PTC Windchill® QualitySolutions 10.2 の新機能

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PTC Windchill QualitySolutions 10.2 の新機能
®
PTC WINDCHILL QUALITY SOLUTIONS 10.2 リリースの新機能をご紹介
2013 年 8 月にリリースされた PTC Windchill Quality Solutions
10.2 には、さまざまな業界にわたる製品の品質、信頼性、リス
ク管理、コンプライアンスをサポートする新機能が数多く盛り込
まれています。
PTC Windchill Quality Solutions 10.2 では、
PTC Windchill によってサポートされるほかの製品
ライフサイクル管理活動と、PTC Windchill Quality
Solutions スイート製品によってサポートされる品質
関連の解析およびフィードバックの連携性が拡張され
ています。さらに、医療機器品質規格への準拠をサポー
トする新機能、新しい Web ベースのフォルト ツリー
解析モジュールによって強化された全社規模のグロー
バル リスク管理、FMEA 解析の機能強化、民間航空機
規格の MSG-3 をサポートする新機能などが提供され
ています。
への変更を介して対処することができます。ユーザー
は、追跡可能な変更管理のための設定済みのワークフ
ローまたはプロセスに従って、この問題テーブルから
PTC Windchill の ECR ( 設計変更リクエスト )、CAPA
( 是正処置 / 予防処置 )、または問題レポートを生成す
ることができます。
主なメリット
品質主導の変更管理
PTC Windchill PDMLink または MPMLink とダイナ
ミックに BOM データを共有することができ、BOM
の変更が PTC Windchill Quality Solutions での同じ
システムの表示に同時に反映される既存の機能がさら
に強化されました。PTC Windchill Quality Solutions
10.2 の 新 機 能 で あ る 品 質 主 導 の 変 更 で は、Quality
Solutions スイート全体のどのソフトウェア モジュー
ルからでも設計変更を加えることができます。
この機能は、どのモジュールからでも品質問題の報告
のためにアクセスできる中央の問題テーブルによって
実現されています。製品ライフサイクル全体を通じて、
ユーザーによって報告されたインシデントに関係のあ
る問題を関連付けて、それらの問題に PLM システム
PTC Windchill Quality Solutions 10.2 は、PTC Windchill
PDMLink または MPMLink の部品表との強力な同期機能を備
えています。これには、Creo のサムネイル、品質上重要な特性、
品質重視の変更管理が含まれます。
品質主導の変更は、ユーザーが次のことを行えるよう
にすることで製品の品質向上を手助けします。
• 設計からサービスに至るまでの製品ライフサイクル
のどの段階で品質の問題が特定された場合でも、そ
の問題に基づいて変更を実施することができます。
• 修正のコストが低く抑えられる早い段階に、品質の
問題に対処することができます。
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• テストで生じた品質の問題に基づいて変更を実施す
ることで、テスト チームと設計チームの連携性が向
上します。
• 製造またはサービスで明らかになった品質の問題を、
それらの修正に必要な設計変更に結び付けることで、
次世代の設計が向上します。
• グローバル品質を扱うどのモジュールからでも問題
の作成と管理が可能です。
• リ ン ク さ れ た BOM 内 の 部 品 と 関 連 付 け ら れ た
PTC Windchill の 変 更 管 理 オ ブ ジ ェ ク ト (ECR、
CAPA、問題レポート ) を生成できます。
強化されたグローバル リスク解析機能
新モジュール : Web ベースの PTC Windchill FTA
PTC Windchill Quality Solutions 10.2 の新しい Web
ベースのフォルト ツリー解析を使用すると、リスク
管理プロセスにおけるグローバルな全社規模のコラボ
レーションが可能です。これは、医療機器のリスク解
析 (ISO 14971)、自動車の機能安全解析 (ISO 26262)、
民間航空機の安全性解析 (ARP 4761) などの業界規模
の要件によって義務付けられている機能です。
