織改革に見る国家の責務-汝自身を知れとは国家にもあてはまる,看護学
統合研究 Vol.16,No1,pp35-56.
2. 前信由美,佐々木秀美,山内京子,加藤重子,大坪かなえ,新川雅子,石川孝則共著:地域密着型
学生参画災害訓練プログラム実施報告,看護学統合研究 Vol.16,No.1,pp24-34.
3. ナイチンゲールの組織管理論,看護学統合研究 Vol.16,No.2,pp1-21.
4. 佐々木秀美,前信由美,石川孝則,大坪かなえ,岩本由美,新川雅子,山内京子,加藤重子共著:
A Report of Student Initiative Community-based Disaster-preparedness Activity,第三回世界災
害看護学会 IN CHINA.
5. 久保泰子,加藤重子,佐々木秀美共著:入退院を繰り返すネフローゼ症候群の子どもの母親のスト
レスコーピング,The 35th International Association for Human Caring Conference.
6. 共著者:前信由美,岩本由美,佐々木秀美共著:A Study on Nursing Care Supporting Patients with
Life-threatening Conditions,The 35th International Association for Human Caring Conference.
7. 久保泰子,佐々木秀美共著:ネフローゼ症候群の乳幼児を持つ母親の情動に関する研究,第 24 回
日本小児看護学会学術集会.
8. 中井芙美子.佐々木秀美.鮎川昌代共著:フィリピン共和国における現代若者達の恋愛のタイプと
配偶者選択に関する研究,第 21 回日本家族看護学会学術集会.
9. 久保泰子,加藤重子,佐々木秀美共著:ネフローゼ症候群の乳幼児を持つ母親のストレスと対処行
動に関する研究,第 21 回日本家族看護学会学術集会.
10. 八島美菜子,成順月,沢田美代子,鮎川昌代,原ひろみ,八島美菜子,佐々木秀美共著:中高生
48
におけるインターネット依存傾向とライフスタイルの関連,第 32 回日本思春期学会総会・学術集
会.
11. 成順月,佐々木秀美,山内京子,加藤重子,安藤純子,村松真千子,進藤美樹,島内節共著:看
護学生の臨地実習における看護技術到達率の3年間の推移,第 23 回日本看護学教育学会発表.
12. 前信由美,佐々木秀美共著:生命危機状態にある患者の生存のニードに関わる看護師の責務,第
24 回日本看護学教育学会発表.
13. 中井芙美子,佐々木秀美共著:明治時代婦人衛生雑誌における普通看護法,執筆者 T.S を追っ
て視えてきたものー日本の医学教育の変遷と特性ー,第 28 回日本看護歴史学会学術集会.
14.
「ナイチンゲール」研究で増える「看護系歴女」を目指して,第 28 回日本看護歴史学会交流セッシ
ョンⅡヒストリーカフェ,第 28 回日本看護歴史学会学術集会.
15. 岡田京子,加藤重子,佐々木秀美共著:精神科危機介入医療における安全で安寧な回復に向けた
Care,看護研究学会中国・四国地方会第 28 回学術集会.
16. 風間栄子,加藤重子,佐々木秀美共著:個別アクティビティの中に視られる看護学生の重度認知
症高齢者看護の視点,看護研究学会中国・四国地方会第 28 回学術集会.
17. 中国新聞モニター「震災関連死について」,中国新聞 3 月 26 日付.
18. 中国新聞モニター「入院患者給食費値上げに関して」,中国新聞 7 月 29 日付.
19. 佐々木秀美,塚本康子,御供泰治,福島道子共著:平成 25 年度日本私立看護系大学,学術研究及
び学術研究体制・研究助成に関する事業概要報告,平成 25 年度日本私立看護系大学会報,平成 26
年 3 月.
20. 佐々木秀美,塚本康子,御供泰治,福島道子共著:平成 25 年度日本私立看護系大学,学術研究及
び学術研究体制・研究助成に関する事業報告書,日本私立看護系大学協会加入校配布.
21. 佐々木秀美,塚本康子,御供泰治,福島道子共著:平成 25 年度日本私立看護系大学,学術研究及
び学術研究体制・研究助成に関する事業概要報告,平成 26 年度日本私立看護系大学会報.
22. 広島文化学園大学認証評価推進委員会編集,代表:佐々木秀美,大藤文雄他共著:平成 25 年度広
島文化学園大学自己点検・評価報告書,日本高等教育評価機構提出及び学内配布.
23. 松井英俊回顧録,看護学統合研究 Vol16,No1,pp1-5.
24. 佐々木秀美,森田哲也,山内京子,加藤重子共著:離島の知の拠点形成-離島高専の教育研究と
離島の振興・活性化-,平成 26 年度「知の拠点整備事業」成果報告会.
【河野保子
【河野保子】
保子】
1. 讃井真理,河野保子,要介護高齢者の Generativity と生活満足度,自己効力感,孤独感,自尊感情
との関連,日本老年社会科学会第 56 回.
2. 讃井真理,河野保子,女性高齢者の生活満足度に関連する心理社会的要因の検討,日本看護研究学
会第 40 回学術集会.
3. 田中正子,河野保子,在宅療養者の医療依存状況と家族介護者の自己効力感,及び介護負担感との
関連性,日本看護研究学会第 40 回学術集会.
4. 讃井真理,河野保子,高齢者の Generativity における「関心」の特質,及び高齢者の生活に及ぼす
Generativity の検討,看護学統合研究 16 巻 1 号,pp6-17.
5. 田中正子,藤本千里,川井八重,河野保子,医療依存状況にある在宅高齢者の葛藤概念の分析と葛
藤に影響を及ぼす要因の検討 ,科学研究費補助金(基盤研究(C)).
【山内 京子】
京子】
1. 成順月,佐々木秀美,山内京子,加藤重子,安藤純子,村松真千子,進藤美樹,島内節,看護学生
の臨地実習における看護技術到達率の 3 年間の推移,日本看護学教育雑誌,vol24,p147.
2. 上林聡子,山内京子,社会的要因が父親意識に与える影響に関する分析,日本家族看護学学術集会
第 21 回 p124,2014.
3. 徳重朋子,山内京子,A 院における産前教育ファイル導入の効果,母性衛生,vol55,p263.
4. 前信由美,佐々木秀美,山内京子,加藤重子,大坪かなえ,新川雅子,石川孝則,地域密着型学生
参画災害訓練プログラム実施報告,看護学統合研究,vol16,No1,pp24-34.
【加藤 重子】
重子】
5. 岡田京子,佐々木秀美,加藤重子,精神科危機介入医療における安全で安寧な回復に向けた Care,
日本看護研究学会中四国地方会.
49
6.
7.
8.
林君江,加藤重子,佐藤敦子,精神看護援助論Ⅰの単元「レクリエーション療法」の学び,日本医
学看護教育学学会.
風間栄子,佐々木秀美,加藤重子,個別アクティビティの中に視られる看護学生の重度認知症高齢
者看護の視点,日本看護研究学会中四国地方会.
鈴木和恵,加藤重子,今坂鈴江,岡田京子,105 歳の認知症高齢者が最期を満足して迎えることが
できる家族と共にある暮らし,日本認知症ケア学会.
【高田 昇】
1. 白阪琢磨,高田昇,塚原優己:Q&A Case Study「妊娠 7 ヵ月目のモデル・女優が職業の HIV
陽性の若年女性への対応」HIV 感染症と AIDS の治療 5(2):55-58.
2. 木村哲,満屋裕明,白阪琢磨,味澤篤,今村顕史,上平朝子,内海眞,遠藤知之,岡慎一,潟永
博之,菊池嘉,杉浦亙,高田昇,高松純樹,田邉嘉也,根岸昌功,日笠聡,福武勝幸,藤井毅,
松下修三,安岡 彰,山本直樹,山本政弘,山元泰之,横幕能行:HIV 感染症「治療の手引き」第
18 版. 日本エイズ学会 HIV 感染症治療委員会.
3. 高田昇:何もわからず素手で立ち向かつていた時代 in シンポジウム「抗 HIV 薬の移り変わりか
ら未来を考える一患者と医療者,それぞれの経験と感性が語り継ぐこと―」日本エイズ学会誌
16(4):359,第 28 回日本エイズ学会学術集会・総会抄録集(大阪).
4. 岡﨑玲子,蜂谷敦子,服部純子,潟永博之,渡邉大,長島真美,貞升健志,近藤真規子,南留美,
吉田繁,森治代,内田和江,椎野禎一郎,加藤真吾,千葉仁志,伊藤俊広,佐藤武幸,上田敦久,
石ヶ坪良明,古賀一郎,太田康男,山元泰之,福武勝幸,古賀道子,岩本愛吉,西澤雅子,岡慎
一,岩谷靖雅,松田昌和,重見麗,保坂真澄,林田庸総,横幕能行,上田幹夫,大家正義,田邊
嘉也,白阪琢磨,小島洋子,藤井輝久,高田昇,高田清式,山本政弘,松下修三,藤田次郎,健
山正男,杉浦亙:新規 HIV/AIDS 診断症例における薬剤耐性 HIV の動向.日本エイズ学会誌
16(4):453.第 28 回日本エイズ学会学術集会・総会抄録集(大阪).
5. 藤井輝久,齊藤誠司,山崎尚也,小川良子,木下一枝,藤井健司,藤田啓子,畝井浩子,高田昇:
ART 導入例におけるレジメンとウイルス量及び CD4 数の変化の関係.日本エイズ学会誌
16(4):465.第 28 回日本エイズ学会学術集会・総会抄録集(大阪).
6. 山崎尚也,木下一枚,小川良子,喜花伸子,浅井いづみ,塚本弥生,藤井健司,藤田啓子,畝井
浩子,齊藤誠司,藤井輝久,高田昇:広島大学病院における HIV 感染者の骨代謝異常の現状と原
因の検討.日本エイズ学会誌 16(4):469.第 28 回日本エイズ学会学術集会・総会抄録集(大阪).
7. 木下一枝,喜花伸子,塚本弥生,齊藤誠司,小川良子,藤井健司,畝井浩子,山崎尚也,藤井輝
久,高田昇:知的能力障害を有する HIV 患者への療養支援.―周囲に HiV 感染を告知しないこ
とを選択した一事例―.日本エイズ学会誌 16(4):525.第 28 回日本エイズ学会学術集会・総会抄
録集(大阪).
8. 岩田倫幸,柴 秀樹,松井加奈子,新谷智章,岡田美穂,濱本京子,畝井浩子,齊藤誠司,高田昇,
藤井輝久:広島大学病院が実施した HIV 歯科診療体制構築事業後のアンケートから伺える課題.
日本エイズ学会誌 16(4):582.第 28 回日本エイズ学会学術集会・総会抄録集(大阪).
【中村 哲】
1. Yutaka Midorikawa,Satoshi Nakamura, Rattanaphone Phetsouvanh, Kaoru Midorikawa:
Detection of non-typhoidal Salmonella using a mechanism for controlling hydrogen sulfide
production,Open Journal of Medical Microbiology 4,90-95,2014 http://dx.doi.org/10.
4236/ojmm.41010.
2. 中村哲:台風災害と感染症を考える:2013 年の台風ヨランダによるフィリピンの災害を事例とし
て,生存科学,25-1,89-108.
3. 翠川裕, 中村哲, 翠川薫:サルモネラの硫化水素産生 MY 現象を用いた新たな検査法,第 84
回日本衛生学会学術総会,岡山.
4. Satoshi Nakamura,Tsutomu Murakami,Yutaka Midorikawa::An empirical study for
drinking-water quality in Eastern Visayas region in Philippines immediately after the hit of
Typhoon Haiyan (Yolanda), The 12th Asia Pacific Conference on Disaster Medicine (APCDM),
Tokyo.
5. 中村哲,村上勉,翠川裕:国際緊急援助隊の災害支援に関わる検査機能について,第 13 回日本予
防医学リスクマネージメント学会学術総会,東京.
50
6.
7.
翠川薫,スーシボンブアバン,翠川裕,中村哲,村田真理子: 東南アジアにおける生活習慣病の
現状について:その 5 年後 (その2), 第 85 回日本衛生学会学術総会,和歌山.
研 究プロジェ クト参画: 地球規模課 題対応国際 科学技術協 力プログラ ム,プログ ラム ID
(0249999999999),研究課題名:マラリア及び重要寄生虫症の流行拡散制御に向けた遺伝疫学
による革新的技術開発研究プロジェクト,研究参加者(研究代表者:狩野 繁之).
【山下 洵子】
洵子】
1. 山下洵子:日本人は,今,どんな食事をしているか?
統合研究 16 巻 1 号 pp.57-62.
2. 山下洵子:日本人は,今,どんな食事をしているか?
学統合研究 16 巻 1 号 pp.63-71.
3. 山下洵子:日本人は,今,どんな食事をしているか?
看護学統合研究 16 巻 2 号.
その 6
食事に替わる静脈栄養,看護学
その 7
静脈栄養による体重維持,看護
その 8
日本に繫がるイタリアの食事,
【風間 栄子】
栄子】
1. 風間栄子,佐々木秀美,加藤重子,個別アクティビティの中に視られる看護学生の重度認知症高
齢者看護の視点,日本看護研究学会中四国地方会.
2. 新歩一麗美, 風間栄子, 安藤純子, 石川涼子,バリデーション療法の脳血管性認知症高齢者へ
の有効性,日本認知症ケア学会 中国・四国地域大会.
3. 米田瑞恵,安藤純子,風間栄子,中原則子,認知症高齢者に対する紙芝居の効果,日本認知症ケ
ア学会 中国・四国地域大会.
【森田 克也】
克也】
1. Morita K,Shiraishi S,Motoyama N,Kitayama T,Uezono Y,Kanematsu T and Dohi T.
Palliation of bone cancer pain by antagonists of platelet-activating factor receptor. PLoS One,
9(3): e91746.(査読あり)
2. Jinzenji A,Sogawa C,Miyawaki T,Wen X,Yi D,Ohyama K,Kitayama S,Sogawa N and
Morita K . Antialloynic action of 1-(3-(9H-Carbozol-9-yl)-1-propyl)-4-(2-methyoxyphenyl)4-piperidinol (NNC05-2090), a betain/ GABA transporter inhibitor. J.Pharmacol.Sci.,
125(2):217-226. (査読あり)
3. Motoyama N,Morita K,Shiraishi S, Kitayama T,Uezono Y,Kanematsu T and Dohi T.
Relief of cancer pain by glycine transporter inhibitors . Anesthesia & Analgesia ,
119(4):988-995.(査読あり)
4. Kikuch N,Irifune M,Shimizu Y,Yoshida K, Morita K,Kanematsu T,Morioka N,Nakata
Y and Sakai N.Selective blockade of N-methyl-D-aspartate channels in combination with
dopamine receptor antagonism induces loss of the righting reflex in mice,but not immobility.
Psychopharmacology, 232(1):39-46.(査読あり)
5. 土肥敏博,井川雅子,森田克也:顎関節痛に対する薬物療法-痛みと鎮痛薬を理解するために‐
18:慢性疼痛の新しい治療法の開発①-「グリシントランスポーター阻害薬への期待」
:歯界展望
123( 1):178-179.(査読なし).
6. 土肥敏博,井川雅子,森田克也:顎関節痛に対する薬物療法-痛みと鎮痛薬を理解するために‐
19:慢性疼痛の新しい治療法の開発②-「PAF 受容体拮抗薬への期待」
:歯界展望 123(1): 398-399.
(査読なし)
7. 森田克也,本山直世,白石成二,土肥敏博:がん性疼痛の新規治療薬の開発-マウス大腿骨がん
モデルにおける PAF 拮抗薬の鎮痛作用.Improvement of bone cancer pain by antagonists of
platelet-activating factor (PAF) receptor.
8. 第 87 回日本薬理学年会 「シンポジウム がん患者のサポートケアを目指したトランスレーショナ
ルリサーチの提言」(仙台).J.Pharmacol. Sci.124(Suppl.1):55P.(招待講演).
9. 北山友也,森田克也,兼松隆:ZnT1 の発現低下は BDNF-KCC2 経路を介して神経障害性疼痛を
誘発する Down regulation of zinc transporter 1 induces neuropathic pain via BDNF-KCC2
signaling pathway in spinal cord,第 87 回日本薬理学年会(仙台).J. Pharmacol. Sci.,
124(Suppl. 1):101P.
10. 本山直世,森田克也,土肥敏博:抗がん剤誘発性疼痛における PAF 阻害の寛解作用,第 34 回日
51
11.
12.
13.
14.
15.
本歯科薬物療法学会学術大会(大阪).
本山直世,森田克也,栗原英見,土肥敏博:抗がん剤誘発性疼痛における PAF 阻害薬の鎮痛効果
Usefulness of TCV-309 , a selective Platelet-Activating Factor (PAF) antagonist , on
chemotherapeutic agents-induced painful neuropathy,第 141 回日本歯科保存学会 2014 年度秋
季学術大会(山形)「学術大会プログラム・抄録集」p243.
佐々木秀美,山内京子,加藤重子,森田克也:大崎上島町住民の健康調査地(知)の拠点整備事
業 (文部科学省大学 COC 事業)離島の知の拠点形成-離島高専の教育研究と離島の振興・活性
化-(広島商船高等専門学校)成果報告会「離島社会の再生-離島課題の解決に向けて-」(広島
県豊田郡大崎上島町).
基盤研究(C) 課題番号(24592798)研究課題名:新規細胞内輸送調節分子を介した疼痛制御機
構の解明,研究分担者(研究代表者:北山友也).
基盤研究(C) 課題番号(24593056)研究課題名:ドパミン受容体サブタイプの選択的リガンド
を応用した新しい全身麻酔法の開発,期間:平成 24 年度~平成 26 年度研究分担者(研究代表者:
小川慶隆).
基盤研究(C)課題番号(26462812)研究課題名:神経伝達物質トランスポーター阻害効果に着
目した新規神経傷害性疼痛治療薬の開発,期間:平成 26 年度~平成 28 年度,研究分担者(研究代
表者:十川千春).
【前信 由美】
由美】
1. 前信由美,佐々木秀美,山内京子,加藤重子,大坪かなえ,新川雅子,石川孝則:地域密着型学
生参画災害訓練プログラム実施報告,看護学統合研究 Vol16, No.1,P24-P32.
2. 佐々木秀美,前信由美,山内京子,加藤重子,大坪かなえ,新川雅子,石川孝則,岩本由美:地
域密着型 学生参画災害訓練プログラム実施報告,世界災害看護学会第 3 回学術集会.
3. 前信由美,佐々木秀美,岩本由美:A Study on Nursing Care Supporting Patients with
Life-threatening Conditions,第 35 回国際ヒューマンケアリング学会.
4. 大坪かなえ,高橋 登志枝,浅香真由巳,新川雅子,迫田千加子,田村和恵,鮎川昌代,前信由美:
タブレット端末を用いた看護技術演習の効果,日本看護学教育学会第 24 回学術集会.
5. 前信由美,佐々木秀美:生命危機状態にある患者の生存のニードを支える看護師の責務,日本看
護学教育学会第 24 回学術集会.
6. 前信由美,佐々木秀美:生命危機状態の患者を支える看護師の看護ケアに対する意識についての
考察,第 12 回日本臨床医療福祉学会.
7. 石川孝則,前信由美,佐々木秀美:地域密着型 学生参画災害訓練プログラム実施への学生参加の
学習効果,第 12 回日本臨床医療福祉学会.
8. Kazue Tamur, Yumi Maenobu, Yumi Iwamoto, Masayo Ayukawa, Chikako Sakoda,
Mayumi Asaka, Toshie Takahashi, kanae Otsubo:Effect of Adopting Reflective Thinking in
Post Clinical Patient Summary Presentation After the First Adult Nursing Clinical Practice,
The 18th East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS).
9. Yumi Maenobu, Kanae Otsubo, Toshie Takahashi, Yumi Iwamoto, Kazue Tamura,
Masayo Ayukawa, Chikako Sakoda, Mayumi Asaka, Masako Shinkawa:Effectiveness of
Reflective Thinking in Small Group Presentations on Clinical Nursing Skills by Utilizing
Movie Feature of Tablet Computer , The 18th East Asian Forum of Nursing Scholars
(EAFONS).
10. 前信由美:生命危機状態にある患者を支えるために必要な看護師のケア‐インタビュー結果から
‐,第 25 回日本医学看護学教育学会学術学会.
【高橋 登志枝】
登志枝】
1. 岡本裕子,高橋登志枝:Strategy and efficacy of nursing unification training,35th International
Association for Human Caring Conference.
2. 大坪かなえ,高橋登志枝,浅香真由巳,新川雅子,迫田千加子,田村和恵,鮎川昌代,前信由美:
タブレット端末を用いた看護技術演習の効果,日本看護教育学会.
3. Yumi Maenobu1, Kanae Otsubo, Toshie Takahashi, Yumi Iwamoto, Kazue Tamura,
Masayo Ayukawa, Chikako Sakoda, Mayumi Asaka, Masako Shinkawa:Effectiveness of
52
4.
Reflective Thinking in Small Group Presentations on Clinical Nursing Skills by Utilizing
Movie Feature of Tablet Computer , THE 18th East Asian Forumof Nursing
Scholars(EAFONS).
Kazue Tamura, Yumi Maenobu, Yumi Iwamoto, Masayo Ayukawa, Chikako Sakoda,
Mayumi Asaka, Toshie Takahashi, kanae Otsubo: Effect of Adopting Reflective Thinking
in Post Clinical Patient Summary Presentation After the First Adult Nursing Clinical
Practice,THE 18th. East Asian Forum of Nursing Scholars(EAFONS).
【讃井 真理】
真理】
1. 讃井真理,河野保子:要介護高齢者の Generativity と生活満足度,自己効力感,孤独感,自尊感
情との関連,老年社会科学第 56 回大会.
2. 讃井真理,河野保子:女性高齢者の生活満足度に関連する心理社会的要因の検討,日本看護研究
学会第 40 回学術集会.
3. 讃井真理,河野保子:高齢者の Generativity における「関心」の特質,及び高齢者の生活に及ぼ
す Generativity の検討,看護学統合研究 16 巻 1 号,pp6-17.
【八島 美菜子】
美菜子】
1. 成順月,鮎川昌代,原ひろみ,沢田美代子,八島美菜子,佐々木秀美:中学生におけるインター
ネット依存傾向と精神的健康状態の関連,第 33 回日本思春期学会総会・学術集会.
2. Shunyue Cheng,Masayo Ayukawa,Hiromi Hara,Minako Yashima,Hidemi Sasaki:Mental
Health Problems and the Risk of Subsequent Internet Addiction in Adolescents: Results of a
Prospective Cohort Study in Japan,18th EAFONS (East Asian Forum of Nursing Schools) in
Taiwan.
3. 八島美菜子,和田優歩:未就園児の母親の携帯電話利用と子育て,日本発達心理学会第 26 回大会.
4. 若林紀乃,越中康治,朴信永,廣瀬真喜子,松井剛太,八島美菜子,山崎晃:障がい児の 充実し
た あそび に対する保育者の認識,日本発達心理学会第 26 回大会.
5. 山崎晃,越中康治,朴信永,廣瀬真喜子,松井剛太,八島美菜子,若林紀乃:保育者と小学校教
諭の新入生の受け入れに対する理解と指導―障害のある就学児と定型発達児の受け入れを中心と
して―,平成 26 年度文部科学省委託研究「幼児教育の改善・充実調査研究」報告書.
【田村 和恵】
和恵】
1. 大坪かなえ,高橋登志枝,浅香真由巳,新川雅子,迫田千加子,田村和恵,鮎川昌代,前信由美:
タブレット端末を用いた看護技術演習の効果,第 24 回日本看護学教育学会学術集会.
2. Yumi Maenobu1,Kanae Otsubo1,Toshie Takahashi1,Yumi Iwamoto1,Kazue Tamura1,
Masayo Ayukawa1,Chikako Sakoda1,Mayumi Asaka1,Masako Shinkawa1:Effectiveness
of Reflective Thinking in Small Group Presentations on Clinical Nursing Skills by Utilizing
Movie Feature of TabletComputer,18th EAFONS TAIPEI<TAIWAN.
3. Kazue Tamura,Yumi Maenobu1,Yumi Iwamoto1,Masayo Ayukawa1,Chikako Sakoda1,
Mayumi Asaka1,Toshie Takahashi1,kanae Otsubo1:Effect of Adopting Reflective Thinking
in Post Clinical Patient Summary Presentation After the First Adult Nursing Clinical
Practice,18th EAFONS TAIPEI<TAIWAN.
【日川 幸江】
幸江】
1. 田村和恵,安藤純子,石川孝則,佐藤敦子,原ひろみ,浅香真由巳,上林聡子,日川幸江:実践
応用看護学実習前の看護技術演習の有効性,日本教育看護学会.
【石川 孝則】
孝則】
1. 佐々木秀美,前信由美,山内京子,加藤重子,大坪かなえ,新川雅子,石川孝則,岩本由美:39A
Report of Student Initiative Community-based Disaster-preparedness Activity,世界災害看護
学会.
2. 石川孝則,前信由美,佐々木秀美:地域密着型学生参画災害訓練プログラム実施への学生参加の
学習効果,第 12 回日本臨床医療福祉学会.
3. 本山ほなみ,梅中紗希,村上奈実子,竹ノ内瞳美,原田須美代,山本雄貴,石川孝則:受け持ち
53
4.
制導入への試み~アンケート調査から見えてきた効果と課題~,第 39 回広島県病院学会.
山田真理,乗重沙織,石川孝則:看取りシートを活用してースタッフへのアンケート調査からー,
広島県看護協会広島南支部 第 13 回看護研究発表会.
【今坂 鈴江】
鈴江】
1. 風間栄子,岡田京子,今坂鈴江,加藤重子,安藤純子:高齢者ケア技術「水平移動」にキネステ
ティクを取り入れた学習方法による学生の学びと効果.
【浅香 真由巳】
真由巳】
1. 大坪かなえ,高橋登志枝,浅香真由巳,新川雅子,迫田千加子,田村和恵,鮎川昌代,前信由美:
タブレット端末を用いた看護技術演習の効果,第 24 回日本看護学教育学会学術集会.
2. Yumi Maenobu1,Kanae Otsubo1,Toshie Takahashi1,Yumi Iwamoto1,Kazue Tamura1,
Masayo Ayukawa1,Chikako Sakoda1,Mayumi Asaka1,Masako Shinkawa1:Effectiveness
of Reflective Thinking in Small Group Presentations on Clinical Nursing Skills by Utilizing
Movie Feature of TabletComputer,18th EAFONS TAIPEI<TAIWAN.
3. Kazue Tamura,Yumi Maenobu1,Yumi Iwamoto1,Masayo Ayukawa1,Chikako Sakoda1,
Mayumi Asaka1,Toshie Takahashi1,kanae Otsubo1:Effect of Adopting Reflective Thinking
in Post Clinical Patient Summary Presentation After the First Adult Nursing Clinical
Practice,18th EAFONS TAIPEI<TAIWAN.
【上林 聡子】
聡子】
1. 上林聡子:社会的要因が父親意識に及ぼす影響に関する研究,第 16 回日本母性看護学会学術集会.
2. 上林聡子,山内京子:社会的要因が父親意識に与える影響に関する分析,日本家族看護学会第 21
回学術集会.
