海外と日本におけるタトゥーの比較

海外と日本におけるタトゥーの比較
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1.はじめに
最近、私たちは多くの若者がタトゥーをいれているのを目にするようになった。その中
で多々、”タトゥーは善いか悪いか”タトゥーに対しての議論が繰り広げられている。タト
ゥーの歴史は深く、文化的な側面やタトゥーのファッション化にともない、タトゥーが人々
に何をもたらしているのかを海外と日本を比較しながら自分なりに調べてみた。
2.日本におけるタトゥー
近頃、タトゥーがオシャレやファッション化されてきた。NHK 総合テレビでなぜ若者
がタトゥーをいれるのかをアンケートした時、一番多かった回答は「友達がいれているか
ら」であった。実に集団行動を好み、他の国々に比べ自主性が乏しい日本人らしい回答で
ある。二番目に多かった回答は「タトゥーはとても安く少しの時間でできるから」であっ
た。タトゥーの平均的な値段は約三万円で、簡単なものだと一時間でできてしまうので多
くの若者にとってタトゥーが身近にできるオシャレになったのではないか。しかし、日本
にはいまだに根強く残るタトゥーへの偏見がある。縄文時代から日本にはタトゥーがあり、
決して消えないという利点から刑罰として使用されてきた。現代の日本では刺青と呼ばれ、
やくざや暴力団の印象が強いからである。そのため、タトゥーを持っている人はプールや
温泉に入れない。また、医師免許入らないので誰でもタトゥーを入れることができる。そ
のため衛生面への配慮不足により B 型肝炎や C 型肝炎やエイズへの感染症にかかる場合も
ある。
3.海外におけるタトゥー
北アメリカの四分の一の大学生がタトゥーをいれていると言われている。アメリカ全体
では五分の一の人がタトゥーを入れている。アメリカは表現の自由と個人の権利が尊重さ
れる国の一つであるためタトゥーを持つ人への偏見はあまりないと言える。アメリカは個
性として、ヨーロッパでは恋人同士の永遠の愛の印として、ニュージーランドのマオリ族
では強い戦士の証として、北アフリカでは成人男性の印としてタトゥーがある。タトゥー
といえども国によってさまざまな意味があり、他国の人間が簡単に批判できるものなどで
はない。最近では、ビヨンセやレディーガガ、ジャスティンビーバーなどの有名歌手やス
ポーツ選手の影響も多く、目・耳・唇・歯・足の裏など身体のいたるところにタトゥーを
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する人が増えている。
4.さいごに
単に反社会的な象徴のものだと思っていたが、実際には医療タトゥーとして人々を助け
ることもある。一番大切なことは、タトゥーはその国の文化の一部であり、お互いがその
国によってのタトゥーの意味を理解し、受け入れあって認めていかなければならない。そ
うすることで、私たちはその国の文化を一つ理解することができるのだ。
トライバルタトゥーの歴史
http://www.apocaript.com/about/maori.html
NHK 総合テレビ
WORLD
NETWORK
www.nhk.or.jp/worldnet/archives/year/detail20120825_194.html
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