新しい Web ベースの PTC Windchill FTA は、包括的
な一連の解析、CAFTA コンバータ、ダッシュボード、
グラフやレポートの作成、データのリンク、FMEA か
らのビルド、ライブラリ サポート、内蔵ツールバー
など、PTC Windchill FTA ( フォルト ツリー解析 ) モ
ジュールのすべての機能を備えています。堅牢で直感
的なインタフェースにより、軽量で配布可能な Web
環境を提供します。これによって、重要なフォルト ツ
リー解析、レポート、根本原因分析、品質向上機能へ
の社内全域からのアクセスが可能になります。
PTC Windchill FTA の Web ベースのフォルト ツリー
解析は、次のような業界に不可欠な機能を企業全体に
提供することで、グローバル リスク管理機能を実現し
ます。
• グローバルな根本原因解析 (CAPA/FRACAS および
一般的な問題解決の要 )
• 医療機器のリスク解析規格である ISO14971 をサ
ポートするグローバルなリスク解析
• 自動車の機能安全解析規格である ISO26262 をサ
ポートするグローバルな機能安全解析
• 民間航空機の安全性解析規格である ARP4761 をサ
ポートするグローバルな機能安全解析
• グローバルなフォルト ツリー (FA&D の共通要件 )
• 条件に基づくモニタリング計画
PTC Windchill FTA はほかにも次のような新機能を備
えています。
• 大規模なフォルト ツリーの表示でも、簡単にナビ
ゲーションできます。
• パフォーマンス向上に役立ち長く実行されるロング
ラン タスク マネージャです。
• 不確実性やバリエーションをモデル化するために、
複数の分布をサポートしています。
• イベントの繰り返し、転送ゲート、独立したイベン
トまたはグループ、依存関係、不足のあるメンテナ
ンス、修理リソースの制限、発生確率の低い最上位
イベントを含む、大規模でダイナミックなフォルト
ツリーに対処するために、モンテ カルロ シミュレー
ションをサポートしています。
• 自動車業界の ISO 26262 をサポートするための専門
的なゲートとイベントのロジックをサポートしてい
ます。
• 民間航空宇宙業界の ARP 4761 をサポートするため
に、複数のイベントにわたって潜在的な故障を検出
できるよう、共通の ( 繰り返される ) モニターが強
化されています。
• ロングラン タスク マネージャで、Web アプリケー
ションの終了後も長期間のフォルト ツリー計算の処
理を継続することができます。計算は、1 つのサー
バーで行うことも複数のサーバーで行うこともでき
ます。また、タスクの優先順位付け、停止、削除、
タスク ステータスのチェック、タスク完了通知の受
信も可能です。
PTC Windchill FMEA の刷新
リスク管理をサポートするための FMEA の機能強化
には、使いやすくて直感的で柔軟なインタフェースを
備えたカスタマイズ可能なリスク マトリックス、更新
されたユーザー計算、自動車業界の ISO 26262 要件を
サポートするための故障モード ライブラリの更新が含
まれます。さらに、新しい FMEA 処置テーブルによ
り、故障モードとその影響に対処するための処置を追
跡し、それらの処置の結果を記録して、共通の問題テー
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ブルに関連付けることができます。また、その関連付
けを介して、PTC Windchill FMEA と PDMLink また
は MPMLink の同期化された部品表の両方によって共
有されている設計変更リクエストを開始することがで
きます。
PTC Windchill FMEA で利用可能な新しいリスク マ
トリックスは、自動車や医療機器などの多岐にわたる
業界全体のリスク解析活動をサポートします。これに
よって次の機能が提供されます。
• 高、中、低のリスク レベルの割り当て
• 複数のリスク マトリックス
• 2 軸または 3 軸マトリックス
• 簡単にコンフィギュレーション可能なフィールドと
リスト
• セルとカスタマイズ可能なカラーをクリックして
• PDMLink または MPMLink で FMEA のシステム
ツリーと部品表を関連付けておくと、問題とそれに
関連付けられた処置の結果として、設計変更指示、
CAPA、または問題レポートを生成することができ
ます。このアイテムは、変更管理のために設定済み
の PTC Windchill ワークフローによってトレース可
能です。
FMEA 関連のその他の機能強化には次のものが含まれ
ます。
• ワークシート計算の改善
• ISO26262 の計算をサポートするために IEC62380