【林 君江
君江】
】
1. 加藤重子,佐藤敦子,林君江:精神看護援助論Ⅰの単元「レクリエーション療法」の学びークリ
スマス会の企画・運営を取り入れてー,25 回日本医学看護学教育学会学術学会.
【 原 ひ ろみ】
1. 原ひろみ,川出富貴子,佐々木秀美,成順月,沢田美代子,岡本陽子:養護教諭の子ども観とス
トレス要因との関連,第 33 回日本思春期学会.
2. 成順月,鮎川昌代,原ひろみ,沢田千代子,八島美菜子,佐々木秀美:中学生におけるインター
ネット依存傾向と精神的健康状態の関連,第 33 回日本思春期学会.
3. Shunyue CHENG, Masayo AYUKAWA, Hiromi HARA, Minako YASHIMA, Hidemi
SASAKI, Tadahiko MAEDA:Mental Health Problems and the Risk of Subsequent Internet
Addiction in Adolescents : Results of a Prospective Cohort Study in Japan.18th EAFONS.
【佐藤 敦子】
敦子】
1. 江口圭一,佐藤敦子,日野恭子,岡野留美子,住田乙浩:広島病院版看護師職務満足尺度の
因子構造についての妥当性についての検討,立教大学 DBA ジャーナル第 4 号.
2. 江口圭一,佐藤敦子:県立広島病院版看護師職務満足尺度(JSN-H)の改訂に関する予備的研究,
広島マネジメントレビュー第 9 号.
3. 江口圭一,佐藤敦子:県立広島病院版看護師職務満足尺度(JSN-H)の改訂に関する研究,日
本看護研究学会雑誌,第 37 巻,3 号.
4. 日野恭子,岡野留美子,住田乙浩,佐藤敦子,江口圭一:看護師職務満足が飲酒行動に及ぼ
影響,第 45 回看護学会(看護管理)学術集会抄録集.
5. 佐藤敦子,住田乙浩,日野恭子,岡野留美子,江口圭一:看護師の職務満足がメンタルヘル
スに及ぼす影響,第 45 回看護学会(精神看護)学術集会抄録集.
6. 岡田京子,加藤重子,佐藤敦子,佐々木秀美:精神科危機介入医療における安全で安寧な回
復に向けた Care,日本看護研究学会 中国・四国地方学会 第 28 回学術集会.
7. 林 君江,加藤重子,佐藤敦子:精神看護援助論Ⅰの単元「レクリエーション療法」の学び―
クリスマス会の企画・運営を取り入れて―,日本医学看護学教育学会.
54
【杉山 祥子】
祥子】
1. 杉山祥子:パニックを起こした発達障がい特性のある中学生への養護教諭の支援,教育保健研究
(中四国学校保健学会)第十八号.
2. 杉山祥子,中村雅子:中学生における意欲の有無と精神的健康度に関する研究 第 2 報,教育保
健研究(中四国学校保健学会)第十八号.
【新川 雅子】
雅子】
1. 大坪かなえ,高橋登志枝,浅香真由巳,新川雅子,迫田千加子,田村和恵,鮎川昌代,前信由美:
タブレット端末を用いた看護技術演習の効果,看護研究学会 第 24 回 学術集会.
【迫田 千加子】
千加子】
1. 田村和恵,前信由美,鮎川昌代,迫田千加子,浅香真由巳,高橋登志枝,大坪かなえ,成人看護
学実習Ⅰにおける反省的思考を取り入れた学習方法の報告,第 24 回日本医学看護学教育学会学術
学会(島根).
【久保 泰子】
泰子】
1. 久保泰子,進藤美樹:児看護学実習の学習成果の検討,日本看護教育学学会.
2. 久保泰子,佐々木秀美,加藤重子:Stress and Coping in Mothers of Repeatedly Hospitalized
Children with Nephritic Syndrome.国際ヒューマンケアリング学会.
3. 久保泰子,佐々木秀美:ネフローゼ症候群の子どもの母親の心情に関する研究,日本小児看護学
会.
4. 久保泰子,加藤重子,佐々木秀美:ネフローゼ症候群の子どもを持つ母親のストレスと対処行動
に対する支援,家族看護学会.
【久保田 直子】
直子】
1. 小田笑子,白築千絵,久保田直子:重症心身障害者に対する身体解放の技術の実践の成果と課題,
第 10 回日本ヒューマン・ナーシング研究学会学術集会.
【金澤 寛】
1. 上辻真由香,上野拓也,辻文,光井周平,金澤寛,河内武,近藤一夫:木材等変位めり込み試験
体の弾塑性有限要素解析 その1 標準試験体の弾塑性挙動,日本建築学会大会(近畿)神戸大学.
2. 上野拓也,上辻真由香,辻文,光井周平,金澤寛,河内武,近藤一夫:木材等変位めり込み試験
体の弾塑性有限要素解析その2 変形挙動に及ぼす繊維傾斜・年輪傾斜の影響,日本建築学会大
会(近畿) 神戸大学.
3. 金澤寛,上辻真由香,上野拓也,辻文,光井周平,河内武,近藤一夫:木材等変位めり込み試験
体の弾塑性有限要素解析 その3 繊維傾斜・年輪傾斜の影響を考慮した耐力評価について,日
本建築学会大会(近畿) 神戸大学.
4. 光井周平,豊島良平,二鹿潤一,上辻真由美,金澤寛,近藤一夫:木材めり込み挙動の弾塑性有
限要素解析 その4 柱-通し貫接合部の要素実験(続),日本建築学会大会(近畿) 神戸大学.
5. 青山美穂子,上田和宏,藏岡秀至,金澤寛,近藤一夫:繰返し変動荷重を受ける X 型ブレース付
き鉄骨架構の弾塑性有限変形解析 その1 解析方法の概要と解析対象,日本建築学会大会(近
畿) 神戸大学.
6. 上田和宏,青山美穂子,藏岡秀至,金澤寛,近藤一夫:繰返し変動荷重を受ける X 型ブレース付
き鉄骨架構の弾塑性有限変形解析 その2 解析結果とその考察,日本建築学会大会(近畿) 神
戸大学.
7. 藏岡秀至,上田和宏,青山美穂子,金澤寛,近藤一夫:繰返し変動荷重を受ける X 型ブレース付
き鉄骨架構の弾塑性有限変形解析 その3 解析結果とその考察(続),日本建築学会大会(近畿)
神戸大学.
Ⅹ.学生部(学生部長)
55
1)入 試: 平成 27 年度入試は以下の結果となった。
看護学部の学部生募集定員 120 名に対して、AO 入試、推薦入試、一般入試(A 日程、B 日程)、セン
ター利用入試(前期、中期、後期)にて、370 名の受験者があり、入学者は 139 名となった。編入学生 3 年
次編入は 2 名、2 年次編入 1 名の受験者で 3 名の合格となった。看護学研究科は博士前期課程 3 名の
受験者で 3 名の合格となった。博士後期課程 4 名の受験生で 4 名の合格となった。
受験者目線に立って入試要項の内容検討を行った。AO 入試の面談を 8 月以降に 5 回実施した。比較
的優位項目の強調によりエントリー数は増加した(+2 名)が、登録者数はほぼ同数であった。教育連携指
定校・地域推薦・専門・総合学科推薦・公募推薦においては 106 名(昨年度+11 名)の受験者があった。52
名が入学した。今年度、教育連携校は前年に続き 45 校(指定人数 65 名)で連携をとった。 31 名の入学者
があり、入学者の GPA も年々上昇してきている。高大連携教育は効果が得られつつある。さらに、教育の
連携方法を含め、連携を密にする必要がある。公募推薦Bは 12 名(昨年 9 名)が応募し、内申点も比較的
高く。当初の意図は適切であった。
一般入試 A 日程の受験者は 75 名(前年度-24 名)であったが、本年度の入試では成績下位の受験者
が減少しており、例年に比べ成績優秀者を確保することができた。センター試験利用入試を前期、中期、
後期と実施した。受験者は 169 名(昨年度+23 名)と順調な伸びを示しており、24 名が入学した。受験者の
成績も優秀であり、昨年に比べ高得点の学生を確保できた。社会人入試で 1 名の入学者があった。一般
入試 A 日程受験者の減少は、看護系学部新設に伴うものと考えられるが、この現状を重く受け止めており、
緊急の対応が必要であると認識している。
AO入学者は学力動向、休・退学、国家試験合格率など調査した全てにおいて平均を下回っており、大学教
育を受けるのに必要な基礎学力があるかどうかを判断する基準を設ける必要性についても議論していく必要が
ある。推薦入学者については、入学者の GPA が年々上昇してきている。オフィサーとの連携を介した情報提供
をとおして高等学校との連携強化の成果が現れているものと考えている。センター試験利用入試入学者は成績
も優秀で、国家試験合格率も高く、休・退学の割合も少ない。入学者数が読みにくい点もあるが、入学者を伸ば
していく方策を思案している。
H26 年度地域特別推薦入試において混乱が生じた.次年度の募集要項に地域特別入試指定校の資格を
わかりやすく説明することとした.入試業務の見直し(効率化)を継続するとともに、ミスの発生しない体制を構築
していく.入試「コンピュータ担当」の全学学習会を実施し、システム使用法について徹底した。入試通知発送
データの確認について、チェックマニュアルを作成・運用することでミスの防止に努めた。
H27 年度の入試について、センター入試業務を看護学部で担当する。そのための準備に入った。
2)広 報
看護学部では、「志が高く、学ぶ意欲のあふれる学生」を求める人間像として掲げ、AO 方式入学試験
および高等学校と教育連携による推薦入学で、高等学校から広島文化学園大学に接続する比率をなるべ
く大きくするよう募集をおこなった。AO 方式入学試験のパンフレットで、「求める人間像」および面談での評
価項目を公開し、教育内容入試説明会では AO 入学試験の目的・方法・意図を重点的に説明してきた。教
員と学生部職員が一丸となり進学および高校内進学説明会に参加し、入学希望者の動向を把握する。オ
ープンキャンパス、大学訪問、出前講座などで、看護教員が積極的に大学で看護を学ぶことを PR してい
った。その結果、AO・推薦入試受験者の増につながった。
公開講座:看護を志す高校生に、看護学の内容を知ってもらうことを目的に、看護専門領域の内容をわ
かりやすく紹介する「高校生のための看護学入門」を、例年通り 5 月から 10 月まで、計 6 回 (一部オープ
ンキャンパスと同時開催)、各領域の看護専門教員が阿賀キャンパスで行った。毎回 30~40 名の受講生
で複数回参加の高校生がいる。担当教員の講義の後、希望に応じて学内の実習室案内や大学への接続
につながる入試説明をするなど、看護に対する興味が増し受験選択につながるような方法をとった。
高校訪問:教育内容・教育目標・求める人間像(これからの高度医療に即応できる実践科学としての看
護学に関心を持っている学生、これからの医療の中核を担う看護職に就きたいという志の高い学生、人が
好きな学生)を高校側に理解していただき、大学への接続をスムーズになるよう協力を得る目的で、呉市郊
外および、県内の高校を訪問した。さらに、高校教諭免許「看護」コースのための実習施設確保等も含め、
県内および山口県中西部の看護コースを設置する高等学校を中心に高校訪問を行った。コース志望の入
学生を確保することができた。
オープンキャンパス:例年通り 5 月から 8 月まで、計 4 回のオープンキャンパスを阿賀キャンパスで実施した。
56
本学部学生を前面に出し、高校生目線に立って解り易く、ひたしみ易い内容にする努力をした。結果 合計 627
名の参加者があり、昨年に比べて 86 名増加した。このことが受験生の増加につながったものと考えている。
大崎上島町健康調査での体験学修: 1 月から 3 月にかけて大崎上島町住民の健康調査を 3 回実施した。
その際、会場近隣の高校に案内し、高校生の体験学修の機会とした。さらに、ブースを設け入学案内等の広報
活動を行った。今後もこのような期会をとらえて高校生にアピールしていくことが大切である。
3)学生支援
(1)学生相談・学生指導に関すること
学生の異動に関しては、チューターを中心に面談を繰り返しおこなった。とくに、看護学に興味がなくな
った学生や授業進度に後れをとった学生のうち休学中の者や退学を考えていた者については、社会情報
学部等への転学を勧め、健康福祉学科および短期大学に転学部および転入学した。
学生の異動のみならず、授業料やアルバイトなどの指導も行い、安定した学生生活が送れるようなアド
バイスも行った。学生の心の問題に対処するため、臨床心理士を配置した学生相談室を充実・継続して活
用できるように努めた。H26 年度は週に 2 回(月、金)に実施した。H26 年度の相談状況は、延べ 261
件(前年度+23 件)であった。昨今の学生の実態を勘案し、臨床心理士の配置を週 2 日から週 3 日とし、
面談期会を増やすことを検討したが、実現できなかった。次年度以降引き続き実現を目指す。
第 4 回目の保護者懇談会を開催した。28 組の参加保護者があった。学生の学修環境整備およびメン
タルサポートが必要な学生に関する事前の情報確保と支援体制を整えるために、大学と保護者間で必要
な課題の共有化を図っている。
「夢カルテ」の充実を図り、意欲を喚起することでキャリアアップを支援する。さらに国家試験対策
委員会との連携を強めることで国家試験合格率の上昇を目指す。
学生指導については、学内禁煙を推奨するために禁煙指導講話や喫煙者には個々に指導を行い、医
療従事者として健康推進の必要性についても面談し注意喚起をしている。
一部の学生による学生同士間のトラブルや交通安全の順守、学外防犯にかかわることなど幅広く関わ
っていった。
(2) 修学支援
入学前準備教育:入学前から卒業までのAO一貫教育の実現をめざし、学部学科の教育目標に応じた入
学前教育を実施した。AO・推薦入試合格者 84 名に対して、高大連携を行っている呉市立呉高校の教員による
スクーリング方式で化学・生物・国語・数学の問題解答解説を実施した(延べ人数:296 名)。参加者のほとんど
が必要性を感じており、意欲的に取り組めたとの評価を得た。
近年、基礎学力の低下が懸念される。Web を利用した基礎学力トレーニングプログラム導入による、入学
後リメディアル教育の実施についての検討に着手した。
(3) 学生の保健衛生に関する支援
定期健康診断:全員の定期健康診断・ツベルクリン反応・HBs 検査をめざし、チューターおよび担任へ
協力を依頼、健康診断への参加を呼びかけ、再検査者への受検の勧めを行いその目的を達成した。職員
全員の健康診断、血液検査、血圧、尿検査を行った。
健康教育:看護師を目指しているにもかかわらず、喫煙・飲酒・エイズ・インフルエンザ・性に関する健康
意識に乏しい。これらの教育をどのようにするか、22 年度の学生を対象とした「喫煙」「飲酒」「エイズ」に関
する健康教育アンケート結果および教職員を対象とした健康教育アンケート結果を反映させ、「生活安全
教育講話」、「消費者問題講話」、「喫煙防止講話」、「性に関する講話」をおこなった。日常的な禁煙指導
は、注意喚起にとどまっている。保健室利用者は、保健指導を受けている。禁煙困難者には、より強力な禁
煙指導が必要である。
健康・保健については学生を保健係に参画させ、健康教育に主体的に取り組ませた。
(4) 学生の諸活動に関する支援
看護学部自治会主催の新入生歓迎キャンプ、卒業祝賀会、合同スポーツ大会および、社会情報学部と
の合同で行う自治会主催大学祭に対して支援をした。学年間の交流が乏しく、毎年同様の支援をおこなう
状況であり、学年間の交流促進を促す必要がある。
(5)就職支援
卒業生との連携によって病院の特徴を明確に把握し、就職活動の参考資料を作成する.学習不振学生
に対する教育相談・指導体制の強化と、職業的アイデンティティの明確化と社会貢献に向けた就職活動
指導、専門職業人としての接遇指導の強化及び個別相談の実施により、学修意欲を推進している。
57
(6) 教育設備・環境に関すること
定員を超える入学状況と卒業延期者の増加により収容能力を超えている教室があり、また教室の
確保にも難渋している。机・椅子等の配置を工夫しているが、増設も含めて抜本的な対策が必要な
段階にあり、対策が急務である。教育機器の不具合が日常化している現状から、根本的な刷新が必
要である。「卒業生満足度調査」のアンケート結果からも、自習室の整備が喫緊の課題である。ラ
ーニングコモンズ環境の整備を含む学生の学修環境の整備についての検討に着手した。
食堂・売店:売店は小規模ながらその役目を果たしている。食堂は利用者の伸び悩みがある。今後の
抜本的検討が必要である。
Ⅺ.会議運営
1.運営
運営会
運営会議(副学長 佐々木 秀美)
秀美)
運営会議の定例会は毎月第一木曜日とし、構成メンバーは学生部次長以上である。本会議では看護学
部及び看護学研究科の教育に関する事項、規則の改廃他学生に関する重要事項を審議し、必要時、教授
会へ提案した。本年度は、12 回の運営会議を開催した。
2.教
教授会(副学長 佐々木 秀美)
教授会は毎月第二木曜日を定例会議とし、学部内の教育・人事、入試判定会議・卒業判定会議他、学
生や教員に関わる重要事項を審議するために、臨時の教授会も含め 20 回実施した。教育課程が緻密さ
をまし、非常勤講師も多数動員されていることから、教授会が開催される時間帯に専任教員の教育が実
践されることから、教授会への委任状も増加傾向にある。
3.人
人事委員会
事委員会(
員会(副学長 佐々木秀美)
人事委員会は人事委員会規程に即して、学部内の人事に関する事項を審議し、専任教員の退職及び非
常勤講師の補充に関する事項を審議するために 10 回の人事委員会を開催した。本年度は、専任教員の
定年退職や私事による退職、大学院看護学研究科博士後期課程の完成年度であり、退職に伴う教員の再
配置を行った。
58
平成 26 年度 大学院看護学研究科教育評価
大学院看護学研究科教育評価
Ⅰ.広島文化学園大学大学院看護学研究科がめざす教育
【看護学研究科(Graduate
School of Nursing)
)博士〔前
看護学研究科(
博士〔前期・後期〕課程】
広島文化学園大学大学院は、広島文化学園の建学の精神である「究理実践」に基づき「対話の教育」
を推し進め、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、さらに高
度にして専門的な学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究め、文化の伸展に寄与することを目
的とする。そのため、本学看護学研究科では、博士課程に前期課程と後期課程を設置し、看護学部・看
護学研究科での教育・研究をさらに発展させ、研究と実践の相互関係的発展を促進させ実践科学として
の看護学の発展に貢献できる自立した臨床志向型研究者と教育者育成を目指す。
【博士前
)
】
【博士前期課程(
期課程(Master of Nursing Science)
看護学をより一層学びたいという学生に希望に応えて開設した「看護学修士課程」は、博士前期課程
として看護の知識・技術を基盤に、看護学における学識を深め、看護の問題解決や改善に取り組める科
学的思考と研究能力を養い、博士後期課程に接続できる看護実践者・教育者・研究者の基本的な能力を
育成する。さらに専門看護師として活躍できるよう「クリティカルケア看護専攻」及び「高齢者看護専
攻」の教育課程を置き、専門看護師の育成をめざす。
【博士後期課程(
)
】
【博士後期課程(Doctor of Nursing Science)
看護学後期課程では、看護の実践・教育の向上に寄与する高度に専門的な業務に従事する高い学識・
行動力・倫理観を持って健康ニーズに対して臨床志向型研究に取り組む。看護学研究科における臨床志
向型研究は、研究と実践の循環的発展につながり、看護学を実践科学として発展させる自立した研究者、
教育者育成につながる。学位取得後は、看護学の高等教育・研究機関での活躍がおおいに期待される。
Ⅱ.教育理念(研究科長
島内 節)
【博士前
博士前期課程の教育
期課程の教育理
の教育理念】
広島文化学園大学大学院看護学研究科博士前期課程では、広島文化学園の建学の精神である「究理実践」
に基づき対話の教育を推し進め、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能
力を培い、さらに高度にして専門的な学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究め、文化の進展
に寄与することを目的としている。
そのため、本学看護学研究科では、看護現場や教育現場の問題解決・改善をめざして臨床志向型研究の
目的設定・研究計画・研究の推進方法を学び開発的・応用的研究能力を身につける。また、地域貢献が
できる人材として、呉市を中心に広島県、さらに全国を視野に入れて研究成果を現場に応用し、現場か
ら研究を進める課題化とその取り組みの方法、さらに現場と研究の相互発展を可能にする方法を具体化
できる能力を修得する。それらに基づいて国民の健康ニーズに対して効果効率的にリーダーとして研究
することによって人々の健康・生活・文化の発展に寄与することを教育の理念とする。
【博士後期課程の教育理
【博士後期課程の教育理念】
の教育理念】
広島文化学園大学の建学の精神は「究理実践」である。大学院では、この建学精神に基づいて臨床志向
型研究を進める。臨床志向型研究とは、「健康ニーズと現場の課題・条件に基づいて現場を現実的に改
善・解決に導くための研究」である。看護の現場において、人々の健康ニーズに基づき問題解決型研究
を行い、それらの実践を評価し、現場の改善に役立つことをめざした研究である。これによって研究と
実践の循環的発展を実践科学として遂行できる自立した研究者としての能力、及び教育者となれる資質
を持った高度専門看護職者を育成することをめざす。さらに日本への応用可能性と実用化をめざして、
地域に根付いた少子高齢化ケアシステム構築や技術の開発によって国民の健康とそれがもたらす生
活・文化の進展に寄与することを教育の理念とする。
59
Ⅲ.教育目的・目標・教育課程(研究科長
島内 節)
【博士前
【博士前期課程の
期課程の目的・目標・教育課程
・目標・教育課程】
課程】
1.博士前
博士前期課程の教育
期課程の教育目
の教育目的
看護学研究科博士前期課程では、看護の知識・技術を基盤に、看護学における学識を深め、看護の
問題解決や改善に取り組める科学的思考力と臨床志向型研究能力を養い、倫理感の高い看護実践のリ
ーダー・管理者・教育者としての能力を育成する。
2.博士前
博士前期課程の教育
期課程の教育目標
の教育目標
(1) 研究的な視点を持ち、人々の健康問題の予防・解決のために組織的に取り組むための方法を考
案する研究者として機能できる。
(2) 看護サービスを提供する場の力動を構造的に把握し、他職種や市民と協働してサービスのしく
みを変革する戦略を持つことができる。
(3) 研究的な視点を持って看護職者の育成に取り組むことのできる教育者としての役割が果たせ
る。
(4) 看護の実践・教育・管理の改善・改革をめざした研究を行うことができる。
3.博士前
博士前期課程の教育
期課程の教育課程
の教育課程
博士前期教育課程と研究プロセスの概要を大学院看護学研究科教育要項に示しているように博士
前期教育課程と研究プロセスの概要、教育課程を表 3 博士前期教育課程、専門看護師(クリティカル
ケア看護専攻・高齢者看護専攻)教育課程を表 4 クリティカルケア看護(Critical Care Nursing)専
攻教育課程、表 5 高齢者看護(Gerontological Nursing)専攻教育課程に示している。
【博士後期課程
博士後期課程の目
・目標・教育課程】
課程の目的
の目的・目標・教育課程
課程】
1.博士後期課程
.博士後期課程の教育
課程の教育目
の教育目的
看護の実践・教育の向上に寄与する高度に専門的な業務に従事する高い学識・行動力・倫理観を持
って健康ニーズに対して臨床志向型研究に取り組み、研究と実践の循環的発展を試み、看護学を実践
科学として発展させる自立した研究者としての能力、及び教育能力を持った、高度な看護人材を育成
する。
2.博士後期課程
.博士後期課程の教育
課程の教育目標
の教育目標
(1) 健康ニーズに対して臨床志向型研究に取り組むことができる。
(2) 実践と研究の循環的発展の促進を試みることができる。
