アクセントとは,ある言語の個々の語について社会慣習的に定まっている

問題 3
次のA~Dの文章を読み,⑴~⒇の問いに答えよ。
A 【音声・音韻】
アクセントとは,ある言語の個々の語について社会慣習的に定まっている相対的な高さ
や強さの配置とされる。日本語や
は,高低アクセントであり,これには単語レベ
A
ルで現れる言語と音節レベルで現れる言語がある。また,英語やアラビア語は,強弱アク
セントである。
B
アクセントの機能は,単語のまとまりと意味の違いを示すことであるが,前者はすべて
C
D
の言語にあるのに対し,後者は言語による。単語のまとまりの機能しか持たない固定アク
セントには,フランス語,ポーランド語など,意味の違いの機能も持つ自由・移動アクセ
ントには日本語,英語などがある。
日本語の音声,音韻の特徴の一つとして「撥音・促音・引く音」の特殊なモーラ音素を
E
挙げることができる。これらはいずれも「子音+母音」からなる通常の音節1個分と同じ
長さを持つ点で共通しており,特殊拍と呼ばれる。
⑴ 文章中の
に入れるのに最も適当なものを,次の1~4の中から一つ選べ。
1 朝鮮語,ロシア語
2 中国語,ベトナム語
3 ベトナム語,ロシア語
4 中国語,朝鮮語
⑵ 文章中の下線部Aについて,日本語(東京方言)のアクセントの特徴として,不適当
なものを,次の1~4の中から一つ選べ。
1 n拍の語には「n+1」個の型がある。
2 すべての語でアクセント核がある訳ではない。
3 同一語内で一度下がったピッチは二度と上がらない。
4 1拍目と2拍目は,異なる高さになるとはかぎらない。
⑶ 文章中の下線部Bについて,最も適当なものを,次の1~4の中から一つ選べ。
1 パラ言語 2 声調言語 3 メタ言語 4 対象言語
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問題.indb 20
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第1回−試験Ⅰ
⑷ 文章中の下線部C「単語のまとまり」と下線部D「意味の違い」について,最も適当
な組み合わせを,次の1~4の中から一つ選べ。
C
D
1
連辞機能
範列機能
2
範列機能
連辞機能
3
統語機能
識別機能
4
識別機能
統語機能
⑸ 文章中の下線部E「モーラ」に関する説明として,最も適当なものを,次の1~4の
中から一つ選べ。
1 音韻論的に等時間的である。
2 音素的音節(syllable)と同じである。
3 すべての仮名1字が1音節にあたる。
4 「撥音・促音・引く音」は,先行音と一体となって1音節を成す。
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