の故障モード ライブラリが更新されました。この改
善では、予想される故障率が FMEA に流れ込むこと
で、部品、システム、サブシステムの予想故障頻度
を簡単に特定できる、信頼性予測と FMEA の間の既
存の連携が、IEC 62380 仕様の要件を満たす定量的
FMEA のサポートのために活用されています。
「ペイント」できる、直感的なインタフェース
サポートされる新しい規格
• FMEA の種類別にデフォルトのリスク マトリックス
医療機器 : PTC Windchill CEM の eMDR
を設定することで、そのマトリックスに基づいてリ
スク レベルを自動的に設定
• リスク レベル グラフとマトリックスを調整する機能
とドリルダウン機能
PTC Windchill FMEA の新しく更新された処置テーブ
ルは、FMEA によって特定されたリスクを低減するた
めに行われた処置のトレーサビリティをサポートしま
す。FMEA によって特定されたリスクを低減するには、
通常は推奨される処置を特定して、行われた処置とそ
の結果の両方を追跡します。しかし、単一のリスクを
低減するために試行を繰り返さなければならない場合
があり、同じリスク低減処置に複数のリスクが関連付
けられている場合もあるため、これらの処置の作成と
追跡には堅牢なプロセスが必要です。新しい処置構造
は、そうした堅牢な機能を備えています。その中には
次のものが含まれます。
• 原因ごとの複数の影響
PTC Windchill Customer Experience Management
では新たに eMDR ( 電子的な医療機器記録 ) の送信を
サポートしており、2009 FDA の電子的な有害事象報
告の要件に効率的に従うことができます。
PTC Windchill CEM の新しい eMDR 機能は次のよう
に機能します。
• PTC Windchill CEM の顧客情報収集フォームから
eMDR のフィールドに自動的に情報が入力されます。
• レビューと承認のために社内全体の適切な役割の人
に電子送信をルーティングします。
• FDA によってテストされ実証されたテクノロジを利
用して、電子送信により FDA の仮想ゲートウェイに
eMDR を送信します。
• この規格に従うために必要な時間のかかる手作業が
減り、人的エラーも減ります。
• 1 つの問題に複数の処置を関連付けることができま
• 電子送信に対する FDA からの回答を受信、保存、追
• 変更プロセスの結果は、関連付けられたすべての処
• ダッシュボードスタイルのレポートとチャートによ
り、社内向けに eMDR 要件へのコンプライアンスに
す。それらの処置は、変更成果物によってその問題
に対処する処置としてグループ化されます。
置と共有できます。
跡、レポートすることで、コンプライアンス違反と
監査の件数の削減を手助けします。
関する高度な見える化を提供できます。
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民間航空機 : MSG-3 (Maintenance SteeringGroup V.3)
新しい PTC Windchill MSG-3 機能によって、民間航
空 機 規 格 の MSG-3 (Maintenance Steering Group
Version 3) のサポートが拡張されます。PTC Windchill
10.2 は、 以 前 の バ ー ジ ョ ン で 提 供 さ れ て い た MSI
(Maintenance Significant Item) 解析に加えて、やは
りこの規格で要求される SSI (Structurally Significant
Item)、Zonal、L/HIRF (Lightning/High Intensity
Radiation Field) の各解析が追加されています。
これらの解析の種類ごとに構造化された意思決定ツ
リーが用意されており、ユーザーはこのツリーをガイ
ダンスとして、簡単で直感的なインタフェースでメン
テナンス計画やリスク低減活動を選択することができ
ます。これらのロジックに基づく堅牢な意思決定ツ
リーと、ツールの FMEA バックエンドとのダイナミッ
クな連携により、障害が発生した場合に安全性、運用
性、経済性、構造に影響を与える可能性があるアイテ
ムが特定されます。
高リスクのアイテムが特定された場合、アナリストは、
FMEA の全機能と追加の構成可能な意思決定ツリーの
ロジックを利用して、障害の影響を低減または排除す
るためのメンテナンス戦略、診断、タスクを決定する
ことができます。さらに、このツールはほかの PTC
Windchill Quality Solutions との堅牢な連携機能を備
えています。たとえば、信頼性予測は、部品、アセン