(3) 看護学を実践科学として発展させるために自立して研究と教育を行うことができる。
3.博士後期課程
.博士後期課程の教育
課程の教育課程
の教育課程
博士後期教育課程の教育研究分野は、大学院看護学研究科教育要項に示しているように 2 分野(臨
床看護学、広域看護学)、専門領域は臨床看護学分野の中に母子看護学、成人看護学、高齢者看護学
を、広域看護学分野の中に在宅・地域看護学の合計 4 領域を設定している。
Ⅳ.教育評価
(各教科目、担当者)
【博士前期課程の教育評価
【博士前期課程の教育評価】
の教育評価】
1.共通科目
1.共通科目
1)特別
1)特別研究Ⅰ(各領域の教員)
特別研究Ⅰ(各領域の教員)
① 教育目標
2 年次;研究計画に基づき、積極的に研究を開始する.研究対象・研究方法によって倫理審査を受け
60
る.以降、データ収集・分析・考察という研究一連の過程を経て、科学論文たる研究論文を作成させ、
期日までに論文を提出する。
1 年次;研究計画書を完成させる。
② 教育評価
本年度、2年次に在籍し、修士論文作成者は 3 名、研究テーマは「看護専修学校教務主任の役割遂
行に関連する要因と求められる能力の検討」
「 心に問題を持つ児童を把握するための養護教諭の観察
視点-心の不調に気づくための観察視点の共有をめざして-」
「新人看護職員研修の心電図教育プログ
ラムの構築に向けた検討-反省的実践家の育成を目指して-」について研究を行い、最終論文につい
て修身論文として適切であるとの評価を受けた。
次に、1 年次生 1 名は、「経済連携協定(EPA)に基づいた外国人看護師受け入れの現状と支援のあ
り方の検討」について研究計画書の作成と倫理審査に申請をなし、承認を受けた。今後、研究に着手
予定である。
2)看護学研究法特
)看護学研究法特論(島内節・佐々木秀美・岡本陽子・八島美菜子)
① 教育目標
看護の実践の場において専門的な知識・技術の向上や開発を図るための研究活動が行えるように、
必要な研究法を理解し、研究計画書作成、研究の進め方、研究の質管理方法、研究発表、研究論文作
成方法を例示しながら、レポート作成と討論により具体的に修得できる。
② 教育評価
前期課程履修生 1 名が受講し、研究計画書作成に向けて、質的研究・調査研究・実験研究の基礎的
知識を身に着け、自己の研究課題に特化しながら学習することができた。
3)看護研究法Ⅰ(質的
看護研究法Ⅰ(質的研究)
質的研究)(佐々木秀美・加藤重子)
① 教育目標
グランデッドセオリー、エスニックセオリーなどを用いた質的研究の意義、方法について看護の質
的研究法の基礎的理解ができる。質的研究法について理論的に学び、方法論として実践できる。
② 教育評価
受講生は 1 名、質的研究の意義、方法について看護の質的研究法の基礎的理解のために、
「精神看護
学特論・精神看護学特別演習」の科目との合同で教育実践し、精神病院で、実際に参加観察し、得ら
れたデータを観察法の一手段としてデータ化し、論文化していくことを実践的に行った。結果、1 名
は、「精神科危機介入医療における安全で安寧な回復に向けた Care」としてまとめ、3月に開催され
た看護研究学会で発表した。
4)看護研究法Ⅱ
看護研究法Ⅱ(山内京子・岡本陽子)
① 教育目標
量的研究の種類や特徴、長所・短所、データ収集・分析、結果・考察表記、方法、クリティークの
視点等を理解する。看護研究における倫理と評価について理解する。
5)看護研究法Ⅲ(八島美菜子
)看護研究法Ⅲ(八島美菜子・森田
美菜子・森田克也)
・森田克也)
① 教育目標
実験的研究を行う上で必要な内容についての基礎的理解と、研究を進めるにあたっての計画立案方
法や研究方法の理解、データ分析に必要な基礎的な統計手法について理解する。また、研究遂行状重
要な科学的かつ論理的な思考や研究実施にかかわる倫理的問題や論文の書き方についても理解する。
② 教育評価
実験的研究に必要なエッセンスについて、基本的な理解は達成できた.先行研究の批判的検討の中で、
実験的研究で配慮すべき点や、研究の作業仮説の設定、実験計画の不備によっておこる弊害、測定の
信頼性とデータの意味するもの等について理解できた。
③ 次年度への課題
自らの興味あるテーマについて、論文検索・収集や論文のクリティークを行い、実際に実験計画を
立案する点において、十分ではなかったため、今後はこの点について十分取り組めるよう工夫が必要
である。
61
6)看護理論特
看護理論特論(佐々木秀美
論(佐々木秀美)
佐々木秀美)
① 教育目標
看護が科学であるとの見解を、日常生活と健康、健康と看護・問題解決・教育との関係の中で、批
判的思考の過程を通して、看護専門職者として看護実践の基盤となる諸理論を患者のニード(現象)
把握につなげ、実践に適用できる知識が身につく。
② 教育評価
受講生は 3 名.看護理論は看護の本質を探求するものである.ここでは看護に対する代表的な理論
(ヘンダーソン・ロイ・オレム・ペプロウ・オーランド)を紹介し、健康と看護・教育との関係の中
で、批判的思考の過程を通して、看護専門職者として看護実践の基盤となる諸理論や看護に関する諸
理論と看護現象との関係についての理解が深まるよう教授した。特に、理論枠組みの理解では、学部
生と同じく看護過程展開に必要な記録用紙を活用して、プロセスレコードや患者情報の作成を体験さ
せた。学生たちの看護理論に触れたのは初めてであり、少ない授業・演習時間ではあったが、知識レ
ベルは向上したと考える。
7)看護倫
看護倫理特論(河野
論(河野保子)
河野保子)
① 教育目標
看護倫理の中心課題は、看護専門職としてのケアはいかにあるべきかを探ることであり、看護職の
職務として、医療現場における倫理的課題を解決していくための方法を探求することである。そのた
め、1.生命・人間の尊厳や人権について知識を持つことが出来る。2.看護現場で遭遇する諸問題に
対して患者の人権を擁護し、自律して倫理的判断や意思決定ができ、実践に活用できる.を最終到達目
標として設定している。
② 教育評価
・受講学生名は真摯に講義を受け、演習を通して活発な意見交換を行った。
・学生は、これまでの自己の教育背景や現場での実践から自由に思考を発展させ、事例検討を通し
て倫理的判断について学修した。
・学生の授業評価は2名ともに満足がいくものであったと回答し、毎回、倫理的課題や問題をディ
スカッションするのが楽しく、有意義であったと述べていた。
・学生は講義から、看護倫理に対する具体的なイメージを形成していた.また、新聞紙上に取り上げ
られていた倫理的問題・課題についても言及し、生命倫理・医療倫理の理解を深めていた。
8)看護教育特
看護教育特論(佐々木秀美)
① 教育目標
実践の科学としての看護教育を看護実践上におけるさまざまな現象から総合的に考えることができ、
看護ケアの質を高めるために必要な看護職への継続教育と看護教育のあり方について探求し、これか
らの看護教育について考え、論じることができる。
② 教育評価
受講生は 1 名.看護教育における訓練(traning).訓練(discipline)との相違、ナイチンゲールが
目指した看護について、彼女の看護哲学、看護教育に関する基本姿勢等について触れながら、看護実
践上における対象のさまざまな現象を科学的に探究する姿勢や態度を育成し、看護ケアの質を高める
ために必要な看護職への継続教育について学生自らの探究学習も含めた授業展開を行った。時代と共
に変化する人々のヘルスニーズに対応できる看護専門職者育成を可能にする看護教育のあり方につい
て総合的に検討する機会になった.非常に積極的な授業態度であった。
9)看護管
)看護管理特論(山内京子・安藤純子・岩本由美)
論(山内京子・安藤純子・岩本由美)
開講なし
10)フィジカルアセス
フィジカルアセスメント特論(藤原
ト特論(藤原隆・岩本由美・安藤
論(藤原隆・岩本由美・安藤純子)
隆・岩本由美・安藤純子)
開講なし
11)臨床薬理学
11)臨床薬理学特
)臨床薬理学特論(森田克也・前信由美・安藤純子)
論(森田克也・前信由美・安藤純子)
開講なし
62
12)病態生理学
12)病態生理学特
)病態生理学特論(高田昇・岩本由美・讃井真理)
論(高田昇・岩本由美・讃井真理)
開講なし
2.専門科目
1)看護教育学
1)看護教育学分野
(1)看護基礎教育
(1)看護基礎教育特
看護基礎教育特論(佐々木秀美)
論(佐々木秀美)
① 教育目標
看護専門学校、看護系短期大学、看護系大学における看護基礎教育を概観し、今後の看護基礎教育
の具体的方向性と課題が明確化できる。
② 教育評価
受講生は 3 名.筆者研究論文「高等教育における今日的課題」等を参考に、看護教育制度、教育課
程、技術教育のあり方などについて検討を加え、望まれる看護基礎教育について議論を重ねた。特に
実習教育における実習施設との連携、学習者が継続して学ぶことについての課題が残され、自身の今
後の研究課題の基礎知識となり得たと考えられる。
(2)看護基礎教育方法論特
(2)看護基礎教育方法論特論(村松真千子)
論(村松真千子)
開講なし
(3)看護基礎教育論(佐々木秀美)
(3)看護基礎教育論(佐々木秀美)
① 教育目標
看護専門学校、看護系短期大学、看護系大学における看護基礎教育を概観し、今後の看護基礎教育
の具体的方向性と課題が明確化できる。
② 教育評価
受講生は 3 名.筆者研究論文「高等教育における今日的課題」等を参考に、看護教育制度、教育課程、
技術教育のあり方などについて検討を加え、望まれる看護基礎教育について議論を重ねた。特に実習
教育における実習施設との連携、学習者が継続して学ぶことについての課題が残され、自身の今後の
研究課題の基礎知識となり得たと考えられる。
(4)適応
(4)適応看護理論
適応看護理論特
看護理論特論(佐々木秀美)
① 教育目標
ロイ適応看護モデルの理論枠組みが理解でき、適応看護モデル理論枠を看護展開に応用できるため
の基礎的知識が身につく。
② 教育評価
受講生は 2 名でロイ適応看護モデルに触れる学生が1名.本授業では、ロイ適応看護モデルの理論枠
組みが理解でき、適応看護モデル理論枠を看護対象理解と看護展開に応用できるようにするために、
特に受講生たちに事例を作成させ、その事例展開をしながら、講義と含めてロイ適応看護モデルの看
護過程について学習させた。学部生とは違い、看護実践経験のある学生たちなので、ロイの適応看護
モデルに関する理解は容易であった。
(5)看護援助技術
看護援助技術論(石川孝則・田村和恵・前信
技術論(石川孝則・田村和恵・前信由美)
論(石川孝則・田村和恵・前信由美)
開講なし
(6)看護実習教育特
看護実習教育特論(安藤 純子・石川
純子・石川孝則)
開講なし
(7)精神看護基礎教育特
精神看護基礎教育特論(清水賢
論(清水賢・
清水賢・加藤重子・佐藤敦子・佐々木秀美・
加藤重子・佐藤敦子・佐々木秀美・高下蓮美)
佐々木秀美・高下蓮美)
① 教育目標
精神障害者と身体的疾患を併発した患者等に関して、症状改善のための医学的治療法、患者の QOL
を目指した全人的関わり、さらにリハビリテーション・社会的適応促進のための保健医療福祉チーム
の組織活動について論及し、その支援施策について教授・研究する。
② 教育評価
63
授業の展開としては、まず、佐々木より精神を病むという事についてと本教育のオリエンテーショ
ンを行い、加藤から看護師-患者関係の基本的理解を、瀬の川病院の医療現場において精神科医療に
おける治療法及び主となる疾病にについて臨床講義をしていただき、実際に見学実習、見学実習で見
聞できたことを中心に、精神障害者関係の法律他、看護実践、保護室環境について探究し、完成した
報告書は学生自身が関連学会に発表した。
(8)精神看護基礎教育特別
精神看護基礎教育特別演習
特別演習(
演習(清水賢・加藤重子・佐藤敦子・佐々木秀美・高下蓮美)
清水賢・加藤重子・佐藤敦子・佐々木秀美・高下蓮美)
① 教育目標
精神障害者と身体的疾患を併発した患者等に関して、症状改善のための医学的治療法、患者の QOL
を目指した全人的関わり、さらにリハビリテーション・社会的適応促進のための保健医療福祉チーム
の組織活動について探究し、検討できるよう教授・研究する。
② 教育評価
精神看護基礎教育特論及び自己の学修を踏まえ、瀬野川病院におけるフイールドワークとして担当
医の診断・治療およびリハビリテーション・社会的適応促進のための保健医療福祉チームの組織活動
について参加観察した内容の内、質的研究法の手技を用いてフイールドノートの作成、からカテゴラ
イズする方法でデータ分析を行い、と一体化した教育・研究実践の中で、学修を深め、
「精神科危機介
入医療における安全で安寧な回復に向けた Care」として報告書を提出し学会発表も行った。
(10
(10)小児・青
)小児・青年期発達心理特
達心理特論(八島美菜子
論(八島美菜子・岡本
美菜子・岡本陽子)
・岡本陽子)
開講なし
(11)母子看護基礎教育方法論特
(11)母子看護基礎教育方法論特論(山内京子・進藤美樹)
論(山内京子・進藤美樹)
開講なし
(12)母子看護基礎教育方法特別
(12)母子看護基礎教育方法特別演習(山内京子・進藤
特別演習(山内京子・進藤美樹)
演習(山内京子・進藤美樹)
開講なし
(13)看護生涯
(13)看護生涯教育特
教育特論(山内京子)
論(山内京子)
開講なし
(14)看護生涯
(14)看護生涯教育方法論特
教育方法論特論(山内京子)
論(山内京子)
開講なし
(15
(15)臨床看護管
)臨床看護管理特別実習Ⅰ(山内
特別実習Ⅰ(山内京子)
実習Ⅰ(山内京子)
開講なし
(16
(16)臨床看護管
)臨床看護管理特別実習Ⅱ(山内
特別実習Ⅱ(山内京子)
実習Ⅱ(山内京子)
開講なし
2)臨床看護学分野
(1)ク
(1)クリティカル
リティカルケア
ィカルケア看護学
ケア看護学特
看護学特論Ⅰ(人間
論Ⅰ(人間存在
(人間存在)
存在)(佐々木秀美・森下恭光
(佐々木秀美・森下恭光・前信由美)
① 教育目標
本講義では人間の内的世界や人間存在の意味、身体をめぐる人間の体験など患者や家族が遭遇する
生命・生活に関して人間学的、哲学的、教育学的なアプローチとそのアプローチを理論的に考察する
中で、生命危機状況にある人の看護実践現場における日常を現実的対応に転回させる思考訓練を成し、
看護専門職者の科学性・人間性向上を目指し、生命危機状態にある人の看護実践において全人格的対
応をするうえで、対話を通して自己の内的思考を活発にし、死生観・看護観・教育観につなげること
ができる。
② 教育評価
受講生は 1 名.オムニバス形式で授業を進行させ、それぞれの立場から事例を出すなどして授業を展
開した.講義、ディスカッション、課題探求等の授業展開の中で、生命危機状況にある人の生存権の問
題を法律と倫理的側面から論考でき、生命危機状況にある人の生命を守る看護専門職者の役割につい
64
て考えられ、人間学的、哲学的、教育学的なアプローチの理論的考察と現実的対応について考えるこ
とができた。今後、生命危機状態にある人の看護実践において全人格的対応をするうえで、対話を通
して自己の内的思考を活発にし、死生観・看護観・教育観につなげていくと考えられる。
(2)ク
(佐々木 秀美・八島 美菜子)
(2)クリティカル
リティカルケア
ィカルケア看護学
ケア看護学特
看護学特論Ⅱ〔危
論Ⅱ〔危機
〔危機とストレス
トレス〕
美菜子)
① 教育目標
1.生命危機状況にある患者の生存の問題と危機的状況がもたらすストレスについて理解できる.
2.人と家族の精神的ストレについて危機理論及び関連する概念から、危機介入モデルについて理解
することができる。
3.生命危機状況という衝撃的な体験や持続するストレスなどについて患者・家族の反応や立ち直り
の過程について理解し、ストレスからの回復を促す専門的援助について考えることができる。
② 教育評価
受講生は 1 名.八島は心理学的アプローチから、突然の病気や災害は強い衝撃として危機感と同時に
個人・家族・地域を襲うストレスについて授業を展開し、佐々木は危機とストレス下に置かれている
患者と家族が、危機的な体験から早期に回復するよう働きかけることが看護専門職者について、特に
生命危機状況という衝撃的な体験や持続するストレスからの立ち直りの過程、それを促す専門的援助
について学生の体験事例を展開する方法で授業を推進した.学生は自己学習も含め、真剣に取り組んだ。
【博士後期課程
【博士後期課程の教育
課程の教育評価
の教育評価】
評価】
1.看護学共通
1)看護学研究特
1)看護学研究特論(佐々木秀美・島内節・河野
論(佐々木秀美・島内節・河野保子・川
河野保子・川出富貴
保子・川出富貴子)
出富貴子)
① 教育目標
本学の博士課程が目指す看護人材像(教育目的)は、臨床志向型研究者の育成である.課程修了時点
で目的に到達するために、3年間における教育課程と各学年の到達課題を理解し、それらの課題を達
成していく必要がある。看護の目的は、健康ニーズの発生予防・改善・解決を目指している.そのため
に、本学では臨床志向型研究に取り組む.その研究成果によって現場を改善し、次の研究がさらに発展
するというように研究と現場の相互関係的・循環的発展を目指した研究・教育目的に到達するために、
研究法の理念・目的・方法・プロセスについて論じる。(オムニバス方式/全 15 回)
② 教育評価
受講生は博士後期課程に本年度入学した 3 名.担当教員がそれぞれ、取り組んでいる分野・領域から
臨床志向型研究への取り組みについて講義し、それぞれの課題をいかに研究に結びつけるようなセッ
ションを設けた。受講生はいずれも自己の課題を有しており、その課題と臨床志向型研究への取り組
みについて論考できた。
2.臨床看護学分野
1)成人看護学領域
(1)
) 成人看護学特
成人看護学特論(佐々木秀美・森山美知
論(佐々木秀美・森山美知子・高田昇・
佐々木秀美・森山美知子・高田昇・廣
子・高田昇・廣橋伸之・上
伸之・上野正彦
・上野正彦)
野正彦)
① 教育目標
「成人看護学」領域における実践可能な高度な学識と行動力につながる臨床志向型研究に取り組む
ために、「成人看護学」領域のヘルスケアシステムの構築およびケアプログラムや技術を開発するな
ど看護の効果効率的なあり方について教授する.特に ICU・CCU・SCU などの最先端医療における救
命救急場面における対象のフィジカル・アセスメント能力の向上及び倫理的課題探究について「医学」
「法医学」を加えての教育研究し、研究と実践の循環的発展を実践科学として実証的に可能とさせる。
② 教育評価
受講生1名は、ER における看護実践を長くしてきた経験があり、現在、自身の在籍する成人看護
学領域の教育実践から特に、CNS 教育に興味・関心を有しているために、ICU・CCU・SCU などの
最先端医療における救命救急場面における対象のケアについての課題解決に向けたもケアプログラ
ムや技術を開発について大きな示唆を得ている。
65
(2)
) 成人看護学特別
成人看護学特別演習(佐々木
特別演習(佐々木秀美・森山美和子・
演習(佐々木秀美・森山美和子・前信由美・高田
秀美・森山美和子・前信由美・高田昇・
前信由美・高田昇・廣
昇・廣橋伸之)
伸之)
① 教育目標
この演習では、
「成人看護学」領域及び ICU・CCU・SCU などの最先端医療における救命救急場面
での看護実践能力を高めるための知識・技術修得・技術修得のための教授法及び教育プログラム開発
を目指した探究を実証的に行い、加えて救急救命場面における健康問題解決のための援助法について
探究し、研究と実践の循環的発展を促す臨床志向型の方向性について実践的に検討できるようにする。
② 教育評価
受講生は1名.この授業では、広島大学病院の医師による臨床講義及びフィールド・ワークとその振
り返り学習による学修成果が大きく、研究と実践の循環的発展を促す臨床志向型の方向性について検
討できたが、自己の研究課題解決に向けた総合的な取り組みには至っていないことが、学習者自身の
今後の課題である。
(3)
) 成人看護学特別
成人看護学特別研究Ⅰ(
特別研究Ⅰ(佐々木秀美・中村哲・藤原隆
研究Ⅰ(佐々木秀美・中村哲・藤原隆)
佐々木秀美・中村哲・藤原隆)
① 教育目標
臨床現場の課題についての高度な学識と行動力を持ちながら臨床志向型研究に取り組む.「成人看護
学」領域の健康ニーズの予防・改善・解決のためにケアシステムの改善・構築、ケアプログラムの開
発及び技術の開発的研究を行う.加えて、看護学の発展的研究に取り組むために、学際的教育として設
置された看護学近接科学の学問を取り入れた研究も推進し、研究と実践の循環的発展を目指して実践
の科学を追及して自立した研究者としての能力、かつ独創的な研究計画が立案できる。
② 教育評価
受講生1名の研究課題は我が国の CNS 教育で特に「クリティカルケア看護」専攻における資格認
定に伴う学習者不足とその分野の資格取得者の少なさに疑問を感じたことの研究的取り組みであり、
研究計画書は作成できたが、倫理審査に至っておらず、研究が着手できていない。
(4)
) 成人看護学特別
成人看護学特別研究Ⅲ(
特別研究Ⅲ(佐々木秀美・高田
研究Ⅲ(佐々木秀美・高田昇・森田克也
佐々木秀美・高田昇・森田克也)
昇・森田克也)
受講生1名.成人看護学特別研究Ⅰの課題である博士論文に向けた研究計画書の作成を行っており、
倫理委員会の承認を得て研究に着手した.2年次は「成人看護学特別研究Ⅱ」では、成人看護学臨床看
護学分野において独創性があり、先駆的で原著論文となりうる臨床指向型研究を進めている.本学生は、
計画された研究計画書に沿ってその後、中間発表なども行い、現在、参加観察によるデータの収集に
入っている段階である.副論文については完成に向けて努力中であり、博士論文の完成に向けて着手す
る資格があると判断する。
2)高齢
)高齢者看護学領域
(1)
(1)高齢者看護学特別
者看護学特別研究Ⅰ
特別研究Ⅰ(
研究Ⅰ(河野保子)
河野保子)
① 教育目標
自己の研究計画に即した丁寧なデータ収集とそのデータの分析を進め、副論文が完成できる。
② 教育評価
・授業内容
A) 博士論文の研究課題の遂行
B) 研究計画に沿った研究データの収集
C) 博士論文の中間発表
D) 副論文の作成と投稿
E) 博士学位論文作成の資格審査→認定
F) 看護関連の学会発表
・主指導教員は学生のデータ収集、及び分析に関わるとともに、学会発表抄録の作成に助言をし
て、学会発表を行った。2 年次の中間発表、及び博士学位論文を作成することの資格は認定さ
れたが、副論文の作成、投稿には至らなかった。
(2)
(2)高齢者看護学特別
者看護学特別研究Ⅱ
特別研究Ⅱ(
研究Ⅱ(河野保子)
河野保子)
① 教育目標
自己の研究計画に即した丁寧なデータ収集とそのデータの分析を進め、副論文が完成できる。
66
② 教育評価
・授業内容
A) 博士論文の研究課題の遂行
B) 研究計画に沿った研究データの収集
C) 博士論文の中間発表
D) 副論文の作成と投稿
E) 博士学位論文作成の資格審査→認定
F) 看護関連の学会発表
・主指導教員は学生のデータ収集、及び分析に関わるとともに、学会発表抄録の作成に助言をし
て、学会発表を行った。2 年次の中間発表、及び博士学位論文を作成することの資格は認定さ
れたが、副論文の作成、投稿には至らなかった。
(3)
(3)高齢者看護学特別
者看護学特別研究Ⅲ
特別研究Ⅲ(
研究Ⅲ(河野保子
河野保子)
保子)
① 教育目標
自己の研究論文が完成でき、博士論文の予備審査に合格して、博士論文最終審査に合格することが出
来る。
② 教育評価
・授業内容
A) 研究計画に沿った研究データの分析
B) 博士論文の中間発表
C) 副論文の作成と投稿
D) 看護関連の学会発表
・主指導教員は、学生のデータ分析に関わるとともに、学会発表の抄録に助言を与え、学会発表
を行った。研究データの一部を論文としてまとめ、原著として「看護学統合研究」に投稿し掲
載された.博士論文作成への取り組みは十分に評価できたが、論文完成までには至らなかった.
次年度において博士論文を完成させる予定である。
Ⅴ.委員会活動
1.大学院
大学院教務委員会(
務委員会(委
員会(委員長:島内節)
長:島内節)
(名称)
第1条
本会は、 広島文化学園大学大学院看護学研究科教務委員会(以下「委員会」という.)と称
する。
(目的)
第2条
委員会は、広島文化学園大学大学院看護学研究科の教育課程に関する運用と充実を図り、大
学院の教育の質の向上を図ることを目的とする。
(組織)
第3条
委員会は、副学長、研究科長、事務部長、学生部次長(事務)、学生課長及び大学院教育に携
わっている教員をもって構成する。
2 前項の規定にかかわらず、研究科長が必要と認めたときは、教務委員会にその他の職員を加えるこ
とができる。
3 委員長は、研究科長をあてる。
4 委員の任期は1年とし、再任を妨げない.但し、欠員が生じた場合の任期は、前任者の在任期間とす
る。
(所掌事務)
第4条
委員会は、次に掲げる事項を所掌する。
1) 教育課程表に基づくシラバスの作成及び執行
2) 臨地実習
3) 履修ガイダンス及び履修相談
4) 入試・広報
5) その他必要な事項(本学ホームページ上の情報公開など)
(会議)
67
第5条
1)
2)
3)
委員会の会議は次の通りとし、委員長が召集し議長となる。
毎月一回の定例会議
委員長が必要と認めた場合
会議の内容は研究科委員会に報告する
(その他)
第6条
この規程に定めるもののほか、必要な事項は委員長が別に定める。
附 則
1 この規程は、平成 22 年 4 月 1 日より施行する。
2 この規程は、平成 26 年 4 月 1 日より施行する。(組織の構成員に事務部長・学生部次長(事務)等を
追加)
A 改革に対する取り組み
1.看護学
看護学部
看護学部 学部長:
学部長:山内京子
長:山内京子
1) 広島文化学園大学学則改訂(別添資料)
2) 私立大学等教育研究活性化設備整備事業 タイプ2「特色を発揮し、地域の発展を重層的に支える
大学づくり」地域密着型実践的災害訓練教育プログラム
3) 私立大学等教育研究活性化設備整備事業 タイプ2「地域発展」大崎上島町との健康増進プログラ
ムに係る連携協力(公衆衛生看護方法論Ⅰ) (別添資料)
4) 安芸高等学校とのアクティブラーニング研修交流
B その他
1. 補助事業の実
事業の実施
の実施
(1)実践的災害訓練教育プログラムの構築
(2)地域協働避難訓練のイメージトレイニング教育
(3)地域協働避難訓練のシミュレーション教育
(4)学生参画型地域協働避難訓練の実施(トリアージを含む)
68
資 料
68
表1
教育課程
【平成26年度入学生】
必修・選択別
領 域
科目
番号
o0156
科学論
生命倫理
人間健康科学
心理学概論
発達心理学
社会学概論
家族社会学
憲法
人権論
権利擁護と成年後見
社会福祉原論(Ⅰ)
社会福祉原論(Ⅱ)
社会保障論(Ⅰ)
社会保障論(Ⅱ)
教育学概論
教育社会学
人間関係論
健康心理学
臨床心理学
カウンセリング
ジェンダー論
健康と運動
音楽と日常生活
o0180
フレッシュマンセミナーⅠ(文化に生きる)
o1001
o1002
o1014
o1004
o1005
o1006
o1007
o0141
o0140
o0173
人
文 o0174
社
会 o0175
科
学 o0176
系
o0177
o1008
o0143
o1009
看
護
関
連
科
学
科 目 名
o1010
o1011
o0137
o0155
o1059
o0181
o1013
o1015
o1016
o1017
o0157
o1019
医
療 o0158
自
然 o1022
科
学 o0024
系
o0025
o0026
o0027
o0028
o1029
o0178
フレッシュマンセミナーⅡ
自然環境と人間
人間発生・発達学
生物学
化学の基礎
生化学
栄養学
臨床免疫・遺伝学
病態微生物学
人体構造機能学Ⅰ
人体構造機能学Ⅱ
人体構造機能学Ⅲ
人体構造機能学Ⅳ
病理学総論
病理学各論
医学概論
必修 選択
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
配当年次 単位
1・後
1・後
1・前
1・前
1・後
1・前
1・後
1・前
2・前
3・後
1・前
1・後
3・前
3・後
1・後
2・前
2・前
2・後
2・前
3・前
2・前
1・前
1・後
1・前
1・後
1・前
1・前
1・前
1・前
1・前
1・後
1・後
1・前
1・前
1・前
1・前
1・後
1・後
1・後
1・後
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
担当教員
真嶋正巳
榎久仁裕
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
1
2
2
2
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
精
神
保
健
福
祉
士
高
校
教
諭(
看
護)
資養
格護
取教
得諭
コー 一
ス種
認
知
コー 症
看
ス護
強
化
救
コー 急看
ス 護強
化
◎
2
2
保
健
師
コー
ス
榎久仁裕
榎久仁裕
李東林
橋本翠
橋本翠
杉岡正典
杉岡正典
横山美栄子
精
神
保
健
ス 看護
強
化
コー
○
◎ ◎ ◎
◎ ○
◎
◎
◎
○
◎
○ コース選択までに履修
◎
○ コース選択までに履修
◎
○
◎
○
◎ ○
養護教諭一種資格取得コースは、どちらか2単
位選択必修
◎ ○
◎
◎
○※1
○※1
○ 養護教諭一種資格取得コースは、※1から2単位
選択必修
○※1 ◎ ◎ ○
◎ ◎
◎
【◎選択必修科目/○選択科目】
69
備
【平成26年度入学生】
必修・選択別
領 域
科目
番号
o0031
看
護
関
連
科
学
医 o0032
療
自
然
科 o0171
学
系
o0179
○
配当年次 単位
2・前
高田 昇
豊田 秀三
塩田雄太郎
高田 昇,浜脇 純一
村瀬 正昭,池田 祐一
池田 昌樹,大石 陽介
山中 一誠,豊田 秀三
松林 滋,寺坂 薫
金久 禎秀,田地 豪
疾病・治療論各論Ⅱ
○
2・後
2
疾病・治療論各論Ⅲ
○
2・前
1
○
3・前
1・後
3・前
1・後
1・前
2・後
1・後
1・前
2・後
2・前
2・前
1・前
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
o1048
職業選択と職業的アイデンティティ
○
4・前
2
広島県地域の時事問題
基礎英語Ⅰ
基礎英語Ⅱ
医療英語会話Ⅰ
医療英語会話Ⅱ
英会話一般
中国語
朝鮮語
関連領域単位合計
○
1・後
1・前
1・後
2・前
2・後
特設
1・前
1・後
2
1
1
1
2
1
1
1
o0038
o0159
o0039
o0041
o0042
o0043
o0044
o1050
o0051
o0052
o0054
o1055
o0056
o0057
o0058
単位数小計
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
40
○
○
○
○
○
○
○
61
担当教員
2
o1047
o0037
o0040
外
国
語
疾病・治療論各論Ⅰ
必修 選択
精神疾病・治療論各論
薬理学
疫学
公衆衛生学
看護関連領域総合演習
数理統計学
情報科学概論
コンピュータ操作法
情報処理法
情報システム論
危機理論
ボランティアと地域住民生活
o0036
情
報
・
総
合
科
学
系
科 目 名
保
健
師
コー
ス
精
神
保
健
福
祉
士
高
校
教
諭(
看
護)
資 養 認 救 精神
格護 知 急 保
取 教 コー 症 コー 看 コー 健
得諭 看 護 看
コー 一 ス 護 ス 強 ス 護
強
ス 種 化 化 強化
備
A.血液疾患、膠原病、アレルギー疾患 高田 昇(6回12H)
B.内分泌・代謝系疾患 豊田 秀三(6回12H)
C.腎・泌尿器系疾患 高田 昇(6回12H)
D.循環器系疾患 高田 昇(6回12H)
E.呼吸器系疾患 塩田雄太郎・譲尾 昌太(6回12H)
A.骨・筋肉等運動器疾患
浜脇 純一・村瀬 正昭・池田 祐一
池田 昌樹・大石 陽介・山中 一誠(6回12H)
B.消化器系疾患 豊田 秀三(6回12H)
C.女性生殖器系疾患 松林 滋(6回12H)
D.脳・神経系疾患 寺坂 薫,金久 禎秀(6回12H)
E-1.感覚器系、感染症 高田 昇(6回12H)
E-2.歯・口腔衛生 田地 豪(6回12H)
高田 昇
坂野 堯
早川 浩
前岡 邦彦
井上 真一
読替:精神疾患とその治療
A.高齢者医療 高田 昇(5回10H)
B.小児疾病系 杉田真喜雄(5回10H)
C.精神疾病系 早川 浩(5回10H)
◎ 読替:「精神疾患とその治療」、「精神保健の課題
と支援」
◎
中村 哲
金澤 寛
金澤 寛
金澤 寛
岩永 誠
◎
◎
◎
学 部 長
学生部長
深川 賢郎
枡田 勲
毛利カリーナ
学部長:山内 京子
学生部長:森田 克也
深川 賢郎(9回18H)【非常勤】
◎
◎
101
【◎選択必修科目/○選択科目】
70
読替・・・精神保健福祉士法に基づく指定科目に
関する読替え
【平成26年度入学生】
必修・選択別
領 域
科目
番号
o0031
看
護
関
連
科
学
医 o0032
療
自
然
科 o0171
学
系
o0179
o0039
o0041
o0042
o0043
o0044
o1050
o0051
o0052
o0054
o1055
o0056
o0057
o0058
単位数小計
2・前
高田 昇
豊田 秀三
塩田雄太郎
高田 昇,浜脇 純一
村瀬 正昭,池田 祐一
池田 昌樹,大石 陽介
山中 一誠,豊田 秀三
松林 滋,寺坂 薫
金久 禎秀,田地 豪
2
疾病・治療論各論Ⅲ
○
2・前
1
○
3・前
1・後
3・前
1・後
1・前
2・後
1・後
1・前
2・後
2・前
2・前
1・前
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
○
4・前
2
○
1・後
1・前
1・後
2・前
2・後
特設
1・前
1・後
2
1
1
1
2
1
1
1
広島県地域の時事問題
基礎英語Ⅰ
基礎英語Ⅱ
医療英語会話Ⅰ
医療英語会話Ⅱ
英会話一般
中国語
朝鮮語
関連領域単位合計
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
40
○
○
○
○
○
○
○
61
担当教員
2
2・後
職業選択と職業的アイデンティティ
o0159
○
配当年次 単位
○
o1048
o0038
必修 選択
疾病・治療論各論Ⅱ
o1047
o0037
o0040
外
国
語
疾病・治療論各論Ⅰ
精神疾病・治療論各論
薬理学
疫学
公衆衛生学
看護関連領域総合演習
数理統計学
情報科学概論
コンピュータ操作法
情報処理法
情報システム論
危機理論
ボランティアと地域住民生活
o0036
情
報
・
総
合
科
学
系
科 目 名
保
健
師
コー
ス
精
神
保
健
福
祉
士
高
校
教
諭(
看
護)
資 養 認 救 精神
格護 知 急 保
取 教 コー 症 コー 看 コー 健
得諭 看 護 看
コー 一 ス 護 ス 強 ス 護
強
ス 種 化 化 強化
備
A.血液疾患、膠原病、アレルギー疾患 高田 昇(6回12H)
B.内分泌・代謝系疾患 豊田 秀三(6回12H)
C.腎・泌尿器系疾患 高田 昇(6回12H)
D.循環器系疾患 高田 昇(6回12H)
E.呼吸器系疾患 塩田雄太郎・譲尾 昌太(6回12H)
A.骨・筋肉等運動器疾患
浜脇 純一・村瀬 正昭・池田 祐一
池田 昌樹・大石 陽介・山中 一誠(6回12H)
B.消化器系疾患 豊田 秀三(6回12H)
C.女性生殖器系疾患 松林 滋(6回12H)
D.脳・神経系疾患 寺坂 薫,金久 禎秀(6回12H)
E-1.感覚器系、感染症 高田 昇(6回12H)
E-2.歯・口腔衛生 田地 豪(6回12H)
高田 昇
坂野 堯
早川 浩
前岡 邦彦
井上 真一
読替:精神疾患とその治療
A.高齢者医療 高田 昇(5回10H)
B.小児疾病系 杉田真喜雄(5回10H)
C.精神疾病系 早川 浩(5回10H)
◎ 読替:「精神疾患とその治療」、「精神保健の課題
と支援」
◎
中村 哲
金澤 寛
金澤 寛
金澤 寛
岩永 誠
◎
◎
◎
学 部 長
学生部長
深川 賢郎
枡田 勲
毛利カリーナ
学部長:山内 京子
学生部長:森田 克也
深川 賢郎(9回18H)【非常勤】
◎
◎
101
【◎選択必修科目/○選択科目】
71
読替・・・精神保健福祉士法に基づく指定科目に
関する読替え
【平成26年度入学生】
必修・選択別
領 域
基
礎
看
護
学
科目
番号
科 目 名
配当年次
単位
o2064 看護学原論Ⅰ
○
1・前
1
o3065 看護学原論Ⅱ
○
1・前
2
o2067 援助方法論Ⅰ
○
1・後
2
o2068 援助方法論Ⅱ
○
2・前
2
o2160 援助方法論Ⅲ
○
2・前
2
o2161 看護理論
○
1・前
1
o2072 基礎看護学実習Ⅰ
○
2・前
1
o2073 基礎看護学実習Ⅱ
○
2・後
2
o2180 公衆衛生看護学概論
○
1・後
2
o2181 在宅看護論
○
2・前
2
o2076 公衆衛生看護論
○
4・後
2
o3046 保健医療福祉論
○
3・前
1
o2182 公衆衛生看護方法論Ⅰ
○
2・後
2
o2183 公衆衛生看護方法論Ⅱ
地
域 o2184 公衆衛生看護活動展開論Ⅰ
看
護 o2185 公衆衛生看護活動展開論Ⅱ
学
o2186 保健統計学
○
3・前
2
○
3・前
2
○
3・前
2
○
3・前
2
3・4
2
o2081 地域看護学実習Ⅰ
看
護
専
門
領
域
必修 選択
○
o3982 地域看護学実習Ⅱ
○
3・4
1
o3083 地域看護学実習Ⅲ
○
3・4
1
o3084 地域看護学実習Ⅳ
○
3・4
1
○
2・前
2
精神看護援助論Ⅰ
○
2・後
1
精神看護援助論Ⅱ
○
3・前
1
精神看護学実習
○
3・4
2
地域統合実習
○
o2163 精神看護学概論
実
o2087
践
o2088
応
用
o2089
看
護
精
学 神 o3162
看 o2187
護
学
o2188
担当教員
保
健
師
コー
ス
精
神
保
健
福
祉
士
高
校
教
諭(
看
護)
資 養 認 救 精神
格護 知 急 保
取 教 コー 症 コー 看 コー 健
得諭 看 護 看
コー 一 ス 護 ス 強 ス 護
強
ス 種 化 化 強化
備
石川孝則,久保泰子
石田知子,空本恵美
成人看護教員
石川孝則,久保泰子
石田知子,空本恵美
成人看護教員
石川孝則,久保泰子
石田知子,名田正子
空本恵美
看護専門領域教員
石川孝則,久保泰子
石田知子,空本恵美
看護専門領域教員
日川幸江,上西孝明
大山好美
日川幸江,杉山祥子
小林浩美
日川幸江
小林浩美
日川幸江,小林浩美
杉山祥子,上西孝明
日川 幸江
小林 浩美
杉山 祥子
新谷 奈苗
中村 哲
日川幸江,小林浩美
杉山祥子,上西孝明
中原恵美子,底押茂子
日川幸江,小林浩美
杉山祥子,上西孝明
中原恵美子,底押茂子
日川幸江,小林浩美
杉山祥子,上西孝明
中原恵美子,底押茂子
日川幸江,小林浩美
杉山祥子,上西孝明
中原恵美子,底押茂子
加藤重子,佐藤敦子
林君江,早川浩
橋本翠
加藤重子,佐藤敦子
林君江
佐藤敦子,加藤重子
林君江
佐藤敦子,林君江
加藤重子,髙下蓮美
井上友美
佐藤敦子,林君江
加藤重子,髙下蓮美
読替:「精神疾患とその治療」、「精神保健の課題
と支援」
◎
◎
◎
○
読替:「保健医療サービス」
○
◎
◎
◎
◎
◎
読替:「精神障害者の生活支援システム」
◎
◎
◎
読替:「精神疾患とその治療」、「精神保健の課題
と支援」
読替:「精神疾患とその治療」、「精神障害者の生
活支援システム」
読替:「精神障害者の生活支援システム」
読替:「精神障害者の生活支援システム」
3・4
1
精神保健福祉に関する制度とサービスⅠ
○
3・前
2
加藤 洋子
◎
◎
精神保健福祉に関する制度とサービスⅡ
○
3・前
2
榎 久仁裕
◎
◎
◎
◎
読替:「精神保健福祉援助演習(基礎)」
◎
◎
読替:「精神保健福祉援助演習(専門)」
o2189 精神保健福祉援助演習Ⅰ
○
3・前
1
o2190 精神保健福祉援助演習Ⅱ
○
4・前
2
o2090 母性看護学概論Ⅰ
○
2・前
1
母 o2091 母性看護学概論Ⅱ
性
看 o2092 母性看護援助論Ⅰ
護
学 o2093 母性看護援助論Ⅱ
○
2・後
1
○
2・後
1
○
3・前
1
○
3・4
1
○
2・前
2
○
2・後
1
○
3・前
1
○
3・4
2
o3094 母性看護学実習
o3095 小児看護学概論
小
児 o3096 小児看護援助論Ⅰ
看
護 o2097 小児看護援助論Ⅱ
学
o2098 小児看護学実習
加藤洋子,加藤重子
小林浩美
伊藤恵一,三宅克也
加藤洋子,加藤重子
小林浩美,林君江
垣中友子,伊藤恵一
佐藤尚起,池田尊司
河野隆之,檜山龍壮
三宅克也
山内京子,飯塚陽子
山田晃子,上林聡子
松林滋,山内京子
飯塚陽子
山内京子,山田晃子
上林聡子,立花慶子
山内京子,山田晃子
上林聡子,立花慶子
山内京子,山田晃子
上林聡子
岡本陽子,進藤美樹
坂野 堯
進藤美樹,立花慶子
藤尾順子
進藤美樹,立花慶子
藤尾順子
進藤美樹,立花慶子
藤尾順子,寄満弘子
爲國志保子
※1単位は成人看護学実習読み替え
【◎選択必修科目/○選択科目】
72
読替・・・精神保健福祉士法に基づく指定科目に
関する読替え
【平成26年度入学生】
必修・選択別
領 域
科目
番号
o2102
2・前
2・後
2・後
2
1
1
o3103
成人看護援助論Ⅲ
○
3・前
2
o3104
成人看護援助論Ⅳ
4・後
1
o2105
成人看護学実習Ⅰ
○
3・後
2
o2106
成人看護学実習Ⅱ
○
3・後
3
o2107
成人看護学実習Ⅲ
○
4・前
3
o2191
成人看護技術演習Ⅰ
○
4・後
1
o2192
成人看護技術演習Ⅱ
○
4・後
1
o2193
救急看護実習Ⅰ
○
4・前
1
o2194
救急看護実習Ⅱ
○
4・前
2
○
2・前
2・後
2・後
3・前
3・後
2
1
1
1
2
○
4・前
2
3・前
3・前
4・前
1
1
3
o2112
老年看護学概論
老年看護援助論Ⅰ
老年看護援助論Ⅱ
老年看護援助論Ⅲ
老年看護学実習Ⅰ
o2113
老年看護学実習Ⅱ
o3108
o2109
o2110
老
年
看
護
学
o3111
o2195
o2196
看
護
専
門
領
域
o2197
○
○
○
○
○
認知症看護援助論
認知症看護演習
老年看護学実習Ⅲ
○
○
○
59
o2168
看護方法論Ⅲ
○
2・前
1
o2169
看護方法論Ⅳ
○
2・後
1
○
o2131
看護方法論Ⅴ
リーダーシップ論
看護研究概論
○
3・前
4・後
3・前
1
1
1
o2132
看護研究方法論
○
3・前
2
3・後
4・前後
1
2
o2116
o2117
o2118
o2119
o2120
専
門
領
域
看
護
論
o2121
o2122
o2123
o2124
o3045
o2125
o3127
o2128
看
護
総
合
o2129
o2165
o3166
o2170
o2198
看
護
研
究
94
o3167
o2115
看
護
教
育
管
理
論
35
リハビリテーション看護論
救急救命看護論
がん看護論
先端医療看護論
感染看護論
生殖技術看護論
ターミナルケア論
看護教育論
看護サービス組織論
看護行政論
看護経営論
危機管理
看護・福祉連携活動論
家族看護論
看護情報論
国際看護論
災害看護論
看護方法論Ⅰ
看護方法論Ⅱ
o2114
臨
床
看
護
論
配当年次 単位
○
○
○
o2101
実
践
応
用
看
護
学
必修 選択
成人看護学概論
成人看護援助論Ⅰ
成人看護援助論Ⅱ
o2164
成
人
看
護
学
科 目 名
o2133
o2134
看護研究セミナーⅠ
看護研究セミナーⅡ
○
○
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
4・後
3・前
4・後
4・後
4・後
1・後
2・前
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
2
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
15
16
担当教員
保
健
師
コー
ス
精
神
保
健
福
祉
士
高
校
教
諭(
看
護)
資 養 認 救 精神
格護 知 急 保
取 教 コー 症 コー 看 コー 健
得諭 看 護 看
コー 一 ス 護 ス 強 ス 護
強
ス 種 化 化 強化
備
佐々木 秀美
新川雅子,棟久恭子
浅香真由巳,久保田直子
新川雅子,棟久恭子
浅香真由巳,久保田直子
棟久恭子,前信由美
岩本由美,田村和恵
迫田千加子,大坪かなえ
浅香真由巳,高橋登志枝
新川雅子,久保田直子
前信由美,岩本由美
田村和恵,棟久恭子
迫田千加子,大坪かなえ
浅香真由巳,高橋登志枝
新川雅子,久保田直子
前信由美,岩本由美
田村和恵,棟久恭子
迫田千加子,大坪かなえ
浅香真由巳,高橋登志枝
新川雅子,久保田直子
前信由美,岩本由美
田村和恵,棟久恭子
迫田千加子,大坪かなえ
浅香真由巳,高橋登志枝
新川雅子,久保田直子
名田正子
迫田千加子,前信由美
岩本由美,田村和恵
棟久恭子,大坪かなえ
浅香真由巳,高橋登志枝
新川雅子,久保田直子
田村和恵,前信由美
岩本由美,棟久恭子
迫田千加子,大坪かなえ
浅香真由巳,高橋登志枝
新川雅子,久保田直子
前信由美,岩本由美
田村和恵,棟久恭子
迫田千加子,大坪かなえ
浅香真由巳,高橋登志枝
新川雅子,久保田直子
讃井真理,今坂鈴江
風間栄子,加藤重子
岡田京子
讃井真理,今坂鈴江
風間栄子,岡田京子
讃井真理,今坂鈴江
風間栄子,加藤重子
岡田京子
今坂鈴江,讃井真理
風間栄子,岡田京子
讃井真理,今坂鈴江
風間栄子,岡田京子
森本由美子,空本恵美
今坂鈴江,讃井真理
風間栄子,岡田京子
中原則子,霜江喜久美
石川涼子,小藤玉実
讃井真理,今坂鈴江
風間栄子
今坂鈴江,風間栄子
加藤重子
今坂鈴江,風間栄子
讃井真理
臨地実習指導員
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
加藤重子,豊田章宏
浅香真由巳,佐々木秀美
岩本由美
棟久恭子
前信由美
赤木由紀夫
迫田千加子
山内京子
田村和恵
佐々木秀美
佐藤敦子
名田正子
能勢和子
大日康史
松井富子
古屋敷智恵美
松永真里
林君江
松井富子
佐々木秀美
石川孝則
金澤寛
○
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
読替:「保健医療サービス」
岩本由美
大坪かなえ
石川孝則
佐々木秀美,石川孝則
前信由美,田村和恵
迫田千加子,大坪かなえ
佐々木秀美,前信由美
田村和恵,石川孝則
迫田千加子
山内京子,進藤美樹
藤尾順子,山田晃子
上林聡子,立花慶子
讃井真理,今坂鈴江
風間栄子,佐藤敦子
林君江, 岡田京子
佐々木秀美
山内京子
山内京子,前信由美
讃井真理,石川孝則
前信由美,讃井真理
橋本翠,金澤寛
佐藤敦子,今坂鈴江
山田晃子
山内京子,加藤重子
看護専任教員
山内京子,加藤重子
看護専任教員
○
◎
◎
31
73
【◎選択必修科目/○選択科目】
読替・・・精神保健福祉士法に基づく指定科目に
関する読替え
【平成26年度入学生】
必修・選択別
領 域
科目
番号
科 目 名
必修 選択
o4142 教職概論
教
職
課
程
に
関
す
る
科
目
単位
1・後
2
担当教員
o4144 教育課程論
2・後
2
o4145 教育方法論
3・前
2
o4147 教育相談
3・前
2
o4138 学校保健
2・前
2
o4139 養護概説
3・前
2
o4146 生徒指導論
3・後
2
o5152 養護実習Ⅰ(事前・事後指導)
4・前
1
o4153 養護実習Ⅱ
4・前
2
岡本洋子
杉山祥子
古賀直樹
杉山祥子
川尻千代美
杉山祥子
o4154 養護実習Ⅲ
4・前
2
杉山祥子
o4172 教職実践演習(養護)
4・後
2
o4173 特別活動指導法
2・後
2
o4174 生徒・進路指導論
3・後
2
o4175 看護科教育法Ⅰ
2・後
2
o4176 看護科教育法Ⅱ
3・前
2
看
護
o4177 教育実習指導
4・前
1
o4178 教育実習
4・前
2
o4179 教職実践演習(高)B
4・後
養
護
教
諭
高
校
教
諭
(
(18科目)
精
神
保
健
福
祉
士
卜部匡司
古賀直樹
古賀直樹
)
教
職
共
通
配当年次
保
健
師
コー
ス
八島美菜子
高
校
教
諭(
看
護)
資養
格護
取教
得諭
コー 一
ス種
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
岡本洋子・杉山祥子
川尻千代美
備
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
岡本洋子・杉山祥子
川尻千代美
◎
山田浩之
時津啓
◎
中條 和光,森田 愛子
栗原 慎二
◎
佐々木 秀美
佐々木 秀美
石川 孝則
高橋 登志枝
村木 士郎
高橋 登志枝
村木 士郎
高橋 登志枝
村木 士郎
2
認 救 精
神
知
コー 症 コー 急
コー 保
看
健
看
ス護 ス護
ス看
強
強 化 護
強
化
化
◎
◎
◎
◎
◎
34
【◎選択必修科目/○選択科目】
必修・選択別
領 域
科目
番号
精
神
保
健
福
祉
士
高
校
教
諭(
看
護)
資養
格護
取教
得諭
コー 一
ス種
認
知
コー 症
看
ス護
強
化
救
コー 急看
ス 護強
化
精
神
コー 保健
ス 看護
強
化
配当年次
単位
担当教員
o6199 障害児・者福祉制度論
2・前
2
田中 洋子
◎
◎ コース選択までに履修
o6200 地域福祉論(Ⅰ)
2・前
2
大藤 文夫
◎
◎ コース選択までに履修
o6201 地域福祉論(Ⅱ)
2・後
2
大藤 文夫
◎
o6202 福祉行財政と福祉計画
1・後
2
2・後
1
精神保健福祉相談援助の基盤(基礎)
精神保健福祉相談援助の基盤(専門)
必修 選択
◎
3・前
1
o6205 公的扶助論
3・前
2
加藤 洋子
加藤 洋子
村上須賀子
榎 久仁裕
o6206 就労支援
3・前
1
加藤 洋子
◎
o6207 更生保護
3・前
1
榎 久仁裕
◎
o6203
精
神
保
健
福
祉
士
に
関
す
る
科
目
科 目 名
保
健
師
コー
ス
o6204
◎
◎
◎
o6208
精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ
3・前
1
加藤 洋子
◎
o6209
精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ
3・前
1
精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅲ
4・前
1
o6211
精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅳ
4・後
1
加藤 洋子
木村 雅昭
加藤 重子
木村 雅昭
加藤 重子
◎
o6210
o6212 精神保健福祉援助実習指導
4・前
2
o6213 精神保健福祉援助実習Ⅰ
4・前
2
o6214 精神保健福祉援助実習Ⅱ
4・前
3
(16科目)
加藤洋子,加藤重子
小林浩美,林 君江
伊藤恵一,檜山龍壮
池田尊司,佐藤尚起
三宅克也,河野隆之
加藤重子,小林浩美
林 君江,檜山龍壮
加藤重子,小林浩美
林 君江,伊藤恵一
◎
◎
◎
◎
◎
25
【◎選択必修科目/○選択科目】
74
備
表2
教育課程と G P(Graduation Policy)との関係
看護学部の教育理念
看護学に係わる領域について、関連する諸学問領域と連携しつつ総合的に教育研究
し、時代と共に変化する人々のヘルスニーズに対応でき、かつ地域社会、国際社会
に貢献する看護職者の育成を目的とする.
1.生命に対する畏敬の念と倫理観に基づいた行動ができる感性豊かな人間を育
成する.
2.グローバルな視点をもち、専門知識と実践能力を有する看護専門職者を育成す
る.
3.生涯学習し続ける態度を有し、地域社会に貢献する看護専門職者を育成する.
看護学部看護学科の目的・目標
実践的な教育研究体系の中で、生命に対する畏敬の念と倫理観に基づいた豊かな感性、グローバ
ルな視点、専門知識と実践能力、さまざまな問題に対処できる問題解決能力、生涯にわたって自
ら学習を続けることのできる能力を合わせ持ち、地域社会、国際社会に貢献できる看護専門職者
を育成する.
1. グローバルな視点に立って看護実践の基礎的能力が修得できる.
2. 豊かな感性を養うことができる.
3. 高い倫理性を持ち、責任ある行動がとれる.
4. 問題解決能力を高め、研究的態度を養う.
5. 専門知識を活かし、地域貢献にとりくむ.
6. 人間関係形成能力を身につけ自己成長できる.
7. 主体的学習態度を身につけ職業的アイデンティティを形成できる.
学科の GP(◎=GP 達成のために特に重要な事項、○=GP 達成のために重要な事項、△=GP
達成のために望ましい事項)
本学が目指す人材育成
授業科目名
科学論
生命倫理
授業科目の中心的課
題
授業科目の目標
日常生活上の科学的事実」
と事象、事象を科学的に観
察することから「科学的事
実」としての発見の過程と
「実践の科学」としての看
護との関係を考える.
1.科学とは何かについて考え、看護実践と科学
について理解できる.
2.自然科学における科学とは何かが理解でき、
科学の現代的発展及び科学の方法と本質がわか
る.
3.自然科学における現象の科学的説明の必要性
について理解できる.
4.看護実践における科学性をプラグマティズム
との関係において理解できる.
5.人間や人間の主観的側面と価値判断との関係
において人間性の原理が理解できる.
1.人間・生命・倫理について考え、日常生活上
で引き起こされる諸問題から倫理的課題につい
て学習できる.
2.医療の現場で引き起こされる諸問題と倫理
的課題との関連について深く学び、看護師とし
て向き合わなければならない倫理的課題につい
て理解できる.
受講者自身が自己の日常生活を振り返
りながら、人間の健康を科学する方法について
過去と現在と未来を系統立てて学修することが
できる.
人間の心理についての理解を深めるために、ま
ずは基本的な用語や概念について理解する.さ
らに、日常において生じ得るさまざまな問題に
ついて心理学的なアプローチで考える力を身に
つける.
人間を理解し、患者を理解
し、自己を理解するために、
自己の倫理観を育成する.
人間健康科学
健康とは何かについて自己
の健康生活の現状と課題に
ついて学ぶ
心理学概論
人間の心理についての理解
を深めるために、まずは基
本的な用語や概念について
理解する.さらに、日常にお
いて生じ得るさまざまな問
題について心理学的なアプ
ローチで考える力を身につ
ける.
発達心理学
社会学概論
家族社会学
憲法
人権論
権利擁護と成
年後見
社会福祉原論
(Ⅰ)
社会学の基礎概念の理解か
ら健康の問題と医療の側面
に視点を向け、身体と健康、
医療の社会学について学
び、看護をめぐる諸問題に
ついて社会学的な考察をめ
ざす.
家族についての基本的理解
と近代家族の成立と終焉及
び家族を巡る今日的問題を
取り上げ、家族についての
思い込みから自由になり、
客観的かつ社会学的な考察
を試みる.
基本法たる憲法の構造を理
解することにより、日本の
社会構造を評価・批判でき
る感覚を養い、社会的現象
を憲法的感覚で理解し分析
できる市民になるとともに
職業的にもその感覚を保持
し、将来の発展的な法的思
考を形成できる素養を身に
付ける
人権の形成・発展を歴史の
中で跡づけ、その歴史的意
義を理解し、その上で憲法
に規定される基本的人権の
基本的部分を正確に理解・
把握するとともに、人権が
現代にもつ意義および問題
点に考察を加えることで、
バランスのとれた「人権
観」・「人権意識」を身につ
けることを目標とする.