ブリ、サブシステム、システムのダイナミックな故障
率データへのリンクによって定量的なリスク解析をサ
ポートします。また、さまざまな関連ツールがメンテ
ナンス タスク、コスト、節約、現場で必要なリソース
の最適化を支援します。
これらの新しい種類の MSG-3 解析は、現在利用可能
な MSI (Maintenance Significant Item) 解析の範囲を
超えて民間航空機の規格を満たすさまざまな機能とメ
リットを提供します。次に例を示します。
• SSI (Structurally Significant Item) 解析は、構造的
に重要なアイテムへのリスクの特定と管理を支援し
ます。綿密に構成されたメンテナンス ニーズ解析と
メンテナンス タスクのプランニングによって、航空
機の安全性を一段と向上させることができます。
• Zonal 解析は、ゾーンごとのメンテナンス タスクの
統合を支援します。航空機内の同じ部分で同じタイ
ムフレームで実施されるタスクを効率的に組み合わ
せることで、航空機の安全性と機能性を最大限に高
めると同時に、スタッフの時間と労力のより効率的
な利用によってメンテナンス コストを最小限に抑え
ます。
• L/HIRF (Lightning/High Intensity Radiation Field)
解析は、L/HIRF 面の影響を左右するコンポーネン
トを保護するためのより高度な解析を提供します。
安全性を脅かすリスクを最小化または排除して、バッ
クアップ システム、システムの再設計、検査、定期
メンテナンスなどのリスク低減要因を導入すること
で、最終的にこれらの影響から乗客を守ります。そ
の他の特長と仕様
PTC Windchill Quality Solutions 10.2 にはほかに次
のような新機能があります。
• レポート バインダは、以前のサブレポートに代わる
新機能で、子レポート、兄弟レポート、繰り返しレポー
ト、カスケード フィルタをサポートしています。レ
ポート ビルダーの新しいインタフェースでは、従来
よりも幅広い種類のフィルタ、子オプションと兄弟
オプション、データの変更箇所のレッドライン表示
など、さまざまな機能を利用できます。
• Web 機能の強化項目には、プロジェクト プロパ
ティに追加されたプロジェクト管理者タブ、イン
ポート / 同期時に PTC Windchill PDMLink または
MPMLink BOM の 属 性 を PTC Windchill Quality
Solutions のフィールドにマッピングする機能、シ
リアル番号編集、
「ファイル」>「開く」でのシステム
フォルダ階層の表示、Web アクセス用の予備ライセ
ンスなどがあります。
• FRACAS チーム サブテーブルを使用すると、問題に
対するアドホックの安全対策が可能です。これには、
作成、レポート / フィルタ、問題に対するアクセス
許可、プロジェクト別のチームのアクセス許可、問
題テーブルおよびデータ定義へのチーム メンバーの
追加、ユーザー検索、インポート / エクスポート、チー
ム メンバーでないユーザーによるインシデントの関
連付けおよび問題の修正の禁止が含まれます。
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• WQS API の機能強化には、パラメータ化されたフィ
ルタのサポートおよび添付 API のサポート (API に
よる複数の添付ファイルのダウンロード / アップ
ロード、API による添付ファイルの削除、添付ファ
イルの種類のブラックリストによる特定のファイル
タイプの添付の防止など ) が含まれます。
• その他の新機能には、顧客のフィードバックに基づ
いて改良された LSAR のエクスポート、ワークフ
ロー ( フリーテキスト ) 電子メールの有効性チェッ
ク、すべての LDAP システムの SDAP ライブラリ
サポート、レポートでの親レベルの記録の表示、強
化された積み重ね棒グラフ、FRACAS および FMEA
グループに関連付けられたチャートへのドリルダウ
ン機能などがあります。
詳細情報
PTC Windchill Quality Solutions の詳細については、
PTC.com/products/windchill/quality をご覧ください。
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るいはその両方の商標または登録商標です。その他の製品名または企業名はすべて、
各所有者の商標または登録商標です。新製品や新機能のリリース時期は予告なく変
更されることがあります。
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