権利擁護と成年後見
現代社会における福祉問
題、社会福祉とは
社会福祉原論
(Ⅱ)
社会福祉の法体系、行財政、
社会福祉政策の課題
社会保障論
(Ⅰ)
日本国憲法に規定された国
民の基本的人権である健康
的・文化的で最低限度の生
活及びその権利とその権利
を実現するため公的に準備
された社会政策について
人間の発達の過程やその特徴についての理解を
深める.さらに、それぞれのライフステージにお
いて生じやすい問題や障がいについての理解と
支援を、生涯発達の視点から考える力を身につ
ける.
1.社会学がどのような学問であるかを理解でき
る. 2.社会学の基礎となる諸概念について学
び、具体的な現象を分析する枠組みが理解でき
る.
3.人間が単に生物学的有機体ではないことにつ
いて理解し、身体や病が社会学的に構築されて
いることについて理解できる.
4.看護学研究にも援用される社会調査法につい
て理解できる.
1.家族について基本な概念について理解する
2.私たちが家族と考えているものは実は近代家
族という、時代限定的なひとつの形であること
を理解し、近代家族の特徴を家族の本質ととら
える誤謬から自由になることができる
3. 少子・高齢化についての人口学的な理解か
らはじめ、今日的な諸問題の正確な理解ができ
る
4.家族についての思い込みから自由になり、客
観的かつ社会学的な考察ができる.
1.憲法を学び、憲法を知ることにより、市民的
レベルでの法的思考方法が修得できる.
2.基本法たる憲法の構造が理解でき、日本の社
会構造を評価・批判できる感覚を養うことがで
きる.
3.社会的現象を法的側面から理解し、将来の発
展的な法的思考を形成できる素養を身に付けそ
れを職業に活用出来る.
4.現行憲法と世界各国の憲法との比較も視野に
入れつつ広く、憲法の解釈ができる.
1.人権の形成・発展を歴史の中で跡づけ、その
歴史的意義が理解できる.
2.憲法に規定される基本的人権の基本的部分を
正確に理解・把握するとともに、人権が現代に
もつ意義および問題点に考察を加えることがで
きる.3.バランスのとれた「人権観」・「人権意識」
を身につけることができる.
現代社会における福祉問題の認識を深め、福祉
制度の意義、理念、理論と哲学、福祉の歴史更
に具体的な児童等の具体的な課題を明確にし、
社会福祉とは何かを理解する.
社会福祉言論Ⅰを踏まえて、社会福祉の法体系、
行財政等を体系的に学び、政策論として捉え理
解する.更に新たな福祉政策の課題と展望につ
いても視野に入れ、社会福祉の専門性と価値・
倫理を活用できる基礎的知識をみにつける.
1.日本国憲法は国民に健康的・文化的で最低限
度の生活を営む権利とは何かについて理解でき
る.
2.この権利を実現するため公的に準備された社
会政策におついて概観できる.
3.規定された社会保障についてさまざまな事例
を検証しながら、私たちが生きていくためにど
んな政策や仕組みが準備されているのかについ
て理解できる.
1 グローバル
な視点に立っ
て看護実践の
基礎的能力が
修得できる
.
人間力
2 豊かな感性
を養うことが
できる
.
.
3 高い倫理性
を持ち、責任あ
る行動がとれ
る
.
専門力
4 問題解決能 5 専門知識を
力を高め、研究 活かし、地域貢
的態度を養う
献にとりくむ
.
.
.
.
.
就職力
(人間力+専門力)
6.人間関係形
成能力を身に
つけ自己成長
できる.
7.主体的学習
態度を身につ
け職業的アイ
デンティティ
を形成できる.
.
◎
〇
△
◎
〇
〇
〇
〇
〇
◎
〇
〇
〇
〇
◎
◎
〇
◎
△
〇
◎
△
◎
〇
△
△
◎
〇
△
◎
〇
△
〇
◎
〇
◎
△
〇
◎
〇
〇
△
〇
◎
◎
◎
△
〇
〇
◎
△
◎
△
△
◎
〇
◎
〇
◎
△
〇
◎
◎
◎
〇
◎
△
〇
◎
◎
◎
◎
◎
△
◎
〇
◎
◎
◎
◎
△
◎
〇
◎
〇
△
◎
△
◎
〇
〇
75
社会保障論
(Ⅱ)
教育学概論
教育社会学
人間関係論
日本国憲法25条に規定さ
れる国民の文化的で最低限
度の生活を営む権利、その
保障の政策的手段やその隘
路、について社会保障論(1)
の受講を前提に、詳細な仕
組みについての検証
近代教育の成立の教育の意
義、今日の教育問題の諸領
域についての検討
教育社会学という学問の理
解とその特徴の理解し、社
会の変化及び教育環境の変
化を捉え教育を社会学的に
分析する力を身に付けるこ
とをねらいとする.
健康心理学
臨床心理学
カウンセリン
グ
ジェンダー論
臨床心理学の基礎理論を把
握し、対人援助に臨床心理
学の基礎理論がどのように
応用されているかを理解す
る.また、様々な心理学的理
論に触れることにより、他
者に対する理解が柔軟で多
角的になる.
カウンセリングは、臨床心
理・福祉専門職・看護・教
育等対人援助にかかわる分
野を目指す人に必要な基礎
知識である.カウンセリン
グ過程の概観及びカウンセ
リングの基礎技法の習得を
目指す.
性差による種々の問題を身
近な問題としての認識及び
現代のジェンダー構造とそ
の背景について理解
健康と運動
音楽と日常生
活
自然環境と人
間
人間発生・発
達学
音楽全般に対する広範な学
習により音楽の本質の理解
および日常生活への活用が
可能となること.
人間が生物多様性の中で、
自然と共生して循環しなが
ら、社会活動していく必要
性を理解すること.
・環境の倫理について再認
識し、社会生活に反映させ
ること.
・有限な資源やエネルギー
の有効活用法および廃棄物
の3R についても理解する
こと.
人間としての自分を発生・
発達学の視点から、客観的
に見て「生命」の意味を考
える.
生物学
化学の基礎
諸現象を自然科学の見地で
考察
生化学
人体に関わる諸物質を化学
の概念で学習
栄養学
健康・疾病の問題は基本的
に食に関わることの理解
臨床免疫・遺
伝学
病態微生物学
ヒトのリンパ組織の構造と
機能、細胞性免疫機構、液
性免疫機構、およびこれら
の異常(アレルギー、自己
免疫疾患)、遺伝子の基礎、
遺伝異常、遺伝子工学を学
習
1.日本国憲法の基本的人権について理解し、憲
法第25条に規定される国民の文化的で最低限
度の生活とは何かについて理解できる.
2..国民の権利といしてその保障の政策的手段
やその隘路について理解できる.3.社会保障論
(2)の受講を前提に、少し詳細な仕組みについ
て検証できる.
1. 近代教育の成り立ち、特徴、限界を理解で
きる.
2.教育が今日の教育に与える影響と可能性を批
判的に吟味できる.
3.自らの教育経験や日常の教育現象を多角的視
点から分析できる.
最終的に、教育学に関する基礎知識とあわせ、
「教育とは何か」を原理的に考察することがで
きるようになる.
1.教育社会学の学問的特徴が理解できる.2.教
育社会学の知見によって社会変化と教育環境の
変化を捉えることができる.3.教育を社会学的
に分析する力を身に付けることができる.
自己への理解に始まり、他者との関係性や、集
団社会で起きる様々な現象について心理学的に
考察する力を身につける.
日常で体験するさまざまな人間関係を見直し、
変化させる視点を得ることで良好な人間関係を
築くことを目指す.
「健康」に対する考え方や、健康増進のため
に必要な知識を身につけ、実践者として自分の
健康に置き換えながら考える力を身につける.
グループワークでは、積極的に学習に取り組
み、対象の発達段階に応じて表現を工夫するこ
とができる.
1.臨床心理学とは何かについて、その歴史や背
景などが理解できる.
2.臨床心理学の基礎理論を把握し、対人援助に
臨床心理学の基礎理論がどのように応用されて
いるかが理解できる.
3.精神力動論のアプローチ法の基礎が理解でき
る.
4.思春期青年期の心理的発達課題が理解できる
.5.適応・不適応の概念を理解し、思春期青年期
の子どもへのカウンセリングの基礎について理
解できる.
1.カウンセラーの業務内容、専門性などについ
て理解できる.
2.カウンセリングとは何かについて理解でき
る.
3.カウンセリング過程及びカウンセリングの基
礎技法の習得ができる.
1.社会的な性と性自認や性指向との関係につい
て理解する.
2.女性解放運動とその背景について歴史的に学
び、近代社会における性別分業の構造が理解で
きる.
3.近代家族の特質とその変化について学び、こ
れからの家族のありかたについて考察できる.
4.DV の実態、影響、社会的対応、背景となる構
造およびセクシュアル・ハラスメントの実態、
対応、構造について理解できる.
5.ジェンダーの問題が国際社会の中でどのよう
に取り扱われてきたか、現代の課題は何かを考
察できる.
運動不足が原因となる生活習慣病を知り、適度
な運動が健康保持に必要であることを体得す
る.
スポーツの特性を理解し、マナー・ルールを遵
守する態度や人と人とのコミュニケーション能
力・協調性を高める.
1.音楽の多様性と、日本の歴史的音楽状況を理
解できする.日本人の音に対する嗜好性を知る
ことができる.
2.自然風土が人間の精神に与える影響と音楽の
関係について理解できる.
3.西洋および東洋思想とその音楽観が理解でき
る.
4.映像と音楽の関係から、情報化社会の音楽実
態が理解でき、国際化の中で、融合する音楽の
種々の試みについて理解できる.
1.地球生態系の形成や生物の特質について理解
する
2.大気・水環境の保全について理解できる.3.
現在のごみ問題について認識でき、環境修復・
創造について理解できる.
4.我が国の食料自給率やエネルギー自給率につ
いて認識でき、環境に対する配慮について認識
できる.
循環型社会の構築を推進する
人間の発生と発達について、その学問的基礎か
ら臨床的意義と実際について、基本的な知識を
身につけ、課題意識を深めることが出来ること
を期待する.
将来医療に携わる専門職として不可欠な人間理
解の基礎的知識を体系的かつ総合的に理解す
る.
生物学的な考えが身につき、最先端の生物研究
まで幅広く理解できている.
人間の生命活動を生物学と関連づけることによ
って説明できる.
1. 人体の構造が化学物質の構成として説明で
きる
2. 人体の機能が化学反応として説明できる
3. 生体が閉鎖系であり、かつまた開放系である
ことが理解できる
看護の場へ展開できる力を得る
1. 人体の構造が化学物質の構成として説明で
きる
2. 人体の機能が化学反応として説明できる
生体が閉鎖系であり、かつまた開放系であるこ
とが理解できる
1. 人体の構造が化学物質の構成として説明で
きる
2. 人体の機能が化学反応として説明できる
3. 生体が閉鎖系であり、かつまた開放系である
ことが理解できる
看護の場へ展開できる力を得る
遺伝の基本、健康障害や疾患、・突然変異と癌、
生殖と異常、・DNAからタンパク質合成の基本
を理解できる.免疫細胞の分化、胸腺・リンパ
節・抗原提示・抗体・抗原・細胞性免疫、アレ
ルギー・エイズ・自己免疫病・輸血と臓器移植・
癌と免疫・感染症と予防などの知識を活用でき
る.
〇
△
◎
△
◎
〇
〇
◎
◎
〇
△
◎
◎
〇
◎
〇
〇
△
〇
△
△
◎
◎
◎
◎
〇
◎
〇
〇
◎
△
〇
◎
〇
◎
〇
◎
△
〇
◎
〇
〇
〇
〇
◎
◎
〇
〇
〇
〇
◎
◎
△
△
△
〇
〇
△
△
△
◎
〇
〇
△
◎
△
△
△
〇
〇
△
◎
◎
◎
△
〇
〇
◎
◎
△
◎
△
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
△
〇
◎
△
△
〇
〇
〇
〇
◎
〇
〇
〇
76
△
△
△
人体構造機能
学Ⅰ
ヒトの生命現象と生体の基
本構造構造と機能について
学習
人体構造機能
学Ⅱ
神経系や内分泌の構造と働
き、その調節機構、感覚の
働きと成り立ちについて学
習
ヒトの生命現象を生体の構造と機能から総合
的・体系的に説明できる.①生体が恒常性を調整
する神経系、内分泌系、免疫系が存在すること、
②生体は高度に分化した細胞から構成され、組
織、器官がそれぞれ独立した系を形成し、特定
の機能を発揮していることを説明できる.細
胞・組織の役割にについて説明できる.
生体は高度に分化した細胞から構成される組
織、器官がそれぞれ独立した系を形成し、特定
の機能を発揮している.生体が恒常性を保つた
めの手段として、神経系、内分泌系、感覚器系
が存在する.ここでは神経系、感覚器系、内分泌
系の生体機構を十分理解し説明できるか確認し
た.
人体構造機能
学Ⅲ
心臓の構造と機能、血液の
細胞の働き、血圧とその調
整、正常血液組成、呼吸機
能、消化と栄養吸収の機能
を学習
ヒトの生命現象を生体の構造と機能から総合
的・体系的に説明できる.生体は高度に分化した
細胞から構成される組織、器官がそれぞれ独立
した系を形成し、特定の機能を発揮しているこ
とを理解する.ここでは循環器・呼吸器・消化器
系の生態機構を説明できる.
人体構造機能
学Ⅳ
尿の生成と関連構造、体液
と酸塩基平衡、生殖機能と
体の発生学的形成過程につ
いて学習
病理学総論
病理学にもとづき疾病発生
のメカニズムを臓器横断的
に学習
体の中で代謝の結果できた尿性分の形成過程と
その調節機構としての体液平衡と酸塩基平衡、
男女の生殖器の構造と機能、生殖に対する働き、
受精卵の発生と胎児形成の基本過程を説明でき
る.
病理学の理念に基づき、総論と各論に分かれて
はいるが、人体の構造と機能において、異常状
態での症状のメカニズムの共通現象、分類、対
応や対処の原則を理解し、看護の実践の中で活
用可能な知識となる事を目指す.
*疾病とは人間の身体と精神の機能が逸脱して
いく過程である.このメカニズムを解き明かす
のが病理学である.病理学各論は、病気のメカニ
ズムによって、患者さんのどの部分に、どのよ
うな不調が現れるかを理解することを目標とす
る.
病理学各論
医学概論
疾病・治療論
各論Ⅰ
疾病・治療論
各論Ⅱ
疾病・治療論
各論Ⅲ
精神疾病・治
療論各論
薬理学
病理学にもどづき症候面か
ら各疾患の病態生理を学習
医療の歴史や具体的な仕組
みや現代の課題を全体とし
て把握
主要な系統別機能別疾患の
疫学、検査法、治療法、予
後を学習
主要な系統別機能別疾患の
病態生理、疫学、発症原因
誘因、経過、検査法、治療
法、予後および口腔歯科に
関し看護介護活動に必要な
口腔衛生を学習
主要な系統別機能別疾患の
疫学、検査法、治療法、予
後を学習
臨床薬理学の基礎知識の理
解
医療職をめざすモチベーションの獲得
*患者は何らかの症状を持って医療機関を受診
する.医療面接、検査、診断、治療に至る流れを
理解するため、各疾患にに共通するような事項
を概観する.
*中心的な課題は医療用語や医療制度の理解で
ある.この講義を通じて、2 年次以後の疾病治療
論各論の学習につなぐことができる.
血液や免疫の病気は遺伝子と遺伝子産物の量や
質の変化として捉えることができ、治療も補充、
過剰反応の抑制、そして移植がある.看護ケアの
果たす役割は非常に大きいことを学ぶ.*腎疾
患、尿路疾患ともに近年問題となっている頻度
が高い疾患と、重要な疾患の病態生理とケアに
ついてアクセントをつけながら学修する.*脳
卒中と冠動脈疾患をあわせた心血管障害は日本
人の死因の 4 分の 1 を占め、人口の高齢化に伴
い増加傾向にある.内科的ならびに外科的な治
療法の改善も著しいが、予防やリハビリテーシ
ョンのニーズが高く看護師の活躍の場が広がっ
ている.呼吸器疾患に関して一般的な知識、疾病
の診断と治療についての理解を深める.すなわ
ち、呼吸器疾患の中の重要なものについては、
その疫学、検査法、治療法、予後などが系統的
に理解できていること、実際の医療現場でも実
践できる知識として、身についていることを目
標とする.
主要な身体の系統機能別疾患をとりあげ、各疾
患の概念、病態生理分類、疫学、発症原因、誘
因、症状、経過、検査、診断、治療法、予後疾
患の治療について理解する.*皮膚科と耳鼻科
と眼科は致死的な疾患は少ないが、生活の質に
大いに影響がある領域である.小児・成人・老人
領域で併発することも多い.
*感染症は日々新しい話題を提供しており、看
護師国家試験の出題数が多く重要である.産婦
人科疾患に対して、その各々の病態を理解し、
それに基づいた看護業務を如何に行うべきかを
常に考えているのかを評価したい.口腔・歯・歯
周組織の構造と機能を理解する.
口腔における疾患と治療法について理解する.
看護・介護・保健活動などで必要な口腔衛生に
ついて理解する.
*医療職になるモチベーション獲得
*高齢者特有の症状、面接、検査、診断、治療
に至る流れを理解する.
*中心的な課題は医療用語や医療制度の理解で
ある.この講義を通じて実習時に遭遇する問題
で、解決法を調べて発表出来るようになること
が望ましい.
正常の小児を
理解する.
小児に多い、あついは特徴的なの病態生理、臨
床症状、最近の治療法・管理法などを理解する.
生体の恒常性の破綻が疾病であること、恒常性
を保つ生体機能のしくみ、薬物がその生体機能
のどこに作用するのか説明できる.これらの臨
床薬理学の基礎知識を理解し、実際の薬物治療
に対処しえる能力を培う.薬物服用に際して、患
者への助言と服薬指導が可能な知識と能力を修
得する.
疫学
疫学的思考に基づく保健活
動の展開
疫学の概念を理解し、多くの疫学用語の共通理
解を通じて、看護、特に地域看護実践の中で疫
学的思考に基づく保健活動の展開ができるよう
になる.
公衆衛生学
公衆衛生学的視点からより
豊かな看護実践へ
看護関連領域
総合演習
人体の構造の視覚的学習
(人体解剖)、顕微組織観
察、心理分析を行い、.医療
を支える人、医療を受ける
側の人から直接話を聞き、
対話を通じて医療提供者と
しての自分の役割を考え、
述べる
公衆衛生学の概念と範囲、実社会の中で人々の
健康へどのように関わってくるのかを理解し、
公衆衛生学の特徴である多視点から、より豊か
な看護の実践を目指す.
.医療を支える人、医療を受ける側の人から直接
話を聞き、対話を通じて医療提供者としての自
分の役割を考え、述べることができるようにな
る.
1. 心 理 学 的 分 析
2.人体の構造の成立ちを確認する.
3.グループアプローチを理論と実習によって理
解する.
4.細菌の基礎知識を強化する.
単なる情報を、処理・要約・分析することで、
意味のある情報として取り扱うことができる.
この情報を処理・要約・分析することが、統計
解析である.
この統計解析の基本について理解することを目
的とする.
私たちの生活・職場さまざまなところで活用す
ることを期待されるコンピュータについてその
仕組みについて理解するとともに、ネットワー
クについても理解を深める
数理統計学
情報科学概論
統計解析も基本的知識の理
解
コンピュータとネットワー
クの仕組み理解
〇
〇
〇
◎
〇
〇
〇
〇
〇
◎
◎
〇
〇
〇
〇
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
〇
◎
◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
◎
◎
◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
◎
〇
〇
〇
〇
△
◎
◎
◎
◎
◎
△
〇
〇
〇
◎
〇
△
◎
◎
77
△
〇
コンピュータ
操作法
コンピュータの操作の理解
情報処理法
データの統計処理の基本理
解
情報システム
論
情報倫理とセキュリティー
危機理論
心理・社会的ストレス要因
の理解と適応方法
ボランティア
と地域住民生
活
ボランティア活動と地域社
会との関わり
職業選択と職
業的アイデンティテ
ィ
職業的アイデンティティの
形成
広島県地域の
時事問題
広島県地域の時事問題
基礎英語Ⅰ
英語のコミュニケーション
スキルの向上
基礎英語Ⅱ
英語のコミュニケーション
スキルの向上
医療英語会話
Ⅰ
看護に生かす医療英会話の
基礎
医療英語会話
Ⅱ
看護に生かす医療英会話ア
ドバンス
英会話一般
英語を使った異文化理解
中国語
中国語の基礎的理解
朝鮮語
朝鮮語の基礎的理解
看護学原論Ⅰ
看護および看護学について
の概観し、看護及び看護活
動の基礎的理解.
看護学原論Ⅱ
看護活動の場の基本的理解
援助方法論Ⅰ
看護実践における基礎的援
助の理解と援助技術の修得
援助方法論Ⅱ
看護実践における日常生活
援助の理解と援助技術の修
得
援助方法論Ⅲ
看護実践における診療の補
助の理解と診療補助技術の
修得
講義の中には、コンピュータを使用して課題を
作成することを求めるものもあり、また、4年
次には卒業論文作成もあるが、そのときに困ら
ないように Word、 Excel、 PowerPoint、学内
SNS、学内メールをある程度自由に使えることを
目的とする.
情報処理の基本的な技能を習得するとともにデ
ータ処理の基本、統計処理の基本についてコン
ピュータで処理ができるようになる.
情報化社会における情報倫理について理解を深
めるとともに、看護職として扱う情報の重要性
についても理解を深める.
情報セキュリティについてその概要および仕組
みについて理解する.
心理的な危機の中核的要因であるストレスにつ
いて理解すること.・危機を引き起こす心理・社
会的要因について理解すること.・発達に伴って
変化する心理的危機の様相について理解するこ
と.・心理的危機を回避し適応的な生活をくるた
めの手法を理解すること
①ボランティアの意義と役割
②地域社会とのつながり、ソーシャルインクル
ージョン、ソーシャルキャピタルの理解.コミュ
ニティ、ノーマライゼーション、バリアフリー
からユニバーサルデザインといった概念の理解
③社会構造・市民社会との関わり等について理
解を深めることを目標とする.
看護に対する職業的アイデンティティをもち、
看護専門職者として、何が求められているのか、
自分はこれからどのような看護師像を求めて歩
んでいくのかを明確にする.
「看護専門職者としての自分の看護観と夢」を
確立する.
将来、看護師になったとき、様々な人と出会う
だろう.社会に貢献できる人になるためには、常
識を身に付けることが必要である.
現代社会は情報があふれて
いる.グローバル化によって、世界の動きが地域
社会にも影響を与える時代になった.その情報
を分かりやすく解きほぐし、理解する手助けを
したい. 何が正しくて、何がおかしいのか、自
分で考える基礎的な力をつけることを目標にし
たい.
文章を書く力をつける
Students will improve their speaking 、
listening 、 and culturally appropriate
communication skills in English.
Students will improve their speaking 、
listening 、 and culturally appropriate
communication skills in English.
1. Can Understand important Medical terms in
English
2. Undertake in basic medical communication
with patients.
Have a basic understanding of the hospital
environment
in
English
Help the students to recognize and pronounce
medical terms in English sounds and develop
their abilities for global nursing
To make for students interesting and fun to
be global nurses
Help the students to recognize and pronounce
medical terms in English sounds and develop
their abilities for global nursing
To make for students interesting and fun to
be global nurses
1. 異文化を体験することで自分の持っている
文化について考えることができる.
2. 既習の知識をもとに、英語を使って日常生
活を送ることができる.
3. 英語で生活することにより、異文化理解を
深めることができる.
4. 外国の看護学生やその他医療専門職者らと
交流することで、自分の専門職意識について考
えることができる
中国語の基礎を理解し、初歩的なコミュニケー
ション能力を身につける.中国へ旅行や留学の
基礎になる.
韓国語の基礎を中心に基本的会話能力を養うこ
とを目標とすると同時に、異文化として韓国へ
の理解も追求する.
1.健康の概念と看護の目標について理解でき
る.
2.人の内部環境と外部環境についての理解及び
内・外部環境の変化が個人に与える影響と対処
規制について理解できる.
3.身体内部環境の変化と病気との関係について
理解できる.
4.保健医療活動における看護の機能と看護にお
ける問題解決としての看護過程看護診断過程に
ついて理解できる.
5.看護専門職者としてのの職業的倫理及び倫理
的態度について考えることができる.
看護活動について、日本の動向、国際化、各看
護専門領域の実際、法制度、現場見学を通して
多くの知識を獲得し、看護職を目指す学生とし
ての基盤作りをする.
見学の振り返りのグループワークと発表会を通
して、学びの共有化をはかる.
看護実践における基礎的援助技術に必要な知識
と方法を理解するとともに、体験を通して基礎
的援助技術を修得する.また演習を通し「患者中
心の看護」の実践能力の育成を目指す.
日常生活援助に必要な知識と方法を理解し、患
者中心の看護の実践につながる安全・安楽・自
立と個別性を配慮した日常生活援助技術の習得
をする.
・日常生活援助の実施に際して、1 年次に学習
した基礎的援助技術を効果的に活用することが
できる.
・事例に応じた日常生活援助を考え、実施でき
る.
患者中心の看護の実践において、診療の補助に
必要な知識と方法を理解するとともに、体験を
通して診療の補助に必要な看護技術を習得す
る.
・診療の補助に必要な看護技術の実施に際して、
1 年次に学習した基礎的援助技術を効果的に活
用することができる.
〇
◎
◎
◎
◎
〇
〇
〇
△
◎
〇
△
△
〇
◎
◎
〇
△
△
〇
△
△
◎
△
△
◎
△
△
◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
◎
◎
○
◎
○
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
78
◎
〇
◎
△
〇
◎
◎
〇
〇
看護理論
看護に対する代表的な理論
から看護が科学であるとの
見解を、日常生活と健康、
健康と看護・教育との関係
と批判的思考の過程を通し
て、看護専門職者としての
有様の理解.
基礎看護学実
習Ⅰ
見学・体験を通して看護実
践への理解を深める
基礎看護学実
習Ⅱ
受け持ち患者への看護実践
を通して、臨床看護への基
盤を築く
公衆衛生看護
学概論
公衆衛生看護の概要と地域
保健活動の対象の理解
在宅看護論
在宅ケアの制度としくみ
在宅看護の役割と機能
公衆衛生看護
論
公衆衛生看護の位置づけと
役割
保健医療福祉
論
保健医療福利行政と法令の
理解
公衆衛生看護
方法論Ⅰ
地域保健活動における保健
師活動の理解
公衆衛生看護
方法論Ⅱ
地域住民の健康管理の理念
やシステムの理解
公衆衛生看護
活動展開論Ⅰ
地域集団の健康指標と課題
の理解
公衆衛生看護
活動展開論Ⅱ
学校保健・産業保健におけ
る看護師の役割
保健統計学
保健師活動に必要な保健統
計の基礎
地域看護学実
習Ⅰ
在宅看護学実習
地域看護学実
習Ⅱ
保健所・保健センター実習
地域看護学実
習Ⅲ
地域看護学実
習Ⅳ
産業保健実習
精神看護学概
論
精神保健の基本概念
現代社会が抱える人の心の
問題
精神看護援助
論Ⅰ
患 者 看 護 師 関 係
精神科の治療と看護
精神看護援助
論Ⅱ
精神症状別看護
精神看護学実
習
精神看護の対象理解と自己
理解
精神保健福祉
に関する制度
とサービスⅠ
精神保健福祉
に関する制度
とサービスⅡ
精神保健福祉法の理解及び
精神障害者の福祉・行政・
サービス・支援の在り方の
理解.
1.更生保護及び医療観察法
の意義・目的及び精神障害
者の支援について関わる施
設、団体、関連機関等につ
いての幅広い理解.
2.社会資源の調整・開発と
社会調査の概要と活用につ
いて基礎的な知識.
精神保健福祉援助に関する
研 究 的 態 度
精神障害者観
精神保健福祉
援助演習Ⅰ
学校保健実習
1.人々の基本的欲求ニードとその充足と人々の
日常生活に不可欠な原則と健康との関係が理解
できる.
2.ロイ適応看護モデルにおける適応システムと
しての人間理解ができる.
3.対人関係のプロセスの構造的概念と精神力動
的人間関係論が理解できる.
4.セルフケア不足理論や看護過程理論から看護
実践における看護専門職者の役割が理解でき
る.
保健・医療・福祉施設における基本的な看護実
践を見学や体験を通して理解するとともに、看
護専門職者としての基本的態度の実践に努め
る.
基礎看護学実習Ⅰの理解をふまえ、患者を一人
受け持ち、看護過程展開の基礎が理解・実践で
きるようになる.
実践応用看護学実習へと発展させるための基盤
をつくることができる.
1. 公衆衛生看護の概要を具体的に理解でき
る.
2. 地域保健活動の対象が病気、障害をもつ
人々から健康な人々までであることが理解でき
る.
関係機関や他職種との連携が理解できる.
1.在宅ケアにおける制度・ケアシステム・ケア
プラン・ケア提供方法・チームケア・社会資源
とその活用方法を理解する.
2.利用者・家族を単位としたケア展開方法、要
介護者・各種疾患や病状に合わせた看護、終末
期看護、医療技術、生活支援を理解できる.
1. 公衆衛生の理念及び戦略を学び公衆衛生看
護の位置付けを理解する2. わが国の保健行政
の方向と保健師活動への期待及びその成果を学
ぶ3. 住民主体の保健活動の方法及びその成果
を学ぶ地域の看護職の中で、公衆衛生看護職の
果す役割機能を明らかにできる
保健医療福祉行政は日本国憲法第25
条に基づいていることを理解する
2.地域看護活動の根拠法令が理解できる
3.社会保障制度が理解できる.
4.保健医療福祉の行政施策を理解できる
地域における保健師活動について、公衆衛生を
基盤にした看護活動であることをふまえ、地域
の生活環境やコミュニティを捉えたと健康問
題・課題について理解する.
地域住民の健康管理にやシステムついて、ヘル
スプロモーション及びコミュニティを捉えた個
人・家族・集団や地域全体に対する健康支援の
活動を理解する.
1.地域における個人や家族、さまざまな集団に
対する地域保健活動の基本や保健師活動を理解
する.
2.地域住民の健康指標に基づく活動の課題を理
解し、地域保健計画の具体的展開や地域住民の
健康管理のシステムがわかる.
1.学校保健理念と活動の概念を理解し、養護教
諭の職務を理解できる.
2.産業保健の理念と活動の概要を理解し、産業
保健活動における看護職の役割が理解できる.
地域保健活動に必要な情報科学及び統計学的方
法の意義と知識・技術を理解するために、基礎
的な情報の収集・分析及び統計的解析能力を身
につける.
1. 事例を通して、在宅におけるケアニーズの
アセスメントとケア方法を実践的に学ぶ.
実習する訪問看護ステーションのある地域の特
性を知り、その地域の保健医療福祉の動向から、
他職種・他機関連携の実際を学ぶ.
1. 地域保健活動における保健所・保健センタ
ーの役割機能が理解できる.
2. 保健活動の業務別領域の活動理念や目標及
び援助方法が理解できる.
3. 個人・集団の特性に応じた保健指導技術の
基本が理解できる.
住民組織への支援と保健師の役割が理解でき
る.
1. 勤労者の健康課題を理解する.
看護職の行う産業保健活動の必要性・重要性を
理解する.
1. 学校における健康課題と対象者に対する健
康支援プログラムを理解する.
2. 養護教諭の行う学校保健活動を理解する.
3. 地域で行われる地域保健活動と地域の中で
展開されている学校保健のつながりがわかる.
精神保健の基本概念を理解し、心の健康につい
て考えることが出来る.
2.現代社会が抱える人の心の問題について考え
ることができる.
3.精神保健の歴史について理解できる
患者看護師関係について理解できる
2.精神科の治療と看護について理解できる
3、生活技術訓練、芸術療法が体験的に理解でき
る
精神症状別看護について理解できる
2. 代 表 的 な 精 神 疾 患 看 護 が 理 解 で き る
3.認知行動療法について体験的に理解できる
1. 精神看護の対象理解を深め個別的看護の実
践、精神看護の役割について理解する.
既習の概念や理論と実践とを統合し、精神看護
を実践し探求するための基本的な知識・技術お
よび態度を学習する.
1.精神障害者の相談活動と法(精神保健福祉法)
との関わりについて理解できる.
2.精神障害者の支援に関連する制度及び福祉サ
ービスの知識と支援内容について理解できる.
1.精神障害者の支援において関わる施設、団体、
関連機関等が理解できる.
2.更生保護制度と医療観察法について理解でき
る.
3.社会資源の調整・開発に係る社会調査の概要
と活用の基礎的な知識がある.
1)文献検索、文献購読、視聴覚教材を活用し
テーマプレゼンができる.
2)事例の疑似体験、当事者体験聴取か精神障
害者観を述べることができる.
3)精神保健福祉士の価値と倫理を述べること
ができる.
4)理論と技術を統合して、課題発見、分析、
ケアプラン策定ができる.
5)地域福祉の基盤形成としての社会資源の活
用、開発についてまとめることができる.
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
〇
△
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
〇
〇
〇
〇
△
△
〇
◎
〇
〇
〇
〇
△
△
◎
〇
〇
〇
〇
△
△
◎
〇
〇
◎
〇
△
△
◎
〇
〇
〇
〇
△
△
〇
△
△
◎
〇
△
〇
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
△
〇
◎
◎
〇
〇
〇
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
〇
〇
〇
◎
◎
◎
〇
〇
〇
79
◎
〇
〇
精神保健福祉
援助演習Ⅱ
精神保健福祉の現状
援 助 技 術 の 理 解
地域ケアにおけるマネジメ
ント
実習Ⅰ事前指導 1)精神福祉士像を描
くことができる.2)精神障害者の置か
れている現状を歴史、政策についてプレ
ゼンできる.3)個別援助技術、集団援
助技術が理解できる.
実習Ⅱ事前指導 1)地域ケアにおける
マネジメントが理解できる.2)チーム
アプローチが理解できる.3)包括的な援助につ
いて実践的に習得する.
母性看護学概
論Ⅰ
次世代の健全な育成を支援
する母性看護の役割
母性の健康を守る社会のシ
ステムと看護の役割
母性看護学概
論Ⅱ
産婦人科領域に必要な医学
的 基 礎 知 識
妊娠・分娩・産褥各期の看
護
次世代の健全な育成を支援する母性看護の役割
を理解する.
母性看護の展開に必要な学問的基礎を学び、母
性看護の対象者と母性の健康に影響を与える環
境を理解し、母性の健康を守る社会のシステム
と看護の役割を理解できる.
産婦人科領域に必要な医学的基礎知識を習得
し、それに基づいた看護を如何に展開するのか
について、常に問題意識を持っているのかを評
価したい.
女性のライフサイクルの中で重要な妊娠・分
娩・産褥各期をどのように看護していくことが
できるかについて課題の深まり具合をみてい
く.
母性看護援助
論Ⅰ
周産期の経過と必要な看護
技
術
新生児に必要な看護の実際
母性看護援助
論Ⅱ
周産期における母子の対象
理解と看護過程の展開
健康教育
母性看護学実
習
妊産褥婦及び新生児の発達
段 階 の 理 解
健康問題・看護課題に関す
るアセスメント
母性看護領域における保健
医療福祉システム
小児看護学概
論
小児期にみられる疾患理解
各期における成長発達理解
小児看護観
小児看護援助
論Ⅰ
疾病や障害をもつ子どもと
家族の看護
小児看護援助
論Ⅱ
小児事例の看護過程の展開
小児看護学実
習
成長・発達過程にある子ど
もと家族との関わり
倫理的視点を養う
成人看護学概
論
成人期における健康に対す
る概念について健康理論
成人看護援助
論Ⅰ
成人期における対象への急
性期における看護技術
成人看護援助
論Ⅱ
成人期における対象への慢
性期における看護技術
成人看護援助
論Ⅲ
成人期における対象への検
査および処置などの看護技
術
成人看護学実
習Ⅰ
成人期の対象に対しての看
護過程の展開を実施し健康
特性についての看護
成人期の対象に対しての看
護過程の展開と技術の振り
返り学習とケースレポート
について対象の健康特性へ
の看護
Ⅰ・Ⅱで学んだ対象の健康
特性の看護過程の展開と共
にチーム医療と看護管理に
ついての実践的な看護
成人看護学実
習Ⅱ
成人看護学実
習Ⅲ
成人看護援助
論Ⅳ
成人看護技術
演習Ⅰ
成人看護技術
演習Ⅱ
救急看護実習
Ⅰ
救急看護実習
Ⅱ
救急看護が実践できる技術
救急看護が実践できる技術
救急看護が実践できる技術
救急看護が実践できる技術
救急看護が実践できる技術
周産期の経過の概略を理解し、必要な看護技術
を習得する.妊婦、産婦、褥婦についてアセスメ
ントを実施し、具体的看護について考察するこ
とができる.
新生児に必要な看護の実際について、体験学習
を通して理解する.シミュレーターモデル等を
活用し、援助の実際を体験学習し、評価するこ
とができる
1. 周産期における母子の経過を理解する.2.
周産期における母子に対し、生理的経過を促進
させる援助方法を学ぶ.周産期における母子の
対象理解に基づき、問題解決への具体的援助方
法を、看護過程の展開及び健康教育を通じて試
行できる.
妊産褥婦及び新生児の発達段階の理解と異常の
早期発見、健康問題・看護課題に関するアセス
メントと必要な看護と援助技術を習得できる.
周産期の女性と家族を対象に、家族拡大期に
必要な看護援助の実際を理解する.母性看護領
域における保健医療福祉システムを理解し、社
会資源の活用と看護独自の機能を理解する.
.小児と家族の看護を行なうための基本的な知
識を学ぶ.
2.小児期にみられる疾患を理解する.
3.各期における成長と発達を理解する.
4.子どもに関連した社会のしくみや健康に影
響を及ぼしている環境について理解する.
5.1.~4を通して小児看護観を構築する.
1. 疾病や障害をもつ子どもの看護について理
解する.
2. 子どもの適応を維持・促進するための看護
技術について理解する.
子どもと家族の看護について理解する.
小児事例の紙上患者に対して看護計画を作成す
ることにより、小児看護学実習において受け持
ち患者に対する看護計画を作成することができ
るようになる.アセスメントから看護診断、看護
計画作成の考え方を各自が学ぶこと.看護計画
をもとに小児看護技術演習に取り組む.詳細は
オリエンテーションで説明する.
小児看護の理論をふまえ、成長・発達過程にあ
る子どもと家族との関わりをとおして対象理解
を深め、個別的看護を実践し、探求する過程を
学修する.また、実習体験を通して倫理的視点を
養うとともに、現代の子どもと家族がかかえる
問題をとらえ、小児看護の役割とあり方を探求
する.
成人期にある対象特性を理解し、成人看護の目
的及び役割が理解できる.成人期にある人の心
身・社会的成熟、適応に関する知識を深め、適
応を促すための看護理論及び方法についての理
解が深まる.
成人看護学概論、疾病治療論各論Ⅰ・Ⅱを踏ま
え、その各論として、主に、急性期の状態にあ
る対象の看護について基本的な知識を得ること
ができる.
この授業では、生涯にわたり疾病をコントロー
ルしながら社会に適応し、セルフケアを行う.
その人の日常生活を豊かに過ごすことが、その
人の最大の QOL であると考える.それらをふま
えて疾病をコントロールしていけるように援助
することはどのような看護援助が必要かについ
て理解することができる.
この授業では、生涯にわたり疾病をコントロー
ルしながらセルフケアが行えるような支援がで
きる看護を修得する.その人の日常生活を豊か
に過ごせることが、最大の QOL であると考える.
それらをふまえて疾病をコントロールしていけ
るように援助することはどのような看護援助が
必要なのかについて理解することができる.
成人看護学で学んだ諸理論を踏まえ、成人期の
対象特性・健康特性・あらゆる健康レベルに対
応した看護が実践できる.
成人看護学で学んだ諸理論を踏まえ、成人期の
対象特性・健康特性・あらゆる健康レベルに対
応した看護が実践できる.
成人看護学で学んだ諸理論を踏まえ、知識・技
術を統合し、成人期の対象特性・健康特性・あ
らゆる健康レベルに対応した看護が実践でき
る.さらに、本実習では統合実習として医療チー
ムにおける看護管理も学ぶ.
成人看護学のさらにレベルアップした救急技術
が起きた場合を想定した看護技術について理論
を基に救急看護を学ぶ
成人看護学のさらにレベルアップした救急技術
が起きた場合を想定した看護技術を身に付ける
成人看護学のさらにレベルアップした救急技術
が起きた場合を想定した看護技術を身に付ける
1. 救急領域の看護師の役割が理解できる.
救急看護における患者と家族の状況が理解でき
る
1. 救急状況という特殊性について学び、考える
ことができる.
2. 救命救急の基本の理解ができる.
3. 救急状況を理解するために必要な知識を理
解できる.
4. 看護における救命救急看護の位置を理解す
る.
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
〇
◎
◎
◎
◎
◎
〇
〇
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
○
○
○
△
△
◎
△
○
◎
○
△
△
◎
○
○
◎
◎
△
△
◎
○
○
◎
○
△
△
◎
○
○
◎
○
○
○
◎
◎
◎
◎
○
○
○
◎
◎
◎
◎
○
○
◎
◎
○
○
○
○
△
△
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
◎
○
◎
◎
○
○
○
○
△
△
○
△
△
◎
◎
◎
◎
◎
○
○
◎
80
老年看護学概
論
老年看護援助
論Ⅰ
高齢者特性を」踏まえた高
齢者看護の基本的考え方、
高齢者観の構築
健康障害を有する高齢者の
看護
老年看護援助
論Ⅱ
高齢者の強みを活かした日
常生活援助技術
老年看護援助
論Ⅲ
認知症高齢者ケアにおける
倫理的課題と解決
認知症看護援
助論
認知症高齢者への ICF を用
いたアセスメントと援助
認知症看護演
習(学内)
認知症高齢者ケアにおける
基本的なコミュニケーショ
ンと日常生活援助
老年看護学実
習Ⅰ
老年看護学実
習Ⅱ
臨地実習
要介護状態にある高齢者及
び家族のケアと多職種連
携・協働
認知症高齢者の潜在能力を
活かした尊厳のあるケアと
専門職業人としての倫理観
形成
認知症高齢者の個別性・安
全性を考慮した主体的なチ
ームケアの実践
リハビリテーション看
護論
対象が必要とするリハビリ
テーションを看護としての
サポートは何ができるかを
学ぶ
救急救命看護
論
救急看護学の導入として、
急変対応時の看護の基本的
知識を理解し演習を通して
アセスメントと介入(看護
援助)を理解する
がん看護論
がん及びその治療の特殊性
と患者の危機的状況を理解
した看護の役割と看護援助
先端医療看護
論
感染看護論
生殖技術看護
論
ターミナルケア論
看護教育論
医療は日進月歩とよばれて
いるが、この先端医療看護
論は患者を取り巻く医療倫
理問題やアドボカシーにつ
いて学ぶ
感染症に関する基本的知識
を習得し、感染予防に対す
る看護の役割を理解する.
自己の生命倫理観を深め看
護職としての生命倫理を考
え続ける基礎固め
・ターミナル期にある人と
その家族の特徴と看護介入
方法について理解でき、自
己の死生観を表現できる.
教育の意味と方法を理解
し、看護実践場面における
教育・指導
①人口の動向、人口動態がわかる②保健医療制
度の基本がわかる③高①人口の動向、人口動態
がわかる②保健医療制度の基本がわかる③高齢
者の特性、ライフステージがわかる④看護活動
の場がわかる⑤老年期を生きる人々の健康健康
がわかる⑥高齢者を取り巻く社会が理解できる
⑦老年看護の基本的考え方が理解できる⑧老年
看護における倫理的課題がわかる①~⑧を通し
て高齢者看護観を構築する⑧を通して高齢者看
護観を構築する
健康障害、疾患を持つ高齢者への看護がわかる
①高齢者の特徴的な疾患の看護がわかる
②治療を受ける高齢者への看護がわかる
外来、検査、入院、手術、薬物療法
③ 齢者の急性期・終末期の看護がわかる
④認知症看護の基礎と基本的対応がわかる
⑤非薬物療法がわかる
⑥高齢者に多い感染予防対策がわかる
高齢者特性から高齢者の日常生活を理解し、専
門的高齢者ケアの基本的な知識と技術とを習得
する.既習の「高齢者の身体的、心理・社会的変
化」「高齢者ケアの基本」の知識から日常生活に
視点をおき、的確な高齢者ケア技術の基礎を修
得する.
① 認知症看護の特徴が理解できる.
② 認知症患者を取り巻く倫理的課題をとら
え、解決に向けた対応方法を理解する.認知症ケ
アの学際的取組の必要性を理解する.
① 認知症の発症から終末期までの経過が理解
できる
② アルツハイマー型・脳血管型・レビー小体型
認知症のアセスメントと援助方法が理解できる
③ ICF の考え方が理解できる
④ 事例展開の方法とまとめ方が理解できる
① 認知症看護演習のビジョンーゴールが設定
できる
② 基本的なコミュニケーションが理解できる
③ バリデーション技法の基礎が理解できる
④ 共感を体験できる
⑤ 日常生活の援助ができる
⑥ 技術を研鑽し教えあうことができる
⑦ ポートフォリオが作成できる
1)高齢者諸特性が理解できる.
2)健康障害のある高齢者の生活課題の解決方
法を理解する.
3)高齢者との適切なコミュニケーション方法
が工夫できる.
4)高齢者を中心とした多様な職種の連携・協
働のあり方と看護職の役割と責任を理解する.
5)高齢者との関わりを振り返り、自己の高齢
者観を深め、今後の課題を
明確に述べ
られる.
6)高齢者の人権と権利を擁護する言葉
が聴ける.
1.認知症高齢者の対象理解ができる.
2.看護過程の展開(生活の視点を重視し残存能
力を引き出し働きかけ)ができる
3.保健・医療・福祉のメンバーとの連携・協働、
看護管理のあり方を理解
4.自らの援助過程を振り返り、課題を明らかに
する.
5.専門職業人の自覚と倫理観が形成できる.
1)症患者の診断と経過、症状、治療および精神
的、身体的、社会的状態を統合的にアセスメン
トできる.
2) 認知症患者の生活・療養環境をアセスメント
し安全性についてアセスメントできる.
3) 認知症患者の個別性・安全性を考慮し総合的
な看護計画が立案できる.
4) 他職種と協働してチームケアを実施・評価で
きる.
5) 認知症高齢者の人権擁護について考察でき
る.
6) 認知症患者に対する看護実践を客観的・論理
的に考察し報告することができる.
7) 事例分析を通して、認知症看護の科目を取得
したものとしてのあり方を明確にすることがで
きる.
生涯にわたりリハビリが必要な対象や一時的な
リハビリだけで回復していく過程など個々人に
よりさまざまである.そのような総合的な援助
をするにはどのような看護援助が必要かについ
て理解することができる
救命救急時の看護の基本的知識を身につけるこ
とができる.
2.救急看護学に興味を持つことができる.
3.蘇生法やトリアージを学ぶことでアセスメン
トの基本的知識を身につける.
4.シミュレーション演習を行い学習を振り返る
ことができる.
1.がん患者の治療・看護の特殊性とQOLを考
えた看護が理解できる.
2.がん患者の苦痛をトータルに理解し、苦痛緩
和のための対策が考えられる.
3.がんとの共生する患者及び家族への教育・支
援のあり方について考えることができる.
新しい医療の取り組みとして、放射線検査・治
療方法(PET-CT、高精度放射線治療)や、移植医
療について先端の医療情勢を学ぶ.さらに、新し
い研究課題としての取り組みについてインフォ
ームド・コンセント、アドボカシーなど研究成果
の積み重ねの問題点を学修する.そして、臓器移
植関連では、移植を受けた人が「移植を受けて
よかった」と感じて生きていくことが大切であ
るように看護師の使命として提供者・家族のさ
まざまな選択への意思決定と支持、理解、社会
貢献について理解できる.
1.感染症の動向・感染のメカニズムが理解でき
る.2.感染制御の知識をもとに、具体的な対策を
理 解 す る こ と が で き る .
3.主な感染症と看護について理解できる.
「人間とは」「生命とは」「医療とは」「家族とは」
「親子とは」「看護とは」について、演習・討議
することで自己の生命倫理観を深め、最終学年
次生としての看護観の基盤づくりを目指す.生
殖医療技術が抱える今日的課題を理解し、看護
職としての生命倫理を考え続ける基礎固めとし
たい.
1.人の死とは何かを理解できる.
2.ターミナル期にある人とその家族における身
体的・社会的・心理的・霊的苦痛の特徴と、そ
の看護介入について理解する.
3.自己の死生観を表現できる.
4.ターミナルケアの変遷について理解すること
ができる.
1.看護専門職者とは何かがわかり、その教育の
目指すものが理解できる.
2.教育及び訓練の意味することが理解できる.
3.教育基本法・学校教育法・保健婦助産婦看護
婦法を概観し、その根本思想の理解につなげる.
4.教育の場・対象およびその方法について理解
し、併せて看護場面での教育・指導について考
えることができる.
◎
◎
◎
△
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
〇
◎
◎
◎
〇
△
◎
〇
◎
◎
〇
△
△
〇
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
△
△
○
△
△
◎
○
○
◎
○
△
△
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
△
○
△
△
◎
○
◎
○
○
△
△
△
〇
◎
△
△
◎
○
○
◎
△
△
△
△
〇
△
〇
〇
△
◎
◎
81
看護サービス組
織論
保健医療制度における看護
サービスの実際とあり方を
理解
看護行政論
看護に関する政策・制度の
策定過程がわかる.
看護経営論
危機管理
費用対効果分析について理
解し、その重要性を認識す
る.
危機管理として、看護実践
における看護師の役割・行
動について理解し、医療事
故予防対策を考える
看護・福祉連
携活動論
看護・多職種連携の重要性
を理解し、どこにあっても
必要な看護サービスが提供
できる体制の構築が理解
家族看護論
家族看護の目的及び家族の
役割と機能及び家族全体を
一つのユニットとしてとら
えた看護過程の方法につい
ての学習から家族員の健康
問題についてのの基礎学
習.
看護情報を扱う者としての
基本姿勢を学ぶ.
看護情報論
国際看護論
国際社会における保健・医
療の問題を様々な視点から
考察することができる
災害看護論
災害医療・看護の基本的な
知識を習得する
看護方法論Ⅰ
看護過程の構成要素を理解
し、事例展開等のシミュレ
ーション学習で、必要な知
識・技術の基本能力を身に
つける
看護方法論Ⅱ
看護方法論Ⅲ
看護方法論Ⅳ
看護方法論Ⅴ
ロイ適応看護モデルの適応
様式の理解看護過程の展開
方、とフイジカルアセスメ
ントの方法
ロイ適応看護モデルを用い
た看護過程の展開方法
ロイ適応看護モデルに基づ
く子どもの看護過程、ヘン
ダーソンの考えに基づく母
性の看護過程
ヘンダーソン看護論、MDS、
RAPsを用いた老年の看護過
程と、オレムアンダーウッ
ドモデルに基づいた精神の
展開方法
リーダーシッ
プ論
看護専門職に求められるリ
ーダーシップに関する理論
とその実際について学ぶ
看護研究概論
看護学における研究の目的
と意義を理解し、目的、方
法、倫理的配慮、公表の仕
方等の実際について、具体
的・実践的な知識・手法を
習得
研究方法の基礎的知識と試
行的態度育成
看護研究方法
論
看護研究セミ
ナーⅠ
各自の問題意識・課題解決
のための方策として研究に
着手するための計画書を作
成できる.
看護研究セミ
ナーⅡ
研究テーマにそって研究手
法を選択し、研究論文を作
成する
学校保健
学校保健の目的を理解し、
自らの健康観を育成する
養護概説
養護の概念と職務について
理解し「生きる力」を育む
実践力を養う.
保健医療制度における看護サービスの実際とあ
り方を理解し、看護ケアを提供する組織につい
て多角的視点で看護サービスを捉えられる基本
的能力を養う.
1. 保健医療福祉行政の一環としての看護行政
の位置づけを理解する.
2. 社会の動向と看護行政の関連を理解する.
3.保助看法及び看護師等の人材確保に関する
法律の看護師として知っておくべき条文につい
て理解する.
看護に関する政策・制度の策定過程がわかる.
医療経済学の概要を理解し、その中でも看護経
営、医療政策にとって最も重要であろう費用対
効果分析について詳しく説明し、受講者が実際
に行える様になることを目標とする.また、実際
の政策立案、評価に費用対効果がいかに用いら
れているかを理解し、その重要性を認識する.
医療安全において危機管理の必要性・取り組み
について理解を深めることができる.また、危機
管理として、看護実践における看護師の役割・
行動について理解を深めることができる.
医療事故の現状を分析し、医療事故予防対策を
考えることができる.
看護連携の重要性を理解し、どこにあっても必
要な看護サービスが提供できる体制の構築が理
解できる.
2.多職種連携の必要性を理解し、看護活動の地
域展開の概念と実際が理解できる.
1.家族の機能と家族看護の役割が理解できる.
2.家族の構成と家族員コミュニケーションパタ
ーンが個々に与える影響について理解する.
3.家族看護における看護過程(家族のヘルスア
セスメント・診断・家族のストレス及び健康問
題対処方策と対処過程)が理解できる.
看護に必要な情報とその活用について学ぶ.
2. 病院医療情報システムの活用について学ぶ.
3.看護情報を扱う者としての基本姿勢を学ぶ.
国際社会における保健・医療の問題を様々な視
点から考察することができる.医療者としてそ
れらに対処するための基礎的な知識と技術を習
得する.
災害医療・看護の基本的な知識を習得する.災害
時における看護師の行動と活動内容を理解する
とともに、メンタルヘルスについて考えること
が出来る.
看護実践における看護過程の展開について理解
できる.
看護過程の構成要素を理解し、事例展開等のシ
ミュレーション学習で、その実際について必要
な知識・技術の基本能力を身につけることがで
きる.
1.ロイ適応看護モデルの理論枠組みが理解で
きる.
2.適応看護モデル理論枠を看護対象理解と看
護展開に応用できる.
3.事例から、適応行動様式がアセスメントで
き、看護介入を導き出せる.
1.既習学習を通して事例の展開を行い、ロイ適
応看護モデルにおける看護過程が展開できる.
2.事例に見られる現象・行動から行動と刺激の
アセスメントができる.
3.行動・刺激のアセスメントから看護診断がで
きる.
1. ロイ適応看護モデルに基づき子どもの健康
問題と看護について理解できる.
2. ヘンダーソンの考えに基づき看護過程を展
開できる.
対象特性、健康特性、看護の目的、役割機能を
ふまえ、健康障害を持つ成人・高齢者への看護
過程が展開できる.大腿骨頚部骨折 1 事例をヘ
ンダーソンの理論を用いて、認知症高齢者の事
例を MDS、RAPs を用いて展開し、アセスメント・
計画立案できる. オレムアンダーウッドモデル
を用いて看護過程の展開が出来る.
看護専門職者としてチーム医療の中で求められ
る役割を理解し、組織内で期待されるリーダー
シップ能力の獲得のための知識と技術を修得す
る.
看護学における研究の目的と意義を理解し、知
的好奇心を深め、探究心を育成する.
看護研究の目的、方法、倫理的配慮、公表の仕
方等の実際について、具体的・実践的な知識・
手法を習得する.
看護研究概論の講義で修得した研究に関する基
礎的知識を発展させ、研究方法の種類と特性・
方法を学び、研究計画書作成に結びつけること
ができる.卒業研究に着手するにあたりその思
考過程を反映し、最終的に成果発表する.
看護研究概論、看護研究方法論で言及した研究
の必要性、目的を理解し、各自の問題意識・課
題解決のための方策として研究に着手するため
の計画書を作成できる.
卒業論文の研究テーマを、各自の問題意識・課
題にそって十分に文献レビューし、決定する.
看護研究概論、看護研究方法論で言及した研究
の必要性、目的を理解し、各自の問題意識・課
題解決のための方策として研究に着手するため
の計画書を作成できる.
卒業論文の研究テーマを、各自の問題意識・課
題にそって十分に文献レビューし、決定する.
各自の研究テーマにそって研究手法を選択し、
その結果を分析・考察することができる.本セミ
ナーでの学習成果としての研究論文を作成し、
発表することができる.
学校保健の推進は保健管理、保健教育が円滑に
進むよう機能することを目指し、リーダーシッ
プのもと組織的に行い人々が自らの健康をコン
トロールし、改善することができるよう、また
より一層高い健康観を育てることを目標として
学修する.
養護教諭の新たな役割とし、実践力、保健教育、
健康相談活動の資質・能力等を培うことを狙い
とする.養護の概念と職務について理解し、健康
診断などの実践例を参考に、児童生徒の心身の
健康課題への対応能力を身につける.また、ヘル
スプロモーションの理念に基づき「生きる力」
を育む実践力を養う.
〇
△
〇
〇
△
◎
△
△
◎
◎
◎
〇
〇
△
◎
◎
〇
◎
◎
○
◎
〇
△
〇
〇
◎
△
〇
〇
△
◎
◎
◎
〇
〇
◎
◎
△
〇
◎
◎
〇
◎
◎
◎
△
◎
〇
◎
△
◎
〇
◎
△
◎
〇
◎
△
◎
〇
◎
△
◎
〇
〇
〇
◎
◎
〇
〇
〇
〇
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
△
◎
◎
◎
◎
◎
△
◎
◎
◎
◎
◎
△
△
◎
◎
〇
〇
◎
△
〇
◎
◎
〇
〇
◎
〇
◎
82
教職概論
教育課程論
教育方法論
生徒指導論
教育相談
教職実践演習
(養護教諭)
養護実習Ⅰ
養護実習Ⅱ
養護実習Ⅲ
障害児・者福
祉制度論
教職の現状を概観し教員と
しての専門性を養う.
カリキュラムの歴史や類型
について概観し、小・中・
高等学校の教育課程のあり
方とその展開について理解
する.
広い視野から「教えること」
と「学ぶこと」の意義や方
法を学び、批判力や他者理
解、創造力などを会得する
生徒指導の理念やその内容
および生徒を取り巻く環境
を考察し、生徒指導につい
ての理解を深める.
学校現場における教育相談
を理解する.
教育実習の意義と養護実習
における養護教諭の役割と
方法を理解する.
養護教諭としての知識・技
術・態度等の基礎的能力の
習得
養護教諭としての知識・技
術・態度等の基礎的能力の
習得
障害児・障害者の福祉、ノ
ーマライゼーション、イン
テグレーション
地域福祉論
(Ⅰ)
地域福祉の考え方
地域福祉論
(Ⅱ)
社会福祉行財
政と福祉計画
ネットワーキング
精神保健福祉
相談援助の基
盤(基礎)
精神保健福祉士に必要な既
習の専門知識や専門技術お
よび価値や職業倫理を具体
的な事例や事象の分析や検
討、実技演習、実践例を通
して統合して学ぶ.
社会福祉行財政、福祉計画
精神保健福祉
相談援助の基
盤(専門)
精神保健福祉士に必要な専
門的知識と技術を事例を通
して統合した精神保健援助
演習Ⅰの学びをより具体的
に地域ケア活動におけるケ
アマネジメントを実践と照
合して学ぶ.
公的扶助論
低所得者の生活と自立支援
プロ具楽
就労支援
就労の意義と就労支援、就
労支援分野との連携
更生保護
犯罪や非行をした人の立ち
直りを支援する更生保護
に、福祉・生活支援が加わ
り、共生社会の実現
精神保健福祉
の理論と相談
援助の展開Ⅰ
精神保健福祉
の理論と相談
援助の展開Ⅱ
相談援助の原則、生活モデ
ル、ストレングスモデル
精神保健福祉
の理論と相談
援助の展開Ⅲ
精神保健福祉
の理論と相談
援助の展開Ⅳ
精神保健福祉士の役割と対
象
相談援助過程の展開方法
エンパワーメントアプロー
チ、スーパービジョン
教職の現状を概観し、そこから見えてくる課題
や問題点を考え、教員の資質、身分、職務、適
性など、教員としての専門性を養う.また、身近
な問題や事例を検討し、分析することによって、
教職の意義を深め、教職に対する強い情熱が持
てるようになる.
カリキュラムの歴史や類型について概観し、教
育課程の成り立ちを学び、今日の小・中・高等
学校の教育課程のあり方とその展開について理
解する.また、総合的な学習の意義とその展開に
ついても理解を深める.さらに、改正された教育
基本法および今般改訂された学習指導要領の内
容を理解する.
学ぶことや教えることは、学校教育においてだ
けではなく、生涯を通じて日常生活の営みとし
て行っていることもある.本講では、広い視野か
ら「教えること」と「学ぶこと」の意義や方法
を学び、批判力や他者理解、創造力などを会得
する.教える立場になった場合に、その場に適し
た方法論を自ら考えることができるようにな
る.
教師には教科の指導力だけでなく、生徒指導の
力が望まれている.生徒指導の理念やその内容
および生徒を取り巻く環境を考察し、生徒指導
についての理解を深める.さらに、最終的に個別
事例の検討を通して、生徒指導を実践できるよ
うになる.
教師として発達や個性を尊重しながら効果的支
援を考え実践していくための基礎を身に着け
る.
実習協力校で実施される養護実習Ⅰの事前・事
後指導を行う.事前指導では、教育現場での経験
へ向けての準備状況を最終的にチェックする機
会を提供し、事後指導では、実習経験を自己点
検する機会を提供する.
学校環境や保健室の管理などの体験を通して養
護教諭の使命や職務内容の把握・理解が出来る.
2.学校の特性に基づき教育計画や学校安全計
画がどのように立てられ運営・実施されている
かを理解する.
3.児童・生徒の成長発達と健康の維持増進のた
めの取り組みが理解出来る.
1. 学校保健安全計画の実践に関わる養護教諭
の役割が理解できる
2. 保健学習や保健指導の見学・実践を通して
児童・生徒の健康の保持増進の意義と必要性が
わかる
3. 健康問題の把握や事後処理の方法が理解で
き養護教諭の果たすべき役割及び研究的能力・
態度の必要性が理解できる
障害者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、
福祉・介護制度を理解する2)障害者福祉制度
の発達過程、障碍者自立支援法など法制度を理
解する3)生涯の概念、障害観、社会的・歴史
的背景を理解する3)ノーマライゼーション、
リハビリテーション、インテグレーションの概
念を理解し、障害のある人の課題がすべての人
の課題であることを理解する
1)地域福祉の考え方を理解する2)地域福祉の
主体と対象を理解する3)地域福祉にかかわる
組織・団体および専門職や地域住民について理
解する
1)地域福祉におけるネットワーキングの意義
と方法及びその実際を理解する2)地域福祉の
連携方法を理解する.
(1)福祉行政の組織と役割、法令の体系と今日の
基本的考えを理解する.
(2)財政の基本(経費を認識する)、予算の実情
を知る.受益と負担の関連(公正・公平)を理解
する.
(3)福祉計画の必要性の理解と策定技法を理解
する.
1)文献検索、文献購読、視聴覚教材を活用し
テーマプレゼンができる.
2)事例の疑似体験、当事者体験聴取か精神障
害者観を述べることができる.
3)精神保健福祉士の価値と倫理を述べること
ができる.
4)理論と技術を統合して、課題発見、分析、
ケアプラン策定ができる.
5)地域福祉の基盤形成としての社会資源の活
用、開発についてまとめることができる.
実習Ⅰ事前指導 1)精神福祉士像を描
くことができる.2)精神障害者の置か
れている現状を歴史、政策についてプレ
ゼンできる.3)個別援助技術、集団援
助技術が理解できる.
実習Ⅱ事前指導 1)地域ケアにおける
マネジメントが理解できる.2)チーム
アプローチが理解できる.3)包括的な援助につ
いて実践的に習得する.
1)低所得階層の生活実態とこれを取り巻く社
会情勢、福祉需要の実際について理解する2)
相談援助活動において必要となる生活保護制度
や、生活保護にかかわり制度を理解する3)自
立支援プログラムの意義とその実際について理
解する
1)相談援助活動において必要となる各種の就労
支援制度を理解する 2)就労支援にかかわ
る組織、団体及び専門職について理解する.3)
就労支援分野との連携について理解する.
1)相談援助活動において必要となる更生保護
制度について理解する2)更生保護を中心に、
刑事司法・少年司法分野で活動する組織・団体
及び専門職について理解する3)刑事司法・少
年司法分野の他機関との連携の在り方について
考察する.
1)相談援助について理解する2)さまざまな
状態にある人へのアプローチが理解できる3)
生活モデル、ストレングスモデル
1)相談援助の展開過程が理解できる2)相談
援助における人と環境の相互作用に関する流れ
について理解する3)さまざまなモデルの援助
過程について理解する.4)ケアマネジメントに
ついて理解する
1)精神保健福祉士の役割について理解する2)
相談援助の対象者を理解する3)相談援助技術
の展開を理解する
1)さまざまなアプローチもでるの歴史的流れ
を理解する2)エンパワーメントアプローチ、
ナラティブアプローチを理解する3)事例分析とス
ーパービジョンを理解する
◎
〇
〇
◎
〇
◎
◎
〇
〇
〇
△
〇
△
〇
◎
△
△
〇
〇
◎
〇
〇
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
〇
◎
◎
〇
〇
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
△
◎
△
〇
◎
◎
〇
〇
〇
◎
◎
〇
〇
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
△
〇
◎
◎
△
〇
◎
〇
◎
◎
△
〇
◎
〇
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
〇
◎
◎
◎
◎
◎
◎
83
◎
精神保健福祉
援助演習Ⅰ
(基礎)
精神保健福祉士に必要な既
習の専門知識や専門技術お
よび価値や職業倫理を具体
的な事例や事象の分析や検
討、実技演習、実践例を通
して統合して学ぶ.
精神保健福祉
援助演習Ⅱ
(専門)実習
前
精神保健福祉士に必要な専
門的知識と技術を事例を通
して統合した精神保健援助
演習Ⅰの学びをより具体的
に地域ケア活動におけるケ
アマネジメントを実践と照
合して学ぶ.
精神保健福祉
援助演習Ⅱ事
前、事後
精神保健福祉における課題
を理解し総合的・包括的な
支援の在り方、精神科リハ
ビリテーションの実際とチ
ーム協働でのアプローチに
ついて学ぶ.実習事後にお
いては生活者の支援の在り
方を振り返り、精神保健福
祉士に求められる役割と課
題を学ぶ.
精神保健福祉士に求められ
る職業倫理と責任の理解を
基盤に置き専門的知識・技
術を統合して学び、常に自
己点検評価する態度を体得
する.精神保健福祉士とし
て求められる能力を学ぶ.
精神保健福祉
援助実習指導
精神保健福祉
援助実習Ⅰ
精神保健福祉
援助実習Ⅱ
精神保健福祉士としての価
値、知識、技術、倫理等を
現場での体験を通じて総合
的に学習する.
精神保健福祉援助並びに障
害者等の相談援助に係る専
門的知識と技術について具
体的かつ実
際的に理解し実践的な技術
等を体得する.
1)文献検索、文献購読、視聴覚教材を活用し
テーマプレゼンができる.2)事例の疑似体験、
当事者体験聴取か精神障害者観を述べることが
できる.3)精神保健福祉士の価値と倫理を述べ
ることができる.4)理論と技術を統合して、課
題発見、分析、ケアプラン策定ができる.5)地
域福祉の基盤形成としての社会資源の活用、開
発についてまとめることができる.
実習Ⅰ事前指導 1)精神福祉士像を描
くことができる.2)精神障害者の置か
れている現状を歴史、政策についてプレ
ゼンできる.3)個別援助技術、集団援
助技術が理解できる.
実習Ⅱ事前指導 1)地域ケアにおける
マネジメントが理解できる.2)チーム
アプローチが理解できる.3)包括的な援助につ
いて実践的に習得する.
実習事前指導の続き
1)多様な事例の援助技術を理解する.
実習事後指導 1)精神科リハビリテーション
の意味を発表する.2)多様な事例の個別指導、
集団指導のプレゼンを行う.3)モニタリングの
内容分析を行い、当事者が求める支援を明確化
する.
1)精神保健福祉援助実習の個別指導、集団指
導の意義について理解する.
2)精神保健福祉士として求められる資質、技
術、倫理、を理解する.
3)実習における基本的態度を理解する.
4)現状を理解し、対象の生活の実態や生活上
の困難について理解する.
5)個別指導及び集団指導を通して、精神保健
福祉援助に係る知識と技術を理解し実践的な技
術等を体得する.
6)精神保健福祉士として求められる資質、技
術、倫理、自己に求められる課題把握等、総合
的に対応できる能力を学ぶ.
①長期入院による弊害や社会生活を営む上での
生活障害に付いて理解する.
②社会の偏見や差別、精神保健福祉施策
の現状を理解する.
③コミュニケーションや援助を通し障
害者の抱える問題を把握する.
④ケースワーク、グループワークの実際
を通し障害者と良好な関係形成を学ぶ.
⑤精神保健福祉士や多職種の働きかけと
処遇を学び、基礎的な技能を高める.
⑥記録やケース会議などの参加を通して、
処遇方針、援助過程を学ぶ.
⑦記録のとり方や社会資源の利用の仕方
について学ぶ.
①障害者と良好な関係を形成する.
②援助の基礎的な技能を習得する.
③処遇方針、援助計画を立案する.
④権利擁護の視点、エンパワーメン
トの視点を支援に入れて評価する.
⑤アウトリーチ、ネットワーキング
を理解する.
⑥精神科病院における精神保健福
祉士の役割と地域について学ぶ.
⑦社会資源の活用、開発について理解する.
⑧専門職業人のあるべき姿と必要な能力を実際
に学び、自己を客観視し、自己の課題を認識し
明確にする.
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
84
博士前期課程(Master of Nursing Science)
看護学研究科博士前期課程がめざす人材像
科学的思考と研究力を有する
看護の実践リーダー・管理者・教育者
教育目的
看護の知識・技術を基盤に、看護学における学識を深め、人々の健康ニーズや
看護現場の問題解決や改善に取り組める科学的思考力と研究能力を養い、倫理感
の高い看護実践のリーダー・管理者・教育者としての基本的な能力を育成する。
教育目標(人材育成の目標)
1) 研究的な視点を持ち、人々の健康問題の予防・解決のために組織的に
研究的な視点を持ち、人々の健康問題の予防・解決のために組織的に取り組むた
めの方法を工夫する研究者として機能できる。
めの方法を工夫する研究者として機能できる。
2) 看護サービスを提供する場の力動を構造的に把握し、他職種や市民と協働してサ
ービスのしくみを変革する戦略を持つことができる。
研究的な視点を持って看護職場の育成に取り組むことのできる教育者としての役
3) 研究的な視点を持
って看護職場の育成に取り組むことのできる教育者としての役
割が果たせる。
4) 看護の実践・教育・管理の改善・改革をめざした研究を行うことができる。
教 育 課 程
分 野
専門領域
専門領域
看護教育
看護教育学
教育学
看護管理
看護管理
成人看護学
高齢者看護学
高齢者看護学
在宅看護学
地域看護学
看護教育学
臨床看護学
広域看護学
図1
博士前期課程がめざす人材像と教育課程の構造
85
めざす
人材像
科学的思考力
科学的思考力と研究力を有する看護の
実践リーダー・管理者・教育者
年 次
専門科目・選択科目
専門科目・選択科目
3月
研究のプロセス
研究のプロセス
前期課程修了に必要な履修科目
前期課程修了に必要な履修科目
単 位 数
修士(看護学)取得
専門看護師課程
2月
看護
下記履修合計
高齢者看護
30 単位以上
・修士論文最終審査
(研究科委員の投票による合否決定)
研究科委員の投票による合否決定)
・修士論文発表
・修士論文審査委員3名による審査
二年次
下記履修合計
46 単位以上
1月
修士論文提出
修士論文提出
10月
修士論文作成
修士論文作成
1 特別研究
2 各選択コース
各選択コース(
コース(別表)
別表)
1 特別研究
2 共通選択科目
3 自己分野内
3月
自己分野外の選択科目
4 自己分野外
4月
修士論文中間発表会
修士論文中間発表会
データ収集・分析
研究計画書作成・倫理審査委員会
研究計画書作成・倫理審査委員会ヘ
倫理審査委員会ヘ申請
10月
10月
研究計画中間発表
問題意識の展開
現状分析
博士前期課程と教育プロセスの概要
86
実践活動
文献検討
必修
図2
研究テーマ決定
8単位
必修
4月
38
単位以上必修
単位以上必修
8単位
8単位以上必修
単位以上必修
4単位以上必修
一年次
10
表3
博士前期教育課程
教育科目 ・ 単位数 ・ 担当教員
表1 博士前期教育課程
教育科目
専門領域
共
通
科
目
看
護
教
育
学
分
野
看
護
教
育
学
領
域
看
護
管
理
領
域
専
門
科
目
臨
床
看
護
学
分
野
成
人
看
護
学
領
域
高
齢
者
看
護
学
領
域
特別研究Ⅰ
2
前
各領域の教員
特別研究Ⅱ
2
後
各領域の教員
特別研究Ⅲ
2
前
各領域の教員
特別研究Ⅳ
2
後
各領域の教員
看護学研究法特論
2
前
島内 節
佐々木秀美
看護研究法Ⅰ
2
前
佐々木秀美
加藤重子
看護研究法Ⅱ
2
後
山内京子
岡本陽子
看護研究法Ⅲ
2
前
八島美菜子
森田克也
看護理論特論
2
後
佐々木秀美 看護倫理特論
2
後
河野保子
看護政策特論
2
後
能勢和子
看護教育特論
2
後
佐々木秀美
看護管理特論
2
後
山内京子
安藤純子
フィジカルアセスメント特論
2
前
藤原隆
岩本由美
安藤純子
臨床薬理学特論
2
前
森田克也
前信由美
安藤純子
病態生理学特論
2
前
高田昇
岩本由美
讃井真理
健康科学特論
2
前
山下洵子
看護基礎教育特論
2
前
佐々木秀美
看護基礎教育方法論特論
2
後
村松真千子
適応看護理論特論
2
後
佐々木秀美
看護援助技術論
2
前
石川孝則
田村和恵
前信由美
看護実習教育特論
2
後
安藤純子
石川孝則
精神看護基礎教育特論
2
前
精神看護基礎教育特別演習
2
前
清水 賢 加藤重子 佐藤敦子 佐々木秀美 高下蓮美
清水 賢 加藤重子 佐藤敦子 佐々木秀美 高下蓮美
小児・青年期発達心理特論
2
前
八島美菜子
母子看護基礎教育方法論特論
2
後
山内京子
進藤美樹
母子看護基礎教育方法特別演習
2
後
山内京子
進藤美樹
看護生涯教育特論
2
後
山内京子
看護生涯教育方法論特論
2
後
山内京子
臨床看護管理特別実習Ⅰ
2
後
山内京子
臨床看護管理特別実習Ⅱ
クリティカルケア看護学特論Ⅰ(人間存在)
2
後
山内京子
2
前
佐々木秀美
森下恭光
クリティカルケア看護学特論Ⅱ(危機とストレス)
2
前
佐々木秀美
八島美菜子
地
域
看
護
学
領
域
八島美菜子
岩本由美
岡本陽子
2
前
岩本由美
前信由美
クリティカルケア看護学特論Ⅳ(重症患者の病態生理)
2
前
廣橋伸之
前信由美
クリティカルケア看護学特論Ⅴ(クリティカルケア・治療管理 )
岡本陽子
島内 節
クリティカルケア看護学特論Ⅲ(フィジカルアセスメント)
前信由美
森山美知子
2
前
廣橋伸之
森田克也
渡辺多恵
クリティカルケア看護学演習Ⅰ
2
後
佐々木秀美
鮎川昌代
クリティカルケア看護学演習Ⅱ
2
後
前信由美
森山美知子
クリティカルケア看護学演習Ⅲ
2
後
前信由美
クリティカルケア看護学演習Ⅳ
2
後
岩本由美
クリティカルケア看護学実習Ⅰ
2
前
クリティカルケア看護学実習Ⅱ
2
前
クリティカルケア看護学実習Ⅲ
2
前
佐々木秀美 大坪かなえ 佐々智弘 林容子 岡本美穂 田村富美子 中島千春
岩本由美 前信由美 佐々智弘 林容子 岡本美穂 伊藤真理 中山智代美
岩本由美 前信由美 佐々智弘 林容子 岡本美穂 伊藤真理 中山智代美
クリティカルケア看護学実習Ⅳ
2
前
岩本由美 前信由美 佐々智弘 林 容子 岡本美穂 戸田美和子
クリティカルケア看護学実習Ⅴ
高齢者看護学特論Ⅰ(高齢者看護の基盤)
2
前
岩本由美 前信由美 佐々智弘 林 容子 岡本美穂 戸田美和子
2
前
安藤純子 加藤重子 讃井真理 八島美菜子 吉岡佐知子 竹田恵子
高齢者看護学特論Ⅱ(高齢者の健康生活評価)
2
前
安藤純子
加藤重子
今坂鈴江
高齢者看護学特論Ⅲ(高齢者の疾患と検査、治療)
2
前
高田 昇
安藤純子
讃井真理
高齢者看護学特論Ⅳ(高齢者と家族)
2
前
安藤純子
讃井真理
島内 節
高齢者看護学特論Ⅴ(高齢者制度・政策とサポート)
2
前
安藤純子
讃井真理
高齢者看護学演習Ⅰ
2
後
安藤純子
加藤重子
高齢者看護学演習Ⅱ
2
後
高齢者看護学実習Ⅰ
4
通
安藤純子
讃井真理
安藤純子 加藤重子 今坂鈴江 三浦由紀子 霜江喜久美
高齢者看護学実習Ⅱ
4
通
安藤純子 讃井真理 谷満茂子 高橋まり子 松井富子 越部恵美
高齢者看護学実習Ⅲ
2
通
安藤純子
讃井真理
吉岡佐知子
2
後
島内 節
薬袋淳子
内田陽子
薬袋淳子
内田陽子
学在
在宅看護学特論
領宅
看
広 域 護 在宅看護学演習
域
看
護
学
分
野
科目担当者
必修 選択 開講
大坪かなえ
佐々智弘
岩本由美
掛田崇實
佐々智弘
佐々智弘
2
後
島内 節
公衆衛生学特論
2
前
中村哲
公衆衛生看護学特論
2
前
2
後
日川幸江
岡本陽子
岡本陽子
地域保健政策論
国際感染症特論
2
前
高田 昇
中村哲
国際看護学特論
2
前
平岡敬子
国際看護特別演習
2
前
平岡敬子
前期課程修了要件
・共通科目から選択科目8単位以上修得する。
専門看護師課程修了要件
・共通科目A 8単位以上,共通科目B 6単位,専攻分野から24単位 計38単位修得する。
87
槙埜良枝
妹尾安子
松本啓子
今坂鈴江
以下の要件を満たして30単位以上を修得し,かつ,修士論文(特別研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳの各2単位を履修)を提出し,審査に合格すること。
・専門科目は専攻する分野から10単位以上、専攻以外の分野から4単位以上修得する。
前信由美
CNS(専門看護師)課程
◆ 各専門領域において実践、教育、相談、調整、研究、倫理的調整の役割が実施でき、看
護活動を創意工夫して、実践場面に即した判断能力と実践力を身につける。
本学の看護学研究科博士前期課程における専門看護師教育は、
本学の看護学研究科博士前期課程における専門看護師教育は、クリティカルケア看護
看護学研究科博士前期課程における専門看護師教育は、クリティカルケア看護
領域及び老人看護領域の2領域である。
領域及び老人看護領域の2領域である。
クリティカルケア看護専攻
クリティカルケア看護専攻
教育目的
生命危機状態にある患者とその家族に対し、専門的な知識・技術を実践でき
生命危機状態にある患者とその家族に対し、専門的な知識・技術を実践でき
る高度な看護専門職を育成する。
る高度な看護専門職を育成する。
高齢者看護
高齢者看護専攻
看護専攻
教育目的
複合的な健康問題を有する高齢者とその家族に対し、専門的な知識・技術を
実践できる高度な看護専門職者を育成する。
教育課程
2領域の教育課程は、それぞれの領域に必須の教
領域の教育課程は、それぞれの領域に必須の教科目に規定されて教
科目に規定されて教科目を選択必修
する。
専門看護師教育における実習の趣旨
専門看護師は「卓越した看護実践能力」を有することを認定される看護職者であるため、
それぞれにおいて実践、教育、相談、調整、研究、倫理の役割を果たす。専門看護師が備え
るべき看護実践能力を高め、看護活動を創意工夫して、変革でき、社会組織的に発展させう
る能力と実践場面に即した瞬時の判断能力と実践力を身につけると同時に、看護における
理論と実践のつながりを理解することを重視する。
専門看護師受験
専門看護師受験資格
受験資格
本カリキュラムを受講することと、下記の実務経験があれば個人認定(日本看護協会)を
本カリキュラムを受講することと、下記の実務経験があれば個人認定(日本看護協会)を
受けるための受験資格が得られる。
その実務経験とは保健師、助産師および看護師の資格取得後、経験が通算5年以上であ
ること。そのうち通算3年以上は専門看護領域の経験があること。
図3
CNS(専門看護師)課程
88
表4
クリティカルケア看護(Critical Care Nursing)専攻教育課程
科目群
及び
単位数
単位
科目名
必修
特別研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
8
必修8
必修8単位
A
CNS
共通科目
B
8
看護学研究法特論
看護理論特論
看護倫理特論
看護政策特論
看護教育特論
看護管理特論
2
2
2
2
2
2
フィジカルアセスメント特論
病態生理学特論
臨床薬理学特論
2
2
2
A8単位以上選択
A8単位以上選択、B必修
選択、B必修 6 単位 14 単位以上
専攻分野共通科目
6
クリティカルケア看護学特論Ⅰ(人間存在)
クリティカルケア看護学特論Ⅱ(危機とストレス)
クリティカルケア看護学特論Ⅲ(フィジカルアセスメント)
クリティカルケア看護学特論Ⅳ(重症患者の病態生理)
クリティカルケア看護学特論Ⅴ(クリティカルケア治療管理)
クリティカルケア看護学演習Ⅰ
クリティカルケア看護学演習Ⅱ
クリティカルケア看護学演習Ⅲ
クリティカルケア看護学演習Ⅳ
クリティカルケア看護学実習Ⅰ
クリティカルケア看護学実習Ⅱ
クリティカルケア看護学実習Ⅲ
クリティカルケア看護学実習Ⅳ
クリティカルケア看護学実習Ⅴ
特別研究8単位を含む 46 単位以上
単位以上
89
8
2
2
2
2
2
必修 10 単位
必修総合単位
10
2
2
2
2
必修8単位
実習
12
2
2
2
2
2
6単位以上
6単位以上
専攻分野専門科目
選択
10
32
22
表5
高齢者看護( Gerontological Nursing
)専攻教育課程
科目及び単位数
共通科目
科目名
単位
特別研究 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ(修士論文)
CNS
共通科目
A
B
看護学研究法特論
看護理論特論
看護倫理特論
看護政策特論
看護教育特論
看護管理特論
フィジカルアセスメント特論
臨床薬理学特論
病態生理学特論
A8単位以上選択
A8単位以上選択、
選択、B必修 6 単位
専攻分野共通科目
専攻分野専門科目
実習
高齢者看護学特論Ⅰ(高齢者看護の基盤)
高齢者看護学特論Ⅱ(高齢者の健康生活評価)
高齢者看護学特論Ⅲ(高齢者の疾患と検査、治療)
高齢者看護学特論Ⅳ(高齢者と家族)
高齢者看護学特論Ⅴ(高齢者政策とサポート)
14 単位以上
2
2
2
2
2
10 単位
2
2
必修4単位
4単位
高齢者看護学実習Ⅰ
高齢者看護学実習Ⅱ
高齢者看護学実習Ⅲ
4
4
2
必修 10 単位
46単位以上
90
2
2
2
2
2
2
2
2
2
必修 10 単位
高齢者看護学演習Ⅰ
高齢者看護学演習Ⅱ
必修総合単位
8
10 単位
博士後期課程(Doctor
of Nursing Science)
)
博士後期課程(
看護学研究科博士後期課程がめざす人材像
研究と実践の相互関係的
研究と実践の相互関係的発展を促
相互関係的発展を促進させ
発展を促進させ実践科学としての看護学
進させ実践科学としての看護学
の発展に貢献できる自立した臨床志向型研究者と教育者
教育目的
看護の実践・教育の向上に寄与する高度に専門的な業務に従事する高い学識・行
動力・倫理観を持って健康ニーズに対して臨床指向型研究に取り組み、研究と実践の
循環的発展を試み、看護学を実践科学として発展させる自立した研究者としての能力、
および教育能力を持った、高度な看護人材を育成する。
教育目標(人材育成の目標)
1) 健康ニーズに対して臨床指向型研究に取り組むことができる。
2) 実践と研究の循環的発展の促進を試みることができる。
3) 看護学を実践科学として発展させるために自立して研究と教育を行うことができる
看護学を実践科学として発展させるために自立して研究と教育を行うことができる。
。
教 育 課 程
2 分 野
4 領 域
母子看護学
成人看護学
臨床看護学
高齢者看護学
広域看護学
在宅・地域看護学
研究課題を発展させるために、選択科目の「特別講義Ⅰ
研究課題を発展させるために、選択科目の「特別講義Ⅰ・
選択科目の「特別講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」として医学・薬物
Ⅲ」として医学・薬物
代謝学・環境学・栄養代謝学などを履修することができる。これは看護の近接科
代謝学・環境学・栄養代謝学など
を履修することができる。これは看護の近接科
学に関する科目であり、学際的教育研究を推進するために開講する
する。
学に関する科目であり、学際的教育研究を推進するために開講
する
。
図 4 博士後期課程がめざす人材像と教育課程の構造
91
めざす
人材像
年 次
3月
2月
三年次
1月
研究と実践の相互関係的発展を促進させ実践科学としての
看護学の発展に貢献できる自立した臨床志向型研究者と
教育者
専門科目・選択科目
専門科目・選択科目
研究のプロセス
後期課程修了に必要な履修科目
後期課程修了に必要な履修科目
単 位 数
博士(看護学)取得
1. 必要単位
必要単位合計
合計 12 単位以上
(1、
年次))
(1
、2、3 年次
・博士論文最終審査
(研究科委員の投票による合否決定)
研究科委員の投票による合否決定)
・博士論文最終
最終発表
発表会
・博士論文
最終
発表
会
・博士論文審査委員3名
博士論文審査委員3名による審査
3名による審査
2.各領域別看護学特別研究Ⅲ
2 単位 必修
11 月
博士論文提出
博士論文提出
博士論文中間提出・博士論文予備審査
3月
博士論文学位論文の作成候補者の認定
副論文完成、学会誌等へ投稿
副論文完成、学会誌等へ投稿
二年次
11 月
研究論文作成
1.各領域別看護学特別研究Ⅱ
1.各領域別看護学特別研究Ⅱ
2 単位 必修
博士論文
博士論文中間発表
論文中間発表会
中間発表会
4月
3月
11 月
データ収集・分析
研究計画書
研究計画書倫理委員会提出・承認
計画書倫理委員会提出・承認
1.看護学特別研究Ⅰ
1.看護学特別研究Ⅰ
2 単位必修
単位必修
研究計画中間発表
研究計画中間発表会
中間発表会
2.看護学研究特論
2.看護学研究特論(
看護学研究特論(共通)
共通)
一年次
2 単位必修
単位必修
研究計画書作成、
研究計画書作成、検討
3.選択科目
3.選択科目
看護学近接科学 2 単位
研究テーマ決定
4.各領域別
看護学特別演習 2 単位必修
単位必修
問題意識の明確化
問題意識の明確化
現状分析
9
図5
博士後期課程と研究プログラムの概要
92
実践活動
4月
2 単位必修
単位必修
文献検討
看護学特論
表6
博士後期教育課程
教 育 科 目 ・ 単 位 数 ・ 担 当 教 員
分野
看護学
共 通
母子看護学領域
成人看護学領域
臨床看護学分野
高齢者看護学領域
在宅・地域看護学領域
広域看護学分野
看護学
近接科
学
教育科目
看護学研究特論
単位数
必 選
2
配当
年次
1年
前期
担当教員
佐々木秀美・島内 節・河野保子・川出富貴子
母子看護学特論
2
1年
前期
母子看護学特別演習
2
1年
通年
母子看護学特別研究Ⅰ
2
1年
通年
母子看護学特別研究Ⅱ
2
2年
通年
母子看護学特別研究Ⅲ
2
3年
通年
成人看護学特論
2
1年
前期
成人看護学特別演習
2
1年
通年
成人看護学特別研究Ⅰ
2
1年
通年
成人看護学特別研究Ⅱ
2
2年
通年
成人看護学特別研究Ⅲ
2
3年
通年
高齢者看護学特論
2
1年
前期
河野保子・安藤純子・加藤重子・奥田泰子
高齢者看護学特別演習
2
1年
通年
河野保子・安藤純子・加藤重子・讃井真理
奥田泰子
高齢者看護学特別研究Ⅰ
2
1年
通年
高齢者看護学特別研究Ⅱ
2
2年
通年
高齢者看護学特別研究Ⅲ
2
3年
通年
在宅・地域看護学特論
2
1年
前期
島内 節・中村哲・薬袋淳子・内田陽子
在宅・地域看護学特別演習
2
1年
通年
島内 節・中村哲・薬袋淳子・内田陽子
在宅・地域看護学特別研究Ⅰ
2
1年
通年
在宅・地域看護学特別研究Ⅱ
2
2年
通年
在宅・地域看護学特別研究Ⅲ
2
3年
通年
2
1年
後期
森田克也・藤原隆
2
1年
後期
岡
2
1年
後期
山下洵子・松尾昭彦
特別講義Ⅰ
人体構造機能・薬物代謝)
特別講義Ⅱ
(放射線環境・住環境)
特別講義Ⅲ
(栄養代謝・生体物質科学)
川出富貴子・山内京子・平岡敬子・礒田朋子
川出富貴子・岡本陽子
佐々木秀美・森山美知子・岩本由美・前信由美
高田 昇・廣橋伸之・上野正彦
佐々木秀美・森山美知子・岩本由美・前信由美
高田 昇・廣橋伸之
佐々木秀美・藤原隆・高田
昇・森田克也
河野保子・安藤純子・山下洵子
島内 節・岡 隆光・中村哲・金澤 寛
93
隆光・金澤 寛・今田寛典
コ ー ス ワ ー ク
必
須
科
目
看護学研究特論 (2単位)
臨 床 看 護 学 分 野
選
択
必
修
科
目
選
択
科
目
広域看護学分野
母子看護学領域
成人看護学領域
高齢者看護学領域
母子看護学特論
(2単位)
成人看護学特論
(2単位)
高齢者看護学特論
(2単位)
在宅・地域看護学特論
(2単位)
母子看護学特別
演習
(2単位)
成人看護学特別
演習 (2単位)
高齢者看護学特別
演習 (2単位)
在宅・地域看護学特別
演習 (2単位)
母子看護学特別
研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
(各2単位, 計6単位)
成人看護学特別
研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
(各2単位, 計6単位)
高齢者看護学特別
研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
(各2単位, 計6単位)
在宅・地域看護学特別
研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
(各2単位, 計6単位)
看護学
近接科学
特別講義Ⅰ(人体構造
機能・薬物代謝)
(2単位)
特別講義Ⅱ(放射線環
境・住環境)
(2単位)
在宅・地域看護学領域
特別講義Ⅲ(栄養代謝・
生体物質科学)
(2単位)
1.「看護学研究特論」は、本学博士後期課程の重要科目であり、臨床志向型研究の目的・方法・プロセスに
関するもので全学生の必修科目である。
2.自分が志向する領域を指導教員と打ち合わせながら4つの領域「母子看護学」、「成人看護学」、「高齢者
看護学」、「在宅・地域看護学」から一つ選択し、履修する。
3.自分が取り組む研究課題を発展させるために、選択科目の「特別講義」を履修することができる。
これは看護の近接科学に関する科目であり、学際的教育研究を推進するために開講している。
4.「看護学特別研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」および博士論文指導については、主指導教員は看護学教員1名、副指導
教員は2名のうち、必要に応じて学際的教育研究に関する専任教員1名を選ぶことができる。
5.看護学博士課程を修了するためには、次の2つの要件を満たすこと。
(1)看護学研究特論(2単位)、自己の領域の看護学特論(2単位)、看護学特別演習(2単位)、
看護学特別研究(6単位) の合計12単位以上を修得すること。
(2)博士論文を作成し、中間審査を受け、最終試験に合格すること。
6.上記5の要件を総て満たした場合に、 博士(看護学)の学位 を授与する。
図6
博士後期課程コースワーク
94
資料1
補助事業の実績
【事業計画】
平成 25 年 12 月
平成 26 年 1 月
平成 26 年 2 月
平成 26 年 3 月
実践的災害訓練教育プログラムの構築
地域協働避難訓練のイメージトレイニング教育
地域協働避難訓練のシミュレーション教育
学生参画型地域協働避難訓練の実施(トリアージを含む)
【事業実施】
・実践的災害訓練教育プログラムの構築
平成 25 年 4 月より発足させた学生参画防災委員会(主として1年次生 16 名)、担当教員 3 名、事務職員
1名を中心にプログラムの土台を構築.
本事業の企画責任者である副学長・学部長・学科長(3 名)と災害看護論担当教員 2 名、阿賀地区福祉協議
会(阿賀支所市民センター)、呉市東消防署署員 2 名、阿賀地区民生委員、を含めた事前会議を行い、本プ
ログラム実施に向けた呉市及び呉市危機管理室等の関係機関との「対話」を重ねた.
・地域協働避難訓練のイメージトレイニング教育
学内演習の一環として、フイジカルアセスメントに必要な模型等の教材・視聴覚資料を利用して、
学生対象のイメージトレイニング教育を実施し、災害に備えた知識・技能の修得を図った.
・地域協働避難訓練のシミュレーション教育
イメージトレイニング教育で培った知識・技能の実践化を図るため、2 月に整備した設備を利用し、
災害時を想定した行動シミュレーションを学生及び教職員にて複数回行った.
また、この機会を利用して避難訓練計画の検証・修正を行った.
・学生参画型地域協働避難訓練の実施
平成 26 年 2 月 28 日(金)午後、以下の災害訓練計画に基づき、整備した設備を活用し、地域住民や行
政機関と共同の避難訓練を実施した.
≪災害訓練計画≫
1. 訓練実施要領(別添資料 1)
2. 平成 25 年度 広島文化学園大学 「地域密着型学生参画災害時避難訓練」実施計画(別添資料 2)
3. 東消防署作成訓練ルート(別添資料 3)
4. 広島文化学園大学看護学部行動予定表(別添資料 4)
≪訓練実施状況≫
実際の訓練は、本学部から阿賀支所(市民センター)3 階までの避難をすることにし、避難道を直線で移動
することにした.途中、阿賀小学校の前で動けない高齢者 2 名、阿賀小学校の児童 90 名の内、2 名が自力
で避難できない、阿賀駅階段前で動けない高齢者 2 名、これらの方々を支援しながら、学童・地域高齢者
とともに、看護学部学生 40 名と教職員 12 名が、搬送具等を利用して避難誘導することとした.
また、避難先の市民センターには、50 名の高齢者が「活き活きサロン」の活動実施中であり、その方々
も一緒に上記別添資料のとおりに推移した.本学部から小学校までの時間が約 3 分、小学校から駅階段まで
が 3 分、階段を上って市民センターまでが約 5 分で推移し、予定通り、市民センター3階まで全員が避難
できた.
避難先のホールで心肺停止の方がおられるとの情報で、心肺蘇生術を行うと同時に、参加者全員で訓練
を共有した.訓練実施後に消防署の方から講評を受ける機会を設けた.
後日、アガデミア地区協議会の場で実施報告し、参加者の評価を集計、検証した.
(以下、事業実施中の様子)
95
96
補助事業に係る具体的な成果
目的・必要性
看護学部が位置する呉市は、人口10万人以上の都市では高齢化率が最も高く、要支援者の避難のあり方
も問題として挙げられる中、災害対応に対する実践機会が限られているという現状がある.
それに対する取組として、近隣教育機関および自治組織とアガデミア阿賀学園地域教育連携協議会を設
立し、定期的な災害訓練の実施等、防災に備えた活動を行ってきた.また、学生参画の防災委員会を設置し、
学生が主体となって年間防災訓練の企画・運営を行い、訓練を通して防災知識・技術の啓蒙活動を行って
いる.
この事業は、本学のこうした取り組みを、現実的に起こりうる災害に備え、本学の推進する教育・研究
活動により深く関わり合わせることで、地域密着型の実践的災害訓練教育プログラムの構築を目指すこと
を目指すものである.
実践的災害訓練教育プログラムを構築することで、本学が中心となり、公共団体、行政機関との「対話」
を通して、連携・調整を行いながら、地域密着型の災害避難体制の構築を図り、地域の課題解決活動をよ
り推進していくことを目的とする.
成果
1.【災害時における救命・救急及び身体的・精神的・社会的な健康問題に対応できる専門的
【災害時における救命・救急及び身体的・精神的・社会的な健康問題に対応できる専門的な知識・技術の
【災害時における救命・救急及び身体的・精神的・社会的な健康問題に対応できる専門的な知識・技術の
修得】
本事業実施により、心肺蘇生訓練や患者牽引等、学生が災害時における救命・救急及び身体的・精神的・
社会的な健康問題に対応できる専門的な知識・技術を修得することができるようになった.
2.【地域の課題解決に向けた教育課程の再編成が検討可能】
【地域の課題解決に向けた教育課程の再編成が検討可能】
シミュレーション設備の充実により、患者の権利意識の高まりや看護教育における実演指導の在り方の
変化により、難しくなっている実践的教育・研究活動が可能となった.
このたび整備した「地域密着型実践的災害訓練教育プログラムに基づいた災害訓練教育設備」は、臨床
実習先でも体験が難しい、実践的な教育・研究を行うために必要な設備であり、この設備を活用したシミ
ュレーション教育の実施検証することで、教育課程の再編成が検討できる.
3. 【実践的災害訓練教育プログラムの実践知を研究的な視点からとらえることでの、高齢者・要支援者の避
難システムの体制づくりへの還元】
「地域密着型実践的災害訓練教育プログラムに基づいた災害訓練教育設備」を整備し、実際に教職員お
よび学生に実際の災害をイメージした実践活動を行うことによって、実践的災害訓練教育プログラムの構
築・検証を行うことができた.
また、学生参画型地域協働避難訓練を中心とした実践を通して、プログラムの成果や課題が得られた.
この課題や成果を検証することで、災害時に地域が抱えるであろう課題を推察し、解決を図ることがで
きる体制づくりに役立てることができ、呉地域に根差した課題の探究・解決を図ろうとする災害訓練プロ
グラムの再構築が可能となった.
4.【
【実践的災害訓練教育プログラムの構築を中心とした「対話」と「行動」を通しての、行政機関や地域住
民との関係構築】
今回の事業実施に際して、アガデミア阿賀学園地域教育連携協議会をはじめとする地域コミュニティや
呉市危機管理室などの行政機関と連携・調整を行い、災害避難体制の構築について意見交換や協力体制の
構築ができた.
「本学が中心となり、公共団体、行政機関との「対話」を通して、連携・調整を行いながら、地域密着
型の災害避難体制の構築を図り、地域の課題解決活動をより推進していく」ことを目的とした本事業の大
型の災害避難体制の構築を図り、地域の課題解決活動をより推進していく」ことを目的
きな成果だと考える.
この事業成果を土台として学内外で連携し、継続的に行うことで、地域密着型の災害避難体制をよりよ
いものにしていく.また、今回構築した学内外の関係やその経験をその他の事業でも活かし、大学としての
地域貢献活用に役立てていく.
97
【参考】学生参画型地域協働避難訓練の事後評価(学外参加者意見をベースとして
【参考】学生参画型地域協働避難訓練の事後評価 学外参加者意見をベースとして)
学外参加者意見をベースとして
・小学生をはじめ地域の方には日頃ない、心肺蘇生術の訓練体験について大きな評価をいただく.
・参加者の一部にはやや緊迫感に欠ける様子があったが、学生は小学生をはじめ丁寧に接しており、訓練
全体としては、機会創出に関して高評価.定期的に行っていくことでより高精度のプログラム構築が可
能.
・事後報告・評価の直前の3月15日に呉市で大きな地震が発生したこともあり、様々な場面を想定した継
続的な訓練の必要性があるとの意見が出された.
・事故なく訓練を終了することができたが、学内試験や国家試験前というスケジュール都合もあり、全体
打ち合わせの時間がとれていない部分もあった.
訓練の訓練で事故があってはならないので、連絡、相談、指示命令系統、他組織との協働の在り方につ
いて、十分に検討を加えながら実施していく必要がある.
・高齢者への支援については、より実践的な訓練を想定して対応が必要.人それぞれの実態に応じた支援の
在り方を考えていく必要がある.その為には、自己申告制による自主防衛コミュニティの形成地域の方の
個人情報の把握の仕方を考えていかなければならない.
・訓練の立案・実施を通して、合意形成が得られ、組織間に風通しのよい関係が形成された.
・参加した高齢者の中には、訓練時に状況が把握できていない方がおり、より細かい状況説明が必要であ
った.実際の災害時にも起こりえる事態であるため、繰り返し訓練を行ってほしいとの要望があった.
・今回の訓練は、昨年、作成した訓練プログラムを参考に、計画を修正して実施したものだが、今後、実
施終了後の調査表を作成し、口頭・記述式以外の評価も受ける予定.構築した実践的災害訓練教育プログ
ラムをよりよいものにしていく方向となっている.
98
資料2
補助事業の目的・必要性
(全体)
【目的】本学は人間性に基づいて社会に貢献できる力の修得」を教育理念の一つとし、構成される三学
部それぞれの専門知識・技能を地域の課題解決に生かすべく、地域住民参加型の教育研究活動を行って
いる.
このたび協力要請のあった大崎上島町は呉地域にほど近い一島一町で、平成22年時点で65歳以上の人
口が全人口の42.8%を占めるほどに高齢化が進んでおり、少子高齢化対策は深刻な課題となっている.
高齢者には、低栄養→筋力低下→嚥下能力の低下→記憶力低下等の「負のスパイラル」が起こってお
り、このことが、QOLの低下・健康寿命の低下を招き、介護予防・医療保険費の増大、生産年齢の国民の
負担の増加、地域の疲弊・衰退といった地域課題の根幹をなすものと考えている.
本学が計画・実施する取組は、看護学部が行ってきた活動を中心として、学芸学部と社会情報学部の
専門性や役割を連携・深化させた、「地域課題解決型学習による人材育成プログラム」である.具体的に
は、学生と教職員が一体となり、高齢者を中心とした住民の健康実態調査・意識調査を行うものである.
この人材育成プログラムの計画・実施により、地域住民が抱える課題探究を図るだけでなく、学生が
活動を通して、日々の教育活動への動機づけになる成功体験や、コミュニケーションの大切さに気付く
ような、機会創出を図る目的を持つものである.
【必要性】
本事業では、大崎上島町との協議を踏まえて、学生の教育・研究活動に必要な設備として、「地域住
民健康課題掘り起こしのための調査・研究設備」を整備する.
本取組は、その成果を地域対象拡大し、さらに一人ひとりの地域住民の健康増進支援に発展させるこ
とを目的とする「地域住民総合健康増進支援事業」構築の出発点と位置づけている.
高齢者の身体的機能の維持・低下予防ができれば、骨折などによる寝たきりの防止や高齢者の自立し
た生活が期待でき、日常生活におけるQOLが高まるという効果が期待される.
それは、介護保険料と医療費の削減、延いては生産年齢層の心身社会的負担の軽減につながるとの考
えが本取組の根底にあり、設備整備と事業化を図っていく必要があると考えている.
大崎上島町へ調査結果を報告することで、この成果は今後の自治体施策に対する有益な参考提言とす
ることができると考える.
また、活動成果を地域住民に還元することで健康意識の啓蒙に寄与することができ、学生との交流を
きっかけとした地域コミュニティの活性化が期待できる.こうした流れを作ることで、大学・自治体・地
域住民が相互に連携して継続的に一体となって課題解決に取り組む意識を共有でき、協力体制の構築が
可能となる.
さらに、本取組の実施により、地域住民の健康状況の把握・課題解決といった地域貢献だけでなく、
専門知識を必要とする設備を活用して課題を探究するという取組自体が、学生にとって「実感する学び」
であり、「地域の未来」を考える力を伸ばす実践の場ともなる. このような実践的な教育・学修機会の
提供が、これからの未来を担う学生の「地域の課題解決」への意識向上、その先の専門性を活かした地
域貢献へのアクションの創出を導くために必要である.
(本年度)
本年度は上記の目標を達成するために、学生の教育・研究活動で可能な設備として、「地域住民健康
課題掘り起こしのための調査・研究設備」を整備し、少子高齢化が深刻で喫緊の問題を抱える大崎上島
町をモデルとして、学生と教職員が一体となって整備した設備を使った基礎データの採取や聞き取り調
査を行う.
それを集計・解析することで、地域住民の健康状況の把握と、課題の洗い出し(抽出)を行う.
この一連の調査活動の立案・実施を通して、大崎上島地域における身体機能に対する問題把握を行い、
そこで得られた結果を大崎上島町へフィードバックすることで今後の自治体施策の参考としてもらうこ
と、学生にとっての「実感する学び」、「地域の未来」を考える力を伸ばす実践の場となることを目的
とする.
99
本年度の補助事業実施計画
本年度の補助事業の目的を達成するため、以下の通り計画実施する.
11月 本事業に対する学部内担当者打ち合わせ
実施機器の購入
測定日調整
広報方法等調整
12月
1.高齢者身体機能調査計画の立案
学生及び教員派遣計画
2.大崎上島町役場との日程及び広報に関する打ち合わせ
3.住民の意識調査のための質問紙作成
平成27年
1月~2月
大崎上島町へ派遣:公衆衛生看護方法論Ⅰ
受講学生 30名 教員 6名 93名(科目登録者)
調査対象:65歳以上の地域住民
場所:公民館等
調査内容:骨密度測定、体内水分量測定、嚥下測定、下肢筋力測定、物忘れ(認知機能)測定
調査結果の報告:測定に参加した住民に対して報告を行う.
調査結果のデータ入力
3月
全体的なデータのまとめを行い、大崎上島地域における身体機能に対する問題把握を行う.
フィードバック:(対象)大崎上島町、広島商船高等専門学校(町内に所在)
100
体⼒測定と説明
大崎上島お達者自慢
参加費無料
太 陽 と潮 の香 りで医 者 いらず、その秘 訣 をお調 べします.
日程
日にち
2/14(土)
2/28(土)
3/21(土)
会 場
木江会館
大崎上島開発総合センター
東野保健福祉センター
受 付
13:00~
13:00~14:
14:30
対象 介護保険を使用していない 65 歳以上の方 各会場先着 30 名まで
内容 体力測定
(骨密度、体内水分量、下肢筋力、記憶力、飲み込む力
骨密度、体内水分量、下肢筋力、記憶力、飲み込む力)
骨密度、体内水分量、下肢筋力、記憶力、飲み込む力
体力測定の結果説明
年をとると誰でも筋力が低下し体内の水分量が減少します.また、
年をとると誰でも筋力が低下し体内の水分量が減少します また、
むくみを自覚することもあります.筋力低下と骨粗しょう症は、骨折の
筋力低下と骨粗しょう症は、骨折の
むくみを自覚することもあります
危険が増します.このようなことから、転倒、骨折、引きこもりと悪循
険が増します このようなことから、転倒、骨折、引きこもりと悪循
環となりひいては、認知症や誤嚥性肺炎にも注意が必要です.ところが、
環となりひいては、認知症や誤嚥性肺炎にも注意が必要です ところが、
島での暮らしは、適度に不便なことにより都会の暮らしより健康的な暮
らしを送っておられることと思います.そこで、医者いらずの秘訣を体
らしを送っておられることと思います そこで、医者いらずの秘訣を体
力測定から探り、皆様のお達者自慢をお聞かせください.
力測定から探り、皆様のお達者自慢をお聞かせください
申込み 2 月 12 日(木)までに大崎上島町役場 保健衛生課
電話 62-0330
内容に関するお問い合わせ
広島文化学園大学看護学部 地域連携センター
電話 0823-74-6000
主催:広島文化学園大学看護学部 共催:大崎上島町
101
平成 26 年度
看護学部教育評価
発行年月日 平成 27 年 3 月 31 日
発
行 広島文化学園大学看護学部
編
集 広島文化学園大学看護学部 FD 委員会
〒737-0004
広島県呉市阿賀南 2 丁目 10-3
広島文化学園大学阿賀キャンパス内
☎
製
0823-74-6000
本 呉正印刷株式会社